JP2018132581A - 焦点検出装置、焦点検出方法、および焦点検出プログラム - Google Patents

焦点検出装置、焦点検出方法、および焦点検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】焦点検出信号間の形状差による焦点検出誤差を補正し、高精度に焦点検出を実行可能な焦点検出装置、焦点検出方法、および焦点検出プログラムを提供すること。【解決手段】結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出装置であって、画素信号を取得する取得手段と、画素信号を用いて、異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成手段と、複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて、検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出手段と、を有する。【選択図】図13

Description

本発明は、焦点検出装置、焦点検出方法、および焦点検出プログラムに関する。
従来、各画素にマイクロレンズが形成された2次元撮像素子を用いて、撮像レンズの焦点検出を位相差検出方式で行う撮像装置が知られている。
特許文献1では、複数の画素からなる2次元撮像素子に、部分的に1対の焦点検出画素が配置された撮像装置が開示されている。1対の焦点検出画素は、開口部を有する遮光層により、撮影レンズの射出瞳の異なる領域を受光するように構成され、瞳分割を行っている。2次元撮像素子の大部分に配置された撮像画素で撮像信号を取得し、一部に配置された焦点検出画素の焦点検出信号から像ずれ量を求めて、焦点検出を行う。
特開2000−156823号公報
しかしながら、特許文献1に開示された撮像装置では、マイクロレンズにより分割された各瞳部分領域は形状が異なるため、焦点検出信号間で形状差が生じてしまう。結果として、空間周波数帯域ごとの実効的な基線長が変化し、焦点検出精度が低下してしまう。
このような課題に鑑みて、本発明は、焦点検出信号間の形状差による焦点検出誤差を補正し、高精度に焦点検出を実行可能な焦点検出装置、焦点検出方法、および焦点検出プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての焦点検出装置は、結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出装置であって、前記画素信号を取得する取得手段と、前記画素信号を用いて、前記異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成手段と、前記複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、前記異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて、前記検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての焦点検出方法は、結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出方法であって、前記画素信号を取得する取得ステップと、前記画素信号を用いて、前記異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成ステップと、前記複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、前記異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて前記検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての焦点検出プログラムは、結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出装置を制御するための焦点検出プログラムであって、コンピュータを、前記画素信号を取得する取得手段、前記画素信号を用いて、前記異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成手段、前記複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、前記異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて前記検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出手段、として機能させる。
本発明によれば、焦点検出信号間の形状差による焦点検出誤差を補正し、高精度に焦点検出を実行可能な焦点検出装置、焦点検出方法、および焦点検出プログラムを提供することができる。
実施例1の焦点検出装置を有する撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施例1の画素配列を示す図である。 実施例1の画素構造を示す図である。 実施例1の撮像素子の画素と瞳部分領域との対応を説明するための図である。 実施例1の結像光学系と撮像素子における瞳分割を説明するための図である。 実施例1のデフォーカス量と像ずれ量との関係図である。 実施例1の瞳ずれによる実行絞り値の説明図である。 実施例1の各画素に形成されたマイクロレンズに光が入射した場合の光強度分布の説明図である 実施例1の瞳強度分布を示す図である。 実施例1の瞳強度分布をフーリエ変換した図である。 実施例1の瞳強度分布の空間周波数ごとの成分を示す図である。 実施例1の設定されているデフォーカス量と検出されたデフォーカス量との関係図である。 実施例1の補正係数を示す図である。 実施例1の焦点検出方法を示すフローチャートである。 実施例2の画素配列を示す図である。 実施例2の画素構造を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、本発明をデジタルカメラ等の撮像装置に適用した場合について説明するが、本発明は焦点検出装置、情報処理装置、および電子機器等の撮像装置とは異なる装置に幅広く適用することができる。
[全体構成]
