JP2018129885A - 保護継電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断器に対する制御の信頼性を向上させることができる保護継電装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の保護継電装置は、第1AD変換部と、第1処理部と、第2AD変換部と、第2処理部と、選択部とを持つ。第1AD変換部は、送電設備に設けられた測定部により測定された電力に関するアナログ情報を第1デジタル情報に変換する。第1処理部は、第1デジタル情報に基づいて送電設備に設けられた遮断器に対する第1制御情報を生成する。第2AD変換部は、測定部により測定された電力に関するアナログ情報を第2デジタル情報に変換する。第2処理部は第2デジタル情報に基づいて遮断器に対する第2制御情報を生成する。選択部は、第1制御情報と第2制御情報とが共に遮断器を遮断させる情報である場合に遮断を指示する制御情報を遮断器に対して出力する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、保護継電装置に関する。
発電所からの電力が需要家に供給される電力系統には、様々な箇所を保護するための遮断器が設けられている。遮断器は、遮断器に対応する電力を監視する保護継電装置によって制御される。このような保護継電装置にあっては、遮断器に対する制御の信頼性が必要とされる。
特許第3938159号公報
本発明が解決しようとする課題は、遮断器に対する制御の信頼性を向上させることができる保護継電装置を提供することである。
実施形態の保護継電装置は、第1AD変換部と、第1処理部と、第2AD変換部と、第2処理部と、選択部とを持つ。保護継電装置は、送電設備に設けられた遮断器を制御する。第1AD変換部は、送電設備に設けられた測定部により測定された電力に関するアナログ情報を、第1デジタル情報に変換する。第1処理部は、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報に基づいて、前記送電設備に設けられた前記遮断器に対する第1制御情報を生成する。第2AD変換部は、前記測定部により測定された電力に関するアナログ情報を、第2デジタル情報に変換する。第2処理部は、前記第2AD変換部により変換された第2デジタル情報に基づいて、前記遮断器に対する第2制御情報を生成する。選択部は、前記第1制御情報と前記第2制御情報とが共に、前記遮断器を遮断させる制御情報である場合に、遮断を指示する制御情報を前記遮断器に対して出力する。
第1の実施形態の保護継電装置10が用いられる電力系統システム1の構成図。 第1の実施形態の保護継電装置10の構成図。 制御部106により実行される、第1デジタル情報D1の正当性を検証する処理の流れの一例を示すフローチャート。 第2の実施形態の保護継電装置10Aを示す構成図。 第2の実施形態の保護継電装置10Aの制御部106が行う処理の流れを示すフローチャート。 第3の実施形態の保護継電装置10Bを示す構成図。
以下、実施形態の保護継電装置10(10A、10B)を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態の保護継電装置10が用いられる電力系統システムのシステム構成図である。電力系統システム1は、例えば発電装置2と、変圧装置3と、遮断器4(図1において「CB」と記載する)と、複数の計器用変成装置5(測定部の一例)(図1において「CT・VT」と記載する)と、送電線SLとを含む。電力系統システム1は、発電装置2により発電された電力を需要家の受電設備50に供給する。
発電装置2は、火力、水力、原子力などにより発電する。発電装置2により発電された電力は、送電線SLを介して送電される。一般に、経路損失を抑制するために、高い電圧(例えば275[kV]や500[kV]など)の電力が、発電装置2がある山間部などから需要家の受電設備が設置された場所の近くまで送電される。変圧装置3は、需要家の近くまで送電された電力を、需要家の受電設備50に適した電圧に変換する。
送電線SLは、送電設備の一部を構成する。また、送電線SLにより送電される電力は、例えば三相交流である。送電線SLは三相交流電力の各相(U、V、W)をそれぞれ送電するための三本の電力線を備え、各相の電力を送電する。
遮断器4は、送電線SLに設けられる。図1の例では、遮断器4が変圧装置3と受電設備との間に設けられる。遮断器4は、例えば三相交流の各相に設けられる。遮断器4は、保護継電装置10からの制御情報に基づき、送電線における遮断器4が設置されている箇所を、相ごとに、或いは三相まとめて遮断状態、または通電状態とすることができる。遮断器4が遮断状態となった場合、送電線における遮断器4が設置されている箇所から下流側の設備は、電力が供給されない状態となる。一方で、遮断器4が通電状態となった場合、送電線における遮断器4が設置されている箇所から下流側の設備に電力が供給される。
