JP2018144976A - エレベータシステムおよび位置情報決定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客のエレベータの高精度な位置情報を、保守作業員の作業負担を増加させることなく取得し、保守点検作業の効率化を図る。
【解決手段】航法衛星からの航法信号を受信し、当該航法信号を用いて、受信した携帯端末200の位置情報を算出する位置情報算出部213と、位置情報の精度を示す精度情報を、位置情報の算出に用いた航法信号を用いて算出する精度算出部214と、携帯端末200を携帯した保守作業員が保守点検期間中に算出した位置情報と精度情報とを用いて、保守点検期間中の最も精度の高い位置情報をエレベータの期間中最良位置情報と決定する位置情報決定部215と、期間中最良位置情報の中で最も精度の高い期間中最良位置情報を、エレベータの最良位置情報と決定し、管理する位置情報管理部と、を備えるエレベータシステムを提供する。
【選択図】図4
【解決手段】航法衛星からの航法信号を受信し、当該航法信号を用いて、受信した携帯端末200の位置情報を算出する位置情報算出部213と、位置情報の精度を示す精度情報を、位置情報の算出に用いた航法信号を用いて算出する精度算出部214と、携帯端末200を携帯した保守作業員が保守点検期間中に算出した位置情報と精度情報とを用いて、保守点検期間中の最も精度の高い位置情報をエレベータの期間中最良位置情報と決定する位置情報決定部215と、期間中最良位置情報の中で最も精度の高い期間中最良位置情報を、エレベータの最良位置情報と決定し、管理する位置情報管理部と、を備えるエレベータシステムを提供する。
【選択図】図4
Description
本発明は、エレベータなどの昇降機設備の位置情報を取得する技術に関する。特に、建物や敷地内に設置されるエレベータの正確な位置情報を取得する技術に関する。
一般に、顧客のエレベータの位置情報は、ジオコーディング(住所の文字列から緯度経度を算出する機能やサービス)を使用し、取得している。
位置情報を得る技術として、GPS(Global Positioning System)衛星等の航法衛星の電波を利用した測位方式であるGNSS(Global Navigation Satellite System;全地球航法衛星システム)を用いるものがある。
エレベータでGPS信号を利用するものとして、例えば、特許文献1に開示の技術がある。特許文献1には、「エレベータの乗りかごの上または乗りかごの周辺部に設置されているGPS受信機と乗りかご内制御装置とを有し、乗りかご内制御装置は、GPS受信機に時刻受信指令を送信する時刻受信指令機能部と、内部時計と、内部時計の時刻を補正する時刻補正機能部を備え、GPS受信機は時刻受信指令に基づいて標準時刻情報の受信を試行して、GPS受信機は受信状態と受信の成功時に取得した標準時刻情報を時刻受信指令機能部に送信し、時刻補正機能部が標準時刻情報により内部時計の時刻を補正する(要約抜粋)」技術が開示される。
ジオコーディングは、その住所が示す区域の代表的な緯度経度を返す。このため、エレベータが配置される建物や敷地が広い場合、エレベータが設置されている緯度経度と異なることがある。また、ショッピングモールや団地等、同一住所に複数の建物が配され、エレベータも広範囲に分散して設置されることがある。このような場合、各エレベータの位置はジオコーディングだけでは特定できない。このため、保守作業員は、保守点検作業時に、設備を特定するために多大な時間と労力とを要する。
特許文献1に開示の技術では、昇降機に取り付けられたGPS受信機でGPS信号を取得する。そして、受信感度が悪い場合、昇降機の階床を移動させてGPS受信機の電波受信環境を変え、受信環境の改善を図る。しかしながら、そもそも、本引用文献では、GPS信号は、位置情報の算出には用いられていない。もし、この技術を、エレベータの位置情報の取得に用いる場合、保守作業員は、通常の保守点検作業とは別に、位置情報を取得するためだけに、良好な電波受信環境が得られるよう、昇降機の階床を移動させる必要がある。このため、保守作業員の負担が大きい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、顧客のエレベータの高精度な位置情報を、保守作業員の作業負担を増加させることなく取得し、保守点検作業の効率化を図る技術を提供することを目的とする。
本発明は、航法衛星からの航法信号を、航法信号受信機を介して受信し、当該航法信号を用いて、当該方向信号受信機を備える携帯端末の位置情報を算出する位置情報算出部と、前記位置情報の精度を示す精度情報を、前記位置情報の算出に用いた前記航法信号を用いて算出する精度算出部と、前記携帯端末を携帯した保守作業員がエレベータの保守点検作業期間中に算出した前記位置情報と前記精度情報とを用いて、当該保守点検作業期間中の最も精度の高い位置情報を特定し、特定した前記位置情報を、前記エレベータの期間中最良位置情報と決定する位置情報決定部と、前記期間中最良位置情報の中で最も精度の高い期間中最良位置情報を、前記エレベータの最良位置情報と決定し、管理する位置情報管理部と、を備えることを特徴とするエレベータシステムを提供する。
