JP2018146024A - 電磁弁 - Google Patents

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宗明 中村
大治 川島
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Abstract

【課題】シール性能の確保と閉弁に伴う作動音の外部伝達低減とを図ることができる電磁弁を提供する。
【解決手段】パージバルブ1は、少なくとも入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3とが組み合わされて形成され、作動流体が流通する通路を内部に形成するハウジング本体を備える。パージバルブ1は、可動コア5と、可動コア5と一体になって軸方向に変位するように設けられ、弁座部600から離間する開状態と弁座部600に接触する閉状態とに切り換える弁体7と、可動コア5を軸方向に駆動する駆動力を発生する電磁ソレノイド部4と、を備える。パージバルブ1は、弁座部600を有し、入力側ハウジング部2に固定されている出力側ハウジング部3に対して隙間9をあけて対向するように入力側ハウジング部2の内部に設置されているバルブ部材6を備える。
【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、作動流体の流量を制御可能とする電磁弁に関する。
特許文献1の電磁弁は、電磁力によって軸方向に移動する可動コアとともに変位する弁体が弁座部に対して接触したり離間したりすることによって、蒸発燃料の流通を許容する状態と禁止する状態とが切り替わる。可動コアおよび弁体を駆動する電磁コイル部は、蒸発燃料の入力ポートを有する第1ハウジングに固定されている。第1ハウジングに結合される第2ハウジングは、第1ハウジング内に設けられた弁体が着座する弁座部と、弁座部とは反対側であるハウジング外部に延びる出力ポートと、一体に備えて形成されている。第1ハウジングと第2ハウジングは、第1ハウジングのフランジ部と第2ハウジングの外周部とが溶着接合されることによって一体に結合されて、電磁弁のハウジングを構成している。
特開2015−7455号公報
特許文献1の電磁弁では、各ハウジング等が高い寸法精度や加工精度に仕上がっていない場合には、例えば弁体に対して弁座部が傾いた状態になることがある。弁座部と弁体とのシール性が不完全になるという課題がある。また、このような電磁弁においては、弁体の閉弁時に発生しうる作動音がハウジングを介して外部に伝達するという課題がある。
このような課題に鑑み、この明細書における開示の目的は、シール性能の確保と閉弁に伴う作動音の外部伝達低減とを図ることができる電磁弁を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された電磁弁のひとつは、少なくとも第1ハウジング部(2)と第2ハウジング部(3)とが組み合わされて形成されており、作動流体が流通する通路を内部に形成するハウジング本体(2,3)と、第1ハウジング部に固定されている固定コア(45)に支持されて軸方向に変位可能な状態でハウジング本体の内部に設けられている可動コア(5)と、可動コアと一体になって軸方向に変位するように設けられ、弁座部(600)から離間して作動流体の流通を許可する開状態と弁座部に接触して作動流体の流通を阻止する閉状態とに切り換わるように通路を開閉する弁体(7)と、開状態と閉状態とを切り換えるために可動コアを軸方向に駆動する駆動力を発生する電磁ソレノイド部(4)と、弁座部を有し、第1ハウジング部に固定されている第2ハウジング部に対して隙間(9)をあけて対向するように第1ハウジング部の内部に設置されているバルブ部材(6;106)と、を備える。
この電磁弁によれば、弁座部を有するバルブ部材は第1ハウジング部に固定する第2ハウジング部とは別部品であるため、弁体に対して弁座部が傾いた状態になることを抑制できる。これにより、各ハウジング部の製品寸法精度等が十分なものでない場合でも、バルブ部材を適正に設置することにより、第1ハウジング部と第2ハウジング部との組み付け精度に関わらず、シール性能を確保することができる。さらにバルブ部材は、第2ハウジング部に対して隙間をあけて対向するように第1ハウジング部の内部に設置されているため、弁体の閉弁時に発生する打音の振動伝達を隙間の形成によって低減することができる。これにより、第2ハウジング部に伝達する振動を抑えることができ、電磁弁自体または外部部品の振動を抑えることができる。したがって、この電磁弁によれば、シール性能の確保と閉弁に伴う作動音の外部伝達低減とを図ることができる。
開示された電磁弁のひとつは、少なくとも第1ハウジング部(2)と第2ハウジング部(103)とが組み合わされて形成されており、作動流体が流通する通路を内部に形成するハウジング本体(2,103)と、第1ハウジング部に固定されている固定コア(45)に支持されて軸方向に変位可能な状態でハウジング本体の内部に設けられている可動コア(5)と、可動コアと一体になって軸方向に変位するように設けられ、弁座部(600)から離間して作動流体の流通を許可する開状態と弁座部に接触して作動流体の流通を阻止する閉状態とに切り換わるように通路を開閉する弁体(7)と、開状態と閉状態とを切り換えるために可動コアを軸方向に駆動する駆動力を発生する電磁ソレノイド部(4)と、第1ハウジングの内部に位置する第2ハウジングの一部であって、弁座部を有し、第1ハウジング部に固定されている第2ハウジングの固定部(31)側に位置する固定側部位(161a)から弁座部にかけて軸方向に延びるバルブ部(161)と、を備え、
