JP2018150927A - エンジンの排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGR装置を備えたエンジンの排気装置において、排気浄化装置から排出される排気ガスの排気ガス排出口への流れとの干渉を抑えつつ、排気浄化装置の下流側からEGRガスを取り出す。【解決手段】排気浄化装置を通過した排気ガスの主流を排出する排気ガス排出口を排気浄化装置の中心軸から一方側に偏倚させて配置するとともに、EGRガス取出口を前記中心軸から排気ガス出口とは反対側に偏倚させて配置する。【選択図】図6

Description

本発明は、エンジンの排気装置に関するものである。
従来より、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の自動車エンジンの排気経路に、排気ガスを浄化する排気浄化装置を配置することが行われている。
そして、ノッキングの発生防止や窒素酸化物NOx量の低減を目的として、排気浄化装置を通過し浄化された排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に再循環させるEGRを採用することが行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−176554号公報 特開2012−031782号公報
ところで、特許文献1、2に記載のように、排気浄化装置の下流側からEGR経路を分岐させる場合、排気浄化装置のケースのメイン排気経路につながるコーン部やフランジから分岐させると、メイン排気経路に流れる排気ガスの流れとEGR経路に向かう排気ガスの流れ干渉により通気抵抗が大きくなる虞がある。
そこで、本発明は、EGRを備えたエンジンの排気装置において、前記排気ガスの流れの干渉を低減し、通気抵抗の上昇を抑制する。
前記課題を解決するために、本発明は、排気浄化装置の下流側の端部に、排気ガス排出口とEGRガス取出口とを排気浄化装置の中心軸から互いに反対側に偏倚させて配置するようにした。
ここに開示するエンジンの排気装置は、エンジンの排気経路上に配設され、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する浄化装置本体がケースに収容されてなる排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気ガス流れ方向下流側に接続され、該浄化装置本体を通過した排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気系に環流するEGR装置とを備え、
前記ケースの下流側の端部には、前記浄化装置本体の中心軸から偏倚した位置に排気ガス排出口が設けられ、前記浄化装置本体の中心軸から前記排気ガス排出口とは反対側に偏倚した位置にEGRガス取出口が設けられ、
前記EGR装置は、前記浄化装置本体の中心軸に対し、前記EGRガス取出口と同じ側に配置されていることを特徴とする。
これによれば、排気ガス排出口への排気ガス流れとの干渉を抑えつつ、排気浄化装置の下流側からEGRガスを取り出すことができ、通気抵抗の上昇抑制に有利になるとともに、EGR装置の配管の単純化にも有利になる。
一実施形態では、前記排気浄化装置の排気ガス流れ方向上流側には、L字状に屈曲したL字状排気管の下流部が接続されており、
前記排気ガス排出口は、前記浄化装置本体の中心軸から前記L字状排気管におけるL字状の曲がりの内周側に偏倚し、
前記EGRガス取出口は、前記浄化装置本体の中心軸から前記L字状排気管におけるL字状の曲がりの外周側に偏倚している。
この場合、排気ガスがL字状排気管を通過するときに、慣性によって、排気ガスの多くがL字状排気管におけるL字状の曲がりの外周側を通って排気浄化装置に流入する。その結果、排気浄化装置の前記L字状の曲がりの外周側に対応する部位を通る排気ガス流量が多くなる。これに対して、EGRガス取出口が、浄化装置本体の中心軸から前記L字状の曲がりの外周側、すなわち、排気浄化装置の排気ガス流量が多くなる側に偏倚しているから、EGRガス取出口に排気ガスが流れやすくなる。よって、EGR性能を確保に有利になる。
一実施形態では、前記L字状排気管の上流部に接続された上流側排気浄化装置を備え、
前記排気浄化装置の軸方向に視たとき、前記上流側排気浄化装置の下流部が前記排気浄化装置の上流側の端面の一部に重なっている。
前記上流側排気浄化装置からみて下流側に配置されている前記排気浄化装置を下流側排気浄化装置と称して説明すると、上流側排気浄化装置がL字状排気管の上流部に接続され、該上流側排気浄化装置の下流部が下流側排気浄化装置の上流側の端面の一部に重なっているということは、上流側排気浄化装置の下流部は、L字状排気管におけるL字状の曲がりの内周側、つまりは排気ガス排出口が配置された側において、下流側排気浄化装置の上流側の端面の一部に重なっているということである。
