JP2018155974A - 画像表示装置、画像表示装置の電力供給調整方法、及び画像表示装置の電力供給モード調整プログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置の電力供給調整方法、及び画像表示装置の電力供給モード調整プログラム Download PDF

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慎一郎 坂本
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Abstract

【課題】待機状態の消費電力を増加させることなく、特定の映像信号が入力された場合のみ待機状態から復帰して映像を投影することができる画像表示装置の提供。【解決手段】画像表示装置では、光源が発光して画像表示がすぐできる起動モードと、前記画像表示装置の主電源がオン状態で電力消費が最も少ない第1の省エネモードと、前記起動モードよりも電力消費が少ない第2の省エネモードとの間で電源状態が遷移可能であり、前記第1の省エネモードでは信号検知部を含む省電力駆動ICのみが起動状態で待機し、前記信号検知部が前記映像信号の入力を検知した場合に、信号判定部を起動して前記第2の省エネモードへ遷移させ、前記第2の省エネモードでは前記信号検知部及び前記信号判定部が起動状態であり、前記信号判定部が入力された前記映像信号を起動対象の信号であると判定した場合に、前記第2の省エネモードから前記起動モードに遷移させる。【選択図】図5

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示装置の電力供給調整方法、及び画像表示装置の電力供給モード調整プログラムに関する。
画像をスクリーンなどに投影することにより表示するプロジェクタが広く用いられており、待機状態のプロジェクタに映像信号(VGA信号やHDMI信号)を、入力することでプロジェクタが起動する技術が既に知られている。
また、入力された映像信号をプロジェクタで検知し、どのような信号か解像度や周波数を判別する技術が知られている。言い換えると、複数種類の解像度や周波数が入力可能なプロジェクタでは、待機状態から復帰する際に判定制御を行う必要がある。
例えば、特許文献1には、所望でない種類の映像信号が入力されたときへの対策として、記憶部に第2映像信号の種別を記憶させ、入力された第1映像信号の種別を判別し、判別した第1映像信号の種別と、記憶部に記憶された第2映像信号の種別とが一致するかどうか判別し、一致した場合に光源を点灯させるように制御することが提案されている。
しかし、上記特許文献1では、待機状態において、第1映像信号の判別を行う映像信号判別部と、判別に適用される第2映像信号を記憶しておく記憶部と、第1映像信号と第2映像信号とが一致するかどうかを判別する制御部とが駆動しているため、これらの駆動電力により消費電力が増加してしまう。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、待機状態に画像表示装置の消費電力を増加させることなく、特定の映像信号が入力された場合のみ装置を待機状態から復帰して映像を投影することができる画像表示装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
光源と、
入力端子への映像信号の入力の有無を検知する信号検知部と、
入力された映像信号の解像度や周波数等を判定する信号判定部と、
を備えている画像表示装置であって、
前記画像表示装置では、光源が発光して画像表示機能がすぐに実行できる起動モードと、
前記画像表示装置の主電源がオンの状態で電力の消費が最も少ない第1の省エネモードと、前記起動モードよりも電力の消費が少ない第2の省エネモードとの間で電源状態が遷移可能であり、
前記第1の省エネモードでは、前記信号検知部を含む省電力駆動ICのみが起動した状態で待機しており、
前記第1の省エネモードで前記信号検知部によって前記映像信号が入力されたことを検知した場合に、前記信号判定部を起動して前記画像表示装置を前記第2の省エネモードへ遷移させ、
前記第2の省エネモードでは、前記信号検知部及び前記信号判定部が起動した状態であり、前記信号判定部が入力された前記映像信号が起動対象の信号であるかどうか判定し、
前記映像信号が起動対象の信号であると判定された場合は、前記画像表示装置を前記第2の省エネモードから前記起動モードに遷移させることを特徴とする
画像表示装置、を提供する。
一態様によれば、画像表示装置において、待機状態に画像表示装置の消費電力を増加させることなく、特定の映像信号が入力された場合のみ装置を待機状態から復帰して映像を投影することができる。
