JP2018145685A - 油圧ショベルの油圧駆動装置 - Google Patents

油圧ショベルの油圧駆動装置 Download PDF

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【課題】アクチュエータ圧力制限値が高いままポンプ流量を制限したときにおいても、アクチュエータを保護し、アクチュエータが破損しないようにする。【解決手段】第1のスプール7aにパイロット圧を供給して第1のアクチュエータ9aを操作するペダル23と、第1のスプール7aから第1のアクチュエータ9aに圧油が供給される高圧側の管路に設けられた電磁可変リリーフ弁14a,14bと、電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧力を変更するコントローラ20と、を有し、コントローラ20は、第1のアクチュエータ9aが駆動される際の圧力に比べて電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧力を高圧に設定する掘削モードが選択され(S2:Y)し、ペダル23により第1のアクチュエータ9aが駆動された場合(S3:Y)には、予め設定された最小圧力になるように電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧力を設定する。【選択図】図2

Description

本発明はアタッチメント制御装置を備えた油圧ショベルの油圧駆動装置に関する。
一般的に、油圧ショベル等の建設機械では、バケット等の他に各種の作業用アタッチメントを装着して種々の作業を行うことができるようになっている。アタッチメントを装着した場合、各アタッチメントのアクチュエータに対し各々が必要とする流量及び/又は圧力の設定が必要である。この設定は、通常、油圧ショベル側で対応している。
そこで、アタッチメント使用する場合とアタッチメントを使用しない場合でモードを切り替えるアタッチメント制御装置をそなえた油圧ショベルが例えば特開2011−163031号公報(特許文献1)に開示されている。
この技術は、アタッチメント用流量制御弁を含む複数の流量制御弁を備えた油圧回路を有する油圧ショベルのアタッチメント制御装置において、非アタッチメントモードとアタッチメントモードとのいずれかを選択し、アタッチメントモードを選択したときは油圧回路の状態をアタッチメント用アクチュエータの使用に適した状態に切り換えるモード切換手段と、モード切換手段によってアタッチメントモードが選択されていない状態でアタッチメント用操作手段を操作したときに、アタッチメント用アクチュエータの動作を制限する動作制限手段と、を備えたことを特徴とするものである。
この公知技術では、オペレータが掘削モードからアタッチメントモードに切り換えることを忘れ、アタッチメントを操作してしまった場合のアタッチメント及びその他の油圧機器の故障や寿命低下を防止するために、アタッチメント操作量と作業モードを検出器として、掘削モードでアタッチメント操作量を検出した場合にポンプ流量を制限するようにしている。
特開2011−163031号公報
特許文献1では、オペレータが掘削モードからアタッチメントモードに切り換えることを忘れ、アタッチメントを操作してしまった場合にポンプ流量を制限することができる。しかし、ポンプ流量を制限したとき、アクチュエータ圧力制限値が高いままポンプ流量を制限しただけではアクチュエータの保護が十分でないことがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、アクチュエータ圧力制限値が高いままポンプ流量を制限したときにおいても、アクチュエータを保護し、アクチュエータが破損しないようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明の一態様は、エンジンと、前記エンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプと、アタッチメント用アクチュエータを含む複数のアクチュエータと、アタッチメント用操作パイロット圧により前記油圧ポンプの吐出油を前記アタッチメント用アクチュエータに供給するアタッチメント用の方向制御弁と、を備えた油圧ショベルの油圧駆動装置において、前記アタッチメント用の方向制御弁にパイロット圧を供給して前記アタッチメント用アクチュエータを操作する操作装置と、前記アタッチメント用の方向制御弁から前記アタッチメント用アクチュエータに圧油が供給される高圧側の管路に設けられた電磁可変リリーフ弁と、前記電磁可変リリーフ弁の設定圧力を変更する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記アタッチメント用アクチュエータが駆動される際の圧力に比べて前記電磁可変リリーフ弁の設定圧力を高圧に設定する掘削モードが選択されているか否かを判定する第1判定部と、前記操作装置により前記アタッチメント用アクチュエータが駆動されたか否かを判定する第2判定部と、を備え、前記第1判定部で掘削モードが選択され、かつ、前記第2判定部で前記アタッチメント用アクチュエータが前記操作装置により駆動されたことを判定した場合には、予め設定された最小圧力になるように前記電磁可変リリーフ弁の設定圧力を設定することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、アクチュエータ圧力制限値が高いままポンプ流量を制限したときにおいても、アクチュエータを保護し、アクチュエータが破損しないようにすることができる。