JP2018127269A - 収納容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、クローゼットや押し入れ等の収納スペースにおける載置面積が変更可能な収納容器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る収納容器1は、第1及び第2収納部2、3と、第1及び第2収納部2、3が水平方向に並ぶ展開状態に保持可能な保持具19と、を有する。第1及び第2収納部2、3は、それぞれ、上端縁11において折り曲げ可能に互いに連設された第1及び第2仕切壁部6、9と、この各仕切壁部6、9の下端6c、9cに設けられる第1及び第2載置壁5、8と、第1及び第2載置壁5、8の周縁部から上方に突出するとともに、第1及び第2仕切壁部6、9に連結され、仕切壁部6、9とともに第1及び第2収納部2、3の周壁部をなす第1及び第2側壁7、10と、を有する。収納容器1は、保持具19が解除されることにより、第1及び第2収納部2、3が上下に積層された折畳状態へ変形可能である。
【選択図】図6
【解決手段】本発明に係る収納容器1は、第1及び第2収納部2、3と、第1及び第2収納部2、3が水平方向に並ぶ展開状態に保持可能な保持具19と、を有する。第1及び第2収納部2、3は、それぞれ、上端縁11において折り曲げ可能に互いに連設された第1及び第2仕切壁部6、9と、この各仕切壁部6、9の下端6c、9cに設けられる第1及び第2載置壁5、8と、第1及び第2載置壁5、8の周縁部から上方に突出するとともに、第1及び第2仕切壁部6、9に連結され、仕切壁部6、9とともに第1及び第2収納部2、3の周壁部をなす第1及び第2側壁7、10と、を有する。収納容器1は、保持具19が解除されることにより、第1及び第2収納部2、3が上下に積層された折畳状態へ変形可能である。
【選択図】図6
Description
本発明は、毛布、掛ふとん等の寝具類やセーター、トレーナ等の衣料品などを収納する収納容器に関する。
毛布、掛ふとん等の寝具類やセーター、トレーナ等の衣料品等を収納する収納容器としては、例えば、特許文献1に記載された収納容器が知られている。
特許文献1に記載の収納容器は、羽毛布団を収納する羽毛布団収納袋であり、羽毛布団を底面側から覆う底面部材と、羽毛布団を天面側から覆う天面部材と、前記底面部材と前記天面部材との間に前記底面部材と前記天面部材とを繋ぐ側面部材と、を備える。前記収納容器は、前記底面部材と前記天面部材と前記側面部材とにより羽毛布団を収納する収納部を形成している。
しかしながら、このような収納容器は、クローゼットや押し入れ等の収納スペースに収納する場合、底面部材の面積に応じた載置面積を確保しなければならなかった。ところが、収納スペース内には他の収納物が存し、例えば、布団収納容器など比較的広範な底面積を有するものの場合、他の収納物を再度収納し直すなど、その載置面積を確保するのに苦労する場合があった。
本発明の目的は、クローゼットや押し入れ等の収納スペースにおける載置面積が変更可能な収納容器を提供することである。
本発明に係る収納容器は、上方に開口して物品を収納し、互いに水平方向に隣接配置された第1及び第2収納部と、前記第1及び第2収納部が水平方向に並ぶ展開状態に保持可能な保持具と、を有する。前記第1及び第2収納部は、それぞれ、上端縁において折り曲げ可能に互いに連設された第1及び第2仕切壁部と、この各仕切壁部の下端に設けられ、前記物品が載置される第1及び第2載置壁と、前記第1及び第2載置壁の周縁部から上方に突出するとともに、前記第1及び第2仕切壁部に連結され、これらの仕切壁部とともに前記第1及び第2収納部の周壁部をなす第1及び第2側壁と、を有する。前記保持具が解除されることにより、前記第1及び前記第2収納部が上下に積層された折畳状態へ変形可能である。
この構成によれば、前記収納容器は、前記第1及び第2収納部が水平方向に並ぶ展開状態に保持可能な保持具を有するので、作業者は、前記保持具により前記収納容器を前記展開状態に保持することにより、物品を前記第1及び第2収納部に容易に収納することができる。さらに、クローゼットや押し入れ等の収納スペースに余裕がある場合は、前記収納容器を前記展開状態のまま収納スペースに置くことができ利便性が高い。また、上記構成によれば、前記収納容器は、前記保持具が解除されることにより、前記第1及び前記第2収納部が上下に積層された折畳状態へ変形可能である。そのため、作業者は、前記保持具を解除するだけで、前記収納容器を前記展開状態から前記折畳状態に変形させることにより、クローゼットや押し入れ等の収納スペースにおける載置面積を小さくすることができる。そのため、クローゼットや押し入れ等の収納スペースに余裕がなくても、他の収納物を動かしたり、再度収納し直したりすると言った収納スペースを確保する手間が軽減される。
上記構成において、前記保持具は、前記展開状態における第1及び第2収納部が互いに隣接する部位に連続して延びるスライドファスナであってもよい。
この構成によれば、作業者が前記スライドファスナを閉じると、前記第1及び第2側壁が互いに連結されるとともに、前記第1及び第2載置壁が互いに連結されるので、前記収納容器は、前記展開状態に保持される。特に、後述するように、第1及び第2仕切壁部が起伏可能に構成されている場合には、第1及び第2仕切壁部を倒伏させた状態においても、第1及び第2側壁、並びに、第1及び第2載置壁が隙間なく連結されているので、比較的小さな収納物が上記隙間を通じて落下するおそれがなくなり、収納にあたっての利便性が向上する。