計器用変成装置5は、送電線SLの遮断器4が設置されている付近における電圧値および電流値を取得し、取得した電圧値および電流値を示す情報を、保護継電装置10に出力する。計器用変成装置5は、遮断器4に対応する箇所における電力の電圧を、図示しない計器用変圧器により降圧させて計測を行う。一般に送電線SLにより送電される電力の電圧は、そのまま計測するのに適さない程大きいからである。また、計器用変成装置5は、遮断器4に対応する箇所における電力の電流を、図示しない計器用変流器により小電流に変換させて計測を行う。一般に送電線SLにより送電される電力の電流は、電圧の場合と同様に、そのまま計測するのに適さない程大きいからである。なお、計器用変成装置5により取得されるアナログ情報としての電圧値および電流値は、「電力に関するアナログ情報」の一例であり、以下では単にアナログ情報と称する。
保護継電装置10は、遮断器4を制御するデジタル形保護継電装置である。保護継電装置10は、メイン処理部100(第1処理部の一例)と、フェールセーフ処理部200(第2処理部の一例)と、選択部300とを備える。保護継電装置10には、計器用変成装置5からのアナログ情報が入力される。アナログ情報は、メイン処理部100と、フェールセーフ処理部200とにそれぞれ入力される。また、保護継電装置10からは、遮断器4を制御する制御情報が、遮断器4に出力される。
メイン処理部100は、アナログ情報を用いて、遮断器4を制御する第1出力情報(第1制御情報の一例)を生成し、選択部300に出力する。また、フェールセーフ処理部200は、アナログ情報を用いて、遮断器4を制御する第2出力情報(第2制御情報の一例)を生成し、選択部300に出力する。選択部300は、メイン処理部100が出力した第1出力情報と、フェールセーフ処理部200が出力した第2出力情報とが共に、遮断器4を遮断させる情報である場合に、遮断を指示する情報を遮断器4に対して出力する回路構成を有する。
図2は、第1の実施形態の保護継電装置10の構成図である。図2に示すように、メイン処理部100は、例えば、入力変換部101、AD(Analog−Digital)変換部102(第1AD変換部の一例)、メインリレー演算部103、出力部104(第1出力部の一例)、通信部105(第1通信部の一例)、および制御部106を有する。フェールセーフ処理部200は、例えば、入力変換部201、AD変換部202(第2AD変換部の一例)、フェールセーフリレー演算部203、出力部204(第2出力部の一例)、および通信部205(第2通信部の一例)を有する。選択部300は、スイッチ301とスイッチ302を有する。なお、メインリレー演算部103と制御部106とをあわせたものが「第1制御情報生成部」の一例である。また、フェールセーフリレー演算部203おと制御部206とを合わせたものが、「第2制御情報生成部」の一例である。
入力変換部101は、計器用変成装置5からの複数種類のアナログ情報がそれぞれ入力される複数の入力端子を含む。入力変換部101は、入力端子に入力されたアナログ情報の電圧を、保護継電装置10に適した電圧に変換し、複数のアナログ情報のうち一つのアナログ情報をAD変換部102に出力する。入力変換部101は、例えば、計器用変成装置5から入力される電圧値と電流値とを、一定の時間間隔で交互にAD変換部102に出力する。AD変換部102は、入力変換部101からのアナログ情報を一定の時間間隔で保持し、保持したアナログ情報を第1デジタル情報D1に変換する。AD変換部102は、第1デジタル情報D1をメインリレー演算部103に出力する。また、AD変換部102は、第1デジタル情報D1を通信部105に出力する。
メインリレー演算部103は、AD変換部102からの第1デジタル情報D1に基づいて演算を行い、遮断器4に対する制御情報となる第1演算結果F1を出力する。例えば、メインリレー演算部103は、AD変換部102から入力された電流値と、過去にAD変換部102から入力された電流値とをサンプリング周期ごとに比較する。そして、メインリレー演算部103は、比較した電流値の差が予め設定した範囲以上である場合、遮断器4を遮断状態とする第1演算結果F1を出力する。なお、メインリレー演算部103は、電流値に加えて、或いは電流値に代えて電圧値を用いて演算を行ってもよい。メインリレー演算部103は、第1演算結果F1を出力部104に出力する。出力部104は、メインリレー演算部103が生成した第1演算結果F1を、第1出力情報OUT1として選択部300に出力する。
