JPWO2016121672A1 - ユーザ端末、方法、及び移動通信システム - Google Patents
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Abstract
Description
(第1実施形態の概要)
上述したLBT手順は、基地局における電力検出(energy detection)がベースとなっている。しかしながら、基地局が自身の電力検出により得られる情報のみに基づいてアンライセンスドバンドにおける干渉を回避することは難しい。
先ず、LTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、LTEシステムの構成を示す図である。
以下において、UE100(ユーザ端末)の構成について説明する。図4は、UE100の構成を示すブロック図である。図4に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
以下において、eNB200(基地局)の構成について説明する。図5は、eNB200のブロック図である。図5に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
第1実施形態に係るLTEシステムは、オペレータに免許が付与されたライセンスドバンドだけではなく、免許が不要なアンライセンスドバンドもLTE通信に使用する。具体的には、ライセンスドバンドの補助によりアンライセンスドバンドにアクセス可能とする。このような仕組みは、licensed−assisted access(LAA)と称される。
上述したLBT手順は、eNB200における電力検出(energy detection)がベースとなっている。しかしながら、eNB200が自身の電力検出により得られる情報のみに基づいてアンライセンスドバンドにおける干渉を回避することは難しい。
UE100にLBT手順が適用される場合、UE100の制御部130は、定期的に、受信電力を測定し、受信電力の測定結果が基準を満たすか(閾値よりも低いか)否かを評価する。その際、UE100の制御部130は、受信電力の測定結果が基準を満たすまでの測定回数(評価回数)をカウントし、そのカウント値(すなわち、LBTに成功するまでの失敗回数)を測定報告に含めてもよい。このようなカウント値は、該当する周波数チャネルの混雑度を示すものであり、「混雑度情報」とみなすことができる。
(第2実施形態の概要)
第2実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、前記受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により送信する送信部と、を備える。前記ビーコン信号は、該ビーコン信号を受信した他の基地局において前記周波数チャネルを使用するか否かを判断する際に参照される。
図8は、第2実施形態に係る動作環境を示す図である。図8に示すように、eNB200Aは、ライセンスドバンドで運用されるセル#1と、アンライセンスドバンドで運用されるセル#2と、を管理している。eNB200Bは、アンライセンスドバンドで運用されるセル#3を管理している。eNB200Bは、ライセンスドバンドで運用されるセルをさらに管理していてもよい。セル#2及びセル#3は少なくとも一部が重複している。図8において、セル#1がマクロセルであり、セル#2及び#3が小セルである一例を図示しているが、セルサイズはこれに限定されない。eNB200A及びeNB200Bは、異なるオペレータに属する。このため、eNB200A及びeNB200Bは、バックホールを介して通信を行うことが困難である。
以下において、アンライセンスドバンドにおける干渉回避を円滑化するための第2実施形態に係る動作について説明する。図9は、第2実施形態に係る動作を示す図である。
上述した第1実施形態を第2実施形態と組み合わせてもよい。具体的には、eNB200Aの受信部220は、第1実施形態で説明した測定報告をUE100から受信する。測定報告は、アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいてUE100が検知した無線信号の送信元の識別子、及び無線信号の受信電力の測定結果等を含む。
上述した実施形態において、一の周波数チャネルで送信されるLTEビーコン信号に、当該一の周波数チャネルだけでなく周波数チャネル全体の利用率(混雑度)を含めてもよい。
(第3実施形態の概要)
通信装置(例えば基地局)は、アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で当該チャネルの使用状況を観測し、当該チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する。このような観測期間は、LBT期間又はCCA(Clear Channel Assessment)期間と称されることがある。
