JP2018126702A - 精米機 - Google Patents

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Abstract

【課題】精米かごと米容器とを互いに螺着固定した一体構成体と、精米機本体側に取り付ける糠容器とを水平回転方向に対して一体的に固定し、かつ上下方向には遊嵌する構成とし、精米機本体に取り付ける糠容器が固着した場合にも、一体構成体を取り外す操作をすることで糠容器の固着を解消できる精米機を提供する。【解決手段】精米機本体ケース1に糠容器10を取り付けておき、この糠容器10に対して一体構成体の精米かご12を収容しながら嵌め込んで固定する。糠容器10には開口部の上縁に突起片30を立設していて、これに対する精米かご12と米容器19には糠容器10の突起片30に対応する係合溝31,33を備えている。精米かご12と米容器19の係合溝31,33が同じ位置となって共通の係合溝を形成して、この共通の係合溝に糠容器10の突起片30を挿入しながら糠容器10と一体構成体との取り付ける、また取り外しもができる。【選択図】図3

Description

本発明は、家庭で玄米を搗精する精米機に関するものであり、特に、玄米を対流させて精米を行う方式の精米機に関する。
玄米を攪拌し対流させて精米を行う方式の精米機として、特許文献1などに示される装置が知られている。この装置は、玄米が投入される金属製網状材の精米容器と、この精米容器を内側に収容する糠容器と、精米容器の底部に設けられる精米羽根と、糠容器の上面に取り付けられる蓋体とを備え、精米羽根を回転させることで精米容器内で玄米を対流させ、米同士もしくは米と精米容器内面との摩擦により玄米の糠層を剥離するものである。
このような対流式精米機においては、精米動作中の安全を図るため、糠容器の上面に蓋体が取り付けられて初めて装置の動作開始スイッチが機能する安全対策が施されている。精米動作中は精米羽根の回転が伴うことから、回転する精米羽根や対流する玄米を露出させないようにする配慮である。
特許文献1に開示される従来装置では、内側に精米容器を収容した糠容器を精米機本体に装着したときに、糠容器と横並びとなる形で精米機本体内にモータが配置されており、そのモータを収容している精米機本体のモータ収容部が糠容器に取り付けられた蓋体とほぼ同じ高さ位置となる形状を呈している。そして、精米機本体の上部には、蓋体を固定するロック機構部が具備されており、糠容器を覆う蓋体をそのロック機構部に固定するようにしている。さらに、蓋体を精米機本体側のロック機構部に固定すると同時にロック機構部に押圧センサーを備え、蓋体を固定して押圧センサーに当接することによって蓋体が取り付けられたものとして判断を行っている。
このように従来の装置では、糠容器の上部に取り付けられた蓋体の固定と取り付け有無の検出を精米機の上部において行っており、精米機本体における上部構造の複雑化を招いていた。また、精米機本体の少なくとも一部が糠容器に被せた蓋の高さ位置まで達する形状となっており、モータを糠容器の側方に配置してそれを本体ケーシングで覆う構造とすることにより、モータを収容するという目的と精米機本体を立ち上げ形状とする目的との両立を図っていた。そのため、精米機本体が大型化していた。
そこで、本出願人は特願2016−237065号において、米を収容したカップ型米容器の上面に精米かごを螺着し、その一方で精米機本体の上部には予め糠容器を取り付けておき、米容器と精米かごとを一体化した一体構成体を上下反転させて糠容器の内部に装着する精米機を提案した。同発明では、精米機本体の上部に糠容器を上に開口した状態で取り付け、その糠容器の内部に精米かごを収容する形で一体構成体を載置しており、一体構成体の外側面に具備する凸部を精米機本体の上部に形成された溝部に係合することで、一体構成体を精米機本体側にロックするとともに一体構成体が取り付けられたことを検出するようにしている。このような構造により、精米機全体として見たときに、精米機のほぼ下半分が精米機本体となり、ほぼ上半分が伏せたカップ状の米容器となる。そして、精米機本体と米容器との接合箇所をロック機構部としている。従って、モータを収容した精米機本体の上に米容器を伏せて取り付ける全体構造となることから、精米機全体の大きさを小型化することが可能となっている。
