JP2020140370A - パネル保持構造及び操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外力が作用する場合であっても、正しい接触位置及び接触力を検出することができるパネル保持構造及び操作装置を提供する。【解決手段】パネル保持構造1及び操作装置100は、互いに背向する一対の面である操作面11及び内部面12と、操作面11及び内部面12との間に延びる面である側面13とを有するパネル10と、パネル10を内部面12において支持する支持部20と、パネル10の移動を抑えるための押さえ部30とを備えている。支持部20は、ひずみゲージSGが取り付けられる部分である起歪部21を有しており、押さえ部30は、少なくとも1つの操作面押さえ部40を有しており、操作面押さえ部40は、パネル10の操作面11に対向して操作面11に接触している。【選択図】図1
Description
本発明は、パネル保持構造及び操作装置に関する。
従来から、タッチパネルにより機器の操作が可能な操作装置が広く知られている。このような操作装置には、例えば、指やペンがタッチパネルに接触した際の位置や加えられた力を検出するために複数のセンサが取り付けられている。そして、このような操作装置では、各センサから検出された検出値を演算することで、指やペンがタッチパネルに接触した位置である接触位置やタッチパネルに加えられた力である接触力を特定するようになっている。
例えば、このような操作装置では、透明な平板からなるパネルと、外枠と、パネルと外枠とを連結する弾性体と、この弾性体の歪みを計測するひずみゲージとを有して構成されている。そしてひずみゲージの検出値を介して、指やペンがパネルに接触した際の接触位置や接触力等を検出するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、このような従来の操作装置が、例えば車両に搭載されるカーナビゲーションシステムのディスプレイとして使用される場合には、操作装置は所定の方向に傾けられると共に車両による振動が操作装置のあらゆる方向に加えられることとなる。また、このような従来の操作装置が、例えば操作者によって機器の操作が可能なリモートコントローラとして使用される場合には、操作者によって操作装置はあらゆる方向に傾けられることとなる。このため、操作装置に作用する重力や振動等の外力がひずみゲージ等のセンサの検出値に影響を与える場合がある。
また、このような従来の操作装置が、例えばリモートコントローラとして使用される場合には、操作装置は操作者の手によって把持されることとなるため、ひずみゲージ等のセンサはこの把持力を含めて検出することになる。このように、従来の操作装置においては、機器の操作のためのパネルへの接触力に加えて、外力がセンサによって検出されるおそれがあり、正しい接触位置や接触力を検出することができない場合がある。このため、従来の操作装置に対しては、外力が作用する場合であっても、正しい接触位置及び接触力を検出することができる構造が求められていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外力が作用する場合であっても、正しい接触位置及び接触力を検出することができるパネル保持構造及び操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るパネル保持構造は、互いに背向する一対の面である操作面及び内部面と、該操作面及び内部面との間に延びる面である側面とを有するパネルと、該パネルを前記内部面において支持する支持部と、前記パネルの移動を抑えるための押さえ部とを備え、前記支持部は、ひずみゲージが取り付けられる部分である起歪部を有しており、前記押さえ部は、少なくとも1つの操作面押さえ部を有しており、該操作面押さえ部は、前記パネルの前記操作面に対向して前記操作面に接触していることを特徴とする。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、前記押さえ部は、少なくとも1つの側面押さえ部を有しており、該側面押さえ部は、前記パネルの前記側面に対向して前記側面に接触している。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、前記操作面押さえ部の各々と前記側面押さえ部の各々とは夫々一体になっている。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、複数の前記操作面押さえ部を有しており、各前記操作面押さえ部は他の前記操作面押さえ部に前記パネルを介して対向している。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、複数の前記側面押さえ部を有しており、各前記側面押さえ部は他の前記側面押さえ部に前記パネルを介して対向している。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、前記操作面押さえ部は、前記パネルに面接触している。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、前記側面押さえ部は、前記パネルに面接触している。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、前記操作面押さえ部は、前記パネルに線接触又は点接触している。
