JP2018137039A - セパレータ支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの低廉化を図りつつ、ケーシングに外部荷重が付与された場合でもケーシングとセパレータとの間の絶縁性を確実に確保することができるセパレータ支持構造を提供する。【解決手段】セパレータ支持構造10Aは、セパレータ30に設けられた金属製の凸部62と、金属製のケーシング14の内面22asからセパレータ30が位置する側に突出して凸部62が挿入される凹部54を形成する一組の突出部56と、少なくとも凹部54内で凸部62を覆う第1絶縁部64と、第1絶縁部64から突出部56とセパレータ30との間に延在した第2絶縁部66とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池を収容する金属製のケーシングに対して前記燃料電池の金属製のセパレータを支持するセパレータ支持構造に関する。
従来、燃料電池を複数積層することにより構成された燃料電池スタック本体と、燃料電池スタック本体を収容する金属製のケーシングとを備えた燃料電池スタックが公知である。燃料電池スタックでは、燃料電池の金属製のセパレータがセパレータ支持構造によってケーシングに支持されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
セパレータ支持構造は、セパレータから外周側に突出して樹脂材がモールドされた金属製のタブと、ケーシングの内面からセパレータ側に突出して樹脂材付きのタブが挿入される凹部を形成する一対の突出部とを有する。ケーシングの内面には、燃料電池スタック本体を囲むように絶縁体が設けられている。
米国特許出願公開第2016/0285124号明細書 米国特許出願公開第2016/0072145号明細書
従来のセパレータ支持構造では、ケーシングの内面に燃料電池スタックを囲むように絶縁体を設けているため、製造コストが高騰化するという問題がある。コストの低廉化のためにケーシングの内面の絶縁体を省略すると、ケーシングに外部荷重が付与されて燃料電池が突出部に対してスイング(傾動)した際に、突出部とセパレータとの金属露出部同士が互いに接触又は近接するおそれがある。そうすると、突出部とセパレータの間を絶縁するために適切な絶縁距離(空間距離)を確保できなくなり、ケーシングとセパレータとの間の絶縁性を確保できなくなる可能性がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、コストの低廉化を図りつつ、ケーシングに外部荷重が付与された場合でもケーシングとセパレータとの間の絶縁性を確保することができるセパレータ支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るセパレータ支持構造は、燃料電池を収容する金属製のケーシングに対して前記燃料電池の金属製のセパレータを支持するセパレータ支持構造であって、前記セパレータの外周部から外方に突出するように前記セパレータに設けられた金属製の凸部と、前記ケーシングの内面から前記セパレータが位置する側に突出して前記凸部が挿入される凹部を形成する一組の突出部と、少なくとも前記凹部内で前記凸部を覆う第1絶縁部と、前記第1絶縁部から各前記突出部と前記セパレータとの間に延在した第2絶縁部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第2絶縁部を設けているため、ケーシングに外部荷重が付与されて燃料電池が突出部に対してスイングした際に、突出部とセパレータとの金属露出部同士の間隔を、第2絶縁部を設けない場合と比較して長くすることができる。これにより、燃料電池が突出部に対してスイングした場合であっても、突出部とセパレータとの間に適切な絶縁距離を確保することができる。よって、ケーシングとセパレータとの間の絶縁性を確保することができる。また、ケーシングの内面に絶縁体を設ける場合と比較して絶縁体で覆う面積を小さくすることができるため、コストの低廉化を図ることができる。
上記のセパレータ支持構造において、前記第1絶縁部は、前記凸部の突出端側を被覆し、前記第2絶縁部は、前記凸部の基端側及び前記セパレータの縁部の一部を被覆していてもよい。
このような構成によれば、ケーシングとセパレータとの間の絶縁性をより確実に確保することができる。
上記のセパレータ支持構造において、前記凸部は、前記セパレータに対して接合されていてもよい。
このような構成によれば、セパレータの製造時に切除するセパレータ外周の材料を少なくすることができ材料コストを低減することができる。
