JP2018134640A - ごみ分離システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
旋回流を利用したごみ分離装置のごみ分離性能をさらに高める。
【解決手段】
本発明は、固形状のごみと液体との混合物の流入速度を利用して該混合物を旋回させる旋回領域と、混合物の旋回方向と異なる方向に設置され液体を通過させるがごみの大部分を通過させないフィルタとを有するフィルタ装置10と、フィルタ装置10を設置した分離槽1と、分離槽1に対して混合物の流入方向上流側に配置される水槽20と、フィルタ装置10と水槽20とを接続する水路であって水槽からの混合物の流れを整えるための整流区間水路30と、を備え、フィルタ装置は、その内部に2枚の誘導板を備え、一方の誘導板を平面板とし、他方の誘導板を波形の曲面板とすると共に、何らの動力を利用せずに混合物をごみと液体とに分離するごみ分離システム2に関する。
【選択図】図2

Description

本発明は、排水施設において液体中の固形のごみを該液体から分離可能なごみ分離システムに関する。
従来から、主に都市部若しくは都市部近郊では、雨水時に都市部等で冠水を抑制すべく雨水排水施設が設けられている。例えば、放流先に制約がある場合、雨水流出抑制の機能を持つ貯留池が設置されている。この貯留池の雨水流入口には、雨水中の固形状のごみを雨水から分離するためのバースクリーンを備えた分離槽が設置されている。バースクリーンは、多数のスリットを有するいわゆる柵であり、降雨時には、バースクリーンに多くのごみが捕捉される。
しかし、降雨後に、毎回、スクリーンに捕捉されたごみを人力にて除去する必要があることから、多くの手間がかかるとともに、台風等の大雨時にスクリーンがごみによって閉塞することに伴う上流側への背水の影響が懸念されていた。そこで、上記バースクリーンに代わって、無動力型ごみ分離装置が開発された(例えば、特許文献1を参照)。このごみ分離装置は、好適には、スクリーン本体がマンホールに代表されるコンクリート躯体に納められた構造を有する。雨水がごみ分離装置に流入すると、上下に配置された誘導板により縦旋回流が発生する。雨水は、縦旋回流と平行に配置されたパンチングメタルスクリーンを通過し、該スクリーンとコンクリート躯体の壁面との間を通って下流に向かって流出する。一方、雨水に含まれるごみは、スクリーン内を旋回して雨水と分離して分離装置内に留まる。
特開2009−279485号公報
上記公知の無動力型ごみ分離装置は、縦旋回流と、縦旋回流と異なる方向でかつその流速より低い流速でのスクリーンの通過とを実現することで、動力なしにごみを雨水から分離することができる。このため、既設のバースクリーンに比べて、維持管理費および大雨時に上流への背水の危険性をともに低減できる。しかし、上記無動力型ごみ分離装置にも、改善すべき課題はある。それは、ごみ分離装置内のごみ分離能をさらに高めるということである。これは、雨水のみならず、汚水や合流式下水道雨天時越流水(CSO)におけるごみの分離に対しても同様である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、旋回流を利用したごみ分離装置のごみ分離性能をさらに高めることを目的とする。
上記目的を達成するための一実施形態に係るごみ分離システムは、固形状のごみと液体との混合物の流入速度を利用して該混合物を旋回させる旋回領域と、該混合物の旋回方向と異なる方向に設置され液体を通過させるがごみの大部分を通過させないフィルタとを有するフィルタ装置と、フィルタ装置を設置した分離槽と、分離槽に対して混合物の流入方向上流側に配置される水槽と、フィルタ装置と水槽とを接続する水路であって水槽からの混合物の流れを整えるための整流区間水路と、を備える。上記目的を達成するためのより具体的な一実施形態に係るごみ分離システムは、固形状のごみと液体との混合物の流入速度を利用して該混合物を旋回させる旋回領域と、該混合物の旋回方向と異なる方向に設置され液体を通過させるがごみの大部分を通過させないフィルタとを有するフィルタ装置と、フィルタ装置を設置した分離槽と、分離槽に対して混合物の流入方向上流側に配置される水槽と、フィルタ装置と水槽とを接続する水路であって水槽からの混合物の流れを整えるための整流区間水路と、を備え、フィルタ装置は、その内部に、混合物を旋回させるために整流区間水路の方向に開く形態で配置される2枚の誘導板を備え、2枚の誘導板の内の一方の誘導板を、混合物をフィルタ装置の下方に誘導する傾斜角度で備えられる平面板とし、2枚の誘導板の内の他方の誘導板を、一方の誘導板にて下方に誘導された混合物を受けて上方に向かわせるカーブとそのカーブ部位から他方の誘導板の先端方向に近づくにつれて下方にカーブする波形の曲面板とすると共に、何らの動力を利用せずに混合物をごみと液体とに分離する。
