JP2018152375A - ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018152375A
JP2018152375A JP2017045282A JP2017045282A JP2018152375A JP 2018152375 A JP2018152375 A JP 2018152375A JP 2017045282 A JP2017045282 A JP 2017045282A JP 2017045282 A JP2017045282 A JP 2017045282A JP 2018152375 A JP2018152375 A JP 2018152375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
substrate
imaging
bonding
imaging condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017045282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6836938B2 (ja
Inventor
英晴 小橋
Hideharu Kobashi
英晴 小橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fasford Technology Co Ltd
Original Assignee
Fasford Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fasford Technology Co Ltd filed Critical Fasford Technology Co Ltd
Priority to JP2017045282A priority Critical patent/JP6836938B2/ja
Publication of JP2018152375A publication Critical patent/JP2018152375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6836938B2 publication Critical patent/JP6836938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】ダイと基板の相対位置の検査の検査精度を向上することが可能な技術を提供することである。
【解決手段】ダイボンディング装置は、ダイがボンディングされた基板および前記ダイを撮像する撮像部と、前記撮像部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、(a)前記撮像部の同一露光内において、前記ダイの領域外の基板の領域を第一撮像条件にし、かつ、前記ダイの領域を第二撮像条件にして撮像し、(b)前記撮像部の撮像結果に基づいて前記ダイと前記基板の相対位置の検査を行う。
【選択図】図16

Description

本開示はダイボンディング装置に関し、例えばダイと基板との相対位置を検査する機能を備えるダイボンディング装置に適用可能である。
半導体装置の製造工程の一部に半導体チップ(以下、単にダイという。)を配線基板やリードフレーム等(以下、単に基板という。)に搭載してパッケージを組み立てる工程があり、パッケージを組み立てる工程の一部に、半導体ウェハ(以下、単にウェハという。)からダイを分割(ダイシング)する工程と、分割したダイを基板の上に搭載するボンディング工程と、がある。ボンディング工程に使用される製造装置がダイボンダ等のダイボンディング装置である。
ダイボンダは、はんだ、金メッキ、樹脂を接合材料として、ダイを基板または既にボンディングされたダイの上にボンディング(搭載して接着)する装置である。ダイを、例えば、基板の表面にボンディングするダイボンダにおいては、コレットと呼ばれる吸着ノズルを用いてダイをウェハから吸着してピックアップし、基板上に搬送し、押付力を付与すると共に、接合材を加熱することによりボンディングを行うという動作(作業)が繰り返して行われる。
特開2015−195261号公報
ボンディング工程では、基板上の所定のボンディング位置に高い精度でボンディングする必要がある。
本開示の課題は、ダイと基板の相対位置の検査の検査精度を向上することが可能な技術を提供することである。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、ダイボンディング装置は、ダイがボンディングされた基板および前記ダイを撮像する撮像部と、前記撮像部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、(a)前記撮像部の同一露光内において、前記ダイの領域外の基板の領域を第一撮像条件にし、かつ、前記ダイの領域を第二撮像条件にして撮像し、(b)前記撮像部の撮像結果に基づいて前記ダイと前記基板の相対位置の検査を行う。
上記ダイボンディング装置によれば、ボンディング工程における検査精度を向上することができる。
実施例に係るダイボンダの構成を示す概略上面図 図1のダイボンダの概略構成とその動作を説明する図 図1のダイ供給部の構成を示す外観斜視図 図2のダイ供給部の主要部を示す概略断面図 図1のダイボンダの制御系の概略構成を示すブロック図 図1のダイボンダのウェハ供給部の光学系を説明するための図 図1のダイボンダにおけるダイボンディング工程を説明するフローチャート 倣い動作を説明するためのフローチャート ダイのユニークな部分(選択領域)の例を示す図 連続着工動作を説明するためのフローチャート 登録画像および類似画像の例を示す図 パターンの位置関係からダイの中心を求める例を示す図 倣い動作を説明するためのフローチャート 基板のユニークな部分(選択領域)の例を示す図 ダイがボンディングされた基板を示す図 連続着工動作を説明するためのフローチャート ばらつき分を拡張した領域を説明する図 ダイがボンディングされた基板を撮像した画像 ダイと基板の光の反射率が異なる場合の問題を説明する図 比較例に係るボンディング精度検査のフローチャート 比較例に係るボンディング精度検査の問題を説明する図
