本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の通信装置1の構成例を示す図である。図1では、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。通信装置1は、FASAアプリA〜C、API、FASA基盤及び割振部101を備える。通信装置1は、外部の他の装置と通信する通信部(図示せず)を有する。割振部101は、通信部の内部に備えられてもよいし、通信部の外部に備えられてもよい。
APIは、汎用化した入出力インタフェースであり、例えばFASAアプリケーションAPIである。FASAアプリA〜Cは、サービス毎あるいは通信事業者毎に異なる機能等を部品化したソフトウェア部品であるアプリケーションである。FASAアプリA〜Cは、汎用化した入出力インタフェースを用いて実現される。なお、図1では、FASAアプリA〜Cを示しているが、通信装置1は単数又は2以上のFASAアプリを備えてもよい。FASA基盤は、該FASAアプリに汎用化した該入出力インタフェースを提供すると共に標準化されている等の理由で、サービスや要求に応じた変更が不要な機能を提供するアクセスネットワーク装置の基盤的構成要素である。ここで、汎用化した入出力インタフェースを用いることにより、機能の追加や入替を容易にし、様々な要求のサービスを柔軟かつ迅速に提供する。なお、本明細書では、アプリケーションを「アプリ」とも記載する。
割振部101は、サービス毎あるいは通信事業者毎に異なる機能を部品化した部品が追加または入替がなされた際に、部品に対するリソースを確保する。割振部101は、FASA基盤の機能として備えられてもよく、通信装置1に対して入替、追加、削除されるFASAアプリケーション等の機能部品内の設定管理アプリケーション等として備えられてもよく、NEコントローラやプロキシ等の装置外部等のそれ以外の箇所に備えられていてもよい。割振部101は、機能入替・追加・削除に際し、以下に記載の処理の少なくともいずれかを行う。
通常、マルチCPUやマルチコア仕様(複数コア仕様)のCPUが搭載されたシステムの場合、それぞれのプログラム処理に全CPUコア等や全バス等のリソースが使用されるようシステムによって自動で設定される。この設定では、一部の機能部品の処理を実行した場合、全CPUコア等のリソースを占有してしまう恐れがあり、実行されている他の機能部品の処理に悪影響を与えてしまう。そのため、処理に関する時間的制約が緩やかな機能部品(TNF:time-non-critical functions)がコアや内部及び外部のバス等を占有し且つそれらの処理の入力や時間待ちのために、処理に関する時間的制約の厳しい機能部品(TCF:time-critical functions)であって処理が時間内になされないとQoE(Quality of Experience)に影響を与える恐れのあるDBA(Dynamic bandwidth Assignment)やONT(Optical Network Termination)/ONUスリープやPONプロテクション等の機能部品の処理がなされない恐れがある。TCFは例えば高速処理しなければならないDBA、フィルタ等の主信号処理、プロテクション処理、フレームコピー等の処理の機能である。そこで、割振部101は、時間的制約の厳しい機能部品を高優先の機能部品とし、時間的制約の緩やかな機能部品を低優先の機能部品として、高優先の部品の処理を実行するためのリソースを確保し、低優先の部品の処理を実行するためのリソースを制限する。
割振部101は、TCF等に該当する予め定めた種類のアプリケーション等の機能部品に対して、以下の少なくともいずれかの処理を行う。
(1)時間的制約の厳しい機能部品の処理を実行するCPUやCPUコアやバス等のリソースを時間的制約の厳しい機能部品の制約を順守可能な分だけ確保、又は
(2)時間的制約の緩やかな機能部品の処理を実行可能なCPUやCPUコアやバス等のリソースを時間的制約の厳しい機能部品の制約を順守可能な分だけに限定、又は
(3)時間的制約の厳しい機能部品用のCPUやCPUコアやバス等の処理リソースを時間的制約の厳しい機能部品の制約を順守可能な時間間隔と時間幅で予約して確保、又は
(4)時間的制約の緩やかな機能部品が使用可能なCPUやCPUコアやバス等の処理リソースを時間的制約の厳しい機能部品の制約を順守可能な時間間隔と時間幅に限定、又は
(5)時間的制約の緩やかの機能部品の処理は、当該処理を退避して時間的制約の厳しい機能部品の処理に切替する際のメモリ使用が退避の際のバス幅×退避に許容される時間以下に限定、又は
(6)時間的制約の緩やかの機能部品の処理は、当該処理を退避して時間的制約の厳しい機能部品の処理への切替に許容される時間を超過する場合は廃棄
とする。
TCFでCPUやCPUコアやバス等の処理リソースを確保すれば、他の処理に使用されずにまるまる使うことができるので、悪影響を最小限にとどめることができる。
TNFの使用可能なCPUやCPUコアやバス等の処理リソースを限定してしまえば、TCFの処理はTNFが使用できない別のリソースをまるまる使うことができるので、悪影響を最小限にとどめることができ、更にTNFのリソースもTCFが使用することができる。これは特にTCFの処理がバースト的に増大する場合に適する。
確保又は限定は一部の時間であってもよいし、確保又は限定又は予約は時間的に変動可能としてもよい。例えば、TCFの処理に所定の時間幅必要であるが、その時間幅の時間位置が変動したり時間幅自体が変動する場合に適する。例えば、TCFが所定の時間幅の処理は必要だが、処理時間が変動する場合、例えばIEEE系のPONで申告の到着がONU毎に異なり、到着してすぐに割当演算を行う場合等である。これは、時間位置又は時間幅が変動するのみ応じて確保又は限定又は予約すると、実際に処理に必要な時間幅以上の長大な時間幅を予約する必要があり、TNFに利用可能なリソースが不必要に減少するためである。具体的には、TCFの使用する時間幅と時間位置が確定した後にTNFが使えるように解放してもよいし、TCFが使用する時間幅や時間位置を予測して予測以外をTNFが使えるように解放してもよいし、TNFに使わせておいてTCFが使用する際に(5)(6)の対応でTCFが使用するとしてもよい。予測は、例えば、DBAであれば送信時間の通知により申告の到着する時間から周期的な到着から予測してもよいし、スリープであれば起床時間の通知やその周期から予測してもよい。
TCF又はTNFへのリソースの割振は、割振部101が行ってもよいし、割振部101がリソースをプールしておき、プールしたリソースからTCFやTNFのアプリケーションが呼び出して利用してもよい。
FASA基盤は、割振部101に確保又は限定又は予約するためのインタフェースを提供する。割振部101が、FASA基盤内部にあれば基盤の内部インタフェースであり、機能部品であればFASAアプリケーションAPI等のインタフェースであり、BBU等の連携する外部の装置であれば外部連携のためのインタフェースであり、OpS等又はOpS等の上にあればそれらのSBI等のインタフェースである。
インターフェースは、リソースを直接指定してもよいが、予めTCFに確保したリソース又はTNFを限定して残しておいたリソース又はTCFに予約しておいたリソース又はTNFを限定して予約しないで残しておいたリソースを割振部101又は割振部101にリソースを提示する下位の装置又は割振部101を仲介してアプリケーションにリソースを提示する機能が実リソースを隠蔽するのが望ましい。これは、PFの機器依存性を隠蔽して、利用し易くするためである。これは、割振部101からアプリケーションへのインタフェースを提供する場合は、同様である。
リソースはプロセッサアフィニティ等でアプリケーションが確保もよいし、プロセッサアフィニティマスク等でアプリケーションが限定してもよいし、プロセッサアフィニティ等でアプリケーションのリソースを割振部101が確保してもよいし、プロセッサアフィニティマスク等でアプリケーションのリソースを割振部101が限定してもよいし、タスクマネージャ相当の機能を介して割振部101が確保や限定してもよい。。
インターフェースは其々の処理に必要なインタフェースであればよい。
割振部101は、確保又は制限又は廃棄又は受入の前、又は確保又は制限又は廃棄又は受入の後のアプリケーション等の機能部品の備える指標の合計が所定の値を超過しないアプリケーションを確保不要又は制限不要又は廃棄不要又は受入可としてもよいし、確保又は制限又は廃棄又は受入の前、又は確保又は制限又は廃棄又は受入の後に所定の値を超過するアプリケーションを確保要又は制限要又は廃棄用又は受入不可としてもよい。これは以降の実施例でも同様である。
指標としては、例えば、アプリケーション−FASA基盤間又はアプリケーション間又はその組み合わせで発生する通信の帯域又は帯域時間積であってもよいし、アプリケーションの要する処理能力であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。また指標は、平均値であってもよいし、最大値であってもよいし、平均値から所定の分散値に所定の係数を乗じた値等の統計値であってもよい。平均値であれば平均的には処理が可能であり、最大値であれば最悪状態であっても処理が可能であり、平均や分散を用いた統計値であれば統計的に処理が可能である。これはこれ以降の実施例でも同様である。
割振部101を備える装置、機能、アプリケーション、基盤等はリソース確保装置の一例である。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態の通信装置1aの構成例を示す図である。図2では、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。通信装置1aは、FASAアプリA〜C、API、FASA基盤及び制限部102を備える。なお、図2において、FASAアプリA〜C、API、及びFASA基盤は、第1の実施形態で説明したため説明を省略する。そこで、制限部102は、時間的制約の厳しい機能部品を高優先の機能部品とし、時間的制約の緩やかな機能部品を低優先の機能部品として、高優先の部品の処理を実行するためのリソースを確保し、低優先の部品の処理を実行するためのリソースを制限する。
制限部102は、TCFのためのCPUやCPUコアやバス等の処理リソースを確保する。具体的には、制限部102は、受入前又は受入後に収容する高優先或いは低優先の少なくとも一方のアプリケーション等の機能部品の備える指標の合計が所定の値を超過しない高優先或いは低優先の少なくとも一方のアプリケーションのみを受け入れてもよいし、受入前又は受入後に所定の値を超過する高優先或いは低優先の少なくとも一方のアプリケーションを受け入れなくてもよい。
以下、通信装置は、他の装置への入力を出力する機能に関する通信装置とし、通信装置は、実行部と、指示部と、制限部102とを備えるとする。通信装置は、外部の他の装置と通信する通信部(図示せず)を有する。実行部、指示部、及び制限部102はそれぞれ通信部の内部に備えられてもよいし、通信部の外部に備えられてもよい。
実行部は、例えばFASA基盤中の機能である。指示部は、例えば、通信装置に対して入替、追加、削除される機能部品である。指示部は、例えばFASAアプリケーションやFASA基盤中のソフトウェア部品、後述する機器無依存アプリ部等である。
制限部102は、機能入替や追加は削除に際し、以下に記載の処理(1)〜(3)を行う。
(1)制限部102は、通信装置又はアプリケーション又は予め定めた所定の種類のアプリケーション又は高優先或いは低優先の少なくとも一方又はその組み合わせが動作するに際して利用されるリソースに関する所定の指標(以下「リソース指標」という。)の残量又はその統計処理した値を取得する。リソース指標の残量又はその統計処理した値は、通信装置において使用可能であってその時点で未使用のリソースの指標を示す。制限部102は、リソース指標の残量に、機能(例えば指示部)の入替によって取り除かれる機能に関するリソース指標の値を加算する等の統計処理をする。また、制限部102は、リソース指標の残量から、機能の入替によって追加される機能に関するリソースの指標の値を減算する。また、制限部102は、リソース指標の残量から、新規に追加される機能に関するリソースの指標の値を減算する。
制限部102は、リソース指標の残量が、予め定められている所定の値を超過しない場合には、通信装置に対する機能の入替又は追加を制限する。制限される入替又は追加は、機能の入替によって行われる追加であってもよいし、新規の追加であってもよい。一方、制限部102は、リソース指標の残量が上記所定の値を超過する場合には、通信装置に対する機能の追加を制限しない。ここで、加減算は、所定の重みを乗ずる等の統計処理を行ってもよい。例えば、リソースの使用確率を重みとして乗じてもよいし、平均値に所定の係数の分散値を加減算した値としてもよいし、間欠的にリソースを利用してその間欠的にリソースを利用する周期が同期している場合は同期している分のリソースのみに関して加減算してもよいし、間欠的にリソースを利用するが利用する周期が同期していない場合はリソースを利用する時間が衝突する確率を乗じたりしてもよい。あるアプリケーション又はOS等の環境のリソースを開放する時間や確率、リソースが解放されずに再利用できない時間や確率でリソースが使えないものとして処理してもよい。これは以降の処理でも同様である。
(2)制限部102は、通信装置又はアプリケーション又は予め定めた所定の種類のアプリケーション又は高優先或いは低優先の少なくとも一方又はその組み合わせ内で、入替される機能又は新規に追加される機能に関係する機能に関するリソース指標の合計値(以下「リソース合計値」という。)又はその統計処理した値から、機能の入替によって取り除かれる機能に関するリソース指標の値を減算する等の統計処理をする。制限部102は、入替によって追加される機能又は新規に追加される機能のリソース指標を、減算後のリソース合計値又はその統計処理した値に加算する。制限部102は、加算後のリソース合計値又はその統計処理した値が所定の値を超過する場合には、通信装置に対する機能の入替又は追加を制限する。一方、制限部102は、リソース指標の合計値又はその統計処理した値が上記所定の値を超過しない場合には、通信装置に対する機能の入替又は追加を制限しない。
(3)制限部102は、通信装置又はアプリケーション又は予め定めた所定の種類のアプリケーション又は高優先或いは低優先の少なくとも一方又はその組み合わせが動作するに際して利用されるリソースに関する所定の指標であるリソース指標に関し、機能の入替によって取り除かれる機能に関するリソース指標と、機能の入替によって追加される機能に関するリソースの指標の値又はその統計処理した値と、装置に新規に追加される機能に関するリソース指標の値又はその統計処理した値と、に基づいて、使用されるリソースの値又はその統計処理した値が所定の値を超過する場合には、自装置に対する前記機能の入替又は追加を制限し、使用されるリソースが所定の値を超過しない場合には、自装置に対する前記機能の追加を制限しない。
ここで、所定の指標として、機能数、機能の処理のステップ数、機能のサイズ、機能を配置するメモリ量、機能を配置する論理回路量、関連するCPU等の演算部の処理量、同アクセス頻度、同入出力の使用帯域、やり取りのスケジュールの衝突確率、ページングのページ数、ページング頻度、処理時間等やその組み合わせである。値は想定される最大値や平均値やその他の統計量である。
このような高速処理等で予め定められた処理のために確保したリソースの値又はその統計処理した値を超過しないアプリケーションの入替又は追加に制限することで、予め定めた所定の種類のアプリケーション又は高優先或いは低優先の少なくとも一方の処理が所定のリソースを超過する確率を軽減して安定的な動作が可能となる。
制限部102は、通信装置内外のいずれにあってもよく、設定管理機能に係るFASAアプリケーション等の装置内の指示部の一部に含まれていてよいし、実行部やFASA基盤等に含まれていてもよいし、装置の管理システム等に含まれていてもよい。制限部102を備える装置、機能、アプリケーション、基盤等はリソース確保装置の一例である。
通信装置は、例えば、PON等のODN等の光ファイバ網等の通信網を経由する光信号等の信号によって、他の通信装置との通信を実行する通信装置である。通信装置は、例えば、OLTである。通信装置は、例えば、OSU(Optical Subscriber Unit)でもよい。通信装置は、例えば、光信号を切り替えるスイッチ部(SW:Switch)を備える又は備えないOLTと、他のSWとの組み合わせでもよい。通信装置は、例えば、OLTとONUとの組み合わせでもよい。通信装置は複数の機器を備えてもよい。また、ONUやマルチプレクサ(MUX:multiplexer)やデマルチプレクサ(DMUX: demultiplexer)やSW等の他の通信装置であってもよい。通信装置は、複数の構成要素から構成されていてもよい。各構成要素は単一の装置内に備えられてもよく、別々の装置に備えられてもよい。通信装置は複数の装置からなる仮想的な一つの装置であってもよい。仮想的な装置にはオペレーションシステム(OpS:Operation System)、OSS(Operation Support System)、NE(Network Element)を制御するNE−OpS、NEのコントローラ、NE−OpS等のOLTの設定管理システムであるEMS等(Element Management System(OpS、OSS、NE−OpS、NEのコントローラ、EMSを以下OpS等と称する場合とこれらの内の一つで他を代表して示す場合がある。)を含んでいてもよい。
次に、例として、通信装置が、NG−PON2(Next Generation-PON2)等のTWDM(Time and Wavelength Division Multiplexing)−PONシステムのようなITU−T勧告準拠のPONのOLTである場合を前提に、動作等を例示する。ここで、TWDM−PONとしているが、PONは、ITU−T勧告のG.989シリーズ準拠のTWDM−PON以外のG.987、G.984、G.983シリーズにそれぞれ準拠するXG(10 Gigabit Capable)−PON、G(Gigabit capable)−PON、B(Broadband)PONや、IEEEの802.3avと1904.1等、802.3ahにそれぞれ準拠する10GE−PON、GE(Gigabit Ethernet(登録商標))−PONであってもよい。IEEE準拠の場合、TC(Transmission Convergence)レイヤやPMD(Physical Medium Dependent)レイヤは、標準規格において対応する層に読み替えれば同様である。
通信装置は、ハードウェア又はソフトウェア又はそれらの組み合わせの部品又は部品化した機能を備える。例えば、通信装置は、サービス毎あるいは通信事業者毎に異なる機能等を、汎用化した入出力インタフェース(例えば、FASAアプリケーションAPI)を用いて実現されるアプリケーション(例えばFASAアプリケーション)等のソフトウェア部品と、該ソフトウェア部品に汎用化した該入出力インタフェースを提供すると共に標準化されている等の理由で、サービスや要求に応じた変更が不要な機能を提供するアクセスネットワーク装置の基盤的構成要素(例えば、FASA基盤)とを備える。ここで、汎用化した入出力インタフェースを用いることにより、機能の追加や入替を容易にし、様々な要求のサービスを柔軟かつ迅速に提供する。
部品間のやりとりは、例えば、後述のミドルウェア部120を介すが、通信装置1の独自の転送経路や手段を用いてもよいし、OpenFlowや、Netconf/YANGや、SNMP(Simple Network Management Protocol)等の規格化された手段を用いてもよい。
また、部品間のやりとりは、内部配線、バックボード、OAM(Operation Administration and Maintenance)部、主信号線、専用の配線、OpS等、コントローラ又は制御盤(Cont:CONTrol board、CONTrol panel)等の経路のいずれでよい。部品間のやりとりを直接終端して入力する場合、OAM部又は主信号にカプセル化してもよい。部品間のやりとりをいずれかの箇所で終端して、内部配線、バックボード、OAM部、主信号線、専用の配線、OpS等、コントローラ又は制御盤等の経路を経由して入力してもよい。OAM部や主信号線を用いる場合、OAM部や主信号にカプセル化することが望ましい。主信号線を通す場合はOSU又は他箇所のSWにて振り分けることが望ましい。これらは以下の説明においても同様である。
本実施例では、通信装置は、更にFASAアプリケーション等のアプリケーション又はFASA基盤等のプラットフォーム等でソフトウェア部品のためのインタフェースを備える。
確保を明示的に行うインタフェースは、高優先の部品の処理を実行するためのリソースを確保し、低優先の部品の処理を実行するためのリソースを制限する、又は、通信装置、又は、部品、又は、予め定めた所定の種類の部品、又は、その組み合わせが動作するに際して利用されるリソースに関する所定の指標に基づいて得られる値が予め定められている所定の値を超過する場合には、低優先又は高優先の少なくともいずれか一方の部品の追加または入替を制限する。
(実施形態1−1)
実施形態1−1では、TWDM−PONに用いられる通信システムを構成する通信装置の構成について説明する。実施形態1−1で説明する通信装置は、図8に示す装置や図9に示す通信装置として用いられる。以下、通信装置のアーキテクチャの例として、第1例から第6例までを説明する。通信システムを構成する通信装置のアーキテクチャは、下記で説明する第1例から第6例まで以外のアーキテクチャであってよい。例えば、アーキテクチャの第1例から第6例における通信装置のソフトウェア部は、ハードウェア部でもよい。
(アーキテクチャの第1例)
図3は、通信装置のアーキテクチャの第1例を示す図である。アーキテクチャの第1例では、通信装置は、動作が機器に依存する非汎用の機器依存部110と、機器依存部110のハードウェアやソフトウェア及び機器依存アプリ部150の違いを隠蔽するミドルウェア部120と、動作が機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130と、機器依存アプリ部150とを備える。したがって、機器依存部110(ベンダ依存部)は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存する機能部である。言い換えれば、機器依存部110は、他の通信機器との互換性が小さく、新たに製造された通信機器(特に、準拠する標準や製造ベンダが異なる機器)にはそのまま用いることができない。機器依存部110は、ネットワーク機器に備わる1以上の機能を実行する。
また、機器無依存アプリ部130は、通信装置の機器が準拠する標準規格、方式、機器種別、機器の世代や機器の製造ベンダに依存しない機能部である。言い換えれば、機器無依存アプリ部130は、他の通信機器との互換性が大きく、新たに製造された通信機器(特に、準拠する標準や製造ベンダが異なる機器)にそのまま用いることができる。機器無依存アプリ部130に設けられるアプリの具体例として、ネットワーク機器における設定処理を行うアプリケーション、設定の変更処理を行うアプリケーション、アルゴリズム処理を行うアプリケーション等がある。
ミドルウェア部120と機器無依存アプリ部130とは、機器無依存API21を介して接続される。機器無依存API21は、機器に依存しない入出力IFである。
機器依存部110は、例えば準拠する機器依存部110の標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等を実行するソフトウェア部113及びOAM部114、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)やソフトウェア部113の少なくとも一部を駆動する機器依存アプリ部150と、を備えて構成される。ハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及びOAM部114と、ミドルウェア部120とは、機器依存API23を介して接続される。機器依存API23は、機器に依存する入出力IFである。機器依存部110は、更にNE管理・制御部115を備える。NE管理・制御部115とミドルウェア部120とは、機器依存API25を介して接続される。機器依存API25は、機器に依存する入出力IFである。
ミドルウェア部120と機器依存アプリ部150とは、機器依存API23で接続される。機器依存アプリ部150と、OAM部114、ソフトウェア部113、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とは、機器依存API24で接続される。機器依存アプリ部150と管理・制御エージェント部133とは、API26で接続される。
どのような機能を機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とするかは、ミドルウェア部120や機器無依存アプリ部130を実現するための処理に由来する制限、例えば、ソフトウェアの処理能力に由来する制限に加えて、機能の更新頻度や拡張機能の重要度等に応じて決められてもよい。これによって、通信装置は、機器無依存アプリ部130による拡張機能部(独自機能部)の柔軟かつ迅速な追加を容易にし、通信サービスをタイムリーに提供することができる。
例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA(Dynamic Bandwidth Assignment)等の更新頻度が高い機能又は通信サービス差異化に寄与する機能を優先して、機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とすることを決めてもよい。更に、共用化を図る機器の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに関して差異の隔たりが小さいものから、機器無依存アプリ部130としてもよい。ここで、DBA等の所定の機能を、機器依存部110や機器無依存アプリ部130に配置する構成を示したが、機能配備により、共に機器無依存アプリ部130であってもよいし、共に機器依存部110であってもよい。共に機器無依存アプリ部130である例としては、例えば、DBA等の機能の処理部を非力な送受信機に備えるプロセッサ等の情報処理部に備え、アプリケーション等を強力な情報処能力を備えるその他の箇所の情報処理部、例えばOSU等に備え、ミドルウェアとして装置間のプロセッサ間通信や装置間通信が働く場合である。共に機器依存部110に備える場合は、先の例と同様にファームウェア等の一部としてそれぞれDBA等の機能をコンパイルした場合等である。