通信部105は、フェールセーフ処理部200の通信部205と通信する。通信部105と、205との間の通信は、例えば400[MHz]帯の特定小電力無線局や、2.4[GHz]帯の小電力データ通信システムなどの無線通信で行われてもよいし、光ファイバーケーブルなどを用いた有線通信で行われてもよい。通信部105と205との間の通信に無線通信や光ファイバーケーブルなどを用いた有線通信が用いられることで、メイン処理部100の回路と、フェールセーフ処理部200の回路との間を絶縁させることができるため、保護継電装置10における安全性を向上させることができる。また、通信部105と205との間の通信に無線通信が用いられることにより、メイン処理部100の回路と、フェールセーフ処理部200の回路とにおける配線数を削減することができ、かつ、複数の回路の間における通信が容易となる。
通信部105は、AD変換部202により変換された第2デジタル情報D2を通信部205から受信する。通信部105は、受信した第2デジタル情報D2を制御部106に出力する。
通信部205は、AD変換部102により変換された第1デジタル情報D1を通信部105から受信する。通信部205は、受信した第1デジタル情報D1を制御部206に出力する。
制御部106は、入力変換部101、AD変換部102、メインリレー演算部103、出力部104、および通信部105を制御する。
また、制御部106は、AD変換部102により変換された第1デジタル情報D1の正当性を検証する。例えば、制御部106は、AD変換部102により変換された電流値における一周期に相当する情報を、過去にAD変換部102から入力された電流値における一周期に相当する情報と比較する。そして、比較した結果、例えばAD変換部102により変換された電流値における一周期の波形が歪んでいた場合等に、制御部106は、AD変換部102において何らかの不具合が発生した等により第1デジタル情報D1が正常ではない判定する。また、制御部106は、AD変換部102により変換された電流値と、通信部105から受信したフェールセーフ処理部200のAD変換部202により変換された電流値とを比較する。そして、比較した結果、例えばAD変換部102により変換された電流値だけ振幅が減衰している場合等に、制御部106は、第1デジタル情報D1が正常ではないと判定する。このように、制御部106は、AD変換部102により変換された第1デジタル情報D1と通信部105により通信部205から取得された第2デジタル情報D2とのうち少なくとも1つを用いて、第1デジタル情報D1の正当性を検証する。
そして、制御部106は、第1デジタル情報D1の正当性を検証し、AD変換部102が出力した第1デジタル情報D1が正常ではないと判定した場合、メインリレー演算部103に、通信部105により通信部205から取得された第2デジタル情報D2を入力させる。これにより、制御部106は、メインリレー演算部103に第2デジタル情報D2に基づいて演算を行わせ、遮断器4に対する制御情報となる第1演算結果F1を出力部104に出力させる。
制御部206は、入力変換部201、AD変換部202、フェールセーフリレー演算部203、出力部204、および通信部205を制御する。
また、制御部206は、AD変換部202により変換された第2デジタル情報D2と通信部205により通信部105から取得された第1デジタル情報D1とのうち少なくとも1つを用いて、第2デジタル情報D2の正当性を検証する。
そして、制御部206は、第2デジタル情報D2の正当性を検証し、AD変換部202が出力した第2デジタル情報D2が正常ではないと判定した場合、フェールセーフリレー演算部203に、通信部205により通信部105から取得された第1デジタル情報D1を入力させる。これにより、制御部206は、フェールセーフリレー演算部203に第1デジタル情報D1に基づいて演算を行わせ、遮断器4に対する制御情報となる第2演算結果F2を出力部204に出力させる。
なお、入力変換部201は、入力変換部101と同様の構成であり、AD変換部202は、AD変換部102と同様の機能を有し、フェールセーフリレー演算部203は、メインリレー演算部103と同様の機能を有し、出力部204は、出力部104と同様の機能を有するため、それぞれについての説明を省略する。
スイッチ301は、電圧Vhとスイッチ302との間を接続状態、または開放状態とする。スイッチ301の制御端子には、出力部104から出力される第1出力情報が入力される。出力部104から出力される第1出力情報が遮断状態を示す信号である場合、スイッチ301は接続状態となる。スイッチ302は、スイッチ301と遮断器4との間を接続状態、または開放状態とする。スイッチ302の制御端子には、出力部204から出力される第2出力情報が入力される。出力部204から出力される第2出力情報が、遮断状態を示す信号である場合、スイッチ302が接続状態となる。従って、第1出力情報と第2出力情報とが、共に遮断器4を遮断させる情報である場合に、スイッチ301とスイッチ302とが共に接続状態となり、遮断器4の制御端子に電圧Vhが供給される。そして、遮断器4の制御端子に電圧Vhが供給された場合に、遮断器4が遮断状態となるものとする。すなわち、選択部300は、第1出力情報と第2出力情報とが、共に、遮断器4を遮断させる情報である場合に、遮断を指示する制御情報を遮断器4に対して出力する。
