JP2018148687A - 電気接続箱のカバー開閉検知装置 - Google Patents

電気接続箱のカバー開閉検知装置 Download PDF

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Hiroaki Tokunaga
裕明 徳永
達也 神野
Tatsuya Jinno
達也 神野
慶太 甲斐
Keita Kai
慶太 甲斐
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Abstract

【課題】ボックスにカバーを被せて開閉する電気接続箱において、カバーの開閉検知機構を簡単に設ける。【解決手段】ボックス本体とカバーとの対向する左右両側壁にロック部を設けている電気接続箱において、前記ボックス本体の内部にスイッチ部を介設したカバー開閉検知回路を備えていると共に、該ボックス本体の上面開口を閉鎖する樹脂製のカバーの上壁下面から前記スイッチ部に挿脱して回路をオンオフする遮断板を一体に垂設しており、該遮断板と前記スイッチ部とからなるカバー開閉検知部の位置と前記左右のロック部との位置関係に対応して、前記遮断板の下端辺に設ける傾斜辺の角度を変え、前記ロック部の一方が外れて前記遮断板に浮き上がりが発生した際にカバーの開きを検知できる構成としている。【選択図】図7

Description

本発明は電気接続箱のカバー開閉検知装置に関し、詳しくは、車両に搭載される電気接続箱のボックス本体の上面開口に被せるカバーの開閉およびカバーの浮きを簡単な機構で検知するものである。
自動車の浸水領域であるエンジンルームに搭載されるヒューズ、リレーを収容する電気接続箱は、メンテナンス時にホックス本体のカバーを開けてヒューズ、リレーの交換等を行った後、カバーを被せてボックス本体とロック結合して閉鎖している。その際、ロックが不完全となりカバーが浮いてボックス本体との間に隙間が生じる場合がある。隙間が発生すると、ボックス本体内に浸水が生じ、ボックス本体内に収容している金属製のバスバーや端子に腐食が発生する恐れがある。特に、電気接続箱と接続するワイヤハーネスにアルミ電線が含まれていると被水によりアルミが腐食しやすくなる。よって、電気接続箱のカバーの開閉や浮きを検知し、カバーを確実にボックス本体に結合して浸水を防止する必要がある。
従来、本出願人は特開2002−358848号公報で図15(A)(B)に示すリレー/ヒューズボックスからなる電気接続箱200を提供している。該電気接続箱200はボックス本体210にカバー220をボルト203をネジ込んで締結し、該ボルト203の下端にスイッチ開閉用のピン204を突設している。ボックス本体210内に収容したバスバー205に設けたピン穴206に、カバー閉鎖時にピン204が挿入するとバスバーのスイッチ回路を閉じ、カバー開放時にはピン204がピン穴206から抜け出てスイッチ回路を開き、このスイッチ回路の開閉検知信号が付設した制御装置に送信される構成としている。
特開2002−358848号公報
特許文献1の電気接続箱では、カバー220をボックス本体210にボルト締めで結合しており、カバーおよびボックス本体の構造が複雑化すると共に大型化し、かつ、カバー開閉時にボルト締め・ボルト緩め作業が必要で作業手数がかかり、ヒューズ、リレーの交換作業が非効率になる等の問題がある。
また、カバー220の閉鎖時に、カバー220が浮いているがピン204の上昇量が少なくピンの下部がまだバスバー205のピン穴206に挿入していると、カバー220が閉鎖されている検知信号を出す。しかしながら、カバー220に浮きが生じてボックス本体210との間に小さな隙間が生じていると、浸水経路となり、電気接続箱の防水機能が損なわれる。
通常、電気接続箱においては図16に示すように、ボックス本体210のロック枠とカバー220のロック爪とからなるロック部R1、R2を左右両側に設けてロック結合する場合が多い。この場合、特許文献1と同様に、ボックス本体210にスイッチ部S(中央位置のスイッチ部はS−mで示す)を設けると共に、カバー220にスイッチ開閉用の遮断板T(中央位置の遮断板はT−mで示す)を設けた検知機構を備えると、スイッチ部Sと左右のロック部R1、R2との距離に応じて、カバーが開いているのに閉鎖信号が出される恐れがある。
詳しくは、図16(B)に示すように、左側ロック部R1のロックが掛からずにカバー220の左側に浮きが発生した場合、スイッチ部Sが左寄りであれば、遮断板Tが上昇してスイッチ部Sから外れ、カバー220が開いていると検知できる。しかしながら、図16(C)に示すように、ロック部R1がロックされ、ロック部R2が外れていると、遮断板Tの上昇量は少なくスイッチ部Sに挿入し、カバー220が閉じていると検知する。よって、カバー220の浮きを検知できなくなる。