以下、実施例および比較例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
本願発明者はダイが基板にボンディングされた状態でダイと基板の相対位置を検査する技術について検討した。発明者が検討した技術(比較例)について図19〜21を説明する。図19はダイと基板の光の反射率が異なる場合の問題を説明する図である。図20は比較例に係るボンディング精度検査のフローチャートである。図21は比較例に係るボンディング精度検査の問題を説明する図であり、図21(A)は画像を揺らす例であり、図21(B)は基板の適正条件で撮像した画像であり、図21(C)はダイの適正条件で撮像した画像である。
ダイと基板は光の反射率が異なることがある。(そういうケースが多い)ボンディング後の検査でダイと基板のタブを同時に撮像しようとすると、反射率が異なり、カメラのダイナミックレンジに収まらない。例えば、図19(A)に示すように、基板の適正照明ではダイが真っ白になる。また、図19(B)に示すように、ダイの適正照明では基板のリードが見えない。
よって、図19に示すように、ダイを認識するときと、タブを認識するときでは、照明出力またはシャッター開口時間(露光時間)またはカメラのゲインを変えて2回の撮像を必要とする。
図21(A)に示すように、装置内に振動VIBが合った場合は装置の振動VIBがカメラに伝わって画像を揺らし、画面全体を同期的に影響する陽炎HHなどがあった場合は陽炎HHが画像を揺らす。図21(B)に示すように、基板の適性条件で1回目の撮像を行い、図21(C)に示すように、ダイの適性条件で2回目の撮像を行う。1回目の撮像のダイの画像D1および基板の画像TAB1に対して2回目の撮像のダイの画像D2および基板の画像TAB2はずれる。その結果、撮像(画像の取込み)を2回に分けることで、ダイとタブの相対位置の演算結果に、撮像タイミングの違いによって生じる画像の移動オフセットを含んでしまい、ダイと基板の正確な相対距離が測定できなくなり、検査精度を劣化させる。
そこで、実施形態に係るダイボンディング装置では同一露光タイミング内で撮像エリア毎に入力明度信号のレベル(撮像条件)を切り替えて撮像する。撮像条件としては、例えば、撮像装置のゲインが挙げられる。また、撮像エリア毎にシャッター開口時間(露光時間)を変えるようにしてもよい。これにより、反射率の大きく異なるベース(基板など)とアタッチする製品(ダイなど)の載置精度を測定するときに、撮像タイミングを同じにして、撮像タイミングの違い(振動および陽炎など)によって生じるオフセットの影響を受けずに載置精度を測定することができる。位置決めターゲット(パターン)の反射率の違いにより、同一撮像できなかった被写体の同一撮像を可能にし、タイミングの違いで発生するオフセットの影響を受けなくなるため、ベースとアタッチする製品の相対位置の測定精度を向上することができる。また、2回の画像取込を1回で行うことで処理時間を改善することができる。
図1は実施例に係るダイボンダの概略を示す上面図である。図2は図1において矢印A方向から見たときに、ピックアップヘッド及びボンディングヘッドの動作を説明する図である。
ダイボンダ10は、大別して、ダイ供給部1と、ピックアップ部2、中間ステージ部3と、ボンディング部4と、搬送部5、基板供給部6と、基板搬出部7と、各部の動作を監視し制御する制御部8と、を有する。Y軸方向がダイボンダ10の前後方向であり、X軸方向が左右方向である。ダイ供給部1がダイボンダ10の手前側に配置され、ボンディング部4が奥側に配置される。
まず、ダイ供給部1は基板Pに実装するダイDを供給する。ダイ供給部1は、ウェハ11を保持するウェハ保持台12と、ウェハ11からダイDを突き上げる点線で示す突上げユニット13と、を有する。ダイ供給部1は図示しない駆動手段によってXY方向に移動し、ピックアップするダイDを突上げユニット13の位置に移動させる。
ピックアップ部2は、ダイDをピックアップするピックアップヘッド21と、ピックアップヘッド21をY方向に移動させるピックアップヘッドのY駆動部23と、コレット22を昇降、回転及びX方向移動させる図示しない各駆動部と、を有する。ピックアップヘッド21は、突き上げられたダイDを先端に吸着保持するコレット22(図2も参照)を有し、ダイ供給部1からダイDをピックアップし、中間ステージ31に載置する。ピックアップヘッド21は、コレット22を昇降、回転及びX方向移動させる図示しない各駆動部を有する。
中間ステージ部3は、ダイDを一時的に載置する中間ステージ31と、中間ステージ31上のダイDを認識する為のステージ認識カメラ32を有する。
ボンディング部4は、中間ステージ31からダイDをピックアップし、搬送されてくる基板P上にボンディングし、又は既に基板Pの上にボンディングされたダイの上に積層する形でボンディングする。ボンディング部4は、ピックアップヘッド21と同様にダイDを先端に吸着保持するコレット42(図2も参照)を備えるボンディングヘッド41と、ボンディングヘッド41をY方向に移動させるY駆動部43と、基板Pの位置認識マーク(図示せず)を撮像し、ボンディング位置を認識する基板認識カメラ44とを有する。
このような構成によって、ボンディングヘッド41は、ステージ認識カメラ32の撮像データに基づいてピックアップ位置・姿勢を補正し、中間ステージ31からダイDをピックアップし、基板認識カメラ44の撮像データに基づいて基板PにダイDをボンディングする。
搬送部5は、一枚又は複数枚の基板P(図1では4枚)を載置した基板搬送パレット51と、基板搬送パレット51が移動するパレットレール52とを具備し、並行して設けられた同一構造の第1、第2搬送部とを有する。基板搬送パレット51は、基板搬送パレット51に設けられた図示しないナットをパレットレール52に沿って設けられた図示しないボールネジで駆動することによって移動する。
