JP2004078936A - 情報処理端末及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アプリケーションが必要以上にリソース競合解決を意識しないでも、システム全体として整合の取れた動作をおこなえるようにすることである。また、アプリケーションやリソースを制御するドライバの再利用性を高めることである。
【解決手段】 リソースアクセス部11は、競合判定部13の結果を基に、アプリケーションがリソース部16にアクセスできるかどうかを判断し、アクセスできる場合はあらかじめリソース部16が登録してある関数を呼ぶことで、アプリケーションはリソース競合解決を意識しないで作成可能になり、また、リソース部16の再利用がしやすくなり、かつシステム全体として整合の取れた動作を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、情報処理端末及び情報処理方法に関し、より特定的には、複数のソフトウェアによる同一リソースへのアクセスを制御する情報処理端末及び情報処理方法に関する。
 従来、情報処理端末(例えば携帯電話)において、特定のアプリケーション(例えば電話機能)に特定のリソース(例えばスピーカ)を、他のアプリケーション(例えばウェブブラウザ)より優先的に割り当てることがある。例えば携帯電話では、ウェブページの閲覧よりも通話の方が利用者にとって重要である。よって、ユーザがウェブブラウザを用いてコンテンツを閲覧中に電話の着信があった場合には、ウェブページの表示処理やBGM等の音声出力処理を中断して、電話の着信画面を表示するとともに着信音を出力するのが一般的である(図14参照)。
 従来は、上記のような処理を実現するために、各リソースに対してどのアプリケーションをどの優先度で割り当てるのかを全アプリケーションについて管理するソフトウェアコンポーネント(競合解決部)が設けられていた(図15参照)。この競合解決部は、あるアプリケーション(アプリケーションA)が現在使用中のリソースに対して別のアプリケーション(アプリケーションB)からのアクセス要求を受け付けると(2)、アプリケーションBの優先度がアプリケーションAよりも高い場合に、アプリケーションAに対してリソースを開放するように要求する(3)。アプリケーションAは、この要求を受けて、リソースの使用を中断するための処理(4)を行った後、競合解決部に対して、リソースの開放を完了した旨の通知を返す(5)。競合解決部はこの通知を受けて、アプリケーションBに対してリソースへのアクセス許可を行い(6)、アプリケーションBは、この許可を受けて初めてリソースへアクセスする(7)。
 また別の方法として、リソースへアクセスするための関数として特別な関数を用意しておき、その特別な関数の中で、例えばあるリソースをどのようなアプリケーションが使用中でも電話アプリケーションが必ずそのリソースを優先的に取得するようなコードを記述して、アドホックな対応で優先度を管理する場合もあった。
 あるいは、アプリケーションが切り替わるタイミングにおいて全てのアプリケーションが使用中のリソースを一旦開放するように、アプリケーション自身が設計される場合もあった。
 さらに、アプリケーションの競合を避ける別種の方法として、特許第2828971号公報(特許文献1)に開示されているように、キューを用いる方法がある。ユーザはキューに入れられたジョブの順番を自由に入れ替えることができるので、特定のアプリケーションによる要求をキューの先頭に登録することによって、そのアプリケーションに優先的にリソースを割り当てることが可能となる。
特許第2828971号公報
 しかしながら、上記の従来の方法には以下の問題がある。
 つまり、図15に示した競合解決部を用いる方法では、アプリケーションの作成者は、リソース競合を解決するソフトウェアコンポーネントである競合解決部の仕組みを理解し、その仕組みに沿ってアプリケーションを作成しなければならない。すなわち、図15の(3)の要求の有無をモニタし、この要求が出た場合に(4)の処理を実行後、(5)の通知を行うといった一連の処理や、(2)の要求を出した後、(6)の許可を受けてから(7)のアクセスを開始するといった一連の処理が、予めアプリケーションに組み込まれている必要があった。したがって、アプリケーションの作成が困難であった。また、もし仮にその仕組みに沿って作成されていない不正なアプリケーションが存在した場合には、優先度の高いアプリケーションがリソースを要求したとしても、不正なアプリケーションによってリソースが占有されたままになってしまうという重大な問題があった。つまり、たった一つのアプリケーションの不備がシステム全体に影響を及ぼしてしまう可能性があった。
 また、リソースにアクセスするための関数として例えば電話アプリケーション専用の特別な関数を用意してアドホックな対応で優先度を管理する場合には、汎用的ではない関数を組み込む必要があるため、ソフトウェアの再利用が困難であった。すなわち、リソースにアクセスする関数やリソースのプログラムが特殊化されるため、これらを汎用的に利用することが困難であった。
 また、キューを用いる方法では、ユーザが意図的にキューの順番を入れ替えない限り、リソースへのアクセス要求は、要求が発せられた順番に処理される。したがって、特定のアプリケーションの処理を自動的に他のアプリケーションよりも優先して処理することはできない。
 それゆえに、本発明は、アプリケーションの作成者が特別な注意を払わなくてもリソース競合解決が適切に行われるような情報処理端末及び情報処理方法を提供することを目的とする。
