JP2018155555A - 質量測定装置 - Google Patents

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白石 元彦
Motohiko Shiraishi
元彦 白石
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Abstract

【課題】他の物体に接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることができる質量測定装置を提供する。
【解決手段】物品Wに作用する力及び加速度から物品Wの質量を算出する質量測定装置1であって、ロボットアーム10が物品Wを移動させたときに物品Wに作用する力に応じた値を出力する力センサ34と、ロボットアーム10が物品Wを移動させたときに物品Wに作用する加速度に応じた値を出力する加速度センサ35と、ロボットアーム10の動作を制御する動作制御部41と、力センサ34の出力値が予め定められた基準力測定値を超えた場合、又は、加速度センサ35の出力値が予め定められた基準加速度測定値を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する停止判定部43と、を備える。動作制御部41は、停止条件が成立したと判定された場合、ロボットアーム10の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、質量測定装置に関する。
物品を移動させたときに物品に作用する力及び物品に作用する加速度から、物品の質量を算出する質量測定装置が有る(例えば、特許文献1参照)。この質量測定装置は、物品を移動させる移動機構と、物品に作用する力を測定する力測定部と、物品に作用する加速度を測定する加速度測定部とを備えている。
特開2016−79931号公報
ここで、移動機構によって物品を移動させているときに、移動機構又は物品等が意図せず他の物体に接触することがある。移動機構等が他の物体に接触した後も動作を継続した場合、移動機構等に大きな力が加わることがある。このため、他の物体に接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることが求められている。
そこで、本発明は、他の物体に接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることができる質量測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、物品を移動させたときに物品に作用する力及び加速度から物品の質量を算出する質量測定装置であって、物品を保持する保持機構と、保持機構を移動させる移動機構と、保持機構と移動機構との間に設けられて、移動機構が保持機構を移動させたときに、保持機構に作用する力に応じた値、又は、保持機構及び物品に作用する力に応じた値を出力する力測定部と、移動機構が保持機構を移動させたときに、保持機構に作用する加速度に応じた値、又は、保持機構及び物品に作用する加速度に応じた値を出力する加速度測定部と、移動機構の動作を制御する動作制御部と、力測定部の出力値及び加速度測定部の出力値に基づいて物品の質量を算出する質量算出部と、力測定部の出力値が予め定められた基準力測定値を超えた場合、又は、加速度測定部の出力値が予め定められた基準加速度測定値を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する停止判定部と、を備え、動作制御部は、移動機構によって保持機構を移動させているときに停止条件が成立したと判定された場合、移動機構の動作を停止させる。
この質量測定装置において停止判定部は、力測定部の出力値が基準力測定値を超えた場合、又は加速度測定部の出力値が基準加速度測定値を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する。動作制御部は、停止条件が成立したと判定された場合、移動機構の動作を停止させる。ここで、移動機構等が意図せず他の物体に接触した場合、力測定部の出力値及び加速度測定部の出力値の少なくともいずれかが大きく変化する。このため、停止判定部は、出力値の大小に基づいて停止条件の成立の有無を判定することで、移動機構等が他の物体に接触したことを素早く判定することができる。このように、質量測定装置は、力測定部の出力値又は加速度測定部の出力値の大小を用いることにより、他の物体に接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることができる。
