JP2018148505A - 圧電振動片及び圧電振動子 - Google Patents

圧電振動片及び圧電振動子 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を図った上で、圧電振動片とパッケージとの実装強度を確保できる圧電振動片及び圧電振動子を提供する。【解決手段】基部から片持ちで延在する振動腕部42と、基部から片持ちで延在するとともに、導電性接合材85を介してパッケージに実装される固定部61を有する支持腕部44と、を備えた圧電振動片3であって、固定部61は、第1幅部62、第2幅部63及び第3幅部64が長さ方向Lに連なって形成され、第2幅部63は、第1幅部62及び第3幅部64に対して幅方向Wにおける少なくとも一方に突出する凸部71,72を有する部分であり、凸部71と第1幅部62及び第3幅部64とがなすそれぞれの角部、並びに凸部72と第1幅部62及び第3幅部64とがなすそれぞれの角部のうち、少なくとも一方の角部は、導電性接合材85が這い上がる接合材這い上がり部81〜84を構成している【選択図】図4

Description

本発明は、圧電振動片及び圧電振動子に関する。
例えば、携帯電話や携帯情報端末機器等の電子機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等に用いられるデバイスとして、水晶等を利用した圧電振動子が用いられる。この種の圧電振動子として、パッケージ内に圧電振動片を気密封止したものが知られている。
上述した圧電振動片は、基部から延在する一対の振動腕部と、基部から延在してパッケージに実装される支持腕部と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。圧電振動片は、支持腕部において、パッケージのマウント部に導電性接合材を介して実装される。
特許第5885825号公報
ところで、近時では、圧電振動子の更なる小型化が要請されている。しかしながら、小型化を図る上で、圧電振動片の支持腕部やパッケージのマウント部を小さくすると、支持腕部及びマウント部間での実装面積(支持腕部及びマウント部間において導電性接合材を介して物理的及び電気的に接触する面積)を確保することが難しい。この場合には、圧電振動片がマウント部から剥離したり、マウント部と支持腕部との間で導通不良を起こしたりする可能性がある。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、小型化を図った上で、圧電振動片とパッケージとの実装強度を確保できる圧電振動片及び圧電振動子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様に係る圧電振動片は、基部と、前記基部から片持ちで延在する振動腕部と、前記基部から片持ちで延在するとともに、導電性接合材を介してパッケージに実装される固定部を有する支持腕部と、を備えた圧電振動片であって、前記固定部は、第1幅部、第2幅部及び第3幅部が前記支持腕部の延在方向に連なって形成され、前記第2幅部は、前記第1幅部及び前記第3幅部に対して前記支持腕部の幅方向における少なくとも一方に突出する凸部を有する部分であり、前記凸部における前記支持腕部の厚さ方向に沿う第2側面と、前記第1幅部における前記厚さ方向に沿う第1側面と、がなす角部、及び前記第2側面と、前記第3幅部における前記厚さ方向に沿う第3側面と、がなす角部のうち、少なくとも一方の角部は、前記導電性接合材が這い上がる接合材這い上がり部を構成している。
この構成によれば、導電性接合材が固定部におけるマウント部との対向面に加えて接合材這い上がり部を画成する面上にも配置される。そのため、固定部が一様な幅である場合に比べて固定部と導電性接合材との接合面積、及びマウント電極の電極面積を確保できる。したがって、小型化を図った上で、圧電振動片とパッケージとの実装強度を確保できる。
また、第2幅部が凸部を有しているため、圧電振動片の重心を固定部(すなわち、圧電振動片の実装部分)に近づけることができる。これにより、圧電振動片の実装工程(導電性接合材の硬化までの間)において圧電振動片の姿勢を所望の姿勢(水平)に保ちやすくなる。その結果、圧電振動片が傾いて実装されるのを抑制できる。
しかも、本態様では、上述したように第2幅部が凸部を有しているため、接合面積を確保するために、例えば第2幅部に凹部を形成する場合に比べて固定部の強度を確保できる。そのため、固定部の破損等を抑制し、歩留まりを向上させることができる。
また、導電性接合材が接合材這い上がり部を這い上がることで、マウント部上での導電性接合材の濡れ広がりを抑制できる。これにより、例えば導電性接合材が振動腕部等に付着して、電極膜が短絡するのを抑制できる。
上記態様の圧電振動片において、前記凸部は、前記幅方向において、前記振動腕部を向く方向に突出していてもよい。
この構成によれば、第2幅部が第1幅部及び第3幅部に対して幅方向の外側(振動腕部とは反対側を向く方向)に突出することがない。そのため、圧電振動片の更なる小型化を図ることができる。
上記態様の圧電振動片において、前記支持腕部は、前記振動腕部と同じ向きに延在し、前記振動腕部は、本体部と、前記本体部に対して前記延在方向における先端側に連なり、前記本体部に対して幅広に形成された錘部と、を有し、前記固定部における少なくとも前記凸部は、前記錘部に対して前記延在方向にずれた位置に配置されていてもよい。
