JP2018138755A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置ずれを起こしにくいセッティングブロックを有する建具を提供すること。【解決手段】ガラス面材26と、該ガラス面材26の端部を保持するガラス保持溝25を有する框20と、ガラス面材26とガラス保持溝25との間に配置されるセッティングブロック3と、を備える建具1であって、ガラス保持溝25は、底面部251と、底面部251の幅方向における各端部から起立する一対の立上げ壁252と、底面部251に形成され20框の長手方向に延びる溝部253と、を有し、セッティングブロック3は、基部31と、基部31から突出して溝部253に挿入される突出部32と、を有し、突出部32は、溝部253における幅方向の一方側の内面に係合する係合部321と、溝部253における幅方向の他方側の内面を外側へ付勢する付勢部322と、を有する建具である。【選択図】図5

Description

本発明は、建具に関する。
従来、ガラス面材が設けられた引き違い窓等の建具が知られている。建具の框には、ガラス保持溝が形成されて、この溝の内側にガラス面材が保持される。また、ガラス面材が框内でがたついて動くことや、ガラス面材が框に当たることを防止するため、ガラス面材とガラス保持溝との間に、セッティングブロックが配置されている。セッティングブロックは、框の見付方向に離間して配置され、ガラス面材の下面でガラス保持溝の内部に敷くように配置される。
特開2014−224391号公報
セッティングブロックは、框のガラス保持溝に係止させるのみであるため、框にセッティングブロックをセットして、配送等で移動させると、セッティングブロックの位置が動いてしまうことがあった。また、セッティングブロックの上にガラス面材をセットして、框とガラス面材の間にセッティングブロックを介在させた場合にも、配送時にガラス面材及び框を、見込方向の両側から挟んできつく梱包等した場合に、框が変形して係合が外れてしまうことがあった。
本発明は、位置ずれを起こしにくいセッティングブロックを有する建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、ガラス面材(例えば、後述のガラス面材26)と、該ガラス面材の端部を保持するガラス保持溝(例えば、後述のガラス保持溝25)を有する框(例えば、後述の框20)と、前記ガラス面材と前記ガラス保持溝との間に配置されるセッティングブロック(例えば、後述のセッティングブロック3)と、を備える建具(例えば、後述の建具1)であって、前記ガラス保持溝は、底面部(例えば、後述の底面部251)と、該底面部の幅方向における各端部から起立する一対の立上げ壁(例えば、後述の立上げ壁252)と、前記底面部に形成され前記框の長手方向に延びる溝部(例えば、後述のタッピングホール253)と、を有し、前記セッティングブロックは、基部(例えば、後述の基部31)と、該基部から突出して前記溝部に挿入される突出部(例えば、後述の突出部32)と、を有し、該突出部は、前記溝部における幅方向の一方側の内面に係合する係合部(例えば、後述の係合部321)と、前記溝部における幅方向の他方側の内面を外側へ付勢する付勢部(例えば、後述の付勢部322)と、を有する建具を提供する。
前記係合部は、前記基部から前記幅方向の一方側に延出する弾性変形可能な第1ヒレ部で構成され、該第1ヒレ部が前記溝部における前記幅方向の一方側の開口端部(例えば、後述の開口端部253c)の内面に係合することが好ましい。
前記付勢部は、前記基部から前記幅方向の他方側に延出する弾性変形可能な第2ヒレ部で構成され、該第2ヒレ部が前記溝部における前記幅方向の他方側の開口端部を外側に付勢することが好ましい。
前記セッティングブロックは、前記立上げ壁と、前記基部における前記立上げ壁に対向する両端部と、の間に隙間(例えば、後述の隙間C)を有して配置されることが好ましい。
前記框は、室外側の前記立上げ壁を少なくとも含むアルミ材と、室内側の前記立上げ壁を少なくとも含む樹脂材と、が嵌合されて構成されることが好ましい。
本発明によれば、位置ずれを起こしにくいセッティングブロックを有する建具を提供することができる。
本実施形態の建具の正面図である。 本実施形態の建具のガラス面材を省略した部分斜視図である。 図1のA−A断面図における建具の模式図である。 本実施形態のセッティングブロックの斜視図である。 図1のA−A断面図におけるセッティングブロックの使用状態図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口に納められた引違い窓におけるガラス面である正面又は幅方向(左右方向)を意味し、「見込方向」とは、見付方向と直交方向(奥行き方向)を意味する。
