JP2018151139A - 飛しょう体誘導装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】飛しょう体が大型化するのを抑制しつつ、高機動目標への充分な対応が可能となる飛しょう体誘導装置を得ること。
【解決手段】飛しょう体誘導装置100は、飛行経路を予測した目標10に対して飛しょう体80を誘導する。飛しょう体誘導装置100は、目標10の位置及び速度を検出するセンサ装置20と、目標10の位置及び速度の情報を基に目標10の将来の位置、将来の速度及び将来の加速度のそれぞれを予測する追尾フィルタ60を備える。追尾フィルタ60は、予測した目標予測位置、目標予測速度及び目標予測加速度の情報を基に、目標予測経路を作成する。要撃誘導計算部70は、追尾フィルタ60が作成した目標予測経路の情報を基に、飛しょう体80と目標10との予想会合点及び予想会合時間の更新値を計算し、更新値を基に誘導諸元を更新する。
【選択図】図2

Description

本発明は、飛行経路を予測した目標に対して飛しょう体を誘導する飛しょう体誘導装置及びそのプログラムに関する。
目標に対して飛しょう体を誘導する場合には、目標の位置、速度及び種類を含む目標情報を基に、追尾フィルタによって将来速度及び将来位置を予測することが行われる。また、予測した予測情報を基に、飛しょう体を目標に会合させるための要撃誘導計算が行われる。
要撃誘導計算の代表的な例には、飛しょう体が目標と会合するまでの飛しょう時間を最短とする飛しょう時間最短航法、飛しょう体が目標と会合する際の存速を最大とする存速最大航法、及び飛しょう体が目標と会合するときの会合角をある範囲内とするカウンタパラレル航法がある。下記特許文献1には、飛しょう時間最短航法及び存速最大航法を用いた誘導方法が開示されている。また、下記特許文献2には、カウンタパラレル航法を用いた誘導方法が開示されている。
特開2005−291639号公報 特開2011−242105号公報
飛しょう体と目標とが遠距離で会合する場合、飛しょう体の速度が低下する。また、飛しょう体と目標とが高高度で会合する場合、飛しょう体の周囲の空気密度が低下する。何れの場合も、旋回加速度及び旋回時定数といった飛しょう体の空力旋回性能が低下する。このため、飛しょう体と目標とが遠距離及び高高度で会合する場合、飛しょう体の誘導性能が低下し、従来手法の適用のみでは、高機動旋回目標、波状蛇行目標及び高機動ダイブ目標といった高機動目標への対処能力すなわちロバスト性に乏しく、高機動目標への対処が限定的になるという課題がある。
また、飛しょう体と目標とが遠距離で会合する場合において、要撃誘導計算の改良が図られない場合には、飛しょう体の推進性能向上による存速の向上が必要となる。これにより、飛しょう体の大型化が余儀なくされるという課題がある。
また、上述したように、高高度では飛しょう体の周囲の空気密度が低下するので、飛しょう体の空力旋回性能が低下する。このため、飛しょう体と目標とが高高度での会合する場合において、要撃誘導計算の改良が図られないときには、高高度での十分な旋回能力を確保するために、当該旋回能力に応じた規模の推力変更装置又はサイドスラスタが必要となる。すなわち、高高度での会合を考慮した場合にも、飛しょう体の大型化が余儀なくされるという課題が認められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、飛しょう体が大型化するのを抑制しつつ、高機動目標への充分な対処が可能となる飛しょう体誘導装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る飛しょう体誘導装置は、飛行経路を予測した目標に対して飛しょう体を誘導する。飛しょう体誘導装置は、目標の位置及び速度を検出するセンサ装置と、目標の位置及び速度の情報を基に目標の将来の位置、将来の速度及び将来の加速度のそれぞれを予測する追尾フィルタを備える。追尾フィルタは、予測した目標予測位置、目標予測速度及び目標予測加速度の情報を基に、目標予測経路を作成する。要撃誘導計算部は、追尾フィルタが作成した目標予測経路の情報を基に、飛しょう体と目標との予想会合点及び予想会合時間の更新値を計算し、更新値を基に誘導諸元を更新する。
本発明によれば、飛しょう体が大型化するのを抑制しつつ、高機動目標への充分な対処が可能となる、という効果を奏する。
実施の形態に係る飛しょう体誘導装置を含む飛しょう体誘導システムの概念図 実施の形態に係る飛しょう体誘導装置を含む飛しょう体誘導システムの機能概念図 実施の形態における発射装置、追尾フィルタ、要撃誘導計算部及び誘導制御部の各機能を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図 実施の形態における追尾フィルタの説明に供するブロック図 実施の形態における誘導制御部の処理の説明に供する図 実施の形態における追尾フィルタの処理の説明に供する第1の図 実施の形態における追尾フィルタの処理の説明に供する第2の図 実施の形態における中間点の算出方式の説明に供する第1の図 実施の形態における中間点の算出方式の説明に供する第2の図
