JP2018131752A - 地下空洞の充填状況確認装置および充填状況確認方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地下空洞を埋め戻す充填工事において、水平方向に離間した複数箇所の充填状況を一気に、かつ各検知部を地面に刺したままの状態で検知する。【解決手段】充填状況確認装置1は、地面gの複数箇所から地下空洞sまで縦方向に形成された複数の計測孔hを通して、地面gから地下空洞sに挿入する複数のセンサーハーネス10を備えている。各センサーハーネス10は、地面gから地下空洞sの底面まで到達する可撓性のワイヤーハーネス12と、ワイヤーハーネス12の下端から地下空洞sの内法高さ以上に相当する長さまでの間の少なくとも上半部に、10〜50cmの範囲から選ばれる相互上下間隔をおいて配置されてワイヤーハーネス12に結線された、充填材fの存在を検知するための複数のセンサー13とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、地面の下方に存在する地下空洞に流動性の充填材を注入して充填する際に、地下空洞の充填状況を確認する技術に関する。
炭坑、亜炭坑、珪砂等の地下資源採掘跡の地下空洞又は空間や、老朽化し不要となった地下埋設管等の地下構造物や、トンネル等の地下建造物の埋め戻し工事が盛んに行われている。特許文献1は、そのような工事に関する。
従来は、そのような工事での充填状況は、水位検知テープ又は突き棒により、充填材の表面高を検知することで確認していた(従来例1)。また、それ以外の方法として、放熱係数の大小に着目した技術により検知していた(従来例2)。
特開2004−263148号公報
従来例1は、検知テープや突き棒を地面から引き抜かなければ充填材の表面高を確認することができないので、検知テープや突き棒を地面に刺したままの状態でリアルタイムで充填状況を確認することはできない。また、水平方向に離間した複数箇所の充填状況を一気に確認することはできない。他方、従来例2は、放熱係数から充填状況を把握するので、反応が遅い、信頼性が低い、初期温度や環境温度の影響を排除する必要がある等の問題がある。
そこで、反応が早く、信頼性が高く、初期温度や環境温度の影響を受けない検知手段で、水平方向に離間した複数箇所の充填状況を一気に、かつ各検知部を地面に刺したままの状態で検知することを、本発明の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の地下空洞の充填状況確認装置は、地面の下方に存在する地下空洞に流動性の充填材を注入して充填する際に、地下空洞の充填状況を確認する装置であって、地面の複数箇所から地下空洞まで縦方向に形成された複数の計測孔を通して、地面から地下空洞に挿入する複数のセンサーハーネスを含み、各センサーハーネスは、地面から地下空洞の底面まで到達する可撓性のワイヤーハーネスと、ワイヤーハーネスの下端から地下空洞の内法高さ以上に相当する長さまでの間の少なくとも上半部に、10〜50cmの範囲から選ばれる相互上下間隔をおいて配置されてワイヤーハーネスに結線された、充填材の存在を検知するための複数のセンサーとを含むことを特徴とする。
同目的を達成するため、本発明の地下空洞の充填状況確認方法は、上記の充填状況確認装置を設置してから、地下空洞に充填材を充填し、充填状況を該充填状況確認装置で確認するものである。
各センサーハーネスでの検知結果は、無線又は有線のいずれで収集してもよいが、無線で収集することが好ましい。作業現場に、データ送信用のケーブルが存在しないことで、現場作業性および安全性が向上するからである。その具体的な態様は、特に限定されないが、次の態様を例示する。すなわち、充填状況確認装置は、1本のセンサーハーネスと、その上端部に接続された、該センサーハーネスを制御すると共に各センサーでの検知結果を無線で外部に送信するコントローラとを含み構成された子機を複数備えると共に、該送信を受信することで、各子機の各センサーでの検知結果を収集する親機を備えている。
検知結果の確認方法は、特に限定されないが、次の態様を例示する。
[i]親機は、各子機の各センサーでの検知結果を、電話回線又はインターネット回線からクラウドサーバーに送信するように構成されている。充填状況確認装置のユーザー等は、充填状況確認装置を設置すると共に、WEB端末からクラウドサーバーにアクセスして前記検知結果が該WEB端末に表示されるようにしてから、地下空洞に充填材を充填し、充填状況を該WEB端末で確認する。WEB端末は、パソコンであってもよいし、携帯電話であってもよいし、その他の装置であってもよい。
