JP2005006876A - 電動調理器 - Google Patents

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JP2005006876A
JP2005006876A JP2003174317A JP2003174317A JP2005006876A JP 2005006876 A JP2005006876 A JP 2005006876A JP 2003174317 A JP2003174317 A JP 2003174317A JP 2003174317 A JP2003174317 A JP 2003174317A JP 2005006876 A JP2005006876 A JP 2005006876A
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cooked
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JP2003174317A
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Toshiyuki Yoshida
敏之 吉田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

【課題】被調理物の酸化を抑えることのできる電動調理器を提供する。
【解決手段】電動機24を内蔵する本体21と、この本体上部に載置される容器23と、この容器23の上部開口23Aを閉塞する蓋体40と、容器23内で電動機24により回転駆動されるカッター31A,31Bとを有し、このカッター31A,31Bの回転により容器23内の被調理物を調理する電動調理器であって、容器23内の圧力が大気圧より高くなったときその容器内の空気を大気に排出し、容器内の圧力が大気圧以下のとき大気が容器23内に導入されない排出弁50を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器内に設けたカッターを回転して容器内の被調理物を調理する電動調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電動機を内蔵する本体と、この本体上部に載置される容器と、この容器の上部開口を閉塞する蓋体と、前記容器内で電動機によって回転駆動されるカッターとを備えた電動調理器が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかる電動調理器は、カッターを電動機によって回転させていくことにより容器内の被調理物を切削して調理していくものであるが、このカッターの回転により切削された被調理物が上に押し上げられたりするので、容器内の圧力が大きく変動する。この容器内の圧力が大きくなると、容器の上部開口を閉塞した蓋が飛んでしまう場合がある。このため、蓋に孔を設けて容器内の空気を大気に逃がすようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−207938号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電動調理器にあっては、容器内の圧力が低下したとき容器外の空気が蓋の孔から容器内に導入され、このときカッターによって被調理物が切削されて撹拌されているので、その導入された空気も被調理物とともに撹拌されていく。このため、調理された被調理物が酸化して変色してしまうという問題があった。
【0006】
この発明の目的は、被調理物の酸化を抑えることのできる電動調理器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電動機を内蔵する本体と、この本体上部に載置される容器と、この容器の上部開口を閉塞する蓋体と、前記容器内で前記電動機により回転駆動されるカッターとを有し、このカッターの回転により前記容器内の被調理物を調理する電動調理器であって、
前記容器内の圧力が大気圧より高くなったときその容器内の空気を大気に排出し、容器内の圧力が大気圧以下のとき大気が容器内に導入されない排出手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【実施の形態】
以下、この発明に係る電動調理器を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1に示す電動調理器20は、本体21と、この本体21の上部に着脱自在に装着される円筒状の容器受台22と、この容器受台22の上部に着脱可能に取り付けられる容器23とから構成されている。
【0010】
本体21には電動機24が内蔵され、この電動機24の駆動軸25が上方に延びて、その上部が容器受台22内に突出し、その上部に駆動カップリング26が取り付けられている。
【0011】
容器受台22には底部22Aが形成され、この底部22Aの中央部には軸受部28が形成され、この軸受部28には回転軸29が回転自在に保持されている。この回転軸29の下端部には従動カップリング30が取り付けられており、この従動カップリング30は駆動カップリング26に着脱自在に係合している。これにより、電動機24によって回転軸29が回転するようになっている。
【0012】
また、回転軸29の上端部が容器23内に突出され、その上端部にはカッター31A,31Bが設けられており、このカッター31A,31Bは回転軸29と一体回転するようになっている。このカッター31A、31Bの回転により容器23内の被調理物が切削攪拌されるようになっている。
【0013】
容器23は、容器受台22の上部に形成されたネジ部22Bに着脱自在に螺合され、容器受台22と一体となっている。
【0014】
この容器23の内壁には、上下方向に延びた攪拌促進用のリブ32が周回り方向に複数形成されている。容器23の外側面には取っ手33が一体形成され、容器23の上部は開口しており、この開口23Aには蓋体40が嵌入されている。
【0015】
蓋体40の中央部には図2および図4に示すように貫通孔(第1貫通孔:排気孔)41が形成され、この貫通孔41には排出弁(排出手段)50が設けられている。蓋体40の上面の貫通孔41の周囲には上方に突出した口部41Aが形成されている。
【0016】
