JP2018153364A - 撮影装置 - Google Patents

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義宣 中山
Yoshinobu Nakayama
義宣 中山
淳博 木下
Atsuhiro Kinoshita
淳博 木下
明 豊福
Akira Toyofuku
明 豊福
宏基 保母
Hiroki Hobo
宏基 保母
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Abstract

【課題】ビームを収束させる大がかりな光学系を必要とせず、歯列を一括で撮影することが可能な撮影装置を提供する。
【解決手段】撮影装置(101)は、歯列(301)の撮影に用いられる。撮影装置(101)は、歯列(301)の側面に接触または近接した状態で、歯列(301)の側面を照明する導光路(102)と、歯列(301)から散乱された光を受光する受光ヘッド(104)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影装置に関する。
従来、歯科診断に用いられる撮影方法としては、個別の歯または口腔を開く口角鈎を使って、口角を広げたり、鏡を使って外側から照明したりして、撮影するなどの方法が用いられてきた。昨今、カメラの小型化が進んだことにより、直接口腔内へカメラを挿入して口腔内を撮影することが可能になってきたため、照明方法もこれに適合した方法が必要となってきている。
一方、近赤外線を利用して、カメラによって観察または撮影することで、歯、特に、臼歯などの奥歯の内部を観察できることが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、歯科医療の現場で、患者の歯を診察するために、非特許文献1のような光学系を利用するのは困難である。
本発明は、ビームを収束させる大がかりな光学系を必要とせず、歯列を一括で撮影することが可能な撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、歯列の撮影に用いられる撮影装置であって、前記歯列の側面に接触または近接した状態で、前記歯列の側面を照明する照明手段と、前記歯列から散乱された光を受光する受光手段を有する。
本発明によると、ビームを収束させる大がかりな光学系を必要とせず、歯列を一括で撮影することが可能な撮影装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮影装置を示す側面図である。 図1の撮影装置を示す上面図である。 図1の撮影装置の分解した状態を示す上面図である。 図1の撮影装置の歯列の側面と接触する部分を示す断面図である。 図1の導光路の歯列の側面と接触する部分の断面を示す図である。 図1の導光路の歯列の側面と接触する部分に対して垂直な断面を示す図である。 図6(c)の導光路を示す断面図である。 図1の導光路と光源が接続する部分の構造を示す図である。 図1の撮影装置の一部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮影装置の一部を示す斜視図である。 図10の撮影装置の概略を示す側面図である。 図10のLEDアレーの駆動回路の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮影装置を示す側面図である。 図13の照明装置の構造を示す断面図である。 図14(a)の照明装置の動作を説明する断面図である。 図13の照明装置の一部を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る撮影装置の一部を示す斜視図である。 図13の照明器の駆動回路の一例を示す図である。 図17のLEDアレーの駆動回路の一例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2に、本発明の第1の実施形態に係る撮影装置を示す。なお、図1および図2は、導光路(102)を歯列(301)と、頬または唇(304)との間に挟み、受光ヘッド(104)を、患者の口を通して下顎口腔内に、歯列(301)に対向するように挿入して、下顎側の歯列(301)を撮影している状態である。このとき、上顎側の歯列についても、下顎側の歯列(301)と同様に、撮影することができる。
なお、本願明細書および特許請求の範囲において、歯列は、歯肉(歯茎)の外部に露出している部分のみではなく、歯肉の内部の部分を含む。
口腔内には、臼歯、切歯、犬歯等からなる歯列(301)、歯肉(302)および舌(303)が存在する。