本発明の一態様に係るパネル保持構造において、前記側面押さえ部は、前記パネルに線接触又は点接触している。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る操作装置は、上述したパネル保持構造と、前記起歪部に取り付けられた複数のひずみゲージと、前記複数のひずみゲージの検出値に基づき接触位置及び接触力を演算する演算部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るパネル保持構造及び操作装置によれば、外力が作用する場合であっても、正しい接触位置及び接触力を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100の構成を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示すパネル保持構造1及び操作装置100の構成を概略的に示すX−X断面図であり、図3は、図2に示すパネル保持構造1及び操作装置100の構成を概略的に示す拡大X−X断面図である。
以下、説明の便宜上、図1におけるパネル保持構造1及び操作装置100の高さ方向における一方側(矢印a方向)を上側とし、他方側(矢印b方向)を下側とする。また、図1におけるパネル保持構造1及び操作装置100の高さ方向に直交して延在する長さ方向における一方側(矢印c方向)を右側とし、他方側(矢印d方向)を左側とする。また、図1におけるパネル保持構造1及び操作装置100の高さ方向及び長さ方向に直交して延在する幅方向における一方側(矢印e方向)を前側とし、他方側(矢印f方向)を後側とする。
本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100は、例えば、車両に搭載されるカーナビゲーションシステムのディスプレイや、操作者によって種々の機器を操作するためのリモートコントローラとして使用される。なお、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100が適用される対象は、上記に限られず種々の対象に適用される。
本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1は、互いに背向する一対の面である操作面11及び内部面12と、操作面11及び内部面12との間に延びる面である側面13とを有するパネル10と、パネル10を内部面12において支持する支持部20と、パネル10の移動を抑えるための押さえ部30とを備えている。支持部20は、ひずみゲージSGが取り付けられる部分である起歪部21を有しており、押さえ部30は、少なくとも1つの操作面押さえ部40を有しており、操作面押さえ部40は、パネル10の操作面11に対向して操作面11に接触している。
また、操作装置100は、パネル保持構造1と、起歪部21に取り付けられた複数のひずみゲージSGと、複数のひずみゲージSGの検出値に基づき接触位置及び接触力を演算する演算部110とを備える。以下、パネル保持構造1及び操作装置100の構成について具体的に説明する。
パネル保持構造1において、パネル10は、例えば透明な矩形状の平板である。パネル10は、矩形状の平板の外部側(上側)の平面であり、操作者の指やペンによって操作される操作面11と、矩形状の平板の内部側(下側)の平面であり、操作面11と平行又は略平行に背向している内部面12とを有している。また、パネル10は、操作面11と内部面12との間に延びる面である側面13を有している。側面13は、右側の側面である右側面13cと、左側の側面である左側面13dと、前側の側面である前側面13eと、後側の側面である後側面13fとを有している。
パネル保持構造1において、支持部20は、パネル10を内部面12においてパネル10の下側から支持している。支持部20は、前側の支持部20である前側支持部20eと、後側の支持部20である後側支持部20fとを有しており、パネル10は、前側支持部20e及び後側支持部20fの2つの支持部により支持されている。前側支持部20e及び後側支持部20fは、後述するひずみゲージSGが取り付けられる部分である起歪部21e,21fを各々有している。
起歪部21e,21fは、例えば幅方向の長さに比して長さ方向の長さが長い薄板状の弾性部材であり、固定部22e,22fと、固定部22e,22fの右側及び左側においてパネル10の操作面11から荷重を受ける可動部23e,23fとを夫々有している。可動部23e,23fには、可動部23e,23fの右端部及び左端部から上側に延びており、例えば粘着テープやネジ等(図示せず)によりパネル10の操作面11に固定される、例えば直方体形状のパネル支持突起24e,24fが夫々設けられている。パネル支持突起24e,24fは、粘着テープやネジ等の固定部材を介してパネル10の四隅近傍を支持している。
起歪部21e,21fは、固定部22e,22fが固定端、可動部23e,23fが自由端となっており、左側及び右側において夫々片持ちで支持されている。起歪部21e,21fの長さ方向における長さは、パネル10の長さ方向における長さと同じ長さになっている。前側の起歪部21eにおける前側面は、パネル10の前側面13eよりも僅かに後側に配置されており、後側の起歪部21fにおける後側面は、パネル10の後側面13fよりも僅かに前側に配置されている。なお、前側の起歪部21eにおける前側面は、パネル10の前側面13eと面一に配置されてもよく、後側の起歪部21fにおける後側面は、パネル10の後側面13fと面一に配置されてもよい。