実施形態に係るプロジェクタと映像出力機器との、接続状態を説明する図である。 図2は実施形態に係るプロジェクタの構成例であって、(a)は外部インターフェース部を示す側面図であり、(b)は制御用基板の位置を説明する内部概略斜視図である。 実施形態に係るプロジェクタの一例のブロック構成図である。 実施形態に係るプロジェクタの電源モード遷移に係る部分の制御ブロック図である。 プロジェクタにおいて遷移させる電源モードの定義について説明する図である。実施形態に係る電源モードの遷移模式図である。 実施形態に係る映像信号入力時のフローチャートである。 記録される映像信号の信号リストについて説明する図である。 実施形態に係る映像信号入力時の電源モード遷移の別の例のフローチャートである。 実施形態において前回の接続状態を考慮した電源モード遷移のフローチャートであり、(a)は、映像信号入力時、(b)は映像投影終了時を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<接続状態>
図1は、実施形態に係るプロジェクタ10と映像出力機器20との、接続状態を説明する図である。画像表示装置の一例であるプロジェクタ10は、外部の映像出力機器20から画像、映像又は音声情報が入力される。
映像出力機器20として、情報処理装置21、AV(Audio Video)機器22、カメラ23等が接続可能である。
<プロジェクタ>
図2は実施形態に係るプロジェクタ10の構成例である。図2において、(a)は外部インターフェース部を示す側面図であり、(b)は制御用基板の位置を説明する内部斜視図である。
図2(a)装置吸気口17の下には、複数の接続端子を備える外部インターフェース(I/F: Interface)19が形成されている。外部インターフェース(I/F:Interface)19は、図3に示す、映像/音声端子100と、通信端子117とを含んでいる。
図2(a)において、凹部90内の上段に、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの外部メモリ等との入出力用のUSB端子91、及びAV機器との接続用のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子92が、並んで配置されている。
凹部90内の下段には、通信用のLAN端子93、コンピュータに接続するための、DVI(Digital Visual Interface)端子94、ビデオ入力端子(VGA:Video Graphics Array)95、オーディオ入力用のコンポジット端子(例えばRCA端子)96が、並んで配置されている。さらに、
凹部90の外側には、商用電源と接続されるACコードが接続される、電源端子97が設けられている。
また、図2(b)で示すように、プロジェクタ装置10は、筐体(外装カバー)の内部に、光学エンジン15、主制御基板200、ファン(不図示)などを備えている。
主制御基板200は、入力端子である外部I/F19の近傍に設けられ、外部I/F19と接続し、外部I/F19の各入力端子から入力情報を取得して、各デバイスを制御する。
<ブロック図>
図3は、本発明の実施形態に係るプロジェクタ10の一例のブロック構成図である。
プロジェクタ10は、映像/音声端子100、システムコントロール部101、音声処理部102、スピーカー103、映像処理部104、光学ユニット制御部105、光学ユニット106、光源制御部107、及び光源108を有する。更に、プロジェクタ10は、電源制御部109、電源110、操作部111、リモコン受信部112、記憶部113、ファン制御部114、ファン115、通信部116、及び表示部120を有する。
映像/音声端子100は、映像端子又は/及び音声端子であって、外部の映像出力機器やコンピュータ等の電子機器との間で映像や音声等の各種情報を入出力するためのインターフェースである。映像/音声端子100を介して、映像出力機器等の電子機器と接続されることで画像データや音声データを含む各種情報の入出力を行う。映像/音声端子100は、図2(a)に示したVGA端子95、HDMI端子92、USB端子91、コンポジット端子96等がある。
システムコントロール部101は、主制御部であり、プロジェクタ10を構成する他の各部を制御する。システムコントロール部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)1011と、ROM(Read Only Memory)1012と、RAM(Random Access Memory)1013とにより実現される。システムコントロール部101は映像/音声端子100から入力される信号の周波数や解像度等を解析・判定する。
