JP2018155744A - 時計のためのプッシュピース巻上げデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の巻上げりゅうずよりも使用が容易であり、巻上げサイクル数を低減して時計を完全に巻き上げることができる、巻上げ機構を提供する。【解決手段】巻上げデバイス1は、ラック4を駆動し香箱300を巻き上げる入れ子式プッシュピース2を備え、プッシュピース2は、制御巻真500とは別個であり、ケースに固定したパイプと操作頭部7との間に、第1の弾性戻り手段を備え、第1の弾性戻り手段は、頭部7をパイプから離して移動させる性質をもち、頭部7は、載置位置に対応する角度長手方向係止位置、又は軸方向移動を可能にする角度自由位置、又は停止位置を占めることができ、停止位置では、頭部7は、1自由回転度を有し、第2の弾性戻り手段5に対して移動可能であるラック4は、巻上げ車セット42と協働し、巻上げ車セット42は、中間ラック43と嵌合し、中間ラック43は、第2の弾性戻り手段5の戻りばね44によって作動する。【選択図】図1

Description

本発明は、時計の構造体に固着するように構成した巻上げデバイスに関し、時計は、少なくとも1つの香箱を収容するケース、少なくとも針設定機能を制御し、ケースに対して移動可能である巻真を備え、前記巻上げデバイスは、引込み式差込みプッシュピースを備え、前記引込み式差込みプッシュピースは、入れ子式に拡張可能であり、前記ケースに固定するように構成したパイプと、制御部材を支持するユーザ作動可能頭部との間に、前記頭部を前記パイプから離して移動させる性質をもつ第1の弾性戻り手段を備え、前記頭部は、前記パイプの長手方向軸に対して、停止位置及び作動位置である2つの最端部位置の間を並進移動可能であり、停止位置では、前記頭部は、前記ケースに可能な限り近接し、前記頭部は、前記パイプの長手方向軸に対して1自由回転度を有し、作動位置は、ユーザがより容易にアクセス可能な最大伸長位置であり、前記頭部は、割送り角度位置において、前記ケースに対して回転状態で割り送りされ、前記頭部は、前記停止位置と前記作動位置との間において載置位置を占めることができ、載置位置では、前記頭部は、パイプに対して、前記割送り角度位置とは異なる少なくとも1つの角度係止位置において長手方向に固定することができ、前記巻真とは別個である前記プッシュピースは、もっぱら巻上げ機能専用であり、前記香箱を巻き上げるために前記香箱の少なくとも胴部を間接的に駆動するか、又は前記角穴車を間接的に駆動するように構成し、前記制御部材は、直線的に移動可能であり、ユーザの作用時、少なくとも1つの移動可能ラックを第2の弾性戻り手段に対して駆動するように構成する。
本発明は、少なくとも1つのそのような巻上げデバイスを固定した前記構造体を含む計時器ムーブメントにも関する。
本発明は、そのような巻上げデバイスを含む時計にも関する。
本発明は、時計のためのエネルギーを投入する機構の分野に関する。
時計、特に機械式時計の手動巻上げは、巻真に加えられる応力及び構成要素の摩耗のために、製造業者にとって常に気がかりなことである。特に、アクセスしづらく極度に小さいことが多い巻上げりゅうずによって小型寸法の時計を巻き上げることは不便である。
したがって、ユーザにとって、特に女性用時計ではアクセスが困難であることがある、非常に小さな直径の巻上げボタン及びプッシャを用いて高いトルク及び力を適切に伝達することは困難であり、アクセスしやすさは、ユーザの爪の長さによっては更に困難である場合がある。
特に、Leon Hatotによって他の機構が作製されており、Leon Hatotは、女性用時計のために、巻上げりゅうずを覆う摺動シャッタを作製しており、この摺動シャッタを開放すると動力の投入がもたらされる。
同時に、そのような機構により、時計を完全に巻き上げるために実施しなければならない多数のサイクルのために、多くの動力を蓄えることが困難になる。例えば、単一香箱を備える小型の女性用時計を完全に巻き上げるために、巻真が20を超える回転を必要とすることもまれではない。巻上げボタンに加えられるトルクを低減するために、歯車比を低減しなければならないことが多い。更に、利用可能な空間とは、自動巻上げ機構の収容が常に可能であることを意味するものではない。