この構成によれば、振動腕部と固定部との最大幅部分が延在方向に互いにずれることになる。そのため、例えば振動腕部の振動時等において、振動腕部と固定部との接触を抑制できる。
上記態様の圧電振動片において、前記凸部は、前記幅方向において、前記振動腕部とは反対側を向く方向に突出していてもよい。
この構成によれば、圧電振動片の実装時において、仮にパッケージに対して圧電振動片が幅方向に位置ずれした場合に、以下の作用効果を奏する。すなわち、固定部が、固定部とマウント部との所望の相対位置に対してパッケージの内側面から離間する方向に幅方向でずれた場合であっても、固定部と電極パッドマウント部との対向面積が確保し易くなる。そのため、圧電振動片とパッケージとの実装強度を確保できる。
また、固定部が、固定部とマウント部との所望の相対位置に対してパッケージの内側面に接近する方向に幅方向でずれた場合、凸部とパッケージの内側面とが接触することで、パッケージに対する圧電振動片の幅方向の位置ずれを規制できる。そのため、パッケージに対する圧電振動片の位置ずれを所定範囲内に収めることができ、固定部と電極パッドとの平面視での対向面積が確保し易くなる。また、位置ずれ時において、支持腕部とパッケージの内側面とが支持腕部の延在方向の全体に亘って接触するのを抑制できるので、パッケージへの振動漏れ等も抑制できる。
上記態様の圧電振動片において、前記固定部は、第1固定部と、前記支持腕部において前記第1固定部に対して前記延在方向の先端側に位置する第2固定部と、を有していてもよい。
この構成によれば、接合面積及び電極面積の更なる向上を図り、実装強度を確保できる。
上記態様の圧電振動片において、前記支持腕部は、前記振動腕部と同じ向きに延在し、前記第2固定部における前記第2幅部の幅は、前記第1固定部における前記第2幅部の幅よりも狭くてもよい。
この構成によれば、振動腕部の振幅が大きい先端側において、振動腕部と第2固定部との幅方向の距離を確保できる。これにより、例えば導電性接合材が振動腕部等に付着して、電極膜が短絡するのを抑制できる。
本発明の一態様に係る圧電振動子は、上記態様の圧電振動片と、前記導電性接合材を介して前記圧電振動片の前記固定部が実装されたマウント部を有するパッケージと、を備え、前記導電性接合材は、前記固定部において前記第2幅部と前記マウント部との前記厚さ方向での間に介在するとともに、前記接合材這い上がり部を画成する面上に接合されている。
この構成によれば、上記本態様の圧電振動片を備えているので、小型で信頼性の高い圧電振動子を提供できる。
上記態様の圧電振動子において、前記凸部は、前記幅方向において、前記振動腕部を向く方向に突出し、前記導電性接合材は、前記第1側面及び前記第3側面及び前記第2側面のうち、少なくとも前記第2側面の前記延在方向の一部を回避した位置に形成されていてもよい。
この構成によれば、固定部において、振動腕部に最も接近し易い部分を導電性接合材が配置されない余白部とすることで、例えば導電性接合材が振動腕部等に付着して、電極膜が短絡するのを抑制できる。
本発明の一態様によれば、小型化を図った上で、圧電振動片とパッケージとの実装強度を確保できる。
第1実施形態に係る圧電振動子の外観斜視図である。 第1実施形態に係る圧電振動子の分解斜視図である。 封口板を取り外した状態を示す圧電振動子の平面図である。 図3のIV部に相当する拡大図である。 図4のV矢視図である。 図4のVI−VI線に沿う断面図である。 実施形態に係る圧電振動片の作用を説明するための図であって、図3に対応する平面図である。 第2実施形態に係る圧電振動片の部分平面図である。 第3実施形態に係る圧電振動片の部分平面図である。 第4実施形態に係る圧電振動片の平面図である。 実施形態の他の構成に係る圧電振動片の部分平面図である。 実施形態の他の構成に係る圧電振動片の部分平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する各実施形態において、同等の構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
[圧電振動子]
図1は、第1実施形態に係る圧電振動子1の外観斜視図である。図2は、実施形態に係る圧電振動子1の分解斜視図である。
図1、図2に示すように、圧電振動子1は、いわゆるセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子である。圧電振動子1は、キャビティCを有するパッケージ2と、キャビティC内に収容された圧電振動片3と、を備えている。なお、圧電振動子1(パッケージ2)は、直方体形状に形成されている。したがって、以下の説明では、圧電振動子1の長手方向を長さ方向Lといい、短手方向を幅方向Wといい、長さ方向L及び幅方向Wに対して直交する方向を厚さ方向Tという。
<パッケージ>
パッケージ2は、実装基板11、シールリング12及び封口板13が厚さ方向Tに積層されて構成されている。なお、以下の説明では、厚さ方向Tにおけるシールリング12に対して封口板13側を上方といい、シールリング12に対して実装基板11側を下方という場合がある。但し、パッケージ2の向きは適宜変更が可能である。
