JP4527084B2 - 無線基地局、無線ノード、無線通信システム及びその方法 - Google Patents
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Description
例えば、無線LAN(IEEE802.11)にて採用しているバックオフプロトコルにおいては、ランダム送信したパケットの不達を確認すると、送信しようとしている無線ノードが規定の範囲内で乱数を発生させ、その乱数値を基にしたバックオフ時間を設定する。
IEEE802.11において、電力削減モード(PSM:Power saving mode)が規定されており、無線ノードは、ビーコンを受信する周期を規定するListenIntervalなどのパラメータに基づき、規則的にビーコンを受信するため、図15に示すように、アクティブ状態とスリープ状態の間を規則的に遷移する。図15におけるAPは無線LANにおけるアクセスポイントである。
そして、バックオフ完了後は、図16に示すように、一定時間(SIFS)にわたってキャリアセンスし、送信状態がアイドルであれば送信を行なう。図16におけるAPは無線LANにおけるアクセスポイントである。
Valeria Baiamonte, Carla-Fabiana Chiasserini, Saving Energy during Channel Contention in 802.11 WLANs, Mobile Networks and 2Applications (MONET), 2005
したがって、バックオフ期間中にはスリープ状態に遷移することが出来ず、電力を多く消費してしまう。
また、隠れ端末が多<存在するシステムにおいては、各無線ノードにてキャリアセンスによりネットワーク媒体の状態を正確に把握することができない。
例え、バックオフ時間に応じてListenlntervalを変更したとしても、その間のチャネル状態を検出することができないため、バックオフ時間の減算に誤差が生じることになる。
また、EDA方式においても、上記IEE802.11と同様に、バックオフ中にて、完全にスリープ状態に遷移して、ネットワーク媒体の状態が検出できなくなるため、バックオフ時間の減算に誤差が生じることになる。
本発明の無線ノードは、前記バックオフ完了時間推定部が、前記スリープ状態とするスリープ時間を、減算レートの送出周期またはフレームの周期単位で算出することを特徴とする。
本発明の無線通信方法は、無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記無線基地局が、前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間を監視する減算対象期間監視過程と、フレームの周期及び前記減算対象期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出過程と、算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知する減算レート通知過程とを実行し、前記無線ノードが、予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出過程と、無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定過程と、前記バックオフ完了時間後に送信部がスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信過程と、バックオフ完了前に新たな減算レートを受信した場合、前記新たな減算レートを用いて前記バックオフ完了時間を補正するバックオフ完了時間補正過程とを実行することを特徴とする。
上述したように、本発明によれば、ネットワーク媒体の状態などを監視しないと正確なバックオフ時間が決まらないシステムにおいて、バックオフ時間の減算を正確に行うことが可能となり、従来のバックオフプロトコルを使用したシステムに対して、各ノードの送信確率を的確に制御することができ、フレームの送受信のスループットを低下させることを抑制する、もしくはバックオフ中スリープ状態に遷移しない従来のバックオフプロトコルと混在して使用した時に、得られるスループットに公平性を保つことが出来る効果が得られる。
以下、本発明の第1の実施形態による無線通信システムにおける無線基地局及び無線ノードを図面を参照して説明する。図1は同実施形態による無線基地局の構成例を示すブロック図である。また、図2は同実施形態による無線ノードの構成例を示すブロック図である。
上記図1において、無線基地局1は、受信部11,送信部12,転送部13,減算レート算出部14及びスケジューリング部15を有している。
