JP2018133240A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】射出及びプレスの成形による割れやヒビ等の不具合の発生をなくすことができる燃料電池スタックを提供する。【解決手段】燃料電池スタックは、電解質膜と、電解質膜の一方側に配置されるアノード電極と、電解質膜の他方側に配置されるカソード電極と、を含む膜電極接合体と、膜電極接合体の一方側に燃料ガスを遮断するために配置されるアノード側セパレータと、膜電極接合体の他方側に酸化ガスを遮断するために配置されるカソード側セパレータと、を備える単セルが複数積層された燃料電池スタックであって、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータは、いずれも平坦な板状体であって、アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に、アノード側セパレータとカソード側セパレータとを離隔させるとともに、アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に冷却水流路を区画するフィンを有する。【選択図】 図2

Description

本開示は、燃料電池スタックに関する。
特許文献1には、固体高分子電解質膜、固体高分子電解質膜を挟持する一対の電極層、および電極層の外側に配置されたガス通流溝を有する一対のセパレータからなる単電池を積層してなる燃料電池が開示されている。かかる燃料電池は、一方のセパレータのガス通流溝にガス燃料を通流し、他方のセパレータのガス通流溝に酸化剤ガスを通流するように構成されている。
特許文献2には、電解質膜の一方側にアノード側電極を、電解質膜の他方側にカソード側電極をそれぞれ配置し、さらにその外側を一対のセパレータで挟んで構成した燃料電池が開示されている。かかる燃料電池は、各電極を備えた発電領域よりも外側に突出する冷却フィンをセパレータに設けている。
特開2002−20690号公報 特開2006−32007号公報
特許文献1が開示する燃料電池(燃料電池スタック)では、樹脂製のセパレータが用いられるが、樹脂製のセパレータでは、空気、水素、冷却水を反応面に流通させる複雑な流路形状を射出及びプレスで成形しなければならない。例えば、特許文献1には、カーボン粉末とフェノール樹脂を混合したものを所定の金型に入れて加熱しながら圧縮成形するものが開示されているが、射出成形やプレス成形で成形すると、割れやヒビ等の不具合が発生しやすいので、タクトタイムを長く採る等の生産性悪化を伴う工夫を施さなければならなかった。
特許文献2が開示する燃料電池(燃料電池スタック)では、金属母材を金などの耐蝕皮膜で被覆したセパレータ、ステンレス合金、チタン合金、樹脂とカーボンの混合体、あるいはこれらを組み合わせたセパレータが用いられるが、樹脂とカーボンの混合体のセパレータでは、射出成形やプレス成形で冷却フィンを成形する必要があり、割れやヒビ等の不具合が発生しやすいので、タクトタイムを長く採る等の生産性悪化を伴う工夫を施さなければならなかった。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、射出成形やプレス成形による割れやヒビ等の不具合の発生をなくすことができる燃料電池スタックを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る燃料電池スタックは、電解質膜と、前記電解質膜の一方側に配置されるアノード電極と、前記電解質膜の他方側に配置されるカソード電極と、を含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体の一方側に燃料ガスを遮断するために配置されるアノード側セパレータと、前記膜電極接合体の他方側に酸化ガスを遮断するために配置されるカソード側セパレータと、を備える単セルが複数積層された燃料電池スタックであって、前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータは、いずれも平坦な板状体であって、前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとの間に、前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとを離隔させるとともに、前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとの間に冷却水流路を区画するフィンを有する。
上記(1)の構成によれば、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータは、いずれも両面が平坦な板状体であって、アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に、アノード側セパレータとカソード側セパレータとを離隔させるとともに、アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に冷却水流路を区画するフィンを有する。これにより、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータは、射出成形やプレス成形による割れやヒビの不具合の発生をなくすことができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記フィンは、複数段のフィン要素列を有し、隣り合うフィン要素列がオフセットされている。
上記(2)の構成によれば、少ない圧力損失により、冷却水流路を流れる冷却水の乱流化が可能となり、また、冷却水流路の表面積の増大、及び接触抵抗の低減が可能となる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記フィンは、左右に蛇行するウェーブ付きフィンである。
上記(3)の構成によれば、少ない圧力損失により、冷却水流路を流れる冷却水の乱流化が可能となり、また、冷却水流路の表面積の増大、及び接触抵抗の低減が可能となる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記フィンは、重力方向に複数段のフィン要素列を有し、重力方向に隣り合うフィン要素列が水平方向にオフセットされている。
上記(4)の構成によれば、少ない圧力損失により、冷却水流路を流れる冷却水の乱流化が可能となり、また、冷却水流路の表面積の増大、及び接触抵抗の低減が可能となる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記フィンは、重力方向において左右に蛇行するウェーブ付きフィンである。
