JP2018149907A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018149907A
JP2018149907A JP2017047240A JP2017047240A JP2018149907A JP 2018149907 A JP2018149907 A JP 2018149907A JP 2017047240 A JP2017047240 A JP 2017047240A JP 2017047240 A JP2017047240 A JP 2017047240A JP 2018149907 A JP2018149907 A JP 2018149907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
display
display mode
unit
motif
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017047240A
Other languages
English (en)
Inventor
朋宏 宮澤
Tomohiro Miyazawa
朋宏 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2017047240A priority Critical patent/JP2018149907A/ja
Publication of JP2018149907A publication Critical patent/JP2018149907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】自動運転の動作状態を適正に知らせることができる車両用表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】車両用表示装置1は、自動運転が可能な車両に関する情報を取得する取得部2と、報知図形を表示する表示部3と、取得部2が取得した情報に基づいて表示部3を制御し、自動運転が待機中である際に報知図形を動的に表示させる通常時表示態様と、自動運転の介入の際に報知図形を通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様とを切り替える処理を実行可能である制御部4とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
近年、定速走行・車間距離制御装置(ACC:Adaptive Cruise Control)、車線維持支援(LKA:Lane Keeping Assist)、衝突被害軽減/衝突回避(PCS:Pre−Crash Safety)等の自動運転システムが広く提案されている。また、加速・操舵・制動を全て車両システムが行い緊急時やシステム異常時のみ運転者が運転する自動運転システム(レベル3)、運転者の加速・操舵・制動等の運転動作に全く関与しない完全自動運転システム(レベル4)の研究も進められている。
また、車両に適用される従来の車両用表示装置として、例えば、特許文献1には、車両周辺の障害物を検出し、障害物の挙動を予測する挙動予測手段と、表示エリアに表示される画像を運転者等のユーザに視認させる表示装置とを備える車両用周辺情報表示システムが開示されている。当該車両用周辺情報表示システムが備える挙動予測手段は、障害物が表示エリアに侵入する侵入位置を予測し、表示装置は、挙動予測手段が予測する侵入位置に従い障害物を強調する注意喚起画像を表示する。
特開2016−062368号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の車両用表示装置は、例えば、挙動予測手段が予測する侵入位置に従い障害物を強調する注意喚起画像を表示するものである。したがって、この車両用表示装置は、車両周辺に接触等の危険が起る可能性が高まった場合のみヘッドアップディスプレイ装置に注意喚起画像を表示するものである。
しかしながら、自動運転の研究が進む中、AAA(アメリカ自動車協会)の調査によると略75%もの人が自動運転に不安を感じると回答している。実際に、上述の特許文献1では危険性が高まった場合のみヘッドアップディスプレイ装置に注意喚起画像を表示するものであり、平常時に自動運転システムが正しく作動しているか運転者が知る手段はなかった。
