JP2018146847A - 雲台撮像システム - Google Patents

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共弘 藤田
Tomohiro Fujita
共弘 藤田
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Abstract

【課題】バックラッシを相殺させ、雲台の回動量を安定させる。【解決手段】撮像素子を有する撮像装置と、撮像装置を搭載して当該撮像装置をパン方向とチルト方向に少なくとも1つの方向に回動させる雲台装置と、雲台装置を介して撮像装置を複数の異なる位置に回動させ、且つ、各回動位置において撮像素子に画像信号を取得させる制御部と、有する雲台撮像システムにおいて、制御部は、複数の異なる位置のうちの第1の位置から第1の位置とは異なる第2の位置に撮像装置を回動させる場合において、パン方向及びチルト方向共に位置が切り替わり、且つ、パン方向もしくはチルト方向で正方向から逆方向に反転動作させる場合は、基準位置である原点位置まで回動させてから第1の位置に回動させる処理を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、雲台撮像システムに関する。
従来、パン方向・チルト方向に回動する雲台装置に撮像装置を搭載し、撮像素子の画素単位でずらすように回動させることでマルチショット合成画像を取得する技術が知られている。例えば、特許文献1には、雲台をパン方向・チルト方向に自動回動する目的で、ステッピングモータへのステップ数による回転角制御や、エンコーダやポテンショメータを併用して回転角制御する技術が開示されている。また、特許文献2には、画素ピッチを1/2画素ピッチずらして高解像度化する技術が開示されている。
上記特許文献1、2では、雲台をパン・チルト方向に回転運動させている。しかし、これらの駆動方式は、水平画角、垂直画角の回動方向が一定でなく、モータやギアを介して回動させる場合、方向転換する際の微小なギアのバックラッシによって回動量が都度異なることによる微小な回動量のズレが発生する場合があった。
本発明は、バックラッシを相殺させ、雲台の回動量を安定させることが可能な雲台撮像システムを提供することを目的とする。
本発明に係る雲台撮像システムは、撮像素子を有する撮像装置と、前記撮像装置を搭載して当該撮像装置をパン方向とチルト方向に少なくとも1つの方向に回動させる雲台装置と、前記雲台装置を介して前記撮像装置を複数の異なる位置に回動させ、且つ、各回動位置において前記撮像素子に画像信号を取得させる制御部と、有する雲台撮像システムにおいて、前記制御部は、前記複数の異なる位置のうちの第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に前記撮像装置を回動させる場合において、前記パン方向及び前記チルト方向共に位置が切り替わり、且つ、前記パン方向もしくは前記チルト方向で正方向から逆方向に反転動作させる場合は、基準位置である原点位置まで回動させてから前記第1の位置に回動させる処理を実行する、ことを特徴とする雲台撮像システムである。
本発明によれば、バックラッシを相殺させ、雲台の回動量を安定させることができる。
マルチショット撮影モード、高解像化撮影モードの従来例の説明図である。 図1に示したモードでの撮影処理の処理手順を示すフローチャートである。 雲台撮像システムのブロック図である。 パン方向・チルト方向に回動する雲台の説明図である。 図1、2で示した撮影モード時の雲台の動作の一例を示す図である。 図1の撮影モードに対して雲台の動作を最適化した動作の一例を示す図である。 図6に示したモードでの撮影処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した撮影モードにおいて画像の補間をしない取得方法の動作の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照し、本実施形態に係る雲台撮像システムの構成及び制御について説明する。本実施形態に係る雲台撮像システムは、マルチショット合成画像の取得時に撮像素子の画素単位でずらすように雲台を回動させる処理に際して、以下の特徴を有している。すなわち、上記処理において、雲台が回動する方向の方向転換を最小限にし、方向転換時にはバックラッシを相殺させる動作をさせる。