このような構成によって、基板搬送パレット51は、基板供給部6で基板Pを載置し、パレットレール52に沿ってボンディング位置まで移動し、ボンディング後、基板搬出部7まで移動して、基板搬出部7に基板Pを渡す。第1、第2搬送部は、互いに独立して駆動され、一方の基板搬送パレット51に載置された基板PにダイDをボンディング中に、他方の基板搬送パレット51は、基板Pを搬出し、基板供給部6に戻り、新たな基板Pを載置するなどの準備を行なう。
次に、ダイ供給部1の構成について図3および図4を用いて説明する。図3はダイ供給部の外観斜視図を示す図である。図4はダイ供給部の主要部を示す概略断面図である。
ダイ供給部1は、水平方向(XY方向)に移動するウェハ保持台12と、上下方向に移動する突上げユニット13と、を備える。ウェハ保持台12は、ウェハリング14を保持するエキスパンドリング15と、ウェハリング14に保持され複数のダイDが接着されたダイシングテープ16を水平に位置決めする支持リング17と、を有する。突上げユニット13は支持リング17の内側に配置される。
ダイ供給部1は、ダイDの突き上げ時に、ウェハリング14を保持しているエキスパンドリング15を下降させる。その結果、ウェハリング14に保持されているダイシングテープ16が引き伸ばされダイDの間隔が広がり、突上げユニット13によりダイD下方よりダイDを突き上げ、ダイDのピックアップ性を向上させている。なお、薄型化に伴いダイを基板に接着する接着剤は、液状からフィルム状となり、ウェハ11とダイシングテープ16との間にダイアタッチフィルム(DAF)18と呼ばれるフィルム状の接着材料を貼り付けている。ダイアタッチフィルム18を有するウェハ11では、ダイシングは、ウェハ11とダイアタッチフィルム18に対して行なわれる。従って、剥離工程では、ウェハ11とダイアタッチフィルム18をダイシングテープ16から剥離する。
ダイボンダ10は、ウェハ11上のダイDの姿勢を認識するウェハ認識カメラ24と、中間ステージ31に載置されたダイDの姿勢を認識するステージ認識カメラ32と、ボンディングステージBS上の実装位置を認識する基板認識カメラ44とを有する。認識カメラ間の姿勢ずれ補正しなければならないのは、ボンディングヘッド41によるピックアップに関与するステージ認識カメラ32と、ボンディングヘッド41による実装位置へのボンディングに関与する基板認識カメラ44である。本実施例ではウェハ認識カメラ24を用いてダイDの位置決めを行い、基板認識カメラ44を用いて基板Pの位置決めおよび基板Pと基板Pにボンディングされたダイの相対位置の検査を行う。
制御系について図5を用いて説明する。図5は図1のダイボンダの制御系の概略構成を示すブロック図である。制御系80は制御部8と駆動部86と信号部87と光学系88とを備える。制御部8は、大別して、主としてCPU(Central Processor Unit)で構成される制御・演算装置81と、記憶装置82と、入出力装置83と、バスライン84と、電源部85とを有する。記憶装置82は、処理プログラムなどを記憶しているRAMで構成されている主記憶装置82aと、制御に必要な制御データや画像データ等を記憶しているHDDで構成されている補助記憶装置82bとを有する。入出力装置83は、装置状態や情報等を表示するモニタ83aと、オペレータの指示を入力するタッチパネル83bと、モニタを操作するマウス83cと、光学系88からの画像データを取り込む画像取込装置83dと、を有する。また、入出力装置83は、ダイ供給部1のXYテーブル(図示せず)やボンディングヘッドテーブルのZY駆動軸等の駆動部86を制御するモータ制御装置83eと、種々のセンサ信号や照明装置などのスイッチ等の信号部87から信号を取り込み又は制御するI/O信号制御装置83fとを有する。光学系88には、ウェハ認識カメラ24、ステージ認識カメラ32、基板認識カメラ44が含まれる。制御・演算装置81はバスライン84を介して必要なデータを取込み、演算し、ピックアップヘッド21等の制御や、モニタ83a等に情報を送る。
制御部8は画像取込装置83dを介してウェハ認識カメラ24および基板認識カメラ44で撮像した画像データを記憶装置82に保存する。保存した画像データに基づいてプログラムしたソフトウェアにより、制御・演算装置81を用いてダイDおよび基板Pの位置決めを行う。制御・演算装置81が算出したダイDおよび基板Pの位置に基づいてソフトウェアによりモータ制御装置83eを介して駆動部86を動かす。このプロセスによりウェハ上のダイの位置決めを行い、ピックアップ部2およびボンディング部4の駆動部で動作させダイDを基板P上にボンディングする。使用するウェハ認識カメラ24および基板認識カメラ44はグレースケール、カラー等であり、光強度を数値化する。
次に、ウェハ認識カメラについて図6を用いて説明する。図6はウェハ供給部の光学系を説明するための図であり、ウェハ認識カメラおよびピックアップ対象のダイに画像撮影用の光を照射する照明部の配置を示している。ステージ認識カメラ32および基板認識カメラ44はウェハ認識カメラ24と同様である。
ウェハ認識カメラ24の撮像部IDは鏡筒BTの一端と接続され、鏡筒BTの他端には対物レンズ(図示は省略)が取り付けられ、この対物レンズを通してダイDの主面の画像を撮影する構成となっている。
撮像部IDとダイDとを結ぶ線上の鏡筒BTとダイDとの間には、面発光照明(光源)SL、ハーフミラー(半透過鏡)HMを内部に備えた照明部LDが配置されている。面発光照明SLからの照射光は、ハーフミラーHMによって撮像部IDと同じ光軸で反射され、ダイDに照射される。撮像部IDと同じ光軸でダイDに照射されたその散乱光は、ダイDで反射し、そのうちの正反射光がハーフミラーHMを透過して撮像部IDに達し、ダイDの映像を形成する。すなわち、照明部LDは同軸落射照明(同軸照明)の機能を有する。
照明システムは同軸照明に限定されるものではなく、ドーム照明、斜光リング照明、斜光バー照明、透過照明等であってもよい。被写体によりこれらの照明の複数種による組み合わせでシステムを構築してもよい。光源色は単色以外に白等がある。光源は出力調節を線形変化にて行えるもの、例えばLEDのパルス調光デューティーにて光量調節するものを用いる。
図7は実施例に係る半導体製造装置におけるダイボンディング工程を説明するフローチャートである。