本発明は、物品を移動させたときに物品に作用する力及び加速度から物品の質量を算出する質量測定装置であって、物品を保持する保持機構と、保持機構を移動させる移動機構と、保持機構と移動機構との間に設けられて、移動機構が保持機構を移動させたときに、保持機構に作用する力に応じた値、又は、保持機構及び物品に作用する力に応じた値を出力する力測定部と、移動機構が保持機構を移動させたときに、保持機構に作用する加速度に応じた値、又は、保持機構及び物品に作用する加速度に応じた値を出力する加速度測定部と、移動機構の動作を制御する動作制御部と、力測定部の出力値及び加速度測定部の出力値に基づいて物品の質量を算出する質量算出部と、力測定部の出力値の変化率が予め定められた基準力変化率を超えた場合、又は、加速度測定部の出力値の変化率が予め定められた基準加速度変化率を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する停止判定部と、を備え、動作制御部は、移動機構によって保持機構を移動させているときに停止条件が成立したと判定された場合、移動機構の動作を停止させる。
この質量測定装置において停止判定部は、力測定部の出力値の変化率が基準力変化率を超えた場合、又は加速度測定部の出力値が基準加速度変化率を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する。動作制御部は、停止条件が成立したと判定された場合、移動機構の動作を停止させる。ここで、移動機構等が意図せず他の物体に接触した場合、力測定部の出力値及び加速度測定部の出力値の少なくともいずれかが大きく変化する。このため、停止判定部は、出力値の変化率の大小に基づいて停止条件の成立の有無を判定することで、移動機構等が他の物体に接触したことを素早く判定することができる。また、停止判定部は、出力値の変化率を用いることにより、出力値が所定の判定値まで変化することを待つことなく、素早く停止条件が成立したと判定することができる。このように、質量測定装置は、力測定部の出力値の変化率又は加速度測定部の出力値の変化率の大小を用いることにより、他の物体に接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることができる。
動作制御部は、保持機構の動作を更に制御し、物品を保持した状態で移動機構によって保持機構が移動させられているときに、停止条件が成立したと判定された場合、保持機構による物品の保持を解除させてもよい。この場合、移動機構の動作が停止した後に、物品が保持機構に保持された状態のままとなることが防止される。
質量測定装置は、停止条件が成立したと判定された場合に報知する報知部を更に備えていてもよい。この場合、質量測定装置は、移動機構等が他の物体に接触したことを質量測定装置のオペレータに知らせることができる。
質量測定装置は、移動機構の動作が停止するときの力測定部の出力値又は加速度測定部の出力値を記憶する記憶部を更に備えていてもよい。この場合、質量測定装置のオペレータは、記憶部に記憶された力測定部の出力値等を確認することにより、移動機構等が他の物体に接触したときの衝撃の大きさ等を把握することができる。
動作制御部は、移動機構の動作を停止させた後、停止条件が成立したと判定されたときの保持機構の移動方向とは異なる方向に、移動機構によって保持機構を移動させてもよい。この場合、質量測定装置のオペレータは、他の物体に接触した部分を容易に確認することができる。また、質量測定装置のオペレータは、接触した部分のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、他の物体に接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることができる。
実施形態に係る質量測定装置の全体構成を示す概略図である。 図2(a)は、質量測定部の上面図である。図2(b)は、図2(a)におけるIIb−IIb線に沿った断面図である。図2(c)は、図2(a)におけるIIc−IIc線に沿った断面図である。 力センサの出力値を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示される質量測定装置1は、物品Wを移動させたときに物品Wに作用する力及び加速度から、物品Wの質量を算出する。質量測定装置1は、ロボットアーム(移動機構)10、保持機構20、質量測定部30、及び制御ユニット40を備えている。
ロボットアーム10は、物品Wを移動させる。例えば、ロボットアーム10は、回動及び複数の関節を折り曲げる等によって、物品Wを移動させる。物品Wを移動させることが可能であれば、ロボットアーム10として種々の構成を採用できる。
保持機構20は、ロボットアーム10の先端部に取り付けられている。ロボットアーム10は、物品Wを保持する。物品Wを保持可能であれば、保持機構20として種々の構成を採用できる。
質量測定部30は、ロボットアーム10と保持機構20との間に設けられている。すなわち、保持機構20は、質量測定部30を介してロボットアーム10の先端に取り付けられている。質量測定部30は、保持機構20が物品Wを保持した状態でロボットアーム10が保持機構20を移動させたときに、保持機構20及び物品Wに作用する力、及び加速度を検出する。また、質量測定部30は、保持機構20が物品Wを保持していない状態でロボットアーム10が保持機構20を移動させたときに、保持機構20に作用する力、及び加速度を検出する。
