JP2018139075A - センサ管理モジュール、センサ管理システム、センサ管理方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

センサ管理モジュール、センサ管理システム、センサ管理方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】センサを分離することができる構成の分離型のセンサ機器に対して、接続されたセンサとの組み合わせを管理することができるセンサ管理モジュールを提供する。【解決手段】コネクタ部にセンサ110が接合されることによってセンサ機器10を構成するセンサ管理モジュール120であって、接合されたセンサ110から、センサ110を識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取り部121と、センサID読み取り部121がセンサ識別情報を取得することができた場合に、取得されたセンサ識別情報を記憶し、センサID読み取り部121がセンサ識別情報を取得することができなかった場合に、センサ110を識別するための一意の新規識別情報を新たに生成してセンサ識別情報として記憶するセンサ管理部122と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、センサ管理モジュール、センサ管理システム、センサ管理方法、プログラム、および記録媒体に関する。
様々な設備を持つプラントでは、プラント内に配置されたそれぞれの設備に、予め定めた物理量を計測する様々なセンサが設置されている。そして、プラントでは、それぞれの設備に設置されているセンサから出力された物理量や、物理量を表す計測値に基づいて、設備が稼働している状態や、設備において生産した製品の品質の管理が行われる。
以前からプラントにおいてそれぞれの設備に設置されていたセンサは、能動素子を持たないアナログ式のセンサであった。このため、プラントにおいては、センサが計測したアナログの物理量に対して予め定めた処理を施して、設備の稼働状態や製品の品質を把握するための情報(計測値)を得ていた。そこで、近年では、電気回路などによって実現されるデータ処理機能を具備した処理部とセンサとが一体となった構成のセンサ機器も実用化(製品化)されてきている。センサ機器では、処理部において実現するデータ処理機能によって、センサが計測したアナログの物理量に対して予め定めたデータ処理を施し、データ処理を施した後のデジタルデータを、計測値として出力する。このセンサ機器は、スマートセンサやインテリジェントセンサなどと呼ばれ、能動素子を持たないアナログ式の以前のセンサに代わって、普及が進んでいる。
ところで、プラントでは、配置されているそれぞれの設備に対して、日常的な点検作業、故障や不具合などのトラブルに対応する作業が行われている。プラントにおける点検作業では、設備の稼働状態を点検するのみではなく、センサ機器の校正などの作業も行われる(特許文献1参照)。このとき、例えば、校正を行っても正しく測定することができないなど、センサ機器に不具合が見つかる場合もある。センサ機器の不具合の多くの原因としては、センサの劣化(寿命)や故障などが考えられる。しかしながら、従来のセンサ機器は、センサとデータ処理機能を実現する処理部とが一体になっている構成であるため、センサ機器の不具合の原因がセンサの劣化(寿命)や故障などであった場合でも、処理部を含めて交換する必要があった。つまり、従来のセンサ機器において不具合が発生した場合には、センサと処理部とを合わせたセンサ機器の全体を設備から取り外して交換しなければならなかった。
そこで、例えば、特許文献2のように、センサと処理部とを分離することができる構成のセンサ機器の技術が提案されている。特許文献2に開示されたセンサ機器(スマートセンサ)では、センサ(液分析センサ)と処理部(インテリジェンス部)とを、コネクタ手段によって着脱可能にする構成となっている。つまり、特許文献2に開示されたセンサ機器(スマートセンサ)は、センサ(液分析センサ)と処理部(インテリジェンス部)とを、コネクタ手段によって分離することができる構成である。そして、特許文献2には、センサ(液分析センサ)に寿命がきたときには、処理部(インテリジェンス部)を再利用することができることが示されている。また、特許文献2には、処理部(インテリジェンス部)のコネクタ手段のピン配置と、センサ(液分析センサ)および処理部(インテリジェンス部)がデジタルデータを出力するケーブル手段の電気的仕様が同一であれば、どのようなセンサ(液分析センサ)であっても利用することができることが示されている。このことから、特許文献2に開示された技術が適用された分離型のセンサ機器では、センサ機器の不具合の原因がセンサの劣化(寿命)や故障などであった場合には、センサのみを交換することで、センサ機器の不具合を改善させることができる。
特開2012−225670号公報 特開2013−142964号公報
ところで、プラントにおいては、複数のセンサ機器が設置されている。このため、プラントにおいては、それぞれのセンサ機器が出力した計測値が、いずれの設備において計測された計測値であるかを把握した上で、設備の稼働状態や製品の品質を管理する必要がある。そこで、プラントにおいては、例えば、それぞれのセンサ機器を識別するための識別情報(いわゆる、ID)を用いて、センサ機器が出力した計測値とセンサ機器が設置された設備とを紐付けている。ここで、特許文献2に開示された技術が適用された分離型のセンサ機器がプラント内に配置されたそれぞれの設備に設置されている場合、プラントにおいては、センサを識別するための識別情報と、処理部を識別するための識別情報との両方を管理する、つまり、センサと処理部とのそれぞれを区別して管理することが必要であると考えられる。これは、特許文献2に開示された技術が適用された分離型のセンサ機器では、処理部は同じであっても、センサは劣化(寿命)や故障などによって交換されている、つまり、処理部とセンサとが異なる組み合わせに変更されていることがあるからである。そして、特許文献2に開示された技術が適用された分離型のセンサ機器においてセンサと処理部とのそれぞれを区別して管理することは、センサ機器の校正や保守など、特に、センサの劣化(寿命)を把握して交換時期を判断する際に有効である。
しかしながら、特許文献2には、センサ機器を識別するための識別情報や、センサおよび処理部のそれぞれを区別する方法などに関しての開示はされていない。このため、特許文献2に開示された技術が適用された分離型のセンサ機器をそれぞれの設備に設置したプラントでは、センサと処理部とのそれぞれを区別し、それぞれのセンサ機器が出力した計測値が、いずれのセンサと処理部との組み合わせによって計測された計測値であるかを把握した上で、設備の稼働状態や製品の品質を管理することはできない。
本発明は、上記の課題に基づいてなされたものであり、センサを分離することができる構成の分離型のセンサ機器に対して、接続されたセンサとの組み合わせを管理することができるセンサ管理モジュール、センサ管理システム、センサ管理方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明のセンサ管理モジュールは、コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールであって、接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取り部と、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理部と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理モジュールにおける前記センサ管理部は、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサ識別情報を取得することができなかったことを表す失敗通知を出力し、出力した前記失敗通知に応じて入力されたセンサ交換指令に基づいて、前記新規識別情報を生成する、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理モジュールにおける前記センサ管理部は、前記センサ交換指令が、前記センサが交換されたことを表している場合に、前記新規識別情報を生成し、前記センサ交換指令が、前記センサが交換されていないことを表している場合には、前記新規識別情報を生成せず、記憶している前記センサ識別情報を前記新規識別情報とする、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理モジュールにおける前記センサ管理部は、前記センサの着脱が行われた場合に、前記失敗通知を出力し、前記センサの着脱が行われなかった場合には、前記失敗通知を出力しない、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理モジュールにおける前記センサ管理部は、前記センサ交換指令と共に前記センサを識別する識別情報が入力された場合には、入力された前記識別情報を前記新規識別情報とする、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理モジュールは、前記センサの着脱を検知してセンサ着脱検知信号を出力するセンサ着脱検知機構を、前記コネクタ部に備え、前記センサ管理部は、前記センサ着脱検知機構に基づいて、前記センサの着脱が行われたか否かを判定する、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理モジュールは、起動したときに前記センサ識別情報を取得する処理を開始し、前記センサ管理モジュールを識別するための識別情報であるモジュール識別情報と、前記センサ管理部が記憶した前記センサ識別情報とを出力する、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理システムは、コネクタ部にセンサが接合されることによって構成されるセンサ機器を具備したセンサシステムに構成されるセンサ管理システムであって、前記センサ機器を構成するセンサ管理モジュールと前記センサとの組み合わせを管理するセンサ管理装置、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理システムにおける前記センサ管理モジュールは、接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取り部と、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサ識別情報を取得することができなかったことを表す失敗通知を出力し、出力した前記失敗通知に応じて入力されたセンサ交換指令に基づいて、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶し、前記センサ管理モジュールを識別するための識別情報であるモジュール識別情報と記憶した前記センサ識別情報とを出力するセンサ管理部と、を備え、前記センサ管理装置は、前記失敗通知に応じた前記センサ交換指令を出力するために必要な情報を入力するセンサ交換操作を促す表示画面を表示すると共に、前記表示画面に基づいて入力された前記センサ交換操作の情報を受け付けるインターフェース管理部と、前記インターフェース管理部が受け付けた前記センサ交換操作の情報に基づいた前記センサ交換指令を出力し、前記センサ管理モジュールから出力された前記モジュール識別情報と前記センサ識別情報とを紐付けて、前記センサ管理モジュールと