JP2018127267A - スパウト付きパウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 注出口部に埃が付着したり、人の手に触れたりすることを防止でき、開封時に液体内容物の漏れがないスパウト付きパウチを提供することにある。
【解決手段】 筒部と筒部に連設するフランジ部とフランジ部に連設する接合部と接合部に連設する導管部を備えたスパウトと、内容物を収容する収容部とスパウトの筒部を収容する筒部収容部に区画する仕切り部を備えたパウチ本体とを備え、スパウトがパウチ本体内に収容されると共に、スパウトの接合部がパウチ本体の仕切り部に内容物を注出可能に接合されたスパウト付きパウチであって、スパウトの導管部は第一導管部と第二導管部からなり、第一導管部は接合部に連設され第二導管部は下端に閉塞部を備え、第一導管部と第二導管部が連結される部分に第一導管部と第二導管部を分離する分離手段を備えていることを特徴とするスパウト付きパウチである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スパウト付きパウチに関し、さらに詳しくは、当該パウチ内に充填された液体内容物を吸飲または注出するためのスパウトを内蔵したスパウト付きパウチに関する。
従来、熱融着性樹脂を用いた熱融着性樹脂層にバリア性を有する中間層や耐熱性を有する基材層等を積層した積層体(フレキシブル包材)を用いたパウチ(包装袋)に例えば、ジュース類、スポーツドリンク、栄養ドリンク剤、飲料水、お茶、コーヒー飲料、ゼリー状飲料等の比較的粘性の低い液状物等を充填し、この液状物を吸飲または注出するためのストローやスパウト(注出装置、注出口)を備えた多様のスパウト付きパウチが使用されている。このようなスパウト付きパウチは、軽量で持ち運びやすく、しかも変形自在で取り扱い易いことから、フレキシブル包材からなる自立袋、カゼット袋、その他等の種々の形態からなるプラスチックを主体としたパウチが使用され、さらには、開封が簡単であり、かつ、液体内容物を容易に飲用あるいは容易に注出できる構成を備えている。
このような構成を備えた袋として、ストロー部を袋状容器に内蔵した袋状容器が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この袋状容器は、ストロー部が袋状容器に内蔵されているが、ストロー部の吸口部となる上部は袋状容器から突出して露出している。この突出した部分にキャップが装着されているものの、輸送中、保管中、または店頭販売中に突出した部分に埃が付着したり、人の手に触れたりする恐れがあり、キャップで覆われていないストロー部の外周が不衛生になりやすいという問題がある。
一方、上部にストロー保持部が形成された袋状容器にストローを途中で折り曲げた状態でストロー保持部に内蔵しておき、飲用の際、袋状容器を引裂きストロー保持部を開口し、その開口より折り曲げた状態のストローを手で摘まんでストローの開口端を引き出し、液体内容物を吸飲する構成のストロー入り飲料用袋状容器が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2のストロー入り飲料用袋状容器は、ストローが袋状容器に内蔵されているので、外部からの埃が付着したり、人の手に触れたりすることが防げ、特許文献1より衛生的に優れている。しかし、特許文献2のストロー入り飲料用袋状容器は、折り曲げた状態でストローが内蔵されているのでストローが取り出しにくいという問題がある。さらに、ストローは液体内容物で濡れているので手が汚れるという問題がある。
一方、上部に細幅状の鉛直方向に延びる首部を備え、下部にガセット部を備えた袋状の飲料容器にストローが内蔵された袋状の飲料容器が知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3の袋状の飲料容器は、ストローの上部が首部内に位置し、首部とガセット部の間にストローを保持する保持部を備え、保持部の位置で袋状容器を引裂き、首部を取り除き、露出したストローより吸飲するものである。したがって、ストローの吸口部分は首部で被覆されているので衛生的であり、ストローも引き出す必要がないので便利なものである。しかし、ストローはガセット部内と首部内とを連通させているので輸送中に加わる振動や外力、あるいは、物流や販売でのハンドリング等によりガセット部に収容された液体内容物が首部の中に漏れることがある。さらに、ストローは首部の保持部で袋状容器に密接されているだけで接合されていないために袋状容器に振動や外力が加わったとき、液体内容物が首部の中に漏れることがある。その結果、保持部の位置で袋状容器を引裂いたとき、首部の中に漏れた内容物の液体が飛散し、周りを汚したり、衣服を汚したりすることがある。