図1は、本実施例の焦点検出装置を有する撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像装置100は、カメラ本体とカメラ本体に着脱可能な交換レンズ(結像光学系または撮像光学系)とを備えたデジタルカメラシステムである。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、カメラ本体とレンズとが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。
結像光学系(撮像光学系)は、被写体の被写体像(光学像)を生成する。第1レンズ群101は、結像光学系を構成する複数のレンズ群のうち最も前方(被写体側)に配置されており、光軸OAに沿って進退可能にレンズ鏡筒に保持されている。絞り兼用シャッタ(絞り)102は、その開口径を調節されることで撮影時の光量調節を行うとともに、静止画撮影時には露光時間調節用シャッタとして機能する。第2レンズ群103は、絞り兼用シャッタ102と一体的に光軸OAに沿って進退し、第1レンズ群101の進退動作と連動して変倍動作を行うズーム機能を有する。第3レンズ群105は、光軸OAに沿って進退することにより焦点調節(フォーカス動作)を行うフォーカスレンズ群である。光学的ローパスフィルタ106は、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。
撮像素子107は、例えば、CMOSセンサまたはCCDセンサ、および、その周辺回路により構成され、被写体像の光電変換を行う。撮像素子107としては、例えば、横方向にm個の画素、縦方向にn個の画素を有する受光ピクセル上にベイヤー配列の原色カラーモザイクフィルタをオンチップで形成した2次元単板カラーセンサが用いられる。
ズームアクチュエータ111は、変倍動作を行う際に、カム筒(不図示)を回動(駆動)することで第1レンズ群101および第2レンズ群103を光軸OAに沿って移動させる。絞りシャッタアクチュエータ112は、光量(撮影光量)を調節する際に、絞り兼用シャッタ102の開口径を調節する。フォーカスアクチュエータ114は、焦点調節を行う際に、第3レンズ群105を光軸OAに沿って移動させる。
電子フラッシュ115は、被写体を照明するために用いられる照明装置である。電子フラッシュ115としては、キセノン管を備えた閃光照明装置、または連続発光するLED(発光ダイオード)を備えた照明装置が用いられる。AF補助光源116は、所定の開口パターンを有するマスクの像を、投光レンズを介して、被写体に投影する。これにより、暗い被写体や低コントラストの被写体に対する焦点検出能力を向上させることができる。
CPU121は、撮像装置100の種々の制御を司る制御装置(制御手段)である。CPU121は、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、および、通信インターフェイス回路などを有する。CPU121は、ROMに記憶された所定のプログラムを読み出して実行することにより、撮像装置100の各種回路を駆動し、焦点検出(AF)、撮影、画像処理、または、記録などの一連の動作を制御する。
また、CPU121は、画素信号取得手段(取得手段)121a、信号生成手段121b、焦点検出手段121c、およびレンズ情報取得手段121dを備える。
電子フラッシュ制御回路122は、撮影動作に同期して電子フラッシュ115の点灯制御を行う。補助光源駆動回路123は、焦点検出動作に同期してAF補助光源116の点灯制御を行う。撮像素子駆動回路124は、撮像素子107の撮像動作を制御するとともに、取得した画像信号をA/D変換してCPU121に送信する。画像処理回路(画像処理装置)125は、撮像素子107から出力された画像データのガンマ変換、カラー補間、または、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮などの処理を行う。
フォーカス駆動回路126は、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動し、第3レンズ群105を光軸OAに沿って移動させることにより、焦点調節を行う。絞りシャッタ駆動回路128は、絞りシャッタアクチュエータ112を駆動して、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御するとともに、静止画撮影時の露光時間を制御する。ズーム駆動回路129は、撮影者のズーム操作に応じて、ズームアクチュエータ111を駆動し、第1レンズ群101および第2レンズ群103を光軸OAに沿って移動させることにより、変倍動作を行う。
レンズ通信回路130は、カメラ本体に取り付けられた交換レンズと通信し、交換レンズのレンズ情報を取得する。取得したレンズ情報は、CPU121のレンズ情報取得手段121dに出力される。
表示部131は、例えばLCD(液晶表示装置)を備えて構成される。表示部131は、撮像装置100の撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像、撮影後の確認用画像、または、焦点検出時の合焦状態表示画像などを表示する。操作部132は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、および、撮影モード選択スイッチなどを備えて構成される。レリーズスイッチは、半押し状態(SW1がONの状態)、および、全押し状態(SW2がONの状態)の2段階のスイッチを有する。記録媒体133は、例えば撮像装置100に着脱可能なフラッシュメモリであり、撮影画像(画像データ)を記録する。記憶部134は、所定のフォーマットで撮影画像などを記憶する。
[撮像素子]
まず、図2および図3を参照して、本実施例における撮像素子(2次元CMOSセンサ)107の画素配列および画素構造について説明する。図2は、撮像素子107の画素(撮像画素)配列を示す図である。図3は、撮像素子107の画素構造を示す図であり、図3(a)は撮像素子107の画素200Gの平面図(+z方向から見た図)、図3(b)は図3(a)中の線a−aの断面図(−y方向から見た図)をそれぞれ示している。
図2は、撮像素子107の画素配列を、4列×4行の範囲で示している。本実施例では、各々の画素(画素200R、200G、200B)は、2つの副画素201、202により構成さている。このため、図2には、副画素の配列が、8列×4行の範囲で示されている。
