JP2018143238A - 有用物質の生産方法 - Google Patents

有用物質の生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018143238A
JP2018143238A JP2018032733A JP2018032733A JP2018143238A JP 2018143238 A JP2018143238 A JP 2018143238A JP 2018032733 A JP2018032733 A JP 2018032733A JP 2018032733 A JP2018032733 A JP 2018032733A JP 2018143238 A JP2018143238 A JP 2018143238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
strain
parts
culture
yeast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018032733A
Other languages
English (en)
Inventor
怜恵 大洞
Satoe Ohora
怜恵 大洞
睦 中西
Mutsumi Nakanishi
睦 中西
聡 杣本
Satoshi Somamoto
聡 杣本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Publication of JP2018143238A publication Critical patent/JP2018143238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

【課題】酵母を用いた有用物質の生産量に優れる生産方法を提供することを目的とする。【解決手段】培養液に含まれる酵母により有用物質を培養液中に分泌生産する有用物質の生産方法であって、前記酵母が、Pichia株、Candida株、Yarrowia株、Hansenula株、Kluyveromyces株及びPseudozyma株からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、前記培養液が、一般式(1)で表される化合物(A)を含有し、前記化合物(A)のHLB値が1〜16であって、かつ数平均分子量が200〜30000であり、前記化合物(A)の重量割合が、前記培養液の重量を基準として0.0001〜10重量%である有用物質の生産方法。HO−(A1O)a−(A2O)b−(A3O)c−H (1)【選択図】なし

Description

本発明は、有用物質の生産方法に関する。
酵母は、アミノ酸やタンパク質等の有用物質を生産するために広く利用されている。特に近年は、医薬上・産業上有用なタンパク質の遺伝子を酵母に導入することで形質転換した酵母によってタンパク質を効率的に生産する技術が知られるようになっている。
有用物質生産に用いる細菌として大腸菌を用いる場合は、大腸菌体内には糖鎖合成酵素が存在しないため、糖の付いていないタンパク質の生産に限定される。一方で、有用物質生産に酵母を用いると、酵母が発現するタンパク質は糖鎖合成酵素によって糖鎖付加などの翻訳後修飾を受けた後に菌体外へ分泌されるため、糖の付いたタンパク質生産が可能である。
しかし、酵母によるタンパク質生産方法では、大腸菌と比較し、タンパク質生産量が低いという課題があった。
馬場 忠、「構造生物」Vol5.No.1(1998)、p.35〜39 江崎信芳等著、「生化学基礎の基礎」、化学同人、2002年3月p.288−289
本発明の目的は、酵母を用いた有用物質の生産量に優れる生産方法を提供することである。
本発明者らは、これらの問題点を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち、本発明は、培養液に含まれる酵母により有用物質を培養液中に分泌生産する有用物質の生産方法であって、前記酵母が、Pichia株、Candida株、Yarrowia株、Hansenula株、Kluyveromyces株及びPseudozyma株からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、前記培養液が、一般式(1)で表される化合物(A)を含有し、前記化合物(A)のHLB値が0.1〜16であって、かつ数平均分子量が200〜30000であり、前記化合物(A)の重量割合が、前記培養液の重量を基準として0.0001〜10重量%である有用物質の生産方法である。
HO−(AO)−(AO)−(AO)−H (1)
[式(1)中、AO、AO及びAOはそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、AOはAO及びAOと異なっており、a、b及びcは、AO、AO及びAOのそれぞれの平均付加モル数を表し、それぞれ独立に1〜600の数である。]
本発明の有用物質の生産方法を用いることで、酵母を用いて有用物質を多量に生産させることができる。
本発明の有用物質の生産方法は、培養液中に含まれる酵母により有用物質を培養液中に分泌生産する有用物質の生産方法であって、前記酵母が、Pichia株、Candida株、Yarrowia株、Hansenula株、Kluyveromyces株及びPseudozyma株からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、前記培養液が、一般式(1)で表される化合物(A)を含有し、前記化合物(A)のHLB値が0.1〜16であって、かつ数平均分子量が200〜30000であり、前記化合物(A)の重量割合が、前記培養液の重量を基準として0.0001〜10重量%である有用物質の生産方法である。