以下に、本発明の実施の形態に係る飛しょう体誘導装置及びそのプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る飛しょう体誘導装置を含む飛しょう体誘導システムの概念図である。実施の形態に係る飛しょう体誘導システム150は、図1に示すように、センサ装置20、射撃管制装置30、発射装置40及び飛しょう体80を含む概念である。飛しょう体誘導システム150は、センサ装置20が目標10を探知及び追尾して、発射装置40から発射された飛しょう体80を、射撃管制装置30が目標10に指向させるシステムである。
図2は、実施の形態に係る飛しょう体誘導装置を含む飛しょう体誘導システムの機能概念図である。図2に示すように、センサ装置20と、追尾フィルタ60及び要撃誘導計算部70を備えた射撃管制装置30とによって飛しょう体誘導装置100が構成される。
なお、飛しょう体誘導システム150の構成において、センサ装置20と射撃管制装置30とは、1つの装置であってもよい。代替的に、あるいは、付加的に、射撃管制装置30と発射装置40とは、1つの装置であってもよい。代替的に、センサ装置20と射撃管制装置30と発射装置40とは、1つの装置であってもよい。
また、飛しょう体80は、図2に示すように、飛しょう体80の速度及び進路を制御する誘導制御部81と、物理的な構造部である飛しょう体弾体82と、飛しょう体80に搭載されるセンサである飛しょう体センサ83と、に区分することができる。
なお、図2では図示を省略しているが、飛しょう体弾体82は、推進力を発生する推進装置、及び旋回加速度を発生する操舵装置、推力偏向装置又はサイドスラスタを備えている。
また、図2では図示を省略しているが、飛しょう体センサ83は、位置センサ装置、速度センサ装置、加速度センサ装置、角度センサ装置、及び終末誘導に使用するシーカ装置を備えている。
なお、図2では、飛しょう体センサ83を飛しょう体80内に搭載しているが、飛しょう体センサ83をセンサ装置20に搭載してもよい。飛しょう体センサ83をセンサ装置20に搭載する場合には、一部のセンサ装置の省略が可能である。
また、追尾フィルタ60及び要撃誘導計算部70は、図2のように射撃管制装置30に搭載されることが一般的であるが、追尾フィルタ60及び要撃誘導計算部70が飛しょう体80内に搭載されていてもよい。
また、誘導制御部81及び飛しょう体センサ83は、図2のように飛しょう体80内に搭載されることが一般的であるが、誘導制御部81及び飛しょう体センサ83が射撃管制装置30内に搭載されていてもよい。
図3は、実施の形態における発射装置40、追尾フィルタ60、要撃誘導計算部70及び誘導制御部81の各機能を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
発射装置40、追尾フィルタ60、要撃誘導計算部70及び誘導制御部81の各機能を実現する場合には、図3に示すように、各種の演算処理を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)202と、データ授受を行うための入出力部203と、プログラム格納領域及びデータ格納領域を含むRAM(Random Access Memory)204と、不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)205とを備えたコンピュータを用いることができる。また、外部の装置との間で有線又は無線で通信を行う場合には、通信用インタフェース206が備えられる。
CPU202は、マイクロプロセッサ、マイコン、プロセッサ、又はDSP(Digital Signal Processor)といった演算手段であってもよい。
ROM205には、各種処理のためのプログラム及び各種処理において参照されるデータベースが格納されている。プログラム及びデータベースは、ROM205以外に、読み取り及び書き込みが可能な記録媒体に記録されたものでもよい。記録媒体は、ハードディスク装置、可搬型記録媒体であるCD−ROM、DVDディスク、USBメモリ、又は、半導体メモリであるフラッシュメモリの何れであってもよい。
プログラムは、RAM204にロードされる。CPU202は、RAM204内のプログラム格納領域にてプログラムを展開し、入出力部203及び通信用インタフェース206を介して必要な情報の授受を行うことにより、各種処理を実行する。RAM204内のデータ格納領域は、各種処理の実行における作業領域とされる。後述する各部の処理機能は、CPU202を使用して実現される。