準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに対しては最適でない場合でも、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの機能のいずれかを汎用化するために、機能を実行するための共通IFが用いられてもよい。共通IFの中には、機器依存部110の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダのいずれかにおいて使用されないIFやパラメータが含まれていてもよい。
図3及び後述する図4に示すミドルウェア部120と、後述する図5及び後述する図6に示す機器依存部110のドライバと、後述する図4及び後述する図6に示す機器依存アプリ部150(ベンダ依存アプリ部)との少なくともいずれかに、IFやパラメータ等を機器依存部110に対応するように変換する変換機能部や、不足するIFやパラメータ等に対応して自動設定する機能部を更に備えてもよい。
図3に示す機器依存部110は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ソフトウェア部113とを備える。ハードウェア部111(PHY)は、物理層から光送受信関連の処理まで(PHYsical sublayer処理)を実行する。ハードウェア部112(MAC)は、MAC(Media Access Control)処理を実行する。ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、準拠する標準規格や製造ベンダに依存する。ソフトウェア部113は、機器依存のドライバ、ファームウェア、アプリケーション等を実行する。
機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、これら以外に汎用サーバやレイヤ2SW等を備えてもよい。機器依存部110は、ハードウェア部112(MAC)を備えなくてもよい。機器依存部110は、ハードウェア部111(PHY)の一部を備えなくてもよい。例えば、機器依存部110は、変復調信号処理、前方誤り訂正(FEC: Forward Error Correction)、符復号処理、暗号化処理等の低位の信号処理を備えずに、光関連の機能のみを備えてもよい。機器依存部110は、データを符号化する部分であるPCS(PHYsical Coding Sublayer)を備えなくてもよい。機器依存部110は、データをシリアル化するPMA(Physical Medium Attachment)とPCSとを備えなくてもよい。機器依存部110は、物理媒体に接続するPMDを備えなくてもよい。機器依存部110は、ミドルウェア部120がソフトウェア部113を介さずに機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を直接に駆動、制御、操作又は管理する場合、ソフトウェア部113を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3(図3では、拡張機能A、拡張機能B及び拡張機能C)と、基本機能部132と、管理・制御エージェント部133とを備える。管理・制御エージェント部133は、EMS140との間でデータをやりとりする。
図ではEMS140及び外部の装置160がミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ部130に接続しているが、EMS140及び外部の装置160は必ずしもミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ部130に接続している必要はない。EMS140及び外部の装置160は、必要に応じてミドルウェア部120に適宜接続してもよいし、機器無依存アプリ部130に直接接続してもよい。また「ミドルウェア部120経由で接続」と表現しているが、この表現は機器無依存アプリ部130からみた視点での表現である。実際には、ハードウェアでの接続の後にミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ同士が接続している。
以下、拡張機能部131−1〜131−3に共通する事項については、符号の一部を省略して、「拡張機能部131」と表記する。EMS140は、例えば、OpS等である。なお、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132と管理・制御エージェント部133とのうちいずれかを含まなくてもよいし、管理・制御エージェント部133が基本機能部132に含まれていてもよいし、管理・制御エージェント部133が基本機能部132やミドルウェア部120に含まれていてもよい。
機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131、基本機能部132、及び管理・制御エージェント部133以外の構成を、更に含んでいてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてもよい。また、機器無依存アプリ部130は、1個以上の拡張機能部131を含んでもよい。
拡張機能部131は、他の機能に不要な影響を与えずに独立して追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。例えば、拡張機能部131は、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を実行する拡張機能部131が必要になった場合、適宜に追加、削除、入替又は変更されてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部120よりも下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含み、ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140と入出力しなくてよい。更に、管理・制御エージェント部133が管理設定機能を備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。また、機器依存部110は、NE管理・制御部115と、NE管理・制御部115の下位の機能部の機器依存アプリ部150(後述する図4及び後述する図6参照)によって代替されてもよい。
管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。
機器依存アプリ部150は、ミドルウェア部120を介して情報を入出力してもよいし、管理・制御エージェント部133から情報を直接入出力してもよいし、両者のうちのいずれかとの間で情報を入出力してもよいし、EMS140から情報を直接入出力してもよい。また、機器依存アプリ部150が、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定されており、ミドルウェア部120を介してEMS140から管理及び制御情報を取得可能である場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、ミドルウェア部120を介して少なくとも機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間又はソフトウェア部113との間で、情報を入出力する。機器無依存アプリ部130は、必要に応じてミドルウェア部120を介して、相互に入出力する。特に、機器無依存アプリ部130は、EMS140との間で入出力された情報に応じて制御又は管理を実行する場合、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133との間で、情報を入出力する。
機器無依存アプリ部130と機器依存部110との入出力の例は以下である。
例えば、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部は、TCレイヤのエンベデッドOAMエンジン(Embedded OAM Engine)と、相互に情報を入出力する。DWBA(Dynamic Wavelength and Bandwidth Assignment)アプリ及びONU登録認証アプリ部は、TCレイヤのPLOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。省電力アプリ部は、OMCI及びL2主信号処理機能部(L2機能(Layer 2 function)部)と相互に情報を入出力する。MLD(Multicast Listener Discover)プロキシアプリ部は、L2機能部と相互に情報を入出力する。低速監視アプリ(OMCI)は、OMCIと相互に情報を入出力する。OMCI及びL2機能部は、XGEMフレーマ(XGPON Encapsulation Method Framer)及び暗号化を動作させる。ここで、DWBAとDBAは、別体、一体又は組み合わせでもよい。例えば、管理・制御エージェント部133は、保守運用機能のアプリ部であり、NE管理・制御部115のためのOpS等であるEMS140と、相互に情報を入出力する。
なお、機器無依存アプリ部130の実装には、優先順位があってもよい。例えば、管理・制御エージェント部133が最も優先される第1の優先順位である。第2の優先順位以下は、例えば、DBAアプリ、DWBAアプリ、省電力アプリ、ONU登録認証アプリ、MLDプロキシアプリ、プロテクションアプリ、低速監視アプリ(OMCI)の順である。
拡張機能部131のアプリとして、機器無依存API21を介して、一部のベンダ、方式、種別、世代に備える機能を駆動するためのアプリや、一部のベンダ、方式、種別、世代の装置のみに備える機能を駆動するアプリを含んでいてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140及びミドルウェア部120と入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、NE管理情報及び制御情報をEMS140と直接送受信してもよいし、管理・制御エージェント部133を介して、NE管理情報及び制御情報を送受信してもよい。
機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力している。機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133を介さずに、EMS140との間で、情報を直接入出力してもよい。管理・制御エージェント部133は、EMS140、ミドルウェア部120及び機器依存アプリ部150との間で、情報を入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。
ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130と機器無依存API21を介して情報を入出力する。ミドルウェア部120は、機器依存API23を介して、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)と情報を入出力する。ミドルウェア部120は、入力した情報を、そのまま又は所定の形式で出力する。例えば、ミドルウェア部120は、出力先が機器無依存アプリ部130の各部であれば、機器無依存API21の各部の入力形式に情報を変換する。出力先が機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)であれば、ミドルウェア部120は、それぞれに入力する形式の機器依存API23の形式に変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を出力先に送信する。
ミドルウェア部120は、入力の際に、それぞれの入力先に不要な入力情報は削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API21や機器依存API23を介して収集して補足することが望ましい。また、ミドルウェア部120への入力の際に、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
図3では、ミドルウェア部120や機器依存部110は単一で例示したが、それぞれ複数から構成されていてもよい。機器依存部110のハードウェアに複数のプロセッサが含まれる場合、ミドルウェア部120はプロセッサやハードウェアをまたいでプロセッサ間通信等を用いて入出力してもよい。機器無依存アプリ部130間や機器無依存アプリ部130をDLL(Dynamic Link Library)のような実行プログラムとして、単一のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよいし、複数のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよい。
また、機器無依存アプリ部130は、API等の入出力IFを確保した上でカーネル空間に配置してもよいし、独立にファームウェア等に入替可能なIFを有するミドルウェア部120とともに配置してもよいし、ファームウェア等に組み込んでコンパイルし直してもよい。機器無依存アプリ部130毎にユーザ空間やカーネル空間を任意の組み合わせとしてもよい。
同一の機能に対応する機器無依存アプリ部130を、ユーザ空間とカーネル空間の両方で実装可能としてもよい。この場合、例えば、切り替えていずれかを選択してもよいし、両方協働して処理してもよいし、一方のみで実処理するとしてもよい。機器依存部110のソフトウェアも同様である。
望ましくは、主信号処理やDBA処理や低レイヤの信号処理のように高速処理が必要であるほど、拡張性・入替の即時性とトレードオフはあるが、オーバーヘッドが少なく高速な処理が期待されるカーネル空間やファームウェアに組み込むことが望ましい。機器依存アプリ部150(後述する図4及び後述する図6参照)を配置するプロセッサもプロセッサ間通信によるバスや速度等の制限、通信路の占有等による他のプログラムへの影響の観点から、実処理するプロセッサ又はその近傍のプロセッサのユーザ空間やカーネル空間やファームウェア上に配置することが望ましい。ただし、実処理するプロセッサ又はその近傍のプロセッサの能力を軽減するためにはプロセッサ間通信によるコミュニケーションコストは増大するが、遠隔のプロセッサで処理するとしてもよい。
機器無依存API21は、追加する拡張機能部131を想定してミドルウェア部120に予め備えられることが望ましいが、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
なお、本例では、ソフト化領域を、基本機能部132、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131、ミドルウェア部120としたが、ソフト化領域は、サービスアダプテーション(暗号化、フラグメント処理、GEMフレーム化/XGEMフレーム化、PHYアダプテーションのFEC、スクランブル、同期ブロック生成/抽出、GTC(GPON Transmission Convergences)フレーム化、PHYフレーム化、SP(Serial parallel)変換、符号化方式も対象としてもよい。アーキテクチャのソフト化機能の実装例とハードウェア部に対応する機能配備の例を説明する。機能配備は、例えば、ネットワーク機器又は外部のサーバにソフト化機能を備える。これは他の例でも同様である。
(アーキテクチャの第2例)
図4は、通信装置のアーキテクチャの第2例を示す図である。図4では、通信装置は、図3に示す通信装置のミドルウェア部120の配下に機器依存アプリ部150を更に備えた構成である。アーキテクチャの第2例は、機器依存アプリ部150を備えること以外は、アーキテクチャの第1例と同様である。
図4では、通信装置は、準拠する機器依存部110の標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等を実行するソフトウェア部113と、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)やソフトウェア部113の少なくとも一部を駆動する機器依存アプリ部150と、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及び機器依存アプリ部150の違いを隠蔽するミドルウェア部120と、機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。
ミドルウェア部120と機器依存アプリ部150とは、機器依存API23で接続される。機器依存アプリ部150と、機器依存部110のOAM部114、ソフトウェア部113、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とは、機器依存API24で接続される。機器依存アプリ部150と管理・制御エージェント部133とは、API26で接続される。
機器無依存アプリ部130は、例えば、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133と、基本機能部132と、拡張機能部131とを備える。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第1例と同様に、管理・制御エージェント部133と基本機能部132と拡張機能部131とのうちいずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133と基本機能部132と拡張機能部131と以外の機能部を、更に備えてもよい。また、拡張機能部131は、アーキテクチャの第1例と同様に、他の機能に影響を与えずに追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。
基本機能部132は、各拡張機能部131の一部として含まれていてもよいし、ミドルウェア部120の下位で代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合や、ミドルウェア部120の下位が基本機能部132を代替する場合や、それらの組み合わせである場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
また、基本機能部132の一部もミドルウェア部120の下位の機器依存アプリ部150で代替してもよい。管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、直接入出力してもよい。ミドルウェア部120の下位が基本機能部132の全てを代替する場合、機器無依存アプリ部130は、基本機能部132を備えなくてもよい。
図4に示す通信装置において、機器依存アプリ部150は、ミドルウェア部120を介して情報を入出力してもよいし、管理・制御エージェント部133から情報を直接入出力してもよいし、両者のうちのいずれかとの間で情報を入出力してもよいし、EMS140と直接入出力してもよい。また、機器依存アプリ部150が、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定されており、ミドルウェア部120を介してEMS140から管理及び制御情報を取得可能である場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、ミドルウェア部120を介して少なくとも機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間又はソフトウェア部113との間で、情報を入出力する。機器無依存アプリ部130は、必要に応じてミドルウェア部120を介して、相互に入出力する。特に、機器無依存アプリ部130は、EMS140との間で入出力された情報に応じて制御又は管理を実行する場合、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133との間で、情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介して管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、EMS140との間で、NE管理情報及び制御情報を直接入出力してもよい。
機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力している。機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133を介さずに、EMS140との間で、情報を直接入出力してもよい。管理・制御エージェント部133は、EMS140、ミドルウェア部120及び機器依存アプリ部150との間で、情報を入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、EMS140との間で、NE管理情報及び制御情報を直接入出力してもよい。ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130との間で、機器無依存API21を介して情報を入出力し、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間で、機器依存API23を介して情報を入出力する。
図4に示すミドルウェア部120は、図3に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で入力する。機器無依存API21は、後から追加する拡張機能部131を想定して、予めミドルウェア部120に備えることが望ましいが、必要に応じて、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第3例)
図5は、通信装置のアーキテクチャの第3例を示す図である。図5では、図3に示すアーキテクチャの第1例で説明したミドルウェア部120の代わりに、基本機能部132が、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、拡張機能部131との入出力を行う。その他の機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第1例と同様である。
なお、図ではEMS140及び外部の装置160が基本機能部132を介して機器無依存アプリ部130に接続しているが、EMS140及び外部の装置160は必ずしも基本機能部132を介して機器無依存アプリ部130に接続している必要はない。EMS140及び外部の装置160は、必要に応じてミドルウェア部120に適宜接続してもよいし、機器無依存アプリ部130に直接接続してもよい。また「ミドルウェア部120経由で接続」と表現しているが、この表現は機器無依存アプリ部130からみた視点での表現である。実際には、ハードウェアでの接続の後にミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ同士が接続している。
アーキテクチャの第1例と比べて、第3例は、機器依存API23、25を備えるミドルウェア部120を、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかが異なる機器毎に作成する必要がない。これによって、アーキテクチャの第3例の通信装置は、機器間世代間でより多くの機能を汎用化して移植し易く、接続性の検証も容易で、機器の機能が堅牢となる効果がある。
アーキテクチャの第3例による通信装置は、機器依存部110と、機器無依存アプリ部130とを備える。機器依存部110は、準拠する標準規格又は機器製造ベンダ等に依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等のソフトウェア部113とを備える。ドライバ等は、機器依存部110の違いを隠蔽する。
機器無依存アプリ部130は、機器に依存しない処理を実行する汎用の機器無依存アプリであり、拡張機能部131と、基本機能部132とを備える。基本機能部132は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との違いを隠蔽するドライバを介して、機器無依存API27(移植用IF)により機器依存部110と接続する。機器無依存アプリ部130は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との違いを隠蔽するドライバを介して、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との間で、データを入出力する。
機器無依存アプリ部130内の基本機能部132と拡張機能部131とは、機器無依存API22(拡張用IF)を介して接続される。基本機能部132と機器依存部110とは、機器無依存API27を介して接続される。機器無依存アプリ部130の内の基本機能部132が、ミドルウェア部120の代わりに、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)や拡張機能部131との間で、情報の入出力を行う。
機器無依存アプリ部130は、必要に応じて基本機能部132を介して、相互に入出力する。機器無依存アプリ部130の拡張機能部131は、基本機能部132及び機器無依存API22を介して、情報を入出力する。基本機能部132は、拡張機能部131と機器無依存API22を介して情報を入出力し、機器依存部110のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器無依存API27とを介して情報を入出力する。