HO−(AO)−(AO)−(AO)−H (1)
[式(1)中、AO、AO及びAOはそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、AOはAO及びAOと異なっており、a、b及びcは、AO、AO及びAOのそれぞれの平均付加モル数を表し、それぞれ独立に1〜600の数である。]
本発明の生産方法に用いる培養液としては、当技術分野で一般的に用いられる細胞培養用培地あれば特に制限なく用いることができ、炭素源、窒素源その他の必須栄養素を含む天然培地、合成培地のいずれを用いてもよい。
炭素源としては、グルコース、フラクトース、スクロース、デンプン等の炭水化物、酢酸、プロピオン酸等の有機酸、エタノール及びプロパノール等のアルコール類が挙げられる。
窒素源としては、無機酸又は有機酸のアンモニウム塩(塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、リン酸アンモニウム等)、アンモニア、ペプトン、肉エキス及びコーンスチープリカー等が挙げられる。
その他の必須栄養素としては、無機塩類が挙げられ、無機塩類としては、リン酸第一カリウム、リン酸第二カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫酸銅及び炭酸カルシウム等が用いられる。
本発明の生産方法に用いる培養液に含まれる酵母としては、Pichia株、Candida株、Yarrowia株、Hansenula株、Kluyveromyces株及びPseudozyma株からなる群より選ばれる少なくとも1種が用いられる。
このうち、遺伝子操作が可能で産業利用のしやすさの観点から、Pichia株及び/又はCandida株が好ましい。
本発明の生産方法に用いる酵母は、目的とする有用物質の種類に応じて遺伝子組み換えを行った酵母を用いてもよい。遺伝子組み換えは、目的タンパク質を発現している細胞からメッセンジャーRNA(mRNA)を分離し、該mRNAから単鎖のcDNAを作成し、次に二本鎖DNAを合成し、合成した二本鎖DNAをファージDNA又はプラスミドに組み込み、得られた組み換えファージ又はプラスミドを宿主に形質転換しcDNAライブラリーを作成する方法等で行うことができる。
目的とするDNAを含有するファージDNA又はプラスミドをスクリーニングする方法としては、ファージDNA又はプラスミドと目的タンパク質遺伝子又は相補配列の一部をコードするDNAプローブとのハイブリダイゼーション法が挙げられる。スクリーニング後のファージ又はプラスミドから目的とするクローン化DNA又はその一部を切りだし、該クローン化DNA又はその一部を発現ベクター中のプロモーターの下流に連結することによって、目的遺伝子の発現ベクターを作製することができる。内膜を移行させるシグナル配列(ペリプラズムに目的物質を発現させるシグナル配列)をコードするDNAを同時に連結することもできる。
本発明の方法で用いる培養液中は、一般式(1)で表される化合物(A)を含有する。化合物(A)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用して用いても良い。
HO−(AO)−(AO)−(AO)−H (1)
一般式(1)中、AO、AO及びAOはそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表す。なお、AOはAO及びAOと異なる。
炭素数2〜4のアルキレンオキシ基としては、エチレンオキシ基(以下EOと略記)、1,2−プロピレンオキシ基(以下POと略記)、1,3−プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基(以下BOと略記)、1,3−ブチレンオキシ基、1,4−ブチレンオキシ基及び2,3−ブチレンオキシ基が挙げられる。
このうち、AO、AO及びAOは、有用物質の生産量の観点から、それぞれ独立にEO又はPOであることが好ましく、更に好ましい組み合わせは、AO及びAOが、EOであって、AOが、POである組み合わせである。
一般式(1)中、a、b及びcは、それぞれ独立にAO、AOとAOのそれぞれの平均付加モル数を表し、1〜600の数である。
このうち、a、b及びcは、有用物質の生産量の観点から、a及びcが1〜200であり、かつ、bが10〜70であることが好ましい。
本発明の方法で用いる一般式(1)で表される化合物(A)のHLB値は、1〜16であり、好ましくは2〜16である。HLB値が1〜16の範囲内であることで、有用物質の生産量が多くなる。
なお、本発明における「HLB値」とは、親水性と親油性のバランスを示す指標であって、例えば「界面活性剤入門」(2007年三洋化成工業株式会社発行、藤本武彦著)212頁に記載されている小田法によって、有機化合物の有機性の値と無機性の値との比率から計算された値である。
HLB=10×無機性/有機性
HLBを導き出すための有機性の値及び無機性の値については前記「界面活性剤入門」213頁に記載の表の値を用いて算出できる。
本発明の方法において、一般式(1)で表される化合物(A)の数平均分子量は、200〜30000であり、有用物質の生産量の観点から、好ましくは1000〜20000である。
本発明の方法において、一般式(1)で表される化合物(A)の数平均分子量は下記の方法により算出することができる。
数平均分子量は、テトラヒドロフラン(以下、THFと略記)への可溶分に対し、GPC(Gel Permeation Chromatography)を用いて以下の条件で測定することができる。