CPU1011は、ROM1012やシステムコントロール部101に記憶された制御プログラム等の各種プログラムに従って、各種制御や機能を実現する演算装置である。ROM1012は、プロジェクタ10で実行可能な制御プログラム等の各種プログラムや、これらの各種プログラムを実行する際に使用される各種データ、及びCPU1011の演算処理結果などを記憶する不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。RAM1013は、CPU1011によって実行される制御プログラム等の各種プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、各種入出力データや各種プログラムの実行結果などを格納するデータ格納領域などを備える。RAM1013は、例えば揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
音声処理部102は、映像/音声端子100を介して入力された音声データのうち、音量調整や音質調整等の処理を行う。音声処理部102は、入力された音声データに対して音量調整や音質調整等の処理を行った後、この処理後の音声データをスピーカー103や映像/音声端子100(出力)に出力する。
スピーカー103は、音声処理部102から入力された音声データに従って、音声を出力する音声出力装置である。なお、スピーカー103は、プロジェクタ10に内蔵されている内蔵型のスピーカーでもよいし、例えば音声出力ポートを介してケーブルやネットワークなどに接続される外部機器のスピーカーでもよい。
映像処理部104は、映像/音声端子100を介して入力された画像データに対して、システムコントロール部101が適切に扱えるよう各種処理を行う。映像処理部104は、入力された画像データに対して各種処理を行った後、この処理後の画像データをRAM1013やバッファメモリ等に出力する。
そして、システムコントロール部101での映像処理を経て、表示部120へ画像が表示され、その画像が拡大されてスクリーンに投影される。
表示部120、光学ユニット106、及び光源108は、映像をスクリーンに投影する投影部として機能する。また、光学ユニット106、及び光源108は光学エンジン15(図2参照)として機能する。
光学ユニット制御部105は、光学ユニット106を制御して、映像処理部104からRAM1013やバッファメモリ等に出力された画像データに基づいて画像の投写を行う。光学ユニット106は、レンズ、ミラーなどの光学部品から構成されるユニット(部品)である。光源制御部107、システムコントロール部101からの指示に基づき、光源108の点灯や消灯などを制御する。光源108は、例えば水銀ランプなどである。
電源制御部109は電源110を制御する。電源110はプロジェクタ10に電力を供給する。
操作部111は、ユーザーからの各種操作入力を受け付け、システムコントロール部101を介して、操作入力に対応する機能を実現させる。操作部111は、例えばカーソルキーや文字/数字キー、各種機能キー等からの入力を受け付けることが可能である。
リモコン受信部112は例えば赤外線リモコン(指向性のある一方向通信)など遠隔からの各種操作入力を受け付け、システムコントロール部101を介して、操作入力に対応する機能を実現させる。リモコン受信部112は、例えば赤外線方式のリモコンからカーソルキーや文字/数字キー、各種機能の入力を受けつけることが可能である。
記憶部113は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の記憶手段としての不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。記憶部113は、プロジェクタ10が実行可能な制御プログラム等の各種プログラムやこれらの各種プログラムを実行する際に使用される各種データ等を記憶する。各種データとは、例えばプロジェクタ10に設定された設定値などである。
なお、記憶部113は、例えばHD(Hard Disk)などの記憶装置であってもよい。また、記憶部113は、例えばプロジェクタ10とネットワークを介して接続される記憶装置であってもよい。
ファン制御部114は、冷却手段としてのファン115を制御する。ファン115は、本体もしくは部品を冷却したり、排熱したりするためのものである。
通信部116は、通信端子117を介してプロジェクタ外部の機器や端末と通信を行うための制御を行う。通信端子117は外部のコンピュータやプロジェクタ等の電子機器との間で制御信号等の各種情報を入出力するためのインターフェースである。通信端子117には、有線LAN(Local Area Network)端子や無線LAN(Local Area Network)端子等がある。
入力信号検知部118は映像/音声端子100から信号が入力されているかどうかの検出、電源制御部109を制御することでシステムコントロール部101やプロジェクタ10の各デバイスへの電力供給を行う。
入力信号検知部118は簡易な回路で構成されるため安価で省電力であるが、システムコントロール部101で行われるような信号判定等の複雑な処理は困難である。
図4は、実施形態に係るプロジェクタの電源モード遷移に係る部分の制御ブロック図である。
