JP2018132884A - 判定装置、判定方法および判定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い精度で異常判定を行うことができる判定装置、判定方法および判定プログラムを提供する。
【解決手段】 判定装置は、作業ロボットが繰り返し行う一連の工程において、作業ロボットに備わるセンサの測定データを格納する格納部と、格納部に格納された測定データのうち正常作業の測定データを第1学習データとして用いて、一連の工程の異常を判定するための基準として第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器を生成する生成部と、第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器の出力に、第1学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定する設定部と、第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器の生成後に格納部に格納される測定データに対する第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、一連の工程に異常が生じているか否かを判定する判定部と、を備える。
【選択図】 図8

Description

本件は、判定装置、判定方法および判定プログラムに関する。
作業ロボットによる組立作業では、不良品の発生を防ぐことが望まれている。そこで、作業ロボットにセンサ類を取り付け、それらの検出結果に基づいて作業の異常を検知する技術の開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−85437号公報
センサの検出結果に異常が生じているか否かを判定するために、識別器が用いられる。識別器は、学習データを用いて予め生成しておくことができる。例えば、識別器として、3σ識別器のような基本統計型識別器と、SVM識別器のような機械学習型識別器とを用いることが考えられる。基本統計型識別器は、学習データのうち異常が生じていない正常作業データから生成することができるが、機械学習型識別器は、正常作業データと、異常が生じている異常作業データとから生成される。生産ライン等では、異常作業データの発生が少ないため、機械学習型識別器の生成が困難である。また、異常作業データが発生しても、当該異常作業データ数が少ない段階では機械学習型識別器に高い精度が得られにくい。以上のことから、高い精度で異常判定を行うことが困難であった。
1つの側面では、本発明は、高い精度で異常判定を行うことができる判定装置、判定方法および判定プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、判定装置は、作業ロボットが繰り返し行う一連の工程において、前記作業ロボットに備わるセンサの測定データを格納する格納部と、前記格納部に格納された測定データのうち正常作業の前記測定データを第1学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器を生成する生成部と、前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力に、前記第1学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定する設定部と、前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定する判定部と、を備える。
高い精度で異常判定を行うことができる。
実施例1に係る作業装置100の全体構成を説明するための図である。 (a)〜(d)は作業ロボットの作業工程の一例を例示する図である。 (a)〜(c)は作業ロボットの作業工程の一例を例示する図である。 センサの検出結果を例示する図である。 (a)は作業ロボットの作業回数と学習データ数との関係を例示する図であり、(b)および(c)は用いる識別器を例示する図である。 識別性能の学習データ数による変化の様子を模式的に表現した図である。 (a)〜(c)は学習データ数に基づく重み付けの手順を例示する図である。 判定装置のブロック図である。 判定装置が学習処理の際に実行するフローチャートを例示する図である。 (a)〜(c)は区間弁別を例示する図である。 (a)および(b)は基本重みの設定の他の例を表す図である。 異常判定の閾値を設定する場合に判定装置が行う処理を表すフローチャートを例示する図である。 異常判定閾値の設定後に作業ロボットが作業を行う場合の異常判定を行う場合に実行されるフローチャートを例示する図である。 (a)および(b)は、データ数と識別性能との関係をシミュレーションで調べた結果である。 (a)は判定装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図であり、(b)は作業システムについて例示する図である。