GLOBO名義の仏特許出願第1269569A号は、制御部材を開示しており、制御部材は、筐体に固定する本体、前記本体内部で、載置位置と作動位置との間を軸方向に移動可能なプッシュピースを備える。プッシュピースは、少なくとも、プッシュピースが本体に対して決定された軸方向位置を占めている場合に、本体内部で回転することができる。プッシュピース及び本体は、係止部材を有し、係止部材は、プッシュピースが、載置位置において占める角度位置から本体に対して回転したときに、自然に移動し互いに嵌合してプッシュピースを作動位置に保持する。プッシュピースは、戻りばねの作用を受け、戻りばねは、プッシュピースを載置位置に保持する性質をもち、係止部材は、差込み結合デバイスを形成する。本体は、スリーブによって形成し、プッシュピースは、中空制御ボタンを支持する巻真によって形成し、中空制御ボタンは、スリーブの開放端部を囲む外壁を有する。差込み結合デバイスの要素の一方は、L字形凹部によってスリーブ内に形成し、要素のもう一方は、ピンによって形成し、ピンは、制御ボタンの壁内に突出し、前記凹部を貫通している。一変形形態では、本体は、プッシュピースを通すように成形した開口を有する内側縁部を有し、プッシュピースは、開口の形状と対応する形状の一部分を有し、プッシュピースのこの部分は、プッシュピースが載置しているときに開口内で係合し、プッシュピースが作動位置にあるときに縁部の下に位置し、本体の縁部及び対応するプッシュピース部分は、係止部材を形成する。別の変形形態では、係止部材は、対応する雌ねじ及び雄ねじによって形成し、雌ねじ及び雄ねじは、プッシュピースが載置位置にあるときに互いから離れており、プッシュピースが作動位置に移動した瞬間に互いと係合し、プッシュピースは、本体の対応するねじ山内で永続的に係合するねじ山を有する。
MONTRES BREGUET SA名義の特許出願第CH710271A2は、時計機能を開始及び/又は停止する入れ子式制御部材を開示しており、入れ子式制御部材は、ケースの開口内に駆動される固定本体を備え、ケース内部で、プッシュ・ボタンを摺動させる。制御部材は、弾性戻り手段、制御機構と協働するように構成した軸方向移動可能巻真、及び入れ子手段によって巻真に固定した巻上げりゅうずを備える。入れ子手段は、巻上げりゅうずと一体である中間要素を備え、中間要素は、巻真上に案内するように構成し、少なくとも2つの軸方向位置において巻真と一体であるように構成し、制御部材が、制御部材が動作不能である後退位置から、制御部材が機能を開始及び/又は停止することができる展開位置又は「動作位置」に移動できるようにする。
GLASHUETTER UHRENBETRIEB GmbH名義の特許出願第WO02/077724A2号は、時打デバイスを開示し、時打デバイスは、時計ムーブメントとは別個であるぜんまいを有する香箱によって作動する。時計は、時打デバイスを解放する手作動可能機械式制御手段を備える。香箱は、巻上げ棒によって巻き上げられ、巻上げ棒の自由端は、歯付き区分で終端し、一方では巻上げプッシュピースに運動学的に接続し、もう一方では時打機構のぜんまいに運動学的に接続している。
STAUFFER名義の特許第CH12174号は、リピーター時計内で時打香箱を巻き上げる機構を開示しており、リピーター時計は、円筒形ペンダント上をペンダントの軸に平行に移動するりゅうずによって作動する。
CHEVAL FRERES名義の特許出願第FR2993062A1号は、時計巻上げりゅうずを開示しており、時計巻上げりゅうずは、軸方向に回転して変位する状態で、ケース上に固定した管を通じてケースを横断するねじ付き心軸と関連付けられ、巻上げりゅうずの反対側のケース端部の一方で、様々な時計機能を駆動する機構の巻真に接続されている。巻上げりゅうずは、ケース内で、実質的に対応する形状の外側凹部の内部に収容され、凹部の内部に巻上げりゅうずを後退させることができ、凹部から入れ子式並進手段によって巻上げりゅうずを取り出すことができ、入れ子式並進手段は、手動パルス解放デバイスによって自動的に作動し、手動パルス解放デバイスは、巻上げりゅうずの筐体内部に収容されている。
仏特許出願第1269569A号 特許出願第CH710271A2 特許出願第WO02/077724A2号 特許第CH12174号 特許出願第FR2993062A1号
本発明は、通常の巻上げりゅうずよりも使用が容易であり、巻上げサイクル数を低減して時計を完全に巻き上げることができる、特に女性用時計等の小型寸法の時計のための巻上げ機構の定義を提案するものである。
この目的で、本発明は、請求項1に記載の巻上げデバイスに関する。
本発明は、少なくとも1つのそのような巻上げデバイスを固定した構造体を備える計時器ムーブメントにも関する。
本発明は、そのような巻上げデバイス又はそのようなムーブメントを備える時計にも関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば明らかであろう。
