JP2018135994A - 雄ネジ - Google Patents

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JP2018135994A
JP2018135994A JP2017032351A JP2017032351A JP2018135994A JP 2018135994 A JP2018135994 A JP 2018135994A JP 2017032351 A JP2017032351 A JP 2017032351A JP 2017032351 A JP2017032351 A JP 2017032351A JP 2018135994 A JP2018135994 A JP 2018135994A
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勝之助 島田
Katsunosuke Shimada
勝之助 島田
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Fooesu Kk
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【課題】ねじ込みが容易であり、かつねじ込んだ後の締め付けトルクが高く、緩みにくい雄ネジを提供する。
【解決手段】本発明に係る雄ネジは、軸部材と、前記軸部材の外周面にらせん状に形成されたネジ山とを有する雄ネジであって、前記ネジ山の進み側フランクのリードをLa、前記ネジ山の追い側フランクのリードをLbとしたとき、La<Lbを満たすように、前記ネジ山の進み側フランク及び追い側フランクが形成されている。LaとLbは、0.02≦(Lb−La)/Lb≦0.10を満たすことが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ねじ込みが容易であり、かつねじ込んだ後の締め付けトルクが高く、緩みにくい雄ネジに関する。
ネジは、円筒や円錐の面に沿ってらせん状の山又は溝を設けたものであり、主として別個の部材を接続して固定するために利用される。しかし、ネジは使用している間に緩んでくることがあるため、その対策が検討されている。
特許文献1には、軸部の外周面に形成されるネジ山とこの軸部の一端に工具係合手段を形成した頭部を有する雄ネジにおいて、前記ネジ山は、ネジ山角度の半角を30度より小さな角度に形成するとともに隣接するネジ山間のピッチを通常のピッチより小さなピッチに形成することで、雄ネジと雌ネジとの間の緩み及び戻りを防止できることが記載されている。
特開平9−42261号公報
しかし、雌ネジが切られていない状態で使用する雄ネジ(タッピングネジや木ネジなど)の場合、どうしても相手方の部材が破壊しやすく、緩みやすいという性質がある。特に、大腿骨近位部骨折の骨接合装置におけるラグスクリュウに使用される雄ネジが緩んでしまうと、接合自体が不安定になってしまい、歩行する際に痛みが発生したり、最悪の場合は骨頭が穿孔して内出血してしまう。また、雄ネジを骨にねじ込もうとしたときに雄ネジが滑ってしまい、正確な位置及び角度でのねじ込みが難しいという問題もあった。
そこで、本発明は、ねじ込みが容易であり、かつねじ込んだ後の締め付けトルクが高く、緩みにくい雄ネジを提供することを目的とする。
本発明に係る雄ネジは、軸部材と、前記軸部材の外周面にらせん状に形成されたネジ山とを有する雄ネジであって、
前記ネジ山の進み側フランクのリードをLa、前記ネジ山の追い側フランクのリードをLbとしたとき、下記式(1):
La<Lb (1)
を満たすように、前記ネジ山の進み側フランク及び追い側フランクが形成されている。
本発明によれば、ねじ込みが容易であり、かつねじ込んだ後の締め付けトルクが高く、緩みにくい雄ネジを提供することができる。
本発明に係る雄ネジの構成例を示す拡大断面図である。 本発明に係る雄ネジの構成例を示す平面図である。 実施例及び比較例で作製した雄ネジの締め付けトルクの測定結果を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係る雄ネジの構成を図1(拡大断面図)及び図2(平面図)に示す。この雄ネジは、軸部材2と、軸部材2の外周面にらせん状に形成されたネジ山1とを有している。なお、ネジ山1の側面のうち、雄ネジの進行方向側を向いている側面を「進み側フランク」と呼び、雄ネジの進行方向と反対側を向いている側面を「追い側フランク」と呼ぶ。