 また、リソース競合解決の仕組みに沿わない不正なアプリケーションが存在する場合においてもリソース競合解決が適切に行われるような情報処理端末及び情報処理方法を提供することを目的とする。
 また、特殊な関数を用意することなくリソース競合解決が適切に行われるような情報処理端末及び情報処理方法を提供することを目的とする。これにより、リソース部へアクセスするための関数やリソース部のプログラムを汎用的に記述することができ、その結果、それらを再利用して他のシステムに容易に適用することができる。
 上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。すなわち本発明の情報処理端末は、複数のソフトウェアを含む実行部と、前記ソフトウェアによりアクセスされる1以上のリソースを含むリソース部と、前記リソース部にアクセスするための汎用的なインターフェイスを用いて、前記実行部のソフトウェアによるリソースへのアクセスを仲介するリソースアクセス部と、リソースが現在使用されているかどうかを判定する使用状態判定部と、リソースを現在使用しているソフトウェアである使用中ソフトウェアの優先度を管理する使用中ソフトウェア優先度管理部と、リソースへのアクセス要求を行っているソフトウェアである要求ソフトウェアの優先度を取得する要求ソフトウェア優先度取得部と、前記使用中ソフトウェア優先度管理部から得た優先度と、前記要求ソフトウェア優先度取得部から得た優先度とを比較し、どちらのソフトウェアが優先されるかを判定する競合判定部とを備える。そして、前記リソースアクセス部は、前記使用状態判定部の判定結果と前記競合判定部の判定結果に基づいて、(A)リソースが現在空いている場合、もしくは要求ソフトウェアの優先度が使用中ソフトウェアの優先度よりも高い場合には、要求ソフトウェアの要求に従ってリソースにアクセスするとともに、使用中ソフトウェアに対してエラーを通知し、(B)要求ソフトウェアの優先度が使用中ソフトウェアの優先度よりも低い場合には、要求ソフトウェアにエラーを通知する。
 以上のように本発明によれば、リソースアクセス部により優先度に基づきリソースのアクセス制御を行うことで、個々のソフトウェア作成時に、特定のソフトウェア(例えば携帯電話の場合には電話機能)を優先することを考慮しなくてよくなり、ソフトウェア作成者の負担が減少し、ソフトウェアの構成もより単純になる。また、特定の機能(例えば電話機能)を優先するという特別なルールが不要になるため、サードパーティがソフトウェアを作成する敷居が低くなり、より多くのソフトウェアが作成されることが期待される。また、各ソフトウェアの優先度を任意に設定しなおしたい場合には、テーブル等で規定されたルールを変更するだけでよく、ソフトウェアの再利用性が向上する。さらに、リソース部16のプログラムとしては、本発明の競合解決の枠組みに合う関数を作成してリソースアクセス部11に登録するだけでよく、リソース部16の再利用性が高まる。
 以下、本発明の種々の実施の形態について、図面を参照して説明する。
 (第1の実施形態)
 図1に、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末の構成を示す。図1において、情報処理端末は、リソースアクセス部11と、使用状態判定部12と、競合判定部13と、使用中ソフトウェア優先度管理部14と、要求ソフトウェア優先度取得部15と、リソース部16と、実行部17とから構成される。
 リソース部16は、携帯端末などにおけるデバイスであって、例えばスピーカや液晶ディスプレイなどである。実行部17はプログラムであって、より具体的には、アプリケーション、あるいはアプリケーションにくみ込み可能なライブラリやその他のミドルウェア、あるいはドライバである。
 次に、上記構成を有する情報処理端末の動作を、図2のシーケンスチャートを参照して説明する。この図のシーケンスチャートを説明するにあたり、実行部17はアプリケーションであると仮定する。また、リソース部16にアクセスするための関数群は予めリソースアクセス部11に登録してあるとする。この登録は、リソースアクセス部11が提供する汎用的なインタフェースにより行われるため、リソース部16の作成者はそのガイドラインにさえ従っていれば良く、第三者がこのリソース部16を作成することは容易である。
 まず、ユーザの操作を契機として、アプリケーションAよりも優先度が高いアプリケーションBが、リソース部16を使用するためにリソースアクセス部11に対してアクセス要求を行う(S1)。
 次に、リソースアクセス部11は、アプリケーションBの要求を解析し、アプリケーションBがアクセスしようとしているリソースを認識し、そのリソースを他のアプリケーションが現在使用中かどうか、使用状態判定部12に対して問い合わせを行う。使用状態判定部12は、指定されたリソースにアクセスしているアプリケーションがあるかどうかを判定し、リソースアクセス部11にこの判定結果を返す(S2)。リソースアクセス部11はこの判定結果を受けて、リソースを現在使用中のアプリケーションがなければ(S2でNO)、アプリケーションBが要求したコマンドをリソース部16に伝える(S8)。このとき、予めリソースアクセス部11に登録しておいた関数が使用される。