前記センサとの組み合わせを管理するセンサ機器管理部と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理システムにおける前記センサ交換操作は、少なくとも前記センサが交換されたか否かを表す情報を入力する操作であり、前記センサ機器管理部は、前記センサが交換されたか否かを表す情報を含む前記センサ交換指令を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理システムにおける前記センサ機器管理部は、前記センサを識別する識別情報が入力された場合、入力された前記識別情報を含めた前記センサ交換指令を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明のセンサ管理方法は、コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールによるセンサ管理方法であって、センサID読み取り部が、接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取りステップと、センサ管理部が、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理ステップと、を含む、ことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールのコンピュータに、接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取りステップと、前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理ステップと、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体は、コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールのコンピュータに、接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取りステップと、前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理ステップと、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、センサを分離することができる構成の分離型のセンサ機器に対して、接続されたセンサとの組み合わせを管理することができるセンサ管理モジュール、センサ管理システム、センサ管理方法、プログラム、および記録媒体を提供することができるという効果が得られる。
本発明の実施形態におけるセンサ管理システムの概略構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムによる識別情報の管理の処理手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムによって識別情報を管理する第1の様子の一例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムによって識別情報を管理する第2の様子の一例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムによって識別情報を管理する第3の様子の一例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムによって管理している保守作業の履歴の一例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムにおけるセンサ機器の別の構成の一例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態におけるセンサ管理システムにおいて識別情報を生成する別の方法の一例を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システムの概略構成を示したブロック図である。センサ管理システム1は、センサ機器10と、センサ管理装置20とを含んで構成される。センサ管理システム1は、プラントに配置された設備において予め定めた物理量を計測し、計測した物理量を表すデジタルデータを計測値として、プラントにおいてそれぞれの設備の稼働状態などを制御する上位の制御システム(例えば、分散制御システム(Distributed Control System:DCS)など)に出力するセンサシステムの保守(メンテナンス)機能として動作する。なお、プラントとしては、石油の精製や化学製品の生産を行う工業プラントの他、ガス田や油田などの井戸元やその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力などの発電を管理制御するプラント、太陽光や風力などの環境発電を管理制御するプラント、上下水やダムなどを管理制御するプラントなどが含まれる。
センサ管理システム1において、センサ機器10とセンサ管理装置20とは、通信経路30によって接続されている。通信経路30は、信号を伝達する信号ケーブルであってもよいが、有線または無線の種々の通信規格に準拠した通信経路であってもよい。通信経路30が有線の通信規格に準拠した通信経路である場合、有線の通信規格としては、例えば、有線LAN(Local Area Network)などの有線通信規格、USB(Universal Serial Bus(登録商標))などの有線インターフェース規格など、種々の通信規格が考えられる。また、通信経路30が無線の通信規格に準拠した通信経路である場合、無線の通信規格としては、例えば、無線LAN通信(いわゆる、WiFi(登録商標))などの無線通信規格、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))などの短距離無線通信規格、IrDA(登録商標)(Infrared Data Association)などの赤外線通信規格など、種々の通信規格が考えられる。
センサ機器10は、プラントに配置された設備において予め定めた物理量を計測する位置に設置され、通常の動作において計測した物理量(アナログ量)に応じたデジタルデータ(計測値)を、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する。センサ機器10は、例えば、設備において生産した工業用水や薬品などの液体状の製品あるいは半製品の性質を計測するセンサ機器である。センサ管理システム1において、センサ機器10は、センサ110とアダプタ部120とが、コネクタ部(不図示)によって接続(接合)されることによって構成される。この構成によってセンサ機器10は、スマートセンサやインテリジェントセンサなどと呼ばれる構成を実現している。
また、センサ機器10は、接続されているセンサ110の情報を取得して管理する機能を備えている。センサ機器10は、設備に設置された後、またはセンサシステムの保守(メンテナンス)作業においてセンサ110の交換を伴う作業(以下、「センサ交換作業」という)が行われた後にセンサ管理装置20と接続されると起動し、接続されているセンサ110の情報の取得と管理とを開始する。
センサ110は、センサ機器10が設置された設備の位置において予め定めた物理量(アナログ量)を計測するセンサである。センサ110は、通常の動作において計測した物理量を表す信号を、アダプタ部120に出力する。図1に示したセンサ110は、ガラス管式の水素イオン濃度(pH)センサである。なお、センサ110としては、図1に示したようなpHセンサに限定されるものではなく、酸化還元電位(ORP)センサ、導電率センサ、溶存酸素(DO)センサ、残留塩素センサ、濁度センサなど、液体状の物質に対応した様々なセンサが考えられる。また、センサ110は、上述したような液体状の物質に対応したセンサに限定されるものでもない。
また、センサ110は、センサ110自体を識別するためのセンサ識別情報(以下、「センサID」という)が記録されたIDチップが搭載されている。センサ110は、センサ機器10が起動したときに、アダプタ部120によってIDチップに記録されているセンサIDが読み取られる。なお、センサ110は、IDチップを搭載していない、つまり、センサIDを出力する機能を備えていない構成の場合もある。
アダプタ部120は、センサ110から出力された物理量(アナログ量)を表す信号に応じたデジタルデータ(計測値)を生成する処理部である。つまり、アダプタ部120は、センサ110が計測したアナログの物理量に対して予め定めたデータ処理を施し、デジタルデータに変換するデータ処理機能を実現する処理部である。アダプタ部120は、通常の動作においてセンサ110から出力された物理量に基づいて生成(変換)したデジタルデータを、通信経路30を介してアダプタ部120に出力する。
また、アダプタ部120は、接続されているセンサ110を識別するためのセンサIDを取得して(読み取って)管理する機能を実行するセンサ管理モジュールである。アダプタ部120は、センサ機器10が起動したときに、センサ110に搭載されたIDチップに記録されているセンサIDを取得する(読み取る)。アダプタ部120は、取得したセンサIDを、接続されているセンサ110の識別情報として、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する。このとき、アダプタ部120は、アダプタ部120自体を識別するためのセンサ管理モジュール識別情報(以下、「アダプタID」という)も、センサIDと共にセンサ管理装置20に出力(送信)する。また、アダプタ部120は、取得したセンサIDを、アダプタ部120に記憶して管理する。なお、アダプタ部120は、通常の動作において生成(変換)したデジタルデータをアダプタ部120に出力する際に、管理(記憶)しているセンサIDとアダプタIDとのそれぞれの識別情報も併せて出力する。
なお、上述したように、センサ110は、IDチップを搭載していない構成である場合もある。つまり、アダプタ部120は、センサ110からセンサIDを取得することができない(読み取ることができない)場合もある。この場合、アダプタ部120は、センサ機器10が起動したときに出力するセンサIDの代わりに、接続されたセンサ110からセンサIDを取得することができなかった(読み取ることができなかった)、つまり、センサ110からのセンサIDの取得に失敗したことを表す通知(以下、「失敗通知」という)を、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する。そして、アダプタ部120は、出力(送信)した失敗通知に応じてセンサ管理装置20からセンサ交換指令が出力される(送信されてくる)と、センサ110を識別するための仮想的な識別情報を新たに生成する。アダプタ部120は、生成した新たな識別情報を、接続されているセンサ110のセンサIDとしてセンサ管理装置20に出力(送信)する。また、アダプタ部120は、生成した新たな識別情報を、センサ110から取得したセンサIDとして同様に記憶して管理する。そして、アダプタ部120は、通常の動作において生成(変換)したデジタルデータをアダプタ部120に出力する際に、管理(記憶)しているセンサID、つまり、生成した新たな識別情報とアダプタIDとのそれぞれの識別情報を併せて出力する。
