JP2018131888A - 薄板屋根部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材において、馳部の強度を向上させ、施工作業者が上に乗ったりしても、撓み・変形が発生しにくく、防水効果を低減しにくい薄板屋根部材とその組み立て・施工方法を提供することを課題とする。
【解決手段】屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の馳係合してなる曲げ部分が、断面にて、少なくとも1つの直線部、つまり長さ方向平面部を有し、前記薄板屋根部材断面に少なくとも1つの折れ曲がり部を有すること、加工装置を現場に持ち込んで加工することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根葺施工にかかる金属板を含む薄板製の屋根部材、特に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材とその組み立て施工方法に関する。
伝統的な和瓦葺施工の屋根は、重厚感と高級感を備えた外見を有し、多くの家屋、建て屋に使用されているが、近年国内で発生した大きな地震では、重量の大きな和瓦が耐震構造の充分でない住宅、建て屋を倒壊、半倒壊させて被害を招いている。将来発生が予想される地震でもこのような被害が懸念される。スレート屋根等の有効性も確認されているが、スレート屋根も重量があり、大きな地震での住宅、建て屋に与える負担は大きい。スレート屋根系の耐久性は、金属薄板製の屋根系に比較して、10年前後は耐久性が短くより多くのメンテナンスが必要と屋根施工業界で言われることも多い。
特許文献1に示すように、必要部品点数やその種類を低減するために、また、製造時・施工時の工数低減と効率化のために、金属製屋根板の上下両端部に、上下連結各馳部28部を形成し、左右葺きの時の共用部品とする発明が開示されている。図3と表裏半転させた図4の上下連結各馳部は、表裏半転利用を基本的技術的特徴とするがゆえに、上下連結各馳部の屋根材長手方向に対する断面形状が、各屋根側、反屋根側ともにとても類似し、かつ、長手方向を軸にした断面に緩やかな曲線成分、軸方向に緩やかな曲面が圧倒的に多い。これらが本発明の手段・構成・作用と異なる。
また、特許文献2に示すように、折り板屋根材の下馳部と上馳部との間にはさみこまれる馳部11に吊り子長手方向に直交する屈曲補強リブ13を設けることで、馳部11の強度を強くする発明が開示されている。しかし、折り板屋根材として、防水等の重要機能・作用を満足させると同時に、折り板屋根材そのものの強度を高めるものではない。
さらに、特許文献3では、馳締タイプの折り板屋根において、特許文献3の明細書の幅方向に円弧上に膨出する円弧舌片部11を有する舌片部1と、円弧舌片部11下端に形成された首部2を有する発明が開示されている。特許文献3の馳締タイプの折り板屋根では、図1、図2における上馳部95に断面略直線部、すなわち、長手軸方向に平面部を有する。ここに、屋根板頂部93の面や、詳細説明から充分明確な記載明示に至らないが全体内容から屋根板底部に違いない図6の屋根部材91の面に、上馳部95の断面略直線部、すなわち、長手軸方向に平面部は、略並行である。ここが本発明構成と異なる。
特許文献3の馳締タイプの折り板屋根では、特許文献3の明細書の首部2に、断面略直線部、すなわち、長手軸方向に平面部を有する。上馳部材、下馳部材ともに断面円弧状、断面舌片状、つまり、長手軸方向に局面状であり、本発明構成と異なる。特許文献3のような馳締タイプの折り板屋根では、上馳部材、下馳部材で形成される馳部分の断面の一部に屋根板と略平行でない断面略直線部、すなわち、長手軸方向に平面部を少なくとも一つ有しない。この点も本発明構成と異なる。
従来のスレート系屋根としては、粘板岩あるいは層状をなした頁(けつ)岩の薄板からなる天然スレートや人工的なスレートとして厚型スレート(プレス成型したモルタル製の瓦)、石綿セメント板など、セメント製品が多く利用されてきた。ここに、従来のスレート系屋根は、耐用年数は、概ね20年と言われており、塗装メンテナンスが必要であった。これに対して、例えば、金属薄板を利用した屋根は、耐用年数は、特段の塗装を施さなくても、耐用年数は、概ね30年はあると言われるようになってきた。
特開2006−291544号公報 特開2000−328727号公報 特開2014−214428号公報
従来のスレート系屋根は、薄板系屋根に比べると一般に重量が重いが、軽くするためにアスベスト等を混入させた複合材料とすることが多いので、アスベスト等に起因する健康被害や各種リサイクル過程での環境負荷をもたらす。また、従来のスレート系屋根は、全体の耐用年数が短い傾向があると言われている上に、一般にメンテナンススパンが短く、塗装メンテナンスを繰り返す必要が高かった。さらに、屋根材料として加工しにくいと言う課題があった。
特許文献1では、図3、図4と関連する明細書記述において、上下両端所定幅部分に互いに表裏反対向きとなるよう折り返して上下連結のための馳部、上端連結用馳部28(下端連結用馳部)を長手方向に対する断面が緩やかなZ形状類似曲線としているので、水がえし防水効果が不十分であった。また、上端連結用馳部28(下端連結用馳部)の巻き込みが存在しないことと、屋根外側や屋根内側に折り返してなる曲げ返し部分がない構成により、水がえし防水効果が不十分であった。単位屋根板に上下方向二か所の系合、一か所に2つの防水用の水がえしが本発明にあることから、単位屋根板上下方向に付き、4カ所の防水効果のための水がえし機能が本発明に対してない構成・作用・効果である。
また、特許文献1では、図3、図4等において、上下両端所定幅部分に互いに表裏反対向きとなるよう折り返して上下連結のための馳部、上端連結用馳部28(下端連結用馳部)を長手方向に対する断面が緩やかなZ形状類似曲線としているので、屋根葺き施工時、施工作業者が上に乗ったり、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、材料を屋根上に仮置きした時等重力で撓みが発生し、防水効果が不十分であった。また、上端連結用馳部28(下端連結用馳部)は、断面が緩やかなZ形状類似曲線としているので、量産性に乏しく、品質ばらつきが大きく、これが原因で、屋根の根本的機能である防水効果が低減する問題点があった。そして、段落[0027]にある、ル―ズに差しこんただけ、段落[0018]にある、丸みを持たせ、ルーズなものになるようにしていることから、防水効果が低減する問題が顕著になる。
さらに、特許文献1では、上下連結各馳部は、表裏半転利用を基本的技術的特徴とするがゆえに、馳部を略点対象的な長手方向に対する断面が緩やかなZ形状類似曲線としているので、また、根本的に上下連結馳部の巻き込みが浅いので、表裏の両方に防水効果は少しあるが、表裏いずれか一方向に対する防水効果は、構造的に不十分である問題点があった。
特許文献2では、図1、図2、図3、図4と明細書中に記載の、馳部11、21、下馳部114、上馳部115が、屋根部材から特出しているので、特出部内側を中心に水がたまりやすい。このため、金属屋根の場合、腐食が進行しやすい等の問題があった。馳部11、21、下馳部114、上115馳部は、曲げ加工をともなっているので、応力腐食が進行しやすい問題があった。また、特許文献2では、屈曲部(補強リブ)形成によって強度を補強し、折り板屋根を強く固定しようとするもので、屋根板そのもの、特に、屋根板馳部の強度を上げるものではない問題点があった。さらに特許文献2では、馳部の長手方向断面が曲線、長手方向に局面なので、量産性に乏しく、品質ばらつきが大きく、これが原因で、屋根の根本的機能である防水効果が低減する問題点があった。ここに、馳部の曲げ巻き込み自体が浅い上、馳部端に屋根外側や屋根内側に折り返してなる曲げ返し部分がない構成により、屋根の機能として重要な水がえし防水効果が不十分である問題点があった。