また、本発明は、エレベータの保守点検作業中に航法衛星からの測位信号を受信する測位信号受信機を備える携帯端末を用いて当該エレベータの位置情報を決定し記憶装置に格納する位置情報決定方法であって、前記測位信号を受信する毎に、当該測位信号を用いて、前記携帯端末の位置情報を算出する位置情報算出ステップと、前記位置情報算出部が前記位置情報を算出する毎に、当該位置情報の精度を特定する精度情報を算出する精度算出ステップと、前記精度情報が算出される毎に、算出した前記精度情報と前記記憶装置に保持する精度情報とを比較し、算出した前記精度情報の方が、精度が高いことを示す場合、前記記憶装置に保持する位置情報および精度情報を算出した前記位置情報および前記精度情報に置き換える置き換えステップと、を備えることを特徴とする位置情報決定方法を提供する。
本発明によれば、顧客のエレベータの高精度な位置情報を、保守作業員の作業負担を増加させることなく取得でき、保守点検作業の効率化を図ることができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。本明細書において、同一機能を有するものは、特に断らない限り同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは、実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態では、保守作業員の保守携帯端末にGNSSを用いた位置情報取得機能を設ける。そして、顧客設備の保守点検作業中、保守作業員は、顧客設備(エレベータ)の近傍にいることを利用し、この間に、GNSSで得た位置情報を、顧客設備の位置情報とする。
GNSSでは、複数の航法衛星から得た測位信号を用いた衛星測位により、緯度経度を算出し、機器の位置情報とする。このとき、測距対象の機器に対する各航法衛星の配置や受信信号数は、時々刻々と変化し、それに伴い、算出される位置情報の精度が変わる。
本実施形態では、エレベータの保守点検作業中、保守作業員は、所定の時間間隔で受信した航法衛星からの航法信号を用いて位置情報を算出し続ける。このとき、併せて、当該位置情報の精度を算出する。そして、作業中に算出した位置情報のうち、最も精度の高い位置情報を、当該作業中に得た作業対象のエレベータの位置情報とする。
以下、本実施形態では、航法衛星としてGPS衛星を用い、精度情報として、GPS信号から算出される既知のDOP(Dilution Of Precision:精度低下率)を用いる場合を例にあげて説明する。しかしながら、用いる航法衛星は、これに限定されない。例えば、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムや、これらの組み合わせであってもよい。
なお、DOPは、測位精度の低下率を表す値であり、受信できたGPS衛星の幾何学的な配置位置から算出される。DOPは、概ね、受信できたGPS信号数に比例し、測位精度が良いほど、小さい値が算出される。例えば、建物内など、GPS信号の受信環境が悪いほど、大きな値が算出される。
[位置情報決定手法の概要]
本実施形態の構成の説明に先立ち、建物190内に配置されるエレベータ100の保守点検作業を行う保守作業員201の動きと、DOPの値の変化の様子の一例を、図1(a)と図1(b)とを用いて説明する。なお、本実施形態では、例えば、ショッピングモールや団地のような、広い敷地内に複数のエレベータ100が複数配置されているような状況を前提にしている。ここでは、広い面積を有する建物190内にエレベータ100が設置されている場合を例にあげて説明する。
本実施形態の構成の説明に先立ち、建物190内に配置されるエレベータ100の保守点検作業を行う保守作業員201の動きと、DOPの値の変化の様子の一例を、図1(a)と図1(b)とを用いて説明する。なお、本実施形態では、例えば、ショッピングモールや団地のような、広い敷地内に複数のエレベータ100が複数配置されているような状況を前提にしている。ここでは、広い面積を有する建物190内にエレベータ100が設置されている場合を例にあげて説明する。
保守作業員201は、GPS信号を受信可能な、GPS受信機を備えた保守携帯端末200を携帯する。保守作業員201は、保守携帯端末200を携え、建物190の外から建物190に入り(エリアA)、エレベータ100までアクセスし(エリアB)、保守点検作業を行う(エリアC)。保守点検作業中、エレベータ100に搭乗し、上下動させる。そして、保守点検作業を終えると、建物190外に出ていく(エリアD、E)。
このような保守作業員201の水平方向の移動に伴い、電波の受信状況が変化し、図1(b)に示すようにDOPは変化する。また、保守作業員201がエリアCで保守点検作業中であっても、垂直方向に移動するため、DOPは変化する。
本実施形態は、保守点検作業中、すなわち、図1(b)の場合、保守作業員201が、エリアCにいる間に算出したDOPの中で、最良のDOPを示す時刻TAで取得した位置情報を、エレベータ100の位置情報とする。
[全体構成]