したがって、上記のような車両用表示装置では、運転者等に対して当該自動運転の動作状態をより適正に知らせることが望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、自動運転の動作状態を適正に知らせることができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、自動運転が可能な車両に関する情報を取得する取得部と、報知図形を表示する表示部と、前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記表示部を制御し、前記自動運転が待機中である際に前記報知図形を動的に表示させる通常時表示態様と、前記自動運転の介入の際に前記報知図形を前記通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様とを切り替える処理を実行可能である制御部とを備えることを特徴とする。
また、上記車両用表示装置では、前記制御部は、前記通常時表示態様では、前記表示部を制御し前記車両の車速が相対的に速いほど前記報知図形の動きの速度を相対的に速くして表示させ、前記車両の車速が相対的に遅いほど前記報知図形の動きの速度を相対的に遅くして表示させるものとすることができる。
また、上記車両用表示装置では、前記制御部は、前記表示部を制御し、前記通常時表示態様では前記報知図形を第1方向に流れを付して表示させ、前記介入時表示態様では前記報知図形を前記通常時表示態様とは異なる向きに流れを付して表示させるものとすることができる。
また、上記車両用表示装置では、前記自動運転は、前記車両の周辺の対象物との衝突を自動で回避する運転であるものとすることができる。
本発明に係る車両用表示装置は、制御部によって、取得部が取得した情報に基づいて、自動運転が待機中である際に表示部に報知図形を動的に表示させる通常時表示態様と、自動運転の介入の際に表示部に報知図形を通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様とが切り替えられるので自動運転の動作状態を直感的に知らせることができる。この結果、車両用表示装置は、自動運転の動作状態を適正に知らせることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両用表示装置の概略構成を表すブロック図である。 図2は、実施形態に係る車両用表示装置による報知図形の提示例を表す車両室内の模式図である。 図3は、実施形態に係る車両用表示装置の概略構成を表す模式的な断面図である。 図4は、実施形態に係る車両用表示装置における通常時表示態様の一例を表す模式図である。 図5は、実施形態に係る車両用表示装置における介入時表示態様の一例を表す模式図である。 図6は、実施形態に係る車両用表示装置における介入時表示態様の一例を表す模式図である。 図7は、実施形態に係る車両用表示装置における表示制御の一例を表すフローチャート図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1、図2、図3に示す本実施形態に係る車両用表示装置1は、車両Vに適用され、光を用いて種々の情報を表示し提供する光提示装置である。車両用表示装置1は、例えば、車両VのインストルメントパネルIPに搭載され、ウインドシールドWS(車両Vの前部に設けられたいわゆるフロントガラス)に向けて表示光を出射し当該ウインドシールドWSで反射する像、あるいは、ウインドシールドWS等による反射を介さずに直接的に運転者等に至る表示光等によって運転者等に種々の情報を提示する。そして、本実施形態の車両用表示装置1は、自動運転が可能な車両Vに適用され、運転者等に種々の情報を提示することによって、車両Vの運転者等に対して当該自動運転の動作状態を適正に知らせることができるようにしたものである。以下、各図を参照して車両用表示装置1の構成について詳細に説明する。
具体的には、車両用表示装置1は、取得部2と、表示部3と、制御部4とを備える。