特願2016−237065号に示す構成の精米機において、精米機本体の上部に取り付けた糠容器は、通常は水平方向に回動可能な状態となっているが、まれに、糠容器と精米機本体側の糠容器取付部との間の接触箇所に糠等の異物が挟まり、糠容器が固着する事態が発生することがあった。そのようなケースが発生すると、精米動作が終了して糠容器に取り付けていた一体構成体を取り外そうとした場合に問題が発生することになる。
すなわち、糠容器と一体構成体との組み合わせ構造が、糠容器に対して一体構成体を載置するのではなく、糠容器に嵌め込むようにして一体構成体を取り付ける構造を採用していた場合、糠容器が固着することによって、糠容器に嵌着している一体構成体の精米かごも糠容器とともに固着された状態となる。その状態で、一体構成体を精米機本体から取り外そうとして一体構成体の米容器部分を持って反時計方向に回すと、精米かごの部分が固着されていることから米容器の螺着が解かれる形となり、その結果、精米かごが精米機本体側に残ったまま米容器が外れ、その内部に収容していた米が外にこぼれて散乱するという事態を引き起こすのである。
特開2000−126625号公報
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、精米かごと米容器とを互いに螺着固定した一体構成体と、精米機本体側に取り付ける糠容器とを水平回転方向に対して一体的に固定し、かつ上下方向には遊嵌する構成とし、精米機本体に取り付ける糠容器が固着した場合にも、一体構成体を取り外す操作をすることで糠容器の固着を解消することが可能な精米機を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために本発明は、底面に回転羽根を備え、米粒より細かい排糠口を複数有する除糠部と、前記除糠部の上面を覆って取着されるカップ形状の米容器と、前記除糠部を収容し除糠部から排出される糠を受ける糠容器と、前記糠容器の底面を貫通し前記除糠部の回転羽根と連携する回転軸と、前記回転軸を駆動するモータと、前記モータを収容する本体ケースとを備える精米機において、前記糠容器の上縁に立設される突起片と、前記突起片に対応して前記除糠部に設けられる除糠部係合溝と、前記突起片に対応して前記米容器に設けられる米容器係合溝とを備え、前記除糠部の上面に前記米容器が取着されて一体に固定されると、前記除糠部係合溝の位置と前記米容器係合溝の位置とが同じ位置に一致して共通の係合溝を形成し、この共通係合溝に前記突起片が挿入されて前記除糠部と前記米容器と前記糠容器とが連結されることを特徴とする精米機を提案する。
(2)また、上記提案の精米機は、前記米容器の開口外縁には凸部が形成され、前記本体ケースには前記凸部と係合する装着溝が形成され、前記共通の係合溝に前記突起片が挿入されて一体に連結された前記除糠部及び前記米容器及び前記糠容器を、前記本体ケースに対して前記回転軸を中心に回動操作することで前記凸部を前記装着溝に係合あるいは離脱させることが望ましい。
本発明によれば、まず、カップ形状の米容器に米を収容し、その米容器の開口部に精米かごをねじ構造で螺着して一体構成体を構成する。そして、精米機本体側には精米機本体の上部に予め糠容器を取り付けておき、この糠容器に対して一体構成体の精米かごを収容しながら嵌め込んで固定するようにしている。そして、このような構造において、糠容器には開口部の上縁に突起片を立設しており、これに対する精米かごと米容器には糠容器の突起片に対応する係合溝を備えている。精米かごと米容器とを互いに螺着して正規の締め付け位置まで締め込んだ状態とすると、精米かごと米容器の係合溝が同じ位置となって共通の係合溝を形成する構造となっており、この共通の係合溝に糠容器の突起片を挿入しながら糠容器と一体構成体との取り付けを行うようにしている。これにより、突起片と係合溝との係合作用によって、糠容器と一体構成体とが水平回転方向に対して一体的に固定された状態となり、上下方向には遊嵌された状態となる。従って、一体構成体を精米機本体に取り付けた状態で一体構成体の米容器部分を把持して回動操作を行うと、米容器に加えられた回す力が精米かごと糠容器にも突起片と係合溝とを介して伝達され、全体が一体となって回転するため、万一、糠容器が精米機本体側に固着した場合にも米容器を回すことで糠容器の固着状態を解くことができる。そして、糠容器と精米かごが固着した状態となって米容器のみが回動するということが無くなることから、精米容器が精米かごから外れて中の米がこぼれ出すといった事態を防ぐことができる。