図1は、実施例1に係る作業装置100の全体構成を説明するための図である。図1で例示するように、作業装置100は、作業ロボット10、コントローラ20、カメラ30、判定装置40などを備える。
作業ロボット10は、ロボットハンド11、センサ12などを備える。ロボットハンド11は、対象物に対して所定の作業を行う装置である。センサ12は、ロボットハンド11の力、変位等を検出するセンサであり、一例として、歪ゲージ、力覚センサ、加速度センサなどである。センサ12は、複数備わっていてもよい。コントローラ20は、所定のタイミングで作業ロボット10に作業指示を行う制御装置である。カメラ30は、作業ロボット10の作業を撮像する装置である。カメラ30は、複数備わっていてもよい。
図2(a)〜図2(d)および図3(a)〜図3(c)は、作業ロボット10の作業工程の一例を例示する図である。図2(a)で例示するように、作業ロボット10は、ロボットハンド11として1組のロボットハンド11a,11bを備え、複数のセンサ12として歪ゲージ12a,12bを備えている。例えば、ロボットハンド11aの先端部分に歪ゲージ12aが設けられ、ロボットハンド11bの先端部分に歪ゲージ12bが設けられている。まず、ロボットハンド11a,11bは、コネクタ13に勘合するケーブルコネクタ14に向かって移動する(第1移動工程)。
次に、図2(b)で例示するように、ロボットハンド11a,11bは、ケーブルコネクタ14を把持する(把持工程)。次に、図2(c)で例示するように、ロボットハンド11a,11bは、ケーブルコネクタ14を持ち上げることによって、コネクタ13から離し、他のコネクタに向かってケーブルコネクタ14を移動させる(第2移動工程)。次に、図2(d)で例示するように、ロボットハンド11a,11bは、他のコネクタ15にケーブルコネクタ14を差し込む(差込工程)。
次に、図3(a)で例示するように、ロボットハンド11a,11bは、ケーブルコネクタ14の把持を解除する(解除工程)。次に、図3(b)で例示するように、ロボットハンド11a,11bは、ケーブルコネクタ14から離れる方向に移動する(第3移動工程)。最後に、図3(c)で例示するように、ロボットハンド11a,11bは、ケーブルコネクタ14をコネクタ15に差し込む(差込工程)。図3(c)の例では、ロボットハンド11bがケーブルコネクタ14をコネクタ15に差し込んでいる。以上の工程によって、作業工程が完了する。
図4は、センサ12の測定データを例示する図である。図4で例示するように、作業ロボット10が繰り返し行う一連の工程は、過渡域と定常域とに弁別される。過渡域とは、作業ロボット10が対象物に対して作業を行う時間区間のことである。定常域とは、作業ロボット10が対象物に対する作業を行わない時間区間のことである。ロボットハンド11の単純移動などは、定常域に含まれる。ロボットハンド11による組立作業などは、過渡域に含まれる。図2(a)〜図3(c)で例示した組立作業においては、定常域と過渡域とが繰り返されることになる。なお、センサ12が複数備わっている場合には、図4のような検出結果が、各センサ12に対して得られる。
定常域および過渡域のそれぞれを、時間軸において複数のサンプリング区間に分け、各サンプリング区間について異常判定を行うことが望まれている。そこで、定常域および過渡域のサンプリング区間ごとに、センサ12の検出結果と、異常判定のための基準とを対比することで、異常が生じていないか否かを判定することが考えられる。例えば、定常域および過渡域のサンプリング区間ごとに、識別器によって異常判定を行うことが考えられる。識別器とは、作業状況の良否を判定する個別の主体のことである。識別器を設けることは、各サンプリング区間の作業良否を判定するための個別の基準(基準範囲)を作成することと同義である。
定常域は、ロボットアームの単純な移動のように作業ロボット10が対象物に対する作業を行わない区間であるため、処理の軽い単純な定常域用識別器で異常判定を行うことが考えられる。一方、過渡域は、作業ロボット10が対象物に対して作業を行う区間であるため、判定精度が要求される。そこで、複雑な過渡域用識別器によって詳細に異常判定を行うことが考えられる。
定常域用識別器には、基本統計型識別器を用いる。基本統計型識別器は、平均値、標準偏差、最大最小値などの基本的な記述統計量を用いて、その正常範囲を基準に判定を行う識別器である。基本統計型識別器は、パラメトリック識別器と定義することもできる。本実施例においては、定常域用識別器として、基本統計型識別器の一例として3σ識別器を用いる。3σ識別器とは、センサ12の異常判定対象の測定データが、実際に作業ロボット10に作業を行わせた場合に得られたセンサ12の測定データ(学習データ)の平均値±3σを超えるか否かを判定する識別器である。σは、標準偏差である。