実施例のダイボンディング工程では、まず、制御部8は、ウェハ11を保持しているウェハリング14をウェハカセットから取り出してウェハ保持台12に載置し、ウェハ保持台12をダイDのピックアップが行われる基準位置まで搬送する(ウェハローディング(工程P1))。次いで、制御部8は、ウェハ認識カメラ24によって取得した画像から、ウェハ11の配置位置がその基準位置と正確に一致するように微調整を行う。
次に、制御部8は、ウェハ11が載置されたウェハ保持台12を所定ピッチでピッチ移動させ、水平に保持することによって、最初にピックアップされるダイDをピックアップ位置に配置する(ダイ搬送(工程P2))。ウェハ11は、予めプローバ等の検査装置により、ダイ毎に検査され、ダイ毎に良、不良を示すマップデータが生成され、制御部8の記憶装置82に記憶される。ピックアップ対象となるダイDが良品であるか、不良品であるかの判定はマップデータにより行われる。制御部8は、ダイDが不良品である場合は、ウェハ11が載置されたウェハ保持台12を所定ピッチでピッチ移動させ、次にピックアップされるダイDをピックアップ位置に配置し、不良品のダイDをスキップする。
制御部8は、ウェハ認識カメラ24によってピックアップ対象のダイDの主面(上面)を撮影し、取得した画像からピックアップ対象のダイDの上記ピックアップ位置からの位置ずれ量を算出する。制御部8は、この位置ずれ量を基にウェハ11が載置されたウェハ保持台12を移動させ、ピックアップ対象のダイDをピックアップ位置に正確に配置する(ダイ位置決め(工程P3))。ダイの位置決めの詳細は後述する。
制御部8は、基板供給部6で基板Pを基板搬送パレット51に載置する(基板ローディング(工程P4))。制御部8は、基板Pが載置された基板搬送パレット51をボンディング位置まで移動させる(基板搬送(工程P5))。
基板認識カメラ44にて基板を撮像して位置決めを行う(基板位置決め(工程P6))。基板の位置決めの詳細は後述する。
制御部8は、ピックアップ対象のダイDを正確にピックアップ位置に配置した後、コレット22を含むピックアップヘッド21によってダイDをダイシングテープ16からピックアップし、中間ステージ31に載置する(ダイハンドリング(工程P7))。制御部8は、中間ステージ31に載置したダイの姿勢ずれ(回転ずれ)の検出をステージ認識カメラ32にて撮像して行う。制御部8は、姿勢ずれがある場合は中間ステージ31に設けられた旋回駆動装置(不図示)によって実装位置を有する実装面に平行な面で中間ステージ31を旋回させて姿勢ずれを補正する。
制御部8は、コレット42を含むボンディングヘッド41によって中間ステージ31からダイDをピックアップし、基板Pまたは既に基板Pにボンディングされているダイにダイボンディングする(ダイアタッチ(工程P8))。
制御部8は、ダイDをボンディングした後、そのボンディング位置が正確になされているかを検査する(ダイと基板の相対位置検査(工程P9))。ダイと基板の相対位置検査の詳細は後述する。
以後、同様の手順に従ってダイDが1個ずつ基板Pにボンディングする。1つの基板のボンディングが完了すると、基板搬送パレット51を基板搬出部7まで移動して(基板搬送(工程PA))、基板搬出部7に基板Pを渡す(基板アンローディング(工程PB))。
また、同様の手順に従ってダイDが1個ずつダイシングテープ16から剥がされる(工程P7)。不良品を除くすべてのダイDのピックアップが完了すると、それらダイDをウェハ11の外形で保持していたダイシングテープ16およびウェハリング14等をウェハカセットへアンローディングする(工程PC)。
ダイの位置決めの方法について図8〜12を用いて説明する。図8は倣い動作を説明するためのフローチャートである。図9はダイのユニークな部分(選択領域)の例を示す図である。図10は連続着工動作を説明するためのフローチャートである。図11は登録画像および類似画像の例を示す図である。図12はパターンの位置関係からダイの中心を求める例を示す図であり、図12(A)は登録画像であり、図12(B)は位置合わせを行うダイの画像である。
ダイの位置決めアルゴリズムは、主にテンプレートマッチングを用い、一般に知られている正規化相関式での演算とする。その結果を一致率とする。テンプレートマッチングはリファレンス学習の倣い動作と連続着工用動作がある。
まず、倣い動作について説明する。制御部8はリファレンスサンプルをピックアップ位置に搬送する(ステップS1)。制御部8はウェハ認識カメラ24でリファレンスサンプルの画像PCrを取得する(ステップS2)。ダイボンダの操作者がヒューマンインタフェース(タッチパネル83bやマウス83c)により画像内から、図8に示すようなユニークな部分UAを選択する(ステップS3)。制御部8は選択されたユニークな部分(選択領域)UAとリファレンスサンプルとの位置関係(座標)を記憶装置82に保存する(ステップS4)。制御部8は選択領域の画像(テンプレート画像)PTを記憶装置82に保存する(ステップS5)。基準となるワーク画像(登録画像)とその座標を記憶装置82に保存する。
登録画像を複数用意することで、図12に示すように、検出した登録画像に一致する各位置との相対関係からダイの中心を算出し位置決めを行う。
次に、連続動作について説明する。制御部8は連続着工用に部材(製品用ウェハ)をピックアップ位置に搬送する(ステップS11)。制御部8はウェハ認識カメラ24で製品用ダイの画像PCnを取得する(ステップS2)。図11に示すように、制御部8は倣い動作で保存していたテンプレート画像PTと製品用ダイの取得画像PCnとを比較し、最も類似した部分の画像PTnの座標を算出する(ステップS13)。その座標とリファレンスサンプルで測定した座標とを比較し、製品用ダイの位置(画像PTnとテンプレート画像PTとのオフセット)を算出する(ステップS14)。
基板の位置決めおよびダイがボンディングされた基板とダイの相対位置検査の方法について図13〜17を用いて説明する。図13は倣い動作を説明するためのフローチャートである。図14は基板のユニークな部分(選択領域)の例を示す図である。図15はダイがボンディングされた基板を示す図である。図16は連続着工動作を説明するためのフローチャートである。図17はばらつき分を拡張した領域を説明するための図である。