第3実施形態に係るLTEシステムは、オペレータに免許が付与されたライセンスドバンドだけではなく、免許が不要なアンライセンスドバンドもLTE通信に使用する。具体的には、ライセンスドバンドの補助によりアンライセンスドバンドにアクセス可能とする。このような仕組みは、licensed−assisted access(LAA)と称される。
アンライセンスドバンドにおいては、LTEシステムとは異なる他システム(無線LAN等)又は他オペレータのLTEシステムとの干渉を回避するために、listen−before−talk(LBT)手順が要求される。LBT手順は、アンライセンスドバンドのチャネル(キャリア)が空いているか否かを受信電力(干渉電力)に基づいて確認し、空きチャネル(clear channel)であることが確認された場合に限り当該チャネルを使用する手順である。
以下において、第3実施形態に係るUE100(ユーザ端末)について説明する。図12は、UE100のブロック図である。図12に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
以下において、eNB200(基地局)の構成について説明する。図13は、eNB200のブロック図である。図13に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
図16は、第3実施形態に係るeNB200(eNB200A)の動作フロー図である。本フローは、eNB200AとeNB200Bとの間の同期ずれ量(ΔT)が閾値(例えばLBT期間の時間長)以下であることを前提としている。ここで、「ΔT」とは、「eNB200Bの同期タイミング」−「eNB200Aの同期タイミング」である。「ΔT>0」の場合、eNB200AがeNB200Bよりも進んでいる。一方、「ΔT<0」の場合、eNB200AがeNB200Bよりも遅れている。
第3実施形態によれば、eNB200Aは、自身のLBT期間とeNB200BにおけるLBT期間とが少なくとも一部重複すると判断した場合に、自身のLBT期間及びeNB200BのLBT期間が重複しないように、自身のLBT期間の開始タイミングを変更する。よって、eNB200A及びeNB200Bが同一のチャネルで略同時に無線信号を送信することにより発生する干渉を回避可能となる。
上述した第3実施形態において、アンライセンスドバンドのセルが小セルであり、eNB200AとeNB200Bとの間の伝搬遅延が無視できる程度に小さいことを主として想定していた。
上述した第3実施形態においては、eNB200A及びeNB200Bが近接して設置されることを想定していた。しかしながら、eNB200A及びeNB200Bが近接して設置されず、問題となるレベルの干渉が生じないのであれば、上述した第3実施形態に係る動作を行わなくてもよい。eNB200Aは、eNB200Bからの無線信号の受信電力が閾値以上である場合に限り、上述した第3実施形態に係る動作を行ってもよい。
(第4実施形態の概要)
第4実施形態に係る基地局は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で送信データを送信する処理を実行する制御部を備える。前記制御部は、前記送信データを送信する前に、チャネルを予約するための予約信号として所定データを送信する処理を実行する。前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含む。
第4実施形態に係る予約信号について説明する。
第4実施形態に係る測定報告について説明する。なお、第1実施形態に係る動作を第4実施形態に係る測定報告に組み合わせてもよい。
(第5実施形態の概要)
第5実施形態に係る基地局は、アンライセンスドバンドにおいて、初期信号の送信前に空きチャネルの有無を確認する制御部を備える。前記制御部は、前記確認の完了後であって前記初期信号の送信開始が可能なシンボルが開始するまでの間、予約信号を送信する。前記予約信号は、サイクリックプレフィックスとして使用可能である。
図18に示すように、eNB200は、CCA(LBT)に成功した後、下りリンク送信を開始する。図18において、eNB200が、サブフレーム#nの先頭シンボル区間#1の途中でCCAに成功した一例を示している。この場合、eNB200は、予約信号(Reservation Signal)、初期信号(Initial Signal)、制御信号(PDCCH)、及びデータ(PDSCH)の順に送信を行う。
(1. はじめに)
同じチャネルを共有するアクセスポイントが多いほど、システムのスループット性能が低下することがよく知られている。Wi-Fi及びLAAサービス間の公正な共存のためには、Listen-before-talk(クリアチャネルアセスメント)や制限された送信期間によるキャリア上での不連続送信などの無線LANと同様の仕組みをLAAオペレーションのために導入すべきであることが提案される。よって、LAAセルがアクセスポイントと同じバンドを共有する限りは、スループット性能の低下は避けられないと想定される。