本発明による巻上げデバイスを備える計時器ムーブメントの概略斜視底面図であり、巻上げデバイスは、香箱を巻き上げるように構成し、プッシュピースは、その3つの注目すべき位置:載置位置、作動位置及び停止位置内で表される。 図1のムーブメントの概略斜視上面図である。 図1のムーブメントを収容するケースを備える時計の概略上面図である。 図3の時計の概略底面図である。 図4の断面A−Aに沿った、同じ時計の概略断面図である。 図3の時計の一部分の概略斜視上面図であり、構造体は、本発明による巻上げデバイスを支持する。 本発明による巻上げデバイスのプッシュピースの概略斜視図であり、プッシュピースは、別個のモジュールを形成する。 同様の、プッシュピース内に備えたパイプの図である。 プッシュピースの軸、プッシュピース・モジュールそれぞれに対する作動位置における概略長手方向断面図である。 プッシュピースの軸、プッシュピース・モジュールそれぞれに対する載置位置における概略長手方向断面図である。 プッシュピースの軸、プッシュピース・モジュールそれぞれに対する停止位置における概略長手方向断面図である。
本発明は、時計100、特に機械式時計のための巻上げデバイス1に関する。そのような時計100は、従来のように、特に角穴車400を備える少なくとも1つの香箱300を収容するケース200、及び前記ケースに対して移動可能な、少なくとも時間設定機能を制御する巻真500を備える。
巻上げデバイス1は、時計100の構造体700に固着するように構成し、前記構造体700は、時計100内に組み込むことを目的とするムーブメント600の板若しくは受等、又はケース200自体、又はケース中板、裏板カバー等のケース内に備えた部材とすることができる。
本発明による巻上げデバイス1は、多目的である。というのは、巻上げデバイス1は、主巻上げデバイス、又は特に時計が自動巻上げデバイスも備えるケースでは更なる巻上げデバイスを形成することができるためである。この巻上げデバイス1は、ムーブメント600を巻き上げることを意図する主香箱、又はクロノグラフ若しくは時打機構、オートマトン等の第2の機能のための第2の香箱に動力を与えることができる。当然、巻上げデバイス1は、異なる香箱にそれぞれ接続した複数の角穴車を駆動するように構成することもできる。
本発明は、主香箱を駆動する特定の非限定的なケースにおいて、図によって示す。
この巻上げデバイス1は、プッシュピース2を備え、プッシュピース2は、香箱300を巻き上げるために少なくとも1つの角穴車400を間接的に駆動するか、又は香箱300の胴部を間接的に駆動するように構成する。
このプッシュピース2は、入れ子式に拡張可能な差込み結合を有する引込み式プッシュピースであり、ケース200に固着するように構成したパイプ21と、制御部材8を備えるユーザ作動可能頭部7との間に、第1の弾性制御手段6を備え、第1の弾性制御手段6は、頭部7をパイプ21から離して移動させる性質をもつ。
この頭部7は、パイプ21の長手方向軸に対して、停止位置PB及び作動位置PAである2つの最端部位置の間を並進移動可能であり、停止位置PBでは、頭部7がケース7に可能な限り近接し、頭部7が、パイプ21の長手方向軸に対して1自由回転度を有し、作動位置PAは、ユーザがより容易にアクセス可能な最大伸長位置であり、頭部7は、割送り角度位置においてケース200に対して回転状態で割り送りされ、この頭部7は、2つの停止位置PBと作動位置PAとの間において載置位置PRを占めることができ、載置位置PRでは、頭部7は、割送り角度位置とは異なる少なくとも1つの角度係止位置においてパイプ21に対して長手方向に固定することができる。より詳細には、このパイプ21は、心軸81を案内する第1のボア22を備え、心軸81は、頭部7に固定され、制御部材8を形成し、特に、限定はしないが、ラック4又は可動計時器構成要素を並進方向に推進する。
このプッシュピース2は、直線移動可能であり、ユーザの作用により、特に図に示すケースの場合のように、特に並進方向に、少なくとも1つのラック4を駆動するように構成する。ラック4は、直線的ではない行程、特に、例えば、ムーブメントの外形が丸い場合はムーブメントの外形を辿る環状行程を有し得るか、又は他の形状の行程であることを理解されたい。図の非限定的な例では、ラック4は、2つの支持体41上に案内され、この構成は、ラック4の環状行程にも適するものである。
本発明によれば、プッシュピース2は、もっぱら巻上げ機能のために使用し、巻真500とは別個である。
当然、このことは、巻真500が、時計のエネルギー貯蔵要素、特に香箱を巻き上げる従来の機能を有することを排除するものではない。
プッシュピース2は、巻真500に関連する列を一切使用せず、角穴車の回転の直接的な作動には無関係であることを理解されたい。