アダプタ部120は、センサID読み取り部121と、センサ管理部122と、通信管理部123とを含んで構成される。図1に示したセンサID読み取り部121、センサ管理部122、および通信管理部123のそれぞれは、センサ機器10が起動したときにアダプタ部120が実行するセンサ110のセンサIDの取得、記憶、および管理の機能を実現するための構成要素である。なお、アダプタ部120には、図1に示した構成要素の他にも、通常の動作のときにセンサ110から出力された物理量に基づいてデジタルデータを生成(変換)して出力する機能を実現するための不図示の構成要素を備えている。つまり、図1においては、説明を容易にするため、アダプタ部120に備えたそれぞれの構成要素において、通常の動作のときのみに動作するそれぞれの構成要素の図示を省略している。なお、図1において図示を省略している通常の動作のときのみに動作する構成要素は、図1に示したセンサID読み取り部121、センサ管理部122、および通信管理部123におけるそれぞれの機能を実現する構成要素であってもよい。言い換えれば、図1に示したセンサID読み取り部121、センサ管理部122、および通信管理部123のそれぞれの構成要素によって実現するセンサIDの取得、記憶、および管理の機能は、通常の動作においてデジタルデータを生成(変換)して出力する機能を実現するためのそれぞれの構成要素に備えられる一部の機能であってもよい。以下の説明においては、アダプタ部120におけるセンサ110のセンサIDを管理する機能に着目して、アダプタ部120に備えたそれぞれの構成要素の機能および動作を説明する。
センサID読み取り部121は、センサ機器10が起動したときにセンサ管理部122から出力されるセンサIDの読み取り指示に応じて、センサ110に搭載されたIDチップに記録されているセンサIDを読み取る。センサID読み取り部121は、センサ110から読み取ったセンサIDを、センサ管理部122に出力する。なお、センサ110がIDチップを搭載していない構成である場合、センサID読み取り部121は、センサ110からセンサIDを読み取ることができない。この場合、センサID読み取り部121は、センサ110からセンサIDを読み取れなかったことを、センサ管理部122に通知する。
なお、上述したセンサID読み取り部121におけるセンサIDを読み取る機能は、通常の動作においてセンサ110が計測した物理量を取得する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。
センサ管理部122は、センサ機器10が起動したときに、センサIDの読み取り指示をセンサID読み取り部121に出力する。そして、センサ管理部122は、センサIDの読み取り指示に応じてセンサID読み取り部121から出力されたセンサIDを記憶して管理する。また、センサ管理部122は、アダプタIDも記憶している。センサ管理部122は、センサID読み取り部121から出力されたセンサIDを記憶した後、記憶しているセンサIDおよびアダプタIDを通信管理部123に出力し、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)させる。
また、センサ管理部122は、センサ機器10が起動したときに出力したセンサIDの読み取り指示に応じて、センサIDを読み取れなかったことを表す通知がセンサID読み取り部121から出力された場合、記憶しているアダプタIDと失敗通知とを通信管理部123に出力し、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)させる。そして、センサ管理部122は、通信経路30を介してセンサ管理装置20から出力されてきた(送信されてきた)センサ交換指令が通信管理部123から出力されたときに、センサIDを読み取れなかったセンサ110を識別するための新たな識別情報を、センサIDとして生成する。このとき、センサ管理部122は、生成する新たな識別情報が、過去に接続されたセンサ110から取得したセンサID、および過去に接続されたセンサIDを読み取れなかったセンサ110を識別するために生成したセンサIDと同じにならないように、一意の識別情報(センサID)を生成する。なお、センサ管理部122は、センサ管理装置20から出力されてきた(送信されてきた)センサ交換指令が、センサ110が交換されていないことを表している、つまり、同じセンサ110が接続されていることを表している場合には、新たに識別情報(センサID)を生成せず、すでに記憶している現在のセンサIDを、生成した新たな識別情報(センサID)とする。センサ管理部122は、生成した新たなセンサIDを、接続されているセンサ110のセンサIDとして記憶して管理する。そして、センサ管理部122は、生成したセンサIDを記憶した後、アダプタIDおよび記憶しているセンサID、つまり、生成した新たな識別情報を通信管理部123に出力し、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)させる。
なお、上述したセンサ管理部122におけるセンサ110からのセンサIDの取得または新たな識別情報(センサID)の生成と、センサIDの記憶および管理の機能は、通常の動作においてセンサ110から出力された物理量に基づいてデジタルデータを生成(変換)するデータ処理機能を実現する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。また、上述したセンサ管理部122における機能は、通常の動作においてセンサ管理装置20からの指令に応じてセンサ110における動作や物理量の計測条件などを制御する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。
通信管理部123は、センサ管理部122から出力された情報、つまり、センサIDおよびアダプタIDや失敗通知を、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する。また、通信管理部123は、通信経路30を介してセンサ管理装置20から出力されてきた(送信されてきた)センサ交換指令を取得(受信)し、取得(受信)したセンサ交換指令をセンサ管理装置20に出力する。
なお、上述した通信管理部123における通信経路30を介してセンサ管理装置20との間で情報をやり取りする機能は、通常の動作において生成(変換)したデジタルデータの出力(送信)や、センサ管理装置20から出力されてきた(送信されてきた)センサ110に対する動作や物理量の計測条件などの指令を取得(受信)する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。
センサ管理装置20は、プラントに配置された設備においてセンサ機器10が設置された位置の近隣に設置され、通常の動作において、対応するセンサ機器10から通信経路30を介して出力されてきた(送信されてきた)デジタルデータを取得(受信)する。このとき、センサ管理装置20は、センサ機器10からデジタルデータと共に出力されてきた(送信されてきた)センサIDおよびアダプタIDに基づいて、取得したそれぞれのデジタルデータを管理する。そして、センサ管理装置20は、センサ機器10から取得(受信)したデジタルデータやデジタルデータの履歴などを、プラント内に構築された通信ネットワークを介して、例えば、分散制御システムなどの上位の制御システムに出力(送信)する。なお、センサ管理装置20がデジタルデータやデジタルデータの履歴などを上位の制御システムに出力(送信)する際の通信規格としては、例えば、ISA100.11aなどの工業用の無線規格、センサネットワークシステムなどの無線規格、Wireless/Wired HART(登録商標)などの無線と有線とが混在した通信規格、MODBUS(登録商標)などのマスター/スレーブ方式の通信規格、FOUNDATION(登録商標)フィールドバス、PROFIBUS(PROCESS FIELD BUS)(登録商標)などのフィールドバス規格など、種々の通信規格や方式が考えられる。
また、センサ管理装置20は、センサシステムの保守(メンテナンス)作業の履歴などを管理する機能を備えている。センサ管理装置20における保守(メンテナンス)作業の履歴の管理においても、センサ機器10から出力されてきた(送信されてきた)センサIDおよびアダプタIDに基づいて、センサ機器10ごと(より具体的には、アダプタIDごと、言い換えれば、アダプタ部120ごと)に保守(メンテナンス)作業の履歴を管理する。このため、センサ管理装置20では、センサシステムの保守(メンテナンス)作業においてセンサ交換作業が行われると、センサ機器10が起動したときに通信経路30を介して出力されてきた(送信されてきた)センサIDおよびアダプタIDに基づいて、センサ機器10におけるセンサ110とアダプタ部120との組み合わせを更新する。
センサ管理装置20は、センサ機器管理部21と、インターフェース(I/F)管理部22と、通信管理部23とを含んで構成される。図1に示したセンサ機器管理部21、インターフェース管理部22、および通信管理部23のそれぞれは、センサ機器10が起動したときに通信経路30を介して出力されてくる(送信されてくる)センサIDおよびアダプタIDとの取得、記憶、および管理の機能を実現するための構成要素である。なお、センサ管理装置20には、図1に示した構成要素の他にも、通常の動作のときにセンサ機器10から出力されてきた(送信されてきた)デジタルデータを、センサIDおよびアダプタIDに基づいて管理する機能を実現するための不図示の構成要素を備えている。つまり、図1においては、説明を容易にするため、センサ管理装置20に備えたそれぞれの構成要素において、通常の動作のときのみに動作するそれぞれの構成要素の図示を省略している。なお、図1において図示を省略している通常の動作のときのみに動作する構成要素は、図1に示したセンサ機器管理部21、インターフェース管理部22、および通信管理部23におけるそれぞれの機能を実現する構成要素であってもよい。言い換えれば、図1に示したセンサ機器管理部21、インターフェース管理部22、および通信管理部23のそれぞれの構成要素によって実現するセンサIDおよびアダプタIDとの取得、記憶、および管理の機能は、通常の動作においてデジタルデータをセンサIDおよびアダプタIDに基づいて管理する機能を実現するためのそれぞれの構成要素に備えられる一部の機能であってもよい。以下の説明においては、センサ交換作業が行われた後にセンサ管理装置20と接続されることによって起動したセンサ機器10のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせを管理するセンサ管理装置20の機能に着目して、センサ管理装置20に備えたそれぞれの構成要素の機能および動作を説明する。
通信管理部23は、センサ機器10が起動したときに出力されてきた(送信されてきた)情報、つまり、センサIDおよびアダプタIDや失敗通知を取得(受信)し、取得(受信)した情報をセンサ機器管理部21に出力する。また、通信管理部23は、取得した失敗通知に応じたセンサ交換指令がセンサ機器管理部21から出力された場合、このセンサ交換指令を、通信経路30を介してセンサ機器10に出力(送信)する。
なお、上述した通信管理部23における通信経路30を介してセンサ機器10との間で情報をやり取りする機能は、通常の動作においてセンサ機器10から出力されてきた(送信されてきた)デジタルデータの取得(受信)や、センサ110に対する動作や物理量の計測条件などの指令を出力(送信)する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。また、上述した通信管理部23における機能は、通常の動作においてセンサ機器10から取得(受信)したデジタルデータやデジタルデータの履歴などを、プラント内に構築された通信ネットワークを介して、例えば、分散制御システムなどの上位の制御システムに出力(送信)する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。