パネル保持構造1において、押さえ部30は、少なくとも1つの操作面押さえ部40を有しており、操作面押さえ部40は、パネル10の操作面11に対向して操作面11に接触している。また、操作面押さえ部40は、パネル10に面接触している。具体的に、操作面押さえ部40は、左側面の操作面押さえ部40である左側操作面押さえ部41と、右側面の操作面押さえ部40である右側操作面押さえ部42とを有している。
左側操作面押さえ部41は、図1,2に示すように、パネル10の左端部において幅方向に延びる、例えば矩形の板状部材であり、左側操作面押さえ部41の下面41bがパネル10の操作面11に対向して操作面11にパネル10の左側から接触している。左側操作面押さえ部41の幅方向における長さは、パネル10の幅方向における長さと同じ長さとなっている。
右側操作面押さえ部42は、図1,2に示すように、パネル10の右端部において幅方向に延びる、例えば矩形の板状部材であり、右側操作面押さえ部42の下面42bがパネル10の操作面11に対向して操作面11にパネル10の右側から接触している。右側操作面押さえ部42の幅方向における長さは、パネル10の幅方向における長さと同じ長さとなっている。
このようにして、パネル保持構造1では、図3に示すように、左側操作面押さえ部41及び右側操作面押さえ部42(図3では不図示)がパネル10の左端部及び右端部の幅方向における全面に接触していることで、パネル10の下側から作用する外力を抑えることができるようになっている。
また、押さえ部30は、少なくとも1つの側面押さえ部50を有しており、側面押さえ部50は、パネル10の側面13に対向して側面13に接触している。また、操作面押さえ部40と側面押さえ部50とは夫々一体になっている。また、側面押さえ部50は、パネル10に面接触している。具体的に、側面押さえ部50は、左側の側面押さえ部50である左側面押さえ部51と、右側の側面押さえ部50である右側面押さえ部52と、前側の側面押さえ部50である前側面押さえ部53と、後側の側面押さえ部50である後側面押さえ部54とを有している。
左側面押さえ部51は、図1,2に示すように、パネル10の左端部において高さ方向及び幅方向に延びる、例えば断面視逆L字状の部材であり、左側面押さえ部51の右側面51cがパネル10の左側面13dに対向して左側面13dにパネル10の左側から接触している。左側面押さえ部51の幅方向における長さは、パネル10の幅方向における長さと同じ長さとなっている。
左側面押さえ部51は、左側操作面押さえ部41の下面41bにおいて一体となっている。左側面押さえ部51の左側面は、左側操作面押さえ部41の左側面と面一となっており、左側面押さえ部51の長さ方向における長さは、左側操作面押さえ部41の長さ方向における長さより短くなっている。従って、左側面押さえ部51と左側操作面押さえ部41により左側段部が形成されており、左側段部においてパネル10を保持することができるようになっている。なお、左側面押さえ部51は、左側操作面押さえ部41の下面41bにおいて別体であり、粘着テープやネジ等の固定部材を介して固定されていてもよい。
右側面押さえ部52は、図1,2に示すように、パネル10の右端部において高さ方向及び幅方向に延びる、例えば断面視逆L字状の部材であり、右側面押さえ部52の左側面52dがパネル10の右側面13cに対向して右側面13cにパネル10の右側から接触している。右側面押さえ部52の幅方向における長さは、パネル10の幅方向における長さと同じ長さとなっている。
右側面押さえ部52は、右側操作面押さえ部42の下面42bにおいて一体となっている。右側面押さえ部52の右側面は、右側操作面押さえ部42の右側面と面一となっており、右側面押さえ部52の長さ方向における長さは、右側操作面押さえ部42の長さ方向における長さより短くなっている。従って、右側面押さえ部52と右側操作面押さえ部42により右側段部が形成されており、右側段部においてパネル10を保持することができるようになっている。なお、右側面押さえ部52は、右側操作面押さえ部42の下面42bにおいて別体であり、粘着テープやネジ等の固定部材を介して固定されていてもよい。
このようにして、パネル保持構造1では、図3に示すように、左側面押さえ部51及び右側面押さえ部52(図3では不図示)がパネル10の左側面13d及び右側面13cの幅方向における全面に接触していることで、パネル10の右側及び左側から作用する外力を抑えることができるようになっている。
前側面押さえ部53は、図1に示すように、パネル10の前端部において長さ方向に延びる、例えば矩形の板状部材であり、前側面押さえ部53の後側面53fがパネル10の前側面13eに対向して前側面13eにパネル10の前側から接触している。前側面押さえ部53の長さ方向における長さは、パネル10の長さ方向における長さよりも長くなっている。
後側面押さえ部54は、図1に示すように、パネル10の後端部において長さ方向に延びる、例えば矩形の板状部材であり、後側面押さえ部54の前側面54eがパネル10の後側面13fに対向して後側面13fにパネル10の後側から接触している。後側面押さえ部54の長さ方向における長さは、パネル10の長さ方向における長さよりも長くなっている。
このようにして、パネル保持構造1では、前側面押さえ部53及び後側面押さえ部54がパネル10の前側面13e及び後側面13fの長さ方向における全面に接触していることで、パネル10の後側及び前側から作用する外力を抑えることができるようになっている。
