本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、通信装置の構成の第1例を示す図である。図1には、本実施形態に関係する機能ブロックのみを示す。通信システム1は、通信装置であるOLT2aと、ONU3−1〜3−Nとを備える。OLT2aは、応答部4−1〜4−N(Nは2以上の整数)を備える。応答部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサやそれを構成するコアが、非一時的又は一時的なメモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、応答部4は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA等のハードウェア機能部であってもよい。
ONU毎に処理する応答部4を固定してもよいが、以下では、複数の応答部4のうち処理毎及び時間毎に異なる応答部4が、同一のONU3に対する処理を実行する。
OLT2aに係る応答部4は、所定の相対する装置又はその一部の、通信応答処理や、通信の帯域を動的に割当する演算処理の実行を、複数の応答部4のうち少なくとも一つに割振る。すなわち、応答部4は、処理を割振る機能部として動作する場合、少なくとも一つの応答部4にDBA等の処理や通信応答処理を割振る。所定の相対する装置とは、例えば、ONU3である。
応答部4は、例えば、ONU―IDやLLID(Logical Link ID)やAlloc−IDやT−CONTやMACアドレスやIPアドレスやVID等の識別子と、DBA等の処理や通信応答処理又はその処理に係る通信がONU3等の相対する装置からOLT2aに到着した時刻と、DBA等の処理や通信応答処理に応じたデータがメモリ又はCPUやそれを構成するコアやLSIやASICやFPGA等に生成された時刻(以下「処理が生成された時刻」という。)とのうち少なくとも一つに基づいて、いずれか対応するかを定める。すなわち、応答部4は、応答部4の識別子と、DBA等の処理や通信応答処理又はその処理に係る通信がONU3等の相対する装置からOLT2aに到着した時刻と、DBA等の処理や通信応答処理に応じたデータがメモリ又はCPUやそれを構成するコアやLSIやASICやFPGA等に生成された時刻とのうち少なくとも一つに基づいて、今回のDBA等の処理や通信応答処理に対応付けられた少なくとも一つの応答部4にDBA等の処理や通信応答処理を割振る。例えば、応答部4は、識別子に対応付けられた応答部4に、時刻順に応じてDBA等の処理や通信応答処理を割振る。
ここで、LLID、Alloc−ID、T−CONT、IPアドレスは単一装置に複数付与でき、MACアドレスはNIC毎に付与されるため、複数のLLID、Alloc−ID、T−CONT、IPアドレス、NICを備える場合、LLID、Alloc−ID、T−CONT、IPアドレス、MACアドレスは相対する装置の一部を示す識別子となる。
また、今回の処理としたが、輻輳や故障等の切替契機が発生するまでは、ONU3等の相対する装置又はその一部の係る処理を固定的と特定の応答部4に割振ってもよい。
各応答部4は、例えば、昇順、降順、ラウンドロビン、重みづけに応じたラウンドロビン(重みづけラウンドロビン)、ランダム、帯域の割当の履歴、通信の導通の履歴、通信要求の履歴、DBA等の処理や通信応答処理の履歴、対応部4の処理履歴、対応部4の利用可能な計算リソースやメモリリソース、対応部4の利用コスト、対応部4までの利用可能な通信リソース、対応部4までの通信コストのうちいずれか又は組み合わせに基づいて、DBA等の処理や通信応答処理を各応答部4に割振る。重みづけは、例えば、演算能力やメモリ等のリソース自体又はそれらの利用可能なリソース量に応じてでもよいし、消費電力が高いリソースの利用量が低減するようにしてもよい。
応答部4は、DBA等の処理や通信応答処理を引き受けるか否かを判定する。応答部4は、処理負荷が所定の値よりも高い又は低い場合、DBA等の処理や通信応答処理を引き受けない。引き受ける応答部4がいない場合、所定の条件を満たす応答部4は、昇順、降順、ラウンドロビン、重みづけラウンドロビン、ランダム、履歴のいずれか又はそれらの組み合わせに基づいて、DBA等の処理や通信応答処理を引き受けてもよい。
所定の条件とは、例えば、処理負荷が所定値よりも低い又は高いという条件である。処理負荷が低い応答部4の割振りを処理負荷の高い応答部4に割振ることで、処理負荷の低い応答部4を休止させたり削除したりすることによって、当該リソースの解放が可能となる。処理負荷の高い応答部4の処理を処理負荷の低い応答部4に割振ることで、処理負荷の平準化が可能となる。応答又は処理を割振られている応答部4の全体または一部の処理負荷が所定の値を超過する場合、応答部4は、休止中の応答部4を起動することが望ましく、新規にリソースを割当して応答部4を追加することが望ましい。
図2は、通信装置の構成の第2例を示す図である。図2には、本実施形態に関係する機能ブロックのみを示す。通信システム1は、通信装置であるOLT2bと、ONU3−1〜3−Nとを備える。OLT2bは、応答部4−1〜4−Nと、割振部5とを備える。以下、OLT2aとOLT2bとに共通する事項については「OLT2」と表記する。
以下では、割振部5の処理を応答部4の間の連携で実施しても同様である。以下では、DBAのほか、DWAやDWBA等の他のDBA等の処理でも同様である。
割振部5は、例えば、CPU等のプロセッサやそれを構成するコアが、非一時的又は一時的なメモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、割振部5は、LSIやASICやFPGA等のハードウェア機能部であってもよい。割振部5は、DBA等の処理や通信応答処理の割振又は休止又は起動又は追加又は削除の少なくともいずれか一つを行う。割振部5は、応答部4の負荷情報等を収集して、応答部4の負荷分散や集中指示してもよい。割振部5は、応答部4からの通知を受けて、他の応答部4に又は他の応答部4から処理を移してもよい。割振部5は、識別子と、通信の応答がONU3からOLT2bに到着した時刻と、DBA等に応じたデータがメモリに生成された時刻とのうち少なくとも一つに基づいて、DBA等の処理や通信応答処理を割振る。
負荷情報等は、処理対象としている識別子数や処理対象且つ処理中の識別子数やリソースの利用率や利用可能なリソースがやコスト等である。
応答部4は、固定値、ONU3又はAlloc−ID又はT−CONT又はLLID毎の固定帯域設定、保証帯域設定、非保証帯域設定等の設定値、割当、割当結果、割当履歴、割当に伴うデータ導通、導通履歴、要求、要求履歴、最新又は過去の割当の継続(過去割当利用の場合、先の割当と今回の割当の時間経過分を加算した時間を送信開始時刻とする、ONU3に対して通知する現在時刻を過去事項とする等が望ましい)の少なくともいずれかを用いて割当する。
要求とは、ONU3の申告で上り帯域若しくは送信時間を要求するもの又はそれを予測したものをいう。要求、要求履歴は、一部又は全てを応答部4で処理や保持してもよいし、一部又は全てを割振部5で処理や保持してもよいし、一部又は全てを応答部4と割振部5で独立して処理や保持してもよいし、一部又は全てを応答部4と割振部5で一方で処理や保持して他方に渡してもよいし、一部又は全てを応答部4と割振部5以外で処理や保持して応答部4と割振部5の少なくとも一方に渡してもよい。
要求は、要求自体を用いてもよいし、割当又は割当結果又は割当履歴又はデータ導通又は導通履歴又は要求又要求履歴等から予測した予測を用いてもよいし、両者を併用してもよい。要求の予測は少なくともその一部を応答部4又はそれ以外で実施してもよいし、要求の実施個所で、割当又は割当結果又は割当履歴又はデータ導通又は導通履歴又は要求又要求履歴等の予測に必要な情報の入力を受けるのが望ましい。
履歴は、例えば、所定時間の指数平均、移動平均、所定の間隔で履歴をリセットする形の平均、及びその他の統計処理をした履歴である。要求又は要求履歴は、入力した割当又は割当履歴、又はデータ導通又は導通履歴、又は割当結果や、要求又は要求履歴とから、将来の要求又は本来割当するべきであったが割当してない帯域を予測してもよい。
予測は、一次関数や二次関数や指数平均や移動平均等の統計処理により予測してもよいし、過去の要求や割当利用の結果や、サーバとの距離等に応じて設定したRTT(Round Trip Time)等に基づくTCP(Transmission Control Protocol)等の挙動を基に予測してもよいし、未使用割当がなければ保証帯域設定と予測してもよいし、未使用割当がなければ保証帯域設定が非零又は保証帯域設定から固定帯域設定を減じた値が非零で且つ未使用割当がない又は保証帯域設定を超過して要求のある割当対象で非保証帯域を保証帯域設定又は保証帯域設定から固定帯域設定を減じた値に応じて按分した帯域と予測してもよいし、未使用割当がなければ未使用割当がない又は保証帯域設定を超過して要求のある割当対象でベストエフォート帯域を按分した帯域と予測してもよい。
また、複数の予測方法を組み合わせて予測してもよい。データ導通は、応答部4、割振部5、それ以外の箇所例えば主信号が導通する後述のSW、プロキシ部、主信号あるいは制御信号のネットワークの上位側の装置のいずれで検出してもよい。導通量の処理や、データ導通の履歴である導通履歴は、応答部4、割振部5、それ以外の箇所例えば主信号が導通する後述のSW、プロキシ部、上位側の装置やオペレーションシステムやコントローラ等の導通量の検出結果を処理や保持する箇所で処理や保持してもよい。オペレーションシステムやコントローラ等で実施の場合、例えばSNMP(Simple Network management Protocol)やNETCONF(Network Configuration Protocol)やオープンフロー等でオペレーションシステムやコントローラ等に入力されるトラフィック情報を処理や保持すればよい。導通又は導通履歴又は割当又は割当結果又は割当履歴も要求や要求履歴同様に、その一部又は全てを応答部4、割振部5やそれ以外のいずれかや、又はその全てで用いたり、相互に渡してもよい。
応答部4で受信した要求、応答部4で受信した要求に基づき応答部4で予測した要求、予測受信に基づき予測することが主と考えられるが、以下の構成であってもよい。
・割振部5で要求を終端して利用する構成。応答部4は要求によらずに割当を行い、割振部5でのみ要求を利用する。
・割振部5で要求を終端し、割振部5での利用有又は無のいずれかで、要求又は要求予測を応答部4に転送する構成。
・応答部4と割振部5との両方で要求を終端して、それぞれ独立に利用する構成。
・応答部4で要求を終端して、応答部4で利用する構成。
・応答部4で要求を終端して、応答部4での利用有又は無のいずれかで、要求又は要求予測を割振部5に転送する構成。
・割振部5で要求を終端して要求履歴も割振部5で保持する構成。
・割振部5で要求を終端して、割振部5での利用有又は無のいずれかで、要求履歴は応答部4で保持する構成。
・応答部4と割振部5との両方で要求を終端して、両方で要求履歴を保持する構成。
・応答部4で要求を終端して、応答部4で要求履歴を保持する構成。
・応答部4で要求を終端して、要求履歴を割振部5に保持する構成。
本実施形態での割振部5は、主に「応答部4の負荷分散/集中」と「DBA処理等の対象間の公平性」とのいずれかを実現するために実施する。
「応答部4の負荷分散/集中」のためには、例えば、各応答部4に割振されるONU3やその一部等の識別子や、要求等が到着した時間領域の配分を変更すればよい。
「DBA処理等の対象間の公平性」のためには、例えば、各応答部4に割振されるONU3やその一部等の識別子を変更する。又は割当対象となる送信時間、又は割振対象の送信時刻や受信時刻の時間領域の配分を変更すれば良い。
例えば、応答処理等の処理量や頻度の又はそれらの履歴の少なくともいずれかを検出し、検出値が平準化するように組替する。
平準化の観点から、割当又は割当結果又は割当履歴又は割当に伴うデータ導通又は導通履歴又は要求又は要求履歴の少なくともいずれかを検出し、検出結果と通信事業者やサービスによって異なるサービスポリシーに応じた所望の割当の差異に応じて、設定値の変更、一部に対する割当抑止又は優先割当、所定期間の割当の情報が前記所望の割当よりも小さい割当対象に対する優先割当、所定期間の割当の情報が前記所望の割当よりも大きい割当対象に対する割当抑止、所定期間の割当の情報が前記所望の割当より小さい割当対象に対して割当を増加させる、所定期間の割当の情報が前記所望の割当より大きい割当対象に対して割当を減少させる、所定期間の割当の情報が小さい割当対象の割当順を割当が大きい順番、所定期間の割当の情報が大きい割当対象の割当順を割当が小さい順番、所定期間の割当の情報が小さい割当対象の割当が大きくなる、所定期間の割当の情報が大きい割当対象の割当が小さくなる等である。
所望の割当は、要求のある割当対象に、その要求又は要求の予測値又は要求又は要求の予測値にそこからのずれを検出するための帯域を加えた帯域を上限として、所定の比率に応じた帯域でよい。所定の比率は、例えば、保証帯域設定又は保証帯域設定から固定帯域設定を減じた値の比率である。所定の帯域は波長毎又は符号毎又はキャリア周波数毎又は心線毎又はコア毎又はモード毎又は符号毎又は(直交)周波数毎又はそれらの少なくとも一部の組み合わせや、それらに対応するTRx(Transmitter and Receiver)やTx(Transmitter)やRx(Receiver)単位で設定してもよいし、複数の波長又は符号又はキャリア周波数又は心線又はコア毎又はモード毎又は符号毎又は(直交)周波数毎又はそれらの少なくとも一部の組み合わせ等のTRxやTxやRxを束ねたOSU単位やOSU中のSW(Switch)単位で設定してもよいし、複数の波長又は符号又はキャリア周波数又は心線又はコア毎又はモード毎又は符号毎又は(直交)周波数毎又はそれらの少なくとも一部の組み合わせ等のTRxやTxやRx又はOSUを束ねたSW単位で設定してもよいし、上位側の装置の帯域を共用する割当対象単位で設定してもよい。所望の割当は、割当単位毎の最大帯域設定を上限とすることが望ましく、TRxやTxやRxやそれらを束ねたものとしての総帯域設定があればそれを上限とすることが望ましい。
以下では、「割振部5」は、図1に示されている複数の応答部4のうちの少なくとも一つでもよいし、図2に示されている割振部5でもよい。
図1の場合は、特定の応答部4に割振り部を備えていてもよいし、複数の応答部4の間の処理の協調の結果が実行的に割振部5での処理と同様となるのでもよい。応答部4又は応答部4と割振部5の組は、後述する1つの指示部の中又は複数の指示部の間に適用してもよいし、後述する1つの実行部の中又は複数の実行部の間に適用してもよいし、指示部と実行部の組み合わせに適用してもよい。
所定期間の割当の所望の割当への近づけ方は任意であり、以下が例示できる。
応答部4は、あらかじめ定められた設定又は帯域で割当を継続する。割振部5は、応答部4に対して割当が所望よりも超過する割当対象に対して割当抑止又は優先割当停止又は割当抑止も優先割当も無、不足する割当対象に対して優先割当又は割当抑止停止又は割当抑止も優先割当も無の少なくともいずれかを指示する。ここで優先割当や割当抑止や優先割当停止や割当抑止停止無との指示は指示前が逆の状態の場合に行うか、超過であれば不足側で指示、不足であれば超過側で指示することで当該側は指示しなくともよい場合等である。
割当抑止と優先割当の帯域は、割振部5から明示的に指示してもよいし、所定の粒度でその粒度の幾つ分が指示してもよいし、割振部5は割当抑止のみ、優先割当のみ、割当抑止と優先割当のみ、割当抑止と優先割当と割当抑止も優先割当もしないこと、割当抑止停止と優先割当停止のみ等を指示してもよい。また、抑止は当該割当対象の割当を完全抑止して零としてもよく、優先は割当可能な全帯域を当該割当対象に割当してもよい。応答部4への指示は、割当対象がONU3−1〜3−3とすれば、例えば、割当抑止対象のみに印、例えば「1」を付与し、割当抑止対象外には印なし、例えば「0」のままとし、ONU3−1のみ抑止であれば、(ONU3−1,ONU3−2,ONU3−3)=(1,0,0)に対応して指示する。優先割当対象のみに印、例えば「1」を付与し、割当抑止対象外には印なし、例えば「0」のままとし、ONU3−1のみ抑止であれば、(ONU3−1,ONU3−2,ONU3−3)=(1,0,0)に対応して指示する。
優先割当と割当抑止の対象にのみに印、例えば、それぞれ「1」「2」を付与し、割当抑止対象外には印なし、例えば「0」のままとし、ONU3−1とONU3−2がそれぞれ優先と抑止であれば、(ONU3−1,ONU3−2,ONU3−3)=(1,2,0)に対応して指示する。優先又は抑止対象のONU番号で指示してもよい。また、優先又は抑止のみではなく、優先又は抑止する容量自体を又は帯域又は設定帯域を列挙してもよい。例えば、ONU3−1が優先20Mbit/s相当、ONU3−2が抑止10Mbit/s相当として、(ONU3−1,ONU3−2,ONU3−3)=(20,−10,0)に対応して指示してもよい。
また、応答部4は、あらかじめ定められた設定で割当を継続する。割振部5は、応答部4に対して割当が所望よりも超過する割当対象に対して設定値を減少し、不足する割当対象に対して設定値を増加する指示をする。設定値は、割振部5から明示的に指示してもよいし、所定の粒度でその粒度の幾つ分等で指示してもよいし、割振部5は設定値増減と初期設定に戻すことを指示してもよい。応答部4への指示は、割当対象がONU3−1〜3−3、固定帯域、保証帯域、最大帯域の各設定値P_FXBi、P_GUBi、P_MABi(i=1〜3)等の一部或いは全ての具体的な値に対応する値を指示してもよいし、該当する設定値の増減値を指示してもよいし、それ以外の設定値に関して指示してもよい。
応答部4に設定又は割振部5から指示する設定変更の値の別の例を示す。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を、最大帯域設定を上限として加算した帯域設定とする。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を加算した帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定に非保証割当帯域又はベストエフォート帯域又はその予測値を当該割当対象に応じて按分した帯域を加えた値を帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を、固定帯域設定を下限として減算した帯域設定とする。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を減算した帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定又は固定帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定に非保証割当帯域又はベストエフォート帯域又はその予測値を当該割当対象に応じて按分した帯域よりも少ない帯域を加えた値を設定値とする。
・要求無又は要求無との予測の割当対象に当該割当対象の保証帯域設定又は固定帯域設定。
応答部4は、割振部5より指示された割当で割当を継続する。割振部5は、応答部4に対して割当が所望よりも超過する割当対象の割当が減少、不足する割当対象に対して割当が増大の少なくともいずれか一方となる割当を指示する。指示は、割当対象毎の所定の周期における割当帯域であってもよいし、BWMapにて指示するAlloc−IDとAlloc−IDに対応して割当する時間スロットであってもよいし、所定の期間における割当対象毎の送信開始時間と送信継続時間であってもよい。指示は、割当対象への割当が応答部4で可能な形式であればよい。所定の期間は、単数又は複数のBWMap分であってもよいし、単数又は複数のDBAサイクル分であってもよいし、換算可能であれば整数倍以外のBWMapやDBAサイクル分であってもよい。応答部4の割振部5からの新しい割当に変更する時期は、割当が一巡するタイミングが望ましいが、新しい割当が到着次第であってもよい。
応答部4が変更されなくても、割振部5の指示する割当を変更すれば、柔軟な割当が可能である。
応答部4に設定又は割振部5から指示する割当の別の値の例を示す。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を最大帯域設定を上限として加算する。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を加算する。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定に非保証割当帯域又はベストエフォート帯域又はその予測値を当該割当対象に応じて按分した帯域を加えた値とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を、固定帯域設定を下限として減算する。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を単一または複数の所定期間で除した帯域を減算する。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定又は固定帯域設定とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定に非保証割当又はベストエフォート帯域又はその予測値を当該割当対象に応じて按分した帯域よりも少ない帯域を加えた値とする。
・要求無又は要求無との予測の割当対象に当該割当対象の保証帯域設定又は固定帯域設定とする。
所定期間の割当の所望の割当への近づけ方は任意であり、以下が例示できる。
応答部4は、割当の順番に応じて大きな帯域を割当する。例えば、割当順が第1の割当対象に全てを割当、第1の割当対象にその要求又は要求予測等を上限として割当して残りを後の順の割当対象に割当を継続する。この例の場合は前方の順番が割当が大きい順番であり、後方が割当が小さい順番である。逆の場合は逆となる。応答部4の割当順は、割振部5からの指示がなければ毎回同一の順番であってもよく。単数又は複数回の割当毎に順番を繰り上げたり繰り下げたりしてシフトして循環するように順番を変えてもよい。割振部5は、応答部4に対して割当が所望よりも超過する割当対象に対して応答部4での割当が小さい順番となるか、不足する割当対象に対して応答部4での割当が大きい順番となるかの少なくとも一方を指示することで所望の割当に近づける。割当毎に順番を繰り上げたり繰り下げたりシフトする場合は、特に検出結果と所望の割当との差異の大きい順に割当順を並べることが望ましい。割当順の変更は割当周期毎又は要求又は要求予測が非零の割当対象数分の割当周期毎が望ましいが、指数平均等の履歴を少なくとも一部継続し検出する処理を用いればそれ以外であってもよく、周期の位相がずれていてもよい。
また、前方の順番ほど大きな帯域を割当する応答部4に割振部5から指示する割当順の例を示す。降順ほど大きな帯域を割当する応答部4への指示であれば以下の例の前方と後方が逆となる。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分を解消するように単一または複数の所定期間割当の順番をより前方に配置するようにする。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分を解消するように単一または複数の所定期間割当の順番をより前方に配置するようにする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を解消するように単一または複数の所定期間割当の順番をより後方に配置するようにする。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を解消するように単一または複数の所定期間割当の順番をより後方に配置する。
所定期間の割当の所望の割当への近づけ方は任意であり、以下が例示できる。
応答部4は、割振部5より指示された割当又は設定で割当を継続する。割振部5は、応答部4に対して割当が所望よりも超過する割当対象に割当が小さくなる、不足する割当対象に対して割当が大きくなる、の少なくともいずれかとなる割当又は設定への切替を指示する。応答部4の割振部5からの新しい割当又は設定に変更する時期は、DBAやDWAやDWBA等の割当に関する周期や、割当が少なくとも要求有又は要求有と予測される割当対象への割当が一巡する周期で同期した時期又は現設定での割当が完了したタイミングが望ましいが、新しい割当又は設定への切替指示が到着次第であってもよい。特に、指数平均等の履歴を少なくとも一部継続し検出する処理を用いれば周期同士が倍数関係等になくとも非同期であってもよい。
柔軟な割当の例としては、応答部4の割当比がONU3−1〜3−3均等固定であり、所望の割当比が1:2:3である場合、例えば、割振部5は、そのONU3の割当比をONU3の割当比の総和で除した期間の割当比のみ完全優先して、他の期間は完全抑止する。完全優先の期間の割当比をONU3−1、ONU3−2、ONU3−3でそれぞれ1/6、2/6、3/6となるように完全優先と完全抑止を組み合わせることで、1:2:3の割当比とできる。