図2に示されるように、2列×2行の画素群200は、画素200R、200G、200Bがベイヤー配列で配置されている。すなわち、画素群200のうち、R(赤)の分光感度を有する画素200Rが左上に、G(緑)の分光感度を有する画素200Gが右上と左下に、B(青)の分光感度を有する画素200Bが右下にそれぞれ配置されている。画素200R、200G、200Bは、2列×1行に配列された副画素(焦点検出画素)201、202により構成されている。副画素(第1副画素)201は、結像光学系の第1瞳領域を通過した光束を受光する画素である。副画素(第2副画素)202は、結像光学系の第2瞳領域を通過した光束を受光する画素である。
図2に示されるように、撮像素子107は、4列×4行の画素(8列×4行の副画素)を面上に多数配置して構成されており、撮像信号(副画素信号)を出力する。本実施例の撮像素子107は、画素の周期Pが6μm、画素の数Nが横6000列×縦4000行=2400万画素である。また、撮像素子107は、副画素の列方向の周期PSUBが3μm、副画素の数NSUBが横12000列×縦4000行=4800万画素である。なお、画素数はこれには限られず、8K動画を実現するために横に8000列以上を設けるようにしてもよい。また、画素配列において副画素を有する画素と有さない画素(分割していない画素)を混在させるようにしてもよい。
図3(b)に示されるように、本実施例の画素200Gには、画素の受光面側に入射光を集光するためのマイクロレンズ305が設けられている。マイクロレンズ305は、2次元状に複数配列されており、受光面からz軸方向(光軸OAの方向)に所定の距離だけ離れた位置に配置されている。また、画素200Gには、x方向にNx分割(2分割)、y方向にNy分割(1分割)された分割数NLF=Nx×Ny(分割数2)の光電変換部301および光電変換部302が形成されている。光電変換部301および光電変換部302はそれぞれ、副画素201および副画素202に対応する。
光電変換部301および光電変換部302はそれぞれ、p型層とn型層との間にイントリンシック層を挟んだpin構造のフォトダイオードとして構成される。必要に応じて、イントリンシック層を省略し、pn接合のフォトダイオードとして構成してもよい。画素200G(各画素)には、マイクロレンズ305と、光電変換部301および光電変換部302との間に、カラーフィルタ306が設けられている。必要に応じて、画素ごと、または光電変換部ごとにカラーフィルタ306の分光透過率を変えることができ、またはカラーフィルタを省略してもよい。カラーフィルタを省略した場合においては、可視光領域で高い透過率を持つホワイトの分光透過率を備えるようにしてもよいし、赤外光領域で分光透過率を備えるようにしてもよい。
画素200Gに入射した光は、マイクロレンズ305により集光され、カラーフィルタ306で分光された後、光電変換部301および光電変換部302で受光される。光電変換部301および光電変換部302においては、受光量に応じて電子とホールとの対が生成され、それらが空乏層で分離された後、負電荷の電子はn型層に蓄積される。一方、ホールは定電圧源(不図示)に接続されたp型層を通じて、撮像素子107の外部へ排出される。光電変換部301および光電変換部302のn型層に蓄積された電子は、転送ゲートを介して、静電容量部(FD)に転送され、電圧信号に変換される。ここで、光電変換部301の深さは各画素で共通とすることが好ましいが、一部の画素(例えば、Bの分光感度を有する画素200B)において深さを変える(浅くする)構成としてもよい。
続いて、図4を参照して、撮像素子107の瞳分割機能について説明する。図4は、撮像素子107の画素200Gと瞳部分領域との対応を説明するための図である。図4は、図3(a)に示される画素構造のa−a断面を+y側から見た断面図、および、結像光学系の射出瞳面を示している。図4では、射出瞳面の座標軸と対応を取るため、断面図のx軸およびy軸を図3のx軸およびy軸に対してそれぞれ反転させている。
被写体からの光束は、結像光学系の射出瞳400を通過して、各画素に入射する。瞳領域500は、結像光学系の瞳領域のうち、光電変換部301、302(副画素201、202)を全て合わせた際の画素200G全体で受光可能な瞳領域である。瞳部分領域(第1瞳部分領域)501は、重心が−x方向に偏心している光電変換部301の受光面と、マイクロレンズ305を介して略共役関係になっている。このため、瞳部分領域501は、副画素201で受光可能な瞳領域を表している。瞳部分領域501の重心は、瞳面上で+x側に偏心している。また、瞳部分領域(第2瞳部分領域)502は、重心が+x方向に偏心している光電変換部302の受光面と、マイクロレンズ305を介して略共役関係になっている。このため、瞳部分領域502は、副画素202で受光可能な瞳領域を表している。副画素202の瞳部分領域502の重心は、瞳面上で−x側に偏心している。
なお、副画素201は、実際には、射出瞳400および瞳部分領域501が重なる領域であるAF瞳(第1AF瞳)601からの光を受光する。また、副画素202は、実際には、射出瞳400および瞳部分領域502が重なる領域であるAF瞳(第2AF瞳)602からの光を受光する。
図5は、結像光学系と撮像素子107における瞳分割を説明するための図である。AF瞳601、602を通過した光束は、撮像素子107の各画素に互いに異なる角度で撮像素子107の撮像面600に入射し、2×1分割された副画素201、202で受光される。本実施例では、瞳領域が水平方向に2つに瞳分割されている例について説明しているが、これに限定されるものではなく、必要に応じて垂直方向に瞳分割を行ってもよい。
本実施例では、撮像素子107は、1つのマイクロレンズを共有し、結像光学系(撮影レンズ)の瞳のうち互いに異なる領域を通過する複数の光束を受光する複数の副画素を備えている。撮像素子107は、複数の副画素として、第1副画素(複数の副画素201)および第2副画素(複数の副画素202)を含む。また、結像光学系のAF瞳601、602を合わせた領域を通過する光束を受光する画素の配列を有してもよい。なお、撮像素子107では、各画素が第1および第2副画素から構成されている。しかしながら、必要に応じて、撮像画素と、第1および第2副画素とを個別の画素構成とし、撮像画素配列の一部に、第1および第2副画素を部分的に配置する構成としてもよい。
本実施例では、撮像素子107の各画素の副画素201の画素信号に基づいて第1の焦点検出信号を生成し、各画素の副画素202の画素信号に基づいて第2の焦点検出信号を生成して焦点検出を行う。また、撮像素子107の画素ごとに、副画素201、202の信号を加算して読み出すことで、有効画素数Nの解像度を有する撮像信号(撮影画像)を生成することができる。