特開平11−152152号公報 特開平8−337255号公報 特開2002−68311号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは輸送中、保管中、または店頭販売中に注出口の部分に埃が付着したり、人の手に触れたりすることを防止でき、開封時に液体内容物の漏れがないスパウト付きパウチを提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するためになされたものであり、請求項1に記載の本発明は、内容物を注出する筒部と、筒部の下方に連設するフランジ部と、フランジ部の下方に連設する接合部と、接合部の下方に連設する導管部を備えたスパウトと、内容物を収容する収容部とスパウトの筒部の側を収容する筒部収容部に区画する仕切り部を備えたパウチ本体と、を備え、スパウトがパウチ本体内に収容されると共に、スパウトの接合部がパウチ本体の仕切り部に内容物を注出可能に接合されたスパウト付きパウチであって、前記スパウトの前記導管部は、第一導管部と第二導管部からなり、前記第一導管部の上端は前記接合部に連設され、前記第二導管部は下端に閉塞部を備え、下端が閉塞されており、前記第一導管部と前記第二導管部が連結される部分に前記第一導管部と前記第二導管部を分離する分離手段を備えていることを特徴とするスパウト付きパウチである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のスパウト付きパウチにおいて、前記パウチ本体の前記筒部収容部の側に前記仕切り部に沿って開封用切取線が設けられていることを特徴とするものである。
本発明のスパウト付きパウチによれば、輸送中、保管中、または店頭販売中に注出口の部分に埃が付着したり、人の手に触れたりすることを防止でき、開封時に液体内容物の漏れがないものとできる。
本発明に係るスパウト付きパウチの一実施形態を示し、一部切り欠いた斜視図である。 本発明に係るスパウト付きパウチのスパウトを示し、(イ)は図1のA−A線におけるスパウトの断面図であり、(ロ)はスパウトの底面図である。 本発明に係るスパウト付きパウチの分離手段についてその他の例を示す拡大断面図である。 本発明に係るスパウト付きパウチのパウチ本体の積層構成を示す断面図である。 本発明に係るスパウト付きパウチの開封方法を説明する説明図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係るスパウト付きパウチの一実施形態を示し、一部切り欠いた斜視図、図2は本発明に係るスパウト付きパウチのスパウトを示し、(イ)は図1のA−A線におけるスパウトの断面図であり、(ロ)はスパウトの底面図、図3は本発明に係るスパウト付きパウチの分離手段についてその他の例を示す拡大断面図、図4は本発明に係るスパウト付きパウチのパウチ本体の積層構成を示す断面図、図5は本発明に係るスパウト付きパウチの開封方法を説明する説明図であり、図中の1はスパウト付きパウチ、10はパウチ本体、11、12は胴部材、13は底部材、14は熱融着部、15は仕切り部、16は収容部、17は筒部収容部、17aは切取片、18は開封用切取線、19はノッチ、20はスパウト、21は筒部、21aは注出口、22はフランジ部、23は接合部、24は導管部、25は第一導管部、25’は分離された第一導管部、25aは凹部、26は第二導管部、26’は分離された第二導管部、26aは閉塞部、26bは凸部、27は分離手段、30は積層体、31は外層、32は中間層、33は内層、Hは分離位置表示部をそれぞれ示す。
図1は本発明に係るスパウト付きパウチの一実施形態を示し、一部切り欠いた斜視図である。図1に示すように本発明のスパウト付きパウチ1は、内容物を注出する筒部21と、筒部21の下方に連設するフランジ部22と、フランジ部22の下方に連設する接合部23と、接合部23の下方に連設する導管部24を備えたスパウト20と、内容物を収容する収容部16とスパウト20の筒部21の側を収容する筒部収容部17に区画する仕切り部15を備えたパウチ本体10と、を備え、スパウト20がパウチ本体10内に収容されると共に、スパウト20の接合部23がパウチ本体10の仕切り部15に内容物を注出可能に接合されている。
図2は本発明に係るスパウト付きパウチ1のスパウト20を示し、図1のA−A線におけるスパウト20の断面図であって、図1においてスパウト20の左右方向の中心位置で対向する胴部材11側から胴部材12側に切断した図である。図2に示すようにスパウト20は、上端に注出口21aを備えた筒部21と、筒部21の下方に連設するフランジ部22と、フランジ部22の下方に連設する接合部23と、接合部23の下方に連設する導管部24を備えている。フランジ部22は筒部21の外周より鍔状に外方に延設された構成である。フランジ部22より下方には平面視略舟形状の接合部23が連設され、接合部23の中央部は、筒部21の中空の内壁が下方に延設されており、中空の管状となっている。接合部23は、図2(ロ)に示した断面図のように中央から上下方向(図1の左右方向)の両側縁に向けて漸次厚みが薄くなっており、平面視略舟形状である。そうすることにより、パウチ本体10を構成する積層体30(図3参照)からなる2枚の胴部材11、12の間に接合部23を挟持させ、例えば、ヒートシールにより熱融着して接合したとき、接合部23をパウチ本体10に密接して取り付けられるので液漏れの恐れがなく好ましい。なお、スパウト20は、図2(ロ)に示した上下方向が図1に示したパウチ本体10の左右方向に取り付けられるものである。