特許文献3では、馳部1、馳部部12、馳部95等が、屋根部材から特出しているので、特出部内側を中心に水がたまりやすい。このため、金属屋根の場合、腐食が進行しやすい等の問題があった。馳部1、馳部12、馳部95等は、曲げ加工をともなっているので、応力腐食が進行しやすい問題があった。さらに、特許文献3では、馳部の長手方向断面が曲線、長手方向に局面なので、量産性に乏しく、品質ばらつきが大きく、これが原因で、屋根の根本的機能である防水効果が低減する問題点があった。ここに、馳部の曲げ巻き込み自体が浅い上、馳部端に屋根外側や屋根内側に折り返してなる曲げ返し部分がない構成により、屋根の機能として重要な水がえし防水効果が不十分である問題点があった。また、馳部1、馳部12、馳部95等が、屋根部材から特出しているので、系合部が目立って、美観を損なう問題もあった。特許文献3では、施工時に、作業者が乗ったり、施工関連装置を屋根に載せたり、材料を屋根上に仮置きした時等に、首部2に応力が集中し、不要な変形をおこし、美観を損なう等の問題があった。
そこで、本発明は、屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材において、馳部の強度を向上させ、屋根葺き施工時に、施工作業者が上に乗ったり、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、工具や材料を屋根上に仮置きした時等の重力に耐え、かつ、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、材料を屋根上に仮置きした時等に撓み・変形が発生することにより、防水効果が低減しにくい薄板屋根部材を提供することを課題とする。施工性が良好で、施工作業しやすく、仕上がり美観の艮好な薄板屋根部材とその製造・組み立て方法・施工方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、水がたまりにくく、屋根の機能として重要な水がえし防水効果の高い薄板屋根部材を提供することを課題とする。さらに、加工時の加工性、量産性が良く、品質ばらつきと、施工ばらつきが低減する薄板屋根部材を提供することを課題とする。そして、系合部が目立ってしまって、美観を損なうことがない薄板屋根部材とその製造・組み立て方法・施工方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材において、前記重ね合せ、馳係合してなる折り返し曲げ部分の、薄板屋根部材長さ方向垂直断面に、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない長さ方向平面部を有し、前記薄板屋根部材の長さ方向断面に少なくとも1つの折れ曲がり部を有することによって成る。
このため、前記本発明によると、馳係合してなる薄板屋根部材の馳部の長手方向、短手方向の一方、または両方において、前記馳係合してなる薄板屋根部材の馳部の少なくとも1つの直線部、すなわち、長さ方向を含む平面部を前記薄板屋根部材本体表面と略平行以外の方向になるように折り曲げ、組みたてることができる。これにより、薄板屋根部材そのものの強度を向上させ、撓み・変形を防止し、屋根部材の重要機能である水がえし・防水効果を高める。
また、請求項2にかかる本発明は、前記課題を解決するため、前記重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の屋根外側に折り返す曲げ部分の先端部分の前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、屋根外側に折り返してなる先端曲げ返し部分を配し、前記重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の屋根内側に折り返す曲げ部分の先端部分の前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記屋根内側に折り返してなる先端曲げ返し部分を配することによって成る。
このため、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、屋根外側に折り返してなる曲げ返し部分が、前記屋根外側に折り返してなる曲げ返し部分の近傍に、万一雨水が入りこんでしまった場合の雨がえし作用を有する。同時に、前記屋根外側に折り返してなる前記先端曲げ返し部分は、開放状態ながらも、長手方向に半柱状効果をなし、前記屋根外側に折り返してなる先端曲げ返し部分の前記薄板屋根部材の前記重ね合せ、馳係合の強度向上作用を有する。つまり、より少ない前記薄板屋根部材で、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水機能の低下を防止できる。ここに、前記先端曲げ返し部分は、曲げ加工によって加工硬化を受けているので、前記撓み、撓んだ履歴や防水機能の低下作用効果をより薄く軽く少ない材料使用にて効果的に実現できる。
また、前記屋根内側に折り返してなる前記先端曲げ返し部分は、開放状態ながらも、長手方向に半柱状効果をなし、前記屋根外側に折り返してなる先端曲げ返し部分の前記薄板屋根部材の前記重ね合せ、馳係合の強度向上作用を有する。つまり、より少ない前記薄板屋根部材で、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水機能の低下を防止できる。ここに、前記先端曲げ返し部分は、曲げ加工によって加工硬化を受けているので、前記撓み、撓んだ履歴や防水機能の低下作用効果をより薄く軽く少ない材料使用にて効果的に実現できる。
さらに、前記屋根外側に折り返してなる先端曲げ返し部分と前記屋根外側に折り返してなる先端曲げ返し部分との曲げ曲率をそれぞれ変えることにより、前記薄板製の屋根部材の全体傾斜、薄板製の屋根部材の圧延方向、材料材質ばらつき、曲げ加工速度、経時変化等に伴って、撓み、強度、防水作用にばらつきが出た時、補正調整できる。
前記課題を解決するため、請求項3にかかる本発明は、前記重ね合せ、馳係合してなる前記薄板屋根部材の、前記重ね合せ、馳係合のための、屋根外側に折り返す曲げ部分か、屋根反対内側に折り返す曲げ部分の、いずれか一方の重合、馳係合折り返し曲げ部分が、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記薄板屋根部材と合わせて、3の直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱とすることによって成る。
請求項3にかかる本発明では、前記屋根外側に折り返す曲げ部分か、屋根反対内側に折り返す曲げ部分の、いずれか一方の重合、馳係合折り返し曲げ部分が、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記薄板屋根部材と合わせて、3の直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱のため、前記3の直線部の2直線部が前記薄板屋根部材表面と略平行でないため、前記3の直線部、略三角形近傍の、前記重ね合せ、馳係合の強度向上作用を有する。
そして、より薄く軽く少ない前記薄板屋根部材の材料で、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水機能の低下を防止できる。