上記構成において、前記第1仕切壁部又は第2仕切壁部と前記第1側壁又は第2側壁とを互いに着脱可能に連結する仕切壁連結具を更に有してもよい。前記第1及び第2仕切壁部は、前記仕切壁連結具による連結が解除されることにより、前記第1及び第2載置壁から立ち上がる起立姿勢と前記第1及び第2載置壁に沿う倒伏姿勢とに起伏可能であってもよい。
この構成によれば、前記第1及び第2仕切壁部は、前記仕切壁連結具による連結が解除されることにより、前記第1及び第2載置壁から立ち上がる起立姿勢と前記第1及び第2載置壁に沿う倒伏姿勢とに起伏可能である。そのため、作業者は、前記仕切壁連結具による連結を解除し、前記第1及び第2仕切壁部を前記起立姿勢から前記倒伏姿勢へ倒すと、前記第1収納部と前記第2収納部とを組み合わせた空間の大きな収納部が形成される。したがって、作業者は、前記第1及び第2仕切壁部を前記倒伏姿勢にした場合、第1及び第2収納部の容積をフル活用して、掛けふとんや敷きふとん等の大きな物品を前記収納容器に収納することができる。一方、作業者は、前記仕切壁連結具により前記第1及び第2仕切壁部と前記第1及び第2側壁とを互いに連結し、前記第1及び第2仕切壁部を前記起立姿勢にした場合、セーター等の比較的小さな物品を前記第1及び第2収納部に収納することができる。このように、作業者は、収納物の大きさに応じて前記仕切壁部を適宜変更することにより、大小様々な物品を収納容器に収納することができるので、上記収納容器は利便性が高い。
上記構成において、前記仕切壁連結具は面ファスナであってもよい。
この構成によれば、作業者は、前記面ファスナにより前記第1及び第2仕切壁部を前記起立姿勢に容易に固定することができる。一方、作業者は、前記第1及び第2仕切壁部を前記起立姿勢から前記倒伏姿勢に倒すときは、面ファスナを剥がすことで容易に対応することができる。
上記構成において、前記収納容器は、前記展開状態において前記第1及び第2収納部の各上方開口部を閉じる天面部材を有してもよい。
この構成によれば、作業者が前記収納容器を前記展開状態から前記折畳状態に変形するときに、前記第1及び第2収納部から物品が落ちてしまうことが前記天面部材によって防がれる。そのため、作業者は、物品を安定した状態で前記展開状態から前記折畳状態に前記収納容器を変形させることができる。
上記構成において、前記収納容器は、前記第1及び第2側壁に前記折畳状態において一括把持可能な一対の把持部を有してもよい。前記一対の把持部のうち少なくとも一方に、前記折畳状態において前記一対の把持部を互いに着脱可能に連結する把持連結具が設けられていてもよい。
この構成によれば、前記一対の把持部のうち少なくとも一方に、前記折畳状態において前記一対の把持部を互いに着脱可能に連結する把持連結具が設けられているので、前記収納容器は、前記一対の把持部が前記把持連結具によって連結されることにより、前記折畳状態に保持される。
本発明に係る収納容器は、クローゼットや押し入れ等の収納スペースにおける載置面積を変更可能である。
図1は、収納容器1の斜視図である。図2は、収納容器1の第1仕切壁部6の背面図である。図3は、収納容器1の第1仕切壁部6と第2仕切壁部9を示す斜視図である。図4は、収納容器1の第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とを倒伏姿勢に倒した状態を示す斜視図である。図1〜4では、説明の便宜上、紙面上での方向が用いられて収納容器1が説明される。収納容器1は、毛布、掛ふとん等の寝具類やセーター、トレーナ等の衣料品などを収納する収納袋である。収納容器1は、可撓性のあるシート状の素材で形成されている。収納容器1の素材は、特に限定されないが、例えば、低密度ポリエチレン、ランダムポリプロピレン等の合成樹脂、不織布、布および紙などを採用することができる。尚、収納容器1は、ポリカーボネートや皮等の硬い板状の素材で形成されてもよい。
収納容器1は、上方に開口して物品を収納する直方体状の第1収納部2と、第1収納部2に対して水平方向に隣接された直方体状の第2収納部3と、第1収納部2及び第2収納部3の上方開口部を一括して閉じる矩形状の天面部材17と、天面部材17を第1収納部2及び第2収納部3の上方開口部に着脱可能に連結する天面開閉用スライドファスナ18と、第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に隣接する部位に設けられ、第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に並ぶ展開状態に保持可能な展開用スライドファスナ19と、第1収納部2と第2収納部3に設けられ、各収納部2、3が上下に積層された折畳状態において一括把持可能な一対の把持部25、26と、一対の把持部25、26同士を着脱可能に連結し、第1収納部2と第2収納部3との折畳状態を保持可能な折畳用面ファスナ24と、を有する。
第1収納部2は、物品が載置される矩形状の第1載置壁5と、第1載置壁5の周縁部の第2収納部3に隣接する一辺(図例では右側の一辺)から上方に突出し、前後方向に細長い矩形状の第1仕切壁部6と、第1仕切壁部6とともに第1収納部2の周壁部をなす平面視略U字状の第1側壁7と、第1側壁7の第1仕切壁部6側の両側縁と第1仕切壁部6の前後方向の両端部とに設けられ、第1仕切壁部6を第1載置壁5から立ち上がる起立姿勢に保持可能な一対の第1面ファスナ29と、第1載置壁5の底面から第1側壁7の外側面にかけて取り付けられた補強用ベルト31と、を有し、第1仕切壁部6の上端縁11において後述する第2仕切壁部9の上端縁11に連設され、これにより、第2収納部3に対して水平方向に隣接可能に接続されている。