上記(5)の構成によれば、少ない圧力損失により、冷却水流路を流れる冷却水の乱流化が可能となり、また、冷却水流路の表面積の増大、及び接触抵抗の低減が可能となる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(5)の何れか一つの構成において、前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータは、樹脂セパレータで構成される。
上記(6)の構成によれば、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータの軽量化が可能となる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)から(6)の何れか一つの構成において、前記アノード電極は、前記電解質膜に接する第1のアノード側拡散層と、前記第1のアノード側拡散層よりも粗であって、前記アノード側セパレータに接する第2のアノード側拡散層と、を有し、前記カソード電極は、前記電解質膜に接する第1のカソード側拡散層と、前記第1のカソード側拡散層よりも粗であって、前記カソード側セパレータに接する第2のカソード側拡散層と、を有する。
上記(7)の構成によれば、アノード電極に供給される燃料ガスは、第2のアノード側拡散層を通り、第1のアノード側拡散層で拡散される。これにより、燃料ガスが通る燃料ガス流路を別途設ける必要がない。同様に、カソード電極に供給される酸化ガスは、第2のカソード側拡散層を通り、第1のカソード側拡散層で拡散される。これにより、酸化ガスが通る酸化ガス流路を別途設ける必要がない。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータは、射出成形やプレス成形による割れやヒビの不具合の発生をなくすことができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池スタックを概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る燃料電池スタックの構成例を概略的に示す平断面図である。 図2に示したフィンの一例を概略的に示す平断面図である。 図2に示したフィンの他の一例を概略的に示す平断面図である。 本発明の一実施形態に係る燃料電池スタックの構成例を概略的に示す平断面図である。 図5に示したフィンの一例を概略的に示す図であって、(a)は平断面図、(b)は正面図である。 本発明の一実施形態に係る燃料電池スタックの構成例を概略的に示す平断面図である。 図7に示したフィンの一例を概略的に示す図であって、(a)は平断面図、(b)は正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池スタック1を概略的に示す斜視図である。また、図2、図5及び図7は、本発明の一実施形態に係る燃料電池スタック1の構成例を概略的に示す平断面図である。また、図3及び図4は、図2に示したフィン8の一例を概略的に示す平断面図である。また、図6は、図5に示したフィン8の一例を概略的に示す図であり、図8は、図7に示したフィン8の一例を概略的に示す図である。
図1に示すように、本発明の幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1は、イオン導電性を有する高分子膜(イオン交換膜)を電解質(電解質膜51)とするものであり、単セル4(single cell)が複数積層され、その両側にそれぞれエンドプレート2,3が配置されている。
エンドプレート2,3の少なくとも一方には、燃料ガス管21及び酸化ガス管22が配管され、燃料ガス管21から複数積層された単セル4のそれぞれに水素等の燃料ガスが供給され、酸化ガス管22から複数積層された単セル4のそれぞれに空気等の酸化ガスが供給される。
また、エンドプレート2,3の少なくとも一方には、冷却水管23が配管され、冷却水管23から複数積層された単セル4のそれぞれに冷却水が供給される。
図2、図5及び図5に示すように、各単セル4は、膜電極接合体5、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7を備えている。
膜電極接合体5は、電解質膜51、アノード電極52及びカソード電極53を含んで構成されている。
電解質膜51(Membrane Electrode Assembly,MEA)は、イオン導電性を有する高分子膜(イオン交換膜)であり、この電解質膜51を電解質として用いる燃料電池を固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell,PEFC)という。電解質膜51は、水素イオン(プロトン)を通す高分子膜であり、例えば、フッ素系ポリマーで構成され、例えば、20〜100μmの厚みで構成される。
アノード電極52は、電解質膜51の一方側に配置され、カソード電極53は、電解質膜51の他方側、すなわち、電解質膜51を挟んでアノード電極52と対向する側に配置される。これにより、膜電極接合体5(MEA)は、電解質膜51をアノード電極52とカソード電極53とで挟んだサンドイッチ構造(三層構造)となっている。
アノード電極52には、燃料ガス管21から供給される水素ガス等の燃料ガスが供給可能である。これにより、アノード電極52は、水素極とも称される。アノード電極52は、例えば、拡散層521(GDL)に触媒層522(CL)を担持したものが用いられる。拡散層521(以下「アノード側拡散層521」という)は、多孔質の支持層であり、アノード側拡散層521には、例えば、カーボンペーパーや金属フィルターが用いられる。触媒層522(以下「アノード側触媒層522」という)は、化学反応を促進するためのものであり、例えば、白金が用いられ、例えば、100μm以下の厚みで構成される。
アノード電極52は、アノード側触媒層522が電解質膜51に対向するように内側に配置され、アノード側拡散層521が外側に位置するように配置される。
アノード電極52(負極)では、水素ガスなどの燃料が供給され、H→2H+2eの反応によって、プロトン(水素イオンH)と電子に分解する。この後、プロトンは電解質膜51を、電子は導線内を通ってカソード電極53へ移動する。