[デフォーカス量と像ずれ量の関係]
図6を参照して、撮像素子107の副画素201から取得される第1の焦点検出信号および副画素202から取得される第2の焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量との関係について説明する。図6は、デフォーカス量と像ずれ量との関係図である。図6において、撮像素子107は撮像面600に配置されており、図4および図5と同様に、結像光学系の射出瞳400がAF瞳601、602に2分割されている様子が示されている。
デフォーカス量dは、被写体の結像位置から撮像面600までの距離を|d|、結像位置が撮像面600よりも被写体側にある前ピン状態を負符号(d<0)、結像位置が撮像面600よりも被写体の反対側にある後ピン状態を正符号(d>0)として定義される。被写体の結像位置が撮像面600(合焦位置)にある合焦状態において、デフォーカス量d=0が成立する。図6において、合焦状態(d=0)である被写体801、および、前ピン状態(d<0)である被写体802がそれぞれ示されている。前ピン状態(d<0)および後ピン状態(d>0)を併せて、デフォーカス状態(|d|>0)という。
前ピン状態(d<0)では、被写体802からの光束のうち、AF瞳601(またはAF瞳602)を通過した光束は、一度、集光する。その後、光束は、光束の重心位置G1(G2)を中心とする幅Γ1(Γ2)に広がり、撮像面600でボケた像となる。ボケた像は、撮像素子107に配列された各画素を構成する副画素201(副画素202)により受光され、第1の焦点検出信号(第2の焦点検出信号)が生成される。このため、第1の焦点検出信号(第2の焦点検出信号)は、撮像面600上の重心位置G1(G2)に、被写体802が幅Γ1(Γ2)にボケた被写体像として記録される。被写体像のボケ幅Γ1(Γ2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね比例して増加する。同様に、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号との間の被写体像の像ずれ量p(=光束の重心位置の差G1−G2)の大きさ|p|も、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね、比例して増加する。後ピン状態(d>0)に関しても同様であるが、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号との間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態と反対となる。
このように本実施例では、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号、または、第1および第2の焦点検出信号を加算した撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号との間の像ずれ量の大きさは増加する。
本実施例では、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量との関係性を用いて、位相差方式の焦点調節を行う。
位相差方式の焦点調節は、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号を相対的にシフトさせて信号の一致度を表す相関量を計算し、相関(信号の一致度)が良くなるシフト量から像ずれ量を検出する。撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1の焦点検出信号と第2の焦点検出信号間との間の像ずれ量の大きさが増加する関係性から、像ずれ量をデフォーカス量に変換することで焦点検出を行う。
[瞳ずれと枠ケラレ]
次に、図7を参照して、撮像素子107の周辺像高での瞳ずれについて説明する。図7は、瞳ずれによる実効絞り値(実効F値)の説明図であり、撮像素子107の周辺像高に配列された各画素の副画素201、202にそれぞれ対応するAF瞳601、602と結像光学系の射出瞳400との関係を示している。
図7(a)は、結像光学系の射出瞳距離Dl(射出瞳400と撮像面600との距離)と、撮像素子107の設定瞳距離Dsとが略等しい場合を示している。この場合、中央像高と同様に、周辺像高においても、結像光学系の射出瞳400はAF瞳601、602により略均等に瞳分割される。
図7(b)に示されるように、結像光学系の射出瞳距離Dlが撮像素子107の設定瞳距離Dsよりも短い場合、撮像素子107の周辺像高では、結像光学系の射出瞳400と撮像素子107の入射瞳との間に瞳ずれが生じる。このため、結像光学系の射出瞳400は不均一に瞳分割される。図7(b)の場合、AF瞳601に対応する副画素201の実効絞り値は、AF瞳602に対応する副画素202の実効絞り値よりも小さい(明るい)値となる。一方、反対側の像高では、AF瞳601に対応する副画素201の実効絞り値は、AF瞳602に対応する副画素202の実効絞り値よりも大きい(暗い)値となる。
図7(c)に示されるように、結像光学系の射出瞳距離Dlが撮像素子107の設定瞳距離Dsよりも長い場合、撮像素子107の周辺像高では、結像光学系の射出瞳400と撮像素子107の入射瞳との間に瞳ずれが生じる。このため、結像光学系の射出瞳400は不均一に瞳分割される。図7(c)の場合、AF瞳601に対応する副画素201の実効絞り値は、AF瞳602に対応する副画素202の実効絞り値よりも大きい(暗い)値となる。一方、反対側の像高では、AF瞳601に対応する副画素201の実効絞り値は、AF瞳602に対応する副画素201の実効絞り値よりも小さい(明るい)値となる。
瞳ずれにより周辺像高で瞳分割が不均一になるのに伴い、副画素201、202の実効絞り値も不均一となる。このため、第1の焦点検出信号および第2の焦点検出信号のいずれか一方のボケの広がりが大きくなり、他方のボケの広がりが小さくなる。このため、画像の所定領域において、複数の焦点検出信号の中で、実効絞り値が最も小さい副画素が出力する焦点検出信号の重み係数を最も小さくする、または実効絞り値が最も大きい副画素が出力する焦点検出信号の重み係数を最も大きくすることが好ましい。
[瞳分割]