測定装置:東ソー株式会社製の「HLC−8120」
カラム:東ソー株式会社製の「TSKgelGMHXL」(2本)と東ソー(株)製の「TSKgelMultiporeHXL−M」(1本)
試料溶液:0.25質量%のTHF溶液
カラムへの試料溶液の注入量:100μl
流速:1ml/分
測定温度:40℃
検出装置:屈折率検出器
基準物質:東ソー株式会社製の標準ポリスチレン(TSK standard POLYSTYRENE)12点(数平均分子量:500、1050、2800、5970、9100、18100、37900、96400、190000、355000、1090000、2890000)。
本発明の方法は、一般式(1)で表される化合物(A)の水溶液を培地中に含まれていれば良く、培養開始時点の培養液が一般式(1)で表される化合物(A)を含んでいても良いが、有用物質の生産効率等の観点から、培養開始時点の培養液は一般式(1)で表される化合物(A)を含んでいないことが好ましい。
本発明の方法において、使用される一般式(1)で表される化合物(A)の合計使用量(重量%)は、対象となる微生物、生産される有用物質の種類及び抽出方法の種類によって適宜選択されるが、培養液の重量に基づいて、0.0001〜10重量%であり、生産したタンパク質の変性を抑制する観点から、好ましくは0.005〜10重量%である。
なお、培養液の重量は、培養開始時(植菌)点の培養液の重量を用いる。
本発明の有用物質の製造方法で製造される有用物質としては、タンパク質(酵素、ホルモンタンパク質、抗体及びペプチド等)、多糖、オリゴ糖及び核酸等が挙げられる。
タンパク質としては、酵素{酸化還元酵素(コレステロールオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ及びペルオキシダーゼ等)、加水分解酵素(リゾチーム、プロテアーゼ、セリンプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ及びグルコアミラーゼ等)、異性化酵素(グルコースイソメラーゼ等)、転移酵素(アシルトランスフェラーゼ及びスルホトランスフェラーゼ等)、合成酵素(脂肪酸シンターゼ、リン酸シンターゼ及びクエン酸シンターゼ等)及び脱離酵素(ペクチンリアーゼ等)等}、ホルモンタンパク質{骨形成因子(BMP)、インターフェロンα、インターフェロンβ、インターロイキン1〜12、成長ホルモン、エリスロポエチン、インスリン、顆粒状コロニー刺激因子(G−CSF)、組織プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、ナトリウム利尿ペプチド、血液凝固第VIII因子、ソマトメジン、グルカゴン、成長ホルモン放出因子、血清アルブミン及びカルシトニン等}、抗体、抗原タンパク質{B型肝炎表面抗原等}、機能性タンパク質{プロネクチン(登録商標)}、不凍ペプチド、抗菌ペプチド等}、蛍光タンパク質(GFP等)、発光タンパク質(ルシェラーゼ等)及びペプチド(特にアミノ酸組成を限定するものではなく、オリゴペプチド、ジペプチド及びトリペプチド等)等が挙げられる。
多糖としては、ヒアルロン酸、コンドロイチン、キサンタン及びセルロース等が挙げられる。
オリゴ糖としては、スクロース、ラクトース、トレハロース、マルトース、ラフィノース、パノース、シクロデキストリン、ガラクトオリゴ糖及びフラクトオリゴ糖等が挙げられる。
核酸としては、イノシン一リン酸、アデノシン一リン酸及びグアノシン一リン酸等が挙げられる。
これらのうち、有用物質の生産効率等の観点からタンパク質が好ましい。
本発明の有用物質の生産方法は、培養工程及び精製工程を有することが好ましい。
培養工程は、以下の有用物質の生産に用いる培養液オートクレーブ滅菌(好ましくは120℃、20分間)を行い、ここに前培養した組み換え酵母を本培養する。
酵母の培養の温度は、好ましくは15〜32℃であり、更に好ましくは25〜30℃である。
培地のpHは、4〜7であることが好ましい。
本培養開始から6〜800時間後に培養温度を維持したまま一般式(1)で表される化合物(A)の水溶液を添加し、本培養開始から20〜1000時間培養を継続する等で培養工程を実施することができる。
培養中の培養液は公知の撹拌装置(撹拌羽根及びマグネティックスターラー等)を用いて撹拌することが好ましい。培養工程にもちいる装置としては、公知の培養装置をもちいることができるが、試験管、ディープウェルプレート(ビーエム機器株式会社製品等)及び微生物培養装置(エイブル社製等)等が挙げられる。
なお、培養工程で用いる前培養した酵母として組み換え酵母を用いる場合、前培養は酵母を発現ベクターで形質転換して組み換え酵母を作製し、組み換え酵母を前培養する。前培養は寒天培地上で好ましくは15〜32℃で3〜72時間行うことで行うことができる。
精製工程は、培養液中に分泌された有用物質(タンパク質等)を分離する工程であり、遠心分離、中空糸分離、ろ過、溶剤による沈殿処理及びカラム処理(イオン交換カラム、ゲルろ過カラム、疎水カラム、アフィニティカラム及び限外カラム等)等の公知の分離方法で微生物及び微生物残さと分離することで行うことができる。
溶剤による沈殿処理としては、エタノール沈殿、硫酸アンモニウム沈殿及びポリエチレングリコール沈殿等の沈殿処理が挙げられる。
精製工程においてカラム処理をおこなう場合、カラムクロマトグラフィーに使用される充填剤としては、シリカ、デキストラン、アガロース、セルロース、アクリルアミド及びビニルポリマー等が挙げられ、市販品ではSephadexシリーズ、Sephacrylシリーズ、Sepharoseシリーズ(以上、Pharmacia社)、Bio−Gelシリーズ(Bio−Rad社)等が挙げられる。
