JP2018131704A - 強化複合布地及びその製造方法 - Google Patents

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【課題】ホットメルト接着剤溶液や、補強用の積層フィルムを使用せずとも、布地増強効果が得られる強化複合布地とその製造方法の提供。【解決手段】融点が150〜300℃で、ショア硬度が、95A〜90Dである高硬度熱可塑性エラストマー糸2と、融点が50〜150℃で、ショア硬度が10A〜90Aである低硬度熱可塑性エラストマー糸3と、を含む、強化複合布地1A。高硬度糸2と、より融点が低い低硬度糸3の2種類のエラストマー糸を用いて布地1Aを製織した後、双方の融点の中間適切温度で布地をホットプレスして、布地を構成する低硬度糸3を部分的に溶融させ、高硬度熱糸2の表面に接着して増強効果が得る、強化複合布地の製造方法。好ましくは、高硬度糸2と低硬硬度糸3とを撚り合わせて複数の飾り撚り糸としてから、製織する、強化複合布地の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は織物技術に関し、特には強化複合布地と強化複合布地の製造方法とに関する。
技術の進歩に伴って、機能性織物への需要が増大している。機能性織物は、用途に応じて様々な特性及び機能を有する。機能性織物のうち、強化織物は通常、補強剤を追加するか、又は補強フィルムを接着して強度を向上させることにより形成される。
これら2つの手段のうち、補強剤の利用がより広く採用されている。一般的な補強剤としては、引裂強度向上剤、摩擦堅牢度向上剤、又は布地増強剤が挙げられる。補強剤を含む溶液に織物を浸漬した後、ポリマー層が織物表面に付着して織物の強度が向上する。
しかしながら、強化織物の風合いを維持するためには、補強剤の濃度が5%未満である必要があり、補強効果を効果的に向上させることができない。強度向上のために補強剤を利用すると、浸漬工程及び乾燥工程が追加で必要となり、作業の複雑化、作業時間の延長、及びコストの増大につながる。また、作業中に大量の水及び溶剤が消費されることで、環境に大きな負荷がかかり、そのため、人々がますます環境保護に留意するようになる将来において、従来の方法は強化布地の大量生産に適さない。
織物の強度を向上するためには、フィルム積層も有用である。織物の表面にホットメルト接着剤溶液をドット状に塗布し、その後、補強フィルムで被覆して積層構造を形成する。最終的に、200℃〜300℃で積層構造をホットプレスすることで強化織物が形成される。
しかしながら、ホットメルト接着剤層は経時的に劣化して織物から剥離し、高硬度の性質が失われる。また、フィルム積層で形成された強化織物にはホットメルト接着剤溶液に含まれる溶媒が残留する可能性があり、それにより当該強化織物の適用可能性が制限される。
本発明の目的は、補強フィルムの剥離の問題を解決し製造プロセスを単純化する、強化複合布地と強化複合布地の製造方法とを提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明は、高硬度熱可塑性エラストマー糸と、融点が50℃〜150℃の範囲である低硬度熱可塑性エラストマー糸とを、製織により布地にする工程と、前記低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点以上かつ前記高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点未満であるホットプレス温度と、ホットプレス圧力とで、前記布地をホットプレスして前記強化複合布地を形成する工程と、を含む、強化複合布地の製造方法を提供する。
本発明によれば、硬度又は融点の異なる2種の熱可塑性エラストマー糸を適切な温度でホットプレスすることで、低硬度熱可塑性エラストマー糸が部分的に溶融して高硬度熱可塑性エラストマー糸の表面に接着され、強化複合布地を形成する。上述の方法によれば、ホットメルト接着剤溶液を用いることなく引張強さと衝撃強さが向上する。ホットメルト接着剤層の劣化、補強フィルムの剥離、及び残留溶剤という欠点が解決される。更に、強化布地の製造プロセスが従来技術よりも単純である。
好ましくは、ホットプレス圧力は0.1kgf/cm〜10kgf/cmである。
強化複合布地の製造方法に関し、ホットプレス温度は低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点よりも10℃〜50℃高い。好ましくは、ホットプレス温度は低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点よりも10℃〜20℃高い。したがって、本発明は200℃未満のホットプレス温度で布地をホットプレスして低硬度熱可塑性エラストマー糸を部分的に溶融することが可能である。
