JP2018142063A - 充電ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】地震などの災害発生時に、電気自動車による電力供給支援を迅速かつ十分に行える充電ネットワークシステムを提供すること。【解決手段】充電ネットワークシステム1は、ネットワーク3に通信可能に接続する複数台の充電スタンド2と、監視制御機能を有するサーバ5とを備える。サーバ5は、ネットワークを経由して取得した災害情報や個別異常情報に基づいて被災スタンドを特定する被災スタンド特定手段と、被災スタンドの位置に基づいて支援地域を設定する支援地域設定手段と、支援地域から所定距離範囲の周辺地域を設定する周辺地域設定手段と、設定された周辺地域に存在する充電スタンドを無料開放する指令制御手段とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、電気自動車に充電を行う複数台の充電スタンドを、ネットワークを介して通信可能に接続した充電ネットワークシステムに関する。
近年、プラグインハイブリッド車やEV(エレクトリックビークル)などの電気自動車の普及が進み、それに伴いこれらの車両を充電するための充電スタンドの設置エリアも急速に拡大している。このような充電スタンドにおいて、ユーザの認証や課金などを、ネットワークに接続した外部のサーバが一括して管理するネットワークシステムが構築されている(例えば特許文献1参照)。更に、このようなシステムを利用して、充電中にインターネットへの接続サービスを提供可能な充電スタンドも提案されている(例えば特許文献2参照)。
ところで、そのような電気自動車は、大規模な地震などにより生活インフラが断たれた被災地域に出向くことが可能であり、避難所等において最低限必要な電力を電気自動車が供給するという支援活動が今後期待されている。
しかし、現状では、各地域で充電スタンドの整備が進んではいるものの、電気自動車を利用した被災地域への電力供給支援は、あくまでもボランティアの有志に頼らざるを得ず限界があった。そのため、災害発生時に充電スタンドを広く無料開放することで、被災地域への電力供給支援を拡大させることが有効と考えられるが、災害が発生した地域全ての充電スタンドを一律に無料にしてしまうと、電気事業者の収益に影響を及ぼす虞もある。
そこで、本発明は、地震などの大規模災害が発生した場合に、支援地域周辺の充電スタンドを無料開放することで、電気自動車による電力供給支援を迅速かつ十分に行えるようにした充電ネットワークシステムを提供することを目的としている。
上述の課題を解決するため、本発明は、ネットワークを介して複数台の充電スタンドを相互に通信可能に接続した充電ネットワークシステムであって、前記ネットワークに接続するサーバが、前記各充電スタンドの位置情報を記憶するデータベースと、前記ネットワークを経由して災害情報を取得する災害情報取得手段と、被災した充電スタンドである被災スタンドを特定する被災スタンド特定手段と、複数の被災スタンドの位置を通る仮想直線で閉じられた地域であって特定された被災スタンドを全て含む支援地域を設定する支援地域設定手段と、前記支援地域の周辺所定距離までの周辺地域を設定する周辺地域設定手段と、設定された前記周辺地域に存在する充電スタンドを無料開放する指令制御手段とを備えることを特徴とする充電ネットワークシステムである。
充電ネットワークシステムは、前記災害情報取得手段により所定震度以上の地震情報が取得されたとき、前記被災スタンド特定手段は、前記所定震度以上の震度が観測された場所に存在する充電スタンドを被災スタンドとして特定することが好ましい。
また、充電ネットワークシステムは、前記各充電スタンドで検出された異常を取得する個別異常取得手段を更に備え、前記被災スタンド特定手段は、前記個別異常取得手段により異常が検出された充電スタンドを被災スタンドとして特定することが好ましい。
また、本発明は、ネットワークを介して複数台の充電スタンドを相互に通信可能に接続した充電ネットワークシステムであって、前記ネットワークに接続するサーバが、前記各充電スタンドの位置情報を記憶するデータベースと、前記各充電スタンドで検出された異常を取得する個別異常取得手段と、被災した充電スタンドである被災スタンドを特定する被災スタンド特定手段と、複数の被災スタンドの位置を通る仮想直線で閉じられた地域であって特定された被災スタンドを全て含む支援地域を設定する支援地域設定手段と、前記支援地域の周辺所定距離までの周辺地域を設定する周辺地域設定手段と、設定された前記周辺地域に存在する充電スタンドを無料開放する指令制御手段とを備え、前記個別異常取得手段により所定時間内に所定台数以上の充電スタンドの異常が検出されたとき、前記被災スタンド特定手段は、当該異常が検出された充電スタンドを被災スタンドとして特定する充電ネットワークシステムである。