ここで、受信部11は無線ノード2からのフレームを受信し、送信部12は無線ノード2に対してフレームを送信する。転送部13は、受信部11から入力したフレームを加工処理(フレーム処理;例えば宛先アドレス変更等)を行い、送信部12から送信する。
減算レート検出部14は、上り回線アクセス時間tをフレーム周期Tにより除算する(t/T)ことにより、減算レートRを算出し、転送部13へ出力する。
ここで、受信部21は無線基地局1からのフレームを受信し、送信部22は無線基地局1に対してフレームを送信する。データ生成部23は無線基地局1へ送信するフレームを生成する。
バックオフ時間算出部24は、データ生成部23がフレームを生成した時点からバックオフ開始時間からの経過時間tbを計数し、計数した経過時間tbをバックオフ完了時間推定部25へ出力する。
すなわち、上記バックオフ完了時間推定部25は、バックオフしてからこれまでに経過した経過時間tbを、バックオフ時間Bを減算レートRにより除算した結果から減算する(B/R−tb)ことにより、現在からバックオフが完了するまでのバックオフ完了時間を算出することができる。
例えば、無線ノード#1においては、推定したバックオフ完了時間「(B/R1)−tb」が比較時間に対して十分に長いと検出したため、スループ状態に遷移している。すなわち、無線ノード#1において、スリープ判定部26は、バックオフ完了時間推定部25において算出したバックオフ完了時間が比較値より大きいことを検出したため、無線ノード#1をアクティブ状態からスリープ状態に移行させ、低消費電力化を行う。
また、データ生成部23は、上記送信制御信号が入力されると、無線基地局1に対して、送信部22を介してフレームを送信する。
したがって、無線ノード2は、バックオフの完了時間の直前にアクティブ状態に遷移し、バックオフ完了時間にランダムアクセスを行なう。
無線ノード#1のデータ生成部23がフレームを生成し(ステップS1)、無線基地局1が報知した減算レートR1を無線ノード#1の受信部21が受信する(ステップS2)。
そして、無線ノード#1のバックオフ完了時間推定部25がバックオフ完了時間を推定し、無線ノード#1のスリープ判定部26が比較値よりバックオフ完了時間が大きいことを判定し、無線ノード#1をスリープ状態に移行させる(ステップS3)。
そして、無線ノード#2のバックオフ完了時間推定部25がバックオフ完了時間を推定し(ステップS6)、無線ノード#2のスリープ判定部26が比較値よりバックオフ完了時間が小さいことを判定し、無線ノード#2の送信タイミング検出部27がバックオフ完了時間となったことを検出し、無線ノード#2のデータ生成部23に対して制御信号を出力することにより、送信部22を介し、生成したフレームを無線基地局1に対してランダム送信する(ステップS7)。
次に、第2の実施形態による無線通信システムを説明する。無線基地局1及び無線ノード2の構成については、第1の実施形態と同様の構成について同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作のみについて説明する。
図7に示す構成のように、あるリンクに対して送信するフレームが、バックオフプロトコルによってランダムアクセスする領域と、ランダムアクセス以外(例えば、固定割当とかデマンドアサインなど)の方法にてアクセスする領域が時分割で区切られて設定されており、無線基地局1が各リンクのトラヒックの状況に応じ、フレーム周期における各領域の割合を動的に変化させるシステムを想定する。この図7におけるランダムアクセスの期間がバックオフ期間の減算対象期間となる。
したがって、スケジューリング部15は、検出したランダムアクセス領域の時間tを減算レート算出部14へ出力する。
次に、減算レート算出部14は、その時間tをフレーム周期(フレーム長)にて除算して、バックオフ時間の減算レートRを算出する。
他の動作については、第1の実施形態と同様である。
次に、第3の実施形態による無線通信システムを説明する。無線基地局1及び無線ノード3の構成については、第1の実施形態と同様の構成について同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作のみについて説明する。
図8に示す構成のように、あるリンクに対して送信するフレーム全体が、バックオフプロトコルによってランダムアクセスする領域であり、複数の固定長のスロットから構成されているフレームにてデータの送受信を行うシステムを想定する。この図8における各周期においてランダムアクセスにおけるアイドル状態(I)を加算した期間がバックオフ期間の減算対象期間となる。
すなわち、ランダムアクセス領域の中でもネットワーク媒体がアイドル状態であった場合のみバックオフ時間を減算するランダムアクセス法によるシステム構成を想定する.