このプッシュピース2は、入れ子式に拡張可能であり、ケース200に固定するように構成したパイプ21と、制御部材8を支持するユーザ作動可能頭部7との間に、第1の弾性戻り手段6を支持し、第1の弾性戻り手段6は、頭部7をパイプ21から離して移動させる性質をもつ。
頭部7は、パイプ21の長手方向軸に対して限定的に回転並進移動可能である。
頭部7は、パイプ21の長手方向軸に対して、停止位置PB及び作動位置PAである2つの最端部位置の間を並進移動可能であり、停止位置PBでは、頭部7がケース200に可能な限り、例えば凹部内で近接し、頭部7は、パイプの長手方向軸に対して1自由回転度を有し、作動位置PAは、ユーザがより容易にアクセス可能な最大伸長位置であり、頭部7は、割送り角度位置においてケース200に対して回転状態で割り送りされる。2つの停止位置PBと作動位置PAとの間で、頭部7は、載置位置を占めることができ、載置位置では、頭部7は、割送り角度位置とは異なる少なくとも1つの角度係止位置においてパイプ21に対して長手方向に固定される。
停止位置PBは、一時的位置であり、頭部7の角度位置を、パイプ21に対して割送り角度位置から係止角度位置に変更するか、又は係止角度位置から割送り角度位置に変更するためにのみ使用することは明らかである。この停止位置PBでは、ユーザは、頭部7に回転を付与し、図の特定の非限定的な例では、角度位置を45°変更可能にする。
図の一部では、これらの3つの位置の表示は重複しており、したがって、いくつかのケースでは、参照数字は、これらを良好に区別するために停止に文字B、作動にA、又は載置にRを割り当てる。
本発明によれば、ラック4は、第2の弾性戻り手段5に対して移動可能であり、第2の弾性戻り手段5は、ラック4の推力に抵抗する力に対抗し、ユーザがプッシュピース2を解放するたびに前記ラックを行程開始位置に戻すように構成し、より具体的には、この少なくとも1つのラック4は、摺動可能に組み付け、非限定的な例示の例では、案内手段によって、又は少なくとも2つの支持体41によって直線的に案内し、中間ラック43と嵌合接続する巻上げ車セット42と協働する。この中間ラック43は、第2の弾性戻り手段5内に備えた少なくとも1つの戻りばね44によって作動する。
より詳細には、巻上げ車セット42は、摺動中間車45と嵌合し、摺動中間車45は、角穴車400に関連付けた香箱300を巻き上げるためにプッシュピース2を作動すると、摺動中間車45の回転方向に応じて、角穴車400と直接嵌合するか、若しくは図示のように伝え車46と嵌合し、伝え車46と嵌合した場合、伝え車46は角穴車400と嵌合する、又は角穴車400及び伝え車46と嵌合しない。
巻上げ車セット42と、摺動中間車45と、伝え車46との間の歯車比を選択することによって、香箱を完全に巻き上げるのに必要なサイクル数を調節するか、又はプッシュピース2をその端部行程位置まで押すことによって、各巻上げサイクルで伝達するトルクを増大させることが可能であることを理解されたい。
より詳細には、巻上げ車セット42は、ケース200内のプッシュピース2の位置及び香箱(複数可)の回転方向に従って、少なくとも1つの逆転カナ47を介して摺動中間車45と嵌合する。当然、必要である場合、巻上げ車セット42と摺動中間車45との間により長い列を、必要な数の中間車及び逆転カナと共に挿入することが可能である。
女性用時計の非常に小型の口径に関係する非限定的な例示のケースでは、歯車比は、巻上げ車セット42と角穴車400との間のみであり、実際、所望の比率に従って巻上げ車セット42の寸法決定に適合させることが容易である。より詳細には、摺動中間車45、あらゆる逆転カナ47、及び伝え車46は、1の比率を伴って中間車として働く。当然、空間を損ねない程度ではあるが、車及びカナに対するこの比率を修正することが可能である。
香箱300と本発明による巻上げデバイス1との間の相対的な配置によって、香箱300と巻上げデバイス1との間の空間という観点だけではなく、時計ケースに対するこれらの相対的な角度配置、香箱300の回転方向によっても、伝え車46及び/又は逆転カナ47の存在が必要になることを理解されたい。というのは、香箱300は、香箱300にエネルギーを供給する計時器ムーブメント600の列の動作方向の設定によって巻き戻すためである。
より詳細には、巻上げデバイス1は、第3の弾性戻り手段又は逆転止めコハゼ48を備え、第3の弾性戻り手段又は逆転止めコハゼ48は、香箱の巻戻りを防止するばね480若しくは押さえばね等を備え、伝え車46又は角穴車400と協働する。したがって、摺動中間車45は、反対方向の張力を受けることなく伝え車46から容易に分離することができる。
