JP2018142497A - 積層装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】積層されるワークの品質の劣化を抑制可能な積層装置を提供する。【解決手段】積層装置は、上昇した後に下降する循環経路を形成するように循環する外周面34b、及び、外周面34bの循環方向に沿って外周面34bに所定間隔で設けられると共に、外周面34bが上昇する上昇区間において供給装置により供給されるワークを受け取ってワークを支持する複数の支持部35を有する循環部34と、外周面34bが下降する下降区間に位置する支持部35から供給されたワークが積層される積層部と、支持部35の位置を制御する制御部と、を備える。制御部は、ワークが支持部35から積層部へ供給される度に、下降区間における支持部35から積層部へのワークの供給位置を、積層部におけるワークの積層方向にずらしていくように、支持部35の位置を制御する。【選択図】図7
Description
本発明は、積層装置に関する。
リチウムイオン二次電池や燃料電池等といった蓄電装置は、内部に電極及びセパレータを含む電極組立体を有する。この電極組立体の一例としては、複数のシート状の電極及びセパレータが積層されてなる積層型の電極組立体が挙げられる。このような積層型の電極組立体においては、例えば特許文献1に記載される積層装置を用いて電極及びセパレータが積層される。特許文献1の積層装置は、電池構成部材を供給する電池構成部材供給装置と、供給された電池構成部材を積層してストックするスタック積層手段とを備えている。スタック積層手段は、電池構成部材が積層されるガイドボックスと、当該ガイドボックスを昇降可能な昇降装置とを有している。昇降装置は、新たに積層される電池構成部材の積層位置が常に一定の高さとすべく、電池構成部材の新たな積層の度に電池構成部材の厚さ寸法分だけ降下するように、ガイドボックスの位置を制御している。
上記従来技術では、電池構成部材の積層位置を常に一定の高さにすることにより、投入される電池構成部材の姿勢の変化を抑制し、精度のよい積層を実現している。しかしながら上記従来技術では、ガイドボックス内に積層されている電池構成部材は、昇降装置の動作に応じて上下方向に移動する。この移動、及び当該移動に起因して発生する振動等によって、電池構成部材と、側壁を構成する筒状のボックス部との摺接が発生することがある。この場合、電池構成部材の品質が劣化してしまうおそれがある。
本発明は、積層されるワークの品質劣化を抑制可能な積層装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る積層装置は、供給装置から供給されるシート状のワークを積層させる積層装置であって、上昇した後に下降する循環経路を形成するように循環する外周面、及び外周面の循環方向に沿って外周面に所定間隔で設けられると共に、外周面が上昇する上昇区間において供給装置により供給されるワークを受け取ってワークを支持する複数の支持部を有する循環部と、外周面が下降する下降区間に位置する支持部から供給されたワークが積層される積層部と、支持部の位置を制御する制御部と、を備え、制御部は、ワークが支持部から積層部へ供給される度に、下降区間における支持部から積層部へのワークの供給位置を、積層部におけるワークの積層方向にずらしていくように、支持部の位置を制御する。
この積層装置では、上述したように制御部が支持部の位置を制御することによって、積層部に支持部からワークが積層される度に、ワークの供給位置と、積層部においてワークが着地する着地位置との積層方向における距離を、ワークが積層される積層部を昇降させることなく調整することができる。例えば、上記積層方向における上記距離を一定に保つことによって、積層部に積層されるワークの品質の安定化を図ることができる。加えて、上記距離を一定に保つために、ワークが積層される積層部を昇降しなくてもよいので、ワークの積層中における積層部の振動等の発生を抑制し、積層部に積層されたワークの積層部への摺接を防止できる。したがって、積層されるワークの品質劣化を抑制できる。
また、制御部は、ワークが支持部から積層部へ供給される度に、下降区間におけるワークの供給位置を所定値ずつ高くするように、支持部の位置を制御してもよい。加えて、当該所定値は、あるワークが積層部に供給されてから次のワークが積層部に供給されるまでの間において、積層部に積層されるワークを含む積層体の積層方向に沿った厚さが変化した値に相当してもよい。この場合、ワークの供給位置と、積層部においてワークが着地する着地位置との積層方向における距離を安定して一定に保つことができる。
また、積層部は、ワークが載置される基台と、支持部から供給されるワークを基台にガイドする一対の側壁とを有し、一方の側壁は、基台と循環部との間に位置すると共に上下方向に沿って延びており、他方の側壁は、基台を挟んで一方の側壁の反対側に位置すると共に上下方向に沿って延びてもよい。この場合、積層部にワークが供給される際、基台上におけるワークの位置を一対の側壁にて揃えることができる。したがって、積層部内におけるワーク同士の位置ずれを抑制できる。
また、積層部は、ワークが載置される底壁部と、支持部から供給されるワークを底壁部にガイドする一対の側壁部とを有し、一方の側壁部は、底壁部における循環部側の第1縁部から上下方向に沿って立設しており、他方の側壁部は、底壁部における第1縁部の反対側の第2縁部から上下方向に沿って立設してもよい。この場合、積層部にワークが供給される際、底壁部上におけるワークの位置を一対の側壁部にて揃えることができる。したがって、積層部内におけるワーク同士の位置ずれを抑制できる。
本発明によれば、積層されるワークの品質劣化を抑制可能な積層装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電極積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部を示す断面図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図3(a)は、セパレータ付き正極の平面図、図3(b)は、負極の平面図である。図1及び図2に示される蓄電装置1は、例えばリチウムイオン二次電池といった非水電解質二次電池として構成されている。
図1は、第1実施形態に係る電極積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部を示す断面図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図3(a)は、セパレータ付き正極の平面図、図3(b)は、負極の平面図である。図1及び図2に示される蓄電装置1は、例えばリチウムイオン二次電池といった非水電解質二次電池として構成されている。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状のケース2と、このケース2内に収容された電極組立体3とを備えている。ケース2は、例えばアルミニウム等の金属によって形成されている。ケース2の内部には、図示はしないが、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。ケース2上には、正極端子4及び負極端子5が互いに離間して配置されている。正極端子4は、絶縁リング6を介してケース2に固定され、負極端子5は、絶縁リング7を介してケース2に固定されている。また、電極組立体3とケース2の内側の側面及び底面との間には絶縁フィルムFが配置されており、当該絶縁フィルムFによってケース2と電極組立体3との間が絶縁されている。電極組立体3の下端は、絶縁フィルムFを介してケース2の内側の底面に接触している。電極組立体3とケース2との間にスペーサSを配置することにより、電極組立体3とケース2との間に隙間が埋められている。スペーサSは、一枚または複数枚のシートを備えており、当該シートの枚数は電極組立体3の厚さによって変化し得る。