 ステップS2で、リソースを現在使用中のアプリケーション(アプリケーションA)があると判定された場合は(S2でYES)、リソースアクセス部11は競合を解決するために競合判定部13にアプリケーションBの情報を渡し、判定を要求する。競合判定部13は、まず現在使用中のアプリケーションAの優先度を使用中ソフトウェア優先度管理部14に問い合わせ、アプリケーションAのリソースに対する優先度を得る(S3)。なお、使用中ソフトウェア優先度管理部14は、あるアプリケーションがあるリソースを使用したときに、例えば図3に示すような優先度管理テーブルを参照してこのアプリケーションの優先度を取得し、管理する。
 次に、競合判定部13は、要求ソフトウェア優先度取得部15に問い合わせて、アプリケーションBのリソースに対する優先度を得る(S4)。なお、要求ソフトウェア優先度取得部15は、例えば図3に示すような優先度管理テーブルを参照して、アプリケーションBの優先度を取得する。このテーブルにおいて、アプリケーションの種類としては、例えば、図3に示すようにアプリケーションの名前を使用してもよいし、アプリケーション毎に振られるアプリケーションIDを使用してもよいし、アプリケーションをグループ化した場合にアプリケーショングループ毎に振られるアプリケーショングループIDを使用してもよいし、アプリケーションを実行しているプロセスやスレッドのIDを使用してもよい。このようにテーブルで優先度を管理することで、簡単に優先度の設定を変更ができ、将来優先度が変更した場合にもアプリケーションを変更しなくてもよい。
 そして、競合判定部13は、使用中ソフトウェア優先度管理部14から得られたアプリケーションAの優先度と、要求ソフトウェア優先度取得部15から得られたアプリケーションBの優先度とを比較し、その比較結果をリソースアクセス部11に返す。(ステップS5)。
 リソースアクセス部11は、競合判定部13の比較結果を基に、アプリケーションBの優先度がアプリケーションAよりも低ければ、リソースへのアクセスを拒否すべくアプリケーションBに対してアクセスエラーを返す(S6)。一方、アプリケーションBの優先度がアプリケーションAよりも高ければ、予め登録されている関数をコールすることによってリソース部16に対してアプリケーションAの処理をキャンセルするよう要求する(S7)。例えばアプリケーションAがスピーカから音楽を出力させていた場合には、スピーカに音楽の出力を中止させる。つづいてアプリケーションBの要求にしたがってリソースにアクセスする(S8)。このときリソースアクセス部11は、リソース競合が発生してリソースが奪われたことをアプリケーションAに対してエラーとして通知する。同時にどのアプリケーションとリソースの競合が発生しているのか通知することも可能である。
 このように、本実施形態では、例えばアプリケーションAがスピーカを使用しているときにアプリケーションBが緊急に音を鳴らしたい場合に、アプリケーションBがスピーカへのアクセス要求をリソースアクセス部11に行うと、リソースアクセス部11は自動的にアプリケーションAによるスピーカの使用をキャンセルしてアプリケーションBの要求を実行する。したがって、アプリケーションAやアプリケーションBは、競合を解決するための特別な処理(図15の(2)、(3)〜(6))を行う必要が無く、単にリソースアクセス部11にリソースへのアクセス要求を行うだけでよい。また、アプリケーションの優先度を変更する必要が生じた場合にも、図3に示すようなテーブルの内容を更新するだけでよく、アプリケーションやリソース部16に手を加える必要がない。また、リソース部16の実行関数としては、単に処理のキャンセルを行う関数や処理を実行する関数を作成してリソースアクセス部11に登録しておくだけでよいため、競合解決のために特別な関数を用意する必要がない。
 したがって、本発明の第1の実施形態によれば、アプリケーションの作成者がリソース競合解決について意識しつつアプリケーションを作成しなくても、アプリケーションの優先度をアプリケーションと関連付けて管理することにより、リアルタイムシステムなどで必要となるリソースの瞬時の委譲を行うことが可能となる。また、リソース部16を汎用的な枠組みで作成することができるため、リソース部16の再利用性が高くなる。
 なお、本実施形態では、実行部17がアプリケーションであると仮定したが、実行部17はアプリケーションに限らず、単にアプリケーションから要求を受けたミドルウェアや、ドライバなどのソフトウェアであってもよい。
 また本実施形態では、使用中ソフトウェア優先度管理部14および要求ソフトウェア優先度取得部15は、図3に示すような単にアプリケーション毎に優先度が設定されているような優先度管理テーブルに基づいて優先度を取得するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、図4に示すように、アプリケーションの種類とリソースの種類との組み合わせ毎に優先度が設定されているような優先度管理テーブルに基づいて優先度を取得してもよい。
 さらには、アプリケーションが使用しているリソースの数や時間を計測しておき、それらの情報に基づいて優先度を判定してもよい。例えば、より多くのリソースを占有しているアプリケーションほど、またはより長くリソースを使用しているアプリケーションほど優先度が低くなるように優先度を動的に変化させてもよい。そうすることによって、一部のアプリケーションだけがリソースを使用し続けたり多数のリソースを占有したりすることを防ぐことができる。
 また、リソースの一例としてスピーカをあげたが、リソースはスピーカに限らず、例えばLEDやディスプレイであってもよいし、さらには具体的なデバイスに限らず、通信コネクションのような抽象的なリソースであってもよい。
