JP2018141533A - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

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Bo Zhou
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Abstract

【課題】ロックアップクラッチのトルク容量を確実に増加させながらスリップ係合から完全係合に速やか且つ円滑に移行させる。
【解決手段】車両の運転状態に基づいてロックアップクラッチ20の目標スリップ回転速度を算出する目標スリップ回転算出手段51と、トルクコンバータ2の入出力回転から実際のスリップ回転速度を算出する実スリップ回転速度算出手段52と、実際のスリップ回転速度が目標スリップ回転速度に追従するように、エンジン1へのトルク指令値に対応して設定した制御値に基づいてロックアップクラッチ20が伝達するトルク容量をフィードバック制御するスリップ制御を実施するスリップ制御手段53と、を備え、目標スリップ回転算出手段51は、スリップ制御の際に、トルクコンバータ2への入力トルクに対するロックアップクラッチ20のロックアップトルクの比率が常に増大するように、目標スリップ回転速度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロックアップクラッチの制御装置に関するものである。
車両の駆動系に搭載されたロックアップクラッチ付きのトルクコンバータにおいて、例えば発進時にロックアップクラッチを解放状態から係合させる際に、目標スリップ回転を設定してスリップ係合を経て滑らかに完全係合(ロックアップ)させるスリップ制御が知られている。
このスリップ制御における目標スリップ回転について、例えば特許文献1には、エンジンとトルクコンバータカバー等を含めた慣性モーメントと、エンジン回転速度と、タービン回転速度と、エンジントルクと、ロックアップトルクと、駆動トルクと、トルクコンバータのトルク容量係数と、トルクコンバータのトルク比とに基づいて、目標スリップ回転を設定することが記載されている〔特許文献1の請求項3参照〕。
また、特許文献1には、ロックアップクラッチのトルク容量をゼロと想定し、エンジントルクとトルクコンバータが伝達するトルク容量とが釣り合う状態での速度比以上、かつ、1以下の範囲で目標速度比を算出し、算出した目標速度比に基づいて目標スリップ回転を設定することが記載されている〔特許文献1の請求項7参照〕。
特開2010−133488号公報
ところで、上記のロックアップクラッチのスリップ制御において、上り坂や下り坂で車速に変化が生じた場合には、ロックアップクラッチの操作量に対してスリップ回転が機能しない不感帯に入り、ロックアップクラッチのトルク容量(以下、「クラッチトルク」又は「容量」とも言う)が低下してしまう可能性がある。
このようにロックアップクラッチの容量が低下すると、ロックアップクラッチを完全係合させるまでに時間がかかり、ロックアップへのレスポンスの悪化によって運転フィーリングの低下を招き、また、燃費の低下も招くことになり好ましくない。
例えば特許文献1のように、目標速度比に基づいて目標スリップ回転を設定し、スリップ制御を行なう場合、目標速度比を次第に1に接近させていき、即ち、目標スリップ回転を次第に0に近づけていってロックアップクラッチをロックアップ状態にする場合は、このような不具合が発生するおそれがある。
図6は目標スリップ回転を次第に0に近づけていってロックアップクラッチをロックアップ状態にする情況を模式的に示すタイムチャートであり、実線はトルクコンバータのタービン回転数(タービン回転速度)を示し、破線はロックアップクラッチのスリップ回転(スリップ回転速度差)を示す。
また、図6中、Nt_edは収束時のタービン回転数(目標タービン回転数)を、Ntは現在のタービン回転数を、Nt_oldは1Job前のタービン回転数をそれぞれ示す。さらに、Tslip_edは収束時の目標スリップ回転を、Tslipは現在のスリップ回転を、Tslip_oldは1Job前のスリップ回転をそれぞれ示す。Nt_ed,Tslip_edは設定値、Ntは実測値である。
次式の関係を用いて、図6に示すように、タービン回転数が目標タービン回転数(スリップ係合が収束するタービン回転速度)に向けて収束していくのに対して、スリップ回転を収束時の目標スリップ回転に向けて収束させていくことでスリップ制御を行なうことができる。ただし、この目標スリップ回転制御は、エンジントルクTe,トルクコンバータのトルク容量Ttc,ロックアップクラッチのトルク容量Tluの関係を考慮していないため、不感帯に陥る可能性がある。