[ii]充填状況確認装置のユーザー等は、充填状況確認装置を設置すると共に、親機に表示装置を接続して該表示装置に前記検知結果が表示されるようにしてから、地下空洞に充填材を充填し、充填状況を該表示装置で確認する。表示装置は、パソコンであってもよいし、携帯電話であってもよいし、その他の装置であってもよい。
本発明によれば、上記の各センサーハーネスで充填状況を検知するため、放熱係数から充填状況を把握する場合に比べて、反応が早く、信頼性が高い。また、初期温度や環境温度の影響を受けない。また、複数のセンサーハーネスにより、水平方向等に離間した複数箇所の充填状況を一気に、かつ各センサーハーネスを地面に刺したままの状態で検知できるので、施工性がよい。
さらに、上記[i]の態様によれば、作業現場から離れた場所でも容易に充填状況を確認ができる。他方、上記[ii]の態様によれば、インタネット回線等を使用できない環境下でも実施できる。
実施例1の充填状況確認装置を示す正面断面図である。 同充填状況確認装置において、(a)は子機を示す正面図であり、(b)は子機の回路を示す回路図である。 同充填状況確認装置において、(a)は子機及び計測孔の配置を示す平面図であり、(b)WEB端末の画面を示す正面図である。 実施例1の充填状況確認方法の序盤の手順を(a)〜(d)に順に示す正面断面図である。 同充填状況確認方法の中盤の手順を(a)(b)に順に示す正面断面図である。 同充填状況確認方法の終盤の手順を(a)〜(c)に順に示す正面断面図である。 実施例2の充填状況確認装置の子機を示す正面図である。
[1]地面の下方に存在する地下空洞
地面の下方に存在する地下空洞には、様々なものがあり本発明は特に制限されずに適用できるが、炭坑、亜炭坑、珪砂等の地下資源採掘跡の地下空洞や、老朽化し不要となった地下埋設管やトンネル等の人工建造物の空洞や、地盤沈下後の建物と地盤の空洞や、その他路面下の空洞等を例示できる。
地面から地下空洞(その天面)までの距離は、地下空洞によって様々であり本発明は特に制限されずに適用できるが、あまりに長距離だとワイヤーハーネスが長くなり抵抗値が増大するため、40mまでの場合に本発明は適用しやすい。同距離の下限は、特にないが、敢えていえば1mである。
地下空洞の内法高さや内法底面積は、地下空洞によって様々であるが、例えば内法高さ1〜15m、内法底面積10〜1000mの大規模な地下空洞(とりわけ上記地下資源採掘跡の地下空洞)の充填状況確認において、複数のセンサーハーネスを用いる本発明は特に有用である。
[2]流動性の充填材
流動性の充填材としては、特に限定されないが、土、砂又はその混合物と固化剤と水とをベースにした土系充填材、モルタルペーストをベースにしたモルタル系充填材等を例示できる。上述した大規模な地下空洞については、コストの点で土系充填材が好ましく、特に、注入してから流動して広面積に行き渡る点で流動化処理土が好ましい。
[3]複数の計測孔
上記地下空洞の内法底面積に応じて、計測孔の配置と数を決めることができる。計測孔の相互間隔は、特に限定されないが、小さすぎるとコストが増大し、大きすぎると未充填箇所を見落とすおそれがあるため、2〜20mが好ましく、4〜15mがより好ましい。計測孔の形成方向である前記縦方向は、原則として垂直方向であるが、道路事情等によっては、傾斜した縦方向であってもよい。
[4]センサーハーネス
[4−1]ワイヤーハーネス
ワイヤーハーネスには、保管時や運搬時に曲げられるように可撓性のものが用いられ、特に、巻回可能な可撓性を有するものが好ましい。ワイヤーハーネスの構造は、特に限定されず、複数本の電線を束ねたもののみならず、例えばリボン状に結合したものも含むものとする。ワイヤーハーネスの複数のセンサーを配置していない部分は、計測孔を通すときに損傷しにくいように保護チューブで被覆されていることが好ましい。
ワイヤーハーネスの長さは、地面から地下空洞の底面まで到達する長さを有し、それ以上に長くてもよい。ワイヤーハーネスの下端におもり等を付ける場合や、ワイヤーハーネスに棒材等を結束させる場合には、おもりや棒材等を介して地下空洞の底面まで到達する長さであればよい。上述した地面から地下空洞までの距離や、地下空洞の内法高さや内法底面積は、地下空洞の充填作業を行う前に予め計測される。従って、このワイヤーハーネスの長さは、その計測により判明した地面から地下空洞の底面までの距離に応じて、決定することができる。