前記構成の充電ネットワークシステムにおいて、前記指令制御手段は、特定された被災スタンドの使用を禁止することが好ましい。また、前記指令制御手段は、設定された支援地域内に存在する充電スタンドの使用を禁止するものでもよい。また、前記指令制御手段は、特定された被災スタンドの使用を禁止し、前記支援地域に存在する充電スタンドであって異常が検出されない充電スタンドを無料開放するものでもよい。
本発明の充電ネットワークシステムによれば、地震などの大規模災害が発生した場合に、支援地域周辺の特定の充電スタンドを無料開放する。これにより、被害が大きい支援地域において電気自動車による電力供給支援を迅速かつ十分に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態による充電ネットワークシステムの概略構成図である。充電ネットワークシステム1は、電気自動車に充電を行う充電スタンド2、2、・・・を、ネットワーク3を介して相互に通信可能に接続したものである。ネットワーク3は、インターネットに接続して地震情報など外部の災害情報を取得可能な広域ネットワークである。また、ネットワーク3自体が、インターネットそのものであってもよい。ネットワーク3には、充電スタンド2での充電に際し、ユーザの認証とともに課金などの認証課金機能を備えたサーバ4が接続されている。また、ネットワーク3には、以下説明する監視制御機能を備えたサーバ5が接続されている。なお、認証課金機能及び監視制御機能を1台のサーバが管理するシステムであってもよい。
充電ネットワークシステム1は、サーバ5にアクセス可能に接続されるデータベース6を備える。データベース6には、図2に示すように、ネットワーク3に接続する全ての充電スタンド2、2、・・・の個別情報が記憶されている。ここで、個別情報としては、充電スタンド2が設置される位置を示す「位置情報」(例えば緯度経度、市町村などの行政区域)、当該充電スタンド2で検出された異常を示す「異常情報」(例えば通信遮断、漏電、地震発生時の加速度、傾きなど)、現在の制御状態を示す「制御情報」(認証課金、使用禁止、無料開放など)を含む。また、図3に例示するように、データベース6の充電スタンド管理テーブル61には、各充電スタンド2に個別に割り当てられた識別コードST1、ST2、・・・に対応して、該当する緯度経度、行政区域名などの位置情報が予め登録されている。また、後述するように、一定以上震度の地震情報が発表されると、充電スタンド管理テーブル61の該当する充電スタンドのレコード欄に、震度、異常情報、制御情報がサーバ5により随時書き換えられる。
サーバ5は、上述の監視制御機能を実現する手段として、災害情報取得手段51、個別異常取得手段52、被災スタンド特定手段53、支援地域設定手段54、周辺地域設定手段55、指令制御手段56を備える。
災害情報取得手段51は、ネットワーク3を経由して、例えば気象庁が発表する各地域の地震や水害など自然災害に関する情報を取得する手段である。災害情報取得手段51が、例えばある地域で一定以上の震度(例えば震度5)以上の地震が発生したとの地震情報を取得すると、データベース6の充電スタンド管理テーブル61において、各充電スタンド2の設置位置における震度が、対応するレコード欄に記録される。
個別異常取得手段52は、ネットワーク3を経由して、各充電スタンド2で個別に検出される異常情報を取得する手段である。なお、災害や停電等により、サーバ5と充電スタンド2との間で通信ができず情報が取得できない場合には当該充電スタンドを「通信遮断」と判定する。通信遮断のほか異常情報として取得される情報としては、充電スタンド2の電源系統における漏電、地震発生時の加速度、スタンド本体の傾きなどが挙げられる。
被災スタンド特定手段53は、自然災害等により被災した充電スタンド2である「被災スタンド」を特定する手段である。
例えば、被災スタンド特定手段53は、災害情報取得手段51により所定震度(例えば震度5)以上の地震情報が取得されたとき、その所定震度以上の震度が観測された場所に存在する充電スタンド2を被災スタンドとして特定することができる。例えば図4の例では、震度5以上が発生した充電スタンド(識別コードST1、ST2、ST3、ST4)が被災スタンドとして特定されることとなる。この場合において、個別異常取得手段52により個別異常が検出された充電スタンド2を被災スタンドに加えてもよい。