本発明はカバーとボックス本体との間に設けるカバー開閉検出位置と左右のロック位置との関係が相違しても、カバーの浮きを含めたカバーの開閉を正確に検出できる簡単な構造の電気接続箱のカバー開閉検知装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ボックス本体とカバーの左右両側壁にロック部を設けている電気接続箱において、
前記ボックス本体の内部にスイッチ部を介設したカバー開閉検知回路を備えていると共に、該ボックス本体の上面開口を閉鎖する樹脂製のカバーの上壁下面から前記スイッチ部に挿脱してスイッチ部を開閉する遮断板を一体に垂設しており、
前記遮断板と前記スイッチ部とからなるカバー開閉検知部の位置と前記左右両側壁のロック部との距離に対応して、前記遮断板の下端辺に設ける傾斜辺の角度を変え、前記ロック部の一方が外れて前記遮断板に浮き上がりが発生した際にカバーの開きを検知できる構成としていることを特徴とする電気接続箱のカバー開閉検知装置を提供している。
カバーから垂設する絶縁材からなる前記遮断板をボックス本体のスイッチ部に挿脱してカバー開閉検知回路のスイッチ部をオンオフして簡単な構成でカバーの開閉を検知できるようにしている。かつ、カバーの遮断板と左右ロック部との距離に応じて遮断板の下端辺を傾斜させているため、左右ロック部の一方のロックがされず、カバーに浮き上がりが発生してボックス本体との間に隙間が発生すると、遮断板の傾斜した下端辺がスイッチ部に挿入せずに回路を閉じ、カバーの開き検知信号を出すようにしている。よって、カバーを確実に閉鎖しなおすことができ、その結果、電気接続箱に浸水を発生させず、防水性能を上げることができる。
前記ボックス本体とカバーとは左右両側壁の対向する外面にロック爪とロック枠とからなる前記ロック部をそれぞれ備え、
前記遮断板は薄い平板状で、左右ロック部の左右方向を広幅方向とし、直交する前後方向を厚さ方向とし、
前記ロック部に近い左右両側領域に設ける前記遮断板の下端辺はロック部側に向けて上向き傾斜させた片側傾斜辺として、該遮断板の全体形状を台形状の四角形状とする一方、
前記左右のロック部から離れたボックス本体の中央領域に設ける前記遮断板の下端辺は左右両側を上向き傾斜させた両側傾斜辺として、該遮断板の全体形状を馬蹄形状(ホームベース形状)の五角形とし、かつ、
前記片側傾斜辺および両側傾斜辺の傾斜角度は、遮断板とロック部の距離に応じて設定され、かつ前記中央領域の馬蹄形状の遮断板では下端辺の中央部にある下頂点の位置をロック部との距離で変えている。
前記遮断板の形状は、右下隅角度をθR、左下隅角度をθL、右側辺の高さをhR、左側辺の高さをhL、左右ロック部の間の距離をxとすると下記数1、数2から求められる関係としている。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
詳しくは、前記遮断板の下端辺を片側傾斜辺の四角形状または両側傾斜斜辺の五角形状とするかの選択は下数式から導いている。
:ロック部閉じ側から遮断板の近接側辺までの距離
:ロック部開き側から遮断板の近接側辺までの距離
s:遮断板の水平(左右)幅
h:遮断板のカバーからの垂直長
x:左右ロック部の間の距離
y:カバー浮時の浮距離(浮高さ)
θ:カバー浮時の浮角
Δ:遮断板正規位置からロック浮き時に浮いた高さ
α:数3、数4から導くロック浮き時の一番長い対角線
β:数3もしくは数4から導く、ロック浮き時の遮断板頂点から検知部までの一番長い 対角線
前記α,βは以下の数3、4で表すことができる。
右ロック部がロックされ、左ロック部が開いている時;
Figure 2018148687
左ロック部がロックされ、右ロック部が開いている時;
Figure 2018148687
次ぎに、ロック外れによるカバーの浮いた高さΔは前記α,βの高さ関係より、以下の数5、6で表すことができる。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
数5から導かれるA(遮断板と左ロック部Lの距離)、数6から導かれるB(遮断板と右ロック部Rの距離)から、下記のように形状判定する。
A、Bのどちらか又は両方がΔ<0を満たす時、遮断板の形状は台形状となる。
A、Bの両方がΔ>0を満たす時、遮断板の形状は五角形のホームベース形状となる。
前記台形状の時、ロック部近接側の側辺(lR)の高さは下数式[数7]で表され、
ロック部遠方側の側辺(1L)の高さは下数式[数8]で表される。
ロック部近接側の下隅角度θは下数式[数9]で表される。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
Figure 2018148687
前記五角形状の時、左側辺(2L)の高さは下数式[数10]で表される。
右側辺(2R)の高さは下数式[数11]で表される。
