JP2018141417A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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【課題】三元触媒の劣化度合いが高くなったことを早期に検出する。【解決手段】内燃機関の排気浄化装置は、機関排気通路内に配置された三元触媒32、三元触媒の温度を検出する温度センサ35、三元触媒に流入する排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ34、機関吸入空気量を検出する吸入空気量センサ25、三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサ36、及び、三元触媒に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときに三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するとともに、このときの機関運転状態を検出し、検出された機関運転状態における基準アンモニア濃度を算出し、検出されたアンモニア濃度が基準アンモニア濃度よりも高いときに三元触媒の劣化度合いがあらかじめ定められた設定度合いよりも高いと判断する、電子制御ユニット40を備える。【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
機関排気通路内に配置された三元触媒と、三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、を備え、三元触媒に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときにおいて、三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度が公称値よりも小さく、かつ、三元触媒から流出する排気ガス中の一酸化炭素濃度が基準値よりも大きいときに、三元触媒が劣化していると判断する、内燃機関が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−096721号公報
特許文献1は、三元触媒の劣化度合いが高くなるにつれて三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度が低くなる、との知見を基礎としている。ところが、詳しくは後述するが、本願発明者らによれば、三元触媒の劣化度合いが高くなるにつれてアンモニア濃度が低くなるのは、三元触媒の劣化度合いがかなり大きくなったとき、すなわち三元触媒が失活する直前であり、三元触媒の劣化度合いが比較的低いときには、三元触媒の劣化度合いが高くなるにつれてアンモニア濃度が高くなることが判明したのである。
したがって、特許文献1では、三元触媒の劣化度合いがかなり大きくなるまで、すなわち三元触媒の排気浄化性能がかなり低下するまで、三元触媒が劣化していると判断されない。一方、三元触媒の劣化度合いがかなり大きくなる前であっても、三元触媒の排気浄化性能が要求性能よりも低い場合がある。したがって、三元触媒の劣化度合いが比較的低いときに、すなわち早期に、三元触媒の劣化度合いが高くなったことを検出する必要がある。特許文献1では、三元触媒の劣化度合いが高くなったことを早期に検出することはできない。
本発明によれば、機関排気通路内に配置された三元触媒と、前記三元触媒の温度、前記三元触媒に流入する排気ガスの空燃比、及び、機関吸入空気量を含む機関運転状態を検出するように構成されている運転状態センサと、前記三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するように構成されているアンモニアセンサと、電子制御ユニットであって、前記三元触媒に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときに前記三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するとともに、このときの前記機関運転状態を検出し、検出された前記機関運転状態における基準アンモニア濃度を算出し、検出された前記アンモニア濃度が前記基準アンモニア濃度よりも高いときに前記三元触媒の劣化度合いがあらかじめ定められた設定度合いよりも高いと判断する、ように構成されている電子制御ユニットと、を備えた、内燃機関の排気浄化装置が提供される。
三元触媒の劣化度合いが高くなったことを早期に検出することができる。
内燃機関の全体図である。 アンモニア濃度と三元触媒の劣化度合いとの関係の一例を示す線図である。 基準アンモニア濃度CAR及び設定度合いDDRの一例を示す線図である。 本発明による実施例の触媒劣化検出制御を実行するためのフローチャートである。 本発明による実施例の触媒劣化検出制御を実行するためのフローチャートである。 本発明による別の実施例の触媒劣化検出制御を実行するためのフローチャートである。 本発明による別の実施例の触媒劣化検出制御を実行するためのフローチャートである。