図2に示すように、実装基板11は、上方(厚さ方向Tの一方)に開口する凹部20を有する箱型に形成されている。実装基板11は、第1基板21、第2基板22及び第3基板が厚さ方向Tに積層されて構成されている。各基板21〜23は、それぞれセラミックス材料により形成されている。なお、各基板21〜23に用いられるセラミックス材料には、例えばアルミナ製のHTCC(High Temperature Co−Fired Ceramic)や、ガラスセラミックス製のLTCC(Low Temperature Co−Fired Ceramic)等を用いることが可能である。また、実装基板11は、1枚又は2枚の基板により構成されていても、4枚以上の基板が積層されて構成されていても構わない。
第1基板21は、厚さ方向Tから見た平面視で長方形状に形成されている。第1基板21の上面は、凹部20の底面を構成している。第1基板21の下面(厚さ方向Tの他方を向く面)には、一対の外部電極25,26が形成されている。各外部電極25,26は、長さ方向Lに間隔をあけて配置されている。外部電極25,26は、例えば蒸着やスパッタリング等で形成された単一金属による単層膜、又は異なる金属が積層された積層膜により構成されている。
第2基板22は、第1基板21の上面に一体的に接合(例えば、焼結等)されている。第2基板22は、枠部31と、マウント部32と、を備えている。
枠部31の外形は、第1基板21の外形と同等の大きさになっている。第2基板22は、枠部31の外側面が第1基板21の外側面と面一に配置された状態で、第1基板21に接合されている。
マウント部32は、平面視において枠部31の内側面から内側にはみ出した部分である。本実施形態のマウント部32は、枠部31のうち一対の長辺部分(長さ方向Lに延びる部分)から、それぞれ幅方向Wの内側に向けて突設されている。各マウント部32の上面には、電極パッド33がそれぞれ形成されている。電極パッド33は、上述した外部電極25,26と同様に、例えば蒸着やスパッタリング等で形成された単一金属による単層膜、又は異なる金属が積層された積層膜等により構成されている。電極パッド33は、実装基板11を厚さ方向Tで貫通する図示しない貫通配線を介して対応する外部電極25,26にそれぞれ導通している。
第3基板23は、平面視において、第2基板22の枠部31と同等の形状を有する枠状に形成されている。すなわち、第3基板23は、内側面が枠部31の内側面と面一に配置され、かつ外側面が枠部31の外側面と面一に配置された状態で第2基板22に接合されている。なお、第2基板22(枠部31及びマウント部32)及び第3基板23の内側面は、凹部20の内側面を構成している。
シールリング12は、実装基板11の外形よりも一回り小さい導電性の枠状部材である。シールリング12は、第3基板23上に接着されている。なお、シールリング12は、例えば銀ロウ等のロウ材やはんだ材等による焼付け、接着剤等によって第3基板23上に接着されている。また、シールリング12の材料としては、例えばKov/Ni/Au等の積層体が好適に用いられている。
封口板13は、シールリング12上に接合(例えば、シーム溶接等)されている。封口板13は、凹部20を気密に封止している。そして、実装基板11、シールリング12及び封口板13により画成された空間は、気密封止されたキャビティCを構成する。なお、封口板13は、例えばKov/Ni等の積層体により構成されている。
<圧電振動片>
図3は、封口板13を取り外した状態を示す圧電振動子1の平面図である。
図2、図3に示すように、圧電振動片3は、いわゆるサイドアーム型の圧電振動片3である。圧電振動片3は、圧電板40と、圧電板40に形成された図示しない電極膜と、を有している。なお、圧電振動片3の長さ方向、幅方向及び厚さ方向は、上述した圧電振動子1の長さ方向L、幅方向W及び厚さ方向Tにそれぞれ一致している。したがって、以下の説明では、圧電振動片3の長さ方向、幅方向および厚み方向の各方向について、圧電振動子1の長さ方向L、幅方向Wおよび厚み方向Tの各方向と同一の符号を付して説明する。
圧電板40は、圧電材料(例えば、水晶やタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等)により形成されている。具体的に、圧電板40は、基部41と、一対の振動腕部42と、一対の支持腕部44と、を有している。
各振動腕部42は、基部41から長さ方向Lに沿って片持ちで延設されている。各振動腕部42は、幅方向Wに並んで配置されている。各振動腕部42は、基端部を固定端とし、先端部を自由端として互いに接近離間する方向(幅方向W)に振動する。なお、一対の振動腕部42同士及び一対の支持腕部44同士は、圧電振動片3における幅方向Wの中心を通り長さ方向Lに延びる対称線に対して線対称に形成されている。したがって、以下の説明では、一方の振動腕部42及び一方の支持腕部44を例にして説明し、他方の振動腕部42及び他方の支持腕部44の説明を適宜省略する。
振動腕部42は、基端部に位置する本体部51と、先端部に位置する錘部52と、を有している。なお、以下の説明では、圧電振動片3において、長さ方向Lで本体部51から錘部52に向かう方向を単に先端側といい、長さ方向Lで錘部52から本体部51に向かう方向を単に基端側という場合がある。