取得部2は、車両Vに関する種々の情報を取得するものである。取得部2は、検出装置5に電気的に接続され、当該検出装置5から検出結果に対応した電気信号が入力される。検出装置5は、車両用表示装置1が搭載される車両Vの状態を検出する種々のセンサ、検出器類を含んで構成される。検出装置5は、当該種々のセンサ、検出器類として、例えば、車両Vの周辺の外部物体の有無を監視する赤外線、ミリ波、超音波等を用いた各種レーダやソナー、車両Vの前方視野や車両Vが走行する車線の白線等を連続的に撮像するCCDカメラ等の撮像装置、車両Vの車速を検出する車速センサ、車両Vの車体に生じる各方向に作用する加速度を検出する加速度センサ、車両Vの現在位置情報(GPS情報)を受信するGPS受信機、車両Vの周辺の他車両との間で通信を行う車車間通信機器、車両Vと走行経路に沿って配置された路上機との間で通信を行う路車間通信機器、車両Vと歩行者が所持する端末との間で通信を行う歩車間通信機器等のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。取得部2は、上記検出装置5によって検出された車両Vの状態を表す情報(車両Vの周辺の外部物体の有無情報、車両Vの前方視野の画像、車両Vが走行する車線の白線情報、車両Vの車速、車両Vに生じる加速度、車両Vの現在位置情報(GPS情報)、他車両情報、路上機情報、歩行者情報等)を取得する。また、検出装置5は、車両Vにおいて各部を制御するECU(Electronic Control Unit)等の処理部自体を含んでいてもよく、取得部2は、当該ECU等の処理部からの各種情報を取得することもできる。検出装置5によって検出された車両Vに関する種々の情報は、典型的には、当該ECU等の処理部によって車両Vにおける種々の自動運転のために用いられる。また、取得部2は、後述する制御部4の記憶部(ROM、RAM)とも電気的に接続されており、取得した各種情報を当該記憶部に格納することもできる。なお、図1では、検出装置5は、車両用表示装置1とは別に構成されるものとして図示しているがこれに限らず、車両用表示装置1の一部として構成されてもよく、すなわち、車両用表示装置1は、検出装置5を備える構成であってもよい。
表示部3は、運転者が車両Vの走行方向前方側を視ている状態で視認し得る位置に車両Vに関する種々の可視情報を表示するものである。表示部3は、例えば、運転者が車両Vの走行方向前方側をまっすぐ見ている状態で運転者の周辺視野で視認し得る位置に可視情報を表示することで直感的で煩わしさを感じさせない情報提示を行うものであるがこれに限らず、中心視野で視認し得る位置に可視情報を表示するものであってもよい。表示部3は、表示光をウインドシールドWS等の透明部材で反射させて視認させるいわゆるヘッドアップディスプレイ(HUD:Head−Up Display)型の光提示部であってもよいし、表示光を透明部材等での反射を介さずに直接視認させるいわゆる直視型の光提示部であってもよい。本実施形態の表示部3は、車両Vに設けられる光を透過する透明部材、ここでは、車両Vの前部に設けられるウインドシールドWSの鉛直方向下側のインストルメントパネルIP上に配置され、ウインドシールドWSに向けて光を出射し当該ウインドシールドWSに当該光による像(反射像)6を映すことで種々の情報を提示するものである。ここでは、表示部3は、ウインドシールドWSに向けて鉛直方向上側に光を出射する。表示部3から照射される表示光によってウインドシールドWSに映る当該像6は、目視位置EPから視認可能ないわゆる虚像である。より詳細には、表示部3は、ウインドシールドWSに光を出射し当該ウインドシールドWSで目視位置EP側に反射した光による像6を当該ウインドシールドWSに表示する。ここでは、表示部3は、ウインドシールドWSで目視位置EP側に反射した光による像6によって、当該ウインドシールドWSに、例えば、比較的に簡便な形体の図形としてモチーフ7を表示し提示する。ここでは、当該モチーフ7は、車両Vの車幅方向(車両Vの幅に沿った方向であり典型的には車両Vの直進方向と直交する方向)に沿って延在する図形である。モチーフ7は、車両Vの運転者等に対して、例えば、車両Vの周辺の注意対象情報として、車両Vの運転状況に応じて注意を促すべき種々の事象(例えば、歩行者、周辺車両、障害物等の接近等)が発生した際に当該事象の発生を報知するための報知図形を構成する。モチーフ7は、運転者等に直感的に認識させ易い比較的に簡便な形体の図形であることが好ましく、図2等の例では、車幅方向に沿って延在する略矩形状の図形であるが、例えば、略楕円形状、略長円形状、略波線形状等であってもよい。表示部3は、報知図形としての当該モチーフ7を表示する。表示部3は、例えば、ウインドシールドWSに向けて表示光を照射する光源を備える装置として、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)やバルブ電球等の複数の発光素子が車幅方向に沿って配列されて構成される光インジケータ、レーザ光を照射するレーザ照射装置、プロジェクタ、画像を表示する液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置等を含んで構成される。