[4−2]センサー
ワイヤーハーネスの下端から地下空洞の内法高さ以上に相当する長さまでの間の少なくとも上半部に複数のセンサーを配置するのは、地下空洞の内法高さ全体に充填材が充填されたことを確認するためである。ワイヤーハーネスの同長さを超えたところまで、さらにセンサーを配置してもよい。充填状況を最初から最後まで知ることができる点で、同間の全域に複数のセンサーの配置することが好ましいが、充填状況の前半を知らなくても後半さえ知れば内法高さ全体に充填材が充填されたことを確認ができることから、下半部についてはセンサーの配置を省くことができる。
センサーの相互上下間隔を10〜50cmの範囲から選ばれる間隔とするのは、10cm未満だと確認間隔が過剰に細かくなるだけでコストが増大し、50cmを超えると確認間隔が粗すぎて過剰な充填につながるからである。同間隔は15〜30cmが好ましく、メートル単位で把握しやすいことからメートルを整数割りした20cm又は25cmがより好ましい。センサーの相互上下間隔は、等間隔とすることが好ましいが、不等間隔とすることを排除しない。
複数のセンサーの個数は、上述した地下空洞の内法高さ、それに応じたワイヤーハーネスのセンサー配置範囲及びセンサーの相互上下間隔によって決まるため、ケースバイケースであるが、4個以上が好ましい。
各センサーの態様は、特に限定されないが、電気伝導度センサーや、圧力センサーを例示する。その中でも、充填材の存在を検知し易い点で、電気伝導度センサーが好ましく、さらにその中でも、感度が良い点で、くし型センサーが好ましい。具体的には、各センサーは、互いに噛み合うように対峙するくし形の両極を備えたくし型電極からなる、該両極間の電気伝導度を計測するための電気伝導度センサーであることが好ましい。
[5]コントローラ
コントローラはセンサーハーネスの上端部に分離可能に接続されていてもよいし、分離不能に接続されていてもよいが、分離可能に接続されていることが好ましい。センサーハーネスを再使用しない場合にも、コントローラを再使用することができるからである。
コントローラによるセンサー制御の態様は、特に限定されないが、例えば、センサーが上記のくし型電極からなる電気伝導度センサーである場合においては、次の態様を例示する。
(i)コントローラは、コンデンサーと電圧計とを備え、まず、コンデンサーと一のセンサーとに直列で電圧を印加してから電圧計でコンデンサーの充電電圧を検知し、次に、前記一のセンサーを他の各センサーに順次代えて同様の操作を繰り返すように構成されている。前記充電電圧は、センサーの両極間の電気伝導度が大きくなるほど大きくなり、小さくなるほど小さくなるので、該充電電圧から電気伝導度を確認できる。
(ii)コントローラは、電流計を備え、まず、一のセンサーの両極間に電圧を印加しながら電流計でその時に流れる電流を検知し、次に、前記一のセンサーを他の各センサーに順次代えて同様の操作を繰り返すように構成されている。前記電流は、センサーの両極間の電気伝導度に比例するため、該電流から電気伝導度を確認できる。
[6]センサーハーネスの設置方法
センサーハーネスの設置方法は、特に限定されないが、次の態様を例示する。
(i)充填状況確認装置は、各センサーハーネスの下端部におもりを備えている。センサーハーネスを設置する際には、該センサーハーネスを計測孔から地下空洞に垂らす。
(ii)充填状況確認装置は、各センサーハーネスに結束される棒材を備えている。センサーハーネスを設置する際には、センサーハーネスに棒材を結束させてから、該センサーハーネス及び棒材を計測孔から地下空洞に挿入する。
次に、本発明の実施例を示す。但し、本発明は実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成や形状を任意に変更して実施することもできる。
図1に示すように、実施例1の充填状況確認装置1は、地面gの下方に存在する地下空洞sに充填材f(流動化処理度)を注入して充填する際に、地下空洞sの充填状況を確認する装置である。地面gには、充填材fを投入するための投入孔Hと、充填状況を確認するための複数の計測孔hとが、地面gの複数箇所から地下空洞sまで垂直に形成される。充填状況確認装置1は、子機9を複数備えると共に、親機30を備えている。