ここに、前記断面3の直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱は、断面が三角形形状であることにより、さらに、強化される。そして、断面が三角形形状であることにより少なくとも2以上の曲げ加工を設こしていることから、曲げ加工による加工硬化を受けている稜線を少なくとも2つ以上有することから、前記薄板屋根部材そのものの強度を著しく増加させ、前記撓み、撓んだ履歴や防水機能の低下作用効果をより薄く軽く少ない材料使用にて効果的に実現できる。
前記課題を解決するため、請求項4にかかる本発明は、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記薄板屋根部材と合わせて、3つの直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱になる前記薄板屋根部材と、重ね合せ、馳係合する前記薄板屋根部材と別の、前記薄板屋根部材の曲げ部分に、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、2つ以上の直線部を有することによって成る。
請求項4にかかる本発明にて、前記薄板屋根部材と合わせて、3つの直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱になる前記3つの直線部、略三角形に外接または、空間距離を置いて外接するように、前記薄板屋根部材と、重ね合せ、馳係合する前記薄板屋根部材と別の、前記薄板屋根部材の曲げ部分に、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、2つ以上の直線部を有する前記薄板屋根部材の他方の重ね合せ、馳係合部を、前記3つの直線部、略三角形に内接または、空間距離を置いて内接する構成にすると、3つの直線部、略三角形柱面曲げ部が芯部となり、そして、2つ以上の直線部を有する前記薄板屋根部材の他方の重ね合せ、馳係合部が外郭となって、前記薄板屋根部材をさらに強化する作用がある。2つ以上の直線部を有する前記薄板屋根部材の他方の重ね合せ、馳係合部の断面に外接または距離をおいて外側になるように、前記3つの直線部、略三角形曲げ部柱面が外接または、空間距離を置いて外接する構成にすると、2つ以上の直線部を有する前記薄板屋根部材の他方の重ね合せ、馳係合部が芯となり、そして、前記3つの直線部、略三角形曲げ部柱面が外接または、空間距離を置いて外接する重ね合せ、馳係合部が外郭となって、前記薄板屋根部材をさらに強化する作用がある。
そして、さらに薄く軽く少ない前記薄板屋根部材の材料で、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水機能の低下をさらに防止できる。より少ない材料で、機能を果たすことは、材料そのものの製造環境負荷の低減、加工装置の入力電力の低減等加工時の環境負荷の低減、リサイクル時の環境負荷の低減等大きなライフサイクル総合環境負荷の低減作用を成す。
また、前記課題を解決するため、請求項5、請求項6にかかる本発明は、鋼板、カラー鋼板、塗装ステンレス鋼板、クラッドメタル材、溶融アルミニウムめっき鋼板、ガルバリウム(Galvalume)鋼板(登録商標)、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、フッ素鋼板、ポリ塩化ビニール樹脂等の樹脂被覆鋼板、前塗装アルミニウム板、塗装アルミニウム板、銅版、亜鉛板、のいずれか1つの材料を前記重合、馳係合してなる薄板屋根部材として配することによって成る。
請求項5、請求項6にかかる本発明では、屋根系全体の軽量化により、大きな地震発生時、重量のある屋根によって加勢される建て屋の振動による建て屋そのものの振動、共振を低減できる作用がある。これにより、地震発生時の建て屋の倒壊、半倒壊による被害を減じる作用があるとともに、小さな地震で有っても、共振等による、建て屋の経時劣化を抑制できる。また、板材料の色バラエティにより、建物にふさわしい、施工主体の希望する美観、外観創出できる。
請求項7、請求項8にかかる本発明は、前記薄板屋根部材に屋根内側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設け、もう一つの前記屋根内側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設けた屋根部材を、前記薄板屋根部材の長さ方向に、伸縮目地として、距離を置いて、配置し、屋根外側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設けた継手裏板を前記伸縮目地として、距離を置いたまま、前記薄板屋根部材の屋根内側に配置し、前記継手裏板には、前記屋根外・上側に折り曲げる端部折り曲げ雨がえしと、前記薄板屋根部材2個に対応する少なくとも一対個数2のガーター部を配置し、前記薄板屋根部材の馳部と前記継手裏板を馳係合させることによって成る。
請求項7、請求項8にかかる本発明では、前記薄板屋根部材二つの間に、伸縮吸収目地を設定して、前記継ぎ手裏板と組み立てられるので、前記薄板屋根部材や前記継ぎ手裏板に金属板を採用した時、特に、腐食しにくい銅板等の熱膨張率の大きい材料を選択した時、温度差による膨張収縮・伸縮を安全に吸収しつつ、多重な防水作用・効果を発揮する。そして、前記継ぎ手裏板を組み立て、施工後、仕上がり外観が和風で華麗な美しさを表現することができる。
請求項9にかかる本発明は、前記薄板屋根部材と前記継手裏板の曲げ加工の一部または全部を加工する加工装置を前記薄板屋根施工現場近傍に持ち込んで成形し、組み立てるとによって成る。
工場での前記薄板屋根部材の加工を多くすると、前記薄板屋根部材の製品、半製品に曲げ加工が施される程度に応じて、前記薄板屋根部材の製品、半製品そのものが、立体的になる。結果、全体に体積が増す。そして、曲げ加工済み部分に、材料の重ね合わせ重量や輸送中の振動等によって変形してしまわないように、輸送専用のマテリアルハンドリング容器・治具の製作が必要になり、輸送コスト、ト―タルコストが上がる。請求項9にかかる組み立て施工方法本発明では、これらのコストを低減でき、輸送中の前記薄板屋根部材の製品、半製品の品質劣化が回避できる。前記薄板屋根部材の施工現場近傍で、多く、前記薄板屋根部材の加工をすれば、前記薄板屋根部材の製品、半製品の輸送コストと輸送専用のマテリアルハンドリング容器・治具の製作費用が大幅に低減できる。
本発明によると、屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材において、馳部の強度を向上させ、屋根葺き施工時、施工作業者が上に乗ったり、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、材料を屋根上に仮置きした時等の重力に耐えられる効果がある。同時に、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、材料を屋根上に仮置きした時等撓み・変形が発生しにくく、防水効果を低減しにくい薄板屋根部材とその製造・組み立て方法・施工方法を提供する効果がある。薄板屋根部材の長さ方向断面に少なくとも1つの折れ曲がり部を有するので、屋根全体に平面的になり、美観も良好で馳部係合部の段差が安定的に強く、著しく目立たなくなる効果がある。