過渡域用識別器には、機械学習型識別器を用いる。機械学習型識別器は、学習データの機械学習(SVM、ニューラルネットワーク、決定木)によって作成した複雑な識別境界を基準に判定を行う識別器である。機械学習型識別器は、ノンパラメトリック識別器と定義することもできる。本実施例においては、過渡域用識別器として、機械学習型識別器の一例としてSVM(Support Vector Machine)識別器を用いる。
識別器は、センサ12の測定データを学習データとして用いることで、生成することができる。異常無く作業ロボット10が作業を行った場合に得られる学習データのことを正常作業データと称する。作業ロボット10の作業に異常が生じた場合に得られる学習データのことを異常作業データと称する。作業ロボット10の作業には異常が少ないことが多い。特に、生産ライン等では、異常の発生が少ない。したがって、作業ロボット10が実際の作業を繰り返しても、異常作業データが得られるまでには、作業ロボット10が何度も作業を行わなければならないことがある。
図5(a)は、作業ロボット10の作業回数と、学習データ数(正常作業データおよび異常作業データの数)との関係を例示する図である。図5(a)で例示するように、作業ロボット10が作業を繰り返しても、異常(NG)作業データが得られないことがある。この場合、作業ロボット10が作業を何度も繰り返す過程で、異常作業データが得られるようになる。
3σ識別器は、統計処理によって生成することができるため、正常作業データから生成することができる。正常作業データおよび異常作業データの2クラスから機械学習により生成される2クラス型SVM識別器は、異常作業データが得られないと生成できない。したがって、図5(b)で例示するように、異常作業データが発生するまでの一定期間は、正常作業データのみで異常判定を行うことが考えられる。この場合、過渡域であってもSVM識別器を用いることができないため、図5(b)で例示するように、3σ識別器を用いることが考えられる。その後、異常作業データが得られた場合に、3σ識別器および2クラス型SVM識別器の両方を用いることが考えられる。しかしながら、異常作業データが少ない段階では、2クラス型SVM識別器による異常判定は過学習の傾向があり、必ずしも3σ識別器より高い精度が得られるとは限らない。したがって、2クラス型SVM識別器が効果的に活用されていない期間が生じていたことになる。
そこで、過渡域において、異常作業データが発生する前の期間においては、例えば、正常作業データの1クラスから機械学習により生成される1クラス型SVM識別器を導入する。なお、Local Outlier Factorなどの外れ値識別器を1クラス型SVM識別器の代わりに用いてもよい。例えば、図5(c)で例示するように、正常作業データしか得られない期間には3σ識別器および1クラスSVM識別器を使用し、正常作業データおよび異常作業データの両方が得られる期間には3σ識別器および2クラスSVM識別器を使用する。
一般に、3σ識別器のようにデータ分布の統計量をベースとする識別器は、データ数をNとした場合、平均値の誤差などが1/√Nのオーダーで次第に減少して行く。したがって、データ数の増加につれて判定精度は上昇するものの、その上昇率は次第に頭打ちになって来る。一方、学習データをカーネルとして利用するSVM識別器は、データ数の増加に従って次第に識別性能が向上する。その反面、SVM識別器では、データ数が僅かな条件下では過学習となり、少数の学習データは全て正しく判定できるが、そのほかの未知のデータに対しては十分な判定精度が出ないという問題が起こる。
図6は、両者の識別性能(あるいは判定正解率)の学習データ数による変化の様子を模式的に表現した図である。図6で例示するように、学習データ数が少ない場合には3σ識別器の識別性能が高く、学習データ数がNcよりも多くなるとSVM識別器の識別性能が高くなる。
そこで、本実施例においては、学習データ数が少ない期間はSVM識別器の異常判定に関与する比重を抑えておき、学習データ数の増加に伴ってSVM識別器の比重を次第に増加させる。このようにすることで、学習データ数が少ない期間では、3σ識別器の比重が高くなる。このように両者を適切に組み合わせることで、SVM識別器における初期の過学習の問題を回避し、総合的な異常判定精度を向上させることが可能になる。
図7(a)〜図7(c)は、学習データ数に基づく重み付けの手順を例示する図である。図7(b)で例示するように、過渡域において正常作業データのみによる機械学習の場合、正常作業データ数が少ない時は3σ識別器の重みを大きくし、正常作業データ数の増加につれて1クラス型SVM識別器の重みを増加させる。正常作業データ数が所定数以上になった場合には、各重みの比を固定する。図7(c)で例示するように、過渡域において異常作業データを加えた機械学習の場合、異常作業データ数が少ない時は3σ識別器の重みを大きく、異常作業データ数(または異常作業データおよび正常作業データの総和)の増加につれて2クラス型SVM識別器の重みを増加させる。その後、異常作業データ数(または異常作業データおよび正常作業データの総和)が所定数以上になった場合に、各重みの比を固定する。