別の実施形態に係るごみ分離システムでは、さらに、整流区間水路は、平面視における内側幅方向の長さに対して少なくとも1.5倍以上の水路長を有していても良い。
別の実施形態に係るごみ分離システムでは、また、分離槽は、複数個のフィルタ装置を併設しており、水槽は、その内部に、隣り合う2つのフィルタ装置への混合物の流入を分ける堰を備え、堰は、流入する混合物の流量が少ないときには一方のフィルタ装置のみに混合物を導き、混合物の流量が所定量以上になると堰を越えて、一方のフィルタ装置に加えてそれと隣り合う他方のフィルタ装置にも混合物を導くことができる高さを有するようにしても良い。
別の実施形態に係るごみ分離システムでは、さらに、分離槽は、3個以上のフィルタ装置を併設しており、水槽は、その内部に、隣り合う2つのフィルタ装置への混合物の流入を分ける堰をフィルタ装置の個数より1個少ない数だけ備え、複数の堰は、混合物の流量に順番に導く複数個のフィルタ装置の区分け順に高くなるように形成されていても良い。
別の実施形態に係るごみ分離システムでは、また、水槽は、水槽への混合物の流入方向を変えてフィルタ装置に導くようにしても良い。
別の実施形態に係るごみ分離システムでは、整流区間水路の内底部側に、該内底部の水路幅を該内底部より一定以上の長さだけ、上方の水路幅よりも狭くするインバートを、さらに備えても良い。
別の実施形態に係るごみ分離システムでは、インバートの上方開口部の両縁から上方に向かい整流区間水路の内天面に接触しない位置まで延出する2つの壁を、さらに備えても良い。
本発明によれば、旋回流を利用したごみ分離装置のごみ分離性能をさらに高めることができる。
図1は、ごみ分離システムに含まれる例示的な分離槽近傍の透過斜視図を示す。 図2は、第1実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。 図3は、第2実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。 図4は、第3実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。 図5は、第4実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。 図6は、第5実施形態に係るごみ分離システムの平面図、縦断面図およびX−X線断面図を示す。 図7は、第6実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。 図8は、整流区間水路の変形例(8A,8B)の断面図を示す。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の各実施形態に係るごみ分離システムに共通するフィルタ装置について説明する。
図1は、ごみ分離システムに含まれる例示的な分離槽近傍の透過斜視図を示す。
図1に示す分離槽1は、ごみ分離システム2の一構成部である。分離槽1は、その内部に、フィルタ装置10を備える。図1では、1台のフィルタ装置10のみが分離槽1内に備えられているが、後述するように、2台以上のフィルタ装置10が分離槽1内に備えられても良い。フィルタ装置10は、固形状のごみ5と液体6との混合物7を、ごみ5と液体6とに分離するための装置である。フィルタ装置10は、混合物7の流入する側にて、整流区間水路30と接続されている。分離槽1は、整流区間水路30の長さ方向延長上に延出する排水路50と接続されている。フィルタ装置10は、分離槽1の少なくとも4方向の内側面および内背面とそれぞれ隙間を隔てるように、分離槽1内に配置されている。
フィルタ装置10は、その内部に、2枚の誘導板11,12を備える。誘導板11と誘導板12とは、整流区間水路30の方向に開く形態、言い換えると、整流区間水路30から排水路50に向かって両板間を狭くする形態で配置されている。誘導板11は、整流区間水路30から流入してきた混合物7をフィルタ装置10の下方に誘導する傾斜角度でフィルタ装置10の内部に備えられる平面板若しくは曲面板である。
誘導板12は、側方から見て波形の曲面板であって、誘導板11にて下方に誘導された混合物7を受けて上方に向かわせる緩やかなカーブとそのカーブ部位から誘導板12の先端方向に近づくにつれて下方にカーブする板である。このような誘導板11,12の形態と配置によって、整流区間水路30からフィルタ装置10内に流入してきた混合物7は、誘導板11と誘導板12との間で旋回して縦旋回流を形成する。また、誘導板12の先端とフィルタ装置10の内壁との間に隙間が存在するため、混合物7中のごみ5は、誘導板12の下方に移動してフィルタ装置10の底部に溜まる。