図2(イ)に示すように接合部23の下方に連設された導管部24は、第一導管部25と第二導管部26とからなり、第一導管部25の上端は接合部23の下端に連設され、第一導管部25の下端は第二導管部26の上端と連結している。第二導管部26は下端に閉塞部26aを備えている。スパウト20は筒部21、接合部23、第一導管部25に連結された第二導管部26を備えた導管部24が中空の管状で連通しており、第二導管部26の下端に備えた閉塞部26aで閉塞されている。下端が閉塞されていることにより収容部16と筒部収容部17は隔離されている。導管部24において、第一導管部25と第二導管部26が連結される部分に第一導管部25と第二導管部26を分離するための分離手段27を備えている。図2は分離手段27として第一導管部25の下端に管状の内側に凹部25aを設け、第二導管部26の内側に凸部26bを設け、第二導管部26の凸部26bを第一導管部25の凹部25aに嵌合させ、第一導管部25と第二導管部26が水密に封止され連結された例を示した。なお、第一導管部25を凸部とし、第二導管部26を凹部にしてもよい。第一導管部25と第二導管部26を水密に封止された状態にすることが重要である。
図3は、本発明に係るスパウト付きパウチ1の分離手段27についてその他の例を示す拡大断面図であり、図2の円内拡大図である。分離手段27としては、第一導管部25と第二導管部26が容易に分離されるものであればよい。図3(イ)は、第一導管部25、第二導管部26を別体とし、第一導管部25の下端に管状の内側に凹部25aを設け、第二導管部26の内側に凸部26bを設け、第二導管部26の凸部26bを第一導管部25の凹部25aに嵌合させるが、さらに、嵌合され互いに対向する左右方向の面において、第一導管部25の凹部25aに窪みを設け、第二導管部26の凸部26bに突起を設けている。第一導管部25と第二導管部26を嵌合させたとき、窪みと突起が噛み合い、第二導管部26の脱落防止が確実に行えるので好ましい形態である。また、窪みを第二導管部26に設け、突起を第一導管部25に設ける構成としてもよい。図3(ロ)は、第一導管部25と第二導管部26が分離手段27を介して連設されており、分離手段27として導管部24の厚み方向に厚みが薄くなった薄肉部が外周に設けられている。薄肉部を導管部24の外周に設けることにより、後述するが、分離手段27の部分を折り曲げることにより第一導管部25と第二導管部26を容易に分離することができる。図3(ハ)は、分離手段27として薄肉部の替わりにスリットを設けたものである。スリットは導管部24の外側から内側に向う切込を外周に形成したものである。なお、図示しないが、分離手段27を設ける位置に第一導管部25と第二導管部26を連設するヒンジ部を設けてもよい。
スパウト20は、樹脂を成形金型内に射出して形成するインジェクション成形法により成形品として形成される。スパウト20に用いる樹脂は、後述するパウチ本体10を構成する積層体30の内層33(図3参照)の樹脂とヒートシールによって相互に熱融着する樹脂が用いられ、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体が挙げられる。レトルト殺菌処理を行う場合にはポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体が好ましい。
パウチ本体10は、図4に示すように表面の外層31、中間層32、内面に熱融着性樹脂からなる内層33を備えた積層体30が用いられる。そして、例えば、図1に示す自立袋のように2枚の積層体30からなる胴部材11、12と底部材13からなり、胴部材11、12の内層33同士を対向させて配置し、底部材13の内層33が外側になるように山折りし胴部材11、12の間に挿入し、周縁を熱融着部14で熱融着させる。上部の熱融着部14と下部の熱融着部14の間に上部の熱融着部14に近い側に胴部材11と胴部材12の内層33の間にスパウト20の接合部23を挟持させ熱融着し仕切り部15を形成すると共にスパウト20が取り付けられて構成されている。仕切り部15において、接合部23と接合されている部分以外は胴部材11と胴部材12の内層33同士が熱融着されている。仕切り部15により収容部16と筒部収容部17は区画され、さらにスパウト20の導管部24は閉塞部26aを備えているので収容部16と筒部収容部17は隔離された状態となっている。そして、スパウト20の筒部21及び注出口21aは筒部収容部17内に密封されているので内容物が充填された製品となったとき、製品の輸送中、保管中、または店頭販売中に筒部21、注出口21aに埃が付着したり、人の手に触れたりすることを防止できるので衛生性に優れ、また、筒部収容部17は収容部16と隔離状態が維持できるので筒部収容部17には液体内容物が浸入することがなく、開封時に液体内容物の漏れがないものとできる。また、図1にはパウチ本体10は胴部材11、12と底部材13からなる自立袋の例を示したが、これに限定されず、ガセット袋や三方袋、四方袋等の平袋の形態にすることもできる。