左右側下隅の角度(角度1R,2L)は下数式[数12]で表される。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
Figure 2018148687
本発明の電気接続箱において、前記ボックス本体の内部のスイッチ部を介設したカバー開閉検知機構の具体的な構成は、ボックス本体の周壁に囲まれた内部にヒューズ収容部またはリレー収容部からなる上面開口のキャビティを備え、該キャビティのうちの1つがカバー開閉検知部とされ、
前記カバー開閉検知部となるキャビティに、バスバーの先端に設けた端子と電線端末の端子が対向配置され、あるいは一対の電線端末の端子が対向配置されると共に、これら対向配置される端子同士の接離でオンオフする前記スイッチ部を備え、該スイッチ部に回路を介してカバー開閉表示部が接続されている。
前記構成からなる本発明の電気接続箱は、ヒューズボックス、リレーボックスあるいはリレー・ヒューズボックスからなり、ボックス本体側では、既存の複数のヒューズキャビティあるいはリレーキャビティのうちの1つのキャビティをカバー開閉検知部のキャビティとして利用している。よって、新たなカバー開閉検知部をボックス本体に設ける必要は無く、電気接続箱の内部にスペースをとらず、電気接続箱の大型化および複雑化を防止できる。
かつ、既存のキャビティを利用する前記カバー開閉検知部には、カバー側に一体に設けた前記遮断板が挿脱する一対の端子を対向配置しているだけであり、これら端子として従来のヒューズまたはリレーに接続する電線端末の端子、あるいは一方の電線端末の端子をバスバー端子に変えて挿入するだけであるため、遮断板により接離される端子は大型化せず、簡単かつ安価に実施できる。
前記のように、遮断板の下端形状を片側傾斜あるいは両側傾斜の傾斜とすることで、両側ロック部のうち一方のロック部が外れてカバーが傾斜して浮きが発生し、ボックス本体との間に隙間が発生する場合も、カバーを開放状態と正確に検知できるようにしている。
前記ボックス本体のカバー開閉検知部のキャビティとしてヒューズキャビティを用い、該キャビティに対向配置される端子は、該ボックス本体内に収容されるバスバー先端にV字に屈折したバネ状接点を有する端子と、電線端末に接続された面状接点を有する端子とからなり、前記カバーの閉鎖時に前記遮断板が前記端子の間に挿入されて前記スイッチ部がオフとなり、前記カバーの開放時に前記遮断板が前記端子の間から取り出されて前記バネ状接点と面状接点とが接触して前記スイッチ部がオンとなる構成としている。
前記電線端末に接続される面状接点を有する端子として、ヒューズ端子またはリレー端子が挿入されるボックス状のメス端子が用いられる。
あるいは、前記ボックス本体のカバー開閉検知部のキャビティとしてヒューズキャビティを用い、該ヒューズキャビティに収容される一対の電線端末のメス端子に接続されるヒューズ状部材を備え、
前記ヒューズ状部材は樹脂製の支持体で前記一対のメス端子に挿入する一対の板状タブを支持し、各板状タブは根本側で近接する方向に折り返して互いに接触するバネ状接点を備え、かつ、前記支持体の中央に前記カバーから突出する前記遮断板を貫通する差込穴を備え、
前記カバーの閉鎖時に前記遮断板が前記一対のバネ状接点の間に挿入されて前記スイッチ部がオフとなり、前記カバーの開放時に前記遮断板が前記一対のバネ状接点の間から取り出されてスイッチ部がオンとなる構成としている。
前記ボックス本体のカバー開閉検知部のキャビティ内に挿入する前記バスバーまたは前記ヒューズ状部材と接続する一方の電線はバッテリー側の上流回路に接続される一方、
前記キャビティにバスバーと対向して挿入する前記電線または前記ヒューズ状部材と接続する他方の電線は下流回路に接続され、該下流回路に設けた電子制御ユニット(ECU)に接続され、該ECUからカバー開閉表示部へ検知信号を出力している。該カバー開閉表示部では、乗員への警報音、メーターでの表示がなされる。
前記構成からなる本発明の電気接続箱のカバー開閉検知装置は、ボックス本体とカバーの左右側壁に設けたロック部の一方が外れてカバーに浮きが生じている際、カバーが開かれている検知信号が発生する構成としているため、カバーを確実に閉鎖する作業を行うことができ、電気接続箱の防水機能を高めることができる。