図4に示すように、プロジェクタ10の制御用基板として、主制御基板200は、例えば図2(b)に示す側面の外部I/F19に近い位置に設けられている。主制御基板200には、音声処理部102と、映像処理部104と、電源制御部109と、入力信号検知部118システムコントロール部101と、ファン制御部114と、光学ユニット制御部105と、光源制御部107と、起動対象信号リスト記憶部220と、起動処理部230とが設けられている。
システムコントロール部(システム制御部)101は、映像信号判定部211と、表示処理部212とを実行可能に有している。起動対象信号リスト記憶部220は、図3に示す記憶部113の記憶領域の一部である。
本実施形態では、省エネモードが2段階あり、待機状態である第1の省エネモードのときは、図4の太線実線で示す、電源制御部109及び入力信号検知部118のみが、起動している。電源制御部109及び入力信号検知部118は、省電力制御部310として機能する。
また、確認状態である第2の省エネモードのときは、図4の点線で示す、電源制御部109、入力信号検知部118と、システムコントロール部101と、起動対象信号リスト記憶部220とが起動している。図4の点線で示す、第2の省エネモードのときに起動する部分は、省エネ判定部320として機能する。
入力信号検知部118は映像端子に映像が入力されているかどうかを検知する。プロジェクタ10に搭載されている、外部I/F19のうち、映像端子である、VGA端子95又はHDMI端子92に、映像信号が入力されているかどうか検出する。
インターフェースである映像/音声端子100に何らかの信号が入力されると、起動処理部230を用いて、映像信号判定部211及び記憶部113が搭載されているハードウェアに対して電力を供給し、映像信号判定部211や、必要に応じて映像処理部104を動作させる。
映像信号判定部211は映像インターフェースに入力された信号を同期信号や映像データ信号等の情報を用いて解像度や周波数、極性等を判定する。
入力された信号の情報が、記憶部113の起動対象信号リスト記憶部220に保存されている条件に合致した場合、起動処理部230を用いて、システムコントロール部101を駆動することで、プロジェクタ10全体を起動し、入力された映像の表示処理を行う。
起動処理部230は各機能ブロックが搭載されたデバイスへの電力供給や起動処理、プロジェクタ10の起動処理等を行う。
プロジェクタ10起動後は、入力された映像信号は、映像処理部104において、システムコントロール部101が適切に扱えるよう各種処理を行われる。
表示部120は映像処理部104に入力され、システムコントロール部101の表示処理部212で、投影状態に合わせて処理されて、映像信号の全体、または一部を表示する。
ここで、一般的に、入力信号の解像度や周波数を判断するためには高度な処理が必要であるため判定制御IC(Integrated Circuit)が必要であるが、判定制御ICは高性能故に消費電力が大きい。一方で省電力ICはごく一部の制御のみしかできないが、消費電力は小さい。
そこで、本実施形態では、待機状態では消費電力を抑えるために、省電力制御部(省電力IC)310のみに電力供給し、監視対象のインターフェース(VGA、HDMI、ビデオ等)に対して信号が入力されたかどうかのみを検出している。この構成により、待機状態でのプロジェクタの消費電力を抑制する。
そして、監視対象のインターフェースに信号が入った場合は、全てのデバイスを動作させる前に、判定制御ICに電力を供給し、解像度や周波数を判断して起動するかどうかを制御する。したがって、段階的に電力の供給を調整しているため、特定の映像信号がプロジェクタに入力された場合のみプロジェクタを待機状態から完全に復帰して映像を投影することができる。
<電源モード遷移図>
図5はプロジェクタ10において、遷移させる電源モード(電力供給モード)の定義について説明する図である。
図5に示す主電源OFF・プラグオフモードとは、プロジェクタ10に接続されたACコード(電力線)が電源コンセント等の商用電源に差し込まれておらず、又はACコードが電源端子97に接続されておらず、電源の供給のない状態を意味する。この状態では、待機電力は発生しない。
主電源OFF・プラグインモードとは、プロジェクタ10に接続されたACコードが商用電源に差し込まれて、且つ電源端子97に接続されているが、プロジェクタ10の主電源が切られていてプロジェクタ10内で電源の供給のない状態を意味する。
第1の省エネモードは、信号検知部118と電源制御部109が起動した状態で、プロジェクタ10が待機している待機状態である。第1の省エネモードは、主電源を入れた直後の状態でもある。
第2の省エネモードは、信号検知部118と、映像信号判定部211を含むシステムコントロール部101と記憶部113が起動した状態であり、映像信号判定部211が入力された前記映像信号が起動対象の信号であるかどうか判定する。