また、本明細書において「施工状態」とは、建具1が完成形で建物の開口に取り付けられた状態を意味する。
図1は、本実施形態の建具1の正面図であり、室内側から見た図である。図2は、建具1のガラス面材26を省略した部分斜視図であり、下框22の一部を示している。
図1に示すように、建具1は、引違い窓であり、建物の枠部100に嵌め込まれる窓枠10と、窓枠10内に見付け方向にスライド可能に設けられた障子2と、セッティングブロック3と、錠4と、を備える。
障子2は、略長方形で、建物の上下方向に長手方向が延びるように配置される。障子2は、室内側に配置されて見付方向に摺動可能な内障子2a及び屋外側に配置されて見付方向に摺動可能な外障子2bからなる。内障子2a及び外障子2bは、それぞれ框20を有する。
框20は、上框21、下框22、戸先框23及び召内框24と、ガラス保持溝25と、ガラス面材26(図3等参照)と、を有する。
図2に示すように、框20は、アルミ材20aと、樹脂材20bとが、互いに嵌合されて構成される複合サッシである。アルミ材20aは室外側に配置され、樹脂材20bは室内側に配置される。
図1に戻って、上框21、下框22、戸先框23及び召内框24は、框20の四周の枠を構成するように組み付けられる。上框21、下框22、戸先框23及び召内框24は、それぞれが長尺状の断面視略コの字の部材である。上框21及び下框22は、框20の上方及び下方でそれぞれ見付方向に延びる。戸先框23は、框20の見付方向の外側の端部で上下方向に延びる。召内框24は、框20の見付方向の中央部における内障子2aと外障子2bが合わさる位置で、上下方向に延びる。
図3は、図1のA−A断面図における建具1の模式図であり、建具1を構成する部品を上下に離間して示している。
ガラス保持溝25は、長尺状で、框20の内側に向かって開口する断面視略コの字状の溝である。ガラス保持溝25は、後述するガラス面材26の端部を開口内で保持する。ガラス保持溝25は、底面部251と、立上げ壁252と、溝部としてのタッピングホール253と、を有する。
底面部251は、ガラス保持溝25の下面で下框22の長手方向に沿って延びる部分である。底面部251は、室外側のアルミ材20a及び室内側の樹脂材20bの両方の部材で構成されている。
立上げ壁252は、底面部251の幅方向(施工状態の見込方向)における一方及び他方の各端部から上方に向かって起立する一対の側壁である。
なお、一対の立上げ壁252のうち、室外側の立上げ壁252は、アルミ材20aで構成される。また、室内側の立上げ壁252は、樹脂材20bで構成される。
タッピングホール253は、底面部251の幅方向における略中央で、長手方向(施工状態の見付方向)に沿って延びるように形成される。タッピングホール253は、上方(底面部251から離間する方)に向かって開口する略C字状の小さな溝部である。タッピングホール253は、側壁部253a、253bと、開口端部253cと、開口部253dと、を有する。
側壁部253a、253bは、一対の向かい合う突起が底面部251から突出して形成され、立上げ壁252よりも高さが低い。側壁部253a、253bは、上方で互いに近付くように曲がっている。
開口端部253cは、側壁部253a、253bの上端部である。
開口部253dは、一対の開口端部253cの間に形成される。
タッピングホール253には、以下に説明するセッティングブロック3の突出部32が係合可能である。なお、タッピングホール253は、框20のアルミ材20a側に形成される。
図3に示すように、ガラス面材26は、板状の2枚の複層ガラスであり、屋外側ガラス261と、室内側ガラス262と、を有する。屋外側ガラス261及び室内側ガラス262は、間にスペーサー263を介して向かい合うように配置される。
図4は、セッティングブロック3の斜視図である。説明の便宜のため、図2や図3の施工状態から裏返した状態で示している。セッティングブロック3は、ゴム等の弾性部材で形成され、ガラス保持溝25の底面部251に配置される。セッティングブロック3は、基部31と、突出部32と、底面部当接部33と、を有する。
基部31は、セッティングブロック3の平坦な面であり、ガラス面材26やスペーサー263を支持する部分である。基部31は、略長方形であり、基部31の長手方向がガラス保持溝25の幅方向に沿うように配置され、長手方向の端部が立上げ壁252に対向する。基部31は、その平坦な面が施工状態で上面に向くようにガラス保持溝25の底面部251に配置される。
基部31は、図3に示すように、長手方向の長さが、ガラス保持溝25の幅方向の寸法、すなわち一対の立上げ壁252間の距離よりも小さい。