また、被災スタンド特定手段53は、個別異常取得手段52により所定時間内に所定台数(例えば3台)以上の充電スタンド2から異常情報が取得されたとき、異常が検出された各充電スタンドを被災スタンドとして特定してもよい。例えば図5の例では、通信遮断、250galの加速度、漏電が検出された充電スタンド(識別コードST1、ST2、ST3、ST4)が被災スタンドとして特定されることとなる。
支援地域設定手段54は、被災スタンド特定手段53により特定された被災スタンドの位置情報に基づいて、電気自動車による電力支援を行う地域である支援地域SAを設定する手段である。より具体的には、支援地域設定手段54は、複数の被災スタンドの位置を通る仮想直線で閉じられた地域であって、かつ特定された被災スタンドを全て含む地域を支援地域SAとして設定する。
以下、識別コードST1、ST2、ST3、ST4の4台の充電スタンドが「被災スタンド」として特定された場合において、支援地域設定手段54が支援地域SAを設定する例を、更に具体的に説明する。
支援地域設定手段54は、まず、充電スタンド管理テーブル61を参照して、被災スタンドの緯度経度を取得する。これらの位置情報より、被災スタンド(識別コードST1、ST2、ST3、ST4)の位置に、緯線(XX1、XX2、XX3、XX4)及び経線(YY1、YY2、YY3、YY4)を配置する。図6には、配置した緯線及び経線を破線で示したマップが例示される。
次に、支援地域設定手段54は、複数台の被災スタンド(識別コードST1、ST2、ST3、ST4)を通る緯線及び経線のうち、最大緯線XX2、最小緯線XX3、最大経線YY3、最小経線YY4を選択する。図7に示すように、緯線XX2、XX3及び経線YY3、YY4は、最も外側の被災スタンド(識別コードST1、ST2、ST3、ST4)を通る仮想直線であり、かつ、これらの直線で閉じられた区域に、全ての被災スタンド(識別コードST1、ST2、ST3、ST4)が存在する。したがって、緯線XX2、XX3及び経線YY3、YY4で囲まれたこの区域を、支援地域SAとして設定することができる。
周辺地域設定手段55は、支援地域設定手段54により設定された支援地域SAの周囲である周辺地域PAを設定する手段である。具体的に、周辺地域設定手段55は、図8に示すように、支援地域SAから一定距離(例えば10km)までの地域を、周辺地域PAとして設定する。
指令制御手段56は、充電ネットワークシステム1を構成する各充電スタンド2に対し、ネットワーク3を介して認証課金、使用禁止、無料開放などの制御状態に動作指令制御可能な手段である。指令制御手段56は、設定された周辺地域PAに存在する充電スタンド2(図8、9の例では、識別コードST5、ST6の充電スタンド)に、認証課金機能停止の指令信号を送信する。これにより、周辺地域PAに存在する充電スタンド2(識別コードST5、ST6)が無料開放される。
また、指令制御手段56は、特定された被災スタンド(図8、9の例では、識別コードST1、ST2、ST3、ST4の充電スタンド)に使用禁止の指令信号を送信する。すなわち支援地域SA内に存在する充電スタンドの使用が禁止される。
また、指令制御手段56は、支援地域SA内にある被災スタンド(図8、10の例では、識別コードST1、ST2、ST3の充電スタンド)に使用禁止の指令信号を送信する。その一方で、支援地域SA内には存在するが異常が検出されていない充電スタンド(図10の例では、識別コードST4の充電スタンド)を無料開放してもよい。
次に、充電ネットワークシステム1の動作に係る実施例を、フローチャートを参照していくつか説明する。
(実施例1)
図11は、実施例1による充電ネットワークシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
図11は、実施例1による充電ネットワークシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、災害情報取得手段51は、ネットワーク3を経由して、定期的に地震情報を取得する(ステップS11)。災害情報取得手段51が、震度5以上の地震が発生したとの地震情報を取得すると(ステップS12:YES)、個別異常取得手段52が各充電スタンド2の個別情報を取得する(ステップS13)。なお、充電スタンド2との間で通信ができない場合には、サーバ5は、当該充電スタンドを「通信遮断」の異常と判定する。サーバ5は、取得した個別情報に含まれる異常情報に基づいて、充電スタンド2が異常か否かを判定してもよい。例えば、充電スタンド2の電源系統における漏電、地震発生時の加速度、スタンド本体の傾きの少なくとも何れか1つ以上が異常値を示す場合に、当該充電スタンドを異常と判定することができる。