また、米容器の開口外縁に凸部が形成され、対する精米機本体にはその凸部と係合する装着溝が形成されており、突起片と係合溝との係合作用によって一体的に組み合わせた糠容器、精米かご、及び米容器を精米機本体に対してモーターの回転軸を中心に回動操作することで凸部を装着溝に係合あるいは離脱させるようにしている。これにより、精米動作を開始するにあたっては、米容器の部分を持って時計方向に回動させることで凸部が装着溝に係合し、精米機本体に糠容器と、精米かごと、米容器とを装着してロックすることができる。また、精米動作が終了した際には、米容器の部分を持って反時計方向に回動させることで凸部が装着溝から離脱し、精米機本体に対する糠容器と、精米かごと、米容器とからなる全体のロック状態を解除して取り外すことができる。そしてこの時計方向への回動操作と反時計方向への回動操作による着脱の際に、米容器を持って回す力を加えるだけで、米容器と連結されている精米かごと糠容器とを一体的にまとめて確実に着脱させることができる。
本発明実施例に係る精米機の全体構成を示す説明図である。 本発明実施例に係る精米機の構成分解図である。 米容器と精米かごと糠容器との組み合わせ構造を示す説明図である。 本発明実施例に係る精米機の組立方法を示す説明図である。 米量/精米度別の精米時間を示す説明図である。
<実施例>
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明実施例に係る精米機の全体構成を示す説明図であり、図2は精米機の構成を分解した説明図である。
1は本体ケースで、その上端から一段下がった低い位置に天板2を備えており、本体内側にモータ室3を形成している。天板2の上面には、本体ケースの外側面が天板2の周縁部を周壁状に立ち上がって取り囲んでおり、盆状の載置部4が形成されている。天板2のモータ室3に臨む面にはボス5を介してモータ6が設けられている。モータ6の回転軸7は、天板2の中心部に形成された膨出部8を貫通して載置部4側に突出しており、その上端に下カップリング9を設けている。
10は糠容器で、本体ケース1の収容室4に収容され、底面中心部にモータ6の回転軸7と下カップリング9を囲む円筒部11を形成している。この円筒部11は、糠が本体ケース1の収容室4にこぼれないように糠の収容スペースを確保する機能と、後述する精米かごの位置決めをする機能とを併用する。
12は除糠部たる精米かごで、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材もしくは目抜き加工されたパンチングプレートから形成されている。精米かご12の内底面には、円板状の底板13が取り付けられ、外底面には、糠容器10の円筒部11に外嵌する取付筒部14が取り付けられている。底板13と取付筒部14の中心には、回転軸15が貫通され、この回転軸15の上端には精米羽根16が取り付けられ、下端には下カップリング9と連結する上カップリング17が取り付けられている。また、上面開口部の外周面にねじ部18が形成されている。
精米羽根16は、回転軸15に固定され、精米かご12の内底面に沿って水平に延びた水平面と、その水平面の先端を精米かご14の内側面に沿って立ち上げた立ち上げ面を形成したブレードから構成されている。精米羽根16の水平面は、回転方向に対して先行する側辺が、後行する側辺よりも低くなるように捻れており、米を精米かご12の内底面から持ち上げ、遠心力で精米かご12の内周面に移動させる。精米羽根16の立ち上げ面は、水平面によって精米かご12の内周面に移動した米を精米かご12の内周面に沿って上方に移動させる。
19は米容器で、透光性もしくは半透光性材料でカップ状に構成され、開口部に精米かご12のねじ部18が螺着されるねじ部20が形成されている。米容器19の外周面には、米を計量するための目盛21が設けられており、計量カップの機能を併用する。この目盛21は、白米時の合数表記でも、玄米時の米量表記でも良い。すなわち、玄米200ccは精米により白米180ccとなるので、目盛に玄米200ccと記載しても白米1合と記載しても良い。本例では、0.5合〜2合まで0.5合単位で目盛21が設けられている。
米容器19の開口外縁には、収容部4の開口内縁に設けた装着溝22に係合する凸部23が形成され、凸部23を装着溝22に係合させることで、米容器19が本体ケース1の上面に固定される。