 また、本実施形態では、アプリケーションAとアプリケーションBの優先度が同じ場合には図2のステップS5でNOと判断されてアプリケーションBにエラーが通知されるとしたが、変形例として、アプリケーションAとアプリケーションBの優先度が同じ場合にはステップS5でYESと判断してアプリケーションAの処理をキャンセルするようにしてもよい。
 また、例えばアプリケーションAが使用していたリソースをアプリケーションBが奪ったときに、リソースアクセス部11がその旨を記憶しておき、その後、アプリケーションBがこのリソースを開放した時点で、リソースアクセス部11がこのリソースに関するアプリケーションAの処理を実行するようにしてもよい。また、アプリケーションAが使用していたリソースをアプリケーションBが奪い、さらにこのリソースをアプリケーションCが奪った場合などに、アプリケーションCがこのリソースを開放した時点で、リソースを奪われていたアプリケーション(ここではアプリケーションAおよびアプリケーションB)の中から最も優先度の高いアプリケーションを選択して、開放されたリソースに対するこの選択されたアプリケーションの処理を実行するようにしてもよい。このとき、処理を再開したことをこの選択されたアプリケーションに通知してもよい。
 (第2の実施形態)
 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、使用中のリソースを一旦他のアプリケーションに奪われたアプリケーションがこのリソースに対して再度アクセスを要求したときに、リソースアクセス部がこのアプリケーションに対して、リソースが他のアプリケーションに奪われていたことを通知することを特徴とする。これにより、その通知を受けたアプリケーションが、その後必要な処理を行うことが可能になる。
 図5に、第2の実施形態の情報処理端末の構成を示す。なお図5において、図1と同一の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
 アプリ別デバイス状態管理部18は、例えば図6に示すようなテーブルにより、アプリケーション(より一般的にはソフトウェア)毎に、デバイス(より一般的にはリソース)の使用状態等を管理する。なお、図6において、「デバイスの使用状態」としては、アプリケーションによるデバイスの使用状態が保持される。例えば図5の例では、メロディプレイヤーが使用していたMIDIデバイスを電話アプリが奪って現在使用していることが分かる。「リソース初期化関数へのポインタ」としては、アプリケーションが使用するリソースタイプごとに定義できるリソース初期化関数が指定される。デフォルトの初期化関数を使用することも可能である。リソース初期化関数が必要ない場合にはNULLとなる。「イベント要否」としては、リソースを再取得したとき、もしくはリソースを奪われた時などに、アプリケーションに通知をすべきかどうかが指定される。
 次に、第2の実施形態の処理を、図7のシーケンスチャートを参照して説明する。ここでは、アプリケーションAがあるリソースに対して一度アクセスしてから、再度同じリソースにアクセスするときを想定して説明する。
 まずアプリケーションAが、リソースアクセス部11に対してリソースに対するアクセスを要求する(S11)。
 ステップS12〜S17の処理については、要求ソフトウェアがアプリケーションAであって、使用中ソフトウェアがアプリケーションBである点を除いて、図2に示したステップS2〜S7の処理と同じであるため、説明を省略する。
 ステップS12で、アプリケーションAがアクセスしようとするリソースが使用中でなかった場合には、ステップS18に進む。また、ステップS17の後もステップS18に進む。
 ステップS18で、リソースアクセス部11は、要求ソフトウェアであるアプリケーションAが、リソースを使用中に他のアプリケーションにリソースを奪われている状態かどうかを判断する。この判断は、アプリ別デバイス状態管理部18で管理されているアプリケーションAのデバイス使用状態(図6の「デバイス使用状態」)を参照してなされる。アプリケーションAがリソースを使用中に他のアプリケーションにリソースを奪われていたことが判明した場合には、リソースアクセス部11はこの旨をアプリケーションAに通知する(S19)。そうでなかった場合には、リソースアクセス部11はアプリケーションAのアクセス要求に基づいてリソースにアクセスする(S20)。
 ステップS19でリソースアクセス部11からの通知を受けたアプリケーションAは、必要に応じて、リソースの初期化処理等を改めて行う。アプリケーションAが使用していたリソースを一旦他のアプリケーションに奪われたということは、リソースの設定が、アプリケーションAが使用していたときの状態から変更されてしまっている可能性があるからである。
 以上のように、本実施形態によれば、あるアプリケーションが使用中のリソースを他のアプリケーションに奪われたときに、その旨をアプリ別デバイス状態管理部18で管理しておくことにより、このアプリケーションが再度リソースにアクセスした時に、このアプリケーションにその旨を通知することができる。この通知によって、アプリケーションは、以前使用していたときからリソースの状態が変わっているかも知れないことが分かり、必要なリソースの初期化処理などを再度行うことが可能となる。
 (第3の実施形態)