電極組立体3は、シート状の複数の正極8と複数の負極9(ワーク)とが袋状のセパレータ10を介して交互に積層された構造を有している。正極8は、袋状のセパレータ10に包まれている。袋状のセパレータ10に包まれた状態の正極8は、セパレータ付き正極11(ワーク)として構成されている。従って、電極組立体3は、複数のセパレータ付き正極11と複数の負極9とが交互に積層された構造を有している。なお、電極組立体3の両端に位置する電極は、負極9である。
正極8は、例えばアルミニウム箔からなる正極集電体である金属箔14と、この金属箔14の両面に形成された正極活物質層15とを有している。金属箔14は、平面視矩形状の箔本体部14aと、この箔本体部14aと一体化されたタブ14bとを有している。タブ14bは、箔本体部14aの長手方向の一端部近傍の縁から突出している。そして、タブ14bは、セパレータ10の長手方向の側縁近傍において、セパレータ10を突き抜けている。タブ14bは、導電部材12を介して正極端子4に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ14bを省略している。
正極活物質層15は、箔本体部14aの表裏両面に形成されている。正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。
図3(a)に示されるように、セパレータ付き正極11は、上縁11aと、底縁11bと、側縁11cと、側縁11dと、面11eと、面11fと、を含む。上縁11aは、セパレータ付き正極11におけるタブ14b側の縁であり、タブ14bが突き抜けるセパレータ10の縁である。底縁11bは、セパレータ付き正極11におけるタブ14bとは反対側の縁である。側縁11c及び側縁11dは、上縁11aと底縁11bとを互いに接続する縁であり、上縁11a及び底縁11bと交差する。面11e及び面11fは、上縁11a、底縁11b、側縁11c、及び側縁11dによって区画される面であり、互いに反対側に位置する。
負極9は、例えば銅箔からなる負極集電体である金属箔16と、この金属箔16の両面に形成された負極活物質層17とを有している。金属箔16は、平面視矩形状の箔本体部16aと、この箔本体部16aと一体化されたタブ16bとを有している。タブ16bは、箔本体部16aの長手方向の一端部近傍の縁から突出している。タブ16bは、導電部材13を介して負極端子5に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ16bを省略している。
負極活物質層17は、箔本体部16aの表裏両面に形成されている。負極活物質層17は、負極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物またはホウ素添加炭素等が挙げられる。
図3(b)に示されるように、負極9は、上縁9aと、底縁9bと、側縁9cと、側縁9dと、面9eと、面9fと、を含む。上縁9aは、負極9(箔本体部16a)におけるタブ16b側の縁である。底縁9bは、負極9(箔本体部16a)におけるタブ16bとは反対側の縁である。側縁9c及び側縁9dは、上縁9aと底縁9bとを互いに接続する縁であり、上縁9a及び底縁9bと交差する。面9e及び面9fは、上縁9a、底縁9b、側縁9c、及び側縁9dによって区画される面であり、互いに反対側に位置する。第1実施形態において、負極9の上縁9aから底縁9bの長さ(高さHn)は、セパレータ付き正極11の上縁11aから底縁11bの長さ(高さHp)よりも小さい。負極9の側縁9cから側縁9dの長さ(幅Wn)は、セパレータ付き正極11の側縁11cから側縁11dの長さ(幅Wp)と略同じである。
セパレータ10は、平面視矩形状を呈している。セパレータ10の形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、或いはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布等が例示される。
以上のように構成された蓄電装置1を製造する場合は、まずセパレータ付き正極11及び負極9を製作した後、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層し、セパレータ付き正極11及び負極9を固定することで電極組立体3を得る。そして、セパレータ付き正極11のタブ14bを導電部材12を介して正極端子4に接続すると共に、負極9のタブ16bを導電部材13を介して負極端子5に接続した後、電極組立体3をケース2内に収容する。
次に、図4及び図5を参照して、第1実施形態に係る電極積層装置を説明する。図4は、第1実施形態に係る電極積層装置を示す側面図(一部断面を含む)である。図5は、正極押出ユニットの一部及び負極押出ユニットの一部を積層ユニットの一部と共に示す概略平面図である。
電極積層装置20は、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層する積層装置である。電極積層装置20は、正極搬送ユニット21と、負極搬送ユニット22と、正極供給用コンベア23と、負極供給用コンベア24と、積層ユニット25と、正極押出ユニット26と、負極押出ユニット27と、制御ユニット28とを備えている。正極搬送ユニット21及び負極搬送ユニット22は、図4に示されるX方向に並んで配置されている。
正極搬送ユニット21は、セパレータ付き正極11を貯めながら順次搬送するユニットである。正極搬送ユニット21は、上下方向(Z方向)に延びるループ状の循環部31と、この循環部31の外周面31bに取り付けられ、セパレータ付き正極11を支持する複数の支持部32と、循環部31を駆動する駆動部33とを有している。なお、Z方向は、X方向に垂直な方向である。
循環部31は、例えば無端状のベルトで構成されている。循環部31は、上下方向に離間して配置された2つのプーリー31aに架け渡され、各プーリー31aの回転に伴って連れ回る。2つのプーリー31aは、図示省略されたフレームにより、回転可能に支持されている。このように循環部31が回転(周回)することで、循環部31の外周面31bは、上昇した後に下降する循環経路を形成するように循環する。また、各支持部32は、外周面31bの循環に伴って循環する。また、循環部31は、2つのプーリー31a及びフレームと共に、上下方向に移動する。なお、各プーリー31aをスプロケットとし、当該スプロケットに噛み合う歯を外周面31bの内側に設けてもよい。
