JP2018137756A - ユーザ端末、方法、及び移動通信システム - Google Patents

ユーザ端末、方法、及び移動通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】アンライセンスドバンドを使用するLTEシステムにおいて用いられるユーザ端末及び基地局を提供する。【解決手段】ユーザ端末100は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信する受信部と、前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドにおいて前記移動通信システムのセルを検出し、該検知したセルの無線信号の受信電力を測定する制御部と、前記検知したセルのセル識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信する送信部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、移動体通信システムにおいて用いられるユーザ端末及び基地局に関する。
移動体通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)においては、急増するトラフィック需要に応えるべく、LTE(Long Term Evolution)を高度化する試みが進められている。
そのような試みの一つとして、オペレータに免許が付与された周波数帯(ライセンスドバンド)だけではなく、免許が不要な周波数帯(アンライセンスドバンド)もLTE通信に使用することが検討されている(非特許文献1参照)。
アンライセンスドバンドにおいては、LTEシステムとは異なるシステム(無線LAN等)又は他のオペレータのLTEシステムとの干渉を回避するために、listen−before−talk(LBT)手順が要求される。LBT手順は、基地局が、周波数チャネル(キャリア)が空いているか否かを受信電力に基づいて確認し、空きチャネル(clear channel)であることが確認された場合に限り当該周波数チャネルを使用する手順である。
3GPP技術報告書 「TR36.889 V0.1.1」 2014年11月
第1の特徴に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信する受信部と、前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、前記検知した無線信号の送信元の識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信する送信部と、を備える。
第2の特徴に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示をユーザ端末に送信する送信部と、前記ユーザ端末から測定報告を受信する受信部と、前記測定報告に基づいて、前記アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルを自基地局において使用するか否かを判断する制御部と、を備える。前記測定報告は、前記周波数チャネルにおいて前記ユーザ端末が検知した無線信号の送信元の識別子、及び前記無線信号の受信電力の測定結果を含む。
第3の特徴に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、前記受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により送信する送信部と、を備える。前記ビーコン信号は、該ビーコン信号を受信した他の基地局において前記周波数チャネルを使用するか否かを判断する際に参照される。
第4の特徴に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号の受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により他の基地局から受信する受信部と、前記ビーコン信号に基づいて、前記周波数チャネルを自基地局において使用するか否かを判断する制御部と、を備える。
第5の特徴に係る通信装置は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で前記チャネルの使用状況を観測し、前記チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する制御部を備える。前記制御部は、他の通信装置から送信される無線信号に基づいて前記他の通信装置との同期ずれ量を検出し、前記同期ずれ量に応じて前記観測期間の開始タイミングを変更する制御部を備える。
第6の特徴に係る基地局は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で送信データを送信する処理を実行する制御部を備える。前記制御部は、前記送信データを送信する前に、チャネルを予約するための予約信号として所定データを送信する処理を実行する。前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含む。
第7の特徴に係るユーザ端末は、基地局から、予約信号で運ばれた所定データと、該所定データの後に配された、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で運ばれた送信データとを受信する処理と、所定の復号処理と、を実行する制御部を備える。前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含む。前記所定の復号処理は、前記所定データを前記送信データの冗長データとして合成する処理を含む。
第8の特徴に係るユーザ端末は、RRM(Radio Resource Management)測定処理と、複数セル分の測定結果をオペレータIDとともに、基地局に報告する報告処理と、を実行する制御部を備える。前記測定結果は、RSRP(Reference Signal Received Power)及び/又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)と、RSSI(Received Signal Strength Indicator)と、を含む。
第9の特徴に係る基地局は、アンライセンスドバンドにおいて、初期信号の送信前に空きチャネルの有無を確認する制御部を備える。前記制御部は、前記確認の完了後であって前記初期信号の送信開始が可能なシンボルが開始するまでの間、予約信号を送信する。前記予約信号は、サイクリックプレフィックスとして使用される。
第1実施形態及び第2実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る無線フレームの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るeNBのブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るLAAを説明するための図である。 第1実施形態に係る動作を示す図である。 第2実施形態に係る動作環境を示す図である。 第2実施形態に係る動作を示す図である。 第3実施形態に係るLAAを説明するための図である。 第3実施形態に係るLBTを説明するための図である。 第3実施形態に係るUEのブロック図である。 第3実施形態に係るeNBのブロック図である。 第3実施形態に係るeNBの動作例1を示す図である。 第3実施形態に係るeNBの動作例2を示す図である。 第3実施形態に係るeNBの動作フロー図である。 第3実施形態の変更例に係るeNBの動作フロー図である。 第4実施形態に係るeNBが送信する信号を示す図である。 付記1に係るLTEビーコン送信の例を示す図である。 付記1に係るLAAヘッダの例を示す図である。 付記2に係るベースラインモデルを示す図である。 付記2に係るFBEの潜在的な問題を示す図である。 付記3に係るUE測定報告を示す図である。 付記4に係るPDSCHのためのOFDMシンボルの例を示す図である。 付記4に係る予約信号の例を示す図である。 付記5に係るLAAのための周波数領域での多重化の例を示す図である。 付記5に係るMU−MIMOのための非適切なペアの例を示す図である。 付記5に係るMU−MIMOのための測定報告を示す図である。 付記6に係るDL送信の概要を示す図である。 付記6に係るDLデータ送信の開始タイミングを示す図である。 付記6に係る1つのOFDMシンボル内の予約信号のケースを示す図である。 付記6に係る部分的な重複ケースの例を示す図である。 付記6に係る2つのOFDMシンボルを有する初期信号を示す図である。
[第1実施形態]
(第1実施形態の概要)
上述したLBT手順は、基地局における電力検出(energy detection)がベースとなっている。しかしながら、基地局が自身の電力検出により得られる情報のみに基づいてアンライセンスドバンドにおける干渉を回避することは難しい。
そこで、第1実施形態及び第2実施形態は、アンライセンスドバンドにおける干渉回避を円滑化することが可能なユーザ端末及び基地局を提供する。
第1実施形態に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信する受信部と、前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、前記検知した無線信号の送信元の識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信する送信部と、を備える。
第1実施形態において、前記測定指示は、前記アンライセンスドバンドにおける測定対象の周波数チャネルを指定する情報を含む。前記制御部は、前記測定指示により指定された前記周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索する。
第1実施形態において、前記制御部は、前記アンライセンスドバンドにおいて前記移動通信システムのセルから送信される前記無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。前記送信部は、前記検知した無線信号の送信元セルのセル識別子及び前記受信電力の測定結果を含む前記測定報告を送信する。
第1実施形態において、前記制御部は、前記基地局が属するオペレータとは異なるオペレータに属するセルから送信される前記無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。
第1実施形態において、前記セル識別子は、前記送信元セルが属するオペレータを示すオペレータ情報を含む。
第1実施形態において、前記無線信号は、同期信号、参照信号、又はビーコン信号である。
第1実施形態において、前記制御部は、前記移動通信システムとは異なるシステムの装置から送信される前記無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。
第1実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示をユーザ端末に送信する送信部と、前記ユーザ端末から測定報告を受信する受信部と、前記測定報告に基づいて、前記アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルを自基地局において使用するか否かを判断する制御部と、を備える。前記測定報告は、前記周波数チャネルにおいて前記ユーザ端末が検知した無線信号の送信元の識別子、及び前記無線信号の受信電力の測定結果を含む。
第1実施形態において、前記制御部は、前記送信元の識別子の数が所定数以上であり、及び/又は、前記測定結果が閾値以上である場合、前記周波数チャネルを自基地局において使用しないと判断する。
第1実施形態において、前記送信元の識別子は、自基地局が前記アンライセンスドバンドにおいて運用する自セルのセル識別子と、自セル以外の送信元の識別子と、を含む。前記制御部は、自セルのセル識別子に対応する前記測定結果に比べて、自セル以外の送信元の識別子に対応する前記測定結果が大きい場合、前記周波数チャネルを自基地局において使用しないと判断する。
第1実施形態において、前記測定指示は、前記アンライセンスドバンドにおける測定対象の周波数チャネルを指定する情報を含む。
第1実施形態において、前記送信元の識別子は、セル識別子である。前記セル識別子は、前記送信元セルが属するオペレータを示すオペレータ情報を含む。
以下において、LTEシステムに本発明を適用する場合の実施形態を説明する。
(LTEシステムの概要)