制御部4は、表示部3を制御し当該表示部3に種々の情報を表示させるものである。制御部4は、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御部4は、取得部2に電気的に接続され、当該取得部2が取得した情報に対応した電気信号が入力される。また、制御部4は、表示部3に電気的に接続され、当該表示部3に駆動信号を出力する。制御部4は、取得部2等から入力された各種入力信号等に基づいて、格納されている制御プログラムを実行することにより、表示部3に駆動信号を出力し当該表示部3の駆動を制御する。
制御部4は、典型的には、取得部2が取得する種々の情報に基づいて表示部3を制御し当該表示部3による表示を制御する。例えば、制御部4は、取得部2が取得する種々の情報に基づいて、歩行者、周辺車両、障害物等の接近等、注意を促すべき事象が発生したと判定される場合、表示部3を制御しウインドシールドWSに向けて表示光を出射し当該ウインドシールドWSに当該光による像6を表示しモチーフ7を提示する。これにより、車両用表示装置1は、運転者等に対して当該事象の発生を報知することができる。また、制御部4は、注意を促すべき事象の変化に応じて表示部3を制御し、ウインドシールドWSに映る像6を変化させモチーフ7を変化させることもできる。なお、制御部4は、注意を促すべき事象が発生したか否かの判定自体を行わず、ECU等の処理部が判定した判定結果に基づいて生成される指令信号を、取得部2を介して取得し、当該指令信号に基づいて表示部3を制御し当該表示部3による表示を制御するようにしてもよい。
そして、本実施形態の制御部4は、検出装置5が検出した車両Vに関する種々の情報に基づいた種々の自動運転が可能な車両Vにあって、自動運転の動作状態に応じて、表示部3に表示させるモチーフ7の表示態様を、図4に例示する通常時表示態様と、図5、図6に例示する介入時表示態様とに切り替える処理を実行可能とされることで、車両Vの運転者等に対して当該自動運転の動作状態を知らせる。
ここで、車両Vにおける自動運転は、検出装置5によって検出された車両Vに関する種々の情報に基づいてECU等の処理部によって実行される運転であり、典型的には、車両Vの運転者による運転操作に優先して、あるいは、運転者による運転操作によらずに自動で車両Vの挙動が制御される運転である。車両Vにおける自動運転は、例えば、アンチブレーキロック(ABS:Antilock Brake System)、車両姿勢安定制御(VSC:Vehicle Stability Control)、定速走行・車間距離制御(ACC)、車線維持支援(LKA)、衝突被害軽減/衝突回避(PCS)等の運転であり、ここでは、一例として、車両Vの周辺の対象物OBとの衝突を自動で回避する運転(PCS)であるものとして説明する。この場合、対象物OBは、車両Vの周辺における衝突の危険のある物体であり、例えば、歩行者、周辺車両、障害物等である。図2、図5、図6の例では、対象物OBは、車両Vの前方を走行する他車両Vaであるものとして図示している。車両Vは、検出装置5(レーダ、ソナー、撮像装置、車車間通信機器、路車間通信機器、歩車間通信機器等)によって検出された車両Vに関する情報に含まれる対象物OBと車両Vとの相対的な位置関係を示す指標等に基づいて当該対象物OBと衝突の可能性があると判断される場合に自動で制動や操舵が行われる。対象物OBと車両Vとの相対的な位置関係を示す指標としては、対象物OBと車両Vとの相対距離や対象物OBと車両Vとの相対速度等に基づいて定まる種々の指標、例えば、車両Vが対象物OBに至るまでの時間に相当するいわゆるTTC(Time−To−Collision:接触余裕時間)、TTCの逆数である1/TTC、接近離間状態評価指標であるいわゆるKdB等の危険度評価指標を用いることができる。
そして、本実施形態の制御部4は、検出装置5によって検出され取得部2が取得した車両Vに関する情報に基づいて表示部3を制御し、自動運転が待機中である際にモチーフ7を動的に表示させる通常時表示態様(図4参照)と、自動運転の介入の際にモチーフ7を通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様(図5、図6参照)とを切り替える処理を実行可能である。