本発明の第1実施形態の電気接続箱の分解斜視図である。 (A)は前記電気接続箱のヒューズキャビティにヒューズを取り付けている状態の断面図、(B)はヒューズキャビティを利用したカバー開閉検知部の断面図である。 前記カバー開閉検知部に接続した回路を示す図面である。 (A)はカバーを閉じた状態のカバー開閉検知部の断面図、(B)はカバーを開いた状態のカバー開閉検知部の断面図である。 (A)は電気接続箱のボックス本体とカバーとの概略図、(B)はカバーに設ける遮断板を示す拡大正面図である。 (A)(B)は左右ロック部のいずれかのロックが外れてカバーが浮いた時の遮断板の状態を示す図面である。 第1実施形態の変形例の説明図である。 (A)(B)は遮断板の変形例を示す正面図である。 馬蹄形状の遮断板の各部の寸法を示す説明図である。 (A)(B)はカバーの浮き時の寸法を示す図面である。 台形状の遮断板の各部の寸法を示す説明図である。 第2実施形態を示し、(A)は電気接続箱の全体概略図、(B)は遮断板の正面図、(C)はカバーが浮いた状態の遮断板の作用を示す説明図である。 第3実施形態を示し、(A)はカバーを開いた状態のカバー開閉検知部の断面図、(B)はカバーを閉じた状態のカバー開閉検知部の断面図である。 第3実施形態で用いるヒューズ状部材を示し、(A)は斜視図、(B)は正面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 (A)(B)(C)は問題点を示す図面である。
以下、本発明の電気接続箱の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図6に第1実施形態を示す。
自動車の浸水領域であるエンジンルーム内に図1に示す第1実施形態のヒューズ/リレーボックスからなる電気接続箱1を搭載している。該電気接続箱1は樹脂成形品からなるボックス本体2と、該ボックス本体2の上面開口を閉鎖するため着脱自在に被せるカバー3からなる。ボックス本体2は四角枠状の周壁2aに囲まれた内部に、ヒューズ50を装着する複数のヒューズキャビティ7、複数のリレー51を装着する複数のリレーキャビティを備えている。前記ヒューズキャビティ7およびリレーキャビティは上面開口で、上方からヒューズ50、リレー51を挿入し、上方へ取り出すものである。ヒューズ等の交換時にはカバー3をボックス本体2とのロックを解除して取り外し、交換後はカバー3をボックス本体2に被せてロック結合するものである。
ボックス本体2とカバー3とは左右ロック部R1、R2をロックして結合している。詳しくは、図1および図5(A)に示すように、ボックス本体2の左右両側壁2b、2cの外面にそれぞれロック枠17A、17Bを設ける一方、カバー3の左右両側壁3b、3cの外面にロック爪18A、18Bを突設している。ロック枠17Aとロック爪18Aとからなる左ロック部R1とロック枠17Bとロック爪18Bとからなる右ロック部R2とを左右対向位置に設けている。カバー3を閉鎖する時、ロック爪18Aをロック枠17Aに挿入係止して左ロック部R1をロック結合し、同様にロック爪18Bをロック枠17Bに挿入係止して右ロック部R2をロック結合している。ボックス本体2に設けているカバー開閉検知部10は、左右ロック部R1とR2の間の丁度中央に位置している。
ボックス本体2には複数のヒューズキャビティ7が左右方向Xの略全長に並設されていると共に前後方向に複数段で設けられている。図2(A)に示すように、各ヒューズキャビティ7には下方から一対の電線W1、W1の各端末に接続した端子4、4を挿入してランス7r、7rで所定位置に位置決め保持している。前記端子4は低圧電線用のボックス形状のメス端子からなり、端子4、4に上方から装着するヒューズ50の一対のタブ50a、50aをそれぞれ挿入してヒューズ接続している。また、端子4、4を端末に接続した電線W1、W1はアルミ系金属からなる芯線を絶縁樹脂製の被覆層で被覆している被覆電線からなる。
本実施形態では多数のヒューズキャビティ7のうち、図1に示すように、左右方向の中央の1つのヒューズキャビティをカバー開閉検知部10として用いている。本実施形態では、図2(B)に示すようにヒューズキャビティの幅を狭めるように一部を変更してカバー開閉検知部10としている。該カバー開閉検知部10には、1本の電線11の端末に接続した端子4を挿入し、該端子4をキャビティ内面から突設しているランス7rで係止して位置決め保持している。該端子4は他のヒューズキャビティ7に挿入係止しているヒューズ接続用の端子4と同一の端子であり、銅系金属からなるボックス形状のメス型の端子4は四角枠の各辺の外面が面状接点4tとなる。
カバー開閉検知部10内には、前記端子4と対向側にバスバー5に形成した屈曲端子5aを配置している。詳しくは、カバー開閉検知部10に突出するバスバー5の突出端をV字状に折り曲げて前記屈曲端子5aを設け、該屈曲端子5aの屈曲頂点をバネ状接点5tとしている。該バネ状接点5tを端子4の面状接点4tと対向させて位置決め保持し、スイッチ部Sを形成している。屈曲端子5aは端子4と同等な大きさとし、他のヒューズキャビティの端子セット位置に、端子4の代わりに配置できるようにしている。該屈曲端子5aのバネ状接点5tは面状接点4tに接触するように付勢されている。この接触によりスイッチ部Sが閉じてオン状態となり、図3に示すように、バスバー5と端子4に接続した電線11からなるスイッチ回路15が導通状態となるようにしている。
