JP2018132026A - 燃料タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比べてコスト低減できる燃料タンクの提供。
【解決手段】燃料タンク10は、メインタンク20と、サブタンク30と、移送配管40と、を有する。移送配管40は、サブタンク30からメインタンク20へサブタンク30内の燃料を移送する主配管40と、主配管40のメインタンク20内における所定高さ位置から分岐しておりメインタンク20内の燃料を吸い込むための分岐配管42と、を備えている。分岐配管42の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁43が設けられている。開閉弁43が開いている状態で分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失は、分岐配管42より上流側にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている。
【選択図】 図3
【解決手段】燃料タンク10は、メインタンク20と、サブタンク30と、移送配管40と、を有する。移送配管40は、サブタンク30からメインタンク20へサブタンク30内の燃料を移送する主配管40と、主配管40のメインタンク20内における所定高さ位置から分岐しておりメインタンク20内の燃料を吸い込むための分岐配管42と、を備えている。分岐配管42の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁43が設けられている。開閉弁43が開いている状態で分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失は、分岐配管42より上流側にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、サブタンクからメインタンクに燃料を移送する移送配管を有する燃料タンクに関する。
車両の燃料タンクは、搭載される車両によっては配置スペースが限られ、一つのタンクでは必要な容量を確保することが困難な場合がある。このような場合、メインタンクとサブタンクの2つのタンクを用いて、サブタンクからメインタンクへ燃料を移送することが行われている(燃料デュアルタンクシステム)。
特許文献1は、メインタンクの燃料量を検知するセンサと、メインタンク内の燃料をエンジン側に供給する燃料ポンプとは別の、サブタンクからメインタンクに燃料を移送させるための電動ポンプと、を有し、メインタンクの燃料が所定量以上となった場合に、センサによってメインタンクの燃料量を検知して電動ポンプを停止させることで、サブタンクからメインタンクへの燃料の移送を停止する技術を開示している。
上記特許文献1開示の燃料タンクには、つぎの問題点がある。
メインタンクの燃料量を検知するセンサと、メインタンク内の燃料をエンジン側に供給する燃料ポンプとは別の、サブタンクからメインタンクに燃料を移送させるための電動ポンプと、を有するため、コストを低減する点において改善の余地がある。
メインタンクの燃料量を検知するセンサと、メインタンク内の燃料をエンジン側に供給する燃料ポンプとは別の、サブタンクからメインタンクに燃料を移送させるための電動ポンプと、を有するため、コストを低減する点において改善の余地がある。
本発明の目的は、従来に比べてコスト低減できる燃料タンクを提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) メインタンクと、サブタンクと、移送配管と、を有する燃料タンクであって、
前記移送配管は、前記サブタンクから前記メインタンクへ前記サブタンク内の燃料を移送する主配管と、該主配管の前記メインタンク内における所定高さ位置から分岐しており前記メインタンク内の燃料を吸い込むための分岐配管と、を備えており、該分岐配管の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁が設けられており、
前記開閉弁が開いている状態で前記分岐配管を流れる燃料流れの圧力損失は、前記分岐配管より上流側にある前記主配管部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている、燃料タンク。
(1) メインタンクと、サブタンクと、移送配管と、を有する燃料タンクであって、
前記移送配管は、前記サブタンクから前記メインタンクへ前記サブタンク内の燃料を移送する主配管と、該主配管の前記メインタンク内における所定高さ位置から分岐しており前記メインタンク内の燃料を吸い込むための分岐配管と、を備えており、該分岐配管の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁が設けられており、
前記開閉弁が開いている状態で前記分岐配管を流れる燃料流れの圧力損失は、前記分岐配管より上流側にある前記主配管部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている、燃料タンク。