ここで、自動運転が待機中である状態とは、典型的には、自動運転に関するシステム機能が作動中であり、検出装置5において当該自動運転に関わる種々のセンサ、検出器類(ここでは例えば、レーダ、ソナー、撮像装置、車車間通信機器、路車間通信機器、歩車間通信機器等)が作動中であるが、車両Vが自動で運転されておらず運転者によって運転操作がなされている状態である。制御部4は、自動運転が待機中である際に、図4に例示するように、表示部3を制御しモチーフ7を動的に表示させる通常時表示態様で当該モチーフ7を表示させる。制御部4は、検出装置5において自動運転に関わる種々のセンサ、検出器類が作動しかつ当該自動運転が介入していない状態では、常時、この通常時表示態様で当該モチーフ7を表示部3に表示させる。
制御部4は、図4に例示する通常時表示態様では、モチーフ7の動的な表示態様として、表示部3を制御しモチーフ7を第1方向としての車幅方向に流れを付して表示させる。ここでは、制御部4は、モチーフ7の車幅方向の中心位置Cから車幅方向両外側に向けて流れを付して表示部3に表示させる。なお、図4中の矢印は、モチーフ7の流れの方向をわかり易く図示するためのものであり、実際に表示部3に表示されるものではない。そしてさらに、制御部4は、通常時表示態様では、表示部3を制御し、検出装置5によって検出され取得部2が取得した車両Vに関する情報に含まれる車両Vの車速に基づいて、モチーフ7の動きの速度を異ならせて表示部3に表示させてもよい。この場合、制御部4は、表示部3を制御し、車両Vの車速が相対的に速いほどモチーフ7の流れの動きの速度を相対的に速くして表示させ、車両Vの車速が相対的に遅いほどモチーフ7の流れの動きの速度を相対的に遅くして表示させてもよい。
また、制御部4は、通常時表示態様では、表示部3を制御し、後述の介入時表示態様と比較して、モチーフ7の大きさ、色相、明度、彩度、輝度等を変えることでモチーフ7の光提示強度を相対的に弱くし運転者等の視覚に与える刺激を相対的に弱くするようにしてもよい。制御部4は、通常時表示態様では、例えば、光提示強度が相対的に弱く運転者等の視覚に与える刺激が相対的に弱い緑/青色系の色相でモチーフ7を表示部3に表示させるようにしてもよい。
一方、自動運転が介入される状態とは、典型的には、車両Vの運転者による運転操作に優先して、あるいは、運転者による運転操作によらずに車両Vが自動で運転されている状態に加え、自動運転の介入の対象となる事象(例えば、車両Vと衝突回避の対象となる対象物OBとの接近)の発生が検出されてから実際に自動運転が介入するまでの状態を含んでもよい。制御部4は、自動運転の介入の際に、図5、図6に例示するように、表示部3を制御しモチーフ7を通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様で当該モチーフ7を表示させる。制御部4は、検出装置5によって検出され取得部2が取得した車両Vに関する情報に基づいて、自動運転が待機中の状態であるか、自動運転が介入する状態であるのかを判定し、自動運転が待機中の状態から自動運転が介入する状態に移行したと判定した際に、表示部3を制御しモチーフ7の表示態様を通常時表示態様から介入時表示態様に遷移させ切り替える。
制御部4は、図5、図6に例示する介入時表示態様では、モチーフ7の動的な表示態様として、表示部3を制御しモチーフ7を通常時表示態様とは異なる向きに流れを付して表示させる。ここでは、制御部4は、モチーフ7を第1方向としての車幅方向に沿って通常時表示態様とは異なる向きに流れを付して表示部3に表示させる。制御部4は、例えば、自動運転の介入の対象となる対象物OBが車両Vに接近してきた際には、表示部3を制御し運転者等が当該接近の方向を直感的に認識できるように接近の方向に応じてモチーフ7が流れるように表示させることができる。制御部4は、図5に示すように、自動運転の介入の対象となる対象物OBである他車両Vaが車両Vの左側から接近してきている場合には、例えば、モチーフ7を車幅方向の左側から右側に向けて流れを付して表示部3に表示させる。また、制御部4は、図6に示すように、自動運転の介入の対象となる対象物OBである他車両Vaが車両Vの前側から接近してきている場合には、例えば、通常時表示態様の場合とモチーフ7の流れの始点位置と終点位置とを入れ替えて、モチーフ7の車幅方向両外側から中心位置Cに向けて流れを付して表示部3に表示させる。なお、図5、図6中の矢印は、モチーフ7の流れの方向をわかり易く図示するためのものであり、実際に表示部3に表示されるものではない。
また、制御部4は、介入時表示態様では、表示部3を制御し、通常時表示態様と比較して、モチーフ7の大きさ、色相、明度、彩度、輝度等を変えることでモチーフ7の光提示強度を相対的に強くし運転者等の視覚に与える刺激を相対的に強くするようにしてもよい。制御部4は、介入時表示態様では、例えば、光提示強度が相対的に強く運転者等の視覚に与える刺激が相対的に強いアンバー/黄色/赤色系の色相でモチーフ7を表示部3に表示させるようにしてもよい。