支持部32は、断面U字形状を呈し、循環部31の外周面31bの循環方向に沿って、外周面31bに所定間隔で設けられている。支持部32は、外周面31bの循環経路のうち、外周面31bが上昇する上昇区間において、正極供給用コンベア23によって供給されるセパレータ付き正極11を受け取って、セパレータ付き正極11を支持する。外周面31bの循環経路のうち、外周面31bが下降する下降区間において、支持部32に支持されているセパレータ付き正極11は、積層ユニット25に供給される。セパレータ付き正極11の積層ユニット25への供給方法については、後述する。
駆動部33は、循環部31を回転させると共に、循環部31を上下方向に移動させる。このとき、駆動部33は、循環部31を電極積層装置20の前側(図4の紙面表側)から見て時計回り(図示矢印方向)に回転させる。従って、正極供給用コンベア23側の支持部32は循環部31に対して上昇し、積層ユニット25側の支持部32は循環部31に対して下降する。なお、電極積層装置20の前後方向は、X方向及びZ方向に垂直なY方向である。
負極搬送ユニット22は、負極9を貯めながら順次搬送するユニットである。負極搬送ユニット22は、上下方向(Z方向)に延びるループ状の循環部34と、この循環部34の外周面34bに取り付けられ、負極9を支持する複数の支持部35と、循環部34を駆動する駆動部36とを有している。
循環部34は、循環部31と同様に、例えば無端状のベルトで構成されている。循環部34は、上下方向に離間して配置された2つのプーリー34aに架け渡され、各プーリー34aの回転に伴って連れ回る。2つのプーリー34aは、図示省略されたフレームにより、回転可能に支持されている。このように循環部34が回転(周回)することで、循環部34の外周面34bは、上昇した後に下降する循環経路を形成するように循環する。また、各支持部35は、外周面34bの循環に伴って循環する。また、循環部34は、2つのプーリー34a及びフレームと共に、上下方向に移動する。
支持部35は、断面U字形状を呈し、循環部34の外周面34bの循環方向に沿って、外周面34bに所定間隔で設けられている。支持部35は、外周面34bの循環経路のうち、外周面34bが上昇する上昇区間において、負極供給用コンベア24によって供給される負極9を受け取って、負極9を支持する。外周面34bの循環経路のうち、外周面34bが下降する下降区間において、支持部35に支持されている負極9は、積層ユニット25に供給される。負極9の積層ユニット25への供給方法については、後述する。
駆動部36は、循環部34を回転させると共に、循環部34を上下方向に移動させる。このとき、駆動部36は、循環部34を電極積層装置20の前側(図3の紙面表側)から見て反時計回り(図示矢印方向)に回転させる。従って、負極供給用コンベア24側の支持部35は循環部34に対して上昇し、積層ユニット25側の支持部35は循環部34に対して下降する。
正極供給用コンベア23は、セパレータ付き正極11を正極搬送ユニット21に向けて水平方向に搬送し、正極搬送ユニット21の支持部32にセパレータ付き正極11を供給する供給装置である。正極供給用コンベア23は、正極供給用コンベア23の循環方向に沿って等間隔に設けられた複数の爪部37を有している。爪部37は、セパレータ付き正極11の搬送方向後側の端部に当接する。例えば、セパレータ付き正極11は、正極搬送ユニット21に対して一定の間隔で供給される。
負極供給用コンベア24は、負極9を負極搬送ユニット22に向けて水平方向に搬送し、負極搬送ユニット22の支持部35に負極9を供給する供給装置である。負極供給用コンベア24は、負極供給用コンベア24の循環方向に沿って等間隔に設けられた複数の爪部38を有している。爪部38は、負極9の搬送方向後側の端部に当接する。例えば、負極9は、負極搬送ユニット22に対して一定の間隔で供給される。
積層ユニット25は、正極搬送ユニット21と負極搬送ユニット22との間に配置されているユニット(積層部)であり、正極搬送ユニット21からセパレータ付き正極11が、負極搬送ユニット22から負極9がそれぞれ供給される。第1実施形態では、外周面31bが下降する下降区間に位置する支持部32からセパレータ付き正極11が、外周面31bが下降する下降区間に位置する支持部35から負極9が、それぞれ積層ユニット25に供給される。これにより、積層ユニット25dは、セパレータ付き正極11及び負極9が、上下方向(Z方向、積層方向)に沿って積層される。
積層ユニット25は、電極としてのセパレータ付き正極11及び負極9が交互に載置される複数(ここでは3段)の基台41a〜41cと、供給されるセパレータ付き正極11及び負極9を基台41a〜41cにガイドする一対の側壁42,43とを有している。
基台41a〜41cは、プレート形状を呈しており、水平方向に延在すると共に、上下方向にそれぞれ離間して設けられている。基台41a〜41cは、それぞれ上下方向に重なると共に等間隔で配置されている。上下方向において、基台41a,41bの間隔と、基台41b,41cの間隔とのそれぞれは、例えば、基台41a〜41cに最終的に積層される積層体の厚さの二倍より大きければよい。基台41a〜41cは、側壁42,43に挟まれて固定されてもよいし、側壁42,43と分離可能に設けられてもよい。第1実施形態では、基台41a〜41cは、側壁42,43と分離されており、且つ、Y方向において奥側に位置すると共に上下方向に延びる縦壁V(図5を参照)に連結されている。基台41a〜41cは、図示しない駆動部(アクチュエータ)によって、例えば正極搬送ユニット21と負極搬送ユニット22との間以外の場所へ移動可能になっている。これにより、基台41a〜41cのそれぞれに積層された上記積層体を、電極積層装置20から容易に回収可能になっている。なお、セパレータ付き正極11及び負極9が積層されるとき、基台41a〜41cのそれぞれの位置は固定されている。すなわち、セパレータ付き正極11及び負極9が積層されるとき、上記駆動部は、基台41a〜41cを昇降移動させないように構成されている。
側壁42は、基台41a〜41cと正極搬送ユニット21との間に位置すると共に上下方向に延びる壁である。側壁42には、後述する正極押出ユニット26により押し出されたセパレータ付き正極11が通過する複数(ここでは3つ)のスリット42a〜42cが設けられている。スリット42a〜42cは、上下方向に等間隔で配置されている。スリット42aは、上下方向において基台41a,41bの間に設けられており、スリット42bは、上下方向において基台41b,41cの間に設けられており、スリット42cは、上下方向において基台41cの上方に設けられている。上下方向におけるスリット42aの長さは、例えば、基台41aに最終的に積層される積層体の厚さ(すなわち、基台41aに積層されるセパレータ付き正極11及び負極9の枚数を合わせた厚さ)よりも大きくなっている。この場合、セパレータ付き正極11が側壁42に衝突することを確実に防止できる。なお、上下方向におけるスリット42b,42cの長さは、スリット42aと同様に設定される。
スリット42a〜42cの上側部分は、正極搬送ユニット21側から基台41a〜41c側に向かって下方に傾斜する傾斜面となってもよく、スリット42a〜42cの下側部分は、正極搬送ユニット21側から基台41a〜41c側に向かって上方に傾斜する傾斜面となってもよい。この場合、セパレータ付き正極11をスリット42a〜42cに容易に通過させることができる。