フィルタ装置10は、誘導板11,12を両側から挟む形でフィルタ(「スクリーン」と称しても良い)13,13を備える。フィルタ13,13は、フィルタ装置10の両側面を構成する部材でもある。フィルタ13,13は、図1では、上下縦方向に長い多くの隙間を備えたスリット状のフィルタである。しかし、フィルタ13,13は、スリット状に限定されず、多数の孔を備えたものでも良い。上述のように、ごみ5は、縦旋回流から誘導板12の下方に向かうが、液体6は、旋回流の回転方向と異なる方向(図1では略直角方向)にあるフィルタ13,13を通過する。フィルタ13,13は、ごみ5を通過不可なものでも良いが、好ましくは、容易に閉塞しないようにごみ5を少しは通過させるもののその多くを通過困難にする程度の隙間若しくは孔を有するものとする。フィルタ13,13を通過した液体6は、分離槽1の内側面とフィルタ13,13との間を通って、排水路50から排出される。
このように、ごみ分離システム2は、固形状のごみ5と液体6との混合物7の流入速度を利用して該混合物7を旋回させる旋回領域と、該混合物7の旋回方向と異なる方向に設置され液体6を通過させるがごみ5の大部分を通過させないフィルタ13,13とを有するフィルタ装置10を設置した分離槽1を、備える。このため、何らの動力を利用せず、フィルタ装置10の形状または構造を利用して混合物7をごみ5と液体6とに分離できる。
次に、本発明の各実施形態に係るごみ分離システムについて説明する。
<第1実施形態>
図2は、第1実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。
第1実施形態に係るごみ分離システム2は、1台のフィルタ装置10と、フィルタ装置10を設置した分離槽1と、分離槽1に対して混合物7の流入方向上流側(以後、単に「上流側」という)に配置される水槽20と、フィルタ装置10と水槽20とを接続する水路であって水槽20からの混合物7の流れを整えるための整流区間水路30と、を備える。水槽20の上流側には、混合物7を水槽20に流入させる流入路40が備えられている。また、分離槽1には、フィルタ装置10にてごみ5を分離した後の主に液体6を排出するための排水路50が備えられている。
図2では、白矢印の方向に、混合物7あるいは液体6が流れる。図2に示すように、ごみ分離システム2は、流入路40から水槽20に流入した混合物7を整流区間水路30にて整流状態(乱流をなるべく抑制した状態)とし、フィルタ装置10に流入させる。フィルタ装置10に流入した混合物7は、フィルタ装置10内にて縦方向に旋回され、当該旋回方向と略直角方向に配置されたフィルタ13,13から液体6が移動する。一方、ごみ5は液体6から分離して分離槽1の下部に移動する。フィルタ13,13を通過した液体6は、分離槽1から排水路50を通って、ごみ分離システム2の外へと移動する。以下、ごみ分離システム2を構成する各部位について、より詳細に説明する。
(1)流入路
この実施形態では、流入路40は、整流区間水路30と平面視にてほぼ直線状にて水槽20に接続されている。
(2)水槽
水槽20は、流入路40からの混合物7を導く空間であって、好ましくは、流入路40の平面視における幅方向の長さおよび断面視にて高さ方向の長さが共に大きい空間である。水槽20は、作業者等が入って作業を行うことができる大きさであるのが好ましく、「人孔」とも称する。
(3)整流区間水路
整流区間水路30は、水槽20からの混合物7の流れを整えて、フィルタ装置10に対してまっすぐに混合物7を流入させ、縦旋回流を生じやすくする機能を持つ流路である。整流区間水路30は、混合物7の流速を高くするため、水槽20の平面視にて幅方向の長さよりも狭い管の内側の幅(D)を有する。混合物7の流速を高くすると、フィルタ装置10における縦旋回流の速度を高くでき、ごみ5と液体(雨水等)6との分離をより効果的に行うことができるからである。ここで、幅(D)は、整流区間水路30の内部空間の断面の水平方向の長さで、かつ最も長い距離を意味する。このため、当該断面が矩形形状(図8を参照)といった場合、当該断面形状における水平方向の最も長い部分をいう。また、当該断面が円形あるいは馬蹄形、卵形の場合には、円の直径の水平方向の径(長い径であるか短い径であるかを問わない)をいう。
水槽20とフィルタ装置10とを結ぶ整流区間水路30の長さ(L)は、整流区間水路30の管の内側の幅(D)以上である方が好ましい。さらに好ましい長さ(L)は、幅(D)の1.5倍以上である。すなわち、整流区間水路30は、平面視における内側幅方向の長さ(D)に対して好ましくは1.0以上、より好ましくは少なくとも1.5倍以上の水路長(L)を有する。整流区間水路30の幅(D)と長さ(L)を上記の関係に設計することによって、水槽20にて乱流が生じても、整流区間水路30内で混合物7の流れを整えて、フィルタ装置10に向かう方向の流れをつくることができる。これによって、フィルタ装置10における縦旋回流を生じさせやすく、もってごみ5と液体6との分離をより効果的に行うことができる。
(4)分離槽