上記(1)の燃料タンクによれば、つぎの効果を得ることができる。
移送配管がメインタンク内の燃料を吸い込むための分岐配管を備えており、分岐配管の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁が設けられているため、メインタンクの燃料量が開閉弁の高さよりも多くなったときに、比重の軽い開閉弁が浮力で自動的に開いてメインタンクの燃料を分岐配管から吸い込むことができる。
また、開閉弁が開いている状態では、分岐配管を流れる燃料流れの圧力損失が、分岐配管より上流側(サブタンク側)にある主配管部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされているため、開閉弁が開いている状態では主に分岐配管から燃料が吸い込まれてサブタンク側からは燃料が吸い込まれなくなる。
よって、メインタンクの燃料量が開閉弁の高さよりも多くなったとき、開閉弁が開いて分岐配管からメインタンク内の燃料を吸い込むだけでサブタンク側からの燃料の吸い込みを停止することができ、燃料をポンプで吸い込み続けている場合であっても、メインタンクの燃料量がそれ以上増えることを抑制できる。
この構造では、車両のエンジンがかかっている間中移送配管に燃料を吸い込む力を付与し続けることができ、エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプとは別の、サブタンクからメインタンクに燃料を移送するためだけの電動ポンプは不要である。また、メインタンク内の燃料量を検知するためのセンサも不要である。さらにまた、センサからの信号に基づいて電動ポンプを制御する制御ロジックを組み込んだ制御装置も不要である。したがって、従来に比べてコスト低減を図ることができる。
移送配管がメインタンク内の燃料を吸い込むための分岐配管を備えており、分岐配管の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁が設けられているため、メインタンクの燃料量が開閉弁の高さよりも多くなったときに、比重の軽い開閉弁が浮力で自動的に開いてメインタンクの燃料を分岐配管から吸い込むことができる。
また、開閉弁が開いている状態では、分岐配管を流れる燃料流れの圧力損失が、分岐配管より上流側(サブタンク側)にある主配管部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされているため、開閉弁が開いている状態では主に分岐配管から燃料が吸い込まれてサブタンク側からは燃料が吸い込まれなくなる。
よって、メインタンクの燃料量が開閉弁の高さよりも多くなったとき、開閉弁が開いて分岐配管からメインタンク内の燃料を吸い込むだけでサブタンク側からの燃料の吸い込みを停止することができ、燃料をポンプで吸い込み続けている場合であっても、メインタンクの燃料量がそれ以上増えることを抑制できる。
この構造では、車両のエンジンがかかっている間中移送配管に燃料を吸い込む力を付与し続けることができ、エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプとは別の、サブタンクからメインタンクに燃料を移送するためだけの電動ポンプは不要である。また、メインタンク内の燃料量を検知するためのセンサも不要である。さらにまた、センサからの信号に基づいて電動ポンプを制御する制御ロジックを組み込んだ制御装置も不要である。したがって、従来に比べてコスト低減を図ることができる。
以下に、図面を参照して、本発明実施例の燃料タンク10を説明する。なお、図中UPは、上方を示す。
燃料タンク10は、図1に示すように、メインタンク20と、サブタンク30と、移送配管40と、を有する燃料タンクである。
メインタンク20はサブタンク30よりも容量が大とされている。メインタンク20とサブタンク30は、それぞれ別体に形成されている。ただし、燃料タンク10が鞍型の場合には、メインタンク20とサブタンク30は一体に形成されていてもよい。
メインタンク20とサブタンク30には、それぞれ、燃料を各タンク20,30に注入するためのパイプであるインレットパイプ1の先端部1aが接続されている。インレットパイプ1の基端部1bは、車両の側面部に設けられる図示略のフューエルリッド付近に位置している。メインタンク20とサブタンク30には、図示略のフューエルリッドを開き、インレットパイプ1の基端部1bに設けられるフューエルキャップ2を開けて図示略の燃料注入ガンを差し込んで燃料を注入することで、インレットパイプ1を介して燃料を注入できる。
サブタンク30には、ブリーザパイプ3の一端部3aがサブタンク30内の上部空間に位置するようにして、ブリーザパイプ3が接続されている。ブリーザパイプ3の他端部3bはインレットパイプ1の基端部(フューエルキャップ2側の端部)1b付近に接続されている。そのため、燃料注入時に燃料タンク10の上部空間に発生したベーパがブリーザパイプ3を通ってインレットパイプ1の基端部1b側に排出されるようになっている。