被災スタンド特定手段53は、複数台の充電スタンド2において異常が検出された場合(ステップS14:YES)、被災スタンド特定手段53は、異常が検出された充電スタンド2を被災スタンドとして特定する(ステップS15)。また、被災スタンド特定手段53は、震度5以上の震度が観測された場所に存在する充電スタンドを被災スタンドとして特定してもよい。例えば図4には、震度5以上であって異常が検出された識別コードST1、ST2、ST3、ST4の充電スタンドが、被災スタンドとして特定された例が示される。
次に支援地域設定手段54は、特定された複数台の被災スタンドを通る緯線及び経線のうち、最大緯線、最小緯線、最大経線、最小経線で囲まれた区域を支援地域SAとして設定する(ステップS16)。
続いて、周辺地域設定手段55は、支援地域SAの周囲10km内の区域を周辺地域として設定する(ステップS17)。
指令制御手段56は、支援地域SA内の被災スタンドに使用禁止の指令信号を送信することで、それらの使用を禁止する(ステップS18)。例えば図4には、識別コードST1、ST2、ST3、ST4の被災スタンドの使用が禁止された例が示される。
また、指令制御手段56は、周辺地域PA内に存在する充電スタンドに認証課金機能停止の指令信号を送信することで、それらの使用を無料開放する(ステップS19)。例えば図9には、識別コードST5、ST6の充電スタンドが無料開放された例が示される。更に、指令制御手段56は、支援地域SA内には存在するが異常が検出されていない充電スタンド(図10の例では、識別コードST4の充電スタンド)を無料開放してもよい。
(実施例2)
図12は、実施例2による充電ネットワークシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
図12は、実施例2による充電ネットワークシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、災害情報取得手段51は、ネットワーク3を経由して、定期的に地震情報を取得する(ステップS21)。災害情報取得手段51が、震度5以上の地震が発生したとの地震情報を取得すると(ステップS22:YES)、被災スタンド特定手段53は、震度5以上の震度が観測された場所に存在する充電スタンドを被災スタンドとして特定する(ステップS23)。例えば図4には、震度5が観測された識別コードST1、ST2、ST3、ST4の充電スタンドが、被災スタンドとして特定された例が示される。
次に支援地域設定手段54は、特定された複数台の被災スタンドを通る緯線及び経線のうち、最大緯線、最小緯線、最大経線、最小経線で囲まれた区域を支援地域SAとして設定する(ステップS24)。
続いて、周辺地域設定手段55は、支援地域SAの周囲10km内の区域を周辺地域として設定する(ステップS25)。
指令制御手段56は、支援地域SA内の被災スタンドの使用を禁止する(ステップS26)。例えば図4には、震度5が観測された識別コードST1、ST2、ST3、ST4の充電スタンドの使用が禁止された例が示される。
また、指令制御手段56は、周辺地域PA内に存在する充電スタンドを無料開放する(ステップS27)。例えば図9には、周辺地域PA内にある識別コードST5、ST6の充電スタンドが無料開放された例が示される。
(実施例3)
図13は、実施例3による充電ネットワークシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
図13は、実施例3による充電ネットワークシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、個別異常取得手段52は、各充電スタンド2の個別情報を取得する(ステップS31)。なお、充電スタンド2との間で通信ができない場合には、サーバ5は、当該充電スタンドを「通信遮断」の異常と判定する。サーバ5は、取得した個別情報に含まれる異常情報に基づいて、充電スタンド2が異常か否かを判定してもよい。例えば、充電スタンド2の電源系統における漏電、地震発生時の加速度、スタンド本体の傾きの少なくとも何れか1つ以上が異常値を示す場合に、当該充電スタンドを異常と判定することができる。
所定時間内に3台以上の充電スタンド2から異常情報が取得されたとき(ステップS32:YES)、被災スタンド特定手段53は、異常が検出された各充電スタンドを被災スタンドとして特定する(ステップS33)。例えば図5には、通信遮断、加速度、漏電の異常が検出された識別コードST1、ST2、ST3、ST4の充電スタンドが、被災スタンドとして特定された例が示される。
支援地域設定手段54は、特定された複数台の被災スタンドを通る緯線及び経線のうち、最大緯線、最小緯線、最大経線、最小経線で囲まれた区域を支援地域SAとして設定する(ステップS34)。