なお、図3では、発射装置40、追尾フィルタ60、要撃誘導計算部70及び誘導制御部81の各機能を個別のコンピュータで実現する例を示しているが、同一の装置に搭載される機能部については、同一のコンピュータで構成してもよい。
次に、実施の形態に係る飛しょう体誘導システムを構成する各部の機能について、図2を参照して説明する。
センサ装置20は、目標10の位置及び速度を検出する機能を備えている。センサ装置20は、目標10を探知及び追尾し、ある時刻における目標10の観測値を、有線又は無線によって、追尾フィルタ60に出力する。なお、詳細は後述するが、追尾フィルタ60は、複数の追尾フィルタを有している。
追尾フィルタ60は、目標10の観測値に含まれる目標10の位置及び速度の情報を基に、目標10の将来の位置、将来の速度、及び将来の加速度を予測すると共に、後述する目標予測経路算出手法に基づいて目標予測経路を作成する。追尾フィルタ60は、作成した目標予測経路の情報を要撃誘導計算部70に出力する。追尾フィルタ60が作成した目標予測経路の情報をセンサ装置20が必要とする場合には、センサ装置20にも出力される。
要撃誘導計算部70は、飛しょう体センサ83から出力される飛しょう体80の位置及び速度の推定値と、追尾フィルタ60から出力される目標10の位置及び速度の平滑値とを基に、後述する誘導諸元算出方法により誘導諸元を計算する。要撃誘導計算部70は、計算した誘導諸元の情報を、発射装置40及び誘導制御部81に出力する。なお、要撃誘導計算部70の計算結果を追尾フィルタ60が必要とする場合には、追尾フィルタ60にも出力される。
誘導諸元は、飛しょう体80を目標10に会合させるための誘導情報である。誘導諸元には、飛しょう体80と目標10との予想会合点、予想会合時間、及び飛しょう体80が指向する中間点の情報が含まれている。予想会合点、予想会合時間及び中間点の詳細については後述する。
また、要撃誘導計算部70は、予想会合点及び予想会合時間の更新値を計算し、更新値を基に誘導諸元を更新し、更新した誘導諸元を誘導制御部81に出力する。
発射装置40は、誘導制御部81からの誘導諸元に基づいて、飛しょう体80を発射する。飛しょう体80の発射後、飛しょう体センサ83は、要撃誘導計算部70及び誘導制御部81に対して、飛しょう体80の位置及び速度の推定値を出力する。
飛しょう体80の発射後、誘導制御部81は、要撃誘導計算部70から出力された誘導諸元の予測値又は更新値を基に、飛しょう体80を飛しょうさせるための旋回指令を計算する。誘導制御部81は、計算した旋回指令を含む誘導制御情報により、発射装置40から発射された飛しょう体80を誘導する。飛しょう体80は、誘導制御部81からの旋回指令に基づいて物理的な加速度を発生し、要撃誘導計算部70から出力された誘導諸元に従って飛しょうする。
飛しょう体80は、誘導制御部81からの旋回指令に基づく物理的な加速度を発生させて飛しょうする。
図4は、図2に示した追尾フィルタ60の説明に供するブロック図である。追尾フィルタ60は、図4に示すように、第1の追尾フィルタである低感度フィルタ処理部61、第2の追尾フィルタである高感度フィルタ処理部62、第3の追尾フィルタである予測フィルタ処理部63、及び運動判別処理部64を備えている。
低感度フィルタ処理部61、高感度フィルタ処理部62及び予測フィルタ処理部63は共に、目標10の観測値を基に追尾処理を実施し、任意の処理時刻における目標10の位置及び速度の平滑値を演算する。
低感度フィルタ処理部61は、目標10の運動に対して相対的に感度の低いフィルタ処理を行い、高感度フィルタ処理部62及び予測フィルタ処理部63は、目標10の運動に対して相対的に感度の高いフィルタ処理を行う。ここで、「感度が低い」とは、目標10の観測値の変動の影響を受けにくいという特性を指して呼び、「感度が高い」とは、目標10の観測値の変動の影響を受けやすいという特性を指して呼ぶ。すなわち、低感度フィルタ処理部61からは、相対的に目標10の予測値に近い値が出力され、高感度フィルタ処理部62及び予測フィルタ処理部63からは、相対的に目標10の観測値に近い値が出力される。
低感度フィルタ処理部61、高感度フィルタ処理部62及び予測フィルタ処理部63は、現処理時刻よりも1単位前の処理時刻における目標10の位置及び速度を予測した予測値と、センサ装置20から出力される目標10の現在の位置及び速度を観測した観測値とに基づき、目標10の現処理時刻における位置及び速度の平滑値を演算する。
低感度フィルタ処理部61の構成において、遅延処理部61b及び予測処理部61cは、現処理時刻よりも1単位前の処理時刻における目標10の位置及び速度の予測値を演算し、平滑処理部61aは、1単位処理時刻前の予測値と、センサ装置20から出力される観測値とに基づき、目標10の平滑値を演算する。