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明において明らかにされる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルを示す図である。 図1に示した油圧ショベルの油圧回路システムを示す油圧回路図である。 図2に示した油圧回路におけるコントローラの処理内容を示すブロック図である。 図3の処理内容に対応するコントローラの制御手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧ショベルの全体構成を示す図である。図1において、油圧ショベル150は、走行体100、旋回体101及びフロント作業機102から基本的に構成されている。
走行体100は左右の走行モータ103と、左右のクローラ104を備えている。走行体100は、走行モータ103を駆動することによりクローラ104が回転し、走行する。旋回体101は旋回モータ105により走行体100上で旋回する。
フロント作業機102は、ブーム106、アーム107及びアタッチメント108を備えた多関節構造で構成され、旋回体101の前側で所定の作業が可能なように取り付けられている。ブーム106は、旋回体101に俯仰動可能に、例えばピン結合により取り付けられている。アーム107は、ブーム106の先端に例えばピン結合により回動可能に取り付けられている。
アタッチメント108は、アーム107の先端に、例えばピン結合により取り付けられている。ブーム106、アーム107及びアタッチメント108は、それぞれ、ブームシリンダ109、アームシリンダ110、バケットシリンダ111により垂直面内で回転駆動される。アタッチメント108は、通常、アーム先端に装着されるバケットに代えて装着されることから、バケットシリンダ111によって駆動される。
アタッチメント108は、本実施形態ではブレーカである。ブレーカは、大きな岩石やコンクリート塊等の塊状物を破砕するためのもので、先端が尖った鋼棒等からなる打撃ロッドと打撃ロッドを駆動するためのブレーカシリンダを備えている。このブレーカシリンダが、アタッチメントを操作するアタッチメント操作シリンダに対応し、図2では第1のアクチュエータ9aとして示されている。
アタッチメント108としては、ブレーカの他に、クラムシェル、法面バケット、台形バケット、スケルトンバケット、リッパバケット、バケットクラッシャ、生コンバケット、リッパ、油圧カッタ、グラップル、リフティングマグネット等が知られている。
旋回体101の前側には運転室112が設置され、後部にはエンジン1及び油圧ポンプ2が配置された原動源室113が設置されている。走行体100、旋回体101、ブーム106、アーム107及びアタッチメント108は運転室112内の複数の操作レバーのうち前記各部を動作に対応した操作レバーをオペレータが操作することによってそれぞれ駆動され、所望の作業が可能となる。
図2は、図1に示した油圧ショベル150の油圧駆動装置としての油圧回路システムの一例を概略的に示す油圧回路図である。
本実施形態に係る油圧回路システムは、エンジン1、油圧ポンプ2、パイロットポンプ3、メインリリーフ弁4、作動油タンク5、コントロールバルブ7、第1及び第2のアクチュエータ9a,9b、ブーム106、アーム107、バケットのいずれかを操作するための操作レバー11、アタッチメント108を操作するためのペダル23、第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14b並びにコントローラ20から基本的に構成されている。
油圧ポンプ2及びパイロットポンプ3はエンジン1により駆動される。油圧ポンプ2とパイロットポンプ3の吸い込み口2a,3aは作動油タンク5に連通している。なお、図2では油圧ポンプ2及びパイロットポンプ3はそれぞれ単数であるが、複数であってもよい。油圧ポンプ2の吐出口はメイン油路6を介してコントロールバルブ7に接続されている。
コントロールバルブ7はセンタバイパス方式の方向制御弁であり、第1及び第2の少なくとも複数の方向切り替えのためのスプール7a,7bを備えている。第1及び第2のスプール7a,7bは中立位置でメイン油路6と連通し、油圧ポンプ2の吐出圧を作動油タンク5へ連通させる。