例示的実施形態では、このコハゼ48は、角穴車400上ではなく伝え車46上にあり、薄いムーブメント構成のために空間を最適化するが、このことは、より大型の口径のケースであり得るように、コハゼを角穴車上に置くこと、又は押さえばねが同じ機能を有することを排除するものではない。
例示的実施形態では、(ラック4を推進する)外向き行程上では、摺動中間車は係合し、戻り行程上では、摺動中間車は解放される。この構成は、ラック4の戻りばねに不要に過剰な寸法が必要であると思われる逆の構成よりも好ましい。
より詳細には、図示する実施形態でわかるように、頭部7の第1の直線的な行程は、ラック4の第2の直線的な行程に対して平行である。
図示しない別の変形形態では、頭部7の第1の直線的な行程は、ラック4の第2の直線的な行程に対して平行ではなく、制御部材8は、連結接続を介してラック4と協働するものであり、例えば、中間アームが、制御部材8を有する第1の連結部、及びラック4を有する第2の連結部を備える、等である。これらの連結は、連結ピンによって従来の様式で達成することができるか、又は連結接続は、シリコン等の機械加工可能な材料から作製した構成要素の使用により達成され、この構成要素は、多くの連結部として形成した複数の首部分を備え、ラック4と制御部材8との間に挿入されるか、又は一体に作製することもできるラック4と一体化される。更に別の変形形態では、制御部材8とラック4との間の推力接続は、くさび形を形成する勾配表面によって達成する。
より詳細には、図示する有利な実施形態では、プッシュピース2は、引込み式差込みプッシュピースであり、パイプ21を備え、パイプ21は、ケース200の室201内に螺入及び/又は結合するように構成する。このパイプ21は、心軸81を案内する第1のボア22を含み、心軸81は、例えば雄ねじ29及び雌ねじ79等によって頭部7に固定し、少なくとも1つのラック4を特に並進駆動する制御部材8を形成する。より詳細には、第1のボア22と心軸81との間に少なくとも1つのガスケット92を挿入し、ケース200の内部の封止を保証する。
非限定的な例示の実施形態では、心軸81は、その端部に、ねじ80を備え、ねじ80は、円滑前表面、より詳細にはスロットのない平坦表面を備え、ねじ80は、外周輪郭によって駆動し、プッシュピース2がその長手方向軸周りに回転する際にラック4をひっかけないようにする。このねじ80は、有利には、後停止部としても働き、特に図9に示すように心軸81が外れないようにし、ねじ80の頭部は、停止端部91にもたせ掛かかり、停止端部91は、スナップ・リング、スリット・リング等の機械式停止部、又はガスケットとすることができる。
より詳細には、図7にみられるように、プッシュピース2は、別個のモジュールを形成し、このモジュールは、ラック4を推進するように構成し、1つのユニットとして時計100のケース200の室201に挿入することができる。好ましくは、限定はしないが、パイプ21は、ねじ及び/又は接着剤結合等により永続的に挿入される。
より詳細には、パイプ21は、ケース200の面にもたせ掛けることを目的とする推力カラー23に近接して、頭部7のボア72を摺動させる円筒形肩部24を備える。図7にみられるように、パイプ21の軸に対し平行な少なくとも1つの長手方向スロット25は、この円筒形肩部24の外周に設ける。頭部7の前端部71と一体である突起73は、頭部7とパイプ21との間の相対的な並進の間、頭部7の特定の角度位置において、この長手方向スロット25内で摺動し、この特定の角度位置とは、自由角度位置である。
この少なくとも1つの長手方向スロット25により、カラー23の近傍に、凹部27がもたらされ、凹部は、差込み輪郭を形成し、差込み輪郭は、頭部7がパイプ21に対して適切に回転した際に、突起73を受け入れ、頭部7のパイプ21に対する軸方向停止部を形成することができる。この場合、頭部7は角度係止位置にある。回転方向は重要ではなく、製品の人間工学を定義する際に選択される。
より詳細には、パイプ21は、第1の室28を備え、第1の室28は、第2の室78と位置合せされ、第2の室78は、ばね31を受け入れるために頭部7内に備えられ、ばね31は、頭部7をパイプ21から離して移動させる性質があり、第1の弾性戻り手段6を形成する。