(Tslip_ed-Tslip)/(Tslip_ed-Tslip_old)=(Nt_ed-Nt)/(Nt_ed-Nt_old)
・・・(a)
図7(a)は、図6に示すようにしてスリップ制御を行なった場合のエンジン回転数Ne,タービン回転数Nt及びエンジントルクTe,トルクコンバータのトルク容量Ttc(=τNe),ロックアップクラッチのトルク容量Tluの変化の一例を例示している。エンジン回転数Neのうち、実線はトルクコンバータ状態の回転数、破線はロックアップクラッチのスリップ制御をしたときの回転数である。
図7(a)に示すように、時点t1でスリップ係合を開始し時点t4で完全係合するようにスリップ制御を実施する場合、エンジン回転数Neは時点t4でのタービン回転数Ntに向かって収束する。しかし、この間に、スリップ制御をしたときのエンジン回転数Ne(破線)がトルクコンバータ状態のエンジン回転数Ne(実線)に近づくと、エンジントルクTeにトルクコンバータのトルク容量Ttcが接近する。
この例では、車速の変化によって時点t2でロックアップクラッチを制御できない不感帯に入り、その後、時点t3まで、トルクコンバータのトルク容量Ttcが増加することによってエンジン回転数Neがタービン回転数Ntに接近している。時点t2から時点t3まで、トルクコンバータのトルク容量Ttcが増加すると、ロックアップクラッチのトルク容量Tluは減少する。時点t3からは、不感帯を脱し、ロックアップクラッチのトルク容量Tluを増加させることによりエンジン回転数Neをタービン回転数Ntに接近させて完全係合に至っている。したがって、完全係合までに時間がかかる。
このような現象を回避するために、図7(b)に示すように、エンジン回転とタービン回転とをもっと速く収束させるようにタービン回転数Ntを決めることも考えられるが、上り勾配などで車両の加速が鈍くなると、図中に矢印で示すように速く収束せずに、結局不感帯に陥るおそれがある。
また、不感帯に入らないように所定回転に向かってスリップ回転を生成することも考えられるが、上り坂での車速変化時でも所定回転に向かってスリップを生成する場合、車速の変化によって、不感帯に入る可能性がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ロックアップクラッチのトルク容量を所定のエンジントルクに向かって確実に増加させるようにしながらロックアップクラッチをスリップ係合から完全係合に速やか且つ円滑に移行させることができるようにした、ロックアップクラッチの制御装置を提供することを目的としている。
(1)上記の目的を達成するために、本発明のロックアップクラッチの制御装置は、車両に装備され、エンジンと、自動変速機との間に介装され、トルクコンバータ本体とロックアップクラッチとからなるトルクコンバータの制御装置であって、前記車両の運転状態に基づいて前記ロックアップクラッチの目標スリップ回転速度を制御周期毎に算出する目標スリップ回転算出手段と、前記トルクコンバータのポンプインペラ回転速度とタービン回転速度とから実際のスリップ回転速度を算出する実スリップ回転速度算出手段と、前記実際のスリップ回転速度が前記目標スリップ回転速度に追従するように、前記エンジンへのトルク指令値に対応して制御値を設定して当該制御値に基づいて前記ロックアップクラッチが伝達するトルク容量をフィードバック制御するスリップ制御を実施するスリップ制御手段と、を備え、前記目標スリップ回転算出手段は、前記スリップ制御の際に、前記トルクコンバータへの入力トルクに対する前記ロックアップクラッチのトルク容量であるロックアップトルクの比率が常に増大するように、前記目標スリップ回転速度を算出することを特徴としている。
(2)前記目標スリップ回転算出手段は、発進時における前記スリップ制御の際に、前記トルクコンバータへの入力トルクに対する前記ロックアップクラッチのトルク容量の比率が常に増大するように、前記目標スリップ回転速度を算出することが好ましい。
(3)前記目標スリップ回転算出手段は、前記スリップ制御の際に、前記トルクコンバータのタービン回転の時間変化率であるタービン回転変化率aに、前記ロックアップトルクの時間変化率であるロックアップトルク変化率bを一致させるようにして、前記ロックアップトルクを算出し、算出した前記ロックアップトルクに基づいて前記目標スリップ回転速度を算出することが好ましい。
(4)前記目標スリップ回転算出手段は、前記エンジンのエンジントルクから前記ロックアップトルクを減算して得られる前記トルクコンバータ本体が伝達するトルク容量に、前記トルクコンバータ本体の流体特性に応じたスリップゲインを乗算して前記目標スリップ回転速度を算出することが好ましい。