本発明によれば、ホットプレス温度は高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点と低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点とに応じて調整可能である。好ましくは、低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点は50℃〜150℃である。より好ましくは、低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点は70℃〜150℃である。したがって、強化複合布地はより低いホットプレス温度で製造される。また、高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点は150℃〜300℃である。より好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点は160℃〜300℃である。更に好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点は180℃〜250℃である。
好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とを製織により布地にする工程が、高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とを撚り合わせて複数の飾り撚り糸にし、飾り撚り糸を製織して布地にすることを更に含む。飾り撚り糸の各々が、撚り合わされた上述の高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とを含む。
好ましくは、低硬度熱可塑性エラストマー糸のショア硬さが10A〜90Aであり、高硬度熱可塑性エラストマー糸のショア硬さが95A〜90Dである。
更に、本方法は、高硬度熱可塑性エラストマー繊維と補強繊維とを撚り合わせて高硬度熱可塑性エラストマー糸にする工程を更に含む。
高硬度熱可塑性エラストマー繊維と補強繊維とを撚り合わせて高硬度熱可塑性エラストマー糸にする工程は、高硬度熱可塑性エラストマー糸に補強繊維の特性を与える。補強繊維の追加は、強化複合布地の適用可能性を広げ、強化複合布地の引張強さ及び衝撃強さを向上し得る。
好ましくは、補強繊維は合成繊維である。更に、本発明に適用可能な合成繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、ケブラー繊維、又はダイニーマ繊維を含む。高硬度熱可塑性エラストマー糸の総重量に対する補強繊維の割合は10重量%〜90重量%である。
好ましくは、本方法は、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーを溶融紡績して高硬度熱可塑性エラストマー糸にする工程と、低硬度熱可塑性エラストマーポリマーを溶融紡績して低硬度熱可塑性エラストマー糸にする工程とを含む。また、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとは、独立して、熱可塑性ゴムエラストマー(TPR)、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、熱可塑性オレフィン系エラストマー(TPO)、熱可塑性加硫エラストマー(TPV)、熱可塑性エステルエラストマー(TPEE)、又は熱可塑性ポリアミドエラストマー(TPAE)であるが、これらに限定されない。
好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとは、同一の熱可塑性エラストマーポリマーとして分類される。したがって、高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸との間の親和性が同じ又はより良いことから、強化複合布地はより高い引張強さとより高い衝撃強さとを有し得る。
高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとはそれぞれ、軟質セグメントと硬質セグメントとを有する。熱可塑性エラストマーポリマーの硬度と融点は、軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率に応じて調整可能である。
軟質セグメントは、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)、イソブチレンイソプレンゴム(IIR)、ポリイソブチレン(PIB)、ポリエチレン/ポリブチレン、非晶質ポリエチレン、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、又はポリエステルから構成され得るが、これらに限定されない。
硬質セグメントは、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、trans−1,4−ポリイソプレン、ポリウレタン(PU)、ジイソシアネート、又はポリアミド(PA)から構成され得るが、これらに限定されない。
更に、ポリエステル−ポリエーテル型TPEE系において、軟質セグメントはポリエーテルから構成され得て、硬質セグメントは芳香族結晶ポリエステルから構成され得る。ポリエステル−ポリエステル型TPEE系において、軟質セグメントは脂肪族ポリエステルから構成され得て、硬質セグメントは芳香族結晶ポリエステルから構成され得る。