分離槽1は、フィルタ装置10に対して平面視にて幅方向と高さ方向の両方向を大きくした空間であり、好ましくは角形のマンホールの形態を有する。分離槽1の幅方向の略中間位置にフィルタ装置10を配置するのが好ましい。また、分離槽1の下流側後方の面も、好ましくはフィルタ装置10の後方の面から離れている。これによって、フィルタ装置10のフィルタ13,13からの水の流出空間を確保しやすくなる。
(5)排水路
排水路50は、分離槽1に接続されており、好ましくは整流区間水路30の長さ方向に延出して設けられている。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。
第2実施形態に係るごみ分離システム2aは、第1実施形態に係るごみ分離システム2と異なり、流入路40が整流区間水路30に対して平面視にて略直角をなすように水槽20に接続されている。すなわち、水槽20は、水槽20への混合物7の流入方向を変えてフィルタ装置10に導く空間となっている。上記の点を除き、ごみ分離システム2aは、ごみ分離システム2の構成と共通する。したがって、かかる共通する部分については、第1実施形態の説明を代用することとし、重複した説明を省略する。
ごみ分離システム2aでは、流入路40から入ってきた混合物7が水槽20において方向を約90度変えて整流区間水路30に流入する。第2実施形態では、第1実施形態に比べて、整流区間水路30の役割がより重要となる。水槽20において混合物7の流れる方向が変わるため、乱流が生じやすいからである。整流区間水路30は、平面視における内側幅方向の長さ(D)に対して好ましくは1.0以上、より好ましくは少なくとも1.5倍以上の水路長(L)を有するので、フィルタ装置10の入口から奥方向にまっすぐ混合物7を入れやすくなる。この結果、フィルタ装置10内にて縦旋回流を生じやすく、ごみ5と液体6とをより分離しやすくなる。
<第3実施形態>
図4は、第3実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。
第3実施形態に係るごみ分離システム2bは、2台のフィルタ装置10a,10bを分離槽1内に配置して、水槽20とフィルタ装置10a,10bとをそれぞれ整流区間水路30a,30bにて接続したシステムである。また、ごみ分離システム2bは、水槽20内に堰(せき)21を備え、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が少なくて堰21を越えない水位のときには整流区間水路30aからフィルタ装置10aへと混合物7を導く(図中の白抜き矢印を参照)。一方、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が多くなり堰21を越える水位のときには整流区間水路30aからフィルタ装置10aへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30bからフィルタ装置10bにも混合物7を導く(図中の黒矢印を参照)。上記の点を除き、ごみ分離システム2bは、ごみ分離システム2の構成と共通する。したがって、かかる共通する部分については、第1実施形態の説明を代用することとし、重複した説明を省略する。
このように、ごみ分離システム2bでは、分離槽1は、2個のフィルタ装置10a,10bを併設しており、水槽20は、その内部に、隣り合う2つのフィルタ装置10a,10bへの混合物7の流入を分ける堰21を備える。堰21は、流入する混合物7の流量が少ないときには一方のフィルタ装置10aのみに混合物7を導き、混合物7の流量が所定量以上になると堰21を越えて、一方のフィルタ装置10aに加えてそれと隣り合う他方のフィルタ装置10bにも混合物7を導くことができる高さを有する。
堰21は、この実施形態では、流入路40の整流区間水路30b側の内壁から、整流区間水路30aの整流区間水路30b側の内壁までを結ぶように形成されている。流入路40から水槽20を経て整流区間水路30aに向けて、できるだけスムーズに混合物7を流すためである。堰21の高さは、水槽20の内天面に到達しない限り特に制約はないが、好ましくは流入路40の管路内側の高さの1/2程度の高さが好ましい。この結果、流入路40を通る混合物7の水位が流入路40の内側の高さの半分までの場合には、混合物7は堰21を越えずに整流区間水路30aを通ってフィルタ装置10aにてごみ5の分離に供される。このときには、フィルタ装置10bは使用されない。一方、流入路40を通る混合物7の水位が流入路40の内側の高さの半分を超えるような大流量の場合には、混合物7は堰21を越えて整流区間水路30bを通ってフィルタ装置10bにも流入する。このようなときには、フィルタ装置10aとフィルタ装置10bがフル稼働状態となる。