本体部51の上下面には、厚さ方向Tに窪むとともに、長さ方向Lに延びる溝部50がそれぞれ形成されている。なお、本体部51は、図3の例に示すように長さ方向Lの全体が一様な幅に形成されていてもよく、基端側に向かうに従い漸次拡幅するテーパ状に形成されていてもよい。
錘部52は、本体部51の先端部から長さ方向Lの先端側に延設されている。錘部52は、本体部51の先端部に対して幅方向Wの両側に拡幅されている。錘部52の上下面のうち、少なくとも一方の面には、重り金属膜(不図示)が形成されていても構わない。重り金属膜は、各振動腕部42の先端部における質量を増加させ、各振動腕部42の長さの短縮に伴う周波数の上昇を抑制する。
各支持腕部44は、平面視でL字状に形成されている。具体的に、各支持腕部44は、基部41における幅方向Wの両端面から幅方向Wの外側に向けて突設された後、長さ方向Lに沿って各振動腕部42と同じ向きに延設されている。支持腕部44の先端部(少なくとも対応するマウント部32(電極パッド33)に厚さ方向Tで対向する部分)は、上述したマウント部32に実装される固定部61を構成している。
電極膜は、例えばCr−Auの積層膜によって形成されている。電極膜は、励振電極、マウント電極及び引き回し電極をそれぞれ一対ずつ有している。
一対の励振電極は、本体部51に形成されている。各励振電極は、互いに電気的に絶縁された状態でパターニングされている。
一対のマウント電極は、各支持腕部44において少なくとも固定部61の下面に各別に形成されている。
一対の引き回し電極は、対応する励振電極及びマウント電極同士を接続している。引き回し電極は、各振動腕部42それぞれから基部41を経由して各支持腕部44に至る経路に形成されている。
図4は、図3のIV部に相当する拡大図である。
図4に示すように、上述した固定部61は、厚さ方向Tから見た平面視で十字状(+字状)に形成されている。固定部61は、第1幅部62、第2幅部63及び第3幅部64が支持腕部44の先端側から基端側にかけて長さ方向(延在方向)Lに連なって形成されている。
第1幅部62及び第3幅部64は、長さ方向Lの全体に亘って一様な幅に形成されている。本実施形態において、第1幅部62及び第3幅部64の幅は、互いに等しく形成されている。但し、第1幅部62の幅は、第3幅部64の幅より広くても狭くても構わない。
第2幅部63は、第1幅部62及び第3幅部64よりも幅広に形成されている。具体的に、第2幅部63は、第1幅部62及び第3幅部64に対して幅方向Wの両側に突出する凸部(内側凸部71及び外側凸部72)を有している。
内側凸部71は、第1幅部62の第1内側面62a(第1幅部62における幅方向Wの内側を向き、厚さ方向Tに沿う面)と、第3幅部64の第3内側面64a(第3幅部64における幅方向Wの内側を向き、厚さ方向Tに沿う面)と、に対して幅方向Wの内側(振動腕部42を向く方向)に突出している。したがって、内側凸部71において、幅方向Wの内側を向き、厚さ方向Tに沿う内端面71aは、振動腕部42と幅方向Wで対向している。
外側凸部72は、第1幅部62の第1外側面62b(第1幅部62における幅方向Wの外側を向き、厚さ方向Tに沿う面)と、第3幅部64の第3外側面64b(第3幅部64における幅方向Wの外側を向き、厚さ方向Tに沿う面)と、に対して幅方向Wの外側(振動腕部42と反対側を向く方向)に突出している。
内側凸部71は、平面視で矩形状に形成されている。具体的に、内側凸部71の内端面71aは、幅方向Wに直交する平坦面に形成されている。内側凸部71において、長さ方向Lの先端側を向き、厚さ方向Tに沿う先端面(第2側面)71bは、長さ方向Lに直交する平坦面に形成されている。内側凸部71において、長さ方向Lの基端側を向き、厚さ方向Tに沿う基端面(第2側面)71cは、長さ方向Lに直交する平坦面に形成されている。
同様に、外側凸部72は、平面視で矩形状に形成されている。具体的に、外側凸部72において、幅方向Wの外側を向き、厚さ方向Tに沿う外端面72aは、幅方向Wに直交する平坦面に形成されている。外側凸部72において、長さ方向Lの先端側を向き、厚さ方向Tに沿う先端面(第2側面)72bは、長さ方向Lに直交する平坦面に形成されている。外側凸部72において、長さ方向Lの基端側を向き、厚さ方向Tに沿う基端面(第2側面)72cは、長さ方向Lに直交する平坦面に形成されている。但し、内側凸部71及び外側凸部72の形状等は、適宜変更が可能である。
本実施形態において、固定部61のうち、少なくとも第2幅部63(凸部71,72)は、振動腕部42の錘部52に対して長さ方向Lでずれた位置に配置されている。図示の例において、第2幅部63は、錘部52に対して基端側にずれている。但し、第2幅部63は、錘部52に対して先端側にずれていてもよい。また、固定部61の全体が錘部52に対して基端側にずれていてもよい。なお、固定部61は、少なくとも第1幅部62の基端部、第2幅部63の全体及び第3幅部64の先端部がマウント部32に厚さ方向Tで対向していればよい。