センサ機器管理部21は、通信管理部23から出力された、つまり、センサ機器10が起動したときに出力されてきた(送信されてきた)センサIDおよびアダプタIDを記憶して管理する。このとき、センサ機器管理部21は、記憶したセンサIDおよびアダプタIDに基づいてセンサ機器10を識別し、センサ機器10のアダプタIDごとに、保守(メンテナンス)作業の履歴を管理する。センサ機器管理部21は、管理している保守(メンテナンス)作業の履歴を、インターフェース管理部22に出力して表示させる。
センサ機器管理部21は、センサ機器10が起動したときに出力されてきた(送信されてきた)センサIDおよびアダプタIDの内、アダプタIDが、すでに記憶している同じセンサ機器10のアダプタIDと同じである場合、このアダプタIDに紐付けているセンサIDを、センサ機器10の今回の起動によって出力されてきた(送信されてきた)センサIDに変更する。ただし、センサ機器管理部21は、センサ機器10から失敗通知が出力されてきた(送信されてきた)場合には、アダプタIDに紐付けているセンサIDを変更せず、センサ交換作業を行っている作業員に、センサ交換指令を出力するために必要な情報を入力する操作(以下、「センサ交換操作」という)を行わせるように促すための表示画面を表示させる表示指示を、インターフェース管理部22に出力する。なお、センサ交換操作は、少なくともセンサ110が交換されたか否かを表す情報を入力する操作である。そして、センサ機器管理部21は、インターフェース管理部22からセンサ交換操作が行われたことを表す情報が出力されたときに、センサ交換操作において入力された情報に基づいたセンサ交換指令を通信管理部23に出力し、通信経路30を介してセンサ機器10に出力(送信)させる。その後、センサ機器管理部21は、出力(送信)したセンサ交換指令に応じてセンサ機器10が生成した新たな識別情報がセンサIDとして出力されてきた(送信されてきた)ときに、アダプタIDに紐付けているセンサIDを、新たな識別情報(センサID)に変更する。
なお、アダプタIDに紐付けているセンサIDの変更は、すでに記憶しているアダプタIDに紐付けているセンサIDを消去して、センサ機器10の今回の起動によって出力されてきた(送信されてきた)新たなセンサIDに置き換えるのではなく、新たなセンサIDを追加してアダプタIDとの紐付けのみを変更することによって、アダプタIDとセンサIDとの紐付けを更新する。これにより、センサ機器管理部21は、同じアダプタIDに紐付けられていた以前のセンサIDを含めて、センサ機器10ごとの保守(メンテナンス)作業の履歴の以降の管理を行うことができる。このようにして、センサ機器管理部21は、アダプタIDに基づいて、紐付けているセンサIDを変更し、センサ機器10ごとの保守(メンテナンス)作業の履歴の以降の管理を行う。以下の説明においては、新たなセンサIDを追加してアダプタIDとの紐付けのみを変更することを、アダプタIDとセンサIDとの紐付けや、センサ機器10を構成するセンサ110とアダプタ部120との組み合わせの更新という。
センサ管理装置20は、通常の動作において、更新されたセンサIDおよびアダプタIDとの紐付けの情報に基づいてセンサ機器10を識別し、センサ機器10から出力されてきた(送信されてきた)デジタルデータやデジタルデータの履歴を、センサ機器10ごとに管理する。なお、上述したセンサ機器管理部21におけるセンサIDおよびアダプタIDの記憶および管理の機能は、通常の動作において、センサ機器10から出力されてきた(送信されてきた)デジタルデータやデジタルデータの履歴をセンサ機器10ごとに管理する機能を実現する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。また、上述したセンサ管理装置20における機能は、通常の動作において、作業員の操作によって行われたセンサ110の動作や物理量の計測条件などの制御に応じた指令を出力する機能を実現する構成要素に備えた一部の機能であってもよい。
インターフェース管理部22は、センサ機器管理部21が管理している保守(メンテナンス)作業の履歴を作業員に提示するための表示画面を生成し、生成した表示画面を表示する。インターフェース管理部22は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示デバイスを含んで構成されている。また、インターフェース管理部22は、作業員による操作(センサ交換操作)を受け付ける、例えば、ボタンやスイッチ類などを含んで構成されている。インターフェース管理部22は、作業員によるセンサ交換操作を受け付けると、受け付けたセンサ交換操作を表す情報をセンサ機器管理部21に出力する。
なお、インターフェース管理部22は、通常の動作においてデジタルデータやデジタルデータの履歴を作業員に提示するための表示画面を生成して表示し、作業員による操作を受け付ける構成要素と同じ構成要素であってもよい。また、インターフェース管理部22は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示デバイスと、表示デバイス内に備えられた、例えば、押圧センサなどによって作業員によるタップやフリックなどの各種のタッチ操作を検出する検出デバイスとが組み合わされたタッチパネルとして構成されていてもよい。
なお、図1に示したセンサ管理システム1の構成では、センサ管理装置20を、センサシステムにおいて通常の動作の機能を実現するための構成要素の一部の機能として備えられた構成を示した。しかし、センサ管理装置20の構成は、図1に示した構成に限定されるもではない。例えば、センサ管理装置20は、プラント内に配置されているそれぞれの設備に対して日常的な点検作業や保守作業、設備の故障や不具合などのトラブルに対応する作業を行う作業員によって利用される、携帯型の端末装置(メンテナンス端末装置)によって、センサ交換作業を行うときにのみ実現される構成要素であってもよい。この場合、作業員は、センサ交換作業を行う際に、メンテナンス端末装置をセンサ機器10に接続、つまり、メンテナンス端末装置に備えた通信機能部とアダプタ部120に備えた通信管理部123とを接続する。これにより、センサ機器10が起動し、メンテナンス端末装置とセンサ機器10との間で、上述したそれぞれの機能が動作し、アダプタIDとセンサIDとの紐付けを更新する。なお、上述したように、センサシステムでは、通常の動作において、更新されたセンサIDおよびアダプタIDに基づいてセンサ機器10を識別し、センサ機器10から出力されてきた(送信されてきた)デジタルデータやデジタルデータの履歴を、センサ機器10ごとに管理する。このため、センサ交換作業を行って更新したセンサ機器10のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報は、通常の動作においても利用することができるようにする必要がある。このセンサ機器10のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報の更新は、例えば、センサ交換作業の最後にメンテナンス端末装置とセンサ管理装置20とを接続することによってメンテナンス端末装置が更新してもよいし、メンテナンス端末装置から上位の制御システムに更新した情報を送信することによって上位の制御システムがセンサ管理装置20内の情報を更新してもよい。
このような構成によって、センサ管理システム1では、センサ交換作業においてセンサ110が交換された際に、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報を更新する。しかも、センサ管理システム1では、センサ110が、センサ110自体を識別するためのセンサIDが記録されたIDチップが搭載されていない構成である場合、アダプタ部120が、このセンサ110を識別するための仮想的な一意の識別情報(センサID)を新たに生成する。これにより、センサ管理システム1では、センサ110にIDチップを搭載しているか否かに関わらず、センサ110とアダプタ部120との組み合わせで、センサ機器10を管理することができる。言い換えれば、センサ管理システム1では、アダプタ部120がセンサ110を識別するための識別情報(センサID)をセンサ110から取得することができたか否かに関わらず、センサ110とアダプタ部120との組み合わせでセンサ機器10を管理することができる。
次に、センサ管理システム1において、センサ機器10が起動したときに行われる、センサ機器10のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせを管理する処理の手順について説明する。図2は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1による識別情報(センサID)の管理、つまり、センサ機器10のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせを管理の処理手順の一例を示したフローチャートである。図2に示したセンサ管理システム1によるセンサIDの管理の処理(以下、「センサID管理処理」という)は、センサ機器10が設備に設置された後、またはセンサ機器10に対する保守(メンテナンス)作業が行われた後に、センサ機器10とセンサ管理装置20とが接続されてセンサ機器10が起動すると開始される。
センサ機器10が起動し、センサID管理処理を開始すると、まず、アダプタ部120に備えたセンサ管理部122は、センサIDの読み取り指示をセンサID読み取り部121に出力する(ステップS100)。これにより、アダプタ部120に備えたセンサID読み取り部121は、センサ管理部122から出力されたセンサIDの読み取り指示に応じて、センサ110に搭載されたIDチップに記録されているセンサIDを読み取る。
続いて、センサID読み取り部121は、センサ110からセンサIDが読み取れたか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110の判定の結果、センサ110からセンサIDが読み取れた場合(ステップS110の“YES”)、センサID読み取り部121は、センサ110から読み取ったセンサIDをセンサ管理部122に出力する。これにより、センサ管理部122は、センサID読み取り部121がセンサ110から読み取ったセンサIDを記憶する(ステップS120)。そして、センサ管理部122のセンサID管理処理は、ステップS330に進む。
一方、ステップS110の判定の結果、センサ110からセンサIDを読み取ることができなかった場合(ステップS110の“NO”)、センサID読み取り部121は、センサ110からセンサIDを読み取れなかったことをセンサ管理部122に通知する。これにより、センサ管理部122は、記憶しているアダプタIDと失敗通知とをアダプタ部120に備えた通信管理部123に出力し、通信経路30およびセンサ管理装置20に備えた通信管理部23を介して、センサ管理装置20に備えたセンサ機器管理部21に出力(送信)させる(ステップS121)。