柔軟な割当の例としては、所定の期間の使用帯域積が上限の設定のある新サービスを既存の装置で提供することが、割振部5で上限に達したら設定値を変更するように応答部4にて指示することで応答部4を変更することなく、実現できる。
柔軟な割当の例としては、応答部4の割当順がONU3−1〜3−3で均等となる割当順、例えば1→2→3→1→…と巡回して大きな帯域を割当し、所望の割当比が1:2:3である場合、例えば、割振部5は、そのONU3の割当比で大きな帯域を割当する順番とすればよい。例えば、1→2→2→3→3→3→…とすることで、1:2:3の割当比とできる。
柔軟な割当の例としては、所定の期間の使用帯域積が上限の設定のある新サービスを既存の装置で提供することが、割振部5で上限に達したら上限に達した割当対象の設定値を変更するように応答部4にて指示することで、応答部4を変更することなく実現できる。
応答部4に設定又は割振部5から指示する優先割当と割当抑止の値の例を示す。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分が解消するように単一または複数の所定期間優先割当を指示する。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い割当対象にその差分が解消するように単一または複数の所定期間優先割当を指示する。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い又は低い割当対象にその差分が解消するように単数または複数の所定期間保証帯域設定となるように優先割当又は割当抑止する。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い又は低い割当対象にその差分が解消するように単数または複数の所定期間の低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定に非保証割当帯域又はベストエフォート帯域又はその予測値を当該割当対象に応じて按分した帯域を加えた値とする。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分が解消するように単一または複数の所定期間を固定帯域設定を下限として割当抑止する。
・要求有又は要求有と予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い割当対象にその差分を解消するように単一または複数の所定期間割当抑止する。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い又は低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定又は固定帯域設定となるように優先割当又は割当抑止する。
・要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が高い又は低い割当対象に当該割当対象の保証帯域設定に非保証割当帯域又はベストエフォート帯域又はその予測値を当該割当対象に応じて按分した帯域よりも少ない帯域に優先割当又は割当抑止とする。
・要求無又は要求無との予測の割当対象に当該割当対象の保証帯域設定又は固定帯域設定となるように優先割当又は割当抑止する。
・割当抑止又は優先割当は、割当自体への指示で例示したが、要求を加減したり、所定の比率で乗除したり、応答部4が履歴を保持する場合はその履歴を加減乗除する。
本実施形態の応答部4は、所定の複数の順番又は設定のいずれかで、割当対象のグループの組み合わせ又は割振設定を切替する。割振部5は、応答部4に対して割当が所望よりも超過する割当対象に割当が小さくなる、不足する割当対象に対して割当が大きくなる、の少なくともいずれかの切替又は切替設定への切替を指示する。例えば、ONU3−1〜3−3で2個の応答部(応答部4−1〜4−2)、組み合わせの割振であれば、ONU3−1〜3−2が応答部4−1且つONU3が応答部4−2の組み合わせと、ONU3−1が応答部4−1且つONU3−2及び3−3が応答部4−1の組み合わせとを切替して、ONU3−1と3の帯域割当を所定の比に応じた値とする。例えば、ONU3−1〜3−3で2個の応答部(応答部4−1〜4−2)、割振設定の切替であれば、ONU3−1及び3−2が応答部4−1且つONU3−3が応答部4−2の組み合わせと、ONU3−1が応答部4−1且つONU3−2及び3−3が応答部4−2の組み合わせを切替して、ONU3−1及び3−3の帯域割当を所定の比に応じた値とする。
以下に、所望の割当に近づける選択の例を示す。
より重輻輳のグループに属する割当対象(ONU又はONUのキュー又はONUのクラスバッファ等(以下「ONU」という。))の内で帯域割当の時間積が大きいONU3を軽輻輳のグループにグループ替えする判定、又は複数グループのトラフィックが所定の閾値を下回る又は下回ると予測した際にそれらの少なくとも一部のグループの通信を停止するために当該グループに属するONU3を他のグループにグループ替え又は休止させてアクティブなONU3が属さないグループを休止する判定、又は単数又は複数グループのトラフィックが所定の閾値を上回る又は上回ると予測した際に少なくとも一部のグループの通信を開始して当該グループに属するONU3を開始したグループにグループ替え又は休止していたONU3をアクティブにする判定等の判定を、割振部5が行い、その判定に基づく指示に従って応答部4がグループ替えを行う。又は、所定の周期や契機に従って応答部4がグループ替えし、公平性等の基準に基づき所望の割当となるように応答部4のグループ替えする。
ここで重輻輳とは、割当対象にとって、利用可能な帯域が少ないこととし、要求の多い割当対象を多く収容する応答部4等や、他に比べて伝送可能な帯域自体が元々小さい応答部4等とする。
[1]第1の動作
第1の動作は、より重輻輳のグループに属するONU3の内で割当の時間積が大きいONU3を軽輻輳のグループにグループ替えする。なお、重輻輳のグループに属するONU3の内で割当の時間積が大きいONU3とは、例えば、同じグループに属する他のONU3と比べて割当の時間積が大きいONU3である。他のONU3と比べて割当の時間積が大きいONU3とは、例えば、グループ内で割当の時間積が最大のONU3、又はグループ内で割当の時間積が大きい順に所定台数のONU3、またはグループ内に属するONU全てについての割当の時間積の平均値又はあらかじめ定める所定の値より大きい割当の時間積のONU3である。所定の値は、例えば所定の時間、例えば観測時間における全グループの帯域の時間積の総和を全グループの全ONU3の数或いはアクティブなONU3の数或いは要求が未充足なONU3の数で除した値である。なお、後述する、重輻輳のグループに属するONU3の内でグループに属する他のONU3と比べて重輻輳のグループに属した時間の積が大きい前記送受信機、重輻輳のグループに属するONU3の内でグループに属する他のONU3と比べて軽輻輳のグループに属した時間の積が小さいONU3及び重輻輳のグループに属するONU3の内でグループに属する他のONU3と比べてグループ変更に伴う通信断の回数又はグループ変更に伴う通信断の時間積が小さいONU3についても同様である。なお、ここでグループの輻輳とは次のいずれか又はそれらのいずれかの組み合わせとする。
(1)グループ毎の収容ONU3の数:収容ONU数が多いほど重輻輳
(2)グループ毎の収容ONU3でアクティブな(送信を行っている)ONU3の数:収容ONU3でアクティブなONU数が多いほど重輻輳
(3)グループ毎の収容ONUで割当が要求に満たないONU数:収容ONUで割当が要求に満たないONU数が多いほど重輻輳
(4)グループ毎の収容する全ONUの要求の総和又は平均の値:収容する全ONU3の要求の総和又は平均の値が大きいほど重輻輳
(5)グループ毎の収容する全ONUの割当の総和又は平均の値:収容する全ONU3の割当の総和又は平均の値が小さいほど重輻輳、大きい値ほど重輻輳として扱う場合はそれらの逆数を使用
(6)グループ毎の収容する全ONU3で割当が要求に満たないONU3の割当の総和又は平均の値:収容する全ONU3で割当が要求に満たないONU3の割当の総和又は平均の値が小さいほど重輻輳、大きい値ほど重輻輳として扱う場合はそれらの逆数を使用
(7)グループ毎の収容するONU3で割当が最大のONU3の割当の値:収容するONU3で割当が最大のONU3の割当の値が小さいほど重輻輳、大きい値ほど重輻輳として扱う場合はそれらの逆数を使用
(8)グループ毎の収容するONU3で割当が要求に待たないONU3で割当が最大のONU3の割当の値:収容するONU3で割当が要求に待たないONU3で割当が最大のONU3の割当の値が小さいほど重輻輳、大きい値ほど重輻輳として扱う場合はそれらの逆数を使用
(9)グループ毎の収容するONU3で割当が最小のONU3の割当の値:収容するONU3で割当が最小のONU3の割当の値が小さいほど重輻輳、大きい値ほど重輻輳として扱う場合はそれらの逆数を使用
(10)グループ毎の収容するONU3で割当が要求に待たないONU3で割当が最小のONU3の割当の値:収容するONU3で割当が要求に待たないONU3で割当が最小のONU3の割当の値が小さいほど重輻輳、大きい値ほど重輻輳として扱う場合はそれらの逆数を使用
(11)グループ毎の収容するONU3で、他のONU3に比べて、重輻輳グループへの所属した時間積が多いか、軽輻輳グループへの所属した時間積が少ないか、割当が少ないか、グループ替えに伴う通信断の時間積が多いか、又はグループ替えに伴う通信断の回数が多いONU3の数が多いほど重輻輳
なお、所定値以上を重輻輳、所定値未満を軽輻輳としてもよい。所定値は、例えば(1)で全グループの収容ONU3の数をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(2)で全グループのアクティブなONU3の数をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(3)で全グループの割当が要求に満たないONU3の数をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(4)で全グループのONU3の要求の総和又は平均の値をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(5)で全グループのONU3の割当の総和又は平均の値をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(6)で全グループのONU3で割当が要求に満たないONU3の割当の総和又は平均の値をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(7)で、各グループのONU3で割当が最大のONU3の割当の値の総和をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(8)で各グループのONU3で割当が要求に待たないONU3で割当が最大のONU3の割当の値の総和をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(9)で各グループのONU3で割当が最小のONU3の割当の値の総和をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(10)で各グループのONU3で割当が要求に待たないONU3で割当が最小のONU3の割当の値の総和をグループ数で除した値、或いはその値を切り上げ又は切り下げした値、(11)で単数或いは全グループのONU3の数をグループ数で除した値の半分、或いはその値を切り上げまたは切り下げした値の半分などである。また、グループを輻輳順に並べたとき、半分より輻輳側にあるグループを重輻輳、他のグループを軽輻輳としてもよい。
上記(1)は最も簡易で全ONU3が常にアクティブな場合に適している。アクティブでないONU3が存在する場合、上記(1)の設定では輻輳を判定することが難しい。上記(2)は、アクティブな全てのONU3が貪欲(Greedy)な送信機である場合に適している。ここで、Greedyな送信機とは、TCP/IPのように使用可能な帯域に応じて要求する帯域を、使用可能な帯域以下になるように制御せずに、その時々で割当される帯域以上の帯域を要求とするような送信機を意味する。Greedyの場合、上記(2)のような簡易な設定で輻輳を判定することができる。
一方、少なくとも一部のONU3がGreedyでない場合、ONU3毎に要求が異なるため、上記(2)のような設定では明確に輻輳を判定することが難しい。この場合を考慮したものが上記(3)〜(11)である。
上記(3)はONU3の数を、上記(4)〜(10)は収容するONU3の要求又は割当の総和/平均/最大値/最小値を用いた輻輳の判定方法である。この内、上記(3)(6)(8)(10)は、要求自体又は要求が未充足であるONU3に着目したより精緻な輻輳の判定方法である。上記(11)は他のONU3に比べて、通信断の多さや割当の少なさで不公平な状態にあるONU3の数を用いた輻輳の判定方法である。
また、上記(5)〜(10)で用いる割当は、OLT2から送信許可した帯域、実際に使用した帯域、又は要求の裏づけがあって送信許可した帯域とすることが望ましい。なお、要求の裏づけのない帯域割当(未所要割当)とは、例えば、「吉野學、吉原慎一、上田裕巳、“B−PON DBAにおける低遅延を実現する帯域分配法”、2002年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B−8−8」に示されるようなものがある。また、要求されたが送信情報の断片化(フラグメンテーション)を抑止するために使用されない未使用帯域もある。例えば、1パケット未満の端数の帯域である。このため、上記(5)〜(10)の割当は、公平性の観点から上述のような未所要割当や未使用帯域の割当を含まない実際に使用した帯域又は要求の裏づけがあって送信許可した帯域とするのが望ましい。
グループ替えによって割当が増加するONU3は、グループ替えによってONU3が抜けるグループに残留するONU3と、場合によってはグループ替えによって軽輻輳のグループに追加されるONU3とである。重輻輳のグループから軽輻輳のグループ替えされるONU3の割当が増加する場合とは、グループ替えによる通信断時間を考慮しなければ、従前の重輻輳のグループにおける割当よりも、軽輻輳のグループで追加されたのちにそのグループにおける割当が大きい場合である。例えば、従来例の説明で用いた帯域が同じ2個のグループ間で3個のONU3を振り分ける場合は、追加されるONU3はグループ替えの前後とも2個のONU3で帯域を共用するので、常に重輻輳のグループに属することになり、当該ONU3はグループ替えによって割当は増加しない。更にグループ替えによる通信断時間を考慮すると、グループ替えによって更に割当は減少している。なお、新規にONU3が追加されたグループに従前から属していたONU3の割当は減少する。
ONU3に関して、観測する通信状態は、実現する公平性によって異なる。例えば、割当が均等又は各ONU3の重み付けに応じた所定の比に近いことが公平とすれば、割当を観測する。第1の動作はこの公平性に適した動作である。
保証しなければならない帯域である保証帯域又は送信機から送信許可を要求する要求に対する割当の比である割当比を公平にする場合、応答部4又は割振部5は、その割当比を通信状態として観測する。ここで、要求は、ONU3からの要求の申告値又はその値を平滑化等の処理により算出した値だけではなく、過去の通信履歴に従い決定してもよい。通信履歴は、過去一定時間間隔のウインドウでの履歴であってもよいし、一定時間のスライディングウインドウの履歴であってもよいし、加重平均や指数平均による履歴でもよい。
応答部4又は割振部5は、送信機間で共用できる帯域を所定の比で(例えば、1:1:1等)で割当する場合、(共用できる帯域×該当する送信機の比/全送信機の比の総和)を、実効的な保証帯域としてそれに対する割当比を通信状態として観測してもよい。
また、応答部4又は割振部5は、上記の割当比の比較を、割当よりも要求が大きい送信機だけに限定して行ってもよい。また、応答部4又は割振部5は、要求によらずに固定的に割当てた帯域や、優先クラス分の割当を減じた帯域、又固定的に割当てたグループや優先クラス用のグループ以外のグループに関して比較を行ってもよい。
第1の動作では、重輻輳のグループに属するONU3の内で割当の時間積が大きいONU3を切り替えることになるので、同一のONU3のみグループ替えを連続し、その割当が減少するようなことがなく、ONU3の間で公平になるように帯域割当することができる。例えば、2個のグループの3個のONU3で全ONU3が常に割当以上の要求をしている場合、グループ替えするONU3は、ONU3−1→ONU3−2→ONU3−3のように順次切替わることになる。
このため、実効的にグループ替えに伴う通信断時間及び重輻輳グループに所属した時間積と軽輻輳グループに所属した時間積が平均的にみると均等となり、グループ内の帯域割当は、過去のONU3の割当履歴を考慮せずに、その時々の重み付けに応じて割当てれば、グループを跨ったONU3の間での公平な帯域割当が可能となる。
なお、上記の第1の動作と、後述の第2の動作及び第3の動作とで、グループ間で輻輳の差が一定の範囲以内となった場合、グループ替えを行わないとしてもよい。ここで、グループ間で輻輳の差が一定の範囲以内とは、例えば、グループ替えに伴う通信断時間相当の値以下となった場合や、グループ替えを実行した場合に改善される輻輳の程度相当の値以下となった場合である。また、このような場合に、個別のONU3の間での割当が公平な割当から一定の範囲内に収まるまで、第1の動作と、後述の第2の動作及び第3の動作とを実行することが望ましい。
ここで、公平な割当から一定の範囲内とは、例えば、グループ替えに伴う通信断時間相当の値以下や、グループ替えを実行した場合に改善される公平性の程度相当の値以下である。
これは、個別のONU3の要求等の変化に伴い、ONU3の間での公平性が実現する前に、グループ間で輻輳の差が一定の範囲内になる可能性があるからである。この後者の条件下では、重輻輳のグループは、公平な割当よりも割当が少ないONU3が所属しているグループとなる。即ち上記の(11)での判定となる。ここで、グループ間で輻輳の差が一定の範囲になるまでは上記の(11)以外でグループの輻輳を判定し、判定に使った方法で、グループ間の輻輳の差が一定の範囲内となった場合に上記(11)の方法での判定に切り替えるとしてもよい。
なお、応答部4又は割振部5は、観測時間としては固定周期の観測窓で観測してもよいし、観測する時間を過去の所定期間での移動平均とするスライディングウインドウで観測してもよいし、過去の履歴を指数関数的に忘却し、実効的に近々の観測を重視して指数平均した観測であってもよい。
また、ONU3毎の帯域の観測の仕方としては、グループ替えに伴う通信断時間を割当零の時間として観測する方法と、グループ替えに伴う通信断時間は無視する観測の仕方があるが、第1の動作としてはグループ替えに伴う通信断時間を割当零の時間として観測する方が望ましい。
例えば、制御機であるOLT2の応答部4又は割振部5が、割当を周期的に観測しているとする。更に、制御機は、観測した帯域を指数関数的に忘却し、実効的に近々の観測を重視して指数平均した観測時間で、グループ替えに伴う通信断時間を考慮して観測するものとする。また、各ONU3の要求は、割当てられる帯域よりも大きいものとする。j番グループの帯域をGj、時間Tにおける収容ONU3の数をNj(t)、観測の忘却に関する係数を(1−k)、i番ONU3の割当をBi(t)とする。この場合、観測時間における割当の履歴であるRBi(t)は、式(1)で表される。
RBi(t)=kBi(t)+(1−k)RBi(t) …(1)
ここで、i番のONU3であるONU3−iの割当Bi(t)は、j番グループに属している場合、Gi/Nj(t)でありグループ替えに伴う断時間は零となる。また忘却に関する係数は忘却するまでの時間が、割振の周期に比べて十分に大きくなる値である。
[2]第2の動作
第2の動作は、グループの輻輳がより重輻輳のグループに属するONU3の内で、より重輻輳のグループに属していた時間積の大きいONU3又はグループの輻輳がより重輻輳のグループに属するONU3の内でより軽輻輳のグループに属していた時間積の小さいONU3をグループ替えする。時間積は、例えば、グループ毎の輻輳の第1の動作で例示した値で示しその時間積としてもよいし、輻輳を複数の段階に分けてそれぞれ所定の値を割付、例えば、軽輻輳を0と重輻輳を1と割り付け、その値の時間積としてもよい。
第2の動作は、第1の動作と比べ、個別のONU3の帯域自体を観測せずに、少なくとも軽輻輳グループから重輻輳グループへの滞在時間のみを観測すればよい。このため観測が容易である。更に、グループ内でのONU3毎の実帯域割当の値をグループ替えに使用しないので、グループ内の帯域割当と、グループ間のONU3の割振りを分離して制御することが容易である。公平な割当は、グループ内での帯域割当が公平であり、割振の前後を通してONU3の要求の分布状況の変化が無視でき、グループ替えによるグループ間の輻輳状況が平準化されれば実現できる。
所定の周期や契機に従って応答部4がグループ替えを行う場合、要求有又は要求有との予測且つ所望の割当から所定期間の割当履歴が低い又は高い割当対象にその差分が解消するように、単一または複数の所定期間グループ替えを優先的に行う又は抑止するように指示する。
[3]第3の動作
第3の動作は、グループの輻輳がより重輻輳のグループに属するONU3の内でグループ替えに伴う通信断の時間積が小さいONU3をグループ替えする。第1の動作と同様の例で示すと、通信断の時間Ti(t)の時間積RTi(t)は、式(2)で表される。
RTi(t)=kTi(t)+(1−k)RTi(t) …(2)
なお、グループ替えに伴う通信断の時間積は、通信断の時間がONU3毎に差異がないとみなせる場合は、割振回数に置き換えてもよい。
通信断の時間積は、実効的に通常よりも割当アルゴリズム等で割当量が、グループ替えがなかった場合に比べて、要求履歴の更新が不十分である等の理由によって割当量が制限される時間を含んでいてもよいし、制限される時間はその制限される量を係数として乗じた時間として含んでいてもよい。
このため、第3の動作も、実効的にグループ替えに伴う通信断時間及び重輻輳グループに所属した時間積と軽輻輳グループに所属した時間積が均等となり、グループ内の帯域割当は、過去のONU3の割当履歴を考慮せずに、その時々の重み付けに応じて割当てれば、グループを跨ったONU3の間での公平な帯域割当が可能となるのは、第1の動作と同様である。
更に、第3の動作は、制御機はグループ毎の割当を保持せずに通信断の時間積のみ保持するため、第2の動作と同様に、第1の動作に比べて履歴の保持と処理が容易である。
[4−1]第4の動作(その1)
第4の動作(その1)は、ONU3毎のグループ替えに伴う通信断時間積のばらつきをONU3の間で一定の範囲内に抑える。一定の範囲内とは、例えば、一回のグループ替えに伴う通信断時間以下である。割振に際して、第1〜第3の動作のようにグループの輻輳に基づいて、重輻輳グループから軽輻輳グループへとグループ替えを行ってもよいし、後述の第4の動作(その3)の例で示すように巡回的にグループ替えを行ってもよい。
巡回的にグループ替えを行う場合、各グループのアクティブなONU3の数または要求等の輻輳が平準化される状況であることが望ましい。ここで、アクティブなONU3の数または要求等の輻輳が平準化される状況とは、例えば、アクティブなONU3の数の差がグループ間で1以下、又は割当が要求を超過しないONU3の割当の総和の差がグループ間で割当が要求を超過しないONU3の割当以下のような状況である。
このような状況下且つ要求の状況が概ね一定とみなせる時間の間に巡回的にグループ替えを行う場合、応答部4又は割振部5は、多くとも全ONU3が全グループへのグループ替えを行えばよい。同様の輻輳のグループの数と、アクティブ又は割当が要求を超過しないONU3の数がそれぞれ複数の場合は、グループ数の半分のグループへのグループ替えを行えばよい。いずれの場合も長期的には、実効的にグループ替えに伴う通信断時間及び重輻輳グループに所属した時間積と軽輻輳グループに所属した時間積がそれぞれ均等に近づき、グループ内の帯域割当は、過去のONU3の割当履歴を考慮せずに、その時々の重み付けに応じて割当てれば、グループを跨ったONU3の間での公平な帯域割当が容易に可能となる。
[4−2]第4の動作(その2)
第4の動作(その2)では、ONU3が重輻輳のグループと軽輻輳のグループに収容される期間のばらつきを、ONU3の間で一定の範囲内に抑える。一定の範囲内とは、例えば、割振に伴なう通信断の時間に相当する時間に割当て得る最大の帯域である。割振に際して、第1〜第3の動作のように重輻輳グループから軽輻輳グループへとグループ替えを行ってもよいし、後述の第4の動作(その3)の例で示すように巡回的にグループ替えを行ってもよい。いずれの場合も長期的には、実効的にグループ替えに伴う通信断時間及び重輻輳グループに所属した時間積と軽輻輳グループに所属した時間積が均等に近づき、グループ内の帯域割当は、過去のONU3の割当履歴を考慮せずに、その時々の重み付けに応じて割当てれば、グループを跨ったONU3の間での公平な帯域割当が容易に可能となる。