起動モードは、光源108が発光してプロジェクタ10において画像表示機能がすぐに実行できる状態である。
主電源OFF・プラグインモードから、主電源がONになることで、電源供給されると、スタンバイ状態(第1の省エネモード)へと遷移する(動作(1))。この状態ではプロジェクタ10の光源108はOFFである。
第1の省エネモード(待機状態)では、省電力制御部310が起動した状態となる。この状態ではシステムコントロール部101は起動しておらず、信号の有無と、接続先の端子の種類のみを検出する。
プロジェクタ10に映像信号が入力され(動作(2))、信号検知部118が起動対象の端子の映像信号であると検出した場合、システムコントロール部101も起動した状態となり、第1の省エネモード⇒第2の省エネモードへ遷移する(動作(3))。
確認状態である第2の省エネモードで、映像信号判定部211は、映像信号の判定を行い、起動対象の映像信号と合致した場合、プロジェクタ10を起動し、第2の省エネモード⇒起動モードへと遷移する(動作(4))。起動モードへ遷移することで光源108がONとなる。
また、システムコントロール部101の映像信号判定部211にて信号判定を行った結果、起動対象の映像信号と合致しない場合、システムコントロール部101の駆動を終了し、省電力制御部310のみが起動した待機状態に遷移する(動作(8))。そして、再び映像信号が入力されるのを待つ。
起動モード又は待機状態において、ユーザーから主電源OFFの指示があった場合は、主電源OFF・プラグインモードに遷移する(動作(5)、(9))。また、起動モードにおいて、ACコードが、プロジェクタ10の電源端子97又は商用電源から取り外された場合は主電源OFF・プラグインモードに遷移する(動作(6))。
また、投影終了後、接続状態を維持した状態で、所定の時間、映像信号が無い場合は、待機電力を抑制するように、自動的に、第2の省エネモードを介して第1の省エネモードに遷移してもよい(動作(7)、(8))。
<フローチャート>
図6は第1実施形態に係る映像信号入力時の電源モード遷移の一例のフローチャートである。
プロジェクタ10は待機状態(第1の省エネモード)において、入力端子群に、映像信号が入力されているかどうかを監視する(S101)。この際、待機時の消費電力を抑えるために、入力信号検知部118を動作させるために必要なデバイスや信号検知に必要なデバイスである省電力制御部310のみに電力供給されている。なお、最低限これらに電力供給されていればよく、他のデバイスに供給されていても問題ない。
そして、入力信号検知部118は映像信号が入力されているかどうかを判定する(S102)。その際、入力信号検知部118は記憶部113に保存されている起動対象の信号リストの信号種別と一致するかを判断する。
例えば、プロジェクタ10を起動する対象の映像信号がVGA入力での1280×800 60Hzの信号だった場合、VGA端子95から映像が入力されているかどうかを判断する。
入力された映像信号がHDMI端子92から映像入力信号だった場合は、以降の処理は行わず、信号の監視を続ける(S101)。
プロジェクタ起動する対象の映像信号とインターフェースの種類が一致していた場合(S102:Yes)、映像信号の解像度や周波数等を判定するために起動処理部230はシステムコントロール部101を起動する(S103)。
システムコントロール部101が起動することにより映像信号判定部211は入力された映像信号の判定を行い、解像度や周波数の情報を取得する(S104)。
映像信号判定部211は入力された映像信号が記憶部113に保存されている起動対象の信号リストの信号種別と一致するかを判断する(S105)。
入力された映像信号が対象の信号だった場合(S105:Yes)、プロジェクタ10を起動し、入力された映像信号を映像処理部104及びシステムコントロール部101で適切に処理して、表示部120を通して投影処理を行う(S106)。
入力された映像信号が起動対象の信号リストと一致しない場合(S105:No)、起動処理部230は映像信号判定部211を含むシステムコントロール部101も駆動を終了し(S107)、再び待機状態(第1の省エネモード)に遷移して信号の入力を監視する(S101)。
このように遷移させることで、待機状態にプロジェクタの消費電力を増加させることなく、特定の映像信号がプロジェクタに入力された場合のみ、プロジェクタ10を待機状態から復帰して映像を投影することができる。
図7は、信号リストについて説明する図である。
記憶部113に保存されている信号リストは、入力された映像信号がプロジェクタ10を起動させる対象の映像信号かどうかを判定するために用いられる。
図示した表には起動する対象とするかどうかの「起動対象」や映像信号のインターフェースを特定する「インターフェース」、映像信号を特定する「解像度」「映像モード」「周波数」等がある。「解像度」「映像モード」「周波数」などは映像信号を特定できるものであればよく、この限りではない。