LAAセルは、動作のために最も負荷の低いチャネルを(再)選択することが好ましい。この目的を達成するためには、LAAセルがアンライセンスドバンドの無線環境を認識しているべきである。アンライセンスドスペクトルの使用情報は、この情報をブロードキャストすることにより隣接するノードと共有されることを提案する。このブロードキャスト情報は、「LTEビーコン」により配信される。隣接するLAAサービスは、隣接LTEビーコンを検出し、その情報を使用してチャネルを選択し、自身のLAAパラメータを適切に設定することができる。上記の情報を受信した後、隣接eNBも同様に、自身のビーコンをブロードキャストすることができる。LTEビーコンの候補の内容の1つは、アンライセンスドスペクトルのトラフィック負荷情報、LBT失敗の数、又は使用チャネル数である。
この章では、LAAセルのリソース割り当て情報の共有がアンライセンスドスペクトルの更なる効率的な利用をもたらすことを検討する。例えば、LAAセルが他のLAAセルのデータ送信期間を認識している場合、そのeNBは、その期間中にLBTを中断することができる。よって、アンライセンスドスペクトルについてのある程度のリソース割り当て情報も同様にブロードキャストすべきかRAN1で検討すべきであることを提案する。この情報は、「LTEヘッダ」で搬送され、データバーストの先頭にあるヘッダにおいて送信されるべきである。これは、LTEヘッダが現在のRel-8のPDCCHと同様の機能を有すると仮定するものである。このヘッダは、送信するeNBによるリソース使用情報を取得するために、隣接するLAAセルによって読み取ることができる。どのようにLAAヘッダが配置されるかの例を図20に示す。また、図20は、提案するLAA syncも示している。LAAヘッダの位置については更なる検討が必要である。
チャネル選択手順/スキームを設計する際に、隠れ端末問題を考慮しなければならないかをRAN1は検討すべきである。隠れ端末問題に対処するために、新たなUE測定報告メカニズムを導入することを提案する。測定報告において、UEは、現在のRRM測定結果に加えて、アンライセンスドバンドでの検出セルID及び信号電力を報告する。我々の見解では、UEは、(他のオペレータのLAAを含む)非サービングセルのDRSを検出し、それ自体でDRS RSRPを計算することができる。UEからこの報告を受けたeNBは、隠れ端末問題を軽減するために必要な適切な行動を取ることができる。
(1. はじめに)
RAN1はLAAのための単一の包括的な解決策を決定することが要求される。よって、それぞれの国や地域の規制を満たす1つの統合LAA解決策を検討すべきである。アンライセンスドスペクトルの規制は、それぞれの国や地域で異なるので、最も厳しい国や地域の規則を使用してシステムを設計することが望ましい。本付記では、シミュレーション結果に基づいてLAAのフレーム構造を議論する。
RAN1は、いくつかの地域/バンドのための規制要件を満たすために、Listen-before-talk(クリアチャネルアセスメント)及び制限された最大送信期間を持つキャリアでの不連続送信を導入することに合意した。結果として、Listen-before-talk(LBT)を使用して、「バースト性」の送信は、アンライセンスドスペクトル内のノードによって送信され、特定の国/地域で展開される。単一の包括的な解決策が期待されているので、我々は、最も厳しい条件、すなわち、日本の規制を満たす4ミリ秒の最大送信バーストの持続時間に制限することを提案する。代替として、設定可能なバースト持続時間も考えられる。しかし、ヨーロッパの規制によれば、連続するバースト間の最小ギャップ長は、バースト長に依存する。設定可能なバースト長及びバースト長に関連するギャップの両方を満たすためにフレーム設計が複雑になり得る。我々は単一のバースト長を持つシンプルな解決策が好ましいと考える。また、固定バースト長ベースのフレーム構造は、標準化作業の負担を減少させるのに役立つ。
この章では、提案するフレーム構造の解析について説明する。我々の見解は、規制要件を満たすためにLAAのPHY設計のための最小限の変更で、既存のLTEのRel-12のPHY設計を可能な限り再利用することである。RAN1は、DL LAAの設計がCAによって集約されるサービングセルにわたるRel-12 CAのタイミング関係に従ってサブフレームの境界整列を想定するべきである。LBTの位置は、上記の制約を考慮して設計すべきである。最も簡単な方法は、1のLTEバースト(図21)として4つの連続サブフレームを持つことであると考える。この設計では、各LTEバーストに1つのアイドルサブフレームとし、次のLTEバースト送信直前に発生したアイドルサブフレームの最後のシンボルの間にLBTが発生すると想定する。