ここで、各重みの比を固定することの効果について説明する。異常作業データの発生は不規則かつ偏りもあるため、学習データにおける正常作業データと異常作業データの比率は、実際には必ずしも一定にはならない。最終的な異常判定は、複数のセンサ係数およびその異常スコアの累積値に基いて総合的に行うため、基本重みを変化させることにより判定精度にばらつきを与えるおそれがある。所定のデータ数を確保した後は基本重みを一定とすることで、判定精度のばらつきを抑えることができる。なお、学習データにおける異常作業データの比率に応じて、基本重みを調節して変動させるようにしても構わない。
重みを切り替えるポイントは図6で例示した学習データ数Ncが目安となるが、このデータ数Ncは学習データの性質にも依存するため、学習条件に応じて適宜変えることが望ましい。一般には、SVM識別器の特徴次元数d以下のサンプル数では識別性能が不十分と考えられるため、Ncのデフォルト値をその付近に設定してもよい。
図8は、判定装置40のブロック図である。図8で例示するように、判定装置40は、データ格納部41、区間弁別部42、学習データ数取得部43、学習部44、基本重み設定部45、異常判定処理部46などを備える。
データ格納部41は、作業ロボット10が一連の工程を繰り返す場合のセンサ12の測定データを一時的に格納する。後述する学習処理の際には、データ格納部41に格納された測定データは、学習データとして用いられる。後述する異常判定処理の際には、データ格納部41に格納された測定データは、異常判定対象データとして用いられる。
図9は、判定装置40が学習処理の際に実行するフローチャートを例示する図である。図9で例示するように、データ格納部41は、センサ12の測定データを学習データとして一時的に格納する(ステップS1)。次に、区間弁別部42は、学習データのうち正常作業データを用いて、作業ロボット10の一連の工程を定常域と過渡域とに弁別する(ステップS2)。
区間弁別部42は、学習データのうち正常作業データ群を用いて、作業ロボット10の作業工程を複数の時間区間に弁別する。例えば、区間弁別部42は、学習データの正常作業データ群の平均値などを用いて、作業ロボット10の一連の工程を、ロボットハンド11が作業を行う過渡域とロボットハンド11が作業を行わない定常域とに弁別する。まず、図10(a)で例示するように、区間弁別部42は、正常作業データ群に対して注目点を設定し、当該注目点に対して予め決定した固定幅(window)を設定する。次に、図10(b)で例示するように、設定されたwindow内において、注目点よりも前(過去)の出力値の平均値μおよび標準偏差σを算出し、注目点よりも後(未来)の出力値の平均値μおよび標準偏差σを算出する。
次に、区間弁別部42は、標準偏差σ,σから動的指標値εを算出する。一例として、区間弁別部42は、平均値μ,μおよび標準偏差σ,σから動的指標値εを算出する。動的指標値εは、一例として、下記式(1)で表すことができる。また、ΔμおよびΔσは、下記式(2)および下記式(3)で表すことができる。
ε=(Δμ+Δσ0.5 (1)
Δμ=|μ−μ| (2)
Δσ=|σ−σ| (3)
次に、区間弁別部42は、図10(c)で例示するように、所定の時間間隔後の時刻を次の注目点に設定し、図10(a)および図10(b)で説明した手順で次の動的指標εを算出する。図10(a)〜図10(c)の手順を繰り返すことにより、動的指標εの時系列データを得ることができる。一例として、区間弁別部42は、動的指標εが所定の閾値を超える区間を過渡域として弁別し、動的指標εが所定の閾値以下である区間を定常域として弁別する。
次に、学習部44は、定常域および過渡域のサンプリング区間のうち、未選択のサンプリング区間を選択する(ステップS3)。次に、学習データ数取得部43は、データ格納部41を参照することで、選択されたサンプリング区間の学習データ数を取得する(ステップS4)。次に、学習部44は、選択されたサンプリング区間の学習データを用いて3σ識別器を生成する(ステップS5)。
次に、学習部44は、区間弁別部42の弁別結果を用いて、選択されたサンプリング区間が定常域であるか過渡域であるかを判定する(ステップS6)。ステップS6でサンプリング区間が「過渡域」であると判定された場合、学習部44は、選択されたサンプリング区間の学習データのうち異常作業データ数がゼロであるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7で「ゼロ」と判定された場合、学習部44は、選択されたサンプリング区間の学習データ(正常作業データ)から1クラスSVM識別器を生成する(ステップS8)。ステップS7で「ゼロ」と判定されなかった場合、学習部44は、選択されたサンプリング区間の学習データ(正常作業データおよび異常作業データ)から2クラスSVM識別器を生成する(ステップS9)。
