JP6372215B2 - 無線送信装置、無線受信装置、無線送信プログラム、無線受信プログラム及び無線通信システム - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、無線送信プログラム、無線受信プログラム及び無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線送信装置、無線受信装置、無線送信プログラム、無線受信プログラム及び無線通信システムに関し、例えば、間欠受信型の無線通信装置に適用し得るものである。
例えば、センサネットワークを構成する通信装置(以下、「送信装置」又は「受信装置」とも呼ぶ)は、省電力通信を行うようになされている。省電力通信の代表的な方法として通信装置が間欠動作する方法があり、例えば、CSL(Coordinated Sampled Listening)は、この通信装置の間欠動作方法を採用している通信規格である(非特許文献1を参照)。
CSLを採用する通信装置には、CSL受信周期(CSLPeriod)、最大CSL受信周期(CSLMaxPeriod)、ウェークアップフレームを間欠受信することができる起動時間(ウェークアップ受信時間)等を通信装置毎に設定しておく。
データを送信しようとする送信装置Sは、まず、非同期送信モードでデータの送信動作を実行する。非同期送信モードとは以下のようなものである。送信装置Sは、ウェークアップフレームを最大CSL受信周期、受信装置Rに対し連続送信する。ウェークアップフレームにはデータ送信までの残り時間を表すランデブー時刻(RZTime)を記述する。ウェークアップフレームを、1最大CSL受信周期、送信し終われば、引き続きデータフレームを受信装置Rに送信する。
受信装置Rは、1回のCSL受信周期の内、起動時間の間だけ受信待機状態となり、それ以外の時間は受信動作を行わない。受信待機中に送信装置Sからのウェークアップフレームを受信すれば、フレーム中のランデブー時刻を取得する。そして、ランデブー時刻の直前までスリープした後起動し(受信待機状態)、送信装置Sからデータフレームを受信する。
受信装置Rは、データフレームを受信すれば、受信応答信号(ACK)を送信装置Sに返送する。ACKには受信周期と、ウェークアップフレーム中の同期情報の時刻と受信時刻とのずれを表すフェーズ(CSLPhase)を挿入する。
送信装置Sは、送信装置RからACKを受信しなければ、次のデータフレーム送信時も再び非同期送信モードで受信装置Bに対しウェークアップフレーム、データフレームの送信を実行する。
送信装置Sは、受信装置RからACKを受信すれば同期送信モードとなる。送信装置Sは、ACK中の受信周期、フェーズを保持し受信装置Rとの同期の補正を行う。そして、次のデータフレーム送信時において、送信装置Sは、補正後の送信タイミングでウェークアップフレーム、及びデータフレームの送信を実行する。同期送信モードのウェークアップフレーム送信時間(又は送信回数)は、同期補正可能な時間だけで良い。非同期送信モードに比べ、この送信時間(又は送信回数)は、10分の1から100分の1程度と、大幅に短縮できる。
ここで、送信装置S以外の送信装置が無線送信すると、送信装置Sの送信と干渉し、受信装置Rは、ウェークアップフレームを受信できなくなる。このような衝突を回避する方法として、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が存在する。
例えば、非特許文献2に記載のCSMA/CAは、以下のようなアルゴリズムである。図11は、CSMA/CAアルゴリズムを示すフローチャートである。
送信装置Sは、パーソナルエリアネットワーク情報ベース(Personal Area Network lnformation Base:以下、「PIB」とも呼ぶ)と呼ばれる通信制御にかかわる管理情報の内、バックオフ指数(Backoff Exponent:以下、「BE」とも呼ぶ)の最小値(macMinBE)について、例えば、5と予め設定しておく。バックオフ指数(BE)は、後述する関数randomに用いられるパラメータである。
また、送信装置Sは、バックオフの最大回数(macMaxCSMABackoff)も、例えば、4と予め設定しておく。NBは、後述するCCAの失敗回数をカウントするカウンタである。また、randomは、入力値に対してランダムな値を出力する関数である。
送信装置Sは、フレーム送信要求があれば、まず、NBに0、BEにはmacMinBEの値をセットする(S001)。
送信装置Sは、バックオフの単位時間(a Unit Backoff Period)にrandom(2BE−1)の出力結果を乗じた時間だけ遅延を与える(S002)。
送信装置Sは、クリア・チャネル・アセスメント(Clear Channel Assessment、以下「CCA」とも呼ぶ)を行い、該当CHが使用中かどうかを調べる(S003)。
送信装置Sは、アイドル即ち無線キャリアを検知しなければ成功として、フレーム送信を行うことができる(S004)。
送信装置Sは、無線キャリアを検知したならば、NBを1だけインクリメン卜する。ま た、送信装置Sは、BEも1インクリメントする(S005)。