基本機能部132は、図3に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で情報を入力する。例えば、他の機器無依存アプリ部130であれば、基本機能部132は、入力する形式の機器無依存API22の形式にそれぞれに変換し、機器依存のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部であれば、入力する形式の機器無依存API22の形式にそれぞれに変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を入力する。入力の際に、基本機能部132は、それぞれの入力先に不要な入力情報を削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API22や機器無依存API27を介して収集して補足することが望ましい。しかし、基本機能部132は、入力先への入力を、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とを備える。機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132とのうち、いずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132と以外の機能部を、更に備えてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてよい。
拡張機能部131は、他の機能に影響を与えることなく独立に追加又は削除可能であることが好ましい。例えば、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を拡張機能部131とする場合、拡張機能部131が必要になった場合に、適宜追加し、不要となった場合に適宜削除し、変更に応じて入替又は変更してもよい。
機器無依存API22は、後から追加する拡張機能部131を想定して、基本機能部132に予め備えることが望ましいが、必要に応じて、機器無依存API22、機器無依存API27、他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第4例)
図6は、通信装置のアーキテクチャの第4例を示す図である。アーキテクチャの第4例とアーキテクチャの第3例との違いは、通信装置が、基本機能部132の配下に、機器依存アプリ部150を備える点である。このように、アーキテクチャの第4例の通信装置は、機器依存アプリ部150を備えることで、基本機能部132の構成を簡易化できる効果がある。
図6に示す通信装置は、機器依存部110と、機器無依存アプリ部130とを備える。機器依存部110は、準拠する標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等のソフトウェア部113と、機器依存部110の少なくとも一部分を駆動する機器依存アプリ部150とを有する。機器無依存アプリ部130は、移植用IFとハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェアとの違いを隠蔽するドライバを介して又は移植用IFと機器依存アプリ部150とを介して、機器に依存しない処理を実行する汎用の機器無依存アプリである。機器無依存アプリ部130内の基本機能部132と、機器依存部110内の機器依存アプリ部150とは、機器無依存API27を介して接続される。機器依存アプリ部150と機器依存部110の他の機能部とは、機器依存API24を介して接続される。
機器無依存アプリ部130内の基本機能部132は、ミドルウェア部120の代わりに、基本機能部132がハード、拡張機能部131との入出力を行う。基本機能部132の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133(図3、図4参照)相当を含んでいてもよいし、拡張機能部131として管理・制御エージェント部133を備えてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131と機器無依存API22(拡張用IF)を介して入出力し、機器依存部110のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、また、機器無依存API22(移植用IF)と機器依存部110の差異を隠蔽する機器依存部110のドライバ又は機器依存アプリ部150と機器無依存API27を介して入出力する。
基本機能部132は、図3に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で入力する。アーキテクチャの第3例と同様に、基本機能部132の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133相当を含んでいてもよいし、拡張機能部131として管理・制御エージェント部133を備えてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とを備える。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第3例と同様に、拡張機能部131と基本機能部132とのいずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第3例と同様に、拡張機能部131と基本機能部132と以外の機能部を、更に備えてもよい。
拡張機能部131は、アーキテクチャの第3例と同様に、互いに独立に他の機能に影響を与えずに、追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。基本機能部132の一部は、機器依存アプリ部150で代替してもよい。機器依存アプリ部150は、情報を基本機能部132から直接入出力しているが、そのまま又は所定の変換の後に、基本機能部132を介さずにEMS140との間で情報を入出力してもよい。
機器無依存API22、27は、図3に示すアーキテクチャの第1例と同様に、後から追加する拡張機能部131を想定して、基本機能部132に予め備えることが望ましいが、必要に応じて、機器無依存API22、機器無依存API27、他の機器無依存アプリ部130、機器依存アプリ部150又は機器依存API24の改変を抑制する形で、追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第5例)
図7の右上図は、アーキテクチャの第5例を示す図である。図7の右下図はアーキテクチャの第1〜第4例に相当する。同図では、通信装置がOLTである場合を示している。アーキテクチャの第5例は、外付ハードにOLTの機能を実装(クラウド化)することで、既存/市中品OLTハードを活用して、サービスに応じた機能追加/変更を用意とする機能クラウド化のアプローチする場合に好適である。
本例では、通信装置は、既存/市中品ハードウェアと外付ハードウェアからなる。例えば既存/市中品ハードウェアは機器に依存する非汎用の機器依存部110であり、外付ハードウェア上にハードウェアやソフトウェアの違いを隠蔽するミドルウェア部134と、動作が機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。したがって、同図のミドルウェア以下の機器依存部(ベンダ依存部)は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存する機能部である。また、アーキテクチャの第1例と同様に機器無依存アプリ部130は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存しない機能部である。
ミドルウェア部134と機器無依存アプリ部130とは、機器に依存しない入出力IFである機器無依存API135を介して接続される。機器依存部110の例えば、ソフトウェア部、OAM、ハードウェア部(PHY)及びハードウェア部(MAC)と、外付ハードウェア上のミドルウェア部134とは、機器に依存する入出力IFである機器依存API及び既存/市中品ハードウェアと外付ハードウェア間の機器間接続を介して接続される。
本アーキテクチャでは、アーキテクチャの第1例と同様に、機器無依存アプリ部130による拡張機能部(独自機能部)の柔軟及び迅速な追加を容易にし、通信サービスをタイムリーに提供することができる。ここで、機器依存部110は、図7に示す保守運用、アクセス制御、物理層処理、光モジュルであってもよく、機器自体の構成による。
ミドルウェア部134と、機器依存部110のドライバと、機器依存アプリ部150(ベンダ依存アプリ部)との少なくともいずれかに、IFやパラメータ等を機器依存部110に対応するように変換する変換機能部や、不足するIFやパラメータ等に対応して自動設定する機能部を更に備えてもよい。
機器依存部110は、ハードウェア部と、ソフトウェア部とを備える。ソフトウェア部は、機器依存のドライバ、ファームウェア、アプリケーション等を実行する。
機器依存部110は、物理媒体に接続するPMD、MAC、データのシリアル化を行うPMA、データを符号化する部分であるPCS又はPHYの一部を備えなくてもよい。例えば、変復調信号処理、FEC、符復号処理、暗号化処理等の低位の信号処理を備えずに光関連の機能のみを備えてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、EMSからデータを取得する管理・制御エージェント部133と、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とである。以下、拡張機能部131−1〜131−3に共通する事項については、符号の一部を省略して、「拡張機能部131」と表記する。なお、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133と拡張機能部131と基本機能部132とのうちいずれかを含まなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131及び基本機能部132以外の構成を、更に含んでいてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてもよい。また、機器無依存アプリ部130は、1個以上の拡張機能部131を含んでもよい。
拡張機能部131は、他の機能に不要な影響を与えずに独立して追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。例えば、拡張機能部131は、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を実行する拡張機能部131が必要になった場合、適宜に追加、削除、入替又は変更されてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部134よりも下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。ミドルウェア部134よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含み、ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140と入出力しなくてよい。更に、管理・制御エージェント部133が管理設定機能を備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。また、機器依存部110は、NE管理・制御部115と、NE管理・制御部115のIFとを備えなくともよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部120の下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合や、ミドルウェア部120の下位の機能部が基本機能部132を代替する場合や、それらの組み合わせである場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。また、基本機能部132の一部は、ミドルウェア部120の下位の機能部の機器依存アプリ部150によって代替されてもよい。
管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。
拡張機能部131のアプリとして、機器無依存API21を介して、一部のベンダ、方式、種別、世代に備える機能を駆動するためのアプリや、一部のベンダ、方式、種別、世代の装置のみに備える機能を駆動するアプリを含んでいてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140及びミドルウェア部120と入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、NE管理情報及び制御情報をEMS140と直接送受信してもよいし、管理・制御エージェント部133を介して、NE管理情報及び制御情報を送受信してもよい。
ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130と機器無依存API21を介して情報を入出力する。ミドルウェア部120は、機器依存API23を介して、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)と情報を入出力する。ミドルウェア部120は、入力した情報を、そのまま又は所定の形式で出力する。例えば、ミドルウェア部120は、出力先が機器無依存アプリ部130の各部であれば、機器無依存API21の各部の入力形式に情報を変換する。出力先が機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)であれば、ミドルウェア部120は、それぞれに入力する形式の機器依存API23の形式に変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を出力先に送信する。
ミドルウェア部120は、入力の際に、それぞれの入力先に不要な入力情報は削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API21や機器依存API23を介して収集して補足することが望ましい。また、ミドルウェア部120への入力の際に、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
ミドルウェア部120や機器依存部110は単一で例示したが、それぞれ複数から構成されていてもよい。機器依存部110のハードウェアに複数のプロセッサが含まれる場合、ミドルウェア部120はプロセッサやハードウェアをまたいでプロセッサ間通信等を用いて入出力してもよい。機器無依存アプリ部130間や機器無依存アプリ部130をDLLのような実行プログラムとして、単一のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよいし、複数のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよい。
また、機器無依存アプリ部130は、API等の入出力IFを確保した上でカーネル空間に配置してもよいし、独立にファームウェア等に入替可能なIFを有するミドルウェア部120とともに配置してもよいし、ファームウェア等に組み込んでコンパイルし直してもよい。機器無依存アプリ部130毎にユーザ空間やカーネル空間を任意の組み合わせとしてもよい。
同一の機能に対応する機器無依存アプリ部130を、ユーザ空間とカーネル空間の両方で実装可能としてもよい。この場合、例えば、切り替えていずれかを選択してもよいし、両方協働して処理してもよいし、一方のみで実処理を行うとしてもよい。機器依存部110のソフトウェアも同様である。
望ましくは、主信号処理やDBA処理や低レイヤの信号処理のように高速処理が必要であるほど、拡張性・入替の即時性とトレードオフはあるが、オーバーヘッドが少なく高速な処理が期待されるカーネル空間やファームウェアに組み込むことが望ましい。機器依存アプリ部150を配置するプロセッサもプロセッサ間通信によるバスや速度等の制限、通信路の占有等による他のプログラムへの影響の観点から、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサのユーザ空間やカーネル空間やファームウェア上に配置することが望ましい。ただし、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサの能力を軽減するためにはプロセッサ間通信によるコミュニケーションコストは増大するが、遠隔のプロセッサで処理するとしてもよい。
機器無依存API21は、追加する拡張機能部131を想定してミドルウェア部120に予め備えられることが望ましいが、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。その他は、アーキテクチャの第1例と同様である。
(アーキテクチャの第6例)
アーキテクチャの第6例は、機器依存部110として準拠する標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ・ファームウェア等のソフトウェア部113と、機器依存部110の少なくとも一部分を駆動する機器依存アプリ部150とを備える。
機器依存アプリ部150及び機器依存部110は、機器依存API24を介して接続される。機器依存アプリ部150の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133相当を含んでいてもよい。機器依存API24は、機器依存アプリ部150及び機器依存API24の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
なお、通信装置のアーキテクチャの第1例〜第6例に示す通信装置の構成は、TWDM−PONのようなITU−T勧告準拠のPONのOLTを前提に記載しているが、ONUであってもよく、TWDM−PON以外のITU−T勧告準拠のPONのOLT又はONUのいずれかであってもよいし、GE−PON、10GE−PON等のIEEE規格準拠のPONであってもよく、TCレイヤ又はPMDレイヤは対応する層に読み替えれば同様である。
図8は、部品又は装置の群からなる仮想的な通信装置又は通信システムの構成の例を示す図である。図8に示す通信装置は、主に同一波長(後述の例では、同一の周波数やモードやコアや符号や周波数や(サブ)キャリア等や波長を含めたそれらの組み合わせであってもよい。これは以降の例でも同様である。)の送受信部(TRx:Transceiver)11の入出力を切替する光スイッチ部(光SW)10と、TRx11と、スイッチ部(SW)12と、スイッチ部(SW)13と、制御部14と、プロキシ部15との少なくとも一部又は全てを備える。なお、通信装置は、外部サーバ16を備え得る。
図8では、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信(通信)するTRx11が同一のSW12に接続される構成を示すが、実施形態1−1はこれに限定されない。例えば、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11が同一のSW12に接続される構成に加えて、同一の波長の光信号を送受信するTRx11が同一のSW12に接続されていてもよいし、少なくとも一部の波長のTRx11が複数同一のSW12に接続されていてもよいし、少なくとも一部の波長のTRx11が可変波長であってもよいし、TRx11の内の一部又は全てが送信のみ又は受信のみ行うTRx11であってもよい。
OLTなどの通信装置は、TRx11から制御部14を備えていてもよいし、これらに加えて外部サーバ16を更に、備えてもよい。また、OSUは、TRx11でもよいし、これに加えてSW12又はSW13を備えてもよい。
通信装置は、EMSを含めた仮想的な装置であってもよい。EMSに部品を乗せる構成としてはONOS(Open Network Operating System)の等の構成を用いてもよい。EMS上に部品を乗せてもよいし、EMS上の仮想OLT(virtual OLT)上に部品を乗せてもよいし、EMS上の仮想OLTと並列に乗せてもよい。
通信システム構成(1−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
通信装置がOLTである場合、OLTは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14とを含んで構成されてもよいし、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14と、外部サーバ16とを含んで構成されてもよい。OSUは、光SW10と、TRx11とを含んで構成されてもよいし、光SW10と、TRx11と、SW12とを含んで構成されてもよいし、光SW10と、TRx11と、SW13とを含んで構成されてもよい。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や、外部のOpS等(不図示)やコントローラ(不図示)や外部の装置(不図示)等(外部のOpS等(不図示)やコントローラ(不図示)や外部の装置(不図示)等を以下外部の装置等と称する)から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
光SW10は、可変波長のTRx11の入出力を含む同一波長のTRx11の入出力を、異なる芯線(後述の例では異なるモードやコア等や芯線を含めたこれらの組み合わせであってもよい。これは以降の例でも同様である。)又はそれらにつながる光合分波器等に切替してもよいし、可変波長を含む複数波長(後述の例では、複数の周波数やモードやコアや符号や周波数や(サブ)キャリア等や波長を含めたそれらの組み合わせであってもよい。これは以降の例でも同様である。)のTRx11の入出力又はそれらを光合分波器等で束ねたものを異なる芯線に切替してもよいし、可変波長を含む波長(後述の例では、周波数やモードやコアや符号や周波数や(サブ)キャリア等や波長を含めたそれらの組み合わせであってもよい。これは以降の例でも同様である。)のTRx11の入出力を束ねて、異なる芯線又はそれらにつながる光合分波器等に切替してもよい。
光SW10は、自律制御を行い、又は、TRx11、SW12、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、TRx11、SW12、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、光SW10、SW12、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、光SW10、SW12、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN(Virtual Local Area Network)、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、又は、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
なお、上りトラフィックに関しても集約されるとは限らない。SW12は通信システム構成(1−1)の構成では波長毎の振分が主であるが、集約、分配、複製、折返、透過、VID(Virtual LAN Identifier)や優先廃棄を表すタグ等のタグ付加又はタグ付替を行ってもよい。後述する通信システム構成(1−2)の構成では、上りトラフィックは集約が主であるが、分配、振分、複製、折返、透過、タグ付加又はタグ付替を行ってもよい。下りトラフィックも集約、分配、振分、複製、折返、透過、タグ付加又はタグ付替のいずれかを行ってもよく、少なくとも一部の組み合わせを行ってもよい。そのいずれとするかはサービスポリシーに応じて決定する。これは以降の通信システム構成でも同様である。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、光SW10、TRx11、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、光SW10、TRx11、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、又は、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返、透過若しくはタグ付加又はタグ付替の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。これは以降の通信システム構成でも同様である。
なお、SW12は、制御されるとは限らない。TRx11からプロキシ部15の少なくとも一つが制御される場合と、制御されずにTRx11からプロキシ部15の少なくとも一つに制御情報が転送される場合とがある。転送元としては例えばプロキシ部15又は外部サーバ16がある。また、TRx11からプロキシ部15が自律で動く場合もある。これは以降の通信システム構成でも同様である。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。SW13は、自律制御を行い、又は、光SW10、TRx11、SW12、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、光SW10、TRx11、SW12、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15又は外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等と接続される。制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える構成要素や外部の装置等を介して、指示を転送する。