撮影装置(101)は、撮影時、光源(109)を内蔵する竿(107)が口腔外に配置されており、竿(107)は、コントローラに付属している。また、撮影装置(101)は、撮影時、歯列(301)の側面に接触または近接した状態で、歯列(301)の側面を直線状に照明するための導光路(102)および歯列(301)から散乱された光を受光するための光学系を内蔵する受光ヘッド(104)が口腔内に配置されている。このとき、光源(109)から発せられた光は、導光路(102)へ導かれる。
ここで、魚眼レンズ(または広角レンズ)を有する受光ヘッド(104)と、導光路(102)は、着脱のための接続部を介して、竿(107)と接続されている。
光源(109)から発する光としては、例えば、波長が800nm〜1000nmである近赤外線を用いることができる。
光源(109)としては、例えば、LEDを用いることができる。
なお、本願明細書および特許請求の範囲において、歯列の側面に近接した状態は、歯肉と接触した状態を含む。
竿(107)の受光ヘッド(104)と接続されている側には、歯列(301)のうちの、切歯に突き当てするための弾力のある樹脂状の突き当て(106)が設置されている。撮影装置(101)は、コントローラに付属している竿(107)によって、口腔外から、照明や撮影の位置を、手動で設定することができる。
歯肉(302)に沿って配置されている導光路(102)から、歯列(301)の側面、特に、臼歯などの奥歯の側面が照明され、主に歯列(301)の噛み合わせ面方向の散乱光が、受光ヘッド(104)の魚眼レンズによって受光され、歯列(301)が撮影される。
なお、受光ヘッド(104)は、電子回路部が防水である。このようにすることで、電気的な安全性を保持し、かつ、衛生的な管理や滅菌処理にも適する。
また、比較的柔軟性がある樹脂などの材質で、導光路(102)を作製することで、口腔内の形状の個人差に対応することができる。
なお、口腔内を照明するのに導光路(102)を用いる場合は、竿(107)に光源(109)を配置するが、導光路(102)と光源(109)を一体化させて、竿(107)に電源を配置することができる。
撮影装置(101)は、必要に応じて、簡単に分解することができる(図3参照)。
特に、樹脂製の導光路(102)が用いられている場合は、ディスポーザブルな部品の廃棄や、再利用するためのオートクレーブや次亜塩素酸による滅菌処理などのために、樹脂製の導光路(102)を他の部分と切り離す必要がある。
その他、受光ヘッド(104)は、使用後に滅菌処理を実施する必要がある。魚眼レンズに耐薬品性または耐熱性に優れるコーティングが施されている場合は、アルカリ性にやや弱い。このため、次亜塩素酸水溶液を用いる場合には、pHの調整に用いられる炭酸ナトリウムの使用が制限される。一方、次亜塩素酸水溶液を酸性で用いると、塩素が発生してしまうため、僅かな酸性で用いることが推奨される。
突き当て(106)も、樹脂製であり、ディスポーザブルな部品であるため、他の部分と切り離す必要がある。
図4に、撮影装置(101)の歯列(301)の側面と接触する部分を示す。
なお、図4(a)は、受光ヘッド(104)を、患者の口を通して口腔内に挿入し、導光路(102)および突き当て(106)が、歯列(301)のうちの、切歯の側面に接している様子である。
また、図4(b)は、導光路(102)が、歯列(301)のうちの、臼歯の側面に接している様子である。歯列(301)と、頬または唇(304)との間に、導光路(102)が挟まることで、受光ヘッド(104)の位置が安定し、歯列(301)を撮影し易くすることができる。
図5に、導光路(102)の歯列(301)の側面と接触する部分の断面を示す。
導光路(102)は、クラッド(121)の一部を連続的に除去して、光を直線状に放射する光放射部(103)とされており、光放射部(103)の高さが異なる(図5(a)〜(c)参照)。導光路(102)が十分に薄い場合は、歯列(301)と、頬または唇(304)との間に挟まっている導光路(102)の光放射部(103)の高さを、脱脂綿などで詰めものをすることでも調節することができるが、導光量を多くするためには、導光路(102)の断面積が大きい方がよい。このため、光放射部(103)の高さが異なる導光路(102)を用意することで、照明する高さを調節することが容易になる。
なお、クラッド(121)の一部を断続的に除去して、光を点線状に放射する光放射部としてもよい。
図6に、導光路(102)の歯列(301)の側面と接触する部分に対して垂直な断面を示す。
導光路(102)は、一般に、周囲を囲むごく薄いクラッド(121)として、導光するコア(122)より屈折率が低い樹脂または金属を用いる。クラッド(121)として、金属を用いる場合は、近赤外線領域の光の反射率が銀の場合でも大凡95%程度であるため、導光路(102)の端部までの距離によっては、光の損失がやや大きくなる。
導光路(102)は、クラッド(121)の一部を除去して、光放射部(103)とすることができる(図6(a)参照)。このとき、光の放射角を幾分でも小さくするために、光放射部(103)を凸レンズ状にしてもよい(図6(b)参照)。