センサ機器管理部21は、センサ管理部122から失敗通知が出力されてくる(送信されてくる)と、センサ交換操作を行わせるように作業員を促すための表示画面を表示させる表示指示を、インターフェース管理部22に出力する(ステップS200)。その後、センサ機器管理部21は、作業員によってセンサ交換操作が行われたか否か、つまり、センサ管理装置20に備えたインターフェース管理部22からセンサ交換操作が行われたことを表す情報が出力されたか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210の判定の結果、作業員によってセンサ交換操作が行われていない場合(ステップS210の“NO”)、センサ機器管理部21は、ステップS210に戻って、作業員によってセンサ交換操作が行われるのを待つ。
一方、ステップS210の判定の結果、作業員によってセンサ交換操作が行われた場合(ステップS210の“YES”)、センサ機器管理部21は、インターフェース管理部22からセンサ交換操作が行われたことを表す情報に応じたセンサ交換指令を通信管理部23に出力し、通信経路30および通信管理部123を介してセンサ管理部122に出力(送信)させる(ステップS220)。
センサ管理部122は、センサ機器管理部21からセンサ交換指令が出力されてくる(送信されてくる)と、センサ交換指令が、センサ110が交換されたことを表しているか否かを判定する(ステップS300)。ステップS300の判定の結果、センサ交換指令が、センサ110が交換されていないことを表している場合(ステップS300の“NO”)、センサ管理部122は、センサID管理処理をステップS330に進む。
一方、ステップS300の判定の結果、センサ交換指令が、センサ110が交換されたことを表している場合(ステップS300の“YES”)、センサ管理部122は、センサIDを読み取れなかったセンサ110を識別するための新たな(新規の)識別情報(センサID)を生成する(ステップS310)。
続いて、センサ管理部122は、生成した新規のセンサIDを、接続されているセンサ110のセンサIDとして記憶する(ステップS320)。
その後、センサ管理部122は、記憶しているアダプタIDとセンサIDとを通信管理部123に出力し、通信経路30および通信管理部23を介して、センサ機器管理部21に出力(送信)させる(ステップS330)。このステップS330においてセンサ管理部122がセンサ機器管理部21に出力(送信)するセンサIDは、ステップS120において記憶したセンサ110から読み取ったセンサID、例えば、以前にセンサIDを読み取れなかったセンサ110を識別するために新規に生成してすでに記憶しているセンサID、または今回のステップS310において生成しステップS120において記憶したセンサIDのいずれかのセンサIDである。
センサ機器管理部21は、センサ管理部122からアダプタIDとセンサIDとが出力されてくる(送信されてくる)と、アダプタIDに紐付けているセンサIDを、今回出力されてきた(送信されてきた)センサIDに更新し、アダプタIDと更新したセンサIDとを紐付けた情報を記憶する(ステップS400)。
このような処理(センサID管理処理)によって、センサ管理システム1では、例えば、センサ交換作業においてセンサ110が交換された際に、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報を記憶(更新)することができる。つまり、センサ管理システム1では、センサID管理処理によって、センサ機器10を構成するセンサ110にIDチップを搭載しているか否かに関わらず、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報を記憶(更新)することができる。これにより、センサ管理システム1では、センサ機器管理部21が、現在のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせで、センサ機器10の以降の管理を行うことができる。
次に、センサ管理システム1におけるセンサIDの管理、つまり、センサID管理処理の一例について説明する。最初に、IDチップを搭載したセンサ110がアダプタ部120に接続(接合)された場合のセンサID管理処理の一例を説明する。図3は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1によって識別情報を管理する第1の様子の一例を模式的に示した図である。図3には、センサ管理システム1において、アダプタ部120にIDチップを搭載したセンサ110Aが接続(接合)される様子を模式的に示している。
IDチップを搭載したセンサ110Aがコネクタ部(不図示)によってアダプタ部120に接続(接合)された状態でセンサ機器10が起動すると、センサID管理処理においてアダプタ部120は、接続されたセンサ110AのセンサIDを読み取って記憶する(ステップS100〜ステップS120参照)。そして、アダプタ部120は、アダプタIDと記憶した(読み取った)センサIDとを、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する(ステップS330参照)。これにより、センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタIDとセンサIDとを紐付けて記憶(ステップS400参照)し、センサ110Aとアダプタ部120との組み合わせで以降の管理を行う。
なお、IDチップを搭載したセンサ110がアダプタ部120に接続(接合)された場合のセンサID管理処理は、プラント内に配置された設備においてセンサシステムを構築する、つまり、設備に新たにセンサ機器10を設置するときと、センサシステムの保守(メンテナンス)作業においてセンサ交換作業を行うときとで同様の処理である。そして、センサシステムでは、アダプタ部120に接続されるセンサ110がIDチップを搭載したセンサ110である場合には、容易にアダプタIDとセンサIDとを紐付けて、センサ110とアダプタ部120との組み合わせでの以降の管理を行うことができる。例えば、センサ110とアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10を識別するための識別情報(以下、「センサ機器ID」という)として、アダプタIDとセンサIDとを合わせた識別情報で以降の管理を行うことができる。
続いて、IDチップを搭載していないセンサ110がアダプタ部120に接続(接合)された場合のセンサID管理処理の一例を説明する。なお、IDチップを搭載していないセンサ110がアダプタ部120に接続(接合)された場合のセンサID管理処理は、プラント内に配置された設備においてセンサシステムを構築する(設備に新たにセンサ機器10を設置する)ときと、センサシステムの保守(メンテナンス)作業においてセンサ交換作業を行うときとで異なる処理となる。これは、アダプタ部120内(より具体的には、センサ管理部122)に、以前に生成または読み取ったセンサIDが記憶されているか否かの違いによるものである。
まず、IDチップを搭載していないセンサ110がアダプタ部120に接続(接合)されたセンサ機器10を、新たに設備に設置する場合のセンサID管理処理の一例を説明する。図4は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1によって識別情報を管理する第2の様子の一例を模式的に示した図である。図4には、センサ管理システム1において、アダプタ部120にIDチップを搭載していないセンサ110Bが接続(接合)される様子を模式的に示している。
IDチップを搭載していないセンサ110Bがコネクタ部(不図示)によってアダプタ部120に接続(接合)された状態でセンサ機器10が起動すると、センサID管理処理においてアダプタ部120は、接続されたセンサ110BのセンサIDを読み取れなかったことを通知するための失敗通知を、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力する(ステップS100、ステップS110、およびステップS121参照)。このとき、アダプタ部120に記憶しているアダプタIDは、例えば、図4の(a)に示したように、アダプタID=AAAAAである。このアダプタIDは、アダプタ部120を製造して出荷する際、つまり、製品出荷時に一意に決められて設定されたアダプタ部120の識別情報である。また、センサIDは、例えば、図4の(a)に示したように、センサID=不明(Unknown)である。
センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)失敗通知に応じたセンサ交換指令を、通信経路30を介してアダプタ部120に出力(送信)する(ステップS200〜ステップS220参照)。これにより、アダプタ部120は、センサ110Bを識別するための新規のセンサIDを生成して記憶する(ステップS300〜ステップS320参照)。このとき、アダプタ部120に記憶しているアダプタIDは、例えば、図4の(b)に示したように、アダプタID=AAAAAである。このアダプタIDは、上述したように、アダプタ部120の製品出荷時に一意に決められて設定された識別情報であるため、変わることはない。また、センサIDは、例えば、図4の(b)に示したように、センサID=1608−01である。このセンサIDは、ステップS310において、アダプタ部120がセンサ110Bを識別するために生成したセンサIDであり、図4の(b)に示した一例では、「西暦の下2桁」+「月」+「−」+「枝番」で構成されている。このように、アダプタ部120は、新規のセンサIDを生成する際に、日時に関する情報を組み合わせることによって、一意のセンサIDを生成することができる。なお、アダプタ部120が新規のセンサIDを生成する方法は、上述した一例に限定されるのではなく、一意のセンサIDを生成することができれば、いかなる方法であってもよい。
そして、アダプタ部120は、アダプタIDと記憶した(生成した)センサIDとを、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する(ステップS330参照)。これにより、センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタIDとセンサIDとを紐付けて記憶(ステップS400参照)し、センサ110Bとアダプタ部120との組み合わせでセンサ機器10に対応する以降の管理を行う。例えば、センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタID=AAAAAとセンサID=1608−01を合わせた「AAAAA1608−01」を、センサ110Bとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10のセンサ機器IDとして以降の管理を行う。
続いて、センサ交換作業において、IDチップを搭載していないセンサ110がアダプタ部120に接続(接合)されたセンサ機器10のセンサ110を、IDチップを搭載していない別のセンサ110に交換する場合のセンサID管理処理の一例を説明する。図5は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1によって識別情報を管理する第3の様子の一例を模式的に示した図である。図5には、センサ管理システム1において、アダプタ部120に接続(接合)されているIDチップを搭載していないセンサ110Bを、IDチップを搭載していないセンサ110Cに交換する様子を模式的に示している。