好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は25:75〜50:50である。低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は51:49〜80:20である。
好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとはいずれもTPUである。高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は30:70〜50:50である。低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は56:44〜70:30である。
好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとはいずれもTPEEである。高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は30:70〜40:60である。低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は52:48〜75:25である。
好ましくは、高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとはいずれもTPOである。高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は30:70〜40:60である。低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率は55:45〜75:25である。
高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とは、製織法によって布地を形成可能である。布地は、丸編み布地、編地、ジャージー布地、織地、平織り布地、畝織り布地、又は波状布地であってよいが、これらに限定されない。また、布地は同一のプロセス内で異なる製織法で形成され得て、例えば布地は、製織及び平織りと組み合わせた編成により形成され得る。
本発明は更に、高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とを含む強化複合布地を提供する。低硬度熱可塑性エラストマー糸の表面の一部は、溶融されて、高硬度熱可塑性エラストマー糸の表面に接着される。強化複合布地は、上述の方法により形成され得る。
結論として、強化複合布地及び強化複合布地の製造方法は、以下の利点を有する。
(1)高い機械的強度
高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とから織られた布地をホットプレスすることで、強化複合布地の引張強さと衝撃強さとがより高くなる。
(2)単純かつ環境に優しいプロセス
本強化複合布地の製造方法は、補強剤への浸漬及びフィルム積層により強化織物を製造する際の問題を解決する。
(3)低いホットプレス温度
低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点を調整することで、強化複合布地はより低いホットプレス温度でホットプレス可能である。
1:1の比率で高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とから製造された強化織地の斜視図である。 2:1の比率で高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とから製造された強化織地の斜視図である。
本強化複合布地がより高い引張強さ及びより高い衝撃強さを有することを立証するべく、以下のとおり本強化複合布地及びその製造方法を提供した。当業者であれば、以下の例より、本発明の利点と効果を用意に認識可能である。本発明を実施又は応用するために、発明の精神及び範囲を逸脱することなく種々の変形及び変異がなされ得る。
実施例1
本実施例において用いられた高硬度熱可塑性エラストマー(「HH−TPE」と略記)ポリマーは、軟質セグメントと硬質セグメントとを44:56の比率で有する熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)であった。軟質セグメントはポリオールにより構成され、硬質セグメントはジイソシアネートにより構成された。ショア硬さ95A、融点190℃のHH−TPEポリマーを溶融紡績し、HH−TPE糸(150D/72F)を得た。
本実施例において用いられた低硬度熱可塑性エラストマー(「LH−TPE」と略記)ポリマーはTPUであり、軟質セグメントと硬質セグメントとを65:35の比率で有していた。軟質セグメントはポリオールにより構成され、硬質セグメントはジイソシアネートにより構成された。ショア硬さ80A、融点100℃のLH−TPEポリマーを溶融紡績し、LH−TPE糸(150D/72F)を得た。
HH−TPE糸とLH−TPE糸とを、1:1の比率で互いに交差させ、織地を形成した。織地の寸法は21cm×30cmであった。織地の構造を図1に示す。