より詳細には、凹部27は、筐体270を備え、筐体270は、載置位置において突起73を収容するように構成し、外周停止部29によって長手方向スロット25から分離されており、頭部7による軸方向移動がない中で突起73を筐体270内部に収容する場合に頭部7の一切の回転を禁止する。この場合、頭部7は、図ではPRと呼ぶ載置位置にあり、角度係止位置において、頭部7を載置位置から解放して巻上げを実施するためには、頭部7に圧力を加え、停止位置PBになるまで頭部7をパイプ21のカラー23に近づける必要があり、停止位置PBは、一時的位置であり、突起73と外周停止部29との間に間隙を与えるには十分に遠く、ユーザが頭部7を更に遠くに推進することはできない。次に、ユーザは、頭部7に回転を加えることができ、回転により、頭部7を割送り角度位置に移動させ、これにより、長手方向への自由を可能にし、次に、ばね31は、頭部7を作動位置PAに向かって推進し、ばね31は、その最大弛緩位置にあり、この最大弛緩位置から、ユーザは、頭部7を作動し、特定数の連続押下により香箱を巻き上げることができる。この回転は、図の非限定的な例では45°である。
好ましくは、頭部7のぎざ付端部又は同様の端部、及び外側肩部77のみがケース200から突出するため、プッシュピース2の機構は、依然としてケース200内部に常時隠れ、保護されている。
図示の特定の場合では、パイプ21は、180°ずれた2つの同一の差込みスロットを備える。
本発明は、本明細書では、1つのレベルのプッシュピース2で示す。当然、多重レベルのプッシュピースの形態で、直線的な行程がより長い同様の機構を製造することが可能であり、これらのレベルは、内部で互いに同軸であり、それぞれ、最大伸長に向かう性質をもつ戻り手段を備える。
より詳細には、巻上げデバイス1は、モジュールを形成し、モジュールは、巻真300とは別個であり、ケース200に固定するように構成する。
本発明は、計時器ムーブメント600にも関し、計時器ムーブメント600は、本発明による少なくとも1つの巻上げデバイス1を固定した構造体700を備える。
プッシュピース2は、時計内部のどこにでも収容されるように考案されている。例えば、図は、実質的に8時に位置するプッシュピース2を示し、角穴車を正しい方向に駆動する逆転カナ47に対する要件を説明するものである。この逆転カナは、例えばプッシュピース2が実質的に4時に位置する別の構成では必要ではないと思われる。したがって、本発明は、プッシュピース2を利用可能な空間の位置に置くことを可能にするため、有利である。
特定の一実施形態では、13.2mm幅のムーブメントの場合、ラック行程は2.7mmである。プッシュピース2は、ラックのこの長さの行程に適合させなければならない。好ましくは、プッシュピース及びラックの行程は、似ているか、又は同一でさえある。係止位置は、機構内ではなくプッシュピース内になければならない。というのは、通常のプッシュピースとは異なり、差込み凹部にアクセスするように停止部をプッシュピース内に作製しなければならないためである。このことは、利用可能な空間を最良に利用するものである。ムーブメントの幅が13.2mmではなく20mmである場合、より長い行程を得ることができる。本発明は、長方形のムーブメントを上手に利用し、巻真からずらした後、ムーブメントの幅全体を通して多量の利用可能な空間を提供するものである。この特定のケースでは、プッシュピース2の頭部7の行程は、2.7mmであり、行程開始時、ラック4に接触する前のねじ80の空転行程は0.1mmであり、支持体41上のラックの停止部の間の利用可能な行程は、2.7mmであり、香箱を巻き上げるのに有用なラックの行程は、2.6mmであり、これは、ラックの行程端部と停止位置との間でラックの安全のために捧げられる0.1mmのプッシュピースの行程のためである。
本発明は、有利には、頭部7をパイプ21から離して移動させる性質をもつ第1の弾性戻り手段6(ばね31)、ラックを戻す第2の戻り手段5、及び伝え車46又は角穴車400と協働する第3の弾性戻り手段である、3つの戻り手段のみを実装し、第3の弾性戻り手段は、図示の非限定的な変形形態では、コハゼ48のばね480によって形成することができる。製品は、全体的に人間工学的であり、引込み式プッシュピースが長いが、行程が見えないという利点を有する。ユーザは、プッシュピースが隠れていても不便ではない。ラックの戻る力は、可能な限り小さいものでなければならず、受動的な摩擦を克服するように設計する。
同じ原理はプッシュピースにも適用される。これらの第1の戻り手段及び第2の戻り手段の戻る力は、同様で、同じ種類のものであり、製品の動作に関して特別な重要性はなく、本質的な点は、それぞれが、戻り手段が移動させる機構の構成要素に対する可能性のある詰まりを一切克服し得ることである。