また、高感度フィルタ処理部62の構成において、遅延処理部62c、予測処理部62d及び予測値統合部62eは、現処理時刻よりも1単位前の処理時刻における目標10の位置及び速度の予測値を演算し、信頼度算出部62a及び平滑処理部62bは、1単位処理時刻前の予測値と、センサ装置20から出力される観測値とに基づき、目標10の平滑値を演算する。図示のように、予測処理部62dには、旋回運動のモデル毎に予測処理1〜N(Nは2以上の自然数)からなるN個のフィルタが設けられている。予測処理部62dは、N個のフィルタからの予測値を信頼度算出部62aと予測値統合部62eとに出力する。予測値統合部62eは、予測処理1〜Nの出力を基に予測した統合予測値を演算し、演算した統合予測値を平滑処理部62bに出力する。信頼度算出部62aは、予測処理1〜Nの出力と目標10の観測値とを基に、モデル毎の信頼度を算出して平滑処理部62bに出力する。平滑処理部62bは、信頼度算出部62aが出力するモデル毎の信頼度と予測値統合部62eが出力する統合予測値を基に、平滑処理を行った処理結果である平滑値を出力する。
また、予測フィルタ処理部63の構成において、高感度フィルタ部63c及び予測値統合部63dは、現処理時刻よりも1単位前の処理時刻における目標10の位置及び速度の予測値を演算し、信頼度算出部63a及び平滑値統合部63bは、1単位処理時刻前の予測値と、センサ装置20から出力される観測値とに基づき、目標10の平滑値を演算する。図示のように、高感度フィルタ部63cには、周期的又は非定常的な加速度運動のモデル毎に高感度フィルタ1〜M(Mは2以上の自然数)からなるM個のフィルタが設けられている。高感度フィルタ部63cは、M個のフィルタからの予測値を信頼度算出部63aと予測値統合部63dとに出力する。予測値統合部63dは、予測処理1〜Mの出力を基に予測した統合予測値を演算し、演算した統合予測値を高感度フィルタ部63cにおける対応するフィルタに戻す。高感度フィルタ部63cの各フィルタは、統合予測値を基にフィルタ処理を行ってモデル毎の平滑値を演算し、演算した平滑値を平滑値統合部63bに出力する。信頼度算出部63aは、高感度フィルタ1〜Mの出力と目標10の観測値とを基に、モデル毎の信頼度を算出して平滑値統合部63bに出力する。平滑値統合部63bは、信頼度算出部63aが出力するモデル毎の信頼度と高感度フィルタ部63cが出力するモデル毎の平滑値を基に、平滑値の統合処理を行った処理結果である平滑値を出力する。
なお、図4では、予測処理部62dに具備される旋回運動のモデル毎のフィルタの数をN個として説明したが、少なくとも1つのフィルタが設けられていればよい。また、図4では、高感度フィルタ部63cに具備される周期的又は非定常的な加速度運動のモデル毎のフィルタの数をM個として説明したが、少なくとも1つのフィルタが設けられていればよい。
運動判別処理部64は、平滑精度及び追尾状況判定部64aと、平滑値選択部64bとを備える。平滑精度及び追尾状況判定部64aは、目標10の観測値と、低感度フィルタ処理部61、高感度フィルタ処理部62及び予測フィルタ処理部63からの出力である目標10の位置及び速度の平滑値のそれぞれとの差分を基に平滑値の精度を判定し、目標10の運動に対して、低感度フィルタ処理部61、高感度フィルタ処理部62及び予測フィルタ処理部63のうちの何れのフィルタ処理の出力が最も精度のよい追尾を行っているかを判定する。なお、平滑精度及び追尾状況判定部64aにおける判定処理では、現処理時刻における観測値と平滑値とを基に追尾精度を判定してもよいし、過去複数回の観測値と過去複数回の平滑値との差分履歴を基に、追尾精度を判定してもよい。平滑値選択部64bは、最も精度のよい追尾を行っているフィルタからの平滑値を選択して要撃誘導計算部70に出力する。平滑値選択部64bの出力は、時々刻々と変化する目標10の運動に対応して出力される予測経路情報となる。以下、平滑値選択部64bの出力を適宜「目標予測経路65」と表記する。
図5は、図2に示した誘導制御部81の処理の説明に供する図である。図5では、発射装置40から発射された飛しょう体80の飛しょう経路31を実線で示し、波状蛇行的に侵攻する目標10の目標予測経路65を破線で示している。飛しょう経路31は、発射された飛しょう体80が飛しょうする経路である。飛しょう経路31は、要撃誘導計算部70から出力された誘導諸元を基に算出された誘導制御部81からの旋回指令に基づいて、飛しょう体80が物理的な加速度を発生した結果である。予想会合点32は、目標予測経路65と飛しょう経路31の交点であり、誘導諸元の一部である。中間点33は、発射後の一定時間、飛しょう体80が指向する点である。中間点33は、必ずしも飛しょう経路31上にあるとは限らない。中間点33は、複数設定することも可能である。交差角θcangは、センサ装置20と目標10を結ぶ方向と目標10の進行方向とのなす角の補角である。
