JP2018143323A - 医療用刃物 - Google Patents

医療用刃物 Download PDF

Info

Publication number
JP2018143323A
JP2018143323A JP2017039113A JP2017039113A JP2018143323A JP 2018143323 A JP2018143323 A JP 2018143323A JP 2017039113 A JP2017039113 A JP 2017039113A JP 2017039113 A JP2017039113 A JP 2017039113A JP 2018143323 A JP2018143323 A JP 2018143323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cover
handle
blade body
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017039113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6820214B2 (ja
Inventor
昌宏 遠藤
Masahiro Endo
昌宏 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijirushi Hamono Center KK
Original Assignee
Kaijirushi Hamono Center KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaijirushi Hamono Center KK filed Critical Kaijirushi Hamono Center KK
Priority to JP2017039113A priority Critical patent/JP6820214B2/ja
Publication of JP2018143323A publication Critical patent/JP2018143323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820214B2 publication Critical patent/JP6820214B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【解決手段】ハンドル1とそのハンドル1の頭部に取り付けた刃体12を保護し得るカバー21とを備えている。カバー21は、カバー21から延設した操作腕23により、ハンドル1に対しハンドル1の長手方向に沿う前後方向Xへ移動可能に支持されて、刃体12を保護し得る刃体不使用位置Pと、刃体12をカバー21から露出し得る刃体使用可能位置とを取る。操作腕23はカバー21とともに移動して刃体不使用位置Pと刃体使用可能位置とを取る。ハンドル1と操作腕23とには刃体不使用位置Pでカバー21を刃体12に対し回避し得るように移動させるカム面11,35をハンドル1の長手方向Xに対し傾斜して延設している。【効果】ハンドル1と操作腕23との間のカム面11,35により、カバー21が刃体12に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物で必要であった膨出部をカバー21から省略することができる。【選択図】図3

Description

本発明は刃体を保護し得るカバーを備えた眼科用メスなどの医療用刃物に関するものである。
従来、下記の特許文献1などにより開示された眼科用メスなどの医療用刃物においては、把持部の前端部に刃体を取り付けたハンドルと、この把持部内で前後方向へ移動可能に収容したカバーとを備えている。この刃体は支持部の前端部で屈曲された刃部を有している。このカバーは、把持部の前端部から前方へ突出して刃体を収容し得る刃体不使用位置と、把持部の前端部から後方へ退避する刃体使用可能位置とを取る。その刃体使用可能位置では、カバー支持部の前端部の刃体がカバーから前方へ突出して露出する。
特許第4746538号公報
従来の眼科用メスなどの医療用刃物において、カバーの前端部にはカバーの刃体不使用位置で刃体の屈曲刃部が収容される膨出部を形成してカバーに対する刃体の当接を回避する必要があるため、その膨出部がハンドルの把持部から突出して嵩張る。
この発明は、眼科用メスなどの医療用刃物において、カバーの刃体不使用位置で刃体の屈曲刃部を収容するための膨出部のないカバーなどの可動体がハンドル側の刃体に当接しないように、ハンドルに対する可動体の移動手段を改良することを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる医療用刃物は、ハンドル(1)とそのハンドル(1)の頭部に取り付けた刃体(12)を保護し得るカバー(21)を有する可動体(20)とを備えている。この可動体(20)は、ハンドル(1)に対しハンドル(1)の長手方向に沿う前後方向(X)へ移動可能に支持されて、カバー(21)により刃体(12)を保護し得る刃体不使用位置(P)と、カバー(21)から刃体(12)を露出し得る刃体使用可能位置(Q)とを取る。前記ハンドル(1)と可動体(20)とには前記刃体不使用位置(P)で可動体(20)を刃体(12)に対し回避し得るように移動させるカム面(11,35)をハンドル(1)の長手方向(X)に対し傾斜して延設した。