先ず、LTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、LTEシステムの構成を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図2に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
図3は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図3に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。PDCCHの詳細については後述する。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。また、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS:Cell specific Reference Signal)などの下りリンク参照信号が配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。また、各サブフレームには、サウンディング参照信号(SRS)などの上りリンク参照信号が配置される。
(UE100の構成)
以下において、UE100(ユーザ端末)の構成について説明する。図4は、UE100の構成を示すブロック図である。図4に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。受信部110は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第1の受信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第2の受信機と、を含んでもよい。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。送信部120は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第1の送信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第2の送信機と、を含んでもよい。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
UE100は、ユーザインターフェイス及びバッテリを備えてもよい。ユーザインターフェイスは、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタン等を含む。ユーザインターフェイスは、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号を制御部130に出力する。バッテリは、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
(eNB200の構成)
以下において、eNB200(基地局)の構成について説明する。図5は、eNB200のブロック図である。図5に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。送信部210は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第1の送信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第2の送信機と、を含んでもよい。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。受信部220は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第1の受信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第2の受信機と、を含んでもよい。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に使用される。
(LAA)
第1実施形態に係るLTEシステムは、オペレータに免許が付与されたライセンスドバンドだけではなく、免許が不要なアンライセンスドバンドもLTE通信に使用する。具体的には、ライセンスドバンドの補助によりアンライセンスドバンドにアクセス可能とする。このような仕組みは、licensed−assisted access(LAA)と称される。
図6は、LAAを説明するための図である。図6に示すように、eNB200は、ライセンスドバンドで運用されるセル#1と、アンライセンスドバンドで運用されるセル#2と、を管理している。図6において、セル#1がマクロセルであり、セル#2が小セルである一例を図示しているが、セルサイズはこれに限定されない。
UE100は、セル#1及びセル#2の重複エリアに位置する。UE100は、セル#1をプライマリセル(PCell)として設定しつつ、セル#2をセカンダリセル(SCell)として設定し、キャリアアグリゲーション(CA)による通信を行う。
図6の例では、UE100は、上りリンク通信及び下りリンク通信をセル#1と行い、下りリンク通信をセル#2と行う。このようなキャリアアグリゲーションにより、UE100には、ライセンスドバンドの無線リソースに加えて、アンライセンスドバンドの無線リソースが提供されるため、下りリンクのスループットを向上させることができる。UE100は、セル#2との上りリンク通信をさらに行ってもよい。
アンライセンスドバンドにおいては、LTEシステムとは異なるシステム(無線LAN等)又は他のオペレータのLTEシステムとの干渉を回避するために、listen−before−talk(LBT)手順が要求される。LBT手順は、周波数チャネル(キャリア)が空いているか否かを受信電力に基づいて確認し、空きチャネル(clear channel)であることが確認された場合に限り当該周波数チャネルを使用する手順である。
eNB200は、LBT手順により、セル#2(アンライセンスドバンド)において空きチャネルを検索し、空きチャネルに含まれる無線リソースをUE100に割り当てる(スケジューリング)。eNB200は、セル#2を介して、セル#2におけるスケジューリングを行う。或いは、eNB200は、セル#1を介して、セル#2におけるスケジューリングを行ってもよい(すなわち、クロスキャリアスケジューリング)。
(第1実施形態に係る動作)
上述したLBT手順は、eNB200における電力検出(energy detection)がベースとなっている。しかしながら、eNB200が自身の電力検出により得られる情報のみに基づいてアンライセンスドバンドにおける干渉を回避することは難しい。
その理由として、第1に、UE100が検知する無線信号を必ずしもeNB200が検知できるとは限らない。言い換えると、eNB200が検出できず、UE100が検出可能な干渉源が存在し得る。このため、eNB200が空きチャネルであると判断した周波数チャネルを使用した際に、UE100が干渉源から干渉の影響を受けることがあり得る。
第2に、eNB200が干渉源に関する情報を事前に得ていれば干渉回避が比較的容易であるが、干渉源が他のオペレータのeNBであるような場合、干渉源に関する情報を他のオペレータから得ることは困難である。
以下において、アンライセンスドバンドにおける干渉回避を円滑化するための第1実施形態に係る動作について説明する。図7は、第1実施形態に係る動作を示す図である。図7の初期状態において、UE100は、LAA(キャリアアグリゲーション)を開始していない。この場合、UE100は、RRCコネクティッド状態であってもよいし、RRCアイドル状態であってもよい。或いは、UE100は、LAAを実行中の状態である。この場合、UE100は、RRCコネクティッド状態である。
図7に示すように、ステップS11において、eNB200の送信部210は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示をUE100に送信する。
LAAが開始されていない場合、eNB200の送信部210は、セル#1(ライセンスドバンド)を介して測定指示をUE100に送信する。LAAを実行中である場合、eNB200の送信部210は、セル#1(ライセンスドバンド)及びセル#2(アンライセンスドバンド)の何れかを介して測定指示をUE100に送信する。測定指示は、個別メッセージ(例えば個別RRCメッセージ)であってもよいし、ブロードキャストメッセージ(例えばブロードキャストRRCメッセージ)であってもよい。
測定指示は、アンライセンスドバンドにおける測定対象の周波数チャネルを指定する情報を含むことが好ましい。例えば、LAAに使用する候補の周波数チャネル、又はLAAに使用中の周波数チャネルを測定対象として指定する。
但し、測定指示は、測定対象セルのセル識別子を指定する情報を含まなくてもよい。アンライセンスドバンドにおいては、他のオペレータのeNB又は他のシステムの装置(例えば無線LANアクセスポイント)が干渉源となり得るため、特定のセルについてのみ測定を行うのでは不十分であるためである。
UE100の受信部110は、アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示をeNB200から受信する。
ステップS12において、UE100の制御部130は、測定指示の受信に応じて、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。測定指示により周波数チャネル指定されている場合、UE100の制御部130は、指定された周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索する。測定指示により周波数チャネル指定されていない場合、UE100の制御部130は、アンライセンスドバンドに含まれる各周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索してもよい。
UE100の制御部130は、アンライセンスドバンドにおいてLTEシステムのセルから送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。この場合、当該無線信号は、同期信号、参照信号、又はLTEビーコン信号である。同期信号は、例えばプライマリ同期信号(PSS)及び/又はセカンダリ同期信号(SSS)である。参照信号は、例えばディスカバリー参照信号(DRS)である。
UE100の制御部130は、受信した同期信号及び/又は参照信号に基づいて、送信元のセル識別子を特定可能である。セル識別子は、送信元セルが属するオペレータを示すオペレータ情報を含むことが好ましい。例えば、セル識別子の一部をオペレータ識別子として使用する。なお、LTEビーコン信号については、第2実施形態において説明する。
また、UE100の制御部130は、eNB200が属するオペレータとは異なるオペレータに属するセルから送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定することが好ましい。上述したように、他のオペレータのeNBが干渉源となり得るためである。
さらに、UE100の制御部130は、LTEシステムとは異なるシステムの装置(例えば無線LANアクセスポイント)から送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定してもよい。上述したように、他のシステムの装置が干渉源となり得るためである。この場合、無線信号は、例えば無線LANビーコン信号である。
ステップS13において、UE100の送信部120は、検知した無線信号の送信元の識別子(セル識別子)及び受信電力の測定結果を含む測定報告をeNB200に送信する。複数のセルの無線信号が検知された場合、測定報告は、各セルのセル識別子と、各セル識別子と対応付けられた測定結果とを含む。測定報告は、セル識別子ごとに、UE100が測定を行った周波数チャネルを示す情報をさらに含むことが好ましい。他のシステムの装置の無線信号が検知された場合、測定報告は、当該他のシステムの装置の識別子をさらに含むことが好ましい。
LAAが開始されていない場合、UE100の送信部120は、測定報告をセル#1(ライセンスドバンド)に送信する。LAAを実行中である場合、UE100の送信部120は、セル#1(ライセンスドバンド)及びセル#2(アンライセンスドバンド)の何れかに測定報告を送信する。測定報告は、例えば個別RRCメッセージである。
eNB200の受信部220は、UE100から測定報告を受信する。
ステップS14において、eNB200の制御部230は、測定報告に基づいて、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルを自eNB200(セル#2)において使用するか否かを判断する。言い換えると、eNB200の制御部230は、アンライセンスドバンドにおいて使用可能な周波数チャネルを選択する。