また、本発明によると、水がたまりにくく、屋根の機能として重要な水がえし防水効果の高い薄板屋根部材を提供できる効果がある。さらに、量産性の良い、品質ばらつきと、施工ばらつきが低減する薄板屋根部材を提供きる効果がある。そして、系合部が目立ってしまって、美観を損なうことがない薄板屋根部材とその製造・組み立て方法・施工方法を提供できる効果がある。このように、本発明薄板屋根部材とその製造・組み立て方法・施工方法によると、馳部の強度が上がって変形しにくくなる。結果、防水効果が安定的に向上する。さらに、台風や強風による負圧にも正圧にも耐久性が向上する。また、負圧にも正圧にも強度が向上し、負圧と正圧の繰り返し印加時経時耐久性も向上する効果がある。
さらに、本発明によると、薄板屋根部材相互を馳係合して施工したあとの仕上がり外観が和風で華麗な美しさを表現することができる。前記薄板屋根部材を前記継ぎ手裏板と重ね合せ、前記馳係合して施工するので、薄板屋根部材相互のジョイント重ね合せ、及び、薄板前記屋根部材相互のジョイント重ね合せ馳係合部と前記継ぎ手裏板との組み立て部分のジョイント、馳係合部を含む全体外観として、組み立て施工したあとの仕上がり外観が和風で華麗な美しさを表現することができる。本発明によると、組み立て性が良好で、施工作業が容易で、工期を短縮できる薄板屋根を提供出来る。同時に、馳係合部の上に作業者が乗ったり、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、材料を屋根上に仮置きした時等、従来の段差に比べて、全体的にしかも弾性的に馳係合部で受けるので、撓み・変形履歴が大幅に残りにくくなり、防水効果を低減させない。
この上、本発明によると、前記薄板屋根部材二つの間に、伸縮吸収目地を設定して、前記継ぎ手裏板と組み立てられるので、前記薄板屋根部材や前記継ぎ手裏板に金属板を採用した時、特に、腐食しにくい銅板等の熱膨張率の大きい材料を選択した時、温度差による膨張収縮・伸縮を屋根不良を派生させることなく、安全に吸収しつつ、多重な防水作用・効果を発揮する。施工主体が希望する外観、美観を表現できる。
本発明の屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の薄板屋根部材長さ方向垂直断面図である。図1は、図2の略PQ断面図である。 隣り合う薄板屋根部材3を組み立てる状況を示す斜視図である。 隣り合う薄板屋根部材3を組み立てた状況を示す斜視図である。 (a)は、図3のMN線にての略断面図である。(b)は、図4(a)の一部を拡大した略断面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
図1は本発明実施形態の屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の薄板屋根部材長さ方向垂直断面図である。
図1において、矢印1の方向が屋根外側、矢印2の方向が屋根内側である。ここに、3が、屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材である。4は、屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材3を上下方向に重ね合せ、馳係合させ、薄板屋根部材3の本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、薄板屋根部材3の本体表面と略平行でない長さ方向平面部を有する内馳部である。5は、別の隣り合って組み立てられる薄板屋根部材3の内馳部4に外接または、距離を置いて外接または、外側に配置する外馳部である。
図1において、11は、薄板屋根部材3の本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない長さ方向平面部である。12も、薄板屋根部材3の本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない長さ方向平面部である。
図1にかかる本発明実施形態は、一例として、寸法13を約10mmとした。また、寸法14を約15mmとした。結果、請求項3に記載の薄板屋根部材3と合わせて、3つの直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材3の長さ方向を軸とする略三角柱は、断面が板屋根部材3の16を底辺とし、薄板屋根部材3、16に略平行でない11、12を等辺とする略二等辺三角形になっている。
ここに、一例として、寸法13を約10mmとし、寸法14を約15mmとしたのは、後述する隣り合う薄板屋根部材3の組み立て重ね合せ、馳係合する外馳部5の内側に内馳部4の長手方向断面外周に収まればよいもので、外馳部5の各寸法、屋根の働き幅Lを斟酌して、相対的に寸法設計すればよい。ループ材その他の材料取りと屋根の働き幅Lを斟酌して、材料が無駄にならないような寸法設計をすればよい。
薄板屋根部材3の16と合わせて、3つの直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱が板屋根部材3、16に略平行でない11、12を等辺とする略二等辺三角形になっている実施態様は、馳部の強度を向上させる。
屋根葺き施工時に、施工作業者が上に乗ったり、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、工具や材料を屋根上に仮置きした時等の重力が印加され、11と15の間の曲げ部に、重力が加り、外馳部5の内側と接触または、近似接触した場合11と14に略均等に、負荷が分散する作用効果がある。
しかし、屋根葺き施工時に、施工作業者が屋根の上に乗ったり、施工関連装置を施工時に屋根に載せたり、工具や材料を屋根上に仮置きした時等の重力印加は、長さ方向で受けることになり、単位長さ当たりには、強大なものでないので、11、15、16で形成されるのは、断面が二等辺三角形で有っても、正三角形であっても、略三角つまり、別の三角形断面でありさえすれば、作用・効果を奏する。11、15のような少なくとも一つの断面直線部、長手方向平面部を有せば、作用・効果を奏する。
すなわち、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水機能の低下を防止できる。
略三角柱は、断面が三角形形状であることにより、さらに、強化される。そして、断面が三角形形状であることにより少なくとも2以上の曲げ加工を設こしていることから、
曲げ加工による加工硬化を受けている稜線を少なくとも2つ以上有することから、薄板屋根部材そのものの強度を著しく増加させ、撓み、撓んだ履歴や防水機能の低下作用効果をより薄く軽く少ない材料使用にて効果的に実現できる。
また、図1にかかる本発明実施形態では、重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材3の屋根外側に折り返す曲げ部分の先端部分の前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、屋根外側に折り返してなる内馳部4の曲げ返し部分17を配し、前記重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材3の屋根内側に折り返す曲げ部分、すなわち外馳部5の先端部分の前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記屋根内側に折り返してなる曲げ返し部分21を配する。
内馳部4の、曲げ返し部分17と11の間の断面曲げ部分、11と15の間の断面曲げ部分、15と17の間の曲げ部分は、長手方向に柱状を成すので、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、板屋根部材そのものの強度を著しく増加させ撓んだり、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。