(5)前記目標スリップ回転算出手段は、前記ロックアップトルクを収束時のタービン回転速度Nt_ed とその時点のスロットル開度とに基づいて算出することが好ましい。
(6)前記目標スリップ回転算出手段は、前記タービン回転変化率aを、前回のタービン回転速度検出値Nt_oldと、今回のタービン回転速度検出値Ntと、収束時のタービン回転速度Nt_ed とに基づいて、式(A)により算出し、前記ロックアップトルク変化率bを、前回のロックアップトルクTlu_oldと、今回のロックアップトルクTluと、収束時のロックアップトルクTlu_ed とに基づいて、式(B)により算出し、a=bとして前記ロックアップトルクを算出することが好ましい。
a=(Nt_ed−Nt)/(Nt_ed−Nt_old) ・・・(A)
b=(Tlu_ed−Tlu)/(Tlu_ed−Tlu_old) ・・・(B)
なお、収束時のロックアップトルクTlu_edは、収束時のタービン回転速度Nt_edと、スロットル開度TVOとから決まる。
本発明によれば、ロックアップクラッチのロックアップトルクの容量を増加させつつスリップ回転を収束させることができ、スリップ係合から完全係合に速やか且つ円滑に移行させることができるようになる。
本発明の一実施形態に係るトルクコンバータの制御装置が適用された車両の駆動系と制御系の要部を示すシステム図である。 本発明の一実施形態に係るトルクコンバータの制御装置のブロック線図である。 本発明の一実施形態に係るトルクコンバータの制御装置の要部(目標スリップ回転算出部)のブロック線図である。 本発明の一実施形態に係るトルクコンバータの制御装置による目標スリップ回転の算出手法の概念を示すタイムチャートである。 本発明の一実施形態に係るトルクコンバータの制御装置の目標スリップ回転の算出手法による効果を説明するタイムチャートである。 背景技術に係る目標スリップ回転の算出手法の概念を示すタイムチャートである。 背景技術に係る目標スリップ回転の算出手法による課題を説明するタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することや適宜組み合わせることが可能である。
[1.全体システム構成]
図1は、本実施形態に係るトルクコンバータの制御装置が適用された車両の駆動系と制御系の要部を示すシステム図である。
図1に示すように、車両の駆動系は、駆動源であるエンジン(内燃機関)1と、トルクコンバータ2と、変速機構3と、変速機構3の動力伝達方向下流の動力伝達系7と、その動力伝達方向下流の図示しない駆動輪とを備えている。
なお、トルクコンバータ2と変速機構3とをトランスミッションケース10A内に収納することにより自動変速機10が構成される。また、図1では、トルクコンバータ2よりも動力伝達方向上流側の部分(主にエンジン1)と、トルクコンバータ2と後述の摩擦係合要素31との間の部分(トルクコンバータ2の後述のタービンランナ24を含む)と、摩擦係合要素31よりも動力伝達方向下流側の部分との、各イナーシャマスを簡易的なブロックA,B,Cで示している。
トルクコンバータ2は、トルク増大機能を有する発進要素であり、エンジン出力軸11にコンバータハウジング22を介して連結されたポンプインペラ23と、トルクコンバータ出力軸21に連結されたタービンランナ24と、ケースにワンウェイクラッチ(図示略)を介して設けられたステータ25とを構成要素としている。本実施形態では、トルク増大機能を必要としないとき、エンジン出力軸11(=トルクコンバータ入力軸)とトルクコンバータ出力軸21とを直結可能なロックアップクラッチ20を有している。なお、ここでは、トルクコンバータ2からロックアップクラッチ20を除いたものをトルクコンバータ本体2Aと呼んで、ロックアップクラッチ20付きのトルクコンバータ2と区別する。
変速機構3には、複数の前進段と後進段とを達成する有段変速機構が適用されている。各変速段は、クラッチ又はブレーキといった複数ある摩擦係合要素31を選択的に係合させることによって達成される。例えば前進発進時には、1速段を達成する摩擦係合要素31を係合させ、後進発進時には、後進段を達成する摩擦係合要素31を係合させる。前進走行時には、車速とエンジン負荷(ここでは、スロットルバルブ開度とする)とに応じて適宜の変速段を達成する摩擦係合要素31を係合させる。
ロックアップクラッチ20及び各摩擦係合要素31の係合や解放といった係合状態は、対応する油圧制御弁41を通じた油圧制御によってロックアップクラッチ20や各摩擦係合要素31の係合圧を調整することによって行われる。油圧制御弁41は、油圧コントロールユニット4内に装備されたソレノイドバルブであって、自動変速機コントロールユニット5(以下、ATCUという)の指令信号によって作動する。