このようにコントロールバルブ7は複数の切り替えスプールで構成されている。その一例として図示する第1のスプール7aは、パイロットポンプ3の供給油をもとにペダル23によって制御されるパイロット圧が第1又は第2のパイロットポート7aa,7abに付与されてスプールが変位し、その変位量に応じて油圧ポンプ2から第1のアクチュエータ9aに供給される作動油量が制御される。ペダル23の操作により出力されるパイロット圧は第1及び第2のパイロット管路25a,25bにそれぞれ設置された第1及び第2の圧力検出センサ24a,24bによって検出される。検出されたパイロット圧は、それぞれコントローラ20に入力される。コントローラ20では、第1及び第2の圧力検出センサ24a,24bで検出されたパイロット圧からアタッチメント操作量を検出し、当該アタッチメント操作量から第1のアクチュエータ9aが操作されているか否かを判定する。
第1のスプール7aのメイン油路6は当該第1のスプール7aの切り替え位置に応じて第1のアクチュエータ9aのボトム室9aaあるいはロッド室9abに圧油を供給する。この供給状態に応じて第1のアクチュエータ9aが伸縮し、アタッチメント108を駆動する。この第1のスプール7aから第1のアクチュエータ9aのボトム室9aa及びロッド室9abへ圧油を供給する第1及び第2の圧油供給油路8a,8bの下流側の第1及び第2の戻り油路8c,8dには、第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bが接続されている。第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bは、第1のアクチュエータ9aのボトム室9aa及びロッド室9abとそれぞれ連通し、第1のアクチュエータ9aに過大な外力が加わったときに圧油を作動油タンク5側に排出し、第1のアクチュエータ9aを保護する機能を有する。
第1の電磁可変リリーフ弁14aは、第1のアクチュエータ9aのボトム室9aaのポートに対して第1の圧油供給油路8aの下流側に設けられている。また、第2の電磁可変リリーフ弁14bは、第1のアクチュエータ9aのロッド室9abのポートに対して第2の圧油供給油路8bの下流側に設けられている。第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bのリリーフ設定圧はコントローラ20によって電気的に設定される。前述したように第1のスプール7aのパイロットポートに与えられるパイロット圧はコントローラ20に入力され、コントローラ20は第1のスプール7aへのパイロット圧の状態を把握している。
コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えたマイクロコンピュータシステムからなる。CPUは、制御部と演算部を含み、制御部が命令の解釈とプログラムの制御の流れを制御し、演算部が演算を実行する。また、プログラムはROMに格納され、実行すべき命令(ある数値又は数値の並び)を前記プログラムの置かれたROMから取り出し、RAMに展開して前記プログラムを実行する。なお、コントローラ20は油圧ショベル150全体及び各部の電気的な制御を司る。また、コントローラ20にはマンマシンインタフェースとして操作機能及び表示機能を有するモニタ21が接続されている。モニタ21には、例えばアタッチメント選択表示部及びメッセージ表示部が設定され、アタッチメントの選択をモニタ21から行い、さらにアタッチメントの設定状態をモニタ21に表示する。
第2のアクチュエータ9bは、例えば図1に示したブームシリンダ109、アームシリンダ110及びバケットシリンダ111の1つを例示的に示したものである。実機では、これらのシリンダに対応する数のアクチュエータとスプールが備えられ、それぞれ個別に操作レバー11によって操作される。第2のスプール7bも第1のスプール7aと同一構造である。
また、第2のアクチュエータ9bのボトム室9baとロッド室9bbのポートに接続された第3及び第4の圧油供給油路8e,8fの下流側には第1及び第2のリリーフ弁15a,15bが接続され、第2のアクチュエータ9bに過大な外力が加わったときに圧油を作動油タンク5側に排出し、第2のアクチュエータ9bを保護する機能を有する。第1及び第2のリリーフ弁15a,15bのリリーフ設定圧は固定であり、あらかじめ第2のアクチュエータ9bを保護可能な圧力に設定されている。実機では、第2のアクチュエータ9bは交換可能なものではなく固定なので、当該第2のアクチュエータ9bの強度と付加圧を考慮した固定のリリーフ圧に設定されている。
なお、メインリリーフ弁4のリリーフ圧も固定であり、油圧回路全体を保護可能な圧力に設定されている。
図3は、コントローラ20の処理内容を示すブロック図である。同図において、コントローラ20には、バケットを使用して掘削する掘削モード時の最大圧力と、前述した各種アタッチメント使用時の最大圧力がそれぞれ設定されている。本実施形態では、第1〜第3のアタッチメントを使用する前提で、これら第1〜第3のアタッチメントに対する最大圧力が設定圧力として設定されている。具体的には、図3に示すように掘削モード時設定圧力30、第1のアタッチメントの設定圧力(ATT1設定圧力)31a、第2のアタッチメントの設定圧力(ATT2設定圧力)31b、第3のアタッチメントの設定圧力(ATT3設定圧力)31cである。また、メインリリーフ弁4のリリーフ圧よりも大きいが、いずれのアタッチメントを使用したとしてもアタッチメント及び油圧ショベル150の油圧駆動系に障害を及ぼすことのない圧力が最小設定圧力32として設定されている。これらの設定圧力31a,31b,31cは、例えばCPUを含むマイクロコンピュータに搭載された不揮発RAMに記憶されている。