eNB200の制御部230は、送信元の識別子の数が所定数以上であり、及び/又は、測定結果が閾値以上である場合、当該周波数チャネルを自eNB200において使用しないと判断する。言い換えると、当該周波数チャネルを多くのセル及び/又は装置が使用している場合、当該周波数チャネルを使用しない。或いは、当該周波数チャネルにおいて強い干渉源が存在する、当該周波数チャネルを使用しない。
或いは、eNB200の制御部230は、自セル(セル#2)のセル識別子に対応する測定結果に比べて、自セル以外の送信元(他セル又はアクセスポイント)の識別子に対応する測定結果が大きい場合、当該周波数チャネルを自eNB200において使用しないと判断する。このような判断は、LAAを実行中において特に有効である。
eNB200の制御部230は、測定報告に基づくチャネル選択と、自eNBにおける電力検出(energy detection)に基づくチャネル選択とを併用してもよい。
なお、セル識別子がオペレータ情報を含む場合、eNB200の制御部230は、オペレータ情報に基づいて、干渉回避のためのネゴシエーションを行うか否かを判断してもよい。同一オペレータであれば、バックホールを介して通信可能であるため、セル識別子に対応する他セルを管理する他eNBに対してアクセスし、ネゴシエーションを行ってもよい。
また、詳細については第2実施形態にて説明するが、LTEビーコン信号は、異なるオペレータに属するeNB200に対する通信手段になり得る。よって、他オペレータに属するeNB200に対しては、バックホールを介したネゴシエーションに代えて、LTEビーコン信号により干渉抑制を要求してもよい。例えば、送信電力を下げて欲しい旨、或いはリソース割り当てを制限して欲しい旨をLTEビーコン信号により要求する。その際、宛先eNBの識別子(セル識別子)も含めることも可能であり、当該宛先eNBを指定して要求を行ってもよい。当該宛先eNBは、当該LTEビーコン信号の受信に応じて、さらにLTEビーコン信号により応答(例えば肯定応答又は否定応答)してもよい。
[第1実施形態の変更例]
UE100にLBT手順が適用される場合、UE100の制御部130は、定期的に、受信電力を測定し、受信電力の測定結果が基準を満たすか(閾値よりも低いか)否かを評価する。その際、UE100の制御部130は、受信電力の測定結果が基準を満たすまでの測定回数(評価回数)をカウントし、そのカウント値(すなわち、LBTに成功するまでの失敗回数)を測定報告に含めてもよい。このようなカウント値は、該当する周波数チャネルの混雑度を示すものであり、「混雑度情報」とみなすことができる。
UE100の制御部130は、LTE及び他システムの両方の無線信号を検知した場合、LTEの受信電力及び他システムの受信電力を測定し、LTEの受信電力及び他システムの受信電力の電力比率を求めて、電力比率を測定報告に含めてもよい。ここで、他システムとして無線LANを対象とし、LTEの受信電力及び無線LANの受信電力の電力比率を測定報告に含めてもよい。このような電力比率は、上述した混雑度の要因を示す情報であり、「混雑要因情報」とみなすことができる。
詳細については第2実施形態にて説明するが、LTEビーコン信号は、eNB200で得た混雑度情報及び/又は混雑要因情報を含み得る。よって、一のeNB200に接続するUE100は、他のeNB200から受信したLTEビーコン信号に含まれる混雑度情報及び/又は混雑要因情報を取得し、取得した混雑度情報及び/又は混雑要因情報を測定報告に含めて当該一のeNB200に送信してもよい。
[第2実施形態]
(第2実施形態の概要)
第2実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、前記受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により送信する送信部と、を備える。前記ビーコン信号は、該ビーコン信号を受信した他の基地局において前記周波数チャネルを使用するか否かを判断する際に参照される。
第2実施形態において、前記他の基地局は、自基地局が属するオペレータとは異なるオペレータに属する基地局である。
第2実施形態において、前記ビーコン信号は、前記周波数チャネルを示す情報と前記受信電力の測定結果とを含む。
第2実施形態において、前記制御部は、前記移動通信システム及び他システムのそれぞれについて測定した受信電力から電力比率を算出し、該電力比率を前記ビーコン信号に含める。
第2実施形態において、前記制御部は、受信電力の測定結果が所定の基準を満たすまでに要した電力測定回数又は電力測定期間を算出し、算出して得た値を前記ビーコン信号に含める。
第2実施形態の変更例2において、前記基地局は、ユーザ端末から測定報告を受信する受信部をさらに備える。前記測定報告は、前記周波数チャネルにおいて前記ユーザ端末が検知した無線信号の送信元の識別子、及び前記無線信号の受信電力の測定結果を含む。前記ビーコン信号は、前記測定報告にさらに基づく。
第2実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号の受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により他の基地局から受信する受信部と、前記ビーコン信号に基づいて、前記周波数チャネルを自基地局において使用するか否かを判断する制御部と、を備える。
以下において、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第2実施形態において、eNB200は、自eNBにおける電力検出(energy detection)の結果を他eNBと共有する。或いは、eNB200は、自eNBにおける電力検出の結果に基づいて他eNBに干渉回避のための要求を行ってもよい。
(第2実施形態に係る動作環境)
図8は、第2実施形態に係る動作環境を示す図である。図8に示すように、eNB200Aは、ライセンスドバンドで運用されるセル#1と、アンライセンスドバンドで運用されるセル#2と、を管理している。eNB200Bは、アンライセンスドバンドで運用されるセル#3を管理している。eNB200Bは、ライセンスドバンドで運用されるセルをさらに管理していてもよい。セル#2及びセル#3は少なくとも一部が重複している。図8において、セル#1がマクロセルであり、セル#2及び#3が小セルである一例を図示しているが、セルサイズはこれに限定されない。eNB200A及びeNB200Bは、異なるオペレータに属する。このため、eNB200A及びeNB200Bは、バックホールを介して通信を行うことが困難である。
(第2実施形態に係る動作)
以下において、アンライセンスドバンドにおける干渉回避を円滑化するための第2実施形態に係る動作について説明する。図9は、第2実施形態に係る動作を示す図である。
図9に示すように、ステップS21において、eNB200Aの制御部230は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。eNB200Aの制御部230は、特定の周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索する。或いは、eNB200Aの制御部230は、アンライセンスドバンドに含まれる各周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索してもよい。
eNB200Aの制御部230は、アンライセンスドバンドにおいてLTEシステムのセルから送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する。この場合、当該無線信号は、同期信号又は参照信号である。同期信号は、例えばプライマリ同期信号(PSS)及び/又はセカンダリ同期信号(SSS)である。参照信号は、例えばディスカバリー参照信号(DRS)である。
eNB200Aの制御部230は、受信した同期信号及び/又は参照信号に基づいて、送信元のセル識別子を特定可能である。セル識別子は、送信元セルが属するオペレータを示すオペレータ情報を含むことが好ましい。例えば、セル識別子の一部をオペレータ識別子として使用する。
また、eNB200Aの制御部230は、自身が属するオペレータとは異なるオペレータに属するセルから送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定することが好ましい。上述したように、他のオペレータのeNBが干渉源となり得るためである。
さらに、eNB200Aの制御部230は、LTEシステムとは異なるシステムの装置(例えば無線LANアクセスポイント)から送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定してもよい。上述したように、他のシステムの装置が干渉源となり得るためである。この場合、無線信号は、例えば無線LANビーコン信号である。
ステップS22において、eNB200Aの送信部210は、ステップS21における受信電力の測定結果に基づくLTEビーコン信号を無線により送信する。LTEビーコン信号は、アンライセンスドバンド(セル#2)において送信される。LTEビーコン信号は、周波数チャネルを示す情報と受信電力の測定結果とを含む。複数の周波数チャネルについて測定を行った場合、LTEビーコン信号は、周波数チャネルごとに受信電力の測定結果を含む。
なお、eNB200Aの制御部230は、LBT手順により、定期的に、受信電力を測定し、受信電力の測定結果が基準を満たすか(閾値よりも低いか)否かを評価してもよい。その際、eNB200Aの制御部230は、受信電力の測定結果が基準を満たすまでの測定回数(評価回数)又は測定期間(評価期間)を算出し、その値をビーコン信号に含めてもよい。このような値は、該当する周波数チャネルの混雑度を示すものであり、「混雑度情報」とみなすことができる。
また、eNB200Aの制御部230は、LTE及び他システムの両方の無線信号を検知した場合、LTEの受信電力及び他システムの受信電力を測定し、LTEの受信電力及び他システムの受信電力の電力比率を求めて、電力比率をビーコン信号に含めてもよい。ここで、他システムとして無線LANを対象とし、LTEの受信電力及び無線LANの受信電力の電力比率を測定報告に含めてもよい。このような電力比率は、上述した混雑度の要因を示す情報であり、「混雑要因情報」とみなすことができる。或いは、検出したLTE干渉源装置の数及び検出した他システム干渉現装置の数の割合を求め、これを混雑要因情報としてもよい。
LTEビーコン信号は、ブロードキャストで送信される。或いは、LTEビーコン信号は、ステップS21において高い電力が測定されたセル識別子(或いはアクセスポイント識別子)を宛先として含み、ユニキャストで送信されてもよい。ユニキャストで送信されるLTEビーコン信号は、宛先に対して干渉回避の措置を要求する要求信号とみなすことができる。LTEビーコン信号は、宛先が属するオペレータを示すオペレータ識別子をさらに含んでもよい。
eNB200Bの受信部220は、LTEビーコン信号を受信する。
eNB200Bの制御部230は、LTEビーコン信号に基づいて、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルを自eNB200において使用するか否かを判断する。
例えば、eNB200Bの制御部230は、LTEビーコン信号に含まれる測定結果が閾値よりも大きい場合、当該測定結果に対応する周波数チャネルを使用しないと判断する。eNB200Bの制御部230は、LTEビーコン信号に基づくチャネル選択と、自eNBにおける電力検出(energy detection)に基づくチャネル選択とを併用してもよい。
また、LTEビーコン信号が自身宛のものである場合、eNB200Bの制御部230は、LTEビーコン信号に含まれる測定結果に基づいて、使用中の周波数チャネルの送信電力を低下させる等の措置をとることが好ましい。上述したように、eNB200Bは、当該LTEビーコン信号の受信に応じて、さらにLTEビーコン信号により応答(例えば肯定応答又は否定応答)してもよい。
[第2実施形態の変更例]
上述した第1実施形態を第2実施形態と組み合わせてもよい。具体的には、eNB200Aの受信部220は、第1実施形態で説明した測定報告をUE100から受信する。測定報告は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいてUE100が検知した無線信号の送信元の識別子、及び無線信号の受信電力の測定結果等を含む。
そして、eNB200Aの制御部230は、UE100から受信した測定報告に含まれる少なくとも一部の情報をLTEビーコン信号に含めることが可能である。