基板の位置決め、ダイがボンディングされた基板およびダイの認識アルゴリズムは前述のダイの位置決めアルゴリズムと同様に、主にテンプレートマッチングを用い、テンプレートマッチングはリファレンス学習の倣い動作と連続着工用動作がある。
まず、倣い動作について説明する。倣い動作は、大きく分けて、基板認識の倣い(ステップS21)とダイ認識の倣い(ステップS24)との二つがある。
制御部8はリファレンスサンプル用の基板をボンディング位置に搬送する(ステップS211)。制御部8は基板認識カメラ44の照明値(L1)、ゲイン(G1)、露光時間(V1)を調整する(ステップS212)。制御部8は基板認識カメラ44でリファレンスサンプル用の基板の画像を取得する(ステップS213)。ダイボンダの操作者がヒューマンインタフェース(タッチパネル83bやマウス83c)により画像内から、図14に示すようなユニークな部分TUAを選択する(ステップS214)。なお、基板Pは複数のタブ(製品領域)TABが格子状に配置され、タブTABはダイDがボンディングされる領域DRと、ダイDのボンディングパッドとボンディングワイヤで電気的に接続される端子TTと、基板のユニークな部分TUAと、を備える。制御部8は選択されたユニークな部分(選択領域)TUAとリファレンスサンプル用の基板との位置関係(座標)を記憶装置82に保存する(ステップS215)。制御部8は選択領域の画像(テンプレート画像)を記憶装置82に保存する(ステップS216)。基準となるワーク画像(登録画像)とその座標を記憶装置82に保存する。以上が基板認識の倣い(ステップS21)である。
基板認識の倣い(ステップS21)後、基板上のダイボンディング位置を決定し、座標データとして記憶装置82に保存し(ステップS22)、基板上にダイをボンディングする(ステップS23)。その後、以下に説明するダイ認識の倣い(ステップS24)を行う。
制御部8は基板上のダイ範囲(ダイサイズ)を決定する(ステップS241)。制御部8はリファレンスサンプル用の基板のテンプレート画像を取得したときの基板認識カメラ44の照明値(L1)、露光時間(V1)において、ダイ範囲のみのゲイン(G2)を調整する(ステップS242)。制御部8は基板認識カメラ44でリファレンスサンプル用のダイの画像を取得する(ステップS243)。ダイボンダの操作者がヒューマンインタフェース(タッチパネル83bやマウス83c)により画像内から、図15に示すようなユニークな部分UAを選択する(ステップS244)。制御部8は選択されたユニークな部分(選択領域)UAとリファレンスサンプル用のダイとの位置関係(座標)を記憶装置82に保存する(ステップS245)。制御部8は選択領域の画像(テンプレート画像)を記憶装置82に保存する(ステップS246)。基準となるワーク画像(登録画像)とその座標を記憶装置82に保存する。
次に、連続着工動作について説明する。制御部8は連続着工用に部材(製品用基板)をボンディング位置に搬送する(ステップS31)。制御部8は基板認識カメラ44の撮像条件を調整する。倣い動作のステップS212の調整値であり、照明値をL1、ゲインをG1、露光時間をV1とする(ステップS32)。制御部8は基板認識カメラ44で製品用基板の画像を取得する(ステップS33)。このとき、画面内のゲインはダイが搭載される領域とダイが搭載されない領域のゲインは共通でよい。基板位置決めも、図14に示すように、基板のユニークな部分TUAを用いてダイが搭載されるタブTABの中心位置を算出して行う。倣い動作で取得したテンプレート画像とステップS33で取得した画像を比較して最も類似した部分の座標を算出し、その座標とリファレンスサンプル用の基板で測定した座標を比較して製品基板の位置を算出するテンプレートマッチングにより基板の位置決めを行う(ステップS34)。基板の位置決め結果により、基板の位置に合わせてダイをボンディングする(ステップS35)。
制御部8は、図17に示すように、データ上の基板位置PDと実際の基板位置PRとからステップS22で保存したボンディング座標データに基板認識の結果を反映したダイのボンディングされているべき位置を予測計算する(ステップS36)。制御部8は予測計算した結果にステップS241で決定したダイサイズを反映させたダイの形状範囲DDを予想計算する(ステップS37)。制御部8は予想計算エリアに通常起こりうるボンディングばらつき分を加算して拡張した領域DAを計算する(ステップS38)。
制御部8は倣い動作で基板のテンプレート画像を取得したときの基板認識カメラ44の照明値(L1)、露光時間(V1)において、領域DAのゲインを倣い動作のステップS242で調整したG2、その他の領域のゲインをステップS212で調整したG1にして、基板認識カメラ44でカメラ画像を取得する(ステップS39)。制御部8は基板認識カメラ44でダイが搭載された製品用基板の画像を取得する(ステップS3A)。制御部8は画像内の基板上のユニークな部分より基板の中心位置を算出し、ダイ上のユニークな部分よりダイの中心位置を算出し、相対位置が正しいかどうかを検査する(ステップS3B)。ダイ上のユニークな部分よりダイの中心位置を算出する際にステップS246で保存したテンプレート画像を用いる。
ステップS39〜3Bの具体例、例えば基板Pの光の反射率がダイDの光の反射率よりも小さい場合について図18を用いて説明する。図18はダイがボンディングされた基板を撮像した画像である。
ダイDを基板Pに実装した直後のタブTABを基板認識カメラ44で撮像する。基板認識カメラ44には同一露光タイミング内で撮像エリア毎に入力明度信号のレベルを切り替えが可能なカメラ(例えば、ソニー株式会社のマシンビジョンカメラ(製品名)、XCL−SG510(型式))を使用する。このときのシャッター開口タイミングはその露光時間長と合わせて同じタイミングとする。ダイDのゲインとダイDの周囲のゲインとを異ならせ、ダイDのゲインは上げずにダイDの周囲が明るく撮像できるようダイDの周囲のゲインを上げて撮像する。これにより、ダイDとその周囲の互いの撮像画像をカメラのダイナミックレンジ内に収めることができる。相対位置検査のパターンはタブTABで2箇所のユニークな部分TUA、ダイDで2箇所のユニークな部分UAを登録し、互いの位置を測定する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態および実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例ではダイDのゲインとダイDの周囲のゲインとを異ならせて撮像することを説明したが、ダイDのシャッター開口時間(露光時間)とダイDの周囲の露光時間とを異ならせて撮像するようにしてもよいし、ダイDの照明出力とダイDの周囲の照明出力とを異ならせて撮像するようにしてもよい。