本発明においては、化合物(A)を用いることにより分泌効率が上昇する。したがって、酵母を破砕等しなくても有用物質を効率よく得ることができる。
また、精製工程で分離された酵母は、その後、新たに培養液を供給することにより、更に培養することができる。その培養液等を更に精製工程に供して精製、培養を繰り返すことにより、有用物質の連続生産を行うことができる。したがって、有用物質を効率よく大量に得ることができる。
以下の実施例及び比較例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下、特に定めない限り部は重量部を示す。
なお、実施例及び比較例で用いる化合物として、化合物(A−1)〜(A−13)及び(A’−1)〜(A’−4)を以下の製造方法に従って製造した。
また、製造した一般式(1)で表される化合物(A−1)〜(A−13)、及び一般式(1)の左側の水酸基の水素原子が炭素数14のアルキル基である化合物[すなわち、一般式(1)の化合物には該当しない](A’−1)〜(A’−4)の数平均分子量及びHLB値を表1に示す。
<製造例1>
ステンレス製加圧反応装置にプロピレングリコール19部と水酸化ナトリウム0.05部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃でプロピレンオキサイド415部を4時間かけて圧入した。同温度でさらに10時間反応させた。
、その後、同温度でエチレンオキサイド66部を4時間かけて圧入した後、同温度でさらに10時間反応させ、化合物(A−1)を得た。
<製造例2>
製造例1において、プロピレングリコールの仕込み量を19部から15.8部に変更し、プロピレンオキサイドの圧入量415部から347部に変更し、エチレンオキサイドの圧入量を66部から138部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−2)を得た。
<製造例3>
製造例1において、プロピレングリコールの仕込み量を19部から12.2部に変更し、プロピレンオキサイドの圧入量を415部から368部に変更し、エチレンオキサイドの圧入量を66部から220部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−3)を得た。
<製造例4>
製造例1において、プロピレングリコールの仕込み量を19部から4.8部に変更し、プロピレンオキサイドの圧入量を415部から104部に変更し、エチレンオキサイドの圧入量を66部から391部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−4)を得た。
<製造例5>
ステンレス製加圧反応装置にサンニックスPP−2000[三洋化成(株)製;ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量:2000)]450部と水酸化ナトリウム0.05部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃でエチレンオキサイド50部を4時間かけて圧入した後、同温度でさらに10時間反応させ、化合物(A−5)を得た。
<製造例6>
製造例5において、サンニックスPP−2000の仕込み量を450部から323部に変更し、エチレンオキサイドの圧入量を50部から177部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−6)を得た。
<製造例7>
製造例5において、サンニックスPP−2000の仕込み量を450部から323部に変更し、エチレンオキサイドの圧入量を50部から245部に変更した以外が同様の操作を行い、化合物(A−7)を得た。
<製造例8>
製造例5において、サンニックスPP−2000の仕込み量を450部から106部に変更し、エチレンオキサイドの圧入量を50部から393部に変更した以外が同様の操作を行い、化合物(A−8)を得た。
<製造例9>
製造例5において、サンニックスPP−2000 450部に代えてサンニックスPP−3000[三洋化成(株)製;ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量:3200)]を101部使用し、エチレンオキサイドの圧入量を50部から399部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−9)を得た。
<製造例10>
ステンレス製加圧反応装置にサンニックスPP−1000[三洋化成(株)製;ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量:1000)]250部と水酸化ナトリウム0.05部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃でエチレンオキサイド250部を4時間かけて圧入した。同温度でさらに10時間反応させて、化合物(A−10)を得た。
<製造例11>
ステンレス製加圧反応装置にPEG−300[三洋化成(株)製;ポリエチレングリコール(数平均分子量:300)]50部と水酸化ナトリウム0.05部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃でプロピレンオキサイド500部を4時間かけて圧入した。同温度でさらに10時間反応させて、化合物(A−11)を得た。
<製造例12>
製造例11において、PEG−300 50部に代えて、PEG−600[三洋化成(株)製;ポリエチレングリコール(数平均分子量:600)]を99部使用し、プロピレンオキサイドの圧入量を500部から401部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−12)を得た。