図1は、マルチショット撮影モード、高解像化撮影モードの従来例の説明図である。また、図2は、図1に示したモードでの撮影処理の処理手順を示すフローチャートである。
図1(A)〜(D)におけるマルチショット撮影モードでは、「RRS(リアル・レゾリューション・システム)撮影モード」の一例を示している。「RRS撮影モード」では、1画素あたり1つの色情報のみを取得する従来のベイヤ方式と異なり、1画素毎にRGB各色の情報を得ることで、細部までのディティールや色再現に優れた極めて高精細な画像を描き出すことができる。また、モアレや偽色が発生することが無く、高感度ノイズを低減する効果が得られる。
同図において、撮像素子ISA、ISBは、受光面にマトリックス状に所定の画素ピッチで配置された多数の画素を備え、各画素の前面にベイヤ配列のカラーフィルタR、G(Gr、Gb)、Bのいずれかが配置されている。各画素は、前面のカラーフィルタR、G(Gr、Gb)、Bを透過して入射した被写体光線の色を検出、つまり、色成分(色帯域)の光を光電変換し、その強さ(輝度)に応じた電荷を蓄積する。
例えば、図1(A)の基準位置で1枚の画像を撮影し、そこから、雲台装置200により撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)を1画素ピッチだけ下方に移動させた図1(B)の位置で1枚の画像を撮影し、そこから雲台装置200により撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)を1画素ピッチだけ右方に移動させた図1(C)の位置で1枚の画像を撮影し、そこから雲台装置200により撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)を1画素ピッチだけ上方に移動させた図1(D)の位置で1枚の画像を撮影し、最後に図1(A)の基準位置に戻る。
このように、雲台装置200により撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)を1画素ピッチの正方形を描くように駆動しながら時系列に撮影した4枚の画像がRAW画像データとして取得され、1枚の画像に合成される。すなわち、マルチショット撮影(RRS撮影)によるRGB各画素を含んだ1枚の画像を得るために、撮像素子中心部の1画素(あるいは半画素や奇数画素)当たりの水平画角、垂直画角で撮像装置をパン方向とチルト方向の少なくとも1つの方向に回動して、マルチショット撮影(RRS撮影)に必要な枚数の画像を取得する(図2のS201)。
図1(E)〜(H)における高解像化撮影モードでは、図1(E)の基準位置(図1(A)の基準位置)から撮像エリアを1/2画素ピッチ分だけ下方、右方に移動させて、その位置(E)を新たな基準位置として1枚の画像を撮影する。図1(A)〜(D)の場合と同様に、その新たな基準位置(E)を基準に撮像エリアを1画素ピッチ分だけ下方、右方に移動させて4枚の画像を撮影し、最後に図1(E)の基準位置に戻り、4枚のRAW画像データから1枚の合成画像を取得する(図2のS202、S203)。
そして、上記図1(A)〜(D)で取得した合成画像と、図1(E)〜(H)で取得した合成画像をさらに画素ピッチ毎に入れ子にした合成画像を生成する。このとき、画素情報が存在しない部分は周辺の画素情報から補間することで、縦横に2倍の高解像画像を取得することができる(図2のS204)。
図3は、本実施形態に係る雲台撮像システムのブロック図である。図3に示すように、雲台撮像システム500は、撮像装置(全天球型撮像装置)100と雲台装置200とを有している。
撮像装置100は、全天球型撮像装置と呼ばれており、180度より広い画角を持つ広角レンズと、この広角レンズによる像を撮像する撮像素子とを有する同一構造の撮像光学系を2つ組み合わせ、各撮像光学系により撮像された像を合成して4πステラジアン(または4πラジアン)の立体角内の像を得るものである。撮像装置100は、従来から知られている装置を用いることができるため、ここではその説明を省略する。
雲台装置200は、撮像装置100を搭載して、当該撮像装置100をパン(ヨー)方向とチルト(ピッチ)方向の少なくとも1つの方向に回動させるものである。また、雲台装置200は、撮像装置100をズーミングやフォーカシングのために光軸方向に駆動する機能、及び、光軸と直交する平面内で駆動(例えば上下方向や左右方向への駆動)する機能を有している。雲台装置200には、このような撮像装置100の駆動を可能にするための駆動モータと駆動回路(ともに図示略)が内蔵されている。