次に、追尾フィルタ60の処理の詳細について、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7のそれぞれは、図2及び図4に示した実施の形態における追尾フィルタ60の処理の説明に供する第1の図及び第2の図である。図6では、飛しょう体80の発射装置40を座標原点にとり、ダイブ飛行する目標10の鉛直面内における3つの目標予測経路を示している。図7では、図6に示した2つの目標予測経路で侵攻する目標に指向する飛しょう体80に発生する鉛直面内の加速度の時間変化を示している。
図6において、破線で示す目標予測経路65−1は、目標10において旋回加速度の発生がないと仮定した場合の目標10の予測飛行経路である。この場合、図示のように、目標予測経路65−1は、直線経路となる。
太実線で示す目標予測経路65−2は、目標10の機体形状、重量及び容積といったパラメータから推定された旋回加速度を考慮して予測された目標10の予測飛行経路である。機体パラメータから推定された旋回加速度は、「機体発生可能旋回加速度」と言い換えてもよい。
細実線で示す目標予測経路65−3は、機体発生可能旋回加速度と、高感度フィルタ処理部62又は予測フィルタ処理部63の出力とを基に加速度の割合を算出し、旋回加速度の発生比が一定であると仮定して求めた旋回加速度を使用して予測された目標10の予測飛行経路である。
なお、図7において、破線は目標10が目標予測経路65−3で飛行する場合の目標加速度の平滑値aを表し、実線は目標10が目標予測経路65−2で飛行する場合の目標加速度の最大値amaxを表している。
次に、追尾フィルタ60における目標予測経路の算出手法に係る幾つかの例について説明する。
(目標予測経路の算出手法:第1の手法)
目標10が旋回加速度を発生する目標の場合、追尾フィルタ60を構成する低感度フィルタ処理部61、高感度フィルタ処理部62、及び予測フィルタ処理部63のうちで、高感度フィルタ処理部62又は予測フィルタ処理部63が選択される。高感度フィルタ処理部62又は予測フィルタ処理部63は、目標10の位置及び速度の平滑値に加えて、加速度を算出可能なフィルタである。追尾フィルタ60は、以下の(1)式を用いて、目標予測位置、目標予測速度及び目標予測加速度を算出する。なお、目標予測位置は目標10の将来の位置の予測値であり、目標予測速度は目標10の将来の速度の予測値であり、目標予測加速度は目標10の将来の加速度の予測値である。
Figure 2018151139
ここで、上記(1)式における記号の意味は、以下の通りである。
tgt:目標予測位置
tgt:時刻tにおける目標予測位置
tgt:目標予測速度
tgt:時刻tにおける目標予測速度
tgt:目標予測加速度
:目標加速度の平滑値
max:目標加速度の平滑値aの計算時刻における目標加速度の最大値
,g,g:重力補正値
ρ:時刻tにおける大気密度
S:基準面積推定値
C:空力係数推定値
m:質量推定値
ここで、本明細書では、上記(1)式の右辺に現れる計算諸元のうちでは、目標10の旋回性能を決める係数である。以下、“S・C/m”を、適宜「目標諸元」と記載する場合がある。なお、目標10が弾道ミサイルの場合、目標諸元S・C/mは、「弾道係数」と呼ばれることがある。
ここで、図6に示したように、目標10に旋回加速度の発生がないとして求めた場合、目標予測経路65−1のように、直進予測の飛しょう経路となる。また、目標10が機体発生可能旋回加速度で旋回したとして求めた場合には、目標予測経路65−2となる。さらに、目標10における旋回加速度の発生比が一定として求めた場合には、目標予測経路65−1となる。なお、図6では、鉛直面内での例を示しているが、水平面内であっても、鉛直面及び水平面の合成面内であっても、上記(1)式による算式は、共通して使用することができる。
(目標予測経路の算出手法:第2の手法)
目標10が周期的な加速度運動を実施する目標の場合、追尾フィルタ60を構成する低感度フィルタ処理部61、高感度フィルタ処理部62、及び予測フィルタ処理部63のうちで、低感度フィルタ処理部61及び予測フィルタ処理部63が選択される。予測フィルタ処理部63は、目標10の位置及び速度の平滑値に加えて、最大加速度及び加速度の変化周期を算出可能なフィルタである。追尾フィルタ60は、以下の(2)式を用いて、目標10の予測経路、及び、飛しょう体80が目標10に会合する時の会合時位相を推定する。
Figure 2018151139
ここで、上記(2)式における記号の意味は、上記(1)式で説明した以外では、以下の通りである。
θcang:交差角34
obs:予測フィルタ処理部63から出力される目標予測速度の平滑値
trd:低感度フィルタ処理部61から出力される目標予測速度の平滑値
cang=0:交差角θcangが0度となる時刻
:現処理時刻
n−1:現処理時刻よりも1単位前の処理時刻
PIP:予想会合時間
IMM:予測加速度周期
:現処理時刻における位相推定値
PIP:Pから算出した会合時の位相推定値