送信装置Sは、NBがバックオフの最大回数を超えたならば、失敗とみなし、送信を行わない(S006)。
送信装置Sは、NBがバックオフの最大回数を超えていなければ、再度ステップS002の処理に戻り、後続のステップ処理を実行する。送信装置Sは、無線キャリアを検知するとBEの値が大きくなるので1回あたりの遅延量が大きくなる確率が高くなる。
受信装置Rのウェークアップ受信を行う起動時間は、複数送信されたウェークアップフレームの何れかを受信できる時間あれば良い。起動時間は短いほど省電力効果があるが、短くするとウェークアップフレームを受信しにくくなる。
図12は、複数の送信装置が同時に送信要求を出した場合を示した説明図である。
送信装置S1は、受信装置Rに対して、CSLモードでデータ送信を行っている。送信装置S2は、送信装置S1及び受信装置R以外の通信装置に対して、通常モード(CSLモード以外の通信モードを「通常モード」と呼ぶ)でデータ送信を行っている。
時刻t11において、送信装置S1は、ウェークアップフレーム21の送信、送信装置S2は、データフレーム11の送信を行おうとしているとする。
先述したステップS002の処理で計算されるバックオフによる遅延時間は、乱数値を乗じるため送信装置S1又は送信装置S2の遅延時間のどちらが長くなるか不明である。送信装置S2の方がバックオフによる遅延時間が短いと、送信装置S1でCCAを実施している間は、送信装置S1は、送信装置S2の送信を無線キャリア検知することになる。よって、送信装置S2がデータフレーム11を送信完了後、送信装置S1は、ウェークアップフレーム21の送信を行うことになる。
受信装置Rは、送信装置S1からのウェークアップフレーム22の送信タイミングが遅れると、起動時間33において、ウェークアップフレーム22を受信することができない。
このように、受信装置Rは、送信装置S1と正しく同期が取れていたとしてもCSMA/CAによりウェークアップフレームの送信遅延や、送信間隔が広がることにより起動時間内でウェークアップフレームを受信できないことがある。受信装置Rは、ウェークアップフレームを受信しないと、データ受信時に受信待機状態にならないため、データフレームについては受信エラーとなる。
IEEE802.15.4e IEEE802.15.4
以上のように、受信装置は、送信装置とウェークアップフレームの送信タイミングがずれることで受信エラーが発生する。
受信装置は、ウェークアップフレームの送信遅延、送信間隔の揺らぎを考慮し受信できるようにするには、ウェークアップ受信時間を長くすれば良いが、起動時間が長くなり省電力化をはかれないという問題が発生する。
また、受信装置は、同期通信ができなければ非同期通信モードとなる。非同期通信時においては、同期通信時よりウェークアップフレームの送信回数が非常に多くネットワークを占有する時間が長くなり、ネットワーク負荷が増加するという問題が生じる。
そのため、省電力化を図りつつ同期通信を効率的に行うことができる無線送信装置、無線受信装置、無線送信プログラム、無線受信プログラム及び無線通信システムが望まれている。
第1の本発明は、上位レイヤ処理部からのフレームの送信要求に対し、下位レイヤ処理部が、フレーム送信前に第1のランダムな遅延を挿入する無線送信装置であって、(1)上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、フレームを送信するフレーム送信方法手段と、(2)上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、対向する無線受信装置の受信待機状態に合わせて、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を送信するフレーム群送信方法手段と、(3)フレーム群送信方法手段が上記フレーム群を送信する前に、上記フレーム群の内、2番目以降のフレーム送信前に挿入する第2のランダム遅延が、フレーム送信方法手段がフレームを送信する前に挿入する上記第1のランダム遅延と異なることを特徴とする。
第2の本発明は、受信周期毎に間欠的に生じる起動時間の間だけスリープ状態から受信待機状態に変化して、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を受信し、所定のフレームの受信時に受信応答フレームを返信する無線受信装置であって、所定期間連続して受信信号強度の測定を実施し、上記受信号強度が所定値以上である場合に、周囲でフレーム群が送信されていると判断するフレーム群受信推定手段とを有し、上記所定期間は、無線送信装置が上記フレーム群を送信する前の遅延時間に基づいて定められることを特徴とする。
第3の本発明の無線送信プログラムは、上位レイヤ処理部からのフレームの送信要求に対し、下位レイヤ処理部が、フレーム送信前に第1のランダムな遅延を挿入する無線送信装置に搭載されるコンピュータを、(1)上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、フレームを送信するフレーム送信方法手段と、(2)上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、対向する無線受信装置の受信待機状態に合わせて、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を送信するフレーム群送信方法手段と、(3)フレーム群送信方法手段が上記フレーム群を送信する前に、上記フレーム群の内、2番目以降のフレーム送信前に挿入する第2のランダム遅延が、フレーム送信方法手段がフレームを送信する前に挿入する上記第1のランダム遅延と異なることとして機能させることを特徴とする。