ここで、内側凸部71と、第1幅部62及び第3幅部64と、のそれぞれの境界部分に形成される各角部、並びに外側凸部72と、第1幅部62及び第3幅部64と、のそれぞれの境界部分に形成される各角部は、接合材這い上がり部81〜84(以下、単に這い上がり部81〜84という。)を構成している。具体的に、這い上がり部81は、内側凸部71の先端面71bと、第1幅部62の第1内側面62aと、により画成されている。這い上がり部82は、内側凸部71の基端面71cと、第3幅部64の第3内側面64aと、により画成されている。這い上がり部83は、外側凸部72の先端面72bと、第1幅部62の第1外側面62bと、により画成されている。這い上がり部84は、外側凸部72の基端面72cと、第3幅部64の第3外側面64bと、により画成されている。本実施形態において、各這い上がり部81〜84は、各這い上がり部81〜84を画成する面同士のなす角度が90°程度になっている。
図3に示すように、上述した圧電振動片3は、パッケージ2のキャビティC内に収容されている。具体的に、圧電振動片3は、キャビティC内において、支持腕部44(固定部61)の各マウント電極がマウント部32に形成された各電極パッド33上にそれぞれ導電性接合材85を介して実装されている。これにより、キャビティC内において、圧電振動片3は、第2基板22、第3基板23及びシールリング12に周囲が取り囲まれるとともに、第1基板21の上面及び封口板13の下面に対して厚さ方向Tに離間した状態で支持されている。なお、上述した導電性接合材85としては、導電性接着剤や金属バンプ等を使用することが可能である。導電性接着剤と金属バンプの共通点は、接合初期の段階において流動性を持ち、接合後期の段階において固化して接合強度を発現する性質を有することである。
図5は、図4のV矢視図である。図6は、図4のVI−VI線に沿う断面図である。
ここで、図5、図6に示すように、導電性接合材85は、固定部61の下面において各マウント電極と電極パッド33の上面との間にそれぞれ介在している。さらに、導電性接合材85は、各這い上がり部81〜84を画成する面に這い上がり、各這い上がり部81〜84の内側に収容されている。
このように、本実施形態では、導電性接合材85が固定部61の下面、第1幅部62及び第3幅部64の側面62a,62b,64a,64b、並びに凸部71,72の先端面71b、72b及び基端面71c,72cに接触している。したがって、導電性接合材85は、固定部61に対して厚さ方向T、幅方向W及び長さ方向Lで接合されている。なお、本実施形態において、各這い上がり部81〜84内での導電性接合材85の這い上がり量は、導電性接合材85が固定部61の上面に達しない程度に設定されている。但し、導電性接合材85の這い上がり量は、適宜調整可能である。
また、図5に示すように、内側凸部71の内端面71aにおいて、少なくとも長さ方向Lの一部には、厚さ方向Tの全体に亘って導電性接合材85が接合されていない余白部90が存在する。本実施形態では、内側凸部71の内端面71aの全体が余白部90になっている。すなわち、本実施形態では、固定部61における幅方向Wの内側を向く面(第1内側面62a、内端面(第2側面)71a及び第3内側面64a)のうち、内端面71aを除く領域に導電性接合材85が接合されている。但し、余白部90は、内側凸部71の内端面71aのうち、例えば長さ方向Lの中央部のみに設定されていても構わない。この場合には、内側凸部71の内端面71aのうち、長さ方向Lの両端部には、少なくとも厚さ方向Tの一部に導電性接合材85が接合される。なお、外側凸部72の外端面72aには、導電性接合材85が接合されていても、接合されていなくても構わない。
上述した圧電振動子1を作動させるには、外部電極25,26(図2参照)に所定の電圧を印加する。すると、各励振電極に電流が流れ、各励振電極間に電界が発生する。各振動腕部42は、各励振電極間に発生する電界による逆圧電効果によって例えば互いに接近・離間する方向(幅方向W)に所定の共振周波数で振動する。そして、各振動腕部42の振動は、時刻源や制御信号のタイミング源、リファレンス信号源等に用いられる。
このように、本実施形態では、支持腕部44の固定部61が、第1幅部62及び第3幅部64よりも幅広の第2幅部63を有し、各凸部71,72と、第1幅部62及び第3幅部64と、のそれぞれの境界部分に形成される角部を、這い上がり部81〜84とする構成とした。
この構成によれば、導電性接合材85が固定部61の下面に加えて這い上がり部81〜84を画成する面にも付着することになる。そのため、固定部61が一様な幅(第2幅部63と同等の幅)である場合に比べて固定部61と導電性接合材85との接合面積、及びマウント電極の電極面積を確保できる。したがって、小型化を図った上で、圧電振動片3とパッケージ2との実装強度を確保できる。
また、第2幅部63が凸部71,72を有しているため、圧電振動片3の重心を固定部61(すなわち、圧電振動片3の実装部分)に近づけることができる。これにより、圧電振動片3の実装工程(導電性接合材85の硬化までの間)において圧電振動片3の姿勢を所望の姿勢(水平)に保ちやすくなる。その結果、圧電振動片3が傾いて実装されるのを抑制できる。
しかも、本実施形態では、上述したように第2幅部63が凸部71,72を有しているため、接合面積を確保するために、例えば第2幅部63に凹部を形成する場合に比べて固定部61の強度を確保できる。そのため、固定部61の破損等を抑制し、歩留まりを向上させることができる。