各子機9は、1本のセンサーハーネス10と、その上端部に「15pinコネクタ」により分離可能に接続されたコントローラ20とを含み構成されている。各センサーハーネス10は、ワイヤーハーネス12と、その下部に結線された複数のセンサー13とを含む。ワイヤーハーネス12は、下端におもり11が取り付けられており、地面gから計測孔hを通して地下空洞sに垂下される。ワイヤーハーネス12は、地下空洞sの底面におもり11が当接することで、地面gから地下空洞sの底面までおもり11を介して到達する。コントローラ20は、センサーハーネス10を制御すると共に、各センサー13での検知結果を無線で外部に送信する。
親機30は、各子機9からの送信を受信することで、各子機9の各センサー13での検知結果を収集する。各子機9から親機30までの無線到達距離は、例えば300mである。親機30は、収集した検知結果を、電話回線又はインターネット回線からクラウドサーバー40に送信する。クラウドサーバー40は、受信時にタイムスタンプを付加することにより確認時間を記録する。充填状況確認装置1のユーザー等は、パソコンや携帯電話等のWEB端末50からクラウドサーバー40にアクセスして、前記検知結果をWEB端末50の画面に表示させることができる。但し、インターネット回線等が使用できない環境では、親機30にパソコン等を直接接続して、前記検知結果をパソコン等の画面に表示させる。図のWEB端末50の画面内にある9D〜9Fが付された長方形枠は、子機9D〜9Fそのものではなく、そのいずれの検知結果であるかを示している。親機30は交流電源又はバッテリーで駆動される。
図2(a)は、子機9を示している。各一本のワイヤーハーネス12の下部には、11個のセンサー13が25cmの相互上下間隔Pzで配置されて結線されている。但し、センサー13の数及び相互上下間隔Pzは、充填規模や充填高さ等、使用目的により任意に変更できる。ワイヤーハーネス12は、その下端から最も上のセンサー13の上端までの部分を検知用部12aとし、最も上のセンサー13の上端からワイヤーハーネス12の上端までの部分を延出用部12bとした場合、本実施例では、検知用部12aよりも延出用部12bの方が遥かに(4倍以上)長い。具体的には、検知用部12aの長さLaは、地下空洞sの内法高さ以上に相当する長さであり、本実施例では、2.5m以上である。延出用部12bの長さLbは、計測孔hの長さ以上に相当する長さであり、本実施例では、20mである。但し、これらの長さLa,Lbは、任意に変更できる。延出用部12bは、計測孔hを通すときに損傷しにくいように保護チューブ15で被覆されている。他方、検知用部12aは、各センサー13を露出させる必要があるため、このような保護チューブ15では被覆されていない。センサーハーネス10は、巻回して保管及び運搬できるだけの可撓性を有している。
図2(b)は、子機9の回路を示している。各センサー13は、小型軽量化されたくし型電極であり、くし形の一方の電極13aと、それと噛み合うように対峙するくし形の他方の電極13bとの両極13a,13bを備えている。各センサー13は、両極間13a,13b間の電気伝導度を検知することで充填材fの存在を検知する電気伝導度センサーである。
コントローラ20は、電池21と充電スイッチ22と切替スイッチ24とコンデンサー25と放電スイッチ26と電圧計27とを備えている。電池21は、アルカリ電池等であり、基準電圧(例えば3.3V)を印加できるように直列に複数本繋がれている。切替スイッチ24は、コンデンサー25に対して、択一的にいずれか一のセンサー13を直列に接続できるように配線されている。電圧計27はコンデンサー25の両極間の電圧(充電電圧)を計測するように配線されている。放電スイッチ26は、ONにすると、コンデンサー25が放電され、OFFにすると該放電がされなくなるように配線されている。すなわち、放電スイッチ26は、コンデンサー25のショート回路の途中に設けられている。充電スイッチ22は、ONにすると、コンデンサー25といずれか一のセンサー13とに直列で基準電圧(3.3V)を印加し、OFFにすると該印加がされなくなるように配線されている。コントローラ20は、次のようにセンサーハーネス10を制御する。