24は電源スイッチ、25は精米調整スイッチで、それぞれ本体ケース1の外側面に設けられ、本体ケース1に内蔵されるモータ駆動回路26を操作する。27は回転検出素子で、モータ6の回転軸7に取り付けられた円盤28の突片を検出してモータ6の回転を検出し、パルス信号を出力する。なお、回転検出素子27としては、ホール素子やフォトインタラプタ等、磁気・光電・ノイズ等の変化によってパルス信号を出力する公知の構成が採用される。
電源スイッチ24は、モータ6をON/OFFするスイッチで、LEDランプを埋設し、赤点灯で通電状態が確認できる。精米調整スイッチ25は、ボリュームつまみの回転位置で玄米の精白度を選択するもので、本例では、精白度が3分搗き・5分搗き・7分搗き・白米から選択できるようになっている。なお、精白度の段階はこれらに限定されるものではない。
モータ駆動回路26は、電源スイッチ24の入力を受けてモータ6を起動し、モータ6の負荷(電圧値・電流値・消費電力等)から米量を検出する。そして、検出した米量に応じた精米時間を決定し、精米中は回転検出素子27からのパルス信号を受けてモータ6の回転数を検出しながら、この回転数が米量・精白度・精米進行度に関係なく一定となるようにモータ6を制御する。
次に、図3を基にして米容器19と精米かご12と糠容器10との組み合わせ構造について説明する。糠容器10の上面開口部には、その上縁部分から上方に立ち上がる突起片30が形成されている。本実施例では、この突起片30が円周方向に等間隔を置いて4箇所に形成されている。
この糠容器10に収容される精米かご12には、糠容器10側の突起片30に対応する除糠部係合溝31が形成されている。精米かご12は、前述の通り網目構造を備えており、この網目部位の上部にねじ部18を備える構造となっている。そして、ねじ部18が形成される筒状部が網目部位より大きな外径を備える形状となっており、網目部位と筒状部との境界で段差が生じる構造となっている。除糠部係合溝31は、筒状部の外側面に設けられるねじ部18の下に形成されており、本実施例では、筒状部の円周方向に等間隔を置いて8箇所に形成されている。8箇所に形成される除糠部係合溝31の溝と溝との間には、筒状部の外側面に段状膨出部32が形成されている。
米容器19の開口内縁部には、前述の通りねじ部20が形成されており、更にこのねじ部20より開口縁部寄りに米容器係合溝33が形成されている。この容器の内側面に設けられるもので、容器の開口縁から図示する容器上側に向かって、容器の板厚よりも浅い深さで形成されている。そしてこの米容器係合溝33は、本実施例では、容器19の内周に等間隔を置いて8箇所に形成されている。
米容器19、精米かご12、糠容器10、の各部材は以上のように構成される。そして、精米動作を開始するにあたっては、まず、米容器19と精米かご12とを組み合わせる。米容器19の開口を上に向けた状態で容器内に玄米を入れ、その状態で精米かご12を伏せる姿勢にして米容器19の開口に当接させる。次に、米容器19のねじ部20と、精米かご12のねじ部18との位置を合わせて螺合させる。このときに、米容器19と精米かご12とを互いに逆方向へ回転させて螺合させながら、ねじを完全に締めた状態にすると、米容器19の開口縁部が精米かご12の段状膨出部32に当接するとともに、米容器係合溝33と除糠部係合溝31とが同じ位置で重なり、1つの同じ溝(請求項1に記載の共通係合溝)を形成する。
一方で、糠容器10を本体ケース1の収容部4に装着しておき、米容器19と精米かご12とを組み合わせた一体構成体を糠容器10に嵌め込んで装着する。その嵌め込む際には、糠容器10の開口上縁から立設する突起片30に対して、米容器係合溝33と除糠部係合溝31とからなる共通係合溝の位置を合わせ、共通係合溝の中に突起片30を挿入させて位置合わせを行う。これにより、突起片30が共通係合溝に係合され、突起片30と除糠部係合溝31とが係止された状態となる。同時に、係合片30と米容器係合溝33とが係止された状態となる。従って、米容器19と、精米かご12と、糠容器10とが各部材の円周方向に対して一体に固定された状態となり、米容器19に加えた円周方向の力は、精米かご12と糠容器10の両方にも伝達される。