カバー3の上壁3aの内面(下面)に、左右ロック部R1、R2の間の中央位置に遮断板6を下向きに垂設している。カバー3をボックス本体2に左右のロック部R1、R2でロック結合した状態で、ボックス本体のカバー開閉検知部10の真上に遮断板6は位置し、スイッチ部Sのバネ状接点5tと面状接点4tの間に遮断板6が挿入するものとしている。
遮断板6はカバー3と一体成形され、絶縁性を有するポリプロピレン、ポリエチレンまたはナイロンからなり、遮断板6は絶縁板として機能する。該遮断板6は薄肉の平板からなり、該遮断板6がバネ状接点5tと面状接点4tの間に押し込まれると、バネ状接点5tが広がって高さが低くなり、面状接点4tとの接触が断たれ、スイッチ部Sが開き、スイッチ回路15を不導通としている。
前記のように、カバー3をボックス本体2に被せて閉じると、遮断板6がバスバー5のバネ状接点5tと電線11に接続した端子4の面状接点4tとの間に挿入されて導通を遮断し、スイッチ回路15をオフ状態の不導通とする。一方、ヒューズ50の交換をするメンテナンス時にカバー3を開くと、遮断板6がバネ状接点5tと面状接点4tとの間から引き出され、バネ状接点5tが原状に復帰して面状接点4tと接触する。その結果、カバー3を開くと、スイッチ回路15がオンの導通状態になる。
スイッチ回路15を構成するバスバー5は、図3に示すように、バッテリBと電源線を介して接続する一方、端子4は電線11を介してECU14内のマイコン14mと接続し、該マイコン14mをCAN回路16を介してカバー開閉表示手段20に接続している。該カバー開閉表示手段20はインストルメントパネルに設けているメータ表示器等からなる。該カバー開閉表示手段20では、カバー3が閉じられ、端子4の面状接点4tとバスバー5のバネ状接点5tの間にカバー3の遮断板6が挿入してスイッチ部Sが開くと、カバー3の閉じ信号がマイコン14mからCAN回路16をへてカバー開閉表示手段20に送信され、カバー3の閉鎖を表示する。一方、カバー3が開いて面状接点4tとバネ状接点5tが接触してスイッチ部Sが閉じると、マイコン14mよりカバー開閉表示手段20にカバー3の開放信号が送信され、カバー3の開放を表示するものとしている。
図5(A)に示すように、カバー3に設ける遮断板6は左右ロック部R1、R2の間の中央位置に設けている。よって、図5(B)に示すように、遮断板6の下端辺6uは左右方向の中央を下頂点6pとし、該下頂点6pを挟む左右両側を同一角度で上向きに緩やかに傾斜する傾斜辺6h、6iとし、遮断板6を全体として馬蹄形(ホームベース形状)の五角形としている。
前記中央に位置する遮断板6の下端辺6uを前記馬蹄形状としているのは、前記図16(A)に示すように遮断板6の下端辺6u−sが水平で、全体形状が単純な四角形状であると、図16(B)(C)に示すように、左右の一方のロックが外れ、カバー3が傾斜して浮きが生じると、カバー3とボックス本体2との間に隙間Cが発生し、該隙間が浸水経路になることに因る。即ち、上記のようにカバーが浮いて隙間Cが発生しても、遮断板6の下端辺6u−sの左右いずれか一方がスイッチ部Sの接点間に入り、スイッチ部Sはオフとなり、カバー3の閉鎖信号を発生する。
これに対して、本発明では、遮断板6を図5(B)の馬蹄形状とすることで、カバーを閉鎖した状態で、カバーが浮いて前記隙間Cが発生すると、遮断板6の下部がスイッチ部に入らず、スイッチはオンとなり、カバー開放信号を発生し、乗員にカバーの閉じ操作を促すようにしている。
即ち、図16(B)に示すように、右ロック部R2はロックされているが、左ロック部R1が外れていると、カバー3は左側が浮き上がった傾斜状態になり、左側でカバー3とボックス本体2との間に浸水経路となる隙間Cが発生する。この状態で、中央位置の遮断板T−mの下端辺6u−sは右側が下がり、右下隅がスイッチ部Sのバネ状接点5tと面状接点4tの間に挿入した状態となる。よって、バネ状接点5tと面状接点4tとが遮断板6により回路が開き、カバー3は閉じられている検知がなされ、隙間Cが空いた状態のままとなる。
同様に、図16(C)に示すように、左ロック部R1はロックされているが、右ロック部R1が外れていると、カバー3は右側が浮き上がった傾斜状態になり、右側でカバー3とボックス本体2との間に浸水経路となる隙間Cが発生する。この状態で中央の遮断板Tーmの下端辺6u−sは左側が下がり、左下隅がスイッチ部Sのバネ状接点5tと面状接点4tの間に挿入した状態となる。よって、バネ状接点5tと面状接点4tとが遮断板6により回路が開き、カバー3は閉じられている検知がなされ、隙間Cが空いた状態のままとなる。
図16の問題が発生しないように、遮断板6の下端辺の形状を図5(B)に示す左右が上向き傾斜する馬蹄形の五角形としている。
図6(A)に示すように、左ロック部R1がロックされ、右ロック部R2がロックされずに、カバー3は右側が浮き上がり、左下がりに傾斜する。遮断板6は下端辺6uも左下がりに傾斜するが、左側に上向き傾斜辺6hがあるため、遮断板6はスイッチ部Sから上方に位置してスイッチ部Sの端子同士が接触してオン状態となり、カバー3が開いていると検知される。