まず、これを実現する、本実施形態のエレベータシステム400の全体構成を説明する。図2は、本実施形態のエレベータシステム400の概略構成図である。
まず、これを実現する、本実施形態のエレベータシステム400の全体構成を説明する。図2は、本実施形態のエレベータシステム400の概略構成図である。
本図に示すように、本実施形態のエレベータシステム400は、エレベータ100と、保守携帯端末200と、管理サーバ300とを備える。その他、エレベータ100の状態を遠隔で監視する遠隔監視サーバ等を備えていてもよい。また、管理サーバ300が遠隔監視サーバの機能を備えていてもよい。エレベータ100と、保守携帯端末200と、管理サーバ300とは、ネットワーク500を介して接続され、情報の送受信が可能である。
なお、図2では、7機のエレベータ100が設置される場合を例示しているが、エレベータ100の数はこれに限定されない。1の住所を有する建物190内に1機以上のエレベータ100が設置されていればよい。
[エレベータ]
エレベータ100を、図3を用いて説明する。ここでは、一例として建物190が5階建ての場合を例示する。
エレベータ100を、図3を用いて説明する。ここでは、一例として建物190が5階建ての場合を例示する。
本実施形態のエレベータ100は、乗りかご101と、図示しない綱車を駆動させるモータ102と、反らせ車103と、主ロープ104と、吊り合い重り105と、図示しない通信線にてエレベータ100全体の動作を制御する制御装置108と、エレベータ100と外部装置との間で、図示しない通信線を介して情報を送受信する通信装置107と、を備える。制御装置108は、例えば、乗りかご101の昇降動作や乗りかご101の扉の開閉を制御するとともに、保守点検に必要な運行ログ等を収集、保持する。制御装置108と通信装置107とは、例えば、エレベータ100毎に設けられる機械室等に備えられる。
なお、制御装置108とエレベータ100の各部との間の通信線および通信装置107と外部装置との間の通信線は、有線、無線を問わない。外部装置との間の通信は、ネットワーク500を介したものであってもよい。
保守作業員201は、保守携帯端末200を携帯し、保守点検対象のエレベータ100の近傍、エレベータ100内、あるいは、エレベータ100の機械室内等で、乗りかご101を上下させながら、保守点検作業を行う。
[保守携帯端末]
次に、保守携帯端末200について説明する。保守携帯端末200は、エレベータ100の保守点検を行う保守作業員201が携行する。保守携帯端末200は、エレベータ100、管理サーバ300と情報の送受信を行い、保守点検に必要な情報、例えば、故障内容や運転状況を確認するための情報を送受信する。保守作業員201は、保守携帯端末200を用いて、保守作業に必要な情報の閲覧や作業内容の入力などを行う。また、管理サーバ300に対し、保守作業開始、終了の通知を行う。
次に、保守携帯端末200について説明する。保守携帯端末200は、エレベータ100の保守点検を行う保守作業員201が携行する。保守携帯端末200は、エレベータ100、管理サーバ300と情報の送受信を行い、保守点検に必要な情報、例えば、故障内容や運転状況を確認するための情報を送受信する。保守作業員201は、保守携帯端末200を用いて、保守作業に必要な情報の閲覧や作業内容の入力などを行う。また、管理サーバ300に対し、保守作業開始、終了の通知を行う。
さらに、本実施形態では、保守携帯端末200は、保守点検作業期間中の、当該端末の、最も精度の高い位置情報を期間中最良位置情報として決定し、管理サーバ300に送信する。
以下、本実施形態の保守携帯端末200について、期間中最良位置情報を決定する機能を実現する構成に主眼をおいて説明する。図4(a)に示すように、本実施形態の保守携帯端末200は、ユーザインタフェース(I/F)211と、GPS受信部212と、位置情報算出部213と、DOP算出部214と、位置情報決定部215と、一時格納部216と、情報格納部217と、通信インタフェース218と、を備える。
ユーザインタフェース211は、ユーザ(ここでは、保守作業員201)からの入力を受け付ける受付部として機能するとともに、処理内容をユーザに提示する。例えば、タッチ入力可能なディスプレイ等で構成される。
本実施形態では、ユーザインタフェース211は、後述するように、保守作業員201が保守点検作業を開始した際、保守作業対象のエレベータ100の号機を特定する情報(号機ID)と開始したことを示す情報(開始指示)を受け付け、終了した際、終了したことを示す情報(終了指示)を受け付ける。また、作業中、作業に必要な情報をユーザに提示するとともに、作業情報の入力を受け付ける。
ユーザインタフェース211に表示する情報は、例えば、情報格納部217から受信する。また、ユーザから入力された情報は、位置情報決定部215および情報格納部217へ送信される。
GPS受信部212は、所定の時間間隔で送信されるGPS信号を受信する。受信したGPS信号は、位置情報算出部213と、DOP算出部214とに出力される。GPS信号には、送信元のGPS衛星を特定するGPS衛星情報、および、当該信号を送信した時刻情報が含まれる。
