JP2007228989A - 保護カバー付き刃物 - Google Patents

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昭二 上野
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Abstract

【課題】
保護カバーを柄本体に係止するための部材を別部材で設ける必要がなく、刃体を保護する保護カバーを片手で容易に操作することができるとともに刃体を露出状態と覆った状態に保持できる保護カバー付き刃物を提供する。
【解決手段】
手術用メスは柄本体10を片手で保持可能に形成された把持部20と、把持部20に一体に連結され、保護カバー40を外周にて摺動自在に支持するとともに支持部30とに構成した。支持部30の外周に突起36が形成され、該保護カバーが被覆位置と露出位置に位置する際に突起36がそれぞれ弾性的に係合する一対の係止部42を有するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、保護カバー付き刃物に関するものである。
従来から、保護カバー付き刃物は、特許文献1〜4に記載のものが公知である。これらは、いずれも不使用時に刃体を保護するために、或いは、手術時に助手と医師間でメスの受け渡しがされる際に安全にメスの受け渡しができるようにするために構成されている。
具体的には、特許文献1のメスは、切刃を有する支持杆の外周に対して先端部を開放した鞘管が摺動自在に嵌入されるとともに該鞘管が前記切刃を被覆する位置と、前記切刃を露出する2位置に選択的に位置するように摺動自在に配置した構成とされている。
特許文献2のメスは、摺動杆の先端にメス部を有する固定部材が設けられ、先端筒部及びホルダー本体内に摺動杆を摺動させることにより、前記メス部の固定部材が前記先端筒部及びホルダー本体内に同軸的に摺動出し入れが自在とされている。
特許文献3のメスは、ホルダー本体を握った状態で押圧部材を親指で押圧すると、第1摺動杆、第2摺動杆が摺動するとともにメス固定部材がホルダー本体の先端筒部から突出され、その状態がホルダー本体内に内装されたカム機構の作用により保持されるように構成されている。そして、特許文献3のメスは、再度、親指で押圧部材を押圧すると、メス固定部材がホルダー本体の先端筒部内に収納されるように構成されている。
特許文献4のメスは、柄の先端部に保護ガードが柄の先端に設けられた刃を覆う位置と、該刃を露出する位置の2位置間をスライド自在に配置され、前記柄と保護ガードとの間には保護ガードとは別部材の係止手段が設けられ、該係止手段を操作することにより、保護ガードの位置の保持及びその保持解除ができるようにされている。
実公昭61−2570号公報、第1頁左欄第25〜27行 実公昭62−13606号公報 実公昭62−13607号公報 特開平6−133979号公報
しかし、特許文献1の第1頁左欄第25〜27行には、「切刃の露出部位で該鞘管の後端部が支持杆の後端部とほぼ一致するように形成するとよい場合が多い。」と記載されている。この記載から、特許文献1では切刃を露出する場合、支持杆の中央部から後端部まで鞘管にて覆われる構成となっている。このため、鞘管を、切刃を被覆する位置から切刃を露出する位置に移動させる際、支持杆を右手(或いは左手)で、かつ鞘管を左手(或いは右手)で同時に把持して、鞘管を移動操作する必要がある。又、逆に鞘杆を切刃を露出する位置から切刃を被覆する位置まで移動させる場合も同様に両手を使用して移動させる必要がある。
又、特許文献2の第2頁第4欄第1〜7行には、両方の手を使用して、ホルダー本体と摺動杆を相対的に摺動させることにより、ホルダー本体から、メス部を露出させることが記載されている。すなわち、特許文献2においても両手を使用することにより、メス部を露出させたり、或いは、ホルダー本体により覆ったりする必要がある。
又、特許文献3では、片手の操作により、メスの刃体を露出させたり、ホルダー本体内に収納することはできるが、ホルダー本体と第2摺動杆との間にバネ部材を設けるとともにカム機構を設ける必要があるため、構成が複雑となるとともに部品点数や、組み付け工数が増え、コスト高となる問題がある。
又、特許文献4では、片手で保護ガードを操作できるようにされているものの、保護ガードが選択された位置に保持するための係止手段を別部材で設ける必要があるため、部品点数が多くなるとともに、組み付け工数が増え、コスト高となる問題がある。