オリジナルのFBEにおいて、LBTのタイミングは固定されている。図22に示すように、オペレータAとオペレータB、Cとのタイミング差が小さい場合で、全てのオペレータのLBTが互いに非常に近くで発生した場合、衝突の可能性がある。よって、これらの衝突を回避する解決策が必要である。いくつかの解決策があり、それらの1つは、他のオペレータのタイミングを検出し、小さい予約信号(small reservation signal)を使用してLBTのタイミングを調整することである。
(1. はじめに)
チャネル選択は、LAAオペレーションの中で最も重要な特徴の1つである。また隠れ端末問題は、チャネル選択手順/スキームを設計する際に検討する価値がある。本付記では、我々はより良いパフォーマンスを達成するために、チャネル選択のためのUE測定の強化を提案する。
隠れ端末問題に対処するために、UE測定報告メカニズムを提案する。測定報告において、UEは、現在のRRM測定結果に加えて、アンライセンスドバンドでの検出セルID及び信号電力を報告する。我々の見解では、UEは、(他のオペレータのLAAを含む)非サービングセルのDRSを検出することができ、それ自体でDRS RSRPを計算する。UEからこの報告を受けたeNBは、隠れ端末問題を軽減するために必要な適切な処置を取ることができる。図23及び表1は、提案するUEの測定報告の一例である。表1において、UE1は、サービングセルに対して、オペレータBがCC1で動作しており、オペレータCがCC2で動作していることを示す報告をすることができる。その結果、サービングeNBは、UEをサーブするためにCC3又はCC4を選択し得る。
(1.はじめに)
RAN1は、LAAのための単一の包括的な解決策を決定することが要求されている。よって、それぞれの国や地域の規制を満たす1つの統合LAA解決策を検討すべきである。本付記では、PDSCHと予約信号(reservation signal)とを含むLAAフレーム構造を検討する。
LAAでのLBTの必要性を説明する。RAN1は、地域/バンドのいくつかの規制要件を満たすために、LBT及び制限された最大送信期間でキャリアに不連続送信を導入することに合意した。単一の包括的な解決策が必要とされているので、LBT及び不連続送信がLAAオペレーションのために必須であることを提案する。これらの項目は、Wi-Fiのような他の技術と公正な共存を実現するためにも有益であることに留意すべきである。
提案3:LBE及びFBEの両方がDL LAAのために検討されるべきである。
提案5:RAN1は、LBTが互いに非常に近くで発生した場合、隣接セル送信間の衝突を回避することを検討すべきである。
この章では、フレキシブルなPDSCH送信に焦点を当てる。LAAは、LBTにより全てのOFDMシンボルがサブフレームの送信に利用可能ではない時のPDSCHの送信をサポートする。図24は、全てのOFDMシンボルがPDSCH送信のために利用可能ではない場合の例である。1つの可能性は、フレキシブルな開始OFDMシンボルであり、もう1つは、フレキシブルな終了OFDMシンボルである。両方の場合において、1つの問題は、UEが送信シンボル、例えば開始シンボル及び終了シンボルをどのように知るかである。UEが開始及び終了シンボルのタイミングを知る必要がないことは有益であると考える。よって、RAN1はPDSCHを用いたフレキシブルなPDSCHシンボルがパンクチャリングによって実現されることを検討すべきである。
LBTが使用される場合、予約信号が必要であり、PDSCHの開始シンボルが固定されている。そのような場合、予約信号は時々送信されず、予約信号は日和見性であるので、予約信号は、制御シグナリングからなることができない。上記を考慮すると、予約信号の持続時間はできるだけ短くすべきであると考える。加えて、図25に示すように、PDSCHの一部のコピーを予約信号として使用することで、より効果的にこの期間を利用可能にすることを提案する。
(1. 導入)
本付記では、周波数領域における多重化及びMU-MIMOによる多重化をどのようにサポートするかについて検討する。
公称チャネル帯域幅は、常に少なくとも5MHzでなければならない。占有チャネル帯域幅は宣言公称チャネル帯域幅の80%〜100%の間でなければならない。スマートアンテナシステム(複数の送信チェーンを有する装置)の場合には、送信チェーンの各々は、この要件を満たさなければならない。
この章では、MU-MIMOに適したUEペアリングを検討する。図27に示すように、UE1及びUE2のペアリングは、MU-MIMOには適していない。UE X又はeNB Yが送信を開始する場合、UE1及びUE2の両方がLBT失敗によりデータを送信できないからである。一方、UE1及びUE3がペアになった場合、UE3が送信できるようになるので、MU-MIMOを使用した送信が成功するであろう。