図6(B)に示すように、右ロック部R2がロックされ、左ロック部R1がロックされずに、カバー3は左側が浮き上がり、右下がりに傾斜する。遮断板6は下端辺6uも右下がりに傾斜するが、右側に上向き傾斜辺6iがあるため、遮断板6はスイッチ部Sから上方に位置してスイッチ部Sがオン状態となり、カバー3が開いていると検知される。
このように、左右ロック部R1とR2の間の中央にある遮断板6の下端辺を図5(B)に示す中央を下頂点とする左右対称の馬蹄形状とすることで、左右ロック部R1、R2のどちらが外れても、カバー3が閉じられていない開放検知を行うことができる。具体的には、遮断板6の下端辺を馬蹄形状(ホームベース形状)とし、下端の傾斜辺6h、6iが、面状接点4tとバネ状接点5tのスイッチ部Sから外れ、カバー3が外れている検知信号を発生する。
前記カバー3に突設する遮断板6の下端辺6uの形状は、図7に示すように、左右ロック部R1、R2との位置関係により変えている。第1実施形態では左右ロック部R1、R2の間の中央位置(パターンB区間)にあるため、図5(B)に示すように、下端辺6uの左右中心位置を下頂点として、左右の傾斜辺6hと6iとを同一角度で傾斜する左右対称としている。
図7および図8に第1実施形態の変形例を示す。
左右の中央領域のパターンB区間の領域内で、遮断板6が左ロック部R1に寄ると、図8(B)に示すように、遮断板6の下端辺6uの下頂点6pは右側による両側傾斜辺の馬蹄形としている。該形状として、遮断板6の左ロック部側の縦辺6kを短く(浅く)している。
一方、中央領域のパターンB区間の領域内で、遮断板6が右ロック部R2に寄ると、図8(A)に示すように、遮断板6の下端辺6uの下頂点6pが左側による両側傾斜辺の馬蹄形としている。該形状として、遮断板6の左ロック部側の縦辺6kを長く(深く)している。
これにより、左ロック部R1または右ロック部R2のいずれか一方に外れ、カバー3に傾斜した浮きが生じた時、遮断板6がスイッチ部Sの間から抜けてカバー3が開放されている検知信号を出すようにしている。
パターンB区間における遮断板6の馬蹄形状の反ロック側角度θ1、ロック近接側角度θ2、左辺6hの高さ2L、右辺6iの高さ2Rは、図9に示すように設定している。
先ず、図10(A)に右ロック部R2が閉じ、左ロック部R1が開き、カバー3が左上方傾斜で浮いている状態での各部の寸法を示し、図10(B)に左ロック部R1が閉じ、右ロック部R2が開き、カバー3が右上方傾斜で浮いている状態での各部の寸法を示す。
即ち、
1:ロック部閉じ側から遮断板の近接側辺までの距離
2:ロック部開き側から遮断板の近接側辺までの距離
s:遮断板の水平(左右)幅
h:遮断板のカバーからの垂直長
x:左右ロック部の間の距離
y:カバー浮時の浮距離(浮高さ)
θ:カバー浮時の浮角
Δ:遮断板正規位置からロック浮き時に浮いた高さ
α:ロック浮き時の一番長い対角線
β:ロック浮き時の遮断板頂点から検知部までの一番長い対角線
α,βは以下の数1、2で表すことができる。
前記遮断板の形状は、右下隅角度をθR、左下隅角度をθL、右側辺の高さをhR、左側辺の高さをhLとすると下記数1、数2から求められる関係としている。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
前記α、βは下数式の数3、4より表すことができる。
図10(A)の右ロック部R2がロックされ、左ロック部R1が開いている時
Figure 2018148687
図10(B)の左ロック部R1がロックされ、右ロック部R2が開いている時
Figure 2018148687
次ぎに、ロック浮きによる浮いた高さΔは前記α,βの高さ関係より、以下の数5、6で表すことができる。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
数5から導かれるA(遮断板と左ロック部R1の距離)、数6から導かれるB(遮断板と右ロック部R2の距離)から、下記のように形状判定する。
A、Bのどちらか又は両方がΔ<0を満たす時、遮断板の形状は図7のパターンA区間の台形状となる。
A、Bの両方がΔ>0を満たす時、遮断板の形状は図7のパターンB区間の五角形のホームベース形状となる。
左右のパターンA区間の遮断板6を台形状とする時、図11に示す関係式より、遮断板6の左右両側辺の高さを求められ、下端辺の傾斜角度も規定される。
即ち、ロック近接側の側辺の高さは[数7]で表され、
ロック遠方側の側辺の高さは[数8]で表される。
ロック近接側の下隅の角度θは[数9]で表される。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