本発明の目的は、保護カバーを柄本体に係止するための部材を別部材で設ける必要がなく、しかも、刃体を保護する保護カバーを片手で容易に操作することができるとともに刃体を露出状態と覆った状態に保持できる保護カバー付き刃物を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、先端に刃体が設けられた柄本体の外周に対して、保護カバーが前記刃体を覆う位置と、該刃体を露出する位置間を摺動自在に配置された保護カバー付き刃物において、前記柄本体は、片手で保持可能に形成された把持部と、該把持部に一体に連結され前記保護カバーを外周にて摺動自在に支持する支持部とを含み、前記支持部の外周には突起が形成され、前記保護カバーには、該保護カバーが前記刃体を覆う位置と、該刃体を露出する位置に位置する際に前記突起がそれぞれ弾性的に係合する一対の係止部が形成されていることを特徴とする保護カバー付き刃物を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記保護カバーには、該保護カバーの軸心方向に延出されたスリットが形成されて前記突起が相対移動自在に係入され、該スリットの両端には前記一対の係止部が形成され、該一対の係止部のうち、少なくとも一方の係止部はスリットの延出方向とは交差する方向に形成されて前記突起の係入を許容する切込を含み、前記保護カバーは、その軸心周りで回動自在に前記支持部に対して配置されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、スリットの延出方向とは交差する方向に切込が形成されているため、使用する人が保護カバーをその軸心周りで回動させることにより、突起を切込内に係入させることができる。
請求項3の発明は、請求項2において、前記スリットの延出方向とは交差する方向に形成されている切込を有する係止部は、前記スリットにおいて前記把持部を基準にして近位端部にのみ設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、スリットの延出方向とは交差する方向に切込を含む係止部はスリットにおいて前記把持部を基準として近位端部にのみ設けられている。すなわち、保護カバーが刃体を覆う位置に位置しているときに、近位端部における係止部の切込に突起が係入されている。この状態のときに、保護カバーに対し把持部側へ向かって力が加わっても、保護カバーは、該係止部の切込から抜け出ることがなく、保護カバーを確実に刃体を覆う位置に保持できる。
一方、この保護カバーを刃体を覆う位置から移動させる場合は、使用する人が保護カバーの回動操作を行って突起を切込から脱出させ、その後保護カバーを把持部側へ移動操作するという2段モーションを、把持部を握った片手の親指により行う。
請求項4の発明は、請求項2において、前記スリットの延出方向とは交差する方向に形成されている切込を有する係止部は、前記スリットにおいて前記把持部を基準にして近位端部及び遠位端部に設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、近位端部にスリットの延出方向とは交差する方向に切込を含む係止部に関する作用は請求項3と同様であるので説明を省略する。
又、保護カバーが刃体を露出する位置に位置しているときに、遠位端部における係止部の切込に突起が係入されている。この状態のときに、保護カバーに対し反把持部側へ向かって力が加わっても、保護カバーは、該係止部の切込から抜け出ることがなく、保護カバーを確実に刃体を露出する位置に保持できる。一方、この保護カバーを刃体を露出する位置から移動させる場合は、使用する人が保護カバーの回動操作を行って突起を切込から脱出させ、その後保護カバーを反把持部側へ移動操作するという2段モーションを、把持部を握った片手の親指により行う。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のうちいずれか1項において、前記係止部は、前記切込と該切込の周部を構成するとともに弾性を有する係合片とを含むことを特徴とする。
請求項5によれば、弾性を有する係合片が突起を弾性的に係合保持することにより、保護カバーを刃体を覆う位置、又は刃体を露出する位置に保持される。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項において、前記保護カバーの周面には、ローレット又は操作突部が形成されていることを特徴とする。請求項6の発明によれば、把持部を片手で握った状態でその親指が、ローレット又は操作突部に当てることにより、保護カバーの操作を容易に行うことができる。特に、請求項3、請求項4のように親指の操作が2段モーションで行われる際、ローレット又は操作突部に当てることにより、保護カバーの回動操作が行いやすくなる。