以下、制御部106が第1デジタル情報D1の正当性を検証する処理の流れについて説明する。図3は、制御部106により実行される、第1デジタル情報D1の正当性を検証する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、制御部106は、AD変換部102によりアナログ情報からデジタル情報に変換された第1デジタル情報D1を取得する(ステップS1)。次に、制御部106は、通信部105により受信された、AD変換部202によりアナログ情報からデジタル情報に変換された第2デジタル情報D2を取得する(ステップS2)。制御部106は、第1デジタル情報D1と第2デジタル情報D2とを比較して第1デジタル情報D1の正当性を検証し、第1デジタル情報D1が正常であるか否かを判定する(ステップS3)。制御部106は、第1デジタル情報D1が正常であると判定した場合、第1デジタル情報D1をメインリレー演算部103に入力させ、メインリレー演算部103に第1演算結果F1を演算させる(ステップS4)。一方、制御部106は、第1デジタル情報D1が正常でないと判定した場合、通信部105を介して受信した第2デジタル情報D2をメインリレー演算部103に入力させ、メインリレー演算部103に第1演算結果F1を演算させる。(ステップS5)。そして、制御部106は、出力部104により第1出力情報OUT1を選択部300に出力させる(ステップS6)。
以上説明したように、第1の実施形態の保護継電装置10は、同じアナログ情報を並行してメイン処理部100とフェールセーフ処理部200に入力し、それぞれが第1出力情報OUT1、第2出力情報OUT2をそれぞれ生成すると共に、第1出力情報OUT1、第2出力情報OUT2が共に遮断器4を遮断させる情報である場合に、選択部300により遮断器4を遮断状態に制御する制御信号が出力されるため、遮断器4に対する制御の信頼性を向上させることができる。
また、第1の実施形態の制御部106が、AD変換部102により変換された第1デジタル情報D1の正当性を、AD変換部102により変換された第1デジタル情報D1と通信部105により通信部205から取得された第2デジタル情報D2とのうち少なくとも1つを用いて検証する。これにより、遮断器4に対する制御の信頼性を更に向上させることができる。
また、第1の実施形態の保護継電装置10によれば、制御部106が、第1デジタル情報D1が正常でないと判定した場合、通信部105により通信部205から取得された第2デジタル情報D2に基づいて、メインリレー演算部103に遮断器4に対する制御情報となる第1演算結果F1を演算させる。これにより、本実施形態の保護継電装置10においては、メイン処理部100においてAD変換された第1デジタル情報D1が正常ない場合にも第2デジタル情報D2を用いて第1演算結果F1を演算することができ、遮断器4に対する制御の信頼性を更に向上させることができる。
また、第1の実施形態の保護継電装置10によれば、制御部206が、第2デジタル情報D2が正常でないと判定した場合、通信部205により通信部105から取得された第1デジタル情報D1に基づいて、フェールセーフリレー演算部203に遮断器4に対する制御情報となる第2演算結果F2を演算させる。これにより、本実施形態の保護継電装置10においては、フェールセーフ処理部200においてAD変換された第2デジタル情報D2が正常ない場合にも第1デジタル情報D1を用いて第2演算結果F2を演算することができ、遮断器4に対する制御の信頼性を更に向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態における保護継電装置10Aの構成図である。以下の説明において、第1の実施形態と同じ機能を有する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態では、制御部106Aは、出力部104により出力された第1出力情報OUT1の正当性を、メインリレー演算部103が演算した第1演算結果F1と、通信部105により受信された第2演算結果F2のうち少なくとも1つを用いて検証する。例えば、制御部106Aは、出力部104が出力した第1出力情報OUT1と、メインリレー演算部103が演算した第1演算結果F1とを比較する。そして、比較した結果、例えば第1出力情報OUT1と第1演算結果F1とが異なる場合に、制御部106Aは、出力部104において何らかの不具合が発生した等により第1出力情報OUT1が正常ではないと判定する。また、制御部106Aは、出力部104が出力した第1出力情報OUT1と、通信部105から受信したフェールセーフ処理部200のフェールセーフリレー演算部203により演算された第2演算結果F2とを比較する。そして、比較した結果、例えば第1出力情報OUT1と第2演算結果F2とが異なる場合に、制御部106Aは、第1出力情報OUT1が正常ではないと判定する。