例えば、図8に示すように、減算レートRの送出周期(ここではフレーム周期)Tが、15のスロット(周期ts)に細分化(分割)されており、そのスロットの周期が固定である場合を示している。図8における各スロット内に記載されているI,S,Cは、それぞれのスロットがアイドル状態,成功状態,衝突状態であることを示している。
他の動作については、第1の実施形態と同様である。
次に、第4の実施形態による無線通信システムを説明する。無線基地局1及び無線ノード3の構成については、第1の実施形態と同様の構成について同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作のみについて説明する。
バックオフ完了時間の直前まで、すなわち起動時間までスリープ状態に遷移している無線ノード2は、起動してアクティブ状態に遷移した後に、バックオフ完了時間前に最新の減算レートRmを再度受信した際、すでに算出しているバックオフ完了時間の補正を行う。言い換えると、バックオフ完了時間前に最新の減算レートRmを再度受信できるようにアクティブ状態に遷移する。
このとき、バックオフ完了時間推定部25は、図9に示すように、スリープ状態に遷移する前においてバックオフが開始されてから、最新の減算レートRmを受信する間での経過時間をtb2とすると、現在、すなわち減算レートRmを受信してから、修正したバックオフ完了までの時間を、「(B/Rm)−tb2」(補正時間)で算出できる。
送信タイミング検出部27は、設定されているバックオフ完了時間を、上記補正バックオフ完了時間に置き換え、計数結果がこの補正バックオフ完了時間に到達したことを検出した際に、データ生成部23に対して、送信部22を介したランダムアクセスを行わせる。
無線ノード2のデータ生成部23がフレームを生成し(ステップS1)、無線基地局1が報知した減算レートR1を無線ノード#1の受信部21が受信する(ステップS2)。
そして、無線ノード2のバックオフ完了時間推定部25がバックオフ完了時間を推定し、無線ノード2のスリープ判定部26が比較値よりバックオフ完了時間が大きいことを判定し、無線ノード2をスリープ状態に移行させる(ステップS3)。
次に、無線ノード2の起動部28は起動時間となったことを検出し、無線ノード2を起動(スリープ状態からアクティブ状態へ遷移)させる(ステップS15)。
そして、無線ノード2は、バックオフ完了時間となる前に、無線基地局1が報知する最新の減算レートRmを受信し、この減算レートRmによりバックオフ完了時間を補正するする(ステップS16)。
次に、第5の実施形態による無線通信システムを説明する。無線基地局1及び無線ノード3の構成については、第4の実施形態と同様の構成について同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、第4の実施形態と異なる構成及び動作のみについて説明する。
第4の実施形態と同様に、バックオフ完了時間の直前まで、すなわち起動時間までスリープ状態に遷移している無線ノード2は、起動してアクティブ状態に遷移した後に、バックオフ完了時間前に最新の減算レートRmを再度受信した際、すでに算出しているバックオフ完了時間の補正を行う。
すなわち、第1の実施形態にて推定したバックオフ完了時間を積極的に修正するため、バックオフ完了によるフレーム送信の前に再度バックオフ時間の減算レートRmを受信する必要がある。
そのため、本実施形態においては、フレームを送信する前、すなわち補正する時間の余裕を持たせて、最新の減算レートを受信し損ねるのを防ぐため、図11に示すように、スリープ時間を減算レートの送出周期Tもしくはフレーム(スロット)周期を単位として規定する。
そして、送信タイミング検出部27は、送信タイミングを検出する設定値として、バックオフ完了時間を設定し、時間の計数を開始する(全ての実施形態にて同様)。
そして、バックオフ完了時間推定部25は、新たな減算レートを受信して、補正時間を求め、スリープ状態前に設定された減算レートR1に加算し、新たなバックオフ完了時間を、「2B/(R1+Rm)−tb2」として演算する。以下、第4の実施形態と同様である。
次に、第6の実施形態による無線通信システムを説明する。無線基地局1及び無線ノード2の構成については、第1の実施形態と同様の構成について同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作のみについて説明する。
第6の実施形態においては、無線ノード2がバックオフ完了時間を推定し、このバックオフ完了時間までの残り時間に基づき、スリープ状態のモードを複数段階的にて制御する。
例えば、図12に示すように、スリープ状態として、プロセッサ(CPU)と、受信部21及び送信部22の送受信機能部との双方の機能とも(起動部28及び送信タイミング検出部27等のスリープ状態及び送信タイミングを検出するカウント機能を有する部分以外)にシャットダウンした完全スリーブモードと、上記送受信機能部のみをシャットダウンした準スリーブモードの2つの段階のスリーブモードを備えた無線ノード2を用いて説明する。
一方、準スリープモードにおいては、プロセッサは起動しているため、プロセッサを駆動するクロックの安定化やプログラムの初期化などの必要がないため、無線ノード2の起動時間を短縮でき、送受信機能部をシャットダウンしているため、バックオフ中のオーバーヒアリングによる電力消費を防止することが出来る。
このように、バックオフ完了までの残り時間との兼ね合いでスリーブモードの段階を適応的に選択する。
例えば、無線ノード#1においては、推定したバックオフ完了時間「(B/R1)−tb」が比較時間に対して十分に長いと検出したため、スループ状態に遷移している。すなわち、無線ノード#1において、スリープ判定部26は、バックオフ完了時間推定部25において算出したバックオフ完了時間が比較値より大きいことを検出したため、無線ノード#1をアクティブ状態からスリープ状態(完全スリープモード)に移行させ、低消費電力化を行う。
完全スリープモードにて、クロック部29における、起動部28を駆動するクロック及び送信タイミング検出部27を駆動するクロック以外、例えばプロセッサを駆動するクロック、送受信機能部を駆動するクロックの生成が停止させられる。また、プロセッサとは、プログラムにより、スリープ判定部26,バックオフ完了時間推定部25,バックオフ時間算出部24,データ生成部23各部の機能動作を行っている。