位置情報算出部213は、GPS受信部212でGPS信号を受信する毎に、当該GPS信号を用いて位置情報を算出する。算出する位置情報は、例えば、保守携帯端末200の緯度経度である。算出結果は、算出元のGPS信号に含まれる時刻情報とともに、位置情報決定部215に出力される。位置情報は、同一タイミングで受信した複数のGPS衛星からのGPS信号を用いて、周知の手法で、算出される。
DOP算出部214は、GPS受信部212で受信したGPS信号から、位置情報算出部213が算出した位置情報の精度の低下率を示すDOPを算出する。算出結果は、位置情報決定部215に出力される。DOPも、周知の手法で算出される。なお、DOPの算出は、後述する位置情報決定部215が保守点検作業中と決定した期間のみとしてもよい。
位置情報決定部215は、予め定めた期間中の最も精度の高い位置情報を、保守作業対象のエレベータ100の期間中最良位置情報と決定する。本実施形態では、保守携帯端末200を携帯する保守作業員201が、当該エレベータ100の近傍にいる期間、すなわち、保守点検作業を行う期間を、予め定めた期間とする。これは、上述のように、保守点検作業中、保守作業員201は、保守作業対象のエレベータ100の近傍で作業を行うためである。
このため、本実施形態では、位置情報決定部215は、保守点検作業中に算出された位置情報と当該位置情報の精度(DOP)とを用いて、期間中最良位置情報を決定する。決定した期間中最良位置情報は、情報格納部217に格納する。
例えば、位置情報決定部215は、その時点までの最も精度の高い位置情報とそのDOPとを一時格納部216に格納し、より高い精度の位置情報を受け取る毎に、一時格納部216の格納情報を更新する。更新するか否かは、新たに受信したDOPと、一時格納部216に格納されるDOPとを比較することにより決定する。すなわち、新たに受信したDOPの方が、格納されるDOPより小さい場合、更新する。期間中最良位置情報を決定する期間中最良位置情報決定処理の詳細は、後述する。
なお、保守点検作業中であるか否かは、本実施形態の位置情報決定部215は、ユーザインタフェース211から入力された開始指示および終了指示に基づいて判別する。また、保守点検作業対象のエレベータ100も、開始指示とともに入力される号機IDで特定する。これらは、通常の保守点検作業において入力される情報である。従って、本実施形態では、保守作業員201は、エレベータ100の位置情報取得のために、特別な操作をする必要はない。
なお、保守点検作業中であるか否かの判別は、この手法に限定されない。例えば、保守点検作業中は、エレベータ100の運転モードを、通常運転モードから保守点検作業モードに変更する。位置情報決定部215は、このような運転モードの変更に基づいて、判断してもよい。
情報格納部217は、保守点検作業に必要な各種の情報を保持する。本実施形態では、上述のように、期間中最良位置情報とそのDOPとを保持し、保守作業員201からの指示に従って、あるいは、予め定めたタイミングで、通信インタフェース218を介して、管理サーバ300へ出力する。
通信インタフェース218は、管理サーバ300およびエレベータ100の通信装置107と情報の送受信を行う。本実施形態では、期間中最良位置情報を含む期間中最良位置データを送信する。なお、情報の送受信は、有線であっても、無線であってもよい。インターネット等のネットワークを経由してもよい。
ここで、期間中最良位置データ250として、送信されるデータの構造の一例を図4(b)に示す。期間中最良位置データ250は、図4(b)に示すように、例えば、建物190の識別情報である建物ID251と、号機ID252と、期間中最良位置情報の算出元となったGPS信号の時刻情報253と、期間中最良位置情報254と、そのDOP255とを備える。
本実施形態の保守携帯端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット等の可搬型の携帯端末で実現できる。具体的には、図4(c)に示すように、各種の演算を行うCPU231と、RAM等で構成されるメモリ232と、ハードディスクドライブ、ROM等で構成される記憶装置233と、タッチ入力可能なディスプレイで構成されるユーザインタフェース(I/F)234と、通信インタフェース(I/F)235と、GPS受信機236と、を備える。
上述した保守携帯端末200の各機能は、記憶装置233などに記憶されたプログラムを、CPU231がメモリ232にロードして実行することにより実現される。なお、全部または一部の機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(field−programmable gate array)、回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
また、各機能の処理に用いる各種のデータ、処理中に生成される各種のデータは、メモリ、または、記憶装置233に格納される。情報格納部217は、記憶装置233に構築される。また、一時格納部216は、メモリ232に構築される。
[管理サーバ]