図8は、各画素に形成されたマイクロレンズ305に光が入射した場合の光強度分布の説明図である。図8には、波長λ=540nm、右円偏光の平面波が、マイクロレンズ305の上方から光軸に平行に入射した場合の撮像素子107内部での光強度分布の計算例が示されている。数値計算には、FDTD(Finite Difference Time Domain)法を用いた。
図8(a)は、マイクロレンズの光軸に平行な断面での光強度分布を示す。各画素でのマイクロレンズ光学系は、マイクロレンズ305、平坦化層、封止層、および絶縁層などから構成される。マイクロレンズ光学系は、複数のマイクロレンズを含んでいてもよい。画素周期を2a、マイクロレンズ光学系の焦点距離をf、マイクロレンズ光学系の開口角を2φとする。また、マイクロレンズ光学系の焦点位置での屈折率をnとする。また、光軸に沿った座標をzとする。座標zは、焦点位置を原点(z=0)として、マイクロレンズ側を負符号、マイクロレンズと反対側を正符号とする。また、Hは、主点である。
マイクロレンズ光学系の開口数NAは、以下の式(1)で定義される。
また、マイクロレンズ光学系の絞り値Fは、以下の式(2)で定義される。
入射光は、マイクロレンズ光学系により、焦点位置に集光される。しかし、光の波動性による回折の影響のため、集光スポットの直径は回折限界Δより小さくすることはできず、有限の大きさとなる。集光スポットの強度分布がエアリーパターン(Airy pattern)に近いとして、回折限界Δは、入射光の波長をλとして、概ね、以下の式(3)で求まる。
光電変換部の受光面サイズは約1〜2μm程度であり、これに対してマイクロレンズの集光スポットが約1μm程度である。そのため、光電変換部の受光面とマイクロレンズを介して共役の関係にある、図4のAF瞳601、602は、回折ボケのため、明瞭に瞳分割されず、光の入射角に依存した受光率分布(瞳強度分布)となる。
図8(b)は、マイクロレンズの焦点位置において、マイクロレンズの光軸に垂直な断面での光強度分布を示す。点位置(z=0)で、集光スポットの直径は回折限界Δとなり、最小となる。
マイクロレンズ光学系の後側焦点深度+zと前側焦点深度−zは、回折限界Δを許容錯乱円として、以下の式(4)で求まる。焦点深度の範囲は、−z<z<+zである。
集光スポットの強度分布がガウス分布に近いとすると、集光スポットの直径wは、座標zの関数として、概ね、以下の式(5)の関係が成り立つ。
ここで、zはレイリー長であり、係数α=0.61π≒1.92として、z=αで定義される。
図8に示す計算例では、波長λ=540nm、画素周期2a=4.3μm、マイクロレンズ光学系の焦点距離f=5.8μm、焦点位置での屈折率n=1.46である。また、マイクロレンズ光学系の絞り値はF=0.924、回折限界はΔ=1.22μm、焦点深度はz=1.65μmである。
[AF瞳形状]
図9は、瞳強度分布を示す図であり、横軸は結像光学系の射出瞳面のX軸、縦軸は受光率をそれぞれ示す。実線は、図4のAF瞳601をy軸方向へ射影変換し、x軸方向へ1次元化した瞳強度分布h(x)を表す。また、破線は、AF瞳602をy軸方向へ射影変換し、x軸方向へ1次元化した瞳強度分布h(x)を表す。
瞳強度分布h(x)の+x側は、結像光学系のレンズ枠や絞り枠で規定される射出瞳によりケラレるため、急峻な曲線となる。また、−x側は、マイクロレンズによる瞳分割のため、瞳部分領域の境界が回折の影響でボヤけ、緩やかな曲線となる。一方、瞳強度分布h(x)は、瞳強度分布h(x)のx軸の正負を反転した形となる。よって、瞳強度分布h(x)と瞳強度分布h(x)は同形状ではなく、平行移動(シフト)して重ね合わせた場合の一致度が低下する。また、瞳強度分布の形状は、撮像素子107の分光感度特性によっても決定される。さらに、瞳強度分布の形状は、図7を参照して上述した、結像光学系の射出瞳400と、撮像素子107の入射瞳(瞳部分領域501、502)との間に、像高に応じて生じる瞳ずれと枠ケラレの状態によっても決定される。
図10は、瞳強度分布h(x)および瞳強度分布h(x)をフーリエ変換した図である。瞳強度分布h(x)のフーリエ変換H(k)および瞳強度分布h(x)のフーリエ変換H(k)は、以下の式(6)で表される。フーリエ変換H(k)、H(k)を合わせ、HA,B(k)と示す。また、位相成分を構成する成分μ(k)、μ(k)を合わせ、μA,B(k)と示す。なお、kは、波数である。
図10(a)は、フーリエ変換H(k)およびフーリエ変換H(k)の振幅成分(|HA,B(k)|)を示している。図9に例示した、瞳強度分布h(x)、h(x)は、略ミラー反転した関係となっているため、各フーリエ変換の絶対値は略一致している。なお、瞳ずれと枠ケラレの状態により、変化する場合もある。
図10(b)は、フーリエ変換H(k)およびフーリエ変換H(k)の位相成分(位相伝達関数)を示している。実線は、フーリエ変換H(k)の位相成分(−k×μ(k))を表している。位相成分を構成する成分μ(k)は式(6)より略単調増加するため、実線は略単調減少している。破線は、フーリエ変換H(k)の位相成分(−k×μ(k))を表している。位相成分を構成する成分μ(k)は式(6)より略単調減少するため、実線は略単調増加している。
図10(c)は、フーリエ変換H(k)およびフーリエ変換H(k)の位相差μAB(k)を示している。位相差μAB(k)は、以下の式(7)で表される。
図11は、瞳強度分布h(x)および瞳強度分布h(x)の空間周波数ごとの成分を示す図である。図11(a)は、図10(a)および図10(c)の実線で表される波数kが0.1である場合の成分を表している。図11(b)は、図10(a)および図10(c)の一点鎖線で表される波数kが0.4である場合の成分を表している。図11(c)は、図10(a)および図10(c)の点線で表される波数kが0.8である場合の成分を表している。図11に示されるように、位相差μABは、波数kが小さいほど、小さくなっている。そのため、位相差μAB(k)は、図10(c)に示されるように、波数kに応じて変化する。これは、図9に示されるように、瞳強度分布h(x)、h(x)の形状が異なることに由来する。
瞳強度分布h(x)、h(x)を、結像光学系の射出瞳距離とデフォーカス量に応じてスケール変換したものがそれぞれ、第1の焦点検出信号の線像h(x|d)と第2の焦点検出信号の線像h(x|d)となる。線像h(x|d)、h(x|d)はそれぞれ、瞳強度分布h(x)、h(x)と略相似関係であるため、図9に示された形状となる。すなわち、瞳強度分布h(x)、h(x)の形状は、撮像素子107の分光感度特性、結像光学系のレンズ枠、および結像光学系の絞り枠のうち少なくとも1つに基づいて決定される。