請求項1の発明では、ハンドル(1)と可動体(20)との間のカム面(11,35)により、可動体(20)が刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部を可動体(20)から省略することができる。
請求項2の発明にかかる医療用刃物は、ハンドル(1)とそのハンドル(1)の頭部に取り付けた刃体(12)を保護し得るカバー(21)とを備えている。このカバー(21)は、カバー(21)から延設した操作腕(23)により、ハンドル(1)に対しハンドル(1)の長手方向に沿う前後方向(X)へ移動可能に支持されて、刃体(12)を保護し得る刃体不使用位置(P)と、刃体(12)をカバー(21)から露出し得る刃体使用可能位置(Q)とを取る。前記操作腕(23)はカバー(21)とともに移動して前記刃体不使用位置(P)と刃体使用可能位置(Q)とを取る。前記ハンドル(1)と操作腕(23)とには前記刃体不使用位置(P)でカバー(21)を刃体(12)に対し回避し得るように移動させるカム面(11,35)をハンドル(1)の長手方向(X)に対し傾斜して延設している。
請求項2の発明では、ハンドル(1)と操作腕(23)との間のカム面(11,35)により、カバー(21)が刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部をカバー(21)から省略することができる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明にかかるハンドル(1)において、前後方向(X)に対し直交する左右方向(Y)の両側に設けた左右両側部(5,6)間には、前記操作腕(23)が頭部から挿入される溝部(4)を設けるとともに、その溝部(4)でこの操作腕(23)が案内される案内部(10)を設けている。前記ハンドル(1)のカム面(11)はこの左右両側部(5,6)間の案内部(10)に設けられて前後方向(X)へ延設されている。前記操作腕(23)にはこの案内部(10)が嵌入される案内孔(39)を設けている。前記操作腕(23)のカム面(35)はこの案内孔(39)に設けられて前後方向(X)へ延設されている。請求項3の発明では、ハンドル(1)の溝部(4)において案内部(10)と操作腕(23)の案内孔(39)との間のカム面(11,35)により、カバー(21)が刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部をカバー(21)から省略することができるばかりではなく、案内部(10)及び操作腕(23)をハンドル(1)の溝部(4)に挿入してハンドル(1)を小形化することができる。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明において、前記ハンドル(1)の案内部(10)のカム面(11)と前記操作腕(23)の案内孔(39)のカム面(35)とは、それぞれ、一連に延設されて互いに摺接されている。請求項4の発明では、ハンドル(1)に対するカバー(21)及び操作腕(23)の移動を円滑に行うことができる。
請求項3または請求項4の発明を前提とする請求項5の発明において、前記操作腕(23)は前後方向(X)及び左右方向(Y)に対し直交する上下方向(Z)の両側でカバー(21)から延設した上下両腕(24,25)を有し、この上下両腕(24,25)間の後端部に設けた連結部(26,27)間が互いに離間した状態で上下両腕(24,25)間に設けた長孔(39a)は、この上下両連結部(26,27)を互いに連結した状態で、前記案内孔(39)を形成する。請求項5の発明では、上下両腕(24,25)の連結部(26,27)を互いに離間させた状態で上下両腕(24,25)間の長孔(39a)に溝部(4)の案内部(10)を挿入した後に、その上下両連結部(26,27)を互いに連結して、案内孔(39)に案内部(10)を嵌入することができる。従って、ハンドル(1)にカバー(21)及び操作腕(23)を組み付け易い。
請求項1〜5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項6の発明において、前記カバー(21)は筒状をなし、前記刃体(12)は前記刃体不使用位置(P)でこのカバー(21)内に収容されるとともに、前記刃体使用可能位置(Q)でこのカバー(21)から露出する。請求項6の発明では、ハンドル(1)と操作腕(23)との間のカム面(11,35)により、筒状のカバー(21)が刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部をカバー(21)から省略することができる。