[その他の変更例]
上述した実施形態において、一の周波数チャネルで送信されるLTEビーコン信号に、当該一の周波数チャネルだけでなく周波数チャネル全体の利用率(混雑度)を含めてもよい。
或いは、一の周波数チャネル(キャリア)の利用率(混雑度)を、他の周波数チャネルで送信されるLTEビーコン信号に含めてもよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態において、セル#1(ライセンスドバンド)及びセル#2(アンライセンスドバンド)を同一のeNB200が管理している一例を説明した。しかしながら、セル#1(ライセンスドバンド)及びセル#2(アンライセンスドバンド)を異なるeNB200が管理する場合にも本発明を適用可能である。
上述した第1実施形態及び第2実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[第3実施形態]
(第3実施形態の概要)
通信装置(例えば基地局)は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で当該チャネルの使用状況を観測し、当該チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する。このような観測期間は、LBT期間又はCCA(Clear Channel Assessment)期間と称されることがある。
アンライセンスドバンドにおいて、異なるオペレータに属する複数の基地局が近接して設置されるようなシナリオを想定する。
このシナリオにおいて、一の基地局における観測期間と他の基地局における観測期間とが少なくとも一部重複し得る。この場合、各基地局は、アンライセンスドバンドのチャネルについて自身の観測期間内で所定量以上の受信電力(干渉電力)を検知せず、当該チャネルを空きチャネルと判断し得る。その結果、複数の基地局が同一のチャネルで略同時に無線信号を送信することにより、干渉が発生する懸念がある。
そこで、第3実施形態は、アンライセンスドバンドにおける干渉の発生を回避可能とする。
第3実施形態に係る通信装置は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で前記チャネルの使用状況を観測し、前記チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する制御部を備える。前記制御部は、他の通信装置から送信される無線信号に基づいて前記他の通信装置との同期ずれ量を検出し、前記同期ずれ量に応じて前記観測期間の開始タイミングを変更する制御部を備える。
第3実施形態において、前記制御部は、前記同期ずれ量が、前記観測期間の時間長に応じて定められる閾値以下であると判断した場合に、前記観測期間の開始タイミングを変更する。
第3実施形態において、前記制御部は、前記同期ずれ量が前記閾値以下であり、かつ、前記他の通信装置の基準時間よりも自通信装置の基準時間が進んでいると判断した場合に、前記観測期間の開始タイミングを所定時間だけ早める。
第3実施形態において、前記所定時間の時間長は、前記観測期間の時間長以上である。
第3実施形態において、前記観測期間内で前記チャネルの使用状況を観測した結果、前記チャネルが空きチャネルであることが確認された場合、前記制御部は、前記観測期間の終了タイミングから無線信号の送信開始タイミングまでの間に、予約信号を送信する。
第3実施形態において、前記制御部は、前記同期ずれ量が前記閾値以下であり、かつ、前記他の通信装置の基準時間よりも自通信装置の基準時間が遅れていると判断した場合に、前記観測期間の開始タイミングを所定時間だけ遅らせる。
第3実施形態において、前記所定時間の時間長は、前記観測期間の時間長以上である。
第3実施形態において、前記制御部は、前記同期ずれ量がゼロであると判断した場合、又は、前記他の通信装置の基準時間よりも自通信装置の基準時間が進んでいるか又は遅れているかの判断が不能である場合に、前記観測期間の開始タイミングをランダムに変更する。
第3実施形態において、自通信装置が一のオペレータに属する基地局であり、かつ、前記他の通信装置が他のオペレータに属する基地局である。
第3実施形態に係る通信制御方法は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で前記チャネルの使用状況を観測し、前記チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する通信装置における方法である。前記通信制御方法は、他の通信装置から送信される無線信号に基づいて前記他の通信装置との同期ずれ量を検出するステップと、前記同期ずれ量に応じて前記観測期間の開始タイミングを変更するステップと、を含む。
以下において、第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
(アンライセンスドバンド)
第3実施形態に係るLTEシステムは、オペレータに免許が付与されたライセンスドバンドだけではなく、免許が不要なアンライセンスドバンドもLTE通信に使用する。具体的には、ライセンスドバンドの補助によりアンライセンスドバンドにアクセス可能とする。このような仕組みは、licensed−assisted access(LAA)と称される。
図10は、LAAを説明するための図である。図10に示すように、eNB200は、ライセンスドバンドで運用されるセル#1と、アンライセンスドバンドで運用されるセル#2と、を管理している。図10において、セル#1がマクロセルであり、セル#2が小セルである一例を図示しているが、セルサイズはこれに限定されない。
UE100は、セル#1及びセル#2の重複エリアに位置する。UE100は、セル#1をプライマリセル(PCell)として設定しつつ、セル#2をセカンダリセル(SCell)として設定し、キャリアアグリゲーション(CA)による通信を行う。
図10の例では、UE100は、上りリンク通信及び下りリンク通信をセル#1と行い、上りリンク通信及び下りリンク通信をセル#2と行う。このようなキャリアアグリゲーションにより、UE100には、ライセンスドバンドの無線リソースに加えて、アンライセンスドバンドの無線リソースが提供されるため、スループットを向上させることができる。
(LBT)
アンライセンスドバンドにおいては、LTEシステムとは異なる他システム(無線LAN等)又は他オペレータのLTEシステムとの干渉を回避するために、listen−before−talk(LBT)手順が要求される。LBT手順は、アンライセンスドバンドのチャネル(キャリア)が空いているか否かを受信電力(干渉電力)に基づいて確認し、空きチャネル(clear channel)であることが確認された場合に限り当該チャネルを使用する手順である。
第3実施形態において、eNB200は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号(制御信号又はデータ)を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で当該チャネルの使用状況を観測し、当該チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する。以下において、観測期間を「LBT期間」と称する。
図11は、第3実施形態に係るLBTを説明するための図である。第3実施形態において、LBTの一方式であるFBE(Frame Based Equipment)を主として説明する。FBEは、需要主導型(demand−driven)ではなく、タイミングが固定された方式である。これに対し、LBTの他方式であるLBE(Load Based Equipment)は、タイミングが固定されておらず、需要主導型(demand−driven)の方式である。
図11に示すように、eNB200は、サブフレームの直前のLBT期間内で、アンライセンスドバンドのチャネルの使用状況を観測する。LBT期間は、例えば20[μs]以上である。具体的には、eNB200は、LBT期間内で所定量以上の受信電力(干渉電力)を検知した場合に、当該チャネルが使用中であると判断し、次の固定フレーム期間についてLBTを行うまで待ち状態になる。
これに対し、LBT期間内で所定量以上の受信電力(干渉電力)を検知しない場合、eNB200は、当該チャネルが空き(clear)であると判断し、所定の期間(チャネル占有時間)だけ当該チャネルを使用して送信を行う。チャネル占有時間は、例えば1[ms]乃至10[ms]の範囲内である。チャネル占有時間の経過後のアイドル期間内で、eNB200は送信を行わない。アイドル期間は、例えばチャネル占有時間の5%よりも長い期間である。そして、eNB200は、次の固定フレーム期間についてLBTを行う。
このように、FBE方式において、eNB200は、固定フレーム期間ごとにLBTを行う。
(ユーザ端末)
以下において、第3実施形態に係るUE100(ユーザ端末)について説明する。図12は、UE100のブロック図である。図12に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。受信部110は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第1の受信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第2の受信機と、を含んでもよい。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。送信部120は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第1の送信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第2の送信機と、を含んでもよい。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
(基地局)
以下において、eNB200(基地局)の構成について説明する。図13は、eNB200のブロック図である。図13に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。送信部210は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第1の送信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を送信する第2の送信機と、を含んでもよい。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。受信部220は、ライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第1の受信機と、アンライセンスドバンドにおいて無線信号を受信する第2の受信機と、を含んでもよい。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に使用される。
このように構成されたeNB200の動作の概要について説明する。eNB200において、制御部230は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有するLBT期間内で当該チャネルの使用状況を観測し、当該チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する。
制御部230は、他のeNB200から送信される無線信号に基づいて他のeNB200との同期ずれ量を検出し、同期ずれ量に応じてLBT期間の開始タイミングを変更する。第3実施形態において、自eNB200が一のオペレータに属し、かつ、他のeNB200が他のオペレータに属する。
他のeNB200から送信される無線信号とは、ビーコン信号、DRS(Discovery Reference Signal)、又は同期信号などである。これらの信号には、送信元セルを識別する情報が含まれる。これらの信号には、送信元セルが属するオペレータを識別する情報が含まれてもよい。また、これらの信号には、当該他のeNB200におけるLBT設定パラメータ(例えばLBT期間の時間長)が含まれていてもよい。さらに、これらの信号には、当該信号の送信電力を示す情報が含まれていてもよい。或いは、当該信号の送信電力は予め規定されていてもよい。
制御部230は、同期ずれ量が、LBT期間の時間長(例えば20[μs])に応じて定められる閾値以下である場合に、LBT期間の開始タイミングを変更する。以下において、当該閾値がLBT期間の時間長と同じ値である場合を例示する。但し、自eNB200のLBT期間と他のeNB200のLBT期間との重複(以下、「LBT重複時間」と称する)が短い場合には、当該重複を許容し得る。このため、閾値は、LBT期間の時間長(例えば20[μs])よりも小さい値としてもよい。