 上記の第2の実施形態では、リソースアクセス部からの通知を受けたときに、アプリケーション自身が適宜リソースの初期化処理を行うが、第3の実施形態では、この初期化処理をリソースアクセス部が代行することを特徴とする。なお、第3の実施形態に係る情報処理端末は、第2の実施形態のものと比較して、リソースアクセス部の動作が上記のように異なるだけであるので、本実施形態の構成を示す図として図5を援用する。
 以下に、リソース毎に初期化が必要かどうかを判定し、必要であったときに初期化処理をリソースアクセス部が実行する場合の処理の流れを、図8に示すシーケンスチャートを用いて説明する。なお、図8のステップS21〜S27の処理は、図2のS1〜S7の処理と同じであるため説明を省略する。
 ステップS28では、リソースアクセス部11は、アプリケーションBの要求に従ってリソースにアクセスする前に、リソースのリセット(初期化)が必要かどうか判定し(ステップS28)、初期化が必要ない場合はそのままリソースへアクセスを行うが、初期化が必要な場合はステップS29でリソースの初期化を行ってからリソースにアクセスする(S30)。なお、リソースアクセス部11は、初期化が必要かどうかをアプリ別デバイス状態管理部18で管理されている図6のテーブルの「リソース初期化関数へのポインタ」の項目を参照して判断することができる。アプリケーションは、リソースを再取得した時にリソースアクセス部11に初期化処理を代行してもらいたい場合に、その旨を予めリソースアクセス部11を通じてアプリ別デバイス状態管理部18の「リソース初期化関数へのポインタ」の項目に登録しておく。そして、この項目がNULLであれば、リソースアクセス部11はリソースの初期化が不要であると判断する。
 以上のように、本実施形態では、アプリケーションからアクセス要求があったときに、リソースアクセス部が必要に応じてリソースを初期化するため、アプリケーションが初期化をするかどうか意識する必要がなくなる。
 なお、ここではリソースごとに初期化が必要かどうかの判断を行うとしたが、リソースとアプリケーションとの組み合わせに基づいてリセットを行うかどうかを判断してもよい。また、ごく単純なシステムで、予めリセットをしてよいことが分かっている場合は、すべての場合においてリセットを行うようにしてもよい。
 また、あるアプリケーション(仮にアプリケーションAとする)がリソースを使用している最中に他のアプリケーションにリソースを奪われた場合に、アプリケーションAがリソースを使用していたときのリソースの状態をリソースアクセス部11がアプリ別デバイス状態管理部18に登録しておけば、アプリケーションAが再びリソースにアクセスしようとしたときに、リソースアクセス部11が前もってリソースの状態を以前の状態に戻すことができる。これにより、アプリケーションAは、たとえ途中でリソースを奪われたとしてもリソースのリセットを行うことなく再び以前と同じ状態でリソースにアクセスすることができる。例えば、アプリケーションAがスピーカを音量3で使用中に、アプリケーションBにスピーカを奪われた場合に、アプリケーションBがスピーカを音量5に変更しても、再びアプリケーションAがスピーカを使用するときにはリソースアクセス部11がリソースの状態を以前の状態(つまり音量3の状態)に自動的に戻してくれるため、アプリケーションAは、リソースを奪われたことを意識せずともリソースを使用することができる。
 (第4の実施形態)
 図9に、第4の実施形態の情報処理端末の構成を示す。なお、図9において、図1と同一の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。なお、本実施の形態が第1の実施形態と異なる点は、アプリケーションの優先度が暗号化されてアプリケーション自体に組み込まれている点である。
 暗号解析部19は、アプリケーションに組み込まれている暗号化された優先度を解読する機能を有する。
 以下、第4の実施形態の動作を図10のシーケンスチャートを参照して説明する。図10において、ステップS41〜S44の処理は、ステップS44で要求ソフトウェア優先度取得部15が取得する要求ソフトウェアの優先度の情報が暗号化されている点を除けば、図2のステップS1〜S4の処理と同じである。
 ステップS45で、暗号解析部19は、要求ソフトウェア優先度取得部15がアプリケーションBから取得した暗号化された優先度を解読するが、この暗号解読に失敗すると、アプリケーションBは信用できないアプリケーションであるとして、アクセス要求を受け入れずにアプリケーションBにエラーを返す(S47)。暗号解読に成功すると、ステップS46に進む。ステップS46以降の処理は、図2のステップS5以降の処理と同じである。
 以上のように、優先度の信頼性を高めることにより、不正なアプリケーションが他の優先度の高いアプリケーションになりすましたり、自身の優先度を自由にコントロールするような事態を防止することができる。
 (第5の実施形態)
 次に、本発明の第5の実施形態の情報処理端末について説明する。
 なお第5の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、アプリケーションの優先度が、アプリケーションに組み込まれているライブラリやモジュールによって変化する点である。その他の構成や動作については第1の実施形態と同様であるので、本実施形態の説明では図1を援用する。