まず、充電スイッチ22及び放電スイッチ26をOFFにした状態で、切替スイッチ24により、コンデンサー25に直列で接続するセンサー13を一のセンサー13に設定する。具体的には、図に示す接続端子Dを、接続端子D1に接続する。次に、放電スイッチ26をONにしてコンデンサー25を放電することでその充電電圧を零にしてから放電スイッチ26をOFFにする。次に、充電スイッチ22を10μ秒間ONにすることで、該一のセンサー13とコンデンサー25とに直列で基準電圧(3.3V)を印加する。これにより、コンデンサー25が充電される。次に、電圧計27でコンデンサー25の充電電圧を計測する。次に、該計測した充電電圧のデータを親機30に送信する。具体的には、基準電圧(3.3V)に対する充電電圧の割合を示す値(アナログ)を、アナログデジタル変換機28でデジタル変換して、そのデジタル化された数値(10ビット等)を親機30に送信する。
上の段落と同様の動作を、「一のセンサー13」を他の各センサー13に順次代えて実行することで(「D1」をD2〜D11に順次代えて実行することで)、11個の各センサー13について、前記充電電圧を計測する。それを素早く繰り返すことで、11個の各センサー13について、前記充電電圧を繰り返し連続してリアルタイムで計測する。
図3(a)は子機9の配置を示している。本実施例では、1台の親機30に、例えば、100台の子機9を無線で接続できるが、ここでは、そのうちの9A〜9Iの9台の子機9の配置を示している。本実施例では、各子機9の相互間隔(各計測孔hの相互間隔)は、地下空洞sの長さ方向の相互間隔Pxが10mであり、地下空洞sの幅方向の相互間隔Pyが5mである。なお、該図のI−I断面を見たものが、図1である。
図3(b)は、WEB端末50に表示される画面の一例を示している。該図のWEB端末50の画面内にある9C〜9Gの符号が付された長方形枠は、子機9C〜9Gそのものではなく、そのいずれの検知結果であるかを示している。各長方形枠内にある11本の各棒グラフ55は、右側ほど上側のセンサー13での検知結果であり、左側ほど下側のセンサー13での検知結果である。各棒グラフ55の上方向の長さは、前記充電電圧の大きさを示している。該充電電圧は、センサー13の両極13a,13b間の電気伝導度が大きいほど大きくなり、小さいほど小さくなるので、該充電電圧の大小から該電気伝導度の大小を確認できる。その大小から、空気e、水w、充填材fの識別が確実にできる。具体的には、前記充電電圧(電気伝導度)が低い場合は空気eであり、高い場合は充填材fであり、その中間の場合は水wである。該図に示すe,w,fは、空気e、水w、充填材fそのものではなく、各棒グラフ55がそのいずれの存在を示しているかを示している。なお、該図では、このように前記充電電圧が棒グラフ55で示されているが、数値で示されてもよい。
次に、以上に示した充填状況確認装置1を用いて充填状況を確認する手順(本実施例の充填状況確認方法)を説明する。まず、図4(a)に示す現場において、地下空洞sの深さ、内法高さ、底面積等を計測する。次に、その計測に基づき、充填工事の施工計画を立てる。次に、その施工計画に基づき、子機9の設置位置、個数、態様等を決定する。なお、該図には、子機9の設置予定位置を二点鎖線で示している。次に、図4(b)に示すように、投入孔Hとは別に、子機9の設置予定位置に計測孔hを掘削する。次に、図4(c)に示すように、下端部におもり11を備えた各センサーハーネス10を計測孔hから地下空洞sに垂下する。センサー13には保護チューブ15が無いため、なるべく計測孔hの内壁にセンサー13が接触しないようにする。各おもり11は、地下空洞sの底面に当接するようにする。また、各センサーハーネス10の少なくとも最も上のセンサー13は、計測孔h内に配置されるようにする。次に、図4(d)に示すように、センサーハーネス10の上端にコントローラ20を接続する。コントローラ20は、親機30との無線通信安定のため地上1m以上に設置する。コントローラ20の位置は、充填工事の支障にならない位置にする。
次に、図5(a)に示すように、親機30を設置した上で、各子機9(コントローラ20)及び親機30の電源スイッチをONにする。次に、子機9と親機30との通信及び親機30とクラウドサーバー40との通信を開始する。次に、現場又は事業所において、WEB端末50からクラウドサーバー40にアクセスして、クラウドサーバー40にデータが送信されていることを確認する。以上により、充填状況確認装置1の設置が完了する。次に、図5(b)に示すように、充填材fの充填を開始すると共に、充填状況確認装置1によるリアルタイムでの計測を開始する。充填中は、各棒グラフ55により充填材fの到達状況を確認し、施工管理を行う。