Zを図6に示される結像光学系の射出瞳距離(射出瞳面と撮像面600との距離)、dをデフォーカス量とすると、線像h(x|d)、h(x|d)は以下の式(8)で表される。線像h(x|d)、h(x|d)を合わせ、hA,B(x|d)と示す。なお、射出瞳距離Zは、デフォーカス量dよりも十分に大きいものとしている。
線像h(x|d)のフーリエ変換H(k|d)および線像h(x|d)のフーリエ変換H(k|d)は、以下の式(9)で表され、波数kとデフォーカス量dの置換に対して不変な対称関数となる。フーリエ変換H(k|d)、H(k|d)を合わせ、HA,B(k|d)と示す。
被写体の光量分布をf(x)とすると、デフォーカス量dのデフォーカス状態での第1焦点検出信号g(x|d)と第2焦点検出信号をg(x|d)は、畳み込み積分とフーリエ変換の関係式から、以下の式(10)で表わされる。第1焦点検出信号g(x|d)および第2焦点検出信号g(x|d)を合わせ、gA,B(x|d)と示す。
焦点検出処理では、低コントラスト被写体などの焦点検出を安定して行うために、バンドパスフィルタでDC成分や高周波ノイズをカットし、第1および第2焦点検出信号g(x|d)、g(x|d)を特定の波数kAF成分近傍に限定して、焦点検出を行う。波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号g(x|d、kAF)と第2焦点検出信号g(x|d、kAF)は、以下の式(11)で表わされる。

したがって、デフォーカス量dでの波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号g(x|d、kAF)と第2焦点検出信号g(x|d、kAF)の位相差が、波数kAFでの像ずれ量qであり、以下の式(12)で表わされる。
ここで、デフォーカス量dの像ずれ量qに対する変換係数Kは、以下の式(13)で表される。
検出デフォーカス量ddetは、変換係数Kを用いて以下の式(14)で表わされる。
前述したように、式(7)の位相差μAB(k)(=μ(k)−μ(k))は、波数kに依存して変化する。一方、波数kを波数kAFに固定した場合、式(14)の第4項中の位相差μAB(dxkAF/Z)は、デフォーカス量dに依存して変化する。図10(c)の横軸を波数kからデフォーカス量dに置き換えると、位相差μAB(dxkAF/Z)はデフォーカス量dに応じて図10(c)のように変化する。
図12は、設定されているデフォーカス量dと検出されたデフォーカス量(検出デフォーカス量)ddetとの関係図である。検出デフォーカス量ddetは、理想的には、図12の実線に示されるように、設定されているデフォーカス量dに対して比例するように変化する。しかしながら、実際は、位相差μAB(dxkAF/Z)が設定されているデフォーカス量dの大きさに依存するため、検出デフォーカス量ddetは、図12の破線に示されるように変化してしまう。
そこで、本実施例では、検出デフォーカス量ddetを補正することで、設定されているデフォーカス量(補正デフォーカス量)dを算出し、補正デフォーカス量に基づいて焦点検出処理を行う。
本実施例では、設定されているデフォーカス量(補正デフォーカス量)dは、検出デフォーカス量ddet(Kq)および補正係数Sを用いて、以下の式(15)で算出される。
なお、式(15)において、焦点検出時は、設定されているデフォーカス量dは不明であるため、設定されているデフォーカス量dを、検出デフォーカス量ddet(=Kq)で置き換えて、補正係数を算出している。
図13は、F値ごとの検出デフォーカス量ddet(=Kq)と補正値S(ddet)との関係を示す図である。補正係数は、図13に示されるように、検出デフォーカス量の絶対値が大きい場合に小さくなるように設定されている。検出デフォーカス量の絶対値が大きい場合、図10(c)の関係性から位相差μABが大きくなり、式(15)より補正係数が小さくなるからである。また、補正係数は、図13に示されるように、検出デフォーカス量の絶対値が小さい場合に大きくなるように設定されている。検出デフォーカス量の絶対値が小さい場合、図10(c)の関係性から位相差μABが小さくなり、式(15)より補正係数の絶対値が大きくなるからである。
本実施例では、F値ごとの補正係数を算出しているが、補正係数は、像高ごと、検出周波数の帯域ごと、または使用するフィルタの周波数帯域ごとに算出されてもよい。また、レンズ情報取得手段121dが取得した交換レンズのレンズ情報に基づいて、補正係数を算出してもよい。なお、図13に示される関係に関するテーブルは、記録媒体133や記憶部134などの記憶手段に保存しておいてもよい。
[焦点検出処理]
以下、図14を参照して、CPU121により実行される本実施例の焦点検出方法について説明する。図14は、本実施例の焦点検出方法を示すフローチャートである。本実施例の焦点検出方法は、ソフトウエアおよびハードウエア上で動作するコンピュータプログラムとしての焦点検出プログラムにしたがって実行される。焦点検出プログラムは、例えば、撮像装置内のメモリ(不図示)内に格納されていてもよいし、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。また、本実施例ではCPU121が焦点検出方法を実行するが、パーソナルコンピュータ(PC)や専用の装置が焦点検出装置として本実施例の焦点検出方法を実行してもよい。また、本実施例の焦点検出プログラムに対応する回路を設け、回路を動作させることで本実施例の焦点検出方法を実行してもよい。
ステップS101では、画素信号取得手段121aは、撮像素子107の各画素の副画素201、副画素202で受光された画素信号を取得する。なお、画像信号取得手段121aは、あらかじめ本実施例の撮像素子107により撮像され、記録媒体に保存されている画素信号を取得してもよい。
ステップS102では、信号生成手段121bは、画素信号に基づいて、結像光学系の異なる第1瞳部分領域に応じた第1焦点検出信号と、第2瞳部分領域に応じた第2焦点検出信号を生成する。撮像素子107により撮影された画素信号をLFとする。また、画素信号LFの各画素信号内での列方向i(1≦i≦Nx)番目、行方向j(1≦j≦Ny)番目の副画素信号を、k=Nx(j−1)+i(1≦k≦NLF)として、第k副画素信号とする。結像光学系の第k瞳部分領域に対応した、列方向i番目、行方向j番目の第k焦点検出信号I(j、i)を、以下の式(16)により生成する。