請求項6の発明を前提とする請求項7の発明において、前記刃体(12)はハンドル(1)の頭部に取り付けた支持部(12a)で屈曲された刃部(12b)を有し、前記カバー(21)が前記刃体不使用位置(P)で向く向き(21P)は、前記カバー(21)が前記刃体使用可能位置(Q)で向く向き(21Q)に対し刃部(12b)の屈曲向き側へ傾斜している。請求項8の発明では、刃部(12b)の屈曲向きに合わせて筒状のカバー(21)が移動するので、カバー(21)が刃体(12)に当接しない。
請求項8の発明にかかる医療用刃物は、ハンドル(1)とそのハンドル(1)の頭部に取り付けた刃体(12)を保護し得るカバー(21)を有する可動体(20)とを備えている。この可動体(20)は、ハンドル(1)に対しハンドル(1)の長手方向に沿う前後方向(X)へ移動可能に支持されて、カバー(21)により刃体(12)を保護し得る刃体不使用位置(P)と、カバー(21)から刃体(12)を露出し得る刃体使用可能位置(Q)とを取る。前記可動体(20)が向く向き(21P,21Q)は前記刃体不使用位置(P)と刃体使用可能位置(Q)とで互いに異なる。請求項8の発明では、可動体(20)が向く向き(21P,21Q)を刃体不使用位置(P)と刃体使用可能位置(Q)とで互いに変えて、可動体(20)が刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部を可動体(20)から省略することができる。
次に、請求項以外の技術的思想について実施形態の図面の符号を援用して説明する。
請求項7の発明を前提とする第9の発明において、前記刃体(12)の刃部(12b)は、前記刃体使用可能位置(Q)で、カバー(21)の前端部に設けた刃体出入口部(22)を外側に延長させた範囲(S)の外側に突出する。第9の発明では、カバー(21)の刃体出入口部(22)を外側に延長させた範囲(S)の外側に刃部(12b)が突出していても、刃体(12)にカバー(21)が当接しない。
請求項2〜8のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第10の発明において、前記ハンドル(1)は、前記頭部を有するカバー支持部(2)と、そのカバー支持部(2)に対し長手方向(X)で連続する把持部(3)とを備え、前記カバー(21)は刃体使用可能位置(Q)でこのカバー支持部(2)の外側に被せられる。第10の発明では、ハンドル(1)のカバー支持部(2)と操作腕(23)との間のカム面(11,35)により、カバー(21)が刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部をカバー(21)から省略することができる。
第10の発明を前提とする第11の発明においては、前記刃体使用可能位置(Q)で、カバー(21)の後端部が把持部(3)の前端部に対し隙間(G)をあけて配置され、把持部(3)の外周面を含む想定面上にカバー(21)の外周面を配置した。第11の発明では、把持部(3)の前端部の外周面とカバー(21)の後端部の外周面とが滑らかに連続するとともに、把持部(2)の前端部に当てがった手指の把持位置を隙間(G)及び外周面に対する感触によりカバー(21)を見ずに確認することができる。
本発明は、眼科用メスなどの医療用刃物において、カバー(21)を有する可動体(20)が刃体不使用位置(P)及び刃体使用可能位置(Q)で刃体(12)に当接しないように移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部を可動体(20)から省略することができる。
(a)は医療用刃物のハンドルの背面側を斜め上方から見た斜視図であり、(b)は同じく背面側を斜め下方から見た斜視図であり、(c)は同じく背面側から見た部分断面図である。 (a)は医療用刃物のカバー及び開状態の操作腕の背面側を斜め上方から見た斜視図であり、(b)は同じく背面側を斜め下方から見た斜視図であり、(c)は同じくカバー及び閉状態の操作腕を背面側から見た断面図である。 (a)は刃体不使用位置にある医療用刃物の背面側を斜め上方から見た斜視図であり、(b)は同じく背面側から見た部分断面図であり、(c)は(b)のA−A線断面図である。 (a)は刃体使用可能位置にある医療用刃物の背面側を斜め上方から見た斜視図であり、(b)は同じく背面側から見た部分断面図であり、(c)は(b)のB−B線断面図である。 (a)は刃体不使用位置にある医療用刃物においてロック回避位置を背面側から見た部分断面図であり、(b)は同じくロック位置を背面側から見た部分断面図であり、(c)は刃体使用可能位置にある医療用刃物においてロック回避位置を背面側から見た部分断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる医療用刃物について図面を参照して説明する。