本発明は、時計100、特に機械式時計に更に関し、時計100は、角穴車400を備える少なくとも1つの香箱300を収容するケース200、及び巻真500を備え、巻真500は、少なくとも時間設定機能を制御するためにケース200に対して移動可能であり、時計100は、本発明による巻上げデバイス1を固定した構造体700を備えるか、又はそのようなムーブメント600を備え、前記ケース200は、巻真500から離れているプッシュピース2を収容する少なくとも1つの室201を備える。
1 巻上げデバイス
2 プッシュピース
4 ラック
5 第2の弾性戻り手段
6 第1の弾性戻り手段
7 頭部
8 制御部材
100 時計
200 ケース
300 香箱
400 角穴車
500 巻真
600 ムーブメント
700 構造体

Claims (14)

  1. 時計(100)の構造体(700)に固着するように構成した巻上げデバイス(1)であって、前記時計(100)は、少なくとも1つの香箱(300)を収容するケース(200)、前記ケース(200)に対して移動可能であり、少なくとも針設定機能を制御する巻真(500)を備え、前記巻上げデバイス(1)は、入れ子式に拡張可能である引込み式差込みプッシュピース(2)を備え、前記引込み式差込みプッシュピース(2)は、前記ケース(200)に固定するように構成したパイプ(21)と、制御部材(8)を支持するユーザ作動可能頭部(7)との間に、前記頭部(7)を前記パイプ(21)から離して移動させる性質をもつ第1の弾性戻り手段(6)を備え、前記頭部(7)は、前記パイプ(21)の長手方向軸に対して、停止位置(PB)及び作動位置(PA)である2つの最端部位置の間を並進移動可能であり、前記停止位置(PB)では、前記頭部(7)は、前記ケース(200)に可能な限り近接し、前記頭部(7)は、前記パイプ(21)の長手方向軸に対して1自由回転度を有し、前記作動位置(PA)は、ユーザがより容易にアクセス可能な最大伸長位置であり、前記頭部(7)は、割送り角度位置において、前記ケース(200)に対して回転状態で割り送り、前記頭部(7)は、前記停止位置(PB)と前記作動位置(PA)との間において載置位置(PR)を占めることができ、前記載置位置(PR)では、前記頭部(7)は、前記パイプ(21)に対して、前記割送り角度位置とは異なる少なくとも1つの角度係止位置において長手方向に固定することができ、前記巻真(500)とは別個である前記プッシュピース(2)は、もっぱら巻上げ機能専用であり、前記香箱(300)を巻き上げるために前記香箱(300)の少なくとも胴部を間接的に駆動するか、又は前記角穴車(400)を間接的に駆動するように構成し、前記制御部材(8)は、直線的に移動可能であり、ユーザの作用時、少なくとも1つの移動可能ラック(4)を第2の弾性戻り手段(5)に対して駆動するように構成する、巻上げデバイス(1)において、前記少なくとも1つのラック(4)は、摺動可能に組み付け、案内手段又は少なくとも2つの支持体(41)によって案内し、巻上げ車セット(42)と協働し、前記巻上げ車セット(42)は、少なくとも1つの戻りばね(44)によって作動する中間ラック(43)と嵌合し、前記少なくとも1つの戻りばね(44)は、前記第2の弾性戻り手段(5)内に備えることを特徴とする、巻上げデバイス(1)。
  2. 前記巻上げ車セット(42)は、摺動中間車(45)と嵌合し、前記摺動中間車(45)は、前記プッシュピース(2)を作動すると、前記摺動中間車(45)の回転方向に応じて、前記角穴車(400)若しくは伝え車(46)と嵌合し、前記伝え車(46)と嵌合した場合、前記伝え車(46)は、前記角穴車(400)若しくは前記香箱(300)の胴部と嵌合する、又は前記角穴車(400)及び前記伝え車(46)と嵌合しないことを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  3. 前記巻上げ車セット(42)は、少なくとも1つの逆転カナ(47)を介して摺動中間車(45)と嵌合することを特徴とする、請求項2に記載の巻上げデバイス(1)。
  4. 前記巻上げデバイス(1)は、前記伝え車(46)又は前記角穴車(400)と協働する第3の弾性戻り手段又はコハゼ(48)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の巻上げデバイス(1)。