油圧制御弁41は、指令信号に従って、図示しないオイルポンプから供給される作動油の油圧を調圧して、ロックアップクラッチ20や各摩擦係合要素31の係合状態を調整する。本制御装置では、ロックアップクラッチ20の係合状態を調整し、特に、ロックアップクラッチ20をスリップ制御する点に特徴がある。このため、ATCU5には、ロックアップクラッチ20の係合状態を制御するための機能が備えられている。
なお、図示を省略するが、ロックアップクラッチ20は、その両側(入力側,出力側)におけるトルクコンバータアプライ圧PAとトルクコンバータレリーズ圧PRとの差圧PA−PRに応動し、レリーズ圧PRがアプライ圧PAよりも高いとロックアップクラッチ20は解放されてトルクコンバータ入出力要素間を直結せず、レリーズ圧PRがアプライ圧PAよりも低くなる時ロックアップクラッチ20は完全係合されてトルクコンバータ入出力要素間を直結する。
そして、ロックアップクラッチ20の完全係合に際して、ロックアップクラッチ20締結力、つまりロックアップ容量は、上記の差圧PA−PRにより決定し、この差圧が大きい程ロックアップクラッチ20の係合力が増大してロックアップ容量を増大する。差圧PA−PRは、油圧制御弁41により制御される。なお、差圧PA−PRについては単にロックアップ圧とも言う。
[2.ロックアップクラッチのスリップ制御の概要]
ここで、ATCU5について、ロックアップクラッチ20のスリップ制御機能に着目して説明する。ATCU5には、エンジン回転数(エンジン回転速度に対応する。)Ne,トルクコンバータ2のタービン回転数(タービン回転速度ωtに対応する。)Nt,車速V,スロットル開度TVO,変速比ip,油温(ATフルードの温度)TATF等の車両の運転状態情報が各センサ類から入力されるようになっている。
ATCU5は、これらの信号に基づいてロックアップクラッチ20の係合状態を制御するために、ロックアップクラッチ20の目標スリップ回転速度Tslpを算出する目標スリップ回転算出部(目標スリップ回転算出手段)51と、実際のスリップ回転速度ωslpを算出する実スリップ回転速度算出部(実スリップ回転速度算出手段)52と、実際のスリップ回転速度ωslpが目標スリップ回転速度Tslpに追従するように制御するスリップ制御部(スリップ制御手段)53と、を備えている。
目標スリップ回転算出部51は、車速V,スロットル開度TVO,タービン回転数Nt,変速比ip,油温TATFといった車両の運転状態に基づいて、目標スリップ回転速度Tslpを算出する。なお、目標スリップ回転速度Tslpは、ロックアップクラッチ20の入出力回転速度差であり、ポンプインペラ23の回転速度(インペラ回転速度)ωiからタービンランナ24の回転速度(タービン回転速度)ωtを減算した値である。ここでは、予め試験等を行なって、車両の運転状態に対してトルク変動やこもり音の発生が最も少なくなるスリップ回転速度を対応させてマップ等に記憶しており、車両の運転状態に対してこのマップ等を参照して目標スリップ回転速度Tslpを算出する。
なお、この目標スリップ回転算出部51は、車両の発進時に特有の手法で目標スリップ回転速度Tslpを算出するので、その詳細を後述する。
実スリップ回転速度算出部52は、センサで検出されたインペラ回転速度ωiからセンサで検出されたタービン回転速度ωtを減算して実際のスリップ回転速度ωslpを算出する。なお、インペラ回転速度ωiはエンジン回転数Neに対応するのでエンジン回転センサ64により得られるエンジン回転数Neからインペラ回転速度ωiを求める。タービン回転速度ωtはタービン回転センサ65により得る。
スリップ制御部53は、実際のスリップ回転速度ωslpが目標スリップ回転速度Tslpに追従するように制御するが、ここでは、ロックアップクラッチ20のスリップ回転速度は、ロックアップクラッチ20に入力される入力トルクと、ロックアップクラッチ20から出力される出力トルク(ロックアップクラッチ20が伝達するトルク容量)との差(トルク差)ΔTに対応するものと考え、スリップ制御部53は、目標スリップ回転速度に応じたトルク差ΔTを算出し、ロックアップクラッチ20への入力トルクからこのトルク差ΔTを減算したトルク値をロックアップクラッチ20が伝達するトルク容量目標値Tluとして、ロックアップクラッチ20のトルク容量を制御して、目標スリップ回転速度を実現する。
また、スリップ制御部53は、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを用いてロックアップクラッチ20のスリップ状態を制御する。このため、スリップ制御部53は、図2に示すフィードバック制御部54とフィードフォワード制御部55と指令値変換部58とを備え、フィードバック制御部54とフィードフォワード制御部55とで目標スリップ回転速度に応じたトルク値を求めて、このトルク値を基にロックアップクラッチ20の係合状態を制御する指令値を導出するようにしている。