バルブ部は、弁座部側に位置する弁座側部位(161b)と、固定側部位と、弁座側部位と固定側部位との間で弁座側部位および固定側部位に対してくびれた形状であるくびれ部(60)と、を有する。
この電磁弁によれば、第1ハウジング部に固定されている第2ハウジング部の一部であるバルブ部は、弁体が接触する弁座側部位と第1ハウジング部に固定される固定側部位との間にくびれ部を備えるため、荷重に対して変形しやすい形状である。これにより、各ハウジング部の製品寸法精度やハウジングの組み付け精度が十分でない場合でも、バルブ部が変形することにより、弁体に対して弁座部が傾いた状態になることを抑制でき、シール性能を確保することに貢献できる。さらにバルブ部が変形しやすいため、弁体の閉弁時に発生する打音の振動が第2ハウジング部や外部部品に伝達することを低減できるので、電磁弁自体または外部部品の振動を抑えることができる。以上により、この電磁弁によれば、シール性能の確保と閉弁に伴う作動音の外部伝達低減とを図ることができる。
第1実施形態の電磁弁について閉弁状態における縦断面を示した図である。 第1実施形態の電磁弁における、弁座部を含むバルブ部材の斜視図である。 第1実施形態の電磁弁における、弁座部を含むバルブ部材の正面図である。 第2実施形態の電磁弁について閉弁状態における縦断面を示した図である。 第3実施形態の電磁弁について閉弁状態における縦断面を示した図である。 第4実施形態の電磁弁について閉弁状態における縦断面を示した図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の電磁弁について、図1〜図3を参照して説明する。電磁弁は、作動流体の流通を許容および遮断でき、または流量を制御できる弁装置である。電磁弁は、作動流体として液体、気体に広く適用可能であり、種々の技術分野に適用可能である。第1実施形態では、電磁弁の一例として、燃料蒸発ガスパージシステムに用いられるパージバルブ1について説明する。
燃料蒸発ガスパージシステムは、車両に搭載されるシステムであり、キャニスタに吸着した燃料中のHCガス等を内燃機関の吸気通路に供給し、燃料タンクからの蒸発燃料が大気に放出されることを防止する。燃料蒸発ガスパージシステムは、内燃機関の吸気通路を構成する内燃機関の吸気系と、蒸発燃料を内燃機関の吸気系に供給する蒸発燃料パージ系と、を備えて構成される。内燃機関の吸気通路に導入された蒸発燃料は、インジェクタ等から内燃機関に供給される燃焼用燃料と混合されて、内燃機関のシリンダ内で燃焼される。内燃機関は少なくともキャニスタから脱離された蒸発燃料と燃焼用燃料とを混合して燃焼する。内燃機関の吸気系は、吸気マニホールドに吸気管が接続され、さらに吸気管の途中に、例えばスロットルバルブ、過給器、エアフィルタ等が設けられて構成されている。
蒸発燃料パージ系は、燃料タンクとキャニスタがベーパ通路を構成する配管で接続され、キャニスタと吸気管がパージ通路を構成する配管とパージバルブとを介して接続されている。パージ通路の途中には、パージポンプを設けるようにしてもよい。吸気は、吸気通路を通過して吸気マニホールド内に流入し、インジェクタ等から噴射される燃焼用燃料と所定の空燃比となるように混合されてシリンダ内で燃焼される。
燃料タンクは、例えばガソリン等の燃料を貯留する容器である。燃料タンクは、ベーパ通路を形成する配管によってキャニスタの流入部に接続されている。キャニスタは、内部に活性炭等の吸着材が封入された容器であり、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を、ベーパ通路を介して取り入れ、吸着材に一時的に吸着する。キャニスタには、バルブモジュールが一体に設けられている。バルブモジュールは、外部の新鮮な空気を吸入するための吸入部を開閉するキャニスタクローズバルブと、大気に対してガスを放出したり大気を吸入したりすることが可能な内部ポンプと、が内蔵されている。キャニスタがキャニスタクローズバルブを備えることにより、キャニスタ内に大気圧を作用させることができる。キャニスタは、吸入された新鮮な空気によって吸着材に吸着した蒸発燃料を容易に脱離可能、すなわちパージすることができる。
パージバルブ1は、パージ通路、すなわち、蒸発燃料供給用通路を開閉する弁体7を有する開閉装置であり、キャニスタからの蒸発燃料を内燃機関へ供給することを許可および阻止できる。パージバルブ1は燃料蒸発ガスパージシステムにおける蒸発燃料のパージ量を調節することができる。パージバルブ1においては、例えば弁体7が閉状態になるときに、弁体7が弁座部600に衝突する時に発生する作動音がハウジングを通じて外部に伝達することがある。例えば作動音はハウジングの振動に伴って外部に伝達し、パージバルブ1の周囲、例えば車室内に騒音として伝わるという懸念がある。第1実施形態のパージバルブ1は、このような作動音の外部伝達を抑制する機能を備えている。