メインタンク20内には、燃料ポンプ50が配置されている。燃料ポンプ50は、本発明の燃料タンク10の構成部品である。燃料ポンプ50は、メインタンク20内の燃料を吸い上げてエンジン(E/G)に燃料供給配管51を介して圧送供給する。燃料ポンプ50は、メインタンク20内で燃料をリターンさせてエンジンが消費する分量のみを一定燃圧で供給するためのプレッシャレギュレータ52と、プレッシャレギュレータ52によるメインタンク20内リターンの流速を利用して負圧を発生させるジェットポンプ53と、を有する。燃料ポンプ50は、エンジンがかかっている間、常時稼動し続けている。
移送配管40は、サブタンク30からメインタンク20へサブタンク30の燃料を移送する主配管41と、主配管41から分岐しておりメインタンク20内の燃料を吸い込むための分岐配管42と、分岐配管42の先端部に設けられる開閉弁43と、を備える。
主配管41のサブタンク30側の端部(上流側端部)41aは、サブタンク30内に進入しており、サブタンク30の底面付近に位置している。また、主配管41のメインタンク20側の端部(下流側端部)41bは、メインタンク20内に進入しており、メインタンク20の底面付近に位置している。そして、メインタンク側端部41bは、ジェットポンプ53に接続されている。そのため、ジェットポンプ53で発生する負圧を利用して、サブタンク30内の燃料が主配管41を介してメインタンク20に移送されるようになっている。燃料ポンプ50はエンジン稼動時には常時稼動し続けているため、エンジン稼動時にはジェットポンプ53に負圧が常時発生しており、エンジン稼動時には主配管41(移送配管40)には吸い込み力が常時発生している。
分岐配管42は、主配管41のメインタンク20内における所定高さ位置から分岐してメインタンク20内に延びている。分岐配管42は、全体にわたってメインタンク20内に位置している。分岐配管42は、図2に示すように、主配管41から斜め上方に延びている。分岐配管42は、主配管41から直線状に延びていてもよく、少なくとも一か所湾曲部を有して延びていてもよい。
図3、図4に示すように、開閉弁43は、分岐配管42の先端部の開放口42aに設けられている。開閉弁43は、分岐配管42に回動可能に取付けられており、分岐配管42の開放口42aを開閉可能である。また、開閉弁43の比重は、燃料よりも軽くされている。よって、メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも多いとき(メインタンク20の燃料の液面Hの高さが開閉弁43の高さよりも高いとき)、比重の軽い開閉弁43が浮力で自動的に開き、メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも少ないとき(メインタンク20の燃料の液面Hの高さが開閉弁43の高さよりも低いとき)、開閉弁43に浮力が掛からないため自重で自動的に閉まる。
分岐配管42の開放口42aは、水平方向と直交する方向から90度未満(たとえば30度以上60度以下)の角度で傾斜する面内に位置しており、斜め上方に向って開放している。これは、開放口42aが水平方向と直交する面内にある場合(水平方向に開放している場合)、車両が傾いていないときには開閉弁43は自重で開放口42aを閉じることができるが、車両が傾いているときには開閉弁43が半開き状態になり自重では開放口42aを閉じることができなくなるからである。
開閉弁43が開いている状態で分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失は、分岐配管42より上流側(サブタンク30側)にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている。これは、メインタンク29の燃料量が開閉弁43の高さよりも多く開閉弁43が浮力で開いているときに、ジェットポンプ53に発生している負圧で、サブタンク30側の主配管41部分からではなく、分岐配管42から燃料を吸い込むようにするためである。分岐配管42による圧力損失は、サブタンク30側の主配管41部分による圧力損失よりも、管径および管材料が同じであっても分岐配管42の長さが短いため小さいが、分岐配管42の径を大にする等によって小さくされていてもよい。
燃料タンク10は、さらに、メインタンク20の上部空間とサブタンク30の上部空間とをつなぐ戻りパイプ60を有していてもよい。エンジン停止時の給油時に、インレットパイプ1からメインタンク20への燃料注入量が多くなりメインタンク20が過満タン状態になったとしても、メインタンク20内の圧力増加を利用してメインタンク20内の燃料をサブタンク30に送ることができるからである。また、仮に、サブタンク30から移送配管40を介してメインタンク20に移送された燃料が多くなったとしても、メインタンク20内の圧力増加を利用してメインタンク20からサブタンク30に燃料を戻すことができるからである。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(i)メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも少ないとき(メインタンク20の燃料の液面Hの高さが開閉弁43の高さよりも低いとき)