次に、図6(a)に示すように、各棒グラフ55により、地下空洞s全体が充填材fで満たされたことを確認した時点で、充填及び計測を終了する。終了後は、子機9と親機30との通信及び親機30とクラウドサーバー40との通信を終了した上で、親機30及び各子機9の電源を切る。
次に、図6(b)に示すように、親機30及び各子機9を撤去する。このとき、センサーハーネス10は、コントローラ20との接続を解除した上で、充填材fが硬化する前に充填材fから引き抜くことで撤去する。センサーハーネス10は、各センサー13の両極13a,13b間に充填材fが入り込んでいるので、再使用しない。次に、図6(c)に示すように、投入孔H及び計測孔hを埋め戻す。以上により、充填工事が完了する。
本実施例によれば、次の効果が得られる。
[A]地下空洞sにセンサーハーネス10を垂らしたままの状態で、前記充電電圧を継続して計測することで、充填材fの充填状況をリアルタイムで確認することができる。そのため、施工状況を管理でき、充填の信頼性及び品質が向上する。
[B]複数の子機9A〜9Iにより、水平方向等に離間した複数箇所の充填状況を一気に検知できるので、施工性がよい。また、1台の親機30に複数台の子機9A〜9Iを接続できるので、経済性及び省スペースに優れている。
[C]各子機9A〜9Iは親機30と無線通信を行うため、現場作業と充填確認作業とが混在しない。そのため、現場作業性および安全性が向上する。
[D]充填状況確認装置1の設置後は、WEB端末50により、どこからでも充填確認ができるため、充填作業と充填確認作業が交錯しない。よって、施工性の向上と安全性の向上、工程短縮に効果がある。また、現場事務所等の現場から離れた場所でも容易に充填確認ができるため、現場担当者だけでは無く、現場代理人や監理技術者等の現場責任者、又は本支店の現場関係者、発注者が同時に確認することも可能である。よって施工精度の向上、品質向上に効果がある。
[E]コントローラ20とセンサー13とは「15pinコネクタ」により接続するため、接続が簡単である。また、センサーハーネス10は再使用しないが、コントローラ20はセンサーハーネス10を付け替えて繰り返し使用できるため、経済性の向上、環境面への配慮に繋がる。
[F]センサー13に小型のくし型電極を採用しているので、ワイヤーハーネス12にセンサー13を容易に設置できる。また、くし型電極は感度が良いため、低い基準電圧(3.3V)でも充分に電気伝導度を検知する(前記充電電圧を得る)ことができる。そのため、安全性及び経済性が高い。
[G]センサーハーネス10は、計測孔hから挿入するため、施工性に優れている。また、設置に時間がかからないので工程短縮に繋がる。また、特殊な工具不要で、簡単に設置できる。そのため、経済性に優れている。また、鉛を使用していないので、周辺環境への影響が小さい。
図7に示す実施例2は、実施例1と比較して、次の点で相違し、その他の点で同様である。ワイヤーハーネス12の下端におもりを取り付ける代わりに、ワイヤーハーネス12に2本の棒材18を結束バンド19で固定する。各棒材18は、ねじ切り加工されたポリ塩化ビニル製の管(例えば、VP40、長さ各2m)である。ワイヤーハーネス12の設置深度が3mを超える場合、追加の棒材18を用いて延長する。ワイヤーハーネス12及び棒材18は、地面gから計測孔hを通して地下空洞sに垂下させる。ワイヤーハーネス12は、棒材18の下端が地下空洞sの底面に当接することで、地面gから地下空洞sの底面まで棒材18を介して到達する。充填完了後は、センサーハーネス10及び棒材18を、充填材が硬化する前に充填材から引き抜き撤去する。本実施例によっても、上記[A]〜[G]の効果を得ることができる。
1 充填状況確認装置
9 子機
10 センサーハーネス
11 おもり
12 ワイヤーハーネス
13 センサー
13a センサーの一方の電極
13b センサーの他方の電極
18 棒材
20 コントローラ
25 コンデンサー
27 電圧計
30 親機
40 クラウドサーバー
50 WEB端末
g 地面
s 地下空洞
h 計測孔
f 充填材
Pz センサーの相互上下間隔

Claims (11)