また、導電性接合材85が這い上がり部81〜84を這い上がることで、マウント部32(電極パッド33)上での導電性接合材85の濡れ広がりを抑制できる。これにより、例えば導電性接合材85が振動腕部42等に付着して、電極膜が短絡するのを抑制できる。
本実施形態では、少なくとも第2幅部63が、振動腕部42の錘部52に対して長さ方向Lでずれた位置に配置されている構成とした。
この構成によれば、振動腕部42と固定部61との最大幅部分が長さ方向Lに互いにずれることになる。そのため、例えば振動腕部42の振動時等において、振動腕部42と固定部61との接触を抑制できる。
本実施形態では、第2幅部63が幅方向Wの外側に突出する外側凸部72を有する構成とした。
この構成によれば、図7に示すように、圧電振動片3の実装時において、仮にパッケージ2に対して圧電振動片3が幅方向Wに位置ずれした場合に、以下の作用効果を奏する。すなわち、一方の固定部61Aにおいて、マウント部32に対する位置が所望の位置に対して凹部20の内側面から離間する方向に幅方向Wでずれた場合であっても、固定部61と電極パッド33との平面視での対向面積が確保し易くなる。そのため、圧電振動片3とパッケージ2との実装強度を確保できる。
また、他方の固定部61Bにおいて、外側凸部72と凹部20の内側面とが接触することで、パッケージ2に対する圧電振動片3の幅方向Wの位置ずれを規制できる。そのため、パッケージ2に対する圧電振動片3の位置ずれを所定範囲内に収めることができ、固定部61と電極パッド33との平面視での対向面積が確保し易くなる。また、位置ずれ時において、支持腕部44と凹部20の内側面とが長さ方向Lの全体に亘って接触するのを抑制できるので、パッケージ2への振動漏れ等も抑制できる。
なお、幅方向Wにおいて、各固定部61における外側凸部72の外端面72a間の最大距離P1は、凹部20の内側面P2間の距離よりも小さく、各電極パッド33(マウント部32)間の最小距離P3よりも大きく設定されていることが好ましい(P2>P1>P3)。これにより、上述した作用効果を確実に奏することができる。
本実施形態の圧電振動子1は、上述した圧電振動片3を備えているため、小型で信頼性の高い圧電振動子1を提供できる。
また、本実施形態では、固定部61における幅方向Wの内側を向く面(第1内側面61a、内端面71a及び第3内側面64a)のうち、内端面71aを除く領域に導電性接合材85が接合されている構成とした。
この構成によれば、固定部61において、振動腕部42に最も接近し易い部分を導電性接合材85が配置されない余白部90とすることで、例えば導電性接合材85が振動腕部42等に付着して、電極膜が短絡するのを抑制できる。
なお、第2幅部63が2つの凸部71,72を有する構成について説明したが、この構成のみに限らず、少なくとも一方の凸部71,72を有していれば構わない。例えば、内側凸部71のみを有する場合、内側凸部71は振動腕部42に向く方向に突出しているので、第2幅部63が第1幅部62及び第3幅部64に対して幅方向Wの外側に突出することがない。そのため、圧電振動片3の更なる小型化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、各支持腕部44に複数の固定部261A,261Bを形成する点で、上述した実施形態と相違している。図8は、第2実施形態に係る圧電振動片203の平面図である。
図8に示す圧電振動片203(圧電板240)は、支持腕部44の基端部に位置する第1固定部261Aと、第1固定部261Aに対して先端側に位置する第2固定部262Bと、を有している。
各固定部261A,261Bは、何れも第1幅部62、第2幅部63及び第3幅部64が先端側から基端側に連なって形成されている。すなわち、各固定部261A,261Bの第2幅部63間に位置する部分は、第1固定部261Aの第3幅部64と、第2固定部261Bの第1幅部62と、が先端側から基端側に連なっている。なお、各固定部261A,261Bにおいて、第1実施形態の固定部61と同様の構成には、同一の符号を付している。
第1固定部261Aの第1幅部62は、長さ方向Lにおいて基部41と同等の位置に配置されている。
第2固定部261Bの第2幅部63は、長さ方向Lにおいて錘部52に対して基端側にずれた位置に配置されている。なお、本実施形態では、少なくとも各固定部261A,261Bの下面全体にマウント電極が形成されているものとする。
ここで、第2固定部261Bの第2幅部63は、第1固定部261Aの第2幅部63に比べて幅が狭くなっている。すなわち、第2固定部261Bにおける凸部71,72は、第1固定部261Aの凸部71,72に比べて幅方向Wの突出量が小さくなっている。なお、凸部71,72は、少なくとも第2固定部261Bの内側凸部71の突出量が、他の凸部71,72に比べて小さくなっていれば構わない。また、第2固定部261の第2幅部63は、第1固定部261Aの第2幅部63に比べて長さ方向Lの寸法を変更しても構わない。
本実施形態では、固定部261A,261Bを複数備えているため、接合面積及び電極面積の更なる向上を図り、実装強度を確保できる。
また、本実施形態では、第2固定部261Bの第2幅部63は、第1固定部261Aの第2幅部63に比べて幅が狭くなっている構成とした。
この構成によれば、振動腕部42の振幅が大きい先端側において、振動腕部42と第2固定部261Bとの幅方向の距離を確保できる。これにより、例えば導電性接合材85が振動腕部42等に付着して、電極膜が短絡するのを抑制できる。