次に、パージバルブ1の構成について説明する。パージバルブ1は、弁座部600が設けられたバルブ部材6、弁体7、可動コア5、電磁ソレノイド部4等を備えて構成される。パージバルブ1は、ハウジング本体に埋め込まれた真鍮製のナット82に螺合するボルトによって車両側の部材に固定されている。パージバルブ1は、電磁ソレノイド部4に通電されたときに発生する電磁力とスプリング46の付勢力とのバランス状態に応じて、蒸発燃料供給用通路を開閉する。
可動コア5は、先端が開口している筒状部50と、先端とは反対側であって弁座部600側に位置する筒状部50の端部に蓋をするように設けられている円盤状の頭部51と、を備えた形状である。可動コア5は磁気を通す材質、例えば磁性材料で構成されている。筒状部50は、開口端から内挿された状態のシャフト部材43およびスプリング46を取り囲んでいる。
パージバルブ1は、蒸発燃料である流体の通路を形成するハウジング本体を備える。ハウジング本体は、流体の供給を受ける入力ポート20が設けられた入力側ハウジング部2と、出力ポート30が設けられた出力側ハウジング部3と、を少なくとも備える。入力側ハウジング部2は、電磁ソレノイド部4、バルブ部材6、弁体7等を収容する。入力側ハウジング部2、出力側ハウジング部3は、例えばガラス繊維によって強化されたポリブチレンテレフタラートによって形成されている。
入力側ハウジング部2は、上部の開口の外周縁を形成するフランジ部21と、フランジ部21に対して横方向に突出する筒状部である入力ポート20と、を備えて形成されている。出力側ハウジング部3は、入力側ハウジング部2の上部の開口を覆うようにフランジ部21に固定されるフランジ部31と、フランジ部31に対して外側あるいは上方に突出する筒状部である出力ポート30と、を備えて形成されている。
フランジ部31は、入力側ハウジング部2において上部の開口部から全周にわたって放射状に突出するフランジ部21に重ね合わされた状態でフランジ部21に一体に接合される。フランジ部31は、フランジ部21の外縁先端面に接触した状態でフランジ部21に接合される。この接合は、例えば、レーザ照射によって樹脂を溶融させ両者を接着することにより実施される。また、この接合は、両者を接着剤によって接着することにより実施してもよい。このようにフランジ部31とフランジ部21とが一体に接合されることにより、内部を流通する流体がハウジング本体の外部に漏れ出ないように入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3とを結合している。
バルブ部材6は、一端に弁座部600を有する筒状部60と、他端に出力側ハウジング部3に対して隙間9をあけて対向した状態で入力側ハウジング部2に固定されているフランジ部62と、を備えて形成されている。筒状部60は、ハウジング本体の内側あるいは下方に突出する形状であり、可動コア5が開弁状態に作動したときに蒸発燃料が入力ポート20側から流入する内部通路60aを内部に有している。筒状部60の内部通路60aは、通路断面積が下流に向かうほどまたは上方に向かうほど拡大するように形成されている。
フランジ部62は、フランジ部21における上流側の環状端面に接触した状態でフランジ部21に一体に接合される。フランジ部62が接触しているフランジ部21の環状端面は、フランジ部31が接触しているフランジ部21の外縁先端面よりも下方かつ内側に位置する。このため、フランジ部31の弁座部600側の下面とフランジ部62の弁座部600に対して反対側の上面との間には円盤形状の隙間9が設けられている。弁体7の閉弁時には、この隙間9には空気が存在するので隙間9は空気層に相当する。
バルブ部材6には、外力が作用することによって撓む係止片63が設けられている。係止片63は、一時的に大きく撓んだ状態で入力側ハウジング部2側の係合孔等に嵌り、その後、元の形状に戻ろうとすることでバルブ部材6と入力側ハウジング部2とを結合する。この状態で、バルブ部材6と入力側ハウジング部2は適正に位置決めされて、接触したフランジ部21とフランジ部62とを適正に接合することができる。フランジ部21とフランジ部62との接合は、例えば、レーザ照射によって樹脂を溶融させ両者を接着することにより実施される。また、この接合は、両者を接着剤によって接着することにより実施してもよい。このようにフランジ部21とフランジ部62とが一体に接合されることにより、入力ポート20内を流れてきた流体が筒状部60の内部通路60aを通過することなく隙間9にショートカットすることを防止できる。
筒状部60の先端面または上流側の端面は、可動コア5とともに軸方向に変位する弁体7が着座する弁座部600を構成する。弁体7の閉弁時には、弁座部600は環状面または環状線を形成するように弁体7に接触する。弁座部600が弁体7に対向する位置となる状態でフランジ部62とフランジ部21とが接合されることで、バルブ部材6と入力側ハウジング部2とは適正に結合することになる。
