JP2018132120A - アクチュエータ - Google Patents

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Atsushi Watanabe
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Abstract

【課題】軸方向の長さを小さくすることができるアクチュエータを提供すること。【解決手段】アクチュエータは、ハウジングと、ハウジングに支持されるモータと、モータで生じる動力により第1回転軸を中心に回転する動力伝達部材と、ハウジングに軸受を介して支持され、第1回転軸を中心に回転するねじ軸と、ねじ軸に取り付けられるコッターと、を備える。ねじ軸は、外周面に設けられる平面である第1面と、第1平面とは反対側に設けられる平面である第2面と、を備える。コッターは、平面である第3面を備える第1アームと、第3面に対向する第4面を備える第2アームと、第1アーム及び第2アームを連結する連結部と、動力伝達部材からトルクを受けるトルク被伝達部と、を備える。第3面が第1面に接し、第4面が第2面に接する。【選択図】図4

Description

本発明は、アクチュエータに関する。
回転運動を直動運動に変換するための装置としてボールねじを用いたアクチュエータが知られている。例えば特許文献1にはアクチュエータの一例が記載されている。特許文献1のアクチュエータにおいては、モータによって回転するギヤが、ねじ軸の端部に設けられたセレーションに取り付けられている。これにより、ギヤからねじ軸にトルクが伝わる。また、特許文献1の図7及び図8に示されるように、ねじ軸に生じる軸方向の力(推力)を軸受に伝達するためのコッターが、ねじ軸の端部と軸受との間に設けられている。
特開2013−61070号公報
ところで、車両等においてアクチュエータを設置するための空間には限りがあるので、アクチュエータは小型であることが望まれる。しかしながら、ねじ軸の軸方向の長さを短くすることには限界があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、軸方向の長さを小さくすることができるアクチュエータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係るアクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジングに支持されるモータと、前記モータで生じる動力により第1回転軸を中心に回転する動力伝達部材と、前記ハウジングに軸受を介して支持され、前記第1回転軸を中心に回転するねじ軸と、前記ねじ軸に取り付けられるコッターと、を備え、前記ねじ軸は、外周面に設けられる平面である第1面と、前記第1平面とは反対側に設けられる平面である第2面と、を備え、前記コッターは、平面である第3面を備える第1アームと、前記第3面に対向する第4面を備える第2アームと、前記第1アーム及び前記第2アームを連結する連結部と、前記動力伝達部材からトルクを受けるトルク被伝達部と、を備え、前記第3面が前記第1面に接し、前記第4面が前記第2面に接する。
これにより、コッターが、ねじ軸に生じる軸方向の力(推力)を軸受に伝達するための部材と、動力伝達部材のトルクをねじ軸に伝達するための部材とを兼ねることができる。このため、ねじ軸を短くすることが可能となる。したがって、アクチュエータは、軸方向の長さを小さくすることができる。
アクチュエータの望ましい態様として、前記トルク被伝達部は、外周面から突出する凸部であり、前記動力伝達部材は、前記トルク被伝達部に嵌まる凹部であるトルク伝達部を備えることが好ましい。これにより、比較的大きな部材である動力伝達部材に凹部が設けられ、比較的小さな部材であるコッターに凸部が設けられることになる。コッターの体積が大きくなるので、コッターの強度が向上する。このため、コッターは、より大きなトルクを伝達することができる。
アクチュエータの望ましい態様として、前記トルク被伝達部は、前記連結部に配置されることが好ましい。これにより、応力の生じやすい部分が2箇所(第1アームと連結部の境界付近、及び第2アームと連結部の境界付近)に分かれる。このため、コッターがより破損しにくくなる。
アクチュエータの望ましい態様として、前記第1回転軸に沿う方向から見た前記トルク被伝達部は矩形であることが好ましい。これにより、トルク被伝達部及びトルク伝達部の形成が容易になる。
アクチュエータの望ましい態様として、前記トルク被伝達部は、前記第1回転軸に沿う方向に延びるスプラインであることが好ましい。これにより、トルク被伝達部及びトルク伝達部の形成が容易になる。