第1出力情報OUT1が正常でない場合とは、例えばハードウェア故障などにより、出力部104に不具合が生じた場合である。
また、制御部206Aは、出力部204により出力された第2出力情報OUT2の正当性を、フェールセーフリレー演算部203が演算した第2演算結果F2と、通信部205が受信した第1演算結果F1のうち少なくとも1つを用いて検証する。
そして、第2の実施形態における選択部300Aには、第1の実施形態における選択部300の構成に対し、バイパス回路310が追加される。図4に示すように、バイパス回路310は、スイッチ311とスイッチ312とが設けられた信号線であり、スイッチ301とスイッチ302とが設けられた信号線と並列に接続される。
バイパス回路310は、スイッチ301とスイッチ302のいずれか一方からの信号を迂回(バイパス)させる。例えば、バイパス回路310において、スイッチ311を接続状態、スイッチ312を開放状態とさせることにより、スイッチ301の状態に関わらず、スイッチ302が接続状態となる場合に遮断器4の制御端子に電圧Vhが供給される。
バイパス回路310においては、制御部106Aからのスイッチ制御信号CNT1によりスイッチ311が、制御部206Aからのスイッチ制御信号CNT2によりスイッチ312が、それぞれ制御される。通常の場合、スイッチ311と312とは、ともに開放状態に制御され、制御部106Aからのスイッチ制御信号CNT1によりスイッチ311が接続状態に制御され、第1出力情報OUT1が正常でないと判定された場合、制御部106Aによりスイッチ311が接続状態に制御される。また、第2出力情報OUT2が正常でないと判定された場合、制御部206Aからのスイッチ制御信号CNT2によりスイッチ312が接続状態に制御される。これにより、正常でない出力信号をバイパスさせ、正常である出力信号に基づいて、遮断器4に出力する制御信号が生成される。
このように、第2の実施形態では、制御部106Aにより第1出力情報の正当性が、制御部206Aにより第2出力情報の正当性がそれぞれ検証され、検証結果に応じてバイパス回路310が制御される。
本実施形態の保護継電装置10Aによれば、さらに、制御部106Aは、出力部104により出力された第1出力情報OUT1が正常ではないと判定した場合、第1演算結果F1と第2演算結果F2との論理積である、第3演算結果F3を算出する。制御部106Aは、算出した第3演算結果F3を通信部105に出力する。通信部105は、制御部106Aからの第3演算結果F3をフェールセーフ部の通信部205へ送信する。通信部205は、受信した第3演算結果F3を制御部206に出力する。制御部206は、第3演算結果F3を出力部204から第2出力情報OUT2として選択部300に出力させる。
ここでは、制御部106Aが、第1出力情報の正当性を検証する処理の流れについて図5のフローチャートを用いて説明する。まず、制御部106Aは、出力部104により出力された第1出力情報OUT1を取得する(ステップS10)。次に、制御部106は、メインリレー演算部103により演算された第1演算結果F1を取得する(ステップS11)。制御部106は、第1出力情報OUT1と第1演算結果F1とを比較する等して、第1出力情報OUT1の正当性を検証、第1演算結果F1が正常であるか否かを判定する(ステップS12)。制御部106Aは、第1出力情報OUT1が正常であると判定した場合、本フローチャートに示す処理を終了する。一方、制御部106Aは、第1出力情報OUT1が正常でないと判定した場合、まず、選択部300のスイッチ311を接続状態とし、スイッチ312を開放状態として、第1出力情報をバイパスさせる(ステップS13)。次に、制御部106は、第1演算結果F1と通信部105を介して受信した第2演算結果F2との論理和である第3演算結果F3を算出する(ステップS14)。さらに、制御部106Aは、算出した第3演算結果F3を、通信部105に、フェールセーフ処理部200に送信させる(ステップS15)。フェールセーフ処理部200の制御部206は、通信部205が受信した第3演算結果F3を出力部204から出力させる(ステップS16)。
以上説明したように、第2の実施形態の保護継電装置10Aによれば、じアナログ情報を並行してメイン処理部100とフェールセーフ処理部200に入力し、それぞれが第1出力情報OUT1、第2出力情報OUT2をそれぞれ生成すると共に、メイン処理部100が第1出力情報OUT1の、フェールセーフ処理部200が第2出力情報OUT2の正当性をそれぞれ検証する。そして、選択部300を用いて、故障し正常でない出力部から出力される情報をバイパスさせる。また、メイン処理部100が演算させた第1演算結果F1と、フェールセーフ処理部200が演算させた第2演算結果F2が共に、遮断器4を遮断させる情報である場合に、遮断器4を遮断状態に制御する制御信号が出力される。これにより、第2の実施形態においては、ハードウェアの故障による不具合をソフトウェア処理によりカバーし、不具合が発生する前における信頼性を低減させることなく、制御信号を出力させることができ、遮断器4に対する制御の信頼性をより向上させることができる。