筒状部60は、フランジ部31から弁座部600にかけて軸方向に延びる形状である。図2および図3に図示するように、バルブ部材6は、筒状部60の外周面から部分的に突出する複数の突出片61を有する。複数の突出片61は、筒状部60の周方向に間隔をあけて並んでおり、筒状部60の外周面から放射状に突出している。突出片61の先端面または固定コア45側の端面は、閉弁時に弁体7が弁座部600に接触する位置となるように固定コア45に接触する支持部610を構成する。ハウジング本体の内部におけるバルブ部材6の位置は、支持部610と固定コア45との接触と、フランジ部62とフランジ部21との接合とによって、適正に位置決めされている。突出片61は、支持部610に向かうほど筒状部60の中心軸に対する突出長さが短くなるように形成されている。
入力側ハウジング部2の内部であって、入力ポート20の出口部と筒状部60の先端開口との間には、フィルタ装置83が設けられている。フィルタ装置83は、弁体7や筒状部60の内部通路60aの上流側で作動流体中に含まれる異物を補足する装置であり、異物によって弁体7の挙動やシール性能が損なわれてしまうことを防止する。フィルタ装置83は、異物が通過しない開口率に設定された網部と網部を支持するフレーム部とを備えている。網部は例えばポリアミド66またはナイロン66で形成されており、フレーム部は、例えばガラス繊維によって強化されたポリアミド66またはナイロン66によって形成されている。
固定コア45は、電磁力によってスプリング46の付勢力に抗して軸方向に移動する可動コア5を摺動可能に支持する。スプリング46は、固定コア45に固定されているシャフト部材43に軸方向の一端部が接触し可動コア5の頭部51に軸方向の他端部が接触した状態で筒状部50の内側に設けられている。したがって、スプリング46は、可動コア5を弁座部600側へ移動させようとする付勢力を提供している。
弁体7は、弁座部600に対向する円盤状の弁部71と、下方において弁部71に対向する円盤状の基部72と、弁部71と基部72とを連絡するように軸方向に延びる軸部70と、を備えて形成されている。基部72は、弁部71よりも外径寸法が小さく形成されている。弁体7は、ゴム等の弾性変形可能な材質で形成されている。弁体7は、基部72と弁部71とで可動コア5の頭部51を両側から挟むようにして可動コア5に装着されて可動コア5と一体になっている。
入力側ハウジング部2は固定コア45を内蔵している。固定コア45は、シャフト部材43を固定するとともに、外嵌めされるボビン44に組み付けられている。固定コア45、シャフト部材43、可動コア5、弁体7は、軸心が同軸をなすように設置されている。シャフト部材43は、例えばポリブチレンテレフタラート、ガラス繊維によって強化されたポリブチレンテレフタラートによって形成されている。固定コア45は、シャフト部材43が圧入された筒状部452と、可動コア5が軸方向に変位可能なように可動コア5の筒状部50の外面を支持する筒状部451と、プレート部450と、を備える。
プレート部450は、筒状部451における弁座部600側の端部から外方に突出する矩形状の平板部である。筒状部452は、内径が筒状部451の内径よりも小さく、外径が筒状部451の外径と同等であるように形成されている。筒状部451は、内径が筒状部452の内径よりも大きく形成されている。固定コア45、可動コア5は磁気を通す材質で構成されている。固定コア45は、例えば冷間圧造用炭素鋼線によって形成されている。可動コア5は、鋼板にフッ素系樹脂を被覆した金属構成部と、低温領域でもゴム弾性を維持できる低温フッ素ゴムによるゴム構成部と、を含んでいる。
電磁ソレノイド部4は、ヨーク、ボビン44、コイル42、固定コア45、可動コア5、シャフト部材43、コネクタ80等を備えている。コネクタ80は、ヨークの側方または外側に位置するように設けられる。コネクタ80は、コイル42に通電するために設けられており、内部のターミナル端子81はコイル42と電気的に接続されている。電磁ソレノイド部4は、コネクタ80によってターミナル端子81を電流制御装置等に電気的に接続することにより、コイル42に通電する電流を制御できる。ターミナル端子81は、例えば黄銅によって形成されている。
ボビン44は、樹脂材により円筒状に形成され、ヨークの内側に設けられている。ボビン44は、例えばガラス繊維によって強化されたポリブチレンテレフタラートによって形成されている。コイル42は、ボビン44の外周面に巻回されている。コイル42は、例えば銅線で形成されている。ヨークは、磁気を通す材質、例えば磁性材料で構成されている。ヨークは、例えば亜鉛めっき鋼板によって構成されている。ヨークは、ボビン44およびコイル42の外周側を覆うようにして設けられている。ボビン44は、固定コア45、可動コア5、スプリング46、シャフト部材43を内側に収容した状態で、これらと同軸状に設けられている。
プレート部450は、固定コア45において弁体7を取り囲む部分である。プレート部450は、端部に設けられた係孔部と、中央に設けられた円形状をなす開口部と、を備える。プレート部450は、中央に設けられた開口部で弁体7を取り囲み、端部でヨークと結合している。