突出部32は、基部31から突出する断面視が略矢印形状の突起であり、タッピングホール253に挿入されて係合する。突出部32は、基部31の長手方向の略中央部で、幅方向に延びるように形成される。突出部32は、ステム部323と、係合部321と、付勢部322と、を有する。
ステム部323は、基部31から離間するように延びる一本の茎部分である。ステム部323は、突出部32がタッピングホール253に係合した状態で、一対の側壁部253a、253bの間の略中央に位置する。
係合部321は、ステム部323からタッピングホール253の幅方向(施工状態の見込方向)の一方に分岐し、基部31側へ傾いて延出する。係合部321は、厚みの薄い弾性変形可能な第1ヒレ部により構成される。後述するように、第1ヒレ部は、タッピングホール253の開口部253dに挿入される際にステム部323側に寄り沿うように変形し、開口部253dを通過した後、元の形状に戻るような柔軟さを有する。
付勢部322は、ステム部323からタッピングホール253の幅方向の他方に分岐し、基部31側へ傾いて延出する。付勢部322は、厚みの薄い弾性変形可能な第2ヒレ部により構成される。付勢部322は、係合部321のステム部323から一方側の先端までの長さよりも長く、他方側に延出する。すなわち、係合部321の第1ヒレ部と付勢部322の第2ヒレ部とは、ステム部323からの延出長さが異なっている。後述するように、第2ヒレ部は、タッピングホール253の開口部253dに挿入される際にステム232側に寄り沿うように変形するような柔軟さを有する。
底面部当接部33は、基部31から離間する方向に、突出部32よりも大きく突出する部分である。底面部当接部33の端面は、平面状である。底面部当接部33は、施工状態で、ステム部323の根元がタッピングホール253の上端に当接しているときに、底面部251に当接し、タッピングホール253を安定して支持する。
錠4は、召内框24に取り付けられるクレセント錠である。錠4は、内障子2a側に取り付けられた半円型のクレセント金具が、外障子2bの見込面に取り付けられた被係合金具に係合することで、外障子2bと内障子2aがロックされるように構成されている。
図5は、図1のA−A断面図におけるセッティングブロックの使用状態図を示す。図3及び図5を参照して、建具1におけるセッティングブロックの使用方法について説明する。
まず、図3に示すように、セッティングブロック3の突出部32を、ガラス保持溝25内のタッピングホール253に挿入する。すなわち、突出部32を、タッピングホール253の一対の側壁部253a、253bの間に押し込む。すると、セッティングブロック3は弾性部材で形成されているので、係合部321及び付勢部322は弾性変形して一対の側壁部253a、側壁部253bの間を通る。
図5に示すように、突出部32をタッピングホール253内に押し込むと、係合部321を構成している第1ヒレ部が、タッピングホール253の開口端部253cの幅方向の一方側の内面に係合する。より詳細には、タッピングホール253の一対の側壁部253a、253bは、それぞれの側壁部253a、253bの開口端部253cが互いに近づき、端部同士の間に開口部253dが形成されている。第1ヒレ部が変形して側壁部253a、253bの間の開口部253dを通過すると、一方の側壁部253aの内側は、第1ヒレ部の先端の上に覆い被さるような位置にあるため、第1ヒレ部が側壁部253aの開口端部253cの内面に係合する。
一方、係合部321及び付勢部322(第1ヒレ部及び第2ヒレ部)を比較すると、ステム部323から外側の端部までの長さは、第2ヒレ部の方が、第1ヒレ部よりも長い。このため、突出部32が一対の側壁部253a、253bの間に挿入された後、第2ヒレ部は他方の側壁部253bの開口端部253cに当接する。第2ヒレ部は、ステム部323と側壁部253bの開口端部253cの間に挟まれた状態で、元の形状に戻ろうとするので、側壁部253bの開口端部253cを外側に付勢する。
以上のように突出部32がタッピングホール253に挿入される。セッティングブロック3の基部31は、一対の立上げ壁252それぞれに対向する基部31の長手方向の端部が、立上げ壁252に当接せず、立上げ壁252の内壁との間に隙間Cが形成されるように配置される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、建具1を、ガラス面材26と、ガラス面材26の端部を保持するガラス保持溝25を有する框20と、ガラス面材26とガラス保持溝25との間に配置されるセッティングブロック3と、を含んで構成した。また、ガラス保持溝25を、底面部251と、底面部251の幅方向における各端部から起立する一対の立上げ壁252と、底面部251に形成され框20の長手方向に延びるタッピングホール253と、を含んで構成した。また、セッティングブロック3を、基部31と、基部31から突出してタッピングホール253に挿入される突出部32と、を含んで構成した。さらに、突出部32を、タッピングホール253における幅方向の一方側の内面に係合する係合部321と、タッピングホール253における幅方向の他方側の内面を外側へ付勢する付勢部322と、を含んで構成した。