ステップS6で「定常域」と判定された場合、ステップS8の実行後、およびステップS9の実行後、基本重み設定部45は、基本重みの設定を行う(ステップS10)。具体的には、学習部44は、ステップS6で「定常域」と判定された場合には、3σ識別器だけを用いるために、3σ識別器の出力の重みwを1とする。ステップS8の実行後であれば、図7(b)で例示したように、正常作業データ数が少ない時は3σ識別器の出力の重みwを大きく、正常作業データ数の増加につれて1クラス型SVM識別器の出力の重みwを増加させる。重みwと重みwとの和を1とする。ステップS9の実行後であれば、図7(c)で例示したように、異常作業データ数が少ない時は3σ識別器の出力の重みwを大きく、異常作業データ数(または異常作業データ数および正常作業データ数の総和)の増加につれて2クラス型SVM識別器の出力の重みwを増加させる。重みwと重みwとの和を1とする。
ステップS10の実行後、学習部44は、全ての区間が終了したか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、未選択のサンプリング区間が無いか否かが判定される。ステップS11で「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。ステップS11で「No」と判定された場合、ステップS3から再度実行される。
図11(a)および図11(b)は、ステップS10の基本重みの設定の他の例を表す図である。学習部44は、ステップS6で「定常域」と判定された場合には、3σ識別器だけを用いるために、3σ識別器の出力の重みwを1とする。ステップS8の実行後であれば、図11(a)で例示するように、過渡域において正常作業データ数が少ない段階では3σ識別器の出力の重みwを1とし、1クラス型SVM識別器の出力の重みwをゼロとする。その後、正常作業データ数の増加につれて1クラス型SVM識別器の出力の重みwを曲線状に増加させ、3σ識別器の出力の重みwを曲線状に減少させる。重みwと重みwとの和を1とする。ステップS9の実行後であれば、図11(a)で例示するように、過渡域において異常作業データ数が少ない段階では3σ識別器の出力の重みwを1とし、2クラス型SVM識別器の出力の重みwをゼロとする。その後、異常作業データ数(または異常作業データおよび正常作業データの総和)の増加につれて2クラス型SVM識別器の出力の重みwを曲線状に増加させ、3σ識別器の出力の重みwを曲線状に減少させる。重みwと重みwとの和を1とする。
または、学習部44は、ステップS8の実行後であれば、図11(b)で例示するように、過渡域において正常作業データ数が少ない段階では3σ識別器の出力の重みwを大きく、正常作業データ数の増加につれて1クラス型SVM識別器の出力の重みwを増加させる。正常作業データ数が所定数以上になった場合には、重みwおよび重みwとの比を固定する。重みwと重みwとの和を1とする。ステップS9の実行後であれば、図11(b)で例示するように、過渡域において異常作業データ数が少ない段階では2クラス型識別器ではなく1クラス型識別器と3σ識別器とを用い、異常作業データ数(または異常作業データおよび正常作業データの総和)が所定数以上になった場合に2クラス型識別器の使用を開始する。この場合、異常作業データ数が大きくなるまでは3σ識別器の出力の重みwを大きく、異常作業データ数(または異常作業データおよび正常作業データの総和)の増加につれて2クラス型SVM識別器の出力の重みwを増加させる。異常作業データ数(または異常作業データおよび正常作業データの総和)が所定数以上になった場合には、重みwおよび重みwとの比を固定する。重みwと重みwとの和を1とする。
続いて、異常判定の詳細について説明する。各サンプリング区間について使用する識別器およびその出力に対する重みを設定することで、作業ロボット10の一連の工程においてセンサ12の検出結果について各サンプリング区間で異常が生じているか否かを判定することができる。特定のサンプリング区間だけで異常が生じていると判定されても、必ずしも作業ロボット10の一連の工程について異常が生じているとは限らない。そこで、各サンプリング区間の異常判定について、識別器の基準からの乖離度を異常スコアに変換し、複数のサンプリング区間の異常スコアの累積値が閾値を上回った場合に、異常が生じていると判定することが好ましい。以下、異常スコアの累積値が閾値を上回った場合に、異常が生じていると判定する例について説明する。なお、複数のセンサ12の測定データを用いる場合には、各センサ12の測定データに重み(係数)を設定することで、総合的な異常判定を行うことができる。
図12は、異常判定の閾値を設定する場合に判定装置40が行う処理を表すフローチャートを例示する図である。図12で例示するように、作業ロボット10の一連の工程の全サンプリング区間で用いる識別器およびその重みが設定された後、異常判定処理部46は、各センサ12の検出結果に重みを表す係数を設定する(ステップS21)。