下流側排気浄化装置においては、その上流側の端面における上流側排気浄化装置が重なった部分には、排気ガスが流入しにくくなる。しかし、上流側排気浄化装置と下流側排気浄化装置とは、EGRガス取出口に比べて多量の排気ガスが流れ出る排気ガス排出口側において重なっている。従って、下流側排気浄化装置における上流側排気浄化装置が重なって言わば影になっている部分にも、排気ガス排出口に向かう排気ガスが多く流れこむことになる。すなわち、上述の如く、排気浄化装置同士を部分的に重なるようにしているにも拘わらず、下流側排気浄化装置の上記影になった部分も排気ガスの浄化に有効に働くから、下流側排気浄化装置の利用効率が大きく低することがない。
従って、当該実施形態によれば、下流側排気浄化装置の利用効率の低下を抑制しながら、上述の排気浄化装置同士の重なりによって排気装置全体のコンパクト化を図ることができることになる。
一実施形態では、前記排気浄化装置は、自動車のエンジンルーム内に配設されており、
前記EGRガス取出口は、前記排気浄化装置の前記ケースの下流側の端部の中心よりも下側に配置されており、
前記EGR装置のEGR経路は、前記EGRガス取出口に接続された基端側から前記エンジンの吸気系に接続される先端側まで、上方に向かって延びている。
これによれば、EGR経路内に発生した凝縮水がEGR経路中に溜まることを抑制できる。
一実施形態では、前記排気浄化装置の前記ケース内の前記浄化装置本体よりも下流側に、EGRガス取出口よりも底部が低くなった空間部が形成されている。
これによれば、EGR経路に生じた凝縮水が排気浄化装置のケース内に逆流しても、空間部に溜まり、EGRガス取出口が閉塞されることを防ぐことができ、その凝縮水を排気ガス排出口から排出させることができる。
一実施形態では、前記排気浄化装置の前記ケースと前記EGR経路を構成するEGR管を結合する第1支持部材と、
前記EGR管における前記EGRガス取出口と前記第1支持部材が結合された部位との間の部分を支持する第2支持部材とを備えている。
これによれば、EGR管及び第1支持部材を介して排気浄化装置を第2支持部材に支持することができる。
一実施形態では、前記エンジンは、直列多気筒エンジンであり、
前記排気浄化装置は、前記浄化装置本体の中心軸が前記エンジンの気筒列方向に対して略垂直になるように設けられ、且つ前記中心軸が前記エンジンの気筒列方向中心位置から前記EGR装置が配置される側に偏倚している。
これによれば、排気浄化装置の下流側の端部のEGRガス取出口からエンジンの吸気系に至るEGR経路をエンジン本体の気筒列方向の端部に沿って配置することができ、EGR経路を単純化する上で有利になる。
なお、本明細書において、「エンジンの気筒列方向に対して略垂直」とは、「エンジンの気筒列方向に対して80度以上100度以下の角度をなしていること」を言う。
本発明によれば、排気浄化装置のケースの下流側の端部に排気ガス排出口とEGRガス取出口が設けられ、排気ガス排出口は浄化装置本体の中心軸から片側に偏倚し、EGRガス取出口は前記浄化装置本体の中心軸から前記排気ガス排出口とは反対側に偏倚しているから、排気ガス排出口への排気ガス流れとの干渉を抑えつつ、排気浄化装置の下流側からEGRガスを取り出すことができ、通気抵抗の上昇抑制に有利になるとともに、EGR装置の配管の単純化にも有利になる。
図1は、実施形態1に係る排気装置が取り付けられたエンジンの斜視図である。 図2は、同排気装置の一部を示す側面図である。 図3は、同排気装置の一部を示す平面図である。 図4は、同排気装置の一部を左上後方から見た斜視図である。 図5は、同排気浄化装置の背面図である。 図6は、図2のVI−VI線における断面図である。 図7は、GPFのケースの下流側の端部を上流側から見た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
<エンジン>
実施形態1に係る排気装置1が適用されるエンジンは、自動車に搭載された直列4気筒ガソリンエンジン(直列多気筒エンジン)である。このエンジンは、FF車両の前方に横置きされている。
なお、本発明は、4気筒のガソリンエンジンに限らず、その他の多気筒エンジンや、ディーゼルエンジンにも適用することができる。また、FF車両に限らず、例えばRR車両、4WD車両等、バイクも含め種々のレイアウトを採用する車両に適用可能である。
図1に示すように、エンジンは、シリンダブロックE1とシリンダヘッドE2とを有するエンジン本体Eを備えている。詳細な図示は省略するが、エンジンは、シリンダブロックE1とシリンダヘッドE2とにより構成される第1気筒乃至第4気筒を備える。この第1気筒乃至第4気筒は、図1の紙面に垂直な方向に紙面の手前から奥側に向かって順に直列に配置されている。そして、シリンダブロックE1のシリンダボア(図示せず)と、該シリンダボア内のピストン(図示せず)と、シリンダヘッドE2とにより、気筒毎に燃焼室が形成されている。
シリンダヘッドE2には、4つの燃焼室にそれぞれ接続された4つの排気ポート(図示せず)が形成されている。燃焼室において発生した排気ガスは、この排気ポートを含む排気経路を通じて車外に排出される。