本体ケース1に備える収容部4の開口内縁部には装着溝22が設けられており、糠容器10を収容部4に装着した状態で、この装着溝22が突起片30よりも上の位置で収容部4の内側に向けて露出する位置関係となっている。そして、装着溝22に沿った奥の位置には、斜辺形状部を備えるスイッチ片35が設けられている。このスイッチ片35は、図示しないマイクロスイッチのアクチュエータに連結しており、バネによりスイッチ片が溝の内部に飛び出すよう常時付勢されている。収容部4の中の糠容器10に米容器19と精米かご12とを組み合わせた一体構成体を嵌め込んで装着すると、米容器19の開口外縁に備える凸部23が装着溝22に係合可能な位置となる配置関係になっており、その状態で米容器19を把持して時計方向に回すと、凸部23が装着溝22に係合し、そのまま回す操作を続けると、やがて凸部23が溝の内部においてスイッチ片35の斜辺形状部に当接することになる。そこから更に回す操作を加えると、凸部23が斜辺形状に沿ってスイッチ片35を押し下げて溝の最奥部に当接し、その位置をもって米容器19と精米かご12とを組み合わせた一体構成体の所定取付位置としている。この所定取付位置は、凸部23が装着溝22と係合した状態で、かつスイッチ片35を押し下げた状態となる位置であり、スイッチ片35が押し下げられることで図示しないマイクロスイッチがオン状態となり、そのオン状態を受けてモータ6が起動可能になるようにしている。すなわち、米容器19と精米かご12とを組み合わせた一体構成体を所定取付位置にセットして初めて精米機の動作が可能になるようにしている。精米動作を開始するにあたっては、一体構成体を所定取付位置にセットし、精米動作が終了した際には、所定取付位置から外して更に凸部23を装着溝22から離脱させることで一体構成体を精米機本体から取り外しが可能な状態となる。その後は、一体構成体を上に引き上げることで突起片30と除糠部係合溝31及び米容器係合溝33との係合が解け、糠容器10から一体構成体を取り外すことができる。
このように構成する精米機は、図4に図示する次の手順で準備される。
(手順a)米容器19に所定量の玄米を入れ、精米かご12を取り付ける。
この手順aは、米容器19を計量カップとして使用し、目盛21を目安に玄米を計量し、米容器19の開口内面に設けたネジ部20に、精米かご12の開口外面に設けたネジ部18をねじ込み、上面同士を正対させた状態で螺着するものである。これにより、精米かご12の容量よりも多い量の米をセットすることができる。
(手順b)本体ケース1に糠容器10を取り付ける。
この手順bは、糠容器10を本体ケース1の収容部4に嵌め込んでセットすることで、糠容器10を本体ケース1に装着するものである。これにより、収容部4の底部に突出する回転軸7と下カップリング9が糠容器10の円筒部11から露出した状態となる。
(手順c)糠容器10に精米かご12を装着する。
この手順cは、手順aで米容器19を取り付けた精米かご12を反転させて本体ケース1に装着し、精米かご12を糠容器10内に収容するものである。これにより、精米かご12の取付筒部14が糠容器10の円筒部11に外嵌して位置決めされ、下カップリング9と上カップリング13とが接合して、モータ6の回転軸7と精米かご12の回転軸15とが直結される。
(手順d)米容器19を本体ケース1の上面に固定する。
この手順dは、米容器19の開口外縁に形成した凸部23を、収容部4の上面開口内縁に設けた装着溝22に係合させることで、米容器19を本体ケース1の上面に固定するものである。この状態は、溝の内側に具備されるスイッチ片35により検知され、モータ6の駆動が可能な状態となる。
このような準備手順から、モータ6が駆動されると、モータ回転軸7の回転がダイレクトに精米かご12の回転軸15に伝達され、回転軸15に取り付けた精米羽根16を回転駆動し、精米かご12内の玄米を対流させることができる。米の対流により、米同士が摩擦されて米表面が削られ余分な糠が削り取られる。剥離した糠は、精米かご12の網目から糠容器10に排出され、糠容器10内に貯留される。
以下、この精米機における精米動作について説明する。
前述した手順で玄米と精米機の各部材を取り付け、精米調整スイッチ25で希望する精米度を選択し、電源スイッチ24を入力することで精米が開始される。精米中は、モータ駆動回路26において、回転検出素子27からのパルス信号を受けてモータ6の回転数を検出し、この回転数が一定となるようにモータ6を制御する。精米度に応じた精米時間が経過すると、モータ6を停止させて終了となる。