最小設定圧力値については、油圧回路の最小圧力設定値とすることもできるが、油圧回路の最小圧力設定値はメインリリーフ弁4の設定圧で規定することができるので、本実施形態では、すべてのアタッチメントモード時設定圧力の最小圧力として設定し、必要最小限の圧力制限としている。
コントローラ20には、掘削モード時設定圧力30、第1のアタッチメントの設定圧力(ATT1設定圧力)31a、第2のアタッチメントの設定圧力(ATT2設定圧力)31b、第3のアタッチメントの設定圧力(ATT3設定圧力)31cのいずれかを選択する第1のスイッチ機能33a、第1のスイッチ機能33aから最小設定圧力32のいずれかを選択する第2のスイッチ機能33bがソフト的に設定されている。そして、第1及び第2のスイッチ機能33a,33bで選択された設定圧力が第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bの第1及び第2のリリーフ圧設定端子14a1,14b1にそれぞれ入力され、入力された信号出力に比例した弁出力(弁開度)として第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bのリリーフ圧が設定される。
本実施形態では、図3に示すようにコントローラ20にモニタ21が接続され、掘削モードあるいはアタッチメントの選択結果がモニタ21に表示される。
なお、図3では、アイコンで示しているが、文字による選択画面から選択し、選択した設定圧力部分を反転表示、あるいは色付け表示して選択状態を明示するように設定することもできる。あるいは、選択機能を図示したような回転式のアナログスイッチと、選択結果をモニタ表示するように構成することもできる
図4は、コントローラ20のCPUによって実行されるアタッチメント設定圧力の変更制御手順を示すフローチャートである。
この制御手順では、制御が開始されると、まず油圧ショベル150の作動情報、ここでは、どの作業を行うのかという情報、すなわちバケットを使用して掘削を行うか、ブレーカ等のアタッチメント108を使用して、当該アタッチメントに設定された機能を実行するかという情報を取得する(ステップS1)。そして、この取得した情報から、掘削モードが選択されているかどうかを判断する(ステップS2)。
この判断で掘削モードが選択されていなければ(ステップS2:N)、アーム107の先端に取り付けられたアタッチメント108が掘削モードに対応した高圧で使用されることはないので、アタッチメント設定圧力を変更することなく(ステップS4)このメインフローに戻り、これまでの制御を実行する。
ステップS2で掘削モードを選択していると判断された場合(ステップS2:Y)、アタッチメント操作がオンになっているかどうかを判断する(ステップS3)。アタッチメント操作がオンになっているかどうかは操作バルブを操作するペダル23が踏まれているかどうかで判断し、ペダル23が踏まれているかどうかは第1のスプール7aを操作する第1及び第2のパイロット管路25a,25bの圧力状態の変化から検出することができる。この第1及び第2のパイロット管路25a,25bの圧力は、前述したように第1及び第2の圧力検出センサ24a,24bによって検出されるので、コントローラ20は検出された第1及び第2のパイロット管路25a,25bの圧力からアタッチメント操作がオンになっていると判断すると(ステップS3:Y)、コントローラ20はアタッチメント設定圧力を第2のスイッチ機能33bにより図3においてA側を選択し、最小設定圧力位置に変更する(ステップS5)。
他方、第1及び第2のパイロット管路25a,25bの圧力からアタッチメント操作がオンになっていない判断すると(ステップS3:N)、第2のスイッチ機能33bにより図3においてB側を選択し、アタッチメント設定圧力を最小設定圧力32に変更することなく、第1のスイッチ機能33aで選択されている圧力を保持する。
このように掘削モード、第1のアタッチメントの設定圧力31a、第2のアタッチメントの設定圧力31b、第3のアタッチメントの設定圧力31cなどの作業モードを選択した際、それぞれの作業モードに即した圧力設定に切り替わる設定に対して、掘削モードが設定され(ステップS2:Y)、アタッチメント操作オン(ステップS3:Y)の場合は電磁可変リリーフ弁の設定圧を最小設定圧力側に切り換える。