カソード電極53には、酸化ガス管22から供給される空気等の酸化ガスが供給可能である。これにより、カソード電極53は、空気極とも称される。カソード電極53は、アノード電極52と同様に、例えば、拡散層531(GDL)に触媒層532(CL)を担持したものが用いられる。拡散層531(以下「カソード側拡散層531」という)は、多孔質の支持層であり、カソード側拡散層531には、例えば、カーボンペーパーや金属フィルターが用いられる。触媒層532(以下「カソード側触媒層532」という)は、化学反応を促進するためのものであり、例えば、白金が用いられ、例えば、100μm以下の厚みで構成される。
カソード電極53は、カソード側触媒層532が電解質膜51に対向するように内側に配置され、カソード側拡散層531が外側に位置するように配置される。
カソード電極53(正極)では、空気のなどの酸化ガスが供給され、電解質膜51から供給されたプロトンと、導線から供給された電子と、が酸化ガスに含まれる酸素と反応し、4H+O+4e→2HOの反応により水が生成される。
アノード側セパレータ6は、アノード電極52の燃料ガスを遮断するためのものであり、燃料ガスは、アノード側触媒層522とアノード側セパレータ6との間に供給される。これにより、燃料ガスは、アノード側触媒層522とアノード側セパレータ6との間、すなわち、アノード側拡散層521に供給される。そして、アノード側拡散層521に供給された燃料ガスは、アノード側拡散層521にて拡散され、アノード側触媒層522に供給される。
カソード側セパレータ7は、カソード電極53の酸化ガスを遮断するためのものであり、酸化ガスは、カソード側触媒層532とカソード側セパレータ7との間に供給される。これにより、酸化ガスは、カソード側触媒層532とカソード側セパレータ7との間、すなわち、カソード側拡散層531に供給される。そして、カソード側拡散層531に供給された燃料ガスは、カソード側拡散層531にて拡散され、カソード側触媒層532に供給される。
図2、図5及び図7に示すように、幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1において、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7は、いずれも両面が平坦な板状体であって、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7との間にフィン8を有する。
尚、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7は、いずれも両面が平坦な板状体としたが、板状体であれば厳密な意味において両面が平坦でなくてもよい。
フィン8は、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7とを離隔させるとともに、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7との間に冷却水流路を区画している。
図2から図8に示すように、フィン8は、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7とに交互に接するように形成されている。
図2から図8に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8は、横断面がジグザグ状であって、直線が上下に何度も折れ曲がるように形成されている。
図2及び図3に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8Aは、ジグザグ状の頂部8a1と谷部8a2とが鋭角に尖るように形成され、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7とに直線で接するように構成されている。
図4から図8に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8Bは、ジグザグ状の頂部8b1の外側と谷部8b2の外側とに平坦面8b3,8b4を有するように形成され、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7とに面(平坦面8b3,8b4)で接するように構成されている。
上述した幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1では、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7は、いずれも両面が平坦な板状体であって、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7との間に、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7とを離隔させるとともに、アノード側セパレータ6とカソード側セパレータ7との間に冷却水流路を区画するフィン8を配置する。これにより、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7は、射出成形やプレス成形による割れやヒビの不具合の発生をなくすことができる。
図2から図4に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8A,8Bは、重力方向に直線状の冷却水流路を形成している。
上述した幾つかの実施形態では、重力方向に直線状の流水流路を形成するので、圧力損失が小さく、接触抵抗の低減が可能である。
図5及び図6に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8Cは、複数段のフィン要素列81,82,83を有し、隣り合うフィン要素列81,82,83がオフセットされている(以下、このように構成されたフィン8Cを「オフセットフィン8C」という)。
図5及び図6に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8Cは、重力方向に複数段のフィン要素列81,82,83を有し、重力方向に隣り合うフィン要素列81,82,83が水平方向にオフセットされている。
例えば、図6に示す例では、重力方向に三段のフィン要素列81,82,83を有し、重力方向に隣り合うフィン要素列81,82,83が水平方向にオフセットされている。尚、フィン要素列81,82,83は、重力方向に隣り合うフィン要素列81,82,83が水平方向にオフセットされているものであれば、例えば、図6に示すように、重力方向においてフィン要素列81(例えば、上段のフィン要素列81)と一つのフィン要素列82(例えば、中段のフィン要素列82)をおいて隣り合うフィン要素列83(例えば、下段のフィン要素列83)がオフセットされていなくもよい。