請求項1の発明によれば、保護カバーを刃体を覆う位置と刃体を覆う位置に保持するための部材は保護カバー自体に一体に設けられているため、部品点数を多くすることがない。このため、請求項1の発明によれば保護カバーを柄本体に係止するための部材を別部材として設ける必要がなく、しかも、刃体を保護する保護カバーを片手で容易に操作することができるとともに刃体を露出状態と覆った状態に保持できる。
請求項2の発明によれば、把持部を握った片手の親指を保護カバーに当てて該保護カバーをその軸心周りで回動操作するという簡単な操作だけで、係止部の切込に突起を係入させることができる。
請求項3の発明によれば、把持部を握った片手の親指による2段モーションだけで刃体を覆う位置に保持されている保護カバーを移動させて刃体を露出する位置に容易に移動させることができる。
請求項4の発明によれば、把持部を握った片手の親指による2段モーションだけで刃体を覆う位置に保持されている保護カバーを移動させて刃体を露出する位置に容易に移動させることができるとともに、刃体を露出する位置に保持されている保護カバーを移動させて刃体を覆う位置に容易に移動させることができる。
請求項5によれば、弾性を有する係合片が突起を弾性的に係合保持することにより、保護カバーを刃体を覆う位置、又は刃体を露出する位置に保持できる。
請求項6の発明によれば、把持部を片手で握った状態でその親指が、ローレット又は操作突部に当てることにより、保護カバーの操作を容易に行うことができる。
以下、本発明の保護カバー付き刃物として手術用メスに具体化した一実施形態を図1〜3を参照して説明する。
図1(a)、(b)に示すように、手術用メスの柄本体10は把持部20と該把持部20の先端に同軸的に設けられた支持部30とからなる。把持部20は片手により握って把持できる長さを有するとともに断面円形をなし、直径が基端(図1(a)において右端)に行くほど小さくなるようにされている。柄本体10の材質は、限定されるものではなく、例えば合成樹脂やステンレス等の金属で形成されている。
支持部30は、先端部を除いて円柱状に形成されるとともに把持部20の先端部の外径よりも小径を有する。なお、把持部20の先端部の外径は、把持部20の最大外径となる。支持部30の先端の周面にはテーパー面31が形成されている。又、支持部30の先端面において、支持部30の軸心から偏倚した部位には刃体35が取付けされている。
図1(a)、(b)に示すように支持部30には保護カバー40が取付けされている。保護カバー40は図3(a)に示すように円筒状に形成されるとともにその内周面が断面円形に形成されている。保護カバー40の材質は限定されるものではないが、本実施形態では、合成樹脂により成形されている。そして、保護カバー40は図1(a)、(b)に示すように支持部30の外周面に対して支持部30軸心方向に沿って摺動自在に嵌合されている。
保護カバー40には、その軸心方向に沿って、内外の両周面を貫通するスリット41が形成されている。ここで、スリット41の延出方向とは、保護カバー40には、その軸心方向のことである。
又、支持部30の外周面において、その軸心方向よりも先端側寄り位置には、突起36が軸心方向とは直交するように突出され、スリット41内に相対移動自在に係入されている。突起36は断面円形に形成されている。なお、突起36の形状は断面円形に限定されるものではなく、断面三角形状や、多角形形状であってもよい。そして、保護カバー40がその軸心方向に沿って移動する際に、突起36がスリット41の内側面に摺接することにより、該軸心方向へガイドするガイド機能を有するとともに支持部30に対する保護カバー40の軸心周りの相対回動を規制する。なお、突起36は、スリット41を介して保護カバー40から出ない長さを有するように形成されている。このように、突起36がスリット41から突出しない構成のため、手術用メスを使用する際に、突起36が把持される際に邪魔になることがない。ここでスリット41において、把持部20に近い端部を近位端部といい、遠い端部を遠位端部という。