図1に示すハンドル1は、プラスチックにより一体成形され、前端部である頭部を有するカバー支持部2と、そのカバー支持部2に対し長手方向に沿う前後方向Xで連続する把持部3とを備えている。カバー支持部2は把持部3の前端部から前方へ突設されている。把持部3の後端部の下側には平坦なころがり防止部3aが形成されている。
ハンドル1には前後方向Xに対し直交する左右方向Yの両側に側部5,6が設けられているとともに、カバー支持部2の前端部から把持部3の後端部へ向けて前後方向Xへ延設された溝部4が左右両側部5,6間で設けられている。溝部4は、前開口7で前方に開放されているとともに、前後方向X及び左右方向Yに対し直交する上下方向Zの両側で上開口8及び下開口9に開放されている。溝部4の下側で左右両側部5,6間には案内部10が前開口7から溝部4の前後方向Xの中央部にわたり形成されている。案内部10の上側と下側とにはカム面11が形成されている。上下両カム面11は、案内部10の後端部から前端部にわたり前後方向Xへ一連に延設され、後端部から前端部に向かうに従い次第に高くなるように上方に湾曲してハンドル1の長手方向Xに対し傾斜している。
カバー支持部2の前端部に取り付けられる刃体12は、案内部10の前端部に挿着されて前方へ突出する支持部12aと、支持部12aの前端部で斜め前方に向けて上方へ屈曲された刃部12bとを有している。把持部3の前端部の少し後方で、右側部6の上側には係止凹部13が形成され、右側部6の下側には案内凹部14が前後方向Xへ延設されている。案内凹部14の前端部には前方側で壁により閉塞されているとともに後方側で開放されたストッパ部15aが形成され、案内凹部14の後端部には前後両端部で閉塞された凹状のストッパ部15bが形成されている。溝部4の後端部上に形成された凹所16の上方に隣接して把持部3上には前方へ突出する片持ち梁状のロック操作部17が形成されている。ロック操作部17は可撓腕であって、可撓腕17の前端部には当接部18が形成されているとともに、段差状の保持部19が形成されている。
図2に示す可動体20は、プラスチックにより一体成形され、前端部の刃体出入口部22と後端部とで前後方向Xへ開放された筒状のカバー21と、そのカバー21の後端部から後方へ延設された操作腕23とを備えている。操作腕23は、カバー21の後端部の上側から後方へ延設された上腕24と、カバー21の後端部の下側から後方へ延設された下腕25とを有している。上腕24の後端部と下腕25の後端部とには連結部26,27が形成されている。上腕24において、カバー21の後端部と連結部26との間で、上側には左右方向Y及び上下方向Zに撓み得る両持ち梁状の可撓部28が前後方向Xへ延設されているとともに、下側には案内腕部29が前後方向Xへ延設され、可撓部28と案内腕部29との間には長孔30が前後方向Xへ延設されている。操作腕23の上腕24の後端部には当接部31が形成されているとともに、段差状の保持部32が形成されている。可撓部28上の前後方向Xの中央部にはカバー操作部28aが上方に突設され、カバー操作部28aの下方で可撓部28の右側に係止凸部33が形成されている。
下腕25においては、カバー21の後端部と連結部27との間に載置腕部36が前後方向Xへ延設され、載置腕部36の右側に係止凸部34が形成されている。案内腕部29の下側と載置腕部36の上側とにはカム面35が形成されている。上下両カム面35は、案内腕部29及び載置腕部36の後端部から前端部にわたり前後方向Xへ一連に延設され、ハンドル1の案内部10の上下両カム面11に合わせて湾曲してハンドル1の長手方向Xに対し傾斜している。上腕24の連結部26の下側に形成された連結凹部37と、下腕25の連結部27の上側に形成された連結凸部38とが互いに嵌着され、その嵌着前状態で上腕24の案内腕部29の下側と下腕25の載置腕部36の上側との間に形成された長孔39aがそれらの連結部26,27で閉塞されて案内孔39が前後方向Xへ延設される。
図2の可動体20を図1のハンドル1に組み付ける際には、まず、案内部10の前端部に刃体12の支持部12aを挿着する。そして、図3,4に示すように、上下両連結部26,27を上下方向Zへ互いに開いて操作腕23をカバー支持部2及び把持部3の溝部4にカバー支持部2側から挿入し、刃体12及び案内部10を上下両連結部26,27間から長孔39aに挿入する。その後、上下両連結部26,27を互いに連結すると、刃体12がカバー21に収容されるとともに、案内部10が案内孔39に嵌入される。また、案内部10の前端部に刃体12の支持部12aを挿着する前に、操作腕23を溝部4に挿入し、案内部10を上下両連結部26,27間から長孔39aに挿入した後、上下両連結部26,27を互いに連結し、その後に案内部10の前端部に刃体12の支持部12aを挿着することもできる。その状態で、案内部10の上下両カム面11と案内孔39の上下両カム面35とは互いに摺接される。カバー21は刃体12及びカバー支持部2の外側に被せられる。カバー操作部28a及びロック操作部17(可撓腕)は溝部4から上方へ突出する。