上記のセパレータ支持構造において、前記第2絶縁部のうち前記突出部の突出端に対向する面は、前記第1絶縁部から離間する方向に向かって前記セパレータが位置する側に傾斜した傾斜面であってもよい。
このような構成によれば、燃料電池が突出部に対してスイングした際に、第2絶縁部が突出部に当たることを抑えることができる。
上記のセパレータ支持構造において、前記第1絶縁部は、前記凸部から各前記突出部に向かって突出した一組の膨出部を有し、各前記膨出部の突出端部には、円弧状の湾曲凸面が形成されていてもよい。
このような構成によれば、燃料電池が突出部に対してスイングした際に、第1絶縁部及び突出部に過度な荷重が作用することを抑えることができる。
上記のセパレータ支持構造において、前記第1絶縁部は前記凸部から各前記突出部に向かって突出した一組の膨出部を有し、各前記膨出部の突出端部には、平坦面が形成されていてもよい。このような構成によれば、第1絶縁部を簡単な構成にすることができ経済的である。
本発明によれば、第1絶縁部から各突出部とセパレータとの間に第2絶縁部が延在しているため、コストの低廉化を図りつつ、ケーシングに外部荷重が付与された場合でもケーシングとセパレータとの間の絶縁性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るセパレータ支持構造を備えた燃料電池スタックの模式的平面図である。 図1の燃料電池の要部分解斜視説明図である。 図1のIII−III線に沿った横断面図である。 図4Aは、前記セパレータ支持構造の一部断面拡大斜視図であり、図4Bはセパレータが突出部に対してスイングした状態を示す一部断面拡大図である。 図5Aは第1変形例に係るセパレータ支持構造の説明図であり、図5Bは第2変形例に係るセパレータ支持構造の説明図であり、図5Cは第3変形例に係るセパレータ支持構造の説明図である。
以下、本発明に係るセパレータ支持構造についてそれを備えた燃料電池システムとの関係で好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るセパレータ支持構造10Aは、例えば、燃料電池車両に搭載された燃料電池スタック12に用いられる。燃料電池スタック12は、例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の電気伝導性を有する金属製のケーシング14と、ケーシング14に収容されて複数の燃料電池16(発電セル)が積層されてなる燃料電池スタック本体18(セル積層体)とを備える。
図1及び図3において、ケーシング14は、長方形状の燃料電池16の積層方向(矢印A方向)の両端に配設された一組のエンドプレート20と、燃料電池スタック本体18を燃料電池16の短手方向(矢印B方向)から挟むように配設された一組のサイドパネル22aと、燃料電池スタック本体18を燃料電池16の長手方向(矢印C方向)から挟むように配設された一組のサイドパネル22bとにより構成されている。一組のサイドパネル22aと一組のサイドパネル22bから構成される中空筒部材は、鋳造や押出し成形により一体で構成してもよい。
図2に示すように、燃料電池16は、固体高分子電解質膜24をカソード電極26aとアノード電極26bで挟持して構成された電解質膜・電極構造体(MEA28)と、MEA28の両側に配設されたカソードセパレータ30a及びアノードセパレータ30bとを備えている。
燃料電池16の矢印C方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔32a、冷却媒体入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔36bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔32aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給し、冷却媒体入口連通孔34aは、冷却媒体を供給し、燃料ガス出口連通孔36bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。酸化剤ガス入口連通孔32a、冷却媒体入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔36bは、矢印B方向に配列して設けられる。
燃料電池16の矢印C方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガス入口連通孔36a、冷却媒体出口連通孔34b及び酸化剤ガス出口連通孔32bが設けられる。燃料ガス入口連通孔36aは、燃料ガスを供給し、冷却媒体出口連通孔34bは、冷却媒体を排出し、酸化剤ガス出口連通孔32bは、酸化剤ガスを排出する。燃料ガス入口連通孔36a、冷却媒体出口連通孔34b及び酸化剤ガス出口連通孔32bは、矢印B方向に配列して設けられる。