第1仕切壁部6は、前後両端部に保形用の芯板12が設けられている。具体的には、第1仕切壁部6は、図2に示すように、その壁面を形成する前後に細長い矩形状の仕切本体6aと、仕切本体6aの前後両端部に配置され、仕切本体6aの形状を保持する芯板12と、仕切本体6aとの間で芯板12を保持する芯板保持シート4と、を有する。
仕切本体6aは、図3に示すように、その下端縁6cにおいて第1載置壁5に縫着されている。第1仕切壁部6は、第1載置壁5と一体に形成されてもよい。
芯板12は、図2に示すように、上下方向に長い矩形状に形成されている。芯板12の上下方向の長さは、仕切本体6aの上端縁11近傍から下端縁6c近傍に至る長さになっている。芯板12の素材としては、仕切本体6aの形状を保持できるものであればいずれのものでもよく、例えば、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン(プロピレンのみが重合したホモポリマー)等の合成樹脂や紙などを挙げることができる。
芯板保持シート4は、芯板12よりも僅かに大きい上下方向に長い矩形状に形成されている。芯板保持シート4は、芯板12を仕切本体6aにより挟み込んだ状態で、周縁部が仕切本体6aに縫着されることにより、仕切本体6aに取り付けられている。これにより、芯板12が芯板保持シート4と仕切本体6aとの間で保持され、仕切本体6aが平面形状に保持される。
第1側壁7は、図4に示すように、矩形状の第1載置壁5の周縁部の第1仕切壁部6が縫着されている1辺を除く3辺全体から上方に突出するように設けられている。具体的には、第1側壁7は、第1仕切壁部6が縫着されている一辺と隣接する二辺に連結された互いに対向する一対の仕切壁隣接壁部7a、7bと、この一対の仕切壁隣接壁部7a、7bに前後各端部が連結された連結壁部7cと、を有する。
一方の仕切壁隣接壁部7aは、横方向に長い矩形状に形成されている。一方の仕切壁隣接壁部7aは、その下端縁において第1載置壁5に縫着されている。一方の仕切壁隣接壁部7aは、その壁面を形成する横方向に長い矩形状の壁面本体33と、壁面本体33の長手方向の連結壁部7c側の端部に縫着され、第1収納部2に収納されている物品を視認可能にする上下方向に長い矩形状の物品視認用窓34と、壁面本体33に縫着された把持部41と、を有する。物品視認用窓34は、柔らかい透明な樹脂により形成されている。
他方の仕切壁隣接壁部7bは、物品視認用窓34を有していない点を除き、仕切壁隣接壁部7aと同様の構成を備えているので、仕切壁隣接壁部7aと同様の構成については、仕切壁隣接壁部7aと同様の符号を付して、その説明が省略される。
連結壁部7cは、第1仕切壁部6と同様の構成を有するので、第1仕切壁部6と同様の構成については、第1仕切壁部6での説明が参酌される。連結壁部7cは、第1載置壁5と一体に形成されている。連結壁部7cの前側の側縁は、仕切壁隣接壁部7aの物品視認用窓34に縫着されている。連結壁部7cの後側の側縁は、仕切壁隣接壁部7bに縫着されている。連結壁部7cは、第1載置壁5からの突出高さにおいて一対の仕切壁隣接壁部7a、7b及び第1仕切壁部6と等しくなっている。
一対の第1面ファスナ29は、第1仕切壁部6の仕切本体6aの前後方向の両側縁に設けられた一対の第1フラップ6b(図3参照)と、一対の第1フラップ6bに縫着され、フック状に起毛された矩形状の一対の第1雄型面ファスナ13(図1、3参照)と、一対の仕切壁隣接壁部7a、7bの第1仕切壁部6側の端部に設けられ、ループ状に起毛された矩形状の一対の第1雌型面ファスナ14(図4参照)と、を有する。
一対の第1フラップ6bは上下方向に長い矩形状に形成されている。一対の第1フラップ6bは、本実施形態では仕切本体6aと一体に形成され、仕切本体6aの上端縁11から下端縁6cまで延びている。一対の第1フラップ6bは、一対の仕切壁隣接壁部7a、7bに沿うように仕切本体6aに対して直角に折り曲げられている。
一対の第1雄型面ファスナ13は、図3に示すように、一対の第1フラップ6b全体に亘って設けられている。一対の第1雄型面ファスナ13は、その周縁部が一対の第1フラップ6bに縫着されることにより、一対の第1フラップ6bに取り付けられている。
一対の第1雌型面ファスナ14は、図4に示すように、一対の仕切壁隣接壁部7a、7bの上端縁から下端縁まで延びている。一対の第1雌型面ファスナ14は、その周縁部が一対の仕切壁隣接壁部7a、7bに縫着されることにより、第1側壁7に取り付けられている。一対の第1面ファスナ29は、第1仕切壁部6と第1側壁7とを互いに着脱可能に連結する「仕切壁連結具」として例示される。
補強用ベルト31は、連結壁部7cの各芯板12の前後方向の内側の一辺に沿って一対設けられている。具体的には、2本の補強用ベルト31は、連結壁部7cの上端縁から下端縁まで延び、さらに第1載置壁5の周縁部の第1仕切壁部6が縫着されている位置まで直線状に連続して平行に延びている。2本の補強用ベルト31は、その周縁部が連結壁部7cと第1載置壁5に縫着されることにより、第1載置壁5の底面から第1側壁7の外側面にかけて取り付けられる。
第2収納部3は、第1収納部2と左右対称に構成されている点を除き、第1収納部2と同一の構成を有するので、その説明が簡略化される。第2収納部3は、第2載置壁8と、第2仕切壁部9と、第2側壁10と、一対の第2面ファスナ30と、補強用ベルト32と、を有する。第2載置壁8と、第2仕切壁部9と、第2側壁10と、一対の第2面ファスナ30と、補強用ベルト32とについては、それぞれ、第1収納部2の第1載置壁5と、第1仕切壁部6と、第1側壁7と、一対の第1面ファスナ29と、補強用ベルト32と、に対応しているため、第1収納部2での説明が参酌される。また、第1収納部2と同様の符号を付した構成についても、第1収納部2での説明が参酌される。尚、図2は、第2仕切壁部9を説明するための図としても用いられる。第2仕切壁部9の上端縁11は、上述したように、第1仕切壁部6の上端縁に折り曲げ可能に接続されている。具体的には、第2仕切壁部9は、その上端縁11において第1仕切壁部6の上端縁11に縫着され、第1仕切壁部6に重ね合わされる重合姿勢と、第1仕切壁部6と面一になる面一姿勢とに折り曲げることができるようになされている。