第3実施形態において、制御部230は、自eNB200のLBT期間及び他のeNB200のLBT期間が少なくとも一部重複すると判断した場合に、自eNB200のLBT期間の開始タイミングを変更する。具体的には、制御部230は、自eNB200のLBT期間及び他のeNB200のLBT期間が少なくとも一部重複すると判断した場合に、自eNB200のLBT期間及び他のeNB200のLBT期間が重複しないように、自eNB200のLBT期間の開始タイミングを変更する。
図14は、第3実施形態に係るeNB200の動作例1を示す図である。以下において、自eNB200をeNB200Aと表記し、他オペレータの他eNB200をeNB200Bと表記する。
図14(a)及び(b)に示すように、eNB200AとeNB200Bとの間の同期ずれ量がLBT期間の時間長以下であり、かつ、eNB200Bのサブフレーム先頭(基準時間)よりもeNB200Aのサブフレーム先頭(基準時間)が進んでいる。eNB200Bのサブフレーム先頭(基準時間)は、他のeNB200から送信される無線信号から特定することができる。なお、他のeNB200から送信される無線信号の送信電力を把握している場合、eNB200Aの制御部230は、当該無線信号の送信電力及び受信電力に基づいて伝搬損失(パスロス)を算出することにより、eNB200Bとの間の伝搬遅延を導出してもよい。そして、当該伝搬遅延も考慮してeNB200Bのサブフレーム先頭(基準時間)を推定してもよい。但し、伝搬遅延を導出する処理は必須ではなく、当該処理を行わなくてもよい。
図14(a)及び(b)に示す状況下で、図14(c)に示すように、eNB200Aの制御部230は、eNB200AのLBT期間の開始タイミングを所定時間だけ早める。当該所定時間は、LBT期間の時間長以上である。或いは、eNB200BがeNB200BのLBT期間の開始タイミングを遅らせることを想定すると、当該所定時間は、LBT期間の時間長の半分以上としてもよい。或いは、短いLBT重複時間を許容する場合、当該所定時間は、LBT期間の時間長未満であってもよい。
図14(c)に示す例において、eNB200AのLBT期間は、図14(a)に示す本来のLBT期間に比べて、1LBT期間分だけ前に設定されている。ここで、「1LBT期間」は、予め定められた時間長(例えば20[μs])である。或いは、eNB200AがeNB200BのLBT設定パラメータを取得している場合、「1LBT期間」は、eNB200Bに設定されているLBT期間の時間長であってもよい。
図14(c)に示すように、eNB200Aの制御部230は、LBT期間内でチャネルの使用状況を観測した結果、当該チャネルが空きチャネルであることが確認された場合に、LBT期間の終了タイミングから無線信号(制御信号又はデータ)の送信開始タイミング(すなわち、サブフレーム先頭)までの間に、予約信号(reservation signal)を送信する。「reservation signal」は、当該チャネルが空きチャネルであると他装置に判断されないために送信する信号であって、制御信号又はデータとは異なる信号(ダミー信号)である。
図15は、第3実施形態に係るeNB200の動作例2を示す図である。なお、動作例1と同様の動作については説明を省略する。
図15(a)及び(b)に示すように、eNB200AとeNB200Bとの間の同期ずれ量がLBT期間の時間長以下であり、かつ、eNB200Bのサブフレーム先頭(基準時間)よりもeNB200Aのサブフレーム先頭(基準時間)が遅れている。
この場合、図15(c)に示すように、eNB200Aの制御部230は、eNB200AのLBT期間の開始タイミングを所定時間だけ遅らせる。当該所定時間は、LBT期間の時間長以上である。或いは、eNB200Bが自身のLBT期間の開始タイミングを早めることを想定すると、当該所定時間は、LBT期間の時間長の半分以上としてもよい。或いは、短いLBT重複時間を許容する場合、当該所定時間は、LBT期間の時間長未満であってもよい。
図15(c)に示す例において、eNB200AのLBT期間は、図15(a)に示す本来のLBT期間に比べて、1LBT期間分だけ後に設定されている。eNB200AのLBT期間は、eNB200Aのサブフレーム先頭から開始される。
なお、eNB200BとeNB200Bとが完全に同期している、すなわち、同期ずれ量がゼロであることも想定される。この場合、eNB200Aの制御部230は、LBT期間の開始タイミングをランダムに変更(乱数に基づいて変更)する。例えば、LBT期間の開始タイミングを早める(図14参照)か、又はLBT期間の開始タイミングを遅らせる(図15参照)かを、ランダムに選択する。また、どの程度の時間だけLBT期間の開始タイミングを早める又は遅らせるかをランダムに選択してもよい。
(動作フロー)
図16は、第3実施形態に係るeNB200(eNB200A)の動作フロー図である。本フローは、eNB200AとeNB200Bとの間の同期ずれ量(ΔT)が閾値(例えばLBT期間の時間長)以下であることを前提としている。ここで、「ΔT」とは、「eNB200Bの同期タイミング」−「eNB200Aの同期タイミング」である。「ΔT>0」の場合、eNB200AがeNB200Bよりも進んでいる。一方、「ΔT<0」の場合、eNB200AがeNB200Bよりも遅れている。
図16に示すように、eNB200Bのサブフレーム先頭よりもeNB200Aのサブフレーム先頭が進んでいると判断した場合(ステップS101:Yes)、ステップS102において、eNB200Aは、自身のLBT期間の開始タイミングを所定時間(例えば1LBT時間)だけ早める。
eNB200Bのサブフレーム先頭よりもeNB200Aのサブフレーム先頭が遅れていると判断した場合(ステップS101:No、ステップS103:Yes)、ステップS104において、eNB200Aは、自身のLBT期間の開始タイミングを所定時間(例えば1LBT時間)だけ遅らせる。
eNB200Bのサブフレーム先頭とeNB200Aのサブフレーム先頭とが揃っていると判断した場合(ステップS101:No、ステップS103:No)、ステップS105において、eNB200Aは、自身のLBT期間の開始タイミングをランダムに変更する。
(第3実施形態のまとめ)
第3実施形態によれば、eNB200Aは、自身のLBT期間とeNB200BにおけるLBT期間とが少なくとも一部重複すると判断した場合に、自身のLBT期間及びeNB200BのLBT期間が重複しないように、自身のLBT期間の開始タイミングを変更する。よって、eNB200A及びeNB200Bが同一のチャネルで略同時に無線信号を送信することにより発生する干渉を回避可能となる。
[第3実施形態の変更例]
上述した第3実施形態において、アンライセンスドバンドのセルが小セルであり、eNB200AとeNB200Bとの間の伝搬遅延が無視できる程度に小さいことを主として想定していた。
本変更例においては、eNB200AとeNB200Bとの間の伝搬遅延が不明であることを前提として、伝搬遅延の存在を考慮した動作を行う。図17は、本変更例に係るeNB200(eNB200A)の動作フロー図である。本フローは、eNB200AとeNB200Bとの間の同期ずれ量(ΔT)が閾値(例えばLBT期間の時間長)以下であることを前提としている。図17に示すように、eNB200Bのサブフレーム先頭よりもeNB200Aのサブフレーム先頭が進んでいるか否かの判断(ステップS201)が、上述した第3実施形態のフロー(図16参照)とは異なる。具体的には、eNB200Aは、同期ずれ量(ΔT)が所定の閾値(Tth0)よりも大きい場合(ステップS201:Yes)に限り、eNB200Bのサブフレーム先頭よりもeNB200Aのサブフレーム先頭が進んでいると判断する。その他のステップ(ステップS202乃至S205)については、上述した第3実施形態のフローと同様である。ここで、Tth0は、サイクリックプリフィックス(CP)長に基づく値(例えばCP長×α)であってもよい。
上述したように、eNB200Aは、eNB200Bから受信する無線信号に基づいてeNB200Bの同期タイミング(基準時間)を特定する。ここで、eNB200Aが受信した無線信号は伝搬遅延の影響を受けている。このため、eNB200Aの同期タイミングと受信した無線信号の同期タイミングとが等しい場合、実際にはeNB200Aの同期タイミングがeNB200Bの同期タイミングよりも遅れていることは明らかである。
他方、進んでいる場合について考えると、伝搬遅延が分かっているとした場合、eNB200Aの同期タイミングがeNB200Bの同期タイミング(受信時間−伝搬遅延)よりも進んでいる場合、進んでいると言える。しかしながら、伝搬遅延時間が不明である場合、想定される伝搬遅延時間に相当する閾値(Tth0)を設定する必要がある。よって、eNB200Aは、同期ずれ量(ΔT)が閾値(Tth0)よりも大きい場合に限り、eNB200Bのサブフレーム先頭(同期タイミング)よりもeNB200Aのサブフレーム先頭(同期タイミング)が進んでいると判断する。
なお、本変更例において、eNB200Aは、同期ずれ量(ΔT)がゼロ以上、かつ、閾値(Tth0)以下である場合、自身のLBT期間の開始タイミングをランダムに変更することになる(ステップS205)。換言すると、eNB200Aは、自身の同期タイミングよりもeNB200Bの同期タイミングが進んでいるか遅れているかの判断が不能である場合、自身のLBT期間の開始タイミングをランダムに変更する。
[その他の変更例]
上述した第3実施形態においては、eNB200A及びeNB200Bが近接して設置されることを想定していた。しかしながら、eNB200A及びeNB200Bが近接して設置されず、問題となるレベルの干渉が生じないのであれば、上述した第3実施形態に係る動作を行わなくてもよい。eNB200Aは、eNB200Bからの無線信号の受信電力が閾値以上である場合に限り、上述した第3実施形態に係る動作を行ってもよい。
上述した第3実施形態において、開始タイミングを基準とする一例を説明したが、終了タイミングを基準にしてもよい。
上述した第3実施形態において、本発明を下りリンクに適用する一例を主として説明した。しかしながら、本発明は下りリンクに限定されず、本発明を上りリンクに適用してもよい。この場合、本発明に係る通信装置としてユーザ端末を使用することができる。
上述した第3実施形態において、セル#1(ライセンスドバンド)及びセル#2(アンライセンスドバンド)を同一のeNB200が管理している一例を説明した。しかしながら、セル#1(ライセンスドバンド)及びセル#2(アンライセンスドバンド)を異なるeNB200が管理する場合にも本発明を適用可能である。
上述した第3実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[第4実施形態]
(第4実施形態の概要)
第4実施形態に係る基地局は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で送信データを送信する処理を実行する制御部を備える。前記制御部は、前記送信データを送信する前に、チャネルを予約するための予約信号として所定データを送信する処理を実行する。前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含む。
第4実施形態において、前記所定データは、前記送信データの先頭から所定シンボル数までのデータである。
第4実施形態において、前記所定データは、前記送信データの最後から所定シンボル数までのデータである。
第4実施形態において、前記制御部は、前記所定データの配列順を所定の配列順に変更する。前記所定の配列順は、前記送信データの配列順とは逆の順番、又は、ランダムな順番である。
第4実施形態に係るユーザ端末は、基地局から、予約信号で運ばれた所定データと、該所定データの後に配された、PDSCHで運ばれた送信データとを受信する処理と、所定の復号処理と、を実行する制御部を備える。前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含む。前記所定の復号処理は、前記所定データを前記送信データの冗長データとして合成する処理を含む。
第4実施形態に係るユーザ端末は、RRM(Radio Resource Management)測定処理と、複数セル分の測定結果をオペレータIDとともに、基地局に報告する報告処理と、を実行する制御部を備える。前記測定結果は、RSRP(Reference Signal Received Power)及び/又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)と、RSSI(Received Signal Strength Indicator)と、を含む。