[3.ロックアップクラッチのスリップ制御の詳細]
〔3.1目標スリップ回転速度Tslpの算出〕
ここで、目標スリップ回転算出部51において、車両の発進時における目標スリップ回転速度Tslpの算出について説明する。
図3は車両の発進時における目標スリップ回転速度Tslpを算出する発進用の目標スリップ回転算出部51Sの構成を示すブロック線図である。
図3に示すように、目標スリップ回転算出部(目標スリップ回転算出手段)51Sは、タービン回転変化率算出部(タービン回転変化率算出手段)51aと、ロックアップトルク変化率算出部(ロックアップトルク変化率算出手段)51bと、ロックアップトルク算出部(ロックアップトルク算出手段)51cと、目標スリップ回転最終算出部(目標スリップ回転最終算出手段)51dと、を備えている。
タービン回転変化率算出部51aでは、図4に実線で示すように、前回の制御周期でのタービン回転数検出値Nt_oldと、今回の制御周期のタービン回転速度検出値Ntと、収束時のタービン回転速度Nt_edとに基づいて、式(A)によりタービン回転変化率aを算出する。
a=(Nt_ed−Nt)/(Nt_ed−Nt_old) ・・・(A)
なお、各検出値Nt_old,Ntはタービン回転数センサ(図示略)から得られ、収束時のタービン回転速度Nt_edは、ロックアップクラッチ20が完全係合する際のタービン回転速度であり、制御開始時に予め算出する。
ロックアップトルク変化率算出部51bは、図4に一点鎖線で示すように、前回の制御周期でのロックアップトルクTlu_oldと、今回の制御周期のロックアップトルクTluと、収束時のロックアップトルクTlu_edとに基づいて、式(B)によりタービン回転変化率bを算出する。
b=(Tlu_ed−Tlu)/(Tlu_ed−Tlu_old) ・・・(B)
なお、前回の制御周期でのロックアップトルクTlu_oldは、前回の制御周期でロックアップトルク算出部51cにより算出されたトルク値である。
今回の制御周期のロックアップトルクTluは、今回の制御周期でロックアップトルク算出部51cにより算出しようとするトルク値である。
収束時のロックアップトルクTlut_edは、収束時のタービン回転速度Nt_edと今回の制御周期でのスロットル開度TVOとから求めることができ、ここでは、予め記憶されたマップを用いて収束時のロックアップトルクTlut_edを算出する。
ロックアップトルク算出部51cは、タービン回転変化率aとロックアップトルク変化率bとが等しくなるように、a=bとして、式(A),(B)から導かれる次式(C)により、今回の制御周期のロックアップトルクTluを算出する。
(Tlu_ed-Tlu)/(Tlu_ed-Tlu_old)=(Nt_ed-Nt)/(Nt_ed-Nt_old)
・・・(C)
目標スリップ回転最終算出部51dは、ロックアップトルク算出部51cで算出されたロックアップトルクTluと、トルクコンバータ2に入力されるエンジントルクTeに基づいて目標スリップ回転速度Tslpを算出する。なお、エンジントルクTeには、後述のエンジントルク指令値(Te信号)Teを用いる。
つまり、トルクコンバータ2のスリップ回転速度Tslpは、トルクコンバータ本体2Aが伝達するトルク容量Ttcに相関し、その相関関係はトルクコンバータ2の流体性能に応じて決まるゲイン(スリップゲインGslp)で規定することができる。
また、トルクコンバータ本体2Aのトルク容量Ttcは、トルクコンバータ2に入力されるエンジントルクTeからロックアップクラッチ20によるロックアップトルクTluを減算したものなので、次式(D)により、ロックアップトルクTluとエンジントルクTeとスリップゲインGslpとから、目標スリップ回転速度Tslpを算出することができる。
Tslp=Ttc*Gslp=(Te−Tlu)*Gslp ・・・(D)
〔3.2目標スリップ回転速度Tslpに基づくスリップ制御の詳細〕
以下、目標スリップ回転速度Tslpに基づくスリップ制御の詳細を、処理する順序に説明すると、図2に示すように、スリップ制御部53は、目標スリップ回転算出部51から出力された目標スリップ回転速度Tslpに対して、トルクの急変に対応するための位相進み補償を行なう位相進み補償部(位相進み補償器)53aを有している。位相進み補償部53aで処理された目標スリップ回転速度Tslpaは、フィードバック制御部54とフィードフォワード制御部55とに送られる。