雄ネジとしては、1本のらせんに沿ってネジ山が形成された1条ネジ、2本のらせんに沿ってネジ山が形成された2条ネジ、3本のらせんに沿ってネジ山が形成された3条ネジ、4本のらせんに沿ってネジ山が形成された4条ネジ等が知られている。本発明では、図1及び図2に示すように、2条ネジであることが好ましい。
一般的な雄ネジでは、ネジ山の大きさは一定であり、ネジ山の進み側フランクのリードと、ネジ山の追い側フランクのリードは、同一の長さになっている(図1において破線で示したネジ山)。しかし、本発明では、図1及び図2に示すように、ネジ山1の進み側フランク11のリードLa及びLaが、それぞれネジ山1の追い側フランク12のリードLb及びLbよりも短く設定されている(La<LbかつLa<Lb)。すなわち、本発明では、ネジ山1の進み側フランク11のリードをLa、ネジ山1の追い側フランク12のリードをLbとしたとき、下記式(1):
La<Lb (1)
を満たすように、ネジ山の進み側フランク11及び追い側フランク12が形成されていることが特徴である。
進み側フランク11のリードLaは、追い側フランク12のリードLbに対して3〜10%短いことが好ましい。すなわち、本発明では、ネジ山1の進み側フランク11のリードLaと、ネジ山1の追い側フランク12のリードLbは、下記式(2):
0.02≦(Lb−La)/Lb≦0.10 (2)
を満たすことが好ましい。式(2a)の最左辺は、0.03が好ましく、0.04がより好ましく、0.05がさらに好ましい。式(2a)の最右辺は、0.09が好ましく、0.08がより好ましく、0.07がさらに好ましい。
上記のように、進み側フランク11のリードLaを追い側フランク12のリードLbより短く形成することで、雄ネジのねじ込みが容易であり、かつ雄ネジをねじ込んだ後の締め付けトルクが高くなって、緩みにくくなる。
なお、上記式(1)(好ましくは上記式(2))を満たす限りにおいて、進み側フランク11のリードLa及び追い側フランク12のリードLbは変化しても構わない。すなわち、図1において、La<LbかつLa<Lbを満たしていればよく、La≠La及び/又はLb≠Lbでも構わない。例えば、雄ネジの回転が進むにつれて進み側フランク11のリードLaと追い側フランク12のリードLbの差が小さくなるように設定することもできる。この場合、La<LbかつLa<Lbを満たしつつ、La<LaかつLb>Lbを満たすことになる。
また、本発明の雄ネジは、ネジ山1の中心のリードをLとしたとき、進み側フランク11のリードLaがネジ山1の中心のリードLよりx(x>0)だけ短く、追い側フランク12のリードLbがネジ山1の中心のリードLよりy(y>0)だけ長い、と考えることもできる。すなわち、本発明の雄ネジは、La=L−x(x>0)かつLb=L+y(y>0)を満たしていることになる。この場合、x=yであることが好ましい。
本発明の雄ネジにおいては、進み側フランク11のリードLaが、追い側フランクのリードLbより短いことから、ネジ山1の大きさは、雄ネジの進行方向に向かうにつれて小さくなっていき、雄ネジの進行方向から離れるにつれて大きくなっていく。そうすると、ある位置を境に、ネジ山1の高さが、あらかじめ定められた雄ネジの外径D2を超える場合がある。そのような場合、図1及び図2に示すように、ネジ山1のうち、所定の径(あらかじめ定められた雄ネジの外径D2)を超える部分は切り落とされていることが好ましい。こうすることで、雄ネジの外径を超えずに本発明の効果を得ることができる。なお、ネジ山1が切り落とされていない形態でも、本発明の効果を発揮することができる。
本発明では、ネジ山1の進み側フランク11のフランク角θaが、ネジ山1の追い側フランク12のθbより大きく形成されていることが好ましい。フランク角θaが大きいほど雄ネジのねじ込みが容易になり、フランク角θbが小さいほど、雄ネジをねじ込んだ後の締め付けトルクが高くなって、緩みにくくなる。