アクチュエータの望ましい態様として、前記動力伝達部材は、ギヤであることが好ましい。これにより、ベルトを用いる動力伝達機構とは異なり滑らないので、被駆動部材の位置精度が向上しやすい。
本発明によれば、軸方向の長さを小さくすることができるアクチュエータを提供することができる。
図1は、実施形態に係るアクチュエータの断面図である。 図2は、実施形態に係る軸受の周辺を拡大して示す断面図である。 図3は、図2の断面に対して直交する平面でアクチュエータを切った断面図である。 図4は、実施形態に係るねじ軸、軸受、コッター及び第3動力伝達部材を示す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係るねじ軸、軸受、コッター及び第3動力伝達部材を示す分解斜視図である。 図6は、実施形態に係るコッターを示す正面図である。 図7は、第1変形例に係るコッターを示す正面図である。 図8は、第2変形例に係るコッターを示す正面図である。 図9は、第3変形例に係るコッターを示す正面図である。 図10は、第4変形例に係るコッターを示す正面図である。 図11は、第5変形例に係るコッターを示す正面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、実施形態に係るアクチュエータの断面図である。アクチュエータ100は、ハウジング101と、カバー109と、モータ1と、第1動力伝達部材103と、補助シャフト104と、第2動力伝達部材105と、ナット115と、駆動軸117と、ねじ軸107と、軸受5と、プレート4と、第3動力伝達部材2と、コッター3と、を備える。
図1に示すように、ハウジング101は、中空状の部材であって、モータ室101a及びねじ軸室101bを備える。ハウジング101は、例えばアルミニウム合金で形成される。モータ室101aの一端は閉じており、モータ室101aの他端は開口している。ねじ軸室101bの両端は開口している。
カバー109は、モータ室101aの開口及びねじ軸室101bの一方の開口を塞ぐようにハウジング101に取り付けられる。カバー109は、例えば樹脂で形成される。ハウジング101とカバー109との間には、シールとしてOリング等が設けられることが好ましい。
モータ1は、モータ室101aに配置される。モータ1は、モータ固定部材101cを介してハウジング101に支持されている。モータ1は、カバー109の方向に延びるシャフト102を備える。シャフト102は、第2回転軸Z2を中心に回転する。
第1動力伝達部材103は、シャフト102に固定されており、シャフト102と共に回転する。第1動力伝達部材103は、例えばギヤである。補助シャフト104は、モータ固定部材101cに支持されており、シャフト102に平行である。第2動力伝達部材105は、例えば、ブッシュ等を介して補助シャフト104に取り付けられている。第2動力伝達部材105は、補助シャフト104に対して回転できる。第2動力伝達部材105は、例えば、ブッシュ等を介して補助シャフト104に取り付けられている。第2動力伝達部材105は、例えばギヤである。第2動力伝達部材105は、第1動力伝達部材103に噛み合う。
ナット115は、ねじ軸室101bに配置される。ナット115は、内周面に雌ねじ溝115aを有する。駆動軸117は、ナット115に固定されている。駆動軸117の一部がねじ軸室101bに位置し、駆動軸117の端部はねじ軸室101bの外部に突出している。駆動軸117とハウジング101との間にはブッシュ118及びシール119が配置される。ブッシュ118は、ハウジング101に対して直進運動できるように駆動軸117を支持する。シール119は、ハウジング101と駆動軸117との間から水又は塵埃等の異物が侵入することを防止している。
ねじ軸107は、ねじ軸室101bに配置される。ねじ軸107の端部は、駆動軸117に設けられた孔117aの内部に位置する。ねじ軸107は、軸受5を介してハウジング101に支持されている。ねじ軸107は、第1回転軸Z1を中心に回転できる。ねじ軸107は、外周面に雄ねじ溝107aを有する。ねじ軸107は、ナット115を貫通している。雄ねじ溝107aは、雌ねじ溝115aに対向する。雄ねじ溝107a及び雌ねじ溝115aによって形成される螺旋状の空間には、複数のボール116が配置されている。ナット115は、第1回転軸Z1に沿う軸方向(以下、単に軸方向という)に移動可能であり、且つ第1回転軸Z1に回転できない。例えば、ねじ軸室101bの内周面にナット115の回転を規制する回り止め部材が設けられている。ねじ軸107が回転すると、ナット115が軸方向に移動する。すなわち、ねじ軸107、ナット115及びボール116がボールねじを構成している。