IDチップを搭載していないセンサ110Bが交換され、IDチップを搭載していないセンサ110Cがコネクタ部(不図示)によってアダプタ部120に接続(接合)された状態でセンサ機器10が起動すると、センサID管理処理においてアダプタ部120は、接続されたセンサ110CのセンサIDを読み取れなかったことを通知するための失敗通知を、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力する(ステップS100、ステップS110、およびステップS121参照)。このとき、アダプタ部120は、記憶しているセンサIDを変更(更新)しない。つまり、アダプタ部120に記憶しているセンサIDは、例えば、図5の(a)に示したように、センサID=1608−01のままである。
センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)失敗通知に応じたセンサ交換指令を、通信経路30を介してアダプタ部120に出力(送信)する(ステップS200〜ステップS220参照)。このとき、アダプタ部120は、センサ管理装置20から出力されてきた(送信されてきた)センサ交換指令が、センサ110Bが交換されたことを表している場合に、センサ110Cを識別するための新規のセンサIDを生成して記憶(更新)する(ステップS300〜ステップS320参照)。これにより、アダプタ部120は、記憶しているセンサIDが、例えば、図5の(b)に示したように、センサID=1609−01に変更(更新)される。なお、図5の(b)に示した一例では、アダプタ部120が生成して記憶(更新)するセンサ110CのセンサIDも、センサ110BのセンサIDと同様に、「西暦の下2桁」+「月」+「−」+「枝番」で構成されている。
そして、アダプタ部120は、アダプタIDと記憶した(更新した)センサIDとを、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する(ステップS330参照)。これにより、センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタIDとセンサIDとを紐付けて記憶(更新)(ステップS400参照)し、センサ110Cとアダプタ部120との組み合わせでセンサ機器10に対応する以降の管理を行う。例えば、センサ管理装置20は、センサ110Bとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10と同様に、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタID=AAAAAとセンサID=1609−01を合わせたセンサ機器ID=AAAAA1609−01で、センサ110Cとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10に対応する以降の管理を行う。
なお、アダプタ部120は、センサ管理装置20から出力されてきた(送信されてきた)センサ交換指令が、センサ110Bが交換されていないことを表している場合には、現在接続されているセンサ110がセンサ110Bであると判定して(ステップS300の“NO”を参照)、新規のセンサIDを生成しない。これにより、アダプタ部120は、記憶しているセンサIDは、センサ110BのセンサIDのままとなる。この場合も、アダプタ部120は、アダプタIDと記憶している(更新していない)センサIDとを、通信経路30を介してセンサ管理装置20に出力(送信)する(ステップS330参照)。これにより、センサ管理装置20は、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタIDとセンサIDとを紐付けて記憶(ステップS400参照)する。なお、この場合、センサ管理装置20は、アダプタIDとセンサIDとの紐付けを変更(更新)しなくてもよい。そして、センサ管理装置20は、引き続き、アダプタID=AAAAAとセンサID=1608−01を合わせたセンサ機器ID=AAAAA1608−01で、センサ110Bとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10に対応する以降の管理を行う。
このように、センサ管理システム1では、センサ交換作業においてIDチップを搭載していないセンサ110同士で交換がされた場合でも、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報を更新することができる。つまり、従来の分離型のセンサ機器では、センサが交換されたにも関わらず、同じセンサ機器として管理を行うことになっていたが、センサ管理システム1では、センサ機器10が交換されるごとに、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報を更新することができる。なお、センサ管理システム1では、センサ110が交換されていないときには、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報を更新しない。これにより、センサ管理システム1では、センサ管理装置20が、現在のセンサ110とアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10のセンサ機器IDで、以降の管理を行うことができる。
次に、センサ管理システム1において管理しているセンサ機器10ごとの保守(メンテナンス)作業の履歴の一例について説明する。図6は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1によって管理している保守作業の履歴の一例を模式的に示した図である。図6には、アダプタ部120に現在接続されているセンサ110Cよりも以前にアダプタ部120に接続されたセンサ110Bに対する保守(メンテナンス)作業の履歴の一例を示している。
図6の(a)に示したように、アダプタ部120に現在接続されているセンサ110は、センサ110Cである。このため、アダプタ部120に記憶しているセンサIDは、センサ110Cを識別するために生成したセンサIDである。しかし、センサ管理装置20は、上述したように、センサ機器10のアダプタIDごとに、保守(メンテナンス)作業の履歴を管理している。そして、センサ管理装置20では、センサ機器管理部21は、同じアダプタIDに紐付けられていた以前のセンサID、つまり、アダプタ部120に以前に接続(接合)されたセンサ110を含めて、センサ機器10ごとの保守(メンテナンス)作業の履歴を管理している。このため、作業員は、図6の(b)に示したように、アダプタ部120に現在のセンサ110Cが接続されるまでの間にアダプタ部120に接続されたセンサ110Bに対する保守(メンテナンス)作業の履歴を確認することができる。
図6の(b)に示した保守(メンテナンス)作業の履歴の一例では、センサ110Bとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10(センサ機器ID=AAAAA1608−01)の履歴として、履歴H1に、2016年8月10日の15時32分にセンサ110Bの洗浄を実施たことが記録され、履歴H2に、2016年8月24日の13時2分にセンサ110Bの校正を実施したことが記録されている。この2つの履歴H1および履歴H2の記録は、センサ110Bの交換を伴わない保守(メンテナンス)作業が行われたことを表している。なお、センサ110Bの交換を伴わない保守(メンテナンス)作業には、センサ110Bをアダプタ部120から一旦分離して保守(メンテナンス)作業を行った後、同じセンサ110Bをアダプタ部120に再び接続した状態であることも含まれている。つまり、センサ110Bの交換を伴わない保守(メンテナンス)作業には、センサ110Bの保守(メンテナンス)作業を行った後にセンサ110Bを再度接続した状態で起動したセンサ機器10(アダプタ部120)から出力されてきた(送信されてきた)失敗通知に応じて、センサ110が交換されていないことを表しているセンサ交換指令を出力(送信)した場合も含まれている。
また、図6の(b)に示した保守(メンテナンス)作業の履歴の一例では、履歴H3に、2016年9月2日の12時2分にセンサ110Bが現在のセンサ110Cに交換され、センサ機器IDが、センサ110Cとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10(センサ機器ID=AAAAA1609−01)に更新されたことが記録されている。この履歴H3の記録によって、以前にアダプタ部120に接続されていたセンサ110Bを、アダプタ部120に現在接続されているセンサ110Cに交換する保守(メンテナンス)作業、すなわち、センサ110Bをセンサ110Cに交換するセンサ交換作業が行われたことを表している。
このようにセンサ管理装置20は、アダプタIDごとに保守(メンテナンス)作業の履歴を管理することによって、センサ機器10ごと(より具体的には、アダプタ部120ごと)に、行われた保守(メンテナンス)作業を作業員に提示することができる。つまり、センサ管理装置20は、アダプタ部120に接続されるセンサ110にIDチップを搭載しているか否かに関わらず、センサ機器10ごとに行われた保守(メンテナンス)作業を作業員に提示することができる。
なお、上述したように、センサ管理システム1では、センサ機器10が設備に設置された後、またはセンサ機器10に対する保守(メンテナンス)作業が行われた後、センサ機器10とセンサ管理装置20とが接続されてセンサ機器10が起動したときに、センサID管理処理が開始される場合について説明した。しかし、センサ機器10の構成によっては、必ずしもセンサ機器10が起動したときにセンサID管理処理を行わなくてもよい場合もある。この場合の一例について以下に説明する。
図7は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1におけるセンサ機器(センサ機器10)の別の構成の一例を模式的に示した図である。以下の説明においては、図7に示した構成のセンサ機器10の別の構成を、「センサ機器10A」という。
センサ機器10Aも、センサ機器10と同様に、センサ110とアダプタ部120とが、コネクタ部(不図示)によって接続(接合)されることによって構成される。センサ機器10Aで、アダプタ部120が、センサ着脱検知機構を備えた構成となっている。以下の説明においては、図7に示したセンサ機器10Aを構成する、センサ着脱検知機構を備えたアダプタ部120を、「アダプタ部120A」という。
アダプタ部120Aに備えたセンサ着脱検知機構は、不図示のコネクタ部の構造の一部として構成されている。センサ着脱検知機構は、センサ機器10Aにおいて、アダプタ部120Aに対してセンサ110の着脱が行われたか否かを検知する。つまり、センサ着脱検知機構は、アダプタ部120Aからセンサ110が一旦分離され、その後、アダプタ部120Aにセンサ110が再び接続(接合)されたか否かを検知する。センサ着脱検知機構は、検知したセンサ110の着脱の有無を表す信号(以下、「センサ着脱検知信号」という)を、例えば、アダプタ部120Aに備えたセンサ管理部122に出力する。
アダプタ部120Aでは、センサ管理部122が、センサ着脱検知機構から出力されたセンサ着脱検知信号に基づいて、上述したセンサ管理部122の動作を行うか否かを判定する。