Figure 2018148687
パターンB区間の遮断板6を五角形状とする時、図9に示す関係式より、遮断板6の左右両側辺の高さを求められ、下端辺の傾斜角度も規定される。
即ち、左側辺の高さは[数10]で表される。
右側辺の高さは[数11]で表される。
左右側下隅の角度は[数12]で表される。
Figure 2018148687
Figure 2018148687
Figure 2018148687
具体的には、図12の第2実施形態に示すように、左右ロック部R1、R2の間の中央位置のBパターンの区間に遮断板が位置せず、右ロック部R2に近い位置に遮断板がある場合、遮断板6Bを台形状としている。即ち、遮断板6Bの下端は右ロック部R2に近い右端から遠い左端に向けて下方傾斜(左端より右端に向けて上方傾斜)する傾斜辺61からなり、遮断板6Bの全体形状を台形状としている。
ボックス本体2側は第1実施形態と同様とし、カバー開閉検知部10に電線端末のメス端子の面状接点とバスバーのバネ状接点からなるスイッチ部Sを設けている。
図12(C)に示すように、右ロック部R2が完全ロック状態で、左ロック部R1が開いている場合、カバー3は左側が上方傾斜する状態になる。浮き上がるカバー3とボックス本体2との間に生じる隙間は右側に行くほど狭くなるが、遮断板6Bの下方深さを右端に向けて次第に浅くしているため、遮断板6Bの下端はスイッチ部Sの端子の間に入らず、カバー3が開いている検知信号を出力する。よって、カバー開閉表示手段でカバー3が開いている状態であることを表示する。これにより、運転者はカバー3が完全ロック状態となるように再操作することになる。
前記のように、前記第1、第2実施形態では、カバー3に設ける遮断板6とボックス本体2に設けるカバー開閉検知部10とからなるカバー開閉検知手段と左右ロック部R1、R2との位置関係により、遮断板6の下端辺の形状を台形状の四角形状と馬蹄形状の五角形に変えると共に、傾斜角度を位置関係に応じて変えている。これにより、左右ロック部R1、R2のいずれか一方のロックが掛からず、あるいはロックが外れ、カバー3に斜め傾斜の浮きが発生した場合、遮断板6はカバー開閉検知部10のスイッチ部から外れた上方に位置し、カバー3が開いている検知信号が出される。その結果、カバー3が開いている表示がなされ、運転者は電気接続箱のカバー3の開きを知り、カバーの閉じ操作が促され、電気接続箱への浸水発生を防止できる。
また、前記構成の電気接続箱1では、カバー3をボックス本体2に被せて電気接続箱の内部を防水状態とする結合は、特許文献1のようなボルト締めではなく、カバー3のロック爪18A、18Bをボックス本体2のロック枠17A、17Bに挿入係止するだけであるため、結合作業が簡単であり、メンテナンス時のカバー3の取外作業を簡単に行える。かつ、電気接続箱1の内部にボルト締結機構および該ボルトの先端にカバー開閉検知手段を設けていないため、電気接続箱1の小型化および構造の簡素化が図れる。
また、ボックス本体2に設けるカバー開閉検知部10に配置する開閉スイッチとなる接点の一方として電線端末に接続するヒューズ用端子と同一の端子4の面状接点4tを配置すると共に、他方にバスバー5のスペースを取らないバネ状接点を配置しているだけである。よって、該カバー開閉検知部10は並設している多数のヒューズキャビティ7のうちの1つを利用することができる。一方、カバー3には平板状の遮断板6を一体成形で突設しているだけであり、カバー開閉検知機構をボックス本体2およびカバー3の両方に簡単に設けることができると共に、電気接続箱1の小型化および構造の簡素化を図ることができる。
図13および図14に第3実施形態を示す。
前記第1、2実施形態ではボックス本体2側でカバー開閉検知部として利用するヒューズキャビティは一部の形状を若干変えているが、第3実施形態では、ヒューズキャビティの一つを利用するカバー開閉検知部10は、他のヒューズキャビティと同一形状で、変更していない。また、該カバー開閉検知部10に対してバスバーを挿入せず、ヒューズに接続する一対の電線と同様に、一対の電線21、22の端末に接続した端子4、4を挿入してランス7r、7rで所定位置に保持して対向配置している。
第1実施形態と同様にカバー3に一体成形で遮断板6を突設し、該遮断板6の挿脱により開閉する一対の接点を有するヒューズ状部材30を設けている。図14(A)(B)に示すヒューズ状部材30は、他のヒューズキャビティ7に装着して一対の電線端末の端子4と嵌合するヒューズ(所謂、ミニヒューズ)50と外形寸法を同等としている。該ヒューズ状部材30は、樹脂製の支持体31に一対の接点板32、33の基部を埋め込んでいる。該接点板32、33は、端子4、4に挿入するタブ32a、33aと、該タブ32a、33aの根本から折り返して内側に平行させて突出する板部32b、33bの突出端をV字状に折り返してバネ状接点32t、33tを設けている。該バネ状接点32t、33tのV字の頂点同士は常態で互いに接触するように付勢している。