なお、上記(2)式で算出した会合時の位相推定値PPIPが会合困難な値となる場合には、会合時の位置及び速度の推定結果を目標予測経路に反映することで対応可能である。
また、上記(2)式は、水平面内での例を示しているが、鉛直面内であっても、鉛直及び水平面の合成面内であっても、上記(2)式は、共通して使用することができる。
(目標予測経路の算出手法:第3の手法)
目標10が既存の地形、若しくは情報として与えられた重要拠点に追従して飛しょうする目標であることが想定される場合、追尾フィルタ60は、時刻tにおける目標10の予測位置及び予測速度の情報を基に、高度一定で飛行した場合に障害となる地形が存在する領域を飛しょうしない経路を算出する。このような飛しょう経路は、コンピュータに記憶された地形データベースを使用して算出することができる。また、このときの予測経路における最大旋回加速度は、以下の(3)式を用いて算出される。
Figure 2018151139
ここで、上記(3)式における記号の意味は、上記(1)、(2)式で説明した以外では、以下の通りである。
:重力補正値
上記(3)式を用いて予測経路を算出した後、コンピュータに記憶された重要拠点情報データベースが参照され、予測経路から最短時間で到達できる重要拠点が選定され、算出した予測経路と重要拠点とを結ぶ経路が、目標予測経路65として算出される。
次に、要撃誘導計算部70における誘導諸元の算出方法について、図8及び図9を参照して説明する。図8及び図9のそれぞれは、実施の形態における中間点の算出方式の説明に供する第1の図及び第2の図である。図8では鉛直面内すなわちZX面内での会合の様子を示し、図9では水平面内すなわちXY面内での会合の様子を示している。なお、以下では、鉛直面若しくは水平面の2次元座標系を用いて説明するが、3次元座標系に拡張して適用できることは言うまでもない。
図8では、発射装置40の位置を座標系の原点に設定している。発射装置40は海抜0mに置かれているものとし、X軸を水平方向に沿う軸にとり、Z軸を鉛直方向に沿う軸としている。また、図9では、目標10の侵攻方向に沿う水平方向の軸をX軸とし、水平面内において、X軸と90度をなす軸をY軸としている。
図8において、目標予測経路65上に予想会合点32が設定されている。予想会合点32は、予想会合時間の経過後における目標予測経路65上の点である。予想会合時間は、飛しょう体80の平均速度、又は、事前に算出してコンピュータに保持しておいた図示しない飛しょうデータベースを使用して算出される。予想会合点32は、予想会合時間を基に算出される。
ここで、図8において、角度αは会合時における飛しょう体80の速度ベクトル72と目標10の速度ベクトル73とのなす角の補角である。以下、角度αを「会合角」と呼ぶ。また、角度α'は、飛しょう体80と目標10とが規定距離Rまで接近した時点における飛しょう体80の速度ベクトル74と目標10の速度ベクトル75とのなす角の補角である。以下、角度α'を「経路角」と呼ぶ。
飛しょう体80を予想会合点32に到達させる経路は、上述した飛しょう時間最短航法、存側最大航法及びカウンタパラレル航法を使用して予測した経路を含む、複数の経路が予測される。予測経路の算出においては、要撃誘導計算部70において最適化シミュレーション、又は運動シミュレーションといったシミュレーション技法を使用して算出してもよいし、他の演算装置によって事前に算出され、データベースに保持された算出結果の情報を検索して使用してもよい。予測経路の算出においては、予想会合点32と発射点情報を使用するが、これに加えて、重量、推力パターン及び旋回性能といった飛しょう体80の性能パラメータを使用してもよい。
また、1又は複数の中間点33を設定して、飛しょう経路31を算出してもよい。中間点33の位置の調整により、会合角α及び経路角α'のうちの少なくとも1つが制御される。会合角α及び経路角α'を適正な範囲内に設定することで、中期誘導時のロバスト性を確保することができ、また、終末期の誘導性能を確保することができる。
中間点33は、飛しょう体80の飛しょう経路31を決定する際の拘束条件となる。幾つかの中間点33を設定することにより、飛しょう経路31及び予想会合時間を一意に決定することもできる。なお、新たに算出された予想会合時間と、前に算出された予想会合時間との間に、許容範囲以上の差異がある場合には、飛しょう経路31及び予想会合時間の再計算を行い、新たに計算された予想会合時間を基に、予想会合点32、予想会合時間及び飛しょう経路31の再計算を行い、収束判定によって許容範囲内に収まるようにする。
図8の例では、中間点33の高度ZMIPは、予想会合点32の高度ZPIPよりも低く、かつ、発射装置40の高度よりも高く設定されている。すなわち、中間点33の高度は、発射装置40の上空で、予想会合点32よりも低高度に設定される。但し、低空領域に構造物があり、飛しょう体80の飛行に制約がある場合には、中間点33の高度ZMIPを当該構造物の高さよりも高く、すなわち構造物よりも上空に設定することで、低空領域での制約を回避することが可能となる。