図3に示すように、雲台装置200は、パン駆動用モータ210と、チルト駆動用モータ220と、駆動回路230と、通信モジュール240と、状態表示部250と、操作部(入力装置)260と、雲台CPU(制御部)270とを有する。
パン駆動用モータ210は、雲台装置200に搭載された撮像装置100をパン方向に回動(鉛直方向を軸として左右回動)させる。
チルト駆動用モータ220は、雲台装置200に搭載された撮像装置100をチルト方向に回動(水平方向を軸として上下回動)させる。
駆動回路230は、パン駆動用モータ210に駆動電流を供給して撮像装置100をパン方向に回動させ、且つ/又は、チルト駆動用モータ220に駆動電流を供給して撮像装置100をチルト方向に回動させるための駆動源である。
通信モジュール240は、例えば、赤外線、Wi−Fi(ワイファイ)(登録商標)、Bluetuth(登録商標)等から構成され、撮像装置100や撮像補助端末300との間で各種情報や制御信号等の伝送を可能とする。通信モジュール240は、有線形式と無線形式のいずれも可能である。
状態表示部250は、雲台装置200による撮像装置100の回動状態(例えばパン方向及び/又はチルト方向の回動角度)を表示する。
操作部(入力装置)260は、雲台装置200により撮像装置100を回動させるための入力操作、及び、その他の撮影等に関わる各種の入力操作を行う。特に、操作部260は、後述するRRS撮影モード(マルチショット合成モード)における撮影を指示するための入力操作を行う。
雲台CPU(制御部)270は、雲台装置200の各構成要素の動作を制御する。特に、雲台CPU270は、後述するRRS撮影モード(マルチショット合成モード)における撮影を実行するための各種制御を行う。
本実施形態の雲台撮像システム500では、撮像装置100と雲台装置200とスマートフォン、PC、タブレット等から構成される撮像補助端末(不図示)とが協働して、撮像装置100を、撮像素子ISA、ISBに対する光軸が水平方向と垂直方向の少なくとも一方に所定の画素単位でずれた位置に回動させ(例えば半画素ピッチ、1画素ピッチ、奇数画素ピッチ等)、且つ、各画素ずれ回動位置において撮像素子ISA、ISBに画像信号を取得させる。さらに、撮像素子ISA、ISBが各画素ずれ回動位置で取得した各画像信号を1枚に合成(画像の単純な加算ではなくデータ上の画像処理による特殊演算を行っての合成)することで、超高精細(高画質、高精度)な画像を生成するマルチショット合成処理を行う。
以上のように構成された雲台撮像システム500では、マルチショット撮影(RRS撮影)のための制御信号を上記撮像補助端末が生成して当該制御信号を撮像補助端末(不図示)から撮像装置100と雲台装置200に送信する。マルチショット撮影(RRS撮影)後には、撮像装置100から送られてきた複数の画像信号を撮像補助端末(不図示)で受信し、各画像信号を合成して高解像度画像を生成する。
具体的には、マルチショット撮影(RRS撮影)では、上記撮像補助端末は、撮像装置100からメモリ(図示略)に格納された撮像素子ISA、ISBの中心1画素及び/又は周辺1画素当たりの水平画角と垂直画角を受信する。
上記撮像補助端末は、使用者がマルチショット撮影(RRS撮影)の開始指令を出した後、撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)の回動に必要な水平画角及び/又は垂直画角の情報、回動座標、回動順番、撮影枚数等の回動シーケンス情報を雲台装置200に送信する。
回動シーケンス情報を受信した雲台装置200では、雲台CPU270が、駆動回路230を介して、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220の少なくとも1つを駆動することで、撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)をパン方向とチルト方向の少なくとも1つの方向に回動させる。雲台装置200は、撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)が所定の回動座標に到達して停止すると、その旨を上記撮像補助端末に通知する。
上記撮像補助端末は、撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)が所定の回動座標に到達して停止している旨の通知を雲台装置200から受け取ると、撮像装置100に対して撮像指示を出す。撮像装置100が撮像指示に従って撮像を終了させると、その旨が上記撮像補助端末に通知される。