前記支持体31はカバー開閉検知部10の挿入開口10hに丁度嵌合する形状で、かつ、バネ状接点32t、33tの接触位置と同一線上に位置する支持体31の中心部に前記遮断板6が貫通する差込穴31hを設けている。
ヒューズ状部材30のタブ32aと接続する電線21は第1実施形態のバスバー5と同様にバッテリーの電源側と接続し、他方のタブ33aと接続する電線22は第1実施形態の電線11と同様にECUに接続し、該ECUからカバー開閉表示手段に接続している。
ボックス本体2とカバー3とは周壁に設けたロック手段で結合している等、他の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
カバー3の閉鎖時に遮断板6がヒューズ状部材30の差込穴31hを通して一対のバネ状接点32t、33tの間に差し込まれ、バネ状接点32tと33tの接触を断って回路が開き、スイッチ回路がオフとなる。一方、カバー3の開放時に遮断板6が一対のバネ状接点32t、33tの間から取り出されてスイッチ回路がオンとなる構成としている。
前記構成からなる第3実施形態では、新たにヒューズ状部材30を設ける必要があるがカバー開閉検知部10は他のヒューズキャビティと同一形状であり、該カバー開閉検知部に突出するバネ状接点を有するバスバーを設ける必要はなく、カバー開閉検知部10には他のヒューズキャビティ7と同様に電線端末のヒューズ接続用の端子4、4を挿入して位置決め保持すればよい。
他の作用効果は第1、2実施形態と同様であるため説明を省略する。
本発明は前記実施形態に限定されず、ボックス本体に設けるカバー開閉検知部は複数あるリレーキャビティのうちの1つを利用し、第1、第3実施形態と同様に、対向配置する2本の端子の間にカバーに設ける遮断板を挿入してスイッチ回路を開くようにしてもよい。
1 電気接続箱
2 ボックス本体
3 カバー
4 端子
4t 面状接点
5 バスバー
5t バネ状接点
6 遮断板
6h、6i 傾斜辺
6u 下端辺
7 ヒューズキャビティ
10 カバー開閉検知部
11 電線
15 スイッチ回路
17A、17B ロック枠
18A、18B ロック爪
30 ヒューズ状部材
31 支持体
31h 差込穴
32、33 接点板
R1、R2 ロック部

Claims (3)

  1. ボックス本体とカバーとの対向する左右両側壁にロック部を設けている電気接続箱において、
    前記ボックス本体の内部にスイッチ部を介設したカバー開閉検知回路を備えていると共に、該ボックス本体の上面開口を閉鎖する樹脂製のカバーの上壁下面から前記スイッチ部に挿脱して回路をオンオフする遮断板を一体に垂設しており、該遮断板と前記スイッチ部とからなるカバー開閉検知部の位置と前記左右のロック部との位置関係に対応して、前記遮断板の下端辺に設ける傾斜辺の角度を変え、前記ロック部の一方が外れて前記遮断板に浮き上がりが発生した際にカバーの開きを検知できる構成としていることを特徴とする電気接続箱のカバー開閉検知装置。
  2. 前記ボックス本体とカバーとは対向する左右両側壁の外面にロック爪とロック枠とからなる前記ロック部をそれぞれ備え、
    前記遮断板は薄い平板状で、左右ロック部の左右方向を幅広方向とし、直交する前後方向を厚さ方向として前記カバーより遮断板を垂設しており、
    前記ロック部に近い左右両側領域の前記遮断板の下端辺はロック部側に向けて上向き傾斜させた片側傾斜辺として、該遮断板の全体形状を台形状の四角形状とする一方、
    前記左右のロック部から離れたボックス本体の中央領域の前記遮断板の下端辺は左右両側を上向き傾斜させた両側傾斜辺として、該遮断板の全体形状を馬蹄形状の五角形とし、
    前記片側傾斜辺および両側傾斜辺の傾斜角度は、ロック部との距離との関係で設定され、かつ前記中央領域の馬蹄形状の遮断板では下端辺の中央部にある下頂点の位置をロック部との距離で変えている請求項1に記載の電気接続箱のカバー開閉検知装置。
  3. 前記遮断板の形状は、右下隅角度をθR、左下隅角度をθL、右側辺の高さをhR、左側辺の高さをhL、左右ロック部の間の距離をxとすると下記数1、数2から求められる関係としている請求項2に記載の電気接続箱のカバー開閉検知装置。
    Figure 2018148687
    Figure 2018148687
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JP6990870B1 (ja) * 2021-07-16 2022-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理装置

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