また、導光路(102)として、クラッド(121)により周囲が囲まれているコア(122)である、汎用のマルチモード光ファイバを用いることができる(図6(c)参照)。この場合、歯列(301)と、頬または唇(304)との間に、安定に挟まれるように、導光路(102)を遮光材料(102a)に埋め込む。
このとき、コア(122)の断面が大きいと、光源(109)から発せられた光を取り入れやすく、光放射部(103)を大きく設定し易い。このため、図6(c)の導光路(102)は、口腔内の奥まで光を行き渡らせるために、光放射部(103)を、図6(a)(b)の導光路(102)に比べ、小さくしなければならない。
図7に、図6(c)の導光路(102)を示す。なお、図7(a)、(b)は、それぞれクラッド(121)の一部を除去して、光放射部(103)を形成した場合、クラッド(121)により周囲が囲まれているコア(122)の一部を切り欠いて、光放射部(103)を形成した場合である。
たとえば、図7(a)の構成では、クラッド(121)とコア(122)の溶剤に対する溶解性の違いを利用してエッチングすることにより、クラッド(121)の一部を除去することができる。
また、図7(b)の構成では、カミソリ状の刃物で切り込みを入れることにより、クラッド(121)により周囲が囲まれているコア(122)の一部に切り欠きを形成することができる。
図8に、導光路(102)と光源(109)が接続する部分の構造を示す。
図8(a)に示すように、光源(109)から発せられた光を、図中、左右に直接分配することは、極めて困難である。ここで、コア(122)の断面が大きい場合、僅かな光量を直接分配することは可能である。しかしながら、クラッド(121)を構成する材料が、コア(122)より屈折率が低い樹脂である場合、光源(109)から発せられた光がクラッド(121)を透過して直接口腔内に照射されないように、光が入射される導光路(102)の正面に、別途遮光のための工夫が必要となる。さらに、導光路(102)の光放射部(103L、103R)は、光が入射される導光路(102)の正面を大きく避けなければならないため、光の損失が大きくなる。
図8(b)では、光の損失を避けるために、左右二系統であり、概ね左右対称に配置されている導光路(102L、102R)としての、マルチモード光ファイバは、許容される曲率以下で、それぞれ、図中、左右に曲げられている。しかも、光源(109)の代わりに、2個の光源(109L、109R)が用いられている。しかしながら、導光路(102L、102R)の曲げられている部分に、光放射部(103)が形成されていると、歯列(301)と接触または近接することができないことに加え、光放射部(103)から光が漏洩してしまう。これを避けるためには、歯列(301)の側面に接触または近接することができない領域(124)に光放射部(103)を形成しない、または、歯列(301)の側面に接触または近接することができない領域(124)を遮光する必要がある。したがって、図8(b)の構造は、切歯付近を照明しにくくなる。
図8(c)では、導光路(102L、102R)は、対称面付近で交差させて、図中、左右に曲げられている。このようにすることで、導光路(102L、102R)の曲率を上げることなく、歯列(301)の側面に接触または近接することができない領域(124)を最小限とすることが可能になる。
なお、図8(b)および(c)では、導光路(102L、102R)の光源(109L、109R)と接続する部分を、図中、上下方向としているが、より曲率を下げるために、斜め方向としてもよい。
(第2の実施形態)
撮影装置(101)は、導光路(102)および光放射部(103)を有するのに対し(図9参照)、撮影装置(101A)は、n個のLEDが一列に配列されているLEDアレー(103A)を光源として利用する(図10、図11参照)。
LEDアレー(103A)は、歯列(301)の側面を点線状に照明するが、導光路(102)が歯列(301)の側面を直線状に照明するのと、実質的に同等な効果を得ることができる。
なお、撮影装置(101)でも説明したが、光源(109)と電源の関係から、撮影装置(101)においては、コネクタ(105)は、光コネクタの場合と電気コネクタの場合がある。コネクタ(105)が光コネクタである場合は、導光路(102)に、光源(109)から発せられた光を接続させる。また、コネクタ(105)が電気コネクタである場合は、竿(107)に電源が配置され、導光路(102)と光源(109)が一体化されることになる。
一方、撮影装置(101A)においては、光源として、LEDアレー(103A)が用いられているため、コネクタ(105A)は、電気コネクタのみとなり、光源(109)の代わりに、電源(109A)を配置する。このとき、竿(107)に電源(109A)を配置する位置は、特に限定されない。
