JP2018143163A - 光照射装置及び光照射システム - Google Patents
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Abstract
Description
従来の放電式オゾン発生方式の表面処理装置においては、原料ガスとして酸素ガスのみを用いる必要があった。非特許文献1の表面処理装置は、反応室内を酸素でパージして、放電(無声放電)でオゾンを発生させている。しかしながら、酸素ガスは支燃性ガスであり、取扱いに注意を有する。また、原料ガスとして清浄乾燥空気を使用することも考えられるが、放電式の場合、オゾン以外に副生成物として生成するNOxの影響も考慮する必要があった。
また、非特許文献1の表面処理装置は波長254nm、185nmの紫外線を放出するオゾン発生UVランプを有している。このオゾン発生UVランプを用いれば、原料ガスとして清浄乾燥空気を使用してもNOxが生成されることはない。しかしながら、185nmはオゾン生成波長であるが、254nmはオゾン分解波長であるので、このようなオゾン発生UVランプを使用すると、オゾンの生成と分解の反応が並列して発生し、さらに分解反応で生じた酸素原子(O)がオゾンと反応してオゾンが減少するので、効率的なオゾン発生は期待できなかった。
1.オゾン処理による改質
制御部35により、窒素/酸素バランスガス供給器29が動作し、バルブ2が開状態とされて、チャンバ5内に窒素/酸素バランスガス(本願請求項に記載の「大気より低濃度の酸素を含む気体」の一例)が供給される。なお、窒素/酸素バランスガス供給器29は、窒素/酸素バランスガスの流量を調節可能な流量調整機能を有しているものとする。また、制御部35により、ガス排出器33が動作し、バルブ3が開状態とされて、チャンバ5内のガスがチャンバ5から排出される。窒素/酸素バランスガスの単位時間あたりの流入量、ガス排出器33からの単位時間あたりの排出量が適宜、制御部35により設定されることにより、チャンバ5内が窒素/酸素バランスガスによりパージされる。
本発明の改質装置3によれば、酸素原子により生物培養容器1の表面を改質することも可能となる。具体的には、励起一重項酸素O(1D)による酸化処理となる。波長300nm以下の紫外線(例えば、オゾン分解波長である254nm)を用いる場合、O(1D)は、式(3)のようなオゾン分解反応により生じる。
制御部35により、窒素ガス供給器25が動作し、バルブ1が開状態とされて、チャンバ5内に窒素ガスが供給される。なお、窒素ガス供給器25は、窒素ガスの流量を調節可能な流量調整機能を有しているものとする。また、制御部35により、ガス排出器33が動作し、バルブ3が開状態とされて、チャンバ5内のガスがチャンバ5から排出される。窒素ガスの単位時間あたりの流入量、ガス排出器33からの単位時間あたりの排出量が適宜、制御部35により設定されることにより、チャンバ5内が窒素ガスによりパージされる。
本発明の生物培養容器1の改質装置3は、単に容器表面を改質するばかりではなく、生物培養容器1に播種された細胞培養および細胞内容中への細胞の動態制御も可能であるという特徴を有する。
生物培養容器1に播種された細胞を培養する場合、がん細胞等の嫌気性細胞は嫌気性雰囲気を必要とする。この場合、本発明の改質装置3は、以下の手順によりチャンバ5内部を嫌気性雰囲気に調整することが可能となる。すなわち、制御部35により窒素ガス供給器25が動作し、バルブ1が開状態とされて、チャンバ5内に窒素ガスが供給される。なお、窒素ガス供給器25は、窒素ガスの流量を調節可能な流量調整機能を有しているものとする。また、制御部35により、ガス排出器33が動作し、バルブ3が開状態とされて、チャンバ5内のガスがチャンバ5から排出される。窒素ガスの単位時間あたりの流入量、ガス排出器33からの単位時間あたりの排出量が適宜、制御部35により設定されることにより、チャンバ5内が窒素ガスによりパージされる。
先に述べたように、発明者らは、特許文献2において、生物培養容器1(細胞培養容器)が酸化チタンである場合、酸化チタンの光触媒反応が細胞外と細胞質との電位差である膜電位の減少を引き起こし、細胞におけるプロトンポンプ作用に影響が及び、培養中の細胞の動態に影響が及ぶことを報告している。
Claims (5)
- 容器の表面に光を照射する光照射装置であって、
前記容器を載せるためのステージと、
光触媒物質が光触媒活性を示す波長域の光である活性光を照射する光触媒用光源と、
175nm以下の波長の真空紫外光を放出するVUV光源と、
前記活性光及び前記真空紫外光以外の光が、前記ステージに置かれた前記容器に入射することを遮る遮光部とを備える、光照射装置。 - 前記活性光は、240nmよりも波長が長い光のみを含む、請求項1記載の光照射装置。
- 前記ステージを上下に駆動させるステージ駆動部とをさらに備える、請求項1又は2記載の光照射装置。
- 容器の表面に光を照射する光照射システムであって、
前記容器を載せるためのステージと、
光触媒物質が光触媒活性を示す波長域の光である活性光を照射する光触媒用光源と、
175nm以下の波長の真空紫外光を放出するVUV光源と、
前記活性光及び前記真空紫外光以外の光が、前記ステージに置かれた前記容器に入射することを遮る遮光部と、
前記容器を入れるための密閉可能なチャンバ部と、
前記チャンバ部の内部に、酸素を含む気体を供給する気体供給部とを備える、光照射システム。 - 前記気体供給部は、大気より酸素濃度が低い気体を供給するものであることを特徴とする、請求項4に記載の光照射システム。
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JP2017041120A JP2018143163A (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 光照射装置及び光照射システム |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013176344A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-09 | Kazusa Dna Research Institute | 培養プレートの抗菌処理方法 |
JP2018078816A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 国立大学法人 熊本大学 | 培養細胞の動態制御方法 |
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Patent Citations (2)
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神之浦 雅輝 他: "チタン基板の光機能化が骨芽細胞の接着や活性に与える影響", 日本機械学会第29回バイオエンジニアリング講演会, JPN6020038209, January 2017 (2017-01-01), pages 24 - 2, ISSN: 0004362208 * |
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