図8に示すプロキシ部15は、OLTから若しくはOLTへのデータ経路上に設置してもよい。ただし、間に他の装置(例えば、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約/分配する集線SW等)が介在する場合があるので、直接接続されるとは限らない。制御の流れとしては、光SW10、TRx11、SW12、SW13、制御部14、外部サーバ16のいずれに、プロキシ部15があってもよい。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、制御部14若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、制御部14若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくはタグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、TRx11又はSW12又はSW13又は制御部14又はプロキシ部15又は外部のOpS等(不図示)又はコントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、SW13若しくは制御部14若しくはプロキシ部15等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は光SW10、TRx11、SW12、SW13若しくは制御部14若しくはプロキシ部15等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
光SW10、TRx11、SW12、SW13、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
なお、要素は適宜含まなくてもよいし、含まない要素とのやりとりは例えば、スキップしてその先の要素とやりとりする。要素を省いた相手同士で通信してもよい。
通信システム構成(1−2)の通信システムでは、通信システム構成(1−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(2−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11はSW12に接続される。
TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15又は外部の装置等と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(2−2)の通信システムでは、通信システム構成(2−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(3−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11はSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、外部サーバ16、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、制御部14、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(3−2)の通信システムでは、通信システム構成(3−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(4−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、光SW10、SW12若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、プロキシ部15又は外部の装置等と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(4−2)の通信システムでは、通信システム構成(4−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(5−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様の処理を行う。
SW12は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、プロキシ部15、外部サーバ16、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW12若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、制御部14、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(5−2)の通信システムでは、通信システム構成(5−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(6−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。 光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW13、プロキシ部15若しくは外部サーバ16又は外部の装置等と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW13、制御部14、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(6−2)の通信システムでは、通信システム構成(6−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(7−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(7−2)の通信システムでは、通信システム構成(7−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(8−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(8−2)の通信システムでは、通信システム構成(8−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(9−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW12若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(9−2)の通信システムでは、通信システム構成(9−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(10−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW13、プロキシ部15若しくは外部の装置等と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(10−2)の通信システムでは、通信システム構成(10−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(11−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、SW13、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(11−2)の通信システムでは、通信システム構成(11−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(12−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、外部サーバ16、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11又はSW12又は制御部14又は外部の装置等と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要を制御し、又は装置に備える他の構成要を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(12−2)の通信システムでは、通信システム構成(12−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(13−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11若しくはSW13又は外部サーバ16又は外部の装置等と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11若しくはSW13又は制御部14又は外部の装置等と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(13−2)の通信システムでは、通信システム構成(13−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(14−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW12若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(14−2)の通信システムでは、通信システム構成(14−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(15−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW13、プロキシ部15若しくは外部の装置等と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(15−2)の通信システムでは、通信システム構成(15−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(16−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、プロキシ部15、外部サーバ16、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、制御部14、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(16−2)の通信システムでは、通信システム構成(16−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)がそれぞれプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(17−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、SW13とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、SW13に接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、SW12又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの少なくとも一部又はその複写の少なくとも一部又はそれらの少なくとも一部を書換したトラフィックの少なくとも一部又はそれらに対する応答の少なくとも一部を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(17−2)の通信システムでは、通信システム構成(17−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(18−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、制御部14とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW12、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(18−2)の通信システムでは、通信システム構成(18−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(19−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、制御部14とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、SW13、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(19−2)の通信システムでは、通信システム構成(19−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(20−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW12若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(20−2)の通信システムでは、通信システム構成(20−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(21−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、SW13若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(21−2)の通信システムでは、通信システム構成(21−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(22−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。
TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(22−2)の通信システムでは、通信システム構成(22−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(23−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW12、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(23−2)の通信システムでは、通信システム構成(23−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(24−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、SW13、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(24−2)の通信システムでは、通信システム構成(24−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(25−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、外部サーバ16、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、制御部14、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(25−2)の通信システムでは、通信システム構成(25−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(26−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、TRx11若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、プロキシ部15、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(26−2)の通信システムでは、通信システム構成(26−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(27−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW12とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW12に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW12のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW12は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW12は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW12は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(27−2)の通信システムでは、通信システム構成(27−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW12にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(28−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、SW13とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がSW13に接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはSW13のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
SW13は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。SW13は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。SW13は、TRx11又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(28−2)の通信システムでは、通信システム構成(28−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が、SW13にそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がSW13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(29−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、制御部14とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
制御部14は、光SW10、TRx11、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、装置に備える構成要素や外部の装置等を制御し、又は装置に備える構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(29−2)の通信システムでは、通信システム構成(29−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(30−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、プロキシ部15とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える構成要素や外部の装置等から制御され、又は装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、TRx11若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(30−2)の通信システムでは、通信システム構成(30−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(31−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11と、外部サーバ16とを備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
外部サーバ16は、光SW10、TRx11、外部のOpS等(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を制御し、又はTRx11の他の構成要素や外部の装置等を介して指示を転送する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(31−2)の通信システムでは、通信システム構成(31−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(32−1)の通信システムは、光SW10と、TRx11を備える(図8)。
光SW10は、ODNとTRx11に接続される。光SW10は、自律制御を行い、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信するTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。TRx11は、自律制御を行い、又は、装置に備える構成要素や外部の装置等から制御され、又は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等を介して転送された指示で制御される。TRx11は、光SW10若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、1−1同様に処理する。
装置に備える構成要素は、装置に備える他の構成要素や外部の装置等のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、装置に備える他の構成要素や外部の装置等に送信してもよい。
通信システム構成(32−2)の通信システムでは、通信システム構成(32−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信するTRx11(λA〜λA)、TRx11(λB〜λB)、…、TRx11(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続される。更に、異なる波長のTRx11の内の少なくとも一部の波長のTRx11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。他は同様である。
上記通信システム構成(1−1)〜(32−2)に示す通信システムが光SW10を備える構成を示したが、通信システム構成(1−1)〜(32−2)に示す通信システムが光SW10を備えないように構成されてもよい。図8に示す通信システムにおいて、通信システム構成(1−1)〜(32−2)に対応する光SW10を備えない構成を、それぞれ通信システム構成(33−1)〜(64−2)とする。すなわち、通信装置は、TRx11と、SW12と、SW13と、制御部14と、プロキシ部15との少なくとも一部を備える。なお、通信装置は、外部サーバ16を備え得る。通信システム構成(33−1)〜(64−2)において、ODNとTRx11が光SW10を介さずに接続される。可変波長のTRx11の入出力を含む同一波長のTRx11の入出力を、ODNの異なる芯線又はそれらにつながる光合分波器等に接続してもよいし、可変波長を含む複数波長のTRx11の入出力又はそれらを光合分波器等で束ねたものを、ODNの異なる芯線に接続してもよいし、可変波長を含む波長のTRx11の入出力を束ねて、ODNの異なる芯線又はそれらにつながる光合分波器等に接続してもよい。他は同様である。
(第1の構成例)
OLTがTRx11を備え、実行部と指示部とを分離して機能配備する例について説明する。この場合、OLTは、TRx11に実行部を備える。OLTは、TRx11の情報処理部や、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理可能な箇所に、指示部を備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。
また、第1の構成例において、OLTは、主に可変波長のTRx11の入出力を含む同一波長(後述の例では、同一の周波数やモードやコアや符号や周波数や(サブ)キャリア等や波長を含めたそれらの組み合わせであってもよい)のTRx11の入出力を異なる芯線(後述の例では異なるモードやコア等や芯線を含めたこれらの組み合わせであってもよい)又はそれらにつながる光合分波器等に切替又は可変波長を含む複数波長(後述の例では、複数の周波数やモードやコアや符号や周波数や(サブ)キャリア等や波長を含めたそれらの組み合わせであってもよい)のTRx11の入出力又はそれらを光合分波器等で束ねたものを異なる芯線(後述の例では異なるモードやコア等や芯線を含めたこれらの組み合わせであってもよい)に切替又は可変波長を含む波長(後述の例では、周波数やモードやコアや符号や周波数や(サブ)キャリア等や波長を含めたそれらの組み合わせであってもよい)のTRx11の入出力を束ねて、異なる芯線(後述の例では異なるモードやコア等や芯線を含めたこれらの組み合わせであってもよい)又はそれらにつながる光合分波器等に切替する光SW10を備える。なお、以下に示す第2の構成例から第64の構成例においても、OLTは、光SW10を備える。
実行部と指示部の入出力は、内部配線、バックボード、OAM部114、主信号線、専用の配線、OpS等、コントローラ又はCont等の経路のいずれでよい。やりとりを指示部で直接終端して入力する場合、OAM部114又は主信号にカプセル化してもよい。やりとりをいずれかの箇所で終端して、内部配線、バックボード、OAM部114、主信号線、専用の配線、OpS等、コントローラ又は制御盤等の経路を経由して入力してもよい。OAM部114や主信号線を用いる場合、OAM部114や主信号にカプセル化することが望ましい。主信号線を通す場合はOSU又は他箇所のSWにて指示部に振り分けることが望ましい。