さらに、フィードバック制御部54とフィードフォワード制御部55とからのトルクレベルの出力は、加算部53bに送られて加算され、目標スリップ回転速度を達成するためのスリップトルク容量Tcvnとして出力される。スリップトルク容量Tcvnが減算部53cに送られて、エンジントルク指令値Teに基づくトルク値Teaからこのスリップトルク容量Tcvnを減算し、ロックアップクラッチ20のトルク容量(制御値)Tluを演算し、トルク容量Tluは指令値変換部58に送られ、ロックアップクラッチ20の係合状態を制御するコントロールバルブ41の指示電流値Iluに変換され出力されるようになっている。
以下、フィードバック制御部54とフィードフォワード制御部55とをさらに詳細に説明する。
フィードバック制御部54は、規範モデル処理部54aと、無駄時間処理部54bと、スリップ回転偏差算出部54cと、フィードバック補償部(フィードバック補償器)54dと、回転量−トルク量変換部54eとを有し、スリップ回転にかかる回転量をこれに対応したロックアップクラッチ20の伝達トルク量に変換して出力する。
つまり、規範モデル処理部54aは、規範モデルによって、設計者の意図する目標応答が得られるように設定された伝達関数〔例えば1/(Tts+1)〕によって、位相進み補償部53aから出力された目標スリップ回転速度Tslpaを処理する。
無駄時間処理部54bは、規範モデル処理部54aから出力された目標スリップ回転速度Tslprefに対してロックアップクラッチ20が持つ無駄時間e-Lslip sに関する処理を行なう。
スリップ回転偏差算出部54cは、無駄時間処理部54bから出力された目標スリップ回転速度Tslprefdelayと実際のスリップ回転速度ωslpとの偏差errslp(=Tslp−ωslp)を算出する。
フィードバック補償部54dは、スリップ回転偏差算出部54cにより算出された目標スリップ回転速度Tslprefdelayと実際のスリップ回転速度ωslpとの偏差errslpに対して、この偏差errslpを抑制するために、即ち、実際のスリップ回転速度ωslpを目標スリップ回転速度Tslprefdelayに接近させるために、比例・積分制御(PI制御)の処理を行なう。
スリップ回転量−トルク量変換部54eは、フィードバック補償部54dから出力されたスリップ回転偏差Tslpfbを伝達関数Gslpnの逆関数(1/Gslpn)で処理して、フィードバックスリップトルク容量Tcvnfbに変換して第1制御値として出力する。
フィードフォワード制御部55は、フィードフォワード補償部(フィードフォワード補償器)55aと、回転量−トルク量変換部55bと、を有し、スリップ回転にかかる回転量をこれに対応したロックアップクラッチ20の伝達トルク量に変換して出力する。
フィードフォワード補償部55aは、ロックアップクラッチ20の応答特性を考慮して設定された伝達関数によって、位相進み補償部53aから出力された目標スリップ回転速度Tslpaに対して位相を補償する処理を行なう。つまり、ロックアップクラッチ20の応答特性として伝達関数〔Gslp/(Tcslp s+1)〕で示される応答遅れがあり、フィードフォワード補償部55aでは、伝達関数〔(Tcslp s+1)/(Tts+1)〕によって、応答遅れに対する位相進み補償の処理を行なう。
スリップ回転量−トルク量変換部55bでは、フィードフォワード補償部55aから出力された目標スリップ回転速度Tslpffを伝達関数Gslpの逆関数(1/Gslp)で処理して、フィードフォワードスリップトルク容量Tcvnffに変換して第2制御値として出力する。
こうして、フィードバック制御部54から出力されるフィードバックスリップトルク容量Tcvnfbと、フィードフォワード制御部55から出力されるフィードフォワードスリップトルク容量Tcvnffとが加算部53bで加算されて、スリップトルク容量Tcvnとして出力される。
減算部53cでは、エンジントルク指令値Teに基づくトルク値Teaからこのスリップトルク容量Tcvnを減算し、ロックアップクラッチ20のトルク容量Tluを演算する。なお、エンジントルク指令値Teに基づくトルク値Teaとしては、目標燃料量設定部61でスロットル開度TVOと空燃比A/Fとから設定される目標燃料量Tpをエンジントルク指令値設定部62でエンジントルク指令値Teに変換し、そのエンジントルク指令値Teをさらに無駄時間処理部59a,一次遅れ処理部〔1/(Tceng s+1)〕59b,及びゲイン補正部59cで処理した値を用いる。
指令値変換部58は、トルク−差圧変換部58aと、位相進み補償部(位相進み補償器)58bと、指令圧−電流変換部58cと、を有し、コントロールバルブ41に指示電流値Iluを出力する。
トルク−差圧変換部58aは、予め記憶されたマップ等を用いて、減算部53cから出力されたトルク容量Tluをこれに対応するロックアップ圧(差圧)の指令圧(差圧指令値)LUprsに変換する。