第4の本発明の無線受信プログラムは、受信周期毎に間欠的に生じる起動時間の間だけスリープ状態から受信待機状態に変化して、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を受信し、所定のフレームの受信時に受信応答フレームを返信する無線受信装置に搭載されるコンピュータを、所定期間連続して受信信号強度の測定を実施し、上記受信号強度が所定値以上である場合に、周囲でフレーム群が送信されていると判断するフレーム群受信推定手段として機能させ、上記所定期間は、無線送信装置が上記フレーム群を送信する前の遅延時間に基づいて定められることを特徴とする。
第5の本発明は、1又は2以上の無線送信装置と、1又は2以上の無線受信装置とを備える無線通信システムにおいて、(1)上記無線送信装置が第1の本発明の無線送信装置であり、(2)上記無線受信装置が第2の本発明の無線受信装置であることを特徴とする。
フレーム送信前の遅延をフレームの送信方法によって調整することで、省電力化を図りつつ同期通信を効率的に行うことができる
第1の実施形態の無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の無線通信装置(送信側)の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の無線通信装置(送信側)が2台存在する場合の動作を示す説明図である。 第1の実施形態の無線通信装置(受信側)の間欠受信動作を示す説明図である。 第1の実施形態の無線通信装置(受信側)の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の無線通信装置(送信側)の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の無線通信装置(送信側)がCSLモードと通常モードのデータ送信を連続して実行した場合の動作を示す説明図である X−MACに従い動作する無線通信装置を示す説明図である。 BoX−MACsに従い動作する無線通信装置を示す説明図である。 CSMA/CAアルゴリズムを示すフローチャートである。 従来技術における複数の送信装置が同時に送信要求を出した場合を示した説明図である
(A)第1の実施形態
以下に、本発明に係る無線送信装置、無線受信装置、無線送信プログラム、無線受信プログラム及び無線通信システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、無線送信装置若しくは無線受信装置となる、第1の実施形態の無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図1において、無線通信装置1は、無線受信部11、無線送信部12、送信要求部13、送信モード判定部14、同期判定部15、制御情報格納部16及び通信制御部17を有する。
第1の実施形態の無線通信装置は、無線受信部や無線送信部を除いた部分をハードウェアで構成することも可能であり、また、CPUが実行するソフトウェア(無線送信プログラム及び無線受信プログラム)とCPUとで実現することも可能であるが、いずれの実現方法を採用した場合であっても、機能的には図1で表すことができる。
無線受信部11は、無線信号を電気信号に変換し、受信信号を送信制御部17に入力する機能を持つ。無線送信部12は、送信信号を無線に変換し送信する機能を持つ。送信要求部13は、データ送信要求を受け付け、通信制御部17に中継する機能を持つ。
送信モード判定部14は、送信先の無線通信装置に対してCSLモードで送信するか、又は通常モードで送信するかを決定する機能を持つ。判断方法は種々様々の方法を用いることができる。例えば、送信モード判定部14は、送信先アドレス毎にCSLモード又は通常モードを決定することができる。
同期判定部15は、同期情報保存部15aに同期情報を保存する。同期判定部15は、送信先と同期通信が確保されれば、同期情報保存部15aに送信先アドレス、位相差、最終送信時刻等の情報を記述しておき、ACKを受信するごとにその内容を更新する。そして、同期判定部15に送信先アドレスを入力すると、同期情報保存部15aに該当送信先アドレスが存在するかを検索し、マッチすれば、同期情報を返答する。
制御情報格納部16は、共通PIB16a、通常モード用PIB16b及びCSLモード用PIB16cを構成要素として含む。共通PIB16aには、通信モードに関わらず共通する通信制御に関する情報が格納される。通常モード用PIB16bは、通常モードに関する通信制御に関する情報が格納される。例えば、通常モード用のバックオフ時間の初期値であるmacMinBEnormalが格納されている。CSLモード用PIB16cは、CSLモードにについて通信制御に関する情報が格納される。例えば、CSLモード用のバックオフ時間の初期値であるmacMinBEcslが格納されている。