次に、異常判定処理部46は、各学習データについて、各サンプリング区間の異常スコアを算出する(ステップS22)。例えば、3σ識別器の出力(異常スコア)をSとし、1クラス型SVM識別器および2クラス型SVM識別器の出力(異常スコア)をSとし、統合異常スコアをSとする。また、3σ識別器の重みをwとし、1クラス型SVM識別器および2クラス型SVM識別器の重みをwとする。この場合、下記式(4)および下記式(5)が成立する。
S=w+w (4)
+w=1 (5)
次に、異常判定処理部46は、各センサ12の測定データについて、各サンプリング区間を経過するごとに統合異常スコアSの累積値を算出し、当該累積値と各センサ12の係数とを乗算し、得られた値の総和を総合異常スコアとして算出する(ステップS23)。次に、学習部44は、各学習データについてステップS23で得られた総合異常スコアから、異常判定閾値を設定する(ステップS24)。
図13は、異常判定閾値の設定後に、作業ロボット10が一連の工程を行う場合の異常判定を行う場合に実行されるフローチャートを例示する図である。図13で例示するように、データ格納部41は、各センサ12の測定データを異常判定用データとして一時的に格納する(ステップS31)。次に、異常判定処理部46は、未選択のサンプリング区間を選択する(ステップS32)。次に、異常判定処理部46は、各センサ12の測定データについて、上記式(4)および上記式(5)を用いて、選択されたサンプリング区間の異常スコアを算出する(ステップS33)。
次に、異常判定処理部46は、各センサ12の検出結果について、統合異常スコアSの累積値を算出し、当該累積値と各センサ12の係数とを乗算し、得られた値の総和を、総合異常スコアとして算出する(ステップS34)。次に、異常判定処理部46は、ステップS34で算出された総合異常スコアが異常判定閾値を上回ったか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35で「Yes」と判定された場合、異常判定処理部46は、異常に係る情報を出力する(ステップS36)。その後、フローチャートの実行が終了する。ステップS35で「No」と判定された場合、異常判定処理部46は、全ての区間が終了したか否かを判定する(ステップS37)。具体的には、未選択のサンプリング区間が無いか否かが判定される。ステップS37で「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。ステップS37で「No」と判定された場合、ステップS32から再度実行される。
図14(a)および図14(b)は、所定の範囲でランダムに発生させたサンプルデータ(特徴次元数2)を用いて、データ数と識別性能(評価用データの正解率)との関係をシミュレーションで調べた結果である。正常作業データ数と異常作業データ数との比は、常に9:1になるように設定してある。図14(a)および図14(b)において、横軸は学習データのサンプル数であり、縦軸は評価用データに対する正解率である。当該正解率は、別途用意した評価用データ1000個(正常作業データ:900個+異常作業データ:100個)に対する正解率である。
図14(a)は、学習用に正常作業データのみを用いたケースで、3σ識別器および1クラス型SVM識別器を生成し、それらによる判定正解率を比較したものである。異常作業データの比率を10%と仮定しているため、3σ識別器もZスコア値としてZ=1.64を用いた。3σ識別器およびSVM識別器の両方とも、それぞれ、概ね図6のような曲線を描いていることが分かる。1クラス型SVM識別器の正解率が3σ識別器を超えるのは、学習データ数が30付近となっており、同様の学習条件下では、学習データ数が0〜60の間で図7のように順次重みを変化させるように設定することができる。
図14(b)は、学習データの中に10%の異常作業データを含んだ条件下で2クラス型SVM識別器を生成し、1クラス型SVM識別器による正解率との比較を示したものである。1クラス型SVM識別器でデータ数150以上の正解率と、2クラス型SVM識別器でデータ数が20以下の正解率を比較すると、1クラス型SVM識別器の正解率が上回っていることが分かる。このようなケースでは、図11(b)で例示したように、異常作業データ発生後も学習データ数が30個(異常作業データ数が3個)に達するまでは2クラスSVM識別器の重みをゼロとし、代わりに、1クラスSVM識別器の使用を継続するという設定を適用することができる。
本実施例によれば、異常作業データが生じるまでの期間において、3σ識別器および1クラス型SVM識別器の出力に、学習データ数に応じてそれぞれ重み係数を設定することで、高い精度で異常判定を行うことができる。特に、異常作業データが生じるまでの期間において、学習データ数が少ない段階では3σ識別器の重みを大きくすることで、1クラス型SVM識別器の過学習の影響を抑制することができる。学習データ数が多くなるにつれて1クラス型SVM識別器の精度が高くなるため、学習データ数が多くなるにつれて1クラス型SVM識別器の重みを大きくすることで、高い精度で異常判定を行うことができる。