スリット41の近位端部は、該スリット41よりも小幅である、すなわち、突起36の大きさ(本実施形態では直径)よりも幅が短い細スリット41aが、軸心方向に延出されることにより、外部と連通されている。又、スリット41の遠位端部は、該スリット41よりも小幅である、すなわち、突起36の大きさ(本実施形態では直径)よりも幅が短い細スリット41bが、軸心方向に延出されることにより、外部と連通されている。これらの細スリット41a,41bは、突起36よりも大きさ(本実施形態では直径)よりも幅が短いため、スリット41から、突起36の脱出は不能にされている。この細スリット41a,41b、及びスリット41により、組み付け時に保護カバー40が図示しない治具等によりその弾性力に抗して拡開されて支持部30に対して取着される。なお、保護カバー40は、前記治具等による拡開が解除されると、その弾性力により縮径して、支持部30に嵌合される。
近位端部及び遠位端部には、図3(b)に示すように、係止部42,43が設けられている。係止部42は、近位端部に対してスリット41の延出方向とは交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に切込44及び切り溝45が延出形成されて、両者の間に係合片46が形成されることにより構成されている。係合片46は切り溝45が形成されていることにより弾性を有する。又、係合片46は、切込44の周部を構成する。
又、切込44はその奥部が突起36の係入可能な大きさに形成されるとともに、入り口の幅は突起36の大きさ(本実施形態では直径)よりも若干短くされている。そして、突起36が入り口を介して切込44内に係入する際には、係合片46の弾性力に抗して該入り口を開くことにより、突起36が切込44の奥部に係入可能とされている。そして、切込44内に突起36が係入されている状態では、保護カバー40はその軸心方向への移動ができないようにロックされるとともに、図1(b)に示すように、刃体35を覆うようにされている。以下、図1(b)で示す刃体35を覆う位置を被覆位置という。
係止部43は、遠位端部に対してスリット41の延出方向とは交差する方向に切込47及び切り溝48が延出形成されて、両者の間に係合片49が形成されることにより構成されている。係合片49は切り溝48が形成されていることにより、弾性を有する。又、係合片49は、切込47の周部を構成する。又、切込47はその奥部が突起36の係入可能な大きさに形成されるとともに、入り口の幅は突起36の大きさよりも若干短くされている。そして、突起36が入り口を介して切込47内に係入する際には、係合片49の弾性力に抗して該入り口を開くことにより、突起36が切込47の奥部に係入可能とされている。
そして、切込47内に突起36が係入されている状態では、保護カバー40はその軸心方向への移動ができないようにロックされるとともに、図1(a)に示すように、刃体35を露出するようにされている。以下、図1(a)で示す刃体35を露出する位置を露出位置という。又、露出位置に保護カバー40が位置する際、保護カバー40の基端部は把持部20の先端面に当接されている。又、保護カバー40の基端部の外周面には等間隔に操作突部50が突出されている。又、切り溝45と切り溝48との間には、周回する複数の溝53が刻設されている。把持部20を片手で握った際、親指を該溝53又は操作突部50に対して押圧することにより、保護カバー40を軸心方向に沿って又はその軸心の周りで回動操作する。
さて上記のように構成された手術用メスの作用について説明する。
図1(b)に示すように保護カバー40が被覆位置に位置する場合、突起36が切込44の奥部に係合されている状態であり、この状態では保護カバー40は係合片46によりロックされている。この状態では、保護カバー40をその軸心方向に沿って操作しようとしても保護カバー40が移動することがなく、刃体35は保護カバー40により被覆されている。この状態で、手術中に助手から執刀医師に手術用メスを安全に手渡すことができる。
執刀医師がこのメスを使用する場合、まず、執刀医師が把持部20を片手で握った状態で、その片手の親指を例えば操作突部50に当て、保護カバー40をその軸心の周りで係合片46から突起36が離脱する方向へ回動させると係合片46の弾性力に抗して突起36が切込44から離脱されスリット41の近位端に相対的に移動する。
この状態で、執刀医師は親指により操作して保護カバー40を被覆位置から露出位置に移動操作させる。