側壁43は、基台41a〜41cと負極搬送ユニット22との間に位置し、上下方向に延びる壁である。側壁43には、後述する負極押出ユニット27により押し出された負極9が通過する複数(ここでは3つ)のスリット43a〜43cが設けられている。スリット43a〜43cは、上下方向に等間隔で配置されている。スリット43aは、上下方向において基台41a,41bの間に設けられており、スリット43bは、上下方向において基台41b,41cの間に設けられており、スリット43cは、上下方向において基台41cの上方に設けられている。上下方向におけるスリット43a〜43cの長さは、対応する基台41a〜41cに最終的に積層される積層体の厚さ(すなわち、対応する基台41a〜41cに積層されるセパレータ付き正極11及び負極9の枚数を合わせた厚さ)よりも大きくなっている。この場合、負極9が側壁43に衝突することを確実に防止できる。
スリット43a〜43cの上側部分は、負極搬送ユニット22側から基台41a〜41c側に向かって下方に傾斜する傾斜面となってもよく、スリット43a〜43cの下側部分は、負極搬送ユニット22側から基台41a〜41c側に向かって上方に傾斜する傾斜面となってもよい。この場合、負極9をスリット43a〜43cに容易に通過させることができる。
正極押出ユニット26は、複数(ここでは3つ)のセパレータ付き正極11を3段の基台41a〜41cに向けて同時に押し出すユニットである。正極押出ユニット26は、3つのセパレータ付き正極11を一緒に押し付ける1対の押付部材44と、この押付部材44を基台41a〜41cに対して進退可能に移動させる駆動部45とを有している。
駆動部45は、シリンダ45aと、このシリンダ45aにより伸縮可能な一対の主ロッド51a,51bと、を有している。主ロッド51a,51bは、方向Xに沿って延在すると共に、方向Yに沿って互いに離間している。また、主ロッド51a,51bが位置する高さは、略同一である。図4及び図5に示されるように、押付部材44は、主ロッド51aの先端に固定されると共に上下方向に延び、基台41a〜41cに対応する基部53aと、この基部53aに取り付けられ、セパレータ付き正極11と接触する複数の接触部54aとを有している。加えて、押付部材44は、主ロッド51bの先端に固定されると共に上下方向に延び、基台41a〜41cに対応する基部53bと、この基部53bに取り付けられ、セパレータ付き正極11と接触する複数の接触部54bとを有している。つまり、押付部材44の先端部には、接触部54a,54bが設けられている。接触部54a,54bは、例えばスポンジ、ゴムまたは樹脂等の緩衝材で形成されている。接触部54a,54bが確実にセパレータ付き正極11に接することができるように、接触部54a,54bの上下方向における長さは、スリット43a〜43cの上下方向における長さと同程度であることが好ましい。基部53a,53bの上端は、側壁42のスリット42cの上側部分よりも高くなっている。この場合、押付部材44によって押し出されるセパレータ付き正極11が、確実に基台41a〜41cに供給される。
負極押出ユニット27は、複数(ここでは3つ)の負極9を3段の基台41a〜41cに向けて同時に押し出すユニットである。負極押出ユニット27は、3つの負極9を一緒に押し付ける1対の押付部材46と、この押付部材46を基台41a〜41cに対して進退可能に移動させる駆動部47とを有している。駆動部47の構成は、駆動部45と同様である。
駆動部47は、シリンダ47aと、このシリンダ47aにより伸縮可能な一対の主ロッド55a,55bと、を有している。主ロッド55a,515は、方向Xに沿って延在すると共に、方向Yに沿って互いに離間している。また、主ロッド55a,55bが位置する高さは、略同一である。図4及び図5に示されるように、押付部材46は、主ロッド55aの先端に固定されると共に上下方向に延び、基台41a〜41cに対応する基部57aと、この基部57aに取り付けられ、負極9と接触する複数の接触部58aとを有している。加えて、押付部材46は、主ロッド55bの先端に固定されると共に上下方向に延び、基台41a〜41cに対応する基部57bと、この基部57bに取り付けられ、負極9と接触する複数の接触部58bとを有している。つまり、押付部材46の先端部には、接触部58a,58bが設けられている。接触部58a,58bは、例えばスポンジ、ゴムまたは樹脂等の緩衝材で形成されている。接触部58a,58bが確実に負極9に接することができるように、接触部58a,58bの上下方向における長さは、スリット43a〜43cの上下方向における長さと同程度であることが好ましい。基部57a,57bの上端は、側壁43のスリット43cの上側部分よりも高くなっている。この場合、押付部材46によって押し出される負極9が、確実に基台41a〜41cに供給される。
正極押出ユニット26では、駆動部45の主ロッド51a,51bが、方向Xに沿って基台41a〜41cに向かって伸長する。これにより、押付部材44の接触部54a,54bは、セパレータ付き正極11に当接し、基台41a〜41cに向かってセパレータ付き正極11を押し出す。一方、負極押出ユニット27では、駆動部47の主ロッド55a,55bが、方向Xに沿って基台41a〜41cに向かって伸長する。これにより、押付部材46の接触部58a,58bは、負極9に当接し、基台41a〜41cに向かって負極9を押し出す。これにより、支持部32上に位置するセパレータ付き正極11と、支持部35上に位置する負極9とが、基台41a〜41cに供給される。
制御ユニット28は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及び入出力インターフェース等から構成されている制御部である。制御ユニット28は、正極搬送ユニット21の駆動部33、負極搬送ユニット22の駆動部36、正極押出ユニット26の駆動部45、及び負極押出ユニット27の駆動部47を制御する。以下では、制御ユニット28による正極押出ユニット26及び負極押出ユニット27の制御については省略する。
制御ユニット28は、正極搬送ユニット21の駆動部33を制御することにより、支持部32の位置を制御する。制御ユニット28は、支持部32の位置を制御するため、循環部31の循環動作と循環部31の上下動とを任意のタイミングで停止又は移動させる。例えば、制御ユニット28は、支持部32から積層ユニット25へセパレータ付き正極11が供給される際に、積層ユニット25側の支持部32を停止させると共に、積層ユニット25へのセパレータ付き正極11の供給後に当該支持部32を移動させるように、駆動部33を制御する。具体的には、セパレータ付き正極11の供給の際には積層ユニット25側の支持部32の上下方向における位置を維持し、その後、積層ユニット25側の支持部32を移動させるように、制御ユニット28は、循環部31の循環動作と循環部31の上下動とを制御する。このとき、制御ユニット28は、支持部32から積層ユニット25へ供給されるセパレータ付き正極11の上下方向における移動距離が一定になるように、支持部32の位置を制御する。例えば、制御ユニット28は、下降区間における支持部32から積層ユニット25へのセパレータ付き正極11の供給位置を、積層ユニット25におけるセパレータ付き正極11の積層方向にずらしていくように、支持部32の位置を制御する。