続いて、周辺地域設定手段55は、支援地域SAの周囲10km内の区域を周辺地域として設定する(ステップS35)。
指令制御手段56は、支援地域SA内の被災スタンドの使用を禁止する(ステップS36)。例えば図5には、個別異常が検出された識別コードST1、ST2、ST3、ST4の充電スタンドの使用が禁止された例が示される。
また、指令制御手段56は、周辺地域PA内に存在する充電スタンドを無料開放する(ステップS27)。例えば図5には、周辺地域PA内にある識別コードST5、ST6の充電スタンドが無料開放された例が示される。
以上例示的に説明した本実施形態の充電ネットワークシステム1によれば、地震などの大規模災害が発生した場合に、被災地域周辺に設定した地域に存在する充電スタンドを一般に無料開放する。これにより、被災周辺地域の充電スタンドでは使用者認証の必要がなく、誰もが電気自動車に充電することができる。したがって被害が大きい支援地域に充電した多くの電気自動車が迅速に出向き、避難所等に必要な電力を十分に供給することができる。
1 充電ネットワークシステム
2 充電スタンド
3 ネットワーク
5 サーバ
6 データベース
51 災害情報取得手段
52 個別異常取得手段
53 被災スタンド特定手段
54 支援地域設定手段
55 周辺地域設定手段
56 指令制御手段
SA 支援地域
PA 周辺地域
2 充電スタンド
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53 被災スタンド特定手段
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56 指令制御手段
SA 支援地域
PA 周辺地域
Claims (7)
- ネットワークを介して複数台の充電スタンドを相互に通信可能に接続した充電ネットワークシステムであって、
前記ネットワークに接続するサーバが、
前記各充電スタンドの位置情報を記憶するデータベースと、
前記ネットワークを経由して災害情報を取得する災害情報取得手段と、
被災した充電スタンドである被災スタンドを特定する被災スタンド特定手段と、
複数の被災スタンドの位置を通る仮想直線で閉じられた地域であって特定された被災スタンドを全て含む支援地域を設定する支援地域設定手段と、
前記支援地域の周辺所定距離までの周辺地域を設定する周辺地域設定手段と、
設定された前記周辺地域に存在する充電スタンドを無料開放する指令制御手段と
を備えることを特徴とする充電ネットワークシステム。 - 前記災害情報取得手段により所定震度以上の地震情報が取得されたとき、前記被災スタンド特定手段は、前記所定震度以上の震度が観測された場所に存在する充電スタンドを被災スタンドとして特定する、請求項1に記載の充電ネットワークシステム。
- 前記各充電スタンドで検出された異常を取得する個別異常取得手段を更に備え、前記被災スタンド特定手段は、前記個別異常取得手段により異常が検出された充電スタンドを被災スタンドとして特定する、請求項2に記載の充電ネットワークシステム。
- ネットワークを介して複数台の充電スタンドを相互に通信可能に接続した充電ネットワークシステムであって、
前記ネットワークに接続するサーバが、
前記各充電スタンドの位置情報を記憶するデータベースと、
前記各充電スタンドで検出された異常を取得する個別異常取得手段と、
被災した充電スタンドである被災スタンドを特定する被災スタンド特定手段と、
複数の被災スタンドの位置を通る仮想直線で閉じられた地域であって特定された被災スタンドを全て含む支援地域を設定する支援地域設定手段と、
前記支援地域の周辺所定距離までの周辺地域を設定する周辺地域設定手段と、
設定された前記周辺地域に存在する充電スタンドを無料開放する指令制御手段と
を備え、
前記個別異常取得手段により所定時間内に所定台数以上の充電スタンドの異常が検出されたとき、前記被災スタンド特定手段は、当該異常が検出された充電スタンドを被災スタンドとして特定する充電ネットワークシステム。 - 前記指令制御手段は、特定された被災スタンドの使用を禁止する、請求項1〜4の何れか1項に記載の充電ネットワークシステム。
- 前記指令制御手段は、設定された支援地域内に存在する充電スタンドの使用を禁止する、請求項1〜4の何れか1項に記載の充電ネットワークシステム。
- 前記指令制御手段は、特定された被災スタンドの使用を禁止し、前記支援地域に存在する充電スタンドであって異常が検出されない充電スタンドを無料開放する、請求項3又は4に記載の充電ネットワークシステム。
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