また、曲げ返し部分17と11の間の断面曲げ部分、11と15の間の断面曲げ部分、15と17の間の曲げ部分そのもの全部で 外馳部5の内側形状と相まって、多重に、雨がえし、防水効果が得られる。
図1の本発明実施形態において、内馳部4の先端曲げ返し部分17のと16最近傍部分と16の間の隙間tを設ける。ここに、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、上下方向の重力が加わった時、塑性剛体として抗するのでなく、隙間tを弾性変形スペースとして介して、薄板屋根部材3の内馳部本体表面と略平行でない直線部11という薄板部、11という薄板部と15という薄板部の間の曲げ部、薄板屋根部材3の内馳部本体表面と略平行でない直線部12という薄板部、16という薄板部の弾性連携として全体的にも弾性的に抗するので、重力による弾性的変形が重力がなくなった時、元に戻り、不可逆的変形歪履歴として残留し、雨がえし、防水能力の低下をきたしにくい。
〈多重防水作用・効果〉
図1の本発明実施形態においては、内馳部4の先端曲げ返し部分17の曲り曲率が、上向きなので、外馳部5の先端曲げ返し部分21の曲り曲率より曲げ返し部分17の曲り曲率を大きくし、万一水が入り込んだ時の曲げ返し部分17での保水・雨がえしを大きくし、それ以上実質内側に水が入り込まないようにする作用・効果がある。図1の本発明実施形態においては、下向きの内馳部4の先端曲げ返し部分17の曲り曲率より大きく取ったが、全体に多重の雨がえし、防水機能があるため、下向きの内馳部4の先端曲げ返し部分17の曲り曲率が、外馳部5の先端曲げ返し部分21の曲り曲率より小さい一実施形態でも、下向きの内馳部4の先端曲げ返し部分17の曲り曲率と外馳部5の先端曲げ返し部分21の曲り曲率とが、同等である一例でも、全体の多重雨がえし、防水機能を奏する過程で維持される。先端曲げ返し部分17、先端曲げ返し部分21それぞれ単独でも雨がえし、防水機能を奏する。外馳部5は、上から下方向に曲げ加工しているので、上から下方向の降水に関しては、屋根板材に穴でもあかない限り完全防水する。ここに、台風時等の矢印R方向からの降水が大きなリスクになる。矢印R方向からの降水が有った時、別の隣り合う屋根部材3の内馳部4が、前記外馳部5の内側に馳せ係係合するが、矢印R方向からの降水の上から下への垂直降水成分には22部断面直線部が防水機能する。屋根上表面に反射した降水に関しては、22部と24部の少し緩やかな曲率の曲線で、少し緩やかゆえに、少し緩やかな曲率の曲線に沿って少し長距離雨水がより内側に進行するのを防止する。25部は、よしんば結露が生じた場合でも、重力で24部方向、つまり外側方向に水滴は流れる。22部23部に結露しても、24部の曲線の下端で多くとどまり、風等にあおられた結露は、フラット部25でより多く内側侵入を阻害される。もし、もっと内側方向に進んでも、先端曲げ返し部分21で返される。最悪でも、先端曲げ返し部分21の内側に保水され、より内側に入り込みにくい。わずかでも、短時間でも保水しているうちに、蒸発する等により進行の心配はなくなる。もう一つの内馳部4の16部の底部と25部上表面がフラットなため、また、馳係合があるため、より効果的に防水できる。内馳部4の16部の底部と25部上表面の馳係合があるため、風は入りにくく、馳係合した状態で、部材22の内側に沿って、重力にさからって水が進行するリスクは、さらに減じる。万一、ごくわずかな水分が進行してしまったとしても、23部内側近傍と隣り合う屋根部材3の内馳部4部材11と部材15の間の曲り部近傍外側との馳係合に阻止される。万一ごくわずかに進行してしまったり、部材11部で結露が発生したとしても、先端曲げ返し部分17にて阻止される。もし、部材15で結露が生じても、馳係合の内側で風が少ない状態では、結露は重力に逆らって部材15の表面を登らないので阻止される。矢印R方向からの降水が有った時、万一外馳部5の内側に雨水が入りこんでしまったとしても、多くは、内馳部4の内側に阻止される。内馳部4の内側に阻止された降水は全部、屋根の上側に進行する。内馳部4の内側に結露したとしても、全部屋根上方向にしか進行できない。
次に図1を参照して、本発明実施形態の外馳部5近傍について記載する。重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材3の本体から、所定の角度を屋根内側に折り曲げて長手方向断面直線部23を形成する。断面直線部23は、平面で、請求項1記載の薄板屋根部材3本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない長さ方向平面部を成す。結果、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、薄板屋根部材3そのものの強度を著しく増加させ撓んだり、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。ここに、従来技術のように、平坦な屋根部材に対して、屋根外側方向にのみ(屋根内側方向にみの)折り曲げて外馳部を形成し、同時に、断面の反対側に屋根内側方向にのみ(屋根外側方向にみの)折り曲げて外馳部を作って、隣同志の平坦な屋根部材を馳系合させると、馳系合部の高さに相当する段差がつく。この段差に作業者が躓いたりして怪我をする問題があったのに対して、これらの怪我等がなくなる効果がある。また、段差を作業者が踏んだり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される効果がある。
また、図1のように断面直線部23に対して所定の角度折り曲げた長手方向断面直線部22を形成する。長手方向断面直線部22は、平面で、請求項1記載の薄板屋根部材3本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない長さ方向平面部を成す。結果、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、薄板屋根部材3そのものの強度を著しく増加させ、撓んだり、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。長手方向断面直線部22は、正確な平面でなくて、後に説明する24の緩やかな曲率に連続するように、24の緩やかな曲率よりさらに緩やかな曲率となす実施例でもよい。24の緩やかな曲率に連続するので、加工しやすい作用・効果があるのと、24の緩やかな曲率よりさらに緩やかな曲率を曲げ加工する際の、加工時の効果により、また、マスエフェクトにより、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、薄板屋根部材3そのものの強度を著しく増加させ撓んだり、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。
25は、本発明一実施形態として、断面が薄板屋根部材3の本体表面に略平行な直線、つまり平面とした。薄板屋根部材3、特に外馳部5近傍の図1左右方向に対する強度を強化するとともに、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、横方向の応力も働くので、薄板屋根部材3そのものの強度を増加させ、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。外馳部5の内側に配置される隣り合わせ別部品の薄板屋根部材3の内馳部4全体を機械的に保護するとともに、内馳部4と重ね合わせ、組み立てた状態での薄板屋根部材3系を機械的に強化し、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、薄板屋根部材3組み立て体の系としての強度を著しく増加させ撓んだり、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。