押さえ部30は、ベース部60の一部として形成されており、ベース部60は、有底四角筒状に形成されている。具体的に、ベース部60は、例えば矩形の板状部材の底部61を有しており、押さえ部30は、底部61の周端部において押さえ部30と一体となっている。なお、押さえ部30は、底部61の周端部において押さえ部30と別体であり、粘着テープやネジ等の固定部材を介して固定されていてもよい。
具体的に、押さえ部30の左側面押さえ部51は、ベース部60の上面において左側壁部として形成されており、右側面押さえ部52は、ベース部60の上面において右側壁部として形成されている。また、前側面押さえ部53は、ベース部60の上面において前側壁部として形成されており、後側面押さえ部54は、ベース部60の上面において後側壁部として形成されている。また、底部61の上面の長さ方向における中央部分には、幅方向に延びる突条部62を有しており、前側支持部20e及び後側支持部20fの固定部22e,22fは、突条部62の上面に固定されている。なお、突条部62は、前側支持部20e及び後側支持部20fを片持ち支持することができれば形状は問わず、種々の形状にすることができる。
操作装置100は、パネル保持構造1と、起歪部21e,21fに取り付けられた複数のひずみゲージSGと、複数のひずみゲージSGの検出値に基づき接触位置及び接触力を演算する演算部110とを備えている。
操作装置100において、ひずみゲージSGは、前側支持部20e及び後側支持部20fの起歪部21e,21fの上面において、ベース部60の突条部62とパネル支持突起24e,24fとの間に夫々取り付けられている。すなわち、4つのひずみゲージSGは、起歪部21e,21fの可動部23e,23fに取り付けられており、パネル10の四隅近傍に配置されている。なお、ひずみゲージSGは、可動部23e,23fに取り付けられていればよく、可動部23e,23fの上面又は下面のいずれに取り付けられていてもよい。
操作装置100は、指やペンがパネル10に接触することで受ける荷重によって4つのひずみゲージSGが夫々変形し、この荷重がひずみゲージSGを介して電気的に検出される。具体的には、操作装置100は、指やペンがパネル10に接触することで指やペンからパネル10が荷重を受けると、前側支持部20e及び後側支持部20fの可動部23e,23fが変位し、可動部23e,23fに応力が発生し、ひずみが生じる。ひずみゲージSGは、可動部23e,23fのひずみによる抵抗の変化を検出する。
操作装置100において、演算部110は、操作装置100の略中央においてベース部60の突条部62の上面に固定されている。演算部110は、各ひずみゲージSGの抵抗の変化である検出値を演算処理することで、指やペンがパネルに接触した際の接触位置や接触力を算出することができる。
このように、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100では、左側操作面押さえ部41の下面41bが、パネル10の操作面11に対向して操作面11にパネル10の左側から接触しており、右側操作面押さえ部42の下面42bが、パネル10の操作面11に対向して操作面11にパネル10の右側から接触している。このため、左側操作面押さえ部41及び右側操作面押さえ部42がパネル10の左端部及び右端部の幅方向における全面に接触していることで、図3に示すように、パネル10の下側から作用する外力を抑えることができる。
また、パネル保持構造1及び操作装置100では、左側面押さえ部51の右側面51cが、パネル10の左側面13dに対向して左側面13dにパネル10の左側から接触しており、右側面押さえ部52の左側面52dが、パネル10の右側面13cに対向して右側面13cにパネル10の右側から接触している。このため、左側面押さえ部51及び右側面押さえ部52がパネル10の左側面13d及び右側面13cの幅方向における全面に接触していることで、図3に示すように、パネル10の右側及び左側から作用する外力を抑えることができる。
また、パネル保持構造1及び操作装置100では、前側面押さえ部53の後側面53fが、パネル10の前側面13eに対向して前側面13eにパネル10の前側から接触しており、後側面押さえ部54の前側面54eが、パネル10の後側面13fに対向して後側面13fにパネル10の後側から接触している。このため、前側面押さえ部53及び後側面押さえ部54がパネル10の前側面13e及び後側面13fの長さ方向における全面に接触していることで、パネル10の後側及び前側から作用する外力を抑えることができる。
これにより、パネル保持構造1及び操作装置100では、例えば車両に搭載されるカーナビゲーションシステムのディスプレイとして使用される場合であっても、パネル保持構造1及び操作装置100に作用する重力や振動等の外力がひずみゲージSGの検出値に影響を与えることを防止することができる。また、例えば操作者によって機器の操作が可能なリモートコントローラとして使用される場合であっても、パネル保持構造1及び操作装置100に作用する重力や操作者の手によって把持される把持力等の外力がひずみゲージSGの検出値に影響を与えることを防止することができる。従って、パネル保持構造1及び操作装置100では、外力が作用する場合であっても、正しい接触位置及び接触力を検出することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記本発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における、各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