以上説明した雲台装置200による撮像装置100(撮像素子ISA、ISB)の回動、及び、撮像装置100による撮像についての一連の動作手順が、マルチショット撮影(RRS撮影)に必要な回数だけ繰り返される。その後、各回動位置(各画素ずれ回動位置)での撮像による各画像信号(各画像データ)が、撮像装置100から撮像補助端末300に入力される。上記撮像補助端末では、入力された各画像信号(各画像データ)を合成することで、マルチショット合成画像(RRS画像)が得られる。
図4は、パン方向・チルト方向に回動する雲台の説明図である。図4に示すように、雲台200は、チルト・パンに少なくとも1つの方向に回動する。回動角が微少であるため、パン回動の中心はレンズの焦点位置を通らなくてもよい。チルト回動の中心はレンズの光軸が通らなくても良い。
パン回動機構であるパン駆動用モータ210がチルト回動機構であるチルト駆動用モータ220よりも撮像装置側にあると、チルト回動時に撮像装置の光軸に対してロール方向に回転が発生する。そのため、上記チルト回動機構は上記パン回動機構よりも撮像装置側に設置する必要がある。
図5は、図1、2で示した撮影モード時の雲台の動作の一例を示す図である。図5に示すように、従来の方法では、図1(A)〜(D)に示したRRS撮影モード(マルチショット合成モード)の場合、雲台200の雲台CPU270が、駆動回路230を介して、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220の少なくとも1つを駆動し、(1)〜(4)のように動作させる。具体的には、雲台CPU270は、チルト駆動用モータ220を駆動して(1)→(2)の位置にY反転し(図1の(A)→(B))、パン駆動用モータ210を駆動して(2)→(3)の位置にX反転し(図1の(B)→(C))し、さらに、チルト駆動用モータ220を駆動して(3)→(4)の位置にY反転する(図1の(C)→(D))。その後、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220とを駆動して(4)→(5)の位置にX反転、Y反転し、図1(E)の基準位置に進む。
さらに、雲台270は、高解像化撮影モードでは、雲台CPU270が、チルト駆動用モータ220を駆動して(5)→(6)の位置にY反転し(図1の(E)→(F))、パン駆動用モータ210を駆動して(6)→(7)の位置にX反転し(図1の(F)→(G)し、さらに、チルト駆動用モータ220を駆動して(7)→(8)の位置にY反転する(図1の(G)→(H))。その後、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220とを駆動してY反転、X反転し、図1(A)の基準位置に戻る。このように、雲台200のパン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220は、回動方向が反転する動作を繰り返す。
図6は、図1の撮影モードに対して雲台の動作を最適化した動作の一例を示す図である。また、図7は、図6に示したモードでの撮影処理の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態に係る雲台撮像システム500では、図1に示した従来の方法とは異なる以下に方法により雲台を動作させる。
図6に示すように、本システムでは、原点を基準位置として、雲台200の雲台CPU270が、駆動回路230を介して、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220の少なくとも1つを駆動し、(1)〜(8)のように動作させる。具体的には、雲台CPU270は、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220とを駆動して、正方向に原点(O1)→(1)の位置にX反転、Y反転し、さらに、パン駆動用モータ210を駆動して(1)→(4)の位置に正方向にX反転した後、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220とを駆動して逆方向の原点(O2)に戻る。この時点で、正方向への反転と逆方向への反転とにより、X反転方向における回動量が相殺される。