図4に示すように、開閉弁43には燃料による浮力が掛かっておらず、開閉弁43は自重で分岐配管42の開放口42aを閉じている。そのため、分岐配管42を介しては燃料を吸い込むことはできない。よって、ジェットポンプ53による負圧で、主配管41を介してサブタンク30からメインタンク20に燃料が吸い込まれる(移送される)。
(i)メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも少ないとき(メインタンク20の燃料の液面Hの高さが開閉弁43の高さよりも低いとき)
図4に示すように、開閉弁43には燃料による浮力が掛かっておらず、開閉弁43は自重で分岐配管42の開放口42aを閉じている。そのため、分岐配管42を介しては燃料を吸い込むことはできない。よって、ジェットポンプ53による負圧で、主配管41を介してサブタンク30からメインタンク20に燃料が吸い込まれる(移送される)。
(ii)メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも多いとき(メインタンク20の燃料の液面Hの高さが開閉弁43の高さよりも高いとき)
図3に示すように、開閉弁43は燃料よりも比重が軽いため浮力で自動的に開き、分岐配管42の開放口42aが開く。また、開閉弁43が開いている状態では、分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失が、分岐配管42より上流側(サブタンク30側)にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている。その結果、ジェットポンプ53による負圧で、主に分岐配管42から燃料が吸い込まれてサブタンク30側からは燃料が吸い込まれない。すなわち、メインタンク20の燃料が分岐配管42を通ってメインタンク20内で循環されるだけで、サブタンク30からの燃料移送が停止(抑制)される。
図3に示すように、開閉弁43は燃料よりも比重が軽いため浮力で自動的に開き、分岐配管42の開放口42aが開く。また、開閉弁43が開いている状態では、分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失が、分岐配管42より上流側(サブタンク30側)にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている。その結果、ジェットポンプ53による負圧で、主に分岐配管42から燃料が吸い込まれてサブタンク30側からは燃料が吸い込まれない。すなわち、メインタンク20の燃料が分岐配管42を通ってメインタンク20内で循環されるだけで、サブタンク30からの燃料移送が停止(抑制)される。
本発明実施例では、(a)移送配管40がメインタンク20内の燃料を吸い込むための分岐配管42を備えており、分岐配管42の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁43が設けられているため、メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも多くなったとき(たとえばメインタンク20が満タン状態になったとき)に、比重の軽い開閉弁43が浮力で自動的に開いてメインタンク20の燃料を分岐配管42から吸い込むことができる。
(b)また、開閉弁43が開いている状態では、分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失が、分岐配管42より上流側(サブタンク30側)にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされているため、開閉弁43が開いている状態では主に分岐配管42から燃料が吸い込まれてサブタンク30側からは燃料が吸い込まれなくなる。
上記(a)、(b)により、メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも多くなったとき、開閉弁43が開いて分岐配管42からメインタンク20内の燃料を吸い込むだけで(メインタンク20内の燃料を循環させるだけで)サブタンク30側からの燃料の吸い込みを停止することができ、燃料をジェットポンプ53で吸い込み続けている場合であっても、メインタンク20の燃料量がそれ以上増えることを抑制できる。
この構造では、車両のエンジンがかかっている間中移送配管40に燃料を吸い込む力を付与し続けることができ、エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプ50とは別の、サブタンク30からメインタンク20に燃料を移送するためだけの電動ポンプは不要である。また、メインタンク20内の燃料量を検知するためのセンサも不要である。さらにまた、センサからの信号に基づいて電動ポンプを制御する制御ロジックを組み込んだ制御装置も不要である。したがって、従来に比べてコスト低減を図ることができる。