制御ユニット28は、負極搬送ユニット22の駆動部36を制御することにより、支持部35の位置を制御する。制御ユニット28は、支持部35の位置を制御するため、例えば、循環部34の循環動作と循環部34の上下動とを任意のタイミングで停止又は移動させる。制御ユニット28は、支持部35から積層ユニット25へ負極9が供給される際に、積層ユニット25側の支持部35を停止させると共に、積層ユニット25への負極9の供給後に当該支持部35を移動させるように、駆動部36を制御する。具体的には、負極9の供給の際には積層ユニット25側の支持部35の上下方向における位置を、負極供給用コンベア24の供給間隔より長い一定期間だけ維持し、その後、積層ユニット25側の支持部35を移動させるように、制御ユニット28は、循環部34の循環動作と循環部34の上下動とを制御する。このとき、制御ユニット28は、支持部35から積層ユニット25へ供給される負極9の上下方向における移動距離が一定になるように、支持部35の位置を制御する。例えば、制御ユニット28は、下降区間における支持部35から積層ユニット25への負極9の供給位置を、積層ユニット25における負極9の積層方向にずらしていくように、支持部35の位置を制御する。
第1実施形態では、制御ユニット28は、積層ユニット25に対して負極9の積層が開始してから完了するまでの間、負極9が積層ユニット25へ供給される度に、下降区間における負極9の供給位置の高さを所定値ずつ高く変化させるように、支持部35の位置を制御する。所定値とは、例えば、ある負極9が積層ユニット25に供給されてから次の負極9が積層ユニット25に供給されるまでの間において、積層ユニット25に積層される積層体の厚さが変化した値に相当する。第1実施形態では、積層体の厚さが変化した値は、一枚のセパレータ付き正極11と一枚の負極9との合計厚さである。
なお、この例ではわかりやすく、負極搬送ユニット22は間欠駆動しており、負極供給用コンベア24より供給される負極9の移載を行うとき、負極搬送ユニット22の動作は停止しないものとする。
ここで、ある積層ユニットに対して負極9の積層が開始してから完了するまでの間において、制御ユニットが負極搬送ユニットを制御する態様の一例について説明する。具体的には、図6及び図7を用いて、負極搬送ユニットの循環部(ここでは一例として循環部34)の制御フローについて説明する。図6は、循環部34の制御フローを示すフローチャートである。図7(a)は、最初の積層運転にて負極9が積層ユニット25に供給される状態を示す図であり、図7(b)は、最初以外のある積層運転にて負極9が積層ユニット25に供給される状態を示す図である。なお、正極搬送ユニット21の循環部31の制御フローは、循環部34の制御フローと同様である。このため、正極搬送ユニット21の循環部の制御フローについての説明を省略する。また、負極押出ユニット27による押出動作の説明と、異常時、例えば負極供給用コンベア24からの電極の供給に欠品があった場合の運転状態についての説明等は、省略する。
図6において、制御ユニット28は、電極積層装置20を含む製造ラインの稼働開始のトリガ(例えばオペレータ等による入力)を受けて、循環部34の準備運転を開始する(ステップS101)。
準備運転は、いずれの支持部35にも負極9が支持されていない初期状態から、負極9の受取位置から積層位置までの間にある各支持部35が負極9を支持する状態にするための動作である。具体的には、準備運転は、循環部34の回転(循環)のみによって、支持部35を循環させる動作である。より具体的には、循環部34において互いに隣接する支持部35間の距離の移動量を1とした場合、制御ユニット28は、循環部34における負極9の受取位置にある支持部35に負極9が供給されたことを確認する毎に、循環部34を移動量1だけ反時計回りに循環させる。なお、以下の説明においては、循環部34の循環については、反時計回り方向の移動を正方向とし、循環部34の上下移動については、上方向を正方向として、移動量を表現する。また、積層位置は、例えば、積層ユニット25の基台41aに対応するスリット43aの下端位置とする。
制御ユニット28は、準備運転中において、図示しないセンサ等を用いて、負極9を支持した支持部35が積層位置に到達したか否かを判定する(ステップS102)。制御ユニット28は、負極9を支持した支持部35が積層位置に到達したことを上記センサが検知するまで、循環部34の準備運転を継続する(ステップS102:NO)。一方、制御ユニット28は、負極9を支持した支持部35が積層位置に到達すると、循環部34を積層運転に切り替える(ステップS102:YES、ステップS103)。
積層運転は、負極9を積層ユニット25に積層するための動作である。具体的には、積層運転は、積層ユニット25側の支持部35の高さ位置を積層ユニット25に対して相対的に停止させるとともに、負極9が負極供給用コンベア24から一枚供給される毎に、負極供給用コンベア24側の支持部35を負極供給用コンベア24に対して移動量1だけ上昇させる動作である。より具体的には、制御ユニット28は、負極供給用コンベア24から1枚の負極9が供給されてから次の負極9が供給されるまでの間の時間(以下「単位時間」という)に、循環部34を移動量0.5で反時計回りに循環させるとともに、移動量0.5で上昇させる。このため、負極供給用コンベア24側の支持部35(すなわち、上昇区間に位置する支持部35)の移動量は1となり、積層ユニット25側の支持部35(すなわち、下降区間に位置する支持部35)の移動量は0となる。従って、上昇区間に位置する支持部35の上昇量は、準備運転時と同じである一方で、下降区間に位置する支持部35の高さ位置は、変化せずに一定となる。したがって、制御ユニット28は、負極搬送ユニット22により搬送された3つの負極9を基台41a〜41cに対応する高さ位置に保持するように駆動部36を制御する。
制御ユニット28は、積層運転中において、随時、3段の基台41a〜41cに対する3枚の負極9の同時供給が完了したか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、負極押出ユニット27による押出動作が完了したか否かが判定される。例えば、図7(a)に示されるように負極9が基部57a(57b)及び接触部58a(58b)によって基台41aへ押し出された後、基部57a(57b)及び接触部58a(58b)が元の位置(負極9を押し出す前の位置)に戻ったことを検知することで、押出動作が完了したことを検知することができる。制御ユニット28は、負極押出ユニット27による押出動作が完了したことを検知するまで、循環部34の積層運転を継続する(ステップS104:NO)。一方、制御ユニット28は、負極押出ユニット27による押出動作が完了したことを検知すると(ステップS104:YES)、積層ユニット25への負極9の積層を完了するか否かを判定する(ステップS105)。
具体的には、制御ユニット28は、例えば積層ユニット25に積層された電極の枚数をセンサ等により検知し、電極の積層枚数が予め定められた枚数に達したか否かを判定することで、積層を完了するか否かを判定することができる。すなわち、制御ユニット28は、電極の積層枚数が予め定められた枚数に達した場合に積層を完了し、電極の積層枚数が予め定められた枚数に達していない場合に積層を完了しないと判定することができる。