次に、管理サーバ300について説明する。管理サーバ300は、エレベータ100の管理会社、保守拠点等に配置される。管理サーバ300は、エレベータ100の保守点検に関する各種の情報を保持し、保守作業員201に提供する。
次に、管理サーバ300について説明する。管理サーバ300は、エレベータ100の管理会社、保守拠点等に配置される。管理サーバ300は、エレベータ100の保守点検に関する各種の情報を保持し、保守作業員201に提供する。
保守作業員201は、エレベータ100の保守点検に行く際、管理サーバ300にて管理される当該エレベータ100の保守点検に必要な各種の情報を、保守携帯端末200に複製して携帯する。あるいは、現場に到着後、保守携帯端末200を用いて、管理サーバ300と通信し、保守点検に必要な情報を得る。
また、本実施形態では、エレベータ100から送信される期間中最良位置情報の中から、最も精度の高いものを、当該エレベータ100の最良位置情報と決定し、エレベータ毎に管理する。そして、保守作業員201等のユーザの求めに応じて、最良位置情報を提示する。
この機能を実現するため、本実施形態の管理サーバ300は、図5(a)に示すように、位置情報管理部310と、表示データ生成部320と、表示部330と、操作部340と、通信I/F350と、データベース360とを備える。また、データベース360は、建物情報361と、エレベータ情報362とを備える。
建物情報361として、管理サーバ300が管理する各エレベータ100が設置される各建物190のさまざまな情報が保持される。本実施形態では、例えば、住所、住所で特定される位置情報(緯度経度)、フロアマップ等が保持される。なお、ジオコーディングによる緯度経度算出位置は、例えば、主玄関位置等、フロアマップ上で特定可能とする。
エレベータ情報362は、管理サーバ300が管理する各エレベータ100の、保守点検に関連する各種の情報である。本実施形態では、エレベータ100から送信される期間中最良位置データ250から生成されるエレベータ100の最良位置情報を含む。なお、最良位置情報は、期間中最良位置データ250に含まれる各情報、すなわち、建物ID251、号機ID252、時刻情報253、DOP255とともに管理される。
本実施形態の位置情報管理部310は、エレベータ100の最良位置情報を決定し、エレベータ情報362に格納することにより、管理する。保守点検作業が終了する毎にエレベータ100から送信される期間中最良位置データ250の中で最も精度の高い期間中最良位置情報が、最良位置情報と決定される。
例えば、通信I/F350を介して、保守携帯端末200から、期間中最良位置データ250を受信すると、そのDOP255を、エレベータ情報362に当該エレベータ100に対応づけて保持されている最良位置情報のDOPと比較し、より精度の高い方のデータを当該エレベータ100の最良位置情報として格納する。
なお、本実施形態では、上述のように、エレベータ100の位置情報として、当初、ジオコーディングにより得た値を使用する。従って、最良位置情報の初期値として、エレベータ100が設置される建物190の住所で特定される緯度経度が格納される。この場合、DOPは、最も精度が悪いことを示す値(例えば、1)が格納される。
これにより、管理サーバ300では、保守携帯端末200から、期間中最良位置データ250を受信する毎に、その時点で最も精度のよい位置情報をエレベータ100の最良位置情報として保持することができる。すなわち、保守作業員201が、エレベータ100の保守点検作業をする毎に、新たな期間中最良位置データ250を得、それを用いて、保持するエレベータ100の位置情報を向上させる。
表示データ生成部320は、操作部340を介してユーザからの指示を受け、データベース360に保持するデータを用い、ユーザの要求に応じた表示データを生成する。生成した表示データは、表示部330に出力される。
本実施形態では、例えば、保守作業員201から、エレベータ100の位置情報の提示の指示を受け付けると、エレベータ100が設置される建物190のフロアマップ上にエレベータ100の位置を識別可能に示す表示データを生成する。
保守作業員201は、このとき、エレベータ100を特定する情報(建物IDおよび号機ID等)を入力する。表示データ生成部320は、建物情報361にアクセスし、建物IDを用いて、エレベータ100が設置される建物190のフロアマップと、フロアマップ上の特定の位置の緯度経度と、を取得する。また、エレベータ情報362にアクセスし、号機IDを用いて、指定されたエレベータ100の最良位置情報を取得する。
このとき生成される表示データ600の例を図6(a)に示す。建物190内に、複数のエレベータ100がある場合、フロアマップ191上で、指定されたエレベータ100aが識別可能となるよう表示データ600を生成する。識別可能とする手段は、例えば、表示色を変える、マークを付す等である。このとき、建物190のエントランスからのアクセス経路を重畳してもよい。
表示部330は、生成された表示データ600を、ディスプレイ等の表示装置に表示する。