図2は、実施形態に係る軸受の周辺を拡大して示す断面図である。図3は、図2の断面に対して直交する平面でアクチュエータを切った断面図である。図4及び図5は、実施形態に係るねじ軸、軸受、コッター及び第3動力伝達部材を示す分解斜視図である。図6は、実施形態に係るコッターを示す正面図である。
図2に示すように、ねじ軸107は、固定部70と、フランジ部75と、を備える。固定部70は、略円柱状であって、ねじ軸107のうち駆動軸117の内部に位置する端部とは反対側の端部に配置されている。固定部70には、軸受5、第3動力伝達部材2及びコッター3が固定されている。固定部70は、平面である第1面71と、第1面71とは反対側に配置された平面である第2面72とを備える。第1面71及び第2面72は、固定部70の外周面に設けられた窪みの表面である。例えば、第2面72は第1面71に平行である。フランジ部75は、円環状であって、第1回転軸Z1を中心とした放射方向(以下、単に放射方向という)に固定部70から突出している。フランジ部75は、固定部70のうちナット115に近い方の端部に配置されている。
軸受5は、図2に示すように外輪5aと、内輪5cと、転動体5bと、を備える。外輪5aは、ハウジング101に固定されている。例えば外輪5aがプレート4によりハウジング101に固定されている。内輪5cは、固定部70に固定されている。例えば固定部70が内輪5cに圧入されている。内輪5cは、フランジ部75に接しており、フランジ部75により位置決めされている。転動体5bは、外輪5aと内輪5cとの間に配置された玉である。
第3動力伝達部材2は、固定部70の端部に固定されている。第3動力伝達部材2は、例えばギヤである。第3動力伝達部材2は、第2動力伝達部材105に噛み合っている。このため、モータ1で生じたトルクは、シャフト102、第1動力伝達部材103及び第2動力伝達部材105を介して第3動力伝達部材2に伝達される。第3動力伝達部材2は、モータ1で生じたトルクにより第1回転軸Z1を中心に回転する。また、第3動力伝達部材2は、カバー109に対向している。仮に第3動力伝達部材2に大きな変位が生じた場合には、カバー109が第3動力伝達部材2の過大な変位を規制する。
第3動力伝達部材2は、図5に示すように、外周面に複数の歯を有する本体部20と、本体部20から突出する突出部21と、第1孔23と、第2孔24と、トルク伝達部25を備える。突出部21は、環状であって、軸受5がある方向に突出している。第1孔23は、突出部21を軸方向に貫通する円形の穴である。例えば、第1孔23は、突出部21から本体部20に亘っており、第2孔24に繋がっている。第2孔24は、本体部20に設けられた円形の穴である。第2孔24の直径は、第1孔23の直径より小さい。ねじ軸107の固定部70が第2孔24に嵌まっている。例えば、固定部70が第2孔24に隙間嵌めされている。トルク伝達部25は、第1孔23の内周面に設けられた凹部である。トルク伝達部25のうち軸受5に近い方の端部は開口している。例えば、軸方向から見たトルク伝達部25は矩形である。
コッター3は、ねじ軸107に生じる軸方向の力(推力)を軸受5に伝達するための部材であり、且つ第3動力伝達部材2のトルクをねじ軸107に伝達するための部材である。図2及び図3に示すように、コッター3は、軸受5の内輪5cに接するようにねじ軸107の固定部70に取り付けられている。また、コッター3は、第3動力伝達部材2の第1孔23及びトルク伝達部25に嵌まっている。
コッター3は、図6に示すように、基部30と、トルク被伝達部39と、を備える。基部30は、ノッチ36を有する円盤状である。ノッチ36は、互いに平行な一対の平面と当該一対の平面を繋ぐ曲面とからなる切欠きである。基部30の外径は第1孔23の内径と略等しい。例えば基部30は、第1孔23に隙間嵌めされている。基部30は、第1アーム31と、第2アーム32と、連結部38と、を含む。連結部38は、第1アーム31の一端と第2アーム32の一端とを連結している。言い換えると、第1アーム31及び第2アーム32が連結部38の両端から同じ方向に突出している。第1アーム31及び第2アーム32は略半円状である。連結部38は円弧を描いている。
