JP2018135935A - インターリング入りブッシュ - Google Patents

インターリング入りブッシュ Download PDF

Info

Publication number
JP2018135935A
JP2018135935A JP2017030291A JP2017030291A JP2018135935A JP 2018135935 A JP2018135935 A JP 2018135935A JP 2017030291 A JP2017030291 A JP 2017030291A JP 2017030291 A JP2017030291 A JP 2017030291A JP 2018135935 A JP2018135935 A JP 2018135935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber member
bush
axial direction
diameter
radial load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017030291A
Other languages
English (en)
Inventor
宏樹 福井
Hiroki Fukui
宏樹 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017030291A priority Critical patent/JP2018135935A/ja
Publication of JP2018135935A publication Critical patent/JP2018135935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

【課題】過大なラジアル荷重に対する耐久性を向上させることができるインターリング入りブッシュを得る。【解決手段】ブッシュ10がゴム部材28とインターリング30とを含んで構成されており、インターリング30は、円筒部30Aと拡径部30Bとを含んで構成されている。このため、ゴム部材28及び円筒部30Aで取付部22やピン24からゴム部材28に伝達されるラジアル荷重を支持することができる。また、拡径部30Bは、円筒部30Aの軸線L方向の一方側の周縁部から延出されており、拡径部30Bは、当該一方側に向かうに従って拡径されている。このため、拡径部30Bが、軸線L方向に変位しようとするゴム部材28の一部に対する抵抗となり、ゴム部材28に過大なラジアル荷重が入力されたときにゴム部材28の軸線L方向の変形を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、インターリング入りブッシュに関する。
下記特許文献1には、インターリング入りブッシュに関する発明が開示されている。このインターリング入りブッシュでは、その内周側が厚肉の円筒状とされた内筒で構成されており、その外周側が円筒状の外筒で構成されている。そして、内筒と外筒との間には、円筒状のゴム部材が介在していると共に、このゴム部材は、その内周側と外周側とで分割されており、これらの間には円筒状のインターリングが配置されている。このため、下記特許文献1に記載された先行技術では、ブッシュにかかるラジアル荷重をゴム部材に加えてインターリングでも支持することができ、その結果、ラジアル荷重に対する耐久性を確保することができる。
特開2005−195040号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された先行技術による場合、ブッシュに過大なラジアル荷重が入力されるとブッシュを構成するゴム部材がブッシュの軸線方向に押し出され、ゴム部材の変形量が大きくなる。つまり、上記先行技術は、過大なラジアル荷重に対する耐久性を向上させるという点において改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、過大なラジアル荷重に対する耐久性を向上させることができるインターリング入りブッシュを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るインターリング入りブッシュは、軸線に沿って被挿通部が形成された筒状のゴム部材と、前記軸線方向に延在しかつ当該軸線方向から見た断面形状が当該軸線方向に沿って一定とされた円筒部と、当該円筒部の当該軸線方向一方側の周縁部から延出されていると共に当該軸線方向一方側に向かうに従って拡径された拡径部と、を備え、前記ゴム部材に埋め込まれたインターリングと、を有している。
請求項1に記載の本発明によれば、軸線に沿って被挿通部が形成された筒状のゴム部材を有しており、ゴム部材の外周側に第1の部材を嵌合させると共に被挿通部に第2の部材を挿通させることで、第1の部材と第2の部材との緩衝に用いることができる。
また、ゴム部材には、インターリングが埋め込まれており、当該インターリングは、ゴム部材の軸線方向に延在しかつ当該軸線方向から見た断面形状が当該軸線方向に沿って一定とされた円筒部を備えている。このため、本発明では、ゴム部材及び円筒部で第1の部材や第2の部材からゴム部材に伝達されるラジアル荷重を支持することができる。
ところで、上記構成によれば、ゴム部材に過大なラジアル荷重が入力されると、当該ゴム部材が当該ゴム部材の軸線方向に押し出され、当該ゴム部材の変形量が大きくなる。
ここで、本発明では、円筒部の軸線方向一方側の周縁部から拡径部が延出されており、当該拡径部は、当該軸線方向一方側に向かうに従って拡径されている。このため、拡径部が、ゴム部材の軸線方向に変位しようとする当該ゴム部材の一部に対する抵抗となり、ゴム部材に過大なラジアル荷重が入力されたときにゴム部材の当該軸線方向の変形を抑制することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るインターリング入りブッシュは、過大なラジアル荷重に対する耐久性を向上させることができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係るインターリング入りブッシュが取り付けられたショックアブソーバにおけるロアアームとの連結部の構成を示す拡大断面図(図2の1−1線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係るインターリング入りブッシュが取り付けられたショックアブソーバの構成を示す斜視図である。
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係るインターリング入りブッシュの実施形態の一例について説明する。本実施形態では、インターリング入りブッシュとしての「ブッシュ10」が、ショックアブソーバ12の緩衝材として用いられており、当該ショックアブソーバ12は、車両14に設けられたサスペンション16の一部を構成している。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
まず、これらの図を用いて、ブッシュ10が取り付けられたショックアブソーバ12の構成について説明する。このショックアブソーバ12は、その一端部が図示しない車体に設けられたサスペンションタワーに、その他端部がサスペンション16の一部を構成するロアアーム18に、それぞれ取り付けられている。つまり、ショックアブソーバ12は、サスペンションタワーとロアアーム18とを連結している。