さらに、制御部4は、介入時表示態様では、表示部3を制御し、検出装置5によって検出され取得部2が取得した車両Vに関する情報に含まれる自動運転に用いられる指標(TTC、1/TTC、接近離間状態評価指標KdB等)に基づいて、モチーフ7の動きの速度やモチーフ7の大きさ、色相、明度、彩度、輝度等の表示態様を異ならせて表示部3に表示させてもよい。この場合、制御部4は、例えば、表示部3を制御し、車両Vと対象物OBとしての他車両Vaとの接近度合が近いほどモチーフ7の流れの動きの速度を相対的に速くし濃い赤色で表示させることでより強い注意喚起を行い、接近度合が離れているほどモチーフ7の流れの動きの速度を相対的に遅くし薄い赤色で表示させることでより弱い情報提供を行ってもよい。
次に、図7のフローチャートを参照して制御部4による表示部3の表示制御の一例を説明する。なお、これらの制御ルーチンは、数msないし数十ms毎の制御周期(クロック単位)で繰り返し実行される。
まず、取得部2は、検出装置5によって検出され車両Vに関する情報を取得する(ステップST1)。
次に、制御部4は、ステップST1で取得部2が取得した車両Vに関する情報に基づいて、車両Vにおいて自動運転が待機中の状態であるか否かを判定する(ステップST2)。
制御部4は、ステップST2で車両Vにおいて自動運転が待機中の状態であると判定した場合(ステップST2:Yes)、表示部3を制御しモチーフ7の表示態様を通常時表示態様とし、当該通常時表示態様でモチーフ7を表示部3に表示させ(ステップST3)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
制御部4は、ステップST2で車両Vにおいて自動運転が待機中の状態でないと判定した場合(ステップST2:No)、ステップST1で取得部2が取得した車両Vに関する情報に基づいて、車両Vにおいて自動運転が介入する状態であるか否かを判定する(ステップST4)。
制御部4は、ステップST4で車両Vにおいて自動運転が介入する状態であると判定した場合(ステップST4:Yes)、表示部3を制御しモチーフ7の表示態様を介入時表示態様とし、当該介入時表示態様でモチーフ7を表示部3に表示させ(ステップST5)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
制御部4は、ステップST4で車両Vにおいて自動運転が介入する状態でないと判定した場合(ステップST4:No)、例えば、自動運転に関するシステムの故障や運転者等の操作によって当該システムがオフとされたことにより、当該システムが作動しておらず、検出装置5において当該自動運転に関わる種々のセンサ、検出器類等が作動していないものと判定し、モチーフ7の表示を行わずに現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上で説明した車両用表示装置1は、制御部4によって、取得部2が取得した情報に基づいて、自動運転が待機中である際に表示部3にモチーフ7を動的に表示させる通常時表示態様と、自動運転の介入の際に表示部3にモチーフ7を通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様とが切り替えられるので自動運転の動作状態を直感的に知らせることができる。車両用表示装置1は、例えば、自動運転が待機中である際にモチーフ7を通常時表示態様で表示部3に表示させることで、車両Vの運転者等に対して、車両Vにおいて自動運転のシステム機能が適切に動作し待機中であることを知らせることができる。その上で、車両用表示装置1は、自動運転が待機中である状態から自動運転が介入する状態に移行した際には、表示部3にモチーフ7を動的に表示させている通常時表示態様から介入時表示態様に切り替えられることで、例えば、モチーフ7が表示されていない状態から突然に介入時表示態様でモチーフ7が表示される場合と比較して、運転者等の視覚に与える刺激が強すぎてしまうことを抑制することができ、適正な刺激で情報を提示することができる。このため、車両用表示装置1は、自動運転が待機中である状態から自動運転が介入する状態に移行しモチーフ7の表示態様が通常時表示態様から介入時表示態様に遷移した際に運転者等に煩わしさを感じさせないようにした上で、自動運転の動作状態が変化したことを知らせることができる。この結果、車両用表示装置1は、自動運転の動作状態を適正に知らせることができる。