積層を完了すると判定された場合(ステップS105:YES)、制御ユニット28は、循環部34の制御を終了する。一方、積層を完了すると判定されなかった場合(ステップS105:NO)、制御ユニット28は、循環部34を復帰運転に切り替える(ステップS106)。
復帰運転は、積層運転において元の位置(積層運転開始前の位置)よりも上昇した位置に移動した循環部34を元の位置に復帰(下降)させる動作である。具体的には、制御ユニット28は、上述した単位時間に、循環部34を移動量約2.0で反時計回りに循環させるとともに、移動量−1.0で下降させる。これにより、循環部34の高さ位置は、元の位置まで戻る。加えて、負極供給用コンベア24側(すなわち、上昇区間)に位置する支持部35がほぼ1つ分だけ上昇すると共に、積層ユニット25側(すなわち、下降区間)に位置する支持部35がほぼ3つ分だけ下降する。このような復帰運転を実施することによって、負極供給用コンベア24から供給される負極9を受け取りつつ、次の3つの負極9を負極押出ユニット27によって同時に押し出す押出動作を実行可能な状態となる。したがって、制御ユニット28は、循環部34の復帰運転完了後、循環部34を積層運転に切り替える(ステップS106→S103)。
第1実施形態では、ほぼ3つ分だけ下降するとは、3つ分未満下降することを意味している。このため、復帰運転完了後の積層運転において、下降区間の支持部35の高さ方向に沿った位置は、最初の積層運転の位置よりも上側に位置することとなる。すなわち、復帰運転完了後の積層運転における下降区間の支持部35は、上記積層位置よりも上側に位置している。これらの位置の高さ方向における差が、ちょうど一枚のセパレータ付き正極11と一枚の負極9との合計厚さに相当するように、制御ユニット28は、復帰運転における循環部34の循環速度を制御する。よって、ある積層ユニットに対して負極9の積層が開始してから完了するまでの間において、最初の復帰運転以降では、ステップS102にて用いたセンサの検知を必要としなくてもよい。
負極搬送ユニット22における下降区間に位置する支持部35は、上記積層運転及び上記復帰運転を繰り返す度(すなわち、負極9が積層ユニット25に供給される度)、下降区間における支持部35の位置は、一枚のセパレータ付き正極11と一枚の負極9との合計厚さ分上側へずれていく。このため、図7(b)に示されるように、積層ユニット25に負極9が供給されていくと、下降区間において支持部35から積層ユニット25へ負極9が供給される位置(以下、単に「供給位置」とする)が、積層方向にずれる。一方、上記積層運転及び上記復帰運転が繰り返される間、積層ユニット25は、上下動しない。これにより、負極9の上記供給位置(すなわち、積層ユニット25に供給される負極9を支持する支持部35の表面35aの位置)と、積層ユニット25において負極9が着地する着地位置との上下方向における距離は、一定に保たれる。なお、着地位置とは、最初の積層運転においては基台41a〜41cの上側表面であり、最初以外の積層運転においては積層ユニット25に積層された積層体の最外面である。
具体的には、図7(a)に示されるように、最初の積層運転では、基台41cと、基台41cに供給される負極9を支持する支持部35の表面35aとの上下方向に沿った距離は、高さH1である。なお、図7(a),(b)に示される支持部35の表面35aは、負極9の上記供給位置に相当する。一方で図7(b)に示されるように、最初以外の積層運転では、上記距離は、高さH1’(変数)であり、高さH1’>高さH1の関係となっている。高さH1と高さH1’との差は、上述したように、負極9が支持部35から積層ユニット25へ供給される度に、下降区間における支持部35の表面35aの位置(すなわち、負極9の供給位置)が、上下方向にずれていくことによって発生する。このため、高さH1’に対して基台41cに積層された負極9の合計厚さAを差し引いた高さH2は、高さH1に相当する。
上述したように、正極搬送ユニット21の循環部31の制御フローは、負極搬送ユニット22の循環部34の制御フローと同一である。このため、制御ユニット28が循環部31の循環動作及び上下動を制御することによって、支持部32の位置が制御される。よって、積層ユニット25にセパレータ付き正極11が供給されていくにつれて、下降区間における支持部32から積層ユニット25へのセパレータ付き正極11の供給位置が、積層方向にずれていく。すなわち、正極搬送ユニット21においても、積層運転と復帰運転とを繰り返すことによって、下降区間において支持部32から積層ユニット25へセパレータ付き正極11が供給される位置が、積層方向にずれていく。これにより、セパレータ付き正極11の上記供給位置(すなわち、積層ユニット25に供給されるセパレータ付き正極11を支持する支持部32の表面の位置)と、積層ユニット25においてセパレータ付き正極11が着地する着地位置との上下方向における距離もまた、一定に保たれる。
なお、積層を完了すると判定された場合(ステップS105:YES)、制御ユニット28は、循環部34の制御を一旦終了した後、さらに積層ユニット25の交換が完了してオペレータ等からの制御開始の指示を受けた後に、循環部34の制御を再開してもよい。この場合、積層運転(ステップS103)が再開されることになる。この積層運転の再開に当たっては、負極9を支持した支持部35が積層位置に到達したことをステップS102にて用いたセンサが検知するまで、制御ユニット28は、循環部34の循環運転を継続する。これにより、積層ユニット25が交換される度、上述した負極9の最初の供給位置を積層位置に戻す(初期化)できる。
制御ユニット28は、正極搬送ユニット21の制御と負極搬送ユニット22の制御とを、タイミングをずらして実施している。これにより、積層ユニット25に負極9とセパレータ付き正極11とを交互に積層することができる。
なお、制御ユニット28は、正極供給用コンベア23、負極供給用コンベア24、及び積層ユニット25の動作を制御してもよい。これらの動作の制御については省略する。
以上に説明した第1実施形態に係る電極積層装置20の作用効果について、以下に説明する比較例を参照しながら説明する。比較例における電極積層装置の積層ユニットは、基台及び側壁は第1実施形態と同構造であり、基台を昇降可能な駆動部を備えている。比較例においては、ワーク(負極及びセパレータ付き正極)の積層中、積層ユニットに積層されるワークの積層位置が常に一定の高さになるように、積層ユニットは、上記駆動部によって適宜降下される。この場合、側壁が固定されているのに対し、積層ユニット内のワークは、駆動部の動作に応じて上下方向に移動する。大半のワークは、両側壁の一方に当接することで位置決めされる為、停止時に一方の側壁に接している。この為、基台の移動により、積層ユニット内のワークは、側壁と摺接し、ワークの品質が劣化してしまうおそれがある。具体例としてワークがリチウムイオン二次電池の電極である場合、図2に示すような負極9が、側壁と摺接すると、活物質粒子が剥離する、いわゆる粉落ちの原因となる。なお、側壁と基台が一体となって昇降する場合は、このような摺接は生じない。しかしながら、側壁と基台との駆動時の振動で、ワークと側壁との間で微小な衝突が繰り返され、やはり、活物質粒が剥離し、粉落ちの一因となる。