天面部材17は、柔軟な帯状の取付帯(図示省略)を介して第1収納部2と第2収納部3の上方開口部に取り付けられている。具体的には、第1側壁7の仕切壁隣接壁部7bの上端縁の左端近傍から第2側壁10の仕切壁隣接壁部10bの上端縁の右端近傍に亘って連続して縫着された取付帯に天面部材17の2つの長辺のうちの一方の長辺が縫着されている。これにより、天面部材17は、第1収納部2と第2収納部3の上方開口部に取り付けられている。
天面開閉用スライドファスナ18は、天面部材17の縫着部分の1辺を除く3辺に全体に亘って連続して縫着された天面側務歯18aと、連結壁部7cの上端縁と仕切壁隣接壁部7aの上端縁と仕切壁隣接壁部10aの上端縁と連結壁部10cの上端縁とに全体に亘って連続して縫着された収納部側務歯18bと、天面側務歯18aと収納部側務歯18bとを係脱させるスライダー18cと、を有する。
展開用スライドファスナ19は、水平方向に隣接する第1収納部2と第2収納部3との当接部位に連続して設けられている。具体的には、展開用スライドファスナ19は、第1収納部2に設けられた第1収納部側務歯19aと、第2収納部3に設けられた第2収納部側務歯19bと、第1収納部側務歯19aと第2収納部側務歯19bとを係脱させるスライダー19cと、を有する。
第1収納部側務歯19aは、一対の仕切壁隣接壁部7a、7bの第1仕切壁部6側の側縁と、第1仕切壁部6の下端縁6cと、に全体に亘って連続して縫着されている(図2、4参照)。
第2収納部側務歯19bは、第1収納部側務歯19aと対応する位置に設けられている。具体的には、第2収納部側務歯19bは、一対の仕切壁隣接壁部10a、10bの第2仕切壁部9側の側縁と、第2仕切壁部9の下端縁9cと、に全体に亘って連続して縫着されている。
スライダー19cは、第1収納部側務歯19aと第2収納部側務歯19bとを互いに接触させるように挟み込むことにより、第1収納部側務歯19aと第2収納部側務歯19bとに取り付けられている。これにより、スライダー19cは、スライドすることにより、第1収納部側務歯19aと第2収納部側務歯19bとを噛み合わせたり離したりすることができる。展開用スライドファスナ19は、第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に並ぶ展開状態に収納容器1を保持可能な「保持具」として例示される。
一対の把持部25、26は、第1側壁7の連結壁部7cに設けられた把持部25と、第2側壁10の連結壁部10cに設けられた把持部26と、を有する。
把持部25は、前後方向に長い矩形状に形成されている。把持部25は、2本の補強用ベルト31を介して連結壁部7cに取り付けられている。具体的には、把持部25は、その前後方向の両端部が2本の補強用ベルト31の上端部近傍に縫着されることにより、連結壁部7cに取り付けられている。これにより、作業者が把持部25を持って収納容器1を運ぶ際に把持部25から連結壁部7cに作用する力が2本の補強用ベルト31に分散され、連結壁部7cが過度に変形してしまうことを防止している。
把持部26は、把持部25と同様の構成を有するので、把持部25での説明が参酌される。
図5は、収納容器1の把持部26近傍を拡大した部分拡大斜視図である。折畳用面ファスナ24は、把持部26に縫着された略正方形状の柔軟なシート片21と、シート片21の一方の面に縫着され、フック状に起毛された前後方向に長い矩形状の雄型面ファスナ22と、シート片21の他方の面に縫着され、ループ状に起毛された前後方向に長い矩形状の雌型面ファスナ23と、を有する。
雄型面ファスナ22は、シート片21の連結壁部10cと対向する側とは反対側の面に縫着されている。雄型面ファスナ22は、前後方向に長い矩形状に形成されている。雄型面ファスナ22は、その前後方向に延びる一辺がシート片21の下縁21aに一致し、かつ、上下方向に延びる2辺がシート片21の上下方向に延びる2辺に一致するようにシート片21に配置されている。雄型面ファスナ22の上下方向の長さは、把持部26の上下方向の長さに等しくなっている。
雌型面ファスナ23は、シート片21の連結壁部10cと対向する側の面に縫着されている。雌型面ファスナ23は、雄型面ファスナ22と同形状に形成されている。雌型面ファスナ23の上下方向の長さは、把持部26の下縁26aから把持部26の上縁26bに至る長さになっている。雌型面ファスナ23の前後方向の長さは、シート片21の上下方向に延びる2辺間の長さと等しくなっている。折畳用面ファスナ24は、把持部25と把持部26とを互いに着脱可能に連結する「把持連結具」として例示される。
図6は、収納容器1の折畳方法を示す斜視図である。図7は、収納容器1の折畳状態を示す斜視図である。尚、図6では、折畳方法を分かりやすくするため天面部材17が省略されている。以上のように構成された収納容器1は、例えば、次のようにして使用される。最初に、収納容器1の展開状態、すなわち、第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に隣接した状態で保持されて使用される方法が説明される。図1、3、5、6を参照し、収納容器1の使用方法を説明する。