図1を参照すると、1は内燃機関、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は吸気ポート、7は吸気弁、8は排気ポート、9は排気弁、10は燃料噴射弁、11は点火栓、をそれぞれ示す。図1に示される例では、燃料噴射弁10は燃焼室5内に燃料を直接噴射するように、燃焼室5内に配置される。
吸気ポート6は吸気枝管20を介してサージタンク21に連結され、サージタンク21は吸気ダクト22を介してエアクリーナ23に連結される。吸気ダクト22内にはスロットル弁24が配置される。また、スロットル弁24上流の吸気ダクト22内には吸入空気量を検出するように構成されている吸入空気量センサ又はエアフロメータ25が配置される。
一方、排気ポート8は排気マニホルド30を介して排気管31に連結され、排気管31は三元触媒32の入口に連結される。三元触媒32の出口には排気管33が連結される。三元触媒32上流の排気管31には、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比を検出するように構成されている空燃比センサ34が配置される。なお、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比は、三元触媒32よりも上流の排気通路、燃焼室、及び吸気通路内に供給された燃料及び空気の比である。また、三元触媒32下流の排気管33には、三元触媒32から流出する排気ガスの温度を検出するように構成されている温度センサ35が配置される。三元触媒32から流出する排気ガスの温度は三元触媒32の温度を表している。別の実施例(図示しない)では、温度センサ35は三元触媒32内又は三元触媒32上流の排気管31内に配置される。また、三元触媒32下流の排気管33には、三元触媒32から流出する排気ガス中のアンモニア濃度(又は、排気ガス単位量あたりのアンモニア量)を検出するように構成されているアンモニアセンサ36が配置される。別の実施例(図示しない)では、アンモニアセンサ36は三元触媒32内に配置される。更に別の実施例(図示しない)では、アンモニアセンサ36は、主として排気ガス中のアンモニア以外の成分(例えば、NOx)の濃度を検出するように構成されているセンサであって、アンモニアに対し感度を有するセンサから構成される。
本発明による実施例では更に、車両ドライバに警報を伝えるように構成されている警報器37が設けられる。警報器37は例えば、ランプ、ブザーなどから構成される。
更に図1を参照すると、電子制御ユニット40はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス41によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、入力ポート45及び出力ポート46を具備する。吸入空気量センサ25、空燃比センサ34、温度センサ35、及びアンモニアセンサ36の出力電圧はそれぞれ対応するA/D変換器47を介して入力ポート45に入力される。更に、アクセルペダル49にはアクセルペダル49の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ50が接続され、負荷センサ50の出力電圧は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。更に、クランク角を検出するように構成されているクランク角センサ51が入力ポート45に接続される。一方、出力ポート46はそれぞれ対応する駆動回路48を介して、燃料噴射弁10、点火栓11、スロットル弁24のアクチュエータ、及び警報器37にそれぞれ接続される。
本発明による実施例では、機関運転状態は、三元触媒32の温度、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比、及び吸入空気量を含む。三元触媒32の温度は温度センサ35によって検出される。三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比は空燃比センサ34によって検出される。吸入空気量は吸入空気量センサ25によって検出される。
したがって、温度センサ35、空燃比センサ34、及び吸入空気量センサ25を運転状態センサと総称すると、本発明による実施例では、三元触媒32の温度、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比、及び、機関吸入空気量を含む機関運転状態を検出するように構成されている運転状態センサを備えている、ということになる。
本発明による実施例では、機関運転状態は更に、三元触媒32の被毒度合いを含む。三元触媒32の被毒度合いは例えば被毒度合いは燃料噴射量の積算値に基づいて検出又は算出される。すなわち、例えばHC、イオウ、煤といった排気ガス中の成分が三元触媒32に付着又は堆積すると、三元触媒32の排気浄化性能が低下する。すなわち、三元触媒32が被毒される。この場合、三元触媒32の被毒度合いが高くなるにつれて、三元触媒32の排気浄化性能が低くなる。本発明による実施例では、三元触媒32の被毒度合いがあらかじめ定められた限界値を越えると、再生制御が行われる。その結果、三元触媒32の被毒度合いが低下又は回復され、したがって三元触媒32の排気浄化性能が上昇又は回復される。