(b)また、開閉弁43が開いている状態では、分岐配管42を流れる燃料流れの圧力損失が、分岐配管42より上流側(サブタンク30側)にある主配管41部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされているため、開閉弁43が開いている状態では主に分岐配管42から燃料が吸い込まれてサブタンク30側からは燃料が吸い込まれなくなる。
上記(a)、(b)により、メインタンク20の燃料量が開閉弁43の高さよりも多くなったとき、開閉弁43が開いて分岐配管42からメインタンク20内の燃料を吸い込むだけで(メインタンク20内の燃料を循環させるだけで)サブタンク30側からの燃料の吸い込みを停止することができ、燃料をジェットポンプ53で吸い込み続けている場合であっても、メインタンク20の燃料量がそれ以上増えることを抑制できる。
この構造では、車両のエンジンがかかっている間中移送配管40に燃料を吸い込む力を付与し続けることができ、エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプ50とは別の、サブタンク30からメインタンク20に燃料を移送するためだけの電動ポンプは不要である。また、メインタンク20内の燃料量を検知するためのセンサも不要である。さらにまた、センサからの信号に基づいて電動ポンプを制御する制御ロジックを組み込んだ制御装置も不要である。したがって、従来に比べてコスト低減を図ることができる。
本発明実施例では、分岐配管42と開閉弁43を設けることで、メインタンク20の液面Hが高いときにはサブタンク30からの燃料移送を停止し、メインタンク20の液面高さが低いときのみサブタンク30からの燃料移送を可能にしている。したがって、機械的に燃料移送の停止、許可を制御できる。
1 インレットパイプ
2 フューエルキャップ
3 ブリーザパイプ
10 燃料タンク
20 メインタンク
30 サブタンク
40 移送配管
41 主配管
41a サブタンク側端部
41b メインタンク側端部
42 分岐配管
42a 開放口
43 開閉弁
50 燃料ポンプ
51 燃料供給配管
52 プレッシャレギュレータ
53 ジェットポンプ
60 戻りパイプ
2 フューエルキャップ
3 ブリーザパイプ
10 燃料タンク
20 メインタンク
30 サブタンク
40 移送配管
41 主配管
41a サブタンク側端部
41b メインタンク側端部
42 分岐配管
42a 開放口
43 開閉弁
50 燃料ポンプ
51 燃料供給配管
52 プレッシャレギュレータ
53 ジェットポンプ
60 戻りパイプ
Claims (1)
- メインタンクと、サブタンクと、移送配管と、を有する燃料タンクであって、
前記移送配管は、前記サブタンクから前記メインタンクへ前記サブタンク内の燃料を移送する主配管と、該主配管の前記メインタンク内における所定高さ位置から分岐しており前記メインタンク内の燃料を吸い込むための分岐配管と、を備えており、該分岐配管の先端部には燃料よりも比重の軽い開閉弁が設けられており、
前記開閉弁が開いている状態で前記分岐配管を流れる燃料流れの圧力損失は、前記分岐配管より上流側にある前記主配管部分を流れる燃料流れの圧力損失よりも小さくされている、燃料タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017027898A JP2018132026A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 燃料タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017027898A JP2018132026A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 燃料タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018132026A true JP2018132026A (ja) | 2018-08-23 |
Family
ID=63248882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017027898A Pending JP2018132026A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 燃料タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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2017
- 2017-02-17 JP JP2017027898A patent/JP2018132026A/ja active Pending
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