(1.はじめに)
3GPPは、ライセンスドスペクトルとの組み合わせでアンライセンスドスペクトルの使用を検討し、結果を報告している。これらの結果を考慮して、RAN#68で、DL送信のみのLAA SCellオペレーションを仕様化する新たなWI「Licensed-Assisted Access using LTE」を承認した。本付記では、DL送信設計の見解を示す。
報告された結果によると、カテゴリ4 LBTメカニズムは少なくともPDSCHを含むLAA DL送信バーストのためのベースラインである。カテゴリ4 LBTメカニズムがPDSCH送信に適用される場合、DL送信タイミング、チャネルを予約する予約信号、UEにDL送信の開始タイミングを示す初期信号(initial signal)を検討する必要がある。我々のDL送信設計の概要を図29に示す。この章では、DL送信タイミング及び信号設計の詳細を検討する。本付記では、初期信号、PDCCH、及びPDSCHからなる部分をDLデータ送信と称する。
カテゴリ4 LBTメカニズムが適用される場合、CCAは、サブフレーム境界にかかわらず終了する。CCA終了後の予約信号の送信後、DLデータ送信開始タイミングについて、DLデータ送信が常に次のサブフレームの境界を待って開始するかどうかの2つの選択肢がある。
CCA終了とDLデータ送信の開始タイミングとの間の時間ギャップがある。eNBがこの時間ギャップの間に何も送信しない場合、他の装置(例えば、アクセスポイント又は他のオペレータのeNB)は、任意の信号を送信することができる。従って、eNBは予約信号を送信すべきである。
UEは、DLデータ送信の開始タイミングを認識する必要がある。UEは、全ての候補タイミングでDLデータ送信の開始タイミングを検出するためのブラインド復号を行うことになる。しかし、ブラインド復号は、UEの計算集中が必要である。DLデータ送信の開始タイミングを通知する初期信号を定義することが好ましい。1つの候補信号は、検出することが容易である1又は2つのOFDMシンボル内のPSS/SSSである。しかし、レガシーPSS/SSSは、システム帯域幅(図32)の中央に配置される。これは、部分的帯域幅の重複ケースにおいて動作する装置に対してチャネルを予約することができない。1つの解決策は、図33で示した帯域幅内に複数のPSS/SSSを配置することである。
基本的に、CCAがいつ終了するかをeNBが事前に認識していないので、PDCCH及びPDSCHフォーマットは、PDSCHのために異なるTBSで複数のDCI及びパケットを準備することを除いて変更されないことを想定する。さらに、部分的なサブフレームを採用するために新たなTBSを定義する必要がある。1つのアプローチは、PDSCHに利用可能なOFDMシンボルの数に比例してTBSを変更することである。例えば、利用可能なOFDMシンボルが通常のCPで5である場合、送信TBSは、floor (5/14 * TBS / 8) * 8である。
米国仮出願第62/110116号(2015年1月30日出願)、米国仮出願第62/134197号(2015年3月17日出願)、米国仮出願第62/145851号(2015年4月10日出願)、米国仮出願第62/203575号(2015年8月11日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
Claims (44)
- 移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示を基地局から受信する受信部と、
前記測定指示において測定対象セルのセル識別子が指定されていなくても、前記測定指示の受信に応じて、前記アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、
前記検知した無線信号の送信元の識別子及び前記受信電力の測定結果を含む測定報告を、前記基地局に送信する送信部と、
を備えるユーザ端末。 - 前記測定指示は、前記アンライセンスドバンドにおける測定対象の周波数チャネルを指定する情報を含み、
前記制御部は、前記測定指示により指定された前記周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索する請求項1に記載のユーザ端末。 - 前記制御部は、前記アンライセンスドバンドにおいて前記移動通信システムのセルから送信される前記無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定し、
前記送信部は、前記検知した無線信号の送信元セルのセル識別子及び前記受信電力の測定結果を含む前記測定報告を送信する請求項1に記載のユーザ端末。 - 前記制御部は、前記基地局が属するオペレータとは異なるオペレータに属するセルから送信される前記無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する請求項3に記載のユーザ端末。