例えば、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100においては、左側操作面押さえ部41の下面41b及び右側操作面押さえ部42の下面42bがパネル10の左端部及び右端部の幅方向における全面に接触している場合を一例に本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、複数の左側操作面押さえ部41及び複数の右側操作面押さえ部42を有しており、各左側操作面押さえ部41は各右側操作面押さえ部42にパネル10を介して対向していてもよい。また、本発明はこれに限らず、例えば、左側操作面押さえ部41及び右側操作面押さえ部42は、パネル10に線接触又は点接触していてもよい。
例えば、2つの左側操作面押さえ部41及び2つの右側操作面押さえ部42が、パネル10の前側及び後側に配置されてパネル10の左端部及び右端部の一部と接触しており、2つの左側操作面押さえ部41が夫々右側操作面押さえ部42にパネル10を介して対向していてもよい。また、左側操作面押さえ部41及び右側操作面押さえ部42が、三角柱状に形成されてパネル10に線接触していてもよく、複数の円錐状に形成されてパネル10に点接触していてもよい。
また、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100においては、左側面押さえ部51の右側面51c及び右側面押さえ部52の左側面52dがパネル10の左側面13d及び右側面13cの幅方向における全面に接触している場合を一例に本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、複数の左側面押さえ部51及び複数の右側面押さえ部52を有しており、各左側面押さえ部51は各右側面押さえ部52にパネル10を介して対向していてもよい。また、本発明はこれに限らず、例えば、左側面押さえ部51の接触部及び右側面押さえ部52の接触部は、パネル10に線接触又は点接触していてもよく、左側操作面押さえ部41及び右側操作面押さえ部42の各々と左側面押さえ部51及び右側面押さえ部52の各々とは夫々一体になっていてもよい。
例えば、2つの左側面押さえ部51及び2つの右側面押さえ部52が、パネル10の前側及び後側に配置されてパネル10の左側面13d及び右側面13cの一部と接触しており、2つの左側側面押さえ部51が夫々右側面押さえ部52にパネル10を介して対向していてもよい。また、左側面押さえ部51の接触部及び右側面押さえ部52の接触部が三角柱状に形成されて、左側面押さえ部51の頂部及び右側面押さえ部52の頂部がパネル10に線接触していてもよい。また、左側面押さえ部51の接触部及び右側面押さえ部52の接触部が複数の円錐状に形成されて、左側面押さえ部51の頂部及び右側面押さえ部52の頂部がパネル10に点接触していてもよい。また、2つの左側操作面押さえ部41及び2つの右側操作面押さえ部42の各々と2つの左側面押さえ部51及び2つの右側面押さえ部52の各々とは夫々一体になっていてもよい。
また、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100においては、ひずみゲージSGが起歪部21e,21fの上面に取り付けられている場合を一例に本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、前側支持部20e及び後側支持部20fの起歪部21e,21fの下面において、ベース部60の突条部62とパネル支持突起24e,24fとの間に夫々取り付けられていてもよい。
また、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100においては、4つのひずみゲージSGが起歪部21e,21fの可動部23e,23fに取り付けられており、パネル10の四隅に配置されている場合を一例に本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、ひずみゲージSGは、3つや8つ等の任意の数だけ取り付けることができる。また、ひずみゲージSGは、パネル10の四隅に配置されていなくてもよく、任意の位置に配置することができる。
また、本発明の実施の形態に係るパネル保持構造1及び操作装置100においては、パネル10が透明な矩形状の平板である場合を一例に本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、六角形状や円状の平板であってもよく、任意の形状の平板であればよい。
1…パネル保持構造、10…パネル、11…操作面、12…内部面、13…側面、13c…右側面、13d…左側面、13e…前側面、13f…後側面、20…支持部、20e…前側支持部、20f…後側支持部、21,21e,21f…起歪部、22e,22f…固定部、23e,23f…可動部、24e,24f…パネル支持突起、30…押さえ部、40…操作面押さえ部、41…左側操作面押さえ部、41b…下面、42…右側操作面押さえ部、42b…下面、50…側面押さえ部、51…左側面押さえ部、51c…右側面、52…右側面押さえ部、52d…左側面、53…前側面押さえ部、53f…後側面、54…後側面押さえ部、54e…前側面、60…ベース部、61…底部、62…突条部、100…操作装置、110…演算部、SG…ひずみゲージ