台風時に大雨となった場合には、大量の雨水が流入路40に流入するため、複数台のフィルタ装置10a,10bにてごみ5の分離処理を行う必要がある。1台のフィルタ装置10aだけでは雨水を処理しきれず、都市部等に雨水があふれるからである。しかし、通常時の雨の場合にも複数台のフィルタ装置10a,10bを稼働させると、各フィルタ装置10a(10b)当たりの処理量が少なすぎて、縦旋回流を生じさせることが難しく、その結果、ごみ5の分離性能が低下してしまう。このため、雨水等が少ないときには1台のフィルタ装置10aのみを稼働させて、混合物7の流速を高めてごみ5の分離性能を高く維持して、雨水等が多いときには2台のフィルタ装置10a,10bをフル稼働させるようにするのが好ましい。堰21は、このような雨水等の多寡に対応させて、2台のフィルタ装置10a,10bの一方のみ、あるいは両方を稼働させるための構造部材として機能する。
<第4実施形態>
図5は、第4実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。
第4実施形態に係るごみ分離システム2cは、第3実施形態に係るごみ分離システム2bと異なり、流入路40が整流区間水路30a,30bに対して平面視にて略直角をなすように水槽20に接続されている。すなわち、水槽20は、水槽20への混合物7の流入方向を変えてフィルタ装置10a,10bに導く空間となっている。上記の点を除き、ごみ分離システム2cは、ごみ分離システム2bの構成と共通する。したがって、かかる共通する部分以外について以下に説明し、共通する部分については先の各実施形態の説明を代用することとし、重複した説明を省略する。
ごみ分離システム2cでは、流入路40から入ってきた混合物7が水槽20において方向を約90度変えて整流区間水路30a,30bに流入する。第4実施形態では、第3実施形態に比べて、整流区間水路30a,30bの役割がより重要となる。水槽20において混合物7の流れる方向が変わるため、乱流が生じやすいからである。整流区間水路30a,30bは、平面視における内側幅方向の長さ(D)に対して好ましくは1.0以上、より好ましくは少なくとも1.5倍以上の水路長(L)を有するので、フィルタ装置10a,10bの入口から奥方向にまっすぐ混合物7を入れやすくなる。この結果、フィルタ装置10a,10b内にて縦旋回流を生じやすく、ごみ5と液体6とをより分離しやすくなる。
<第5実施形態>
図6は、第5実施形態に係るごみ分離システムの平面図、縦断面図およびX−X線断面図を示す。
第5実施形態に係るごみ分離システム2dは、4台のフィルタ装置10a,10b,10c,10dを分離槽1内に順に並べて配置して、水槽20とフィルタ装置10a,10b,10c,10dとをそれぞれ整流区間水路30a,30b,30c,30dにて接続したシステムである。また、ごみ分離システム2dは、水槽20内に堰21,22,23を備える。さらに、ごみ分離システム2dは、流入路40が整流区間水路30a,30b,30c,30dに対して平面視にて略直角をなすように水槽20に接続されている。流入路40に最も近い側に、整流区間水路30aが配置されている。そして、整流区間水路30b,30c,30dは、その順に、流入路40から遠ざかるように配置されている。水槽20は、水槽20への混合物7の流入方向を変えてフィルタ装置10a,10b,10c,10dに導く空間となっている。上記の点を除き、ごみ分離システム2dは、ごみ分離システム2cの構成と共通する。したがって、かかる共通する部分については、先に説明した各実施形態の説明を代用することとし、重複した説明を省略する。
堰21,22,23は、X−X線断面図に示すように、堰21、堰22、堰23の順に段々高くなるように構成されている。このため、ごみ分離システム2dは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が少なくて堰21を越えない水位のときには整流区間水路30aからフィルタ装置10aへと混合物7を導く(図中の白抜き矢印を参照)。また、ごみ分離システム2dは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が多くなり堰21を越える水位のときには整流区間水路30aからフィルタ装置10aへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30bからフィルタ装置10bにも混合物7を導く(図中の灰色矢印を参照)。
さらに、ごみ分離システム2dは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量がもっと多くなり堰22を越える水位となると、整流区間水路30a,30bからフィルタ装置10a,10bへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30cからフィルタ装置10cにも混合物7を導く(図中の斜線矢印を参照)。そして、ごみ分離システム2dは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が非常に多くなり堰23をも越える水位となると、整流区間水路30a,30b,30cからフィルタ装置10a,10b,10cへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30dからフィルタ装置10dにも混合物7を導く(図中の黒矢印を参照)。