また、飛しょう体80における終末誘導を考慮する場合には、終末誘導が開始される規定距離Rの情報を使用して、中間点33の高度ZMIPを設定する。具体的には、ZMIP≦ZPIP−R・cos(α)を満足するように、高度ZMIPを設定する。なお、図8の例は、飛しょう体80における終末誘導を考慮して設定した例である。
また、飛しょう体80における終末誘導を考慮する場合、距離についても、距離XPIPから規定距離Rの水平距離を引いた値よりも発射装置40側に中間点33が設定される必要がある。なお、発射装置40の前方に予想会合点32がある場合において、発射装置40の後方に中間点33の位置が算出されていても問題ない。具体的には、終末誘導が開始される規定距離Rを使用して、XMIP≦XPIP−R・sin(α)を満足するように、X軸方向の距離XMIPを設定する。
上記の条件の下に、目標予測経路65の情報を使用し、以下の(4)式を用いて、中間点33の高度ZMIP及び距離XMIPが算出される。
Figure 2018151139
ここで、上記(4)式における記号の意味は、以下の通りである。
MIP:中間点高度
PIP:予測会合高度
min:飛しょう体最低高度
m,n:調整係数
TGT:ZMIPにおける目標予測経路
min:目標予測経路の最小値
s,t:調整係数
図9において、目標予測経路65上に予想会合点32が設定されている。予想会合点32は、予想会合時間の経過後の目標予測経路65上の点である。予想会合時間は、飛しょう体80の平均速度、又は、事前に算出してコンピュータに保持しておいた図示しないデータベースを使用して算出される。予想会合点32は、予想会合時間を基に算出される。
ここで、図9において、角度βは、上記で定義した会合角である。すなわち、会合時における飛しょう体80の速度ベクトル76と目標10の速度ベクトル77とのなす角の補角である。また、角度β'は、上記で定義した経路角である。すなわち、飛しょう体80と目標10とが規定距離Rまで接近した時点における飛しょう体80の速度ベクトル78と目標10の速度ベクトル79とのなす角の補角である。
飛しょう体80を予想会合点32に到達させる経路は、上述した飛しょう時間最短航法、存側最大航法及びカウンタパラレル航法を使用して予測した経路を含む、複数の経路が想定される。予測経路の算出においては、要撃誘導計算部70において最適化シミュレーション、又は運動シミュレーションといったシミュレーション技法を使用して算出してもよいし、他の演算装置によって事前に算出され、データベースに保持された算出結果の情報を検索して使用してもよい。予測経路の算出においては、予想会合点32と発射点情報を使用するが、これに加えて、重量、推力パターン及び旋回性能といった飛しょう体80の性能パラメータを使用してもよい。
また、1又は複数の中間点33を設定して、飛しょう経路31を算出してもよい。中間点33の位置の調整により、会合角β及び経路角β'のうちの少なくとも1つが制御される。会合角β及び経路角β'を適正な範囲内に設定することで、中期誘導時のロバスト性を確保することができ、また、終末期の誘導性能を確保することができる。
中間点33は、飛しょう体80の飛しょう経路31を決定する際の拘束条件となる。幾つかの中間点33を設定することにより、飛しょう経路31及び予想会合時間を一意に決定することもできる。なお、新たに算出された予想会合時間と、前に算出された予想会合時間との間に、許容範囲以上の差異がある場合には、飛しょう経路31及び予想会合時間の再計算を行い、新たに計算された予想会合時間を基に、予想会合点32、予想会合時間及び飛しょう経路31の再計算を行い、収束判定によって許容範囲内に収まるようにする。
図9において、中間点33のY軸距離YMIPは、目標予測経路65を基に、以下の(5)式により算出される。中間点33のX軸距離XMIPについては、鉛直面での設定値、若しくは任意の固定値を使用する。
Figure 2018151139
ここで、上記(5)式における記号の意味は、以下の通りである。
TGT:XMIPにおける目標予測経路
min:目標予測経路の最小値
j,k:調整係数
上述の処理を適用した飛しょう体誘導システム及び飛しょう体誘導装置により、飛しょう体は目標予測経路を基に算出された予想会合点及び中間点に向かって飛しょうする。これにより、発射時の予測位置及び予測速度に基づいた従来の手法と比較して、目標の行動に対してより適切な飛しょう経路を設定できる。これにより、要撃誘導計算の改良が図られるので、高機動旋回目標、波状蛇行目標及び高機動ダイブ目標といった高機動目標への対処能力を向上させることができる。また、要撃誘導計算の改良が図られるので、飛しょう体が大型化するのを抑制することができる。