(第3の実施形態)
さらに、第3の実施形態について説明する。図6は、第3の実施形態の保護継電装置10Bの構成図である。以下の説明において、第1の実施形態と同じ機能を有する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。第3の実施形態の保護継電装置10Bは、保護継電装置10−1、10−2を備える。
第3の実施形態の保護継電装置10Bにおいては、通信部105−1は、通信部105−2と通信する。通信部105−1は、AD変換部102−2により変換された第1デジタル情報D1−2を通信部105−2から受信する。また、通信部105−2は、AD変換部102−1により変換された第1デジタル情報D1−1を通信部105−1から受信する。
また、通信部205−1は、通信部205−2と通信する。通信部205−1は、AD変換部202−2により変換された第2デジタル情報D2−2を通信部205−2から受信する。通信部205−2は、AD変換部202−1により変換された第2デジタル情報D2−1を通信部205−1から受信する。
制御部106−1は、AD変換部102−1により変換された第1デジタル情報D1−1と、通信部105−1により通信部105−2から取得された第1デジタル情報D1−2のうち少なくとも1つを用いて、第1デジタル情報D1−1の正当性を検証する。
また、第3の実施形態の保護継電装置10Bにおいては、通信部205−1は通信部205−2と通信する。制御部206−1は、AD変換部202−1により変換された第2デジタル情報D2−1と、通信部205−1により通信部205−2から取得された第2デジタル情報D2−2のうち少なくとも1つを用いて、第2デジタル情報D2−1の正当性を検証する。
また、第3の実施形態の保護継電装置10Bにおいては、制御部106−2は、AD変換部102−2により変換された第1デジタル情報D1−2と、通信部105−2により通信部105−1から取得された第1デジタル情報D1−1のうち少なくとも1つを用いて、第1デジタル情報D1−2の正当性を検証する。
また、第3の実施形態の保護継電装置10Bにおいては、制御部206−2は、AD変換部202−2により変換された第2デジタル情報D2−2と、通信部205−2により通信部205−1から取得された第2デジタル情報D2−1のうち少なくとも1つを用いて、第2デジタル情報D2−2の正当性を検証する。
そして、制御部106−1は、第1デジタル情報D1−1が正常ではないと判定した場合、AD変換部102−2により変換された第1デジタル情報D1−2をメインリレー演算部103−1に入力させる。このようにして、制御部106−1は、AD変換部102−2により変換された第1デジタル情報D1−2に基づいて、メインリレー演算部103−1に演算を行わせ、出力部104−1から第1出力情報OUT1−1を出力させる。
また、制御部206−1は、第2デジタル情報D2−1が正常ではないと判定した場合、AD変換部202−2により変換された第2デジタル情報D2−2をフェールセーフリレー演算部203−1に入力させる。このようにして、制御部206−1は、AD変換部202−2により変換された第2デジタル情報D2−2に基づいて、フェールセーフリレー演算部203−1に演算を行わせ、出力部204−1から第2出力情報OUT2−1を出力させる。
また、制御部106−2は、第1デジタル情報D1−2が正常ではないと判定した場合、AD変換部102−1により変換された第1デジタル情報D1−1をメインリレー演算部103−2に入力させる。このようにして、制御部106−2は、AD変換部102−1により変換された第1デジタル情報D1−1に基づいて、メインリレー演算部103−2に演算を行わせ、出力部104−2から第1出力情報OUT1−2を出力させる。
また、制御部206−2は、第2デジタル情報D2−2が正常ではないと判定した場合、AD変換部202−1により変換された第2デジタル情報D2−1をフェールセーフリレー演算部203−2に入力させる。このようにして、制御部206−2は、AD変換部202−1により変換された第2デジタル情報D2−1に基づいて、フェールセーフリレー演算部203−2に演算を行わせ、出力部204−2から第2出力情報OUT2−1を出力させる。
なお、制御部106−1は、第1デジタル情報D1−1と第1デジタル情報D1−2に加えて、通信部105−1により通信部205−1から取得された第2デジタル情報D2−1を用いて、第1デジタル情報D1−1の正当性を検証してもよい。そして、第1デジタル情報D1−1と第2デジタル情報D2−1とが共に正常ではないと判定した場合、制御部106−1は、第1デジタル情報D1−2に基づいて、メインリレー演算部103−1に制御信号となる演算結果F1−1を演算させてもよい。