カソードセパレータ30aのMEA28に向かう面38aには、酸化剤ガス入口連通孔32aと酸化剤ガス出口連通孔32bとに連通する酸化剤ガス流路40が設けられる。酸化剤ガス流路40は、矢印C方向に延在する複数の酸化剤ガス流路溝を有する。
アノードセパレータ30bのMEA28に向かう面42aには、燃料ガス入口連通孔36aと燃料ガス出口連通孔36bとに連通する燃料ガス流路44が設けられる。燃料ガス流路44は、矢印C方向に延在する複数の燃料ガス流路溝を有する。
カソードセパレータ30aとアノードセパレータ30bとは、互いに対向する面38b、42b間に冷却媒体流路46を一体的に形成する。冷却媒体流路46と冷却媒体入口連通孔34a及び冷却媒体出口連通孔34bとは、矢印C方向に延在する複数の冷却媒体流路溝を有する。
図2及び図3に示すように、カソードセパレータ30a及びアノードセパレータ30bは、カソードセパレータ30aの上下の各長辺とアノードセパレータ30bの上下の各長辺とのそれぞれに設けたセパレータ支持構造10Aによってケーシング14に対して支持されている。カソードセパレータ30aの各長辺とアノードセパレータ30bの各長辺は、酸化剤ガス入口連通孔32a、酸化剤ガス出口連通孔32b、冷却媒体入口連通孔34a、冷却媒体出口連通孔34b、燃料ガス入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔36bが設けられていない辺である。なお、以下の説明では、カソードセパレータ30aとアノードセパレータ30bとを区別しない場合には、単に「セパレータ30」と表示する。
本実施形態では、セパレータ30は、2つのセパレータ支持構造10Aによってケーシング14に支持されている(図3参照)。セパレータ支持構造10Aは、ケーシング14のサイドパネル22aの内面22asの矢印C方向の略中央に設けられたケーシング側係合部50と、セパレータ30の長辺の略中央に設けられてケーシング側係合部50に係合するセパレータ側係合部52とを備える。ケーシング側係合部50は、各サイドパネル22aの内面22asの矢印C方向の中央に1つだけ設けられる例に限定されず、各サイドパネル22aの内面22asの任意の位置に任意の数だけ設けることができる。また、セパレータ側係合部52は、セパレータ30の各長辺の略中央に1つだけ設けられる例に限定されず、セパレータ30の各長辺の任意の位置に任意の数だけ設けることができる。
図4Aに示すように、ケーシング側係合部50は、サイドパネル22aの内面22asからセパレータ30が位置する側に突出してセパレータ側係合部52が挿入される凹部54を形成する一組の突出部56を有する。
突出部56は、燃料電池スタック本体18の積層方向(矢印A方向)の略全長に亘って延在している(図1参照)。一組の突出部56は、矢印C方向に互いに所定の隙間を空けて対向している。各突出部56の対向面は、互いに離間する方向に円弧状に窪んだ湾曲凹面58である。すなわち、凹部54は、サイドパネル22aの内面22asの一部である平坦面60と、2つの湾曲凹面58とによって構成されている。各突出部56の厚さ(矢印C方向に沿った寸法)は、突出方向に向かって細く形成されている。なお、各突出部56及びサイドパネル22aの内面22asは、その全面が金属露出部となっている。つまり、ケーシング14の内面には、絶縁性部材が設けられておらず、ケーシング14の内面は絶縁性を有していない。
セパレータ側係合部52は、セパレータ30の外周部から外方に突出するようにセパレータ30に設けられた金属製の凸部62と、凸部62に設けられた第1絶縁部64と、第1絶縁部64から各突出部56とセパレータ30との間に延在した第2絶縁部66とを有する。
凸部62は、セパレータ30と同様の材料によって構成された長方形状の板部材であって、セパレータ30に対して溶接又はろう付け等によって接合されている。
本実施形態では、凸部62の基端部には、接合用の孔68(長孔)が形成されている。凸部62の突出端部及び第1絶縁部64には、燃料電池スタック12の製造時に各燃料電池16を位置決めするためのロッド70が挿通される位置決め孔72が形成されている。なお、ロッド70は、燃料電池スタック12の製造後に位置決め孔72から抜き取られてもよいし、位置決め孔72に残されてもよい。ロッド70は、絶縁性を有する材料から構成されるのが好ましい。
第1絶縁部64は、絶縁性を有する樹脂材料によって構成されている。第1絶縁部64は、凸部62の突出端側の全面を被覆している。換言すれば、凸部62の突出端側は、第1絶縁部64によって樹脂モールドされている。なお、凸部62のうち位置決め孔72を構成する内面には、第1絶縁部64が設けられていても設けられていなくてもよい。