なお、上記のmacMinBEnormalとmacMinBEcslは、従来は通信モード毎に分けられておらず、共通PIB16a内に、共通のバックオフ時間の初期値として格納されていた。
通信制御部17は、送信要求があると、制御情報格納部16内の格納情報、無線受信部11からのキャリア検知情報を用い、送信フレームの作成と送信タイミングを決定する通信制御を行う。また、CSLモードの場合は、通信制御部17は、制御情報格納部16と同期判定部15での判定結果も用い通信制御を行う。
(A−2)第1の実施形態の動作
図2は、第1の実施形態の無線通信装置(送信側)の動作を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、バックオフ時間の初期値について、macMinBEnormal(通常モード用)は、デフォルト値の3と設定し、一方、macMinBEcsl(CSLモード用)は、設定可能範囲の最小値である0と設定するものとする。設定する値は、上記以外の値でも良いが、macMinBEcslの値は、macMinBEnormalより小さくなるように設定する。言い換えれば、バックオフ時間ができるだけCSL通信モードで短くなるように設定する。
通信制御部17は、送信要求部13から送信要求があると、まず送信先やデータの種類を送信モード判定部14に入力する。通信制御部17は、送信モード判定部14からの出力結果を基にして、通常モード、又はCSL通信モードの何れで送信するかを判定する(S101)。
通信制御部17は、CSLモードならば、後述するステップS102の処理を実行し、一方、通常モードならば、後述するステップS108の処理を実行する。
通信制御部17は、CSLモードでの送信要求であれば、ウェークアップフレームの送信の前に、以下の手順でキャリア検知を行う(S102)。
まず、通信制御部17は、送信先アドレスを同期判定部15に入力し、同期判定部15の出力結果から送信先アドレスと同期がとれているかを判定する。また、通信制御部17は、制御情報格納部16から共通PIB16a及ぶCSLモード用PIB16cを抽出する。通信制御部17は、CSMA/CAでのBE、つまり、バックオフ時間の初期値であるmacMinBEcslを参照し、バックオフ時間の初期値(BE)を0とセットする。なお、他の設定する値は、従来のCSMA/CAと変わらないので、その説明を省略する。
そして、通信制御部17は、以下のCSMA/CA処理を実行する。
まず、通信制御部17は、random(2BE−1)時間のバックオフ期間経過後にキャリア検知を行う。BEは0であるので、通信制御部17は、1回目はすぐにキャリアを検知することになる。
アイドル状態であれば、通信制御部17は、CSMA/CAとして次の処理に進む。アイドル状態でなければ、通信制御部17は、BEの値を1加算した後、バックオフ時間を決定し、このバックオフ時間だけ待機する。そして、通信制御部17は、アイドル状態であるかを調べる。通信制御部17は、この一連の処理をアイドル状態と検知するか、又はバックオフ回数の最大値に達し、CSMA/CAが失敗と判定するまで行う。
この実施形態では、バックオフ時間の初期値は、固定値としているが可変値としても良い。例えば、ACK未受信が連続したら、バックオフ時間の初期値は、0に設定するようにしても良い。
通信制御部17が実行するCSMA/CA処理が成功と判定すれば、無線送信部12は、ウェークアップフレームの送信を行う(S103)。なお、この処理が失敗と判定すれば、無線送信部12は、ウェークアップフレームの送信を行わない。
通信制御部17は、ウェークアップフレームの送信が全て完了したかを判定する(S104)。通信制御部17は、予め設定した送信回数、又は送信時間を超えていれば送信完了とし、後述するステップS105の処理を実行する。ウェークアップフレームの送信が全て完了していなければ、通信制御部17は、先述のステップS102の処理を再実行する。再実行するステップS102の処理においては、BEは0にリセットしてキャリア検知を行うので(つまり、バックオフ時間の初期値は0)、ウェークアップフレームの送信間隔は、最短になり易くなる。
ウェークアップフレームの送信が完了したならば、無線送信部12は、引き続きデータフレームの送信を行う(S105)。このときもBEを0とすることで、ウェークアップフレームのランデブー時間RZTimeで指定した時刻において無線通信装置1は、送信され易くなる。無線通信装置(受信側)は、ウェークアップフレームは受信したが、データフレームが受信エラーとなる確率が減少する。
通信制御部17は、データフレームの送信後、所定時間ACK受信待ちを実行する(S106)。通信制御部17は、ACKを受信すれば、ACK中の情報を取り込む。