Claims (10)
- 互いに背向する一対の面である操作面及び内部面と、該操作面及び内部面との間に延びる面である側面とを有するパネルと、
該パネルを前記内部面において支持する支持部と、
前記パネルの移動を抑えるための押さえ部とを備え、
前記支持部は、ひずみゲージが取り付けられる部分である起歪部を有しており、
前記押さえ部は、少なくとも1つの操作面押さえ部を有しており、
該操作面押さえ部は、前記パネルの前記操作面に対向して前記操作面に接触していることを特徴とするパネル保持構造。 - 前記押さえ部は、少なくとも1つの側面押さえ部を有しており、
該側面押さえ部は、前記パネルの前記側面に対向して前記側面に接触していることを特徴とする請求項1記載のパネル保持構造。 - 前記操作面押さえ部の各々と前記側面押さえ部の各々とは夫々一体になっていることを特徴とする請求項2記載のパネル保持構造。
- 複数の前記操作面押さえ部を有しており、各前記操作面押さえ部は他の前記操作面押さえ部に前記パネルを介して対向していることを特徴とする請求項1又は3記載のパネル保持構造。
- 複数の前記側面押さえ部を有しており、各前記側面押さえ部は他の前記側面押さえ部に前記パネルを介して対向していることを特徴とする請求項2又は3記載のパネル保持構造。
- 前記操作面押さえ部は、前記パネルに面接触していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のパネル保持構造。
- 前記側面押さえ部は、前記パネルに面接触していることを特徴とする請求項2、3又は5記載のパネル保持構造。
- 前記操作面押さえ部は、前記パネルに線接触又は点接触していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のパネル保持構造。
- 前記側面押さえ部は、前記パネルに線接触又は点接触していることを特徴とする請求項2、3又は5記載のパネル保持構造。
- 請求項1乃至9のいずれか1項記載のパネル保持構造と、
前記起歪部に取り付けられた複数のひずみゲージと、
前記複数のひずみゲージの検出値に基づき接触位置及び接触力を演算する演算部とを備えることを特徴とする操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019034600A JP2020140370A (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | パネル保持構造及び操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019034600A JP2020140370A (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | パネル保持構造及び操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020140370A true JP2020140370A (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72280374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019034600A Pending JP2020140370A (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | パネル保持構造及び操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020140370A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021125966A1 (de) | 2021-10-06 | 2023-04-06 | Minebea Mitsumi Inc. | Elektronische Eingabevorrichtung |
DE102021125967A1 (de) | 2021-10-06 | 2023-04-06 | Minebea Mitsumi Inc. | Elektronische Eingabevorrichtung |
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-
2019
- 2019-02-27 JP JP2019034600A patent/JP2020140370A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102021125966A1 (de) | 2021-10-06 | 2023-04-06 | Minebea Mitsumi Inc. | Elektronische Eingabevorrichtung |
DE102021125967A1 (de) | 2021-10-06 | 2023-04-06 | Minebea Mitsumi Inc. | Elektronische Eingabevorrichtung |
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