より詳しくは、ショックアブソーバ12は、その外殻を構成する外筒20と、外筒20の内側に当該外筒20と軸線方向を同じくして配置されて当該軸線方向に変位可能とされた図示しないピストンロッドとを備えている。そして、ピストンロッドの一端部は、サスペンションタワーに図示しない締結部材で締結されていると共に、外筒20の内側には、ピストンロッドの他端部側に図示しないピストンバルブが配置されている。
また、外筒20の車両下方側の端部には、当該外筒20と一体に円筒状の取付部22が設けられており、当該取付部22は、その軸線方向を車両前後方向とされた状態で配置されている。一方、ロアアーム18には、略円柱状のピン24が、その軸線方向を車両前後方向とされた状態で取り付けられており、ピン24の車両前方側の部分を構成する軸部24Aが、ブッシュ10を介した状態で取付部22に形成された被挿通部26に挿通されている。
ここで、本実施形態では、被挿通部26の軸線方向(車両前後方向)に一対となってブッシュ10が配置されていると共に、ブッシュ10が「ゴム部材28」とゴム部材28の内側に埋め込まれた「インターリング30」とを含んで構成されている。そして、本実施形態では、ブッシュ10の一部を構成するインターリング30の構成に特徴がある。以下、本実施形態の要部を構成するブッシュ10の構成について説明していくこととする。
図1に示されるように、ゴム部材28は、その「軸線L」に沿って「被挿通部32」が形成された略円筒状とされている。詳しくは、ゴム部材28は、その外形がその一端部28Aからその他端部28Bに向かうに従って拡径された円錐台状とされていると共に、被挿通部32は、ピン24の軸部24Aが嵌入可能な大きさに形成されている。なお、ゴム部材28の他端部28Bには、その周方向から見た断面が円弧状となるようにその周縁部に沿って面取部が形成されている。
一方、ブッシュ10が取り付けられている被挿通部26は、その軸線方向と直交する方向から見た形状が、その軸線方向一方側(車両前方側)と他方側(車両後方側)とで対称となるように形成されており、取付部22の内周面部22Aは、円錐面部22A1、22A2を含んで構成されている。詳しくは、円錐面部22A1は、取付部22の軸線方向中央部から取付部22の軸線方向一方側(車両前方側)の端部に向かうに従って拡径された曲面状とされている。一方、円錐面部22A2は、取付部22の軸線方向中央部から取付部22の軸線方向他方側(車両後方側)の端部に向かうに従って拡径された曲面状とされている。そして、被挿通部26には、その軸線方向一方側と他方側とのそれぞれから、ブッシュ10が嵌入されて、円錐面部22A1、22A2には、それぞれに対応するブッシュ10におけるゴム部材28の外周面部28Cが密着した状態となっている。
なお、取付部22は、ゴム部材28の他端部28Bにそれぞれクッションリテーナ34が配置された状態で、ブッシュ10に挿入されたピン24の軸部24Aの雌ねじ部にボルト36が車両前方側から締結されることで、ロアアーム18に取り付けられている。また、取付部22は、ピン24の軸線を中心として回動可能とされているものの、当該取付部22の当該軸線方向の変位は、車両前方側のクッションリテーナ34によって規制されている。
一方、インターリング30は、ゴム部材28の一端部28A側の部分を構成する「円筒部30A」と、ゴム部材28の他端部28B側の部分を構成する「拡径部30B」とを含んで構成されている。つまり、ブッシュ10が取付部22に取り付けられた状態において、インターリング30は、円筒部30Aが当該取付部22の軸線方向中央部側とされた状態で配置されることとなる。
円筒部30Aは、ゴム部材28の軸線L方向に延在していると共に、軸線L方向から見た断面形状が当該軸線L方向に沿って一定とされた円筒状に形成されている。一方、拡径部30Bは、円筒部30Aの軸線L方向の一方側(ゴム部材28の他端部28B側)の周縁部から延出されており、その軸線L方向から見た断面形状が円状とされていると共に、その断面は当該一方側に向かうに従って拡径されている。
また、拡径部30Bは、ブッシュ10を軸線Lに沿う平面で切断したときの断面視において、その延在方向が、ゴム部材28の他端部28B側の部分における外周面部28Cの延在方向と略平行となるように構成されている。
なお、インターリング30は、金属製とされていてもよいし、樹脂性とされていてもよい。また、取付部22の被挿通部26等の形状に応じて、一対のブッシュ10を一体に構成してもよいし、当該構成において一対のインターリング30を一体に構成してもよい。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、ブッシュ10が、軸線Lに沿って被挿通部32が形成された筒状のゴム部材28を有している。そして、ゴム部材28の外周側に取付部22が嵌合されていると共に被挿通部32にピン24が挿通されている。これによりブッシュ10を取付部22と被挿通部32との緩衝に用いることができる。
また、ゴム部材28には、インターリング30が埋め込まれており、当該インターリング30は、ゴム部材28の軸線L方向に延在しかつ軸線L方向から見た断面形状が軸線L方向に沿って一定とされた円筒部30Aを備えている。このため、本実施形態では、ゴム部材28及び円筒部30Aで取付部22やピン24からゴム部材28に伝達されるラジアル荷重を支持することができる。
ところで、上記構成によれば、ゴム部材28に過大なラジアル荷重が入力されると、当該ゴム部材28が当該ゴム部材28の軸線L方向に押し出され、当該ゴム部材28の変形量が大きくなる。また、ゴム部材28の変形を抑制するために、ゴム部材28を構成するゴムの硬度を高くすることも考えられるが、当該硬度を変更することでゴム部材28、ひいてはブッシュ10の振動特性が変化してしまうことが考えられる。
ここで、本実施形態では、円筒部30Aの軸線L方向の一方側の周縁部から拡径部30Bが延出されており、拡径部30Bは、当該一方側に向かうに従って拡径されている。このため、拡径部30Bが、軸線L方向に変位しようとするゴム部材28の一部に対する抵抗となり、ゴム部材28に過大なラジアル荷重が入力されたときにゴム部材28の軸線L方向の変形を抑制することができる。したがって、本実施形態では、過大なラジアル荷重に対するブッシュ10の耐久性を向上させることができる。
しかも、上記構成では、ゴム部材28の振動特性は維持されるので、比較的小さいラジアル荷重の入力に対しては、取付部22とピン24との相対変位を吸収し易くすることができる。また、過大なラジアル荷重の入力に対しては、インターリング30に拡径部30Aを設けるという簡易な構成によって、取付部22とピン24との相対変位を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、ブッシュ10をショックアブソーバ12の緩衝材として用いたが、これに限らない。例えば、ブッシュ10を、車両14のサイドメンバとリヤアクスルハウジングとの間に介在するリーフスプリングに、軸線L方向を車両幅方向として取り付けてスプリングシートとして用いてもよい。
10 ブッシュ(インターリング入りブッシュ)
28 ゴム部材
30 インターリング
30A 円筒部
30B 拡径部
32 被挿通部
L 軸線