これにより、オペレータが通常の掘削モードからアタッチメント作業モードに切り換えることを忘れ、アタッチメント操作を行ってしまった場合でも、アタッチメントの種類を問わず、当該アタッチメント及びその駆動回路が破損し、あるいは故障することはない。すなわち、掘削を行う掘削モードでアタッチメントを操作した場合、コントローラ20が第1及び第2の圧力検出センサ24a,24bの検出出力に基づいてアタッチメント操作量を検出すると、第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧を掘削モード時に選択された圧力に比べて低くする。具体的には予め設定した各種アタッチメントのそれぞれに設定された圧力のうち最小となる最小設定圧に変更する。同時に、モニタ21のメッセージ部に、例えば「掘削モードでアタッチメント操作が行われました。」などの操作異常を表示し、オペレータに操作を適正なモードに戻すように促す。あるいは操作が間違っていることを知らせる。その結果、アタッチメント及びその他の油圧機器の破損、故障、あるいは寿命低下を防止することができる。
例えば、破砕機や把持装置等アタッチメントの種類によっては、上述した最小設定圧ででは作業に必要とされる圧力が不足するおそれもあるので、上述の最小設定圧に変更した後にモニタ21上に設定圧力を選択可能な画面を表示させる構成としている。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
(1) 本実施形態では、エンジン1と、エンジン1により駆動される少なくとも1つの油圧ポンプ2と、アタッチメント用アクチュエータを含む複数のアクチュエータ9a,9bと、アタッチメント用操作パイロット圧により油圧ポンプ2の吐出油をアタッチメント用アクチュエータ9aに供給するアタッチメント用の第1のスプール(方向制御弁)7aと、を備えた油圧ショベル150の油圧駆動装置において、アタッチメント用の第1のスプール7aにパイロット圧を供給してアタッチメント用アクチュエータ9aを操作するペダル(操作装置)23と、アタッチメント用の第1のスプール7aからアタッチメント用アクチュエータ9aに圧油が供給される高圧側の管路に設けられた第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bと、第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧力を変更するコントローラ(制御装置)20と、を有し、コントローラ20は、アタッチメント用アクチュエータ9aが駆動される際の圧力に比べて第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧力を高圧に設定する掘削モードが選択されているか否かを判定する第1判定部(ステップS2)と、ペダル23によりアタッチメント用アクチュエータ9aが駆動されたか否かを判定する第2判定部(ステップS3)と、を備え、第1判定部(ステップS2)で掘削モードが選択され、かつ、第2判定部(ステップS3)でアタッチメント用アクチュエータ9aがペダル23により駆動されたことを判定した場合には、予め設定された最小圧力になるように第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧力を設定する構成となっている。
このように構成したので、オペレータが掘削モードからアタッチメント作業モードに切り換えることを忘れ、アタッチメントを操作してしまった場合でも、アタッチメントの種類を問わず、当該アタッチメント及びその駆動回路であるアタッチメント用アクチュエータ9aへの圧油供給回路及び戻り回路が破損し、あるいは故障することのないようにすることができる。すなわち、掘削を行う掘削モードでアタッチメント108を操作した場合、コントローラ20がアタッチメント操作量を検出し、各種アタッチメントのそれぞれに対して保護可能な最小設定圧に変更することができる。
(2) また、本実施形態では、最小圧力は、各種アタッチメントのそれぞれに予め設定された圧力のうちの最小となる圧力としたので、アタッチメント用アクチュエータ9aに最小設定圧力32より大きな圧力が加わることはなく、アタッチメントの種類を問わず、複数のアクチュエータ9a,9b、第1及び第2の圧油供給油路8a,8b及び第1及び第2の戻り油路8c,8dの破損及び故障をなくすことができる。
(3) また、本実施形態では、コントローラ20は、第1判定部で掘削モードが選択されていることを判定(ステップS2:Y)し、かつ、第2判定部でアタッチメント用アクチュエータ9aがペダル23により非駆動状態であることを判定(ステップS3:N)した場合には、第1及び第2の電磁可変リリーフ弁14a,14bの設定圧を、最小圧力に比べて高く設定された設定圧力に設定する(ステップS4)ので、自動的に掘削モードで作業することができる。なお、本実施形態では、第1判定部はステップS2の判定処理に、第2判定部はステップS3の判定処理に、それぞれ対応する。