この実施形態では、堰21は、流入路40の近くから、整流区間水路30aの整流区間水路30b側の内壁までを結ぶように形成されている。また、堰22は、堰21と平面視にてほぼ同角度で配置され、整流区間水路30bの整流区間水路30c側の内壁に至るように形成されている。さらに、堰23は、堰22と平面視にてほぼ同角度で配置され、整流区間水路30cの整流区間水路30d側の内壁に至るように形成されている。このように堰21,22,23を形成するのは、流入路40から水槽20を経て整流区間水路30a,30b,30c,30dに向けて、できるだけスムーズに混合物7を流すためである。
堰21,22,23の高さは、ともに水槽20の内天面に到達せず、かつ堰21、堰22、堰23の順に段々高くなるように構成されている限り特に制約はないが、堰21は、好ましくは流入路40の管路内側の高さの1/4程度の高さが好ましい。また、堰22は、好ましくは流入路40の管路内側の高さの2/4程度の高さが好ましい。さらに、堰23は、好ましくは流入路40の管路内側の高さの3/4程度の高さが好ましい。この結果、流入路40を通る混合物7の水位が流入路40の内側の高さの1/4までの場合には、混合物7は堰21を越えずに整流区間水路30aを通ってフィルタ装置10aにてごみ5の分離に供される。このときには、フィルタ装置10b,10c,10dは使用されない。
また、流入路40を通る混合物7の水位が流入路40の内側の高さの1/4を超えて2/4に至らない場合には、混合物7は堰21を越えて整流区間水路30bを通ってフィルタ装置10bにも流入する。このようなときには、フィルタ装置10aとフィルタ装置10bが稼働状態となる。また、流入路40を通る混合物7の水位が流入路40の内側の高さの2/4を超えて3/4に至らない場合には、混合物7は堰22をも越えて整流区間水路30cを通ってフィルタ装置10cにも流入する。このようなときには、フィルタ装置10a,10b,10cが稼働状態となる。さらに、流入路40を通る混合物7の水位が流入路40の内側の高さの3/4を超える場合には、混合物7は堰23をも越えて整流区間水路30dを通ってフィルタ装置10dにも流入する。このようなときには、フィルタ装置10a,10b,10c,10dがフル稼働状態となる。
この実施形態は、フィルタ装置10a,10b,10c,10dおよび整流区間水路30a,30b,30c,30dをともに4個配置した例である。しかし、フィルタ装置10a等および整流区間水路30a等をともに3個、あるいはともに5個以上配置しても良い。その場合、堰21等の数は、整流区間水路30a等の数より1つ少ない。このように、ごみ分離システム2dでは、分離槽1は、3個以上のフィルタ装置10a,10b,10c,10d等を併設しており、水槽20は、その内部に、隣り合う2つのフィルタ装置30a,30b(フィルタ装置30b,30cあるいはフィルタ装置30c,30d)等への混合物7の流入を分ける堰21,22,23等をフィルタ装置10a,10b,10c,10d等の個数より1個少ない数だけ備えている。また、複数の堰21,22,23等は、混合物7の流量に応じて順番に導く複数個のフィルタ装置10a,10b,10c,10d等の区分け順に高くなるように形成されている。このため、流入路40から流れ込む混合物7の水位の高低に応じて、フィルタ装置10aのみ、フィルタ装置10a,10b、フィルタ装置10a,10b,10c、フィルタ装置10a,10b,10c,10d等という使い分けが可能となる。
<第6実施形態>
図7は、第6実施形態に係るごみ分離システムの平面図および縦断面図を示す。
第6実施形態に係るごみ分離システム2eは、第5実施形態に係るごみ分離システム2dと異なり、流入路40が平面視にて整流区間水路30a,30bと略平行に水槽20と接続されている。流入路40は、整流区間水路30aに近い側に配置されている。上記の点を除き、ごみ分離システム2eは、ごみ分離システム2dの構成と共通する。したがって、かかる共通する部分以外について以下に説明し、共通する部分については先に説明した各実施形態の説明を代用することとし、重複した説明を省略する。
この実施形態では、堰21は、流入路40の整流区間水路30b側の内壁から、整流区間水路30aの整流区間水路30b側の内壁までを結ぶように形成されている。また、堰22は、堰21よりも整流区間水路30d方向の所定位置から、整流区間水路30bの整流区間水路30c側の内壁に至るように形成されている。さらに、堰23は、堰22よりも整流区間水路30d方向の所定位置から、整流区間水路30cの整流区間水路30d側の内壁に至るように形成されている。このように堰21,22,23を形成するのは、流入路40から水槽20を経て整流区間水路30a,30b,30c,30dに向けて、できるだけスムーズに混合物7を流すためである。