第4実施形態において、前記制御部は、前記報告処理を周期的に実行する。
第4実施形態において、前記制御部は、周期的な報告処理のタイミングにおいて、それまでにRRM測定処理が複数回実行されていた場合には、複数回分の測定結果を前記基地局に報告する。
第4実施形態において、前記制御部は、前記RSRPが所定値以上である場合に、前記報告処理を実行する。
第4実施形態において、前記制御部は、前記報告処理において、前記RSRPが大きいセルに関する前記測定結果から順に報告する処理を実行する。
第4実施形態において、前記制御部は、前記基地局から、前記報告処理のための周期に関する情報を取得する処理を実行する。
第4実施形態において、前記制御部は、前記基地局から、前記所定値に関する情報を取得する処理を実行する。
以下において、第4実施形態について、第1実施形態乃至第3実施形態との相違点を主として説明する。
(第4実施形態に係る予約信号)
第4実施形態に係る予約信号について説明する。
ステップ1:eNB200は、PDSCHで送信する送信データ(以下、「PDSCHデータ」と称する)から所定データを生成する。所定データは、ダミーデータと称されてもよいし、冗長データと称されてもよい。eNB200は、例えば、図25に示すように、PDSCHデータの一部をコピーし、当該コピーを所定データとする。所定データは、PDSCHデータの一部のシンボル区間のデータである。一部のシンボル区間は、PDSCHデータの先頭から所定シンボル数(例えば、1シンボル又は2シンボル)までの区間である。或いは、一部のシンボル区間は、PDSCHデータの最後から所定シンボル数(例えば、1シンボル又は2シンボル)までの区間であってもよい。eNB200は、PDSCHデータの一部のシンボル区間のデータ(以下、「一部のPDSCHデータ」と称する)の配列順を所定の配列順に変更し、配列順を変更した一部のPDSCHデータを所定データとして生成してもよい。所定の配列順は、一部のPDSCHデータの配列順とは逆の順番、又は、ランダムな順番である。所定の配列順は、eNB200からUE100に通知されてもよいし、システム仕様で事前定義されていてもよい。
ステップ2:eNB200は、チャネルを予約するための予約信号として所定データを送信する。UE100は、予約信号(所定データ)を受信する。UE100は、受信した予約信号(所定データ)を記憶する。なお、eNB200は、図25に示すように、予約信号(所定データ)を送信した後、初期信号を送信してもよい。
ステップ3:eNB200は、PDSCHデータを送信する。UE100は、PDSCHデータを受信する。UE100は、PDSCHデータの復号処理において、記憶している予約信号(所定データ)をPDSCHデータと合成する。このように、UE100は、予約信号(所定データ)を利用して復号処理を行うことにより、PDSCHデータの受信特性を改善することができる。
(第4実施形態に係る測定報告)
第4実施形態に係る測定報告について説明する。なお、第1実施形態に係る動作を第4実施形態に係る測定報告に組み合わせてもよい。
UE100は、測定(RRM測定)を行い、測定結果を含む測定報告をeNB200に送信する。UE100は、通常のRRM測定結果に加えて、アンライセンスドバンド(LAAキャリア)での検出セルID及び信号電力を報告する(図23及び表1参照)。通常のRRM測定結果は、RSRP及び/又はRSRQを含む。第4実施形態において、UE100は、アンライセンスドバンドで検出したオペレータIDを測定報告に含める。また、UE100は、アンライセンスドバンドでのRSSIを測定報告に含める。ここで、セル単位で得られるRSRP及び/又はRSRQとは異なり、RSSIは、所定の周波数単位で得られる測定値である。所定の周波数とは、例えば周波数帯又はコンポーネントキャリア(CC)である。
UE100は、報告処理を周期的に実行する。UE100は、周期的な報告処理のタイミングにおいて、それまでにRRM測定処理が複数回実行されていた場合には、複数回分の測定結果を含む1つの測定報告をeNB200に送信してもよい。eNB200は報告周期をUE100に設定し、UE100は、設定された報告周期に従って報告処理を実行してもよい。
或いは、UE100は、所定のイベントの発生をトリガーとして報告処理を実行してもよい。例えば、UE100は、RSRPが所定値(閾値)以上である場合に、報告処理を実行する。eNB200はトリガーイベント及び閾値をUE100に設定し、UE100は、設定されたトリガーイベント及び閾値に従って報告処理を実行してもよい。
[第5実施形態]
(第5実施形態の概要)
第5実施形態に係る基地局は、アンライセンスドバンドにおいて、初期信号の送信前に空きチャネルの有無を確認する制御部を備える。前記制御部は、前記確認の完了後であって前記初期信号の送信開始が可能なシンボルが開始するまでの間、予約信号を送信する。前記予約信号は、サイクリックプレフィックスとして使用可能である。
第5実施形態において、前記予約信号が一定長以上の場合、前記予約信号は、前記サイクリックプレフィックスとして使用されると共に、他の信号を送信するために使用される。
第5実施形態において、前記他の信号は、ランダム信号である。
第5実施形態において、前記一定長とは、1OFDMシンボル長からサイクリックプレフィックス長を引いた長さである有効OFDMシンボル長から前記サイクリックプレフィックス長を引いた長さ以下の長さである。
以下において、第5実施形態について、第1実施形態乃至第4実施形態との相違点を主として説明する。
(第5実施形態に係る動作)
図18に示すように、eNB200は、CCA(LBT)に成功した後、下りリンク送信を開始する。図18において、eNB200が、サブフレーム#nの先頭シンボル区間#1の途中でCCAに成功した一例を示している。この場合、eNB200は、予約信号(Reservation Signal)、初期信号(Initial Signal)、制御信号(PDCCH)、及びデータ(PDSCH)の順に送信を行う。
予約信号(Reservation Signal)は、CCA完了がシンボル区間(#1)の途中である場合に、対象チャネルに他装置が割り込まないように、初期信号の送信開始が可能なシンボル区間の開始時点(次のシンボル区間(#2)の開始時点)まで対象チャネルを占有するための信号である。
eNB200は、予約信号を、初期信号のサイクリックプリフィックス(CP)(又はCPを延長したもの)として使用する。言い換えると、eNB200は、予約信号の期間(CCA完了から次のシンボル区間(#2)の開始時点までの間)に、CPを延長したものを挿入する。なお、CPを延長したものとは、例えば、次のOFDMシンボル(初期信号が送信可能なOFDMシンボル)内のCPを時間軸上で手前に延長したものと同じもの(複製したもの)である。
一方で、eNB200は、一定長(一定時間長)以上、予約信号をCPとして使用すると、OFDM信号(有効OFDMシンボル)が2周期分入ることになり、タイミング抽出の誤りが発生する怖れがある。一定長(一定時間長)とは、有効OFDMシンボル長(1OFDMシンボル長からCP長を引いた長さ)からCP長を引いた長さ以下の長さである。
そこで、eNB200は、予約信号(CCA完了から次シンボル区間の開始地点までの間)が一定長以上となる場合は、予約信号をCPとして使用するだけでなくランダム信号の送信に使用する。具体的には、eNB200は、予約信号において、CPとして使用する領域以外の時間領域をランダム信号の送信に使用する。また、予約信号内におけるランダム信号とCPとの位置関係は、例えば、時間軸上において、ランダム信号の送信が前に位置し、CPがその後に位置する(CPが次シンボル開始時点の直前に位置し、その前にランダム信号が位置する)。
ランダム信号は、加法性ホワイトガウスノイズ (AWGN:additive white Gaussian noise)のような、次のOFDMシンボルに対して無相関な信号であればよい。また、ランダム信号は、1OFDMシンボル分生成したものの一部を使用してもよい。具体的には、eNB200は、1OFDMシンボル内のRE(Resource Element)全てに対して、振幅が(−1、1)及び位相が(180、−180)の一様ランダム信号をマッピングする。そして、eNB200は、そのマッピングした信号を時間領域に変更し、そのマッピングした信号のうち必要な時間領域だけ(予約信号のうちのCPとして利用する時間領域以外の時間領域)を利用する。ここでは、ランダム信号を例として挙げたが、ランダム信号以外の信号を使用してもよい。
なお、ここでは、初期信号の送信が次のシンボル区間(#2)において開始される場合を例に挙げているが、これに限られず、例えば、シンボル区間(♯1)とは離れたシンボル区間(♯n)において初期信号の送信が開始されてもよい(n≧3)。その場合には、予約信号の長さが1OFDMシンボル長以上となり、eNB200は、予約信号をCPとして使用することに代えて、予約信号が位置するサブフレームの冗長信号の送信として使用してもよいし、又は参照信号の送信として使用してもよい。
以下において、第1実施形態乃至第5実施形態の補足事項について説明する。
[付記1]
(1. はじめに)
同じチャネルを共有するアクセスポイントが多いほど、システムのスループット性能が低下することがよく知られている。Wi-Fi及びLAAサービス間の公正な共存のためには、Listen-before-talk(クリアチャネルアセスメント)や制限された送信期間によるキャリア上での不連続送信などの無線LANと同様の仕組みをLAAオペレーションのために導入すべきであることが提案される。よって、LAAセルがアクセスポイントと同じバンドを共有する限りは、スループット性能の低下は避けられないと想定される。
一方、異なるオペレータのLAAサービス間の協調メカニズムを研究する価値がある。協調メカニズムは、複数のオペレータのLAAサービス間のチャネル選択及びチャネル共有からなる。この協調は、より良い干渉管理につながる可能性がある。本付記では、複数のLAAサービス間の緊密な協調メカニズム、特に、LTEビーコン、LTEヘッダ、及び新しいUE測定報告を提示する。
(2. LTEビーコンの可能な機能)
LAAセルは、動作のために最も負荷の低いチャネルを(再)選択することが好ましい。この目的を達成するためには、LAAセルがアンライセンスドバンドの無線環境を認識しているべきである。アンライセンスドスペクトルの使用情報は、この情報をブロードキャストすることにより隣接するノードと共有されることを提案する。このブロードキャスト情報は、「LTEビーコン」により配信される。隣接するLAAサービスは、隣接LTEビーコンを検出し、その情報を使用してチャネルを選択し、自身のLAAパラメータを適切に設定することができる。上記の情報を受信した後、隣接eNBも同様に、自身のビーコンをブロードキャストすることができる。LTEビーコンの候補の内容の1つは、アンライセンスドスペクトルのトラフィック負荷情報、LBT失敗の数、又は使用チャネル数である。
また、LTEビーコンは、1つのアンライセンスドスペクトルのCCを複数のLAAサービスにより共有するためにも使用することができる。異なるオペレータのLAAセルが時分割で同じチャネルを共有すると仮定することができる。アンライセンスドスペクトルの同期信号及び/又は参照信号の構成は、提案するLTEビーコンに設けられ、これにより密接な協調がもたらされる。LTEビーコンの送信タイミングの検討が必要とされる。我々の見解では、同期信号が送信されるのと同じサブフレームで送信されるべきである。これは、PSS/SSSと共に同じサブフレームに配置されているブロードキャストチャネル(PBCH)の概念に非常に似ている。LTEビーコンの例が図19に示されている。全ての同期信号の送信と共にLTEビーコンが送信されるべきかについては更なる検討が必要である。
提案1:アンライセンスドスペクトル使用情報は、LTEビーコンにより他のオペレータにブロードキャストされるべきである。
(3. LTEヘッダの可能な機能)
この章では、LAAセルのリソース割り当て情報の共有がアンライセンスドスペクトルの更なる効率的な利用をもたらすことを検討する。例えば、LAAセルが他のLAAセルのデータ送信期間を認識している場合、そのeNBは、その期間中にLBTを中断することができる。よって、アンライセンスドスペクトルについてのある程度のリソース割り当て情報も同様にブロードキャストすべきかRAN1で検討すべきであることを提案する。この情報は、「LTEヘッダ」で搬送され、データバーストの先頭にあるヘッダにおいて送信されるべきである。これは、LTEヘッダが現在のRel-8のPDCCHと同様の機能を有すると仮定するものである。このヘッダは、送信するeNBによるリソース使用情報を取得するために、隣接するLAAセルによって読み取ることができる。どのようにLAAヘッダが配置されるかの例を図20に示す。また、図20は、提案するLAA syncも示している。LAAヘッダの位置については更なる検討が必要である。