そして、保護カバー40が把持部20の先端面に当接すると、突起36はスリット41の遠位端部に位置する(図1(a)参照)。この状態で続いて執刀医師は、先ほどと同様に把持部20を片手で握った状態で、その片手の親指を例えば操作突部50に当て、保護カバー40をその軸心の周りで切込47内に係入する方向(軸心方向と交差する方向)へ回動させると、係合片46の弾性力に抗して突起36が切込44内に係入されロックされる。この一連の親指の操作により、図1(a)に示すように、刃体35は保護カバー40から露出された状態となる。この状態では、保護カバー40は、ロックされているため、保護カバー40を軸心方向に移動操作しようとしても、移動することがない。
そして、手術用メスの使用が終了した場合は、前述した説明とは逆の順に操作することにより、再び図1(b)に示すように保護カバー40を被覆位置にロックした状態に戻す。
このようにして、本実施形態の手術用メスは、保護カバー40の被覆位置と露出位置間の移動操作、各位置におけるロック操作及び解除を、片手の親指だけの操作で行うことができる。なお、前記ロック操作及び解除を行う場合、把持部20を、片手の中指、薬指、小指で握った状態とし、親指と人指し指で保護カバー40を挟んだ状態で回動操作を行ってもよい。この場合でも片手だけで、保護カバー40の移動操作、ロック操作及び解除を2段モーションで行うことができる。
上記のように前記実施形態は下記の効果を奏する。
(1) 本実施形態の手術用メスは、柄本体10を片手で保持可能に形成された把持部20と、把持部20に一体に連結され、保護カバー40を外周にて摺動自在に支持するとともに支持部30とに構成した。そして、支持部30の外周に突起36が形成され、該保護カバーが被覆位置と露出位置に位置する際に突起36がそれぞれ弾性的に係合する一対の係止部42を有するようにした。
この結果、保護カバー40を柄本体10に係止するための部材を別部材として設ける必要がなく、刃体35を保護する保護カバー40を片手で容易に操作することができるとともに刃体35を露出状態と覆った状態に保持できる。
(2) 本実施形態の手術用メスは、スリット41の延出方向とは交差する方向に切込47が形成されているため、使用する人が保護カバー40をその軸心周りで回動させることにより、突起36を切込44,47内に係入させることができる。
(3) 本実施形態の手術用メスでは、スリット41の延出方向とは交差する方向に形成されている切込44,47を有する係止部42,43は、スリット41において把持部20を基準にして近位端部及び遠位端部に設けられている。この結果、把持部20を握った片手の親指による2段モーションだけで被覆位置に保持されている保護カバー40を移動させて露出位置に容易に移動させることができるとともに、露出位置に保持されている保護カバー40を移動させて被覆う位置に容易に移動させることができる。
(4) 本実施形態の手術用メスでは、係止部42,43は、切込44,47と該切込44,47の周部を構成するとともに弾性を有する係合片46,49とを備えている。この結果、弾性を有する係合片46が突起36を弾性的に係合保持することにより、保護カバー40を被覆位置、又は露出位置に保持してロックすることができる。
(5) 本実施形態の手術用メスでは、保護カバー40の周面に操作突部50が形成されている。この結果、把持部20を片手で握った状態でその親指が、操作突部50に当てることにより、保護カバー40の操作を容易に行うことができる。特に、親指の操作が2段モーションで行われる際、操作突部50に当てることにより、保護カバー40の回動操作が行いやすくなる。
(第2実施形態)
図4(a)は、第2実施形態の手術用メスの構成を示している。なお、第2実施形態では、係止部43の構成が異なるだけで、他の構成は第1実施形態と同一構成であるため、第1実施形態と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付し、異なる構成を中心に説明する。なお、図4(a)中、保護カバー40の実線は露出位置に位置する場合を示し、二点鎖線は被覆位置に位置する場合を示している。
係止部43の係合片49は、第1実施形態では、切込47と切り溝48とがスリット41の延出方向とは直交する方向に設けられたが、本実施形態では、図4(a)に示すように係合片49が、スリット41の延出方向に沿って形成されるように、切り溝48と切込44を形成したところが異なっている。そして、切込47と係合片49とが形成されることにより、係合片49は弾性を有するようにされている。又、スリット41と連通する切込47の入り口の幅はスリット41の幅よりも小さくされている。すなわち、該入り口の幅は、突起36大きさ(本実施形態では、突起36の直径)よりも小さくされている。