位相進み補償部58bは、位相進み伝達関数によって、油圧の応答遅れを改善する位相進み補償の処理を行なう。
指令圧−電流変換部58cは、予め記憶されたマップ等を用いて、位相進み補償部58bから出力された指令圧LUprsをこれに対応する指示電流値Iluに変換する。
このように、スリップ制御部53から出力された指示電流値Iluに応じてコントロールバルブ41のソレノイドに電流が送られて、コントロールバルブ41によりロックアップクラッチ20の油圧(差圧)が所定値Pluに制御されロックアップクラッチ20のスリップ状態が目標状態に制御される。
なお、ロックアップクラッチ20では、トルク容量Tluに制御されるため、エンジントルク指令値Teに基づくトルク値Teaとトルク容量Tluとの差分Ttc(=Te−Tlu)がスリップトルク容量となる。これに、タービン回転速度ωtの変化によるイナーシャトルクの変化量Iedωt/dtが減算されたスリップトルク量(=Ttc−Iedωt/dt)に応じて、ロックアップクラッチ20にスリップ回転(回転速度ωslp)が、所定の応答特性〔ωslp=Gslp/(Tcslp s+1)〕をもって発生する。
〔4.作用及び効果〕
本発明の一実施形態にかかるトルクコンバータの制御装置は、上述のように構成されているので、車両の発進時に、ロックアップクラッチのロックアップトルクの容量を増加させつつスリップ回転を収束させることができ、スリップ係合から完全係合に速やか且つ円滑に移行させることができるようになる。
例えば図5のタイムチャートは、本制御装置により車両の発進時における目標スリップ回転速度Tslpを算出してスリップ制御を行なった場合のエンジン回転数Ne,タービン回転数Nt及びエンジントルクTe,トルクコンバータのトルク容量Ttc(=τNe),ロックアップクラッチ20のトルク容量Tluの変化の一例を例示している。エンジン回転数Neのうち、実線はトルクコンバータ状態の回転数、破線はロックアップクラッチ20のスリップ制御をしたときの回転数である。
図5に示すように、時点t01でスリップ係合を開始し時点t02で完全係合するようにスリップ制御を実施する。本制御装置では、ロックアップトルクTluが制御周期毎に増大するようにして、このロックアップトルクTluに基づいて目標スリップ回転速度Tslpを算出するので、エンジン回転数Ne(破線)は時点t02でのタービン回転数Ntに向かって収束すると共に、トルクコンバータ本体2Aのトルク容量Ttcが減少しつつロックアップトルクTluが増大してエンジントルクTeに接近し、エンジン回転数Neがタービン回転数Ntに接近する。
したがって、たとえ車速の変化があってもロックアップクラッチを制御できない不感帯に入ることを回避でき、ロックアップクラッチのロックアップトルクの容量を増加させつつスリップ回転を収束させることができ、スリップ係合から完全係合に速やか且つ円滑に移行させることができる。
[5.その他]
以上、本発明の一実施形態にかかる自動変速機の制御装置について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では、式(A)〜(D)に基づいて目標スリップ回転速度を算出しているが、トルクコンバータ2への入力トルク(エンジントルクTe)に対するロックアップクラッチ20のトルク容量(ロックアップトルク)Tluの比率が増大するように、目標スリップ回転速度Tslpを算出すればよく、具体的な算出処方は限定されない。
また、上記の実施形態では、車両の発進時におけるスリップ制御の際に、トルクコンバータへの入力トルクに対するロックアップクラッチのトルク容量の比率が増大するように、目標スリップ回転速度を算出しているが、発進時だけでなく車両の加速時にもこの手法で目標スリップ回転速度を算出してもよい。
また、上記実施形態では、自動変速機10にトルクコンバータ2及び有段の変速機構3を装備したもの例示したが、自動変速機にはトルクコンバータ及び無段変速機構を装備したものにも適用可能である。
1 駆動源であるエンジン(内燃機関)
2 トルクコンバータ
2A トルクコンバータ本体
3 変速機構
5 自動変速機コントロールユニット(ATCU)
7 動力伝達系
10 自動変速機
11 エンジン出力軸(トルクコンバータ入力軸)
22 コンバータハウジング
20 ロックアップクラッチ
23 ポンプインペラ
24 タービンランナ
25 ステータ
41 油圧制御弁
51 目標スリップ回転算出部(目標スリップ回転算出手段)
51S 発進用目標スリップ回転算出部(目標スリップ回転算出手段)
51a タービン回転変化率算出部(タービン回転変化率算出手段)
51b ロックアップトルク変化率算出部(ロックアップトルク変化率算出手段)