一方、三元触媒32が劣化したときにも、三元触媒32の排気浄化性能が低下する。しかしながら、三元触媒32が劣化したときには三元触媒32の排気浄化性能を回復させることは困難である。そこで本発明による実施例では、触媒劣化検出が行われる。具体的には、三元触媒32の劣化度合いがあらかじめ定められた設定度合いよりも高いか否かが判断される。その上で、三元触媒32の劣化度合いが設定度合いよりも高いと判断されたときには、警報器37がオンにされ、それにより三元触媒32の劣化度合いが設定度合いよりも高いことが車両ドライバに知らされる。これに対し、三元触媒32の劣化度合いが設定度合いよりも高いと判断されないときには、警報器37はオフにされる。
三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチであると、三元触媒32は流入する排気ガス中のNOx及び水素HからアンモニアNHを生成する。このときのアンモニア濃度は三元触媒32の劣化度合いを表している。このことを、図2を参照しながら説明する。
図2は、三元触媒32の劣化度合いDDと、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときに三元触媒32から流出する排気ガス中のアンモニア濃度CAとの関係の一例を示している。図2に示されるように、三元触媒32の劣化度合いDDが比較的低いときには、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれてアンモニア濃度CAは上昇する。三元触媒32の劣化度合いDDが更に高くなると、今度は、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれてアンモニア濃度CAは低下する。三元触媒32の劣化度合いDDが更に高くなると、図2にXで示されるようにアンモニア濃度CAはゼロとなる。言い換えると、三元触媒32が失活する。
アンモニア濃度CAがこのように変化するのは次の理由によると考えられる。すなわち、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときには、三元触媒32ではアンモニアの生成だけでなく、アンモニアの分解も生じており、アンモニア生成分とアンモニア分解分との差分が三元触媒32から流出する。この場合、三元触媒32が劣化度合いDDが比較的低いときには、三元触媒32が劣化度合いDDが高くなるにつれて、三元触媒32のアンモニア生成能力よりもアンモニア分解能力が低下する。このため、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれてアンモニア濃度CAが上昇する。一方、三元触媒32の劣化度合いDDが更に高くなると、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれて三元触媒32のアンモニア生成能力も低下する。したがって、アンモニア濃度CAが次第に低下する。
一方、上述したように、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれて、三元触媒32の排気浄化性能が低下する。このため、三元触媒32の劣化度合いDDが比較的低いときに、すなわち早期に、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなったことを検出するのが好ましい。
そこで本発明による実施例では、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれてアンモニア濃度CAが上昇する範囲、例えば図2に示される範囲A内に上述の設定度合いがあらかじめ設定され、この設定度合いに対応するアンモニア濃度CAが基準アンモニア濃度として算出される。図3には設定度合いDDR及び基準アンモニア濃度CARの一例が示される。その上で、実際のアンモニア濃度CAが検出され、アンモニア濃度CAが基準アンモニア濃度CARよりも高いときに、三元触媒32の劣化度合いDDが設定度合いDDRよりも高いと判断される。このようにすると、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなったことを早期に検出することができる。
本発明による実施例では、アンモニア濃度CAは、機関暖機が完了しており、かつ、三元触媒32の温度(以下、触媒温度という。)があらかじめ定められた設定温度範囲内にあり、かつ、吸入空気量があらかじめ定められた設定空気量範囲内にあり、かつ、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比(以下、排気空燃比と言う。)があらかじめ定められた設定空燃比範囲内にあるときに、アンモニアセンサ36によりアンモニア濃度CAが検出される。このようにすると、アンモニア濃度CAを高精度で検出することができ、したがって高精度で触媒劣化検出を行うことができる。