制御ユニット40は、ロボットアーム10及び保持機構20の動作を制御する。また、制御ユニット40は、質量測定部30で検出された力及び加速度に基づいて、物品Wの質量を算出する。
次に、図2(a)〜図2(c)を用いて、質量測定部30の詳細について説明する。質量測定部30は、カバー31、底板32、支持部33、力センサ(力測定部)34、加速度センサ(加速度測定部)35、及び錘36を備えている。
カバー31は、底板32上に配置された力センサ34及び加速度センサ35等を覆う。カバー31は、天板31a、及び側壁部31bを備えている。側壁部31bは、力センサ34及び加速度センサ35等の周囲を囲む。天板31aは、側壁部31bの上側の開口を覆う。
カバー31と底板32との間には、所定の隙間が設けられている。すなわち、底板32に対してカバー31が相対的に移動可能である。天板31aの上面は、ロボットアーム10の先端部に固定される。底板32の下面には、保持機構20が取り付けられる。
力センサ34は、ロボットアーム10が保持機構20を移動させたときに、保持機構20が物品Wを保持している場合には保持機構20及び物品Wに作用する力に応じた値を出力する。また、力センサ34は、ロボットアーム10が保持機構20を移動させたときに、保持機構20が物品Wを保持していない場合には保持機構20に作用する力に応じた値を出力する。
具体的には、本実施形態においては、力センサ34として、歪みゲージ式ロードセルが使用される。力センサ34の一端は、底板32の上面に取り付けられた支持部33に連結される。力センサ34の他端は、側壁部31bの内側面に連結される。すなわち、カバー31と底板32とは、支持部33及び力センサ34を介して連結される。このため、ロボットアーム10が保持機構20を移動させた場合、力センサ34の一端と他端との間で歪みが生じる。力センサ34は、歪みに応じた電気信号を出力する。すなわち、力センサ34は、上述した保持機構20等に作用する力に応じた値として、歪みに応じた電気信号(出力値)を制御ユニット40に出力する。歪みに応じた電気信号とは、A/D変換された信号であってもよい。
加速度センサ35は、ロボットアーム10が保持機構20を移動させたときに、保持機構20が物品Wを保持している場合には保持機構20及び物品Wに作用する加速度に応じた値を出力する。また、力センサ34は、ロボットアーム10が保持機構20を移動させたときに、保持機構20が物品Wを保持していない場合には保持機構20に作用する加速度に応じた値を出力する。
具体的には、本実施形態においては、加速度センサ35として、歪みゲージ式ロードセルが使用される。加速度センサ35の一端は、支持部33に連結される。加速度センサ35の他端は、自由端である。加速度センサ35の他端には、錘36が取り付けられている。ロボットアーム10が保持機構20を移動させた場合、加速度センサ35の一端と他端との間で歪みが生じる。加速度センサ35は、歪みに応じた電気信号を出力する。すなわち、加速度センサ35は、上述した保持機構20等に作用する加速度に応じた値として、歪みに応じた電気信号(出力値)を制御ユニット40に出力する。歪みに応じた電気信号とは、A/D変換された信号であってもよい。
次に、制御ユニット40の詳細について説明する。制御ユニット40は、例えば、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、及びRAM[Random Access Memory]等を有する電子制御ユニットである。制御ユニット40では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。制御ユニット40は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
制御ユニット40は、機能的には、動作制御部41、質量算出部42、停止判定部43、報知部44、及び記憶部45を備えている。
動作制御部41は、ロボットアーム10及び保持機構20の動作を制御する。例えば、動作制御部41は、物品Wを保持機構20によって把持させ、ロボットアーム10を動作させることによって物品Wを移動させる。
質量算出部42は、力センサ34及び加速度センサ35の出力値(電気信号)に基づいて、物品Wの質量を算出する。質量算出部42は、力センサ34及び加速度センサ35の出力値に基づいて、周知の方法によって物品Wの質量を算出することができる。なお、質量算出部42は、図3に示されるように、力センサ34の出力値Aに対して、所定のフィルタ処理を施した値Bに基づいて物品Wの質量を算出する。力センサ34の出力値は、図3に示されるように、力センサ34に加わる力の向き(歪みの向き)によって出力値の正負が変化している。同様に、質量算出部42は、加速度センサ35の出力値に対して所定のフィルタ処理を施した値に基づいて物品Wの質量を算出する。