より具体的には、センサ管理部122は、センサ着脱検知機構から出力されたセンサ着脱検知信号が、アダプタ部120Aに対してセンサ110の着脱が行われた(着脱があった)ことを表している場合、センサ110のセンサ交換作業が行われた可能性がある、つまり、アダプタ部120Aとセンサ110との組み合わせが変更された可能性があると判定する。この場合、センサ管理部122は、上述したような、センサ110からのセンサIDの読み取りおよび記憶の動作や、アダプタIDと記憶した(読み取った)センサIDまたは失敗通知をセンサ管理装置20に出力(送信)する動作を行う。これにより、センサ管理システム1では、上述したようなセンサID管理処理が行われ、現在のアダプタ部120Aとセンサ110との組み合わせで、センサ機器10Aの以降の管理を行うことができる。
一方、センサ管理部122は、センサ着脱検知機構から出力されたセンサ着脱検知信号が、アダプタ部120Aに対してセンサ110の着脱が行われていない(着脱がなかった)ことを表している場合、センサ110のセンサ交換作業が行われていない、つまり、アダプタ部120Aとセンサ110との組み合わせは変更されておらず、以前のままであると判定する。この場合、センサ管理部122は、上述した動作を行わず、すでに記憶しているセンサIDを、接続されているセンサ110のセンサIDとして管理する。これにより、センサ管理システム1では、上述したようなセンサID管理処理が行われず、以前のアダプタ部120Aとセンサ110との組み合わせのままで、センサ機器10Aの以降の管理を行うことができる。
このように、センサ管理システム1では、アダプタ部120を、センサ着脱検知機構を備えたアダプタ部120Aにすることによって、アダプタ部120Aに対してセンサ110の着脱が行われた場合にのみ、センサID管理処理を行うようにすることができる。これにより、センサ管理システム1では、より容易にセンサ機器10Aにおけるセンサ110とアダプタ部120Aとの組み合わせを管理することができる。
なお、センサ着脱検知機構から出力されたセンサ着脱検知信号に基づいて動作を行うか否かを判定するセンサ管理部122の処理は、図2に示したセンサID管理処理のフローチャートに示したステップS100の前に行われる処理である。そして、その処理の内容は、上述したように、センサID管理処理を行いか否を判定する処理のみである。従って、センサ着脱検知機構から出力されたセンサ着脱検知信号に基づいて判定するセンサ管理部122の処理を含めたセンサ管理システム1の処理手順に関する詳細な説明は省略する。
また、上述したように、センサ管理システム1では、センサ管理装置20において行うセンサ機器10のセンサ110とアダプタ部120との組み合わせを管理する処理(センサID管理処理)の機能を、作業員が携帯する携帯型の端末装置(メンテナンス端末装置)で行うこともできる。このメンテナンス端末装置には、例えば、画像の撮影を行うカメラの機能(以下、「カメラ機能」という)を備えていることも考えられる。この場合、センサ管理システム1では、アダプタ部120(より具体的には、センサ管理部122)がセンサ交換指令に応じて生成する仮想的な一意の識別情報(センサID)の代わりに、アダプタ部120に接続されるセンサ110をより具体的に表すセンサIDにすることもできる。この場合の一例について以下に説明する。
図8は、本発明の実施形態におけるセンサ管理システム1において識別情報(センサID)を生成する別の方法の一例を模式的に示した図である。以下の説明においては、センサ管理装置20と同様にセンサID管理処理の機能を実現するメンテナンス端末装置、言い換えれば、携帯型のセンサ管理装置20を、「メンテナンス端末装置20A」という。図8には、IDチップを搭載していないセンサ110Dを接続(接合)する様子を模式的に示している。
まず、IDチップを搭載していないセンサ110Dをコネクタ部(不図示)によってアダプタ部120に接続(接合)する前に、メンテナンス端末装置20Aによって、センサ110D自体の識別情報を取得する。例えば、メンテナンス端末装置20Aは、センサ110Dに貼付されている銘版に記載された製造番号などを、メンテナンス端末装置20Aに備えたカメラ機能によって撮影する。なお、センサ110Dの製造番号は、センサ110Dを製造する際に決められて設定されたシリアル番号などの一意の情報である。図8の(a)には、作業員がメンテナンス端末装置20Aを操作し、センサ110Dの製造番号=XXX1234をカメラ機能によって取得する様子を模式的に示している。メンテナンス端末装置20Aは、カメラ機能によって撮影した画像に含まれる製造番号を、例えば、画像認識の機能によってセンサIDとして利用することができるデータに変換し、変換した製造番号を、センサ110Dを識別するための識別情報として記憶する。なお、メンテナンス端末装置20Aに備えたカメラ機能は、例えば、図1に示したセンサ管理装置20を構成するインターフェース管理部22の一部の機能であってもよい。また、変換した製造番号は、例えば、図1に示したセンサ管理装置20を構成するセンサ機器管理部21に記憶されてもよい。そして、カメラ機能によって撮影した画像に含まれる製造番号をセンサIDとして利用することができるデータに変換する処理は、例えば、図1に示したセンサ管理装置20を構成するセンサ機器管理部21またはインターフェース管理部22の一部の機能として行われてもよい。
なお、図8の(a)に示した一例では、メンテナンス端末装置20Aのカメラ機能を用いてセンサ110Dの製造番号をセンサIDとして取得する場合を示したが、メンテナンス端末装置20Aがセンサ110Dの製造番号などのセンサIDとして利用することができる情報を取得する方法は、カメラ機能を用いた方法に限定されるのではなく、いかなる方法であってもよい。例えば、作業員がメンテナンス端末装置20Aを操作して、センサ110Dの製造番号などをセンサIDとして入力する方法であってもよい。この場合、作業員の操作によって情報を入力する機能は、例えば、図1に示したセンサ管理装置20を構成するインターフェース管理部22の一部の機能であってもよい。
その後、作業員は、IDチップを搭載していないセンサ110Dをコネクタ部(不図示)によってアダプタ部120に接続(接合)してセンサ機器10を構成し、構成したセンサ機器10を設備に設置する。そして、作業員は、センサ機器10とメンテナンス端末装置20Aとを接続してセンサ機器10を起動する。
IDチップを搭載していないセンサ110Dがコネクタ部(不図示)によってアダプタ部120に接続(接合)された状態でセンサ機器10が起動すると、センサID管理処理においてアダプタ部120は、接続されたセンサ110DのセンサIDを読み取れなかったことを通知するための失敗通知を、通信経路30を介してメンテナンス端末装置20Aに出力する(ステップS100、ステップS110、およびステップS121参照)。
メンテナンス端末装置20Aは、センサ管理装置20と同様に、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)失敗通知に応じたセンサ交換指令を、通信経路30を介してアダプタ部120に出力(送信)する(ステップS200〜ステップS220参照)。このとき、メンテナンス端末装置20Aは、カメラ機能を用いて取得して記録したセンサ110Dの製造番号を、センサ110DのセンサIDとしてセンサ交換指令と共にアダプタ部120に出力(送信)する。
アダプタ部120は、センサ110Dを識別するための新規のセンサIDを生成して記憶(更新)する(ステップS300〜ステップS320参照)。ただし、アダプタ部120は、センサ110DのセンサID(製造番号)がメンテナンス端末装置20Aからセンサ交換指令と共に出力されてきている(送信されてきている)ため、メンテナンス端末装置20Aから出力されてきた(送信されてきた)センサID(製造番号)を、生成するセンサ110Dの新規のセンサIDとして記憶する。図8の(b)に示した一例では、アダプタID=AAAAAと、メンテナンス端末装置20Aから出力されてきた(送信されてきた)センサID=XXX1234とが記憶されている。
そして、アダプタ部120は、アダプタIDと記憶したセンサIDとを、通信経路30を介してメンテナンス端末装置20Aに出力(送信)する(ステップS330参照)。これにより、メンテナンス端末装置20Aは、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタIDとセンサIDとを紐付けて記憶(ステップS400参照)し、センサ110Dとアダプタ部120との組み合わせでセンサ機器10に対応する以降の管理を行う。例えば、メンテナンス端末装置20Aは、アダプタ部120から出力されてきた(送信されてきた)アダプタID=AAAAAとセンサID=XXX1234とを合わせたセンサ機器ID=AAAAAXXX1234で、センサ110Dとアダプタ部120とを組み合わせたセンサ機器10に対応する以降の管理を行う。
なお、上述したように、メンテナンス端末装置20Aは、センサ交換作業においてのみセンサ機器10と接続されることが考えられる。このため、上述したように、センサ110Dとアダプタ部120との組み合わせたセンサ機器10を通常の動作において使用するために、通常の動作において動作するセンサ管理装置20に記憶しているセンサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報の更新を、例えば、センサ交換作業の最後に行う。ただし、メンテナンス端末装置20Aを利用してセンサ交換作業を行う場合、例えば、メンテナンス端末装置20Aをセンサ管理装置20に接続し、作業員がセンサ交換指令を出力するために必要な情報を入力する操作(センサ交換操作)をメンテナンス端末装置20Aによって行う構成も考えられる。つまり、センサ管理装置20とメンテナンス端末装置20Aとで、上述したセンサ管理システム1におけるセンサ管理装置20と同様の機能を実現する構成も考えられる。この構成の場合、メンテナンス端末装置20Aは、作業員によるセンサ交換操作を入力する入力装置として動作し、メンテナンス端末装置20Aが出力(送信)するセンサ交換指令や取得したセンサ110Dの製造番号(センサID)などは、センサ管理装置20および通信経路30を介してセンサ機器10に出力(送信)されることになる。従って、この構成の場合には、センサ機器10が出力(送信)するセンサ110Dとアダプタ部120との組み合わせの情報も、通信経路30およびセンサ管理装置20を介してメンテナンス端末装置20Aに出力(送信)されることになると考えられる。つまり、センサ交換作業の最後に更新を行うべきセンサ110Dとアダプタ部120との組み合わせの情報は、すでにセンサ管理装置20内にある情報であるとも考えられる。このため、センサ管理装置20とメンテナンス端末装置20Aとで上述したセンサ管理装置20と同様の機能を実現する構成の場合には、センサ110とアダプタ部120との組み合わせの情報の更新をセンサ交換作業の最後に行わなくてもよい構成にすることもできると考えられる。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、センサが接続(接合)されてセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールが、センサを識別するための識別情報をセンサから取得することができない場合、このセンサを識別するための仮想的な一意の識別情報を新たに生成する。より具体的には、本発明を実施するための形態では、センサ110が接続(接合)されてセンサ機器10を構成するアダプタ部120が、センサ110を識別するための識別情報(センサID)をセンサ110から取得することができない場合、このセンサ110を識別するための仮想的な一意の識別情報(センサID)を新たに生成する。このとき、本発明を実施するための形態では、アダプタ部120がセンサ110からセンサID取得することができない場合に、センサIDの取得に失敗したことを表す通知(失敗通知)を出力し、この失敗通知に応じてセンサ110が交換されたことを表すセンサ交換指令が出力された場合に、センサIDの取得に失敗したセンサ110に対応する一意のセンサIDを新たに生成する。これにより、本発明を実施するための形態では、センサ管理システム(センサ管理システム1)が、センサ管理モジュール(アダプタ部120)がセンサ(センサ110)から識別情報(センサID)を取得することができたか否かに関わらず、センサ(センサ110)とセンサ管理モジュール(アダプタ部120)との組み合わせでセンサ機器(センサ機器10)を管理することができる。