第1絶縁部64の外形形状は、凹部54の形状に対応している。すなわち、第1絶縁部64は、凸部62から各突出部56に向かって突出した一組の膨出部74を有する。各膨出部74の突出端部には、円弧状の湾曲凸面75が形成されている。湾曲凸面75と湾曲凹面58との間には、相対的に移動ができる程度の隙間が設けられている。また、第1絶縁部64には、平坦面60に対向する平坦面77が設けられている。
第2絶縁部66は、第1絶縁部64に対して一体的に設けられている。具体的には、第2絶縁部66は、凸部62の基端側とセパレータ30の長辺の縁部の中央部分とを被覆している。換言すれば、凸部62の基端側とセパレータ30の長辺の縁部の中央部分とは第2絶縁部66によって樹脂モールドされている。なお、凸部62の基端部は、第2絶縁部66によって被覆されていない。
第2絶縁部66のうち突出部56の突出端に対向する面は、第1絶縁部64から離間する方向に向かってセパレータ30が位置する側に傾斜した傾斜面76である。傾斜面76と突出部56の突出端との離間距離と傾斜面76の傾斜角度は、セパレータ30が突出部56に対してスイング(矢印C方向に傾動)した際に傾斜面76が突出部56に当たらないような大きさに設定されている。第2絶縁部66の矢印C方向に沿った長さは、一組の突出部56の突出端の間の距離よりも長い。換言すれば、第2絶縁部66は、突出部56の突出端よりもセパレータ30の側方(サイドパネル22b側)に延在している。
上記のように構成された本実施形態に係る燃料電池スタック12では、特に、車載用として使用される際、揺れや振動の他、矢印C方向に沿った外部荷重が付与される場合がある。この際、燃料電池16は、セパレータ支持構造10Aによってケーシング14に対して支持されているため、ケーシング14に対する位置ずれが抑制される。
本実施形態に係るセパレータ支持構造10Aは、以下の効果を奏する。
セパレータ支持構造10Aは、セパレータ30の外周部から外方に突出するようにセパレータ30に設けられた金属製の凸部62と、ケーシング14の内面22asからセパレータ30が位置する側に突出して凸部62が挿入される凹部54を形成する一組の突出部56と、少なくとも凹部54内で凸部62を覆う第1絶縁部64と、第1絶縁部64から各突出部56とセパレータ30との間に延在した第2絶縁部66と、を備える。
このような構成によれば、第2絶縁部66を設けているため、図4Bに示すように、ケーシング14に外部荷重が付与されて燃料電池16が突出部56に対してスイングした際に、突出部56とセパレータ30との金属露出部同士の間隔を、第2絶縁部66を設けない場合と比較して長くすることができる。これにより、燃料電池16が突出部56に対してスイングした場合であっても、突出部56とセパレータ30との間に適切な絶縁距離(空間距離)を確保することができる。よって、ケーシング14とセパレータ30との間の絶縁性を確保することができる。また、ケーシング14の内面に絶縁体を設ける場合と比較して絶縁体で覆う面積を小さくすることができるため、コストの低廉化を図ることができる。
第1絶縁部64は、凸部62の突出端側を被覆し、第2絶縁部66は、凸部62の基端側及びセパレータ30の縁部の一部を被覆している。このような構成によれば、ケーシング14とセパレータ30との間の絶縁性をより確実に確保することができる。
凸部62は、セパレータ30に対して接合されている。これにより、セパレータ30の製造時に切除するセパレータ30の外周の材料を少なくすることができ材料コストを低減することを抑えることができる。
第2絶縁部66のうち突出部56の突出端に対向する面は、第1絶縁部64から離間する方向に向かってセパレータ30が位置する側に傾斜した傾斜面76である。このような構成によれば、湾曲凹面58に倣って湾曲凸面75が滑らかにスイング(燃料電池16が突出部56に対してスイング)した際に、第2絶縁部66が突出部56に当たることを抑えることができる
第1絶縁部64は、凸部62から各突出部56に向かって突出した一組の膨出部74を有し、各膨出部74の突出端部には、円弧状の湾曲凸面75が形成されている。このような構成によれば、燃料電池16が突出部56に対してスイングした際に、第1絶縁部64に過度な荷重が作用することを抑えることができる。
次に、第1〜第3変形例に係るセパレータ支持構造10B〜10Dについて説明する。
図5Aに示す第1変形例に係るセパレータ支持構造10Bでは、第1絶縁部64aの各膨出部74の突出端部には、凸部62の突出方向(矢印B方向)に沿って直線状に延在した平坦面75aが形成されている。すなわち、平坦面75aは、第1絶縁部64aの両側に形成されている。また、各突出部56aの対向面は、平坦面75aに平行な平坦面58aとして形成されている。このような構成によれば、第1絶縁部64a及び突出部56aを簡単な構成にすることができる。