一般に、導光路(102)に、光源(109)から発せられた光を接続させるのは難しく、電気コネクタで接続するのは容易である。電気コネクタは、口腔付近に配置すると、違和感の原因となりやすいが、口腔から十分な距離を隔てて配置すればよい。
工場で、LEDアレー(103A)を製造するところで、コネクタ(105A)を製造する方が容易であるが、ディスポーザブルとする場合、LEDアレー(103A)のコストが入ることになる。導光路(102)(図3参照)のように、コネクタ(105A)の着脱が容易であることで、衛生上の管理、オートクレーブや滅菌処理、あるいはディスポーザブルへの対応がし易くなる。
LEDアレー(103A)は、n個のLEDが一列に配列されているため、LEDアレー(103A)の駆動回路(図12参照)を用いて、n個のLEDを点灯させればよい。このとき、LEDアレー(103A)の駆動回路は、配線の量を減らすために、すべて並列接続とする。
LEDアレー(103A)は、防水状態で実装しなければならない。このため、LEDアレー(103A)の実装基板を柔軟性のある樹脂で固めることになるが、歯列(301)と接触または近接する部分を透明な樹脂で固め、歯列(301)と接触または近接しない側を遮光性の樹脂で固めるのが望ましい。
(第3の実施形態)
図13に、本発明の第3の実施形態に係る撮影装置を示す。
撮影装置(101B)は、n個(ただし、nは2以上の整数である。)の導光路(102−i)を独立に選択的に点灯させる機能を有する照明器(102B)を有する以外は、撮影装置(101A)と同様の構成である。このとき、撮影装置(101B)は、n個の導光路(102−i)に対応する2n個の光源(109L−i、109R−i)(図8(c)参照)を有する。
照明器(102B)には、歯列(301)の高さ方向にn個の導光路(102−i)が平行に配置されており、歯列(301)の側面を高さを変えて直線状に照明することを可能にしている。このようにすることで、口腔外からの電気的な操作によって、高さを変えて照明することを制御できるようになる。その結果、図5のように、歯列(301)の側面を高さを変えて直線状に照明するために、導光路(102)の構造を変えたり、使用者が導光路(102)の高さを調節したりする必要がなくなる。
図14に、照明器(102B)の構造を示す。
図14(a)、(b)の照明器(102B)は、導光路(102−i)を埋め込む材料として、遮光材料(102a)が用いられており、導光路(102−i)の歯列(301)と接触または近接する部分のみを露出させ、光放射部(103−i)としている。
図14(c)の照明器(102B)は、導光路(102−i)を埋め込む材料として、透明材料(102b)が用いられている。この場合、歯列(301)で反射した反射光が頬または唇(304)の側へ漏れることになるが、照明器(102B)を製造する際には都合がよい。
図14(d)の照明器(102B)は、歯列(301)と接触または近接する部分を構成する材料のみを透明材料(102b)にする以外は、図14(a)の照明器(102B)と同様である。
図14(e)の照明器(102B)は、各導光路(102−i)の周囲が透明材料(102b)で覆われた状態で、遮光材料(102a)に埋め込まれている以外は、図14(a)の照明器(102B)と同様である。これにより、隣接する導光路(102−i)の光放射部(103−i)から放射された光が干渉せず、各導光路(102−i)から放射された光の分離を高めることができる。
ここで、各導光路(102−i)から放射された光の分離を高めるためには、光放射部(102−i)を歯列(301)に完全に密着させることが望ましい。
図15を用いて、図14(a)の照明器(102B)の動作を説明する。
図15(a)は、最下部の導光路(102−1)を、歯肉(302)に接触した(歯列(301)の側面に近接した状態)で点灯させて、歯肉(302)を照明することにより、歯肉(302)の内部の歯列(301)を撮影している状態である。
図15(b)は、中央付近の導光路(102−3)を、歯列(301)の側面に接触した状態で点灯させて、歯列(301)の側面を照明することにより、歯列(301)の内部にある病変(108)付近を撮影している状態である。
図15(c)は、最上部の導光路(102−5)を、歯列(301)の側面に接触した状態で点灯させて、歯列(301)の噛み合わせ面の付近を照明することにより、歯列(301)の噛み合わせ面の付近を撮影している状態である。
以上のように、歯列(301)の高さの異なる部分を連続的に撮影することで、歯列(301)の噛み合わせ面からの深さ方向の情報を得ることが可能になる。
(第4の実施形態)
撮影装置(101B)は、導光路(102−i)の光放射部(103−i)を有するのに対し(図16参照)、撮影装置(101C)は、m個のLEDがn列(ただし、nは2以上の整数である。)配置されているLEDアレー(103C)を光源として利用する(図17参照)。