また、本発明を実施するための形態によれば、センサ管理システムが、センサ管理モジュールからセンサを識別するための識別情報の取得に失敗したことを表す通知(失敗通知)が出力(送信)されてきた場合に、センサの交換がされたか否かを表すセンサ交換指令を、センサ管理モジュールに出力する。より具体的には、本発明を実施するための形態では、センサ管理システム1を構成するセンサ管理装置20が、アダプタ部120からセンサ110を識別するための識別情報(センサID)の取得に失敗したことを表す通知(失敗通知)が出力(送信)されてきた場合に、センサ110の交換がされたか否かを表すセンサ交換指令を、アダプタ部120に出力する。このとき、本発明を実施するための形態では、アダプタ部120から失敗通知が出力されてきた(送信されてきた)場合、センサ管理装置20は、センサ交換指令を出力するために必要な情報を入力する操作(センサ交換操作)を行わせるように、センサの交換作業を行っている作業員を促す。これにより、本発明を実施するための形態では、センサ管理装置20が、作業員によって行われたセンサ交換操作に応じたセンサ交換指令をアダプタ部120に出力(送信)し、アダプタ部120が、センサ交換指令に応じて、センサIDの取得に失敗したセンサ110を識別するための仮想的な一意のセンサIDを新たに生成することができる。このことにより、本発明を実施するための形態では、センサ管理システム(センサ管理システム1)が、センサ管理モジュール(アダプタ部120)がセンサ(センサ110)を識別するための識別情報(センサID)をセンサ(センサ110)から取得することができたか否かに関わらず、センサ(センサ110)とセンサ管理モジュール(アダプタ部120)との組み合わせでセンサ機器(センサ機器10)を管理することができる。
これらのことにより、本発明を実施するための形態では、センサを分離することができる構成の分離型のセンサ機器を備えたセンサ管理システムにおいて、センサが接続(接合)されてセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールが、センサを識別するための識別情報を取得することができない場合でも、センサとセンサ管理モジュールとの組み合わせを管理することができる。
なお、例えば、図1において示したアダプタ部120や、センサ管理装置20、センサ管理システム1を構成する各構成要素による処理を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本実施形態のアダプタ部120や、センサ管理装置20、センサ管理システム1に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
1・・・センサ管理システム
10,10A・・・センサ機器
110,110A,110B,110C,110D・・・センサ
120,120A・・・アダプタ部(センサ管理モジュール)
121・・・センサID読み取り部
122・・・センサ管理部
123・・・通信管理部
20,20A・・・センサ管理装置(メンテナンス端末装置)
21・・・センサ機器管理部
22・・・インターフェース管理部
23・・・通信管理部
30・・・通信経路

Claims (14)

  1. コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールであって、
    接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取り部と、
    前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理部と、
    を備える、
    ことを特徴とするセンサ管理モジュール。
  2. 前記センサ管理部は、
    前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサ識別情報を取得することができなかったことを表す失敗通知を出力し、出力した前記失敗通知に応じて入力されたセンサ交換指令に基づいて、前記新規識別情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ管理モジュール。
  3. 前記センサ管理部は、
    前記センサ交換指令が、前記センサが交換されたことを表している場合に、前記新規識別情報を生成し、
    前記センサ交換指令が、前記センサが交換されていないことを表している場合には、前記新規識別情報を生成せず、記憶している前記センサ識別情報を前記新規識別情報とする、
    ことを特徴とする請求項2に記載のセンサ管理モジュール。
  4. 前記センサ管理部は、
    前記センサの着脱が行われた場合に、前記失敗通知を出力し、
    前記センサの着脱が行われなかった場合には、前記失敗通知を出力しない、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のセンサ管理モジュール。
  5. 前記センサ管理部は、
    前記センサ交換指令と共に前記センサを識別する識別情報が入力された場合には、入力された前記識別情報を前記新規識別情報とする、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のセンサ管理モジュール。
  6. 前記センサ管理モジュールは、
    前記センサの着脱を検知してセンサ着脱検知信号を出力するセンサ着脱検知機構を、前記コネクタ部に備え、
    前記センサ管理部は、
    前記センサ着脱検知機構に基づいて、前記センサの着脱が行われたか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセンサ管理モジュール。
  7. 前記センサ管理モジュールは、
    起動したときに前記センサ識別情報を取得する処理を開始し、前記センサ管理モジュールを識別するための識別情報であるモジュール識別情報と、前記センサ管理部が記憶した前記センサ識別情報とを出力する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のセンサ管理モジュール。
  8. コネクタ部にセンサが接合されることによって構成されるセンサ機器を具備したセンサシステムに構成されるセンサ管理システムであって、
    前記センサ機器を構成するセンサ管理モジュールと前記センサとの組み合わせを管理するセンサ管理装置、
    を備える、
    ことを特徴とするセンサ管理システム。
  9. 前記センサ管理モジュールは、
    接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取り部と、
    前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサ識別情報を取得することができなかったことを表す失敗通知を出力し、出力した前記失敗通知に応じて入力されたセンサ交換指令に基づいて、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶し、前記センサ管理モジュールを識別するための識別情報であるモジュール識別情報と記憶した前記センサ識別情報とを出力するセンサ管理部と、
    を備え、
    前記センサ管理装置は、
    前記失敗通知に応じた前記センサ交換指令を出力するために必要な情報を入力するセンサ交換操作を促す表示画面を表示すると共に、前記表示画面に基づいて入力された前記センサ交換操作の情報を受け付けるインターフェース管理部と、
    前記インターフェース管理部が受け付けた前記センサ交換操作の情報に基づいた前記センサ交換指令を出力し、前記センサ管理モジュールから出力された前記モジュール識別情報と前記センサ識別情報とを紐付けて、前記センサ管理モジュールと前記センサとの組み合わせを管理するセンサ機器管理部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項8に記載のセンサ管理システム。
  10. 前記センサ交換操作は、
    少なくとも前記センサが交換されたか否かを表す情報を入力する操作であり、
    前記センサ機器管理部は、
    前記センサが交換されたか否かを表す情報を含む前記センサ交換指令を出力する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のセンサ管理システム。
  11. 前記センサ機器管理部は、
    前記センサを識別する識別情報が入力された場合、入力された前記識別情報を含めた前記センサ交換指令を出力する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のセンサ管理システム。
  12. コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールによるセンサ管理方法であって、
    センサID読み取り部が、接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取りステップと、
    センサ管理部が、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取り部が前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理ステップと、
    を含む、
    ことを特徴とするセンサ管理方法。
  13. コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールのコンピュータに、
    接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取りステップと、
    前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. コネクタ部にセンサが接合されることによってセンサ機器を構成するセンサ管理モジュールのコンピュータに、
    接合された前記センサから、前記センサを識別するための識別情報であるセンサ識別情報を取得するセンサID読み取りステップと、
    前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができた場合に、取得された前記センサ識別情報を記憶し、前記センサID読み取りステップによって前記センサ識別情報を取得することができなかった場合に、前記センサを識別するための一意の新規識別情報を新たに生成して前記センサ識別情報として記憶するセンサ管理ステップと、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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