また、実施例では同軸照明は対物レンズ−ダイ間に配置するタイプについて説明したが、レンズ内挿入タイプであってもよい。
また、実施例ではウェハの裏面にDAFが貼付されているが、DAFはなくてもよい。
また、実施例ではピックアップヘッドおよびボンディングヘッドをそれぞれ1つ備えているが、それぞれ2つ以上であってもよい。また、実施例では中間ステージを備えているが、中間ステージがなくてもよい。この場合、ピックアップヘッドとボンディングヘッドは兼用してもよい。
また、実施例ではダイの表面を上にしてボンディングされるが、ダイをピックアップ後ダイの表裏を反転させて、ダイの裏面を上にしてボンディングしてもよい。この場合、中間ステージは設けなくてもよい。この装置はフリップチップボンダという。
10・・・ダイボンダ
1・・・ウェハ供給部
D・・・ダイ
ID・・・撮像部
LD・・・照明部
2・・・ピックアップ部
24・・・ウェハ認識カメラ
3・・・アライメント部
31・・・中間ステージ
32・・・ステージ認識カメラ
4・・・ボンディング部
41・・・ボンディングヘッド
42・・・コレット
44・・・基板認識カメラ
5・・・搬送部
BS・・・ボンディングステージ
P・・・基板
8・・・制御部

Claims (16)

  1. ダイがボンディングされた基板および前記ダイを撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像装置の同一露光内において、前記ダイの領域外の基板の領域を第一撮像条件にし、かつ、前記ダイの領域を第二撮像条件にして撮像し、
    前記撮像装置の撮像結果に基づいて前記ダイと前記基板の相対位置の検査を行う
    ダイボンディング装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記撮像装置により前記第一撮像条件でダイがボンディングされていない基板を撮像して基板位置を認識し、
    予め決められているダイのボンディング座標と前記認識した基板位置とに基づきダイのボンディングされるべき位置を予測し、
    前記予測したボンディングされるべき位置にダイサイズを反映させたダイの形状範囲を予測し、
    前記予測したダイの形状範囲に通常起こり得るボンディングばらつき分を拡張した領域を求め、
    前記撮像装置により前記領域を前記第二撮像条件にし、前記領域以外の領域を前記第一撮像条件にして撮像するダイボンディング装置。
  3. 請求項2において、
    前記制御部は、リファレンス用の基板に対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第一撮像条件とし、
    前記リファレンス用の基板に実装されたリファレンス用のダイに対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第二撮像条件とし、
    前記第二撮像条件の照明値および露光時間は、それぞれ前記第一撮像条件の照明値および露光時間に調整するダイボンディング装置。
  4. 請求項3において、さらに、
    前記ダイが貼り付けられたダイシングテープを保持するウェハリングを保持するウェハ供給部と、
    前記ダイシングテープ上のダイを撮像するウェハ認識カメラと、
    を備えるダイボンディング装置。
  5. 請求項4において、さらに、
    前記基板または前記ダイを既にボンディングされているダイ上にボンディングするボンディングヘッドを備えるダイボンディング装置。
  6. 請求項4において、さらに、
    前記ダイをピックアップするピックアップヘッドと、
    ピックアップされた前記ダイが載置される中間ステージと、
    前記中間ステージに載置されたダイを前記基板または既に前記基板にボンディングされたダイ上にボンディングするボンディングヘッドと、
    を備えるダイボンディング装置。
  7. 半導体装置の製造方法は、
    (a)ダイが貼付されたダイシングテープを保持するウェハリングホルダを準備する工程と、
    (b)第一撮像装置を用いて前記ダイシングテープ上のダイの位置決めを行う工程と、
    (c)基板を準備する工程と、
    (d)第二撮像装置を用いて前記基板の位置決めを行う工程と、
    (e)前記ダイを前記基板または既にボンディングされたダイの上にボンディングする工程と、
    (f)前記第二撮像装置を用いて前記ボンディングされたダイと前記基板との相対位置を検査する工程と、
    を備え、
    前記(f)工程は、前記第二撮像装置の同一露光内において、前記ダイの領域外の基板の領域を第一撮像条件にし、かつ、前記ダイの領域を第二撮像条件にして撮像する。
  8. 請求項7の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程は前記第二撮像装置により前記第一撮像条件で前記基板を撮像して基板位置を認識し、
    前記(f)工程は、
    (f1)予め決められているダイのボンディング座標と前記認識した基板位置とに基づきダイのボンディングされるべき位置を予測する工程と、
    (f2)前記予測したボンディングされるべき位置にダイサイズを反映させたダイの形状範囲を予測する工程と、
    (f3)前記予測したダイの形状範囲に通常起こり得るボンディングばらつき分を拡張した領域を求める工程と、
    (f4)前記第二撮像装置により前記領域を前記第二撮像条件にし、前記領域以外の領域を前記第一撮像条件にして撮像する工程と、
    を備える。
  9. 請求項8の半導体装置の製造方法において、さらに、