基部30は、平面である第3面33と、第3面33に対向する第4面34と、第3面33と第4面34との間に位置する曲面35と、を備える。第3面33、第4面34及び曲面35は、ノッチ36に面する基部30の内表面である。言い換えると、第3面33は、ノッチ36に面する第1アーム31の表面である。第4面34は、ノッチ36に面する第2アーム32の表面である。曲面35は、ノッチ36に面する連結部38の表面である。例えば、第4面34は第3面33に平行である。第3面33は、ねじ軸107の第1面71に接する。第4面34は、ねじ軸107の第2面72に接する。軸方向から見た時の曲面35の曲率は、軸方向から見た時の固定部70の曲率に略等しい。曲面35は、固定部70の外周面に接する。
トルク被伝達部39は、基部30の外周面から突出する凸部である。例えば、軸方向から見たトルク被伝達部39は矩形である。例えば、トルク被伝達部39は、第3動力伝達部材2のトルク伝達部25に隙間嵌めされている。トルク被伝達部39は、図6に示すように、連結部38に配置されている。すなわち、トルク被伝達部39は、第3面33を含む平面と第4面34を含む平面との間に配置されている。
なお、図2は、第1回転軸Z1を含み且つトルク被伝達部39を通る平面でアクチュエータ100を切った断面図である。図3は、第1回転軸Z1を含み且つ第3面33及び第4面34に対して直交する平面でアクチュエータ100を切った断面図である。また、図6は、ねじ軸107に取り付けられる前のコッター3を示している。
ねじ軸107に取り付けられる前のコッター3において、第3面33から第4面34までの距離D2(図6参照)は、ねじ軸107の第1面71から第2面72までの距離D1(図3参照)より大きい。コッター3は、ねじ軸107の固定部70に隙間嵌めされている。
モータ1から第3動力伝達部材2に伝達されたトルクは、トルク被伝達部39を介して基部30に伝達される。基部30の第3面33及び第4面34がねじ軸107の第1面71及び第2面72を挟んでいるので、基部30に伝達されたトルクがねじ軸107に伝達される。すなわち、ねじ軸107はコッター3と一体となって回転する。このように、コッター3が、ねじ軸107に生じる軸方向の力(推力)を軸受5に伝達するための部材と、第3動力伝達部材2のトルクをねじ軸107に伝達するための部材とを兼ねている。このため、ねじ軸107の固定部70を短くすることが可能となる。
また、上述したようにトルク被伝達部39が連結部38に配置されている。このため、トルク被伝達部39に力が加わった時に、基部30で応力集中が生じにくくなる。すなわち、仮にトルク被伝達部39が第1アーム31(又は第2アーム32)に配置される場合、トルク被伝達部39に力が加わると、第1アーム31(又は第2アーム32)と連結部38との境界付近に応力集中が生じやすい。これに対して、本実施形態においてはトルク被伝達部39が連結部38に配置されることで、応力の生じやすい部分が2箇所(第1アーム31と連結部38の境界付近、及び第2アーム32と連結部38の境界付近)に分かれる。このため、コッター3がより破損しにくくなる。すなわち、コッター3の寿命がより長くなる。
また、特許文献1で示した従来技術のようにコッターとは別の部材でトルクが伝達される場合、仮にコッターが脱落していたとしてもねじ軸は作動することができる。このため、アクチュエータに対して性能検査を実施しても、コッターが脱落しているかどうかを判別することができなかった。これに対して、本実施形態に係るアクチュエータ100においては、仮にコッター3が脱落していれば、ねじ軸107が作動しなくなる。このため、性能検査等によって、コッター3が脱落しているかどうかを判別することが可能である。
なお、第3動力伝達部材2は、必ずしもギヤでなくてもよい。第3動力伝達部材2は、少なくともモータ1で生じたトルクが伝達される部材であればよい。例えば、第3動力伝達部材2は、モータ1のシャフト102からベルトを介してトルクを受けるプーリ等であってもよい。
なお、コッター3は、必ずしもねじ軸107の固定部70に隙間嵌めされていなくてもよい。例えば、コッター3が固定部70に圧入されていてもよい。このような場合、コッター3とねじ軸107との間の隙間がなくなる。コッター3とねじ軸107との間で摩擦が生じにくくなるので、コッター3及びねじ軸107が摩耗しにくい。このため、ガタツキの増加が抑制される。また、必ずしも固定部70は第2孔24に隙間嵌めされていなくてもよい。例えば、固定部70が第2孔24に圧入されていてもよい。
なお、必ずしもトルク被伝達部39が凸部で、トルク伝達部25が凹部でなくてもよい。例えば、トルク被伝達部39が凹部で、トルク伝達部25が凸部であってもよい。少なくとも、トルク被伝達部39及びトルク伝達部25の間でトルクが伝達されればよく、トルク被伝達部39及びトルク伝達部25の形状は上述した形状に限定されない。