[4−3]第4の動作(その3)
第4の動作(その3)は、第4の動作(その1)と第4の動作(その2)の組み合せである。即ち、グループ毎の通信状態と、送受信機がどの応答部4にどの期間滞在しているかと、グループ替えに伴う通信断の時間とを観測し、公平性を観測する観測周期における全送受信機の割振に伴う通信断時間と、所属するグループの輻輳の時間積とが公平となるようにグループ指定指示を出す。
第4の動作(その3)は、第4の動作(その1)で、グループ間で輻輳の平準化ができず、グループ替えの周期のそれぞれで常に重輻輳のグループに所属するONU3と常に軽輻輳のグループに所属するONU3に分類されるような状況が発生する場合に、その不公平を補正することができる。また、第4の動作(その3)は、グループ替えに伴う通信断時間が甚だしく大きく、第4の動作(その2)で割振の回数の多寡による割当の差異が甚だしい状況が発生する場合にも、その不公平を補正することができる。これは、第4の動作(その3)は、割振にともなる通信断時間の平準化と軽輻輳と重輻輳のグループに、それぞれ属していた時間を平準化することができるためである。
軽輻輳と重輻輳のグループにそれぞれ属していた時間の積は、軽輻輳のグループ同士の輻輳の程度及び重輻輳のグループ同士の輻輳の程度がそれぞれ観測時間を通じて同程度である場合は、単純に軽輻輳と重輻輳のグループにそれぞれ属していた時間の積をとればよい。グループ毎にまた時間によって輻輳の程度が異なる場合は、所属時間に輻輳の程度を乗じた値を積算することでそれぞれ属していた時間の積をとればよい。所属時間に輻輳の程度を乗じた値を積算する場合は、軽輻輳のグループに所属していた時間積と重輻輳のグループに所属していた時間積をそれぞれ個別に積算せずに一つの積算値として保持してよい。グループ替えに伴う通信断時間も個別に積算してもよいが、輻輳が甚だしく通信が全くできない状況としてとみなして軽輻輳のグループに所属していた時間積と重輻輳のグループに所属していた時間積と一緒に積算してもよい。まとめて積算する場合、保持すべき値が少なくなる効果がある。
割当が均等を公平とする例を用いて以下説明を加える。例えば、応答部4が2個であり、全送信機の帯域割当に関する重み付け及び切り替え時間が同一であり、一方が軽輻輳で他方が重輻輳であれば全送信機に概ね等しい時間だけ軽輻輳と重輻輳の応答部4でそれぞれ識別されるグループに属することとする。
切替時間が同一であれば、帰属する応答部4で識別されるグループのONU3の数と、保証帯域に対する要求の総和と、保証帯域から固定帯域を減じた帯域に対する要求から固定帯域を減じたものの総和との時間積が均等となるようにすればよい。
例えば、送信機iに対する軽輻輳の応答部4での割当帯域とその時間とを、それぞれBli、Tliとする。重輻輳の応答部4での割当帯域とその時間とを、それぞれBsi、Tsi、とする。グループ替えに伴う通信断時間における割当帯域とその時間とを、それぞれBhi、Thiとする。応答部4又は割振部5は、全ての送信機iに対して、(Bhi・Thi+Bsi・Tsi+Bli・Tli)が一定となるように、式(3)のように制御する。
∀i, Bhi・Thi+Bsi・Tsi+Bli・Tli=const …(3)
以下、巡回的に割当することで、実効的に式(3)を満たす。ここで、単純のために、グループを構成するONU3の通信状態は、グループ替えが一巡する間同様(全てがGreedy)の例で示している。但し、一巡する間に変動しても、統計的、長期的に見れば同様とみなし得るので、本例と同様の効果がある。この場合、式(3)では、式(4)と式(5)と式(6)とが満たされている。
Thi+Tli=const …(4)
Bhi=BW/([N/L]) …(5)
Bsi=BW/([N/L]+1) …(6)
ここで、BWは、応答部4毎の帯域を表す。Nは、送信機数を表す。Lは、応答部4数を表す、[ ]は、少数切捨てを表す。
OLT2としての通信装置は、例えば、PON等の光ファイバ網等の通信網を経由する光信号等の信号によって、他の通信装置との通信を実行する通信装置である。この通信装置は、例えば、OLT(光加入者線端局装置)である。通信装置は、例えば、OSU(Optical Subscriber Unit)でもよい。通信装置は、例えば、光信号を切り替えるスイッチ部(SW)を備える又は備えないOLTと、他のスイッチ部(SW)との組み合わせでもよい。通信装置は、例えば、OLTとONU(光加入者線終端装置)との組み合わせでもよい。通信装置は複数の機器を備えてもよい。また、ONUやMUX(マルチプレクサ)やDEMUX(デマルチプレクサ)やスイッチ等の他の通信装置であってもよい。
次に、例として、OLT2としての通信装置が、TWDM(Time and Wavelength Division Multiplex)−PONシステムのようなITU−T勧告準拠のPONのOLTである場合を前提に、動作等を例示する。ここで、TWDM−PONとしているが、PONは、ITU−T勧告準拠のTWDM−PON以外のPONであってもよい。例えば、PONは、GE(Gigabit Ethernet(登録商標))−PON、10 GE−PON等のIEEE規格準拠のPONであってもよい。TC(Transmission Convergence)レイヤやPMD(Physical Medium Dependent)レイヤは、標準規格において対応する層に読み替えれば同様である。
OLT2としての通信装置は、ハードウェア又はソフトウェア又はそれらの組み合わせの部品又は部品化した機能を備える。例えば、OLT2としての通信装置は、サービス毎あるいは通信事業者毎に異なる機能等を、汎用化した入出力インタフェース(例えば、FASA(Flexible Access System Architecture:新アクセスシステムアーキテクチャ)アプリケーションAPI)を用いて実現されるソフトウェア部品であるアプリケーション(例えばFASAアプリケーション)と、該アプリケーションに汎用化した該入出力インタフェースを提供すると共に標準化されている等の理由で、サービスや要求に応じた変更が不要な機能を提供するアクセスネットワーク装置の基盤的構成要素(例えば、FASA基盤)とを備える。ここで、汎用化した入出力インタフェースを用いることにより、機能の追加や入替を容易にし、様々な要求のサービスを柔軟かつ迅速に提供する。なお、本明細書では、アプリケーションを「アプリ」とも記載する。
部品間のやり取りは、例えば、後述のミドルウェア部120を介すが、OLT2としての通信装置の独自の転送経路や手段を用いてもよいし、OpenFlowや、Netconf/YANGや、SNMP(Simple Network Management Protocol)等の規格化された手段を用いてもよい。
また、部品間のやり取りは、内部配線、バックボード、OAM部、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤(Cont盤)等の経路のいずれでよい。部品間のやり取りを直接終端して入力する場合、OAM部又は主信号にカプセル化してもよい。部品間のやり取りをいずれかの箇所で終端して、内部配線、バックボード、OAM部、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤等の経路を経由して入力してもよい。OAM部や主信号線を用いる場合、OAM部や主信号にカプセル化することが望ましい。主信号線を通す場合はOSU又は他箇所のスイッチ部にて振り分けることが望ましい。
本実施形態では、OLT2としての通信装置は、更に、FASAアプリケーション等のアプリケーション又はFASA基盤等のプラットフォーム等でソフトウェア部品のためのインタフェースを備える。
OLT2の応答部4及び割振部5は、インタフェースを備える。インタフェースは、例えば、応答部4に割振られた識別子の通知等に関するインタフェースである。例えば、インタフェースは、DBA等の処理や通信応答処理が割振られたか否かを割振部5から応答部4に通知するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、応答部4から他の応答部4への割振を通知するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、応答部4から割振部5への処理負荷を通知するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、割振部5から応答部4に、休止/起動/追加/削除を指示するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、応答部4が休止/起動/追加/削除を通知するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、削除した応答部4のリソースを開放するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、応答部4を追加するに必要なリソースを確保するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、応答部4の間の割振対象とする時間領域を指定又は変更するためのインタフェースである。例えば、インタフェースは、応答部4の間の割当対象とする時間領域を指定又は変更するためのインタフェースである。
割振部5はスイッチ部に配置するのが望ましい。スイッチ部に配置し、処理要求や関連する情報を当該応答部4に割振し、当該応答部4から処理結果を振り戻すのが容易である効果がある。スイッチ部に無い場合は、割振部5は応答部4に加えて、処理に係る入出力をスイッチ部経由で入出力する場合はスイッチ部に、それ以外の経路振分を用いる場合は当該経路振分に指示する。なお、指示部が、直接に指示してもよいし、コントローラやEMS等を経由して指示しても良い。
(実施形態1−1)
実施形態1−1では、TWDM−PONに用いられる通信システムを構成する通信装置の構成について説明する。実施形態1−1で説明する通信装置は、図1に示すOLT2aや、図2に示すOLT2bとして用いられる。以下、通信装置のアーキテクチャの例として、第1例から第6例までを説明する。通信システムを構成する通信装置のアーキテクチャは、下記で説明する第1例から第6例まで以外のアーキテクチャであってよい。例えば、アーキテクチャの第1例から第6例における通信装置のソフトウェア部は、ハードウェア部でもよい。
(アーキテクチャの第1例)
図3は、通信装置のアーキテクチャの第1例を示す図である。アーキテクチャの第1例では、通信装置は、動作が機器に依存する非汎用の機器依存部110と、機器依存部110のハードウェアやソフトウェアの違いを隠蔽するミドルウェア部120と、動作が機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。したがって、機器依存部110(ベンダ依存部)は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存する機能部である。言い換えれば、機器依存部110は、他の通信機器との互換性が小さく、新たに製造された通信機器(特に、準拠する標準や製造ベンダが異なる機器)にはそのまま用いることができない。機器依存部110は、ネットワーク機器に備わる1以上の機能を実行する。
また、機器無依存アプリ部130は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存しない機能部である。言い換えれば、機器無依存アプリ部130は、他の通信機器との互換性が大きく、新たに製造された通信機器(特に、準拠する標準や製造ベンダが異なる機器)にそのまま用いることができる。機器無依存アプリ部130に設けられるアプリの具体例として、ネットワーク機器における設定処理を行うアプリ、設定の変更処理を行うアプリ、アルゴリズム処理を行うアプリ等がある。
ミドルウェア部120と機器無依存アプリ部130とは、機器無依存API21を介して接続される。機器無依存API21は、機器に依存しない入出力IFである。
機器依存部110は、例えばハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及びOAM(Operation Administration and Maintenance)部114を備えて構成される。ハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及びOAM部114と、ミドルウェア部120とは、機器依存API23を介して接続される。機器依存API23は、機器に依存する入出力IFである。機器依存部110は、更にNE(Network Element)管理・制御部115を備える。NE管理・制御部115とミドルウェア部120とは、機器依存API25を介して接続される。機器依存API25は、機器に依存する入出力IFである。
どのような機能を機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とするかは、ミドルウェア部120や機器無依存アプリ部130を実現するための処理に由来する制限、例えば、ソフトウェアの処理能力に由来する制限に加えて、機能の更新頻度や拡張機能の重要度等に応じて決められてもよい。これによって、通信装置は、機器無依存アプリ部130による拡張機能部(独自機能部)の柔軟かつ迅速な追加を容易にし、通信サービスをタイムリーに提供することができる。
例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA(Dynamic Bandwidth Assignment)等の更新頻度が高い機能又は通信サービス差異化に寄与する機能を優先して、機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とすることを決めてもよい。更に、共用化を図る機器の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに関して差異の隔たりが小さいものから、機器無依存アプリ部130としてもよい。
準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに対しては最適でない場合でも、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの機能のいずれかを汎用化するために、機能を実行するための共通IFが用いられてもよい。共通IFの中には、機器依存部110の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダのいずれかにおいて使用されないIFやパラメータが含まれていてもよい。
図3及び後述する図4に示すミドルウェア部120と、後述する図5及び後述する図6に示す機器依存部110のドライバと、後述する図4及び後述する図6に示す機器依存アプリ部150(ベンダ依存アプリ部)との少なくともいずれかに、IFやパラメータ等を機器依存部110に対応するように変換する変換機能部や、不足するIFやパラメータ等に対応して自動設定する機能部を更に備えてもよい。
図3に示す機器依存部110は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ソフトウェア部113とを備える。ハードウェア部111(PHY)は、物理層から光送受信関連の処理まで(PHYsical sublayer処理)を実行する。ハードウェア部112(MAC)は、MAC(Media Access Control)処理を実行する。ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、準拠する標準規格や製造ベンダに依存する。ソフトウェア部113は、機器依存のドライバ、ファームウェア、アプリケーション等を実行する。
機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、これら以外に汎用サーバやレイヤ2スイッチ等を備えてもよい。機器依存部110は、ハードウェア部112(MAC)を備えなくてもよい。機器依存部110は、ハードウェア部111(PHY)の一部を備えなくてもよい。例えば、機器依存部110は、変復調信号処理、前方誤り訂正(FEC、Forward Error Correction)、符復号処理、暗号化処理等の低位の信号処理を備えずに、光関連の機能のみを備えてもよい。機器依存部110は、データを符号化する部分であるPCS(PHYsical Coding Sublayer)を備えなくてもよい。機器依存部110は、データのシリアル化を行うPMA(Physical Medium Attachment)とPCSとを備えなくてもよい。機器依存部110は、物理媒体に接続するPMDを備えなくてもよい。機器依存部110は、ミドルウェア部120がソフトウェア部113を介さずに機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を直接に駆動、制御、操作又は管理する場合、ソフトウェア部113を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3(図3では、拡張機能A、拡張機能B及び拡張機能C)と、基本機能部132と、管理・制御エージェント部133とを備える。管理・制御エージェント部133は、EMS(Element Management System)140からデータをやり取りする。
図ではEMS140及び外部の装置160がミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ部130に接続しているが、EMS140及び外部の装置160は必ずしもミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ部130に接続している必要は無い。EMS140及び外部の装置160は、必要に応じてミドルウェア部120に適宜接続してもよいし、機器無依存アプリ部130に直接接続してもよい。また「ミドルウェア部120経由で接続」と表現しているが、この表現は機器無依存アプリ部130からみた視点での表現である。実際には、ハードウェアでの接続の後にミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ同士が接続している。
以下、拡張機能部131−1〜131−3に共通する事項については、符号の一部を省略して、「拡張機能部131」と表記する。EMS140は、例えば、NEのコントローラである。なお、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132と管理・制御エージェント部133とのうちいずれかを含まなくてもよいし、管理・制御エージェント部133が基本機能部132に含まれていてもよいし、管理・制御エージェント部133が基本機能部132やミドルウェア部120に含まれていてもよい。
機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131、基本機能部132、及び管理・制御エージェント部133以外の構成を、更に含んでいてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてもよい。また、機器無依存アプリ部130は、1個以上の拡張機能部131を含んでもよい。
拡張機能部131は、他の機能に不要な影響を与えずに独立して追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。例えば、拡張機能部131は、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を実行する拡張機能部131が必要になった場合、適宜に追加、削除、入替又は変更されてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部120よりも下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含み、ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140と入出力しなくてよい。更に、管理・制御エージェント部133が管理設定機能を備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。また、機器依存部110は、NE管理・制御部115と、NE管理・制御部115の下位の機能部の機器依存アプリ部150(後述する図4及び後述する図6参照)によって代替されてもよい。
管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。
機器無依存アプリ部130と機器依存部110との入出力の例は以下である。
例えば、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部は、TCレイヤのエンベデッドOAMエンジン(Embedded OAM Engine)と、相互に情報を入出力する。DWBA(Dynamic Wavelength and Bandwidth Assignment)アプリ及びONU登録認証アプリ部は、TCレイヤのPLOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。省電力アプリ部は、OMCI及びL2主信号処理機能部(L2機能部)と相互に情報を入出力する。MLD(Multicast Listener Discover)プロキシアプリ部は、L2機能部と相互に情報を入出力する。低速監視アプリ(OMCI)は、OMCIと相互に情報を入出力する。OMCI及びL2機能部は、XGEMフレーマ(XGPON Encapsulation Method Framer)及び暗号化を動作させる。ここで、DWBAとDBAは、別体、一体又は組み合わせでもよい。例えば、管理・制御エージェント部133は、保守運用機能のアプリ部であり、NE管理・制御部115のためのNEコントローラ等であるEMS140と、相互に情報を入出力する。
なお、機器無依存アプリ部130の実装には、優先順位があってもよい。例えば、管理・制御エージェント部133が最も優先される第1の優先順位である。第2の優先順位以下は、例えば、DBAアプリ、DWBAアプリ、省電力アプリ、ONU登録認証アプリ、MLDプロキシアプリ、プロテクションアプリ、低速監視アプリ(OMCI)の順である。
機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、ITU−T G.989シリーズに準拠するTWDM−PONと、ITU−T G.987シリーズに準拠するXG−PONと、ITU−T G.984シリーズに準拠するG−PONと、ITU−T G.983シリーズに準拠するB(Broadband)PONとのいずれにもよらずに動作するアプリである。機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、IEEE802.3avやIEEE1904.1等に準拠する10GE−PONとIEEE802.3ahに準拠するGE−PON等の差異とによらずに動作するアプリである。
拡張機能部131のアプリとして、機器無依存API21を介して、一部のベンダ、方式、種別、世代に備える機能を駆動するためのアプリや、一部のベンダ、方式、種別、世代の装置のみに備える機能を駆動するアプリを含んでいてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140及びミドルウェア部120と入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、NE管理情報及び制御情報をEMS140と直接送受信してもよいし、管理・制御エージェント部133を介して、NE管理情報及び制御情報を送受信してもよい。
ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130と機器無依存API21を介して情報を入出力する。ミドルウェア部120は、機器依存API23を介して、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)と情報を入出力する。ミドルウェア部120は、入力した情報を、そのまま又は所定の形式で出力する。例えば、ミドルウェア部120は、出力先が機器無依存アプリ部130の各部であれば、機器無依存API21の各部の入力形式に情報を変換する。出力先が機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)であれば、ミドルウェア部120は、それぞれに入力する形式の機器依存API23の形式に変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を出力先に送信する。
ミドルウェア部120は、入力の際に、それぞれの入力先に不要な入力情報は削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API21や機器依存API23を介して収集して補足することが望ましい。また、ミドルウェア部120への入力の際に、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