なお、第1の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第2の構成例)
第2の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第2の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11とSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第3の構成例)
第3の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第3の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第4の構成例)
第4の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第4の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11とSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第5の構成例)
第5の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第5の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第6の構成例)
第6の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第6の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第7の構成例)
第7の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第7の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第8の構成例)
第8の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をTRx11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第8の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12とTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第9の構成例)
第9の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第9の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第10の構成例)
第10の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第10の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第11の構成例)
第11の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第11の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12とSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第12の構成例)
第12の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第12の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第13の構成例)
第13の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第13の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第14の構成例)
第14の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理が可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第14の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第15の構成例)
第15の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をTRx11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第15の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとTRx11に演算処理可能な箇所を含む構成に適用できる。なお、OSUとTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第16の構成例)
第16の構成例では、実行部をOSU、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第16の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第17の構成例)
第17の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOSUの例えば情報処理部、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON近傍に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第17の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第18の構成例)
第18の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第18の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第19の構成例)
第19の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第19の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSU及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第20の構成例)
第20の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第20の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第21の構成例)
第21の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第21の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUとOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第22の構成例)
第22の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をTRx11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第22の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13及びTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第23の構成例)
第23の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をSW12に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第23の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13とSW12を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13及びSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第24の構成例)
第24の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をOSUの演算処理可能な箇所に備える。OSUの演算処理可能な箇所は、例えば、情報処理部、CPUである。その他は第1の構成例と同様である。なお、第24の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13及びOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第25の構成例)
第25の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM(Virtual Machine)上でもよい。なお、第25の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第26の構成例)
第26の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第26の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第27の構成例)
第27の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第27の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13とOLT外部の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第28の構成例)
第28の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第28の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第29の構成例)
第29の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をTRx11の情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第29の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第30の構成例)
第30の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第30の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第31の構成例)
第31の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第31の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第32の構成例)
第32の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第32の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第33の構成例)
第33の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第33の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤とOLTに演算処理可能な箇所を備える構成に適用できる。
(第34の構成例)
第34の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第34の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第35の構成例)
第35の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第35の構成例は通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の主信号ネットワークに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の主信号ネットワークの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第36の構成例)
第36の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をTRx11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第36の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第37の構成例)
第37の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第37の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第38の構成例)
第38の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第38の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等及びOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第39の構成例)
第39の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第39の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第40の構成例)
第40の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第40の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第41の構成例)
第41の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別サーバ上でもよく、同一サーバ上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第41の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第42の構成例)
第42の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第42の構成例は通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第43の構成例)
第43の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をTRx11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第43の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第44の構成例)
第44の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第44の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第45の構成例)
第45の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第45の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第46の構成例)
第46の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第46の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第47の構成例)
第47の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第47の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLTに演算処理可能な箇所を備える構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第48の構成例)
第48の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第48の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第49の構成例)
第49の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な個所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第49の構成例は通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第50の構成例)
第50の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第50の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第51の構成例)
第51の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をTRx11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第51の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とTRx11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10とTRx11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第52の構成例)
第52の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をSW12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第52の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とSW12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10とSW12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第53の構成例)
第53の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第53の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第54の構成例)
第54の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をSW13の例えば情報処理部や、CPU等に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第54の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とSW13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10とSW13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第55の構成例)
第55の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第55の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第56の構成例)
第56の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、OpS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第56の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第57の構成例)
第57の構成例では、実行部を光SW10に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理が可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第57の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)における光SW10とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、光SW10とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第58の構成例)
第58の構成例では、実行部をTRx11に備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第58の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるTRx11と光SW10に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、TRx11と光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第59構成例)
第59の構成例では、実行部をSW12に備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第59の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW12と光SW10に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW12と光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第60の構成例)
第60の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第60の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOSUと光SW10に演算処理可能な箇所を含む構成に適用できる。なお、OSUと光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第61の構成例)
第61の構成例では、実行部をSW13に備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第61の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるSW13と光SW10に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、SW13及び光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第62の構成例)
第62の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部を光SW10の情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第62の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等と光SW10に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及び光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第63の構成例)
第63の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等に備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第63の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等と光SW10に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やOpS等と光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第64の構成例)
第64の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部を光SW10の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第64の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(64−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等と光SW10の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等と光SW10の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