さらに、以上で説明した車両用表示装置1は、通常時表示態様において、制御部4が表示部3を制御し車両Vの車速に応じてモチーフ7の動きの速度を可変とすることで通常時表示態様を車両Vの状態に則した態様とすることができるので、運転者等により煩わしさを感じさせないようにすることができる。
さらに、以上で説明した車両用表示装置1は、制御部4が表示部3を制御し通常時表示態様と介入時表示態様とでモチーフ7の流れの向きを異なる向きにして表示させることで、運転者等に煩わしさを感じさせないようにした上で、モチーフ7の表示態様の変化に気づき易くさせることができる。
さらに、以上で説明した車両用表示装置1は、車両Vの周辺の対象物OBとの衝突を自動で回避する自動運転において、当該自動運転の動作状態を適正に知らせることができる。
さらに、以上で説明した車両用表示装置1は、介入時表示態様において、制御部4が表示部3を制御し自動運転の介入の対象となる対象物OBの接近の方向に応じてモチーフ7が流れるように表示させることで、運転者等に対して対象物OBの接近の方向を直感的に認識させることができる。
さらに、以上で説明した車両用表示装置1は、介入時表示態様において、制御部4が表示部3を制御し車両Vと対象物OBとの接近度合に応じて表示態様を異ならせることで、運転者等に対して注意喚起の度合に強弱をつけて情報提供を行うことができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る車両用表示装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、透明部材は、ウインドシールドWSであるものとして説明したがこれに限らず、ウインドシールドWSとは別体に形成されるいわゆるコンバイナ等であってもよい。
以上の説明では、表示部3は、インストルメントパネルIP上に配置されるものとして説明したがこれ限らず、ドア、ダッシュボード、ルーフ、フロア等に配置されてもよいし、複数設けられてもよい。
また、車両用表示装置1は、運転者等の視線を検出する装置と接続されている場合には、当該検出した運転者等の視線位置等に応じてモチーフ7の表示位置を調整するようにしてもよい。
以上の説明では、報知図形としてのモチーフ7は、比較的に簡便な形体の図形、例えば、略矩形状、略楕円形状、略長円形状、略波線形状等の図形であるものとして説明したがこれに限らず、例えば、三次元面状の図形、煙状の図形、複数の線状の図形をランダムに束ねたような図形等であってもよい。
以上の説明では、制御部4は、通常時表示態様では、モチーフ7の動的な表示態様として、表示部3を制御しモチーフ7を第1方向としての車幅方向に流れを付して表示させるものとして説明したがこれに限らず、例えば、流れを付さずに単にモチーフ7を点滅させることで、当該モチーフ7を動的に表示させるようにしてもよい。この場合、制御部4は、例えば、表示部3を制御し、車両Vの車速が相対的に速いほどモチーフ7の点滅の動きの速度(言い換えれば点滅周期)を相対的に速くして表示させ、車両Vの車速が相対的に遅いほどモチーフ7の点滅の動きの速度を相対的に遅くして表示させてもよい。
以上の説明では、制御部4は、介入時表示態様では、モチーフ7を第1方向としての車幅方向に沿って通常時表示態様とは異なる向きに流れを付して表示部3に表示させるものとして説明したがこれに限らず、例えば、車幅方向とは異なる方向に沿って通常時表示態様とは異なる向きに流れを付して表示部3に表示させてもよい。また、介入時表示態様は、通常時表示態様と表示態様が異なるものであればよく、モチーフ7に動きを付さずに表示部3に表示されてもよい。
1 車両用表示装置
2 取得部
3 表示部
4 制御部
7 モチーフ(報知図形)
OB 対象物
V 車両

Claims (4)

  1. 自動運転が可能な車両に関する情報を取得する取得部と、
    報知図形を表示する表示部と、
    前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記表示部を制御し、前記自動運転が待機中である際に前記報知図形を動的に表示させる通常時表示態様と、前記自動運転の介入の際に前記報知図形を前記通常時表示態様とは異なる態様で表示させる介入時表示態様とを切り替える処理を実行可能である制御部とを備えることを特徴とする、
    車両用表示装置。