図1を参照すると、織地1AはHH−TPE糸2とLH−TPE糸3とで構成されている。経糸は1:1の比率でHH−TPE糸2とLH−TPE糸3とで構成され、緯糸は1:1の比率でHH−TPE糸2とLH−TPE糸3とで構成された。すなわち、HH−TPE糸2とLH−TPE糸3とが、横方向と縦方向との両方で互い違いに配置された。続いて、織地1Aを100℃で30分間予熱し、110℃及び1kgf/cmの圧力で3分間ホットプレスした。ホットプレスした織地を冷却して、強化複合布地を得た。
実施例2
本実施例において用いられたHH−TPE糸(150D/72F)及びLH−TPE糸(150D/72F)は、実施例1で用いられたものと同様である。
ただし、HH−TPE糸とLH−TPE糸とを、2:1の比率で互いに交差させ、織地を形成した。織地の構造を図2に示す。
図2を参照すると、織地1BはHH−TPE糸2とLH−TPE糸3とから構成されている。経糸は2:1の比率でHH−TPE糸2とLH−TPE糸3とで構成され、緯糸は2:1の比率でHH−TPE糸2とLH−TPE糸3とで構成された。すなわち、2本のHH−TPE糸2と1本のLH−TPE糸3とが、横方向と縦方向との両方で繰り返し配置された。
続いて、織地1Bを実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例2の強化複合布地を得た。
実施例3
本実施例において用いられたHH−TPEポリマーは、軟質セグメントと硬質セグメントとを37:63の比率で有する熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー(TPEE)であった。軟質セグメントは脂肪族ポリエステルから構成され、硬質セグメントは芳香族結晶ポリエステルから構成された。ショア硬さ72D、融点220℃のHH−TPEポリマーを溶融紡績し、HH−TPE糸(150D/72F)を得た。
本実施例において用いられたLH−TPEポリマーは、軟質セグメントと硬質セグメントとを62:38の比率で有するTPEEであった。軟質セグメントは脂肪族ポリエステルから構成され、硬質セグメントは芳香族結晶ポリエステルから構成された。ショア硬さ30D、融点150℃のLH−TPEポリマーを溶融紡績し、LH−TPE糸(150D/72F)を得た。
HH−TPE糸とLH−TPE糸とを、1:1の比率で互いに交差させ、実施例1と同様に織地を形成した。続いて、織地を実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例3の強化複合布地を得た。ただし、織地の予熱温度は150℃、織地のホットプレス温度は170℃であった。
実施例4
本実施例において用いられたHH−TPEポリマーは、軟質セグメントと硬質セグメントとを35:65の比率で有する熱可塑性オレフィン系エラストマー(TPO)であった。軟質セグメントはエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)から構成され、硬質セグメントはポリプロピレン(PP)から構成された。ショア硬さ75D、融点160°CのHH−TPEポリマーを溶融紡績し、HH−TPE糸(150D/72F)を得た。
本実施例において用いられたLH−TPEポリマーは、軟質セグメントと硬質セグメントとを68:32の比率で有するTPOであった。軟質セグメントはEPDMから構成され、硬質セグメントはPPから構成された。ショア硬さ56A、融点70℃のLH−TPEポリマーを溶融紡績し、LH−TPE糸(150D/72F)を得た。
HH−TPE糸とLH−TPE糸とを、1:1の比率で互いに交差させ、実施例1と同様に織地を形成した。織地を実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例4の強化複合布地を得た。ただし、織地の予熱温度は70℃、織地のホットプレス温度は100℃であった。
実施例5
本実施例において用いられた実施例1と同様のHH−TPEポリマーを溶融紡績してHH−TPE繊維(75D/36F)を得た。HH−TPE繊維とポリエチレンテレフタレート(PET)繊維(75D/36F)とを撚り合わせてHH−TPE糸(150D/72F)を得た。
実施例1と同様のLH−TPEポリマーを溶融紡績してLH−TPE繊維(150D/72F)を得た。
HH−TPE糸とLH−TPE糸とを、1:1の比率で互いに交差させ、実施例1と同様に織地を形成した。続いて、織地を実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例5の強化複合布地を得た。
実施例6
本実施例において用いられたHH−TPE糸(150D/72F)及びLH−TPE糸(150D/72F)は、実施例1で用いられたものと同様である。ただし、HH−TPE糸とLH−TPE糸とを1:1の比率で編み、編地を形成した。続いて、編地を実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例6の強化複合布地を得た。
実施例7