なお、第1の構成例から第64の構成例において、指示部の設定又はアルゴリズムを変更するためのIFを備え、指示部のソフトウェアを変更できるとしてもよい。また、第1の構成例から第64の構成例において、指示部は装置の構成要素で、演算処理が可能な一か所の構成要素上に配置したが、演算処理が可能な複数の構成要素装置上、例えば複数の情報処理部での処理により実現してもよい。
図9は、光アクセスシステムの構成の例を示す図である。同図に示すOLTは、通信装置100の一例である。図9に係る光アクセスシステムでは、ITU−T G.989シリーズに準拠する。図9において、コントローラと外部装置はOLTに含まれないが、FASAアプリケーションAPIとの通信を例示するために記載する。
論理モデルは、FASAアプリケーションと、FASAアプリケーションにFASAアプリケーションAPIを提供するFASA基盤とで構成される。FASA基盤はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを含む。FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアは、FASA基盤を構成するハードウェアやソフトウェアのベンダや方式の違いを吸収する。FASAアプリケーションAPI用ミドルウェア上にベンダや方式に依存しないFASAアプリケーションAPIセットを規定し、FASAアプリケーションの入替により、サービス毎あるいは通信事業者毎に必要な機能を実現する。FASAアプリケーション間の通信やコントローラ等による設定管理はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して行う。なお、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介さないこともありうる。FASAアプリケーションAPIセットは、FASAアプリケーションで利用する共通のAPI群であり、FASAアプリケーション毎に必要なAPIをAPIセットから選択して利用する。
以下に示す接続関係は例であり、間に介在する接続は介在しない接続であってもよいし、複数の接続関係の一部のみ接続していてもよく、それ以外の接続であってもよい。これは他の説明も同様である。
OLTには、EMSがFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して接続されるIF変換アプリを介して、設定管理アプリケーション(例えば、低速監視アプリ(EMS−IF)及び設定・管理アプリ)と接続されるようにアプリが配置されている。IF変換アプリと設定管理アプリケーションも、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して接続される。IF変換アプリは、OpS等からOLT等のNEに対する制御IFであるSBI(South Band Interface)のコマンドを変換するSBIアプリに相当する。ここでIF変換アプリがIF変換するとしているが低速監視アプリ(EMS−IF)及び設定・管理アプリにて、IF変換する又はIF変換する必要のないAPIを備えれば、IF変換アプリは備えなくともよい。低速監視アプリ(EMS−IF)と設定・管理アプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して、EMSやNE管理等を行うNE制御・管理と接続される。低速監視アプリ(OMCI)、MLDプロキシアプリ(マルチキャストアプリ)及び省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してそれぞれL2機能と接続される。
プロテクションアプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してPLOAM Engine(PLOAMエンジン)とEmbedded OAM Engine(エンベデッドOAMエンジン)とに接続される。省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してOMCIとPLOAM Engineとに接続される。ONU登録認証アプリ及びDWBAアプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してPLOAM Engineと接続され、DBAアプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してEmbedded OAM Engineと接続される。省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してプロテクションアプリとONU登録認証アプリとDWBAアプリとDBAアプリ間でそれぞれ動作させてもよい。外部の装置からの入力はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してDBAアプリに接続している。なおこれらの接続は、例であり、外部の装置からの入力をDBAアプリ以外の他のアプリ例えばプロテクションアプリやDWBAアプリに接続してもよい。また外部の装置からの入力をFASAアプリケーションAPI用ミドルウェア経由でIF変換アプリを介してIF変換したり、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェア経由で設定・管理アプリを介してDBAアプリ等に接続したりしてもよい。
アクセスシステムの主要機能とFASAアプリケーション化の対象を図28及び図29に示す。以下、TWDM−PONが、PONマルチキャスト機能と、省電力制御機能と、周波数・時刻同期機能と、プロテクション機能と、保守運用機能と、L2主信号処理機能と、PONアクセス制御機能と、PON主信号処理機能とを主に有する場合を例に説明する。以下、PONマルチキャスト機能と、省電力制御機能と、周波数・時刻同期機能と、プロテクション機能と、保守運用機能と、L2主信号処理機能と、PONアクセス制御機能と、PON主信号処理機能とを、「主要8機能」という。
図10は、図28及び図29に示す機能に対応する通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示す図である。同図に示す通信装置は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340と、PONマルチキャスト機能部350と、省電力制御機能部360と、周波数・時刻同期機能部370と、プロテクション機能部380とを備える。
PON主信号処理機能部300は、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340とに接続されていてもよい。PONマルチキャスト機能部350は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。省電力制御機能部360は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。周波数・時刻同期機能部370は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。プロテクション機能部380は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。
PON主信号処理機能部300は、PON主信号処理機能を有する。PON主信号処理機能は、ONUとの間で送受信を行う主信号を処理する機能群であり、PHYアダプテーションと、フレーム化と、サービスアダプテーションと、PONフレームの生成分離やFEC等を含む。PON主信号処理機能は、ソフト化困難である。
PONアクセス制御機能部320は、PONアクセス制御機能を有する。PONアクセス制御機能は、前述の主信号送受信を行うための制御機能群であり、動的帯域割当のDBA制御やDBAアプリ、DWA制御(λ設定切替)やDWAアプリ(波長プロテクション及び波長スリープを含む。)、ONUの登録認証制御やONU登録認証アプリ、等を含んでもよいむ。各機能の拡張性の効果(差異化要素)として、ONU登録認証アプリは認証方式の隠蔽を有し、DBAアプリは柔軟なQoSを有し、DWAアプリ(波長プロテクション及び波長スリープを含む。)PONアクセス制御機能部320は柔軟なQoSを有するためソフト化が望ましい。
保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)は、保守運用機能を有する。保守運用機能は、アクセス装置によってサービスを円滑に保守運用するための機能群であり、ONUやOLT(OSU及びSW)の装置を設定する機能や、ソフトウェアの更新、装置やサービスの管理、各種機能が正常に動作しているかを監視する機能、異常発生時に能動的又は受動的に警報を発出する機能、異常発生時の範囲や原因を調査するための試験機能、装置設定・管理、設定・管理アプリ、低速監視・試験、低速監視アプリ(ONU/OLT監視:EMS)、低速監視アプリ(OMCI)、高速監視・制御と、高速監視アプリ等を含んでもよい。また、保守運用機能は、多数のアクセス装置を管理する保守運用システムと接続され、リモートからも円滑な保守運用を実現する。保守運用機能は、設定・管理アプリと、低速監視(OMCI)アプリと、高速監視アプリはソフト化可であり、低速監視アプリ(ONU/OLT監視)が状況による。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)として、設定・管理アプリはコントローラと協調することで抜本的なOpex削減する効果を有し、低速監視アプリ(ONU/OLT監視: EMS)はEMSと協調することで抜本的なOpex削減する効果を有する。
L2主信号処理機能部340は、L2主信号処理機能を有する。L2主信号処理機能は、PON側ポートとSNI側ポートとの間で主信号を転送し、処理する機能群であり、MACアドレス学習やVLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copy、やトラフィックモニタ等の機能を含む。L2主信号処理機能は、ソフト化困難である。
PONマルチキャスト機能部350は、PONマルチキャスト機能を有する。PONマルチキャスト機能は、SNI側から受信したマルチキャストストリームを適切なユーザに転送する機能群であり、マルチキャストストリームの識別や振分し、ONUのフィルタ設定を実施する機能、MLD/IGMPプロキシ、マルチキャスト(フレーム処理)を含んでもよい。MLD/IGMPプロキシのアプリはソフト化可である。
省電力制御機能部360は、省電力制御機能を有する。省電力制御機能(アクセス制御)は、ONUやOLTの電力消費を削減するための機能群であり、標準化で規定されている省電力化機能に加え、トラフィックモニタとの連携によってサービスへの影響を最小限に抑えながら、最大限の効果を得るための機能、省電力制御、省電力アプリを含んでもよい。省電力アプリはソフト化可である。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)として、省電力アプリは柔軟なQoSの効果を有する。
周波数・時刻同期機能部370は、周波数・時刻同期機能を有する。周波数/時刻同期機能は、ONU配下の装置に正確な周波数同期や時刻同期を提供するための機能群であり、自身のリアルタイムクロックを上位装置に従属同期させる機能や、PONフレームを用いてONUに時刻情報を通知する機能を含んでもよい。周波数/時刻同期機能は、ソフト化困難である。
プロテクション機能部380は、プロテクション機能を有する。プロテクション機能は、SW間やOSU間等、複数のハードウェアで冗長をとった構成において、障害検知時に現用系から予備系への切替や引継を実施してサービスを継続するための機能群であり、切替トリガの検出や切替処理の実施といった機能、プロテクション制御、プロテクションアルゴリズム(アプリ)を含んでもよい。また、プロテクション機能は障害検知時や手動での切替時に、サービスを全面停止せず縮退運転で動作させ続けるための機能を提供する。プロテクションアルゴリズム(アプリ)はソフト化可である。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)を、プロテクションアルゴリズムは有する。
PMD部310は、主要8機能以外の機能を有する。
PON主信号処理機能部300は、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340とに接続されていてもよい。PONマルチキャスト機能部350は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。省電力制御機能部360は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。周波数・時刻同期機能部370は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。プロテクション機能部380は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。
図11は、PON主信号処理機能部300が有する機能構成の例を示す図である。PON主信号処理機能部300は、上り信号の処理順(下り信号の処理は逆方向)に、PHYアダプテーションと、フレーム化と、サービスアダプテーションとを、PON主信号処理機能を構成する処理として備えていてもよい。これらの処理は、基本処理から構成されてもよい。基本処理は、同期ブロック生成/抽出と、スクランブル/デスクランブルと、FECデコード/エンコードと、フレーム生成/分離と、GEM(G−PON Encapsulation Method)カプセル化と、フラグメント処理と、暗号化とである。
PHYアダプテーションは、同期ブロック抽出と、デスクランブルと、FECデコーディングとを、上り信号の処理順に備えていてもよい。PHYアダプテーションは、FECエンコーディングと、スクランブルと、同期ブロック生成とを、下り信号処理の順番で備えていてもよい。
PON主信号処理機能部300は、PHYアダプテーション、フレーム化又はサービスアダプテーションの処理を備えずに、同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。PHYアダプテーション、フレーム化又はサービスアダプテーションの処理は、順番が入れ替わっていてもよい。PHYアダプテーションは、例えば、FEC処理をPHYアダプテーション以外に備えてもよい。
PON主信号処理機能部300の主要機能では、10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長ごとに処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が複数波長を処理するなら、複数波長分が求められる。
図12は、PONアクセス制御機能部320が有する機能構成の例を示す図である。PONアクセス制御機能部320が有するPONアクセス制御機能を構成する処理として、ONU登録又は認証、DBA、及び、λ設定切替(DWA)を有する。これらの処理は、基本処理から構成されてもよい。例えば、ONU登録又は認証は、初期処理を構成するレンジング、認証削除、登録、起動停止、DBAは帯域要求受信、トラフィック測定、履歴保持、割当計算、割当処理、設定切替計算、設定切替処理、設定切替状況把握の全て又はそのいくつか、λ設定切替は、帯域要求受信、トラフィック測定、履歴保持、割当計算、割当処理、設定切替計算、設定切替処理、設定切替状況把握の全て又はそのいくつかから構成されてもよい。ONU登録又は認証、DBA、λ設定切替(DWA)は備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
PONアクセス制御機能部320の主要機能では、ONU高速起動、DBA周期内でのBWMap、無瞬断λ設定切替等が必要に応じて求められる。機能分担の例として、登録又は認証としては、タイムクリティカルなレンジング処理を機器依存部110、その後の認証や鍵交換をアプリとしてもよい。DBA・λ設定切替では、単純な繰り返し処理を機器依存部110、理想状態への反映をアプリとしてもよい。
図13は、L2主信号処理機能部340が有する機能構成の例を示す図である。L2主信号処理機能部340が有するL2主信号処理機能を構成する処理として、MAC学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copyを有する。これらの処理は基本処理であるアドレス管理、分類部(クラシファイア: Classifier)、変更部(モディファイア、Modifier)、ポリサー/シェイパ(Policer/Shaper)、XC(Cross Connect)、キュー(Queue)、スケジューラ(Scheduler)、コピー(Copy)、トラフィックモニタから構成されてもよい。MAC学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copyは備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
L2主信号処理機能部340の主要機能では、10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長ごとに処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が、複数波長を処理するなら複数波長分が求められる。
図14は、保守運用機能部330が有する機能構成の第1例を示す図である。保守運用機能部330が有する保守運用機能を構成する処理として、ONU、OSU、OLT又はSWの装置設定(手動、一括、自動、オペレーション契機)、設定バックアップ、FW更新、装置制御(リセット)、冗長構成対応を有する。これらの処理は、基本処理であるCLI−IF、装置管理IF、オペレーションIF、汎用コンフィグ(Config)−IF(Netconf、SNMPなど)、テーブル管理から構成されてもよい。装置設定、設定バックアップ、FW更新、装置制御、冗長構成対応は備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
保守運用機能部330の主要機能では、指示を受けてからACK送信まで100ミリ秒以内、指示を受けてから反映完了通知送信まで200ミリ秒以内(ただし、データ転送を含む設定バックアップとFW更新は規模(サイズ・ユーザ数)に応じる等の規定に従うこと)が求められる。機能分担の例としては、ハードのConfigを除きアプリによる処理とし、ソフトや設定データはONUやOLTで持たずに図8の外部サーバ16上のアプリによる処理とすることもできる。コマンドの統一とシーケンスの定義をすることで実現することもできる。
図15は、保守運用機能部330が有する機能の構成の第2例を示す図である。保守運用機能部330が有する機能を構成する処理として、装置の状態監視(CPU/メモリ/電源/切替)、トラフィック監視、警報監視(ONU異常、OLT異常)、試験(ループバック)を有する。これらの処理は基本処理である警報通知、ログ記録、L3パケット生成/処理、テーブル管理から構成されてもよい。装置の状態監視、トラフィック監視、警報監視、試験は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
保守運用機能部330の主要機能では、レイテンシが100ミリ秒以内等の規定に従うことが求められる。機能分担の例として、通知/表示のIFのみアプリとし、モニタが必要な項目(CPU負荷、メモリ利用量、電源状態、消費電力、イーサネット(登録商標)のリンク状態など)は機器依存部110であり、機器依存部110からの通知読み出し、通知のネットワーク(NW)送信、ファイルへの書き込みなどのIFをきるアプリによる処理とすることもできる。
図16は、保守運用機能部330が有する機能構成の第3例を示す図である。保守運用機能部330が有する保守運用機能を構成する処理として、高速を要する監視・制御の入出力(スリープ指示/返答、λ設定切替指示/返答など)を有する。本処理の手段として、物理層OAM(PLOAM:PHYsical Layer OAM)メッセージ、及び、ヘッダ内のビット表示(Embedded OAM)を利用する。これらの処理は基本処理であるPLOAM処理、Embedded OAM処理、省電力制御機能部360との通信、プロテクション機能部380との通信、PONアクセス制御機能部320との通信から構成されてもよい。高速を要する監視・制御の入出力は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。保守運用機能部330の主要機能では、PLOAM処理を750マイクロ秒以内とする等の規定に従うことが求められる。
図17は、PONマルチキャスト機能部350が有する機能構成の例を示す図である。PONマルチキャスト機能部350が有するPONマルチキャスト機能を構成する処理として、マルチキャストストリームの識別又は振り分け、MLDプロキシ/スヌーピング、ONUフィルタ設定、波長間設定移行を有する。これらの処理は基本処理であるL2識別・振り分け、L3パケット処理(IPv6 Parseを備えるのが望ましい)、L3パケット生成、テーブル管理、OMCI機能との通信から構成されてもよい。マルチキャストストリームの識別又は振り分け、MLDプロキシ/スヌーピング、ONUフィルタ設定、波長間設定移行は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
なお本願の文中ではマルチキャストのプロトコルとしてMLDで例示したが、IGMP等の他のプロトコルであっても同様である。
PONマルチキャスト機能部350の主要機能では、識別/振り分けを10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長毎に処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が、複数波長を処理するなら複数波長分が求められる。さらに、PONマルチキャスト機能部350の主要機能では、パケット処理としてザッピング(Zapping)性能(JOINレイテンシ)が、平均1.5秒以内等の規定に従うことが求められる。
機能分担の例としては、マルチキャスト(MC)ストリームの識別・振分は高速な処理能力を持つCPU等であればソフト処理可だが、ハード+configが望ましい。その他、上りに対するアプリ系やONU設定は頻度や遅延制約が緩いためアプリによる処理とするである。
図18は、省電力制御機能部360が有する機能構成の例を示す図である。省電力制御機能部360が有する機能を構成する処理として、スリープ用プロキシ/トラフィックモニタ、ONU波長設定、波長間設定移行を有する。これらの処理は基本処理であるL3パケット処理(IPv6 Parseを備えるのが望ましい)、L3パケット生成、テーブル管理、OSU省電力ステートダイアグラム(SD:State Diagram)、OMCI機能との通信から構成されてもよい。スリープ用プロキシ/トラフィックモニタ、ONU波長設定、波長間設定移行は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、送受信立ち上がり時間(受信器/送信器)を10ミリ秒/5ミリ秒、立ち上がり時間(LC/OSU/OLT)を100ミリ秒/1秒/10秒等の規定に従うことが求められる。
機能分担の例として、パワーセーブ(PS: Power Save)アプリや、信号によってはプロキシ処理もアプリによる処理とすることもできる。省電力制御状態遷移管理(ドライバ部)は速度が求められるがアプリによる処理とすることもできる。トラフィックモニタはコンフィグ(config)のみアプリによる処理とすることもできる。
図19は、周波数・時刻同期機能部370が有する機能構成の例を示す図である。OLTは、SyncE(Synchronous Ethernet(登録商標))(周波数同期用)及びIEEE 1588v2(時刻同期)により、自身のリアルタイムクロック(RTC)を上位装置に従属同期させる。更に、OMCIを利用して、PONのスーパーフレームカウンタ(SFC)と絶対時刻(ToD:Time of Day)情報の対応をONUに通知する。これらの処理は基本処理であるリアルタイムクロックの保持等から構成されてもよい。同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、周波数同期精度+/−50ppb(LTE FDD、同TDD)、時刻同期精度+/−1〜1.5マイクロ秒(LTE TDD、スモールセル)、+/−1マイクロ秒(G.987.3)等の規定に従うことが求められる。機能分担の例としては、リアルタイムクロック自体は機器依存部110であり、上位装置への時刻合わせ計算はアプリによる処理とすることもできる(精度により機器依存部110とすることもできる)。
図20は、プロテクション機能部380が有する機能構成の例を示す図である。プロテクション機能部380が有するプロテクション機能を構成する処理として、冗長切替(CT、SW、NNI、Cont、PON(Type A、B、C))を備える。これらの処理は基本処理である冗長パス設定、切替トリガ検出、切替通知送受信、切替処理等から構成されてもよい。同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、強制切替は50ミリ秒以下等の規定に従うことが求められる。機能分担の例としては、故障検出等のハードの切替トリガ検出と切替処理を除きアプリによる処理とすることもできる。冗長パスを予め設定せずに、切替トリガ検出時にEMS側へ(から)指示する場合は機器依存、等である。
なお、主要8機能は必要に応じて備えればよく、例えばPON主信号処理機能、PONアクセス制御機能、L2主信号処理機能、保守運用機能のみを備えてもよいし、それ以外の機能を備えてもよい。また、各機能のソフト化可否の評価は、2018年に想定されるOLTの処理能力かつ、ソフトSWの適用は想定していない前提での一例である。想定する処理能力やソフトSWの適用を想定して適宜変更してもよい。ソフト化可の機能であっても、ソフト化しなくてもよい。各機能の内部の構成は同様の機能を実現できれば他の構成であってもよい。