異常作業データが生じた後の期間において、3σ識別器および2クラス型SVM識別器の出力に、学習データ数に応じてそれぞれ重み係数を設定することで、高い精度で異常判定を行うことができる。特に、異常作業データが生じた後の期間において、異常作業データ数が少ない段階では3σ識別器の重みを大きくすることで、2クラス型SVM識別器の過学習の影響を抑制することができる。異常作業データ数が多くなるにつれて2クラス型SVM識別器の精度が高くなるため、異常作業データ数が多くなるにつれて2クラス型SVM識別器の重みを大きくすることで、高い精度で異常判定を行うことができる。
なお、上記例では、過渡域でのみSVM識別器を用いているが、定常域で用いてもよい。
(他の例)
図15(a)は、判定装置40のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図15(a)を参照して、判定装置40は、CPU101、RAM102、記憶装置103、表示装置104等を備える。CPU(Central Processing Unit)101は、中央演算処理装置である。
CPU101は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行するプログラム、CPU101が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。記憶装置103は、不揮発性記憶装置である。記憶装置103として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。記憶装置103は、判定プログラムを記憶している。表示装置104は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネルなどであり、判定結果を表示する。なお、本実施例においては判定装置40の各部は、プログラムの実行によって実現されているが、専用の回路などのハードウェアを用いてもよい。
図15(b)は、作業システムについて例示する図である。上記各例においては、判定装置40は、センサ12から測定データを取得し、カメラ30から画像データを取得している。これに対して、判定装置40の機能を有するサーバ202が、インターネットなどの電気通信回線201を通じてセンサ12およびカメラ30からデータを取得してもよい。
上記各例において、データ格納部41が、作業ロボットが繰り返し行う一連の工程において、前記作業ロボットに備わるセンサの測定データを格納する格納部の一例として機能する。学習部44が、前記格納部に格納された測定データのうち正常作業の前記測定データを第1学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器を生成する生成部の一例として機能する。3σ識別器が、第1基本統計型識別器の一例である。1クラス型SVM識別器が、第1基本統計型識別器の一例である。基本重み設定部45が、前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力に、前記第1学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定する設定部の一例として機能する。異常判定処理部46が、前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定する判定部の一例として機能する。
また、学習部44は、前記格納部に異常作業の測定データが格納されると、前記格納部に格納された測定データのうち前記正常作業の測定データと前記異常作業の測定データとを第2学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第2基本統計型識別器および第2機械学習型識別器を生成する生成部の一例としても機能する。3σ識別器が第2基本統計型識別器の一例である。2クラス型SVM識別器が第2機械学習型識別器の一例である。基本重み設定部45は、前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の出力に、前記第2学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定する設定部としても機能する。異常判定処理部46は、前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定する判定部の一例としても機能する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 作業ロボット
11 ロボットハンド
12 センサ
20 コントローラ
30 カメラ
40 判定装置
41 データ格納部
42 区間弁別部
43 学習データ数取得部
44 学習部
45 基本重み設定部
46 異常判定処理部
100 作業装置

Claims (9)