- 前記セル識別子は、前記送信元セルが属するオペレータを示すオペレータ情報を含む請求項4に記載のユーザ端末。
- 前記無線信号は、同期信号、参照信号、又はビーコン信号である請求項3に記載のユーザ端末。
- 前記制御部は、前記移動通信システムとは異なるシステムの装置から送信される前記無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する請求項1に記載のユーザ端末。
- 移動通信システムにおいて用いられる基地局であって、
アンライセンスドバンドにおける測定を指示する測定指示をユーザ端末に送信する送信部と、
前記ユーザ端末から測定報告を受信する受信部と、
前記測定報告に基づいて、前記アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルを自基地局において使用するか否かを判断する制御部と、
を備え、
前記測定報告は、前記周波数チャネルにおいて前記ユーザ端末が検知した無線信号の送信元の識別子、及び前記無線信号の受信電力の測定結果を含む基地局。 - 前記制御部は、前記送信元の識別子の数が所定数以上であり、及び/又は、前記測定結果が閾値以上である場合、前記周波数チャネルを自基地局において使用しないと判断する請求項8に記載の基地局。
- 前記送信元の識別子は、自基地局が前記アンライセンスドバンドにおいて運用する自セルのセル識別子と、自セル以外の送信元の識別子と、を含み、
前記制御部は、自セルのセル識別子に対応する前記測定結果に比べて、自セル以外の送信元の識別子に対応する前記測定結果が大きい場合、前記周波数チャネルを自基地局において使用しないと判断する請求項8に記載の基地局。 - 前記測定指示は、前記アンライセンスドバンドにおける測定対象の周波数チャネルを指定する情報を含む請求項8に記載の基地局。
- 前記送信元の識別子は、セル識別子であり、
前記セル識別子は、前記送信元セルが属するオペレータを示すオペレータ情報を含む請求項8に記載の基地局。 - 移動通信システムにおいて用いられる基地局であって、
アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号を探索し、該探索により検知した無線信号の受信電力を測定する制御部と、
前記受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により送信する送信部と、
を備え、
前記ビーコン信号は、該ビーコン信号を受信した他の基地局において前記周波数チャネルを使用するか否かを判断する際に参照される基地局。 - 前記他の基地局は、自基地局が属するオペレータとは異なるオペレータに属する基地局である請求項13に記載の基地局。
- 前記ビーコン信号は、前記周波数チャネルを示す情報と前記受信電力の測定結果とを含む請求項13に記載の基地局。
- 前記制御部は、前記移動通信システム及び他システムのそれぞれについて測定した受信電力から電力比率を算出し、該電力比率を前記ビーコン信号に含める請求項13に記載の基地局。
- 前記制御部は、受信電力の測定結果が所定の基準を満たすまでに要した電力測定回数又は電力測定期間を算出し、算出して得た値を前記ビーコン信号に含める請求項13に記載の基地局。
- ユーザ端末から測定報告を受信する受信部をさらに備え、
前記測定報告は、前記周波数チャネルにおいて前記ユーザ端末が検知した無線信号の送信元の識別子、及び前記無線信号の受信電力の測定結果を含み、
前記ビーコン信号は、前記測定報告にさらに基づく請求項13に記載の基地局。 - 移動通信システムにおいて用いられる基地局であって、
アンライセンスドバンドに含まれる周波数チャネルにおいて送信される無線信号の受信電力の測定結果に基づくビーコン信号を無線により他の基地局から受信する受信部と、
前記ビーコン信号に基づいて、前記周波数チャネルを自基地局において使用するか否かを判断する制御部と、
を備える基地局。 - アンライセンスドバンドのチャネルにおいて無線信号を送信する前に、所定の時間長を有する観測期間内で前記チャネルの使用状況を観測し、前記チャネルが空きチャネルであるか否かを確認する制御部を備え、
前記制御部は、他の通信装置から送信される無線信号に基づいて前記他の通信装置との同期ずれ量を検出し、前記同期ずれ量に応じて前記観測期間の開始タイミングを変更する通信装置。 - 前記制御部は、前記同期ずれ量が、前記観測期間の時間長に応じて定められる閾値以下である場合に、前記観測期間の開始タイミングを変更する請求項20に記載の通信装置。
- 前記制御部は、前記同期ずれ量が前記閾値以下であり、かつ、前記他の通信装置の基準時間よりも自通信装置の基準時間が進んでいると判断した場合に、前記観測期間の開始タイミングを所定時間だけ早める請求項21に記載の通信装置。