また、制御部206−1は、第2デジタル情報D2−1と第2デジタル情報D2−2に加えて、通信部205−1により通信部105−1から取得された第1デジタル情報D1−1を用いて、第2デジタル情報D2−1の正当性を検証してもよい。そして、第2デジタル情報D2−1と第1デジタル情報D1−1とが共に正常ではないと判定した場合、制御部206−1は、第2デジタル情報D2−2に基づいて、フェールセーフリレー演算部203−1に制御信号となる演算結果F2−1を演算させてもよい。
また、制御部106−2は、第1デジタル情報D1−2と第1デジタル情報D1−1に加えて、通信部105−2により通信部205−2から取得された第2デジタル情報D2−2を用いて、第1デジタル情報D1−2の正当性を検証してもよい。そして、第1デジタル情報D1−2と第2デジタル情報D2−2とが共に正常ではないと判定した場合、制御部106−2は、第1デジタル情報D1−1に基づいて、メインリレー演算部103−2に制御信号となる演算結果F1−2を演算させてもよい。
また、制御部206−2は、第2デジタル情報D2−2と第2デジタル情報D2−1に加えて、通信部205−2により通信部105−2から取得された第1デジタル情報D1−2を用いて、第2デジタル情報D2−2の正当性を検証してもよい。そして、第2デジタル情報D2−2と第1デジタル情報D1−2とが共に正常ではないと判定した場合、制御部206−2は、第2デジタル情報D2−1に基づいて、フェールセーフリレー演算部203−2に制御信号となる演算結果F2−2を演算させてもよい。
以上説明したように、第3の実施形態の保護継電装置10Bにおいては、制御部106−1により第1出力情報OUT1−1の正当性が検証され、第1出力情報OUT1−1が正常でないと判定された場合、AD変換部102−2により変換された第1デジタル情報D1−2を用いて出力部104−1から第1出力情報OUT1を出力させる。これにより、本実施形態の保護継電装置10Bにおいては、AD変換部102−1により変換された第1デジタル情報D1−1が正常でない場合であっても、出力部104−1から正常な第1出力情報OUT1を出力させることができ、遮断器4に対する制御の信頼性をより向上させることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、保護継電装置10(10A、10B)は、同一の電力情報に基づいて生成した少なくとも2以上の制御信号が、共に遮断器4を遮断させる情報である場合に、遮断を指示する制御情報を遮断器4に対して出力する。これにより、本実施形態の保護継電装置10(10A、10B)においては、遮断器4に対する制御の信頼性をより向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電力系統システム、2…発電装置、3…変圧装置、4…遮断器、5…計器用変成装置、10、10A、10B…保護継電装置、100、100−1、100−2…メイン処理部、200、200−1、200−2…フェールセーフ処理部、300…選択部、102、102−1、102−2、202、202−1、202−2…AD変換部、103、103−1、103−2、…メインリレー演算部、203、203−1、203−2…フェールセーフリレー演算部、104、104−1、104−2、204、204−1、204−2…出力部、105、105−1、105−2、205、205−1、205−2…通信部、106、106−1、106−2、206、206−1、206−2…制御部。

Claims (5)

  1. 送電設備に設けられた測定部により測定された電力に関するアナログ情報を、第1デジタル情報に変換する第1AD変換部と、
    前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報に基づいて、前記送電設備に設けられた遮断器に対する第1制御情報を生成する第1制御情報生成部を有する第1処理部と、
    前記測定部により測定された電力に関するアナログ情報を、第2デジタル情報に変換する第2AD変換部と、
    前記第2AD変換部により変換された第2デジタル情報に基づいて、前記遮断器に対する第2制御情報を生成する第2制御情報生成部を有する第2処理部と、
    前記第1制御情報と前記第2制御情報とが共に、前記遮断器を遮断させる制御情報である場合に、遮断を指示する制御情報を前記遮断器に対して出力する選択部と、
    を備える保護継電装置。
  2. 前記第1処理部は、前記第2処理部の第2通信部と通信し、前記第1AD変換部により変換された前記第1デジタル情報と前記第1制御情報生成部により生成された前記第1制御情報とを前記第2処理部の第2通信部に送信する第1通信部をさらに有し、