設定温度範囲の下限は例えば500℃である。設定温度範囲の上限は例えば600℃である。設定空気量範囲の下限は例えば5g/sである。設定空気量範囲の上限は例えば15g/sである。設定空燃比範囲の下限は例えば14.45である。設定空燃比範囲の上限は例えば14.55である。すなわち、本発明による実施例では、三元触媒32が十分に活性しており、かつ、アイドリング運転又は低負荷運転が行われており、かつ、排気空燃比が理論空燃比(14.6)よりもリッチのときに、アンモニア濃度CAが検出される。
一方、基準アンモニア濃度CARは、アンモニア濃度CAが検出されたときの機関運転状態に基づいて算出される。本発明による実施例では、機関運転状態は上述したように、触媒温度、吸入空気量、排気空燃比、及び、三元触媒32の被毒度合いから構成される。すなわち、触媒温度、吸入空気量、及び排気空燃比、及び三元触媒32の被毒度合いが検出され、検出された機関運転状態と例えばマップ又は関数式とを用いて基準アンモニア濃度CARが算出される。
したがって、概念的に表現すると、本発明による実施例の電子制御ユニット40は、三元触媒32に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときに三元触媒32から流出する排気ガス中のアンモニア濃度CAを検出するとともに、このときの機関運転状態を検出し、検出された機関運転状態における基準アンモニア濃度CARを算出し、検出されたアンモニア濃度CAが基準アンモニア濃度CARよりも高いときに三元触媒32の劣化度合いDDがあらかじめ定められた設定度合いDDRよりも高いと判断するように構成されている。
アンモニア濃度CAが基準アンモニア濃度CARよりも高いときに三元触媒32の劣化度合いDDが設定度合いDDRよりも高いと判断するということは、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれてアンモニア濃度CAが上昇する範囲に設定度合いDDRが設定されていることを意味する。これに対し、アンモニア濃度CAが基準アンモニア濃度CARよりも低いときに三元触媒32の劣化度合いDDが設定度合いDDRよりも高いと判断するということは、三元触媒32の劣化度合いDDが高くなるにつれてアンモニア濃度CAが低下する範囲に設定度合いDDRが設定されていることを意味する。これらは、構成を全く異にしている。
図4及び図5は本発明による実施例の触媒劣化検出制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンはあらかじめ定められた設定時間ごとの割り込みによって実行される。図4及び図5を参照すると、ステップ100では、機関暖機が完了しているか否かが判別される。機関暖機が完了しているときにはついでステップ101に進み、触媒温度が検出される。続くステップ102では触媒温度が設定温度範囲内にあるか否かが判別される。触媒温度が設定温度範囲内にあるときには次いでステップ103に進み、吸入空気量が検出される。続くステップ104では吸入空気量が設定空気量範囲内にあるか否かが判別される。吸入空気量が設定空気量範囲内にあるときには次いでステップ105に進み、排気空燃比が検出される。続くステップ106では排気空燃比が設定空燃比範囲内にあるか否かが判別される。排気空燃比が設定空燃比範囲内にあるときには次いでステップ107に進み、三元触媒32の被毒度合いが検出される。
続くステップ108ではアンモニア濃度CAが検出される。続くステップ109では、基準アンモニア濃度CARが算出される。続くステップ110では、アンモニア濃度CAが基準アンモニア濃度CARよりも高いか否かが判別される。CA>CARのときには次いでステップ111に進み、警報器37がオンにされる。これに対し、ステップ100において機関暖機が完了していないとき、ステップ102において触媒温度が設定温度範囲内にないとき、ステップ104において吸入空気量が設定空気量範囲内にないとき、ステップ106において排気空燃比が設定空燃比範囲内にないとき、又は、ステップ110においてCA≦CARのときには、次いでステップ112に進み、警報器37がオフにされる。
次に、本発明による別の実施例を説明する。以下では、上述した本発明による実施例との相違点について説明する。
本発明による別の実施例では、あらかじめ定められた設定期間内に、アンモニア濃度CAの検出及び基準アンモニア濃度CARの算出が繰り返される。次いで、この設定期間内に検出されたアンモニア濃度CAの平均値CAave及び設定期間内に算出された基準アンモニア濃度CARの平均値CARaveがそれぞれ算出される。次いで、平均アンモニア濃度CAaveが平均基準アンモニア濃度CARaveよりも高いか否かが判別される。