無線ノード#1のデータ生成部23がフレームを生成し(ステップS1)、無線基地局1が報知した減算レートR1を無線ノード#1の受信部21が受信する(ステップS2)。
そして、無線ノード#1のバックオフ完了時間推定部25がバックオフ完了時間を推定し、無線ノード#1のスリープ判定部26が比較値よりバックオフ完了時間が大きいことを判定すると、無線ノード#1を完全スリープモードのスリープ状態に移行させる(ステップS23)。
そして、無線ノード#2のバックオフ完了時間推定部25がバックオフ完了時間を推定し、無線ノード#2のスリープ判定部26が比較値よりバックオフ完了時間が小さいことを判定すると、無線ノード#2を準スリープモードのスリープ状態に移行させる(ステップS26)。
上述した第1から第6の実施形態において説明したように、本発明に依れば、ネットワーク媒体の状態などを監視しないと、無線ノードが正確なバックオフ時間を決められないシステムにおいて、バックオフ時間の減算を正確に行えると同時に、おけるバックオフ中の消費電力を削減することができる。
すなわち、バックオフ時間の減算を正確に行なわないと、各ノードの送信確率を的確に制御できずスループットが低下する。
図14には、バックオフ時間の減算は正確に行えるもののバックオフ時間算出の元となるコンテンションウインドウ(CW)の値に対するスループット特性変化を示している。
この結果、トラヒック量Gが0.6であり、初期CWが250の時に、スループットが0.368と最大となる。
一方、初期CWを100及び50にすると、スループットはそれぞれ0.33,0.22に落ち込んでしまう。このように、トラヒックの状況に応じて最適なCWを選択し、それに基づいてバックオフ時間を正確に減算しないとスループットが低下してしまう。
2…無線ノード
11,21…受信部
12,22…送信部
13…転送部
14…減算レート算出部(R算出部)
15…スケジューリング部
23…データ生成部
24…バックオフ時間算出部
25…バックオフ完了時間推定部
26…スリープ判定部
27…送信タイミング検出部
28…起動部
29…クロック部
Claims (10)
- バックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにて用いられる無線基地局であって、
トラヒックの状態に対応して、前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間となる前記フレームに対するランダムアクセス期間を制御するアクセス期間制御部と、
前記アクセス期間制御部の出力する前記ランダムアクセス期間を監視するスケジューリング部と、
フレームの周期及び前記ランダムアクセス期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出部とを有し、
前記スケジューリング部が、算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知する
ことを特徴とする無線基地局。 - バックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにて用いられる無線基地局であって、
前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間となるランダムアクセスにおけるアイドル状態の期間を監視するスケジューリング部と、
フレームの周期及び前記ランダムアクセスにおけるアイドル状態の期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出部とを有し、
前記スケジューリング部が、算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知する
ことを特徴とする無線基地局。 - バックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにて用いられる無線ノードであって、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出部と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定部と、
前記バックオフ完了時間後にスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信部とを有し、
バックオフ完了前に新たな減算レートを受信した場合、前記バックオフ完了時間推定部が、前記新たな減算レートを用いて前記バックオフ完了時間を補正する
ことを特徴とする無線ノード。 - 前記バックオフ完了時間推定部が、前記スリープ状態とするスリープ時間を、減算レートの送出周期またはフレームの周期単位で算出することを特徴とする請求項3記載の無線ノード。
- 無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムであって、
前記無線基地局が、
トラヒックの状態に対応して、前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間となる前記フレームに対するランダムアクセス期間を制御するアクセス期間制御部と、
前記アクセス期間制御部の出力する前記ランダムアクセス期間を監視するスケジューリング部と、
フレームの周期及び前記ランダムアクセス期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出部とを有し、
前記スケジューリング部が、算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知し、
前記無線ノードが、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出部と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定部と、
前記バックオフ完了時間後にスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信部と
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムであって、