続いて、雲台CPU270は、パン駆動用モータ210を駆動して原点(O2)→(5)の位置に正方向にX反転し、さらにパン駆動用モータ210を駆動して(5)→(8)の位置に正方向にX反転し、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220とを駆動して逆方向の原点(O3)に戻る。したがって、この時点で、上記同様、X反転方向における回動量が相殺される。
同様に、雲台CPU270は、パン駆動用モータ210を駆動して原点(O3)→(2)の位置に正方向にX反転し、さらにパン駆動用モータ210を駆動して(2)→(3)の位置に正方向にX反転し、パン駆動用モータ210とチルト駆動用モータ220とを駆動して逆方向の原点(O4)に戻る。この時点でも、上記同様、X反転方向における回動量が相殺される。そして、雲台CPU270は、パン駆動用モータ210を駆動して原点(O4)→(6)の位置に正方向にX反転し、さらにパン駆動用モータ210を駆動して(6)→(7)の位置に正方向にX反転し、チルト駆動用モータ220とパン駆動用モータ210とを駆動して、逆方向にY反転およびX反転し、原点(O1)に戻る。この時点ではX反転方向における回動量のほか、Y反転方向における回動量が相殺される。
本例では、画像取得時において逆方向に反転動作させる方向がパン方向(X方向)の場合に、チルト方向(Y方向)は反転動作せず(一方向のみ)に順次位置を切り替えて一連の撮影を行って画像を取得し、その後、チルト方向(Y方向)に反転動作させて雲台200を原点位置まで戻している。もちろん、画像取得時において逆方向に反転動作させる方向がチルト方向(Y方向)の場合、パン方向(X方向)は反転動作せず(一方向のみ)に順次位置を切り替えて一連の撮影を行って画像を取得し、その後、パン方向(X方向)に反転動作させて雲台200を原点位置まで戻してもよい。
このように、画像を取得する複数の異なる位置のうちの第1の位置から第1の位置とは異なる第2の位置に撮像装置100を回動させる場合において、パン方向及びチルト方向共に位置が切り替わり、且つ、パン方向もしくはチルト方向で正方向から逆方向に反転動作させる場合は、基準位置である原点位置まで回動させてから撮影位置に回動させる。すなわち、本システムにおける雲台200では、反転動作させる際に、いったん原点位置に戻してから撮影位置に移動する。このように動作させることで、雲台200のパン駆動用モータ210やチルト駆動用モータ220のバックラッシやヒステリシスを相殺させることができ、回動量を安定させることができる。例えば、ステッピングモータやギアのバックラッシの有無に関わらず、高価な回転角センサを用いることなく回転量を安定させることができる。
通常、マルチショット合成画像の取得時には、撮像素子の画素単位で画像をずらすように雲台を回動させる必要がある。コンパクトカメラや全天球撮像装置では、1画素が1μm程度と小さな撮像素子を使用することが多いため、雲台で1画素単位以下の回転量を制御するためには角度分解能0.005deg程度の非常に高精度で高価な回転角センサが必要となる。本システムでは、雲台の回転方向の方向転換を最小限にし、方向転換時にはバックラッシを相殺させる動作をさせることができるため、高価な回転角センサを用いることなく回転量を安定させることができる。
上記の場合、(1)〜(4)で得られた撮影画像と(5)〜(8)で得られた撮影画像とをまとめて取得せずに、メモリに一旦蓄積してからまとめて合成処理を行えばよい。すなわち、上記のように8枚の画像を取得した後(図7のS701)、図1の(A)〜(D)に対応する撮影画像と(E)〜(H)に対応する撮影画像とからそれぞれに対応する2枚(例えば、(A)と(E)で得られた画像)の合成画像を取得し(図7のS702)、取得した合成画像をさらに画素ピッチ毎に入れ子にした合成画像を生成すればよい(図7のS703)。
図8は、図6に示した撮影モードにおいて画像の補間をしない取得方法の動作の一例を示す図である。図6に示した画像取得方法では、画素情報のない部分は周辺の画素情報から補間することで、縦横に2倍の高解像画像を取得している。これに対して、図8に示す画像取得方法では、X反転時の1回あたりの回動量Dを小さくすることにより、画素情報が取得されない部分をなくすことができるため、図6に示した方法に対してさらなる高解像画像の画質向上を見込むことができる。この場合、上記回動量Dは、取得される画像の解像度に応じて定めることができる。このように、バックラッシを相殺させる駆動方法では、従来のように四角駆動させるよりも回転量を大幅に安定させることができる。