パージバルブ1の製造工程において、入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3とを組み立てるときに、出力側ハウジング部3が入力側ハウジング部2に対して傾いた状態で組み付けられてしまうことがある。これは、出力側ハウジング部3、入力側ハウジング部2の各部品における寸法精度が十分でない場合に起こりうる。
パージバルブ1の場合、弁座部600を有するバルブ部材6がハウジング部と別部品である。このため、弁座部600が弁体7と同軸になるような姿勢で、バルブ部材6を入力側ハウジング部2に対して適正に固定すれば、出力側ハウジング部3が入力側ハウジング部2に対して傾いた状態で組み付けられたとしてもシール性に不具合は生じない。
パージバルブ1は、ハウジング本体の内部通路を、閉状態と開状態とに切り換えることができる。パージバルブ1は、通常は蒸発燃料供給用通路を閉じた状態を維持し、制御装置によって電磁ソレノイド部4に通電が行われると、電磁力の大きさに応じて電磁力がスプリング46の付勢力に打ち勝って、蒸発燃料供給用通路を開いた状態にする。例えば、制御装置は、通電のオン時間とオフ時間とによって形成される1周期の時間に対するオン時間の比率、すなわちデューティ比を制御して電磁ソレノイド部4に通電を行う。パージバルブ1は、デューティコントロールバルブともいう。この通電制御により、蒸発燃料供給用通路を流通する蒸発燃料の流量(パージ量)を調節することができる。
パージバルブ1の閉状態では、弁部71が弁座部600に接触している。開状態では、弁部71が弁座部600から離間する状態である。電磁ソレノイド部4の非通電時には、可動コア5がスプリング46のばね力によって弁座部600側に付勢されることにより、弁部71が弁座部600に接触して閉状態を保っている。この閉状態では、入力ポート20の内部通路と出力ポート30の内部通路との連通が遮断されるため、蒸発燃料は、内燃機関側には流れない。
電磁ソレノイド部4のコイル42に通電すると、ヨーク、プレート部450、可動コア5、および固定コア45により形成された磁気回路に磁束が発生する。この磁束に伴う磁力により、可動コア5は固定コア45の筒状部452側に向かって軸方向に吸引されることでスプリング46の付勢力に抗して筒状部452側に移動する。このとき、可動コア5と一体の弁部71が弁座部600から離れるので、筒状部60の周囲から内部通路60aに流れるようになる。この開状態では、入力ポート20の内部通路に存在する流体は、フィルタ装置83を通過した後、内部通路60aを通り、出力ポート30の内部通路に流出する。この開状態では、入力ポート20の内部通路と出力ポート30の内部通路との連通が許容されて蒸発燃料は内燃機関11に向けて流れる。以上により、パージバルブ1は、コイル42に通電する電流をON/OFFする制御により、閉状態と開状態とにわたって切り換えることができ、内燃機関11に向けて供給する蒸発燃料を制御することができる。
次に、第1実施形態のパージバルブ1がもたらす作用効果について説明する。パージバルブ1は、少なくとも入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3とが組み合わされて形成されたハウジング本体を備える。パージバルブ1は、可動コア5、弁体7、電磁ソレノイド部4、およびバルブ部材6を備える。可動コア5は、入力側ハウジング部2に固定されている固定コア45に支持されて軸方向に変位可能な状態でハウジング本体の内部に設けられている。弁体7は、可動コア5と一体になって軸方向に変位するように設けられ、弁座部600から離間して作動流体の流通を許可する開状態と弁座部600に接触して作動流体の流通を阻止する閉状態とに切り換わるように通路を開閉する。電磁ソレノイド部4は、弁体7について開状態と閉状態とを切り換えるために可動コア5を軸方向に駆動する駆動力を発生する。バルブ部材6は、弁座部600を有し、入力側ハウジング部2に固定されている出力側ハウジング部3に対して隙間9をあけて対向するように入力側ハウジング部2の内部に設置されている。
このパージバルブ1によれば、弁座部600を有するバルブ部材6は入力側ハウジング部2に固定する出力側ハウジング部3とは別部品であるため、弁体7に対して弁座部600が傾いた状態になることを抑制できる。この効果により、各ハウジング部の製品寸法精度等が十分でない場合でも、バルブ部材6を適正に設置することで、入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3との組み付け精度に関わらず、弁体7のシール性能を確保できる。さらに、バルブ部材6と出力側ハウジング部3との間に隙間9を形成することによって、弁体7の閉弁時に発生し得る打音の振動伝達を空気層の形成により低減することができる。これにより、出力側ハウジング部3に伝達する振動を抑えることができ、パージバルブ1自体または外部部品の振動を抑えることができる。このパージバルブ1は、シール性能の確保と閉弁に伴う作動音の外部伝達低減とを図ることができる。