具体的には、ネジ山1の進み側フランク11のフランク角θaは5〜30°であることが好ましく、10〜20°であることがより好ましく、例えば15°とすることができる。ネジ山1の追い側フランク12のθbは、0〜10°であることが好ましく、0〜5°であることがより好ましく、例えば0°とすることができる。なお、ネジ山1の追い側フランク12のθbは、1°以上でもよい。
このような雄ネジは、最初のねじ込みが容易であり、かつねじ込んだ後の締め付けトルクが高く、緩みにくいことから、雌ネジが切られていない状態で使用するタッピングネジや木ネジなどに使用されることが好ましく、特に、大腿骨近位部骨折の骨接合装置におけるラグスクリュウに使用されることが好ましい。
<実施例>
図1及び図2に示す構造を有するステンレス製の雄ネジを作製した。なお、雄ネジの内径D1=6.2mm、雄ネジの外径D2=10.2mm、進み側フランク11のリードLa=6.3mm(一定)、追い側フランク12のリードLb=6.7mm(一定)((Lb−La)/Lb=0.06)、進み側フランク11のフランク角θa=15°、追い側フランク12のフランク角θb=0°とし、雄ネジの外径D2(10.2mm)を超えるネジ山1の部分は切り落とした。
<比較例>
進み側フランク11のリードLa及び追い側フランク12のリードLbをいずれも6.5mm(一定)とすることで、ネジ山1の大きさを一定にしたこと以外は、実施例と同様にして、雄ネジを作製した。
<評価>
実施例及び比較例で作製した雄ネジの締め付けトルクを測定した結果を図3に示す。実施例で作製した雄ネジでは、回転角度0°の時点から締め付けトルクがかかっていることから、初期の段階から容易にねじ込むことができたことが分かる。それに対し、比較例で作製した雄ネジでは、回転角度50°くらいまで締め付けトルクがかかっていないことから、その間はねじ込むことができずに滑っていたことが分かる。また、実施例で作製した雄ネジでは、締め付けトルクの絶対値が高く、回転が進むにつれ締め付けトルクが直線的に高くなった。それに対し、比較例で作製した雄ネジでは、締め付けトルクの絶対値が低く、ある程度回転が進むと締め付けトルクがほぼ一定になった。以上の結果から、実施例で作製した雄ネジは、ねじ込みが容易であり、かつねじ込んだ後の締め付けトルクが高く、緩みにくいことが分かる。
1 ネジ山
2 軸部材
11 進み側フランク
12 追い側フランク
La 進み側フランクのリード
La 進み側フランクのリード
Lb 追い側フランクのリード
Lb 追い側フランクのリード
θa 進み側フランクのフランク角
θb 追い側フランクのフランク角
D1 雄ネジの内径
D2 雄ネジの外径

Claims (7)

  1. 軸部材と、前記軸部材の外周面にらせん状に形成されたネジ山とを有する雄ネジであって、
    前記ネジ山の進み側フランクのリードをLa、前記ネジ山の追い側フランクのリードをLbとしたとき、下記式(1):
    La<Lb (1)
    を満たすように、前記ネジ山の進み側フランク及び追い側フランクが形成されている雄ネジ。
  2. 前記ネジ山の進み側フランクのリードLaと、前記ネジ山の追い側フランクのリードLbは、下記式(2):
    0.02≦(Lb−La)/Lb≦0.10 (2)
    を満たす請求項1に記載の雄ネジ。
  3. 前記ネジ山のうち、所定の径を超える部分が切り落とされている請求項1又は2に記載の雄ネジ。
  4. 前記ネジ山の進み側フランクのフランク角が、前記ネジ山の追い側フランクのフランク角より大きく形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の雄ネジ。
  5. 前記ネジ山の進み側フランクのフランク角が5〜30°であり、前記ネジ山の追い側フランクのフランク角が0〜10°である請求項4に記載の雄ネジ。
  6. 2条ネジである請求項1〜5のいずれか1項に記載の雄ネジ。
  7. 大腿骨近位部骨折の骨接合装置におけるラグスクリュウに使用される請求項1〜6のいずれか1項に記載の雄ネジ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102136746B1 (ko) * 2019-09-10 2020-07-22 주식회사 엔케이 선박용 의장재의 체결구

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