まず、作業者は、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とをそれぞれ第1載置壁5と第2載置壁8とから立ち上がる起立姿勢に保持する。具体的には、作業者は、一対の第1雄型面ファスナ13(図3参照)を一対の第1雌型面ファスナ14(図4参照)に貼り合せるとともに、一対の第2雄型面ファスナ15(図3参照)を一対の第2雌型面ファスナ16(図4参照)に貼り合せることにより、図1に示すように、第1仕切壁部6を第1側壁7の一対の仕切壁隣接壁部7a、7bに連結するとともに、第2仕切壁部9を第2側壁10の一対の仕切壁隣接壁部10a、10bに連結する。これにより、収納容器1は、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9が第1載置壁5及び第2載置壁8から立ち上がる起立姿勢に保持される。
次に、作業者は、収容容器1を第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に並ぶ展開状態に保持する。具体的には、作業者は、展開用スライドファスナ19のスライダー19cをスライドさせて第1収納部側務歯19aと第2収納部側務歯19bとを噛み合わせることにより、仕切壁隣接壁部7aと仕切壁隣接壁部10aとを連結し、かつ、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とを連結し、かつ、仕切壁隣接壁部7bと仕切壁隣接壁部10bとを連結し、かつ、第1載置壁5と第2載置壁8とを連結する。これにより、収納容器1は、図1に示すように、第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に並ぶ展開状態に保持される。そして、この状態で、作業者は、セーター、トレーナ等の比較的小さな物品を第1収納部2及び第2収納部3に収納する。そして、作業者は、天面開閉用スライドファスナ18のスライダー18cをスライドさせて、天面部材17を第1収納部2と第2収納部3の上方開口部に連結する。これにより、第1収納部2と第2収納部3の上方開口部が天面部材17によって閉じられる。そして、作業者は、天面開閉用スライドファスナ18のスライダー18cをスライドさせて天面側務歯18aと収納部側務歯18bとを噛み合わせることにより、第1収納部2及び第2収納部3の上方開口部を閉じる。最後に、作業者は、収納容器1を展開状態のまま把持部25と把持部26を持って運び、収納スペースに置く。
一方、作業者は、収納容器1の展開状態において、毛布や掛け布団等の比較的大きな物品を収納容器1に収納したい場合には、まず、一対の第1雄型面ファスナ13を一対の第1雌型面ファスナ14から剥がすとともに、一対の第2雄型面ファスナ15を一対の第2雌型面ファスナ16から剥がす。次に、作業者は、図4に示すように、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9を起立姿勢から第1載置壁5及び第2載置壁8に沿う倒伏姿勢に倒す。これにより、収納容器1は、第1収納部2と第2収納部3とを組み合わせた大きな空間を有する収納部を形成する。この状態で、作業者は、掛けふとんや敷きふとん等の大きな物品を収納容器1に収納する。そして、作業者は、天面開閉用スライドファスナ18のスライダー18cをスライドさせて、天面部材17を第1収納部2と第2収納部3の上方開口部を閉じる。最後に、作業者は、収納容器1を展開状態のまま把持部25と把持部26を持って運び、収納スペースに置く。
次に、クローゼットや押し入れ等の収納スペースに余裕がない場合の収納容器の使用方法が説明される。まず、図1に示すように、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9が起立姿勢に保持された状態で、作業者は、天面開閉用スライドファスナ18のスライダー18cをスライドさせて天面側務歯18aと収納部側務歯18bとを噛み合わせることにより、天面部材17を第1収納部2及び第2収納部3の上方開口部を閉じる。
次に、作業者は、展開用スライドファスナ19のスライダー19cをスライドさせることにより、第1収納部側務歯19aと第2収納部側務歯19bとの噛み合わせを解除する。これにより、仕切壁隣接壁部7aと仕切壁隣接壁部10aとの連結と、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9との連結と、第1載置壁5と第2載置壁8との連結と、仕切壁隣接壁部7bと仕切壁隣接壁部10bとの連結と、が解除される。この状態で、作業者は、図6に示すように、第1収納部2を第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9の上端縁11を支点に回動させることにより、天面部材17を中央で折り曲げて第2収納部3を第1収納部2の上に積み重ねる。
最後に、作業者は、図7に示すように、一対の把持部25、26同士を重ね合せた状態でシート片21を一対の把持部25、26に巻き付け、折畳用面ファスナ24の雄型面ファスナ22を雌型面ファスナ23(図5参照)に貼り合せることにより、一対の把持部25、26同士を連結する。これにより、収納容器1は、第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態に保持され、クローゼットや押し入れ等の収納スペースにおける載置面積が半分になる。そして、作業者は、収納容器1を折畳状態で収納スペースに置く。