<排気経路>
上述の排気ポートには、図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る排気装置1が接続され、さらにその下流側に、テールパイプを有する下流側排気システム(図示せず)が接続されている。このようにエンジンの排気経路は、上述の排気ポートと、排気装置1と、下流側排気システムとにより構成されている。
<排気装置>
本実施形態に係る排気装置1は、エンジンルーム内に配設されており、図1乃至図3に示すように、エンジン本体Eの4つの排気ポートに接続された排気マニホールドMと、排気マニホールドMの下流端出口M7に接続部Nを介して接続された排気浄化装置Qと、触媒装置Qを通過した排気ガスの一部を吸気系に還流するEGR装置Wとを備えている。
<排気マニホールド及び接続部>
エンジンの4つの燃焼室から排気ポートを通して排出される排気ガスは、排気マニホールドMから接続部Nを介して触媒装置Qに送り込まれる。排気マニホールドMは、図3乃至図5に示すように、4つの各排気ポートに接続された各独立排気管と、気筒列方向の一端側に配置され、4つの前記独立排気管が接続されて下方に延びる集合管を備えている。
接続部Nは、排気マニホールドMの集合管から排気ガスを排気浄化装置Qに導入する管状の部材である。
<方向>
本明細書の説明において、「上下方向」及び「前後方向」とは、図2に示すように、エンジン本体Eを基準として、シリンダヘッドE2側を上側、シリンダブロックE1側を下側、エンジン本体E側を前側、排気マニホールドM側を後側とする方向をいうものとする。また、「左右方向」とは、図3に示すように、エンジン本体Eを基準として気筒の配列方向、言い換えると、図2の紙面に垂直であって、手前側を左側、奥側を右側とする方向をいうものとする。さらに、「上流」や「下流」は、燃焼室から排気ポートを通じて排出される排気ガスの流れる方向を基準とし、「排気ガス流れ方向上流側」や「排気ガス流れ方向下流側」と称することがある。
なお、本実施形態において、「前後方向」は、後述するガソリンパティキュレートフィルタ3(以下、「GPF3」と称する。)の中心軸L3と平行になっている。
<排気浄化装置>
排気浄化装置Qは、図3〜図5に示すように、接続部Nの出口に接続された上流側排気浄化装置としての三元触媒2と、その下流側に配置された下流側排気浄化装置としてのGPF3と、三元触媒2とGPF3とを接続するL字状排気管4とを備えている。
<三元触媒>
三元触媒2は、排気ガス中の炭化水素HC、一酸化炭素CO、窒素酸化物NOxを浄化するための触媒である。三元触媒2は、詳細な説明は省略するが、例えばPt、Pd、Rh等の貴金属を金属酸化物からなるサポート材上に担持してなる触媒成分を、ハニカム担体上にコートしてなる触媒等が挙げられる。三元触媒2としては、特に限定されるものではなく、いかなる公知のものも用いることができる。
三元触媒2は、図6に示すように、中心軸L2を有する円筒状の触媒である。三元触媒2の形状は、特に限定されるものではないが、排気経路への配設が容易であり、均一な排気ガス流れを得る観点から、筒状であることが好ましい。三元触媒2の中心軸L2に垂直な断面の形状は、特に限定されるものではなく、真円状、楕円状、矩形状、多角形状等のいかなる形状を採用することができるが、均一な排気ガス流れを得るとともに製造コストを抑える観点から、好ましくは真円状、楕円状である。
図6に示すように、三元触媒2の排気ガスを浄化する触媒本体は、上流側の端面2Aと下流側の端面2Bを有する。便宜上、触媒本体の上流側の端面2A及び触媒本体の下流側の端面2Bを、三元触媒2の上流側の端面2A及び三元触媒2の下流側の端面2Bと称することがある。両端面2A,2Bは同一径の円形である。
三元触媒2は、触媒本体として、上流側に配置された前段部21と下流側に配置された後段部22とを備えている。前段部21は、エンジン本体Eの低負荷運転時の低温の排気ガスの浄化を行う低温活性に優れた三元触媒である。また後段部22は、高負荷運転時等の高温の排気ガスの浄化を行う高温活性に優れた三元触媒である。なお、本実施形態において、三元触媒2は、前段部21及び後段部22を備えた2段構成であるが、これに限られるものではなく、単一の触媒構成であってもよいし、さらに3つ以上に分割された多段構成であってもよい。
さらに、三元触媒2は、触媒本体としての前段部21及び後段部22の外周全体を覆うマット23と、そのマット23の外周全体を覆うケース24とを備えている。
排気ガス温度は、エンジンの軽負荷運転時では400℃前後である一方、エンジンの高負荷運転時には800℃前後の高温となる。そうすると、三元触媒2を通過した後の高温の排気ガスに、三元触媒2自身が常に曝されることで、三元触媒2が熱害により劣化する虞が生じる。
マット23は、高温の排気ガスに曝される環境下においても安定して触媒本体としての前段部21及び後段部22を保持するためのものであり、例えばセラミックなどの高耐熱性、保温性を有する材料で形成されている。