これに対して第1実施形態に係る電極積層装置20によれば、制御ユニット28が循環部31の循環動作及び上下動を制御して支持部32の位置を制御することによって、積層ユニット25に支持部32からセパレータ付き正極11が積層される度に、セパレータ付き正極11の供給位置である支持部32の表面と、積層ユニット25においてセパレータ付き正極11が着地する着地位置との上下方向における距離を、積層ユニット25を昇降させることなく一定に保つことができる。加えて、制御ユニット28が循環部34の循環動作及び上下動を制御して支持部35の位置を制御することによって、積層ユニット25に支持部35から負極9が積層される度に、負極9の供給位置である支持部35の表面35aと、積層ユニット25において負極9が着地する着地位置との上下方向における距離を、積層ユニット25を昇降させることなく一定に保つことができる。このため、支持部32から積層ユニット25にセパレータ付き正極11が供給されるときにセパレータ付き正極11の上下方向における移動距離を一定に保つことができると共に、支持部35から積層ユニット25に負極9が供給されるとき、負極9の上下方向における移動距離を一定に保つことができるので、積層されるセパレータ付き正極11及び負極9の品質の安定化を図ることができる。加えて、上記移動距離を一定化するために積層ユニット25を昇降しなくてもよいので、セパレータ付き正極11及び負極9の積層中における積層ユニット25の振動等の発生を抑制できる。したがって、積層ユニット25に積層されたセパレータ付き正極11及び負極9の側壁42,43への衝突等を防止できるので、積層されるセパレータ付き正極11及び負極9の品質劣化を抑制できる。
加えて、上記電極積層装置20の積層ユニット25は、比較例と異なり、基台41a〜41cを昇降させる機能を有する駆動部を備えなくてもよい。このため、比較例よりも当該駆動部の機構を簡略化でき、電極積層装置20の製造コスト低減が実現可能になる。また、積層ユニット25の省スペース化も実現可能になる。
第1実施形態では、制御ユニット28は、セパレータ付き正極11が支持部32から積層ユニット25へ供給される度に、下降区間におけるセパレータ付き正極11の供給位置を所定値ずつ高くするように、支持部32の位置を制御し、且つ、制御ユニット28は、負極9が支持部35から積層ユニット25へ供給される度に、下降区間における負極9の供給位置を所定値ずつ高くするように、支持部35の位置を制御する。このため、支持部32と、積層ユニット25においてセパレータ付き正極11が到達する位置との上下方向における距離と、支持部35と、積層ユニット25において負極9が到達する位置との上下方向における距離とのそれぞれを安定して一定に保つことができる。
積層ユニット25は、セパレータ付き正極11及び負極9が載置される基台41a〜41cと、支持部32,35から供給されるセパレータ付き正極11及び負極9を基台41a〜41cにガイドする一対の側壁42,43とを有し、側壁42は、基台41a〜41cと循環部31との間に位置すると共に上下方向に沿って延びており、側壁42は、基台41a〜41cを挟んで側壁42の反対側に位置すると共に上下方向に沿って延びている。このため、積層ユニット25にセパレータ付き正極11及び負極9が供給される際、基台41a〜41c上におけるセパレータ付き正極11及び負極9の位置を、一対の側壁42,43にて揃えることができる。したがって、積層ユニット25内におけるセパレータ付き正極11と負極9との位置ずれを抑制できる。
(第2実施形態)
以下では、図8〜図11を参照しながら、第2実施形態に係る電極積層装置について説明する。第2実施形態に係る電極積層装置の説明において、第1実施形態と異なる箇所を詳細に説明する。図8は、第2実施形態に係る電極積層装置を示す側面図(一部断面を含む)である。図9は、第2実施形態に係る積層ユニットを構成する積層台を示す斜視図である。図10は、負極押出ユニットによって負極を積層台に向けて押し出す様子を示す概略平面図である。図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。
以下では、図8〜図11を参照しながら、第2実施形態に係る電極積層装置について説明する。第2実施形態に係る電極積層装置の説明において、第1実施形態と異なる箇所を詳細に説明する。図8は、第2実施形態に係る電極積層装置を示す側面図(一部断面を含む)である。図9は、第2実施形態に係る積層ユニットを構成する積層台を示す斜視図である。図10は、負極押出ユニットによって負極を積層台に向けて押し出す様子を示す概略平面図である。図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。
図8に示される電極積層装置20Aにおける積層ユニット25Aは、複数(ここでは3つ)の積層台61から構成されている。3つの積層台61は、上下方向において順に積層されてなっている。
図9に示されるように、積層台61は、セパレータ付き正極11及び負極9が載置される平面視矩形状の底壁71(底壁部)と、この底壁71の縁部に立設され、正極搬送ユニット21の支持部32から供給されるセパレータ付き正極11を底壁71にガイドすると共に、負極搬送ユニット22の支持部35から供給される負極を底壁71にガイドするガイド側板72とを有している。ガイド側板72は、断面U字形状を呈しており、供給されたセパレータ付き正極11及び負極9を位置決めする。
ガイド側板72は、底壁71の1つの縁部に立設され、セパレータ付き正極11の底縁11b(図3参照)及び負極9の底縁9b(図3参照)を位置決めする側壁73と、底壁71の2つの縁部に互いに対向するように立設され、セパレータ付き正極11及ぶ負極9をガイドする側壁74,75(一対の側壁部)とを有している。
側壁74(一方の側壁部)は、底壁71における循環部31側の縁部(第1縁部)から上下方向に沿って立設している。側壁74は、正極押出ユニット26により押し出されるセパレータ付き正極11が通過するスリット76と、このスリット76に対して垂直方向に交差するように設けられる2つのスリット77とを有している。スリット76は、積層台61の奥行方向(Y方向)に延びている。上下方向におけるスリット76の長さは底壁71に最終的に積層される積層体の厚さ(すなわち、底壁71に積層されるセパレータ付き正極11及び負極9の枚数を合わせた厚さ)よりも大きい。スリット77は、積層台61の高さ方向(Z方向)に延びている。
側壁75(他方の側壁部)は、底壁71における循環部34側の縁部(第2縁部)から上下方向に沿って立設している。すなわち、側壁75は、底壁71において側壁74が立設する側の縁部と反対側の縁部から立設している。側壁75は、負極押出ユニット27により押し出される負極9が通過するスリット78と、このスリット78に対して垂直方向に交差するように設けられる2つのスリット79とを有している。スリット78は、積層台61の奥行方向(Y方向)に延びている。上下方向におけるスリット78の長さは、底壁71に最終的に積層される積層体の厚さ(すなわち、底壁71に積層されるセパレータ付き正極11及び負極9の枚数を合わせた厚さ)よりも大きい。スリット79は、積層台61の高さ方向(Z方向)に延びている。