 第1の実施形態では図3に示すように競合判定部13がアプリケーションの種類をもとに優先度を判断したが、本実施形態では図11に示すように、競合判定部13がライブラリやモジュールの種類をもとに優先度を判断する。さらにライブラリ内で優先度を変えたい場合は、処理ごとに優先度の異なるスレッドを作成してもよい。あるいは、ライブラリの管理者IDなどの属性値をもとに優先度を判断してもよい。
 また、アプリケーションがリソースにアクセスする毎に使用中ソフトウェア優先度管理部14に優先度を記述することで、アプリケーションを構成するモジュールごとに優先度を変えながら処理をすることが可能となる。
 優先度としては、アプリケーションごとに含まれるモジュールの優先度の内、最高の優先度同士を比較してもよいし、最低の優先度同士を比較してもよい。また、実行中のライブラリにあわせて優先度を変化させても良い。
 以上のように優先度を動的に変化させることにより、例えば同じアプリケーションであっても、処理の内容によって優先度が高い状態で処理したい場合や、低い優先度でも良い場合などが混在した場合に、状況に応じた最適な優先度で処理することができる。具体的には、電話の通話中には電話アプリケーションの優先度を高くして、電話のメニューを表示している場合では電話アプリケーションの優先度を低くするなど、状況によって最適な優先度は異なる。
 また、あるアプリケーションが、信頼できないソフトウェアハウスによって作成されたライブラリ(例えば図11のライブラリB)を使用している場合、そのアプリケーション自体の信頼度が低下するために、そのライブラリの優先度にあわせてアプリケーションの優先度を低くして動作することは合理的であると考えられる。
 (第6の実施形態)
 次に、本発明の第6の実施形態の情報処理端末について説明する。図12に、情報処理端末の構成を示す。なお、図12において、図1と同一の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、リソースアクセス部11は、画面制御部22から画面の重なり具合の情報を得て優先度を判断する。リソースアクセス部11は、画面の重なり具合が変わるたびに画面制御部22から通知を受け、画像が最上面にあるアプリケーションをもっとも優先度が高いアプリケーションとして扱う。
 例えば、図13に示すように、メロディプレイヤAの演奏画面とメロディプレイヤBの演奏画面をユーザが任意に切り替える場合には、画面が切り替わるたびに画面制御部22からリソースアクセス部11に対して通知がなされ、リソースアクセス部11は、この通知に基づいて、演奏画面が最上面として表示されている方のメロディプレイヤの優先度を、他方のメロディプレイヤの優先度よりも高いものとして扱う。その結果、メロディプレイヤAの演奏画面が最上面である場合には、メロディプレイヤAにより再生された音楽(図13の例では動画に合わせた音楽)がスピーカから出力され、一方、メロディプレイヤBの演奏画面が最上面である場合には、メロディプレイヤBにより再生された音楽(図13の例では着信メロディ)がスピーカから出力される。
 なお、これを応用して、最上面に表示されているアプリケーションが例えばリソースを要求していなければ、そのリソースへのすべてのアクセスを拒否するようにしてもよい。
 また、情報処理端末のディスプレイにメロディプレイヤAの演奏画面とメロディプレイヤBの演奏画面が両方表示される場合(例えば画面の上半分にメロディプレイヤAの演奏画面が表示され、下半分にメロディプレイヤBの演奏画面が表示されるような場合)には、ユーザがキー操作によって選択した側の画面(上半分または下半分)のメロディプレイヤの音をスピーカより出力してもよい。
 また、最上面に表示されているアプリケーションからのリソースアクセス要求が終わると、上から2番目の面のアプリケーションに対してリソースアクセスを許すようにしてもよい。
 また、通常はアプリケーションの優先度を画面の重なり具合で判断するのではなくその他の指標(例えば図3のテーブル等)によって判断し、判断の結果、複数のアプリケーションの優先度が同じだった場合にのみ、画面の重なり具合に基づいて優先度を判断するようにしてもよい。
 また、最上面に表示されているアプリケーションがリソースをいったん開放した後、別のアプリケーションがこのリソースを獲得し、さらにその後、最上面に表示されていた元のアプリケーションが再度リソースを要求した場合に、再度このアプリケーションにリソースを渡すこともできる。
 以上のように、第6の実施形態によれば、例えば同じ優先度のアプリケーション(例えばメロディプレイヤ)が2つあった場合にも、最前面に表示されているアプリケーションが音を優先的に鳴らすことが可能となり、かつ、バックグラウンドに回されたアプリケーションはリソースアクセス部11の働きによってリソースの開放を意識しなくてよくなる。さらに、フォアグラウンドにいるアプリケーションが音の出力を止めた場合(すなわちリソースを開放した場合)には、バックグラウンドにいたアプリケーションがリソースを取得して音の出力を再開することができる。
 なお、以上の実施形態において、リソースを奪われたアプリケーションは、その旨をユーザに通知してもよい。このとき、リソースが奪われたことだけでなく、なぜ奪われたかをユーザに通知してもよい。
 また、以上の実施形態において、リソースを奪われたアプリケーションは、その旨をユーザに通知せずにそのまま処理を継続し、処理が完了した時点で処理が完了した旨をユーザに通知してもよい。