本装置においては、制御するモータ6の回転数がN±100rpmの範囲になるように設定され、米量や精白度に応じて精米時間を変えている。例えば、図5に示すように、0.5合の3分搗きで精米時間t1分、2.0合の白米で精米時間t16と設定されている。なお、胚芽米の設定を行える場合は、玄米中の胚芽残存率を多くするための処置として、回転数を落とし、精米時間を長くするようにしている。また、米研ぎの設定が行える場合は、精米時の回転数よりも低く設定されている。
精米動作中には、常に回転数の検出が行われ、モータ6の回転数は米量や精米度の設定に関わらず、精米時は回転数N±100rpmになるように回転制御される。このとき、米量が多い場合は回転の負荷が大きく、逆に米量が少ない場合は回転の負荷が小さくなり、また同じ米量であっても処理の進行状態によって回転負荷が変化する。よって、モータ駆動回路26では、回転数が上記基準の回転数よりも下がっている時には上げ、上がっている時には下げるという制御が行われる。
このようなモータ6の駆動で精米羽根16が回転すると、精米かご12及び米容器19内の米は、回転と上下動が与えられ、米粒同士が擦れ合って表皮が剥離される。剥離された糠は、精米かご12の網目部位から糠容器10内に飛ばされる。米容器19は、プラスチックまたはガラス等の透明材からなり、精米の様子が外から観察できる。
精米終了後は、精米かご12と米容器19を本体ケース1から取り外し、米容器19から精米かご12を取り外せば、米容器19に米が残り糠容器10に糠が残るので、それぞれを取り出して利用することができる。本出願人の試験によれば、白米までの精米動作によって玄米は重量比10%の研削が行われた。
この装置は以上のように構成されるが、この発明は上記構成に限定されるものではない。例えば、前述した装置では、米量や精米度に関わらず(胚芽を除く)、常に一定の回転数で制御しているが、例えば米量に応じた回転数を設定し、精米時間を一定にするようにしてもよい。また、モータ6を断続的に駆動してもよい。モータ6を断続運転させることで、精米羽根16が回転するときの対流作用と、精米羽根16が停止するときの沈降作用により、米は抑揚を繰り返すことになり、この米の抑揚によって、精米かご内面との摩擦による搗精時間を減らし、米粒同士の摩擦による搗精時間を増やす効果をもたらし、結果的に精米時間の短縮及び米の温度上昇の抑制が図られる。
また、上記実施態様において精米かご12として例示した除糠部の形状は、有底容器状の周面及び底面を全て網状もしくはパンチングプレートで構成するもの以外に、周面のみを網状もしくはパンチングプレートで構成するものや、底面のみを網状もしくはパンチングプレートで構成するものでも実現可能である。
1 本体ケース
4 収容部
6 モータ
10 糠容器
12 精米かご(除糠部)
15 回転軸
16 回転羽根(精米羽根)
19 米容器
22 装着溝
23 凸部
25 精米調整スイッチ
26 モータ駆動回路
30 突起片
31 除糠部係合溝
33 米容器係合溝
35 スイッチ片

Claims (2)

  1. 底面に回転羽根を備え、米粒より細かい排糠口を複数有する除糠部と、前記除糠部の上面を覆って取着されるカップ形状の米容器と、前記除糠部を収容し除糠部から排出される糠を受ける糠容器と、前記糠容器の底面を貫通し前記除糠部の回転羽根と連携する回転軸と、前記回転軸を駆動するモータと、前記モータを収容する本体ケースとを備える精米機において、
    前記糠容器の上縁に立設される突起片と、前記突起片に対応して前記除糠部に設けられる除糠部係合溝と、前記突起片に対応して前記米容器に設けられる米容器係合溝とを備え、前記除糠部の上面に前記米容器が取着されて一体に固定されると、前記除糠部係合溝の位置と前記米容器係合溝の位置とが同じ位置に一致して共通の係合溝を形成し、この共通係合溝に前記突起片が挿入されて前記除糠部と前記米容器と前記糠容器とが連結されることを特徴とする精米機。
  2. 前記米容器の開口外縁には凸部が形成され、前記本体ケースには前記凸部と係合する装着溝が形成され、前記共通の係合溝に前記突起片が挿入されて一体に連結された前記除糠部及び前記米容器及び前記糠容器を、前記本体ケースに対して前記回転軸を中心に回動操作することで前記凸部を前記装着溝に係合あるいは離脱させることを特徴とする請求項1記載の精米機。
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