- 前記所定時間は、前記観測期間の時間長以上である請求項22に記載の通信装置。
- 前記観測期間内で前記チャネルの使用状況を観測した結果、前記チャネルが空きチャネルであることが確認された場合、前記制御部は、前記観測期間の終了タイミングから無線信号の送信開始タイミングまでの間に、予約信号を送信する請求項22に記載の通信装置。
- 前記制御部は、前記同期ずれ量が前記閾値以下であり、かつ、前記他の通信装置の基準時間よりも自通信装置の基準時間が遅れていると判断した場合に、前記観測期間の開始タイミングを所定時間だけ遅らせる請求項21に記載の通信装置。
- 前記所定時間は、前記観測期間の時間長以上である請求項25に記載の通信装置。
- 前記制御部は、前記同期ずれ量がゼロであると判断した場合、又は、前記他の通信装置の基準時間よりも自通信装置の基準時間が進んでいるか又は遅れているかの判断が不能である場合に、前記観測期間の開始タイミングをランダムに変更する請求項21に記載の通信装置。
- 自通信装置が一のオペレータに属する基地局であり、かつ、前記他の通信装置が他のオペレータに属する基地局である請求項20に記載の通信装置。
- PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で送信データを送信する処理を実行する制御部を備え、
前記制御部は、前記送信データを送信する前に、チャネルを予約するための予約信号として所定データを送信する処理を実行し、
前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含む基地局。 - 前記所定データは、前記送信データの先頭から所定シンボル数までのデータである請求項29に記載の基地局。
- 前記所定データは、前記送信データの最後から所定シンボル数までのデータである請求項29に記載の基地局。
- 前記制御部は、前記所定データの配列順を所定の配列順に変更し、
前記所定の配列順は、前記送信データの配列順とは逆の順番、又は、ランダムな順番である請求項29に記載の基地局。 - 基地局から、予約信号で運ばれた所定データと、該所定データの後に配された、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で運ばれた送信データとを受信する処理と、
所定の復号処理と、を実行する制御部を備え、
前記所定データは、前記送信データの少なくとも一部を含み、
前記所定の復号処理は、前記所定データを前記送信データの冗長データとして合成する処理を含むユーザ端末。 - RRM(Radio Resource Management)測定処理と、
複数セル分の測定結果をオペレータIDとともに、基地局に報告する報告処理と、を実行する制御部を備え、
前記測定結果は、RSRP(Reference Signal Received Power)及び/又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)と、RSSI(Received Signal Strength Indicator)と、を含むユーザ端末。 - 前記制御部は、前記報告処理を周期的に実行する請求項34に記載のユーザ端末。
- 前記制御部は、周期的な報告処理のタイミングにおいて、それまでにRRM測定処理が複数回実行されていた場合には、複数回分の測定結果を前記基地局に報告する請求項35に記載のユーザ端末。
- 前記制御部は、前記RSRPが所定値以上である場合に、前記報告処理を実行する請求項34に記載のユーザ端末。
- 前記制御部は、前記報告処理において、前記RSRPが大きいセルに関する前記測定結果から順に報告する処理を実行する請求項34に記載のユーザ端末。
- 前記制御部は、前記基地局から、前記報告処理のための周期に関する情報を取得する処理を実行する請求項35に記載のユーザ端末。
- 前記制御部は、前記基地局から、前記所定値に関する情報を取得する処理を実行する請求項37に記載のユーザ端末。
- アンライセンスドバンドにおいて、初期信号の送信前に空きチャネルの有無を確認する制御部を備え、
前記制御部は、前記確認の完了後であって前記初期信号の送信開始が可能なシンボルが開始するまでの間、予約信号を送信し、
前記予約信号は、サイクリックプレフィックスとして使用される基地局。 - 前記予約信号が一定長以上の場合、前記予約信号は、前記サイクリックプレフィックスとして使用されると共に、他の信号を送信するために使用される請求項41に記載の基地局。
- 前記他の信号は、ランダム信号である請求項42に記載の基地局。
- 前記一定長とは、1OFDMシンボル長からサイクリックプレフィックス長を引いた長さである有効OFDMシンボル長から前記サイクリックプレフィックス長を引いた長さ以下の長さである請求項42に記載の基地局。
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