図3に示すように、カバー21の刃体不使用位置Pでは、上腕24の係止凸部33が係止凹部13に係入されるとともに、下腕25の係止凸部34が前側ストッパ部15aに係入され、載置腕部36が案内部10に対し段差部36a,10aで停止されてカバー21及び操作腕23の前方への移動が阻止され、カバー21が刃体不使用位置Pで保持される。刃体12はカバー21に収容される。
刃体不使用位置Pでカバー操作部28aを可撓部28の弾性力に抗して下方へ押すと、上腕24の係止凸部33は係止凹部13の斜面13aにより左右方向Yへ移動されるとともに溝部4側に押されて係止凹部13から離脱する。その後、カバー操作部28aを下方へ押したまま溝部4に沿って後方へ移動させると、下腕25の係止凸部34が前側ストッパ部15aから離脱して案内凹部14に沿って後方へ移動し、案内部10の上下両カム面11と案内孔39の上下両カム面35とが互いに摺接されながら、カバー21及び操作腕23も溝部4に沿って後方へ移動する。そして、図4に示すように、下腕25の係止凸部34が凹状の後側ストッパ部15bに係入されてカバー21が刃体使用可能位置Qで保持される。カバー21は、刃体不使用位置Pから刃体使用可能位置Qに移動する際に、上下両カム面11と上下両カム面35とで案内されて刃体12に対し回避されて当接しない。刃体使用可能位置Qで、カバー21の後端部は把持部3の前端部に対し隙間Gをあけて配置されるとともに、把持部3の外周面を含む想定面上にカバー21の外周面が配置され、カバー21の刃体出入口部22を外側に延長させた範囲Sの外側に刃体12の刃部12bの先端部が突出する。カバー21が刃体使用可能位置Qで向く向き21Qは前後方向Xに沿い、カバー21が刃体不使用位置Pで向く向き21Pは、この向き21Qに対し刃部12bの屈曲向き側へ角度θだけ傾斜している。
刃体使用可能位置Qからカバー操作部28aを溝部4に沿って前方へ移動させると、係止凸部34が凹状の後側ストッパ部15bから離脱して案内凹部14に沿って前方へ移動し、案内部10の上下両カム面11と案内孔39の上下両カム面35とが互いに摺接されながら、カバー21及び操作腕23も溝部4に沿って前方へ移動する。そして、図3に示すように、係止凸部34が前側ストッパ部15aに係止されるとともに、係止凸部33が可撓部28の弾性力により係止凹部13に係入されてカバー21が刃体不使用位置Pで保持される。カバー21は、刃体使用可能位置Qから刃体不使用位置Pに移動する際に、上下両カム面11と上下両カム面35とで案内されて刃体12に対し回避されて当接しない。
図5(a)に示すカバー21の刃体不使用位置Pでロック回避位置Eにあるロック操作部17(可撓腕)において、操作腕23の連結部26の後方で隣接する可撓腕17をその弾性力に抗して下方へ押すと、可撓腕17が下方へ撓む。そのため、図5(b)に示すように、操作腕23の当接部31が可撓腕17の当接部18に当接して、カバー21及び操作腕23が刃体不使用位置Pから刃体使用可能位置Qへ移動するのをこれらの当接部31,18により阻止することができる。また、可撓腕17の保持部19が操作腕23の保持部32に保持されて、可撓腕17がロック位置Fからロック回避位置Eに戻るのをこれらの保持部19,32により阻止してロック位置Fを維持することができる。
図5(c)に示すように、刃体使用可能位置Qではロック操作部17(可撓腕)においてロック回避位置Eからロック位置Fへの不用意な移動操作を操作腕23により阻止することができる。なお、刃体不使用位置Pと刃体使用可能位置Qとの間の途中位置においても、ロック操作部17(可撓腕)が下方へ撓む空間内に操作腕23の連結部26が入り込むと、ロック操作部17のロック回避位置Eからロック位置Fへの不用意な移動操作を阻止することができる。
次に、医療用刃物の使用例について述べる。
医療用刃物をカバー21の刃体不使用位置Pで保管することができる。カバー21を刃体不使用位置Pから刃体使用可能位置Qに移動させると、刃体12がカバー21から突出するため、医療用刃物を使用することができる。カバー21を刃体不使用位置Pと刃体使用可能位置Qとの間で移動させることができるため、医療用刃物を再利用することができるが、カバー21をロック操作部17により刃体不使用位置Pで保持すると、カバー21の移動が永続的に阻止されて医療用刃物を再利用することができない。再利用できない状態で廃棄することが好ましい。また、ハンドル1に対し刃体12が交換不能に取り付けられている場合には一回の使用で廃棄することが好ましい。このように医療用刃物を使用する場合に、カバー21は刃体不使用位置Pと刃体使用可能位置Qとの間で移動する際にカム面11,35で案内されて刃体12に対し回避されて当接しない。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) ハンドル1の案内部10のカム面11と可動体20の操作腕23のカム面35との摺接により、可動体20のカバー21が刃体12に当接しないように刃体不使用位置Pと刃体使用可能位置Qとの間で移動するので、従来の医療用刃物においてカバーに対する刃体の当接を回避するために必要であった膨出部をカバー21から省略することができる。その場合、案内部10及び操作腕23をハンドル1の溝部4に挿入してハンドル1を小形化することができる。