51c ロックアップトルク算出部(ロックアップトルク算出手段)
51d 目標スリップ回転最終算出部(目標スリップ回転最終算出手段)
52 実スリップ回転速度算出部(実スリップ回転速度算出手段)
53 スリップ制御部(スリップ制御手段)
54 フィードバック制御部
55 フィードフォワード制御部
58 指令値変換部
a タービン回転変化率
b ロックアップトルク変化率
Gslp スリップゲイン
Nt_old 前回のタービン回転数検出値
Nt 今回のタービン回転速度検出値
Nt_ed 収束時のタービン回転速度
Te エンジントルク
Tlu_old 前回のロックアップトルク
Tlu 今回のロックアップトルク
Tlu_ed 収束時のロックアップトルク
Tslp 目標スリップ回転速度
Ttc トルクコンバータ本体のトルク容量

Claims (6)

  1. 車両に装備され、エンジンと、自動変速機との間に介装され、トルクコンバータ本体とロックアップクラッチとからなるトルクコンバータの制御装置であって、
    前記車両の運転状態に基づいて前記ロックアップクラッチの目標スリップ回転速度を制御周期毎に算出する目標スリップ回転算出手段と、
    前記トルクコンバータのポンプインペラ回転速度とタービン回転速度とから実際のスリップ回転速度を算出する実スリップ回転速度算出手段と、
    前記実際のスリップ回転速度が前記目標スリップ回転速度に追従するように、前記エンジンへのトルク指令値に対応して制御値を設定して当該制御値に基づいて前記ロックアップクラッチが伝達するトルク容量をフィードバック制御するスリップ制御を実施するスリップ制御手段と、を備え、
    前記目標スリップ回転算出手段は、前記スリップ制御の際に、前記トルクコンバータへの入力トルクに対する前記ロックアップクラッチのトルク容量であるロックアップトルクの比率が常に増大するように、前記目標スリップ回転速度を算出する
    ことを特徴とする、トルクコンバータの制御装置。
  2. 前記目標スリップ回転算出手段は、発進時における前記スリップ制御の際に、前記トルクコンバータへの入力トルクに対する前記ロックアップクラッチのトルク容量の比率が常に増大するように、前記目標スリップ回転速度を算出する
    ことを特徴とする、請求項1記載のトルクコンバータの制御装置。
  3. 前記目標スリップ回転算出手段は、前記スリップ制御の際に、前記トルクコンバータのタービン回転の時間変化率であるタービン回転変化率aに、前記ロックアップトルクの時間変化率であるロックアップトルク変化率bを一致させるようにして、前記ロックアップトルクを算出し、算出した前記ロックアップトルクに基づいて前記目標スリップ回転速度を算出する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のトルクコンバータの制御装置。
  4. 前記目標スリップ回転算出手段は、前記エンジンのエンジントルクから前記ロックアップトルクを減算して得られる前記トルクコンバータ本体が伝達するトルク容量に、前記トルクコンバータ本体の流体特性に応じたスリップゲインを乗算して前記目標スリップ回転速度を算出する
    ことを特徴とする、請求項3記載のトルクコンバータの制御装置。
  5. 前記目標スリップ回転算出手段は、前記ロックアップトルクを収束時のタービン回転速度Nt_ed とその時点のスロットル開度とに基づいて算出する
    ことを特徴とする、請求項4記載のトルクコンバータの制御装置。
  6. 前記目標スリップ回転算出手段は、
    前記タービン回転変化率aを、前回のタービン回転速度検出値Nt_oldと、今回のタービン回転速度検出値Ntと、収束時のタービン回転速度Nt_ed とに基づいて、式(A)により算出し、
    前記ロックアップトルク変化率bを、前回のロックアップトルクTlu_oldと、今回のロックアップトルクTluと、収束時のロックアップトルクTlu_ed とに基づいて、式(B)により算出し、
    a=bとして前記ロックアップトルクを算出する
    ことを特徴とする、請求項3〜5の何れか1項に記載のトルクコンバータの制御装置。
    a=(Nt_ed−Nt)/(Nt_ed−Nt_old) ・・・(A)
    b=(Tlu_ed−Tlu)/(Tlu_ed−Tlu_old) ・・・(B)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113503351A (zh) * 2021-07-29 2021-10-15 湖南容大智能变速器股份有限公司 一种液力变矩器的起步控制方法

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