    (g)リファレンス用の基板に対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第一撮像条件を得る工程と、
    (h)前記リファレンス用の基板に実装されたリファレンス用のダイに対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第二撮像条件を得る工程と、
    を備え、
    前記(h)工程は、前記第二撮像条件の照明値および露光時間を、それぞれ前記第一撮像条件の照明値および露光時間に調整する。
  10. 請求項9の半導体装置の製造方法において、さらに、
    (i)前記ダイをピックアップする工程と、
    (j)ピックアップされた前記ダイを中間ステージに載置する工程と、
    を備える。
  11. ダイが貼り付けられたダイシングテープを保持するウェハ供給部と、
    前記ダイシングテープ上のダイを撮像するウェハ認識カメラと、
    基板を撮像する基板認識カメラと、
    前記ウェハ認識カメラおよび基板認識カメラを制御する制御部と、
    前記ダイを前記基板にボンディングするボンディングヘッドと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ウェハ認識カメラにより前記ダイを撮像し前記ダイの位置決めを行い、
    前記基板認識カメラにより前記基板を撮像し前記基板の位置決めを行い、
    前記基板認識カメラにより前記基板にボンディングされたダイと前記基板とを撮像し前記ダイと前記基板との位置関係の検査を行う場合、
    前記基板認識カメラの同一露光内において、前記ダイの領域外の基板の領域を第一撮像条件にし、かつ、前記ダイの領域を第二撮像条件にして撮像し、
    前記基板認識カメラの撮像結果に基づいて前記ダイと前記基板の相対位置の検査を行うダイボンディング装置。
  12. 請求項11において、
    前記制御部は、
    前記基板認識カメラにより前記第一撮像条件でダイがボンディングされていない基板を撮像して基板位置を認識し、
    予め決められているダイのボンディング座標と前記認識した基板位置とに基づきダイのボンディングされるべき位置を予測し、
    前記予測したボンディングされるべき位置にダイサイズを反映させたダイの形状範囲を予測し、
    前記予測したダイの形状範囲に通常起こり得るボンディングばらつき分を拡張した領域を求め、
    前記基板認識カメラにより前記領域を前記第二撮像条件にし、前記領域以外の領域を前記第一撮像条件にして撮像するダイボンディング装置。
  13. 請求項12において、
    前記制御部は、リファレンス用の基板に対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第一撮像条件とし、
    前記リファレンス用の基板に実装されたリファレンス用のダイに対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第二撮像条件とし、
    前記第二撮像条件の照明値および露光時間は、それぞれ前記第一撮像条件の照明値および露光時間に調整するダイボンディング装置。
  14. 半導体装置の製造方法は、
    (a)ダイが貼付されたダイシングテープを保持するウェハリングホルダを準備する工程と、
    (b)ウェハ認識カメラを用いて前記ダイの位置決めを行う工程と、
    (c)基板を準備する工程と、
    (d)基板認識カメラを用いて前記基板の位置決めを行う工程と、
    (e)前記ダイをピックアップする工程と、
    (f)前記ピックアップしたダイを前記基板または既にボンディングされたダイの上にボンディングする工程と、
    (g)前記基板認識カメラを用いて前記ダイと前記基板との相対位置を検査する工程と、
    を備え、
    前記(g)工程は、前記第二撮像装置の同一露光内において、前記ダイの領域外の基板の領域を第一撮像条件にし、かつ、前記ダイの領域を第二撮像条件にして撮像する。
  15. 請求項14の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程は前記基板認識カメラにより前記第一撮像条件で前記基板を撮像して基板位置を認識し、
    前記(g)工程は、
    (g1)予め決められているダイのボンディング座標と前記認識した基板位置とに基づきダイのボンディングされるべき位置を予測する工程と、
    (g2)前記予測したボンディングされるべき位置にダイサイズを反映させたダイの形状範囲を予測する工程と、
    (g3)前記予測したダイの形状範囲に通常起こり得るボンディングばらつき分を拡張した領域を求める工程と、
    (g4)前記基板認識カメラにより前記領域を前記第二撮像条件にし、前記領域以外の領域を前記第一撮像条件にして撮像する工程と、
    を備える。
  16. 請求項15の半導体装置の製造方法において、さらに、
    (h)リファレンス用の基板に対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第一撮像条件を得る工程と、
    (i)前記リファレンス用の基板に実装されたリファレンス用のダイに対して、照明値、露光時間、ゲインを調整して前記第二撮像条件を得る工程と、
    を備え、
    前記(i)工程は、前記第二撮像条件の照明値および露光時間を、それぞれ前記第一撮像条件の照明値および露光時間に調整する。
JP2017045282A 2017-03-09 2017-03-09 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法 Active JP6836938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017045282A JP6836938B2 (ja) 2017-03-09 2017-03-09 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017045282A JP6836938B2 (ja) 2017-03-09 2017-03-09 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018152375A true JP2018152375A (ja) 2018-09-27