<製造例13>
製造例11において、PEG−300 50部に代えて、PEG−600[三洋化成(株)製;ポリエチレングリコール(数平均分子量:600)]を99部使用し、プロピレンオキサイドの圧入量を500部から230部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A−13)を得た。
Figure 2018143238
<比較製造例1>
ステンレス製加圧反応装置に炭素数14の合成アルコール43部と水酸化ナトリウム0.05部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃でエチレンオキサイド176部を4時間かけて圧入した後、同温度でさらに10時間反応させ、化合物(A’−1)を得た。
<比較製造例2>
ガラス製オートクレーブに、炭素数14の合成アルコール43部、過塩素酸アルミニウム9水塩0.06部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(約20mmHg)120℃にて1時間脱水を行った。次いでEO18部を95℃にて、15時間かけて圧入した。この付加物に水酸化カリウム0.3部を追加し、EO325部を150℃にて5時間かけて圧入した後、同温度でさらに10時間反応させ、化合物(A’−2)を得た。
<比較製造例3>
ステンレス製加圧反応装置に炭素数14の合成アルコールと水酸化ナトリウム0.05部を仕込み、窒素置換後に110℃〜130℃でEO18部を2時間かけて圧入後、同温度でさらに10時間反応させた。その後、水酸化ナトリウム0.03部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃でPO26部を2時間かけて圧入。同温度でさらに6時間反応させた。最後に、再度水酸化ナトリウム0.03部を仕込み、窒素置換後に110〜130℃で2回目のEOを61部を4時間かけて圧入し、同温でさらに10時間反応させ、化合物(A’-3)を得た。
<比較製造例4>
比較製造例3において、2回目のエチレンオキサイドの圧入量を135部に変更した以外は同様の操作を行い、化合物(A’―4)を得た。
実施例及び比較例で使用した化合物(A)の数平均分子量は下記の方法により測定した。
数平均分子量は、テトラヒドロフラン(以下、THFと略記)への可溶分に対し、GPC(Gel Permeation Chromatography)を用いて以下の条件で測定した。
測定装置:東ソー株式会社製の「HLC−8120」
カラム:東ソー株式会社製の「TSKgelGMHXL」(2本)と東ソー(株)製の「TSKgelMultiporeHXL−M」(1本)
試料溶液:0.25質量%のTHF溶液
カラムへの試料溶液の注入量:100μl
流速:1ml/分
測定温度:40℃
検出装置:屈折率検出器
基準物質:東ソー株式会社製の標準ポリスチレン(TSK standard POLYSTYRENE)12点(数平均分子量:500、1050、2800、5970、9100、18100、37900、96400、190000、355000、1090000、2890000)。
<実施例1〜16と比較例2〜5>
ルシフェラーゼ発現酵母(Pichia pastoris)は、(独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター)より分譲していただいたPichia pastorisを用いて形質転換を行った。pPICZαベクター(Thermo社製)をXhoIとXbaIで切断し、人工合成(Thermo社で委託合成)した両端にXhoIとXbaI切断部位を持つルシフェラーゼ遺伝子を組み込んだ。ルシフェラーゼ遺伝子組み込みpPICZαベクターの酵母への形質転換は、pPICZα2ベクター取り扱い説明書に記載の方法で行った。ルシフェラーゼ発現酵母をBMGY培養液に白金耳を用いて植菌して30℃で15時間、200rpmで振とう培養して作製した培養液を最終ODが0.1OD/mlとなるように、125mlBMGY培養液(Difco社製Yeast extract 1wt%、Difco社製Bacto peptone 2wt%、Difco社製Yeast nitrogen base w/o amino acid 1.34wt%、グルコース2wt%、100mMリン酸水素カリウム、pH6.0)に再懸濁した。さらに、その再懸濁液を、30℃で約17時間、1100rpmでODが20〜30となるまで攪拌培養を続けた。ODが20〜30となった時点で培養液を遠心(1500g、10分)し、125mlBMMY培養液に再懸濁し、30℃、1100rpmで2時間培養した。
2時間経過後、表2に記載の化合物(A−1)〜(A−13)及び(A’−1)〜(A’−4)を表2に記載の重量%となるように添加し、8時間30℃、1100rpmで培養した。その後、濁度(培養終了時の濁度)測定用にサンプリングし、遠心分離機によって、培養液から菌体と培養上清を分離し、培養上清と菌体を回収した。
Figure 2018143238
<比較例1>
実施例1において、化合物(A)の代わりに純水を添加する以外は同様にして実施し、培養上清と菌体を回収した。
<実施例17〜32と比較例7〜10>