  2. 前記制御部は、前記通常時表示態様では、前記表示部を制御し前記車両の車速が相対的に速いほど前記報知図形の動きの速度を相対的に速くして表示させ、前記車両の車速が相対的に遅いほど前記報知図形の動きの速度を相対的に遅くして表示させる、
    請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記制御部は、前記表示部を制御し、前記通常時表示態様では前記報知図形を第1方向に流れを付して表示させ、前記介入時表示態様では前記報知図形を前記通常時表示態様とは異なる向きに流れを付して表示させる、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記自動運転は、前記車両の周辺の対象物との衝突を自動で回避する運転である、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
JP2017047240A 2017-03-13 2017-03-13 車両用表示装置 Pending JP2018149907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017047240A JP2018149907A (ja) 2017-03-13 2017-03-13 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017047240A JP2018149907A (ja) 2017-03-13 2017-03-13 車両用表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018149907A true JP2018149907A (ja) 2018-09-27

Family

ID=63681284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017047240A Pending JP2018149907A (ja) 2017-03-13 2017-03-13 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018149907A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6113375B2 (ja) 運転支援装置および運転支援方法
US9649936B2 (en) In-vehicle device, control method of in-vehicle device, and computer-readable storage medium
JP5718942B2 (ja) 輸送手段の安全な運転を補助する装置及び方法
JP4885793B2 (ja) 障害物監視装置
JP6418182B2 (ja) 車両用照明装置
JP2010176591A (ja) 車両用表示装置
WO2015155946A1 (ja) 認知支援システム
WO2015178303A1 (ja) 安全確認支援装置
US20210155159A1 (en) Vehicle display apparatus
KR20180132668A (ko) 차량 전방의 지장 상황의 존재를 나타내는 픽토그램의 자동 디스플레이를 제어하는 방법
JP2009009320A (ja) 車両用警報表示装置
JP2018161950A (ja) 車内照明装置及び自動車
US11932110B2 (en) Information provision system
JP2013156927A (ja) 注意喚起装置およびプログラム
JP2007314016A (ja) 車両用衝突警報装置
RU2594050C2 (ru) Система предупреждения
JP5496037B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP7287199B2 (ja) 車両用注視誘導装置
JP5416193B2 (ja) 障害物監視装置
KR101491177B1 (ko) 나이트 뷰 시스템 및 제어방법
CN109416887B (zh) 识别控制对象车辆报知装置
US20210114461A1 (en) Image boundary indicators for a heads up display
JP2018149907A (ja) 車両用表示装置
JP2019067242A (ja) 運転支援装置
CN114502428A (zh) 车辆用驾驶辅助装置以及车辆用驾驶辅助方法