上述した幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1では、フィン8にオフセットフィン8Cを用いるので、少ない圧力損失により、冷却水流路を流れる冷却水の乱流化が可能となり、また、冷却水流路の表面積の増大、及び接触抵抗の低減が可能となる。
図7及び図8に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8は、左右に蛇行するウェーブ付きフィンである(以下、このように構成されたフィン8Dを「ウェーブフィン8D」という)。
図7及び図8に示すように、幾つかの実施形態では、フィン8は、重力方向において左右に蛇行するウェーブ付きフィンである。
上述した幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1では、フィン8にウェーブフィン8Dを用いるので、少ない圧力損失により、冷却水流路を流れる冷却水の乱流化が可能となり、また、冷却水流路の表面積の増大、及び接触抵抗の低減が可能となる。
図2、図5及び図7に示すように、幾つかの実施形態では、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7は、耐食性に優れた樹脂セパレータで構成される。
上述した幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1では、アノード側セパレータ6及びカソード側セパレータ7の軽量化が可能となる。
図2、図5及び図7に示すように、幾つかの実施形態では、アノード電極52は、電解質膜51に接する第1のアノード側拡散層521aと、第1のアノード側拡散層521aよりも粗であって、アノード側セパレータ6に接する第2のアノード側拡散層521bと、を有する。
また、カソード電極53は、電解質膜51に接する第1のカソード側拡散層531aと、第1のカソード側拡散層531aよりも粗であって、カソード側セパレータ7に接する第2のカソード側拡散層531bと、を有する。
上述した幾つかの実施形態に係る燃料電池スタック1では、アノード電極52に供給される燃料ガスは、第2のアノード側拡散層521bを通り、第1のアノード側拡散層521aで拡散される。これにより、燃料ガスが通る燃料ガス流路を別途設ける必要がない。同様に、カソード電極53に供給される酸化ガスは、第2のカソード側拡散層531bを通り、第1のカソード側拡散層531aで拡散される。これにより、酸化ガスが通る酸化ガス流路を別途設ける必要がない。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 燃料電池スタック
2,3 エンドプレート
21 燃料ガス管
22 酸化ガス管
23 冷却水管
4 単セル
5 膜電極接合体
51 電解質膜
52 アノード電極
521 拡散層(アノード側拡散層)
521a 第1のアノード側拡散層
521b 第2のアノード側拡散層
522 触媒層(アノード側触媒層)
53 カソード電極
531 拡散層(カソード側拡散層)
531a 第1のカソード側拡散層
531b 第2のカソード側拡散層
532 触媒層(カソード側触媒層)
6 アノード側セパレータ
7 カソード側セパレータ
8 フィン
8C オフセットフィン
8D ウェーブフィン

Claims (7)

  1. 電解質膜と、前記電解質膜の一方側に配置されるアノード電極と、前記電解質膜の他方側に配置されるカソード電極と、を含む膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の一方側に燃料ガスを遮断するために配置されるアノード側セパレータと、
    前記膜電極接合体の他方側に酸化ガスを遮断するために配置されるカソード側セパレータと、
    を備える単セルが複数積層された燃料電池スタックであって、
    前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータは、いずれも平坦な板状体であって、
    前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとの間に、前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとを離隔させるとともに、前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとの間に冷却水流路を区画するフィンを有することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 前記フィンは、複数段のフィン要素列を有し、隣り合うフィン要素列がオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  3. 前記フィンは、左右に蛇行するウェーブ付きフィンであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  4. 前記フィンは、重力方向に複数段のフィン要素列を有し、重力方向に隣り合うフィン要素列が水平方向にオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  5. 前記フィンは、重力方向において左右に蛇行するウェーブ付きフィンであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  6. 前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータは、樹脂セパレータで構成されることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の燃料電池スタック。
  7. 前記アノード電極は、前記電解質膜に接する第1のアノード側拡散層と、前記第1のアノード側拡散層よりも粗であって、前記アノード側セパレータに接する第2のアノード側拡散層と、を有し、
    前記カソード電極は、前記電解質膜に接する第1のカソード側拡散層と、前記第1のカソード側拡散層よりも粗であって、前記カソード側セパレータに接する第2のカソード側拡散層と、を有することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の燃料電池スタック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022134477A1 (zh) * 2020-12-22 2022-06-30 上海交通大学 一种波浪形燃料电池单电池及电堆

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