Claims (1)

  1. 軸線に沿って被挿通部が形成された筒状のゴム部材と、
    前記軸線方向に延在しかつ当該軸線方向から見た断面形状が当該軸線方向に沿って一定とされた円筒部と、当該円筒部の当該軸線方向一方側の周縁部から延出されていると共に当該軸線方向一方側に向かうに従って拡径された拡径部と、を備え、前記ゴム部材に埋め込まれたインターリングと、
    を有するインターリング入りブッシュ。
JP2017030291A 2017-02-21 2017-02-21 インターリング入りブッシュ Pending JP2018135935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030291A JP2018135935A (ja) 2017-02-21 2017-02-21 インターリング入りブッシュ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030291A JP2018135935A (ja) 2017-02-21 2017-02-21 インターリング入りブッシュ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018135935A true JP2018135935A (ja) 2018-08-30

Family

ID=63366750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017030291A Pending JP2018135935A (ja) 2017-02-21 2017-02-21 インターリング入りブッシュ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018135935A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103171390B (zh) 弹性接头、特别是用于机动车辆轮悬架的弹性接头
CN111051727B (zh) 衬套
US20050206054A1 (en) Vibration damping bushing
US10173488B2 (en) Air spring hanging piston bearing
JP2017067157A (ja) ブラケット付き筒形防振装置
JP4925809B2 (ja) ブッシュ
US20150300445A1 (en) Vibration damping device
JP4283853B2 (ja) リンク装置
JP2018135935A (ja) インターリング入りブッシュ
JP6613095B2 (ja) 懸架用コイルばね
WO2018096814A1 (ja) バンプストッパ
JPH0529560Y2 (ja)
JP4877587B2 (ja) ブッシュ
JP7044469B2 (ja) 防振装置
JP6601436B2 (ja) ブッシュ付きリーフスプリング
JP7165091B2 (ja) 防振ブッシュ
JP6767571B2 (ja) サスペンションブッシュ
JP5114908B2 (ja) ブッシュ圧入構造及びこれを用いる車両用サスペンション
KR100448784B1 (ko) 자동차의 트레일링암
EP3495175A1 (en) Coilover shock absorber
JP2011007285A (ja) 流体圧緩衝器
JP2006315435A (ja) サスペンション構造
JP2018076882A (ja) 車両のサスペンション構造
JPWO2006070440A1 (ja) リンク装置
CN106065918B (zh) 减震器轮毂组件及其成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200923