停止判定部43は、力センサ34の出力値が予め定められた基準力測定値を超えた場合、又は、加速度センサ35の出力値が予め定められた基準加速度測定値を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する。あるいは、停止判定部43は、力センサ34の出力値の変化率が予め定められた基準力変化率を超えた場合、又は、加速度センサ35の出力値の変化率が予め定められた基準加速度変化率を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する。
ここで、停止判定部43によって停止条件が成立したと判定される場合とは、ロボットアーム10を動作させているときに、ロボットアーム10、保持機構20、質量測定部30、又は物品Wが他の物体に意図せず接触した場合である。ロボットアーム10等が他の物体に接触すると、力センサ34及び加速度センサ35の少なくともいずれかの出力値が大きく変化する。停止判定部43は、この力センサ34等の出力値の変化に基づいて、停止条件の成立の有無を判定する。すなわち、停止判定部43は、ロボットアーム10等が他の物体に接触したか否かを判定する。
なお、停止判定部43は、力センサ34の出力値又は加速度センサ35の出力値に対してフィルタ処理を行わずに、出力値をそのまま用いて停止条件の成立の有無を判定する。但し、停止判定部43は、力センサ34及び加速度センサ35の出力値に対して所定のフィルタ処理を施した値に基づいて、停止条件の成立の有無を判定してもよい。ここで、図3に示されるように、フィルタ処理が施された値Bは、力センサ34の出力値Aに対して遅れが生じる。この遅れ時間は、用いられるフィルタの種類等によって異なる。停止判定部43は、力センサ34等の出力値に対して所定のフィルタ処理を施す場合、質量算出部42が用いるフィルタよりも遅れ時間が短いフィルタ(例えば、移動平均等のフィルタ)を用いる。これにより、停止判定部43は、フィルタを用いた場合であっても、停止条件の成立の有無を素早く判定できる。
なお、動作制御部41は、ロボットアーム10によって保持機構20を移動させているときに、停止判定部43によって停止条件が成立したと判定された場合、ロボットアーム10の動作を停止させる。動作制御部41は、ロボットアーム10によって保持機構20を移動させているときに、停止判定部43によって停止条件が成立したと判定された場合、保持機構20による物品Wの保持を解除させる(すなわち、物品Wを離す)。
また、動作制御部41は、停止判定部43によって停止条件が成立したと判定されたことによってロボットアーム10の動作を停止させた後、停止条件が成立したと判定されたときの保持機構20の移動方向とは異なる方向に、ロボットアーム10によって保持機構20を移動させる。例えば、動作制御部41は、停止条件が成立したと判定されたときの保持機構20の移動方向とは異なる方向として、停止条件が成立したと判定されたときの保持機構20の移動方向に対して反対方向に保持機構20を移動させてもよい。また、動作制御部41は、停止条件が成立したと判定されたときの保持機構20の移動方向とは異なる方向にロボットアーム10によって保持機構20を移動させ、さらに、予め定められた初期位置に保持機構20を移動させてもよい。
報知部44は、停止判定部43によって停止条件が成立したと判定された場合、ロボットアーム10等が他の物体に接触した旨を質量測定装置1のオペレータ等に報知する。例えば、報知部44は、図示しないスピーカから音を出力させる、ランプを点灯させる、又は表示部に異常が発生している旨を表示する等によって報知する。
記憶部45は、力センサ34及び加速度センサ35の出力値を記憶する。また、記憶部45は、少なくとも、停止条件が成立したことによってロボットアーム10が停止させられるときの力センサ34の出力値を記憶すればよい。同様に、記憶部45は、少なくとも、停止条件が成立したことによってロボットアーム10が停止させられるときの加速度センサ35の出力値を記憶すればよい。なお、記憶部45は、力センサ34及び加速度センサ35の出力値のうち、いずれか一方の出力値を記憶してもよい。
以上のように、質量測定装置1において停止判定部43は、力センサ34の出力値が基準力測定値を超えた場合、又は加速度センサ35の出力値が基準加速度測定値を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する。また、停止判定部43は、力センサ34の出力値の変化率が基準力変化率を超えた場合、又は加速度センサ35の出力値が基準加速度変化率を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する。動作制御部41は、停止条件が成立したと判定された場合、ロボットアーム10の動作を停止させる。ここで、ロボットアーム10等が意図せず他の物体に接触した場合、力センサ34の出力値及び加速度センサ35の出力値の少なくともいずれかが大きく変化する。このため、停止判定部43は、出力値の大小又は変化率の大小に基づいて停止条件の成立の有無を判定することで、ロボットアーム10等が他の物体に意図せず接触したことを素早く判定することができる。このように、質量測定装置1は、力センサ34の出力値又は加速度センサ35の出力値の大小又は変化率の大小を用いることにより、他の物体に意図せず接触したことを素早く判定して、移動機構の動作を停止させることができる。