突出部32が係合部321と付勢部322とを含んでいるため、係合部321がタッピングホール253の一方の内面に係合することで、セッティングブロック3の突出部32がタッピングホール253から抜けてしまうことが防止される。さらに、付勢部322がタッピングホール253の他方の内面を外側に付勢することで、付勢部322とタッピングホール253内との間に摩擦が生じ、セッティングブロック3がタッピングホール253内を移動してしまうことが防止される。よって、位置ずれを起こしにくいセッティングブロック3を有する建具1を提供することができる。また、セッティングブロック3が正規位置に保持された状態で、障子2を容易に組み立てることができる。また、セッティングブロック3が正規位置に保持された状態で、框20を配送等することができる。
本実施形態では、係合部321を、基部31から幅方向の一方側に延出する弾性変形可能な第1ヒレ部で構成し、第1ヒレ部がタッピングホール253における幅方向の一方側の開口端部253cの内面に係合するように構成した。係合部321が弾性変形可能なヒレ状の第1ヒレ部により構成されるので、タッピングホール253の開口部253dを通過時には窄まって幅方向の寸法を小さくし、開口部253dを通過後は元の形状に戻ってタッピングホール253の一方側の内面に係合する。このため、係合部321がタッピングホール253から抜けにくくなる。よって、簡易な構成で容易にセッティングブロック3の位置ずれを防止することができる。
本実施形態では、付勢部322を、基部31から幅方向の他方側に延出する弾性変形可能な第2ヒレ部で構成し、第2ヒレ部がタッピングホール253における幅方向の他方側の開口端部253cを外側に付勢するように構成した。付勢部322が弾性変形可能なヒレ状の第2ヒレ部により構成されるので、タッピングホール253の開口部253dを通過時に開口内を通過するように窄まった後、元に戻ろうとする力によってタッピングホール253の他方側の内面を外側に付勢する。これにより、付勢部322を含めたセッティングブロック3全体を、ガラス保持溝25に抑えつけておくことになる。また、付勢部322とタッピングホール253の開口端部253cとの間には摩擦が生じるので、セッティングブロック3がタッピングホール253内を摺動しにくい。よって、簡易な構成で容易にセッティングブロック3の位置ずれを防止することができる。
本実施形態では、セッティングブロック3を、立上げ壁252と、基部31における立上げ壁252に対向する両端部と、の間に隙間Cを有して配置した。これにより、梱包や運搬等で框20のガラス保持溝25において一対の立上げ壁252間の距離が狭くなっても、セッティングブロック3の基部31が、立上げ壁252に当接していないので、立上げ壁252に押されて変形することが防止される。
例えば、框20は、図2に示すように、アルミ材20aと樹脂材20bが互いに嵌合されて構成される。また、図3に示すように、框20、セッティングブロック3、ガラス面材26は互いに組み付けられて施工場所へ運搬される際、框20の幅方向(見込方向)にきつく梱包され、時には重ねられる。セッティングブロック3の幅方向の端部がガラス保持溝25の一対の立上げ壁252に当接していると、アルミ材20aと樹脂材20bの嵌合のために生じるわずかな隙間や変形のために、一対の立上げ壁252の間の距離が狭くなった場合、セッティングブロックが上方に凸となるように変形して突出部32がタッピングホール253から抜けてしまうような場合がある。しかし、セッティングブロック3における基部31の端部と立上げ壁252との間に隙間Cが設けられていると、上述の効果を奏することができる。
さらに、セッティングブロック3とガラス保持溝25との係合が、突出部32とタッピングホール253のみによって実現できるので、框20の立上げ壁252が変形しても、立上げ壁252や框20全体の変形等の外部環境の影響がセッティングブロック3に及びにくい。このため、突出部32がタッピングホール253から抜けにくくなる。
本実施形態では、框20を、室外側の立上げ壁252を少なくとも含むアルミ材20aと、室内側の立上げ壁252を少なくとも含む樹脂材20bと、を嵌合させて構成した。これにより、断熱性を高める一方で寸法精度や強度を維持することができる。