提案2:アンライセンスドスペクトルのある程度のリソース割り当て情報がヘッダ信号中でブロードキャストされるべきかをRAN1は検討すべきである。
(4. UE測定の強化)
チャネル選択手順/スキームを設計する際に、隠れ端末問題を考慮しなければならないかをRAN1は検討すべきである。隠れ端末問題に対処するために、新たなUE測定報告メカニズムを導入することを提案する。測定報告において、UEは、現在のRRM測定結果に加えて、アンライセンスドバンドでの検出セルID及び信号電力を報告する。我々の見解では、UEは、(他のオペレータのLAAを含む)非サービングセルのDRSを検出し、それ自体でDRS RSRPを計算することができる。UEからこの報告を受けたeNBは、隠れ端末問題を軽減するために必要な適切な行動を取ることができる。
提案3:新しいUE測定報告メカニズムは、UEが検出した非サービングLAAセルの情報を報告することを可能に導入されるべきである。
加えて、同一のPCIが複数のオペレータによって使用される場合に潜在的な問題がある。同じPCIが、隣接するセルに割り当てられるべきではない。1つのオペレータのネットワーク内では、セル計画やSON機能によってそれを達成することができる。同じPCIが第1のオペレータの近傍に位置する他のオペレータによって使用されている場合、問題が残る。我々の見解では、UE支援又はeNBベースのアンライセンスドスペクトルでのPCI衝突回避メカニズムが導入されるべきである。
提案4:アンライセンスドスペクトル内のPCI衝突回避メカニズムが導入されるべきである。
[付記2]
(1. はじめに)
RAN1はLAAのための単一の包括的な解決策を決定することが要求される。よって、それぞれの国や地域の規制を満たす1つの統合LAA解決策を検討すべきである。アンライセンスドスペクトルの規制は、それぞれの国や地域で異なるので、最も厳しい国や地域の規則を使用してシステムを設計することが望ましい。本付記では、シミュレーション結果に基づいてLAAのフレーム構造を議論する。
(2. LAAでのLBTの必要性)
RAN1は、いくつかの地域/バンドのための規制要件を満たすために、Listen-before-talk(クリアチャネルアセスメント)及び制限された最大送信期間を持つキャリアでの不連続送信を導入することに合意した。結果として、Listen-before-talk(LBT)を使用して、「バースト性」の送信は、アンライセンスドスペクトル内のノードによって送信され、特定の国/地域で展開される。単一の包括的な解決策が期待されているので、我々は、最も厳しい条件、すなわち、日本の規制を満たす4ミリ秒の最大送信バーストの持続時間に制限することを提案する。代替として、設定可能なバースト持続時間も考えられる。しかし、ヨーロッパの規制によれば、連続するバースト間の最小ギャップ長は、バースト長に依存する。設定可能なバースト長及びバースト長に関連するギャップの両方を満たすためにフレーム設計が複雑になり得る。我々は単一のバースト長を持つシンプルな解決策が好ましいと考える。また、固定バースト長ベースのフレーム構造は、標準化作業の負担を減少させるのに役立つ。
このフレーム構造は、ヨーロッパ及び日本のためにのみ必要とされるが、我々はLBT及び不連続送信がLAAオペレーションのための必須機能であるべきであることを提案する。これらの機能は、Wi-Fiなどの他の技術と公正な共存を実現するのにも有益である。我々は上記の仮定に基づいて予備評価を行ない、LBTの有効性を示した。LBTがLTEに適用されない場合、WLANのスループットが大きく低下することが示されている。
提案1:LBT及び不連続送信は、LAAオペレーションのための必須機能とすべきである。
提案2:送信バーストの最大送信時間は4ミリ秒とすべきである。
(3. フレーム構造の分析)
この章では、提案するフレーム構造の解析について説明する。我々の見解は、規制要件を満たすためにLAAのPHY設計のための最小限の変更で、既存のLTEのRel-12のPHY設計を可能な限り再利用することである。RAN1は、DL LAAの設計がCAによって集約されるサービングセルにわたるRel-12 CAのタイミング関係に従ってサブフレームの境界整列を想定するべきである。LBTの位置は、上記の制約を考慮して設計すべきである。最も簡単な方法は、1のLTEバースト(図21)として4つの連続サブフレームを持つことであると考える。この設計では、各LTEバーストに1つのアイドルサブフレームとし、次のLTEバースト送信直前に発生したアイドルサブフレームの最後のシンボルの間にLBTが発生すると想定する。
上記のアプローチは、FBEと呼ばれている。我々は、FBEが、大幅な変更なくWi-Fiと共存することができると考える。LBEは、送信期間を調整する柔軟性を有し、FBEのアプローチと比較して優れたLAAの性能を提供し得ると考える。しかし、LBEは予約チャネルを必要とし、長い予約チャネルはリソースの浪費を引き起こす可能性がある。また、Wi-Fi共存のために指数ランダムバックオフが必要とされるであろう。さらに、FBEの実装及び標準化への影響は、LBEよりもはるかに小さい。
UL LAAにおいて、UEは、UL送信の前にLBTを実行すべきである場合、FBEはLBEよりも優れている。eNBがLAA内でも既存のULスケジューリングと同様にUL送信を制御することが期待される。その場合、UEは、付与されたリソースの前に、すなわち、割り当てられていないリソースで予約信号を送信することは許容されない。ULがFBEである場合にDLがLBEであることが許容されるかは疑問である。少なくとも今、UL LAAがサポートされる場合、FBEは、DL及びULの両方のベースラインであるべきと考える。よって、DL LAAのためにLBE及びFBEの両方を検討すべきである。
提案3:LBE及びFBEの両方がDL LAAのために検討されるべきである。
我々のシミュレーションでは、LTEと同じフレーム構造を採用した。シミュレーションに示すように、この設計は、Wi-Fiや他のLAAサービスと公正な共存を実現することができる。よって、我々はこの設計はFBEのためのLAAフレーム構造のベースラインであるべきであると提案している。
提案4:Wi-Fiと他のLAAサービスとの公正な共存を実現するために、RAN1は、以下のLTEバースト設計がFBEのためのLAAフレーム構造のベースラインであることに同意すべきである。
- 1のLTEバーストとして、4つの連続サブフレームを持っている。
- 各LTEバーストのための1つのアイドルのサブフレーム。
- LBTは、次のLTEバースト送信直前に発生したアイドルサブフレームの最後のシンボルの間に発生する。
(4. 潜在的な問題)
オリジナルのFBEにおいて、LBTのタイミングは固定されている。図22に示すように、オペレータAとオペレータB、Cとのタイミング差が小さい場合で、全てのオペレータのLBTが互いに非常に近くで発生した場合、衝突の可能性がある。よって、これらの衝突を回避する解決策が必要である。いくつかの解決策があり、それらの1つは、他のオペレータのタイミングを検出し、小さい予約信号(small reservation signal)を使用してLBTのタイミングを調整することである。
提案5:RAN1は、LBTが互いに非常に近くで発生した場合、隣接セル送信間の衝突を回避することを検討すべきである。
[付記3]
(1. はじめに)
チャネル選択は、LAAオペレーションの中で最も重要な特徴の1つである。また隠れ端末問題は、チャネル選択手順/スキームを設計する際に検討する価値がある。本付記では、我々はより良いパフォーマンスを達成するために、チャネル選択のためのUE測定の強化を提案する。
(2. チャネル選択のためのUE測定報告の強化)
隠れ端末問題に対処するために、UE測定報告メカニズムを提案する。測定報告において、UEは、現在のRRM測定結果に加えて、アンライセンスドバンドでの検出セルID及び信号電力を報告する。我々の見解では、UEは、(他のオペレータのLAAを含む)非サービングセルのDRSを検出することができ、それ自体でDRS RSRPを計算する。UEからこの報告を受けたeNBは、隠れ端末問題を軽減するために必要な適切な処置を取ることができる。図23及び表1は、提案するUEの測定報告の一例である。表1において、UE1は、サービングセルに対して、オペレータBがCC1で動作しており、オペレータCがCC2で動作していることを示す報告をすることができる。その結果、サービングeNBは、UEをサーブするためにCC3又はCC4を選択し得る。
Figure 2018137756
提案1:UEが検出した非サービングLAAセルの情報をUEが報告することを可能とする新しいUE測定報告メカニズムが導入されるべきである。
加えて、同一のPCIが複数のオペレータによって使用される場合に潜在的な問題がある。同じPCIが隣接セルに割り当てられるべきではない。1つのオペレータのネットワーク内では、セル計画やSON機能によって達成することができる。同じPCIが第1のオペレータの近傍に位置する他のオペレータによって使用されている場合、問題が残る。我々の見解では、UE支援又はeNBベースのアンライセンスドスペクトル内のPCI衝突回避メカニズムを導入すべきである。
提案2:アンライセンスドスペクトルにおけるPCI衝突回避メカニズムが導入されるべきである。
なお、付記3において、CCごとの干渉電力を報告してもよい(WiFiを検出に含めてもよい)。
[付記4]
(1.はじめに)
RAN1は、LAAのための単一の包括的な解決策を決定することが要求されている。よって、それぞれの国や地域の規制を満たす1つの統合LAA解決策を検討すべきである。本付記では、PDSCHと予約信号(reservation signal)とを含むLAAフレーム構造を検討する。
(2. LAAでのLBTの必要性)
LAAでのLBTの必要性を説明する。RAN1は、地域/バンドのいくつかの規制要件を満たすために、LBT及び制限された最大送信期間でキャリアに不連続送信を導入することに合意した。単一の包括的な解決策が必要とされているので、LBT及び不連続送信がLAAオペレーションのために必須であることを提案する。これらの項目は、Wi-Fiのような他の技術と公正な共存を実現するためにも有益であることに留意すべきである。
また、最も厳しい条件、すなわち、日本の規制を満たす4ミリ秒の最大送信バーストの持続時間に制限することを提案する。
提案1:LBT及び不連続送信はLAAオペレーションのために必須であるべきである。
提案2:送信バーストの最大送信時間は4ミリ秒であるべきである。
(3.フレーム構造の分析)
提案3:LBE及びFBEの両方がDL LAAのために検討されるべきである。
提案4:Wi-Fiと他のLAAサービスと公正な共存を実現するために、RAN1は、以下のLTEバースト設計がFBEのためにLAAフレーム構造のベースラインであることに同意すべきである。
- 1のLTEバーストとして、4つの連続サブフレームを持っている。
- 各LTEバーストのための1つのアイドルのサブフレーム。
- LBTは、次のLTEバースト送信直前に発生したアイドルサブフレームの最後のシンボルの間に発生する。
(4. FBEに関連する潜在的な問題)
提案5:RAN1は、LBTが互いに非常に近くで発生した場合、隣接セル送信間の衝突を回避することを検討すべきである。
(5. フレキシブルなPDSCH送信)
この章では、フレキシブルなPDSCH送信に焦点を当てる。LAAは、LBTにより全てのOFDMシンボルがサブフレームの送信に利用可能ではない時のPDSCHの送信をサポートする。図24は、全てのOFDMシンボルがPDSCH送信のために利用可能ではない場合の例である。1つの可能性は、フレキシブルな開始OFDMシンボルであり、もう1つは、フレキシブルな終了OFDMシンボルである。両方の場合において、1つの問題は、UEが送信シンボル、例えば開始シンボル及び終了シンボルをどのように知るかである。UEが開始及び終了シンボルのタイミングを知る必要がないことは有益であると考える。よって、RAN1はPDSCHを用いたフレキシブルなPDSCHシンボルがパンクチャリングによって実現されることを検討すべきである。
提案6:RAN1は、パンクチャリングを用いたフレキシブルなPDSCHシンボルを検討すべきである。
(6. 予約信号の設計)