図5Bに示す第2変形例に係るセパレータ支持構造10Cでは、第1絶縁部64bの各膨出部74の突出端部には、第2絶縁部66に向かって凸部62が位置する側に傾斜した平坦面75bが形成されている。すなわち、平坦面75bは、第1絶縁部64bの両側に形成されている。また、各突出部56bの対向面は、平坦面75bに平行な平坦面58bとして形成されている。つまり、平坦面58bは、平坦面60からセパレータ30が位置する側に向かって凸部62が位置する側に傾斜している。ただし、平坦面58bは、傾斜せずにセパレータ30が位置する側に向かって真直ぐに(凸部62に対して平行に)延在していてもよい。このような構成であっても、上述したセパレータ支持構造10Bと同様の効果を奏する。
図5Cに示す第3変形例に係るセパレータ支持構造10Dでは、第1絶縁部64cの各膨出部74の突出端部には、第2絶縁部66に向かって凸部62が位置する側とは反対側に傾斜した平坦面75cが形成されている。すなわち、平坦面75cは、第1絶縁部64cの両側に形成されている。また、各突出部56cの対向面は、平坦面75cに平行な平坦面58cとして形成されている。つまり、平坦面58cは、平坦面60からセパレータ30が位置する側に向かって凸部62が位置する側とは反対側に傾斜している。ただし、平坦面58cは、傾斜せずにセパレータ30が位置する側に向かって真直ぐに(凸部62に対して平行に)延在していてもよい。このような構成であっても、上述したセパレータ支持構造10Bと同様の効果を奏する。
本発明は、上述した構成に限定されない。凸部62は、セパレータ30に対して一体的に設けられていてもよい。この場合、凸部62は、セパレータ30と一体的にプレス成形される。また、セパレータ支持構造10A〜10Dは、セパレータ30の各長辺の任意の位置に複数設けられていてもよい。
本発明に係るセパレータ支持構造は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10A〜10D…セパレータ支持構造 12…燃料電池スタック
14…ケーシング 30…セパレータ
54…凹部 62…凸部
64、64a〜64c…第1絶縁部 66…第2絶縁部

Claims (6)

  1. 燃料電池を収容する金属製のケーシングに対して前記燃料電池の金属製のセパレータを支持するセパレータ支持構造であって、
    前記セパレータの外周部から外方に突出するように前記セパレータに設けられた金属製の凸部と、
    前記ケーシングの内面から前記セパレータが位置する側に突出して前記凸部が挿入される凹部を形成する一組の突出部と、
    少なくとも前記凹部内で前記凸部を覆う第1絶縁部と、
    前記第1絶縁部から各前記突出部と前記セパレータとの間に延在した第2絶縁部と、を備える、
    ことを特徴とするセパレータ支持構造。
  2. 請求項1記載のセパレータ支持構造において、
    前記第1絶縁部は、前記凸部の突出端側を被覆し、
    前記第2絶縁部は、前記凸部の基端側及び前記セパレータの縁部の一部を被覆している、
    ことを特徴とするセパレータ支持構造。
  3. 請求項1又は2に記載のセパレータ支持構造において、
    前記凸部は、前記セパレータに対して接合されている、
    ことを特徴とするセパレータ支持構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセパレータ支持構造において、
    前記第2絶縁部のうち前記突出部の突出端に対向する面は、前記第1絶縁部から離間する方向に向かって前記セパレータが位置する側に傾斜した傾斜面である、
    ことを特徴とするセパレータ支持構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のセパレータ支持構造において、
    前記第1絶縁部は、前記凸部から各前記突出部に向かって突出した一組の膨出部を有し、
    各前記膨出部の突出端部には、円弧状の湾曲凸面が形成されている、
    ことを特徴とするセパレータ支持構造。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のセパレータ支持構造において、
    前記第1絶縁部は前記凸部から各前記突出部に向かって突出した一組の膨出部を有し、
    各前記膨出部の突出端部には、平坦面が形成されている、
    ことを特徴とするセパレータ支持構造。
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