なお、上記では、撮像エリアを1/2画素ピッチ分だけ下方、右方に移動させた場合について例示したが、取得する画像の精度(解像度)に応じて、画素ピッチを変更することももちろん可能である。例えば、1/4画素ピッチ分だけ移動させ、縦横4倍の画像を取得してもよい。
さらに、本実施形態では、図6〜8を用いて、雲台CPU270がパン駆動用モータ210を駆動してX反転する場合について例示したが、雲台CPU270がチルト駆動用モータ220を駆動してY反転する場合についても同様に考えることができる。さらに、これらを組み合わせた場合についても同様に適用することができる。
500 雲台撮像システム
100 撮像装置(全天球型撮像装置)
200 雲台装置
270 雲台CPU
230 駆動回路
210 パン駆動用モータ
220 チルト駆動用モータ
230 駆動回路
240 通信モジュール
250 状態表示部
特開2014−186096号公報 特開2013−187811号公報

Claims (6)

  1. 撮像素子を有する撮像装置と、
    前記撮像装置を搭載して当該撮像装置をパン方向とチルト方向に少なくとも1つの方向に回動させる雲台装置と、
    前記雲台装置を介して前記撮像装置を複数の異なる位置に回動させ、且つ、各回動位置において前記撮像素子に画像信号を取得させる制御部と、有する雲台撮像システムにおいて、
    前記制御部は、前記複数の異なる位置のうちの第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に前記撮像装置を回動させる場合において、前記パン方向及び前記チルト方向共に位置が切り替わり、且つ、前記パン方向もしくは前記チルト方向で正方向から逆方向に反転動作させる場合は、基準位置である原点位置まで回動させてから前記第1の位置に回動させる処理を実行する、
    ことを特徴とする雲台撮像システム。
  2. 前記制御部は、前記処理を所定の画素ピッチで実行する第1の処理と、前記処理を前記所定の画素ピッチとは異なる画素ピッチで実行する第2の処理とを繰り返し実行し、前記第1の処理で得られた画像と前記第2の処理で得られた画像とを合成することにより高解像度画像を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の雲台撮像システム。
  3. 前記制御部は、前記パン方向に反転動作させる場合には前記チルト方向には反転動作せずに順次位置を切り替えて画像を取得した後、前記チルト方向に反転動作させて前記原点位置まで前記撮像装置を回動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の雲台撮像システム。
  4. 前記制御部は、前記チルト方向に反転動作させる場合には前記パン方向には反転動作せずに順次位置を切り替えて画像を取得した後、前記パン方向に反転動作させて前記原点位置まで前記雲台装置を回動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の雲台撮像システム。
  5. 前記制御部は、前取得される画像の解像度に応じて定められた回動量に基づいて前記撮像装置を回動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の雲台撮像システム。
  6. 前記制御部は、前取得される画像の解像度に応じて定められた画素ピッチに基づいて前記第1の処理または前記第2の処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の雲台撮像システム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114449165A (zh) * 2021-12-27 2022-05-06 广州极飞科技股份有限公司 拍照控制方法、装置、无人设备及存储介质

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CN114449165A (zh) * 2021-12-27 2022-05-06 广州极飞科技股份有限公司 拍照控制方法、装置、无人设备及存储介质
CN114449165B (zh) * 2021-12-27 2023-07-18 广州极飞科技股份有限公司 拍照控制方法、装置、无人设备及存储介质

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