上述のように、映像信号がどのインターフェース(VGA端子95、HDMI端子92、コンポジット端子96等)に対して入力が入ったかどうかは、入力信号検知部118で検出する。
一方、映像信号の情報から映像信号を特定する「解像度」「映像モード」「周波数」等についての判定は、映像信号判定部211で実行する。
インターフェースのみで起動する/しないを決めたい場合はこれらの項目がなくてもよい。また、ユーザーインターフェース経由でこれらを操作できるようになっていてもよい。
<別の遷移例>
図8は実施形態に係る映像信号入力時の電源モード遷移の別の例のフローチャートである。図8において、S401〜S404は、図6のS101〜S104と同様である。
映像信号判定部211は入力された映像信号が、記憶部113に保存されている起動対象の信号リストの信号種別と一致するかを判断する(S405)。
入力された映像信号が対象の信号である場合(S405:Yes)、プロジェクタ10を起動する(S406)。
入力された映像信号が対象の信号ではなかった場合(S405:No)、起動処理部230は信号判定後に一定時間(一定期間)経過しているか判断する(S407)。
一定時間経過後(S407:Yes)、起動処理部230はシステムコントロール部101を終了し、再び待機状態に遷移して信号の入力を監視する(S408)。
一定時間経過していない場合は(S407:No)、再び信号判定を行える状態に移行し、入力されている信号に変化があるかどうかを監視する。
図8のフローでは、信号リストに合致しない場合でも、一定時間、映像信号判定部211を起動状態にする。これにより、映像信号が入力された後に、映像出力機器20側で出力する映像信号の解像度や周波数等を変更した場合に、映像信号判定部を含むシステムコントロール部101を再起動することが無いので、短時間で信号判定・プロジェクタの起動処理を行うことができる。
<フロー>
図9は実施形態において、前回の接続状態を考慮した電源モード遷移のフローチャートである。図9において、(a)は、映像信号入力時のフロー、(b)は映像投影終了時のフローを示す。
図9(a)において、入力信号検知部118は映像信号が入力されているかどうかを判定する(S502)。その際、入力信号検知部118は記憶部113に保存されている起動対象の信号リストの信号種別と一致するかを判断する。プロジェクタ10を起動する対象の映像信号とインターフェースの種類が一致していた場合(S502:Yes)、プロジェクタ10のスタンバイ移行時に入力されていた信号かどうかを判断する(S503)。
ここで、図9(b)を参照として、プロジェクタ10の終了時又はスタンバイ状態に移行する際に入力されていた映像信号をチェックし(S509)、その情報を記録しておくものとする(S510)。
例えば、スタンバイ移行時にVGA端子95とHDMI端子92のインターフェースから映像が入力されていれば、VGA端子95、HDMI端子92は接続ありという情報を記録しておく。
図9(a)のS503ではこの情報を確認することで、S502でVGA端子95とHDMI端子92のインターフェースに入力信号があると検知されても、Noのフローで処理される。この場合、例えば、コンポジット端子96のインターフェースに入力信号があると、新しい信号が入力されたとしてS503のYesのフローで処理される。
これにより、スタンバイ移行後にS501、S502が動作することでスタンバイ移行した途端に、起動するといったことを防ぐことができる。また、接続状態を維持して、電源OFF状態からスタンバイ状態に移行した場合に、いきなり起動するということを防ぐことができる。
このように、新しく信号が入力された場合にのみ起動することできるので、映像出力機器20とプロジェクタ10とをケーブルにより接続状態を維持したり、映像信号を入力し続けることもできる。即ち、常設されたプロジェクタ等で常に入力端子が接続状態であり、映像信号が入力されている場合などでも、誤ってプロジェクタが起動することを防ぐことができる。
上記の実施形態により、待機状態にプロジェクタの消費電力を増加させることなく、特定の映像信号がプロジェクタに入力された場合のみプロジェクタを待機状態から復帰して映像を投影することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 プロジェクタ(画像表示装置)
20 情報処理装置(映像出力機器)
21 AV機器(映像出力機器)
92 HDMI端子
95 ビデオ入力端子(VGA端子)
96 コンポジット端子(RCA端子)
97 電源端子
101 システムコントロール部(主制御部)
106 光学ユニット(投影部)
107 光源制御部
108 光源(投影部)
109 電源制御部
118 入力信号検知部
120 表示部(投影部)
200 主制御基板
211 映像信号判定部(信号判定部)
212 表示処理部
220 起動対象信号リスト記憶部
230 起動処理部