 本発明にかかる情報処理端末及び情報処理方法は、一例として携帯電話に適用することが可能であり、この場合、携帯電話で実行される個々のアプリケーション作成時に、アプリケーション作成者の負担が減少し、アプリケーションの構成もより単純になるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末の処理手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末においてアプリケーション毎に優先度を管理するための優先度管理テーブルの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末においてアプリケーション毎に優先度を管理するための優先度管理テーブルの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末においてアプリ別デバイス状態管理部が管理するテーブルの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末の処理手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理端末の処理手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る情報処理端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る情報処理端末の処理手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る情報処理端末においてライブラリ毎に優先度を管理するための優先度管理テーブルの一例である。 本発明の第6の実施形態に係る情報処理端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態において画面の上下関係が切り替わるときの様子を示す図である。 従来の携帯電話においてウェブページの表示中に電話が着信したときに電話機能が優先される様子を示す図である。 競合解決部を用いて競合を解決する従来の装置の構成を示す図である。
符号の説明
11 リソースアクセス部
12 使用状態判定部
13 競合判定部
14 使用中ソフトウェア優先度管理部
15 要求ソフトウェア優先度取得部
16 リソース部
17 実行部
18 アプリ別デバイス状態管理部
19 暗号解析部
22 画面制御部

Claims (14)

  1.  複数のソフトウェアを含む実行部と、
     前記ソフトウェアによりアクセスされる1以上のリソースを含むリソース部と、
     前記リソース部にアクセスするための汎用的なインターフェイスを用いて、前記実行部のソフトウェアによるリソースへのアクセスを仲介するリソースアクセス部と、
     リソースが現在使用されているかどうかを判定する使用状態判定部と、
     リソースを現在使用しているソフトウェアである使用中ソフトウェアの優先度を管理する使用中ソフトウェア優先度管理部と、
     リソースへのアクセス要求を行っているソフトウェアである要求ソフトウェアの優先度を取得する要求ソフトウェア優先度取得部と、
     前記使用中ソフトウェア優先度管理部から得た優先度と、前記要求ソフトウェア優先度取得部から得た優先度とを比較し、どちらのソフトウェアが優先されるかを判定する競合判定部とを備え、
     前記リソースアクセス部は、前記使用状態判定部の判定結果と前記競合判定部の判定結果に基づいて、
    (A)リソースが現在空いている場合、もしくは要求ソフトウェアの優先度が使用中ソフトウェアの優先度よりも高い場合には、要求ソフトウェアの要求に従ってリソースにアクセスするとともに、使用中ソフトウェアに対してエラーを通知し、
    (B)要求ソフトウェアの優先度が使用中ソフトウェアの優先度よりも低い場合には、要求ソフトウェアにエラーを通知することを特徴とする、情報処理端末。
  2.  ソフトウェア毎にリソースの使用状態を管理するソフトウェア別リソース状態管理部をさらに備え、
     前記リソースアクセス部は、前記実行部からリソースに対するアクセス要求を受けたときに前記ソフトウェア別リソース状態管理部を検索し、前回の使用中に一旦リソースを奪われたソフトウェアからの再度のアクセスだと判断した場合に、リソースが以前途中で奪われたことを当該ソフトウェアに通知することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  3.  前記リソースアクセス部は、優先度の高いソフトウェアが優先度の低いソフトウェアからリソースを奪ったときに、リソースを奪われたソフトウェアに対してリソースが奪われたことを通知し、その後、奪われていた当該リソースが開放されて前記優先度の低いソフトウェアが当該リソースを再度獲得したときに、当該リソースが一旦他のソフトウェアに奪われていた旨を当該ソフトウェアに通知することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  4.  前記リソースアクセス部は、優先度の高いソフトウェアが優先度の低いソフトウェアからリソースを奪う場合に、当該優先度の低いソフトウェアによって現在実行されている処理をキャンセルした後で、リソースごとにリソースのリセットが必要かどうかを判断し、リセットが必要な場合にはリセット処理をしたあとで、リソースにアクセスすることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  5.  前記リソースアクセス部は、優先度の高いソフトウェアが優先度の低いソフトウェアからリソースを奪う場合に、前記優先度の低いソフトウェアによって現在実行されている処理をキャンセルした後で、リソースごとにリソースのリセットが必要かどうかを判断し、リセットが必要な場合には予めソフトウェアによって登録された所定のリセット処理を実行した後で、前記優先度の高いソフトウェアの要求に応じてリソースにアクセスすることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理端末。