そして、突起36が該入り口を通過する際には、係合片49が弾性力に抗して変位することにより拡開して、切込47の奥部に突起36の係入が許容される。又、その後、係合片49の弾性力により、係合片49が図4(a)で示される位置に復帰することにより、切込47の入り口が再び狭くなって、突起36が露出位置にロックされるようにされている。
このように係止部43が構成されていることにより、保護カバー40を把持部20に近接するように軸心方向に沿って執刀医師が把持部20を握っている片手の親指で操作して、突起36を切込47内に位置させることにより、保護カバー40が露出位置にロックされる。又、前述した操作とは逆方向に執刀医師が行うことにより、露出位置のロックが解除される。
本実施形態では、下記の効果がある。
(1) 本実施形態の手術用メスによれば、スリット41の延出方向とは交差する方向に形成されている切込47を有する係止部42は、スリット41において把持部20を基準にして近位端部にのみ設けられている。この結果、把持部20を握った片手の親指による2段モーションだけで被覆位置に保持されている保護カバー40を移動させて露出位置に容易に移動させることができる。
(2) 又、本実施形態によれば、露出位置から被覆位置へ移動させる場合、執刀医師が係合片49の弾性力に抗して保護カバー40を指で軸心方向に押圧するだけで簡単に行うことができる。これによって、執刀医師のメスの操作を軽減できる。
(第3実施形態)
図4(b)は、第3実施形態の手術用メスの構成を示している。なお、第3実施形態は、第2実施形態と係止部42の構成が異なるだけであり、他の構成は第2実施形態と同一であるため、第2実施形態と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付し、異なる構成を説明する。なお、図4(b)中、保護カバー40の実線は露出位置に位置する場合を示し、二点鎖線は被覆位置に位置する場合を示している。
係止部42の係合片46は、第1実施形態では、切込44と切り溝45とがスリット41の延出方向とは直交する方向に設けられたが、本実施形態では、図4(b)に示すように係合片46が、スリット41の延出方向に沿って形成されるように、切り溝45と切込44を形成したところが異なっている。そして、切込44と係合片46とが形成されることにより、係合片46は弾性を有するようにされている。又、スリット41と連通する切込44の入り口の幅はスリット41の幅よりも小さくされている。すなわち、該入り口の幅は、突起36大きさ(本実施形態では、突起36の直径)よりも小さくされている。
そして、突起36が該入り口を通過する際には、係合片46が弾性力に抗して変位することにより拡開して、切込44の奥部に突起36の係入が許容される。又、その後、係合片46の弾性力により、係合片46が図4(b)で示される位置に復帰することにより、切込44の入り口が再び狭くなって、突起36が被覆位置にロックされるようにされている。
このように係止部42が構成されていることにより、保護カバー40を把持部20に近接するように軸心方向に沿って執刀医師が把持部20を握っている片手の親指で操作して、突起36を切込44内に位置させることにより、保護カバー40が被覆位置にロックされる。又、前述した操作とは逆方向に執刀医師が行うことにより、被覆位置のロックが解除される。
第3実施形態では、係合片46,49の弾性力に抗して保護カバー40を軸心方向に押圧するだけで、被覆位置や露出位置のロックや、そのロック解除をすることができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、下記のように具体化してもよい。
○ 第1及び第2実施形態において、支持部30は先端部を除いて断面円形状にしたが、全体を円柱状に形成してもよい。又、支持部30の断面形状は円形に限定されるものではなく、断面形状が楕円であってもよい。要は、第1及び第2実施形態においては、支持部30の断面形状は、保護カバー40がその軸心の周りで回動できる断面形状であればよい。
○ 把持部20の断面形状は、片手で握ることができる形状であればよく、断面円形以外の、断面形状が三角形や、楕円形、多角形や、へらのような平板形状であってもよい。
○ 切込44の延出方向は、前記実施形態では軸心方向と交差する方向として直交する方向としたが、直交する方向ではなく、斜交する方向であってもよい。
○ 前記実施形態では、操作突部50を保護カバー40の基端部の外周面に設けたが、操作突部50の代わりに、ローレットを保護カバー40の基端部の外周面に設けてもよい。