前記無線基地局が、
前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間となるランダムアクセスにおけるアイドル状態の期間を監視するスケジューリング部と、
フレームの周期及び前記ランダムアクセスにおけるアイドル状態の期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出部とを有し、
前記スケジューリング部が、算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知し、
前記無線ノードが、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出部と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定部と、
前記バックオフ完了時間後にスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信部と
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムであって、
前記無線基地局が、
前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間を監視するスケジューリング部と、
フレームの周期及び前記減算対象期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出部とを有し、
前記スケジューリング部が、算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知し、
前記無線ノードが、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出部と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定部と、
前記バックオフ完了時間後にスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信部とを有し、
バックオフ完了前に新たな減算レートを受信した場合、前記バックオフ完了時間推定部が、前記新たな減算レートを用いて前記バックオフ完了時間を補正する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記無線基地局が、
トラヒックの状態に対応して、前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間となる前記フレームに対するランダムアクセス期間を制御するアクセス期間制御過程と、
前記アクセス期間制御部の出力する前記ランダムアクセス期間を監視するアクセス期間監視過程と、
フレームの周期及び前記ランダムアクセス期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出過程と、
算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知する減算レート通知過程とを実行し、
前記無線ノードが、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出過程と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定過程と、
前記バックオフ完了時間後に送信部がスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信過程とを実行する
ことを特徴とする無線通信方法。 - 無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記無線基地局が、
前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間となるランダムアクセスにおけるアイドル状態の期間を監視するアイドル期間監視過程と、
フレームの周期及び前記ランダムアクセスにおけるアイドル状態の期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出過程と、
算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知する減算レート通知過程とを実行し、
前記無線ノードが、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出過程と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定過程と、
前記バックオフ完了時間後に送信部がスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信過程とを実行する
ことを特徴とする無線通信方法。 - 無線基地局と無線ノードとの間にてバックオフプロトコルによりフレームの送受信を行い、このフレームの周期内における、バックオフ時間の減算対象の期間の比率が動的に変化する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記無線基地局が、
前記フレームにおけるバックオフ時間の減算対象期間を監視する減算対象期間監視過程と、
フレームの周期及び前記減算対象期間からバックオフ時間の減算レートを算出する減算レート算出過程と、
算出された前記減算レートを無線ノードに対し、一定周期毎に通知する減算レート通知過程とを実行し、
前記無線ノードが、
予め保持しているまたは無線基地局から送信されるコンテンション・ウインドウからバックオフ時間を計算するバックオフ時間算出過程と、
無線基地局から送信される減算レートと、前記バックオフ時間とからバックオフが完了するバックオフ完了時間を算出するバックオフ完了時間推定過程と、
前記バックオフ完了時間後に送信部がスリープ状態からアクティブ状態に移行し、パケットを送信する送信過程と、
バックオフ完了前に新たな減算レートを受信した場合、前記新たな減算レートを用いて前記バックオフ完了時間を補正するバックオフ完了時間補正過程とを実行する
ことを特徴とする無線通信方法。
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