同期判定部15は、ACKを受信したならば、同期情報保存部15aの内容を更新する(S107)。同期判定部15は、該当送信先アドレスが存在しなければ、同期情報保存部15aに、該当送信先アドレスを新たに追加する。同期判定部15は、ACKの受信待ちがタイムアウトとなれば、同期情報保存部15aの内容を破棄する。同期判定部15は、1回でもACKの受信待ちが失敗すれば、即破棄するということに限定はせず、例えば、N回連続してACKの受信待ちが失敗したら、同期情報保存部15aの内容を破棄するようにしても良い。
先述のステップS101の処理でCSLモード以外(つまり、通常モード)だった場合には、通信制御部17は、制御情報格納部16から通常モード用PIB16bを抽出し、macMinBEnormalを参照し、バックオフ時間の初期値(BE)を3とセットする(S108)。これ以外の処理についてはステップS102の処理と同様であるので、その説明を省略する。
次に、通信制御部17は、CSMA/CAによるキャリア確認を行う(S109)。バックオフ時間は、0〜7にaUnitBackoffPeriodを乗じた時間となるため、CSLモードでの通信より長くなる確率が高くなる。
通信制御部17は、バックオフの最大回数(macMaxCSMABackoff)をCSLモード、通常モード共に3とし、通常モードでのバックオフ時間の初期値を0と設定しても良い。また、バックオフ時間は、例えば、次の式のようにしても良い。
(random(2BE−1)+3)×aUnitBackoffPeriod
即ち、CSLモードではバックオフ時間は0〜2、通常モードでは3〜5までの値が選択される。この方法ではCSLモードの方が通常モードより必ずバックオフ時間は短くなる。
CSMA/CAの判定に成功すれば、無線送信部12は、通常モードのフレーム送信を行う(S109)。なお、CSMA/CAの判定に失敗すれば、無線送信部12は、フレーム送信は行わない。無線送信部12は、例えば、送信エラーを通信制御部17に通知する等をして送信処理を完了する。
図3は、第1の実施形態の無線通信装置(送信側)が2台存在する場合の動作について示した説明図である。
無線通信装置1−2は、無線通信装置1−3とCSL同期通信を行っているものとする。無線通信装置1−1は、無線通信装置1−2及び無線通信装置1−3以外の無線通信装置に対し通常モードでデータ送信を行っているものとする。
無線通信装置1−2は、ウェークアップフレーム22を送信しようとし、一方、無線通信装置1−1は、データフレーム11を同時に送信しようとしているものとする。
CSLモードではBEの初期値は0、通常モードではBEの初期値は3であるので、バックオフ時間は、ウェークアップフレーム22の方が短くなり易い。つまり、ウェークアップフレーム22は、データフレーム11より先に送信され易くなる。
次に、無線通信装置1−1は、バックオフ遅延後、データフレーム11を送信しようとしても、CCAでアイドル状態ではないと検知すれば、さらにBEを1足してバックオフ時間を計算し遅延する。無線通信装置1−2は、ウェークアップフレーム22の送信後、BEを0即ち、バックオフ時間を0にしてウェークアップフレーム23の送信処理を行うので、フレーム送信完了から次のフレーム送信開始までの時間は非常に短い。つまり、無線通信装置1−1は、2回目のCCAでもアイドル状態とならない確率が高い。このため、ウェークアップフレーム23は、データフレーム11より先に送信され易くなる。
また、データフレーム22は、無線通信装置1−1が送信しようとしているデータフレーム11より先に送信され易くなる。さらに、ウェークアップレーム21、ウェークアップフレーム22、ウェークアップフレーム23、データフレーム22は、間隔が最小で連続して送信され易くなる。結果として、無線通信装置1−1から送信しようとするデータフレーム11は、無線通信装置1−2からのデータフレーム22の送信後に、データフレーム11‘として送信されることになる。
以上のように、ウェークアップフレームは、最小間隔で送信されやすくなるので、無線通信装置1−3との同期補正した時刻通りに、無線通信装置1−2は、ウェークアップフレームを送信する。
図4は、第1の実施形態の無線通信装置(受信側)の間欠受信動作を示す説明図である。
図4(A)は、従来の無線通信装置の間欠動作を示している。無線通信装置は、ウェークアップフレーム11を送信後、ウェークアップフレーム22を送信する前に、バックオフをする必要がある。無線通信装置は、バックオフ時間B1後にCCAをしても他の無線通信装置がデータ送信を行っているため(データ送信時間D11)、ウェークアップフレーム22を送信することができない。よって、無線通信装置は、再度バックオフを行うことになるが、タイミングによっては、データ送信時間D11とバックオフ時間B2の時間を足した時間、ウェークアップフレーム22の送信が待たされる可能性がある。
図4(B)は、第1の実施形態に係る無線通信装置を導入した場合の無線通信装置の間欠受信動作を示す説明図である。
第1の実施形態に係る無線通信装置1を導入すれば、CSLモードの送信が優先されることになるので、ウェークアップフレーム11とウェークアップフレーム21の間隔が、図4(A)に比べて短くなる。言い換えれば、他の無線通信装置が割り込むことを考慮しなくても受信できる確率が高いので、無線通信装置1は、起動時間を大幅に短縮できることなった。また、無線通信装置1は、ウェークアップフレーム11とウェークアップフレーム21の2回の送信が最小間隔で送信された場合の所要時間(図4(B)のパターン1)だけ起動するだけでもウェークアップフレームを受信され易くなる。従来の図4(A)のように他の無線通信装置の送信が割り込むことを考慮しなくても受信できる確率が高いので、無線通信装置1は、起動時間を大幅に短縮できる。