なお、本実施形態では、各固定部261A,261Bの下面全体にマウント電極が形成された構成について説明したが、この構成のみに限られない。何れかの固定部261A,261Bの下面のみにマウント電極が形成されていれば構わない。この場合には、各固定部261A,261Bのうち、マウント電極が形成されていない固定部は導電性接合材85との物理的接続のみの機能を有し、マウント電極が形成された固定部は導電性接合材85との電気的接続及び物理的接続の双方の機能を有する。
また、一方の固定部の下面のみにマウント電極を形成する場合には、少なくとも第2固定部261Bの下面にマウント電極が形成されていることが好ましい。すなわち、第2固定部261Bの下面にマウント電極を形成することで、第1固定部261Aの下面にマウント電極が形成されている場合に比べて、振動腕部42とマウント電極との距離を遠ざけることができる。そのため、振動腕部42の振動がマウント電極に伝わるのを抑制し、マウント電極の剥離を抑制できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、支持腕部344が幅方向Wのみに延在している点で、上述した実施形態と相違している。図9は、第3実施形態に係る圧電振動片303の平面図である。
図9に示す圧電振動片303(圧電板340)において、基部341の基端部は先端部に比べて幅の狭い幅狭部341aを構成している。
幅狭部341aの基端部には、幅方向Wの外側に向けて支持腕部344がそれぞれ突設されている。各支持腕部344における幅方向Wの外側端部は、マウント部32に実装される固定部361を構成している。固定部361は、第1実施形態の固定部61と同様に幅方向(延在方向)Wの外側から内側にかけて第1幅部62、第2幅部63及び第3幅部64が連なって構成されている。本実施形態において、各固定部361の下面には、異なる系統のマウント電極がそれぞれ形成されている。
本実施形態において、第2幅部63の内側凸部71は、長さ方向Lの先端側(振動腕部42を向く方向)に突出している。一方、第2幅部63の外側凸部72は、長さ方向Lの基端側(振動腕部42とは反対側を向く方向)に突出している。
本実施形態の圧電振動片303では、導電性接合材85を介して各固定部361と対応する電極パッド(不図示)とが各別に接合されている。これにより、本実施形態においても、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図10は、第4実施形態に係る圧電振動片403の平面図である。本実施形態は、いわゆるセンターアーム型の圧電振動片403を採用した点で上述した実施形態と相違している。
図10に示す圧電振動片403(圧電板440)は、基部441と、一対の振動腕部442と、支持腕部444と、を有している。
振動腕部442の基端部は、基部441における幅方向Wの両端部に接続されている。
支持腕部444は、基部441において、幅方向Wの各振動腕部442間に位置する部分に配置されている。支持腕部444は、長さ方向Lに沿って振動腕部442と同じ向きに延在している。
支持腕部444には、複数の固定部461A,461Bが形成されている。具体的に、各固定部461A,461Bは、支持腕部444における基端部に位置する第1固定部461A、及び第1固定部461Aに対して先端側に位置する第2固定部461Bである。
各固定部461A,461Bは、何れも第1幅部62、第2幅部63及び第3幅部64が先端側から基端側に連なって形成されている。すなわち、各固定部461A,461Bの第2幅部63間に位置する部分は、第1固定部461Aの第3幅部64と、第2固定部461Bの第1幅部62と、が先端側から基端側に連なっている。なお、各固定部461A,461Bにおいて、第1実施形態の固定部61と同様の構成には、同一の符号を付している。
図10の例において、第2固定部261Bは、全体が長さ方向Lにおいて錘部52に対して基端側にずれた位置に配置されている。本実施形態では、上述した第2実施形態と同様に、第2固定部461Bの第2幅部63が、第1固定部461Aの第2幅部63に比べて幅が狭くなっている。なお、各固定部461A,461Bの下面には、異なる系統のマウント電極が形成されている。
本実施形態の圧電振動片403では、導電性接合材85を介して各固定部461A,461Bと対応する電極パッド(不図示)とが各別に接合されている。これにより、本実施形態においても、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、凸部71,72と、第1幅部62及び第3幅部64と、のそれぞれの境界部分に形成される各角部の全てが這い上がり部81〜84として機能する場合について説明したが、この構成のみに限られない。第1幅部62及び第3幅部64と、のそれぞれの境界部分に形成される各角部のうち、何れかが這い上がり部として機能していれば構わない。すなわち、凸部71,72と、第1幅部62及び第3幅部64と、のそれぞれの境界部分に形成される各角部のうち、少なくとも何れかの角部に導電性接合材85が接合されていれば構わない。