(2) 上下両腕24,25の連結部26,27を互いに離間させた状態で上下両腕24,25間の長孔39aに溝部4の案内部10を挿入した後に、その上下両連結部26,27を互いに連結して、案内孔39に案内部10を嵌入することができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 前記実施形態において、可動体20はカバー21と操作腕23とにより設けられ、ハンドル1の案内部10のカム面11と操作腕23のカム面35とにより、カバー21及び操作腕23が刃体不使用位置Pと刃体使用可能位置Qとの間で移動する。そのほか、可動体の全体をカバーとし、カバーとハンドルとの間にカム面を設けることができる。
・ 前記実施形態において、案内部10のカム面11は、後端部から前端部に向かうに従い刃部12bの屈曲向き側へ次第に高くなるように湾曲して傾斜している。そのほか、カム面11については、後端部から前端部に向けて直線的に延設した後に、刃体不使用位置Pでカバー21が刃体12に当接する直前で、刃部12bの屈曲向き側へ直線的に屈曲させて延設させてもよい。また、操作腕23のカム面35については、カム面11に合わせて延設する。
・ 前記実施形態においては、ハンドル1の案内部10の上下両側に形成したカム面11と、案内腕部29の下側と載置腕部36の上側とに形成したカム面35とを互いに組み合わせて摺接させた二組のカム面11,35を設けているが、一組のカム面11,35のみを設けることができる。
・ 前記実施形態においては、ハンドル1の溝部4の案内部10にカム面11を設けるとともに、操作腕23にカム面35を設けている。そのほか、例えば、ハンドル1の左右両側部5,6の外側に延設した案内部にカム面を設けるとともに、左右両側部5,6の外側に被せられるカバーの内側に延設した案内部にカム面を設け、それらの案内部を互いに嵌合させてカム面を互いに摺接させる。
・ 前記実施形態においては、把持部3の右側部6の前側に係止凹部13を設けるとともに、カバー21の可撓部28の中央部に係止凸部33を設けている。そのほか、前側係止凹部13に加えて、把持部3の右側部6の後側にも係止凹部を設けてもよい。
・ 前記実施形態のハンドル1において、右側部6の案内凹部14の前後両端部に設けたストッパ部15a,15bのうち、前端部のストッパ部15aを後端部のストッパ部15bと同様に凹状に設けてもよい。
・ 前記実施形態の操作腕23においては、上腕24の連結部26と下腕25の連結部27とが共に開くが、一方のみが他方に対し開くようにしてもよい。また、操作腕23の上腕24と下腕25とを互いに開くことなく一体に形成するとともに、把持部3の左右両側部5,6のうち少なくとも一方をヒンジ結合等により互いに開くようにし、左右両側部5,6を互いに開いた状態で操作腕23を取り付けるようにしてもよい。
・ 前記実施形態においては、カバー操作部28aを下方へ押すと、上腕24の係止凸部33が係止凹部13の斜面13aにより左右方向Yへ移動されるとともに溝部4側に押されて係止凹部13から離脱する。そのほか、係止凹部13の斜面13aを省略し、カバー操作部28aを左右方向Yへ移動させることなく下方へ押すだけで係止凸部33を係止凹部13から離脱させるようにしてもよい。また、係止凹部13に対する係止凸部33の係脱については、凹凸構成以外に、圧接力や磁力を利用するようにしてもよい。
・ 前記実施形態においては、ロック操作部17(可撓腕)をハンドル1の上側に設けるとともに、カバー操作部28aを操作腕23の上側に設けているが、ロック操作部17(可撓腕)やカバー操作部28aを設ける位置を下側や左右両側など上側以外に設けることができる。
・ 前記実施形態においては、ハンドル1に対し刃体12を着脱不能に取り付けているが、着脱可能にまたは交換可能に取り付けてもよい。
・ 前記実施形態において、ロック操作部17を省略してもよい。
・ ハンドル1の断面外周形状とカバー21の断面外周形状とを互いに同じ円形に設けているが、円形以外に、五角形や六角形などの多角形に設けてもよい。また、ハンドル1の断面外周形状とカバー21の断面外周形状とを互いに異なる形状に設けてもよい。
・ 前記実施形態においては、カバー21と操作腕23とを一体成形しているが、例えばカバ21ーと操作腕23とを別々に成形して互いに組み付けてもよい。
・ 前記実施形態において、ハンドル1の材質としては、例えば、ポリプロピレン樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂やABS樹脂などを採用することができる。また、可動体20(カバー21及び操作腕23)の材質としては、ポリプロピレン樹脂やポリカーボネート樹脂やメタクリル樹脂やABS樹脂などを採用することができる。