酸性ホスファターゼ発現酵母(Candida boidinii 公知文献(Regulation and evaluation of five methanol−inducible promoters in the methylotrophic yeast Candida boidinii, H. Yurimoto et al., Biochimica et Biophysica Acta, 1493, 2000, 56−63)に記載の方法で作製した。)をBMGY培地に白金耳を用いて植菌して30℃で15時間、200rpmで振とう培養して作製した培養液を最終ODが0.1OD/mlとなるように、125mlBMGY培地に再懸濁した。さらに、その再懸濁液を、30℃で約17時間、1100rpmでODが2〜5となるまで攪拌培養を続けた。ODが2〜5となった時点で2v/v%となるようにメタノールを添加し、30℃、1100rpmで2時間培養した。
2時間経過後、表3に記載の化合物(A−1)〜(A−13)及び(A’−1)〜(A’−4)を表3に記載の重量で添加し、8時間30℃、1100rpmで培養した。8時間後、濁度(培養終了時の濁度)測定用にサンプリングし、遠心分離機によって、培養液から菌体と培養上清を分離し、培養上清と菌体を回収した。
菌体に50mM 酢酸NaBf(pH4.0)を加え、遠心することで菌体を洗浄した。洗浄した菌体に、50mM 酢酸NaBf(pH4.0)で再懸濁し、菌体表面の酸性ホスファターゼ活性測定サンプルとした。
Figure 2018143238
<比較例6>
実施例17において、化合物(A)の代わりに純水を添加する以外は同様にして実施し、培養上清と菌体を回収した。
実施例1〜32及び比較例1〜10で得た培養上清について、培養液の濁度、有用物質の分泌生産量及び分泌効率等の評価を下記に記載の通り行った。結果を表1に記載する。
<培養液の濁度の測定方法>
サンプリングで回収した微生物を含む培養液を用いて、濁度計[(株)島津製作所社製、UV−1700]を用いて、光路長1cmの石英セルを用いて濁度の測定を行った。
培養液は、1500rpm、5分、4℃で遠心し、上清を破棄した。沈澱をサンプル液量と同量の生理食塩水で再懸濁し、適切な吸光度(0.1〜0.8)になるように生理食塩水で希釈して600nmの吸光度を測定した。培養液の濁度は下記数式(1)によって算出した。
培養液の濁度(OD)=(希釈した培養液の600nmの吸光度)×培養液の希釈倍率 (数式1)
<有用物質の分泌生産量の評価:分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性測定>
実施例1〜16及び比較例1で得た各培養上清を0.2M Tris−HCl緩衝液(pH 7.4)で10〜1000倍希釈したもの20μlに、下記のルシフェリン溶液60μl添加した混合液を試料として、ルミノメーターを用いて以下の条件で測定した発光強度を、下記式に当てはめて得られた値を分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性とした。
ルミノメーター:プロメガ株式会社製の「Glomax Navigator」
ルシフェリン溶液:ニュー・イングランド・バイオラボ・ジャパン株式会社製品
測定温度:25℃
検出装置:発光検出器
検出波長:350〜700nm
〔分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性〕=発光強度〕×希釈倍率/〔培養終了時の濁度〕
なお、表2及び3中、ルシフェラーゼ活性は、比較例1又は26を1とした場合の相対値で表した。
分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性が高い程、有用物質の分泌生産量が多いことを示す。
<菌体表面に残った有用物質のルシフェラーゼ活性測定>
実施例1〜16及び比較例1〜5で得た菌体に、除去した上清と同量の0.2M Tris−HCl緩衝液(pH 7.4)200μlを加え、遠心することで菌体を洗浄した。洗浄した菌体に、洗浄した上清と同量の0.2M Tris−HCl緩衝液(pH 7.4)200μlで再懸濁し、0.2M Tris−HCl緩衝液(pH 7.4)で10〜1000倍希釈したものを菌体表面のルシフェラーゼ活性測定用サンプルとした。
この菌体表面のルシフェラーゼ活性測定用サンプル20μlに上記のルシフェリン溶液60μl添加した混合液を試料として、「分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性測定」と同様の条件で発光強度を測定し、測定した発光強度を、下記式に当てはめて得られた値を菌体表面に残った有用物質のルシフェラーゼ活性とした。
〔菌体表面に残った有用物質のルシフェラーゼ活性〕=発光値〕×希釈倍率/〔培養終了時のOD〕
<分泌効率の評価>
実施例1〜16及び比較例1〜5で得た各培養上清と菌体を用いて、各実施例における分泌効率を下記式により算出した。
分泌効率(%)=100×「分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性」/「ルシフェラーゼ活性合計」
なお、ルシフェラーゼ活性合計は、「分泌生産した有用物質のルシフェラーゼ活性」+「菌体表面に残った有用物質のルシフェラーゼ活性」を意味する。
<タンパク質量の測定:酸性ホスファターゼ活性測定>
実施例17〜32及び比較例6〜10で得た各培養上清に1/40量の2M 酢酸ナトリウム緩衝液(pH4.0)5μlを添加した。緩衝液を添加した培養上清又は実施例17〜32で得た各菌体表面測定サンプルに基質溶液(p−nitrophenylphosphate 0.64mg/ml含有 50mM酢酸ナトリウム緩衝液pH4.0)を容量比=1:1で混合し、35℃で10分間反応した。
反応後、反応液と等量の10%トリクロロ酢酸溶液を添加し反応停止をした。反応停止をした溶液に、炭酸ナトリム飽和溶液を反応液全体と等量加え、発色させた。発色させた液は、1500g、5分で不溶画分を除去し、(Biotek社製マイクロプレートリーダーPowerWave)を用いて420nmの吸光度を測定した。参照波長には630nmを測定した。