  1. 作業ロボットが繰り返し行う一連の工程において、前記作業ロボットに備わるセンサの測定データを格納する格納部と、
    前記格納部に格納された前記測定データのうち正常作業の前記測定データを第1学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器を生成する生成部と、
    前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力に、前記第1学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定する設定部と、
    前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする判定装置。
  2. 前記設定部は、前記第1学習データ数が増加するに伴って、前記第1機械学習型識別器の重み係数を大きくすることを特徴とする請求項1記載の判定装置。
  3. 前記設定部は、前記第1学習データ数が所定値以上になると、前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の重み係数を固定することを特徴とする請求項1または2に記載の判定装置。
  4. 前記生成部は、前記格納部に異常作業の測定データが格納されると、前記格納部に格納された前記測定データのうち前記正常作業の測定データと前記異常作業の測定データとを第2学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第2基本統計型識別器および第2機械学習型識別器を生成し、
    前記設定部は、前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の出力に、前記第2学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定し、
    前記判定部は、前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の判定装置。
  5. 前記設定部は、前記異常作業の学習データ数が増加するに伴って、前記第2機械学習型識別器の重み係数を大きくすることを特徴とする請求項4記載の判定装置。
  6. 前記設定部は、前記第2学習データ数が所定値以上になると、前記第2基本統計型識別器および前記第2機械学習型識別器の重み係数を固定することを特徴とする請求項4または5に記載の判定装置。
  7. 前記一連の工程を、前記作業ロボットが作業を行う過渡域と前記作業ロボットが作業を行わない定常域とに弁別する弁別部を備え、
    前記生成部は、前記定常域および前記過渡域のうち、前記過渡域について前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器を生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の判定装置。
  8. 作業ロボットが繰り返し行う一連の工程において、前記作業ロボットに備わるセンサの測定データを格納部が格納し、
    前記格納部に格納された測定データのうち正常作業の前記測定データを第1学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器を生成部が生成し、
    前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力に、前記第1学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定部が設定し、
    前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定部が判定する、ことを特徴とする判定方法。
  9. コンピュータに、
    作業ロボットが繰り返し行う一連の工程において、前記作業ロボットに備わるセンサの測定データを格納部に格納する処理と、
    前記格納部に格納された測定データのうち正常作業の前記測定データを第1学習データとして用いて、前記一連の工程の異常を判定するための基準として第1基本統計型識別器および第1機械学習型識別器を生成する処理と、
    前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力に、前記第1学習データ数に応じて、それぞれ重み係数を設定する処理と、
    前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の生成後に前記格納部に格納される前記測定データに対する前記第1基本統計型識別器および前記第1機械学習型識別器の出力のそれぞれと、対応する前記重み係数との乗算値に応じて、前記一連の工程に異常が生じているか否かを判定する処理とを、実行させることを特徴とする判定プログラム。
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