パージバルブ1は、バルブ部材6と出力側ハウジング部3との間に隙間9を有するため、弁体7の閉弁時に発生し得る打音の振動伝達を空気層の形成により低減することができる。出力側ハウジング部3に外力が作用した場合でも、この外力がバルブ部材6に直接作用しないため、弁座部600が傾くことを防止でき、シール性能に悪影響が及ぶ事態を回避できる。
また、バルブ部材6は、一端に弁座部600を有し、他端に入力側ハウジング部2に固定されている出力側ハウジング部3のフランジ部31に対して隙間9をあけて対向した状態で入力側ハウジング部2に固定されているフランジ部62を有する。この構成によれば、バルブ部材6のフランジ部62と出力側ハウジング部3のフランジ部31との間の隙間9を形成できるので、円盤状の空間に空気層を形成することができる。このため、バルブ部材6の広い面積において空気層を形成できるので、バルブ部材6の広範囲にわたって閉弁時の放射音を低減することができる。
突出片61の先端面または固定コア45側の端面は、固定コア45に接触する支持部610を構成する。支持部610は、固定コア45に接触することにより、閉弁時に弁体7が弁座部600に接触するように支持している。この構成によれば、バルブ部材6の組み付け時にバルブ部材6の軸方向の位置を適正に位置決めできるので、組み付けによるシール性能悪化を抑えることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のパージバルブ101について、図4を参照して説明する。第2実施形態は、バルブ部材6の固定に係る構成が第1実施形態と相違する。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図4に図示するように、パージバルブ101は、出力側ハウジング部3のフランジ部31とバルブ部材6のフランジ部62との間にOリングシール84を介在している。Oリングシール84は、フランジ部31を入力側ハウジング部2のフランジ部21に接合した状態でフランジ部31によって押圧されて弾性変形または塑性変形することにより、フランジ部62を入力側ハウジング部2に押し当てる。この構成により、フランジ部62は、入力側ハウジング部2に固定され、入力ポート20内を流れてきた流体が内部通路60aを通過することなく隙間9にショートカットすることを防止できる。Oリングシール84は、エラストマー等のゴム製のパッキン部材であり、例えば、耐油性を有する水素化ニトリルゴムによって形成することが好ましい。
第2実施形態のパージバルブ101によれば、入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3は、接着接合または溶着接合されている。バルブ部材6は、一端に弁座部600を有し、他端に出力側ハウジング部3に対して隙間9をあけて対向し出力側ハウジング部3との間に可撓性を有するOリングシール84が介在するフランジ部62を有している。
この構成によれば、バルブ部材6と出力側ハウジング部3との間でOリングシール84を変形させることによって、バルブ部材6を入力側ハウジング部2に押しつけて固定することができる。したがって、パージバルブ101によれば、バルブ部材6と入力側ハウジング部2とを溶着接合や接着接合する工程を不要にできる。さらに、Oリングシール84をダンパとして機能させることができるので、入力側ハウジング部2とバルブ部材6との間に形成した隙間9に加え、Oリングシール84によっても閉弁時の入力側ハウジング部2への振動伝播を抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態のパージバルブ201について、図5を参照して説明する。第3実施形態は、前述の実施形態におけるバルブ部材6が入力側ハウジング部2の一部である構成が第1実施形態と相違する。第3実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図5に図示するように、パージバルブ201は、弁座部600を有するバルブ部161を持つ出力側ハウジング部103を備える。バルブ部161は、入力側ハウジング部2に固定されている出力側ハウジング部3のフランジ部31側に位置する突出片161aから弁座部600にかけて軸方向に延びる形状をなしている。バルブ部161は、一端に弁座部600が設けられ、内部を作動流体が流れる筒状部60を有する。
バルブ部161は、突出片161aと、突出片161bと、突出片161aと突出片161bとの間に設けられたくびれ部と、を有している。突出片161aは、フランジ部31側において筒状部60から突出する部位であり、入力側ハウジング部2に固定されている出力側ハウジング部103の固定部側に位置する固定側部位に相当する。突出片161bは、弁座部600側において筒状部60から突出する部位であり、弁座側部位に相当する。くびれ部は、突出片161aおよび突出片161bに対して、径方向長さが小さくくびれた形状であり、突出片161aと突出片161bとの間に位置する筒状部60の一部に相当する。