本実施例において用いられたHH−TPE糸(150D/72F)及びLH−TPE糸(150D/72F)は、実施例5で用いられたものと同様である。ただし、HH−TPE糸とLH−TPE糸とを1:1の比率で編み、編地を形成した。続いて、編地を実施例5に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例7の強化複合布地を得た。
実施例8
本実施例において用いられたHH−TPE糸(150D/72F)は、実施例1で用いられたものと同様である。本実施例において用いられたLH−TPE糸(150D/72F)は、実施例4で用いられたものと同様である。また、HH−TPE糸とLH−TPE糸とを、1:1の比率で互いに交差させ、織地を形成した。
続いて、織地を実施例4に記載のとおりに予熱及びホットプレスし、実施例8の強化複合布地を得た。
比較例1
本比較例において用いられた実施例1と同様のHH−TPEポリマーを溶融紡績して同一のHH−TPE糸(150D/72F)を2本得た。2本のHH−TPE糸を互いに交差させ、実施例1と同様に織地を形成した。
続いて、織地を実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスした。ホットプレス後、織地の外観は変化しなかった。
比較例2
本比較例において用いられた織地は、比較例1で用いられたものと同様である。
続いて、織地を実施例1に記載のとおりに予熱及びホットプレスした。ただし、織地の予熱温度は190℃、織地のホットプレス温度は230℃であった。
織地をホットプレスした後、2本のHH−TPE糸は溶融され、1枚のTPUポリマーフィルムを形成した。TPUポリマーフィルムは、織地の風合いを失っていた。
試験例
実施例1〜8それぞれの差異を明らかにするため、HH−TPEポリマーの性質とLH−TPEポリマーの性質とを表1に示す。
強化複合布地の機械物性を測定するため、布地の引張強さと強化複合布地の引張強さとを、米国材料試験協会(ASTM)によって定められたASTM−D142に準拠して測定した。また、布地の衝撃強さと強化複合布地の衝撃強さとを、ASTMによって定められたASTM−D256に準拠して測定した。
実施例と比較例それぞれの差異を明らかにするため、実施例1〜8と比較例1との操作条件と強化複合布地の性質とを表2に示す。
表1:実施例1〜8(「E1」〜「E8」と略記)のHH−TPEポリマーの種類、HH−TPEポリマーにおける軟質セグメントの硬質セグメントに対する比率(「SS:HS」と略記)、HH−TPEポリマーのショア硬さ、及びHH−TPEポリマーの融点、ならびに実施例1〜8(「E1」〜「E8」と略記)のLH−TPEポリマーの種類、LH−TPEポリマーにおけるSS:HS比、LH−TPEポリマーのショア硬さ、及びLH−TPEポリマーの融点(℃)。
Figure 2018131704
表2:実施例1〜8及び比較例1(「E1」〜「E8」及び「C1」と略記)の、布地のHH−TPE糸のLH−TPE糸に対する比率(「HH糸:LH糸」と略記)、布地の予熱温度(℃)、布地のホットプレス温度(℃)、布地の引張強さ(kgf/cm)、強化複合布地の引張強さ(kgf/cm)、布地の衝撃強さ(J/m)、強化複合布地の衝撃強さ(J/m)。
Figure 2018131704
表1を参照すると、HH−/LH−TPEポリマーのSS:HS比を制御することにより、硬度及び融点の異なるHH−/LH−TPEポリマーからHH−/LH−TPE糸を製造可能である。
表2を参照すると、実施例1〜8の強化複合布地の引張強さと衝撃強さは、実施例1〜8の布地よりも高かった。したがって、本発明は、より高い引張強さ及びより高い衝撃強さを有する強化複合布地を製造可能である。
実施例1〜7では、HH−TPE糸とLH−TPE糸との間の親和性を向上させるために、HH−TPEポリマー及びLH−TPEポリマーは同一の熱可塑性エラストマーポリマーとして分類される。
表1を参照すると、実施例1、2、5、及び8におけるLH−TPEポリマー及びHH−TPEポリマーはTPUであった。LH−TPEポリマーのSS:HS比が56:44〜70:30である場合、LH−TPE糸のショア硬さは10A〜90Aであり、LH−TPE糸の融点は50℃〜150℃であった。HH−TPEポリマーのSS:HS比が30:70〜50:50である場合、HH−TPE糸のショア硬さは95A〜90Aであり、HH−TPE糸の融点は170℃〜300℃であった。
表1を参照すると、実施例3におけるLH−TPEポリマー及びHH−TPEポリマーはTPEEであった。LH−TPEポリマーのSS:HS比が52:48〜75:25である場合、LH−TPE糸のショア硬さは30D〜60Dであり、LH−TPE糸の融点は100℃〜180℃であった。HH−TPEポリマーのSS:HS比が30:70〜40:60である場合、HH−TPE糸のショア硬さは65D〜80Dであり、HH−TPE糸の融点は185℃〜280℃であった。
表1を参照すると、実施例4及び8におけるLH−TPEポリマー及びHH−TPEポリマーはTPOであった。LH−TPEポリマーのSS:HS比が55:45〜75:25である場合、LH−TPE糸のショア硬さは30A〜60Aであり、LH−TPE糸の融点は50℃〜80℃であった。HH−TPEポリマーのSS:HS比が30:70〜40:60である場合、HH−TPE糸のショア硬さは65A〜90Aであり、HH−TPE糸の融点は100℃〜180℃であった。