・ 可動体20(カバー21及び操作腕23)については、透明樹脂や半透明の透過性樹脂で成形することが好ましいが、不透明樹脂で成形してもよい。
・ 前記実施形態において、ハンドル1及び可動体20(カバー21及び操作腕23)の材質としては、プラスチック以外に、例えばステンレス鋼やチタンなどの金属を採用することができる。
・ 前記実施形態において、ハンドル1の把持部3の外周には、滑止め部として、周方向へ細長い長方形状に設けた複数の凹部が周方向及び長手方向へ並設されている。そのほか、異なる形状の凹部や細かい突起や細長い突条など、滑止め部の形状を変更することができる。
1…ハンドル、4…ハンドルの溝部、5…ハンドルの左側部、6…ハンドルの右側部、10…ハンドルの案内部、11…ハンドルのカム面、12…刃体、12a…支持部、12b…刃部、20…可動体、21…可動体のカバー、21P,21Q…カバーの向き、23…可動体の操作腕、24…上腕、25…下腕、26…上腕の連結部、27…下腕の連結部、35…操作腕のカム面、39…操作腕の案内孔、P…刃体不使用位置、Q…刃体使用可能位置、X…長手方向に沿う前後方向、Y…左右方向、Z…上下方向。

Claims (8)

  1. ハンドルとそのハンドルの頭部に取り付けた刃体を保護し得るカバーを有する可動体とを備えた医療用刃物において、この可動体は、ハンドルに対しハンドルの長手方向に沿う前後方向へ移動可能に支持されて、カバーにより刃体を保護し得る刃体不使用位置と、カバーから刃体を露出し得る刃体使用可能位置とを取り、前記ハンドルと可動体とには前記刃体不使用位置で可動体を刃体に対し回避し得るように移動させるカム面をハンドルの長手方向に対し傾斜して延設したことを特徴とする医療用刃物。
  2. ハンドルとそのハンドルの頭部に取り付けた刃体を保護し得るカバーとを備えた医療用刃物において、
    このカバーは、カバーから延設した操作腕により、ハンドルに対しハンドルの長手方向に沿う前後方向へ移動可能に支持されて、刃体を保護し得る刃体不使用位置と、刃体をカバーから露出し得る刃体使用可能位置とを取り、
    前記操作腕はカバーとともに移動して前記刃体不使用位置と刃体使用可能位置とを取り、
    前記ハンドルと操作腕とには前記刃体不使用位置でカバーを刃体に対し回避し得るように移動させるカム面をハンドルの長手方向に対し傾斜して延設した
    ことを特徴とする医療用刃物。
  3. 前記ハンドルにおいて前後方向に対し直交する左右方向の両側に設けた左右両側部間には、前記操作腕が頭部から挿入される溝部を設けるとともに、その溝部でこの操作腕が案内される案内部を設け、
    前記ハンドルのカム面はこの左右両側部間の案内部に設けられて前後方向へ延設され、
    前記操作腕にはこの案内部が嵌入される案内孔を設け、前記操作腕のカム面はこの案内孔に設けられて前後方向へ延設されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療用刃物。
  4. 前記ハンドルの案内部のカム面と前記操作腕の案内孔のカム面とは、それぞれ、一連に延設されて互いに摺接されることを特徴とする請求項3に記載の医療用刃物。
  5. 前記操作腕は前後方向及び左右方向に対し直交する上下方向の両側でカバーから延設した上下両腕を有し、この上下両腕間の後端部に設けた連結部間が互いに離間した状態で上下両腕間に設けた長孔は、この上下両連結部を互いに連結した状態で、前記案内孔を形成することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の医療用刃物。
  6. 前記カバーは筒状をなし、前記刃体は前記刃体不使用位置でこのカバー内に収容されるとともに、前記刃体使用可能位置でこのカバーから露出することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つの請求項に記載の医療用刃物。
  7. 前記刃体はハンドルの頭部に取り付けた支持部で屈曲された刃部を有し、前記カバーが前記刃体不使用位置で向く向きは、前記カバーが前記刃体使用可能位置で向く向きに対し刃部の屈曲向き側へ傾斜していることを特徴とする請求項6に記載の医療用刃物。
  8. ハンドルとそのハンドルの頭部に取り付けた刃体を保護し得るカバーを有する可動体とを備えた医療用刃物において、この可動体は、ハンドルに対しハンドルの長手方向に沿う前後方向へ移動可能に支持されて、カバーにより刃体を保護し得る刃体不使用位置と、カバーから刃体を露出し得る刃体使用可能位置とを取り、前記可動体が向く向きは前記刃体不使用位置と刃体使用可能位置とで互いに異なることを特徴とする医療用刃物。