    前記第2処理部は、前記第1処理部の第1通信部と通信し、前記第2AD変換部により変換された前記第2デジタル情報と前記第2制御情報生成部により生成された前記第2制御情報とを前記第1処理部の第1通信部に送信する第2通信部と、をさらに有し、
    前記第1制御情報生成部は、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報の正当性を、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報と前記第1通信部により前記第2通信部から取得された第2デジタル情報とのうち少なくとも1つを用いて検証し、
    前記第2制御情報生成部は、前記第2AD変換部により変換された第2デジタル情報の正当性を、前記第2AD変換部により変換された第2デジタル情報と前記第2通信部により前記第1通信部から取得された第1デジタル情報とのうち少なくとも1つを用いて検証する、
    請求項1に記載の保護継電装置。
  3. 前記第1制御情報生成部は、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報の正当性を検証した結果に応じて、前記第1デジタル情報が正常でないと判定した場合、前記第1通信部により前記第2通信部から取得された第2デジタル情報に基づいて、前記遮断器に対する第1制御情報を生成し、
    前記第2制御情報生成部は、前記第2AD変換部により変換された第2デジタル情報の正当性を検証した結果に応じて、前記第2デジタル情報が正常でないと判定した場合、前記第2通信部により前記第1通信部から取得された第1デジタル情報に基づいて、前記遮断器に対する第2制御情報を生成する、
    請求項2に記載の保護継電装置。
  4. 前記第1処理部は、前記第1制御情報生成部が生成した第1制御情報を、第1出力情報として出力する第1出力部を、更に有し、
    前記第2処理部は、前記第2制御情報生成部が生成した第2制御情報を、第2出力情報として出力する第2出力部を、更に有し、
    前記第1制御情報生成部は、前記第1出力部により出力された第1出力情報の正当性、前記第1出力部より出力された第1出力情報が正常でないと判定した場合、前記第1通信部により前記第2通信部から取得された第2制御情報に基づいて、前記第1制御情報と前記第2制御情報とが共に、前記遮断器を遮断させる情報であるか否かを判定し、共に前記遮断器を遮断させる情報であると判定した場合に、遮断を指示する第3制御情報を生成して、前記第1通信部を用いて前記第3制御情報を前記第2処理部の第2通信部に送信し、
    前記第2出力部は、前記第2通信部が受信した第3制御情報を、前記第2出力情報として出力し、
    前記選択部は、前記第2出力情報が示す値に関わらず、前記第2出力情報を前記遮断器に対して出力する、
    請求項2又は請求項3に記載の保護継電装置。
  5. 前記第1処理部を複数備え、
    第1第1処理部は、第2第1処理部の第4通信部と通信し、前記第1第1処理部の第1AD変換部により変換された第1デジタル情報と前記第1第1処理部の第1制御情報生成部により生成された第1制御情報とを前記第2第1処理部の第4通信部に送信する第3通信部を、さらに有し、
    第2第1処理部は、第1第1処理部の前記第3通信部と通信し、前記第2第1処理部の第1AD変換部により変換された第1デジタル情報と前記第2第1処理部の第1制御情報生成部により生成された第1制御情報とを前記第1第1処理部の前記第3通信部に送信する第4通信部を、さらに有し、
    前記第1制御情報生成部は、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報の正当性を、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報、前記第1通信部により前記第2通信部から取得された第2デジタル情報、及び前記第3通信部により前記第4通信部から取得された第1デジタル情報とのうち少なくとも1つを用いて検証し、前記第1AD変換部により変換された第1デジタル情報が正常でないと判定した場合、前記第3通信部により前記第4通信部から取得された第1デジタル情報に基づいて、前記遮断器に対する第1制御情報を生成する、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の保護継電装置。
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WO2023042344A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 株式会社東芝 保護・制御システム

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