本実施形態の管理サーバ300は、例えば、汎用の情報処理装置等で実現される。具体的には、図5(b)に示すように、各種の演算を行うCPU371と、RAM等で構成されるメモリ372と、ハードディスクドライブ、ROM等で構成される記憶装置373と、ディスプレイ等の表示装置、キーボード、マウス等の操作装置で構成されるユーザインタフェース(I/F)374と、通信インタフェース(I/F)375と、を備える。
上述した管理サーバ300の各機能は、記憶装置373などに記憶されたプログラムを、CPU371がメモリ372にロードして実行することにより実現される。なお、全部または一部の機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(field−programmable gate array)、回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
また、各機能の処理に用いる各種のデータ、処理中に生成される各種のデータは、メモリ372、または、記憶装置373に格納される。データベース360は、記憶装置373に構築される。
次に、位置情報決定部215による期間中最良位置決定処理を含む、保守携帯端末200による、期間中最良位置を取得する処理の流れを説明する。図7は、本実施形態の最良位置取得処理の処理フローである。本実施形態では、保守作業員201が、保守点検開始の指示の入力を契機に開始する。
まず、位置情報決定部215は、保守点検作業中であるか否かを判別する(ステップS1101)。ここでは、保守点検終了の指示を受け付けたか否かにより、保守点検作業中であるか否かを判別する。
保守点検作業中の場合(ステップS1101:Yes)、GPS受信部212において、GPS信号を受信すると(ステップS1102)、位置情報算出部213は、受信したGPS信号を用い、位置情報を算出し、DOP算出部214は、GPS信号を用い、DOPを算出する(ステップS1103)。算出した位置情報およびDOPは、算出に用いたGPS信号の時刻情報とともに位置データとして、位置情報決定部215に出力される。
位置情報決定部215は、位置データを受け取ると、その位置データ内のDOP(算出DOP)が、一時格納部216に格納されている位置情報データのDOP(格納DOP)より小さいか否かを判別する(ステップS1104)。DOPが小さいほど、付帯する位置情報がより高精度であることを示す。
算出DOPの方が格納DOPより小さい場合(ステップS1104;Yes)、位置情報決定部215は、受け取った位置データを一時格納部216に上書き格納し(ステップS1105)、ステップS1101へ戻る。
一方、算出DOPの方が大きい場合(ステップS1104:No)、位置情報決定部215は、そのままステップS1101へ戻る。すなわち、既に格納されている位置データをそのまま格納しておき、新たに受け取った位置データは、例えば、破棄する。
ステップS1101において、保守点検作業中でない、すなわち、保守点検終了の指示を受け付けた場合、位置情報決定部215は、その時点で一時格納部216に格納されている位置データに含まれる位置情報を、期間中最良位置情報と決定する。そして、その位置データを、情報格納部217に格納するとともに、期間中最良位置データ250として、通信インタフェース218を介して、管理サーバ300へ送信する(ステップS1106)。そして、処理を終了する。
なお、上記処理フローでは、位置情報を取得し、DOPを算出する毎に、一時格納部216に格納されている位置データと比較し、より精度の高い位置データのみを残すよう構成しているが、この手法に限定されない。
例えば、保守点検作業中、算出された全ての位置情報、DOPおよび取得時刻を位置データとして一時格納部216に保持し、保守点検作業終了後、その中から、最も精度のよい位置データに含まれる位置情報を、期間中最良位置情報と決定するよう構成してもよい。
また、位置情報決定部215は、保守作業員201による、保守点検作業の開始および終了の指示、あるいは、運転モードの変化を用いて、保守点検作業期間、すなわち、位置情報を収集し、判別する期間を判別しているが、これに限定されない。
例えば、予め定められた保守作業員201の、保守作業スケジュールを用いてもよい。GPS受信機236を備える保守携帯端末200を携行する保守作業員201が、エレベータ100の近傍にいる期間を特定できれば、どのような手法を用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、期間中最良位置情報を、保守携帯端末200で決定するよう構成しているが、これに限定されない。例えば、保守作業期間中の、全位置データを管理サーバ300に送信し、管理サーバ300側で、期間中最良位置情報を決定するよう構成してもよい。
また、管理サーバ300側で、保守点検作業中の全ての位置データを受け取る場合、期間中最良位置情報を決定することなく、直接最良位置情報を決定するよう構成してもよい。
さらに、保守点検作業中の位置データだけでなく、保守携帯端末200起動後の全ての位置データを管理サーバ300側に送信し、管理サーバ300側で、処理対象の期間、すなわち、保守作業期間を特定するよう構成してもよい。