  5. 前記ラック(4)は、直線移動可能であること、及び前記頭部(7)は、第1の直線行程上を移動可能であり、前記第1の直線行程は、前記ラック(4)が移動可能である第2の直線行程に対して平行であることを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  6. 前記巻上げデバイス(1)は、前記巻真(500)とは別個であるモジュールを形成し、前記ケース(200)に固定するように構成することを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  7. 前記パイプ(21)は、心軸(81)を案内する第1のボア(22)を備え、前記心軸(81)は、前記頭部(7)に固定し、ラック(4)を推進するか又は計時器構成要素を移動させる前記制御デバイス(8)を形成することを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  8. 前記プッシュピース(2)は、別個のモジュールを形成することを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  9. 前記パイプ(21)は、推力カラー(23)に近接して円筒形肩部(24)を備え、前記円筒形肩部(24)の上で、前記頭部(7)のボア(72)を摺動させ、前記円筒形肩部(24)の内部には、前記円筒形肩部(24)の軸に平行な少なくとも1つの長手方向スロット(25)を設け、前記円筒形肩部(24)の内部で、前記頭部(7)の前端部(71)と一体である突起(73)を摺動させ、前記少なくとも1つの長手方向スロット(25)により、前記カラー(23)の近傍に凹部(27)がもたらされ、前記凹部(27)は、前記頭部(7)が前記パイプ(21)に対して適切に回転した際に、前記突起(73)を受け入れることができる差込み輪郭を形成し、前記頭部(7)の前記パイプ(21)に対する軸方向停止部を形成することを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  10. 前記パイプ(21)は、第1の室(28)を備え、前記第1の室(28)は、第2の室(78)と位置合わせし、前記第2の室(78)は、ばね(31)を受け入れるために前記頭部(7)内に備え、前記ばね(31)は、前記頭部(7)を前記パイプ(21)から離して移動させる性質があり、前記ばね(31)は、前記第1の弾性戻り手段(6)を形成することを特徴とする、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)。
  11. 前記パイプ(21)は、第1の室(28)を備え、前記第1の室(28)は、第2の室(78)と位置合わせし、前記第2の室(78)は、ばね(31)を受け入れるために前記頭部(7)内に備え、前記ばね(31)は、前記頭部(7)を前記パイプ(21)から離して移動させる性質があり、前記ばね(31)は、前記第1の弾性戻り手段(6)を形成する、巻上げデバイス(1)において、前記凹部(27)は、筐体(270)を備え、前記筐体(270)は、載置位置において前記突起(73)を収容するように構成し、外周停止部(29)によって前記長手方向スロット(25)から分離し、前記頭部(7)による軸方向移動がない中で前記突起(73)を前記筐体(270)内部に収容する場合に前記頭部(7)の一切の回転を防止することを特徴とする、請求項9に記載の巻上げデバイス(1)。
  12. 請求項1に記載の少なくとも1つの巻上げデバイス(1)を固定する構造体(700)を含む計時器ムーブメント(600)。
  13. 少なくとも1つの香箱(300)を収容するケース(200)、及び少なくとも時間設定機能を制御するために前記ケース(200)に対して移動可能である巻真(500)を備える時計(100)であって、前記時計(100)は、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)に固定した構造体(700)を備えるか、又は請求項12に記載のムーブメント(600)を備え、前記ケース(200)は、前記プッシュピース(2)を収容する少なくとも1つの室(201)を備え、前記プッシュピース(2)は、前記巻真(500)から離れている、時計(100)。
  14. 少なくとも1つの香箱(300)を収容するケース(200)、及び少なくとも時間設定機能を制御するために前記ケース(200)に対して移動可能である巻真(500)を備える時計(100)であって、前記時計(100)は、請求項1に記載の巻上げデバイス(1)に固定した構造体(700)を備えるか、又は請求項12に記載のムーブメント(600)を備え、前記ケース(200)は、プッシュピース(2)を収容する少なくとも1つの室(201)を備え、前記プッシュピース(2)は、前記巻真(500)から離れている、時計(100)において、前記時計(100)は、機械式時計であることを特徴とする、時計(100)。
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