無線通信装置1の起動時間は、ウェークアップフレーム11の送信時間(t1からt2)までより、ウェークアップフレーム11の送信終了時刻から次のウェークアップフレーム21の送信時刻までの時間(t22からt23)の方が大幅に短くなる確率が高い。このため、図5に示す方法を用いることで、起動時間をさらに短くすることができる。
図5は、第1の実施形態の無線通信装置(受信側)の動作を示すフローチャートである。
無線通信装置1は、起動後、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定する(S151)。
無線通信装置1は、RSSIがしきい値以上ならば、後述するステップS152の処理を行い、しきい値未満ならば受信スリープ状態に戻る。
無線通信装置1は、RSSIがしきい値以上ならば、ウェークアップフレームを受信するために起動時間を延長し受信待ち状態にする(S152)。
無線通信装置1は、自無線通信装置宛てのウェークアップフレームを受信すれば、後述するステップS154の処理を実行し、受信しなければ受信スリープ状態に戻る(S153)。
無線通信装置1は、ウェークアップフレーム中のランデブータイムRZTimeを参照し、起動時間を決定し、データフレームを受信する(S154)。無線通信装置1は、データフレームを受信すれば、ACKを返送する。無線通信装置1は、ACK送信後、受信スリープ状態に戻る。
この方法だと、無線通信装置1の起動時間は、t22からt23の時間にマージン時間を足した時間(パターン2)までの時間にしていても受信可能である。ここで、マージン時間とは、t23の後、RSSIがしきい値を超える状態になるまでの時間である。
(A−3)第1の実施形態の効果
CSL等の同期通信用のCSMA/CAにおけるバックオフ時間の初期値を最小にすることで、無線通信装置は、ウェークアップフレームの送信間隔を狭めることができる。つまり、同期通信用のウェークアップフレームを、その他のフレームより優先して無線送信することで、ウェークアップフレームの間隔が広くなる確率が減少する。無線通信装置は、同期補正したタイミングよりウェークアップフレームを遅延送信する確率も小さくなる。
また、受信側の無線通信装置の起動時間を短くしても、無線通信装置は、長時間起動しているのと同程度に受信確率を保つことができ、省電力化を図ることができる。
さらに、非同期モードに陥る確率が低いので、ウェークアップフレームの送信回数を減少でき、ネットワークの負荷を抑えることができるという効果が得られる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る無線送信装置、無線受信装置、無線送信プログラム、無線受信プログラム及び無線通信システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図6は、無線送信装置若しくは無線受信装置となる、第2の実施形態の無線通信装置の構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図6において、無線通信装置1Aは、無線受信部11、無線送信部12、送信要求部13、送信モード判定部14、同期判定部15、制御情報格納部16及び通信制御部17に加え、通常モード用キュー18a及びCSLモード用キュー18bを有する。
第2の実施形態の無線通信装置の構成は、第1の実施形態の無線通信装置の構成に通常モード用キュー18a及びCSLモード用キュー18bを追加したものである。
第1の実施形態の無線通信装置も図示しないフレーム送信待ちのキューを有していたが、第2の実施形態の無線通信装置は、フレーム送信待ちのキューがCSL用キューと通常モード用キューとに分かれている点に特徴がある。
通常モード用キュー18aは、通常モードにおいて、通信制御部17が決定した送信時刻になるまで、フレーム送信を待機させる。CSLモード用キュー18bは、CSLモードにおいて、通信制御部17が決定した送信時刻になるまで、フレーム送信を待機させる。
上記以外の点については、第1の実施形態の無線通信装置と同様の構成であるので、その説明を省略する。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の無線通信装置1Aの送信に関連する動作を、図面を参照しながら説明する。
図7は、第2の実施形態の無線通信装置(送信側)の動作を示すフローチャートである。
通信制御部17は、CSLモードであるかを判定する(S201)。
通信制御部17は、CSLモードならば、後述するステップS202の処理を実行し、通常モードならば、後述するステップS208の処理を実行する。
通信制御部17は、CSLモードならば、送信先アドレスを参照し、同期通信とするかを判定する(S202)。通信制御部17は、同期通信ならば、後述するステップS203の処理を実行し、非同期通信ならば後述するステップS204の処理を実行する。