また、表示データ生成部320が生成する表示データは、最良位置情報の精度(DOP)を含んでもよい。DOPは、例えば、図6(b)〜図6(d)に示すように、確度円192等で示してもよい。すなわち、エレベータ100の位置情報に、そのDOPを、半径とする円を確度円192として、さらに重畳する。
本実施形態では、保守作業員201が、同じエレベータ100の保守点検作業を行う回数が増加すると、その分、当該エレベータ100の位置情報の精度も向上する可能性が高い。従って、図6(b)に示すように、当初、建物190のフロアマップ191内で、エレベータ100の位置は特定できない。しかし、保守点検作業を繰り返すごとに、より精度の高い位置情報が得られ、図6(c)、図6(d)に示すように、確度円192の半径が小さくなる。
これらの表示データは、保守携帯端末200に送信され、保守携帯端末200のユーザインタフェース211に表示されてもよい。
以上説明したように、本実施形態のエレベータシステムは、航法衛星からの航法信号を、航法信号受信機を介して受信し、当該航法信号を用いて、当該方向信号受信機を備える保守携帯端末200の位置情報を算出する位置情報算出部213と、位置情報の精度を示す精度情報を、前記位置情報の算出に用いた前記航法信号を用いて算出する精度(DOP)算出部214と、保守携帯端末200を携帯した保守作業員201がエレベータ100の保守点検作業期間中に算出した前記位置情報と前記精度情報とを用いて、当該保守点検作業期間中の最も精度の高い位置情報を特定し、特定した前記位置情報を、前記エレベータ100の期間中最良位置情報として決定する位置情報決定部215と、前記期間中最良位置情報の中で最も精度の高い期間中最良位置情報を、前記エレベータ100の最良位置情報と決定し、管理する位置情報管理部310と、を備える。
このように、本実施形態によれば、保守点検作業中に、GPS信号の受信環境が最も良い状態で受信したGPS信号を用いて算出した保守携帯端末200の位置情報を、自動的に、当該保守点検期間中の、そのエレベータ100の位置情報とする。これにより、エレベータ100にGPS受信機を設置したり、エレベータ100を操作して、良好な受信環境を探索したり等の新たな設備負担や作業負担無しに、ジオコーディングでの取得に比べ、エレベータ100のより正確な位置情報を得ることができる。
これにより、管理者および保守作業員は、保守点検対象のエレベータを容易に特定できるとともに、アクセスもしやすくなる。このため、保守点検作業効率が向上する。
さらに、本実施形態によれば、保守作業員201が、通常の保守点検作業のために行う、保守点検作業開始の指示および終了の指示を用い、保守点検作業期間を特定する。このため、保守作業員201は、エレベータ100の位置情報を収集する期間を設定するために、通常と異なる操作を行う必要がない。
このように、本実施形態によれば、新たな設備増や保守作業員201の作業負担増無しに、エレベータ100の高精度な位置情報を取得できる。これにより、巡回計画の作成精度や出動指示の精度を高めることができる。
また、本実施形態によれば、得られた高精度な位置情報を、例えば、建物のフロアマップに重畳する等、ユーザフレンドりな態様で、ユーザに提供できる。これにより、保守作業員201は、広大な建物や広大な敷地内にエレベータ100が配置されている場合であっても、エレベータ100を容易に特定でき、かつ、容易にアクセスできる。また、管理者は、緊急の場合、当該フロアマップに重畳された位置情報を見ながら、現場の保守作業員201に、建物や敷地の入り口から、作業対象のエレベータまでのルートを説明することができる。
さらに、このとき、位置情報の精度を示す情報をさらに提示することにより、ユーザは、直感的に位置情報の精度も把握できる。
このように、本実施形態によれば、保守点検作業の効率化を図ることができる。
100:エレベータ、100a:エレベータ、101:乗りかご、102:モータ、103:反らせ車、104:主ロープ、105:吊り合い重り、107:通信装置、108:制御装置、190:建物、191:フロアマップ、192:確度円、
200:保守携帯端末、201:保守作業員、211:ユーザインタフェース(ユーザI/F)、212:GPS受信部、213:位置情報算出部、214:DOP算出部、215:位置情報決定部、216:一時格納部、217:情報格納部、218:通信インタフェース(通信I/F)、231:CPU、232:メモリ、233:記憶装置、234:ユーザI/F、235:通信I/F、236:GPS受信機、250:期間中最良位置データ、251:建物ID、252:号機ID、253:時刻情報、254:期間中最良位置情報、255:DOP、
300:管理サーバ、310:位置情報管理部、320:表示データ生成部、330:表示部、340:操作部、350:通信I/F、360:データベース、361:建物情報、362:エレベータ情報、371:CPU、372:メモリ、373:記憶装置、374:ユーザI/F、375:通信I/F、
400:エレベータシステム、500:ネットワーク、600:表示データ