JP2017039113A 2017-03-02 2017-03-02 医療用刃物 Active JP6820214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017039113A JP6820214B2 (ja) 2017-03-02 2017-03-02 医療用刃物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017039113A JP6820214B2 (ja) 2017-03-02 2017-03-02 医療用刃物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018143323A true JP2018143323A (ja) 2018-09-20
JP6820214B2 JP6820214B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=63590230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017039113A Active JP6820214B2 (ja) 2017-03-02 2017-03-02 医療用刃物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6820214B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228989A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Feather Safety Razor Co Ltd 保護カバー付き刃物
JP2008061867A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Kai R & D Center Co Ltd 手持ち道具
JP2009183718A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Becton Dickinson & Co 格納式安全ナイフ
JP2013248310A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Shoichi Nakamura 医療用ナイフ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228989A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Feather Safety Razor Co Ltd 保護カバー付き刃物
JP2008061867A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Kai R & D Center Co Ltd 手持ち道具
JP2009183718A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Becton Dickinson & Co 格納式安全ナイフ
JP2013248310A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Shoichi Nakamura 医療用ナイフ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6820214B2 (ja) 2021-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5095163B2 (ja) 手持ち道具
EP3042741B1 (en) Razor with detachable replacement blade
JP5023353B2 (ja) 把手の取付構造
JP5513910B2 (ja) 首振り式剃刀
JP2005279267A (ja) 外科用小刀組立体
JP2012238498A (ja) レバー式コネクタ
JP2016538951A (ja) シェービングブレードカートリッジ
JP2009178400A (ja) 剃刀
JP5390694B2 (ja) 刃物
JP6117023B2 (ja) コネクタ
JPWO2013031017A1 (ja) 刃物
JP5109158B2 (ja) カッターナイフ
JP2007066289A (ja) ケース収納媒体
JP5798989B2 (ja) 保持具
JP2018143323A (ja) 医療用刃物
JP5233008B2 (ja) カッターナイフ
JP6385742B2 (ja) 手持ち具
JP2008061868A (ja) 手持ち道具
JP2007061429A (ja) 医療用刃物
JP2007022241A (ja) バンパ取付構造
JP5796958B2 (ja) 魚バサミ
JP2011184070A (ja) エアゾール容器用キャップ
JP6171986B2 (ja) レンズキャップ
JP4277107B2 (ja) カッターナイフ
JP6914674B2 (ja) 医療用刃物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250