突出片161aおよび突出片161bのそれぞれは、筒状部60の外周面から部分的に突出している。突出片161aおよび突出片161bのそれぞれは、くびれ部に向かうほど筒状部60の外周面からの突出長さが短くなるように形成されている。したがって、突出片161aは、作動流体流れの上流側の方が下流側よりも筒状部60の外周面からの突出長さが小さくなっている。突出片161bは、作動流体流れの下流側の方が上流側よりも筒状部60の外周面からの突出長さが小さくなっている。この構成によれば、バルブ部161において、固定部側および弁座部側のそれぞれからくびれ部に向かうにつれて強度を小さくすることができ、撓みやすいバルブ部161を提供できる。
突出片161aおよび突出片161bのそれぞれは、筒状部60の周方向に間隔をあけて複数並んでいる。この構成によれば、簡素な形状、構成によって、バルブ部161において固定部側および弁座部側の強度を高めるとともに、固定部側および弁座部側に対するくびれ部の強度を小さくでき、撓みやすいバルブ部161を提供できる。
パージバルブ201によれば、バルブ部161は、入力側ハウジング部2の内部に位置する出力側ハウジング部3の一部である。バルブ部161は、弁座部600を有し、入力側ハウジング部2に固定されている出力側ハウジング部103の固定部側に位置する固定側部位から弁座部600にかけて軸方向に延びている。バルブ部161は、弁座部600側に位置する弁座側部位と、固定側部位と、弁座側部位と固定側部位との間で弁座側部位および固定側部位に対してくびれた形状である筒状部60と、を有する。
この構成によれば、簡素な構成によって、軸方向の中央部が変形しやすいバルブ部161を提供できる。バルブ部161が撓みやすい構成であることにより、弁座部600が出力側ハウジング部103の一部であっても、弁体7に対して弁座部600が傾いた状態になることを抑制でき、シール性能を確保することに貢献できる。さらにバルブ部161が変形しやすい構成であるため、弁体7の閉弁時に発生する打音の振動が出力側ハウジング部103や外部部品に伝達することを低減できる。これにより、パージバルブ201自体または外部部品の振動を抑えることができる。このパージバルブ201によれば、シール性能の確保と閉弁に伴う作動音の外部伝達低減とを図ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態のパージバルブ301について、図6を参照して説明する。第4実施形態は、バルブ部材106の固定に係る構成が第1実施形態と相違する。第4実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図6に図示するように、パージバルブ301は、出力側ハウジング部3とバルブ部材106との間にOリングシール85を介在している。Oリングシール85は、フランジ部31を入力側ハウジング部2のフランジ部21に接合した状態でフランジ部31よりも径内側の部分によって押圧されて弾性変形または塑性変形することにより、支持部610を固定コア45に押し当てる。この構成により、バルブ部材106は、Oリングシール85を介して出力側ハウジング部3とハウジングに内蔵される部品である固定コア45とによって挟まれることで固定される。Oリングシール85の内側であり、バルブ部材106の下流側端部60bと出力側ハウジング部3との間には円盤状の隙間109が形成されている。このようなOリングシール85によるシール性の確保により、入力ポート20内を流れてきた流体が内部通路60aを通過することなく隙間109にショートカットすることを防止できる。Oリングシール85は、エラストマー等のゴム製のパッキン部材であり、例えば、耐油性を有する水素化ニトリルゴムによって形成することが好ましい。
バルブ部材106は、筒状部60の外周面から部分的に突出する複数の突出片261を有する。複数の突出片261は、筒状部60の周方向に間隔をあけて並んでおり、筒状部60の外周面から放射状に突出している。突出片261の先端面または固定コア45側の端面は、閉弁時に弁体7が弁座部600に接触する位置となるように固定コア45に接触する支持部610を構成する。ハウジング本体の内部におけるバルブ部材106の位置は、支持部610と固定コア45との接触と、フランジ部31とフランジ部21との接合と、Oリングシール85の変形とによって、適正に位置決めされている。突出片261は、筒状部60の中心軸に対する突出長さが軸方向に一定になるように形成されている。
第4実施形態のパージバルブ301によれば、入力側ハウジング部2と出力側ハウジング部3は、接着接合または溶着接合されている。バルブ部材106は、一端に弁座部600を有し、他端に出力側ハウジング部3に対して隙間109をあけて対向するとともに出力側ハウジング部3との間に可撓性を有するOリングシール85が介在する下流側端部60bを有している。
この構成によれば、バルブ部材106と出力側ハウジング部3との間でOリングシール85を変形させることによって、バルブ部材106を入力側ハウジング部2内に設置された部品、例えば固定コア45に押しつけて固定することができる。したがって、パージバルブ301によれば、バルブ部材106と入力側ハウジング部2とを溶着接合や接着接合する工程を不要にできる。さらに、Oリングシール85をダンパとして機能させることができるので、入力側ハウジング部2とバルブ部材106との間に形成した隙間109に加え、Oリングシール85によっても閉弁時の入力側ハウジング部2への振動伝播を抑制することができる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