JP6836938B2 JP6836938B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=63681727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017045282A Active JP6836938B2 (ja) 2017-03-09 2017-03-09 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6836938B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020213588A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 株式会社新川 ボンディング装置及びボンディングヘッドの移動量補正方法
KR20220089639A (ko) * 2020-12-21 2022-06-28 파스포드 테크놀로지 주식회사 다이 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020213588A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 株式会社新川 ボンディング装置及びボンディングヘッドの移動量補正方法
JPWO2020213588A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22
TWI744849B (zh) * 2019-04-15 2021-11-01 日商新川股份有限公司 接合裝置以及接合頭的移動量補正方法
KR20210145808A (ko) * 2019-04-15 2021-12-02 가부시키가이샤 신가와 본딩 장치 및 본딩 헤드의 이동량 보정 방법
JP7089313B2 (ja) 2019-04-15 2022-06-22 株式会社新川 ボンディング装置及びボンディングヘッドの移動量補正方法
KR102616981B1 (ko) 2019-04-15 2023-12-27 가부시키가이샤 신가와 본딩 장치 및 본딩 헤드의 이동량 보정 방법
KR20220089639A (ko) * 2020-12-21 2022-06-28 파스포드 테크놀로지 주식회사 다이 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
KR102641333B1 (ko) * 2020-12-21 2024-02-28 파스포드 테크놀로지 주식회사 다이 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6836938B2 (ja) 2021-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7018341B2 (ja) ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
TWI624887B (zh) 半導體製造裝置及半導體裝置的製造方法
CN108573901B (zh) 裸芯片接合装置及半导体器件的制造方法
TWI655406B (zh) 接合裝置以及被攝體的高度檢測方法
JP7029900B2 (ja) ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
CN108364880B (zh) 半导体制造装置及半导体器件的制造方法
JP2015190826A (ja) 基板検査装置
JP7010633B2 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
KR20180127204A (ko) 반도체 제조 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
US20220199433A1 (en) Die Bonding Apparatus and Manufacturing Method for Semiconductor Apparatus
JP2012248728A (ja) ダイボンダ及びボンディング方法
JP6836938B2 (ja) ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
JP2019149440A (ja) ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
TWI798619B (zh) 晶粒接合裝置及半導體裝置之製造方法
TWI765517B (zh) 晶粒接合裝置及半導體裝置的製造方法
JP3933060B2 (ja) ボンディングワイヤ検査方法
TWI786739B (zh) 晶粒接合裝置及半導體裝置之製造方法
JP2023092401A (ja) 実装装置、照明システムの調整方法および半導体装置の製造方法
JP2022051472A (ja) 焦点調整治具、ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
JP2024016866A (ja) 実装装置および半導体装置の製造方法
JP2023134298A (ja) 実装装置、検査装置および半導体装置の製造方法
JP2023041413A (ja) ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
JP2009168485A (ja) 半導体デバイス試験装置とその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6836938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250