  6.  ソフトウェア毎にリソースの使用状態を管理するソフトウェア別リソース状態管理部をさらに備え、
     前記リソースアクセス部は、一旦リソースが奪われてから当該リソースが開放されたため再度当該リソースにアクセス可能になったソフトウェアのためにリソースのリセット処理を実行し、当該リセット処理は、以前リソースが奪われたときの当該リソースの使用状態を前記ソフトウェア別リソース状態管理部から読み出し、その状態にリセット処理をした後で、当該ソフトウェアの要求に応じてリソースにアクセスすることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  7.  ソフトウェアから提供される暗号化された優先度を解読する暗号解析部をさらに備え、
     前記競合判定部は、前記暗号解析部の解読結果に基づいて判定を行うことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  8.  前記競合判定部は、ソフトウェア毎に設定される優先度に加えて、ソフトウェアによってロードまたはリンクされて動作するモジュール毎に設定される優先度をも考慮して判定を行うことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  9.  前記競合判定部は、表示画面の重なりの制御を行うコンポーネントである画面制御部から各ソフトウェアの画面の順位を得て、当該情報に基づいてリソースにアクセスするための各ソフトウェアの優先度を判定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  10.  前記競合判定部は、優先度が等しい複数のソフトウェアからアクセス要求を受け付けた場合に、前記画面制御部から各ソフトウェアの画面の順位を得て、画面が最上位にあるソフトウェアに対してリソースへのアクセスを優先的に許可することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理端末。
  11.  ソフトウェアによりアクセスされる1以上のリソースを含むリソース部にアクセスするための汎用的なインターフェイスを用いて、ソフトウェアによるリソースへのアクセスを仲介するリソースアクセスステップと、
     リソースが現在使用されているかどうかを判定する使用状態判定ステップと、
     リソースを現在使用しているソフトウェアである使用中ソフトウェアの優先度を管理する使用中ソフトウェア優先度管理ステップと、
     リソースへのアクセス要求を行っているソフトウェアである要求ソフトウェアの優先度を取得する要求ソフトウェア優先度取得ステップと、
     前記使用中ソフトウェア優先度管理ステップで管理する優先度と、前記要求ソフトウェア優先度取得ステップで取得する優先度とを比較し、どちらのソフトウェアが優先されるかを判定する競合判定ステップとを備え、
     前記リソースアクセスステップでは、前記使用状態判定ステップの判定結果と前記競合判定ステップの判定結果に基づいて、
    (A)リソースが現在空いている場合、もしくは要求ソフトウェアの優先度が使用中ソフトウェアの優先度よりも高い場合には、要求ソフトウェアの要求に従ってリソースにアクセスするとともに、使用中ソフトウェアに対してエラーを通知し、
    (B)要求ソフトウェアの優先度が使用中ソフトウェアの優先度よりも低い場合には、要求ソフトウェアにエラーを通知することを特徴とする、情報処理方法。
  12.  ソフトウェア毎にリソースの使用状態を管理するソフトウェア別リソース状態管理ステップをさらに備え、
     前記リソースアクセスステップでは、一旦リソースが奪われてから当該リソースが開放されたため再度当該リソースにアクセス可能になったソフトウェアのためにリソースのリセット処理を実行し、当該リセット処理は、前記ソフトウェア別リソース状態管理ステップで管理している以前リソースが奪われたときの当該リソースの使用状態を読み出し、その状態にリセット処理をした後で、当該ソフトウェアの要求に応じてリソースにアクセスすることを特徴とする、請求項11に記載の情報処理方法。
  13.  前記競合判定ステップは、表示画面の重なりの制御を行うコンポーネントである画面制御部から各ソフトウェアの画面の順位を得て、当該情報に基づいてリソースにアクセスするための各ソフトウェアの優先度を判定することを特徴とする、請求項11に記載の情報処理方法。
  14.  前記競合判定ステップでは、優先度が等しい複数のソフトウェアからアクセス要求を受け付けた場合に、前記画面制御部から各ソフトウェアの画面の順位を得て、画面が最上位にあるソフトウェアに対してリソースへのアクセスを優先的に許可することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理方法。

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