一方、作業者は、第1収納部2及び第2収納部3に収納された物品を取り出したい場合には、折畳用面ファスナ24の雄型面ファスナ22を雌型面ファスナ23(図5参照)から剥がすことにより、一対の把持部25、26の連結を解除し、第1収納部2を回動させて収納容器1を展開状態にする。この状態で、作業者は、天面開閉用スライドファスナ18のスライダー18cをスライドさせて天面側務歯18aと収納部側務歯18b(図1、4参照)との噛み合わせを解除することにより、天面部材17と第1収納部2及び第2収納部3の上方開口部との連結を解除する。その後、作業者は、天面部材17を回動して第1収納部2及び第2収納部3を開き、第1収納部2及び第2収納部3から物品を取り出す。
上記収納容器1によれば、作業者は、収納容器1を第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態に保持させることができるので、クローゼットや押し入れ等の収納スペースにおける載置面積を半分にすることができる。そのため、クローゼットや押し入れ等の収納スペースに余裕がなくても、他の収納物を動かしたり、再度収納し直したりすると言った収納スペースを確保する手間が軽減される。
上記収納容器1によれば、作業者は、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9を前記倒伏姿勢にした場合、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9の容積をフル活用して、掛けふとんや敷きふとん等の大きな物品を収納容器1に収納することができる。一方、作業者は、一対の第1面ファスナ29及び一対の第2面ファスナ30により、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9と第1側壁7及び第2側壁10とを互いに連結し、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9を前記起立姿勢にした場合、セーター等の比較的小さな物品を第1収納部2及び第2収納部3に収納することができる。このように、作業者は、収納物の大きさに応じて第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9を適宜変更することにより、大小様々な物品を収納容器1に収納することができるので、上記収納容器1は利便性が高い。
上記収納容器1によれば、作業者は、第1雄型面ファスナ13を第1雌型面ファスナ14に貼り合せるとともに、第2雄型面ファスナ15を第2雌型面ファスナ16に貼り合せることにより、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9を第1載置壁5及び第2載置壁8から立ち上がる起立姿勢に容易に固定することができる。一方、作業者は、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9を起立姿勢から第1載置壁5及び第2載置壁8に沿う倒伏姿勢に倒すときは、第1雄型面ファスナ13を第1雌型面ファスナ14から剥がすとともに、第2雄型面ファスナ15を第2雌型面ファスナ16から剥がすことにより容易に対応することができる。
上記収納容器1は、第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態に保持されるときに、互いに重ね合わされた一対の把持部25、26にシート片21が巻き付けられるので、一対の把持部25、26同士の連結が強固である。そのため、収納容器1は、折畳状態に確実に保持される。
なお、以上に説明した収納容器1は、本発明の収納容器1の一実施形態であり、その具体的構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。
上記実施形態では、第1仕切壁部6及び第2仕切壁部9は、それぞれ、第1側壁7及び第2側壁10に着脱可能とされたが、第1側壁7及び第2側壁10に固定されてもよい。但し、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とが起伏可能に構成されていれば、第1収納部2と第2収納部3とを組み合わせた大きな空間を有する収納部を形成することができるので、セーター、トレーナ等の比較的小さな物品だけでなく、毛布や掛け布団などの比較的大きな物品も収納することができるようになり、利便性が向上する。
上記実施形態では、第1仕切壁部6が第1側壁7に、第2仕切壁部9が第2側壁10に着脱可能に連結されたが、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9のうちのいずれか一方が、第1側壁7と第2側壁10のうちのいずれか一方に着脱可能に連結されてもよい。
上記実施形態では、第1仕切壁部6又は第2仕切壁部9と第1側壁7又は第2側壁10とを互いに着脱可能に連結する仕切壁連結具として、一対の第1面ファスナ29と一対の第2面ファスナ30とが用いられたが、仕切壁連結具はこれに限定されない。仕切壁連結具は、第1仕切壁部6又は第2仕切壁部9と第1側壁7又は第2側壁10に着脱可能に連結できるものであればよく、例えば、スナップ、バックル及び磁石などを用いて断続的に連結するものでもよく、スライドファスナを用いて連続して連結するようにしてもよい。尚、スナップ、バックル、磁石及びスライドファスナは併用されてもよい。しかしながら、面ファスナやスライドファスナなどを用いて連続して連結する場合は、第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態においても、第1仕切壁部6と第1側壁7とが隙間なく連結されているとともに、第2仕切壁部9と第2側壁10とが隙間なく連結されているので、比較的小さな収納物が上記隙間を通じて落下するおそれがなくなり、収納にあたっての利便性が向上する。