図3では、ミドルウェア部120や機器依存部110は単一で例示したが、それぞれ複数から構成されていてもよい。機器依存部110のハードウェアに複数のプロセッサが含まれる場合、ミドルウェア部120はプロセッサやハードウェアをまたいでプロセッサ間通信等を用いて入出力してもよい。機器無依存アプリ部130間や機器無依存アプリ部130をDLL(Dynamic Link Library)のような実行プログラムとして、単一のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよいし、複数のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよい。
また、機器無依存アプリ部130は、API等の入出力IFを確保した上でカーネル空間に配置してもよいし、独立にファームウェア等に入替可能なIFを有するミドルウェア部120とともに配置してもよいし、ファームウェア等に組み込んでコンパイルし直してもよい。機器無依存アプリ部130毎にユーザ空間やカーネル空間を任意の組み合わせとしてもよい。
同一の機能に対応する機器無依存アプリ部130を、ユーザ空間とカーネル空間の両方で実装可能としてもよい。この場合、例えば、切り替えていずれかを選択してもよいし、両方協働して処理してもよいし、一方のみで実処理を行うとしてもよい。機器依存部110のソフトウェアも同様である。
望ましくは、主信号処理やDBA処理や低レイヤの信号処理のように高速処理が必要であるほど、拡張性・入替の即時性とトレードオフはあるが、オーバーヘッドが少なく高速な処理が期待されるカーネル空間やファームウェアに組み込むことが望ましい。機器依存アプリ部150(後述する図4及び後述する図6参照)を配置するプロセッサもプロセッサ間通信によるバスや速度等の制限、通信路の占有等による他のプログラムへの影響の観点から、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサのユーザ空間やカーネル空間やファームウェア上に配置することが望ましい。ただし、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサの能力を軽減するためにはプロセッサ間通信によるコミュニケーションコストは増大するが、遠隔のプロセッサで処理するとしてもよい。
機器無依存API21は、追加する拡張機能部131を想定してミドルウェア部120に予め備えられることが望ましいが、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
なお、本例では、ソフト化領域を、基本機能部132、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131、ミドルウェア部120としたが、ソフト化領域は、サービスアダプテーション(暗号化、フラグメント処理、GEMフレーム化/XGEMフレーム化、PHYアダプテーションのFEC、スクランブル、同期ブロック生成/抽出、GTC(GPON Transmission Convergences)フレーム化、PHYフレーム化、SP変換、符号化方式も対象としてもよい。アーキテクチャのソフト化機能の実装例とハードウェア部に対応する機能配備の例を説明する。機能配備は、例えば、ネットワーク機器又は外部のサーバにソフト化機能を備える。これは他の例でも同様である。
(アーキテクチャの第2例)
図4は、通信装置のアーキテクチャの第2例を示す図である。図4では、通信装置は、図3に示す通信装置のミドルウェア部120の配下に機器依存アプリ部150を更に備えた構成である。アーキテクチャの第2例は、機器依存アプリ部150を備えること以外は、アーキテクチャの第1例と同様である。
図4では、通信装置は、準拠する機器依存部110の標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等を実行するソフトウェア部113と、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)やソフトウェア部113の少なくとも一部を駆動する機器依存アプリ部150と、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及び機器依存アプリ部150の違いを隠蔽するミドルウェア部120と、機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。
ミドルウェア部120と機器依存アプリ部150とは、機器依存API23で接続される。機器依存アプリ部150と、機器依存部110のOAM部114、ソフトウェア部113、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とは、機器依存API24で接続される。機器依存アプリ部150と管理・制御エージェント部133とは、API26で接続される。
機器無依存アプリ部130は、例えば、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133と、基本機能部132と、拡張機能部131とを備える。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第1例と同様に、管理・制御エージェント部133と基本機能部132と拡張機能部131とのうちいずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133と基本機能部132と拡張機能部131と以外の機能部を、更に備えてもよい。また、拡張機能部131は、アーキテクチャの第1例と同様に、他の機能に影響を与えずに追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。
基本機能部132は、各拡張機能部131の一部として含まれていてもよいし、ミドルウェア部120の下位で代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合や、ミドルウェア部120の下位が基本機能部132を代替する場合や、それらの組み合わせである場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
また、基本機能部132の一部もミドルウェア部120の下位の機器依存アプリ部150で代替してもよい。管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、直接入出力してもよい。ミドルウェア部120の下位が基本機能部132の全てを代替する場合、機器無依存アプリ部130は、基本機能部132を備えなくてもよい。
図4に示す通信装置において、機器依存アプリ部150は、ミドルウェア部120を介して情報を入出力してもよいし、管理・制御エージェント部133から情報を直接入出力してもよいし、両者のうちのいずれかとの間で情報を入出力してもよいし、EMS140と直接入出力してもよい。また、機器依存アプリ部150が、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定されており、ミドルウェア部120を介してEMS140から管理及び制御情報を取得可能である場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、ミドルウェア部120を介して少なくとも機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間又はソフトウェア部113との間で、情報を入出力する。機器無依存アプリ部130は、必要に応じてミドルウェア部120を介して、相互に入出力する。特に、機器無依存アプリ部130は、EMS140との間で入出力された情報に応じて制御又は管理を実行する場合、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133との間で、情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介して管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、EMS140との間で、NE管理情報及び制御情報を直接入出力してもよい。
機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力している。機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133を介さずに、EMS140との間で、情報を直接入出力してもよい。管理・制御エージェント部133は、EMS140、ミドルウェア部120及び機器依存アプリ部150との間で、情報を入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、EMS140との間で、NE管理情報及び制御情報を直接入出力してもよい。ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130との間で、機器無依存API21を介して情報を入出力し、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間で、機器依存API23を介して情報を入出力する。
図4に示すミドルウェア部120は、図3に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で入力する。機器無依存API21は、後から追加する拡張機能部131を想定して、予めミドルウェア部120に備えることが望ましいが、必要に応じて、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第3例)
図5は、通信装置のアーキテクチャの第3例を示す図である。図5では、図3に示すアーキテクチャの第1例で説明したミドルウェア部120の代わりに、基本機能部132が、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、拡張機能部131との入出力を行う。その他の機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第1例と同様である。
なお、図ではEMS140及び外部の装置160が基本機能部132を介して機器無依存アプリ部130に接続しているが、EMS140及び外部の装置160は必ずしも基本機能部132を介して機器無依存アプリ部130に接続している必要はない。EMS140及び外部の装置160は、必要に応じてミドルウェア部120に適宜接続してもよいし、機器無依存アプリ部130に直接接続してもよい。また「ミドルウェア部120経由で接続」と表現しているが、この表現は機器無依存アプリ部130からみた視点での表現である。実際には、ハードウェアでの接続の後にミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ同士が接続している。
アーキテクチャの第1例と比べて、第3例は、機器依存API23、25を備えるミドルウェア部120を、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかが異なる機器毎に作成する必要がない。これによって、アーキテクチャの第3例の通信装置は、機器間世代間でより多くの機能を汎用化して移植し易く、接続性の検証も容易で、機器の機能が堅牢となる効果がある。
アーキテクチャの第3例による通信装置は、機器依存部110と、機器無依存アプリ部130とを備える。機器依存部110は、準拠する標準規格又は機器製造ベンダ等に依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等のソフトウェア部113とを備える。ドライバ等は、機器依存部110の違いを隠蔽する。
機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と、基本機能部132とを備える。基本機能部132は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との違いを隠蔽するドライバを介して、機器無依存API27(移植用IF)により機器依存部110と接続する。機器無依存アプリ部130は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との違いを隠蔽するドライバを介して、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との間で、データを入出力する。
基本機能部132と拡張機能部131とは、機器無依存API22(拡張用IF)を介して接続される。基本機能部132と機器依存部110とは、機器無依存API27を介して接続される。機器無依存アプリ部130の内の基本機能部132が、ミドルウェア部120の代わりに、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)や拡張機能部131との間で、情報の入出力を行う。
機器無依存アプリ部130は、必要に応じて基本機能部132を介して、相互に入出力する。機器無依存アプリ部130の拡張機能部131は、基本機能部132及び機器無依存API22を介して、情報を入出力する。基本機能部132は、拡張機能部131と機器無依存API22を介して情報を入出力し、機器依存部110のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器無依存API27とを介して情報を入出力する。
基本機能部132は、図3に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で情報を入力する。例えば、他の機器無依存アプリ部130であれば、基本機能部132は、入力する形式の機器無依存API22の形式にそれぞれに変換し、機器依存のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部であれば、入力する形式の機器無依存API22の形式にそれぞれに変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を入力する。入力の際に、基本機能部132は、それぞれの入力先に不要な入力情報を削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API22や機器無依存API27を介して収集して補足することが望ましい。しかし、基本機能部132は、入力先への入力を、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とを備える。機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132とのうち、いずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132と以外の機能部を、更に備えてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてよい。
拡張機能部131は、他の機能に影響を与えることなく独立に追加又は削除可能であることが好ましい。例えば、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を拡張機能部131とする場合、拡張機能部131が必要になった場合に、適宜追加し、不要となった場合に適宜削除し、変更に応じて入替又は変更してもよい。
機器無依存API22は、後から追加する拡張機能部131を想定して、基本機能部132に予め備えることが望ましいが、必要に応じて、機器無依存API22、機器無依存API27、他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第4例)
図6は、通信装置のアーキテクチャの第4例を示す図である。アーキテクチャの第4例とアーキテクチャの第3例との違いは、通信装置が、基本機能部132の配下に、機器依存アプリ部150を備える点である。このように、アーキテクチャの第4例の通信装置は、機器依存アプリ部150を備えることで、基本機能部132の構成を簡易化できる効果がある。
図6に示す通信装置は、機器依存部110と、機器無依存アプリ部130とを備える。機器依存部110は、準拠する標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等のソフトウェア部113と、機器依存部110の少なくとも一部分を駆動する機器依存アプリ部150とを有する。機器無依存アプリ部130は、移植用IFとハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェアとの違いを隠蔽するドライバを介して又は移植用IFと機器依存アプリ部150とを介して、機器に依存しない処理を実行する汎用の機器無依存アプリである。機器無依存アプリ部130内の基本機能部132と、機器依存部110内の機器依存アプリ部150とは、機器無依存API27を介して接続される。機器依存アプリ部150と機器依存部110の他の機能部とは、機器依存API24を介して接続される。
機器無依存アプリ部130内の基本機能部132は、ミドルウェア部120の代わりに、基本機能部132がハード、拡張機能部131との入出力を行う。基本機能部132の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133(図3、図4参照)相当を含んでいてもよいし、拡張機能部131として管理・制御エージェント部133を備えてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131と機器無依存API22(拡張用IF)を介して入出力し、機器依存部110のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器無依存API27(移植用IF)を介して入出力し、機器依存部110の差異を隠蔽する機器依存部110のドライバ又は機器依存アプリ部150と機器無依存API27を介して入出力する。
基本機能部132は、図3に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で入力する。アーキテクチャの第3例と同様に、基本機能部132の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133相当を含んでいてもよいし、拡張機能部131として管理・制御エージェント部133を備えてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とを備える。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第3例と同様に、拡張機能部131と基本機能部132とのいずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第3例と同様に、拡張機能部131と基本機能部132と以外の機能部を、更に備えてもよい。
拡張機能部131は、アーキテクチャの第3例と同様に、互いに独立に他の機能に影響を与えずに、追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。基本機能部132の一部は、機器依存アプリ部150で代替してもよい。機器依存アプリ部150は、情報を基本機能部132から直接入出力しているが、そのまま又は所定の変換の後に、基本機能部132を介さずにEMS140との間で情報を入出力してもよい。
機器無依存API22、27は、図3に示すアーキテクチャの第1例と同様に、後から追加する拡張機能部131を想定して、基本機能部132に予め備えることが望ましいが、機器無依存API22、機器無依存API27、他の機器無依存アプリ部130、機器依存アプリ部150又は機器依存API24の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第5例)
図7の右上図は、アーキテクチャの第5例を示す図である。図7の右下図はアーキテクチャの第1〜第4例に相当する。同図では、通信装置がOLTである場合を示している。アーキテクチャの第5例は、外付ハードにOLTの機能を実装(クラウド化)することで、既存/市中品OLTハードを活用して、サービスに応じた機能追加/変更を用意とする機能クラウド化のアプローチを行う場合に好適である。
本例では、通信装置は、既存/市中品ハードウェアと外付ハードウェアからなる。例えば既存/市中品ハードウェアは機器に依存する非汎用の機器依存部110であり、外付ハードウェア上にハードウェアやソフトウェアの違いを隠蔽するミドルウェア部121と、動作が機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。したがって、同図のミドルウェア以下の機器依存部(ベンダ依存部)は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存する機能部である。また、機器無依存アプリ部130は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存しない機能部である。
ミドルウェア部121と機器無依存アプリ部130とは、機器に依存しない入出力IFである機器無依存APIを介して接続される。機器依存部110の例えば、ソフトウェア部、OAM、ハードウェア部(PHY)及びハードウェア部(MAC)と、外付ハードウェア上のミドルウェア部121とは、機器に依存する入出力IFである機器依存API及び既存/市中品ハードウェアと外付ハードウェア間の機器間接続を介して接続される。
本アーキテクチャでは機器無依存アプリ部130による拡張機能部(独自機能部)の柔軟及び迅速な追加を容易にし、通信サービスをタイムリーに提供することができる。ここで、機器依存部110は、図7に示す保守運用、アクセス制御、物理層処理、光モジュルであってもよく、機器自体の構成による。
例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更新頻度が高い機能又は通信サービス差異化に寄与する機能を優先して、機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とすることを決めてもよい。更に、共用化を図る機器の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに関して差異の隔たりが小さいものから、機器無依存アプリ部130としてもよい。
準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに対しては最適でない場合でも、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの機能のいずれかを汎用化するために、機能を実行するための共通IFが用いられてもよい。共通IFの中には、機器依存部110の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダのいずれかにおいて使用されないIFやパラメータが含まれていてもよい。
ミドルウェア部121と、機器依存部110のドライバと、機器依存アプリ部150(ベンダ依存アプリ部)との少なくともいずれかに、IFやパラメータ等を機器依存部110に対応するように変換する変換機能部や、不足するIFやパラメータ等に対応して自動設定する機能部を更に備えてもよい。
機器依存部110は、ハードウェア部と、ソフトウェア部とを備える。ソフトウェア部は、機器依存のドライバ、ファームウェア、アプリケーション等を実行する。
機器依存部110は、物理媒体に接続するPMD、MAC、データのシリアル化を行うPMA、データを符号化する部分であるPCS又はPHYの一部を備えなくてもよい。例えば、変復調信号処理、前方誤り訂正(FEC)、符復号処理、暗号化処理等の低位の信号処理を備えずに光関連の機能のみを備えてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、EMSからデータを取得する管理・制御エージェント部133と、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とである。以下、拡張機能部131−1〜131−3に共通する事項については、符号の一部を省略して、「拡張機能部131」と表記する。EMSは、例えば、ネットワーク・エレメントを制御するコントローラである。なお、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133と拡張機能部131と基本機能部132とのうちいずれかを含まなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131及び基本機能部132以外の構成を、更に含んでいてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてもよい。また、機器無依存アプリ部130は、1個以上の拡張機能部131を含んでもよい。