パウチ本体10を構成する積層体30は、外層31、中間層32、内層33を、例えば、ウレタン系等のドライラミネート用接着剤を用いて積層するドライラミネーション法やポリオレフィン系樹脂等を熱溶融押出しして積層する押出しラミネーション法により積層することができる。レトルト殺菌処理がある場合にはドライラミネーション法が好ましい。外層31は、パウチ本体10を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の二軸延伸フィルム等を用いることができる。あるいは、上記のフィルムにアルミニウム、または、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物を蒸着して蒸着層を設けたものを用いることができる。通常、外層31には印刷が施されることが多く、印刷適性が必要であるから二軸延伸フィルムが好ましい。外層を構成するフィルムの厚さとしては、基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよいのであって、コストなどを勘案して決めればよいが、通常、9〜50μm程度である。
中間層32には、剛性や遮光性あるいはガスバリア性等が包装条件、輸送条件、内容物の保護機能条件により要求される場合に設けるものであり、上記外層31に用いられるフィルムや上記蒸着層を設けたフィルム、アルミニウム、鉄等の金属箔等が使用できる。また、これらのフィルム等を一種以上、組合わせて積層したものでもよい。また、要求品質により中間層32を省略することもできる。
内層33としては熱融着性樹脂が用いられ、レトルト殺菌処理の場合には、未延伸のポリプロピレンやポリプロピレンにエラストマー成分をブレンドした未延伸ポリプロピレン(CPP)、高密度ポリエチレン(HDPE)等が使用できる。ボイル処理の場合には低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の未延伸フィルムが使用される。パウチ本体10を構成する積層体30の2〜3の具体例を示す。
PET/DL/AL/DL/ON/DL/CPPまたはLLDPE
PET/DL/ON/DL/AL/DL/CPPまたはLLDPE
VMPET/DL/ON/DL/CPPまたはLLDPE
PET/DL/VMON/DL/CPPまたはLLDPE
VMPET/DL/CPPまたはLLDPE
VMON/DL/CPPまたはLLDPE
PET :二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
ON :二軸延伸ナイロンフィルム
AL :アルミニウム箔
VMPET:酸化珪素または酸化アルミを蒸着したPET
VMON :酸化珪素または酸化アルミを蒸着したON
CPP :未延伸ポリプロピレンフィルム
LLDPE:線状低密度ポリエチレン
DL :接着剤(ドライラミネーション法)
また、本発明のスパウト付きパウチ1は、図1に示すようにパウチ本体10の筒部収容部17の側に仕切り部15の上縁に沿って開封用切取線18が設けられ、開封用切取線18の両端の熱融着部14には外縁から内側にV字状のノッチ19が設けられている。このような構成とすることにより、スパウト付きパウチ1はノッチ19を起点として開封用切取線18より容易に開封することができ注出口21a及び筒部21を露出させることができるので好ましい。
開封用切取線18を設ける方法としては、例えば、加熱された熱針を押圧するニードルパンチ法やエンボスロール法等を用いてフィルムを溶融し、穿孔する熱溶融穿孔法、ナイフ、カッター等を用いる物理的穿孔法、レーザービーム加工、コロナ放電、プラズマ放電等の加工法等の方法が挙げられる。
開封用切取線18の切目の形状としては、直線状、曲線状、ミシン目線状、破線状等の任意の形状でよく、その本数は、一本または複数本でもよい。また、切目の構造は、貫通孔、ハーフカットの状態あるいはそれらが混在する状態のいずれの状態でもよい。なお、ハーフカットにする場合には、例えば、パルス発振型レーザーにより刻設することができ、パルス発振型レーザーの波長を選択することで、外層31のみに開封用切取線18を刻設することもできる。また、パウチ本体10には、導管部24に設けられた分離手段27の位置が外から視認できるように分離位置表示部Hが形成されている。