ケース24は、触媒本体(前段部21及び後段部22)並びにマット23を保持するためのものであり、例えば鉄、ステンレス鋼等の金属製である。なお、マット23及びケース24としては、公知のものを使用してもよい。
<GPF>
図6に示すように、GPF3は、三元触媒2の下流側に配設されており、三元触媒2を通過した排気ガス中のパティキュレートマター(以下、「PM」と称する。)をトラップするためのフィルタ本体(浄化装置本体)33を備えている。フィルタ本体33は、詳細な説明は省略するが、例えばハニカム担体等に目封じを施し、フィルタ機能を追加したものであり、トラップしたPMの燃焼を促進するため触媒コートを有するものであってもよい。排気ガス中のPMはフィルタ本体33の隔壁に捕集され、PMが堆積したところで、例えば、出力を得るために燃料をエンジンの燃焼室に噴射するメイン噴射の後、エンジンの膨張行程においてフィルタ本体33の温度を高めるための燃料を燃焼室に噴射するポスト噴射を行い、フィルタ本体33に堆積したPMを焼却除去する。フィルタ本体33としては、特に限定されるものではなく、いかなる公知のものも用いることができる。
GPF3は、図3に示すように、中心軸L3を有する円筒状のものである。フィルタ本体33の形状は、特に限定されるものではないが、排気経路への配設が容易であり、均一な排気ガス流れを得る観点から、筒状であることが好ましい。フィルタ本体33の中心軸L3に垂直な断面の形状は、特に限定されるものではなく、真円状、楕円状、矩形状、多角形状等のいかなる形状を採用することができるが、均一な排気ガス流れを得るとともに製造コストを抑える観点から、好ましくは真円状、楕円状である。
図6に示すように、GPF3のフィルタ本体33は、上流側の端面3A及び下流側の端面3Bを有する。便宜上、フィルタ本体33の上流側の端面2A及びフィルタ本体33の下流側の端面2Bを、GPF3の上流側の端面2A及びGPF3の下流側の端面2Bと称することがある。両端面3A,3Bは同一径の円形である。
図3及び図6に示すように、GPF3の中心軸L3上に位置し、GPF3の上流側の端面3A及び下流側の端面3Bの中間に位置する点をGPF中心O3とする。GPF3の中心軸L3はフィルタ本体33の中心軸となっている。なお、図6(図2のVI−VI線断面図)では、GPF3の中心軸L3及び中心O3のVI−VI断面上への投影線及び投影点を、それぞれ符号PRL31及びPRO3で示している。
ここに、GPF3は、図3に示すように、中心軸L3がエンジン本体Eの気筒列方向、すなわち左右方向に対して略垂直になって略水平方向に延びる横置きにされている。そして、GPF3は、中心軸L3がエンジン本体Eの気筒列方向の中心位置(図3のLEは当該中心位置を通って気筒列方向に直交する線である)から、気筒列方向の一方側(左側)に偏倚している。
GPF3は、三元触媒2と同様に、フィルタ本体33と、フィルタ本体33の外周全体を覆うマット34と、そのマット34の外周全体を覆う筒状ケース35と、フィルタ本体33の下流側の端面3Bを、スペースを空けて覆う下流側カバー7とを備えている。筒状ケース35と下流側カバー7とがフィルタ本体33を収容するGPFケースを構成している。マット34及び筒状ケース35は、上述の三元触媒2のマット23及びケース24と同様の目的で用いられ、これらと同様の構成のものを用いることができる。
<L字状排気管>
L字状排気管4は、三元触媒2とGPF3とを接続するためのL字状に屈曲した管状部材であり、排気経路の一部を形成している。
図6に示すように、L字状排気管4は、上流側開口4Aと、下流側開口4Bと、両開口4A,4B間の曲がり部4Cとを備えている。そして、曲がり部4Cは、上流側開口4Aから気筒列方向(下流側)に延びる第1管状部4C1と、下流側開口4Bからエンジン本体側に向かって延びる第2管状部4C2と、これら第1管状部4C1と第2管状部4C2とを接続する屈曲部4C3とを備えている。そして、屈曲部4C3は、L字状の曲がりの外周側に位置する外周側屈曲部4C31と、内周側に位置する内周側屈曲部4C32とを備えている。
図6に示すように、三元触媒2は、その下流部がL字状排気管4に上流側開口4Aから挿入されている。一方、GPF3は、その上流端部がL字状排気管4に下流側開口4Bから挿入されている。
−三元触媒とGPFの相対配置−
図6に示すように、三元触媒2の下流側の端面2BとGPF3の上流側の端面3Aとは、曲がり部4C内で、二面角αが約90度となるように配置されている。この二面角αは、この角度に限定されるものではないが、三元触媒2からGPF3への排気ガス流れを十分に確保する観点から、互いに好ましくは60度以上120度以下、より好ましくは70度以上110度以下、特に好ましくは80度以上100度以下である。
加えて、三元触媒2とGPF3とは、GPF3の軸方向に視て、三元触媒2の下流部がGPF3の上流側の端面の一部に重なる関係になるように配設されている。すなわち、三元触媒2とGPF3とに重複部分31が形成されている。