拡張機能部131は、他の機能に不要な影響を与えずに独立して追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。例えば、拡張機能部131は、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を実行する拡張機能部131が必要になった場合、適宜に追加、削除、入替又は変更されてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部121よりも下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。ミドルウェア部121よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含み、ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140と入出力しなくてよい。更に、管理・制御エージェント部133が管理設定機能を備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。また、機器依存部110は、NE管理・制御部115と、NE管理・制御部115のIFとを備えなくともよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部120の下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合や、ミドルウェア部120の下位の機能部が基本機能部132を代替する場合や、それらの組み合わせである場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。また、基本機能部132の一部は、ミドルウェア部120の下位の機能部の機器依存アプリ部150によって代替されてもよい。
管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。
機器無依存アプリ部130と機器依存部110との入出力の例は以下である。例えば、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部は、TCレイヤのエンベデッドOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。DWBAアプリ及びONU登録認証アプリ部は、TCレイヤのPLOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。省電力アプリ部は、OMCI及びL2主信号処理機能部(L2機能部)と相互に情報を入出力する。MLDプロキシアプリ部は、L2機能部と相互に情報を入出力する。低速監視アプリ(OMCI)は、OMCIと相互に情報を入出力する。OMCI及びL2機能部は、XGEMフレーマ及び暗号化を動作させる。ここで、DWBAとDBAは、別体、一体又は組み合わせでもよい。例えば、管理・制御エージェント部133は、保守運用機能のアプリ部であり、NE管理・制御部115のためのNEコントローラ等であるEMS140と、相互に情報を入出力する。
機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、ITU−T G.989シリーズに準拠するTWDM−PONと、ITU−T G.987シリーズに準拠するXG−PONと、ITU−T G.984シリーズに準拠するG−PONと、ITU−T G.983シリーズに準拠するBPONとのいずれにもよらずに動作するアプリである。機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、IEEE802.3avやIEEE1904.1等に準拠する10GE−PONとIEEE802.3ahに準拠するGE−PON等の差異とによらずに動作するアプリである。
拡張機能部131のアプリとして、機器無依存API21を介して、一部のベンダ、方式、種別、世代に備える機能を駆動するためのアプリや、一部のベンダ、方式、種別、世代の装置のみに備える機能を駆動するアプリを含んでいてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140及びミドルウェア部120と入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、NE管理情報及び制御情報をEMS140と直接送受信してもよいし、管理・制御エージェント部133を介して、NE管理情報及び制御情報を送受信してもよい。
ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130と機器無依存API21を介して情報を入出力する。ミドルウェア部120は、機器依存API23を介して、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)と情報を入出力する。ミドルウェア部120は、入力した情報を、そのまま又は所定の形式で出力する。例えば、ミドルウェア部120は、出力先が機器無依存アプリ部130の各部であれば、機器無依存API21の各部の入力形式に情報を変換する。出力先が機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)であれば、ミドルウェア部120は、それぞれに入力する形式の機器依存API23の形式に変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を出力先に送信する。
ミドルウェア部120は、入力の際に、それぞれの入力先に不要な入力情報は削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API21や機器依存API23を介して収集して補足することが望ましい。また、ミドルウェア部120への入力の際に、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
ミドルウェア部120や機器依存部110は単一で例示したが、それぞれ複数から構成されていてもよい。機器依存部110のハードウェアに複数のプロセッサが含まれる場合、ミドルウェア部120はプロセッサやハードウェアをまたいでプロセッサ間通信等を用いて入出力してもよい。機器無依存アプリ部130間や機器無依存アプリ部130をDLLのような実行プログラムとして、単一のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよいし、複数のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよい。
また、機器無依存アプリ部130は、API等の入出力IFを確保した上でカーネル空間に配置してもよいし、独立にファームウェア等に入替可能なIFを有するミドルウェア部120とともに配置してもよいし、ファームウェア等に組み込んでコンパイルし直してもよい。機器無依存アプリ部130毎にユーザ空間やカーネル空間を任意の組み合わせとしてもよい。
同一の機能に対応する機器無依存アプリ部130を、ユーザ空間とカーネル空間の両方で実装可能としてもよい。この場合、例えば、切り替えていずれかを選択してもよいし、両方協働して処理してもよいし、一方のみで実処理を行うとしてもよい。機器依存部110のソフトウェアも同様である。
望ましくは、主信号処理やDBA処理や低レイヤの信号処理のように高速処理が必要であるほど、拡張性・入替の即時性とトレードオフはあるが、オーバーヘッドが少なく高速な処理が期待されるカーネル空間やファームウェアに組み込むことが望ましい。機器依存アプリ部150を配置するプロセッサもプロセッサ間通信によるバスや速度等の制限、通信路の占有等による他のプログラムへの影響の観点から、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサのユーザ空間やカーネル空間やファームウェア上に配置することが望ましい。ただし、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサの能力を軽減するためにはプロセッサ間通信によるコミュニケーションコストは増大するが、遠隔のプロセッサで処理するとしてもよい。
機器無依存API21は、追加する拡張機能部131を想定してミドルウェア部120に予め備えられることが望ましいが、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
(アーキテクチャの第6例)
アーキテクチャの第6例は、機器依存部110として準拠する標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ・ファームウェア等のソフトウェア部113と、機器依存部110の少なくとも一部分を駆動する機器依存アプリ部150とを備える。
機器依存アプリ部150及び機器依存部110は、機器依存API24を介して接続される。機器依存アプリ部150の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133相当を含んでいてもよい。機器依存API24は、機器依存アプリ部150及び機器依存API24の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
なお、通信装置のアーキテクチャの第1例〜第6例に示す通信装置の構成は、TWDM−PONのようなITU−T勧告準拠のPONのOLTを前提に記載しているが、ONUであってもよく、TWDM−PON以外のITU−T勧告準拠のPONのOLT又はONUのいずれかであってもよいし、GE−PON、10GE−PON等のIEEE規格準拠のPONであってもよく、TCレイヤ又はPMDレイヤは対応する層に読み替えれば同様である。
以下、TWDM−PONが、PONマルチキャスト機能と、省電力制御機能と、周波数・時刻同期機能と、プロテクション機能と、保守運用機能と、L2主信号処理機能と、PONアクセス制御機能と、PON主信号処理機能とを主に有する場合を例に説明する。以下、PONマルチキャスト機能と、省電力制御機能と、周波数・時刻同期機能と、プロテクション機能と、保守運用機能と、L2主信号処理機能と、PONアクセス制御機能と、PON主信号処理機能とを、「主要8機能」という。
図8は、通信装置及び外部サーバ16の構成の例を示す図である。図8に示す通信システムは、通信装置と、外部サーバ16とを備える。通信装置は、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15との少なくとも一部を備える。なお、通信装置は、外部サーバ16を備え得る。
図8では、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信(通信)する送受信部11が同一のスイッチ部12に接続されている構成を示すが、実施形態1−1はこれに限定されない。例えば、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11が同一のスイッチ部12に接続されている構成に加えて、同一の波長の光信号を送受信する送受信部11が同一のスイッチ部12に接続されていてもよいし、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11の内で少なくとも一部の波長の送受信部11が複数同一のスイッチ部12に接続されていてもよいし、送受信部11の内の一部又は全てが送信のみ又は受信のみ行う送受信部11であってもよい。
OLTなどの通信装置は、送受信部11から制御部14を備えていてもよいし、これらに加えて外部サーバ16を更に、備えてもよい。また、OSUは、送受信部11でもよいし、これに加えてスイッチ部12(SW)又はスイッチ部13(SW)を備えてもよい。
通信システム構成(1−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
通信装置がOLTである場合、OLTは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14とから構成してもよいし、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とから構成してもよい。OSUは、送受信部11(TRx)とから構成してもよいし、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)とから構成してもよいし、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)とから構成してもよい。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN(Optical Distribution Network)若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN(Virtual Local Area Network)、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、又は、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
なお、上りトラフィックに関しても集約されるとは限らない。スイッチ部12(SW)は通信システム構成(1−1)の構成では波長毎の振分が主であるが、集約、分配、複製、折返、透過、VID(Virtual LAN Identifier)や優先廃棄を表すタグ等のタグ付加又はタグ付替を行ってもよい。後述する通信システム構成(1−2)の構成では、上りトラフィックは集約が主であるが、分配、振分、複製、折返、透過、タグ付加又はタグ付替を行ってもよい。下りトラフィックも集約、分配、振分、複製、折返、透過、タグ付加又はタグ付替のいずれかを行ってもよく、少なくとも一部の組み合わせを行ってもよい。そのいずれとするかはサービスポリシーに応じて決定する。これは以降の通信システム構成でも同様である。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、又は、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返、透過若しくはタグ付加又はタグ付替の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。これは以降の通信システム構成でも同様である。
なお、スイッチ部12(SW)は、制御されるとは限らない。送受信部11からプロキシ部15の少なくとも一つが制御される場合と、制御されずに送受信部11からプロキシ部15の少なくとも一つに制御情報が転送される場合とがある。転送元としては例えばプロキシ部15又は外部サーバ16がある。また、送受信部11からプロキシ部15が自律で動く場合もある。これは以降の通信システム構成でも同様である。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15又は外部サーバ16又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して、指示を転送する。
図8に示すプロキシ部15は、OLTから若しくはOLTへのデータ経路上に設置してもよい。ただし、間に他の装置(例えば、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約/分配する集線SW等)が介在する場合があるので、直接接続されるとは限らない。制御の流れとしては、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、外部サーバ16のいずれに、プロキシ部15があってもよい。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくはタグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)又はスイッチ部12(SW)又はスイッチ部13(SW)又は制御部14又はプロキシ部15又は外部のオペレーションシステム(不図示)又はコントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全てそれ自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
なお、要素は適宜含まなくてもよいし、含まない要素とのやりとりは例えば、スキップしてその先の要素とやりとりする。同士を省いた相手同士で通信してもよい。
通信システム構成(1−2)の通信システムでは、通信システム構成(1−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(2−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくはタグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(2−2)の通信システムでは、通信システム構成(2−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(3−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(3−2)の通信システムでは、通信システム構成(3−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(4−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(4−2)の通信システムでは、通信システム構成(4−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(5−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(5−2)の通信システムでは、通信システム構成(5−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(6−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15又は外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(6−2)の通信システムでは、通信システム構成(6−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(7−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックを集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(7−2)の通信システムでは、通信システム構成(7−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(8−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が、スイッチ部12に接続される。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(8−2)の通信システムでは、通信システム構成(8−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(9−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に、送信してもよい。
通信システム構成(9−2)の通信システムでは、通信システム構成(9−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(10−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は。スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(10−2)の通信システムでは、通信システム構成(10−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(11−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(11−2)の通信システムでは、通信システム構成(11−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(12−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)又はスイッチ部12(SW)又は制御部14又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(12−2)の通信システムでは、通信システム構成(12−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(13−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)又は外部サーバ16又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)又は制御部14又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(13−2)の通信システムでは、通信システム構成(13−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(14−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(14−2)の通信システムでは、通信システム構成(14−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(15−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(15−2)の通信システムでは、通信システム構成(15−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(16−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(16−2)の通信システムでは、通信システム構成(16−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がそれぞれプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(17−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(17−2)の通信システムでは、通信システム構成(17−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(18−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(18−2)の通信システムでは、通信システム構成(18−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(19−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(19−2)の通信システムでは、通信システム構成(19−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(20−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(20−2)の通信システムでは、通信システム構成(20−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(21−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(21−2)の通信システムでは、通信システム構成(21−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(22−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)及びプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(22−2)の通信システムでは、通信システム構成(22−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(23−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(23−2)の通信システムでは、通信システム構成(23−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(24−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(24−2)の通信システムでは、通信システム構成(24−