仕切壁連結具として、スライドファスナを用いる場合は、例えば、第1フラップ6b及び第2フラップ9bの上下方向に延びる一辺にフラップ側務歯を取り付け、第1側壁7及び第2側壁10にフラップ側務歯に噛み合う側壁側務歯を取り付け、フラップ側務歯と側壁側務歯とを係脱させるスライダーをスライドさせることにより、フラップ側務歯と側壁側務歯と噛み合わせたり離したりする。
仕切壁連結具として、スナップ、バックル及び磁石などの連結具が用いられる場合は、例えば、一対の第1フラップ6b及び一対の第2フラップ9bと、第1側壁7及び第2側壁10と、にスナップ、バックル及び磁石などの連結具が取り付けられる。
上記実施形態では、展開用スライドファスナ19の第1収納部側務歯19aの一部が第1仕切壁部6の下端縁6cに設けられ、展開用スライドファスナ19の第2収納部側務歯19bの一部が第2仕切壁部9の下端縁9cに設けられることにより、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とが連結されるとともに、第1載置壁5と第2載置壁8とが連結されるようにしたが、第1収納部側務歯19aの一部が第1載置壁5の周縁部の第2載置壁8に隣接する部位に設けられ、第2収納部側務歯19bの一部が第2載置壁8の周縁部の第1載置壁5に隣接する部位に設けられることにより、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とが連結されるとともに、第1載置壁5と第2載置壁8とが連結されるようにしてもよい。
上記実施形態では、収納容器1を展開状態に保持する保持具として展開用スライドファスナ19が用いられたが、保持具はこれに限定されない。保持具は、収納容器1を第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に並ぶ展開状態に保持できるものであればよく、例えば、面ファスナ、スナップ、バックル、磁石などでもよい。しかしながら、スライドファスナを用いる場合は、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とを倒伏させた状態においても、第1側壁7と第2側壁10、並びに、第1載置壁5と第2載置壁8とが隙間なく連結されているので、比較的小さな収納物が上記隙間を通じて落下するおそれがなくなり、収納にあたっての利便性が向上する。
保持具として、面ファスナ、スナップ、磁石などの保持具が用いられる場合は、第1収納部2と第2収納部3とが水平方向に隣接する部位、例えば、第1仕切壁部6と第2仕切壁部9とが向かい合う面に面ファスナ、スナップ、磁石などの保持具が設けられる。この場合、面ファスナ、スナップ、磁石などの保持具は、1つでもよく、複数あってもよい。
保持具として、バックルが用いられる場合は、例えば、一対の仕切壁隣接壁部7a、7bの第1仕切壁部6側と、第1載置壁5の第1仕切壁部6側と、にベルトを取り付け、各ベルトを留めるバックルを一対の仕切壁隣接壁部10a、10bの第2仕切壁部9側と、第2載置壁8の第2仕切壁部9側と、に取り付ける。
上記実施形態では、一対の把持部25、26を互いに着脱可能に連結する把持連結具として折畳用面ファスナ24が用いられたが、把持連結具はこれに限定されない。把持連結具は、収納容器1を第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態に保持できるものであればよく、例えば、スナップ、バックル、磁石などでもよい。この場合、スナップ、バックル、磁石などの連結具は、例えば、シート片21に取り付けられる。
上記実施形態では、収納容器1は、一対の把持部25、26同士が連結されることにより、第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態に保持されたが、第1側壁7と第2側壁10とが連結されることにより、折畳状態に保持されるようにしてもよい。この場合、第1収納部2と第2収納部3とが上下に積層された折畳状態に保持する保持具としては、例えば、面ファスナ、バックル、スナップ、磁石、スライドファスナなどを用いることができる。しかしながら、一対の把持部25、26同士を連結する場合は、既に設けてある一対の把持部25、26が利用されるため、一対の把持部25、26同士をシート片21により強固に連結しつつ、部品点数を少なく済ますことができる。そのため、製造コストが低減される点で好ましい。
第1側壁7と第2側壁10とが連結されることにより、収納容器1が折畳状態に保持される場合、面ファスナ、バックル、スナップ、磁石、スライドファスナなどの保持具は、例えば、第1側壁7の連結壁部7cと第2側壁10の連結壁部10cに取り付けられる。尚、面ファスナ、バックル、スナップ、磁石、スライドファスナなどの保持具は、天面部材17に設けられてもよい。
上記実施形態では、折畳用面ファスナ24はシート片21を有するが、シート片21は省略されてもよい。この場合、例えば、雄型面ファスナ22は把持部25に取り付け、雌型面ファスナ23は把持部26に取り付けるようにしてもよい。このようにすると、雄型面ファスナ22と雌型面ファスナ23とを貼り合せるだけで一対の把持部25、26同士を連結することができるので、収納容器1を折畳状態に保持する作業が容易になり好ましい。尚、雄型面ファスナ22と雌型面ファスナ23に代えて、スナップ、バックル、磁石などの連結具が一対の把持部25、26に取り付けられてもよい。