上述した実施形態では、各凸部71,72が支持腕部の延在方向に直交する方向に直線状に突出する構成(各這い上がり部81〜84を画成する面同士のなす角度が90°)について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図11に示す凸部571のように、例えば長さ方向Lの幅が支持腕部44から離間するに従い漸次拡大する形状でもよい。この場合には、這い上がり部581を画成する面同士のなす角度が鋭角となる。
図12に示す凸部671のように、例えば長さ方向Lの幅が支持腕部44から離間するに従い漸次縮小する形状であってもよい。この場合には、這い上がり部681を画成する面同士のなす角度が鈍角となる。
また、凸部71,72の平面視形状は、矩形状や台形状に限らず、三角形状や半円形状等であっても構わない。
上述した実施形態では、固定部の下面のみにマウント電極が形成された場合について説明したが、この構成のみに限られない。マウント電極は、固定部のうち、導電性接合材85との接合部分に形成されていれば構わない。この場合、マウント電極は、固定部の側面に形成されていても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。
1…圧電振動子
2…パッケージ
3,203,303,403…圧電振動片
42…振動腕部
42…第1振動腕部
44…支持腕部
61,261A,261B,361,461A,461B,561,661…固定部
62…第1幅部
62a…第1内側面(第1側面)
62b…第1外側面(第1側面)
63…第2幅部
64…第3幅部
64a…第3内側面(第3側面)
64b…第3外側面(第3側面)
71…内側凸部(凸部)
71a…内端面(第2側面)
71b…先端面(第2側面)
71c…基端面(第2側面)
72…外側凸部(凸部)
72b…先端面(第2側面)
72c…基端面(第2側面)
81〜84,581,681…接合材這い上がり部
85…導電性接合材

Claims (8)

  1. 基部と、
    前記基部から片持ちで延在する振動腕部と、
    前記基部から片持ちで延在するとともに、導電性接合材を介してパッケージに実装される固定部を有する支持腕部と、を備えた圧電振動片であって、
    前記固定部は、第1幅部、第2幅部及び第3幅部が前記支持腕部の延在方向に連なって形成され、
    前記第2幅部は、前記第1幅部及び前記第3幅部に対して前記支持腕部の幅方向における少なくとも一方に突出する凸部を有する部分であり、
    前記凸部における前記支持腕部の厚さ方向に沿う第2側面と、前記第1幅部における前記厚さ方向に沿う第1側面と、がなす角部、及び前記第2側面と、前記第3幅部における前記厚さ方向に沿う第3側面と、がなす角部のうち、少なくとも一方の角部は、前記導電性接合材が這い上がる接合材這い上がり部を構成していることを特徴とする圧電振動片。
  2. 前記凸部は、前記幅方向において、前記振動腕部を向く方向に突出していることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片。
  3. 前記支持腕部は、前記振動腕部と同じ向きに延在し、
    前記振動腕部は、
    本体部と、
    前記本体部に対して前記延在方向における先端側に連なり、前記本体部に対して幅広に形成された錘部と、を有し、
    前記固定部における少なくとも前記凸部は、前記錘部に対して前記延在方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の圧電振動片。
  4. 前記凸部は、前記幅方向において、前記振動腕部とは反対側を向く方向に突出していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の圧電振動片。
  5. 前記固定部は、
    第1固定部と、
    前記支持腕部において前記第1固定部に対して前記延在方向の先端側に位置する第2固定部と、を有していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の圧電振動片。
  6. 前記支持腕部は、前記振動腕部と同じ向きに延在し、
    前記第2固定部における前記第2幅部の幅は、前記第1固定部における前記第2幅部の幅よりも狭いことを特徴とする請求項5に記載の圧電振動片。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の圧電振動片と、
    前記導電性接合材を介して前記圧電振動片の前記固定部が実装されたマウント部を有するパッケージと、を備え、
    前記導電性接合材は、前記固定部において前記第2幅部と前記マウント部との前記厚さ方向での間に介在するとともに、前記接合材這い上がり部を画成する面上に接合されていることを特徴とする圧電振動子。
  8. 前記凸部は、前記幅方向において、前記振動腕部を向く方向に突出し、
    前記導電性接合材は、前記第1側面及び前記第3側面及び前記第2側面のうち、少なくとも前記第2側面の前記延在方向の一部を回避した位置に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の圧電振動子。
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