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(25−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、制御部14、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(25−2)の通信システムでは、通信システム構成(25−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(26−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(26−2)の通信システムでは、通信システム構成(26−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(27−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)又はスイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(27−2)の通信システムでは、通信システム構成(27−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(28−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)又はスイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(28−2)の通信システムでは、通信システム構成(28−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(29−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)又は制御部14は、送受信部11(TRx)の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(29−2)の通信システムでは、通信システム構成(29−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(30−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、プロキシ部15とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、プロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又はプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)やプロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(30−2)の通信システムでは、通信システム構成(30−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(31−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、外部サーバ16とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)又は外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(31−2)の通信システムでは、通信システム構成(31−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(32−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)を備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、他の構成要素から制御され、又は、他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)は、送受信部11(TRx)等の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)等の構成要素の内部、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(32−2)の通信システムでは、通信システム構成(32−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
以下、FASAアプリケーション自体又はFASAアプリケーションとしてインストールするソフトウェアを指示部、FASAプラットフォーム自体又はFASAプラットフォームにインストールするソフトウェアを実行部として説明する。
以下では、図1又は図2に示されている応答部4は、指示部或いは実行部の少なくとも一方としてOLT2に備えられていてもよい。実行部が、割振部5及び応答部4を備えてもよい。指示部が、割振部5及び応答部4を備えてもよい。応答部4は実行部及び指示部の両方に備えられ、割振部5は実行部及び指示部の外に備えられてもよい。
(第1の構成例)
OLTが送受信部11を備え、実行部と指示部とを分離して機能配備する例について説明する。この場合、OLTは、送受信部11に実行部を備える。OLTは、送受信部11の情報処理部や、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理可能な箇所に、指示部を備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。
実行部と指示部の入出力は、内部配線、バックボード、OAM部114、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤(CONT盤)等の経路のいずれでよい。やりとりを指示部で直接終端して入力する場合、OAM部114又は主信号にカプセル化してもよい。やりとりをいずれかの箇所で終端して、内部配線、バックボード、OAM部114、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤等の経路を経由して入力してもよい。OAM部114や主信号線を用いる場合、OAM部114や主信号にカプセル化することが望ましい。主信号線を通す場合はOSU又は他箇所のスイッチ部にて指示部に振り分けることが望ましい。
なお、第1の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第2の構成例)
第2の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第2の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第3の構成例)
第3の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第3の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第4の構成例)
第4の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第4の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第5の構成例)
第5の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第5の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第6の構成例)
第6の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第6の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第7の構成例)
第7の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第7の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第8の構成例)
第8の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第8の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12と送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第9の構成例)
第9の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第9の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第10の構成例)
第10の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第10の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第11の構成例)
第11の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第11の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第12の構成例)
第12の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第12の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第13の構成例)
第13の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第13の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第14の構成例)
第14の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理が可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第14の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第15の構成例)
第15の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第15の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUと送受信部11に演算処理可能な箇所を含む構成に適用できる。なお、OSUと送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第16の構成例)
第16の構成例では、実行部をOSU、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第16の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第17の構成例)
第17の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOSUの例えば情報処理部、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON近傍に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第17の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第18の構成例)
第18の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第18の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第19の構成例)
第19の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第19の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSU及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第20の構成例)
第20の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS140等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第20の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第21の構成例)
第21の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第21の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第22の構成例)
第22の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第22の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及び送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第23の構成例)
第23の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をスイッチ部12に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第23の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とスイッチ部13を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第24の構成例)
第24の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOSUの演算処理可能な箇所に備える。OSUの演算処理可能な箇所は、例えば、情報処理部、CPUである。その他は第1の構成例と同様である。なお、第24の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUに演算処理可能な箇所とスイッチ部13を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第25の構成例)
第25の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM(Virtual Machine)上でもよい。なお、第25の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第26の構成例)
第26の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第26の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第27の構成例)
第27の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第27の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とOLT外部の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第28の構成例)
第28の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第28の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第29の構成例)
第29の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部を送受信部11の情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第29の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及び送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第30の構成例)
第30の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第30の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第31の構成例)
第31の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第31の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第32の構成例)
第32の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第32の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第33の構成例)
第33の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第33の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤とOLTに演算処理可能な箇所を備える構成に適用できる。
(第34の構成例)
第34の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第34の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第35の構成例)
第35の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第35の構成例は通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の主信号ネットワークに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の主信号ネットワークの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第36の構成例)
第36の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第36の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等と送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第37の構成例)
第37の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第37の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第38の構成例)
第38の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第38の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等及びOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第39の構成例)
第39の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第39の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第40の構成例)
第40の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第40の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第41の構成例)
第41の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別サーバ上でもよく、同一サーバ上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第41の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第42の構成例)
第42の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第42の構成例は通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第43の構成例)
第43の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第43の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等と送受信部11の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等と送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第44の構成例)
第44の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第44の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第45の構成例)
第45の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第45の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第46の構成例)
第46の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第46の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第47の構成例)
第47の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第47の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLTに演算処理可能な箇所を備える構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第48の構成例)
第48の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第48の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第49の構成例)
第49の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な個所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第49の構成例は通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
なお、第1の構成例から第49の構成例において、指示部の設定又はアルゴリズムを変更するためのIFを備え、指示部のソフトウェアを変更できるとしてもよい。また、第1の構成例から第49の構成例において、指示部は装置の構成要素で、演算処理が可能な一か所の構成要素上に配置したが、演算処理が可能な複数の構成要素装置上、例えば複数の情報処理部での処理により実現してもよい。
図9は、光アクセスシステムの構成の例を示す図である。同図に示すOLTは、通信装置100の一例である。図9に係る光アクセスシステムでは、ITU−T G.989シリーズに準拠する。図9において、コントローラと外部装置はOLTに含まれないが、FASAアプリケーションAPIとの通信を例示するために記載する。
論理モデルは、FASAアプリケーションと、FASAアプリケーションにFASAアプリケーションAPIを提供するFASA基盤とから構成される。FASA基盤はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを含む。FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアは、FASA基盤を構成するハードウェアやソフトウェアのベンダや方式の違いを吸収する。FASAアプリケーションAPI用ミドルウェア上にベンダや方式に依存しないFASAアプリケーションAPIセットを規定し、FASAアプリケーションの入替により、サービス毎あるいは通信事業者毎に必要な機能を実現する。FASAアプリケーション間の通信やコントローラ等による設定管理はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して行う。なお、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介さないこともありうる。FASAアプリケーションAPIセットは、FASAアプリケーションで利用する共通のAPI群であり、FASAアプリケーション毎に必要なAPIをAPIセットから選択して利用する。