また、セッティングブロックの寸法を、基部31の幅方向の各端部と立上げ壁252との間に隙間Cが形成されるような寸法にした場合、異なる素材のアルミ材20a及び樹脂材20bを嵌合させる際に生じ得る寸法誤差や変形等があっても、容易にセッティングブロック3の位置ずれを防止することができる。例えば、具体的には、框20を樹脂と金属等の別部材を嵌合させて構成し、配送時にガラス面材及び框を、見込方向の両側から挟んできつく梱包等した場合に、別部材が嵌合しているため、部材間の噛み合いの都合でセッティングブロックが外れやすくなることが考えられるが、本実施形態のセッティングブロック3によれば、突出部32がタッピングホール253から抜けにくく、外れにくい。
また、寸法精度の高いアルミ材20aの側にタッピングホール253が形成されているので、突出部32の係合部321や付勢部322がタッピングホール253に当接した際、タッピングホール253が変形しづらく、確実にセッティングブロック3の位置ずれを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、溝部としてタッピングホール253を例に説明したが、セッティングブロック3が係合可能な溝であれば、他の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、突出部32は矢印形状をしているが、これに限られない。基部31から突出してタッピングホール253に係合されることが可能であれば、突出部の端部が球状であったり、突出部の先端と基部との間の中間部からタッピングホール253の幅方向に突出する突起部を備える形状であってもよい。
また、上記実施形態では、付勢部322の方が係合部321よりもステム部323からの延出長さが長いが、これに限られない。突出部32に、一方がタッピングホール253の内面に係合し、他方がタッピングホール253の内面を外側に付勢するように構成されていれば、付勢部322及び係合部321のステム部323からの延出長さや、タッピングホール253の形状の互いの関係は、適宜変更されてよい。
また、上記実施形態では、框20をアルミ材20aと樹脂材20bの複合体で構成しているが、これに限らない。框全体がアルミ等の金属で構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、セッティングブロック3は、下框22に配置されているが、これに限られない。ガラス面材26の施工箇所や窓枠10の配置や構成に応じて、ガラス面材26の端部を保持するように配置されれば、位置は限定されない。
また、上記実施形態では、建具として引違い窓を例に説明しているが、これに限られない。建具としては、例えば、縦辷り窓、開き窓、FIX窓であってもよい。
1 建具
3 セッティングブロック
20 框
20a アルミ材
20b 樹脂材
25 ガラス保持溝
26 ガラス面材
31 基部
32 突出部
251 底面部
252 立上げ壁
253 タッピングホール(溝部)
321 係合部(第1ヒレ部)
322 付勢部(第2ヒレ部)
C 隙間

Claims (5)

  1. ガラス面材と、該ガラス面材の端部を保持するガラス保持溝を有する框と、前記ガラス面材と前記ガラス保持溝との間に配置されるセッティングブロックと、を備える建具であって、
    前記ガラス保持溝は、底面部と、該底面部の幅方向における各端部から起立する一対の立上げ壁と、前記底面部に形成され前記框の長手方向に延びる溝部と、を有し、
    前記セッティングブロックは、基部と、該基部から突出して前記溝部に挿入される突出部と、を有し、
    該突出部は、前記溝部における幅方向の一方側の内面に係合する係合部と、前記溝部における幅方向の他方側の内面を外側へ付勢する付勢部と、を有する建具。
  2. 前記係合部は、前記基部から前記幅方向の一方側に延出する弾性変形可能な第1ヒレ部で構成され、該第1ヒレ部が前記溝部における前記幅方向の一方側の開口端部の内面に係合する請求項1に記載の建具。
  3. 前記付勢部は、前記基部から前記幅方向の他方側に延出する弾性変形可能な第2ヒレ部で構成され、該第2ヒレ部が前記溝部における前記幅方向の他方側の開口端部を外側に付勢する請求項1又は2に記載の建具。
  4. 前記セッティングブロックは、前記立上げ壁と、前記基部における前記立上げ壁に対向する両端部と、の間に隙間を有して配置される請求項1〜3のいずれか1項に記載の建具。
  5. 前記框は、室外側の前記立上げ壁を少なくとも含むアルミ材と、室内側の前記立上げ壁を少なくとも含む樹脂材と、が嵌合されて構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の建具。
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