排出弁50は、貫通孔41を閉塞する弁体51と、この弁体51を下方に付勢するスプリング52とを有している。弁体51には、貫通孔41を貫通してこの貫通孔41から下方に突出する軸部51Aが設けられており、この軸部51Aの下部にはフランジ51Bが形成されている。そして、貫通孔41とフランジ51Bとの間の軸部51Aにスプリング52が装着され、このスプリング52によって弁体51は下方に付勢されて貫通孔41の口部41A、すなわち貫通孔41を閉塞するようになっている。
【0017】
また、蓋体40の外周側には貫通孔(第2貫通孔:導入孔)42が形成され、この貫通孔42には導入弁60が設けられている。蓋体40の下面の貫通孔42の周囲には下方に突出した口部42Aが形成されている。
【0018】
導入弁60は、貫通孔42を閉塞する弁体61と、この弁体61を上方に付勢するスプリング62とを有している。弁体61には、貫通孔42を貫通してこの貫通孔42から上方に突出する軸部61Aが設けられており、この軸部61Aの上端には筒状の操作部61Bが形成されている。そして、貫通孔42と筒部61Bとの間の軸部61Aにスプリング62が装着され、このスプリング62によって弁体61は上方に付勢されて貫通孔42の口部42A、すなわち貫通孔42を閉塞するようになっている。また、スプリング62の付勢力はスプリング52の付勢力より大きく設定され、スプリング52の付勢力は小さく設定されている。
【0019】
次に、上記のように構成された電動調理器20の動作について説明する。
【0020】
先ず、容器23および容器受台22を図1に示すように本体21にセットし、容器23内に被調理物を入れて蓋体40を容器23の開口23Aに嵌入させる。そして、本体21に設けられた図示しないメインスイッチを押すと、本体21内の電動機24が回転して容器23内のカッター31A,31Bが回転していく。このカッター31A,31Bの回転により、被調理物が切削されながら撹拌されていく。
【0021】
切削された被調理物はカッター31A,31Bの回転により容器23の内周壁に沿って上に押し上げられたりするので、容器23内の圧力が大きく変動する。この変動により容器23内の圧力が大気圧より大きくなると、図3および図4に示すように、スプリング52の付勢力に抗して弁体51がその圧力によって上に押し上げられて、弁体51が貫通孔41の口部41Aから離間し貫通孔41が開成する。
【0022】
すなわち、排出弁50が開成して容器23内の空気が貫通孔41を介して大気に排出される。この排出により、容器23内の圧力が大気とほぼ同じになると、スプリング52の付勢力により弁体51が下降して貫通孔41の口部41Aを閉塞する。すなわち、排出弁50が閉成されて貫通孔41が閉塞され、大気が貫通孔41から容器23内に入ってしまうのが防止される。また、容器23内の圧力が大気圧より大きくなると、排出弁50が開成して、容器23内の空気が大気に排出される。
【0023】
容器23内の圧力が大気圧以下になった場合、排出弁50は閉成したままであり、導入弁60はスプリング62の付勢力が大きく設定されているので、開成してしまうことがない。すなわち、大気が貫通孔41,42から容器23内へ導入されてしまうことはない。
【0024】
このように、容器23内の圧力が大気圧より大きくなる毎に排出弁50が開成して容器23内の空気が大気に排出され、しかも容器23内の圧力が低くなると排出弁50が閉成して大気が容器23内に導入されないので、被調理物の酸化を極力抑えることができる。
【0025】
被調理物の調理が終了したら、本体21に設けられた図示しない停止スイッチを押す。この停止スイッチが押されると、本体21の電動機24の回転が停止して、カッター31A,31Bの回転が停止する。そして、本体21から容器23および容器受台22とを一体に取り外して容器23の被調理物を別の容器に移す。このとき、容器23から蓋体40を外すが、容器23の圧力が大気圧より低くなっているので、蓋体40を容器23から外すのに大きな力が必要となる。
【0026】
しかし、導入弁60の操作部61Bを押すと、図5に示すように弁体61がスプリング62の付勢力に抗して下方に移動し、貫通孔42の口部42Aから弁体61が離間して貫通孔42が開成される。すなわち、導入弁60が開成されて大気が貫通孔42を介して容器23内に導入されて容器23内の圧力が大気圧となる。このため、蓋体40を容器23から小さな力で簡単に外せることになる。
【0027】
また、大気が容器23内に導入される際、被調理物はカッターで撹拌されていないので、その導入された大気による酸化は表面的なもので済むことになる。
【0028】
上記実施形態では、排出弁50および導入弁60を蓋体40に設けているが、容器23の上部にフランジ部を設け、このフランジ部に排出弁50や導入弁60を設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、被調理物の酸化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動調理器の全体構成を示した断面図である。
【図2】図1に示す電動調理器の容器を示した断面図である。
【図3】排出弁が開成した容器を示した説明図である。
【図4】排出弁が開成した状態を示した説明図である。
【図5】導入弁が開成した状態を示した説明図である。
【符号の説明】
21 本体
23 容器
24 電動機
31A カッター
31B カッター
40 蓋体
50 排出弁

Claims (2)

  1. 電動機を内蔵する本体と、この本体上部に載置される容器と、この容器の上部開口を閉塞する蓋体と、前記容器内で前記電動機により回転駆動されるカッターとを有し、このカッターの回転により前記容器内の被調理物を調理する電動調理器であって、
    前記容器内の圧力が大気圧より高くなったときその容器内の空気を大気中に排出し、容器内の圧力が大気圧以下のとき大気が容器内に導入されない排出手段を設けたことを特徴とする電動調理器。
  2. 前記容器内の圧力が大気圧以下のとき、手動操作によって大気をその容器内に導入する導入手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動調理器。
JP2003174317A 2003-06-19 2003-06-19 電動調理器 Pending JP2005006876A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013075408A1 (zh) * 2011-11-25 2013-05-30 Yeung Chi Man 无气泡式高速果汁/食物真空搅拌方法及其搅拌机
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