JP2018133430A - カレントトランス及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のカレントトランスは、磁性材料を含む環状のコア20と、環状凹部34を有する第1半体32と、第1半体の環状凹部を塞ぐ第2半体33から構成され、第1半体の環状凹部にコアを挿入し、第1半体と第2半体を係合することにより、環状凹部にコアを収容するコアケース30と、コアケースに巻回される巻線と、を含む。第1半体の環状凹部と、コアとの間には、ゲル材料50が介在している。
【選択図】図6
Description
磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースに巻回される巻線と、
を含むカレントトランスであって、
前記第1半体の環状凹部と、前記コアとの間には、ゲル材料が介在している。
前記ゲル材料は、前記環状凹部と前記コアが対向する4面の各々の少なくとも一部に介在していることが望ましい。
磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースの外周に巻回される巻線と、
を含むカレントトランスの製造方法であって、
前記第1半体の前記環状凹部の内面と、前記第2半体の内面に液状のゲル原料を配置するステップ、
前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを配置するステップ、
前記第2半体を前記第1半体と係合させて前記コアを収容したコアケースを形成するステップ、
前記コアと前記コアケースとの間に配置された前記ゲル原料をゲル化させてゲル状のゲル材料とするステップ、及び、
前記コアケースに巻線を施すステップ、
とを含んでいる。
磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースの外周に巻回される巻線と、
を含むカレントトランスの製造方法であって、
前記第1半体の前記環状凹部の内面に液状のゲル原料を配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記コアの上面に液状のゲル原料を配置するステップ、
前記第2半体を前記第1半体と係合させて前記コアを収容したコアケースを形成するステップ、
前記コアと前記コアケースとの間に配置された前記ゲル原料をゲル化させてゲル状のゲル材料とするステップ、及び、
前記コアケースに巻線を施すステップ、
とを含んでいる。
磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースの外周に巻回される巻線と、
を含むカレントトランスの製造方法であって、
前記コアの少なくとも一部にゲル原料を配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記第2半体を前記第1半体と係合させて前記コアを収容したコアケースを形成するステップ、
前記コアと前記コアケースとの間に配置された前記ゲル原料をゲル化させてゲル状のゲル材料とするステップ、及び、
前記コアケースに巻線を施すステップ、
とを含んでいる。
表2より、インダクタンス(L値)は、発明例1、発明例2及び比較例3は、その変化率ΔLが比較例2及び比較例3に比べて小さく抑えられていることがわかる。インダクタンスの変化率ΔLは、カレントトランスの誤差規格を満足させるための判断基準として上限を5%とした。このとき、個々の供試例がその上限以下である場合に個別判定「A」、5%を越える場合に個別判定「B」として評価すると共に、発明例、比較例について、各供試例の個別判定が何れも「A」であるものを判定「A」、何れか又は両方が「B」であるものを判定「B」として評価した。判定結果を合わせて表2に示している。
表2より、μaについて、発明例1、発明例2、比較例1及び比較例2は、変化率が比較例3に比べて小さく抑えられていることがわかる。μaの変化率の上下限をカレントトランスの規格誤差を満足させるための判断基準として±5%とした。このとき、個々の供試例がその当該範囲内である場合に個別判定「A」、当該範囲外の場合に個別判定「B」として評価した。
続いて、各供試例について、−40℃と90℃におけるインダクタンス(L値)を測定し、落下衝撃試験前に測定した常温(25℃)のインダクタンスに対する変化率ΔLを算出し、温度特性を評価した。結果を表3に示す
得られた各磁気特性に関する判定(表2及び表3参照)が何れも「A」であるものを総合判定「A」、何れか又はすべてが「B」であるものを総合判定「B」として総合判定を行なった。結果を表3「総合判定」に示す。
12 コア収容体
20 コア
30 コアケース
32 第1半体
33 第2半体
34 環状凹部(第1半体)
35 環状凹部(第2半体)
50 ゲル材料
52 ゲル原料
Claims (11)
- 磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースに巻回される巻線と、
を含むカレントトランスであって、
前記第1半体の環状凹部と、前記コアとの間には、ゲル材料が介在している、
カレントトランス。 - 前記ゲル材料は、シリコーンゲルである、
請求項1に記載のカレントトランス。 - 前記ゲル材料は、ゲル化後の針入度が50以上である、
請求項1又は請求項2に記載のカレントトランス。 - 前記第2半体は、前記コアが挿入される環状凹部を有する形状、または、板状である、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載のカレントトランス。 - 前記環状のコアは断面略矩形であって、
前記ゲル材料は、前記環状凹部と前記コアが対向する4面の各々の少なくとも一部に介在している、
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のカレントトランス。 - 磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースの外周に巻回される巻線と、
を含むカレントトランスの製造方法であって、
前記第1半体の前記環状凹部の内面と、前記第2半体の内面に液状のゲル原料を配置するステップ、
前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを配置するステップ、
前記第2半体を前記第1半体と係合させて前記コアを収容したコアケースを形成するステップ、
前記コアと前記コアケースとの間に配置された前記ゲル原料をゲル化させてゲル状のゲル材料とするステップ、及び、
前記コアケースに巻線を施すステップ、
とを含んでいる、
カレントトランスの製造方法。 - 磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースの外周に巻回される巻線と、
を含むカレントトランスの製造方法であって、
前記第1半体の前記環状凹部の内面に液状のゲル原料を配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記コアの上面に液状のゲル原料を配置するステップ、
前記第2半体を前記第1半体と係合させて前記コアを収容したコアケースを形成するステップ、
前記コアと前記コアケースとの間に配置された前記ゲル原料をゲル化させてゲル状のゲル材料とするステップ、及び、
前記コアケースに巻線を施すステップ、
とを含んでいる、
カレントトランスの製造方法。 - 前記ゲル状料を配置するステップは、前記第1半体に前記ゲル原料を塗布又は滴下することにより行なわれる、
請求項6又は請求項7に記載のカレントトランスの製造方法。 - 磁性材料を含む環状のコアと、
環状凹部を有する第1半体と、前記第1半体の前記環状凹部を塞ぐ第2半体から構成され、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを挿入し、前記第1半体と前記第2半体を係合することにより、前記環状凹部に前記コアを収容するコアケースと、
前記コアケースの外周に巻回される巻線と、
を含むカレントトランスの製造方法であって、
前記コアの少なくとも一部にゲル原料を配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記第1半体の前記環状凹部に前記コアを配置するステップ、
前記ゲル原料がゲル化する前に、前記第2半体を前記第1半体と係合させて前記コアを収容したコアケースを形成するステップ、
前記コアと前記コアケースとの間に配置された前記ゲル原料をゲル化させてゲル状のゲル材料とするステップ、及び、
前記コアケースに巻線を施すステップ、
とを含んでいる、
カレントトランスの製造方法。 - 前記ゲル材料は、シリコーンゲルである、
請求項6乃至請求項9の何れかに記載のカレントトランスの製造方法。 - 前記ゲル材料は、ゲル化後の針入度が50以上である、
請求項6乃至請求項10の何れかに記載のカレントトランスの製造方法。
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- 2018-01-24 WO PCT/JP2018/002082 patent/WO2018150822A1/ja active Application Filing
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