24は、本発明一実施形態として、前記25と前記22を緩やかな断面曲線でつなぐ。ここに、内馳部4を内側に配置した時、加工ばらつき、組み立てばらつきその他による内馳部4の外側との直接接触を回避する逃げ部とする。内馳部4の内側と外馳部5の直接接触があると、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、重力によって撓むことにより、力が印加した状態で、接触擦り合うことによって、薄板屋根部材3の表面塗装、クラッド材料等が部分的に剥がれて腐食の要因になる。しかし、直接接触を回避する逃げ部として作用するので、重力によって撓むことにより、力が印加した状態で、接触や擦り合うことが原因となっての腐食開始を抑制できる。
また、本発明一実施形態として、24が、24の緩やかな曲率と、前記25と前記22を緩やかな断面曲線でつながれていることのいずれか、または、両方の作用により、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、重力によって外馳部5とその近傍が、上下・左右の応力を受けた時、弾性的に抗する作用がある。結果、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、薄板屋根部材3組み立て体の系としての強度を著しく増加させ撓んだり、撓んだ履歴が残ることが低減される。撓んだり、撓んだ履歴が残ることによる防水効果の低下が抑止される。。
さらに、本発明一実施形態として、図1のように請求項1記載の、薄板屋根部材3の長さ方向断面に少なくとも1つの折れ曲がり部Bを設ける。折れ曲がり部Bにより、薄板屋根部材3そのものの剛性が、強化される。結果、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、重力によって変形しにくくなり、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、ひずみや履歴が残留して、雨がえし、防水効果が低減するのを抑止できる。これにより、内馳部4の外形の重心と外馳部5の重心とを結んだ線と、90に示す16から折れ曲がり部Bに至る薄板屋根部材3の板厚芯とを略一致させることができる。この結果、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、重力によって外馳部5とその近傍が、上下・左右の応力を受けた時に、重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材3に派生する歪、内部応力状態が安定する。ここに、折れ曲がり部Bから126に示す部分と外馳部5が、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際に弾性的に作用し、接触や擦れ等により、薄板屋根部材3の塗装が破壊開始したり、薄板屋根部材3のクラッド材が破壊開始するのを抑止する。
段落0062で、請求項1記載の薄板屋根部材3の長さ方向断面に少なくとも1つの折れ曲がり部Bを屋根外側に曲げて折れ曲がり部Bとする構成を記載した。本発明の別の一実施形態として、折れ曲がり部Bを屋根内側に曲げて折れ曲がり部Bとしても、良い。これにより、折れ曲がり部Bにより、薄板屋根部材3そのものの剛性が、強化される。結果、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、重力によって変形しにくくなり、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、ひずみや履歴が残留して、雨がえし、防水効果が低減するのを抑止できる。これにより、内馳部4の外形の重心と外馳部5の重心とを結んだ線と、126に示す23から折れ曲がり部Bに至る薄板屋根部材3の板厚芯とを略一致させることができる。この結果、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際、重力によって外馳部5とその近傍が、上下・左右の応力を受けた時に、重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材3に派生する歪、内部応力状態が安定する。ここに、折れ曲がり部Bから90に示す部分とそと内馳部4が、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際に弾性的に作用し、接触や擦れ等により、薄板屋根部材3の塗装が破壊開始したり、薄板屋根部材3のクラッド材が破壊開始するのを抑止する。
ここまで、内馳部4を図1右に屋根上方向に配置し、外馳部5を図1左に屋根下方向に配置した構成を記載した。しかし、内馳部4を図1右に屋根下方向に配置し、外馳部5を図1左に屋根上方向に配置した別の一本発明一実施形態であっても、段落0042から段落0063に記載相当の作用・効果がある。
また、内馳部4を図1右に屋根上方向に配置し、外馳部5を図1左に屋根下方向に配置する構成の本発明一実施形態であっても、段落0042から段落0063に記載相当の作用・効果がある。そして、内馳部4を図1右に屋根下方向に配置し、外馳部5を図1左に屋根上方向に配置する構成の本発明一実施形態であっても、段落0042から段落0063に記載相当の作用・効果がある。
ここに、本発明一実施形態として、例えば、薄板屋根部材3の板厚が略2mmの薄板屋根部材3を使った場合、14.7部を略14.7mm、17部を略17mmに、20部を略20mmに設定すると、13部を略10mm、14部を略15mmに設定すると、段落0042から段落0063に記載の作用・効果がある。ループ材料定尺材が使用できて、材料の無駄がなく生産性が良い。本発明一実施形態として、例えば、126部を略126mm、90部を略90mmに設定して、段落0042から段落0063に記載の作用・効果を得た。
内馳部4の断面を少し大きくしたら、外馳部5断面も対応して少し大きくし、126部90部の寸法を対応して少し小さくとれば、材料の無駄がなく生産性が良いとともに、段落0042から段落0063に記載の作用・効果を奏する。
本発明一実施形態として、薄板屋根部材3の板厚を略1〜2mmに設定し、229部を略229mmに設定すると、薄板屋根部材3の屋根としての有効働き幅が、205部として示す略205mmに設定される。本発明一実施形態として本発明にかかる屋根を設計活動するに際して、本発明一実施形態の薄板屋根部材3を標準薄板屋根部材とする場合、有効働き幅が、205部の有効働き幅寸法を設計指標、設計基準として、屋根全体を設計できる。
薄板屋根部材3の材料として、熱延薄鋼板類、冷延薄鋼板類、表面処理薄鋼板[亜鉛をめっきした亜鉛めっき鋼板、スズをめっきした錫めっき鋼板(ブリキ)、クロム酸処理を施したティンフリースチール、塗装を施したカラー鋼板(塗装鋼板・プレコート鋼板)、銅版、亜鉛板]を関東地方で、対候試験をしたところ、比較例のスレート系屋根が、20年以下でクラック、ひび割れ等による雨水漏れ現象が複数検出されたのに対して、前記すべての薄鋼板類に関して、30年経過した時点で、雨水漏れ現象は検出されていない。