培養上清、菌体表面測定サンプルそれぞれについて、下記の式より算出した値を酸性ホスファターゼ活性とした。得られた培養上清の酸性ホスファターゼ活性の結果において、比較例2の値を1とした場合の相対値を「分泌生産した有用物質の酸性ホスファターゼ活性」とし、菌体表面測定サンプルの酸性ホスファターゼ活性の結果において、比較例2の値を1とした場合の相対値を「菌体表面に残った有用物質の酸性ホスファターゼ活性」として表3に記載した。
酸性ホスファターゼ活性={(Abs420nm)−(Abs630nm)}/(培養終了時の濁度)
<分泌効率の評価>
実施例17〜32及び比較例2で得た「分泌生産した有用物質の酸性ホスファターゼ活性」及び「菌体表面に残った有用物質の酸性ホスファターゼ活性」の値を用いて、下記数式より分泌効率を算出した。結果を表3に示す。
分泌効率(%)=100×「分泌生産した有用物質の酸性ホスファターゼ活性」/「酸性ホスファターゼ活性合計」
なお、酸性ホスファターゼ活性合計は、「分泌生産した有用物質の酸性ホスファターゼ活性」+「菌体表面に残った有用物質の酸性ホスファターゼ活性」を意味する。
表2及び3から、酵母としてPichia株又はCandida株を用いて、一般式(1)で表される化合物(A−1)〜(A−13)を含有する培養液中で有用物質を分泌生産することにより、培養液の濁度が大きくなっていることから、酵母の増殖性が増加しやすいことがわかる。
また、実施例及び比較例の酵母数当たりの有用物質量を示すルシフェラーゼ活性合計及び酸性ホスファターゼ活性合計の結果から、酵母当たりの有用物質量が同程度であることがわかる。したがって、本発明の生産方法は有用物質を多量に得られることがわかる。
さらに、本発明の生産方法を用いた実施例においては、分泌効率が50%よりも大きく、酵母が産生した有用物質が菌体外に分泌されやすく、菌を破砕する等の処理をしなくても有用物質を大量に得られることから、生産効率も高いことがわかる。したがって、酵母を用いた有用物質の生産量に優れ、さらに生産効率も高いことがわかる。
本発明の有用物質の生産方法は、タンパク質などの有用物質を微生物から抽出する際に使用できる。タンパク質としては酵素、ホルモンタンパク質、抗体及びペプチド等が挙げられる。生産されるタンパク質が、酵素(プロテアーゼ、セルラーゼ、リパーゼ及びアミラーゼ等)の場合には、食品加工用、洗浄剤用、繊維処理用、製紙用途、酵素変換用途などとして好適に使用でき、特にバイオ医薬品の製造に用いる上で有用である。

Claims (5)

  1. 培養液に含まれる酵母により有用物質を培養液中に分泌生産する有用物質の生産方法であって、前記酵母が、Pichia株、Candida株、Yarrowia株、Hansenula株、Kluyveromyces株及びPseudozyma株からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、前記培養液が、下記一般式(1)で表される化合物(A)を含有し、前記化合物(A)のHLB値が1〜16であって、かつ数平均分子量が200〜30,000であり、前記化合物(A)の重量割合が、培養開始時点の培養液の重量を基準として0.0001〜10重量%である有用物質の生産方法。
    HO−(A1O)a−(A2O)b−(A3O)c−H (1)
    [式(1)中、A1O、A2O及びA3Oはそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレンオキ
    シ基を表し、A2OはA1O及びA3Oと異なっており、a、b及びcは、A1O、A2O及
    びA3Oのそれぞれの平均付加モル数を表し、それぞれ独立に1〜600の数である。]
  2. 有用物質が、タンパク質である請求項1に記載の有用物質の生産方法。
  3. 前記一般式(1)で表される化合物(A)におけるAO、AO及びAOが、それぞれ独立にエチレンオキシ基又はプロピレンオキシ基である請求項1又は2に記載の有用物質の生産方法。
  4. 前記一般式(1)で表される化合物(A)におけるAO及びAOがエチレンオキシ基であって、AOがプロピレンオキシ基である請求項1〜3のいずれかに記載の有用物質の生産方法。
  5. 前記一般式(1)で表される化合物(A)の数平均分子量が1,000〜20,000であり、AOがプロピレンオキシ基であり、bが10〜70である請求項1〜4のいずれかに記載の有用物質の生産方法。
JP2018032733A 2017-03-01 2018-02-27 有用物質の生産方法 Pending JP2018143238A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017038429 2017-03-01
JP2017038429 2017-03-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018143238A true JP2018143238A (ja) 2018-09-20

Family

ID=63589789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018032733A Pending JP2018143238A (ja) 2017-03-01 2018-02-27 有用物質の生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018143238A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044146A1 (fr) * 1997-04-03 1998-10-08 Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. Procede de production de proteines etrangeres