以下に示す接続関係は例であり、間に介在する接続は介在しない接続であってもよいし、複数の接続関係の一部のみ接続していてもよく、それ以外の接続であってもよい。これは他の説明も同様である。
NEコントローラとして機能するEMSは、NE−OpS等のOLTの設定管理システムである。OLTには、EMSがFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して接続されるIF変換アプリを介して、設定管理アプリケーション(例えば、低速監視アプリ(EMS−IF)及び設定・管理アプリ)と接続されるようにアプリが配置されている。IF変換アプリと設定管理アプリケーションも、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して接続される。IF変換アプリは、NEコントローラ等のEMSからOLT等のNetwork Entityに対する制御IFであるSBI(South Band Interface)のコマンドを変換するSBIアプリに相当する。ここでIF変換アプリがIF変換するとしているが低速監視アプリ(EMS−IF)及び設定・管理アプリにて、IF変換を行う又はIF変換を行う必要のないAPIを備えれば、IF変換アプリは備えなくともよい。L2(レイヤ2)機能(L2 function)と接続された低速監視アプリ(EMS−IF)と設定・管理アプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して、EMSやNE管理等を行うNE制御・管理と接続されている。低速監視アプリ(OMCI)、MLDプロキシアプリ(マルチキャストアプリ)及び省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してそれぞれL2機能と接続されている。
プロテクションアプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してPLOAM EngineとEmbedded OAM Engineとに接続されている。省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してOMCIとPLOAM Engineとに接続されている。ONU登録認証アプリ及びDWBAアプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してPLOAM Engineと接続され、DBAアプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してEmbedded OAM Engineと接続されている。省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してプロテクションアプリとONU登録認証アプリとDWBAアプリとDBAアプリ間でそれぞれ動作させてもよい。外部の装置からの入力はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してDBAアプリに接続している。なおこれらの接続は、例であり、外部の装置からの入力をDBAアプリ以外の他のアプリ例えばプロテクションアプリやDWBAアプリに接続してもよい。また外部の装置からの入力をFASAアプリケーションAPI用ミドルウェア経由でIF変換アプリを介してIF変換したり、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェア経由で設定・管理アプリを介してDBAアプリ等に接続したりしてもよい。
図10は、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示す図である。同図に示す通信装置は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340と、PONマルチキャスト機能部350と、省電力制御機能部360と、周波数・時刻同期機能部370と、プロテクション機能部380とを備える。
PON主信号処理機能部300は、PON主信号処理機能を有する。PON主信号処理機能は、ONUとの間で送受信を行う主信号を処理する機能群であり、PONフレームの生成分離や前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)等を含む。
PONアクセス制御機能部320は、PONアクセス制御機能を有する。PONアクセス制御機能は、前述の主信号送受信を行うための制御機能群であり、動的帯域割当やONUの登録認証等を含む。
保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)は、保守運用機能を有する。保守運用機能は、アクセス装置によってサービスを円滑に保守運用するための機能群であり、ONUやOLT(OSU及びスイッチ)の装置設定を実施する機能や、ソフトウェアの更新、装置やサービスの管理、各種機能が正常に動作しているかを監視する機能、異常発生時に能動的に警報を発出する機能、異常発生時の範囲や原因を調査するための試験機能等を含む。また、保守運用機能は、多数のアクセス装置を管理する保守運用システムと接続され、リモートからも円滑な保守運用を実現する。
L2主信号処理機能部340は、L2主信号処理機能を有する。L2主信号処理機能は、PON側ポートとSNI側ポートとの間で主信号を転送し、処理する機能群であり、MACアドレス学習やVLAN制御、優先制御やトラフィックモニタ等の機能を含む。
PONマルチキャスト機能部350は、PONマルチキャスト機能を有する。PONマルチキャスト機能は、SNI側から受信したマルチキャストストリームを適切なユーザに転送する機能群であり、マルチキャストストリームの識別や振分し、ONUのフィルタ設定を実施する機能を含む。
省電力制御機能部360は、省電力制御機能を有する。省電力制御機能は、ONUやOLTの電力消費を削減するための機能群であり、標準化で規定されている省電力化機能に加え、トラフィックモニタとの連携によってサービスへの影響を最小限に抑えながら、最大限の効果を得るための機能を含む。
周波数・時刻同期機能部370は、周波数・時刻同期機能を有する。周波数/時刻同期機能は、ONU配下の装置に正確な周波数同期や時刻同期を提供するための機能群であり、自身のリアルタイムクロックを上位装置に従属同期させる機能や、PONフレームを用いてONUに時刻情報を通知する機能を含む。
プロテクション機能部380は、プロテクション機能を有する。プロテクション機能は、スイッチ間やOSU間等、複数のハードウェアで冗長をとった構成において、障害検知時に現用系から予備系への切替や引継を実施してサービスを継続するための機能群であり、切替トリガの検出や切替処理の実施といった機能を含む。また、プロテクション機能は障害検知時や手動での切替時に、サービスを全面停止せず縮退運転で動作させ続けるための機能を提供する。
PMD部310は、主要8機能以外の機能を有する。
PON主信号処理機能部300は、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340とに接続されていてもよい。PONマルチキャスト機能部350は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。省電力制御機能部360は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。周波数・時刻同期機能部370は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。プロテクション機能部380は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。
図11は、PON主信号処理機能部300が有する機能構成の例を示す図である。PON主信号処理機能部300は、上り信号の処理順(下り信号の処理は逆方向)に、PHYアダプテーションと、フレーム化と、サービスアダプテーションとを、PON主信号処理機能を構成する処理として備えていてもよい。これらの処理は、基本処理から構成されてもよい。基本処理は、同期ブロック生成/抽出と、スクランブル/デスクランブルと、FECデコード/エンコードと、フレーム生成/分離と、GEM(G−PON Encapsulation Method)カプセル化と、フラグメント処理と、暗号化とである。
PHYアダプテーションは、同期ブロック抽出と、デスクランブルと、FECデコーディングとを、上り信号の処理順に備えていてもよい。PHYアダプテーションは、FECエンコーディングと、スクランブルと、同期ブロック生成とを、下り信号処理の順番で備えていてもよい。
PON主信号処理機能部300は、PHYアダプテーション、フレーム化又はサービスアダプテーションの処理を備えずに、同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。PHYアダプテーション、フレーム化又はサービスアダプテーションの処理は、順番が入れ替わっていてもよい。PHYアダプテーションは、例えば、FEC処理をPHYアダプテーション以外に備えてもよい。
PON主信号処理機能部300の主要機能では、10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長ごとに処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が複数波長を処理するなら、複数波長分が求められる。
図12は、PONアクセス制御機能部320が有する機能構成の例を示す図である。PONアクセス制御機能部320が有するPONアクセス制御機能を構成する処理として、ONU登録又は認証、DBA、及び、λ設定切替(DWA)を有する。これらの処理は、基本処理から構成されてもよい。例えば、ONU登録又は認証は、初期処理を構成するレンジング、認証削除、登録、起動停止、DBAは帯域要求受信、トラフィック測定、履歴保持、割当計算、割当処理、設定切替計算、設定切替処理、設定切替状況把握の全て又はそのいくつか、λ設定切替は、帯域要求受信、トラフィック測定、履歴保持、割当計算、割当処理、設定切替計算、設定切替処理、設定切替状況把握の全て又はそのいくつかから構成されてもよい。ONU登録又は認証、DBA、λ設定切替(DWA)は備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
PONアクセス制御機能部320の主要機能では、ONU高速起動、DBA周期内でのBWMap、無瞬断λ設定切替等が必要に応じて求められる。機能分担の例として、登録又は認証としては、タイムクリティカルなレンジング処理を機器依存部110、その後の認証や鍵交換をアプリとしてもよい。DBA・λ設定切替では、単純な繰り返し処理を機器依存部110、理想状態への反映をアプリとしてもよい。
図13は、L2主信号処理機能部340が有する機能構成の例を示す図である。L2主信号処理機能部340が有するL2主信号処理機能を構成する処理として、MAC学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copyを有する。これらの処理は基本処理であるアドレス管理、Classifier(クラシファイア、分類部)、Modifier(モディファイア、変更部)、Policer/Shaper(ポリサー/シェイパ)、Cross Connect(クロス・コネクト)、Queue(キュー)、Scheduler(スケジューラ)、Copy(コピー)、トラフィックモニタから構成されてもよい。MAC学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copyは備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
L2主信号処理機能部340の主要機能では、10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長ごとに処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が、複数波長を処理するなら複数波長分が求められる。
図14は、保守運用機能部330が有する機能構成の第1例を示す図である。保守運用機能部330が有する保守運用機能を構成する処理として、ONU、OSU、OLT又はSWの装置設定(手動、一括、自動、オペレーション契機)、設定バックアップ、FW更新、装置制御(リセット)、冗長構成対応を有する。これらの処理は、基本処理であるCLI−IF、装置管理IF、オペレーションIF、汎用Config(コンフィグ)−IF(Netconf、SNMPなど)、テーブル管理から構成されてもよい。装置設定、設定バックアップ、FW更新、装置制御、冗長構成対応は備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
保守運用機能部330の主要機能では、指示を受けてからACK送信まで100ミリ秒以内、指示を受けてから反映完了通知送信まで200ミリ秒以内(ただし、データ転送を含む設定バックアップとFW更新は規模(サイズ・ユーザ数)に応じる等の規定に従うこと)が求められる。機能分担の例としては、ハードのConfigを除きアプリによる処理とし、ソフトや設定データはONUやOLTで持たずに図8の外部サーバ16上のアプリによる処理とすることもできる。コマンドの統一とシーケンスの定義をすることで実現することもできる。
図15は、保守運用機能部330が有する機能の構成の第2例を示す図である。保守運用機能部330が有する機能を構成する処理として、装置の状態監視(CPU/メモリ/電源/切替)、トラフィック監視、警報監視(ONU異常、OLT異常)、試験(ループバック)を有する。これらの処理は基本処理である警報通知、ログ記録、L3パケット生成/処理、テーブル管理から構成されてもよい。装置の状態監視、トラフィック監視、警報監視、試験は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
保守運用機能部330の主要機能では、レイテンシが100ミリ秒以内等の規定に従うことが求められる。機能分担の例として、通知/表示のIFのみアプリとし、モニタが必要な項目(CPU負荷、メモリ利用量、電源状態、消費電力、イーサネット(登録商標)のリンク状態など)は機器依存部110であり、機器依存部110からの通知読み出し、通知のネットワーク(NW)送信、ファイルへの書き込みなどのIFをきるアプリによる処理とすることもできる。
図16は、保守運用機能部330が有する機能構成の第3例を示す図である。保守運用機能部330が有する保守運用機能を構成する処理として、高速を要する監視・制御の入出力(スリープ指示/返答、λ設定切替指示/返答など)を有する。本処理の手段として、物理層OAM(PLOAM:PHYsical Layer OAM)メッセージ、及び、ヘッダ内のビット表示(Embedded OAM)を利用する。これらの処理は基本処理であるPLOAM処理、Embedded OAM処理、省電力制御機能部360との通信、プロテクション機能部380との通信、PONアクセス制御機能部320との通信から構成されてもよい。高速を要する監視・制御の入出力は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。保守運用機能部330の主要機能では、PLOAM処理を750マイクロ秒以内とする等の規定に従うことが求められる。
図17は、PONマルチキャスト機能部350が有する機能構成の例を示す図である。PONマルチキャスト機能部350が有するPONマルチキャスト機能を構成する処理として、マルチキャストストリームの識別又は振り分け、MLDプロキシ/スヌーピング、ONUフィルタ設定、波長間設定移行を有する。これらの処理は基本処理であるL2識別・振り分け、L3パケット処理(IPv6 Parseを備えるのが望ましい)、L3パケット生成、テーブル管理、OMCI機能との通信から構成されてもよい。マルチキャストストリームの識別又は振り分け、MLDプロキシ/スヌーピング、ONUフィルタ設定、波長間設定移行は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
なお本願の文中ではマルチキャストのプロトコルとしてMLDで例示したが、IGMP等の他のプロトコルであっても同様である。
PONマルチキャスト機能部350の主要機能では、識別/振り分けを10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長毎に処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が、複数波長を処理するなら複数波長分が求められる。さらに、PONマルチキャスト機能部350の主要機能では、パケット処理としてザッピング性能(Zapping性能)(JOINレイテンシ)が、平均1.5秒以内等の規定に従うことが求められる。
機能分担の例としては、マルチキャスト(MC)ストリームの識別・振分は高速な処理能力を持つCPU等であればソフト処理可だが、ハード+configが望ましい。その他、上りに対するアプリ系やONU設定は頻度や遅延制約が緩いためアプリによる処理とするである。
図18は、省電力制御機能部360が有する機能構成の例を示す図である。省電力制御機能部360が有する機能を構成する処理として、スリープ用プロキシ/トラフィックモニタ、ONU波長設定、波長間設定移行を有する。これらの処理は基本処理であるL3パケット処理(IPv6 Parseを備えるのが望ましい)、L3パケット生成、テーブル管理、OSU省電力ステートダイアグラム(SD:State Diagram)、OMCI機能との通信から構成されてもよい。スリープ用プロキシ/トラフィックモニタ、ONU波長設定、波長間設定移行は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、送受信立ち上がり時間(受信器/送信器)を10ミリ秒/5ミリ秒、立ち上がり時間(LC/OSU/OLT)を100ミリ秒/1秒/10秒等の規定に従うことが求められる。
機能分担の例として、パワーセーブ(PS:Power Save)アプリや、信号によってはプロキシ処理もアプリによる処理とすることもできる。省電力制御状態遷移管理(ドライバ部)は速度が求められるがアプリによる処理とすることもできる。トラフィックモニタはコンフィグ(config)のみアプリによる処理とすることもできる。
図19は、周波数・時刻同期機能部370が有する機能構成の例を示す図である。OLTは、SyncE(Synchronous Ethernet(登録商標))(周波数同期用)及びIEEE 1588v2(時刻同期)により、自身のリアルタイムクロック(RTC)を上位装置に従属同期させる。更に、OMCIを利用して、PONのスーパーフレームカウンタ(SFC)と絶対時刻(ToD:Time of Day)情報の対応をONUに通知する。これらの処理は基本処理であるリアルタイムクロックの保持等から構成されてもよい。同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、周波数同期精度+/−50ppb(LTE FDD、同TDD)、時刻同期精度+/−1〜1.5マイクロ秒(LTE TDD、スモールセル)、+/−1マイクロ秒(G.987.3)等の規定に従うことが求められる。機能分担の例としては、リアルタイムクロック自体は機器依存部110であり、上位装置への時刻合わせ計算はアプリによる処理とすることもできる(精度により機器依存部110とすることもできる)。
図20は、プロテクション機能部380が有する機能構成の例を示す図である。プロテクション機能部380が有するプロテクション機能を構成する処理として、冗長切替(CT、SW、NNI、CONT、PON(Type A、B、C))を備える。これらの処理は基本処理である冗長パス設定、切替トリガ検出、切替通知送受信、切替処理等から構成されてもよい。同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、強制切替は50ミリ秒以下等の規定に従うことが求められる。機能分担の例としては、故障検出等のハードの切替トリガ検出と切替処理を除きアプリによる処理とすることもできる。冗長パスを予め設定せずに、切替トリガ検出時にEMS側へ(から)指示する場合は機器依存、等である。
なお、主要8機能は必要に応じて備えればよく、例えばPON主信号処理機能、PONアクセス制御機能、L2主信号処理機能、保守運用機能のみを備えてもよいし、それ以外の機能を備えてもよい。また、各機能のソフト化可否の評価は、2018年に想定されるOLTの処理能力かつ、ソフトスイッチの適用は想定していない前提での一例である。想定する処理能力やソフトスイッチの適用を想定して適宜変更してもよい。ソフト化可の機能であっても、ソフト化しなくてもよい。各機能の内部の構成は同様の機能を実現できれば他の構成であってもよい。
主要8機能に含まれるアルゴリズムを主なソフト化領域とする。ソフト化領域とした機能を機器無依存API21、22上の機器無依存アプリ部130とする。例えば、差異化サービスに資するONU登録又は認証機能、DWBA機能、設定・管理・監視制御機能及び省電力制御機能におけるアルゴリズムは機器無依存アプリ部130における拡張機能部131として扱われる。MLDプロキシアプリはマルチキャスト機能を含む。
拡張機能部131は、アプリの内、機能の更新頻度や独自仕様等の実現等の重要度に応じて拡張機能部131とする。更新頻度が低いか独自仕様等の実現の要求の低いものは基本機能部132や機器無依存アプリ部130以外のミドルウェア部120や機器依存ソフトウェアやハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とすることが好ましい。特に、ソフトウェアの処理能力からくる制限がある機能は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)のままとすることが好ましい。例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更改頻度が高いかサービス差異化に寄与する機能や、オペレータの業務フローに密接にかかわり合いオペレータ毎の独自仕様が要求される管理制御機能から拡張機能部131とする。
図21は、通信装置のアーキテクチャの詳細の例を示す図である。エンベデッドOAMエンジン114a(Embedded OAM Engine)は、ミドルウェア部120を介して、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部と接続されている。PLOAMエンジン114bは、ミドルウェア部120を介して、DWBAアプリ、ONU登録認証、高速監視アプリ、省電力アプリ及びプロテクションアプリと接続されている。
OMCIは、ミドルウェア部120を介して、省電力アプリ及び低速監視アプリ(OMCI)と接続されている。L2機能部(L2 function)は、ミドルウェア部120を介して、省電力アプリ及びMLDプロキシアプリと接続されている。L2機能部は、ミドルウェア部120を介して、設定・管理アプリと更に接続されている。NE管理部115aは、設定・管理アプリと接続されている。NEコントロール115bは、低速監視アプリ(EMS−IF)と接続されている。
図22は、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示す図である。同図では、OLTのIn/Outに着目した、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示している。同図に示すように通信装置としてのOLTは、API下側処理実体(FASAプラットフォーム)とアプリ(FASAアプリケーション)とから構成される。
API下側処理実体は、OLT入出力対象がMPCP送受に対する送信指示と受信通知であるMPCP/DBA処理実体、OLT入出力対象がOAM送受であるOAM処理実体、OLT入出力対象がONU認証送受であるONU認証処理実体、OLT入出力対象がMLD/IGMP送受であるMLD/IGMP処理実体、OLT入出力対象が他プロトコル送受である他プロトコル処理実体、OLT入出力がブリッジ・暗号化等主信号処理に対する設定や参照・状態取得である主信号設定処理実体、OLT入出力対象がOLTハード・IF・OS等である装置管理処理実体で例示している。ここで、MPCP送受に対する送信指示と受信通知はドライバ直叩きを想定し、send_frame(*raw_frame);のようなものであることが望ましい。
同図では、アプリとして、DBA、ONU管理、回線管理、マルチキャスト、EtherOAM、冗長、装置管理、警報管理、Netconfエージェント、アプリ管理を例示している。