図6は、図2におけるV−V断面を示す図であるが、三元触媒2の中心軸L2を含み且つGPF3の中心軸L3と平行な断面を上側から見た図である。図6に記載された断面を以下「V−V断面」と称する。図6に示すように、V−V断面上で、重複部分31を形成する三元触媒2の側面の長さH31は、三元触媒2及びGPF3をコンパクトに配置させつつ、GPF3内の排気ガス流れを均一にする観点から、三元触媒2の全長H2の好ましくは10%以上50%未満である。
また、三元触媒2の側面の長さH31は、図6のV−V断面において、三元触媒2及びGPF3をコンパクトに配置させつつ、GPF3内の排気ガス流れを均一にする観点から、GPFの幅W3の好ましくは10%以上50%未満である。
このように、三元触媒2とGPF3とを互いに横方向に配置するときに、三元触媒2及びGPF3の重複部分31を形成することで、排気マニホールドMの下流端からGPF3までの距離を短縮化できる。また重複部分31を形成しつつも、その範囲を上述の範囲未満に抑えることにより、排気装置1のコンパクト化を実現させるとともに、GPF3の、特に重複部分31の影になる部分の利用効率を向上させることができる。
−第1管部材及び第2管部材−
L字状排気管4は、図6に示すように、下流側開口4Bの略中心を通る略垂直な面に接合ラインを設けて接合された第1管部材40と第2管部材41とにより構成されている。接合ラインは、三元触媒2の下流側の端面2B近傍であって、該端面2Bよりも下流側を通っている。
第1管部材40が上流側開口4Aを形成し、第1管部材40と第2管部材41との接合により下流側開口4Bが形成されている。具体的に説明すると、第1管部材40は、上流側開口4Aを形成しているとともに、下流側開口4Bの一部と、曲がり部4Cの内周側屈曲部4C32を含む一部を形成している。第2管部材41が、下流側開口4Bの残部と、曲がり部4Cの外周側屈曲部4C31を含む残部を形成している。
L字状排気管4を第1管部材40と第2管部材41によって形成するから、該L字状排気管4の形成が容易になる。また、応力が集中し易い曲率半径の小さな内周側屈曲部4C32を第1管部材40によって形成したから、すなわち、応力が集中しやすい部位を避けて接合ラインを設けたから、L字状排気管4の耐久性確保に有利になる。
−第1壁部及び第2壁部−
L字状排気管4は、図6に示すように、三元触媒2を通過した排気ガスをGPF3へと案内するための第1壁部42及び第2壁部43を備えている。第1壁部42は、三元触媒2の下流側の端面2Bと対向しており、第2壁部43は、GPF3の上流側の端面3Aと対向していて、外周側屈曲部4C31を形成している。
第1壁部42及び第2壁部43はL字状排気管4を構成する一方の第2管部材41に形成されている。従って、第1壁部42及び第2壁部43によって接合ラインがない滑らかな壁面を得ることができるから、排気ガス流れの乱れの抑制に有利になる。
三元触媒2の下流側の端面2Bに対向する第1壁部42は、図6に示すように、下流側開口4Bを形成する上流側壁部42Cと、外周側屈曲部4C31に続く下流側壁部42Aと、両壁部42A,42Cを滑らかに繋ぐ傾斜壁部42Bを備えている。上流側壁部42Cは下流側壁部42Aよりも三元触媒2側に出張っている。換言すれば、下流側壁部42Aが外側へ凹んだ段部になっている。これら壁部42A,42B,42Cは第2管状部4C2の一部を構成している。
上流側壁部42Cが下流側壁部42Aよりも三元触媒2側に出張っているから、図6に示すように、三元触媒2を通過して上流側壁部42Cに到達した排気ガスはGPF3の上流側の端面3Aの中央側に向かいやすくなる。すなわち、排気ガスがGPF3におけるL字状排気管4におけるL字状の曲がりの外周側に対応する部位に集中することが抑制され、GPF3の重複部分31の影になる部位に向かう排気ガス流れが誘起される。
図6に示すように、下流側壁部42Aには、図2に示す後述する差圧検出装置8の上流側排気ガス取出部81が設置される台座47が設けられ、この台座47に圧力検出のための排気ガス取出口47Aが開口している。
三元触媒2を通過した排気ガスは、図6に実線矢印で示すように、第1壁部42の壁面に沿って巻き上がるように流れ、L字状排気管4からPF3に流入していく。L字状排気管4の下流側壁部42Aは上流側壁部42Cよりも三元触媒2から離間しているため、下流側壁部42A付近の排気ガスの流速は低い。従って、下流側壁部42Aの台座47に設置された上流側排気ガス取出部81からの排気ガスの取り出しにより、排気ガスの流れの影響を大きく受けることなく、安定して、GPF3の上流側の圧力を検出することができる。
なお、台座47には、上流側排気ガス取出部81以外の各種センサ等の制御用デバイスを設置する構成としてもよい。これにより、安定した検出精度を確保することができる。
<GPFの下流側の端部>