JP2002291494A (ja) * 2000-12-28 2002-10-08 Toyota Motor Corp 微生物によるプレニルアルコールの高生産方法
JP2016222778A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 粘着シート

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044146A1 (fr) * 1997-04-03 1998-10-08 Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. Procede de production de proteines etrangeres
JP2002291494A (ja) * 2000-12-28 2002-10-08 Toyota Motor Corp 微生物によるプレニルアルコールの高生産方法
JP2016222778A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 粘着シート

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
齋藤好廣: "プルロニック系界面活性剤", 日本油化学会誌, vol. 49巻、10号, JPN7021004997, 2000, pages 1071 - 1080, ISSN: 0004710116 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5435812B2 (ja) トリコデルマ中でのカタラーゼの発現
JPH0438394B2 (ja)
JPWO2010137624A1 (ja) 有用物質生産方法及びこの生産方法で使用される界面活性剤
CN106148265A (zh) 一种产硫酸软骨素裂解酶的重组枯草芽孢杆菌及其应用
CN114350691B (zh) 一种高效表达透明质酸水解酶的基因及其表达方法
CN103361327A (zh) 异源高效表达脂肪酶的重组毕赤酵母
WO2023056891A1 (zh) 一种高产透明质酸酶的工程酵母菌株及其应用
CN107227284B (zh) 一种发酵小分子透明质酸的重组兽疫链球菌
CN106929496B (zh) 一种药用级重组人激肽原酶产业化生产方法
JP5438259B2 (ja) カンジダ・アンタークティカ由来リパーゼbを細胞表層に提示する酵母
JP2018143238A (ja) 有用物質の生産方法
CN109593744B (zh) 一种琼胶酶及其制备方法
CN108865913B (zh) 一种构建高效分泌表达硫酸软骨素水解酶重组菌的方法
JP2022140734A (ja) 有用物質の生産方法
CN111363028B (zh) 重组人源ⅰ型胶原蛋白、表达菌株及其构建方法
JP7011132B2 (ja) 新規キトサナーゼchi1、そのコード遺伝子およびその使用
JP7050527B2 (ja) 有用物質の生産方法
JP6909591B2 (ja) 有用物質の生産方法
CN109161489B (zh) 一种高产酸性蛋白酶的黑曲霉菌株
CN112940956A (zh) 采用双启动子增强乳铁蛋白表达的毕赤酵母及其应用
JP7050528B2 (ja) 有用物質の生産方法
RU2502803C2 (ru) ПЛАЗМИДА ДЛЯ ЭКСПРЕССИИ В КЛЕТКАХ БАКТЕРИИ, ПРИНАДЛЕЖАЩЕЙ К РОДУ Escherichia, НЕАКТИВНОГО ПРЕДШЕСТВЕННИКА ДНКазы I ЧЕЛОВЕКА ИЛИ ЕЕ МУТЕИНОВ, БАКТЕРИЯ, ПРИНАДЛЕЖАЩАЯ К РОДУ Escherichia, - ПРОДУЦЕНТ НЕАКТИВНОГО ПРЕДШЕСТВЕННИКА РЕКОМБИНАНТНОЙ ДНКазы I ЧЕЛОВЕКА ИЛИ ЕЕ МУТЕИНА, ПРЕДШЕСТВЕННИК РЕКОМБИНАНТНОЙ ДНКазы I ЧЕЛОВЕКА ИЛИ ЕЕ МУТЕИНА, СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ РЕКОМБИНАНТНОЙ ДНКазы I ЧЕЛОВЕКА ИЛИ ЕЕ МУТЕИНА, СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ КОНЪЮГАТОВ ПОЛИЭТИЛЕНГЛИКОЛЯ И РЕКОМБИНАНТНОГО МУТЕИНА ДНКазы I ЧЕЛОВЕКА, ФЕРМЕНТАТИВНО АКТИВНЫЙ КОНЪЮГАТ МУТЕИНА РЕКОМБИНАНТНОЙ ДНКазы I ЧЕЛОВЕКА
Kim et al. Constitutive overexpression of Pseudoalteromonas carrageenovora arylsulfatase in E. coli fed-batch culture
CN110791509B (zh) 片球菌素优化表达序列、表达载体及其制作方法和菌株
CN116042687B (zh) 一种载体、低分子量透明质酸合成菌株、构建方法及应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220222