通信制御部17は、同期がとれていれば、送信予約タイマーをセットし、送信データをCSLモード用キュー18bに格納する(S203)。タイマー開始はウェークアップフレームの送信時刻の直前からデータフレーム送信完了予定時刻までである。そして、通信制御部17は、送信時刻まで待機する。
無線送信部12は、ウェークアップフレームの送信を行う(S204)。詳しい内容については、図2のステップS102〜ステップS104の処理内容と同様であるのでその説明を省略する。
無線送信部12は、データフレームの送信を行う(S205)。詳しい内容については、図2のステップS105と同様の処理内容であるのでその説明を省略する。
通信制御部17は、ACK受信待ちを実行する(S206)。詳しい内容については、図2のステップS106からステップS107までの処理と同様の処理内容であるのでその説明を省略する。
通信制御部17は、S203でセットした送信予約タイマーが起動中であれば、タイマー解除を行う(S207)。
通信制御部17は、通常モードならば、CSLモード通信における先述のステップS203でセットした送信予約タイマーが起動しているかを調べる(S208)。通信制御部17は、送信予約タイマーが起動していれば、後述するステップS209の処理を実行し、起動していなければ、後述するステップS210の処理を実行する。
通信制御部17は、送信予約解除されるまで送信待機を実行する(S209)。
無線送信部12は、送信タイミングになれば、送信処理を実行する(S210)。
図8は、第2の実施形態の無線通信装置がCSLモードと通常モードのデータ送信を連続して実行した場合の動作を示す説明図である。
無線通信装置A−1は、時刻t1において、CSLモードの送信要求があると、次回無線通信装置A−2との同期時刻前後に送信予約を入れる。
無線通信装置A−1は、時刻t2において、通常モードの送信があれば予約期間内であるのでCSLモードのデータ送信が完了するまで待機する。こうすることで、無線通信装置A−1は、ウェークアップ送信すべき時刻において通常モードの送信をおこなう確率を減少させることができる。
無線通信装置A−1は、時刻t4において、通常モードの送信要求があれば予約期間外であるので、CSLモードの送信に先立って通常モードのデータ送信を行う。無線通信装置A−1は、時刻t4からすぐに通常モードの送信を行っても、ウェークアップフレーム11の送信を行うべき時刻にかかる確率は低いからである。
(B−3)第2の実施形態の効果
無線通信装置が、通常モードでの送信よりも、CSLモードの送信を優先することにより、ウェークアップフレームの送信時刻がずれる確率が低くなり、受信側の無線通信装置においてウェークアップフレームを効率的に受信できるようになる。
(C)他の実施形態
上記の実施形態に加えて、さらに、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の実施形態において、無線通信装置が、CSLモードと通常モードの両方切り替えて通信できる装置について説明しているが、CSLモードのみ、若しくは通常モードのみの通信を行う無線通信装置が存在しても良い。無線ネットワーク内において、CSLモードで通信する無線通信装置が少なくても2台あれば、本発明の効果を発揮することができる。
(C−2)上記の実施形態において、CSLモードは常に優先するように説明したが、非同期通信は通常モードの扱いとし、同期通信時にのみ優先するようにしても良い。
(C−3)上記の実施形態において、同期通信の方式はCSLだけを例に挙げて説明したが、例えば、データフレーム送信以外に同期用フレーム(ACK)の返送を行う他の同期通信の方式にも適用することができる。例えば、ウェークアップフレームの送信について、所定の回数又は時間送信するのではなく、図9のようにACKが送信先の無線通信装置から返送される同期通信の方式にも適用することができる。図9は、このような同期通信の方式の一例であるX−MAC(A Short Preamble MAC Protocol for Duty−Cycled Wireless Sensor Networks)に従い動作する無線通信装置を示した説明図である。
また、データフレームがウェークアップフレームを兼用し、図10のようにデータフレームを連続送信し、ACKが送信先の無線通信装置から返送される同期通信の方式にも適用することができる。図10は、このような同期通信の方式の一例であるBoX−MACs(Exploiting Physical and Link Layer Boundaries in Low−Power Networking)に従い動作する無線通信装置を示した説明図である。
1、1A…無線通信装置、11…無線受信部、12…無線送信部、13…送信要求部、14…送信モード判定部、15…同期判定部、15a…同期情報保存部、16…制御情報格納部、16a…共通PIB、16b…通常モード用PIB、16c…CSLモード用PIB、17…通信制御部、18a…通常モード用キュー、18b…CSLモード用キュー。

Claims (11)

  1. 上位レイヤ処理部からのフレームの送信要求に対し、下位レイヤ処理部が、フレーム送信前に第1のランダムな遅延を挿入する無線送信装置であって、