310 省電力制御部(省電力駆動IC)
320 省電力判定部
特開2015−121648号公報

Claims (8)

  1. 光源と、
    入力端子への映像信号の入力の有無を検知する信号検知部と、
    入力された映像信号の解像度や周波数等を判定する信号判定部と、
    を備えている画像表示装置であって、
    前記画像表示装置では、光源が発光して画像表示機能がすぐに実行できる起動モードと、
    前記画像表示装置の主電源がオンの状態で電力の消費が最も少ない第1の省エネモードと、前記起動モードよりも電力の消費が少ない第2の省エネモードとの間で電源状態が遷移可能であり、
    前記第1の省エネモードでは、前記信号検知部を含む省電力駆動ICのみが起動した状態で待機しており、
    前記第1の省エネモードで前記信号検知部によって前記映像信号が入力されたことを検知した場合に、前記信号判定部を起動して前記画像表示装置を前記第2の省エネモードへ遷移させ、
    前記第2の省エネモードでは、前記信号検知部及び前記信号判定部が起動した状態であり、前記信号判定部が入力された前記映像信号が起動対象の信号であるかどうか判定し、
    前記映像信号が起動対象の信号であると判定された場合は、前記画像表示装置を前記第2の省エネモードから前記起動モードに遷移させることを特徴とする
    画像表示装置。
  2. 前記映像信号が入力されることによって、前記第1の省エネモードから前記第2の省エネモードへ遷移した後、一定時間は前記信号判定部を起動状態にして前記第2の省エネモードを維持することを特徴とする
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記入力端子には、複数の種類の映像端子が設けられており、
    前記起動モードを終了し、前記第2の省エネモードへ遷移したときに、入力されている映像端子の種別を記憶した後、前記第1の省エネモードへ遷移し、
    前記信号検知部は、既に接続済みの信号は対象にせず、新しく信号が入力された場合にのみ、前記信号判定部を起動させることを特徴とする
    請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記起動モードを終了した後は、前記第2の省エネモードへ遷移し、前記第2の省エネモードに遷移した後、一定時間は前記信号判定部を起動状態にすることを特徴とする
    請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記入力端子には、複数の種類の映像端子が設けられており、
    前記信号検知部は、前記映像信号がどの映像端子に入力されたかを基に、前記映像信号の入力の有無を検知することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 各デバイスの起動処理及び終了処理を行う起動処理部と備え、
    前記第1の省エネモードから前記第2の省エネモードへ遷移させるとき、前記信号判定部を含む主制御部を前記起動処理部によって駆動させ、
    前記第2の省エネモードから前記起動モードへ遷移させるとき、前記主制御部に接続される前記光源を含む各種デバイスを前記起動処理部によって駆動させることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 入力端子への映像信号の入力の有無を検知する信号検知部のみが起動する第1の省エネ状態で待機するステップと、
    前記第1の省エネ状態で前記映像信号が入力されると、入力された前記映像信号の解像度や周波数等を基に、前記映像信号が起動対象の信号であるかどうか判定する信号判定部がさらに起動する第2の省エネ状態へ遷移させるステップと、
    前記第2の省エネ状態で入力された前記映像信号が起動対象の信号であると判定された場合は、光源を発光させて画像表示機能がすぐに実行できる起動モードへ遷移させるステップと、有することを特徴とする
    画像表示装置の電力供給モード制御方法。
  8. 電力供給モードを制御する機能を、画像表示装置に実現させるためのプログラムであって、
    入力端子への映像信号の入力の有無を検知する信号検知部のみが起動した第1の省エネ状態で待機する機能と、
    前記第1の省エネ状態で前記映像信号が入力されると、入力された映像信号の解像度や周波数等を基に、前記映像信号が起動対象の信号であるかどうか判定する信号判定部と前記信号検知部が起動する第2の省エネ状態に遷移させる機能と、
    前記第2の省エネ状態で入力された前記映像信号が起動対象の信号であると判定された場合は、光源を発光させて画像表示機能がすぐに実行できる起動モードに遷移させる機能と、有することを特徴とする
    電力供給モード制御プログラム。
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