図6及び図7に示すように、GPF3の下流側カバー7には、GPF3を通過した排気ガスを排気ガス排出管5に導く排気ガス排出口71と、排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気系に供給するためのEGRガス取出口70が設けられている。EGRガス取出口70にEGRガス導入部72Aを介してEGRガス取出管6が接続されている。
<排気ガス排出管>
排気ガス排出管5は、GPF3を通過した排気ガスを下流側排気システムへ導くとともに、三元触媒2及びGPF3による排気ガスの浄化に伴い発生した水分を溜めて除去するためのものである。
図6(図2のV−V線断面図)に示す、符号PRL31で示す線は、GPF3の中心軸L3のV−V断面上への投影線である。また、符号L5で示す線は、排気ガス排出管5の中心軸を示している。そして、符号P5で示す点は、排気ガス排出管5の中心軸L5上の点であって、排気ガス排出管5の入口の中心を示す。
図6に示すように、排気ガス排出口71の中心は、GPF3の中心軸L3に対応する投影線PRL31から三元触媒2側へ偏倚している。これに対応して、排気ガス排出管5の入口の中心P5も、GPF3の中心軸L3に対応する投影線PRL31から三元触媒2側へ偏倚している。
本構成によれば、図6に実線矢印で示すように、GPF3に流入した排気ガスについて、排気ガス排出管5に向かう流れが生じる。この排気ガス排出管5に向かう排気ガス流れにつられて、重複部分31の影になる部分に流れ込む排気ガス量が増加する。よって、GPF3の利用効率を向上させることができる。
なお、排気ガス排出管5の中心P5の偏倚量は、重複部分31に流入する排気ガス量を十分に確保して、GPF3の利用効率を向上させる観点から、好ましくは、V−V断面上で、排気ガス排出管5の三元触媒2側の右側面5Aが、GPF3の三元触媒2側のGPF側面3Cよりも右側、すなわち三元触媒2側に位置する程度に設定することができる。このとき、排気ガス排出管5付近の通気抵抗の増加を抑制する観点から、V−V断面上で、排気ガス排出管5の左側面5Bが、GPF3の三元触媒2側の側面3Cよりも左側に位置する程度に、排気ガス排出管5の偏倚量を設定することが好ましい。
<EGR装置>
排気装置1は、ノッキングの発生防止や窒素酸化物NOx量の低減を目的として、排気ガスの一部をエンジンの吸気系に再循環させるEGR装置Wを備えている。
EGR装置Wは、図1、図3及び図4に示すように、EGRガス取出管6(EGR経路)と、EGRガス取出管6に接続された第1EGR管62(EGR経路)と、第1EGR管62に接続されたEGRクーラー63(EGR経路)と、EGRクーラー63に接続された第2EGR管64(EGR経路)とを備え、第2EGR管64がエンジンの吸気系の通路に接続され、該接続部にEGRガスの環流量を調節するEGRバルブ65が設けられている。
図6に示すように、EGRガス取出口70の中心は、GPF3の中心軸L3に対応する投影線PRL31から排気ガス排出口71の反対側に偏倚している。EGRガス取出管6は、GPF3の側方(排気ガス排出管5が設けられている側とは反対側)に突出したEGRガス導入部72Aの先端部のEGRガス導入口72に接続されている。EGRガス取出管6は、GPF3の側方をEGRガス導入口72からエンジン本体側に向かってGPF3の中心軸と平行に延び、さらに、GPF3から離れるように側方に屈曲して第1EGR管62に続いている。
これにより、図6に実線矢印で示すように、三元触媒2から排出された排気ガスがL字状排気管4を通過するときの該排気ガスの慣性方向にEGRガスを取り出すことができる。よって、十分な量のEGRガスを確保できる。また、排気ガス排出管5への排気ガス流れとの相互干渉を抑えつつEGRガスを取り出すことができる。さらに、GPF3内の排気ガスの流れを左右に分散させて均一化させることができ、GPF3の利用効率・機能・性能をさらに向上させることができる。
GPF3の下流側カバー7における排気ガス排出口71とEGRガス取出口70との間には、下流側排気ガス取出口77Aが開口した台座77が設けられ、この台座77に、後述する差圧検出装置8の下流側排気ガス取出部82が設置されている。台座77付近は、排気ガスの流れが、排気ガス排出口71側と、EGRガス取出口70側とに分岐するところであり、排気ガスの流速が穏やかで均一となる傾向がある。従って、下流側排気ガス取出部82からの排気ガスの取出により、排気ガスの圧力変化の影響を大きく受けることなく、排気ガス圧力を検出することができる。
図7に示すように、EGRガス取出口70と排気ガス排出口71の間であって、台座77の下側には、EGRガス取出口70よりも底部が低くなった空間部78が形成されている。EGRガス取出管6に生じた凝縮水が逆流しても空間部78に溜まるため、EGRガス取出口70やEGRガス導入部72Aが凝縮水で閉塞されることを防ぐことができる。
図2及び図4に示すように、EGRガス取出管6とGPF3のケースとは第1支持部材38によって結合されている。そうして、EGRガス取出管6は、EGRガス取出口70と第1支持部材38が結合された部位との間の部分が第2支持部材61によって図外の例えば変速機や動力分割装置等のエンジン関連部品に支持されている。従って、GPF3は、第1支持部材38、EGRガス取出管6及び第2支持部材61を介し当該エンジン関連部品に支持されていることになる。