(4) また、本実施形態では、掘削モードが設定されている状態(ステップS2:Y)で、アタッチメント用アクチュエータ9aが駆動されていることを検知(ステップS3:Y)したとき、その旨、表示するモニタ(表示装置)21を備えたので、オペレータが通常の掘削モードからアタッチメント作業モードに切り換えることを忘れ、アタッチメント操作を行ってしまった場合でも、モニタ21に、操作間違いをメッセージ表示し、オペレータに操作を適正なモードに戻すように促し、あるいは操作が間違っていることを知らせることができる。その結果、アタッチメント及びその他の油圧機器の破損、故障、あるいは寿命低下を防止することが可能となる。
(5) さらに、本実施形態では、操作装置は、アタッチメント用アクチュエータ9aに接続された油圧回路に設置されたコントロールバルブ7の第1のスプール7aと、コントロールバルブ7の第1のスプール7aの第1及び第2のパイロットポート7aa,7abに接続された第1及び第2のパイロット管路25a、25bと、第1及び第2のパイロット管路25a,25bに設置され、パイロット圧を制御するペダル23と、を含む構成となっている。このように構成したので、ペダル23の操作により例えばアタッチメント108であるブレーカを簡単に操作することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 エンジン
2 油圧ポンプ
7 コントロールバルブ(方向制御弁)
7a 第1のスプール
7aa 第1のパイロットポート
7ab 第2のパイロットポート
8a 第1の圧油供給油路(高圧側の管路)
8b 第2の圧油供給油路(高圧側の管路)
9a 第1のアクチュエータ(アタッチメント用アクチュエータ)
9b 第2のアクチュエータ
11 操作レバー
14a 第1の電磁可変リリーフ弁
14b 第2の電磁可変リリーフ弁
20 コントローラ(制御装置)
21 モニタ(表示装置)
23 ペダル(操作装置)
25a 第1のパイロット管路
25b 第2のパイロット管路
108 アタッチメント
150 油圧ショベル

Claims (5)

  1. エンジンと、
    前記エンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプと、
    アタッチメント用アクチュエータを含む複数のアクチュエータと、
    アタッチメント用操作パイロット圧により前記油圧ポンプの吐出油を前記アタッチメント用アクチュエータに供給するアタッチメント用の方向制御弁と、を備えた油圧ショベルの油圧駆動装置において、
    前記アタッチメント用の方向制御弁にパイロット圧を供給して前記アタッチメント用アクチュエータを操作する操作装置と、
    前記アタッチメント用の方向制御弁から前記アタッチメント用アクチュエータに圧油が供給される高圧側の管路に設けられた電磁可変リリーフ弁と、
    前記電磁可変リリーフ弁の設定圧力を変更する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記アタッチメント用アクチュエータが駆動される際の圧力に比べて前記電磁可変リリーフ弁の設定圧力を高圧に設定する掘削モードが選択されているか否かを判定する第1判定部と、
    前記操作装置により前記アタッチメント用アクチュエータが駆動されたか否かを判定する第2判定部と、を備え、
    前記第1判定部で掘削モードが選択され、かつ、前記第2判定部で前記アタッチメント用アクチュエータが前記操作装置により駆動されたことを判定した場合には、予め設定された最小圧力になるように前記電磁可変リリーフ弁の設定圧力を設定する
    ことを特徴とする油圧ショベルの油圧駆動装置。
  2. 請求項1に記載の油圧ショベルの油圧駆動装置において、
    前記最小圧力は、各種アタッチメントのそれぞれに予め設定された圧力のうちの最小となる圧力である
    ことを特徴とする油圧ショベルの油圧駆動装置。
  3. 請求項1に記載の油圧ショベルの油圧駆動装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1判定部で掘削モードが選択されていることを判定し、かつ、前記第2判定部で前記アタッチメント用アクチュエータが前記操作装置により非駆動状態であることを判定した場合には、前記電磁可変リリーフ弁の設定圧を、前記最小圧力に比べて高く設定された設定圧力に設定する
    ことを特徴とする油圧ショベルの油圧駆動装置。
  4. 請求項1に記載の油圧ショベルの油圧駆動装置において、
    前記掘削モードが設定されている状態で、前記アタッチメント用アクチュエータが駆動されていることを検知したとき、その旨、表示する表示装置を備えた
    ことを特徴とする油圧ショベルの油圧駆動装置。
  5. 請求項2に記載の油圧ショベルの油圧駆動装置において、
    前記操作装置は、
    前記アタッチメント用アクチュエータに接続された油圧回路に設置された方向制御弁と、
    前記方向制御弁の第1及び第2のパイロットポートに接続された第1及び第2のパイロット管路と、
    前記第1及び第2のパイロット管路に設置され、パイロット圧を制御する操作バルブと、
    を含むことを特徴とする油圧ショベルの油圧駆動装置。
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