また、停止判定部43は、力センサ34等の出力値の変化率を用いる場合には、出力値が所定の判定値まで変化することを待つことなく、より素早く停止条件が成立したと判定することができる。
動作制御部41は、停止条件が成立したと判定された場合、保持機構20による物品Wの保持を解除させる。この場合、ロボットアーム10の動作が停止した後に、物品Wが保持機構20に保持された状態のままとなることが防止される。
質量測定装置1は、停止条件が成立したと判定された場合に報知する報知部44を備えている。これにより、質量測定装置1は、ロボットアーム10等が他の物体に接触したことを質量測定装置1のオペレータに知らせることができる。
質量測定装置1は、ロボットアーム10の動作が停止するときの力センサ34及び加速度センサ35の出力値を記憶する記憶部45を備えている。これにより、質量測定装置1のオペレータは、記憶部45に記憶された力センサ34の出力値等を確認することにより、ロボットアーム10等が他の物体に接触したときの衝撃の大きさ等を把握することができる。なお、記憶部45は、力センサ34等の出力値を記憶する際に、停止条件が成立したときの時刻(例えば、年月日時分秒)と、停止条件が成立したときの力センサ34等の出力値とを対応付けて記憶してもよい。この場合、質量測定装置1のオペレータは、停止条件が成立したときの時刻を把握できる。また、記憶部45は、停止条件が成立したときの力センサ34等の出力値を、複数記憶してもよい。この場合、質量測定装置1のオペレータは、力センサ34等の出力値の複数の履歴に基づいて、ロボットアーム10等の接触の発生回数を把握できる。
動作制御部41は、ロボットアーム10の動作を停止させた後、停止条件が成立したと判定されたときの保持機構20の移動方向とは異なる方向に、ロボットアーム10によって保持機構20を移動させてもよい。この場合、質量測定装置1のオペレータは、他の物体に接触した部分を容易に確認することができる。また、質量測定装置1のオペレータは、接触した部分のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、質量測定部30は、歪みゲージ式ロードセル以外の加速度センサを更に備えていてもよい。この歪みゲージ式ロードセル以外の加速度センサは、例えば、いずれの方向に移動した場合であっても加速度を検出可能なセンサであってもよい。停止判定部43は、力センサ34及び加速度センサ35の出力値に加え、歪みゲージ式ロードセル以外の加速度センサの出力値の変化を用いて、停止条件の成立の有無を判定してもよい。例えば、停止判定部43は、歪みゲージ式ロードセル以外の加速度センサの出力値が所定の値を超えた場合、又は変化率が所定の変化率を超えた場合に、停止条件が成立したと判定してもよい。例えば、加速度センサ35は、加速度を検出可能な向きが定められていることがある。このため、ロボットアーム10等が他の物体に接触したときに、接触の方向によっては、加速度センサ35の出力値があまり変化しないことがある。このような場合であっても、加速度センサ35以外の加速度センサを更に備えていることで、質量測定装置1は、ロボットアーム10等の接触の有無を判定することができる。
ロボットアーム10と質量測定部30との間に、位置ずれを吸収可能な弾性部材等が配置されていてもよい。この場合、物品W、保持機構20又は質量測定部30が他の物体に接触したあとロボットアーム10の動作が停止するまでの間にロボットアーム10が僅かに移動する場合であっても、弾性部材が位置ずれを吸収するため、力センサ34の破損を抑制できる。
また、ロボットアーム10と質量測定部30との間に緩衝材を配置してもよい。この緩衝材として、例えば、プラスチック(樹脂)材などの強度の低い部材が用いられる。緩衝材として強度の低い部材を用い、物品W、保持機構20又は質量測定部30が他の物体に接触したときに緩衝材のみを破損させることで、ロボットアーム10及び質量測定部30の破損が抑制される。なお、プラスチック材等で構成された緩衝材は、ロボットアーム10及び質量測定部30よりも一般的に安価である。このため、質量測定部30等が他の物体に接触した後は緩衝材のみを交換することにより、安価に質量測定装置1の復旧が可能となる。
停止判定部43は、力センサ34等の出力値の大小に基づいて停止条件の成立の有無を判定すること、及び力センサ34等の出力値の変化率の大小に基づいて停止条件の成立の有無を判定することのうち、いずれか一方のみを行ってもよい。