また、EGR装置W及びEGRガス導入部72Aを、L字状排気管4の外周側屈曲部4C31側(L字状排気管4におけるL字状の曲がりの外周側)に配置し、EGR装置Wよりも排気ガス流量の多い排気ガス排出管5をL字状排気管4の内周側屈曲部4C32側(L字状の曲がりの内周側)においてGPF3に接続したことにより、GPF3における重複部分31の影になる部分にも効率良く排気を流すことが可能になり、GPF3の利用効率が高まる。
また、EGRガス導入部72Aは、図7に示すように、GPF3の下流側カバー7の中心位置O7よりも下側に配置されている。また、EGRガス取出管6、第1EGR管62、EGRクーラー63、第2EGR管64により形成されるEGR経路は、EGR用導入口72に接続された基端側からエンジンの吸気系に接続される先端側まで、上方に向かって延びている。このように構成することで、EGR経路内に発生した凝縮水が経路中に溜まることを抑制できる。
また、上述のごとく、GPF3は、GPF3の中心O3がエンジン本体Eの気筒列方向の中心位置から、気筒列方向の一方側(左側)に偏倚しているから、EGR経路を単純化することができる。
<差圧検出装置>
図2に示す差圧検出装置8は、GPF3のフィルタ本体33よりも上流側及び下流側の排気ガスの差圧を検出するものであり、その差圧からフィルタ本体33に堆積したPM量が算出される。
差圧検出装置8は、フィルタ本体33よりも上流側の排気ガスを取り出す上流側排気ガス取出部81と、フィルタ本体33よりも下流側の排気ガスを取り出す下流側排気ガス取出部82と、両取出部81,82から取り出した排気ガスの圧力から前記差圧を検出する差圧センサ(差圧検出部)83とを備えている。
上流側排気ガス取出部81は、上述のごとく、L字状排気管4の台座47に設けられている。一方、下流側排気ガス取出部82は、上述のごとく、GPF3の下流側カバー7の台座77に設けられている。上流側排気ガス取出部81と差圧センサ83とは、図2及び図4に示す上流側排気ガス取出管81Aにより接続されている。下流側排気ガス取出部82と差圧センサ83とは、下流側排気ガス取出管82Aにより接続されている。
図2に示すように、上流側排気ガス取出管81Aは、取出管81A1と、この取出管81A1に接続された取出管81A2からなる。また、下流側排気ガス取出管82Aは、取出管82A1と、この取出管82A1に接続された取出管82A2からなる。
図3に示すように、L字状排気管4には第1支持部材85が固定され、この第1支持部材85に、図4に示す第2支持部材84が固定され、この第2支持部材84に差圧センサ83が差圧センサ取付板83Aを介して支持されている。第2支持部材84は、図2に示すように、シリンダブロックE1に固定されている。第2支持部材84は、シリンダブロックE1とL字状排気管4に結合されているから、シリンダブロックE1による差圧センサ83とL字状排気管4の支持に兼用されていることになる。
図4に示すように、差圧センサ83及び上流側排気ガス取出部81は、GPF3の片側(EGRガス取出管6が配置されたと同じ左側)に配置されている。ゆえに、上流側排気ガス取出管81Aも、EGRガス取出管6と同じく、GPF3の片側に配置することができる。さらに、GPF3及びEGRガス取出管6を支持するための第1支持部材38には、上流側排気ガス取出管81Aを支持する取出管支持部材81A3が固定されている。従って、上流側排気ガス取出管81Aも、GPF3及びEGRガス取出管6を支持するための第2支持部材61により支持されている。このように、第2支持部材61を利用して、上流側排気ガス取出経管81Aを支持することで、装置のコンパクト性及びレイアウト性を高めることができる。
(その他の実施形態)
以下、本発明に係る他の実施形態について詳述する。なお、これらの実施形態の説明において、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
実施形態1の排気装置1はFF車両に適用されていたが、4つの排気ポートに接続された排気マニホールドMの独立排気管を後方に延ばしつつ集合させ、エンジン本体Eの後方において車幅方向中央側を後方に延ばすようにすることでFR車両にも適用することができる。
実施形態1では、上流側排気浄化装置が三元触媒2、下流側排気浄化装置がGPF3であったが、排気浄化装置はかかる構成に限られるものではなく、種々の浄化装置を採用することができる。例えば、排気装置1をディーゼルエンジンに適用する場合には、GPFに代えてディーゼルパティキュレートフィルタを採用してよい。また、上流側排気浄化装置として酸化触媒を採用し、下流側排気浄化装置としてNOx浄化用触媒を採用し、或いはその逆の構成としてもよい。