  1. 地面(g)の下方に存在する地下空洞(s)に流動性の充填材(f)を注入して充填する際に、地下空洞(s)の充填状況を確認する装置であって、
    地面(g)の複数箇所から地下空洞(s)まで縦方向に形成された複数の計測孔(h)を通して、地面(g)から地下空洞(s)に挿入する複数のセンサーハーネス(10)を含み、
    各センサーハーネス(10)は、地面(g)から地下空洞(s)の底面まで到達する可撓性のワイヤーハーネス(12)と、ワイヤーハーネス(12)の下端から地下空洞(s)の内法高さ以上に相当する長さまでの間(12a)の少なくとも上半部に、10〜50cmの範囲から選ばれる相互上下間隔(Pz)をおいて配置されてワイヤーハーネス(12)に結線された、充填材(f)の存在を検知するための複数のセンサー(13)とを含むことを特徴とする地下空洞の充填状況確認装置。
  2. 1本のセンサーハーネス(10)と、その上端部に接続された、該センサーハーネス(10)を制御すると共に各センサー(13)での検知結果を無線で外部に送信するコントローラ(20)とを含み構成された子機(9)を複数備えると共に、
    該送信を受信することで、各子機(9)の各センサー(13)での検知結果を収集する親機(30)を備えた請求項1記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  3. 親機(30)は、各子機(9)の各センサー(13)での検知結果を、電話回線又はインターネット回線からクラウドサーバー(40)に送信するように構成された請求項2記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  4. コントローラ(20)はセンサーハーネス(10)の上端部に分離可能に接続された請求項2又は3記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  5. 各センサー(13)は、互いに噛み合うように対峙するくし形の両極(13a,13b)を備えたくし型電極からなる、該両極(13a,13b)間の電気伝導度を計測するための電気伝導度センサーである請求項2〜4のいずれか一項に記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  6. コントローラ(20)は、コンデンサー(25)と電圧計(27)とを備え、まず、コンデンサー(25)と一のセンサー(13)とに直列で電圧を印加してから電圧計(27)でコンデンサー(25)の充電電圧を検知し、次に、前記一のセンサー(13)を他の各センサー(13)に順次代えて同様の操作を繰り返すように構成された請求項5記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  7. 各センサーハーネス(10)の下端部におもり(11)を備えた請求項1〜6のいずれか一項に記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  8. 各センサーハーネス(10)に結束される棒材(18)を備えた請求項1〜6のいずれか一項に記載の地下空洞の充填状況確認装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の地下空洞の充填状況確認装置(1)を設置してから、地下空洞(s)に充填材(f)を充填し、充填状況を該充填状況確認装置(1)で確認する地下空洞の充填状況確認方法。
  10. 請求項3記載の地下空洞の充填状況確認装置(1)を設置すると共に、WEB端末(50)からクラウドサーバー(40)にアクセスして前記検知結果が該WEB端末(50)に表示されるようにしてから、地下空洞(s)に充填材(f)を充填し、充填状況を該WEB端末(50)で確認する地下空洞の充填状況確認方法。
  11. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の地下空洞の充填状況確認装置(1)を設置すると共に、親機(30)に表示装置を接続して該表示装置に前記検知結果が表示されるようにしてから、地下空洞(s)に充填材(f)を充填し、充填状況を該表示装置で確認する地下空洞の充填状況確認方法。
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