以上で説明したように、アクチュエータ100は、ハウジング101と、モータ1と、動力伝達部材(第3動力伝達部材2)と、ねじ軸107と、コッター3と、を備える。モータ1は、ハウジング101に支持される。動力伝達部材(第3動力伝達部材2)は、モータ1で生じる動力により第1回転軸Z1を中心に回転する。ねじ軸107は、ハウジング101に軸受5を介して支持され、第1回転軸Z1を中心に回転する。コッター3は、ねじ軸107に取り付けられ、且つ動力伝達部材(第3動力伝達部材2)に嵌まる。ねじ軸107は、外周面に設けられる平面である第1面71と、第1平面71とは反対側に設けられる平面である第2面72と、を備える。コッター3は、第1面71に接する平面である第3面33と、第2面72に接する平面である第4面34と、を備える。コッター3は、平面である第3面33を備える第1アーム31と、第3面33に対向する第4面34を備える第2アーム32と、第1アーム31及び第2アーム32を連結する連結部38と、を備える。第3面33が第1面71に接し、第4面34が第2面72に接する。
これにより、コッター3が、ねじ軸107に生じる軸方向の力(推力)を軸受5に伝達するための部材と、動力伝達部材(第3動力伝達部材2)のトルクをねじ軸107に伝達するための部材とを兼ねることができる。このため、ねじ軸107を短くすることが可能となる。したがって、アクチュエータ100は、軸方向の長さを小さくすることができる。
また、アクチュエータ100においては、トルク被伝達部39は、外周面から突出する凸部である。動力伝達部材(第3動力伝達部材2)は、トルク被伝達部39に嵌まる凹部であるトルク伝達部25を備える。これにより、比較的大きな部材である動力伝達部材(第3動力伝達部材2)に凹部が設けられ、比較的小さな部材であるコッター3に凸部が設けられることになる。コッター3の体積が大きくなるので、コッター3の強度が向上する。このため、コッター3は、より大きなトルクを伝達することができる。
また、アクチュエータ100においては、トルク被伝達部39は、連結部38に配置される。これにより、応力の生じやすい部分が2箇所(第1アーム31と連結部38の境界付近、及び第2アーム32と連結部38の境界付近)に分かれる。このため、コッター3がより破損しにくくなる。
また、アクチュエータ100においては、第1回転軸Z1に沿う方向から見たトルク被伝達部39は矩形である。これにより、トルク被伝達部39及びトルク伝達部25の形成が容易になる。
また、アクチュエータ100においては、動力伝達部材(第3動力伝達部材2)は、ギヤである。これにより、ベルトを用いる動力伝達機構とは異なり滑らないので、被駆動部材(ナット115及び駆動軸117)の位置精度が向上しやすい。
(第1変形例)
図7は、第1変形例に係るコッターを示す正面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
第1変形例に係るコッター3Aは、上述した実施形態に係るトルク被伝達部39とは異なる位置に配置されるトルク被伝達部39Aを備える。トルク被伝達部39Aは、第1アーム31に配置される。
(第2変形例)
図8は、第2変形例に係るコッターを示す正面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
第2変形例に係るコッター3Bは、複数のトルク被伝達部39Bを備える。複数のトルク被伝達部39Bは、例えば等間隔に配置されている。1つのトルク被伝達部39Bは、連結部38に配置される。1つのトルク被伝達部39Bは、第1アーム31に配置される。1つのトルク被伝達部39Bは、第2アーム32に配置される。コッター3Bは、複数のトルク被伝達部39Bを備えるので、上述した実施形態に係るコッター3と比較して大きなトルクを伝達することができる。
(第3変形例)
図9は、第3変形例に係るコッターを示す正面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
第3変形例に係るコッター3Cは、上述した実施形態に係るトルク被伝達部39とは異なる形状を有する複数のトルク被伝達部39Cを備える。複数のトルク被伝達部39Cは、例えば等間隔に配置されている。トルク被伝達部39Cは、軸方向に延びるスプラインである。具体的には、トルク被伝達部39Cは角形スプラインである。これにより、トルク被伝達部39Cの形成が容易である。また、コッター3Cは、複数のトルク被伝達部39Cを備えるので、上述した実施形態に係るコッター3と比較して大きなトルクを伝達することができる。
(第4変形例)