表2を参照すると、LH−TPEポリマーとHH−TPEポリマーに同一の種類を用いたことで、実施例1〜7の強化複合布地は、ホットプレス後に引張強さと衝撃強さが向上する。
実施例1と実施例8を比較すると、実施例1及び実施例8のHH−TPEポリマーはいずれもTPUであった。ただし、実施例1におけるLH−TPEポリマーはTPUであるが、実施例8のLH−TPEポリマーはTPOであった。表2を参照すると、HH−TPE糸とLH−TPE糸との間の親和性がより高いことにより、実施例1の強化複合布地の引張強さ及び衝撃強さは、実施例8よりも高かった。
実施例4と実施例8を比較すると、実施例4及び実施例8のLH−TPEポリマーはいずれもTPOであった。ただし、実施例4におけるHH−TPEポリマーはTPOであるが、実施例8のHH−TPEポリマーはTPUであった。表2を参照すると、TPUが引張強さを強化することにより、実施例8の強化複合布地の引張強さは、実施例4よりも高かった。HH−TPE糸とLH−TPE糸との間の親和性がより高いことにより、実施例4の強化複合布地の衝撃強さは、実施例8よりも高かった。したがって、種々のHH−TPEポリマー又は種々のLH−TPEポリマーによって製造された強化複合布地は、様々な性質及び機械的強度を有すると考えられる。
更に、HH−TPE糸又はLH−TPE糸にその他の種類の繊維を含め、様々な性質を有する強化複合布地を形成してもよい。表2を参照すると、実施例5及び7において、PET繊維及びTPU繊維とを撚り合わせてHH−TPE糸を形成している。実施例5及び7において、強化複合布地の引張強さ及び衝撃強さが向上された。実施例5の強化複合布地の引張強さは531kgf/cmであり、実施例5の強化複合布地の衝撃強さは287J/mであった。実施例7の強化複合布地の引張強さは267kgf/cmであり、実施例7の強化複合布地の衝撃強さは148J/mであった。
実施例1〜5と実施例6及び7とを比較すると、実施例1〜5の布地は織地であり、実施例6及び7の布地は編地であった。表2を参照すると、布地の種類にかかわらず、強化複合布地の引張強さと衝撃強さがホットプレス後に向上している。したがって、本強化複合布地の製造方法において、多様な布地を好適に用いることができる。
織地と編地を比較するために、第1群(実施例1及び6)と第2群(実施例5及び7)とをそれぞれ同様に作成した。すなわち、第1群と第2群との差異は、布地の種類のみであった。表2を参照すると、織地から作成した強化複合布地(実施例1及び5)の引張強さと衝撃強さは、編地から作成した強化複合布地(実施例6及び7)よりも高い。
実施例1を比較例1と比較すると、比較例1の織地は2本の同一のHH−TPE糸から製織されている。織地を予熱及びホットプレスした後も、織地は強化複合布地を形成しなかった。表2を参照すると、比較例1の強化複合布地の引張強さと衝撃強さは明確には向上しなかった。
実施例1を比較例2と比較すると、比較例2の織地は2本の同一のHH−TPE糸から製織されており、ホットプレス温度はHH−TPE糸の融点以下であった。この結果から、比較例2の織地は、強化複合布地を形成できなかっただけでなく、布地の風合いを損なうおそれがあることが分かる。したがって、HH−TPE糸及びLH−TPE糸を用い、布地のホットプレス温度を特定の範囲内に制御することが、強化複合布地を製造するために重要な特徴である。

Claims (14)

  1. 高硬度熱可塑性エラストマー糸と、融点が50℃〜150℃の範囲である低硬度熱可塑性エラストマー糸とを、製織により布地にする工程と、
    前記低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点以上かつ前記高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点未満であるホットプレス温度と、ホットプレス圧力とで、前記布地をホットプレスして強化複合布地を形成する工程と、を含む強化複合布地の製造方法。
  2. 前記ホットプレス温度が、前記低硬度熱可塑性エラストマー糸の融点よりも10℃〜50℃高い請求項1に記載の強化複合布地の製造方法。
  3. 前記高硬度熱可塑性エラストマー糸の融点が150℃〜300℃である請求項1又は請求項2に記載の強化複合布地の製造方法。
  4. 前記低硬度熱可塑性エラストマー糸のショア硬さが10A〜90Aであり、前記高硬度熱可塑性エラストマー糸のショア硬さが95A〜90Dである請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の強化複合布地の製造方法。
  5. 前記高硬度熱可塑性エラストマー糸と前記低硬度熱可塑性エラストマー糸とを製織により布地にする前記工程が、前記高硬度熱可塑性エラストマー糸と前記低硬度熱可塑性エラストマー糸とを撚り合わせて複数の飾り撚り糸にし、前記複数の飾り撚り糸を製織して前記布地にすることを更に含み、