堰21,22,23は、堰21、堰22、堰23の順に段々高くなるように構成されている。このため、ごみ分離システム2eは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が少なくて堰21を越えない水位のときには整流区間水路30aからフィルタ装置10aへと混合物7を導く(図中の白抜き矢印を参照)。また、ごみ分離システム2eは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が多くなり堰21を越える水位のときには整流区間水路30aからフィルタ装置10aへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30bからフィルタ装置10bにも混合物7を導く(図中の灰色矢印を参照)。さらに、ごみ分離システム2eは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量がもっと多くなり堰22を越える水位となると、整流区間水路30a,30bからフィルタ装置10a,10bへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30cからフィルタ装置10cにも混合物7を導く(図中の斜線矢印を参照)。そして、ごみ分離システム2eは、水槽20内に流れ込んできた混合物7の量が非常に多くなり堰23をも越える水位となると、整流区間水路30a,30b,30cからフィルタ装置10a,10b,10cへと混合物7を導くのみならず、整流区間水路30dからフィルタ装置10dにも混合物7を導く(図中の黒矢印を参照)。
<変形例>
図8は、整流区間水路の変形例(8A,8B)の断面図を示す。
図8(8A)に示す整流区間水路30(または30a)は、幅D×高さHの内部空間に、その内部空間の断面積を狭くして幅のより狭い水路を形成可能とするインバート60を備えることができる。インバート60は、整流区間水路30(または30a)の内底部側に、その内底部の水路幅(=D)を該内底部より一定以上の長さ(=h1)だけ、長さh1よりも上方の水路幅(=D)よりも狭くする構成部である。また、インバート60は、好ましくは整流区間水路30(または30a)の長さ(=L)と同じ長さを備える。ただし、インバート60は、整流区間水路30(または30a)のフィルタ装置10(または10a)側先端近傍のみに備える構成部であっても良い。その場合、インバート60の長さは、整流区間水路30(または30a)の長さ(=L)よりも短い。このような構成のインバート60を整流区間水路30(または30a)の内部に配置すると、水槽20に流れ込んできた混合物7の流量が少ないときでも、水面Sをより高くできる。この結果、混合物7の流速をより高めることができ、もって、フィルタ装置10(または10a)内にて縦旋回流を生じさせやすくできる。
図8(8B)に示す整流区間水路30b(または30c)は、幅D×高さHの内部空間に、インバート60に追加して、インバート60にて形成された幅の狭い水路の上面の両側壁から上方に長さ(h2−h1)だけ延出する壁(以後、「整流壁」という)61,61を備えることができる。整流壁61,61は、インバート60に対してどのような方法で接続されても良く、例えば、嵌め込み、接着、ボルト締めなどの例示的な方法でインバート60に接続可能である。整流壁61,61は、整流区間水路30(または30a)の内部に配置されても良いが、特に、フィルタ装置10a,10b,10c,10d等を3台以上分離槽1に備える場合に、混合物7を流入させる順番にて2番目(または3番目)の整流区間水路30b(または30c)内に配置する方が好ましい。例えば、フィルタ装置10a,10b,10c,10d等を3台以上分離槽1に備える場合に、整流区間水路30aの内部にはインバート60のみを備え、整流区間水路30bの内部にはインバート60と整流壁61,61とを備えるようにできる。このように、インバート60の上方開口部の両縁から上方に向かい整流区間水路30b(あるいは30c)の内天面に接触しない位置まで延出する2つの整流壁61,61を備えることによって、水路幅を3分割できる。この結果、整流区間水路30b(あるいは30c)は、整流区間水路30の幅(D)と長さ(L)が幅Bに対して1.5倍以上の水路長(L)の場合、3分割された1つの水路幅は1/3Dとなり、水路幅(1/3D)の4.5倍の水路長とすることができ、大きな流量の流入により乱流が強い場合に、整流効果をより高めることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の各実施形態および変形例を説明したが、本発明は上述した各実施形態および変形例に限られず、他の様々な態様にて実施可能である。