図10は、第4変形例に係るコッターを示す正面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
第4変形例に係るコッター3Dは、上述した実施形態に係るトルク被伝達部39とは異なる形状を有する複数のトルク被伝達部39Dを備える。複数のトルク被伝達部39Dは、例えば等間隔に配置されている。トルク被伝達部39Dは、軸方向に延びるスプラインである。具体的には、トルク被伝達部39Dはインボリュートセレーションである。これにより、トルク被伝達部39Dの形成が容易である。また、コッター3Dは、複数のトルク被伝達部39Dを備えるので、上述した実施形態に係るコッター3と比較して大きなトルクを伝達することができる。
(第5変形例)
図11は、第5変形例に係るコッターを示す正面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
第5変形例に係るコッター3Eは、上述した実施形態に係るトルク被伝達部39とは異なる形状を有する複数のトルク被伝達部39Eを備える。複数のトルク被伝達部39Eは、例えば等間隔に配置されている。トルク被伝達部39Eは、軸方向に延びるスプラインである。具体的には、トルク被伝達部39Eはインボリュートスプラインである。これにより、トルク被伝達部39Eの形成が容易である。また、コッター3Eは、複数のトルク被伝達部39Eを備えるので、上述した実施形態に係るコッター3と比較して大きなトルクを伝達することができる。
1 モータ
100 アクチュエータ
101 ハウジング
101a モータ室
101b ねじ軸室
101c モータ固定部材
103 第1動力伝達部材
104 補助シャフト
105 第2動力伝達部材
107 ねじ軸
107a 雄ねじ溝
109 カバー
115 ナット
115a 雌ねじ溝
116 ボール
117 駆動軸
117a 孔
118 ブッシュ
119 シール
2 第3動力伝達部材
21 突出部
23 第1孔
24 第2孔
25 トルク伝達部
3、3A、3B、3C、3D、3E コッター
30 基部
31 第1アーム
32 第2アーム
33 第3面
34 第4面
35 曲面
36 ノッチ
38 連結部
39、39A、39B、39C、39D、39E トルク被伝達部
4 プレート
5 軸受
5a 外輪
5b 転動体
5c 内輪
70 固定部
71 第1面
72 第2面
75 フランジ部
Z1 第1回転軸
Z2 第2回転軸

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに支持されるモータと、
    前記モータで生じる動力により第1回転軸を中心に回転する動力伝達部材と、
    前記ハウジングに軸受を介して支持され、前記第1回転軸を中心に回転するねじ軸と、
    前記ねじ軸に取り付けられるコッターと、
    を備え、
    前記ねじ軸は、外周面に設けられる平面である第1面と、前記第1平面とは反対側に設けられる平面である第2面と、を備え、
    前記コッターは、平面である第3面を備える第1アームと、前記第3面に対向する第4面を備える第2アームと、前記第1アーム及び前記第2アームを連結する連結部と、前記動力伝達部材からトルクを受けるトルク被伝達部と、を備え、
    前記第3面が前記第1面に接し、前記第4面が前記第2面に接する
    アクチュエータ。
  2. 前記トルク被伝達部は、前記コッターの外周面から突出する凸部であり、
    前記動力伝達部材は、前記トルク被伝達部に嵌まる凹部であるトルク伝達部を備える
    請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記トルク被伝達部は、前記連結部に配置される
    請求項1又は2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記第1回転軸に沿う方向から見た前記トルク被伝達部は矩形である
    請求項1から3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記トルク被伝達部は、前記第1回転軸に沿う方向に延びるスプラインである
    請求項1から3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記動力伝達部材は、ギヤである
    請求項1から5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
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