200:保守携帯端末、201:保守作業員、211:ユーザインタフェース(ユーザI/F)、212:GPS受信部、213:位置情報算出部、214:DOP算出部、215:位置情報決定部、216:一時格納部、217:情報格納部、218:通信インタフェース(通信I/F)、231:CPU、232:メモリ、233:記憶装置、234:ユーザI/F、235:通信I/F、236:GPS受信機、250:期間中最良位置データ、251:建物ID、252:号機ID、253:時刻情報、254:期間中最良位置情報、255:DOP、
300:管理サーバ、310:位置情報管理部、320:表示データ生成部、330:表示部、340:操作部、350:通信I/F、360:データベース、361:建物情報、362:エレベータ情報、371:CPU、372:メモリ、373:記憶装置、374:ユーザI/F、375:通信I/F、
400:エレベータシステム、500:ネットワーク、600:表示データ
Claims (6)
- 航法衛星からの航法信号を、航法信号受信機を介して受信し、当該航法信号を用いて、当該航法信号受信機を備える携帯端末の位置情報を算出する位置情報算出部と、
前記位置情報の精度を示す精度情報を、前記位置情報の算出に用いた前記航法信号を用いて算出する精度算出部と、
前記携帯端末を携帯した保守作業員がエレベータの保守点検作業を行う保守点検期間中に算出した前記位置情報と前記精度情報とを用いて、当該保守点検期間中の最も精度の高い位置情報を特定し、特定した前記位置情報を、前記エレベータの期間中最良位置情報と決定する位置情報決定部と、
前記期間中最良位置情報の中で最も精度の高い期間中最良位置情報を、前記エレベータの最良位置情報と決定し、管理する位置情報管理部と、を備えること
を特徴とするエレベータシステム。 - 請求項1記載のエレベータシステムにおいて、
前記保守点検作業の開始の指示および当該保守点検作業の終了の指示を受け付ける受付部と、をさらに備え、
前記位置情報決定部は、前記開始の指示を受け付けた時刻と前記終了の指示を受け付けた時刻との間を、前記保守点検期間とすること
を特徴とするエレベータシステム。 - 請求項1または2記載のエレベータシステムにおいて、
前記エレベータが設置される建物のフロアマップ上に当該エレベータの最良位置情報を重畳した表示データを生成する表示データ生成部と、
前記表示データを前記保守作業員に表示する表示部と、をさらに備えること
を特徴とするエレベータシステム。 - 請求項3記載のエレベータシステムにおいて、
前記表示データは、前記最良位置情報の前記精度情報を含むこと
を特徴とするエレベータシステム。 - 請求項1から4いずれか1項記載のエレベータシステムにおいて、
前記携帯端末と、
前記携帯端末とデータの送受信が可能な管理サーバと、をさらに備え、
前記携帯端末は、前記位置情報算出部と、前記精度算出部と、前記位置情報決定部と、を備え、
前記管理サーバは、前記位置情報管理部を備え、
前記携帯端末は、前記位置情報決定部が前記期間中最良位置情報を決定すると、当該期間中最良位置情報と当該期間中最良位置情報の精度情報と前記保守点検作業対象の前記エレベータを特定する情報とを前記管理サーバに送信し、
前記位置情報管理部は、前記エレベータを特定する情報を用いて、エレベータ毎に、前記最良位置情報を管理すること
を特徴とするエレベータシステム。 - エレベータの保守点検作業中に航法衛星からの測位信号を受信する測位信号受信機を備える携帯端末を用いて当該エレベータの位置情報を決定し記憶装置に格納する位置情報決定方法であって、
前記測位信号を受信する毎に、当該測位信号を用いて、前記携帯端末の位置情報を算出する位置情報算出ステップと、
前記位置情報を算出する毎に、当該位置情報の精度を特定する精度情報を算出する精度算出ステップと、
前記精度情報が算出される毎に、算出した前記精度情報と前記記憶装置に保持する精度情報とを比較し、算出した前記精度情報の方が、精度が高いことを示す場合、前記記憶装置に保持する位置情報および精度情報を算出した前記位置情報および前記精度情報に置き換える置き換えステップと、を備えること
を特徴とする位置情報決定方法。
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JP2017043196A JP2018144976A (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | エレベータシステムおよび位置情報決定方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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KR20210134005A (ko) * | 2019-06-21 | 2021-11-08 | 미쓰비시 덴키 빌딩 테크노 서비스 가부시키 가이샤 | 설비의 위치 확인 시스템 |
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2017
- 2017-03-07 JP JP2017043196A patent/JP2018144976A/ja active Pending
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