本実施例は、Nx=2、Ny=1、NLF=2のx方向2分割で、k=1、k=2の例である。図2に例示した画素配列に対応した画素信号から、画素ごとに、x方向2分割された第1副画素201の信号を選択する。よって、結像光学系の第1瞳部分領域501に対応した、画素数N(=水平画素数N×垂直画素数N)の解像度を有するベイヤー配列のRGB信号である第1焦点検出信号I(j、i)を生成する。同様に、結像光学系の第2瞳部分領域502に対応した第2焦点検出信号I(j、i)を生成する。
本実施例において、第1焦点検出信号I(j、i)と第2焦点検出信号I(j、i)は、式(10)の第1焦点検出信号g(x|d)と第2焦点検出信号g(x|d)のことである。
次に、ベイヤー配列のRGB信号である第k焦点検出信号I(k=1、2)から、位置(j,i)ごとに、各色RGBの色重心を一致させて、第k焦点検出輝度信号Y(k=1、2)を、以下の式(17)により生成する。必要に応じて、焦点検出精度を向上するために、第k焦点検出輝度信号Ykに、シェーディング(光量)補正処理を行ってもよい。
次に、第k焦点検出輝度信号Y(k=1、2)に対して、瞳分割方向(列方向)に、1次元バンドパスフィルタ処理を行い、略波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号dYAを生成する。また、第2焦点検出輝度信号Yに対して、瞳分割方向(列方向)に、1次元バンドパスフィルタ処理を行い、略波数kAF成分に限定された第2焦点検出信号dYBを生成する。1次元バンドパスフィルタとしては、例えば、1次微分型フィルタ[1、5、8、8、8、8、5、1、−1、−5、−8、−8、−8、−8、−5、−1]などを用いることができる。必要に応じて、1次元バンドパスフィルタの通過帯域を調整してもよい。
本実施例において、略波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号dYAと第2焦点検出信号dYBは、式(11)の波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号g(x|d、kAF)と第2焦点検出信号g(x|d、kAF)のことである。
ステップS103では、焦点検出手段121cは、焦点検出信号に基づいて、検出デフォーカス量を算出する。
焦点検出位置(jAF、iAF)を中心として、行方向j(−n≦j≦n)番目、瞳分割方向である列方向i(−m≦i≦m)番目の略波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号をdYA(jAF+j、iAF+i)、第2焦点検出信号をdYB(jAF+j、iAF+i)とする。シフト量をs(−n≦s≦n)として、各位置(jAF,iAF)での相関量COREVEN(jAF,iAF、s)を、式(18A)により算出し、相関量CORODD(jAF,iAF、s)を、式(18B)により算出する。
相関量CORODD(jAF,iAF、s)は、相関量COREVEN(jAF,iAF、s)に対して、略波数kAF成分に限定された第1焦点検出信号dYAと第2焦点検出信号dYBのシフト量を半位相だけずらした相関量である。
次に、相関量COREVEN(jAF,iAF、s)と相関量CORODD(jAF,iAF、s)から、それぞれ、サブピクセル演算により、相関量が最小値となる実数値のシフト量を算出して平均値を算出し、焦点検出位置(jAF、iAF)における像ずれ量qを検出する。像ずれ量qに、式(13)の変換係数Kを用いて、式(14)により、検出デフォーカス量ddetを検出する。
焦点検出領域の像高位置ごとに、撮像素子の光学特性(第k副画素ごとの瞳強度分布)と、撮像レンズ(結像光学系)の絞り値F、射出瞳距離Dlなどのレンズ情報に応じた、像ずれ量からデフォーカス量への変換係数Kを乗算し、焦点検出位置(jAF、iAF)におけるデフォーカス量MDef(jAF、iAF)を算出する。
ステップS104では、焦点検出手段121cは、ステップS103で算出した検出デフォーカス量を、補正係数を用いて補正することで、補正デフォーカス量を算出する。
以上説明したように、本発明では、焦点検出信号間の形状差による焦点検出誤差を補正し、高精度に焦点検出を実行することができる。
図15および図16を参照して、本実施例の撮像装置について説明する。本実施例の撮像装置は、撮像素子の構成が実施例1とは異なる。他の構成は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施例における撮像装置(2次元CMOSセンサ)107では、各画素が第1〜第4副画素を備え、第1〜第4副画素の信号を加算して読み出すことで、撮像信号(撮影画像)が生成される。
図15は、撮像素子107の画素(撮像画素)配列を示す図である。図16は、撮像素子107の画素構造を示す図であり、図16(a)は撮像素子107の画素200Gの平面図(+z方向から見た図)、図16(b)は図16(a)中の線a−aの断面図(−y方向から見た図)をそれぞれ示している。
図15は、撮像素子107の画素配列を、4列×4行の範囲で示している。本実施例では、各々の画素(画素200R、200G、200B)は、4つの副画素201、202、203、204により構成さている。このため、図15には、副画素の配列が、8列×8行の範囲で示されている。
図15に示されるように、2列×2行の画素群200は、画素200R、200G、200Bがベイヤー配列で配置されている。すなわち、画素群200のうち、R(赤)の分光感度を有する画素200Rが左上に、G(緑)の分光感度を有する画素200Gが右上と左下に、B(青)の分光感度を有する画素200Bが右下にそれぞれ配置されている。画素200R、200G、200Bは、2列×2行に配列された副画素(焦点検出画素)201、202、203、204により構成されている。副画素(第1副画素)201は、結像光学系の第1瞳領域を通過した光束を受光する画素である。副画素(第2副画素)202は、結像光学系の第2瞳領域を通過した光束を受光する画素である。副画素(第3副画素)203は、結像光学系の第3瞳領域を通過した光束を受光する画素である。副画素(第4副画素)204は、結像光学系の第4瞳領域を通過した光束を受光する画素である。
図15に示されるように、撮像素子107は、4列×4行の画素(8列×8行の副画素)を面上に多数配置して構成されており、撮像信号(副画素信号)を出力する。本実施例の撮像素子107は、画素の周期Pが6μm、画素の数Nが横6000列×縦4000行=2400万画素である。また撮像素子107は、副画素の列方向の周期PSUBが3μm、副画素の数NSUBが横12000列×縦8000行=9600万画素である。なお、画素数はこれには限られず、8K動画を実現するために横に8000列以上を設けるようにしてもよい。また、画素配列において副画素を有する画素と有さない画素(分割していない画素)を混在させるようにしてもよい。