また、上述の処理を適用した飛しょう体誘導システム及び飛しょう体誘導装置によれば、目標予測経路を基に、予想会合点及び中間点を設定するので、要撃誘導計算の精度を高めることができる。これにより高高度における飛しょう体の空力旋回性能の低下を補うことができ、飛しょう体に備えるべき推力偏向装置又はサイドスラスタの規模を小さくすることが可能となる。
なお、会合条件の1つとして、鉛直面内における会合角の範囲を、会合時の高度及び会合時の飛しょう体速度に基づいて適切に設定すれば、終末誘導時における所要旋回加速度を低減することができる。これにより、飛しょう体に備えるべき推力偏向装置又はサイドスラスタの規模の更なる小型化を図ることができる。
また、会合条件の他の1つとして、水平面内における会合角の範囲を飛しょう体速度に基づいて適切に設定すれば、中間点への誘導中の減速をより小さくすることができ、飛しょう体に備えるべき推進装置の規模の更なる小型化を図ることができる。
以上説明したように、予測した目標予測位置、目標予測速度及び目標予測加速度の情報を基に、目標予測経路を作成し、作成した目標予測経路の情報を基に、飛しょう体と目標との予想会合点及び予想会合時間の更新値を計算し、計算した更新値を基に誘導諸元を更新することとしたので、飛しょう体が大型化するのを抑制しつつ、高機動目標への充分な対応が可能となる。
また、実施の形態に係る飛しょう体誘導装置の機能をコンピュータ又はプロセッサにて実現させるプログラムは、CPUがRAMをワーキングメモリとして使用しながら上述の処理を行うことで、高速で降下飛行する目標に関する予測経路の精度を向上させることができ、飛しょう体を誘導する際の誘導誤差を低減することができる。これにより、高速で降下飛行する目標であっても、飛しょう体に対する誘導誤差の悪化を抑制することができる飛しょう体誘導装置の機能をコンピュータ又はプロセッサにて実現することができる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 目標、20 センサ装置、30 射撃管制装置、31 飛しょう経路、32 予想会合点、33 中間点、34 交差角、40 発射装置、60 追尾フィルタ、61 低感度フィルタ処理部、61a,62b 平滑処理部、61b,62c 遅延処理部、61c,62d 予測処理部、62 高感度フィルタ処理部、62a,63a 信頼度算出部、62e,63d 予測値統合部、63 予測フィルタ処理部、63b 平滑値統合部、63c 高感度フィルタ部、64 運動判別処理部、64a 追尾状況判定部、64b 平滑値選択部、65 目標予測経路、70 要撃誘導計算部、72,73,74,75,76,77,78,79 速度ベクトル、80 飛しょう体、81 誘導制御部、82 飛しょう体弾体、83 飛しょう体センサ、100 飛しょう体誘導装置、150 飛しょう体誘導システム、202 CPU、203 入出力部、204 RAM、205 ROM、206 通信用インタフェース。

Claims (5)

  1. 飛行経路を予測した目標に対して飛しょう体を誘導する飛しょう体誘導装置であって、
    前記目標の位置及び速度を検出するセンサ装置と、
    前記目標の位置及び速度の情報を基に、前記目標の将来の位置、将来の速度及び将来の加速度のそれぞれを予測すると共に、予測した目標予測位置、目標予測速度及び目標予測加速度の情報を基に、目標予測経路を作成する追尾フィルタと、
    前記追尾フィルタが作成した前記目標予測経路の情報を基に、前記飛しょう体と前記目標との予想会合点及び予想会合時間の更新値を計算し、前記更新値を基に誘導諸元を更新する要撃誘導計算部と、
    を備えたことを特徴とする飛しょう体誘導装置。
  2. 前記要撃誘導計算部は、1又は複数の中間点を設定すると共に、前記中間点の位置の調整により、会合時における前記飛しょう体と前記目標との間の会合角を制御することを特徴とする請求項1に記載の飛しょう体誘導装置。
  3. 前記要撃誘導計算部は、1又は複数の中間点を設定すると共に、前記中間点の位置の調整により、前記飛しょう体と前記目標とが規定距離まで接近した時点における前記飛しょう体と前記目標との間の経路角を制御することを特徴とする請求項1に記載の飛しょう体誘導装置。
  4. 前記要撃誘導計算部は、新たに算出した予想会合時間と、前に算出した予想会合時間との間に許容範囲以上の差異がある場合には、前記予想会合点及び前記予想会合時間の再計算を行うことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の飛しょう体誘導装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載された飛しょう体誘導装置の機能をコンピュータにて実現させるプログラム。
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