平均アンモニア濃度CAaveが平均基準アンモニア濃度CARaveよりも高いときには、次いで平均アンモニア濃度CAave及び平均基準アンモニア濃度CARaveにそれぞれ連続性があるか否かが判別される。一例では、前回算出された平均アンモニア濃度CAaveに対する今回算出された平均アンモニア濃度CAaveの偏差がしきい値よりも小さいときに、平均アンモニア濃度CAaveに連続性があると判断され、それ以外は連続性がないと判断される。また、前回算出された平均基準アンモニア濃度CARaveに対する今回算出された平均基準アンモニア濃度CARaveの偏差がしきい値よりも小さいときに、平均基準アンモニア濃度CARaveに連続性があると判断され、それ以外は連続性がないと判断される。平均アンモニア濃度CAaveに連続性がないときには、例えばアンモニア濃度CAが正確に検出されていないおそれがある。また、平均基準アンモニア濃度CARaveに連続性がないときには、例えば機関運転状態が正確に検出されていないおそれがある。そこで本発明による別の実施例では、平均アンモニア濃度CAave及び平均基準アンモニア濃度CARaveにそれぞれ連続性があるときに、警報器37がオンにされ、それ以外は警報器37がオフにされる。
本発明による別の実施例では、平均アンモニア濃度CAaveと平均基準アンモニア濃度CARaveとが比較される。また、平均アンモニア濃度CAave又は平均基準アンモニア濃度CARaveに連続性がないときには、平均アンモニア濃度CAaveが平均基準アンモニア濃度CARaveよりも高くても、警報器37がオンにされない。したがって、触媒劣化検出がより高精度で行われる。
図6及び図7は本発明による別の実施例の触媒劣化検出制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンはあらかじめ定められた設定時間ごとの割り込みによって実行される。図6及び図7を参照すると、ステップ100では、機関暖機が完了しているか否かが判別される。機関暖機が完了しているときにはついでステップ101に進み、触媒温度が検出される。続くステップ102では触媒温度が設定温度範囲内にあるか否かが判別される。触媒温度が設定温度範囲内にあるときには次いでステップ103に進み、吸入空気量が検出される。続くステップ104では吸入空気量が設定空気量範囲内にあるか否かが判別される。吸入空気量が設定空気量範囲内にあるときには次いでステップ105に進み、排気空燃比が検出される。続くステップ106では排気空燃比が設定空燃比範囲内にあるか否かが判別される。排気空燃比が設定空燃比範囲内にあるときには次いでステップ107に進み、三元触媒32の被毒度合いが検出される。
続くステップ108ではアンモニア濃度CAが検出される。続くステップ109では、基準アンモニア濃度CARが算出される。続くステップ109aでは設定期間が経過したか否かが判別される。設定期間が経過したときには次いでステップ109bに進み、設定期間における平均アンモニア濃度CAaveが算出される。続くステップ109cでは、設定期間における平均基準アンモニア濃度CARaveが算出される。続くステップ110aでは、平均アンモニア濃度CAaveが平均基準アンモニア濃度CARaveよりも高いか否かが判別される。CAave>CARaveのときには次いでステップ110bに進み、平均アンモニア濃度CAaveに連続性があるか否かが判別される。平均アンモニア濃度CAaveに連続性があるときには次いでステップ111に進み、警報器37がオンにされる。これに対し、ステップ100において機関暖機が完了していないとき、ステップ102において触媒温度が設定温度範囲内にないとき、ステップ104において吸入空気量が設定空気量範囲内にないとき、ステップ106において排気空燃比が設定空燃比範囲内にないとき、ステップ109aにおいて設定期間が経過していないとき、ステップ110aにおいてCAave≦CARaveのとき、又は、ステップ110bにおいて平均アンモニア濃度CAaveに連続性がないときには、次いでステップ112に進み、警報器37がオフにされる。
1 内燃機関
25 吸入空気量センサ
32 三元触媒
34 空燃比センサ
35 温度センサ
36 アンモニアセンサ
40 電子制御ユニット

Claims (1)

  1. 機関排気通路内に配置された三元触媒と、
    前記三元触媒の温度、前記三元触媒に流入する排気ガスの空燃比、及び、機関吸入空気量を含む機関運転状態を検出するように構成されている運転状態センサと、
    前記三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するように構成されているアンモニアセンサと、
    電子制御ユニットであって、
    前記三元触媒に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチのときに前記三元触媒から流出する排気ガス中のアンモニア濃度を検出するとともに、このときの前記機関運転状態を検出し、
    検出された前記機関運転状態における基準アンモニア濃度を算出し、
    検出された前記アンモニア濃度が前記基準アンモニア濃度よりも高いときに前記三元触媒の劣化度合いがあらかじめ定められた設定度合いよりも高いと判断する、
    ように構成されている電子制御ユニットと、
    を備えた、内燃機関の排気浄化装置。
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