また、例えば、制御ユニット40は、ロボットアーム10及び質量測定部30の動作の制御等を行う制御ユニットと、物品Wの質量の算出及び停止条件の成立の有無の判定等を行う制御ユニットとが個別に設けられていてもよい。具体的には、ロボットアーム10及び質量測定部30の動作の制御等を行う制御ユニット(以下「動作制御ユニット」という)は、実施形態における動作制御部41、及び報知部44を備える。物品Wの質量の算出及び停止条件の成立の有無の判定等を行う制御ユニット(以下「質量計測ユニット」という)は、実施形態における質量算出部42、停止判定部43、及び記憶部45を備える。この場合、質量計測ユニットの停止判定部43は、停止条件が成立したと判定したときに、動作制御ユニットに対してロボットアーム10等の動作を停止させる動作停止信号を出力する。動作制御ユニットの動作制御部41は、動作停止信号を受信した場合、ロボットアーム10等の動作を停止させる。動作制御ユニットの報知部44は、動作停止信号を受信した場合、ロボットアーム10等が他の物体に接触した旨を報知する。
1…質量測定装置、10…ロボットアーム(移動機構)、20…保持機構、34…力センサ(力測定部)、35…加速度センサ(加速度測定部)、41…動作制御部、42…質量算出部、43…停止判定部、44…報知部、45…記憶部、W…物品。

Claims (6)

  1. 物品を移動させたときに前記物品に作用する力及び加速度から前記物品の質量を算出する質量測定装置であって、
    前記物品を保持する保持機構と、
    前記保持機構を移動させる移動機構と、
    前記保持機構と前記移動機構との間に設けられて、前記移動機構が前記保持機構を移動させたときに、前記保持機構に作用する力に応じた値、又は、前記保持機構及び前記物品に作用する力に応じた値を出力する力測定部と、
    前記移動機構が前記保持機構を移動させたときに、前記保持機構に作用する加速度に応じた値、又は、前記保持機構及び前記物品に作用する加速度に応じた値を出力する加速度測定部と、
    前記移動機構の動作を制御する動作制御部と、
    前記力測定部の出力値及び前記加速度測定部の出力値に基づいて前記物品の質量を算出する質量算出部と、
    前記力測定部の出力値が予め定められた基準力測定値を超えた場合、又は、前記加速度測定部の出力値が予め定められた基準加速度測定値を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する停止判定部と、
    を備え、
    前記動作制御部は、前記移動機構によって前記保持機構を移動させているときに前記停止条件が成立したと判定された場合、前記移動機構の動作を停止させる、質量測定装置。
  2. 物品を移動させたときに前記物品に作用する力及び加速度から前記物品の質量を算出する質量測定装置であって、
    前記物品を保持する保持機構と、
    前記保持機構を移動させる移動機構と、
    前記保持機構と前記移動機構との間に設けられて、前記移動機構が前記保持機構を移動させたときに、前記保持機構に作用する力に応じた値、又は、前記保持機構及び前記物品に作用する力に応じた値を出力する力測定部と、
    前記移動機構が前記保持機構を移動させたときに、前記保持機構に作用する加速度に応じた値、又は、前記保持機構及び前記物品に作用する加速度に応じた値を出力する加速度測定部と、
    前記移動機構の動作を制御する動作制御部と、
    前記力測定部の出力値及び前記加速度測定部の出力値に基づいて前記物品の質量を算出する質量算出部と、
    前記力測定部の出力値の変化率が予め定められた基準力変化率を超えた場合、又は、前記加速度測定部の出力値の変化率が予め定められた基準加速度変化率を超えた場合に、停止条件が成立したと判定する停止判定部と、
    を備え、
    前記動作制御部は、前記移動機構によって前記保持機構を移動させているときに前記停止条件が成立したと判定された場合、前記移動機構の動作を停止させる、質量測定装置。
  3. 前記動作制御部は、
    前記保持機構の動作を更に制御し、
    前記物品を保持した状態で前記移動機構によって前記保持機構が移動させられているときに、前記停止条件が成立したと判定された場合、前記保持機構による前記物品の保持を解除させる、請求項1又は2に記載の質量測定装置。
  4. 前記停止条件が成立したと判定された場合に報知する報知部を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の質量測定装置。
  5. 前記移動機構の動作が停止するときの前記力測定部の出力値又は前記加速度測定部の出力値を記憶する記憶部を更に備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の質量測定装置。
  6. 前記動作制御部は、前記移動機構の動作を停止させた後、前記停止条件が成立したと判定されたときの前記保持機構の移動方向とは異なる方向に、前記移動機構によって前記保持機構を移動させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の質量測定装置。
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