OLTのIn/Outは、ONUに対する入出力と、OLT自身への設定/通知と、EMSとの入出力の3つに大別される。API上側のアプリから見ると、API下側処理部に対しては、ドライバ直叩きのような処理と比べて、(a)簡単に(都合よく)、(b)共通に(複数種間で)、(c)便利に、処理してくれる処理実体があることが望ましい。
以下にAPI下側処理実体の機能分担を例示する。アプリはそれに対応する処理を有する。API下側処理実体とアプリの機能分担は、以下のいずれであってもそれ以外であってよし、処理実態毎に異なっていてもよい。
(0)メッセージスルー:メッセージをAPI上部側とONU/上位NWとでスルーする。
(1)フレーミング:メッセージを、フレームを外して、必要に応じて要素に分解又は処理してAPI上部側に提供する。API上部からは、情報をAPI下部側に渡す。API下側処理実体はフレーミングを行う。各プロトコルへの依存が大きいAPIになるため機器依存アプリ部に含まれてもよい。固定的なパラメータ(タイプ値など)は、API上部から初期化時等に設定され、保持するのが望ましい。設定パラメータはAPI上部からの参照に対して返信する。
(2)自動応答:定期送信、固定的な応答など、判断を要しないメッセージ送受信を処理実体が担う。API上部からは、あらかじめ動作の設定が行われるのが望ましい。例えば、応答周期など。API上部への通知が必要な場合のみ結果を通知する。
(3)自律判断:判断を伴う処理についても、処理実体で担う。API上部からは、あらかじめ、ポリシーの設定が行われる。
本図はIEEE準拠の10GEPONに即して記載しているが、対応する機能及び処理を読みかえればITU−Tやそれ以外に準拠する装置であっても同様である。また機能や処理実態は例であり条件に応じて適宜追加、削除、入替、変更してもよい。
図23は、通信装置が実行するアプリの例を示す図である。CPUの処理は、3グループに分類される。3グループは、Cont向きのCPUと、OSU向きのCPUと、SW向きのCPUとである。Cont向きのCPUの処理は、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(EMS−IF)と、設定・管理アプリとを実行する処理である。SW向きのCPUの処理は、MLDプロシキアプリを実行する処理である。OSU向きのCPUの処理は、省電力アプリと、プロテクションアプリと、高速監視アプリと、DBAアプリと、DWBAアプリと、ONU登録認証アプリとを実行する処理である。装置設定IFは、EMS−IFの一部であってもよく、機器依存API25と同等であってもよい。
各アプリがCPUパッケージ上のCPUで処理される例である。図23では、各アプリをOLT内の制御部であるコントパッケージ(図23におけるCont.)向き、複数の光送受信機(図23のλCard)を備えるOSUパッケージ(図23のOSU)向き、OSU及び上位ネットワーク側の装置とデータの入出力を行うSWパッケージ向きの3グループに分類している。OSUグループを省電力アプリ、プロテクションアプリ、高速監視アプリ、DBAアプリ、DWBAアプリ、ONU登録認証アプリとし、SWグループをMLDプロキシアプリとし、Contグループを低速監視アプリ(OMCI)、低速監視アプリ(EMS−IF)、設定管理アプリとした。更に、CPUでの集中制御を想定しているが、分類した各グループのアプリをそれぞれのパッケージ(Cont、OSU、SW)に分散配置してもよい。また上記の分類によらずに、Cont、OSU、SWのいずれか又はそれらの複数の組み合わせ上に配置してもよい。また、図23の装置設定IFはEMS−IFの一部であってもよいし、図3の機器依存API25同等であってもよい。またアプリの処理はCPU上で行うとしたが、一部また全てを、処理機能を備える代替物、例えばCPU以外のGPUやNPUやDSP等のプロセッサやFPGA上で処理してもよい。他の実施形態でも同様である。
図24は、CPUパッケージの代わりにサーバ等にアプリを配置した例である。アプリはサーバ等上で処理され、そのアプリの処理結果は、イーサネット(登録商標)フレーム等の伝送路で伝送できる形式により伝送路で伝送された後に、OLTに到着する。ここで、伝送路で伝送できる形式としては、イーサネット(登録商標)フレーム以外のフレームやTDM等の伝送であってもよい。また、処理結果の伝送には、変換機(図24におけるConv.)を介しているが、OSUやSWやλカードが変換機を介さずにアプリの処理結果を受けることが可能とすれば変換機は不要である。サーバ等は、図8の外部サーバ16相当であってもよいし、プロキシ部15相当であってもよい。
図25は、CPU、スイッチ部(SW)及びOSUの機能(処理)の例を示す図である。CPUは、省電力制御機能と、プロテクション機能とを、アプリによって実行する。CPUは、さらに、保守運用機能(Fault Management)と、保守運用機能(GTC/PMD config)と、PONアクセス処理機能(ONU activation)と、PONアクセス処理機能(DBA)と、PONアクセス処理機能(λ割当変更)と、保守運用機能(Service Management)と、保守運用機能(Equipment Management)とを実行する。またさらに、CPUは、保守運用機能(Fault Performance Management)と、マルチキャスト機能(MLD)とを、アプリによって実行する。
スイッチ(SW)は、L2信号処理機能(VLAN)と、L2信号処理機能(QoS、Quality of Service)と、L2信号処理機能(Mux/DMux、XC、Cross Connect)と、マルチキャスト機能(Copy)とを、アプリによって実行する。OSUのMACは、PON主信号処理機能(Security)と、PON主信号処理機能(Framing)と、PON主信号処理機能(FEC)と、周波数・時刻同期機能とを、アプリによって実行する。
図25では、CPUの囲みが基本機能部132と独自機能での処理、OSUのMACがベンダ依存部分での処理の例を示しているが、この分類に限定しない。図25のCPUは、図24のCPUパッケージや、図24のサーバ等上やそれ以外の処理能力を持つ箇所又はそれらの組み合わせであってもよい。OSUのMACは、OSU処理をする専用のLSIを想定しているが、同等の処理が可能であれば汎用LSIを用いてもよい。
図26は、主要8機能のアプリの処理とG.989.3機能との対応の例を示す図である。DBAアプリと、DWBAアプリと、ONU登録認証アプリと、省電力アプリと、プロテクションと、高速監視アプリとは、TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部(TWDM TC functions)と接続されている。MLDプロシキは、L2機能部(L2 function)と接続されている。L2機能部は、ユーザ・データ・クライアント(User Data Client)と接続されている。設定・管理アプリと、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(OSS−IF)とは、L2機能部(L2 function)に接続されている。設定・管理アプリと、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(OSS−IF)とは、更にOMCIクライアントに接続されている。
図27は、PLOAM及びOMCIをSW経由で取得する構成の例を示す図である。すなわち、図27は、PLOAM及びOMCIが、ユーザデータに加えて、図8の制御部14又はプロキシ部15又は外部サーバ16から、対応するデータをSW経由で取得する処理を示す。
ユーザ・データ・クライアント(User Data Client)は、スイッチ部(SW)経由で、ユーザ・データ・アダプタ(User Data Adapter)からデータを取得する。ユーザ・データ・クライアントは、スイッチ部経由で、ユーザ・データ・アダプタにデータを送信する。CPUのOMCIクライアント(OMCI Client)は、スイッチ部経由で、OMCIアダプタ(OMCI Adapter)からデータを取得する。OMCIクライアントは、スイッチ部経由で、OMCIアダプタにデータを送信する。
CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、「AMCC PHYアダプテーション・フレーミング部」(AMCC PHY adaptation And framing)から、データを取得する。CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、「AMCC PHYアダプテーション・フレーミング部」に、データを送信する。また、CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、PLOAMパーティション部(PLOAM partition)から、データを取得する。CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、PLOAMパーティション部に、データを送信する。
TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部(TWDM TC functions)は、スイッチ部経由で、エンベデッド・ヘッダ領域(Embedded header fields)から、データを取得する。TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部は、スイッチ部経由で、エンベデッド・ヘッダ領域にデータを送信する。
なお、図3及び図4の例では、ソフト化領域を、基本機能部132、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131、ミドルウェア部120としたが、ソフト化領域は、サービスアダプテーション(暗号化、フラグメント処理、GEMフレーム化/XGEMフレーム化、PHYアダプテーションのFEC、スクランブル、同期ブロック生成/抽出、GTC(GPON Transmission Convergences)フレーム化、PHYフレーム化、SP変換、符号化方式も対象としてもよい。アーキテクチャのソフト化機能の実装例とハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)に対応する機能配備の例を説明する。機能配備は、例えば、ネットワーク機器又は外部のサーバにソフト化機能を備える。
複数のOSU、スイッチ、情報処理部及び制御部を備えるOLTを想定する。各OSUは、波長毎に異なる送受信部を備える。この場合、ミドルウェア部120が各OSU及びスイッチに搭載され、機器無依存アプリ部130などのソフト化領域が情報処理部に搭載される。
情報処理部すなわちCPUは、機器無依存アプリ部130を実行する。機器無依存アプリ部130は、OSU用の拡張機能部131と、スイッチ用の拡張機能部131と、制御部用の拡張機能部131とを含む。OSU用の拡張機能部131は、例えば、省電力アプリ、プロテクションアプリ、DBAアプリ、ONU登録認証アプリである。スイッチ用の拡張機能部131は、例えば、MLDプロキシアプリである。制御部用の拡張機能部131は、例えば、低速監視アプリ(OMCI)、低速監視アプリ(EMS−IF)、設定・管理アプリである。EMSは、例えば、OSS(Operation Support System)である。
G.989.3の場合、例えば、図21、23〜25に示すようになる。DBAアプリの場合、図3及び図4に示すミドルウェア部120又は図5及び図6に示す基本機能部132は、TCレイヤのハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)であるエンベデッドOAMエンジン(Embedded OAM Engine)を動作させる。そして、PMDレイヤのハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)である送受信部がDBAアプリに従って受信する。なお、送受信部がDBAに従わない上り信号でも受信する場合、DBAアプリに従わないとしてもよい。
情報処理部は、これらのソフト化機能に限らず、それ以外のソフト化機能を備えていてもよい。ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、送受信部、OSU、スイッチ、制御部、情報処理部に限らない。例えば、情報処理部は、送受信部、OSU、スイッチ、制御部に含まれていてもよい。また図8に示すように、スイッチのNNI(Network−Network Interface)側に、スイッチに入出力する信号を処理するプロキシ部又は外部サーバを備えていてもよい。外部サーバ16は、複数の装置を備えるデータセンタ等のいわゆるクラウドと呼ばれる情報処理機能であってもよい。
各機能は、処理能力や処理遅延の要求に応じて適宜配置してもよい。また、OSUにスイッチ部12又はスイッチ部13を備えていてもよいし、スイッチとは別途スイッチ(スイッチ部13を備える場合のスイッチ部12)を備えていてもよい。スイッチの機能はスイッチ部12とスイッチ部13で重複せずにスイッチの処理能力等に従って適宜分担することが望ましいが、重複してもよい。
ソフト化機能を配備する箇所は、情報処理部に限らず、複数の演算処理可能な箇所に配置してもよい。例えば、ソフト化機能を配備する箇所は、送受信部、OSUのスイッチ、OSUのスイッチ以外、OLTの制御部、OLTのスイッチ、OLTの情報処理部、OLTのスイッチと制御部と情報処理部以外、スイッチのNNI側にスイッチに入出力する信号を処理するプロキシ部また外部サーバ等の処理装置のいずれかであってもよい。
また、ソフト化機能の配置は、ソフト化機能毎であってもよいし、単一のソフト化機能を分割したソフト化機能の一部であってもよい。例えば、送受信部に関するものを送受信部以外の他の箇所、例えば、OSUのスイッチ、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTのスイッチ、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。PON終端に関するものをPON終端処理配備箇所以外の他の箇所、例えば、OSUの送受信部、OSUのスイッチ、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTのスイッチ、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。
ONUのスイッチに関するものをONUのスイッチ以外の他の箇所、例えば、送受信部、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTのスイッチ、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。OLTのスイッチに関するものをOLTのスイッチ以外の他の箇所、例えば、送受信部、OSUのスイッチ、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。
また、ソフト化機能を配備する箇所は拡張機能部131の配備の状況や、演算可能な箇所の演算能力や演算負荷や消費電力等に応じて、適宜変更してもよい。
OLTの主信号処理に係る主要な機能と機能間の関係を説明する。OLT機能をスイッチに移行する。PHYアダプテーション機能、フレーム化機能、サービスアダプテーション機能などのPON区間処理を行うPON主信号処理機能を、送受信部に配備する。ONU登録又は認証機能、DBA制御機能、DWA機能などのPONアクセス制御機能を情報処理部に配備する。フレーム化で利用されるVLAN制御、シェーパの前段の優先制御、マックス又はデマックス(Mux/DMux)及びキュー(Queue)、並びにフレーム化の前段のシェーパなどのL2主信号処理機能をスイッチに配備する。
シェーパの前段のコピー機能、コピーで利用されるMLDプロキシなどのマルチキャスト機能をスイッチに配備する。このように、PONに配備されていたPON主信号処理機能及びPONアクセス制御機能をスイッチに配備することで、PON基本機能部を縮小する。特に、L2主信号処理は重複を避け、スイッチに配備することが好ましい。
なお、スイッチの機能として、Classifier(クラシファイア)、Modifier(モディファイア)、Policer/Shaper(ポリサー/シェーパ)、Cross Connect(クロス・コネクト)、Queue(キュー)、Scheduler(スケジューラ)の順に備える前提で例示したが適宜変更してもよい。例えば、上り方向であり、帯域割当単位の中で処理を行わなければ、ONUからの入力をバースト送信のためのプリアンブルやバーストオーバーヘッドを外し、フレームをデカプセル化したり、LLIDを外したりして、PONを終端のみし、Classifier、Modifier、Policer/Shaper、Cross Connect、Queue、Schedulerの全ての機能をスイッチで実施してもよいし、スイッチでModifier、Cross Connect、Queue、Schedulerのみ実施してもよい。
更に、PON終端後のパス等を記載するVID等をONUで付与すれば、Cross Connect、Queue、Schedulerすればよい。上位ネットワークが単一パスと見做せれば、Queue、Schedulerでよい。また、Cross Connectでフレームが衝突しないようにDBAすれば、Classifier、Modifier、Policer/Shaper、Cross Connect、とすることができる。更に、上り方向であり、帯域割当単位の中で処理を行わなければ、ONUからの入力をバースト送信のためのプリアンブルやバーストオーバーヘッドを外し、フレームをデカプセル化したり、LLIDを外したりして、PONを終端のみし、PON終端後のパス等を記載するVID等をONUで付与すれば、Cross Connectのみとすることもできる。
また、Classifier、Modifier、Policer/Shaper、Cross Connect、Queue、Schedulerで、Classifier、Policer/Shaper、Modifier、Cross Connect、Queue、Schedulerとしてもよいし、Policer/Shaperの前段にQueueを置いて、Classifier、Modifier、Queue、Policer/Shaper、Cross Connect、Schedulerとしたり、Classifier、Queue、Policer/Shaper、Modifier、Cross Connect、Schedulerとしたりしてもよい。PONのバースト伝送や、マルチキャスト等の優先トラフィックを多重することによって生ずるバースト性による不要のPolicing(ポリシング)/Shaping(シェイピング)や、受信側での平準化したトラフィックの受信を考慮するとPolicer/Shaperの前段にQueueを置いて平準化した後にPolicing/Shapingによる処理を実行することが望ましい。
特定の状態への状態遷移に際して、スリープ動作等の主体は、スリープ動作等の主体(通信装置が備える機器)の指示を、スリープ動作等の主体とは独立している外部に保管することによって、動作を継承することが可能となる。特定の状態は、例えば、スリープ状態、運用系の通信装置の切替状態、ユーザ収容切替状態、マルチキャスト状態である。情報が通信装置の外部に保持されているため、他の通信装置への切替に際して、スリープ動作等の継承性が失われないようにすることが可能となる。通信装置は、機器が保持している情報の継承性を確保することが可能となる。
また、通常の汎用化、ソフトウェア化したスイッチを実行部として流用することによって、汎用化、ソフトウェア化したスイッチの安価且つ柔軟かつ迅速な機能追加が可能なOLTを実現することが可能となる。
以上示した実施形態1−1に係る構成は、以下の実施形態でも同様であり、適宜組み合わせてもよい。例えば、図3では、本システムが、実行部の構成が送受信部11(TRx)、スイッチ部12及びスイッチ部13のみの場合を例示するが、送受信部11(TRx)、スイッチ部12及びスイッチ部13以外の箇所、それ以外の場所、PONの終端する箇所や、制御部14を実行部としてもよい。
(実施形態1−2)
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、TDM−PONに適用してもよい。TDM−PONでは、λ設定切替(DWA)のようなONUの間ONU−OLTのPON区間の波長リソースを波長分割多重する機能を備えていなくてもよいことを除けば実施形態1−1と同様である。
(実施形態1−3)
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、WDM−PONに適用してもよい。WDM−PONでは、DBAのようなONUの間ONU−OLTのPON区間の帯域リソースを時分割多重する機能を備えていなくてもよいことを除けば、実施形態1−3は実施形態1−1と同様である。
(実施形態1−4)
本実施形態は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)−PON、CDM(Code Division Multiplex)−PON、SCM(Subcarrier Multiplex)−PON、芯線分割多重を含めた組み合わせである。
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、波長と時間以外のリソースを共用するPONに適用してもよい。例えば、1波長の電気の周波数リソースを分割多重するOFDM−PON、1波長の電気の周波数リソースを分割多重するSCM−PON、符号で分割多重するCDM−PONに適用してもよいし、芯線分割多重を併用してもよいし、マルチコアファイバ等を用いた空間分割多重を併用してもよいし、波長分割多重を用いなくてもよい。TWDM−PONの波長リソースを波長分割多重する機能を、それぞれの多重するリソースに分割多重するに要する機能に対応する機能に読み替えれば同様である。
(実施形態2)
実施形態2では、TWDM−PONに用いられる構成が、GEMカプセル化を行う。この場合、GEMフレームを生成するアダプタをスイッチに備え、スイッチとそれ以外の部分の間でGEMフレームを導通するようにする。GEMカプセル化までスイッチに移管することで、それ以外の部分のプロトコルスタックからL2機能部を除外し、スイッチとそれ以外の部分で、L2機能部の重畳を回避することができる。
なお、TWDM−PONを例に挙げたが、実施形態1−2〜実施形態1−4のように、PON区間での識別するためのフレームを同様に扱えばそれ以外のPONであっても同様の効果が得られる。例えば、IEEEの規格のGE−PON、10GE−PON等であれば、GEMフレームの代わりに、LLIDを付与してLLIDの付与されたフレームをスイッチとそれ以外の部分の間を導通するようすればよい。
(実施形態3)
実施形態3では、TWDM−PONに用いられる制御情報が、スイッチを経由する。この場合、ブリッジ機能関連をスイッチに移管する代わりに、制御情報を保持するPLOAM、Embedded OAM、OMCIのいずれかを必要に応じてフレーム化してスイッチ経由で処理する。制御情報をスイッチ経由で入出力することで、スイッチ以外の処理が軽くなる効果がある。なお、実施形態3の移管に加えて、実施形態1及び実施形態2のブリッジ機能のスイッチへの移管を行ってもよい。
なお、TWDM−PONを例に挙げたが、制御情報を同様に扱いスイッチ経由で処理すれば、実施形態1−2〜実施形態1−4のように、それ以外のPONであっても同様の効果が得られる。
以上のように、実施形態のOLT2aは、複数のONU3との通信を実行する複数の応答部4を備える。応答部4は、ONU3に通信の帯域を動的に割当する処理であるDBA等を、ONU3に対応付けられた少なくとも一つの応答部4に割振る。DBA等処理が割振られた応答部4は、所定の条件を満たす場合、DBA等処理を実行する。これによって、実施形態のOLT2は、DBA等の演算能力が不足しないようにすることが可能である。
実施形態の割振部5は、識別子と、通信の応答がONU3からOLT2に到着した時刻と、処理が生成された時刻とのうち少なくとも一つに基づいて、DBA等処理を割振る。実施形態のOLT2は、DBA等処理が割振られたか否かを割振部5から応答部4に通知するためのインタフェースを備える。
また、実施形態のOLT2bは、複数のONU3との通信を実行する複数の応答部4と、割振部5とを備える。割振部5は、ONU3に通信の帯域を動的に割当する処理であるDBA等を、ONU3に対応付けられた少なくとも一つの応答部4に割振る。DBA等処理が割振られた応答部4は、所定の条件を満たす場合、DBA等処理を実行する。これによって、実施形態のOLT2は、DBA等の演算能力が不足しないようにすることが可能である。
上述した実施形態におけるOLT2(通信装置)及びONU3の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。上記の実施形態は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができ、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。