前述の実施形態において、第1ハウジング部を入力側ハウジング部2とし、第2ハウジング部を出力側ハウジング部3として説明しているが、この形態に限定しない。第1ハウジング部の内部にバルブ部材6,106やバルブ部161が設けられていればよく、例えば、第2ハウジング部を入力側ハウジング部2とし、第1ハウジング部を出力側ハウジング部3として構成してもよい。
2…入力側ハウジング部(第1ハウジング部)
3,103…出力側ハウジング部(第2ハウジング部)
4…電磁ソレノイド部、 5…可動コア、 6,106…バルブ部材
7…弁体、 9…隙間、 31…フランジ部(固定部)
45…固定コア、 60…筒状部(くびれ部)
62…フランジ部、 84…Oリングシール
161…バルブ部、 161a…突出片(固定側部位)
161b…突出片(弁座側部位)、 600…弁座部

Claims (7)

  1. 少なくとも第1ハウジング部(2)と第2ハウジング部(3)とが組み合わされて形成されており、作動流体が流通する通路を内部に形成するハウジング本体(2,3)と、
    前記第1ハウジング部に固定されている固定コア(45)に支持されて軸方向に変位可能な状態で前記ハウジング本体の内部に設けられている可動コア(5)と、
    前記可動コアと一体になって前記軸方向に変位するように設けられ、弁座部(600)から離間して前記作動流体の流通を許可する開状態と前記弁座部に接触して前記作動流体の流通を阻止する閉状態とに切り換わるように前記通路を開閉する弁体(7)と、
    前記開状態と前記閉状態とを切り換えるために前記可動コアを前記軸方向に駆動する駆動力を発生する電磁ソレノイド部(4)と、
    前記弁座部を有し、前記第1ハウジング部に固定されている前記第2ハウジング部に対して隙間(9)をあけて対向するように前記第1ハウジング部の内部に設置されているバルブ部材(6;106)と、
    を備える電磁弁。
  2. 前記バルブ部材は、一端に前記弁座部を有し、他端に前記第1ハウジング部に固定されている前記第2ハウジング部のフランジ部(31)に対して前記隙間をあけて対向した状態で前記第1ハウジング部に固定されているフランジ部(62)を有する請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記第1ハウジング部と前記第2ハウジング部は、接着接合または溶着接合されており、
    前記バルブ部材は、一端に前記弁座部を有し、他端に前記第2ハウジング部に対して前記隙間をあけて対向し前記第2ハウジング部との間に可撓性を有するOリングシール(84)が介在するフランジ部(62)を有する請求項1に記載の電磁弁。
  4. 少なくとも第1ハウジング部(2)と第2ハウジング部(103)とが組み合わされて形成されており、作動流体が流通する通路を内部に形成するハウジング本体(2,103)と、
    前記第1ハウジング部に固定されている固定コア(45)に支持されて軸方向に変位可能な状態で前記ハウジング本体の内部に設けられている可動コア(5)と、
    前記可動コアと一体になって前記軸方向に変位するように設けられ、弁座部(600)から離間して前記作動流体の流通を許可する開状態と前記弁座部に接触して前記作動流体の流通を阻止する閉状態とに切り換わるように前記通路を開閉する弁体(7)と、
    前記開状態と前記閉状態とを切り換えるために前記可動コアを前記軸方向に駆動する駆動力を発生する電磁ソレノイド部(4)と、
    前記第1ハウジング部の内部に位置する前記第2ハウジング部の一部であって、前記弁座部を有し、前記第1ハウジング部に固定されている前記第2ハウジング部の固定部(31)側に位置する固定側部位(161a)から前記弁座部にかけて前記軸方向に延びるバルブ部(161)と、
    を備え、
    前記バルブ部は、前記弁座部側に位置する弁座側部位(161b)と、前記固定側部位と、前記弁座側部位と前記固定側部位との間で前記弁座側部位および前記固定側部位に対してくびれた形状であるくびれ部(60)と、を有する電磁弁。
  5. 前記バルブ部は、一端に前記弁座部が設けられ、内部を前記作動流体が流れる筒状部(60)を有し、
    前記弁座側部位および前記固定側部位のそれぞれは、前記筒状部の外周面から部分的に突出する突出片であり、
    前記くびれ部は、前記筒状部において前記弁座側部位と前記固定側部位との間に位置する部分である請求項4に記載の電磁弁。
  6. 前記弁座側部位および前記固定側部位のそれぞれは、前記くびれ部に向かうほど前記筒状部の外周面からの突出長さが短くなるように形成されている請求項5に記載の電磁弁。
  7. 前記弁座側部位および前記固定側部位のそれぞれは、前記筒状部の周方向に間隔をあけて並ぶ複数の前記突出片である請求項5または請求項6に記載の電磁弁。
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