LBTが使用される場合、予約信号が必要であり、PDSCHの開始シンボルが固定されている。そのような場合、予約信号は時々送信されず、予約信号は日和見性であるので、予約信号は、制御シグナリングからなることができない。上記を考慮すると、予約信号の持続時間はできるだけ短くすべきであると考える。加えて、図25に示すように、PDSCHの一部のコピーを予約信号として使用することで、より効果的にこの期間を利用可能にすることを提案する。
提案7:予約信号を設計する際、予約信号の持続時間は、できるだけ短くすべきである。
提案8:PDSCHのコピーが予約信号として使用されるべきである。
[付記5]
(1. 導入)
本付記では、周波数領域における多重化及びMU-MIMOによる多重化をどのようにサポートするかについて検討する。
(2. 周波数領域での多重化)
公称チャネル帯域幅は、常に少なくとも5MHzでなければならない。占有チャネル帯域幅は宣言公称チャネル帯域幅の80%〜100%の間でなければならない。スマートアンテナシステム(複数の送信チェーンを有する装置)の場合には、送信チェーンの各々は、この要件を満たさなければならない。
この規制を満たすために、UEは少なくとも5MHzの幅の信号を送信すべきであると考えられる。LBTを考慮すると、複数のUEと5MHzを共有することはできない。また、送信は5MHzでの倍数で許可されるべきであり、開始周波数位置も5MHzの倍数とすべきである。20MHzがLAAのために利用可能である場合、図26に示すように、4つのUEのみを周波数領域で多重化することができる。
提案1:UL LAAにおいて、各UEは、少なくとも5MHzを使用すべきである。送信は5MHzの倍数で許可されるべきであり、開始周波数位置も5MHzでの倍数でなければならない。
(3. MU-MIMOによる多重)
この章では、MU-MIMOに適したUEペアリングを検討する。図27に示すように、UE1及びUE2のペアリングは、MU-MIMOには適していない。UE X又はeNB Yが送信を開始する場合、UE1及びUE2の両方がLBT失敗によりデータを送信できないからである。一方、UE1及びUE3がペアになった場合、UE3が送信できるようになるので、MU-MIMOを使用した送信が成功するであろう。
よって、eNBがMU-MIMOに適したペアを選択することができるように、いくつかのメカニズムが必要であると考える。図28に示すように、1つのアプローチは、UEが、自身のサービングセルに対する報告により、LAAキャリア上でUEにより検出された全ての隣接UE及びeNBを示すことである。上記の例では、全てのUEがeNB Aに報告を送信する場合、eNB Aは、MU-MIMO送信のためにUE1及びUE 2をペアにしないかもしれない。
提案2:LAAは、LAAキャリア上で検出されたUE及びeNBを示すためにUEがサービングセルに報告を送信することをサポートすべきである。
[付記6]
(1.はじめに)
3GPPは、ライセンスドスペクトルとの組み合わせでアンライセンスドスペクトルの使用を検討し、結果を報告している。これらの結果を考慮して、RAN#68で、DL送信のみのLAA SCellオペレーションを仕様化する新たなWI「Licensed-Assisted Access using LTE」を承認した。本付記では、DL送信設計の見解を示す。
(2. DL送信設計)
報告された結果によると、カテゴリ4 LBTメカニズムは少なくともPDSCHを含むLAA DL送信バーストのためのベースラインである。カテゴリ4 LBTメカニズムがPDSCH送信に適用される場合、DL送信タイミング、チャネルを予約する予約信号、UEにDL送信の開始タイミングを示す初期信号(initial signal)を検討する必要がある。我々のDL送信設計の概要を図29に示す。この章では、DL送信タイミング及び信号設計の詳細を検討する。本付記では、初期信号、PDCCH、及びPDSCHからなる部分をDLデータ送信と称する。
DLデータ送信タイミング
カテゴリ4 LBTメカニズムが適用される場合、CCAは、サブフレーム境界にかかわらず終了する。CCA終了後の予約信号の送信後、DLデータ送信開始タイミングについて、DLデータ送信が常に次のサブフレームの境界を待って開始するかどうかの2つの選択肢がある。
周波数利用効率を考慮すると、DLデータ送信は、特に最大DL送信バースト期間が短い場合(例えば日本の規制で最大4msバースト)、次のサブフレームの境界まで待たずに開始することができるべきである。例えば、予約信号が部分的サブフレームの全ての間で送信される場合、予約信号は、4msのバースト送信の場合のDLバースト送信の最大25%を占める。しかし、開始タイミング候補として全てのOFDMシンボルをサポートすることは、eNBとUEの両方で計算が複雑になる。例えば、eNBはCCAプロセスを試す前にCCA終点を知ることができないで、eNBはPDSCHのために異なるTBSで複数のパケットを準備しなければならない。また、eNBがDLデータ送信をいつ開始するかUEが分からないので、UEは、DLデータ送信の全ての可能な開始タイミングを検索する必要がある。これは、従来の方法よりもUEがより複雑で計算集中になる。一つの解決策は、OFDMシンボルの開始タイミングを制限することである。加えて、限られた開始タイミングは、サブフレーム内の特定のOFDMシンボルx(図30)よりも前に配置する必要があると想定する。開始タイミングがサブフレーム内の特定のOFDMシンボルxよりも後に配置される場合、PDSCHの符号化レートが高すぎて復号できず、UEが再送なしで正しくPDSCHを復号することができなくなる。xの値については更なる検討が必要である。
提案1:DLデータ送信の開始タイミングを制限することは、eNB及びUEの計算負荷及び複雑性の観点から好ましい。さらに、限られた開始タイミングの候補は、サブフレーム内の特定のOFDMシンボルxよりも前に配置されるべきである。
予約信号
CCA終了とDLデータ送信の開始タイミングとの間の時間ギャップがある。eNBがこの時間ギャップの間に何も送信しない場合、他の装置(例えば、アクセスポイント又は他のオペレータのeNB)は、任意の信号を送信することができる。従って、eNBは予約信号を送信すべきである。
提案2:予約信号は、他の装置による中断を防ぐために使用されるべきである。
予約信号は、予約の長さがOFDMシンボルよりも短いか否かに応じて2つのパターンに分けられる。予約信号の時間長が1つのOFDMシンボルよりも短い場合、そのギャップは任意のデータを送信するのに十分な長さではない。しかし、eNBはこのギャップ隙間で次のOFDMシンボルのCP(サイクリックプレフィックス)拡張を送信することができる(図31(a)参照)。CP拡張の送信は、初期信号の検出性能を向上させる。しかし、CP拡張部分と次のOFDMシンボルのCPとを含む予約信号の合計時間が1有効OFDMシンボルの長さよりも長い場合、UEがデュアルピーク検出によりシンボルタイミングを判断することができないかもしれない(例えば、予約信号= 60us、CP = 16.7us)(図31(b)参照)。
提案3:予約信号が1OFDMシンボルよりも短い場合、予約信号の少なくとも一部は、CPの拡張として使用されるべきである。しかし、CP拡張と次のOFDMシンボルのCPとの合計持続時間は、有効OFDMシンボルの長さよりも短くあるべきである。
一方、予約信号の時間長が1OFDMシンボルよりも長い場合、eNBは、DLデータ送信をサポートするために使用することができる冗長データを送信し得る。しかし、予約信号は、UEが受信しなければならない重要なデータを含めるべきではない。1つのオプションは、DLデータ送信の開始タイミングの直前にCP拡張として使用することである。
提案4:予約信号が1OFDMシンボルよりも長い場合、UEの複雑さを回避するために、予約信号はUEが受信しなければならない重要なデータを含めるべきではない。
初期信号
UEは、DLデータ送信の開始タイミングを認識する必要がある。UEは、全ての候補タイミングでDLデータ送信の開始タイミングを検出するためのブラインド復号を行うことになる。しかし、ブラインド復号は、UEの計算集中が必要である。DLデータ送信の開始タイミングを通知する初期信号を定義することが好ましい。1つの候補信号は、検出することが容易である1又は2つのOFDMシンボル内のPSS/SSSである。しかし、レガシーPSS/SSSは、システム帯域幅(図32)の中央に配置される。これは、部分的帯域幅の重複ケースにおいて動作する装置に対してチャネルを予約することができない。1つの解決策は、図33で示した帯域幅内に複数のPSS/SSSを配置することである。
提案5:初期信号は、DLデータ送信の開始タイミングを示すために使用され、1つ又は2つのOFDMシンボル内の複数のPSS/SSSに配置される。
一方、UEは、同一の物理設計が使用される場合、その信号を初期信号又はDRSであるか理解することができない。1つのシンプルな解決策は、DRSと初期信号とでSSSの異なるシーケンスを使用することである。
PDCCH/PDSCH
基本的に、CCAがいつ終了するかをeNBが事前に認識していないので、PDCCH及びPDSCHフォーマットは、PDSCHのために異なるTBSで複数のDCI及びパケットを準備することを除いて変更されないことを想定する。さらに、部分的なサブフレームを採用するために新たなTBSを定義する必要がある。1つのアプローチは、PDSCHに利用可能なOFDMシンボルの数に比例してTBSを変更することである。例えば、利用可能なOFDMシンボルが通常のCPで5である場合、送信TBSは、floor (5/14 * TBS / 8) * 8である。
eNBがPDSCHのために異なるTBSで複数のパケットを準備することをサポートしない場合、この問題を解決する別の方法は、eNBが、利用可能なOFDMシンボルのワーストケースの数のための最小パケットを送信することである。高い部分的サブフレーム送信の非効率性と引き換えに低い複雑性を有する。
提案6:RAN1は異なる送信期間を取り扱うために異なるTBSのサイズを検討すべきである。
[相互参照]
米国仮出願第62/110116号(2015年1月30日出願)、米国仮出願第62/134197号(2015年3月17日出願)、米国仮出願第62/145851号(2015年4月10日出願)、米国仮出願第62/203575号(2015年8月11日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (5)

  1. 移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信する受信部と、
    前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドにおいて前記移動通信システムのセルを検出し、該検知したセルの無線信号の受信電力を測定する制御部と、
    前記検知したセルのセル識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信する送信部と、
    を備えるユーザ端末。
  2. 前記移動通信システムは、3GPP通信システムである、請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記制御部は、前記検知したセルの参照信号の受信電力を測定する、請求項1又は2に記載のユーザ端末。
  4. 移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末における方法であって、
    アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信するステップと、
    前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドにおいて前記移動通信システムのセルを検出し、該検知したセルの無線信号の受信電力を測定するステップと、
    前記検知したセルのセル識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信するステップと、
    を備える方法。
  5. 基地局とユーザ端末とを含む移動通信システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信する受信部と、
    前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドにおいて前記移動通信システムのセルを検出し、該検知したセルの無線信号の受信電力を測定する制御部と、
    前記検知したセルのセル識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信する送信部と、
    を備える移動通信システム。
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