上記で例示した、各機能をFASAアプリケーションとして実装するか、あるいはFASA基盤上で実装するかの考え方と例について説明する。機能のうち、サービスによって機能変更が必要になるものや通信事業者独自の要件を満たすために拡張すべき機能をFASAアプリケーションとして実現する。一方、標準化等で規定されているため拡張の余地が少ない機能はFASA基盤上に実装される。例えば、PON主信号処理機能をFASA基盤として実現することを示している。ITU−T G.989シリーズに準拠した40 Gbit/s級のアクセス装置を実現するには、フレームフォーマットや、フレームの暗号化、FEC機能といった基本的なPON主信号処理機能は標準に従って実装する必要がある。また、こうした基本機能はサービスによらず共通であるため、FASA基盤上に実装される。
別の例として、図では、PONアクセス制御機能に含まれるDBA機能の「サービス要求への対応」をFASAアプリケーションとして実現することを示している。例えば、提供するサービスによって、低遅延性を提供するケースや効率良く多数のユーザに帯域を割り当てるケースが存在する。サービス毎に異なる要求を満たすため、帯域割当の手順やポリシーをFASAアプリケーションとして、標準的な処理(標準で規定されている、BWmapフォーマットへの変換等)からは分離することが望ましい。また、提供するサービスの対象が同じマス向けであっても、通信事業者によってヘビーユーザへの対応方針が異なる等、公平性のポリシーが異なることが考えられる。具体的には、例えばPON単位といった粒度の小さい公平制御を必要とする通信事業者はDBAのアプリケーション内部でも公平制御を行い、アクセス装置単位といった大きい粒度でのみ公平制御を行う通信事業者は集線機能を用いることで、それぞれのQoS規定を満たすことを想定している。
このように、FASAでは異なる要求をFASAアプリケーションの入替によって実現するため、FASAアプリケーション入替の手段が必要となるが、入替手段として何を採用するかは、通信事業者や運用によって異なる。例えば、通信事業者が使用している既存の保守運用システムがソフトウェア更新にTFTP(Trivial File Transfer Protocol)を用いる場合はTFTPを備え、保守運用システムの外部からSFTP(SSH FTP)を用いて更新する場合はSFTPを備える。今後、装置とコントローラ間のインタフェースに関して標準化の議論が進展すると想定しており、標準化の進展に追従したインタフェースの追加や変更についても考慮する必要がある。このため、アクセス装置が接続する他システムやその運用に合わせてカスタマイズが必要となる機能もFASAアプリケーションとして実現してもよい。
また、FASAでは、FASA基盤全体を完全二重化して行うプロテクションに限らず、FASA基盤の一部のみで行うプロテクションについても想定する。例えばFASA基盤が、光SWを備えてPONプロテクションに対応する場合や、一つのPONに対して複数波長を備えて波長プロテクションに対応する場合、SWのみを二重化する場合、あるいはこれらを組み合わせた場合等、複数の冗長構成が考えられる。プロテクション機能をFASAアプリケーションとして実装することで、期待する冗長構成に対応でき、また該当箇所を再利用することで、容易に多様な冗長構成にも対応できる。
また、FASAアプリケーション化する機能、即ち拡張機能は、ソフトウェア化可能な機能の内、機能の更新頻度や独自仕様等の実現等の重要度に応じて拡張機能としてもよい。更新頻度が低いか独自仕様等の実現の要求の低いものは基本機能や機器無依存アプリ以外のFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアや機器依存ソフトウェアやハードウェアとすることが好ましい。特に、ソフトウェアの処理能力からくる制限がある機能は、ハードウェアのままとすることが好ましい。例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更改頻度が高いかサービス差異化に寄与する機能や、オベレータの業務フローに密接にかかわり合いオペレータ毎の独自仕様が要求される管理制御機能から拡張機能とする。
従って、主要8機能に含まれるアルゴリズムを主なソフト化領域とする。ソフト化領域とした機能を機器無依存API21、22上の機器無依存アプリ部130とする。例えば、差異化サービスに資するONU登録又は認証機能、DWBA機能、設定・管理・監視制御機能及び省電力制御機能におけるアルゴリズムは機器無依存アプリ部130における拡張機能部131として扱われる。MLDプロキシアプリはマルチキャスト機能を含む。
拡張機能部131は、アプリの内、機能の更新頻度や独自仕様等の実現等の重要度に応じて拡張機能部131とする。更新頻度が低いか独自仕様等の実現の要求の低いものは基本機能部132や機器無依存アプリ部130以外のミドルウェア部120や機器依存ソフトウェアやハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とすることが好ましい。特に、ソフトウェアの処理能力からくる制限がある機能は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)のままとすることが好ましい。例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更改頻度が高いかサービス差異化に寄与する機能や、オペレータの業務フローに密接にかかわり合いオペレータ毎の独自仕様が要求される管理制御機能から拡張機能部131とする。
図21は、通信装置のアーキテクチャの詳細の例を示す図である。エンベデッドOAMエンジン114aは、ミドルウェア部120を介して、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部と接続される。PLOAMエンジン114bは、ミドルウェア部120を介して、DWBAアプリ、ONU登録認証、高速監視アプリ、省電力アプリ及びプロテクションアプリと接続される。
OMCIは、ミドルウェア部120を介して、省電力アプリ及び低速監視アプリ(OMCI)と接続される。L2機能部は、ミドルウェア部120を介して、省電力アプリ及びMLDプロキシアプリと接続される。L2機能部は、ミドルウェア部120を介して、設定・管理アプリと更に接続される。NE管理部115aは、設定・管理アプリと接続される。NEコントロール115bは、低速監視アプリ(EMS−IF)と接続される。
図22は、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示す図である。同図では、OLTのIn/Outに着目した、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示している。同図に示すように通信装置としてのOLTは、API下側処理実体(FASAプラットフォーム)とアプリ(FASAアプリケーション)とから構成される。
API下側処理実体は、OLT入出力対象がMPCP送受に対する送信指示と受信通知であるMPCP/DBA処理実体、OLT入出力対象がOAM送受であるOAM処理実体、OLT入出力対象がONU認証送受であるONU認証処理実体、OLT入出力対象がMLD/IGMP送受であるMLD/IGMP処理実体、OLT入出力対象が他プロトコル送受である他プロトコル処理実体、OLT入出力がブリッジ・暗号化等主信号処理に対する設定や参照・状態取得である主信号設定処理実体、OLT入出力対象がOLTハード・IF・OS等である装置管理処理実体で例示している。ここで、MPCP送受に対する送信指示と受信通知はドライバ直叩きを想定し、send_frame(*raw_frame);のようなものであることが望ましい。API上側のアプリから見ると、API下側処理部に対しては、ドライバ直叩きのような処理と比べて、(a)簡単に(都合よく)、(b)共通に(複数種間で)、(c)便利に、処理してくれる処理実体があることが望ましい。
同図では、アプリとして、DBA、ONU管理、回線管理、マルチキャスト、EtherOAM、冗長、装置管理、警報管理、Netconfエージェント、アプリ管理を例示している。
以下にAPI下側処理実体の機能分担を例示する。アプリはそれに対応する処理を有する。API下側処理実体とアプリの機能分担は、以下のいずれであってもそれ以外であってよし、処理実体毎に異なっていてもよい。
(0)メッセージスルー:メッセージをAPI上部側とONU/上位NWとでスルーする。
(1)フレーミング:メッセージを、フレームを外して、必要に応じて要素に分解又は処理してAPI上部側に提供する。API上部からは、情報をAPI下部側に渡す。API下側処理実体はフレーミングを行う。各プロトコルへの依存が大きいAPIになるため機器依存アプリ部に含まれてもよい。固定的なパラメータ(タイプ値など)は、API上部から初期化時等に設定され、保持するのが望ましい。設定パラメータはAPI上部からの参照に対して返信する。
(2)自動応答:定期送信、固定的な応答など、判断を要しないメッセージ送受信を処理実体が担う。API上部からは、あらかじめ動作の設定が行われるのが望ましい。例えば、応答周期など。API上部への通知が必要な場合のみ結果を通知する。
(3)自律判断:判断を伴う処理についても、処理実体で担う。API上部からは、あらかじめ、ポリシーの設定が行われる。
本図はIEEE準拠の10GEPONに即して記載しているが、対応する機能及び処理を読みかえればITU−Tやそれ以外に準拠する装置であっても同様である。また機能や処理実態は例であり条件に応じて適宜追加、削除、入替、変更してもよい。
図28及び図29に即して、API毎に説明を加える。
例えば、基本的に時間的制約がないか緩やかな処理であることを前提とすると、OLTのIn/Out(FASAアプリケーションAPI等)は、OLT自身への設定・制御/情報通知・取得(設定・制御API)と、ONUに対する入出力(ONUとのメッセージ送受信API)と、それ以外の入出力(その他API)の3つに大別できる。
設定・制御APIは、設定・管理をアプリケーションが対応する場合、例えば、コントローラ/EMSからの設定指示・制御メッセージをNetconf/YANG等で受け取り、基本的にYANGモデル等に基づきメッセージを展開し、その内容に従ってAPI下部処理実体にアプリケーションが指示、又はOLTの情報通知/取得をコントローラ/EMSに転送する。ONUとのメッセージ送受信APIは、ONUに設定・制御又は何らかの指示・情報取得・通知をアプリケーションがする場合、例えばONUに向けたメッセージを組立し、API下部処理実体に渡して送信指示、又はAPI下部処理実体からのメッセージを読出する。ONUとのメッセージ交換には、拡張OAMやOMCIなど複数のプロトコルがあるが、インターフェースとしてはメッセージの送信指示・読出に集約できる。その他APIは、例えば、OLT以外の機器と連携する場合には、そのインターフェースが必要である。
アプリケーションで処理する際の時間的制約のある処理、例えばONUとの高頻度なメッセージングを必要とするDBAやスリープの等のAPI(時間的制約のあるAPI)の例を以下に示す。例えば、DBAであれば時間的制約のあるAPIは、(1)アプリケーションからAPI下部処理実体への上り送信許可に関する情報(例えば全情報)の通知(2)API下部処理実体からアプリケーションへの上り送信要求に関する情報(例えば全情報)の通知である。APIで渡される情報は、渡された先での再計算を必要としない値であることが望ましい。これは、アプリケーションとAPI下部処理実体の依存性を低減し、独立性を高めることで、アプリケーションはアルゴリズム処理のみ、API下部処理実体はメッセージ実装の処理のみとできるためである。
以下に例を示す。
○送信許可量設定API
形式:fasa_api_set_grant_config( UINT64 sfc, UINT8 ch, int n_of_configs, grant_config_t grant_config[]);
引数:
UINT64 sfc; /* superframeカウンタ値 IEEE802.3では無視 */
UINT8 ch; /* TWDMにおける下り波長チャネルID.非対応の場合は無視 */
int n_of_configs; /* 本APIで通知する送信許可の個数 */
grant_config_t grant_config[]; /* 送信許可(n_of_configsの個数の配列) */
typedef struct{ /* IEEE802.3 ITU-T G.989 */
UINT16 id; /* LLID Alloc-ID */
UINT8 flags; /* Flags Flags/FWI/Burst Profile */
UINT32 grant_start_time; /* Grant Start Time Start Time */
UINT16 grant_length; /* Grant Length GrantSize */
}grant_config_t;
本APIにより、DBAのアプリケーションはDBAのAPI下部処理実体に送信許可量を例えば直接通知する。API下部処理実体は通知された送信許可量をもとにONUへの送信許可メッセージを組立してONUに送信する。IEEE802.3とITU−T G.989のそれぞれの動作を例示する。
IEEE802.3 Ethernet PONでは、上り送信制御はGATEメッセージをONUに送ることで行う。宛先となるONUはプリアンブルに格納されたLLIDにより識別される。送信開始時刻はgrant start time、送信許可量はgrant lengthで指示する。送信許可の種類はDiscovery GATE、force reportのフラグフィールドで指示する。1つのGATEメッセージは最大4の送信許可を格納できる。
本APIを受けたAPI下部処理実体は引数をparseし、以下で動作する。
・sfc、chの値は無視する
・1つのgrant_configが1つのGrant/送信許可(grant start timeとgrant lengthの組)に相当し、n_of_configs個数だけある。
・idの下位15ビットを、例えばGATEに付与するLLIDとする。
・flagsの最下位ビットは、例えばdiscovery flag、2ビット目はforce_reportの値とする。
・grant start timeは32ビットをGrant Start Timeの値とする。
・grant lengthは、例えばGrant Lengthの値とする。
・1つのid(LLID)に対して複数のgrant configがある場合には、なるべく1つのGATEメッセージに詰め込む。GATEメッセージには最大4つまでのgrantを詰込することができる。GATEメッセージにおけるnumber of grantsの値は、API下部処理実体が詰めたGATEメッセージを元に算出し、値を格納する。force reportの値は当該grantが何番目のgrantであるかをもとに、API下部処理実体で算出し、値を格納する。
・それ以外のGATEフレームのフィールドの値は、アプリケーションからは指定しない。
・APIを受け、引数のparse完了の後、例えば完全に構築されたGATEフレームから直ちに下り送信する。
なお、アプリケーションの処理は、現在のMPCPローカルタイム値、ONUの識別、LLID番号、RTT値、リンク状態の取得、ONU/LLID毎のQoSパラメータ(最大帯域等の設定値)の通知などは他のプロセスにより実施されていることを前提としている。
ITU−T G.989.3のTWDM−PONでは、上り送信制御はBWmapをONUに通知することで行う。BWmapは複数のallocation structureから構成され、1つのallocation structureに1つの送信許可が含まれる。送信許可はStartTimeとGrantSizeから構成される。
本APIを受けたAPI下部処理実体はparseし、以下で動作する。
・受けたsuper frame counterの値と等しいsuper frame counterの下りフレームのBWmapに搭載する。
・chの値が示すDWLCH IDの下り波長チャネルでBWmapを下り送信する。TWDMに非対応の場合は、この値は無視する。
・1つのgrant configが1つのAllocation structureに相当し、n of configsがAllocation structureの個数を表す。
・idの下位14ビットを例えばAllocation structureに付与するAlloc−IDとする。
・flagsの最下位ビット、2ビット目、3ビット目、4−5ビット目は例えばそれぞれAllocation structure中のFlagsにおけるPLOAMu、DBRu、FWI、Burst Profileの値とする。
・grant start timeの下位32ビットを例えばStartTimeの値とする。
・grant lengthは例えばGrantSizeの値とする。
・1つのgrant configは、例えば1つのAllocation structureとする。Allocation Structure中のHECについてはAPI下部処理実体で計算し格納する。
・1つのAPIにつき、例えば1つのBWmapを構築するものとする。
・APIを受けてBWmapを構築した後、本APIにより指定されたsuperframe counter値の下りフレームに合わせてFSヘッダに含めてBWmapを下り送信する。なお、アプリケーションは、現在のsuperframe counter値、ONUの識別、Alloc―ID番号の紐づけ、RTT値の取得、リンク状態の取得などは他のプロセスにより実施され、Alloc―ID毎のQoSパラメータ(最大帯域等)は、アプリケーションには他のプロセスにより通知されていることを前提としている。
○送信要求量取得API
形式:fasa_api_get_onu_request( UINT64 sfc, UINT8 ch, int n_of_configs, request_config_t request_config[]);
引数:
UINT64 sfc; /* superframeカウンタ値 IEEE802.3では無視 */
UINT8 ch; /* TWDMにおける上り波長チャネルID.非対応の場合は無視 */
int n_of_requests; /* 本APIで通知される送信要求の個数 */
request_config_t request_config[]; /* 送信要求(n_of_configsの個数の配列) */
typedef struct{ /* IEEE802.3 ITU-T G.989 */
UINT16 id; /* LLID ONU-ID */
UINT8 flags; /* QSet/Qreport番号 Ind */
UINT32 request; /* queue report値 BufOcc値*/
}request_config_t;
本APIにより、DBAのアプリケーションはAPI下部処理実体にて受信、蓄積されていた送信要求に関する情報を直接的に取得する。本APIはポーリングの形式をとっているが、コールバックであってもよい。IEEE802.3とITU-T G.989のそれぞれの動作を例示する。
IEEE802.3 Ethernet PONでは、上り送信要求はREPORTメッセージをONUがOLTに送ることで行う。送信元となるONUはプリアンブルに格納されたLLIDにより識別される。REPORTフレームには、Queue Setと呼ばれるRepor bitmapとQueue Reportとの組が1つ以上含まれる。Queue Setの個数はnumber of queue setsで表される。送信要求量はQueue Reportに値が格納される。1つのQueue Setには最大8種類のQueue Reportを格納することができ、値のあるQueue Reportのみを通知できる。Report bitmapにより、8種類のどのQueue Reportを通知したか示す。
本APIを受けたAPI下部処理実体は、引数の戻り値として送信要求に関する情報を返すとともに、返すべく以下の動作を求める。
・受信したREPORTフレームに含まれる送信要求情報を蓄積する。具体的にはLLID、Queue Set番号、Queue Report番号と、これらの番号が示すqueue report値を蓄積する。
・この3つをAPIの引数request configの戻り値としてアプリケーションに返す。
・LLIDの値は引数idに格納する。
・Queue report番号0−7は引数flagsの下位3ビットに格納し、Queue Set番号は引数flagsの上位5ビットに格納する。
・これらの番号に対応したqueue reportの値を引数requestに格納する。
・蓄積していた送信要求の情報は本APIによる読出に応じてアプリケーションに引渡し、引渡した情報は消去するか、新たな情報で上書きする。
・引数sfcには、蓄積している送信要求情報のうちで最も時間的近傍にREPORTフレームを受信した際のMPCPローカルタイムを格納する。
なお、アプリケーションにとって、現在のMPCPローカルタイム値、ONUの識別、LLID番号・RTT値の取得、リンク状態の取得などは他のプロセスにより実施され、ONU/LLIDごとのQoSパラメータ(最大帯域等)もDBAのアプリケーションには他のプロセスにより通知されていることを前提としている。ITU−T G.989.3のTWDM−PONでは、上り送信要求はDBRu中のBufOccをONUがOLTに送ることで行う。送信元となるONUはFSヘッダに格納されたONU―IDにより識別される。FSヘッダ中のIndフィールドにおけるPLOAM queue statusビットにより、上りPLOAMメッセージの送信待ちの有無をONUはOLTに通知する。
本APIを受けたAPI下部処理実体は、引数の戻り値として送信要求に関する情報を返すとともに、返すべく以下の動作を求める。
・受信した送信要求情報を蓄積する。具体的にはONU―ID、BufOcc値、PLOAM queue statusビット値を蓄積する。
・この3つをAPIの引数request configの戻り値としてアプリケーションに返す。
・ONU−IDの値は引数idに格納する。
・PLOAM queue statusビット値は引数flagsの最下位ビットに格納する。
・BufOcc値は引数requestに格納する。
・1つのバースト中に複数のAllocationがあった場合、受信順にBufOcc値を蓄積する。このとき、ONU−ID値、PLOAM queue statusはそれぞれのBufOcc値に対して同じ値となり、情報としては冗長であるが、API引数のシンプルさ、統一を優先する。
・蓄積していた送信要求の情報は、本APIによる読出に応じてアプリケーションに引渡し、引渡した情報は消去するか、新たな情報で上書きする。
・引数sfcには、蓄積している送信要求情報のうちで最も時間的近傍にBufOccを受信した際のSuperframe counter値を格納する。
なお、アプリケーションにとって、現在のsuperframe counter値、ONUの識別、Alloc−ID番号の紐づけ、RTT値の取得、リンク状態の取得などは他のプロセスにより実施され、Alloc−ID毎のQoSパラメータ(最大帯域等)もDBAのアプリケーションには他のプロセスにより通知されていることを前提としている。 OLTにおけるL2主信号処理は、上り下りそれぞれの方路へ適切にユーザデータを転送することにある。そのため、アプリケーションの役割としては、EMS/上位OpSからのNetconf/YANGあるいはOpenflowによる指示を受信し、受信した指示に基づき、
(1)上り下り方路それぞれへの転送設定
(2)統計情報の取得
(3)ONUへの転送設定
をAPI下部処理実体へ展開する。
(1)、(2)はYANGモデルに基づきAPI下部処理実体へ設定を展開する処理となり、(3)はONUへの設定内容を組み立て、ONUへのメッセージ送信指示をAPI下部処理実体へ展開する処理となる。
OLTにおける保守運用機能は、多くの機能がありうるが、(1)OLTへの設定・動作指示(2)OLTおよびONUの状態通知の2つに大別できる。
(1)設定・動作指示において、アプリケーションは、EMS/上位OpSからのNetconfによる指示を受信し、YANGモデルに基づいて内容をAPI下部処理実体へ展開する。
(2)状態通知において、アプリは、YANGモデルあるいはOAM/OMCIメッセージに基づくAPI下部処理実体からの通知を受け取り、NetconfによりEMS/上位OpSへその内容を通知する。
OLTにおけるPONマルチキャスト機能は、主に映像配信などに用いられ、いくつかの実現方式がある。それらの方式の概要を説明するとともに、アプリケーションとAPI下部処理実体での機能分担、メッセージフローのイメージを示す。
マルチキャストは、任意の複数の転送先(1つの場合もある)に、同じ情報を同報する。一般に、端末からのマルチキャストグループへの参加要求・離脱要求に応じて、マルチキャストストリームの転送先が動的に制御される。参加要求・離脱要求などのメッセージとマルチキャスト転送制御のためのプロトコルは、IPv4のIGMPv3、IPV6のMLDv2が用いられる場合が多い。ここで、TDM系のPONでは、OLTからONUへの下り方路は、一般に論理的にはユニキャスト、物理的にはブロードキャストとなっているため、マルチキャストを実現するには工夫が必要である。主に、(1)上位ノードによるマルチキャスト(2)ONUスヌープ(3)OLTプロキシの3つが用いられる。それぞれの方式の機能分担、メッセージフローのイメージを示す。
上位ノードによりマルチキャスト転送を実現する方式は、ONU及びOLTはIGMP/MLDメッセージをそれぞれ透過転送するように設定する。参加要求メッセージを受信したOLTより上位のノードにより、参加要求を発した端末宛にマルチキャストストリームが転送される。このとき、同一OLTにつながる複数のONU配下の端末から同じマルチキャストグループにそれぞれ参加要求があったとすると、上位ノードはそれぞれの端末に向けてマルチキャストストリームを転送するため、同一内容の複数のストリームがOLTに送信される。OLTは、それら複数のストリームを個別のユニキャストストリームとしてそれぞれのONUに透過転送する。