○ 前記各実施形態では手術用メスに具体化した。ここで手術用メスとしては眼科用、脳神経用の微細手術用メスを挙げることができる。又、解剖等に使用される大型のメスや、病理標本切り出し用刃物(トリミングナイフ)などにも具体化できる。さらに、他に工作用カッターナイフなどに本発明では具体化できることはいうまでもない。
前記各実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想を下記に記述する。
(1) 請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項において、
前記支持部は前記把持部よりも小径に形成され、前記保護カバーが刃体を露出する位置に位置する際に、該保護カバーの基端部は、前記把持部の端面と接するように配置されていることを特徴とする。
前記保護カバーが刃体を露出する位置に位置する際に、保護カバーの基端部が把持部の端面と接するように配置されている。この結果、刃物を操作する際に把持部と保護カバー間に空隙が生じないため、この刃物を操作する際に柄本体と保護カバーとを把持する指に障害物が生ずることがなく、刃物の操作がしやすくなる。仮に、保護カバーの基端部が把持部の端面と接することがなく、両者間に空隙が生じた場合は、その空隙が柄本体と保護カバーとを把持する指にとって把持の障害物となり、操作がしにくくなる。
(a)は第1実施形態の刃体が露出状態の手術用メスの正面図、(b)は同じく第1実施形態の刃体が覆われている状態の手術用メスの正面図。 (a)は柄本体の側面図、(b)は柄本体の支持部の平面図。 (a)は保護カバーの側面図、(b)は保護カバーの正面図。 (a)は第2実施形態の手術用メスの要部正面図、(b)は第3実施形態の手術用メスの要部正面図。
符号の説明
10…柄本体、20…把持部、30…支持部、35…刃体、
40…保護カバー、41…スリット、42,43…係止部
46,49…係合片、50…操作突起

Claims (6)

  1. 先端に刃体が設けられた柄本体の外周に対して、保護カバーが前記刃体を覆う位置と、該刃体を露出する位置間を摺動自在に配置された保護カバー付き刃物において、
    前記柄本体は、片手で保持可能に形成された把持部と、該把持部に一体に連結され前記保護カバーを外周にて摺動自在に支持する支持部とを含み、
    前記支持部の外周には突起が形成され、
    前記保護カバーには、該保護カバーが前記刃体を覆う位置と、該刃体を露出する位置に位置する際に前記突起がそれぞれ弾性的に係合する一対の係止部が形成されていることを特徴とする保護カバー付き刃物。
  2. 前記保護カバーには、該保護カバーの軸心方向に延出されたスリットが形成されて前記突起が相対移動自在に係入され、
    該スリットの両端には前記一対の係止部が形成され、
    該一対の係止部のうち、少なくとも一方の係止部はスリットの延出方向とは交差する方向に形成されて前記突起の係入を許容する切込を含み、
    前記保護カバーは、その軸心周りで回動自在に前記支持部に対して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の保護カバー付き刃物。
  3. 前記スリットの延出方向とは交差する方向に形成されている切込を有する係止部は、前記スリットにおいて前記把持部を基準にして近位端部にのみ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の保護カバー付き刃物。
  4. 前記スリットの延出方向とは交差する方向に形成されている切込を有する係止部は、前記スリットにおいて前記把持部を基準にして近位端部及び遠位端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の保護カバー付き刃物。
  5. 前記係止部は、前記切込と該切込の周部を構成するとともに弾性を有する係合片とを含むことを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれか1項に記載の保護カバー付き刃物。
  6. 前記保護カバーの周面には、ローレット又は操作突部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の保護カバー付き刃物。
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