本発明のスパウト付きパウチ1の製造方法の一例を示すと、例えば、図1に示すような自立袋タイプのパウチ本体10の上端を未融着の開口を有する状態で内容物をパウチ本体10内に充填し、つぎにスパウト20をパウチ本体10に装入し、胴部材11と胴部材12の間に挟持させ所定の位置で接合部23と胴部材11、12の内層33をヒートシール(熱融着)することにより仕切り部15を形成し、さらに上端を熱融着部14でヒートシールして筒部収容部17で筒部21を密封しスパウト20がパウチ本体10に内蔵され、内容物が充填されたスパウト付きパウチが製造される。その後、例えば、レトルト殺菌処理を行うことにより、包装製品が完成する。
図5は本発明に係るスパウト付きパウチ1の開封方法を説明する説明図であり、図5を参照しながらスパウト付きパウチ1の開封方法を説明する。内容物が充填されたスパウト付きパウチ1は、先ず、分離手段27が形成された位置、すなわち、分離位置表示部Hでパウチ本体10とスパウト20を上下に二つ折りする。その様子を図5(イ)、(ロ)に示す。すると、パウチ本体10に内蔵されたスパウト20は第一導管部25と第二導管部26の嵌合状態が解除され、第二導管部26のみが第一導管部25から外れて底部材13の上に落下する。その後、パウチ本体10を元の正立した状態に戻し、ノッチ19より開封用切取線18に沿って胴部材11、12を引裂き開封する。そして、切り取られた切取片17aを取り除くと図5(ハ)に示すようにスパウト20の筒部21及び注出口21aが露出し、導管部24は閉塞状態が解除されているので注出口21aと収容部16は連通状態となっており、注出口21aより内容物を飲用することができる。注出口21a及び筒部21は開封するまでは筒部収容部17で保護されているので飲用の際、衛生的である。また、筒部収容部17は収容部16と隔離されているので内容物の液体がない状態であり、開封の際、内容物の液体が飛散することがなく、周囲や衣服を汚すことがない。
本発明のスパウト付きパウチ1は、レトルト殺菌処理ができ、栄養剤ドリンク、スープ類、コーヒー飲料、ゼリー状飲料等の内容物が収納でき、特にレトルト殺菌処理できる用途にも適用できる。
なお、今まで説明してきた一実施形態は、本発明に係るスパウト付きパウチの代表的な実施例を挙げたものであって、本発明に係るスパウト付きパウチはこれに限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものは、すべて本発明に含まれるものである。
1 スパウト付きパウチ
10 パウチ本体
11、12 胴部材
13 底部材
14 熱融着部
15 仕切り部
16 収容部
17 筒部収容部
17a 切取片
18 開封用切取線
19 ノッチ
20 スパウト
21 筒部
21a 注出口
22 フランジ部
23 接合部
24 導管部
25 第一導管部
25’ 分離された第一導管部
25a 凹部
26 第二導管部
26’ 分離された第二導管部
26a 閉塞部
26b 凸部
27 分離手段
30 積層体
31 外層
32 中間層
33 内層
H 分離位置表示部

Claims (2)

  1. 内容物を注出する筒部と、筒部の下方に連設するフランジ部と、フランジ部の下方に連設する接合部と、接合部の下方に連設する導管部を備えたスパウトと、
    内容物を収容する収容部とスパウトの筒部の側を収容する筒部収容部に区画する仕切り部を備えたパウチ本体と、
    を備え、スパウトがパウチ本体内に収容されると共に、スパウトの接合部がパウチ本体の仕切り部に内容物を注出可能に接合されたスパウト付きパウチであって、
    前記スパウトの前記導管部は、第一導管部と第二導管部からなり、前記第一導管部の上端は前記接合部に連設され、前記第二導管部は下端に閉塞部を備え、下端が閉塞されており、前記第一導管部と前記第二導管部が連結される部分に前記第一導管部と前記第二導管部を分離する分離手段を備えていることを特徴とするスパウト付きパウチ。
  2. 前記パウチ本体の前記筒部収容部の側に前記仕切り部に沿って開封用切取線が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付きパウチ。
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CN113928739A (zh) * 2021-09-06 2022-01-14 浙江理工大学 一种可变色和口味互搭的趣味饮料包装

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CN113928739A (zh) * 2021-09-06 2022-01-14 浙江理工大学 一种可变色和口味互搭的趣味饮料包装

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