また、同一ONU配下の複数の端末から、同じマルチキャストグループのへの参加要求があった場合は、ONU及び配下ノードの機能構成によって異なる。ONUあるいは配下ノードがマルチキャストルータ機能を持っている場合には、2台目の端末からの参加要求に対して、OLT及び上位へ参加要求メッセージを転送することなく、ONUあるいは配下ノードがマルチキャストストリームを2台目の端末へ同報配信する。マルチキャストルータ機能を備えない構成の場合は、それぞれの端末に対するマルチキャストストリームがOLTより上位のノードにより配信される。
ONUを流れるIGMP/MLDメッセージを覗き見る(スヌープする)ONUスヌープで、PONマルチキャストを実現する方法もある。この方法では、ONU配下の端末からOLTより上位のノード(マルチキャストルータ)に送信されるIGMP/MLDメッセージをONUにて覗き見ることにより、PONマルチキャストする。まず上位ノードから受信するマルチキャストストリームは全ONUが受信できるようにOLTは転送しておく。ONUは、覗き見たIGMP/MLDメッセージに応じて、自らの下り転送フィルタを開閉する。
より詳細には、スヌープしたメッセージが、参加要求であれば参加するマルチキャストグループのトラヒックを下り転送するよう、離脱要求であれば遮断するように転送フィルタをそれぞれ設定する。転送・遮断のフィルタ設定は、IPアドレス、MACアドレス、VLANタグ、他の識別子などのいろいろな領域を用いて予め定められた方法で行う。これにより、ONUのフィルタが開いた状態であればOLTから転送されてきたマルチキャストストリームをONU下部へ転送することができ、フィルタが閉じた状態であればONUがOLTから受信したマルチキャストストリームはONU下部へ転送されることなく廃棄される。これによりマルチキャスト転送を実現する。
このとき、アプリケーションとAPI下部処理実体での機能分担は、EMS/上位OpSからのNetconf等による初期設定あるいはサービスオーダによりONUのIGMP/MLDスヌープ機能の有効・無効の指示をアプリケーションが受ける。これを受けて、API下部処理実体に対して、ONUとのコミュニケーションAPIを介し、拡張OAMあるいはOMCIメッセージの送信を指示する。API下部処理実体は、指示を受けたメッセージをONUに送信し、スヌープ機能の有効・無効を指示する。これにより、ONUスヌープによりPONマルチキャストが制御される。
ONUからOLTを経由して上位ノードに転送されるIGMP/MLDメッセージを、OLTが集約し代理応答しつつ、ONUに対して下り転送フィルタの開閉を指示する方法もある、この方法は、一般にOLTプロキシと呼ばれる。この方法でも、上位ノードからのマルチキャストストリームは全ONUが受信できるようにOLTは転送しておく。ONU下部の端末からのIGMP/MLDメッセージはOLTが一度受信し、メッセージ内容に応じて上位ノードに転送する。
メッセージが参加要求であれば、OLTは、拡張OAMもしくはOMCIメッセージによりONUの該当するマルチキャストグループの下り転送フィルタを開くよう、離脱要求であれば下り転送フィルタを閉じるよう、それぞれONUに指示する。これにより、参加要求のあった端末宛のみマルチキャストストリームが転送されることで、マルチキャスト転送を実現している。この際、ONU配下に複数の端末がある場合や、IGMP/MLDメッセージを転送してきたONUとは異なるONU配下の端末の状態などを考慮して、効率的にマルチキャスト転送されるようなONUのフィルタ操作と上位ノードへのメッセージ転送することもできる。
このとき、アプリケーションとAPI下部処理実体とでの機能分担は、アプリケーションがONUから上り送信されたIGMP/MLDメッセージを、OLTが受信した後にアプリAPI上部側へ転送するように予め主信号の方路設定する。この方路設定は、アプリケーションからAPI下部処理実体へのOLTへの主信号設定の一環であり、Netconf/YANGとしてあるいはOpenflow等として設定されることを想定している。方路設定自体のトリガは、EMS/上位OpSからの設定になる。また、マルチキャストストリームの下り転送の方法も、EMS/上位OpSからの設定指示をNetconf/YANGもしくはOpenflowによりアプリが受け、その内容をAPI下部処理実体に展開することで行う。
OLTプロキシ機能としては、アプリケーションへ転送されたIGMP/MLDメッセージの内容に基づき、API下部処理実体に対してONUの下りフィルタの開閉を指示する拡張OAMもしくはOMCIメッセージの送信を指示することで実現される。
省電力制御機能は、必要に応じてONUが一部機能への給電を停止し、ONUでの消費電力を低減する。アプリケーションの役割は、EMS/上位OpSからONUの省電力モードに関する設定、サービスオーダを受信し、内容に基づく拡張OAM/OMCIメッセージを組立し、API下部処理実体にこのメッセージをONUに送信するよう通知する。また、PLOAMなどによる状態の変化通知を、API下部処理実体からアプリケーションは受信する。
なお、上記のDBAと同様に、アプリケーションから直接的にONUの省電力モードの状態を制御したい場合、ONUへの送信メッセージの組立、ONUからの受信メッセージの取込とをリアルタイム性を持ってアプリケーションで行い、それぞれAPI下部処理実体へメッセージ送信、メッセージ受信指示を行う。
周波数/時刻同期機能は、OLTに入力された基準信号や時刻情報を、PON区間を介してONUから正確に出力させる機能である。アプリケーション側の役割は、同期機能に必要となる設定やOLTからONUへの信号伝搬に関わるパラメータ等をONUに通知するために送信メッセージを組立、API下部処理実体側へメッセージ送信の指示を行う。
外部連携機能は、例えば、モバイル基地局との低遅延化DBAのように外部の機器との連携により機能実行する場合に用いる。外部連携機能では、例えば、アプリケーション側で外部の機器からのメッセージを受信する。外部機器からのメッセージ受信機能は、実装・外部機器との接続構成・メッセージ形式に強く依存するため、アプリケーションの役割としてはメッセージを分解せずに受信してparseすることが望ましい。また、搭載OSの標準的な機能等を活用してもよいし、独自のAPIを規定してもよい。
以上の例では、アプリがDBA等のアルゴリズムの処理を、API下部処理実体がメッセージングで示した。この機能分担は、メッセージングは共通で、アルゴリズムのみ変更する場合に適する。なお、インターフェースはアルゴリズム依存度が低い方が汎用的で望ましい。
図23は、通信装置が実行するアプリの例を示す図である。CPUの処理は、3グループに分類される。3グループは、Cont向きのCPUと、OSU向きのCPUと、SW向きのCPUとである。Cont向きのCPUの処理は、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(EMS−IF)と、設定・管理アプリとを実行する処理である。SW向きのCPUの処理は、MLDプロシキアプリを実行する処理である。OSU向きのCPUの処理は、省電力アプリと、プロテクションアプリと、高速監視アプリと、DBAアプリと、DWBAアプリと、ONU登録認証アプリとを実行する処理である。装置設定IFは、EMS−IFの一部であってもよく、機器依存API25と同等であってもよい。
各アプリがCPUパッケージ上のCPUで処理される例である。図23では、各アプリをOLT内のCont向き、複数の光送受信機(図23のλCard)を備えるOSUパッケージ(図23のOSU)向き、OSU及び上位ネットワーク側の装置とデータの入出力を行うSWパッケージ向きの3グループに分類している。OSUグループを省電力アプリ、プロテクションアプリ、高速監視アプリ、DBAアプリ、DWBAアプリ、ONU登録認証アプリとし、SWグループをMLDプロキシアプリとし、Contグループを低速監視アプリ(OMCI)、低速監視アプリ(EMS−IF)、設定管理アプリとした。更に、CPUでの集中制御を想定しているが、分類した各グループのアプリをそれぞれのパッケージ(Cont、OSU、SW)に分散配置してもよい。また上記の分類によらずに、Cont、OSU、SWのいずれか又はそれらの複数の組み合わせ上に配置してもよい。また、図23の装置設定IFはEMS−IFの一部であってもよいし、図3の機器依存API25同等であってもよい。またアプリの処理はCPU上で行うとしたが、一部また全てを、処理機能を備える代替物、例えばCPU以外のGPUやNPUやDSP等のプロセッサやFPGA上で処理してもよい。他の実施形態でも同様である。
図24は、CPUパッケージの代わりにサーバ等にアプリを配置した例である。アプリはサーバ等上で処理され、そのアプリの処理結果は、イーサネット(登録商標)フレーム等の伝送路で伝送できる形式により伝送路で伝送された後に、OLTに到着する。ここで、伝送路で伝送できる形式としては、イーサネット(登録商標)フレーム以外のフレームやTDM等の伝送であってもよい。また、処理結果の伝送には、変換機(図24におけるConv)を介しているが、OSUやSWやλカードが変換機を介さずにアプリの処理結果を受けることが可能とすれば変換機は不要である。サーバ等は、図8の外部サーバ16相当であってもよいし、プロキシ部15相当であってもよい。
図25は、CPU、SW及びOSUの機能(処理)の例を示す図である。CPUは、省電力制御機能と、プロテクション機能とを、アプリによって実行する。CPUは、さらに、保守運用機能(Fault Management)と、保守運用機能(GTC/PMD config)と、PONアクセス処理機能(ONU activation)と、PONアクセス処理機能(DBA)と、PONアクセス処理機能(λ割当変更)と、保守運用機能(Service Management)と、保守運用機能(Equipment Management)とを実行する。またさらに、CPUは、保守運用機能(Fault Performance Management)と、マルチキャスト機能(MLD)とを、アプリによって実行する。
SWは、L2信号処理機能(VLAN)と、L2信号処理機能(QoS: Quality of Service)と、L2信号処理機能(Mux/DMux、XC: Cross Connect)と、マルチキャスト機能(Copy)とを、アプリによって実行する。OSUのMACは、PON主信号処理機能(Security)と、PON主信号処理機能(Framing)と、PON主信号処理機能(FEC)と、周波数・時刻同期機能とを、アプリによって実行する。
図25では、CPUの囲みが基本機能部132と独自機能での処理、OSUのMACがベンダ依存部分での処理の例を示しているが、この分類に限定しない。図25のCPUは、図24のCPUパッケージや、図24のサーバ等上やそれ以外の処理能力を持つ箇所又はそれらの組み合わせであってもよい。OSUのMACは、OSU処理をする専用のLSIを想定しているが、同等の処理が可能であれば汎用LSIを用いてもよい。
図26は、主要8機能のアプリの処理とG.989.3機能との対応の例を示す図である。DBAアプリと、DWBAアプリと、ONU登録認証アプリと、省電力アプリと、プロテクションと、高速監視アプリとは、TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部(TWDM TC functions)と接続される。MLDプロシキは、L2機能部と接続される。L2機能部は、ユーザ・データ・クライアント(User Data Client)と接続される。設定・管理アプリと、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(OSS−IF)とは、L2機能部に接続される。設定・管理アプリと、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(OSS−IF)とは、更にOMCIクライアントに接続される。
図27は、PLOAM及びOMCIをSW経由で入出力する構成の例を示す図である。すなわち、図27は、PLOAM及びOMCIが、ユーザデータに加えて、図8の制御部14又はプロキシ部15又は外部サーバ16から、対応するデータをSW経由で入出力する処理を示す。
ユーザ・データ・クライアント(User Data Client)は、SW経由で、ユーザ・データ・アダプタ(User Data Adapter)とデータを入出力する。CPUのOMCIクライアント(OMCI Client)は、SW経由で、OMCIアダプタ(OMCI Adapter)とデータを入出力する。
CPUのPLOAMプロセッサは、SW経由で、AMCC PHYアダプテーション・フレーミング部(AMCC PHY adaptation And framing)とデータを入出力する。また、CPUのPLOAMプロセッサは、SW経由で、PLOAMパーティション部(PLOAM partition)とデータを入出力する。
TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部(TWDM TC functions)は、SW経由で、エンベデッド・ヘッダ領域(Embedded header fields)とデータを入出力する。
なお、図3及び図4の例では、ソフト化領域を、基本機能部132、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131、ミドルウェア部120としたが、ソフト化領域は、サービスアダプテーション(暗号化、フラグメント処理、GEMフレーム化/XGEMフレーム化、PHYアダプテーションのFEC、スクランブル、同期ブロック生成/抽出、GTCフレーム化、PHYフレーム化、SP変換、符号化方式も対象としてもよい。アーキテクチャのソフト化機能の実装例とハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)に対応する機能配備の例を説明する。機能配備は、例えば、ネットワーク機器又は外部のサーバにソフト化機能を備える。
複数のOSU、SW、情報処理部及び制御部を備えるOLTを想定する。各OSUは、波長毎に異なる送受信部を備える。この場合、ミドルウェア部120が各OSU及びSWに搭載され、機器無依存アプリ部130などのソフト化領域が情報処理部に搭載される。
情報処理部すなわちCPUは、機器無依存アプリ部130を実行する。機器無依存アプリ部130は、OSU用の拡張機能部131と、SW用の拡張機能部131と、制御部用の拡張機能部131とを含む。OSU用の拡張機能部131は、例えば、省電力アプリ、プロテクションアプリ、DBAアプリ、ONU登録認証アプリである。SW用の拡張機能部131は、例えば、MLDプロキシアプリである。制御部用の拡張機能部131は、例えば、低速監視アプリ(OMCI)、低速監視アプリ(EMS−IF)、設定・管理アプリである。
G.989.3の場合、例えば、図21、23〜25に示すようになる。DBAアプリの場合、図3及び図4に示すミドルウェア部120又は図5及び図6に示す基本機能部132は、TCレイヤのハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)であるエンベデッドOAMエンジンを動作させる。そして、PMDレイヤのハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)である送受信部がDBAアプリに従って受信する。なお、送受信部がDBAに従わない上り信号でも受信する場合、DBAアプリに従わないとしてもよい。
情報処理部は、これらのソフト化機能に限らず、それ以外のソフト化機能を備えていてもよい。ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、送受信部、OSU、SW、制御部、情報処理部に限らない。例えば、情報処理部は、送受信部、OSU、SW、制御部に含まれていてもよい。また図8に示すように、SWのNNI(Network-Network Interface)側に、SWに入出力する信号を処理するプロキシ部又は外部サーバを備えていてもよい。外部サーバ16は、複数の装置を備えるデータセンタ等のいわゆるクラウドと呼ばれる情報処理機能であってもよい。
各機能は、処理能力や処理遅延の要求に応じて適宜配置してもよい。また、OSUにSW12又はSW13を備えていてもよいし、SWとは別途SW(SW13を備える場合のSW12等)を備えていてもよい。SWの機能はSW12とSW13で重複せずにSWの処理能力等に従って適宜分担することが望ましいが、重複してもよい。
ソフト化機能を配備する箇所は、情報処理部に限らず、複数の演算処理可能な箇所に配置してもよい。例えば、ソフト化機能を配備する箇所は、送受信部、OSUのSW、OSUのSW以外、OLTの制御部、OLTのSW、OLTの情報処理部、OLTのSWと制御部と情報処理部以外、SWのNNI側にSWに入出力する信号を処理するプロキシ部また外部サーバ等の処理装置のいずれかであってもよい。
また、ソフト化機能の配置は、ソフト化機能毎であってもよいし、単一のソフト化機能を分割したソフト化機能の一部であってもよい。例えば、送受信部に関するものを送受信部以外の他の箇所、例えば、OSUのSW、OSUの送受信部以外且つSW以外、OLTのSW、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。PON終端に関するものをPON終端処理配備箇所以外の他の箇所、例えば、OSUの送受信部、OSUのSW、OSUの送受信部以外且つSW以外、OLTのSW、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。
ONUのSWに関するものをONUのSW以外の他の箇所、例えば、送受信部、OSUの送受信部以外且つSW以外、OLTのSW、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。OLTのSWに関するものをOLTのSW以外の他の箇所、例えば、送受信部、OSUのSW、OSUの送受信部以外且つSW以外、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。
また、ソフト化機能を配備する箇所は拡張機能部131の配備の状況や、演算可能な箇所の演算能力や演算負荷や消費電力等に応じて、適宜変更してもよい。
OLTの主信号処理に係る主要な機能と機能間の関係を説明する。OLT機能をSWに移行する。PHYアダプテーション機能、フレーム化機能、サービスアダプテーション機能などのPON区間処理を行うPON主信号処理機能を、送受信部に配備する。ONU登録又は認証機能、DBA制御機能、DWA機能などのPONアクセス制御機能を情報処理部に配備する。フレーム化で利用されるVLAN制御、シェーパの前段の優先制御、Mux/DMux及びキュー、並びにフレーム化の前段のシェーパなどのL2主信号処理機能をSWに配備する。
シェーパの前段のコピー機能、コピーで利用されるMLDプロキシなどのマルチキャスト機能をSWに配備する。このように、PONに配備されていたPON主信号処理機能及びPONアクセス制御機能をSWに配備することで、PON基本機能部を縮小する。特に、L2主信号処理は重複を避け、SWに配備することが好ましい。
なお、SWの機能として、クラシファイア、モディファイア、ポリサー/シェーパ、XC、キュー、スケジューラの順に備える前提で例示したが適宜変更してもよい。例えば、上り方向であり、帯域割当単位の中で処理を行わなければ、ONUからの入力をバースト送信のためのプリアンブルやバーストオーバーヘッドを外し、フレームをデカプセル化したり、LLIDを外したりして、PONを終端のみし、
クラシファイア、モディファイア、ポリサー/シェーパ、XC、キュー、スケジューラの全ての機能をSWで実施してもよいし、SWでモディファイア、XC、キュー、スケジューラのみ実施してもよい。
更に、PON終端後のパス等を記載するVID等をONUで付与すれば、XC、キュー、スケジューラとすればよい。上位ネットワークが単一パスと見做せれば、キュー、スケジューラでよい。また、XCでフレームが衝突しないようにDBAすれば、クラシファイア、モディファイア、ポリサー/シェーパ、XCとすることができる。更に、上り方向であり、帯域割当単位の中で処理を行わなければ、ONUからの入力をバースト送信のためのプリアンブルやバーストオーバーヘッドを外し、フレームをデカプセル化したり、LLIDを外したりして、PONを終端のみし、PON終端後のパス等を記載するVID等をONUで付与すれば、XCのみとすることもできる。
また、クラシファイア、モディファイア、ポリサー/シェーパ、XC、キュー、スケジューラで、クラシファイア、ポリサー/シェーパ、モディファイア、XC、キュー、スケジューラとしてもよいし、ポリサー/シェーパの前段にキューを置いて、クラシファイア、モディファイア、キュー、ポリサー/シェーパ、XC、スケジューラとしたり、クラシファイア、キュー、ポリサー/シェイパ、モディファイア、XC、スケジューラとしたりしてもよい。PONのバースト伝送や、マルチキャスト等の優先トラフィックを多重することによって生ずるバースト性による不要のポリシング(Policing)/シェイピング(Shaping)や、受信側での平準化したトラフィックの受信を考慮するとポリサー/シェイパの前段にキューを置いて平準化した後にポリシング/シェイピングすることが望ましい。
特定の状態への状態遷移に際して、スリープ動作等の主体は、スリープ動作等の主体(通信装置が備える機器)の指示を、スリープ動作等の主体とは独立している外部に保管することによって、動作を継承することが可能となる。特定の状態は、例えば、スリープ状態、運用系の通信装置の切替状態、ユーザ収容切替状態、マルチキャスト状態である。情報が通信装置の外部に保持されているため、他の通信装置への切替に際して、スリープ動作等の継承性が失われないようにすることが可能となる。通信装置は、機器が保持している情報の継承性を確保することが可能となる。
以上示した実施形態1−1に係る構成は、以下の実施形態でも同様であり、適宜組み合わせてもよい。例えば、図8では、本システムが、実行部の構成がTRx11、SW12及びSW13のみの場合を例示するが、TRx11、SW12及びSW13以外の箇所、それ以外の場所、PONの終端する箇所や、制御部14を実行部としてもよい。
(実施形態1−2)
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、TDM−PONに適用してもよい。TDM−PONでは、λ設定切替(DWA)のようなONUの間ONU−OLTのPON区間の波長リソースを波長分割多重する機能を備えていなくてもよいことを除けば実施形態1−1と同様である。
(実施形態1−3)
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、WDM−PONに適用してもよい。WDM−PONでは、DBAのようなONUの間ONU−OLTのPON区間の帯域リソースを時分割多重する機能を備えていなくてもよいことを除けば、実施形態1−3は実施形態1−1と同様である。
(実施形態1−4)
本実施形態は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)−PON、CDM(Code Division Multiplexing)−PON、SCM(Subcarrier Multiplexing)−PON、芯線分割多重を含めた組み合わせである。
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、波長と時間以外のリソースを共用するPONに適用してもよい。例えば、1波長の電気の周波数リソースを分割多重するOFDM−PON、1波長の電気の周波数リソースを分割多重するSCM−PON、符号で分割多重するCDM−PONに適用してもよいし、芯線分割多重を併用してもよいし、マルチコアファイバ等を用いた空間分割多重を併用してもよいし、波長分割多重を用いなくてもよい。TWDM−PONの波長リソースを波長分割多重する機能を、それぞれの多重するリソースに分割多重するに要する機能に対応する機能に読み替えれば同様である。
(実施形態2)
実施形態2では、TWDM−PONに用いられる構成が、GEMカプセル化を行う。この場合、GEMフレームを生成するアダプタをSWに備え、SWとそれ以外の部分の間でGEMフレームを導通するようにする。GEMカプセル化までSWに移管することで、それ以外の部分のプロトコルスタックからL2機能部を除外し、SWとそれ以外の部分で、L2機能部の重畳を回避することができる。
なお、TWDM−PONを例に挙げたが、実施形態1−2〜実施形態1−4のように、PON区間での識別するためのフレームを同様に扱えばそれ以外のPONであっても同様の効果が得られる。例えば、IEEEの規格のGE−PON、10GE−PON等であれば、GEMフレームの代わりに、LLIDを付与してLLIDの付与されたフレームをSWとそれ以外の部分の間を導通するようすればよい。
(実施形態3)
実施形態3では、TWDM−PONに用いられる制御情報が、SWを経由する。この場合、ブリッジ機能関連をSWに移管する代わりに、制御情報を保持するPLOAM、Embedded OAM、OMCIのいずれかを必要に応じてフレーム化してSW経由で処理する。制御情報をSW経由で入出力することで、SW以外の処理が軽くなる効果がある。なお、実施形態3の移管に加えて、実施形態1及び実施形態2のブリッジ機能のSWへの移管を行ってもよい。
なお、TWDM−PONを例に挙げたが、制御情報を同様に扱いSW経由で処理すれば、実施形態1−2〜実施形態1−4のように、それ以外のPONであっても同様の効果が得られる。
上述した実施形態では、時間的制約の厳しい部品の処理を高優先の部品の処理、時間的制約の緩やかな部品の処理を低優先の部品の処理として例示したが、優先度はそれによらず、時間的制約が緩やかな部品の処理を高優先の部品の処理としてもよいし、時間的制約に依らず予め定めた部品の処理を高優先又は低優先の部品の処理としてもよい。
上述した実施形態における通信装置の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。上記の実施形態は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができ、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。