図10及び図11に示されるように、上記積層台61を用いた場合であっても、上記第1実施形態と同様に負極9及びセパレータ付き正極11が積層される。このため、第2実施形態においても、積層ユニット25Aを昇降させることなく、支持部32から積層ユニット25へ供給されるセパレータ付き正極11の上下方向における移動距離と、支持部35から積層ユニット25へ供給される負極9の上下方向における移動距離とを、一定に保つことができる。このため、上記移動距離は、積層台61に負極9及びセパレータ付き正極11が積層される枚数にかかわらず、高さH3になる。したがって、上記第2実施形態に係る電極積層装置20Aにおいても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
また、第2実施形態に係る積層ユニット25Aは、セパレータ付き正極11及び負極9が載置される底壁71と、支持部32,35からそれぞれ供給されるセパレータ付き正極11及び負極9を底壁71にガイドする側壁74,75とを有し、側壁74は、底壁71における循環部31側の第1縁部から上下方向に沿って立設しており、側壁75は、底壁71における第1縁部の反対側の第2縁部から上下方向に沿って立設している。このため、積層ユニット25Aにセパレータ付き正極11及び負極9が供給される際、底壁71上におけるセパレータ付き正極11及び負極9の位置を側壁74,75にて揃えることができる。したがって、積層ユニット25A内におけるセパレータ付き正極11と負極9との位置ずれを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、正極8が袋状のセパレータ10に包まれた状態であるセパレータ付き正極11と負極9とが交互に積層台に積層されるが、特にその形態には限られず、正極と負極が袋状のセパレータに包まれた状態であるセパレータ付き負極とが交互に積層台に積層されてもよい。
また、上記実施形態では、蓄電装置1がリチウムイオン二次電池であるが、本発明は、特にリチウムイオン二次電池には限られず、例えばニッケル水素電池等の他の二次電池、電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置における電極の積層にも適用可能である。
また、積層ユニット25における基台41a〜41cだけでなく、側壁42,43も移動可能であってもよい。この場合、積層ユニット25の移動中に積層されたセパレータ付き正極11及び負極9の位置ずれの発生を好適に抑制できる。
また、電極積層装置20,20Aは、正極搬送ユニット21及び負極搬送ユニット22を備えているが、1つの搬送ユニットを備えてもよい。このとき、搬送対象となるワークは、上述したセパレータ付き正極11及び負極9ではなく、例えばセパレータ、正極、セパレータ、及び負極の4枚がこの順に接合されて一体化されたユニット体であってもよい。ユニット体は、一対のセパレータに挟まれた正極と負極とが重ねて接合された構造をなす。ユニット体では、セパレータ、正極、セパレータ、及び負極の4枚がこの順に重ねられ、各々の層間の四隅が接着剤により固定されている。このようなユニット体が搬送対象とされる製造ラインの組立工程では、ユニット体を一旦形成した後、複数のユニット体を積層することで、電極組立体が得られる。
1…蓄電装置、2…ケース、3…電極組立体、9…負極(ワーク)、11…セパレータ付き正極(ワーク)、20,20A…電極積層装置(積層装置)、21…正極搬送ユニット、22…負極搬送ユニット、23…正極供給用コンベア(供給装置)、24…負極供給用コンベア(供給装置)、25…積層ユニット(積層部)、28…制御ユニット、31…循環部、31b…外周面、32…支持部、34…循環部、34b…外周面、35…支持部、41a〜41c…基台、42,43…側壁、42a〜42c,43a〜43c…スリット、61…積層台、71…底壁(底壁部)、73,74…側壁、76〜79…スリット。
Claims (5)
- 供給装置から供給されるシート状のワークを積層させる積層装置であって、
上昇した後に下降する循環経路を形成するように循環する外周面、及び前記外周面の循環方向に沿って前記外周面に所定間隔で設けられると共に、前記外周面が上昇する上昇区間において前記供給装置により供給される前記ワークを受け取って前記ワークを支持する複数の支持部を有する循環部と、
前記外周面が下降する下降区間に位置する前記支持部から供給された前記ワークが積層される積層部と、
前記支持部の位置を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記ワークが前記支持部から前記積層部へ供給される度に、前記下降区間における前記支持部から前記積層部への前記ワークの供給位置を、前記積層部における前記ワークの積層方向にずらしていくように、前記支持部の位置を制御する、
積層装置。 - 前記制御部は、前記ワークが前記支持部から前記積層部へ供給される度に、前記下降区間における前記ワークの前記供給位置を所定値ずつ高く変化させるように、前記支持部の位置を制御する、請求項1に記載の積層装置。
- 前記所定値は、あるワークが前記積層部に供給されてから次のワークが前記積層部に供給されるまでの間において、前記積層部に積層される前記ワークを含む積層体の前記積層方向に沿った厚さが変化した値に相当する、請求項2に記載の積層装置。
- 前記積層部は、前記ワークが載置される基台と、前記支持部から供給される前記ワークを前記基台にガイドする一対の側壁とを有し、
一方の前記側壁は、前記基台と前記循環部との間に位置すると共に上下方向に沿って延びており、
他方の前記側壁は、前記基台を挟んで一方の前記側壁の反対側に位置すると共に上下方向に沿って延びている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層装置。 - 前記積層部は、前記ワークが載置される底壁部と、前記支持部から供給される前記ワークを前記底壁部にガイドする一対の側壁部とを有し、
一方の前記側壁部は、前記底壁部における前記循環部側の第1縁部から上下方向に沿って立設しており、
他方の前記側壁部は、前記底壁部における前記第1縁部の反対側の第2縁部から上下方向に沿って立設している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層装置。
Priority Applications (1)
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JP2017037172A JP2018142497A (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 積層装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2017037172A Pending JP2018142497A (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 積層装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018142497A (ja) |
-
2017
- 2017-02-28 JP JP2017037172A patent/JP2018142497A/ja active Pending
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