    上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、フレームを送信するフレーム送信方法手段と、
    上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、対向する無線受信装置の受信待機状態に合わせて、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を送信するフレーム群送信方法手段と、
    フレーム群送信方法手段が上記フレーム群を送信する前に、上記フレーム群の内、2番目以降のフレーム送信前に挿入する第2のランダム遅延が、フレーム送信方法手段がフレームを送信する前に挿入する上記第1のランダム遅延と異なることを特徴とする無線送信装置。
  2. 上記第2のランダム遅延が上記第1のランダム遅延に比べて短くすることを特徴とする請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 第2のランダムな遅延が第1のランダム遅延の内の最小の遅延に、対する無線受信装置からの受信応答フレームの最大待ち時間を加えた遅延であることを特徴とする請求項1に記載の無線送信装置。
  4. フレーム群送信方法手段が送信するフレームがこれからデータフレームを送信することを対する無線受信装置に予め通知するフレームを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線送信装置。
  5. フレーム群送信方法手段がこれからデータフレームを送信することを対する無線受信装置に予め通知するフレームとデータフレームとを1種類のフレームとして送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線送信装置。
  6. 上記フレーム群送信方法手段が送信しようとする前に所定時間送信予約タイマーを設定する送信予約タイマー設定手段を有し、
    上記フレーム送信方法手段がフレーム送信する前に上記送信予約タイマーが設定されていた場合には、上記送信予約タイマーが解除されたことを条件として、フレーム送信をすることを特徴とする請求項1に記載の無線送信装置。
  7. 受信周期毎に間欠的に生じる起動時間の間だけスリープ状態から受信待機状態に変化して、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を受信し、所定のフレームの受信時に受信応答フレームを返信する無線受信装置であって、
    所定期間連続して受信信号強度の測定を実施し、上記受信号強度が所定値以上である場合に、周囲でフレーム群が送信されていると判断するフレーム群受信推定手段とを有し、
    上記所定期間は、無線送信装置が上記フレーム群を送信する前の遅延時間に基づいて定められる
    ことを特徴とする無線受信装置。
  8. 上記フレーム群受信推定手段が、周囲でフレーム群が送信されていると判定した場合には、受信待機状態に変化することを特徴とする請求項7に記載の無線受信装置。
  9. 上位レイヤ処理部からのフレームの送信要求に対し、下位レイヤ処理部が、フレーム送信前に第1のランダムな遅延を挿入する無線送信装置に搭載されるコンピュータを、
    上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、フレームを送信するフレーム送信方法手段と、
    上位レイヤ処理部からのフレーム送信要求があった際に、対向する無線受信装置の受信待機状態に合わせて、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を送信するフレーム群送信方法手段と、
    フレーム群送信方法手段が上記フレーム群を送信する前に、上記フレーム群の内、2番目以降のフレーム送信前に挿入する第2のランダム遅延が、フレーム送信方法手段がフレームを送信する前に挿入する上記第1のランダム遅延と異なることと
    して機能させることを特徴とする無線送信プログラム。
  10. 受信周期毎に間欠的に生じる起動時間の間だけスリープ状態から受信待機状態に変化して、1種又は2種以上のフレームを含むフレーム群を受信し、所定のフレームの受信時に受信応答フレームを返信する無線受信装置に搭載されるコンピュータを、
    所定期間連続して受信信号強度の測定を実施し、上記受信号強度が所定値以上である場合に、周囲でフレーム群が送信されていると判断するフレーム群受信推定手段として機能させ、
    上記所定期間は、無線送信装置が上記フレーム群を送信する前の遅延時間に基づいて定められる
    ことを特徴とする無線受信プログラム。
  11. 1又は2以上の無線送信装置と、1又は2以上の無線受信装置とを備える無線通信システムにおいて、
    上記無線送信装置が請求項1〜6のいずれかに記載の無線送信装置であり、
    上記無線受信装置が請求項7〜8のいずれかに記載の無線受信装置であることを特徴とする無線通信システム。
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