実施形態1では、排気マニホールドMの下流端出口がエンジンの気筒列方向における第1気筒側に配置されて、L字状排気管4の上流側開口4Aが気筒列方向における第1気筒側を向いているが、車両レイアウトに応じて、上流側開口4Aが他の方向、例えば第4気筒側や上側或いは下側を向くようにしてもよい。
本発明は、EGR装置を備えたエンジンの排気装置において、排気浄化装置から排出される排気ガスの排気ガス排出口への流れとの干渉を抑制しつつ、排気浄化装置の下流側からEGRガスを確実に取り出すことができるので、極めて有用である。
1 エンジンの排気装置
2 三元触媒(上流側排気浄化装置)
2A 三元触媒(上流側排気浄化装置)の上流側の端面
2B 三元触媒(上流側排気浄化装置)の下流側の端面
3 GPF(下流側排気浄化装置)
3A GPF(下流側排気浄化装置)の上流側の端面
3B GPF(下流側排気浄化装置)の下流側の端面
3C GPF(下流側排気浄化装置)の側面
4 L字状排気管
4A 上流側開口
4B 下流側開口
4C 曲がり部
4C31 外周側屈曲部
4C32 内周側屈曲部
6 EGRガス取出管(EGR管,EGR経路)
7 GPFの下流側カバー(GPFの下流側の端部)
8 差圧検出装置
31 重複部分
33 フィルタ本体(浄化装置本体)
35 ケース(GPFのケース)
38 第1支持部材
61 第2支持部材
70 EGRガス取出口
71 排気ガス排出口
78 空間部
E エンジン本体
E1 シリンダブロック
E2 シリンダヘッド
L2 三元触媒の中心軸(上流排気浄化装置の中心軸)
L3 GPFの中心軸(下流側排気浄化装置の中心軸)
M 排気マニホールド
W EGR装置

Claims (7)

  1. エンジンの排気経路上に配設され、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する浄化装置本体がケースに収容されてなる排気浄化装置と、
    前記排気浄化装置の排気ガス流れ方向下流側に接続され、該浄化装置本体を通過した排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気系に環流するEGR装置とを備え、
    前記ケースの下流側の端部には、前記浄化装置本体の中心軸から偏倚した位置に排気ガス排出口が設けられ、前記浄化装置本体の中心軸から前記排気ガス排出口とは反対側に偏倚した位置にEGRガス取出口が設けられ、
    前記EGR装置は、前記浄化装置本体の中心軸に対し、前記EGRガス取出口と同じ側に配置されていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  2. 請求項1において、
    前記排気浄化装置の排気ガス流れ方向上流側には、L字状に屈曲したL字状排気管の下流部が接続されており、
    前記EGRガス取出口は、前記浄化装置本体の中心軸から前記L字状排気管におけるL字状の曲がりの外周側に偏倚していることを特徴とするエンジンの排気装置。
  3. 請求項2において、
    前記L字状排気管の上流部に接続された上流側排気浄化装置を備え、
    前記排気浄化装置の軸方向に視たとき、前記上流側排気浄化装置の下流部が前記排気浄化装置の上流側の端面の一部に重なっていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  4. 請求項3において、
    前記排気浄化装置は、自動車のエンジンルーム内に配設されており、
    前記EGRガス取出口は、前記排気浄化装置の前記ケースの下流側の端部の中心よりも下側に配置されており、
    前記EGR装置のEGR経路は、前記EGRガス取出口に接続された基端側から前記エンジンの吸気系に接続される先端側まで、上方に向かって延びていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  5. 請求項4において、
    前記排気浄化装置の前記ケース内の前記浄化装置本体よりも下流側に、EGRガス取出口よりも底部が低くなった空間部が形成されていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  6. 請求項4又は請求項5において、
    前記排気浄化装置の前記ケースと前記EGR経路を構成するEGR管を結合する第1支持部材と、
    前記EGR管における前記EGRガス取出口と前記第1支持部材が結合された部位との間の部分を支持する第2支持部材とを備えていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれか一において、
    前記エンジンは、直列多気筒エンジンであり、
    前記排気浄化装置は、前記浄化装置本体の中心軸が前記エンジンの気筒列方向に対して略垂直になるように設けられ、且つ前記中心軸が前記エンジンの気筒列方向中心位置から前記EGR装置が配置される側に偏倚していることを特徴とするエンジンの排気装置。
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