例えば、分離槽1はマンホールを兼ねていなくても良い。また、水槽20は、第3〜第6実施形態においては、混合物7を分ける機能を有する分水槽である。また、水槽20は、人が入り込んで作業を行うことのできる空間としての機能を持たせた人孔でもある。しかし、水槽20は、分水槽および人孔の各機能を持たない槽でも良い。
整流区間水路30等は、平面視における内側幅方向の長さに対して少なくとも1.5倍以上の水路長を有するのが好ましいが、かかる長さに限定されず、例えば、1倍、あるいは1倍超〜1.5倍未満でも良い。
第2実施形態、第4実施形態および第5実施形態における流入路40は、整流区間水路30等の方向に対して略直角方向に延出する管路である。しかし、流入路40と整流区間水路30等との角度は90度に限定されず、10度、45度、120度などの他の角度を成すように、流入路40が水槽20に接続されていても良い。さらに、流入路40は、図2〜7の平面図において、平面視にて上方(紙面の表方向)あるいは下方(紙面に対して裏方向)から水槽20に接続されていても良い。
また、上述の各実施形態における各種構成部は、互いに組み合わせられない場合を除き、各実施形態を越えてどのように組み合わせても良い。
本発明は、水等の液体と固形状のごみとの混合物からごみを分離するために利用できる。
1 分離槽
2,2a,2b,2c,2d,2e ごみ分離システム
5 ごみ
6 液体
7 混合物
10,10a,10b,10c,10d フィルタ装置
13 フィルタ
20 水槽
21,22,23 堰
30,30a,30b,30c,30d 整流区間水路
60 インバート
61 整流壁(壁)

Claims (7)

  1. 固形状のごみと液体との混合物の流入速度を利用して該混合物を旋回させる旋回領域と、該混合物の旋回方向と異なる方向に設置され前記液体を通過させるが前記ごみの大部分を通過させないフィルタとを有するフィルタ装置と、
    前記フィルタ装置を設置した分離槽と、
    前記分離槽に対して前記混合物の流入方向上流側に配置される水槽と、
    前記フィルタ装置と前記水槽とを接続する水路であって前記水槽からの前記混合物の流れを整えるための整流区間水路と、
    を備え、
    前記フィルタ装置は、その内部に、前記混合物を旋回させるために前記整流区間水路の方向に開く形態で配置される2枚の誘導板を備え、
    前記2枚の誘導板の内の一方の誘導板を、前記混合物を前記フィルタ装置の下方に誘導する傾斜角度で備えられる平面板とし、
    前記2枚の誘導板の内の他方の誘導板を、前記一方の誘導板にて下方に誘導された前記混合物を受けて上方に向かわせるカーブとそのカーブ部位から前記他方の誘導板の先端方向に近づくにつれて下方にカーブする波形の曲面板とすると共に、
    何らの動力を利用せずに前記混合物を前記ごみと前記液体とに分離するごみ分離システム。
  2. 前記整流区間水路は、平面視における内側幅方向の長さに対して少なくとも1.5倍以上の水路長を有する請求項1に記載のごみ分離システム。
  3. 前記分離槽は、複数個の前記フィルタ装置を併設しており、
    前記水槽は、その内部に、隣り合う2つの前記フィルタ装置への前記混合物の流入を分ける堰を備え、
    前記堰は、流入する前記混合物の流量が少ないときには一方の前記フィルタ装置のみに前記混合物を導き、前記混合物の流量が所定量以上になると前記堰を越えて、前記一方の前記フィルタ装置に加えてそれと隣り合う他方の前記フィルタ装置にも前記混合物を導くことができる高さを有する請求項1または2に記載のごみ分離システム。
  4. 前記分離槽は、3個以上の前記フィルタ装置を併設しており、
    前記水槽は、その内部に、隣り合う2つの前記フィルタ装置への前記混合物の流入を分ける堰を前記フィルタ装置の個数より1個少ない数だけ備え、
    複数の前記堰は、前記混合物の流量に順番に導く複数個の前記フィルタ装置の区分け順に高くなるように形成されている請求項3に記載のごみ分離システム。
  5. 前記水槽は、前記水槽への前記混合物の流入方向を変えて前記フィルタ装置に導く請求項1から4のいずれか1項に記載のごみ分離システム。
  6. 前記整流区間水路の内底部側に、該内底部の水路幅を該内底部より一定以上の長さだけ、上方の水路幅よりも狭くするインバートを備える請求項1から5のいずれか1項に記載のごみ分離システム。
  7. 前記インバートの上方開口部の両縁から上方に向かい前記整流区間水路の内天面に接触しない位置まで延出する2つの壁を、さらに備える請求項6に記載のごみ分離システム。

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