    前記飾り撚り糸の各々が、撚り合わされた前記高硬度熱可塑性エラストマー糸と前記低硬度熱可塑性エラストマー糸とを含む請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の強化複合布地の製造方法。
  6. 前記方法が、高硬度熱可塑性エラストマー繊維と補強繊維とを撚り合わせて前記高硬度熱可塑性エラストマー糸にすることを含む請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の強化複合布地の製造方法。
  7. 前記補強繊維が炭素繊維、ガラス繊維、ケブラー繊維、又はダイニーマ繊維を含み、前記高硬度熱可塑性エラストマー糸の総重量に対する前記補強繊維の割合が10重量%〜90重量%である請求項6に記載の強化複合布地の製造方法。
  8. 前記方法が、
    高硬度熱可塑性エラストマーポリマーを溶融紡糸して前記高硬度熱可塑性エラストマー糸にすること、及び
    低硬度熱可塑性エラストマーポリマーを溶融紡糸して前記低硬度熱可塑性エラストマー糸にすること、を含み、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとが、独立して、熱可塑性ゴムエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、熱可塑性オレフィン系エラストマー、熱可塑性加硫エラストマー、熱可塑性エステルエラストマー、又は熱可塑性ポリアミドエラストマーである請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の強化複合布地の製造方法。
  9. 前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとが、同一の熱可塑性エラストマーポリマーとして分類される請求項8に記載の強化複合布地の製造方法。
  10. 前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがそれぞれ、軟質セグメントと硬質セグメントとを有し、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が25:75〜50:50であり、前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が51:49〜80:20である請求項8に記載の強化複合布地の製造方法。
  11. 前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがいずれも熱可塑性ポリウレタンエラストマーとして分類され、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがそれぞれ、軟質セグメントと硬質セグメントとを有し、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が30:70〜50:50であり、前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が56:44〜70:30である請求項8に記載の強化複合布地の製造方法。
  12. 前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがいずれも熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマーとして分類され、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがそれぞれ、軟質セグメントと硬質セグメントとを有し、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が30:70〜40:60であり、前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が52:48〜75:25である請求項8に記載の強化複合布地の製造方法。
  13. 前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがいずれも熱可塑性オレフィン系エラストマーとして分類され、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーと前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーとがそれぞれ、軟質セグメントと硬質セグメントとを有し、
    前記高硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が30:70〜40:60であり、前記低硬度熱可塑性エラストマーポリマーにおける前記軟質セグメントの前記硬質セグメントに対する比率が55:45〜75:25である請求項8に記載の強化複合布地の製造方法。
  14. 高硬度熱可塑性エラストマー糸と低硬度熱可塑性エラストマー糸とを含み、前記低硬度熱可塑性エラストマー糸の表面の一部が溶融されて前記高硬度熱可塑性エラストマー糸の表面に接着されている強化複合布地。
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