図16(b)に示されるように、本実施例の画素200Gには、画素の受光面側に入射光を集光するためのマイクロレンズ305が設けられている。マイクロレンズ305は、2次元状に複数配列されており、受光面からz軸方向(光軸OAの方向)に所定の距離だけ離れた位置に配置されている。また画素200Gには、x方向にN分割(2分割)、y方向にN分割(2分割)された光電変換部301、302、303、304が形成されている。光電変換部301〜304はそれぞれ、副画素201〜204に対応する。
本実施例では、撮像素子107の各画素の副画素201、203の画素信号に基づいて第1の焦点検出信号を生成し、各画素の副画素202、204の画素信号に基づいて第2の焦点検出信号を生成して焦点検出を行う。また、撮像素子107の画素ごとに、副画素201、202、203、204の信号を加算して読み出すことで、有効画素数Nの解像度を有する撮像信号(撮影画像)を生成することができる。
なお、第1の焦点検出信号は、副画素201、202の画素信号に基づいて生成されてもよい。このとき、第2の焦点検出信号は、副画素203、204の画素信号に基づいて生成される。また、第1の焦点検出信号は、副画素201、204の画素信号に基づいて生成されてもよい。このとき、第2の焦点検出信号は、副画素202、203の画素信号に基づいて生成される。なお、本実施例において、x方向及びy方向に2分割する構成としたが、これに限られるものではない。たとえば、2以上に分割するようにしてもよいし、x方向とy方向で分割数を異ならせてもよい。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
121 CPU(焦点検出装置)
121a 取得手段
121b 信号生成手段
121c 焦点検出手段

Claims (9)

  1. 結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出装置であって、
    前記画素信号を取得する取得手段と、
    前記画素信号を用いて、前記異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成手段と、
    前記複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、前記異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて、前記検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出手段と、を有することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記焦点検出手段は、前記検出デフォーカス量および補正係数に基づいて、前記補正デフォーカス量を算出し、
    前記補正係数は、前記検出デフォーカス量の絶対値が大きい場合に小さく、前記絶対値が小さい場合に大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記焦点検出信号の形状は、撮像素子の分光感度特性、前記結像光学系のレンズ枠、および前記結像光学系の絞り枠のうち少なくとも1つに基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  4. 前記結像光学系からレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段を更に有し、
    前記焦点検出手段は、前記レンズ情報に基づいて前記補正デフォーカス量を補正することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の焦点検出装置を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出方法であって、
    前記画素信号を取得する取得ステップと、
    前記画素信号を用いて、前記異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成ステップと、
    前記複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、前記異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて前記検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出ステップと、を有することを特徴とする焦点検出方法。
  7. 前記焦点検出ステップでは、前記検出デフォーカス量および補正係数に基づいて、前記補正デフォーカス量を算出し、
    前記補正係数は、前記検出デフォーカス量の絶対値が大きい場合に小さく、前記絶対値が小さい場合に大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の焦点検出装置。
  8. 結像光学系の異なる瞳領域を通過した光を光電変換して得られた画素信号を用いて焦点検出を行う焦点検出装置を制御するための焦点検出プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記画素信号を取得する取得手段、
    前記画素信号を用いて、前記異なる瞳領域に対応する複数の焦点検出信号を生成する信号生成手段、
    前記複数の焦点検出信号に基づいて検出デフォーカス量を算出するとともに、前記異なる瞳領域に対応する位相伝達関数に基づいて前記検出デフォーカス量を補正することで、補正デフォーカス量を算出する焦点検出手段、として機能させるための焦点検出プログラム。
  9. 前記焦点検出手段は、補正係数に基づいて、前記検出デフォーカス量および補正係数に基づいて、前記補正デフォーカス量を算出し、
    前記補正係数は、前記検出デフォーカス量の絶対値が大きい場合に小さく、前記絶対値が小さい場合に大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の焦点検出プログラム。
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