薄板屋根部材3の材料として、塗装ステンレス鋼板、クラッドメタル材、溶融アルミニウムめっき鋼板、ガルバリウム(Galvalume)鋼板(登録商標)、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、フッ素鋼板、ポリ塩化ビニール樹脂等の樹脂被覆鋼板、前塗装アルミニウム板、塗装アルミニウム板を関東地方で、対候試験をしたところ、8年経過サンプル、12年経過サンプル、24年経過サンプルのいずれも、雨水漏れ現象が発生しない状態を更新中である。
本発明一実施形態として、図2に示すように、隣り合う薄板屋根部材3であるCとDをそれぞれ矢印c、矢印dの方向に組み立てる。継ぎ手裏板301は、隣り合う薄板屋根部材3であるCとDの熱膨張を吸収するために、所定の伸縮目地、スペースを介して図3に示すように組み立てられる。
次に、図2の矢印c、矢印dの方向に沿って組み立て、継ぎ手裏板301を組み立てて図3に示すように組み立てる時の組み立て性・組み立てに作用ついて、図1を参照して説明する。図1の25と90は、略平行となし、隣り合う薄板屋根部材3の内馳部4と外馳部5を薄板屋根部材3の略本体方向に沿って重ね合せ、馳係合させる組み立てを行う時、精度良好に重ね合せ、馳係合させる作用をもたらす。薄板屋根部材3の略本体方向に沿って隣り合う薄板屋根部材3を相互に重ね合せ、馳係合させる組み立ての際の薄板屋根部材3のセッティング方向に対して、25と90は、略垂直方向なので、精度良好に重ね合せ、馳係合させる作用をもたらす。つまり、薄板屋根部材3を相互に重ね合せ、馳係合させる組み立ての際、作業ばらつきによって、内馳部4と外馳部5のいずれか部分が接触し、薄板屋根部材3の内馳部4と外馳部5やその他の特定の部分に接触し、塗装膜やクラッド材、表面処理膜、あるいは、薄板屋根部材3の本体材料に一部傷、擦り跡をつけてしまい、一部の傷、擦り跡がトリガ―となって、腐食や応力腐食が進展してしまうのを最小限に抑えられる。
また、薄板屋根部材3の折れ曲がり部Bと126部で、わずかな弾性作用があるので、隣り合う薄板屋根部材3の内馳部4と外馳部5の一部にて、組み立て施工時に、万一接触が起こった際も、薄板屋根部材3の本体材料に一部傷、擦り跡をつけてしまう現象は、最小限に抑えられる。結果、一部の傷、擦り跡がトリガ―となって、腐食や応力腐食が進展してしまうのをさらに最小限に抑えられる。
ここに、図1において、90部に対して略垂直方向で、126部と14.7部の折れ曲がり部を少し外れた26部の寸法を14部の寸法(本発明一実施形態として略15mmに設定)と相等あるいは、少し大となるように設定するとよい。薄板屋根部材3の加工製造ばらつきで26部の寸法を14部の寸法より少し小さくなってしまった場合でも、14.7部、23部、22部、24部の曲率を有する部、25部、126部の弾性作用で、より防水作用効果の高い、隣り合う薄板屋根部材3の重ね合せ、馳係合作用を得る。塗装膜やクラッド材、表面処理膜等の表面接触部が比較的強固で、また、接触箇所で同じくらいの堅さの設定・設計をすると、一部の傷、擦り跡がトリガ―となって、腐食や応力腐食が進展する作用は少ないので、地震発生時や施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際に強度が増し、かつ、防水機能が低下するのを大きく抑止できる。隣り合う薄板屋根部材3の略平行な25部と16部が整合し、強度の向上と高度な防水作用効果が得られる。内馳部4の先端曲げ返し部分17の先端は、11部と12部の折れ曲がり部の高さを超えないように設定・設計をすると、高い組み立て性、施工性とともに、強度増強、防水性向上作用を同時達成出来る。
外馳部5の先端曲げ返し部分21は下向きに曲げ返してあるため、これらの組み立て施工時に引っ掛かることによるやり直し等の作業低下をもたらさない。下向きに曲げ返してあるため、適切なガイドとなり、組み立て性、施工性を向上させる。図1において、24部の曲率を少し大きくし加工性を向上させた。ここに、先端曲げ返し部分21の曲げ返しを小さく曲率を大にして、24部の大きい曲率に呼応して、先端曲げ返し部分21の先端部分が、24部の最も出っ張った曲線の接線と略平行、略一致させた。これにより、重力に略垂直方向に設定でき、基材等に安定的に、全体に地震等発生時にも安定的に挙動するようみ立て施工できる作用・効果を奏する。
内馳部4と外馳部5を図1の左右方向にトンボ(入れ替え)しても、内馳部4と外馳部5の曲り方向を屋根外側と屋根内側にトンボ(逆転)させても、本発明構成要件を満たす限り、段落0064に記載したと同様に、段落0072から段落0075 の作用効果を奏する。
次に、図3のMN線にての略断面図である図4(a)を参照して、屋根の水平方向、つまり、図1の紙面表裏方向に隣り合う薄板屋根部材3と継ぎ手裏板301の組み立て性、防水性について記載する。図4(a)において、Cは、図2、図3と同様の、本発明一実施形態の薄板屋根部材3である。Dは、屋根の水平方向、つまり、図1の紙面表裏方向にCと隣り合う薄板屋根部材3である。52は、図2、図3では図示せぬ、隣り合う薄板屋根部材Cに設けた長手方向裏板向け馳部である。53は、図2、図3では図示せぬ、水平方向、つまり、図1の紙面表裏方向にCと隣り合う薄板屋根部材Dに設けた長手方向裏板向け馳部である。54は、気温変動による熱膨張・熱収縮や地震発生時、また、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際に、競合、せり上がり等を防止、緩和させるための伸縮目地である。薄板屋根部材3に銅板等の熱膨張率の大きい材料を採用した場合は、熱膨張率の小さい材料を採用した場合より、伸縮目地54を大きく取ればよい。
図4(a)に関する本発明一実施形態として、Cの側にガーターG1、ガーターG2を配置する。また、D側にガーターG3、ガーターG4を配置する。ガーターG1、ガーターG2、ガーターG3、ガーターG4では、万一入り込んでしまった雨水が、屋根内側に入り込まないような作用を成す。また、ガーターG1、ガーターG2、ガーターG3、ガーターG4では、気温差、湿度差が要因して結露がてきてしまった場合、結露が、板を伝わって、これ以上屋根内側に入り込まないような作用を成す。これらのガーターの略断面は、図4(a)や後述する図4(b)に示すように、略半円でもいいし、薄板屋根部材3に採用する材料の加工性、生産性に鑑みて形を選択すればよい。曲げ加工の容易さ、同様の加工変形の多さに対して保水断面積の広さを効率よく確保できることから、略半円や曲率を持った断面形状が良い。ガーターの数については、単数、複数を適宜選択すればよい。
図4(b)は、図4(a)のCと継ぎ手裏板301との組み立て性について図4(a)の一部を拡大した略断面図である。図4(a)、図4(b)において、本発明一実施形態を説明する。小さい××で示すのは、継ぎ手裏板301との接合部分を示す。図4(b)において、Cの長手方向裏板向け馳部52に対して、馳用裏板部57が、重ね合せ、馳係合してなる。ここに、図4(a)、図4(b)に示すように、本発明一実施形態では、伸縮目地54の目地寸法に対して、図4(b)の56部の寸法を二倍以上の長さに設定した。56部の寸法長さが長い方が、雨水や結露が部材表面を伝播して、より屋根内側に入り込みにくいので、雨水がえし、防水効果が高い。また、55部の内側と馳用裏板部57の先端部が接触するか、図4(a)、図4(b)に示すように、接触するか、55部の内側と馳用裏板部57の先端部の間のクリアランスが小さい方が、雨水や結露が部材表面を伝播してきた時の、水がえし、防水効果が高い。同様に、Cの長手方向裏板向け馳部52の55部の曲げを超えた最先端部と馳用裏板部57の内側部58部が、接触するか、55部の曲げを超えた最先端部と馳用裏板部57の内側部58部近傍のクリアランスが、小さい方が、雨水や結露が部材表面を伝播してきた時の、水がえし、防水効果が高い。