上記実施形態では、第1収納部2及び第2収納部3は、1枚の天面部材17によって一括して閉じられたが、第1収納部2と第2収納部3とを別々の天面部材によって閉じられるようにしてもよい。この場合、第1収納部2を閉じる天面部材と第2収納部3を閉じる天面部材のそれぞれにスライドファスナが設けられる。例えば、第1収納部2を閉じる天面部材の縫着部位となる1辺を除く3辺に全体に亘って務歯を取り付け、この務歯に噛み合う務歯を第1側壁7の上端縁と第1仕切壁部6の上端縁11に全体に亘って取り付ける。さらに、第2収納部3を閉じる天面部材の縫着部位となる1辺を除く3辺に全体に亘って務歯を取り付け、この務歯に噛み合う務歯を第2側壁10の上端縁と第2仕切壁部9の上端縁11に取り付ける。
1 収納容器
2 第1収納部
3 第2収納部
5 第1載置壁
6 第1仕切壁部
6c 下端
7 第1側壁
8 第2載置壁
9 第2仕切壁部
9c 下端
10 第2側壁
11 上端縁
17 天面部材
19 展開用スライドファスナ
24 折畳用面ファスナ
25 把持部
26 把持部
29 一対の第1面ファスナ
30 一対の第2面ファスナ
2 第1収納部
3 第2収納部
5 第1載置壁
6 第1仕切壁部
6c 下端
7 第1側壁
8 第2載置壁
9 第2仕切壁部
9c 下端
10 第2側壁
11 上端縁
17 天面部材
19 展開用スライドファスナ
24 折畳用面ファスナ
25 把持部
26 把持部
29 一対の第1面ファスナ
30 一対の第2面ファスナ
Claims (6)
- 上方に開口して物品を収納し、互いに水平方向に隣接配置された第1及び第2収納部と、前記第1及び第2収納部が水平方向に並ぶ展開状態に保持可能な保持具と、を有し、
前記第1及び第2収納部は、それぞれ、上端縁において折り曲げ可能に互いに連設された第1及び第2仕切壁部と、この各仕切壁部の下端に設けられ、前記物品が載置される第1及び第2載置壁と、前記第1及び第2載置壁の周縁部から上方に突出するとともに、前記第1及び第2仕切壁部に連結され、これらの仕切壁部とともに前記第1及び第2収納部の周壁部をなす第1及び第2側壁と、を有し、
前記保持具が解除されることにより、前記第1及び前記第2収納部が上下に積層された折畳状態へ変形可能であることを特徴とする収納容器。 - 前記保持具は、前記展開状態における第1及び第2収納部が互いに隣接する部位に連続して延びるスライドファスナであることを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
- 前記第1仕切壁部又は第2仕切壁部と前記第1側壁又は第2側壁とを互いに着脱可能に連結する仕切壁連結具を更に有し、
前記第1及び第2仕切壁部は、前記仕切壁連結具による連結が解除されることにより、前記第1及び第2載置壁から立ち上がる起立姿勢と前記第1及び第2載置壁に沿う倒伏姿勢とに起伏可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納容器。 - 前記仕切壁連結具は、面ファスナであることを特徴とする請求項3に記載の収納容器。
- 前記展開状態において前記第1及び第2収納部の各上方開口部を閉じる天面部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の収納容器。
- 前記第1及び第2側壁には、前記折畳状態において一括把持可能な一対の把持部が設けられ、
前記一対の把持部のうち少なくとも一方に、前記折畳状態において前記一対の把持部を互いに着脱可能に連結する把持連結具が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017023280A JP2018127269A (ja) | 2017-02-10 | 2017-02-10 | 収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017023280A JP2018127269A (ja) | 2017-02-10 | 2017-02-10 | 収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018127269A true JP2018127269A (ja) | 2018-08-16 |
Family
ID=63173565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017023280A Pending JP2018127269A (ja) | 2017-02-10 | 2017-02-10 | 収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018127269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020164237A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 广州雅松智能設備有限公司 | サイズ可変なパッキン箱 |
-
2017
- 2017-02-10 JP JP2017023280A patent/JP2018127269A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020164237A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 广州雅松智能設備有限公司 | サイズ可変なパッキン箱 |
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Date | Code | Title | Description |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
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