撮影装置(101C)は、撮影装置(101B)において、高さ方向に配置されている複数の導光路(102−i)を用いるのと同様に、LEDが二次元的に配置されているLEDアレー(103C)を用いる。このため、LEDの高さを変えずに、歯列(301)方向の高さが異なる点線状の照明を実現することができる。また、口腔外のコントローラによって、LEDの点灯を制御し、歯列(301)の噛み合わせ面からの深さ方向の情報を得ることが可能になる。
(第3の実施形態と第4の実施形態の駆動回路)
照明器(102B)は、歯列(301)の高さ方向にn個の導光路(102−i)を有するため、照明器(102B)の駆動回路(図18参照)を用いて、対応する高さの2個の光源(109L−i、109R−i)を点灯させて、導光路(102−i)へ導けばよい。光源(109L−i、109R−i)は、竿(107)に内蔵されているが、照明器(102B)に内蔵させてもよい。すなわち、コネクタ(105B)は、前者の場合、光コネクタであり、後者の場合、電気コネクタである。
これに対し、LEDアレー(103C)は、m個のLEDがn列配置されているため、LEDアレー(103C)の駆動回路(図19参照)を用いて、対応する高さのn個のLEDを点灯させればよい。LEDアレー(103C)の駆動回路は、配線の量を減らすために、対応する高さのn個のLEDを並列接続する。このとき、歯列(301)の高さ方向(j=1,2,・・・,n)に対応して、スイッチをON/OFFすることで、対応する高さのn個のLEDを口腔外から制御して点灯させる。
もちろん、ディスプレーと同様なアクティブマトリクス状の光源を用いて、任意のLEDを外部から制御して点灯させることも配線次第で可能であるが、ディスプレーを用いて、走査するのは、照明としてはあまり好ましくない。また、LEDを独立に制御するのは、配線がやや難しくなる。
従って、口腔内の制約の範囲で、歯列(301)の深さ方向毎に、LEDを点灯する場合のような、歯列(301)の深さ方向の情報を得るような場合であれば、比較的少ない配線で多数のLEDの点灯を制御することができる。
もちろん、やや配線量が増えることを許容するなら、歯列(301)の深さ方向毎に、一つ置きのLEDを交互に点灯できるようにするなどの応用ができる。LEDを用いる場合、歯列(301)方向の高さが同じLEDでも、光の当て方を口腔外から容易に制御することができるのであれば、歯列(301)の内部にある病変を見つけるのに役立てることができる。
101、101A、101B、101C 撮影装置
102 導光路
102B 照明器
102a 遮光材料
102b 透明材料
103、103−i 光放射部
103A、103C LEDアレー
104 受光ヘッド
105、105A コネクタ
106 突き当て
107 竿
108 病変
109、109L、109R、109L−i、109R−i 光源
109A 電源
121 クラッド
122 コア
124 歯列に接触または近接することができない領域
301 歯列
302 歯肉
303 舌
304 頬または唇
Christopher M. Buhler, etc., "Imaging of occlusal dental caries (decay) with near-IR light at 1310-nm", Vol.13, No.2, Optics Exp., OSA, 24 Jan. 2005

Claims (5)

  1. 歯列の撮影に用いられる撮影装置であって、
    前記歯列の側面に接触または近接した状態で、前記歯列の側面を照明する照明手段と、
    前記歯列から散乱された光を受光する受光手段を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記照明手段は、前記歯列と、頬または唇との間に挟むことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 光源をさらに有し、
    前記照明手段は、前記光源から発せられた光を導光し、前記歯列に接触または近接した状態で、前記歯列の側面を直線状または点線状に照明することが可能な導光路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 前記導光路は、二系統であり、概ね左右対称に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記照明手段は、前記歯列の側面を点線状に照明することが可能なLEDアレーであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
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