図4(a)、図4(b)において、小さい××で示す接合部に関しては、継ぎ手裏板301や馳用裏板部57の材質が金属の場合は、溶接、スポット溶接等の接合が選択でき、クラッド材、樹脂等の場合は、接着、溶着等の接合手段が選択できる。C,Dに銅板のような線膨張率の大きい材料を選定した場合は、伸縮目地54の目地寸法を、より大きく設定する。ここに、継ぎ手裏板301と馳用裏板部57の接合は、固着、接着してなるも、C,Dの長手方向裏板向け馳部52、53と継ぎ手裏板301と馳用裏板部57の接合系は、固着、接合してなくフリ―であるため、気温差による熱膨張差、強風による負圧、正圧等による変形、施工時作業員が上に乗ったり、施工装置や、材料・工具等を仮置きした際に発生する変形を吸収し、破壊や不必要な競合変形等の瑕疵現象をもたらさない。
近年国内で発生した大きな地震では、重量の大きな和瓦が耐震構造の充分でない住宅、建て屋を倒壊、半倒壊させて被害を招いている。将来発生が予想される地震でもこのような被害が懸念される。スレート屋根等重量がある屋根は、大きな地震での住宅、建て屋に与える負担が大きい。ここに、これらを回避し、耐久性が高く、メンテナンススパンも長い薄板屋根部材から成り、軽量で強度があり、防水性の高い薄板屋根部材とその組み立て施工方法を提供するので、産業上の利用可能性が大きい。
3 重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材
4 内馳部
5 外馳部
11 薄板屋根部材3の内馳部本体表面と略平行でない直線部
12 薄板屋根部材3の内馳部本体表面と略平行でない直線部
17 内馳部4の先端曲げ返し部分
21 外馳部5の先端曲げ返し部分
22 薄板屋根部材3の外馳部本体表面と略平行でない直線部
23 薄板屋根部材3の外馳部本体表面と略平行でない直線部
B 薄板屋根部材3の折れ曲がり部
52 Cに設けた裏板向け馳部
53 Dに設けた裏板向け馳部
301 継ぎ手裏板

Claims (9)

  1. 屋根外側と屋根反対内側に折り返す曲げ部分を重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材において、
    前記重ね合せ、馳係合してなる折り返し曲げ部分の、薄板屋根部材長さ方向垂直断面に、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない少なくとも1つの直線部、すなわち、前記薄板屋根部材本体表面と略平行でない長さ方向平面部を有し、前記薄板屋根部材の長さ方向断面に少なくとも1つの折れ曲がり部を有することを特徴とする薄板屋根部材。
  2. 前記重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の屋根外側に折り返す曲げ部分の先端部分の前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、屋根外側に折り返してなる曲げ返し部分を配し、前記重ね合せ、馳係合してなる薄板屋根部材の屋根内側に折り返す曲げ部分の先端部分の前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記屋根内側に折り返してなる曲げ返し部分を配することを特徴とする請求項1に記載の薄板屋根部材。
  3. 前記重ね合せ、馳係合してなる前記薄板屋根部材の、前記重ね合せ、馳係合のための、屋根外側に折り返す曲げ部分か、屋根反対内側に折り返す曲げ部分の、いずれか一方の重合、馳係合折り返し曲げ部分が、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記薄板屋根部材と合わせて、3つの直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱とすることを特徴とする請求項1に記載の薄板屋根部材。
  4. 前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、前記薄板屋根部材と合わせて、3つの直線部、略三角形、すなわち、前記薄板屋根部材長さ方向を軸とする略三角柱になる前記薄板屋根部材と、重ね合せ、馳係合する前記薄板屋根部材と別の、前記薄板屋根部材の曲げ部分に、前記薄板屋根部材長さ方向垂直断面にて、2つ以上の直線部を有することを特徴とする請求項3に記載の薄板屋根部材。
  5. 鋼板、カラー鋼板、塗装ステンレス鋼板、クラッドメタル材、溶融アルミニウムめっき鋼板、ガルバリウム(Galvalume)鋼板(登録商標)、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、フッ素鋼板、ポリ塩化ビニール樹脂等の樹脂被覆鋼板、前塗装アルミニウム板、塗装アルミニウム板、銅版、亜鉛板、のいずれか1つの材料を前記重合、馳係合してなる薄板屋根部材として配することを特徴とする請求項1に記載の薄板屋根部材。
  6. 鋼板、カラー鋼板、塗装ステンレス鋼板、クラッドメタル材、溶融アルミニウムめっき鋼板、ガルバリウム(Galvalume)鋼板(登録商標)、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、フッ素鋼板、ポリ塩化ビニール樹脂等の樹脂被覆鋼板、前塗装アルミニウム板、塗装アルミニウム板、銅版、亜鉛板、のいずれか1つの材料を前記重合、馳係合してなる薄板屋根部材として配することを特徴とする請求項2〜6に記載の薄板屋根部材。
  7. 前記薄板屋根部材に屋根内側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設け、もう一つの前記屋根内側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設けた屋根部材を、前記薄板屋根部材の長さ方向に、伸縮目地として、距離を置いて、配置し、屋根外側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設けた継手裏板を前記伸縮目地として、距離を置いたまま、前記薄板屋根部材の屋根内側に配置し、
    前記継手裏板には、前記屋根外・上側に折り曲げる端部折り曲げ雨がえしと、前記薄板屋根部材2個に対応する少なくとも一対個数2のガーター部を配置し、前記薄板屋根部材の馳部と前記継手裏板を馳係合させることを特徴とする請求項1〜4に記載の薄板屋根部材の組み立て方法。
  8. 前記薄板屋根部材に屋根内側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設け、もう一つの前記屋根内側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設けた屋根部材を、前記薄板屋根部材の長さ方向に、伸縮目地として、距離を置いて、配置し、屋根外側に折り曲げた少なくとも一つの断面直線部を有する馳部を設けた継手裏板を前記伸縮目地として、距離を置いたまま、前記薄板屋根部材の屋根内側に配置し、前記継手裏板には、前記屋根外・上側に折り曲げる端部折り曲げ雨がえしと、前記薄板屋根部材2個に対応する少なくとも一対個数2のガーター部を配置し、前記薄板屋根部材の馳部と前記継手裏板を馳係合させることを特徴とする請求項5〜6に記載の薄板屋根部材の組み立て方法。
  9. 前記薄板屋根部材と前記継手裏板の曲げ加工の一部または全部を加工する加工装置を前記薄板屋根施工現場近傍に持ち込んで成形し、組み立てることを特徴とする請求項1〜8に記載の薄板屋根部材の組み立て施工方法。
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